JP4207456B2 - Solar cell module and temporary fixing tape therefor - Google Patents
Solar cell module and temporary fixing tape therefor Download PDFInfo
- Publication number
- JP4207456B2 JP4207456B2 JP2002134340A JP2002134340A JP4207456B2 JP 4207456 B2 JP4207456 B2 JP 4207456B2 JP 2002134340 A JP2002134340 A JP 2002134340A JP 2002134340 A JP2002134340 A JP 2002134340A JP 4207456 B2 JP4207456 B2 JP 4207456B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- solar cell
- cell module
- film
- temporary fixing
- fixing tape
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B17/00—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres
- B32B17/06—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material
- B32B17/10—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin
- B32B17/10005—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing
- B32B17/1055—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing characterized by the resin layer, i.e. interlayer
- B32B17/10788—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing characterized by the resin layer, i.e. interlayer containing ethylene vinylacetate
Landscapes
- Adhesive Tapes (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Photovoltaic Devices (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表面側透明保護部材と裏面側保護部材との間に封止膜を用いて太陽電池用セルを封止して太陽電池モジュールを製造する際に、該太陽電池用セル同士、及び太陽電池用セルと封止膜とを仮止めするための仮止め用テープと、この仮止め用テープを用いた太陽電池モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、資源の有効利用や環境汚染の防止等の面から、太陽光を直接電気エネルギーに変換する太陽電池が注目され、開発が進められている。
【0003】
太陽電池は、一般に、図2に示す如く、受光面側の表面側透明保護部材11と裏面側保護部材(バックカバー材)12との間にエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)樹脂フィルム13A,13Bの封止膜により、太陽電池用セル14、即ち、シリコン等の発電素子を封止した構成とされている。
【0004】
このような太陽電池モジュール10は、ガラス基板等の表面側透明保護部材11、封止膜用EVAフィルム13A、太陽電池用セル14、封止膜用EVA樹脂フィルム13B及びバックカバー材12をこの順で積層し、EVAを加熱溶融して架橋硬化させることにより接着一体化することで製造されるが、この接着一体化に先立ち、積層、加熱加工時の太陽電池用セル14の歪み等を防止するために、図1(a)(平面図),(b)(図1(a)のB−B線に沿う断面図)に示す如く、表面側透明保護部材11上のEVA樹脂フィルム13Aの上に配置した太陽電池用セル14を仮止め用テープ15で仮止めし、この上に図1(c)に示す如く、EVA樹脂フィルム13Bとバックカバー材12を被せて加熱加圧することが行われている。
【0005】
従来、この太陽電池モジュール10の製造時に用いられる太陽電池用セル14の仮止め用テープ15としては、フッ素樹脂(ポリテトラフルオロエチレン)製基材にアクリル系又はシリコン系の粘着剤層が形成されたもの、或いはポリエステル樹脂製基材にアクリル系又はシリコン系の粘着剤層が形成されたものが用いられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、フッ素樹脂やポリエステル樹脂を基材とする従来の仮止め用テープでは、高温環境下で仮止め用テープ15とEVA樹脂フィルム13A,13Bとの界面で発泡が生じるという問題があった。また、湿熱又は紫外線環境下において黄変劣化の問題もあり、このために太陽電池モジュールの高温耐久性、経年耐久性が損なわれていた。
【0007】
仮止め用テープを用いることなく太陽電池モジュールを製造することにより、仮止め用テープに起因する発泡、黄変劣化の問題は解消されるが、生産性、製造工程における取り扱い性の面から、仮止め用テープの使用は不可欠である。
【0008】
本発明は上記従来の問題点を解決し、高温環境下での発泡、湿熱又は紫外線環境下での黄変劣化の問題のない太陽電池用セルの仮止め用テープと、この仮止め用テープを用いた高温耐久性、経年耐久性に優れた太陽電池モジュールを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の太陽電池モジュールは、表面側透明保護部材と裏面側保護部材との間に封止膜を用いて太陽電池用セルを封止してなる太陽電池モジュールであって、隣接する太陽電池用セル同士、或いは、太陽電池用セルと封止膜とが仮止め用テープで止め付けられている太陽電池モジュールにおいて、該仮止め用テープがポリオレフィン樹脂製基材にアクリル系粘着剤層又はシリコン系粘着剤層を形成してなるテープであり、該封止膜がEVA樹脂組成物を成膜してなることを特徴とする。
【0011】
従来の仮止め用テープを用いた場合の高温環境下の発泡や湿熱又は紫外線環境下での黄変劣化の原因は、太陽電池モジュールを製造する際の加熱加圧時において、EVA樹脂フィルム等の封止膜と仮止め用テープとの界面で接着性、密着性、親和性が悪く、界面に接着不良部分が生じ、この接着不良部が高温環境下でEVA樹脂フィルム等の封止膜の樹脂配合剤や仮止め用テープ自体の粘着剤成分による発泡又は黄変の起点となることにある。
【0012】
本発明において仮止め用テープの基材として用いるポリエチレン樹脂等のポリオレフィン樹脂は、太陽電池モジュールの製造工程の加熱加圧時に溶融した状態となり、封止膜を構成するEVA樹脂等と非常に高い親和性で密着し、強固な封止膜/仮止め用テープ/太陽電池用セル/封止膜界面を形成することができる。
【0013】
このため、高温環境下において、封止膜や粘着剤層の内在成分による発泡や黄変等の起点がなくなり、発泡や黄変を防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0015】
