JP4299780B2 - ビデオデータの再生を管理するためのデータ構造を有する記録媒体 - Google Patents

Description

本発明はビデオデータの再生を管理するためのデータ構造を有する記録媒体、ビデオデータを再生し、記録するための装置及び方法に関する。

最近、高画質のビデオデータと高音質のオーディオデータを高容量記録できる新しい高密度再生専用または再記録可能光ディスクに対する規格化作業が急速に進められ、再記録可能ブルーレイディスク（ＢＤ−ＲＥ：Blu-ray Disc Rewritable）のような新しい光ディスクと関連した製品がまもなく商用化されるものと期待されている。

図１は、再記録可能ブルーレイディスク（ＢＤ−ＲＥ）のファイル構造を示したものである。このファイル構造またはデータ構造はＢＤ−ＲＥに記録されるビデオ・オーディオデータの再生を管理するために用いられる。図１に示したように、データ構造は少なくとも一つ以上の「ＢＤＡＶ」ディレクトリを有するルートディレクトリを含む。前記「ＢＤＡＶ」ディレクトリには「ｉｎｆｏ．ｂｄａｖ」、「ｍｅｎｕ．ｔｉｄｘ」、「ｍａｒｋ．ｔｉｄｘ」、「＊．ｒｐｌｓ」、「＊．ｖｐｌｓ」のような再生リストファイルが格納されるＰＬＡＹＬＩＳＴサブディレクトリ、「＊．ｃｌｐｉ」のようなクリップ情報ファイルが格納されるＣＬＩＰＩＮＦサブディレクトリ、そしてクリップ情報ファイルに対応するＭＰＥＧ−２フォーマットのＡ／Ｖストリームクリップファイルが格納されるＳＴＲＥＡＭサブディレクトリが含まれる。図１は、ディスクのデータ構造だけでなくディスクの領域をも示している。例えば、「ｉｎｆｏ．ｂｄａｖ」のような一般情報ファイルはディスクの一般情報領域に格納される。

図１に図示したＢＤ−ＲＥのデータ構造とディスクフォーマットは広く知られて容易に利用できるので、以後ファイル構造に対しては簡単に説明する。

前述したように、ＳＴＲＥＡＭディレクトリにはクリップと呼ばれるＭＰＥＧ−２フォーマットのＡ／Ｖストリームファイルが含まれており、またブリッジ−クリップＡ／Ｖストリームファイル（Bridge-clip A/V stream file）という特別な形態のクリップも含まれることがある。ブリッジ−クリップはクリップのうちから選択された二つ以上の再生区間をシームレスに連結するために使用され、通常クリップに比べてデータサイズが小さい。

ＣＬＩＰＩＮＦディレクトリには各Ａ／Ｖストリームファイルに関連したクリップ情報ファイルが含まれる。クリップ情報ファイルは、関連するＡ／Ｖストリームの類型、関連するＡ／Ｖストリームにあるソースパケットの数、そして到着時間ＡＴＣ及び／またはシステム時間ＳＴＣを基準にして、関連するＡ／Ｖストリームにあるソースパケットに対する時間情報を指示する。

ＰＬＡＹＬＩＳＴディレクトリには一つ以上の再生リストファイルがある。再生リストは再生のためのクリップを容易に編集したり組み合わせるために導入された概念である。再生リストファイルはクリップにある再生区間の集合であって、各再生区間は再生アイテム「Ｐｌａｙｉｔｅｍ」と呼ばれる。再生リストファイルは再生リストを形成する各再生アイテムを識別する。各再生アイテムは、例えば、ＡＴＣまたはＳＴＣ基準でクリップの時間軸上の位置を示すＩＮ−ｐｏｉｎｔとＯＵＴ−ｐｏｉｎｔの対である。換言すれば、再生リストファイルは再生アイテムを識別し、各再生アイテムは一つのクリップまたはその一部を示して、クリップと関連するクリップ情報ファイルを識別する。

ＰＬＡＹＬＩＳＴディレクトリには実再生リスト「＊．ｒｐｌｓ」と仮想再生リスト「＊．ｖｐｌｓ」が含まれている。実再生リストはクリップだけを用いてブリッジ−クリップを用いることができない。すなわち、実再生リストはクリップの一部を参照することと見なされるので、概念的にディスク上でクリップの一部を参照することと同等と見られている。仮想再生リストはクリップとブリッジ−クリップをすべて用いることができるので、実再生リストの概念は仮想再生リストと並存しない。

「ｉｎｆｏ．ｂｄａｖ」ファイルは光ディスクに記録されるＡ／Ｖストリームの再生を管理する一般的な情報を提供する一般情報ファイルであって、さらに詳細には同じＢＤＡＶディレクトリのＰＬＡＹＬＩＳＴディレクトリにある再生リストのファイル名を識別する再生リスト目録を含む。

「ｍｅｎｕ．ｔｉｄｘ」、「ｍｅｎｕ．ｔｄｔ１」、「ｍｅｎｕ．ｔｄｔ２」ファイルはメニューサムネイルと関連した情報を格納する。「ｍａｒｋ．ｔｉｄｘ」、「ｍａｒｋ．ｔｄｔ１」、「ｍａｒｋ．ｔｄｔ２」ファイルはマークサムネイルと関連した情報を格納する。このようなファイルは本発明と直接的な関連がないので、これ以上詳細な説明は省略する。

最近ではブルーレイロム（ＢＤ−ＲＯＭ：Blu-ray ROM）のような高密度再生専用光ディスクに対する規格化作業が進んでいる。しかし、ＢＤ−ＲＯＭのような高密度再生専用光ディスクに記録されるビデオ・オーディオデータの再生を管理するデータ構造に対する効率的な解決方案がまだ用意されていない。

したがって、本発明は前記のような実情を勘案して創作されたものであって、本発明の目的は、タイトル、チャプター(Chapter)、及び／または多重再生パス(Multiple reproduction path)を基盤にしてビデオデータの再生を管理できるようにするファイルまたはデータ構造を有する記録媒体を提供し、かつ前記のようなデータ構造を記録し、再生する装置と方法を提供することである。

