JP4297625B2 - Air conditioner - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、室内ユニット内の雑菌やかびの繁殖を防止するようにした空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知の通り、室外ユニットと室内ユニットとを設けて構成される空気調和機では、その室内ユニットの内部に設けられた室内熱交換器と室内空気との間での熱交換を促進させるために室内ファンを設け、室内ファンにより室内空気を室内ユニット内に吸い込み、吸い込んだ室内空気を室内熱交換器に送り込んで熱交換させ、熱交換後の空気を再び室内に吹き出すようにしている。
【0003】
このため、室内ユニット内には室内空気といっしょに吸い込まれ、室内ユニット内部壁面や内部に設けられた室内ファンや室内熱交換器等にごみや埃が付着し易く、こうした付着したごみや埃に含まれる雑菌やかびが繁殖するという問題がある。特に、冷房運転停止後には、室内熱交換器で凝縮した凝縮水が室内ユニット内で蒸発し、室内ユニット内部の湿度が高くなるため、雑菌やかびの繁殖がより多くなるという問題がある。
【0004】
そして、これらの雑菌やかびが繁殖すると、空気調和機の運転時に悪臭を発生させたり、室内にこれら雑菌やかびの胞子が吹き出される可能性もあり、衛生上好ましくない。また、室内熱交換器や室内ファンに付着したかびが繁殖すると、通風経路の抵抗となったり、室内ファンの風量が低下し、空気調和機の性能の低下を招く虞もある。
【0005】
このような雑菌やかびの繁殖は、冷房運転停止後において、室内ユニット内が高温多湿状態になることが主原因である。そこで、冷房運転終了直後に、暖房運転や送風運転からなる乾燥運転を実行して室内ユニット内の水分を蒸発させて湿度を低下させ、雑菌やかびの繁殖を防止する方法が知られている。
【0006】
しかしながら、暖房運転による乾燥運転では、冷房終了後に空気調和している室内に高温多湿空気が吹き出し、居住者に不快感を与えるという問題がある。一方、送風運転による乾燥運転では、室内ユニット内が乾燥するまでに長時間を要するという問題がある。さらに、どちらの乾燥運転でも、室内ユニット内の水分を蒸発させて空気調和している室内に吹き出す運転であるため、室内の湿度を上昇させ、居住者の快適感を損ねるという問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような状況に鑑みて本発明はなされたもので、その目的とするところは、空気調和している室内に多湿空気を吹き出すことによって居住者の快適感を損ねることもなく、冷房運転停止後における室内ユニット内の高温多湿状態を比較的短時間のうちに解消して雑菌やかびの繁殖を低減させことができる空気調和機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の空気調和機は、室内ユニット本体下部に室内に空気を吹き出す吹出口、吹出口を開閉するとともに吹出方向を制御する吹出口開閉ルーバ、室内ユニット本体上部に室内空気を吸い込む上面及び前面の吸込口、室内ユニット本体前面に前面の吸込口を開閉可能な前面パネル、室内ユニット本体内に吸込口から吹出口に向かって形成された空気の主通流路、吸込口と吹出口とを連通する通路に収容されたオゾンを発生させるオゾン発生装置、第1室内熱交換器、第2室内熱交換器及び室内ファン、前記第1室内熱交換器と第2室内熱交換器の間の配管に介装した減圧装置とを有する室内ユニットと、回転数が可変の圧縮機とを備えた空気調和機において、前記減圧装置の絞りを大として前記第1室内熱交換器を凝縮器、第2室内熱交換器を蒸発器として作用させ、前記室内ファンを低風量とすると共に圧縮機の回転数を低速に制御し、吹出口から吹き出された吹出空気が前記吸込口に戻るように前面パネルの開度と前記吹出口開閉ルーバの方向を制御する乾燥運転モードを備えた制御装置を備えたことを特徴とするものであり、
また、室内ユニット本体下部に室内に空気を吹き出す吹出口、吹出口を開閉するとともに吹出方向を制御する吹出口開閉ルーバ、室内ユニット本体上部に室内空気を吸い込む上面及び前面の吸込口、室内ユニット本体前面に前面の吸込口を開閉可能な前面パネル、室内ユニット本体内に吸込口から吹出口に向かって形成された空気の主通流路、吸込口と吹出口とを連通する通路に収容されたオゾンを発生させるオゾン発生装置、第1室内熱交換器、第2室内熱交換器及び室内ファン、前記第1室内熱交換器と第2室内熱交換器の間の配管に介装した減圧装置、前記吹出口部分と吸込口部分とを、開閉機構を設けて連通可能とする連通通路を有する室内ユニットと、回転数が可変の圧縮機とを備えた空気調和機において、前記減圧装置の絞りを大として前記第1室内熱交換器を凝縮器、第2室内熱交換器を蒸発器として作用させ、前記室内ファンを低風量とすると共に圧縮機の回転数を低速に制御し、吹出口から吹き出された吹出空気が前記吸込口に戻るように前記開閉機構を連通可能に開き、前面パネルの開度と前記吹出口開閉ルーバの方向を制御する乾燥運転モードを備えた制御装置を備えたことを特徴とするものであり、
さらに、前記制御装置は、乾燥運転モード時に前記オゾン発生装置を動作させることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下本発明の一実施形態を、図1乃至図10を参照して説明する。図1は室内ユニットの図3におけるA−B矢視方向の断面図であり、図2は室内ユニットの図3におけるA−C矢視方向の断面図であり、図3は室内ユニットの正面図であり、図4は制御回路図であり、図5はリモートコントローラを示す図で、図5(a)は平面図、図5(b)はメニュー釦による切換え内容を示す図であり、図6は基本制御のフローチャートであり、図7は乾燥運転処理時のフローチャートであり、図8はクリーン運転処理時のフローチャートであり、図9は各運転モードにおける各部の動作状態を一覧にして示す図であり、図10は乾燥運転処理の他の実施形態における運転モードでの各部の動作状態を一覧にして示す図である。
【0010】
図4において、空気調和機1は、屋外Oに設置された室外ユニット2と、空気調和を行う部屋R内に設置された室内ユニット3とで構成され、室外ユニット2に設けられた圧縮機4と四方弁5、室外熱交換器6、開度が細かく制御可能な電動膨張弁でなる室外膨張弁7、さらに室内ユニット3に設けられた室内熱交換器8とが冷凍サイクルを形成するように接続され、四方弁5により冷媒の流通方向を切替えることで室内ユニット3が設置された部屋Rの冷房と暖房を行えるようになっている。また、室外ユニット2には室外熱交換器6の熱交換を促進する速度可変の室外ファン9が、室内ユニット3には室内熱交換器8の熱交換を促進する速度可変の横流ファンでなる室内ファン10が設けられている。
【0011】
さらに、11は圧縮機4の運転周波数を可変とするよう接続されたインバータで、交流電源12にメインスイッチ13を介して接続されている。そして、冷房及び暖房運転を行なっている時には、インバータ11は室内温度負荷(部屋Rの室温と設定温度の差)に応じて制御され、電動膨張弁でなる室外膨張弁7は、その開度が冷凍サイクル状態に応じて制御されるようになっている。なお、図示しないが室外ユニット2と室内ユニット3の各部に交流電源12からの所要の給電が行なえるようになっている。
【0012】