まず、本発明の仮止め用テープについて説明する。
【0016】
本発明の仮止め用テープは、ポリエチレン樹脂等のポリオレフィン樹脂製基材に粘着剤層を形成してなるものである。
【0017】
このポリオレフィン樹脂製基材の厚さは、通常の仮止め用テープの基材の厚さと同程度で良く、一般に10〜1000μm程度とされる。ポリオレフィン樹脂製基材の厚さが10μm未満では、十分な強度が得られず、1000μmを超えると太陽電池モジュールの製造時に仮止め用テープの厚みが問題となる。
【0018】
ポリオレフィン樹脂製基材に形成する粘着剤層は、アクリル系、シリコン系の粘着剤、好ましくはアクリル系粘着剤により1×102〜1×105nm程度の厚さに形成されていることが好ましい。
【0019】
本発明の太陽電池モジュールは、このような仮止め用テープを用いて製造されること以外は、従来の太陽電池モジュールと同様の構成とされており、図1(a),(b)に示す如く、表面側透明保護部材11上のEVA樹脂フィルム13Aの上に太陽電池用セル14を配置した後、仮止め用テープ15で太陽電池用セル14をEVA樹脂フィルム13Aに仮止めすると共に隣接する太陽電池用セル14,14同士を仮止め用テープ15で仮止めし、その後、図1(c)に示す如く、EVA樹脂フィルム13B及びバックカバー材12を被せて加熱加圧することにより接着一体化して太陽電池用セル14を封止することにより製造される。
【0020】
この加熱加圧は、表面側透明保護部材11、EVA樹脂フィルム13A、仮止め用テープ15で仮止めした太陽電池用セル14、EVA樹脂フィルム13B及びバックカバー材12の積層体を非通気性のバッグに入れてバッグ内を脱気した後、例えば、50〜170℃で1〜10分間バッグ内を真空引きして脱気し、バッグ内気圧をほぼ0MPaとした後、50〜170℃、加圧力1.013×10−2〜2.026×10−1MPaで1〜30分加熱加圧することにより行うことができる。
【0021】
太陽電池モジュールを構成する表面側保護部材11としては、厚さ1〜5mm程度のガラス板或いは厚さ10〜200μm程度の高機能性積層フィルム等を用いることができる。
【0022】
封止膜としては、接着性、耐水性等の面から、特にEVA系樹脂フィルムを用いる。
【0023】
EVA樹脂フィルム13A,13BのEVA樹脂としては、酢酸ビニル含有量が5〜50重量%、好ましくは15〜40重量%のものが好適に使用される。酢酸ビニル含有量が5重量%より少ないと耐候性及び透明性に問題があり、また40重量%を超すと機械的性質が著しく低下する上に、成膜が困難となり、シート又はフィルム相互のブロッキングが生ずる。
【0024】
封止膜用のEVA樹脂組成物には、好ましくは耐候性の向上のために架橋剤を配合して架橋構造を持たせるが、この架橋剤としては、一般に、100℃以上でラジカルを発生する有機過酸化物が用いられ、特に、配合時の安定性を考慮に入れれば、半減期10時間の分解温度が70℃以上であるものが好ましい。このような有機過酸化物としては、例えば2,5−ジメチルヘキサン;2,5−ジハイドロパーオキサイド;2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン;3−ジ−t−ブチルパーオキサイド;t−ジクミルパーオキサイド;2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン;ジクミルパーオキサイド;α,α’−ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン;n−ブチル−4,4−ビス(t−ブチルパーオキシ)ブタン;2,2−ビス(t−ブチルパーオキシ)ブタン;1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン;1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサン;t−ブチルパーオキシベンゾエート;ベンゾイルパーオキサイド等を用いることができる。これらの有機過酸化物の配合量は、一般にEVA樹脂100重量部に対して5重量部以下、好ましくは1〜3重量部である。
【0025】
また、接着力向上の目的で、EVA樹脂にシランカップリング剤を添加することができる。この目的に供されるシランカップリング剤としては公知のもの、例えばγ−クロロプロピルトリメトキシシラン;ビニルトリクロロシラン;ビニルトリエトキシシラン;ビニル−トリス−(β−メトキシエトキシ)シラン;γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン;β−(3,4−エトキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン;γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン;ビニルトリアセトキシシラン;γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン;γ−アミノプロピルトリメトキシシラン;N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン等を挙げることができる。これらのシランカップリング剤の配合量は、一般にEVA樹脂100重量部に対して5重量部以下、好ましくは0.1〜2重量部である。
【0026】
更に、EVA樹脂のゲル分率を向上させ、耐久性を向上するためにEVA樹脂に架橋助剤を添加することができる。この目的に供される架橋助剤としては、公知のものとしてトリアリルイソシアヌレート;トリアリルイソシアネート等の3官能の架橋助剤の他、NKエステル等の単官能の架橋助剤等も挙げることができる。これらの架橋助剤の配合量は、一般にEVA樹脂100重量部に対して10重量部以下、好ましくは1〜5重量部である。
【0027】
更に、EVA樹脂の安定性を向上する目的でハイドロキノン;ハイドロキノンモノメチルエーテル;p−ベンゾキノン;メチルハイドロキノンなどを添加することができ、これらの配合量は、一般にEVA樹脂100重量部に対して5重量部以下である。
【0028】
更に、必要に応じ、上記以外に着色剤、紫外線吸収剤、老化防止剤、変色防止剤等を添加することができる。着色剤の例としては、金属酸化物、金属粉等の無機顔料、アゾ系、フタロシアニン系、アヂ系、酸性又は塩基染料系レーキ等の有機顔料がある。紫外線吸収剤には、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン;2−ヒドロキシ−4−メトキシ−5−スルフォベンゾフェノン等のベンゾフェノン系;2−(2’−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール等のベンゾトリアゾール系;フェニルサルシレート;p−t−ブチルフェニルサルシレート等のヒンダートアミン系がある。老化防止剤としては、アミン系;フェノール系;ビスフェニル系;ヒンダートアミン系があり、例えばジ−t−ブチル−p−クレゾール;ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペラジル)セバケート等がある。
【0029】
太陽電池用セル14としては、単結晶Siや多結晶Siなどを用いたいわゆるバルク太陽電池用セルや、Si系薄膜、II−VI化合物(CdTe)、カルコパライト薄膜(CIS)、有機半導体、その他の各種太陽電池用セルを用いることができる。