本発明によるデータ構造はタイトルによってビデオデータのようなデータの再生を管理するための構造である。本発明による実施態様で、各タイトルのためのタイトルディレクトリが記録媒体に記録される。各タイトルディレクトリには記録媒体に記録される再生リストを識別する一般情報ファイルが含まれる。各再生リストは再生リストを形成しているビデオデータの再生アイテムを識別する。本発明による他の実施態様では、一つのタイトルディレクトリがあり、その一つのタイトルディレクトリに各タイトルのための一般情報ファイルが含まれる。

本発明によるデータ構造には、再生リストがタイトルの再生をチャプターによって管理するチャプター管理情報を含めてもよい。本発明による一実施態様では、そのチャプター管理情報には一般情報ファイルで識別される各再生リストと関連するチャプターエントリーフラッグが含まれている。そのチャプターエントリーフラッグは再生リストがチャプターを開始するのか否かを示す。他の実施態様では、チャプター管理情報には再生リストにある各再生アイテムと関連するチャプターエントリーフラッグが含まれている。そのチャプターエントリーフラッグは再生アイテムがチャプターを開始するのか否かを示す。また、他の実施態様では、チャプター管理情報にはチャプターの個数と各チャプターが始まるビデオデータにおける時間を示す情報フィールドが含まれる。

本発明によるデータ構造には、多重再生パスビデオデータの再生を管理するパス管理情報を再生リストに含めてもよい。本発明による一実施態様では、一般情報ファイルに識別された再生リストが属するパスを識別する情報が含まれる。本発明による他の実施態様では、各再生アイテムにはその再生アイテムが属するパスを識別する情報が含まれる。

以下、本発明に対する望ましい実施形態に対して、添付した図面を参照しながら詳細に説明する。

本発明による高密度光ディスク、例えばＢＤ−ＲＯＭは、図２に示したように、ビデオ・オーディオデータの再生を管理するファイルまたはデータ構造を有する。図２のような本発明によるデータ構造は様々な面で図１に図示したＢＤ−ＲＥのデータ構造と同じである。したがって、同じの部分は詳細な説明を省略する。

図２に示したように、ルートディレクトリには少なくとも一つ以上のＤＶＰディレクトリがある。このＤＶＰディレクトリにはＢＤ−ＲＯＭのような記録媒体に記録されるビデオ・オーディオデータの各タイトルのためのタイトルディレクトリ（例えば、ＴＩＴＬＥ００１、ＴＩＴＬＥ００２、ＴＩＴＬＥ００３等）が一つ以上含まれる。各タイトルディレクトリには、一般情報ファイル「ｉｎｆｏ．ｔｔｌ」、当該タイトルに対する実再生リストファイル「＊．ｒｐｌｓ」と仮想再生リストファイル「＊．ｖｐｌｓ」が格納されるＰＬＡＹＬＩＳＴディレクトリ、タイトルに対するクリップ情報ファイル「＊．ｃｌｐｉ」が格納されるＣＬＩＰＩＮＦディレクトリ、さらにクリップ情報ファイルに対応し、タイトルに対するＭＰＥＧ−２フォーマットのＡ／Ｖストリームクリップファイル「＊．ｍ２ｔｓ」が格納されるＳＴＲＥＡＭディレクトリが含まれる。

ＳＴＲＥＡＭディレクトリにはクリップと呼ばれるＭＰＥＧ−２フォーマットのＡ／Ｖストリームファイルが含まれ、また、ブリッジ−クリップＡ／Ｖストリームファイルと呼ばれる特別な形態のクリップも含まれる。ブリッジ−クリップはクリップのうちから選択された二つ以上の再生区間をシームレスに連結するために使用され、通常クリップに比べてデータサイズが小さい。

ＣＬＩＰＩＮＦディレクトリには各Ａ／Ｖストリームファイルに関連したクリップ情報ファイルが含まれる。クリップ情報ファイルは関連するＡ／Ｖストリームの類型、関連するＡ／Ｖストリームにあるソースパケットの数、そして到着時間ＡＴＣ及び／またはシステム時間ＳＴＣを基準にして、関連するＡ／Ｖストリームにあるソースパケットに対する時間情報を示す。

ＰＬＡＹＬＩＳＴディレクトリには一つ以上の再生リストファイルがある。再生リストは再生のためのクリップを容易に編集したり組み合わせるために導入された概念である。再生リストファイルはクリップにある再生区間の集合であって、各再生区間は再生アイテム「Ｐｌａｙｉｔｅｍ」と呼ばれる。再生リストファイルは再生リストを形成する各再生アイテムを識別する。各再生アイテムは、例えば、ＡＴＣまたはＳＴＣを基準にして、クリップの時間軸上の位置を示すＩＮ−ｐｏｉｎｔとＯＵＴ−ｐｏｉｎｔの対である。換言すれば、再生リストファイルは再生アイテムを識別し、各再生アイテムは一つのクリップまたはその一部を示してクリップと関連するクリップファイルを識別する。

ＰＬＡＹＬＩＳＴディレクトリには実再生リスト「＊．ｒｐｌｓ」と仮想再生リスト「＊．ｖｐｌｓ」が含まれる。実再生リストはクリップだけを用いてブリッジ−クリップは用いることができない。すなわち、実再生リストはクリップの一部を参照することであるので、概念的にディスク上でクリップの一部を参照することと同等なことと見られる。仮想再生リストはクリップとブリッジ−クリップをすべて用いることができるので、実再生リストの概念は仮想再生リストと並存しない。

「ｉｎｆｏ．ｔｔｌ」ファイルはタイトルに対するＡ／Ｖストリームの再生を管理する一般的な情報を提供する一般情報ファイルである。さらに詳細には同じタイトルディレクトリのＰＬＡＹＬＩＳＴディレクトリにある再生リストのファイル名を識別する再生リスト目録を含む。「ｉｎｆｏ．ｔｔｌ」ファイルに対しては本発明の実施形態と関連して以下でさらに詳細に説明する。