また、室内熱交換器8は、図1に示すように後側熱交換部8aと前側熱交換部8bとに分かれており、後側熱交換部8aと前側熱交換部8bとが絞付き二方弁でなる室内絞り弁14を介して接続されていて、両部間の冷媒の流れを制御することが可能となっている。そして、ここで用いる室内絞り弁14の絞付き二方弁は、電気的制御によって開度操作が可能な弁で、開状態(OFF時:絞りなし)には全開した状態となり、通常の冷房運転や暖房運転の際は、この全開した状態に制御でき、また閉状態(ON時:絞り有り)、例えば後述する乾燥運転や除湿運転の際には、適正な絞り面積を有する状態に制御できるようになっている。
【0013】
なお、後側熱交換部8a、前側熱交換部8bは、いずれも複数枚のアルミニウム製のフィンとこのフィンを蛇行状に貫通した銅パイプから構成された、いわゆるフィンチューブ熱交換器である。そして、後側熱交換部8aの面積(空気吸込側の面積)は、前側熱交換部8bの面積(空気吸込側の面積)よりも小さく形成されている。
【0014】
このため、乾燥運転や除湿運転の時には、室内絞り弁14を絞りの有る閉状態にして、室外熱交換器6と前側熱交換部8bの間の室外膨張弁7を全開することで、前側熱交換部8bを凝縮器(再熱器)となし、後側熱交換部8aを蒸発器として作用させることができ、室内ユニット3内に吸込まれる空気は、前側熱交換器8bで暖められ、後側熱交換器8aで冷却されることになるので、低温となっている後側熱交換器は8aにおいて除湿が可能となる。なお、除湿運転の際の室内絞り弁14の開度(絞り量)設定と、室外ファン9の送風量や圧縮機4の回転数を適切に制御することで、室内ユニット3からの吹出し空気の温度を細かく調節することができる。
【0015】
また、両ユニット2,3には、図6に示す基本制御フローチャートに沿った冷凍サイクルの運転を行なうために、それぞれに室外制御部15と室内制御部16とが設けられており、両制御部15,16は接続線17によって接続されている。そして、接続線17を介して所要の制御信号、データのやり取りが両制御部15,16間で行なわれ、両制御部15,16に接続された両ユニット2,3内各部の運転が行われるようになっている。
【0016】
また室内制御部16には、室内ユニット3外に設けられたワイヤレスのリモートコントローラ(以下、リモコンと称す)18から送信される赤外線信号による運転開始や運転終了の指令、使用者が設定した室温や風量、風向、さらにその他の運転に関わる設定内容等を受信する送受信部19と、空気調和する部屋Rの室温や湿度を検知するサーミスタからなる温度センサ20、セラミックで形成された湿度センサ21が接続されている。なお、リモコン18には、送受信部18から室温や運転状況等が送信され、その内容が表示されるようになっている。
【0017】
一方、室内ユニット3は、図1、2に示すように空気調和を行なう部屋Rの天井近くの壁Qに設置され、室外ユニット2とは壁Qに形成された壁開口Pを介し、接続線17を併設する冷媒配管22により接続されている。また室内ユニット3は、前面パネル23によって開閉可能な前側開口24を有すると共に、上部に上向きに開口する上吸込口25、下部に下向きに開口する吹出口26が形成された横長状筐体の本体ケース27内に、軸方向を長手方向とした横長の横流翼28を室内モータ29により回転駆動する室内ファン10が設けられている。室内モータ29は、複数段の速度切換が可能で、効率が高く、低速でも安定性の高い直流モータを用いているが、交流モータでもよい。
【0018】
さらに室内ユニット3の本体ケース27内部には、前側開口24及び上吸込口25から吹出口26に向かって、室内ファン10による空気の主通流路30が形成されている。そして、主通流路30には、室内ファン10の上流側に室内熱交換器8が、前側熱交換部8bを前側開口24に対向させるように、また後側熱交換部8aを前側熱交換部8bの上部に連接するようにして本体ケース27上後部に対向させるようにして配置されている。この時、弧状に形成されている前側熱交換部8bは、凸側を前方向にして下端辺縁が主通流路30の下前部壁部分を構成する隔壁部材31に設けられた前ドレンパン32内に位置するように、また後側熱交換部8aは、下端辺縁が主通流路30の後部壁部分を構成する背板33に設けられた後ドレンパン34内に位置するように設けられている。なお、室内ユニット3の部屋R内空気の吸込口となる前側開口24、上吸込口25と前側熱交換器8bの間の主通流路30内には、温度センサ20と湿度センサ21とが配設されている。
【0019】
また本体ケース27の長手方向に延在するよう設けられた隔壁部材31は、室内熱交換器8の上流側と下流側、すなわち前側開口24及び上吸込口25の吸込口部分と吹出口26の吹出口部分とを隔てるものである。そして、隔壁部材31には一方側、例えば室内ユニット3の前面開口24側から見て向かって左側部分に、その約半分の長さを有する連通開口35が形成されており、さらに連通開口35には、ダンパ36がダンパ用モータ37を有する駆動機構によって開閉可能となるように取り付けられている。これにより、ダンパ36を開動作させることで吹出口26の吹出口部分から前側開口24及び上吸込口25の吸込口部分に向う、室内ファン10及び室内熱交換器8を経由しない室内ユニット3内部の連通通路38が形成される。
【0020】
また、前側開口24を開閉する前面パネル23は、パネル用モータ39により、例えばラックとピニオンの歯車部材40を有するパネル駆動機構41によって前後方向に進退して開閉動作を行なうようになっている。そして冷房、暖房運転や除湿運転さらに乾燥運転の時には前面パネル23を前進させ、この前進させた状態では、前側開口24が開放されて吸込口が形成され、室内空気が室内ユニット3内に吸い込まれる。また後述するクリーン運転や停止時には前面パネル23を後退させ、この後退させた状態では、前側開口24は閉塞されてごみや埃が室内ユニット3内に侵入するのを防止するようになっている。
【0021】
また上吸込口25には、上吸込ルーバ42が上ルーバ用モータ43によって回動するように設けられていて、上吸込ルーバ42を回動させることで、上吸込口25が開閉可能となっている。そして上吸込ルーバ42は、冷房、暖房運転や除湿運転の時に開回動して、上吸込口25から室内空気が室内ユニット3内に吸い込まれ、また乾燥運転、クリーン運転や停止時には閉回動して上吸込口25は閉じられ、ごみや埃が室内ユニット3内に侵入するのを防止するようになっている。
【0022】
一方、吹出口26にも、左右方向に細長く形成され、左右端が軸支された後吹出ルーバ44aと前吹出ルーバ44bとが、後ルーバ用モータ45aと前ルーバ用モータ45bとによってそれぞれ上下方向に回動するように設けられていて、後吹出ルーバ44aと前吹出ルーバ44bを回動させることで、吹出口26が開閉可能となっている。また各モータ45a,45bは個々に動作させることが可能となっており、各吹出ルーバ44a,44bを空気調和機1の運転モードに合わせて独立に回動させ、開閉動作させることで、部屋R内への空調空気の吹出し方向が上下方向に変えられる。そして、両吹出ルーバ44a,44bを共に閉回動させることで、吹出口26は閉塞される。
【0023】
なお、吹出口26を閉塞する閉塞位置Xa,Xbにあった両吹出ルーバ44a,44bを、空気調和機1の運転モードに合わせ、例えば後吹出ルーバ44aでは斜め下向き位置Ya、真下向き位置Zaに、前吹出ルーバ44bでは水平やや上向き位置Yb、斜め下向き位置Zbに開き角度が変えられると共に、さらにそれらの中間位置にも変えられるようになっている。そして、両吹出ルーバ44a,44bの開き角度を運転モードによって変えることで、室内ユニット3から部屋R内への空調空気の吹出し方向を所望の方向とすることができる。
【0024】
さらに、吹出口26には、両吹出ルーバ44a,44bの上流側近傍に、左右ルーバ46が上縁を支持部材47に軸支され、左右ルーバ用モータ48によって左右方向に回動するように設けられていて、左右ルーバ46を回動させることで、部屋R内への空調空気の吹出し方向が変えられる。