【0030】
バックカバー材12としては、特に制限はないが、好ましくは、2枚の耐熱、耐候性フィルム間に防湿フィルムを介在させてこれらを積層一体化してなるものが挙げられる。
【0031】
このバックカバー材12の防湿フィルムは、太陽電池モジュールの裏面からの水分の浸入を阻止するためのものであり、基材フィルムにCVD(化学蒸着)、PVD(反応蒸着)法等による、酸化ケイ素等を主成分とする無機酸化物の蒸着膜を防湿層として形成したものが好適に用いられる。
【0032】
防湿層としての無機酸化物の蒸着膜を構成する無機酸化物としては、酸化アルミニウムや酸化ケイ素が用いられるが、湿熱条件下での耐久性に優れることから、特に酸化ケイ素が好適である。
【0033】
なお、酸化ケイ素蒸着膜の組成はSiOに近い状態が一般的であるが、SiOxでx=1.7未満であると耐久試験等で次第に透湿度が低下し、x=1.9を超えるものは生産性、コストの面から不利である。従って、防湿層としての酸化ケイ素蒸着膜のSiOx組成はx=1.7〜1.9であることが望ましい。
【0034】
この蒸着膜の膜厚が薄過ぎると十分な防湿性を得ることができず、厚過ぎてもそれ以上の防湿性の改善効果は得られず、むしろクラックが入り易く、防湿性が低下する可能性があることから、この膜厚は100〜500Å、特に200〜400Åとすることが好ましい。
【0035】
一方、防湿フィルムの支持体となる基材フィルムとしては、太陽電池モジュールの作製時の熱や圧力条件に耐え得る耐熱性フィルムであれば良く、特に制限はないが、一般的には、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、4−フッ化エチレン−パークロロアルコキシ共重合体(PFA)、4−フッ化エチレン−6−フッ化プロピレン共重合体(FEP)、2−エチレン−4−フッ化エチレン共重合体(ETFE)、ポリ3−フッ化塩化エチレン(PCTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)及びポリフッ化ビニル(PVF)等のフッ素樹脂フィルムや、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル、ポリカーボネート、ポリメチルメタアクリレート(PMMA)、ポリアミド等の各種樹脂フィルムを用いることができる。この基材フィルムは、これらの樹脂の2種以上を含むものであっても良く、また、2枚以上のフィルムの積層フィルムであっても良い。基材フィルムには、必要に応じて顔料、紫外線吸収剤等の各種添加剤を含浸、塗布又は練り込みにより付与しても良い。
【0036】
このような基材フィルムの厚さは、耐久性、取り扱い性、薄膜化等の観点から5〜200μm程度であることが好ましい。
【0037】
このような防湿フィルムを介在させて積層一体化させることによりバックカバー材12を構成する耐熱、耐候性フィルムは、防湿フィルムの保護と、太陽電池モジュール作製時の作業性の向上等の目的で設けられ、太陽電池モジュール作製時の熱や圧力条件に耐え、特に封止膜と反対側の耐熱、耐候性フィルムとしては、太陽電池モジュール組立時に最外層となるため、長期にわたる屋外曝露条件下でも劣化しないものであることが望まれるが、通常、前述の基材フィルムの材料として例示したものを用いることができる。この耐熱、耐候性フィルムもまた、前述の基材フィルムと同様、前述の樹脂の2種以上を含むものであっても良く、また、2枚以上のフィルムの積層フィルムであっても良い。また、耐熱、耐候性フィルムには、必要に応じて顔料、紫外線吸収剤、カップリング剤等の各種添加剤を含浸、塗布又は練り込みにより付与しても良い。
【0038】
耐熱、耐候性フィルムの色については特に限定されないが、発電効率の向上のためには、白色系が好ましく、家屋等に設置した際の外観の向上のためには黒色又は各色の濃色が用いられる。
【0039】
このような耐熱、耐候性フィルムの厚さは、耐久性、取り扱い性、薄膜化等の観点から5〜200μm程度であることが好ましい。
【0040】
なお、バックカバー材12を構成する2枚の耐熱、耐候性フィルムは必ずしも同材質である必要はなく異材質のものであっても良い。
【0041】
特に、太陽電池モジュールの外面側となる耐熱、耐候性フィルムには、耐候性に優れたフッ素樹脂フィルムを用いるのが好ましく、内面側となる耐熱、耐候性フィルムには、顔料等を練り込んで反射性能を付与したフィルムを用いるのが好ましい。
【0042】
このようなバックカバー材12は、実用的には、耐熱、耐候性フィルムと防湿フィルムとの間に接着剤を介してドライラミネーション法又はヒートプレス法等の方法で接着一体化することにより製造される。
【0043】
このようなフィルムの積層時に使用される接着剤としては、一般に、ポリエステル系又はポリエーテル系等のウレタン接着剤が用いられるが、ポリエーテル系のものは初期接着力が低く、耐熱性に劣り、また、ポリエステル系では耐熱性は良好なものの耐湿熱性は低いという欠点があった。これは、これらの接着成分が、骨格中に−O−又は−C=O−O−鎖を含むためである。
【0044】
この欠点を解決するために、耐熱、耐候性フィルムと防湿フィルムとの接着に、主鎖をブタジエン骨格とし、更に二重結合の開裂による劣化を防止するため水添した、水添ポリブタジエン変性ウレタン系接着剤を用いるのが好ましい。このものは、主鎖が−CH2−となり従来品に比べ接着耐久性が大幅に改善される。
【0045】
このようなバックカバー材12は、EVAフィルム13Bの封止膜と予め接着一体化されたバックカバー材兼用封止膜であっても良い。
【0046】
【実施例】
以下に実施例及び比較例を挙げて本発明をより具体的に説明する。
【0047】
実施例1、比較例1〜4
仮止め用テープとして表1に示すものを用い、図1に示す方法で太陽電池モジュールを製造した。また、図3に示す黄変度測定用の合わせガラス型のサンプルを作成した。
【0048】
太陽電池モジュールの表面側保護部材11としては厚さ3.5mmのガラス板を用い、封止用EVA樹脂フィルム13Aとしては厚さ600μmのEVAフィルムを用いた。
【0049】
また、バックカバー材12としては、帝人デュポン社製「テドラーフィルム」(厚さ38μm)/アルミ箔(厚さ40μm)/「テドラーフィルム」(厚さ38μm)の3層積層フィルムを用い、封止用EVAフィルム13Bとしては、厚さ400μmのものを用いた。
【0050】
バックカバー材12、封止用EVA樹脂フィルム13B、表面側保護部材11及び封止用EVA樹脂フィルム13Aはいずれも横810mm×縦1250mmの大きさであり、この表面側保護部材11及び封止用EVA樹脂フィルム13Aの上に、横150mm×縦150mmの太陽電池用セル(シリコン発電素子)14を、横方向に5列、縦方向に8列、合計40個配置して仮止め用テープ15で仮止めし、この上にバックカバー材兼用封止膜を被せて積層し、積層体をゴムバッグに入れて真空ラミネーターで封止を行った。加熱加圧条件は以下の通りとした。
[加熱加圧条件]
温度:150℃
圧力:7.09×104Pa
加圧時間:5.5分
【0051】
また、黄変度測定用の合わせガラス型のサンプル4は、図3(a)に示す如く、50mm×50mm×3mm厚さの2枚のガラス板1A,1Bの間に、50mm×50mmのEVAフィルム2A,2Bを介して仮止め用テープ3を挟み込み、温度:90℃、圧力:1.013×105Pa、加圧時間:8分で加熱加圧して、図3(b)の如くEVA2で一体化したものである。
【0052】
得られた太陽電池モジュール及び黄変度測定用のサンプルについて、下記環境条件で発泡の有無又は黄変性を調べ、結果を表1に示した。