図２では、本発明の実施形態による記録媒体のデータ構造を示すだけでなく、記録媒体の領域をも示している。例えば、タイトルディレクトリは一つ以上のタイトルディレクトリ領域に記録され、一般情報ファイルはそのタイトルディレクトリ領域内の一つ以上の一般情報領域に記録され、再生リストディレクトリは一つ以上の再生リストディレクトリ領域に記録され、再生リストディレクトリ内の各再生リストは記録媒体の一つ以上の再生リスト領域に記録される。図２のデータ構造を有する記録媒体を例示している図３に示したように、記録媒体にはファイルシステム情報領域、データベース領域、Ａ／Ｖストリーム領域が含まれる。データベース領域には、タイトルディレクトリと再生リスト情報領域及びクリップ情報領域が含まれる。タイトルディレクトリと再生リスト情報領域には、一般情報ファイル領域に記録された一般情報ファイルと、再生リスト情報領域に記録されたＰＬＡＹＬＩＳＴディレクトリと再生リストファイルが記録される。クリップ情報領域には、ＣＬＩＰＩＮＦディレクトリと、関連クリップ情報ファイルが記録される。Ａ／Ｖストリーム領域には多様なタイトルのＡ／Ｖストリームが記録される。

図４は、本発明の実施形態による他のデータ構造を示している。図示したように、ＤＶＰディレクトリには一つのタイトルＴＩＴＬＥディレクトリがある。このタイトルディレクトリには記録媒体に記録されたビデオデータの各タイトルのための一般情報ファイル「＊．ｔｔｌ」が含まれる。一般情報ファイル「＊．ｔｔｌ」は図２で説明した一般情報ファイル「ｉｎｆｏ．ｔｔｌ」と同じである。ＤＶＰディレクトリには、ＰＬＡＹＬＩＳＴディレクトリ、ＣＬＩＰＩＮＦディレクトリ、ＳＴＲＥＡＭディレクトリがそれぞれ一つずつ含まれている。ＰＬＡＹＬＩＳＴディレクトリ、ＣＬＩＰＩＮＦディレクトリ、ＳＴＲＥＡＭディレクトリが各タイトルディレクトリのサブディレクトリに含まれていた図２の実施形態とは異なり、図４ではすべてのタイトルに対してただ一つのＰＬＡＹＬＩＳＴディレクトリ、ＣＬＩＰＩＮＦディレクトリ、ＳＴＲＥＡＭディレクトリだけが含まれる。図４は、記録媒体の領域を示しており、図３はこのような領域を含む記録媒体の実施形態を示している。

ビデオ・オーディオデータは一般に個別タイトルで編成されている。例えば、ビデオ・オーディオデータにより表現される異なる映画は異なるタイトルで編成される。また、タイトルは、本がチャプターとして編成されるように、様々なチャプターで編成できる。

図５に示したように、また図５ないし図７で詳述されるように、本発明の第１実施形態は、図２のデータ構造の一般情報ファイル「ｉｎｆｏ．ｔｔｌ」にタイトルの再生をチャプターによって管理するチャプター管理情報が含まれる。

ＢＤ−ＲＯＭのような新しい高密度記録媒体は格納容量が非常に大きいため、いろいろなバージョンのタイトルや、１タイトルの一部を格納してそれらを再生することできる。例えば、異なるカメラ角度のビデオデータを記録媒体に記録することができたり、１タイトルの完全成人バージョン、青年バージョン、そして父母が制限できる子供バージョンなどを前記記録媒体に記録することができる。各バージョンは異なる再生パスを有し、この例のようなビデオデータは多重再生パスビデオデータと呼ばれる。本発明は多重再生パスビデオデータのいずれの類型またはこれらの組合に対しても適用可能である。図５ないし図７を参照しながら詳述されるが、本発明の実施形態では記録媒体に記録される多重再生パスビデオデータの再生を管理するためのパス管理情報が一般情報ファイル「ｉｎｆｏ．ｔｔｌ」に含まれる。

図５に示したように、本発明の１番目の実施形態は、タイトル内の各チャプターは少なくとも一つ以上の再生リストと関連しており、再生リストは一つまたはそれ以上の再生パスに属している。

図５の例で、再生リスト１はチャプター１であって、再生リスト２、３はチャプター２で、再生リスト４、５、６はチャプター３である。また、再生パス１には再生リスト１、２、４、５が指定され、再生パス２には再生リスト３と６が指定される。これは単に例示であるだけであって、本発明により許されるパス構造はこれに限られない。例えば、一つの再生リストは一つより多い再生パスに関連させることができる。

図６では本発明の実施形態による一般情報ファイル「ｉｎｆｏ．ｔｔｌ」の一部をさらに詳細に説明している。一般情報ファイルには「ＴａｂｌｅＯｆＰｌａｙｌｉｓｔｓ」という情報フィールドがあるが、この再生リスト目録「ＴａｂｌｅＯｆＰｌａｙｌｉｓｔｓ」には情報フィールドの長さと同じタイトルのＰＬＡＹＬＩＳＴディレクトリにある再生リストの個数が記録される。そして、各再生リストに対して再生リスト目録には、再生リストを識別する再生リストのファイル名「ＰｌａｙＬｉｓｔ＿ｆｉｌｅ＿ｎａｍｅ」、チャプターエントリーフラッグ「Ｃｈａｐｔｅｒ＿ｅｎｔｒｙ＿ｆｌａｇ」、バス番号「Ｐａｔｈ＿ｎｕｍｂｅｒ」が記録される。チャプターエントリーフラッグは関連した再生リストがチャプターの開始なのかを示すチャプター管理情報を提供し、パス番号は関連した再生リストが属するパスを示すパス管理情報を提供する。