【0025】
また、室内ユニット3には、前面開口24側から見て室内熱交換器8の前側熱交換部8bの向かって前面上部右側部分の位置に、前側熱交換部8bの約半分の横幅寸法を有する電気集塵機49が取り付けられている。この電気集塵機49は、内部に放電電極50aと、アース電位とした集塵電極50bを有し、比較的高い正の第1の高電圧VH1と、これよりも低い正の第2の高電圧VH2を発生する第1の高電圧電源51から放電電極50aと集塵電極50bとの間に、2つの正の高電圧VH1,VH2をそれぞれ切替えて印加できるようになっている。
【0026】
そして電気集塵機49は、オゾン発生装置52として動作させる場合には放電電極50aに第1の高電圧VH1を印加して放電させ、オゾンを発生させる。また集塵動作させる場合には、放電電極50aと集塵電極50bとの間に第2の高電圧VH2を印加するようになっている。すなわち、放電電極50aと集塵電極50bとの間の電位差は、オゾン発生時の方が集塵時よりも大きなものとなるようになっている。なお、電気集塵機として機能させる時と、オゾン発生装置として機能させる時とで放電電極50aに印加する電圧を同じとしてもよい。
【0027】
さらに、室内ユニット3には、主通流路30の下前部壁部分を構成する隔壁部材31の前面開口24側から見て向かって右側の主通流路30に面する壁面に、マイナスイオン発生器53が取り付けられている。このマイナスイオン発生器53は、両端が尖った金属製の針54と、この針54に負の所定の高電圧VHを印加する第2の高電圧電源55を備えて構成され、針54は、一方の針先が吹出口26から部屋R内方向に、また他方の針先が室内ユニット3内部の室内ファン10方向に指向するように設置されている。
【0028】
そして、針54に第2の高電圧電源55から負の所定の高電圧VHを印加することで、針54の先端部分からマイナスイオンを指向する方向に放射するようになっている。このため、通常の冷房、暖房運転時、除湿運転時には、室内ファン10によって送り出される調和された空気と共に、吹出口26側の針54の先端からマイナスイオンが部屋Rに向けて放射される。またクリーン運転時には、室内ファン10側の針54の先端からマイナスイオンが室内ユニット3内方向に向けて放射され、室内ユニット3内部のかびや雑菌を殺菌、滅菌するようになっている。
【0029】
また一方、室外ユニット2と室内ユニット3に設けられた室外制御部15と室内制御部16には、それぞれ図示しないマイクロコンピュータ(C.P.U)が備えられており、それぞれC.P.Uに予めプログラムされた内容、あるいは運転に先立って設定された内容に基づき、以下に説明する運転制御が実行されるようになっている。
【0030】
すなわち、室外制御部15及び室内制御部16で行われる運転の基本制御は、図6のフローチャート及び図9の各部の動作状態を示す図に沿って、先ず第1ステップS1で、図5(a)のリモコン18の本体18aの一部を覆う蓋18bを開け、冷房、暖房、除湿あるいは自動運転の別を選択する運転切換釦56、除湿釦57、また室温設定する温度釦58等を液晶等による表示部18cに表示された内容を見ながら操作して、公知の空気調和機と同様に、所望の運転モードの選択を行なう。
【0031】
さらに、メニュー釦59を操作し、図5(b)に示すように釦操作をする毎にサイクリックに切り替わる冷房運転、除湿運転後に行なう後述する運転モードの選択、設定を行なう。ここで設定する運転モードは、乾燥運転とクリーン運転を組合わせた自動クリーンモード、または乾燥運転のみを行なう乾燥モード、選択モードなしの3つのモードで、これらの中から、同じく表示部18cに表示された内容を見ながら所望の選択を行なう。なお、この運転モード切換を行なった際には、選定した運転モードが表示部18cに所定時間、例えば10秒間表示され続け、使用者による確認を容易にしている。
【0032】
そして、空気調和機1の運転開始、停止を行なう運転釦60を操作し、メインスイッチ13を閉動作させて電源投入し運転を開始する。なお、通常の冷房、暖房運転時にマイナスイオン発生器53を動作させる場合には空気清浄釦61を随時に操作する。
【0033】
続いて第2ステップS2では、設定された運転モードが何かを判別し、冷房モードであれば第3ステップS3の冷房運転制御を、また暖房モードであれば第4ステップS4の暖房運転制御を、除湿モードであれば第5ステップS5の除湿運転制御を、それぞれ説明を省略するが公知の空気調和機と同様に、各部を図9に示す動作状態のようにして行ない、第6ステップS6での運転終了したか否かの判断で、運転終了の確認なされるまで行なう。そして、第6ステップS6で運転終了が確認されたら第7ステップS7に進む。
【0034】
続いて第7ステップS7では、直前の運転モードが冷房または除湿運転のモードであったか否かの判断が行われ、冷房および除湿運転ではなかったと判断された場合には、第8ステップS8に進み、運転終了処理を行ない、各部を図9に示す停止状態に制御する。また第7ステップS7で、冷房または除湿運転であったと判断された場合には、第9ステップS9に進む。
【0035】
そして第9ステップS9では、運転開始時に先立って設定された冷房運転、除湿運転後の運転モード設定が、自動クリーンモード、乾燥モード、選択モードなしの何れであるかの判断が行われる。そして自動クリーンモードである場合には、第10ステップS10で乾燥運転処理、さらに第11ステップS11でクリーン運転処理を実行し、終了後に第8ステップS8に進み、運転終了処理を行なう。また乾燥モードである場合には、第12ステップS12で乾燥運転処理を実行し、終了後に同じく第8ステップS8に進み、運転終了処理を行なう。またさらに選択モードなしである場合には、そのまま第8ステップS8に進み、運転終了処理を行なう。
【0036】
以上の通りの基本制御を行なうようにしているので、空気調和機1は通常の冷房運転や暖房運転、除湿運転を行なうことができるほか、冷房運転または除湿運転後に、以下に記すような乾燥運転処理、クリーン運転処理が、予め運転モードを選択、設定することによって行なえる。なお、こうした運転モードの選択、設定と共に選択なしともすることができるので、運転を停止させたにもかかわらず、継続して乾燥運転処理、クリーン運転処理の運転が行なわれ続けることに不安がある場合に対応し、これら処理が行なわれないよう選択することができる。
【0037】
先ず、冷房運転または除湿運転後に行われる乾燥運転処理の運転モードでの制御は、図7のフローチャート及び図9の各部の動作状態を示す図に沿って行われる。先ず第1ステップT1で、各部を図9に示す乾燥運転における動作状態となるように設定する。すなわち、圧縮機4は低速に固定し冷凍能力を低下させた状態にし、室外ファン9は低速固定または低速と停止の切換運転とし、室内ファン10は除湿運転時より低速の極低速に固定し、室内絞り弁14は絞りの有る閉状態に、室外膨張弁7は開状態に、四方弁5は冷房を行なう位置にしておく。
【0038】
また室内ユニット3の上吸込ルーバ42は閉回動し、前面パネル23は開状態にし、前吹出ルーバ44bは水平やや上向き位置Yb、後吹出ルーバ44aは閉位置Xaにする。さらにダンパ36は閉状態にし、前面パネル23が開状態となっている前面開口24を吸込口として室内ユニット3内に吸い込まれた室内空気が、主通流路30を流れ、室内熱交換器8、室内ファン1を通過して吹出口26から水平よりやや上向きに吹き出され、室内ユニット3近傍を流れて再び直ぐに室内ユニット3内に吸い込まれるようにする。なお、電気集塵機49については、ON状態にして放電電極50aに第1の高電圧VH1を印加しオゾン発生装置52として運転するようにしてもよく、OFF状態でもよい。またマイナスイオン発生器53も、ON状態でも、OFF状態でもよい。