[高温高湿環境下での発泡の有無]
太陽電池モジュールを85℃、85%RHの環境下に750時間放置した後の発泡の有無を目視にて観察した。
[高温高湿環境下での黄変性]
黄変度測定用のサンプルを85℃、85%RHの紫外線照射下に500時間放置した後の黄変の程度をYI値(黄変の指標)で示した。
[紫外線環境下での黄変性]
黄変度測定用のサンプルに500時間紫外線を照射した後の黄変の程度をYI値で示した。
【0053】
【表1】
【0054】
表1より、本発明の仮止め用テープであれば、高温高湿環境下での発泡や黄変、紫外線環境下での黄変の問題がなく、高温耐久性、経年耐久性に優れた太陽電池モジュールを得ることができることがわかる。
【0055】
【発明の効果】
以上詳述した通り、本発明の仮止め用テープは、太陽電池モジュールの封止膜の間において、高温環境下での発泡、湿熱又は紫外線環境下での黄変劣化の問題がなく、従って、このような仮止め用テープを用いた本発明の太陽電池モジュールによれば、高温耐久性、経年耐久性に優れた高品質の太陽電池モジュールが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】太陽電池モジュールの製造方法を示す図であって、(a)図は平面図、(b)図は(a)図のB−B線に沿う断面図、(c)図は断面図である、
【図2】太陽電池モジュールの構造を示す断面図である。
【図3】黄変度測定用のサンプルを示す断面図であり、(a)図は加熱加圧前の状態、(b)は加熱加圧後の状態を示す。
【符号の説明】
1A,1B ガラス板
2 EVA
2A,2B EVAフィルム
3 仮止め用テープ
4 サンプル
10 太陽電池モジュール
11 表面側透明保護部材
12 バックカバー材
13A,13B EVA樹脂フィルム
14 太陽電池用セル
15 仮止め用テープ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention, when producing a solar cell module by sealing a solar cell using a sealing film between the front surface side transparent protective member and the back surface side protective member, The present invention relates to a temporary fixing tape for temporarily fixing a solar cell and a sealing film, and a solar cell module using the temporary fixing tape.
[0002]
[Prior art]
In recent years, solar cells that directly convert sunlight into electric energy have attracted attention and are being developed from the viewpoint of effective use of resources and prevention of environmental pollution.
[0003]
As shown in FIG. 2, a solar cell generally has an ethylene-vinyl acetate copolymer (EVA)
[0004]
Such a solar cell module 10 includes a surface side transparent
[0005]
Conventionally, as the
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, the conventional temporary fixing tape based on a fluororesin or a polyester resin has a problem that foaming occurs at the interface between the
[0007]
By manufacturing a solar cell module without using a temporary fixing tape, the problems of foaming and yellowing deterioration caused by the temporary fixing tape are solved. However, in terms of productivity and handling in the manufacturing process, The use of stop tape is essential.
[0008]
The present invention solves the above-mentioned conventional problems, and is a temporary fixing tape for solar cells that does not have a problem of foaming under high temperature environment, wet heat or yellowing deterioration under an ultraviolet environment, and this temporary fixing tape. It aims at providing the solar cell module excellent in the used high temperature durability and aged durability.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The solar cell module of the present invention is a solar cell module in which a solar cell is sealed using a sealing film between a front surface side transparent protective member and a back surface side protective member, and is for adjacent solar cells. In the solar cell module in which the cells or the solar cell and the sealing film are fixed to each other with a temporary fixing tape, the temporary fixing tape is attached to the polyolefin resin base material with an acrylic pressure-sensitive adhesive layer or a silicon type Ri Ah tape obtained by forming an adhesive layer, characterized in that the sealing film is formed by depositing the EVA resin composition.