また、チャプター管理情報は、図７に示したように、一般情報ファイル「ｉｎｆｏ．ｔｔｌ」の一部を構成するチャプターエントリー目録「ＣｈａｐｔｅｒＥｎｔｒｙＴａｂｌｅ」を選択的に含むことができる。チャプターエントリー目録には、その情報フィールドの長さ、チャプターの個数「ｎｕｍｂｅｒ＿ｏｆ＿Ｃｈａｐｔｅｒｓ」が含まれ、各チャプターに対してチャプターと関連する１番目の再生リストのファイル名「Ｅｎｔｒｙ＿ＰｌａｙＬｉｓｔ＿ｆｉｌｅ＿ｎａｍｅ」が含まれる。異なる実施形態では、チャプターエントリー目録を一般情報ファイル「ｉｎｆｏ．ｔｔｌ」と分離されたファイルに記録することもできる。

図５ないし図７の実施形態を、図２のデータ構造に対する実施形態を基準にしながら説明したが、図４のデータ構造に対する実施形態にも適用することができる。

図８は、本発明による光ディスク記録及び再生装置に対する構成を示したものである。Ａ／Ｖエンコーダ９は、オーディオビデオデータを入力受けてエンコードして、コーディング情報とストリーム特性情報と共にマルチプレクサ８に出力する。マルチプレクサ８は、例えば、ＭＰＥＧ−２伝送ストリーム（MPEG-2 transport stream）を生成するために、入力されるコーディング情報とストリーム特性情報を基礎にしてエンコードされたオーディオビデオデータを多重化する。ソース・パケッタイザ７はマルチプレクサから入力される伝送パケットを光ディスクのオーディオビデオフォーマットに合うソースパケットにパケット化する。図８に示したように、Ａ／Ｖエンコーダ９、マルチプレクサ８、ソース・パケッタイザ７の動作はコントローラ１０により制御される。コントローラ１０がユーザーから記録命令を受信すると、Ａ／Ｖエンコーダ９、マルチプレクサ８、ソース・パケッタイザ７に制御情報を送る。例えば、コントローラ１０は、Ａ／Ｖエンコーダ９に実行すべきエンコード類型を指示し、マルチプレクサ８に生成する伝送ストリームを指示し、かつソース・パケッタイザ７にソースパケットのフォーマットを指示する。また、コントローラ１０は光ディスクにソース・パケッタイザ７の出力を記録できるようにドライブ３を制御する。

コントローラ１０は、光ディスクに記録されているオーディオビデオデータの再生を管理するためのナビゲーション管理情報を生成する。例えば、ユーザーとのインターフェース（ディスクに格納されているか、イントラネットまたはインターネットを介して提供される命令語）を介して受けた情報を基礎にして、コントローラ１０は光ディスクに図２と図５ないし図７または図４ないし図７のデータ構造を記録するようにドライブ３を制御する。

再生するときには、コントローラ１０はデータ構造を再生するようにドライブ３を制御する。すなわち、ディスクに含まれた情報とユーザーインターフェース（記録及び再生装置の操作ボタンまたは装置と関連した遠隔操作）を介して受け取ったユーザー入力を基礎にして、コントローラ１０は、光ディスクからオーディオビデオソースパケットを再生するようにドライブ３を制御する。例えば、ユーザー入力としては再生するタイトル、チャプター、及び／またはパスを指定できる。このようなユーザー入力を、例えば、コントローラ１０にあらかじめプログラムされたＧＵＩ（GraphicalUserInterface）ベースのメニューを介して指定することができる。ユーザー入力、図２のタイトル「ＴＩＴＬＥ」ディレクトリ、及び／または図２と図４の一般情報ファイル、チャプター管理情報、及び／またはパス管理情報を利用して、コントローラ１０は指定されたタイトル、チャプター、及び／またはパスの再生を制御する。

例えば、特定のタイトルを選択するためには、コントローラ１０は図２でタイトルディレクトリの番号または図４で一般情報ファイルの番号からタイトルの個数を確認して、その確認されたタイトル番号のうちの一つをユーザーにより選択できるようにする。一般情報ファイルにタイトル名前のような意味ある情報を含めることで、ユーザーが容易にタイトルを選択できるようにする。一旦タイトルが選択されると、選択されたタイトルのための一般情報ファイルにある再生リスト目録から選択されたタイトルに対する再生リストファイル名を確認して、確認された再生リストによって再生する。

特定のチャプターを選択するためには、コントローラ１０はチャプターの個数を確認するために各再生リストに対するチャプターエントリーフラッグを調査して、ユーザーが再生するチャプターを選択できるようにする。タイトル選択と同じく、チャプター管理情報にチャプターと関連して意味ある情報を含めることができる。特定のチャプターを選択することは関連する再生リストのうちから再生を始める再生リストを選択することである。

特定のパスを選択するためには、コントローラ１０は再生パスの個数を確認するために各再生リストに対するパス番号を調査して、ユーザーが再生するパスを選択できるようにする。タイトルやチャプターの選択と同じく、パス管理情報には再生する再生パスと関連した意味ある情報を含めることができる。パスが選択されると、選択されたパス番号を有する再生リストだけが再生される。

ソース・デパケッタイザ４は再生されたソースパケットの入力を受けてＭＰＥＧ−２伝送パケットストリームのようなデータストリームに変換する。デマルチプレクサ５はデータストリームをエンコードされたビデオ・オーディオデータに逆多重化する。Ａ／Ｖデコーダー６はエンコードされたビデオ・オーディオデータをデコードして元のビデオ・オーディオデータとする。再生している間、ソース・デパケッタイザ４、デマルチプレクサ５、Ａ／Ｖデコーダー６の動作はコントローラ１０により制御される。コントローラ１０がユーザーから再生命令を受信すれと、ソース・デパケッタイザ４、デマルチプレクサ５、Ａ／Ｖデコーダー６に制御情報を送る。例えば、コントローラ１０は、ソース・デパケッタイザ４にソースパケットのフォーマットを指示し、デマルチプレクサ５に逆多重化する伝送ストリームを指示し、Ａ／Ｖデコーダー６に実行するデコード類型を指示する。