【0039】
次に第2ステップT2で、湿度センサ21により前側熱交換部8bの上流の主通流路30に流れ込む室内空気の湿度Haを測定する。そして、続く第3ステップT3で、湿度Haが70%以上の場合は第4ステップT4で図示しないタイマを10分間にセットする。また、湿度Haが70%より低く40%以上である場合は第5ステップT5でタイマを8分間にセットする。さらにまた、湿度Haが40%より低い場合は第6ステップT6でタイマを5分間にセットする。
【0040】
その後、第7ステップT7で、タイマをスタートさせると共に乾燥運転を開始し、湿度Haに対応してそれぞれセットされた時間、運転を継続する。そして第8ステップT8で所定時間経過したか否かの判断を行ない、所定時間が経過した時点で第9ステップT9に進み乾燥運転を終了し、予め設定された内容に基づき、図6の基本制御フローチャートにおける第11ステップS11のクリーン運転処理、あるいは第8ステップS8の運転終了処理の制御内容に移行する。
【0041】
なお、こうした乾燥運転処理は、一種の除湿運転で、冷房または除湿運転によって室内ユニッ卜3内部に発生した大量のドレン水が、多くは図示しないドレンホースを経由して室外に排出されるが、一部が冷房や除湿運転終了後にも前ドレンパン32や後ドレンパン34に残ったり、室内熱交換器8等に付着して残り、冷房や除湿運転終了後、室内ユニット3内は侵入した室内空気で温度が上昇し、ドレン水が一気に蒸発を始め、そのままでは室内ユニット3内部の湿度は100%近くに達することになるので、これを解消するために行なうもので、かびや雑菌にとって絶好の高温多湿の繁殖環境となるのを防止するものである。
【0042】
また室内ユニット3内部の高温多湿状態を早急に解消するよう、また高温多湿空気が使用者に届かないよう、上記の乾燥運転処理は実行されるようになっている。すなわち、図9に示すように通常の除湿運転と異なり、圧縮機4の回転数を低速固定として冷凍能力を低下させ、上吸込ルーバ42を閉じて室内空気が蒸発器にしている後側熱交換部8aを極力通過しないようにし、室内ファン10は除湿運転時より低速の極低速とし、室内フアン10の送風量を極力低減している。また後吹出ルーバ44aは閉じ、前吹出ルーバ44bのみを開くと共に、前吹出ルーバ44bを水平やや上向きとすることで吹出空気が部屋R内の居住域に送られることなく、再度室内ユニット3内に戻る、いわゆるショートサーキッ卜運転となっている。
【0043】
また、室外ファン9は低速固定、または低速と停止の切換状態に保持し、前側熱交換部8bの温度を上げて前側熱交換部8bに保水されている水分を蒸発させる。さらに、室内ユニット3内を流れる空気温度を上げ、室内ユニット3内部のドレン水の蒸発を早め、さらに室内ファン10、吹出口26及び吹出口26近辺にある各種ルーバ44a,44b,46などの温度を上げて結露を防止している。この結果、室内ユニット内の水分は急速に蒸発し、蒸発した室内ユニット3内の水分をショートサーキットにより後側熱交換部8a(蒸発器)で凝縮させ、ドレン水として回収するようにしている。
【0044】
すなわち、冷房運転においては、室内絞り弁14が開状態であるため、後側熱交換器部8a、前側熱交換器部8bは、いずれも蒸発器として作用し、両方の熱交換部8a,8bのフィン表面で室内空気中の水分が凝縮する。凝縮水が多くなるとフィン表面を下方に流れ落ちて両熱交換部8a,8bの下方にある各ドレンパン32,34に落下し、室外に排出される。しかしながら、冷房運転終了時には、両熱交換部8a,8bにはある程度の凝縮水が残った状態になる。ここで、乾燥運転により室内絞り弁14を閉状態にすると後側熱交換部8aのみが蒸発器となり、前側熱交換部8bは凝縮器となって、前側熱交換部8bに保水されている凝縮水が蒸発を始める。そして、蒸発した水分は後側熱交換部8aで再度凝縮する。後側熱交換部8aは、その面積が小さいため、凝縮水の密度が高くなり、円滑に後ドレンパン34へと落下し、室外に排出される。この結果、乾燥運転終了時には少なくとも前側熱交換部8bに保水されていた凝縮水分だけは室内ユニット3内の水分量を減少させることができる。また、乾燥運転時には除湿運転時よりも室内ファンを低速で運転するため、室内ユニット3内部の水分量の低減効果は除湿運転よりも高い。
【0045】
また、この乾燥運転の時間については、運転開始時である冷房、除湿運転終了時の部屋R内湿度Ha(湿度センサの検出湿度)に正比例して変化させるようにしており、湿度が高い状態で冷房、除湿運転を終了した場合は、例えば高い状態では10分間、中間状態では8分間、低い状態では5分間を設定している。しかし、これらの各時間は空気調和機1の能力等によって変更してもよい。また湿度Haに比例して乾燥運転の時間を変更しているため、室内ユニット3内の残水量が多い場合には長時間の乾燥運転が、少ない場合には短時間の乾燥運転が実施され、状況に応じて適切な乾燥運転が実行されることになる。
【0046】
なお、この乾燥運転において、室内ユニット3内の乾燥の観点からは電気集塵機49及びマイナスイオン発生器53はONでも、OFFでもよいが、できればONにしておくことが望ましい。この状態でONにしておけば、電気集塵機49から発生したオゾン及びマイナスイオン発生器53からのマイナスイオンが、吹出し空気にのってショートサーキットし、再度室内ユニット3内に吸い込まれるため、オゾン及びマイナスイオンが室内ユニット3内の各部を通過し、かびや雑菌を僅かではあるが殺菌、減菌できる。
【0047】
以上のように、上記した乾燥運転は、室内熱交換器8を2つに分け、一方の後側熱交換部8aを蒸発器に、他方の前側熱交換部8bを凝縮器に作用させ、室内ファン10による風速を抑えると共に、極力新な室内空気を室内ユニット3内部に吸い込まないように構成することで、室内ユニット3内部の水分を蒸発させ、これを蒸発器によって取り除き、室外に排水することで室内ユニット3内部の湿度を効率良く、短時間で低減することができるものである。さらに、この運転においては、部屋R内に吹き出す空気は蒸発器を通過した空気と凝縮器を通過した空気とが混合されるため、比較的低湿度で適度な温度になり、吹出空気の一部が居住域側に流れ出しても使用者はほとんど不快感が生じないことになり、部屋R内湿度Haを高める虞も少ない。
【0048】
また、上記の乾燥運転処理(以下、第1の乾燥運転処理実施例と称す)においては、ダンパ36を閉状態にし、前吹出ルーバ44bを水平やや上向き位置Ybとした吹出口26から吹き出した室内ユニット3内空気を、開状態の前面パネル23の前面開口24部分から再度室内ユニット3内に戻すショートサーキッ卜運転をすることで、室内ユニット3内部の水分を凝縮器とした前側熱交換部8bで蒸発させ、蒸発器とした後側熱交換部8aで凝縮、ドレン水として室外に排出するようにしているが、以下、図10を用いて説明する他の実施形態(以下、第2の乾燥運転処理実施例と称す)のように、室内ユニット3の外に内部の空気をほとんど吹き出すことなく、室内ユニット3内に循環路を形成するようにして乾燥運転を行なうようにしてもよい。
【0049】
すなわち、第2の乾燥運転処理実施例における運転モードでの制御は、図7のフローチャートに従い、図10の各部の動作状態を示す図に沿って行われる。先ず第1ステップT1で、各部を図10に示す乾燥運転における動作状態となるように設定する。すなわち、第1の乾燥運転処理実施例の場合と異なり、前面パネル23は閉状態にし、前吹出ルーバ44bは閉位置Xbにし、ダンパ36は開状態にし、上吸込ルーバ42は閉または開回動した状態にする。そして、他の各部については第1の乾燥運転処理実施例の場合と同じく、圧縮機4は低速に固定、室外ファン9は低速固定または低速と停止の切換運転、室内ファン10は極低速に固定、室内絞り弁14は閉状態、室外膨張弁7は開状態、四方弁5は冷房を行なう位置、さらに後吹出ルーバ44aは閉位置Xaに設定する。