[0011]
The cause of foaming in a high temperature environment or deterioration in yellowing under a wet heat or ultraviolet environment when using a conventional temporary fixing tape is caused by an EVA resin film or the like during heating and pressurization when manufacturing a solar cell module. Adhesiveness, adhesiveness, and affinity are poor at the interface between the sealing film and the temporary fixing tape, and a poorly bonded part occurs at the interface. This defectively bonded part is a resin for a sealing film such as an EVA resin film in a high temperature environment. It is to become a starting point of foaming or yellowing due to the adhesive component of the compounding agent and the temporary fixing tape itself.
[0012]
In the present invention, a polyolefin resin such as a polyethylene resin used as a base material for a temporary fixing tape is in a molten state at the time of heating and pressing in the manufacturing process of the solar cell module, and has a very high affinity with the EVA resin and the like constituting the sealing film. It is possible to form a strong sealing film / temporary fastening tape / solar cell / sealing film interface.
[0013]
For this reason, in the high temperature environment, the starting point such as foaming or yellowing due to the inherent components of the sealing film or the pressure-sensitive adhesive layer is eliminated, and foaming or yellowing can be prevented.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail.
[0015]
First, the temporary fixing tape of the present invention will be described.
[0016]
The temporary fixing tape of the present invention is formed by forming an adhesive layer on a polyolefin resin base material such as polyethylene resin.
[0017]
The thickness of the polyolefin resin base material may be approximately the same as the thickness of the base material of an ordinary temporary fixing tape, and is generally about 10 to 1000 μm. If the thickness of the polyolefin resin substrate is less than 10 μm, sufficient strength cannot be obtained, and if it exceeds 1000 μm, the thickness of the temporary fixing tape becomes a problem during the production of the solar cell module.
[0018]
The pressure-sensitive adhesive layer formed on the polyolefin resin substrate is formed of an acrylic or silicon- based pressure-sensitive adhesive, preferably an acrylic pressure-sensitive adhesive, to a thickness of about 1 × 10 2 to 1 × 10 5 nm. preferable.
[0019]
The solar cell module of the present invention has the same configuration as the conventional solar cell module except that it is manufactured using such a temporary fixing tape, and is shown in FIGS. 1 (a) and 1 (b). As described above, after the
[0020]
This heating and pressurization is performed by impermeable to the laminate of the surface side transparent
[0021]
As the surface-
[0022]
The sealing film, contact adhesion, surface or et such as water resistance, especially using EVA-based resin film.
[0023]
As the EVA resin of the
[0024]
The EVA resin composition for the sealing film is preferably blended with a crosslinking agent to improve weather resistance so as to have a crosslinked structure. Generally, the crosslinking agent generates radicals at 100 ° C. or higher. An organic peroxide is used, and in particular, when the stability at the time of blending is taken into consideration, a decomposition temperature with a half-life of 10 hours is preferably 70 ° C. or higher. Examples of such an organic peroxide include 2,5-dimethylhexane; 2,5-dihydroperoxide; 2,5-dimethyl-2,5-di (t-butylperoxy) hexane; -T-butyl peroxide; t-dicumyl peroxide; 2,5-dimethyl-2,5-di (t-butylperoxy) hexyne; dicumyl peroxide; α, α'-bis (t-butylperoxide Oxyisopropyl) benzene; n-butyl-4,4-bis (t-butylperoxy) butane; 2,2-bis (t-butylperoxy) butane; 1,1-bis (t-butylperoxy) cyclohexane 1,1-bis (t-butylperoxy) 3,3,5-trimethylcyclohexane; t-butylperoxybenzoate; benzoyl peroxide, etc. Kill. The compounding amount of these organic peroxides is generally 5 parts by weight or less, preferably 1 to 3 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the EVA resin.
[0025]
Moreover, a silane coupling agent can be added to EVA resin for the purpose of improving adhesive force. Known silane coupling agents for this purpose are, for example, γ-chloropropyltrimethoxysilane; vinyltrichlorosilane; vinyltriethoxysilane; vinyl-tris- (β-methoxyethoxy) silane; γ-methacryloxy. Propyltrimethoxysilane; β- (3,4-ethoxycyclohexyl) ethyltrimethoxysilane; γ-glycidoxypropyltrimethoxysilane; vinyltriacetoxysilane; γ-mercaptopropyltrimethoxysilane; γ-aminopropyltrimethoxysilane N-β- (aminoethyl) -γ-aminopropyltrimethoxysilane and the like can be mentioned. The amount of these silane coupling agents is generally 5 parts by weight or less, preferably 0.1 to 2 parts by weight, based on 100 parts by weight of the EVA resin.
[0026]
Furthermore, a crosslinking aid can be added to the EVA resin in order to improve the gel fraction of the EVA resin and improve the durability. Examples of crosslinking aids provided for this purpose include trifunctional crosslinking aids such as triallyl isocyanurate; triallyl isocyanate as well as monofunctional crosslinking aids such as NK esters. it can. The amount of these crosslinking aids is generally 10 parts by weight or less, preferably 1 to 5 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the EVA resin.
[0027]
Furthermore, hydroquinone; hydroquinone monomethyl ether; p-benzoquinone; methyl hydroquinone, etc. can be added for the purpose of improving the stability of the EVA resin, and the blending amount thereof is generally 5 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the EVA resin. It is as follows.