図８には記録と再生装置に関して図示しているが、図８の構成要素一部だけで記録動作または再生作動だけ提供する専用記録装置または専用再生装置も可能である。

図９ないし図１２は、本発明によるデータ構造に対する２番目の実施形態を示したものである。図９に示したように、２番目の実施形態のデータ構造は、チャプター管理情報を除いては、図５のデータ構造と同一である。図２のように図９においても記録媒体の領域を示しており、図３にはこのような領域を含んだ記録媒体の例を示している。図９ではチャプター管理情報が再生アイテムのレベルでチャプターを示している。再生リスト１で、再生アイテム１はチャプター１に、再生アイテム２はチャプター２に、再生アイテム３と４はチャプター４と指定される。

本実施形態においては、チャプター管理情報は再生リストファイルに含まれる。図１０では、本実施形態によってチャプター管理情報が含まれた再生リストファイルの一部が図示されている。各再生リストファイルにはファイルの長さと再生リストを形成する再生アイテムの個数「ｎｕｍｂｅｒ＿ｏｆ＿ＰｌａｙＩｔｅｍｓ」が含まれる。各再生アイテムごとに、再生アイテム情報フィールドが再生リストファイルに設けられている。各再生アイテムは再生アイテム番号で識別される。図１０に示したように、再生アイテム情報フィールドにはフィールド長さとチャプターエントリーフラッグ「Ｃｈａｐｔｅｒ＿ｅｎｔｒｙ＿ｆｌａｇ」が含まれる。チャプターエントリーフラッグは関連する再生アイテムがチャプターの開始であるか否かを示すチャプター管理情報を提供している。

また、チャプター管理情報は、図１１に示したように、再生リストファイルの一部を構成するチャプターエントリー目録「ＣｈａｐｔｅｒＥｎｔｒｙＴａｂｌｅ」を選択的に含む。チャプターエントリー目録には、この情報フィールドの長さ、チャプターの個数「ｎｕｍｂｅｒ＿ｏｆ＿Ｃｈａｐｔｅｒｓ」が含まれており、各チャプターにそのチャプターに関連する１番目の再生アイテムのファイル名「Ｅｎｔｒｙ＿ＰｌａｙＩｔｅｍ＿ｆｉｌｅ＿ｎａｍｅ」が含まれる。異なる実施形態では、チャプターエントリー目録を再生リストファイルと別のファイルに記録することもできる。

図１２では図９ないし図１２の実施形態の一般情報ファイル「ｉｎｆｏ．ｔｔｌ」の一部を示している。一般情報ファイルには「ＴａｂｌｅＯｆＰｌａｙｌｉｓｔｓ」という情報フィールドがあるが、再生リスト目録「ＴａｂｌｅＯｆＰｌａｙｌｉｓｔｓ」には情報フィールドの長さ及び同じタイトルの再生リストディレクトリにある再生リストの個数が記録される。再生リストの再生リスト目録には、再生リストを識別する再生リストのファイル名「ＰｌａｙＬｉｓｔ＿ｆｉｌｅ＿ｎａｍｅ」とパス番号「Ｐａｔｈ＿ｎｕｍｂｅｒ」が記録される。パス番号は、関連した再生リストが属するパスを示すパス管理情報を提供する。

図８の記録及び再生装置は、図９ないし図１２の実施形態に対して、図５ないし図７で説明したのと同じに動作する。しかし、図９ないし図１２の実施形態に対しては、再生が特定チャプターから選択的に始まるために、記録、再生時に図１０のチャプター管理情報が使用される。

図１３と図１４は、本発明によるデータ構造に対する３番目の実施形態を示したものである。図１３に示したように、３番目の実施形態のデータ構造は、チャプター管理情報を除いては、図５のデータ構造と同一である。図５のように図１３においても記録媒体の領域を示しており、図３にはこのような領域を含んだ記録媒体の例を示している。図１３ではチャプターマークを用いてチャプターを指示するチャプター管理情報を示している。図１３で、再生リスト１、２、４、５はパス１と指定され、再生リスト３と６はパス２と指定されており、チャプターマーク１が生リスト１に関連させて、チャプターマーク２と３は再生リスト２と３に関連させて、チャプターマーク４は再生リスト４に関連させて、チャプターマーク５と６は再生リスト５と６に関連させられている。本実施形態では各チャプターが一つのチャプターマークと関連されるが、それだけに限定されるわけではない。

本実施形態のチャプター管理情報は再生リストファイルに含まれる。図１４では、本実施形態における、チャプター管理情報が含まれた再生リストファイルの一部が図示されている。各再生リストファイルには再生リストマーク「ＰｌａｙＬｉｓｔｓＭａｒｋ」情報フィールドがあるが、その再生リストマーク情報フィールドには情報フィールドの長さと再生リスト内にある再生リストマークの個数「ｎｕｍｂｅｒ＿ｏｆ＿ＰｌａｙＬｉｓｔ＿ｍａｒｋｓ」が含まれる。各再生リストマークに対して、再生リストマーク情報フィールドにはマーク類型「ｍａｒｋ＿ｔｙｐｅ」、マーク名の長さ「ｍａｒｋ＿ｎａｍｅ＿ｌｅｎｇｔｈ」、マークＩＤ「ｍａｒｋ＿ＩＤ」、マークが置かれた再生リストに対する表示器「ｒｅｆ＿ｔｏ＿ＰａｌｙＬｉｓｔ＿ｉｄ」、タイムスタンプ「ｍａｒｋ＿ｔｉｍｅ＿ｓｔａｍｐ」、そしてマーク持続時間「ｄｕｒａｔｉｏｎ」が含まれる。