【0050】
こうした設定により、室内ユニット3の内部空気が、主通流路30を流れ、室内熱交換器8、室内ファン1を通過し、吹出口26部分から連通開口35を通り連通通路38を経て再び主通流路30、室内熱交換器8に流れるようにする。なお、電気集塵機49は、ON状態にしてオゾン発生装置52として運転するようにしても、OFF状態でもよい。またマイナスイオン発生器53も、ON状態でも、OFF状態でもよい。そして、続く第2ステップT2以降の各ステップT3〜T9も、第1の乾燥運転処理実施例の場合と同様に行ない、乾燥運転処理を終了する。
【0051】
このように構成することで、第1の乾燥運転処理実施例と異なり、極低速とした室内フアン10によって室内ユニット3内の空気が、室内熱交換器8から主通流路30を流れて左右ルーバ46を通過し、閉状態の後吹出ルーバ44a、前吹出ルーバ44bの吹出口26部分からダンパ36が開状態の連通開口35を通り、閉状態の前面パネル23の裏面に形成された連通通路38を経て再び室内熱交換器8の上流側に流れる構成の、室内ユニット3内に循環路を形成した運転となっている。
【0052】
そして、室内ユニット3内に循環路を形成した運転により、室内絞り弁14を閉状態(絞り有り)にし凝縮器とした面積の大きい前側熱交換部8bから、温度の高い空気と、前側熱交換部8bに冷房、除湿運転終了時に凝縮水として保水されていて蒸発したものとが流れ出て、室内ユニット3内の空気温度を上げ、室内ユニット3内部のドレン水の蒸発を早め、さらに室内ファン10、吹出口26及び吹出口26近辺にある各種ルーバ44a,44b,46などの温度を上げて結露を防止する。その結果、室内ユニット3内の水分は急速に蒸発し、さらに蒸発した水分は循環路を流れ、その後、蒸発器となっている面積の小さい後側熱交換部8aにおいて凝縮し、円滑にドレン水として後ドレンパン34に回収、排出するようにしている。
【0053】
これにより、第2の乾燥運転処理実施例においても、第1の乾燥運転処理実施例と同様の効果が得られると共に、前面パネル23を閉状態にして空気調和を行なう部屋Rからの空気吸込量を少なくし、蒸発器とした後側熱交換部8aでの水分の凝縮をできる限り室内ユニット3内部の水分とすることで内部の水分を多く排水し、より高効率の乾燥運転を行なうことができる。また吹出口26に設けた後吹出ルーバ44a、前吹出ルーバ44bを共に閉位置Xa,Xbにして運転するので、部屋Rへの空気の吹出しもほとんどなしの状態になる。なお、上吸込口25は、上吸込ルーバ42を閉状態にして閉じた方が望ましいが、開閉機構を有しない構造等では開放したままでも乾燥運転の効果は得られる。なおまた、左右ルーバ46を使用者の操作に依存としたが、正面から見て左方向へ偏向させることで、室内ユニット3内の空気の循環が、全体にわたって円滑に行なわれるようにしてもよい。
【0054】
また、運転モードとして冷房運転あるいは除湿運転後に自動クリーンモードを設定した場合、乾燥運転処理後に行なわれるクリーン運転処理の運転モードでの制御は、図8のフローチャート及び図9の各部の動作状態を示す図に沿って行われる。先ず第1ステップU1で、各部を図9に示す乾燥運転における動作状態となるように設定する。すなわち、圧縮機4と室外ファン9は停止状態にし、室内ファン10は除湿運転時より低速の極低速に固定し、室外膨張弁7と室内絞り弁14は開状態にし、四方弁5は冷房を行なう位置にしておく。
【0055】
また室内ユニット3の上吸込ルーバ42は閉回動し、前面パネル23も閉状態にし、後吹出ルーバ44aと前吹出ルーバ44bも共に閉位置Xa,Xbにする。さらに左右ルーバ46を、その前端部分が前面開口24側から見て向かって左側となるように回動させ、室内ファン10による流れが左方向に偏向するようにする。また、ダンパ36は開状態にして通流可能にした連通開口35を介し、吹出口26近傍の主通流路30と前面パネル23の裏面側に形成された連通通路38とを連通させる。
【0056】
これにより、室内ユニット3内には、室内ファン10が配置された主通流路30からマイナスイオン発生器53近傍を経て連通開口35に至り、さらに連通通路38を通り、電気集塵機49(オゾン発生装置52)が配置された室内熱交換器8上流部分の主通流路30を経て室内ファン10に至る循環路が形成される。そして室内ユニット3内には、室内ファン10によって図3に白抜き点線矢印で示すように、室内ファン10から主通流路30を吹出口26方向に流れて連通開口35に至り、さらに白抜き実線矢印で示すように、連通開口35から連通通路38を通り、電気集塵機49(オゾン発生装置52)、室内熱交換器8を通過して室内ファン10へと流れる極低速の室内ユニット3内空気の循環する流れが生じる。なお、電気集塵機49については、ON状態にして放電電極50aに第1の高電圧VH1を印加しオゾン発生装置52として動作させ、マイナスイオン発生器53も、ON状態にする。
【0057】
次に第2ステップU2で、図示しないタイマの10分間の設定を行ない、第3ステップU3でタイマをスタートさせる。そして、第4ステップU4で所定時間経過したか否かの判断を行ない、所定時間が経過した時点で第5ステップU5に進みクリーン運転を終了し、各部を図9に示す停止状態に制御する。
【0058】
なお、こうしたクリーン運転処理は、冷房運転、暖房運転等を行なうことで室内ユニット3内の各部に付着したかびや雑菌を低減するために行なうものである。そして、このために、冷凍サイクルを停止し、室内フアン10を極低速とし、吹出口26と、前面開口24や上吸込口25の吸込口を閉じ、極力室内ユニット3内を密閉した状態に保持し、ダンパ33を開き、左右ルーバ46を左方向に偏向させ、室内ユニット3内を対角線方向に長円を描くようにして循環する極低速の空気の流れを形成し、この流れによって、電気集塵機49を放電電極50aに第1の高電圧VH1を印加してオゾン発生装置52として発生させたオゾン、またマイナスイオン発生器53をON状態にして発生させたマイナスイオンを、室内ユニット3内に行き渡らせるようにするものである。
【0059】
その結果、室内ユニット3内の各部に付着したかびや雑菌の殺菌、減菌が良好に行われ、またオゾンとマイナスイオンを同時に存在させることで、単独で存在させた場合よりもより効果的に、これらを低減させることができる。また、このクリーン運転処理においては、吹出口26や吸込口の前面開口24や上吸込口25を閉状態とするため、オゾンが部屋R内に漏れ出ず、部屋R内にオゾン臭を発生させることがない。同時に、部屋R内へのオゾン漏れを防止することができるために、室内ユニット3内のオゾン濃度を高めることができる効果がある。
【0060】
また一般に、電気集塵機は、空気調和機の冷暖房能力で決まった熱交換器の大きさに対し、同じ室内を清浄するための電気集塵機の大きさが約半分程度の大きさで済むため、室内熱交換器の略半分の大きさで済み、これを室内熱交換器の左右のいずれか一方に偏って設けられる。これにより、オゾン発生装置とした際に発生するオゾンの濃度は、電気集塵機の近傍から設置されている一方の側で高まり、他方側で低く分布が生じる。そこで本実施形態では、クリーン運転処理の際に、室内ユニット3内に連通通路38を形成し空気の循環路を形成することで発生させたオゾンを全体に均一に行き渡らせるようにし、単に空気を循環させた場合に他方側まで均一に行き渡るまでに時間を要していたものに比べて短時間で済むようにし、室内ユニット3内のオゾン濃度の分布を短時間のうちに均一なものにしている。