[0028]
Furthermore, if necessary, a colorant, an ultraviolet absorber, an anti-aging agent, a discoloration preventing agent and the like can be added in addition to the above. Examples of the colorant include inorganic pigments such as metal oxides and metal powders, and organic pigments such as azo-based, phthalocyanine-based, additive-based, acidic or basic dye-based lakes. Examples of ultraviolet absorbers include 2-hydroxy-4-octoxybenzophenone; benzophenones such as 2-hydroxy-4-methoxy-5-sulfobenzophenone; 2- (2′-hydroxy-5-methylphenyl) benzotriazole Benzotriazoles; phenyl salsylates; hindered amines such as pt-butylphenyl salsylates. Antiaging agents include amines; phenols; bisphenyls; hindered amines, such as di-t-butyl-p-cresol; bis (2,2,6,6-tetramethyl-4-piperazyl). ) Sebacate.
[0029]
As the
[0030]
Although there is no restriction | limiting in particular as the back cover material 12, Preferably, the thing formed by laminating | stacking these by interposing a moisture-proof film between two heat resistant and weather resistant films is mentioned.
[0031]
The moisture-proof film of the back cover material 12 is for preventing moisture from entering from the back surface of the solar cell module, and silicon oxide by CVD (chemical vapor deposition), PVD (reactive vapor deposition) or the like is applied to the base film. A vapor-deposited film of an inorganic oxide mainly composed of, for example, a moisture-proof layer is preferably used.
[0032]
As the inorganic oxide constituting the vapor-deposited film of the inorganic oxide as the moisture-proof layer, aluminum oxide or silicon oxide is used, but silicon oxide is particularly preferable because of excellent durability under wet heat conditions.
[0033]
The composition of the deposited silicon oxide film is generally close to that of SiO. However, if SiO x is less than 1.7, the moisture permeability gradually decreases in an endurance test or the like, and exceeds x = 1.9. Things are disadvantageous in terms of productivity and cost. Therefore, it is desirable that the SiO x composition of the silicon oxide deposited film as the moisture-proof layer is x = 1.7 to 1.9.
[0034]
If the thickness of this deposited film is too thin, sufficient moisture resistance cannot be obtained, and if it is too thick, no further improvement effect of moisture resistance can be obtained, rather cracking easily occurs and moisture resistance may be reduced. Therefore, the film thickness is preferably 100 to 500 mm, particularly 200 to 400 mm.
[0035]
On the other hand, the base film that serves as a support for the moisture-proof film is not particularly limited as long as it is a heat-resistant film that can withstand the heat and pressure conditions during the production of the solar cell module. Fluoroethylene (PTFE), 4-fluorinated ethylene-perchloroalkoxy copolymer (PFA), 4-fluorinated ethylene-6-fluorinated propylene copolymer (FEP), 2-ethylene-4-fluoroethylene copolymer Polymer (ETFE), poly-3-fluoroethylene chloride (PCTFE), fluororesin films such as polyvinylidene fluoride (PVDF) and polyvinyl fluoride (PVF), polyesters such as polyethylene terephthalate (PET), polycarbonate, polymethyl Various resin films such as methacrylate (PMMA) and polyamide can be used. . This base film may contain two or more of these resins, or may be a laminated film of two or more films. You may provide a base film with various additives, such as a pigment and a ultraviolet absorber, as needed by impregnation, application | coating, or kneading.
[0036]
The thickness of such a base film is preferably about 5 to 200 μm from the viewpoint of durability, handleability, thinning, and the like.
[0037]
The heat- and weather-resistant film constituting the back cover material 12 by laminating and integrating such a moisture-proof film is provided for the purpose of protecting the moisture-proof film and improving workability at the time of manufacturing the solar cell module. It can withstand the heat and pressure conditions during solar cell module fabrication, especially as the heat and weather resistant film on the opposite side of the sealing film is the outermost layer when assembling the solar cell module, so it deteriorates even under long-term outdoor exposure conditions Although it is desired that the material is not, normally those exemplified as the material for the base film can be used. This heat-resistant and weather-resistant film may also contain two or more of the above-mentioned resins, as with the above-mentioned base film, or may be a laminated film of two or more films. Moreover, you may provide a heat-resistant and weather-resistant film by impregnating, apply | coating, or kneading | mixing various additives, such as a pigment, a ultraviolet absorber, and a coupling agent, as needed.
[0038]
The color of the heat-resistant and weather-resistant film is not particularly limited, but a white system is preferable for improving power generation efficiency, and black or a dark color of each color is used for improving the appearance when installed in a house or the like. It is done.
[0039]
The thickness of such a heat and weather resistant film is preferably about 5 to 200 μm from the viewpoints of durability, handleability, thinning, and the like.
[0040]
The two heat-resistant and weather-resistant films constituting the back cover material 12 are not necessarily made of the same material, and may be made of different materials.
[0041]
In particular, it is preferable to use a fluororesin film having excellent weather resistance for the heat and weather resistant film on the outer surface side of the solar cell module, and a pigment or the like is kneaded into the heat and weather resistant film on the inner surface side. It is preferable to use a film provided with reflection performance.
[0042]
Such a back cover material 12 is practically manufactured by bonding and integrating a heat-resistant, weather-resistant film and a moisture-proof film with an adhesive by a method such as a dry lamination method or a heat press method. The
[0043]
As an adhesive used when laminating such a film, a urethane adhesive such as a polyester or polyether is generally used, but a polyether-based one has a low initial adhesive force and is inferior in heat resistance, In addition, the polyester system has a drawback that it has good heat resistance but low heat and humidity resistance. This is because these adhesive components contain —O— or —C═O—O— chains in the skeleton.
[0044]
In order to solve this drawback, hydrogenated polybutadiene modified urethane system in which the main chain has a butadiene skeleton and hydrogenated to prevent degradation due to cleavage of double bonds, for adhesion between heat and weather resistant film and moisture proof film. It is preferable to use an adhesive. In this product, the main chain becomes —CH 2 — and the adhesion durability is greatly improved as compared with the conventional product.