マーク類型はマークの類型を示している。例えば、マークがチャプターの開始を示すとき、マーク類型「ｍａｒｋ＿ｔｙｐｅ」は関連するマークをチャプターマークと識別する。マーク名前の長さ「ｍａｒｋ＿ｎａｍｅ＿ｌｅｎｇｔｈ）はマーク名前の長さをｂｙｔｅによって示す。マークＩＤ「ｍａｒｋ＿ＩＤ」はマークの作成者を識別し、再生リスト表示器（ｒｅｆ＿ｔｏ＿ＰａｌｙＬｉｓｔ＿ｉｄ」はマークが置かれた再生リストに対する再生リストＩＤ「Ｐｌａｙｌｉｓｔ＿ｉｄ」を示す。タイムスタンプ「ｍａｒｋ＿ｔｉｍｅ＿ｓｔａｍｐ」はマークが置かれた位置、言い換えるとマークが置かれたＡ／Ｖストリームクリップの時間軸上の位置（ＡＴＣ及び／またはＳＴＣを基準にした）を示し、持続時間「ｄｕｒａｔｉｏｎ」はタイムスタンプから始まるマークの長さを示す。

再生リストマーク情報フィールドにチャプター管理情報があるので、１番目の実施形態でのチャプターエントリーフラッグ「Ｃｈａｐｔｅｒ＿ｅｎｔｒｙ＿ｆｌａｇ」は不必要である。また、３番目の実施形態にも、図１２と本発明の２番目の実施形態で述べたようなパス管理情報が設けられる。

図８の記録及び再生装置は、図１３と図１４の実施形態に対して、図５ないし図７で述べたのと同じように動作する。しかし、図１３と図１４の実施形態に対しては、特定チャプターから選択的に再生が始まるために、図１４のチャプター管理情報が記録され、再生される。コントローラ１０は、チャプターマークで識別された再生リストマークの個数を基礎にしてタイトル内のチャプターの個数を確認して、ユーザーがチャプターを選択できるようにする。そして、選択されたチャプターのチャプターマークと関連するタイムスタンプにより指示される位置からビデオ・オーディオデータの再生を始める。

図１５ないし図１７は、本発明によるデータ構造に対する４番目の実施形態を示したものである。図１５に示したように、４番目の実施形態のデータ構造は図２のデータ構造を採用している。図２でのように図１５においても記録媒体の領域を示しており、図３にはこのような領域を含んだ記録媒体の例を示している。

図１５に示したように、各チャプターはＰＬＡＹＬＩＳＴディレクトリ内の一つの再生リストと関連している。図１５では、パス１が再生リスト１の再生アイテム１、３、５、７で構成されて、パス２は同じ再生リスト１の再生アイテム２、４、６、及び８で構成される。これは単に例示であるだけであって、ここに限られない。

図１６では本発明の実施形態による一般情報ファイル「ｉｎｆｏ．ｔｔｌ」の一部についてさらに詳細に説明している。この一般情報ファイルには「ＴａｂｌｅＯｆＰｌａｙｌｉｓｔｓ」という情報フィールドがあるが、この再生リスト目録「ＴａｂｌｅＯｆＰｌａｙｌｉｓｔｓ」には情報フィールドの長さと同じタイトルのＰＬＡＹＬＩＳＴディレクトリにある再生リストの個数が記録される。各再生リストに対して前記再生リスト目録には、再生リストを識別する再生リストのファイル名「ＰｌａｙＬｉｓｔ＿ｆｉｌｅ＿ｎａｍｅ」と再生リストに関連するチャプター管理情報が記録される。このチャプター管理情報は再生リストがチャプターの開始なのかを示すチャプターエントリーフラッグ「Ｃｈａｐｔｅｒ＿ｅｎｔｒｙ＿ｆｌａｇ」である。各チャプターが一つの再生リストに関連される図１５の実施形態で、チャプターエントリーフラッグは各再生リストに設定される。しかし、本発明はそれに限らない。

また、前記チャプター管理情報は、図７で詳細に説明したように、一般情報ファイル「ｉｎｆｏ．ｔｔｌ」の一部を形成するチャプターエントリー目録「ＣｈａｐｔｅｒＥｎｔｒｙＴａｂｌｅ）を含むことができる。

タイトルに含まれる多重再生パスビデオデータの再生を管理するために使われるパス管理情報が再生リストファイルに記録されている実施形態が図１７に示している。

各再生リストファイルはファイルの長さと再生リストを形成する再生アイテムの個数「ｎｕｍｂｅｒ＿ｏｆ＿ＰｌａｙＩｔｅｍｓ」を示している。各再生アイテムに対して、再生アイテム情報フィールドが再生リストファイルに設けられている。各再生アイテムは再生アイテム番号で識別される。図１７に示したように、再生アイテム情報フィールドにはフィールド長さとパス番号「Ｐａｔｈ＿ｎｕｍｂｅｒ」が含まれる。パス番号は関連する再生アイテムが属するパスを示すパス管理情報を提供する。

図８の記録及び再生装置は、図１５ないし図１７の実施形態に対して、図５ないし図７で叙述されたことと同じように動作する。しかし、図１５ないし図１７の実施形態に対しては、選択的に再生が特定チャプターから始まり、および／または特定再生パスに沿って進められるために、記録され、再生される間、図１６と図１７のチャプター及びパス管理情報が使われる。

図１８と図１９は、本発明によるデータ構造に対する５番目の実施形態を示したものである。図１８に示したように、５番目の実施形態のデータ構造は図２のデータ構造を採用する。図２でのように図１８においても記録媒体の領域を示しており、図３にはこのような領域を含んだ記録媒体の例を示している。以後図１８と図１９を参照しながら詳述されるが、本発明の実施形態の各再生リストファイルは、記録媒体に記録される多重再生パスビデオデータの再生を管理するパス管理情報と、ビデオデータのタイトルの再生をチャプターによって管理するチャプター管理情報が含まれる。

図１８に示したように、タイトルの各チャプターは再生リストに含まれた少なくとも一つ以上の再生アイテムに関連している。図１８の実施形態で、再生リスト１に含まれた再生アイテムのうちから再生アイテム１と２はチャプター１、再生アイテム３ないし６はチャプター２、そして再生アイテム７と８はチャプター３になる。また、パス１は再生アイテム１、３、５、７で構成されて、パス２は再生アイテム２、４、６、８で構成される。しかし、これは単に例示であるだけであって、パス構造はここに限られない。

チャプター及びパス管理情報は、図１９に示したように構成された対応する再生リストファイル内に記録される。各再生リストファイルにはファイルの長さと再生リストを形成する再生アイテムの個数「ｎｕｍｂｅｒ＿ｏｆ＿ＰｌａｙＩｔｅｍｓ」が含まれる。各再生アイテムに対して、再生リストファイルに再生アイテム情報フィールドが設けられている。ここで、各再生アイテムは再生アイテム番号で識別される。図１９に示したように、再生アイテム情報フィールドにはフィールド長さ、チャプターエントリーフラッグ「Ｃｈａｐｔｅｒ＿ｅｎｔｒｙ＿ｆｌａｇ」、パス番号「Ｐａｔｈ＿ｎｕｍｂｅｒ」が含まれる。前記チャプターエントリーフラッグは関連する再生アイテムがチャプターの開始か否かを示すチャプター管理情報を提供して、前記パス番号は関連する再生アイテムが属するパスを示すパス管理情報を提供する。

また、前記チャプター管理情報は、図１１で詳述したように、再生リストファイルの一部を構成するチャプターエントリー目録「ＣｈａｐｔｅｒＥｎｔｒｙＴａｂｌｅ」を含むこともできる。

図８の記録及び再生装置は、図１８と図１９の実施形態に対して、図５ないし図７で叙述されたことと同じように動作する。しかし、図１８と図１９の実施形態に対しては、選択的に再生が特定チャプターから始まり、および／または特定再生パスに沿って進められるために、記録され、再生される間、図１９のチャプター及びパス管理情報が使われる。

図２０は、本発明によるデータ構造に対する６番目の実施形態を示したものである。図２０に示したように、６番目の実施形態のデータ構造は、チャプター管理情報を除いては、図１８のデータ構造と同一である。図１８でのように図２０においても記録媒体の領域を示しており、図３はこのような領域を含んだ記録媒体の例を示している。図２０ではチャプターマークを用いてチャプターを指示するチャプター管理情報を示している。さらに詳細には、再生リストファイルには図１４で詳述したような方式でチャプター管理情報が含まれる。さらに、前記再生リストファイルには図１７で詳述したような方式でパス管理情報が含まれる。

図８の記録及び再生装置は、図２０の実施形態に対して、図５ないし図７で叙述されたことと同じように動作する。しかし、図２０の実施形態に対しては、選択的に再生が特定チャプターから始まり、および／または特定再生パスに沿って進められるために、記録され、再生される間、図１４と図１７の前記チャプター及びパス管理情報が使われる。

図２０の実施形態が示しているように、上述された多くの実施形態のチャプター再生管理とパス再生管理に対して異なったデータ構造を組み合わせることによって、本発明による新しい実施形態を追加でさらに提示できる。

また、本発明の実施形態は図２のデータ構造に適用されるとされたが、図４のデータ構造にも適用することができる。

したがって、前記のように構成される本発明は、タイトル、チャプター、多重再生パスを基盤にしてビデオデータの再生を管理できるデータまたはファイル構造を提供することによって、ユーザーの嗜好や便宜に合せてビデオデータを再生できる柔軟性を提供する。

以上、前述した本発明の望ましい実施形態は例示の目的のために開示されたものであって、ＢＤ−ＲＯＭ以外の異なる光ディスクにも拡大適用が可能であって、また当業者ならば以下添付された特許請求範囲に開示された本発明の技術的思想とその技術的範囲内で、多様な異なる実施形態を改良、変更、代替または付加などが可能である。

再記録可能ブルーレイディスク（ＢＤ−ＲＥ）の規格による再記録可能光ディスクのファイルまたはデータ構造を示したものである。 本発明に対する記録媒体のファイルまたはデータ構造に関する実施形態を示したものである。 図２のデータ構造を有する記録媒体に対する実施形態を示したものである。 本発明に対する記録媒体のファイルまたはデータ構造に関する実施形態を示したものである。 図２のファイルまたはデータ構造に対する最初の詳細な実施形態を示したものである。 図２のファイルまたはデータ構造に対する最初の詳細な実施形態を示したものである。 図２のファイルまたはデータ構造に対する最初の詳細な実施形態を示したものである。 本発明による光ディスク記録・再生装置に対する構成を示したものである。 図２のファイルまたはデータ構造に対する２番目の詳細な実施形態を示したものである。 図２のファイルまたはデータ構造に対する２番目の詳細な実施形態を示したものである。 図２のファイルまたはデータ構造に対する２番目の詳細な実施形態を示したものである。 図２のファイルまたはデータ構造に対する２番目の詳細な実施形態を示したものである。 図２のファイルまたはデータ構造に対する３番目の詳細な実施形態を示したものである。 図２のファイルまたはデータ構造に対する３番目の詳細な実施形態を示したものである。 図２のファイルまたはデータ構造に対する４番目の詳細な実施形態を示したものである。 図２のファイルまたはデータ構造に対する４番目の詳細な実施形態を示したものである。 図２のファイルまたはデータ構造に対する４番目の詳細な実施形態を示したものである。 図２のファイルまたはデータ構造に対する５番目の詳細な実施形態を示したものである。 図２のファイルまたはデータ構造に対する５番目の詳細な実施形態を示したものである。 図２のファイルまたはデータ構造に対する６番目の詳細な実施形態を示したものである。

Claims (20)

1. 多重再生パスを有し、記録媒体に記録されたビデオデータの再生を管理するデータ構造を具備する記録媒体において、
   前記ビデオデータの再生を管理する再生リストファイルを識別する再生リスト識別子を含む一般情報ファイルが格納される第１の領域と、
   前記再生リスト識別子によって識別された前記再生リストファイルが格納される第２の領域と
   から構成され、
   前記再生リストファイルは前記ビデオデータのクリップにある再生区間を識別する再生アイテムを有し、前記再生アイテムは前記ビデオデータの前記多重再生パスを管理するパス管理情報を有し、
   前記再生リストは前記ビデオデータのポイント情報およびチャプターの始まりを示す少なくとも１つの再生リストマークを有し、前記再生リストマークは再生リストマークが配置される前記再生アイテムを示すフィールドを有することを特徴とする記録媒体。
2. 前記パス管理情報は前記再生アイテムによって識別される再生パスを示すことを特徴とする請求項１記載の記録媒体。
3. 前記再生リストマークは、前記再生アイテムに前記マークが配置されているポイントを示すタイムスタンプを有することを特徴とする請求項１記載の記録媒体。
4. 多重再生パスを有するビデオデータの再生を管理するデータ構造を記録する方法であって、
   記録媒体の第１の領域にある前記ビデオデータの再生を管理し、かつ前記ビデオデータの前記多重再生パスを管理するためのパス管理情報を含むとともに前記ビデオデータのクリップにある再生区間を識別する再生アイテムを有する再生リストファイルを識別する再生リスト識別子を含む一般情報ファイルを記録するステップと、
   前記記録媒体の第２の領域にある前記再生リスト識別子によって識別され、かつ自身が配置されている前記再生アイテムを示すフィールドを有するとともに前記ビデオデータのポイント情報およびチャプターの始まりを示す少なくとも１つの再生リストマークを有する前記再生リストファイルを記録するステップと
   から構成されることを特徴とする方法。
5. 多重再生パスを有するビデオデータの再生を管理するデータ構造を再生する方法であって、
   記録媒体の第１の領域に含まれる前記ビデオデータの再生を管理し、かつ前記ビデオデータの前記多重再生パスを管理するためのパス管理情報を含むとともに前記ビデオデータのクリップにある再生区間を識別する再生アイテムを有する再生リストファイルを識別する再生リスト識別子を有する一般情報を再生するステップと、
   前記記録媒体の第２の領域に含まれる前記再生リスト識別子によって識別され、かつ自身が配置されている前記再生アイテムを示すフィールドを有するとともに前記ビデオデータのポイント情報およびチャプターの始まりを示す少なくとも１つの再生リストマークを有する前記再生リストファイルを再生するステップと
   から構成されることを特徴とする方法。
6. 多重再生パスを有するビデオデータの再生を管理するデータ構造を記録する装置であって、
   記録媒体に記録するように構成された記録装置と、
   前記記録媒体の第１の領域の前記ビデオデータの再生を管理し、かつ前記ビデオデータの前記多重再生パスを管理するためのパス管理情報を含むとともに前記ビデオデータのクリップにある再生区間を識別する再生アイテムを有する再生リストファイルを識別するための再生リスト識別子を含む一般情報を記録するように前記記録装置を制御し、さらに、前記記録媒体の第２の領域の前記再生リスト識別子によって識別され、かつ自身が配置されている前記再生アイテムを示すフィールドを有するとともに前記ビデオデータのポイント情報およびチャプターの始まりを示す少なくとも１つの再生リストマークを有する前記再生リストファイルを記録するように前記記録装置を制御するコントローラと
   を有することを特徴とする装置。
7. 多重再生パスを有するビデオデータの再生を管理するデータ構造を再生する装置であって、
   記録媒体に記録されたデータを再生するように構成された再生装置と、
   前記記録媒体の第１の領域に記録された前記ビデオデータの再生を管理し、かつ前記ビデオデータの多重再生パスを管理するパス管理情報を含むとともに前記ビデオデータのクリップにある再生区間を識別する再生アイテムを有する再生リストファイルを識別する再生リスト識別子を含む一般情報を再生するように前記再生装置を制御し、さらに、前記記録媒体の第２の領域に記録された前記再生リスト識別子によって識別され、かつ自身が配置されている前記再生アイテムを示すフィールドを有するとともに前記ビデオデータのポイント情報およびチャプターの始まりを示す少なくとも１つの再生リストマークを有する再生リストファイルを再生するように前記再生装置を制御するコントローラと
   を有することを特徴とする装置。
8. 前記再生リストマークは前記再生リストファイルに含まれた再生リストマークの数を表す情報を有することを特徴とする請求項１に記載の記録媒体。
9. 前記パス管理情報は前記再生アイテムによって識別された再生パスを表すことを特徴とする請求項４に記載の方法。
10. 前記再生リストマークは前記再生アイテムに配置される前記マークのポイントを表すタイムスタンプを有することを特徴とする請求項４に記載の方法。
11. 前記再生リストマークは前記再生リストファイルに含まれる再生リストマークの数を表す情報を有することを特徴とする請求項４に記載の方法。
12. 前記パス管理情報は前記再生アイテムによって識別された再生パスを表すことを特徴とする請求項５に記載の方法。
13. 前記再生リストマークは前記再生アイテムに配置される前記マークのポイントを示すタイムスタンプを有することを特徴とする請求項５に記載の方法。
14. 前記再生リストマークは前記再生リストファイルに含まれる再生リストマークの数を表す情報を有することを特徴とする請求項５に記載の方法。
15. 前記パス管理情報は前記再生アイテムによって識別された再生パスを表すことを特徴とする請求項６に記載の装置。
16. 前記コントローラは再生リストマークが再生リストマークに配置された時間上のポイントを示すタイムスタンプを記録するように記録装置を制御することを特徴とする請求項６に記載の装置。
17. 前記コントローラは前記再生リストマークにある前記再生リストファイルに含まれる再生リストマークの数を表す記録情報を記録するように記録装置を制御することを特徴とする請求項６に記載の装置。
18. 前記パス管理情報は前記再生アイテムによって識別された再生パスを表すことを特徴とする請求項７に記載の装置。
19. 前記コントローラは再生リストマークから再生リストアイテムに配置されたマークのポイントを示すタイムスタンプを読み取るように、再生装置を制御することを特徴とする請求項７に記載の装置。
20. 前記コントローラは再生リストマークから再生リストファイル含まれる再生リストマークの数を表す情報を読み取るように、再生装置を制御することを特徴とする請求項７に記載の装置。

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