【0061】
なお、上記の実施形態においては電気集塵機49を放電電極50aに印加する電圧を変えることでオゾン発生装置52として機能させるようにしたが、オゾン発生装置52を独立して設けるようにしてもよく、また乾燥運転処理やクリーン運転処理の際に、上吸込ルーバ42を設けて上吸込口25を閉状態となるようにしているが、上吸込ルーバ42を設けずに上吸込口25を開放状態のままとしてもよく、この場合には若干劣るものの、室内ユニット3内の乾燥効果、かびや雑菌の殺菌、減菌効果は得ることができる。
【0062】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、空気調和している室内に多湿空気を吹き出すことで居住者の快適感を損ねる虞もなく、冷房運転停止後における室内ユニット内の高温多湿状態を比較的短時間のうちに解消し、雑菌やかびの繁殖を低減させことができ、かびや雑菌の増殖による異臭発生の防止し、衛生的に良好な調和空気の吹き出しが行なえる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る室内ユニットの図3におけるA−B矢視方向の断面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る室内ユニットの図3におけるA−C矢視方向の断面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る室内ユニットの正面図である。
【図4】本発明の一実施形態における制御回路図である。
【図5】本発明の一実施形態に係るリモートコントローラを示す図で、図5(a)は平面図、図5(b)はメニュー釦による切換え内容を示す図である。
【図6】本発明の一実施形態における基本制御のフローチャートである。
【図7】本発明の一実施形態における乾燥運転処理時のフローチャートである。
【図8】本発明の一実施形態におけるクリーン運転処理時のフローチャートである。
【図9】本発明の一実施形態における各運転モードでの各部の動作状態を一覧にして示す図である。
【図10】本発明の一実施形態に係る乾燥運転処理の他の実施形態における運転モードでの各部の動作状態を一覧にして示す図である。
【符号の説明】
3…室内ユニット
8…室内熱交換器
8a…後側熱交換部
8b…前側熱交換部
10…室内ファン
14…室内絞り弁
16…室内制御装置
18…リモートコントローラ
23…前面パネル
24…前面開口
25…上吸込口
26…吹出口
35…連通開口
36…ダンパ
37…ダンパ用モータ
38…連通通路
39…パネル用モータ
41…パネル駆動機構
42…上吸込ルーバ
44a…後吹出ルーバ
44b…前吹出ルーバ
45a…後ルーバ用モータ
45b…前ルーバ用モータ
46…左右ルーバ
49…電気集塵機
50a…放電電極
52…オゾン発生装置
53…マイナスイオン発生器[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an air conditioner that prevents propagation of germs and fungi in an indoor unit.
[0002]
[Prior art]
As is well known, in an air conditioner configured by providing an outdoor unit and an indoor unit, in order to promote heat exchange between the indoor heat exchanger provided in the indoor unit and the indoor air, A fan is provided, and indoor air is sucked into the indoor unit by the indoor fan, and the sucked indoor air is sent to the indoor heat exchanger for heat exchange, and the air after heat exchange is blown out again into the room.
[0003]
For this reason, the indoor unit is sucked together with the indoor air, and dust and dust easily adhere to the interior wall surface of the indoor unit and the indoor fan and indoor heat exchanger provided in the interior unit. There is a problem that various germs and molds contained in it propagate. In particular, after the cooling operation is stopped, the condensed water condensed in the indoor heat exchanger evaporates in the indoor unit, and the humidity inside the indoor unit becomes high, so that there is a problem that propagation of germs and fungi increases.
[0004]
And if these germs and molds propagate, there is a possibility that malodors are generated during the operation of the air conditioner, and spores of these germs and molds are blown out indoors, which is not preferable in terms of hygiene. In addition, if mold attached to the indoor heat exchanger or the indoor fan propagates, it may cause resistance of the ventilation path, or the air volume of the indoor fan may decrease, leading to a decrease in performance of the air conditioner.
[0005]
The propagation of such germs and molds is mainly caused by the indoor unit becoming hot and humid after the cooling operation is stopped. Therefore, a method is known in which immediately after the cooling operation is completed, a drying operation including a heating operation and a blowing operation is performed to evaporate water in the indoor unit to reduce humidity, thereby preventing propagation of germs and fungi.
[0006]
However, in the drying operation by the heating operation, there is a problem that hot and humid air is blown out into the air-conditioned room after the cooling is finished, and the resident is uncomfortable. On the other hand, in the drying operation by the air blowing operation, there is a problem that it takes a long time to dry the inside of the indoor unit. Furthermore, since both the drying operations are operations that evaporate the water in the indoor unit and blow it out into the air-conditioned room, there is a problem that the humidity in the room is increased and the comfort of the resident is impaired.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the above situation, and the purpose of the present invention is to stop the cooling operation without impairing the occupant's comfort by blowing out humid air into the air-conditioned room. An object of the present invention is to provide an air conditioner that can eliminate the high temperature and humidity in the indoor unit in a relatively short time and reduce the propagation of germs and fungi.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The air conditioner of the present invention is At the bottom of the indoor unit An air outlet that blows out air into the room, Air outlet opening / closing louver that opens and closes the air outlet and controls the air outlet direction. Inhale indoor air Top and front Inlet, A front panel that can open and close the front suction port on the front of the indoor unit body, a main air passage formed in the indoor unit body from the suction port to the outlet, and a passage that connects the inlet and outlet An ozone generator for generating contained ozone, A first indoor heat exchanger, a second indoor heat exchanger, and Indoor fans, Between the first indoor heat exchanger and the second indoor heat exchanger Piping Intervening did With a decompressor Have Indoor unit And a compressor with variable rotation speed In an air conditioner equipped with Above The first indoor heat exchanger acts as a condenser and the second indoor heat exchanger acts as an evaporator with a large decompression device throttle. The opening of the front panel and the direction of the air outlet opening / closing louver are set so that the indoor fan has a low air flow rate and the rotational speed of the compressor is controlled at a low speed so that the air blown out from the air outlet returns to the air inlet. Control Dry operation mode Control device with It is characterized by having,
Also, At the bottom of the indoor unit An air outlet that blows out air into the room, Air outlet opening / closing louver that opens and closes the air outlet and controls the air outlet direction. Inhale indoor air Top and front Inlet, A front panel that can open and close the front suction port on the front of the indoor unit body, a main air passage formed in the indoor unit body from the suction port to the outlet, and a passage that connects the inlet and outlet An ozone generator for generating contained ozone, A first indoor heat exchanger, a second indoor heat exchanger, and Indoor fans, Between the first indoor heat exchanger and the second indoor heat exchanger Piping Intervening did Decompressor The air outlet portion and the air inlet portion have a communication passage that is provided with an open / close mechanism so as to allow communication. Indoor unit And a compressor with variable rotation speed In an air conditioner equipped with Above The first indoor heat exchanger acts as a condenser and the second indoor heat exchanger acts as an evaporator with a large decompression device throttle. The indoor fan is set to a low air flow rate and the rotation speed of the compressor is controlled to be low, and the opening / closing mechanism is opened so that the blown air blown from the blowout port returns to the suction port. Control the direction of the opening and closing louver Dry operation mode Control device with It is characterized by having,
further, The control device operates the ozone generator in a drying operation mode. It is characterized by this.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described below with reference to FIGS. 1 is a cross-sectional view of the indoor unit in the direction of arrows AB in FIG. 3, FIG. 2 is a cross-sectional view of the indoor unit in the direction of arrows A-C in FIG. 3, and FIG. 4 is a control circuit diagram, FIG. 5 is a diagram showing a remote controller, FIG. 5 (a) is a plan view, and FIG. 5 (b) is a diagram showing switching contents by a menu button. 7 is a flowchart of basic control, FIG. 7 is a flowchart at the time of a drying operation process, FIG. 8 is a flowchart at the time of a clean operation process, and FIG. 9 is a diagram showing a list of operation states of each part in each operation mode. FIG. 10 is a diagram showing a list of operation states of the respective units in the operation mode in another embodiment of the drying operation process.
[0010]
In FIG. 4, the
[0011]
Further, 11 is an inverter connected so as to make the operating frequency of the compressor 4 variable, and is connected to the
[0012]
As shown in FIG. 1, the
[0013]
Each of the rear
[0014]
For this reason, at the time of drying operation or dehumidifying operation, the
[0015]
Further, both
[0016]
In addition, the
[0017]
On the other hand, as shown in FIGS. 1 and 2, the
[0018]
Furthermore, a main
[0019]
Further, the
[0020]
The
[0021]
The
[0022]
On the other hand, the
[0023]
It should be noted that both the
[0024]
Further, the left and
[0025]
Further, the
[0026]
When the
[0027]
Further, the
[0028]
Then, a negative predetermined high voltage V is supplied to the
[0029]
On the other hand, each of the
[0030]
That is, the basic control of the operation performed by the
[0031]
Further, the
[0032]
Then, the
[0033]
Then the second step S 2 Then, it is determined what the set operation mode is, and if it is the cooling mode, the third step S 3 If the cooling operation control is in the heating mode, the fourth step S 4 If the heating operation control is in the dehumidifying mode, the fifth step S 5 The dehumidifying operation control is performed in the same manner as in the known air conditioner, but each part is operated as shown in FIG. 6 This is repeated until it is confirmed that the operation has been completed. And the sixth step S 6 After confirming the end of operation in step 7 S 7 Proceed to
[0034]
7th step S 7 Then, it is determined whether or not the previous operation mode is a cooling or dehumidifying operation mode. If it is determined that the operation mode is not a cooling or dehumidifying operation, the eighth step S is performed. 8 Then, the operation end process is performed, and each part is controlled to the stop state shown in FIG. 7th step S 7 If it is determined that the operation is cooling or dehumidifying, the ninth step S 9 Proceed to
[0035]
And 9th step S 9 Then, it is determined whether the operation mode setting after the cooling operation or the dehumidifying operation set at the start of the operation is the automatic clean mode, the drying mode, or the selection mode is absent. If the automatic clean mode is selected, the tenth step S 10 In the drying operation process, and the eleventh step S 11 Execute the clean operation process at 8th step S 8 Proceed to, and the operation end processing is performed. In the dry mode, the twelfth step S 12 Then, the drying operation process is executed, and after completion, the eighth step S 8 Proceed to, and the operation end processing is performed. Further, if there is no selection mode, the eighth step S is performed as it is. 8 Proceed to, and the operation end processing is performed.
[0036]
Since the basic control is performed as described above, the
[0037]
First, the control in the operation mode of the drying operation process performed after the cooling operation or the dehumidifying operation is performed according to the flowchart of FIG. 7 and the diagram showing the operation state of each part of FIG. First step T 1 Thus, each part is set to be in an operation state in the drying operation shown in FIG. That is, the compressor 4 is fixed at a low speed and the refrigeration capacity is lowered, the outdoor fan 9 is fixed at a low speed or a switching operation between a low speed and a stop, and the
[0038]
Further, the
[0039]
Next, the second step T 2 Thus, the humidity Ha of the indoor air flowing into the
[0040]
Then the seventh step T 7 Then, the timer is started and the drying operation is started, and the operation is continued for a set time corresponding to the humidity Ha. And the eighth step T 8 At the time when the predetermined time has passed and the ninth step T 9 And the drying operation is finished, and the 11th step S in the basic control flowchart of FIG. 11 Clean operation process or 8th step S 8 The process shifts to the control content of the operation end process.
[0041]
In addition, such a drying operation process is a kind of dehumidifying operation, and a large amount of drain water generated inside the
[0042]
In addition, the above-described drying operation process is executed so that the high-temperature and high-humidity state inside the
[0043]
Further, the outdoor fan 9 is held at a low speed or in a switching state between the low speed and the stop, and the temperature of the front
[0044]
That is, in the cooling operation, since the
[0045]
The drying operation time is changed in direct proportion to the room humidity R (humidity detected by the humidity sensor) at the start of cooling and dehumidifying operation at the start of operation, and the humidity is high. When the cooling and dehumidifying operation ends, for example, 10 minutes is set in the high state, 8 minutes in the intermediate state, and 5 minutes in the low state. However, these times may be changed depending on the capacity of the
[0046]
In this drying operation, the
[0047]
As described above, in the drying operation described above, the
[0048]
In the above-described drying operation process (hereinafter referred to as the first drying operation process example), the interior of the chamber blown out from the
[0049]
That is, the control in the operation mode in the second drying operation processing embodiment is performed according to the flowchart of FIG. First step T 1 Thus, each part is set to be in an operation state in the drying operation shown in FIG. That is, unlike the case of the first drying operation processing embodiment, the
[0050]
With this setting, the internal air of the
[0051]
With this configuration, unlike the first drying operation processing example, the air in the
[0052]
Then, by the operation in which the circulation path is formed in the
[0053]
Thereby, also in the second drying operation processing embodiment, the same effect as in the first drying operation processing embodiment can be obtained, and the air suction amount from the room R that performs air conditioning with the
[0054]
Further, when the automatic clean mode is set after the cooling operation or the dehumidifying operation as the operation mode, the control in the operation mode of the clean operation processing performed after the drying operation processing shows the operation state of each part of the flowchart of FIG. 8 and FIG. It is done according to the figure. First step U 1 Thus, each part is set to be in an operation state in the drying operation shown in FIG. That is, the compressor 4 and the outdoor fan 9 are stopped, the
[0055]
Further, the
[0056]
Thereby, in the
[0057]
Next, the second step U 2 Then, the timer (not shown) is set for 10 minutes, and the third step U 3 To start the timer. And the fourth step U 4 At the time when the predetermined time has passed and the fifth step U 5 Then, the clean operation is finished, and each part is controlled to the stop state shown in FIG.
[0058]
Such a clean operation process is performed to reduce mold and germs attached to each part in the
[0059]
As a result, fungi and germs attached to each part in the
[0060]
In general, an electrostatic precipitator requires about half the size of an electric precipitator to clean the same room compared to the size of the heat exchanger determined by the air conditioning capacity of the air conditioner. The size of the heat exchanger is approximately half that of the exchanger, and this is biased to either the left or right of the indoor heat exchanger. Thereby, the density | concentration of the ozone which generate | occur | produces when it is set as an ozone generator rises on one side installed from the vicinity of an electrostatic precipitator, and distribution becomes low on the other side. Therefore, in the present embodiment, during the clean operation process, the
[0061]
In the above embodiment, the
[0062]
【The invention's effect】
As is clear from the above description, according to the present invention, there is no risk of impairing the occupant's comfort by blowing humid air into the air-conditioned room, and the high temperature and humidity in the indoor unit after the cooling operation is stopped. The condition can be eliminated in a relatively short time, the propagation of germs and fungi can be reduced, the generation of off-flavors due to the growth of fungi and germs, and the hygienic good conditioned air can be blown out. There is an effect.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of an indoor unit according to an embodiment of the present invention in the direction of arrows AB in FIG.
2 is a cross-sectional view of the indoor unit according to the embodiment of the present invention in the direction of arrows A-C in FIG.
FIG. 3 is a front view of the indoor unit according to the embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a control circuit diagram according to an embodiment of the present invention.
5A and 5B are diagrams illustrating a remote controller according to an embodiment of the present invention, in which FIG. 5A is a plan view and FIG. 5B is a diagram illustrating switching contents by a menu button.
FIG. 6 is a flowchart of basic control in an embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a flowchart at the time of a drying operation process in an embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a flowchart at the time of clean operation processing in one embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a diagram showing a list of operation states of each unit in each operation mode according to an embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a diagram showing a list of operation states of each part in an operation mode in another embodiment of the drying operation process according to an embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
3 ... Indoor unit
8 ... Indoor heat exchanger
8a: Rear heat exchange section
8b ... Front heat exchange section
10 ... Indoor fans
14 ... Indoor throttle valve
16 ... Indoor control device
18 ... Remote controller
23 ... Front panel
24 ... Front opening
25 ... Upper suction port
26 ... Air outlet
35 ... Communication opening
36 ... Damper
37 ... Damper motor
38 ... Communication passage
39 ... Panel motor
41. Panel drive mechanism
42 ... Upper suction louver
44a ... Rear blowout louver
44b ... Front blowout louver
45a ... Motor for rear louver
45b ... Front louver motor
46 ... Left and right louvers
49 ... Electric dust collector
50a ... discharge electrode
52. Ozone generator
53 ... Negative ion generator
Claims (3)
前記減圧装置の絞りを大として前記第1室内熱交換器を凝縮器、第2室内熱交換器を蒸発器として作用させ、前記室内ファンを低風量とすると共に圧縮機の回転数を低速に制御し、吹出口から吹き出された吹出空気が前記吸込口に戻るように前面パネルの開度と前記吹出口開閉ルーバの方向を制御する乾燥運転モードを備えた制御装置を備えたことを特徴とする空気調和機。 A blower outlet that blows air into the room at the bottom of the indoor unit body, a blower opening / closing louver that opens and closes the blower outlet and controls the blowing direction, an upper surface for sucking indoor air into the upper part of the indoor unit body, a front suction port, and a front surface of the indoor unit body The front panel that can open and close the front suction port, the main flow path of air formed from the suction port to the outlet in the indoor unit body, ozone contained in the passage connecting the inlet and outlet with an ozone generator for generating a first indoor heat exchanger, a second indoor heat exchanger and an indoor fan, a decompressor and which is interposed in the piping between the first indoor heat exchanger and the second indoor heat exchanger In an air conditioner including an indoor unit and a compressor having a variable rotation speed ,
The condenser the first indoor heat exchanger diaphragm vacuum device as a large, the second indoor heat exchanger to act as an evaporator, controlling the indoor fan to the low-speed rotation speed of the compressor with a low air volume And a control device having a drying operation mode for controlling the opening degree of the front panel and the direction of the air outlet opening / closing louver so that the air blown out from the air outlet returns to the suction port. Air conditioner.
前記減圧装置の絞りを大として前記第1室内熱交換器を凝縮器、第2室内熱交換器を蒸発器として作用させ、前記室内ファンを低風量とすると共に圧縮機の回転数を低速に制御し、吹出口から吹き出された吹出空気が前記吸込口に戻るように前記開閉機構を連通可能に開き、前面パネルの開度と前記吹出口開閉ルーバの方向を制御する乾燥運転モードを備えた制御装置を備えたことを特徴とする空気調和機。 A blower outlet that blows air into the room at the bottom of the indoor unit body, a blower opening / closing louver that opens and closes the blower outlet and controls the blowing direction, an upper surface for sucking indoor air into the upper part of the indoor unit body, a front suction port, and a front surface of the indoor unit body The front panel that can open and close the front suction port, the main flow path of air formed from the suction port to the outlet in the indoor unit body, ozone contained in the passage connecting the inlet and outlet An ozone generator to be generated, a first indoor heat exchanger, a second indoor heat exchanger and an indoor fan, a decompression device interposed in a pipe between the first indoor heat exchanger and the second indoor heat exchanger, the blower In an air conditioner including an indoor unit having a communication path that allows an outlet part and a suction port part to communicate with each other by providing an opening / closing mechanism, and a compressor having a variable rotation speed ,
The condenser the first indoor heat exchanger diaphragm vacuum device as a large, the second indoor heat exchanger to act as an evaporator, controlling the indoor fan to the low-speed rotation speed of the compressor with a low air volume And a control with a drying operation mode for controlling the opening degree of the front panel and the direction of the blower opening / closing louver so that the blown air blown from the blower outlet returns to the suction port. An air conditioner provided with a device .
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