[0045]
Such a back cover material 12 may be a back cover material combined sealing film that is preliminarily bonded and integrated with the sealing film of the
[0046]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described more specifically with reference to Examples and Comparative Examples.
[0047]
Example 1 and Comparative Examples 1 to 4
Using the tape shown in Table 1 as a temporary fixing tape, a solar cell module was manufactured by the method shown in FIG. Moreover, the sample of the laminated glass type for the yellowing degree measurement shown in FIG. 3 was created.
[0048]
A glass plate having a thickness of 3.5 mm was used as the surface-
[0049]
Further, as the back cover material 12, a three-layer laminated film of “Tedlar film” (thickness 38 μm) / aluminum foil (thickness 40 μm) / “Tedlar film” (thickness 38 μm) manufactured by Teijin DuPont is used. A sealing
[0050]
The back cover material 12, the sealing
[Heating and pressing conditions]
Temperature: 150 ° C
Pressure: 7.09 × 10 4 Pa
Pressurization time: 5.5 minutes
Further, a laminated glass mold sample 4 for measuring the yellowing degree, as shown in FIG. 3A, is an EVA of 50 mm × 50 mm between two
[0052]
The obtained solar cell module and the sample for measuring the degree of yellowing were examined for the presence or absence of foaming or yellowing under the following environmental conditions, and the results are shown in Table 1.
[With or without foaming in a high temperature and high humidity environment]
The solar cell module was visually observed for foaming after being left in an environment of 85 ° C. and 85% RH for 750 hours.
[Yellowing under high temperature and high humidity]
The degree of yellowing after the sample for measuring the degree of yellowing was allowed to stand for 500 hours under ultraviolet irradiation at 85 ° C. and 85% RH was indicated by a YI value (an index of yellowing).
[Yellowness in UV environment]
The degree of yellowing after irradiating the sample for measuring yellowing degree with ultraviolet rays for 500 hours is indicated by YI value.
[0053]
[Table 1]
[0054]
Table 1 shows that the temporary fixing tape of the present invention has no problem of foaming or yellowing in a high-temperature and high-humidity environment, and yellowing in an ultraviolet environment, and has excellent high-temperature durability and aging durability. It turns out that a battery module can be obtained.
[0055]
【The invention's effect】
As described in detail above, the temporary fixing tape of the present invention has no problem of foaming under high temperature environment, yellowing deterioration under wet heat or ultraviolet environment between the sealing films of the solar cell module. According to the solar cell module of the present invention using such a temporary fixing tape, a high-quality solar cell module excellent in high-temperature durability and aged durability is provided.
[Brief description of the drawings]
1A and 1B are views showing a method for manufacturing a solar cell module, wherein FIG. 1A is a plan view, FIG. 1B is a cross-sectional view taken along line BB in FIG. 1A, and FIG. Fig.
FIG. 2 is a cross-sectional view showing the structure of a solar cell module.
FIGS. 3A and 3B are cross-sectional views showing a sample for measuring the degree of yellowing, in which FIG. 3A shows a state before heating and pressing, and FIG. 3B shows a state after heating and pressing.
[Explanation of symbols]
1A, 1B Glass plate 2 EVA
2A,
Claims (4)
該仮止め用テープがポリオレフィン樹脂製基材にアクリル系粘着剤層又はシリコン系粘着剤層を形成してなるテープであり、
該封止膜がEVA樹脂組成物を成膜してなることを特徴とする太陽電池モジュール。A solar cell module in which a solar cell is sealed using a sealing film between a front surface side transparent protective member and a back surface side protective member, and adjacent solar cell cells or solar cell modules In the solar cell module in which the cell and the sealing film are fixed with a temporary fixing tape,
Ri Ah in tape provisional retaining tape is formed by forming the acrylic pressure-sensitive adhesive layer or a silicon-based pressure-sensitive adhesive layer to a polyolefin resin substrate,
The solar cell module, wherein the sealing film is formed by forming an EVA resin composition .
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002134340A JP4207456B2 (en) | 2002-02-27 | 2002-05-09 | Solar cell module and temporary fixing tape therefor |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002051720 | 2002-02-27 | ||
JP2002-51720 | 2002-02-27 | ||
JP2002134340A JP4207456B2 (en) | 2002-02-27 | 2002-05-09 | Solar cell module and temporary fixing tape therefor |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003324211A JP2003324211A (en) | 2003-11-14 |
JP4207456B2 true JP4207456B2 (en) | 2009-01-14 |
Family
ID=29552050
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002134340A Expired - Fee Related JP4207456B2 (en) | 2002-02-27 | 2002-05-09 | Solar cell module and temporary fixing tape therefor |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4207456B2 (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108587556A (en) * | 2017-12-29 | 2018-09-28 | 东莞市朗泰通实业有限公司 | A kind of Ni-MH battery leakproof seal glue and preparation method thereof |
WO2020204527A1 (en) | 2019-04-01 | 2020-10-08 | 엘지전자 주식회사 | Solar cell panel and manufacturing method therefor |
Families Citing this family (26)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5054326B2 (en) * | 2006-05-01 | 2012-10-24 | 昭和シェル石油株式会社 | Improved durability test method for CIS thin film solar cell module |
JP2009182244A (en) * | 2008-01-31 | 2009-08-13 | Sharp Corp | Method of manufacturing solar battery module |
JP4860652B2 (en) * | 2008-03-31 | 2012-01-25 | 京セラ株式会社 | Solar cell module and manufacturing method thereof |
JP5152858B2 (en) * | 2008-08-22 | 2013-02-27 | シャープ株式会社 | Solar cell module and manufacturing method thereof |
JP2010067622A (en) * | 2008-09-08 | 2010-03-25 | Ntt Facilities Inc | Solar cell module, and method for installing the same |
WO2010051355A2 (en) | 2008-10-31 | 2010-05-06 | Dow Corning Corporation | Photovoltaic cell module and method of forming |
JP5384164B2 (en) | 2009-03-27 | 2014-01-08 | 三洋電機株式会社 | Solar cell and solar cell module |
JPWO2010116973A1 (en) * | 2009-04-08 | 2012-10-18 | シャープ株式会社 | Solar cell with wiring sheet, solar cell module, and method for manufacturing solar cell with wiring sheet |
DE202009007700U1 (en) * | 2009-05-19 | 2009-10-08 | Lohmann Gmbh & Co. Kg | Lamination tape for solar modules |
EP2453485A1 (en) * | 2009-07-09 | 2012-05-16 | LINTEC Corporation | Protective sheet for solar cell module |
US9151517B2 (en) * | 2009-12-17 | 2015-10-06 | Designergy Sa | Substantially two-dimensional construction element |
JP2012038778A (en) * | 2010-08-03 | 2012-02-23 | Mitsubishi Electric Corp | Solar cell module and method for manufacturing the same |
JP5788721B2 (en) * | 2011-06-14 | 2015-10-07 | 株式会社ブリヂストン | Solar cell sealing film and solar cell using the same |
CN102660203B (en) * | 2012-03-30 | 2014-11-05 | 苏州福斯特光伏材料有限公司 | Heat-conducting weatherable solar cell packaging material |
JP5957336B2 (en) * | 2012-08-08 | 2016-07-27 | シーアイ化成株式会社 | Adhesive tape for fixing solar cells |
JP5997972B2 (en) * | 2012-08-09 | 2016-09-28 | シーアイ化成株式会社 | Solar cell fixing tape |
JP6280692B2 (en) * | 2013-03-21 | 2018-02-14 | デクセリアルズ株式会社 | SOLAR CELL MODULE AND CRYSTAL SOLAR CELL MODULE MANUFACTURING METHOD |
KR101514028B1 (en) * | 2014-04-08 | 2015-04-21 | 에스케이씨 주식회사 | Solar battery module |
WO2016031198A1 (en) * | 2014-08-29 | 2016-03-03 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | Manufacturing method for solar cell module and solar cell module manufactured by same |
JPWO2016103625A1 (en) | 2014-12-26 | 2017-09-14 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | Solar cell module |
JP2018125317A (en) * | 2015-06-04 | 2018-08-09 | 株式会社ブリヂストン | Solar cell-sealing film and solar cell module |
KR101661859B1 (en) | 2015-09-09 | 2016-09-30 | 엘지전자 주식회사 | Solar cell module and manufacturing method thereof |
JP2017069395A (en) * | 2015-09-30 | 2017-04-06 | 三菱化学株式会社 | Organic thin film solar cell module |
EP3398209B1 (en) * | 2015-12-30 | 2019-11-06 | Corner Star Limited | Advanced interconnect method for photovoltaic strings and modules |
CN115141558B (en) * | 2022-07-25 | 2023-05-26 | 四川大学 | Poly (chlorotrifluoroethylene) composite pressure-sensitive adhesive, preparation method and application thereof |
CN116559701A (en) * | 2023-04-20 | 2023-08-08 | 中国电器科学研究院股份有限公司 | Method for evaluating long-term service performance of power battery pack |
-
2002
- 2002-05-09 JP JP2002134340A patent/JP4207456B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108587556A (en) * | 2017-12-29 | 2018-09-28 | 东莞市朗泰通实业有限公司 | A kind of Ni-MH battery leakproof seal glue and preparation method thereof |
WO2020204527A1 (en) | 2019-04-01 | 2020-10-08 | 엘지전자 주식회사 | Solar cell panel and manufacturing method therefor |
KR20200116371A (en) | 2019-04-01 | 2020-10-12 | 엘지전자 주식회사 | Solar cell panel and method for manufacturing the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003324211A (en) | 2003-11-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4207456B2 (en) | Solar cell module and temporary fixing tape therefor | |
EP1228536B1 (en) | Backside covering material for a solar cell module and its use | |
US6407329B1 (en) | Backside covering member for solar battery, sealing film and solar battery | |
EP1150357B1 (en) | Cover material for solar cell | |
JP2000174296A (en) | Solar cell, and cover material and seal film therefor | |
KR101286282B1 (en) | Frameless solar cell panel and manufacturing method therefor | |
US20120080065A1 (en) | Thin Film Photovoltaic Modules with Structural Bonds | |
JP3978912B2 (en) | Solar cell cover material, sealing film, and solar cell | |
JP2003204073A (en) | Solar battery module using frp substrate and its manufacturing method | |
JP3978911B2 (en) | Solar cell cover material, sealing film, and solar cell | |
JP4284768B2 (en) | Weather-resistant toning film for solar cell and solar cell | |
JP4887551B2 (en) | Solar cell back cover material sealing film and solar cell | |
JP2000183382A (en) | Solar cell and sealing film for solar cell and the solar cell | |
JP2002026343A (en) | Solar cell back cover material and solar cell | |
JP5482276B2 (en) | Solar cell encapsulant and solar cell module | |
JP2000174299A (en) | Solar cell, and cover material and seal film therefor | |
JP2011077089A (en) | Backside sealing material for solar cell, and solar cell module | |
JP2000183381A (en) | Solar cell and sealing film for solar cell and the solar cell | |
JPH11112007A (en) | Solar cell module and its manufacture | |
JPH09153635A (en) | Sealing material film for solar battery and solar battery module | |
JP2002185026A (en) | Method for manufacturing solar battery module | |
KR101414239B1 (en) | Solar battery module comprising white eva resin layer | |
JP2000294820A (en) | Solar cells and back cover therefor | |
KR20130095537A (en) | Solar battery module comprising high viscosity white eva resin layer | |
JP2001036108A (en) | Solar battery |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050502 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080616 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080624 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080825 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080930 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20081013 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111031 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121031 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121031 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131031 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |