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JP4297068B2 - 顧客操作型端末装置 - Google Patents

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JP4297068B2
JP4297068B2 JP2005077739A JP2005077739A JP4297068B2 JP 4297068 B2 JP4297068 B2 JP 4297068B2 JP 2005077739 A JP2005077739 A JP 2005077739A JP 2005077739 A JP2005077739 A JP 2005077739A JP 4297068 B2 JP4297068 B2 JP 4297068B2
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Description

本発明は、金融機関や駅等に設置され、顧客が操作を行う自動取引装置や券売機(乗車券発売機)等の顧客操作型端末装置に関する。
近年、タッチパネルを利用した顧客操作型端末装置は金融機関等の自動取引装置をはじめ、駅に設置される券売機(短距離用券売機・指定券発売機・定期券発売機等)やコンビニに設置される多機能端末(チケット発売・デジカメプリント等)等、設置台数が増加傾向にある。また、顧客の利便性向上と液晶パネルの価格低下から、従前の機種よりも大きな15インチ程度の画面が多用されている。更に、車椅子利用者への対応、操作性向上や機器の小型化のために液晶パネルを斜めに装着する装置が増えている。
このような顧客操作型端末装置では、最近のぞき見が問題になっている。例えば、自動取引装置101を操作する利用者103が画面上に表示された暗証番号キーパッド102を斜め後ろの別の利用者104がのぞき込むといったことが行われている(図23)。また画面上には、利用者の金融機関口座・口座残高・住所・氏名・生年月日・年齢などの個人情報も表示されるため、他の利用者がのぞき込むことにより、利用者の個人情報が悪用されるおそれがある。
このような課題を解決するため、タッチパネルと液晶パネルの間にのぞき見防止フィルタを設けることが提案されている。のぞき見防止フィルタは液晶パネルの視野角を制限するため、斜め方向からの覗き見を防ぐことができる。しかし、ハードウェアの改造を伴うためコストがかかる。また常に液晶パネルの視野角が制限されるため、視野角を状況によって変更することが出来ない。例えば利用者が居ない時には広告を表示する場合などには視野角が広いほうが好ましいが、このような場合にのぞき見防止フィルタを装着することは適当ではない。
このような課題を解決する別の方法として、コントラストを低く表示するといった方法が提案されている。例えば、図24で示した残高表示画面では、黒の背景色に口座残高106、ご利用可能残高107が紺色で表示されている。黒の背景色に紺色の文字であるため、コントラストは低く、他の利用者ののぞき見を行い難くしている。
特開平10−240186号公報
しかしながら、上述した従来の技術では、操作を行っている利用者にとっても表示が見づらいという問題がある。特に液晶パネルは温度や利用年数によってバックライトの輝度が変化するため、輝度が低くなると表示がより見づらくなる。また、顧客操作型端末装置が設置された場所の照明や、タッチパネル表面に付着した指の脂肪分などの汚れによってもコントラストの低い表示が見づらい状況が生じている。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、顧客操作型端末装置の利用者にははっきりとした表示を行い、かつのぞき見が行い難くする手段を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、請求項1に係る発明では、利用者に操作誘導画面を表示する表示手段と、該表示手段上に設けられ利用者からの入力を受け付ける入力手段とを有する顧客操作部と、
前記操作誘導画面に表示する操作誘導画面データを記憶する画面記憶部と、
利用者が入力する入力情報または利用者の入力する入力情報を用いて得られる情報を利用者情報として記憶する利用者情報記憶部と、
前記画面記憶部が記憶した操作誘導画面データと前記利用者情報記憶部が記憶した前記利用者情報を合成する画面編集部と、
利用者が操作に必要なボタンを可視的に表示する領域を前記入力手段で入力が受け付けられる第1の入力受付領域として設定し、
前記第1の入力受付領域以外で、前記利用者情報を含む領域を前記入力手段で入力が受け付けられる第2の入力受付領域として設定し、
操作誘導画面に前記ボタンを第1の入力受付領域に表示するとともに、前記利用者情報を前記第2の入力受付領域の背景色に対してコントラストの低い色で表示を行い、
前記第1の入力受付領域に入力が行われると、前記ボタンに割り当てられた入力または操作を実行し、
前記第2の入力受付領域に入力が行われると前記利用者情報を前記第2の入力受付領域の背景色に対してコントラストの高い色で表示を行うように前記各部を制御する制御部とを有することを特徴とするものである。
また、請求項2に係る発明では、利用者が入力する入力情報または利用者の入力する入力情報を用いて得られる情報を記憶する利用者情報記憶部と、
複数の項目と該項目毎の前記利用者情報を表示する利用者情報表示エリアと、複数の操作を誘導する操作誘導エリアとを有する表示手段と、該表示手段上に設けられ利用者からの入力を受け付ける入力手段とを有する顧客操作部と、
前記操作誘導エリアに表示する複数の操作誘導画面データを記憶する画面記憶部と、
前記画面記憶部が記憶した操作誘導画面データと前記利用者情報記憶部が記憶した前記利用者情報を合成する画面編集部と、
画面記憶部に記憶されている操作誘導画面データを用いて前記複数の操作誘導画面を順次前記表示手段に表示し、表示された前記操作誘導画面に基づき前記入力手段により入力された利用者情報を記憶するとともに、前記利用者情報表示エリアに該利用者情報を前記利用者情報表示エリアの背景色に対してコントラストの低い色で順次表示を行い、
利用者が操作に必要なボタンを可視的に表示する領域を前記入力手段で入力が受け付けられる第1の入力受付領域として設定し、
前記第1の入力受付領域以外で、前記利用者情報を含む領域を前記入力手段で入力が受け付けられる第2の入力受付領域として設定し、
前記第2の入力受付領域に入力が行われると前記利用者情報を前記利用者情報表示エリアの背景色に対してコントラストの高い色で表示を行うように前記各部を制御する制御部とを有することを特徴とするものである。
このように、本発明は、顧客操作型端末装置において、個人情報を表示する時に背景色に対してコントラストの低い表示を行い、利用者が個人情報を表示する領域をタッチすることにより、背景色に対してコントラストの高い表示を行うように構成したため、別の利用者によるのぞき見を防ぐことが出来るという効果を奏する。
以下に、図面を参照して本発明による顧客操作型端末装置の実施例について説明する。
図1、図6は実施例の自動取引装置の画面表示を説明する図、図2は実施例の自動取引装置を説明する図、図3は実施例の自動取引装置を示すブロック図、図4は実施例の記憶部11の構成を示す図である。また、図5は実施例の処理の流れを説明する図である。
図2・図3において、1は自動取引装置であり、金融機関等の営業店・郵便局やコンビニエンスストア等の店舗に設置され、利用者との間で現金の取引を自動で行う。
2は表示部であり、CRTや液晶パネル等で構成され、利用者に対して操作案内や口座残高等、操作誘導画面の表示を行う。また、表示部2に重ねるように入力部7が設けられている。入力部7は赤外線方式等のタッチパネルであり、利用者が入力部7をタッチすると、タッチした座標が入力される。表示部2にボタン画像を表示し、利用者が入力部7をタッチすることにより、ボタン画像に表示された数字・取引科目等の情報が入力されるよう機能している。
5は数字入力部であり、「0」〜「9」と「確認」「取消」といったボタンが配置されている。利用者は暗証番号等を数字入力部5から入力する。表示部2、入力部7、数字入力部5から顧客操作部6を構成する。
3はカード処理部であり、利用者が挿入したキャッシュカード・クレジットカード等のカードから利用者の口座番号・会員番号等を読み取る。また、カード処理部3には明細票処理部14が組み込まれており、利用者に対して明細票(レシート)を印字し放出する。
4は紙幣処理部であり、利用者に対して紙幣収納部から紙幣を出金し、また利用者が挿入した紙幣を計数し、紙幣収納部に格納する。
9は通信部であり、ホストコンピュータ13との間の通信を電話回線・専用回線やインターネット等を通して行う。
10は音声出力部であり、利用者に対して「いらっしゃいませ」「金額を入力し確認を押して下さい」といった利用案内を音声によって出力する。
12は計時部であり、水晶発振器等の周波数発生器とカレンダを記憶したメモリ等を備えており、周波数発生器が発生した周波数を基に時間を計数する機能およびカレンダを参照して年月日を読出す機能及び、所定時刻からの経過時間をカウントするタイマ機能を有している。
13は金融機関等のセンタに設置されたホストコンピュータであり、店舗に設置されている自動取引装置1と通信回線を介して接続しており、顧客の口座の口座番号やその暗証番号、口座残高等の顧客情報を顧客ファイルとして保有して顧客の口座を管理する。
8は自動取引装置1の主制御部であり、通信部9によって通信回線を介してホストコンピュータ13と接続しており、自動取引装置1内の各部を制御して取引処理等を実行すると共にデータ通信等も制御する。
11は記憶部であり、主制御部8が実行するプログラムやそれに用いる各種のデータおよび主制御部8による処理結果等が格納される。
以下記憶部11の記憶内容について図4に従って説明する。
記憶部11には業務実行プログラムとして取引処理アプリケーションプログラム(AP)、係員処理AP、画面合成APが予め記憶される。取引処理APは「お預け入れ」「お引出」「振込」「残高照会」など各種取引を行う機能を有する。係員処理APは「精査」「補充」「回収」「障害対応」「各種設定」など係員が行う処理を実行する機能を有する。画面合成AP(画面編集部)は後述する画面データファイルを基にその取引操作における取引画面を合成する機能を有する。これらAPと主制御部8とにより本実施例の自動取引装置1のハードウェアとして取引処理実行手段と係員処理実行手段および画面合成手段が形成され、主制御部8と業務実行プログラムにより実行される各ステップにより本実施例のハードウェアとして各種の機能手段が形成される。
また、記憶部11には上記の各機能手段が用いるデータとして各操作誘導画面・係員処理画面の画面背景および文字ボタンや操作ボタン、入力された金額等を表示する入力内容表示欄等の表示部品のボタン名や表題名のテキストデータとその表示枠の形状や表示色からなる部品イラスト、取引画面に取引操作の案内文言を表示するための案内文言データ、並びに取引画面と係員処理画面に対応させて予め設定されたそれぞれの画面の画面背景、案内文言データ、必要な表示部品の種類とこれを表示する画面上の座標領域等からなる画面構成を記した画面構成テーブル等が画面データファイル(画面記憶部)として格納されている。
また、記憶部11には音声データファイルが予め記憶されている。音声データファイルには「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」といった挨拶音声データ、「ご希望のお取引を選択してください」「暗証番号を入力してください」といった取引案内音声データ、「いち」「に」「まん」「せん」「えん」といった金額等を音声出力するための音声部品データ等が記憶されている。
また、記憶部11には振込データファイルが予め記憶されている。金融機関ファイルには金融機関名と銀行コードの対応テーブルが記憶され、支店ファイルには支店名と銀行番号・支店番号の対応テーブルが記憶されている。振込データファイルは、振込取引時に利用者が振込先の口座を選択する際、主制御部8から参照される。
更に、記憶部11には一時作業エリアが設けられており、取引中に顧客が入力部7から入力した情報やカード処理部3で読み取ったカードの情報等が記憶される。以下、取引中に顧客が入力した情報・カードの情報・また、口座残高・振込先口座の氏名など顧客の操作によってホストコンピュータ13と通信して得られた情報を総称して利用者情報とする。
自動取引装置1の主制御部8が、画面合成APにより取引画面を合成するときの作動は以下のように実行される。
主制御部8が取引画面(例えば図6に示す残高表示画面)を表示する場合は、主制御部8は記憶部11に格納されている画面データファイルの取引画面構成テーブルを検索して該当する取引画面(残高表示画面)の画面構成を読出し、この画面構成に記された画面背景と表示部品の部品イラストと案内文言データとをそれぞれ画面データファイルから読出し、これらに画面構成に記された座標領域を添付した画面構成情報を画面合成APに引渡すと共に、画面上の座標領域に対応させた表示部品のボタン名や表題名のテキストデータと表示枠の形状を入力受付情報として記憶部11に一時保存する(入力受付情報が既に保存されている場合は上書きして保存する。)。
画面構成情報を受取った画面合成APは、その画面背景の案内文言表示部に画面構成情報の案内文言データの案内文言(「残高照会」「お客様の口座の残高は下記のとおりです」「残高が表示されている部分を触れると見やすい色で表示いたします」)を配置し、部品イラスト(「終了」ボタン及び「口座残高:」「ご利用可能残高:」)を画面構成情報の座標領域に合わせて配置して取引画面の表示データを合成し、これを主制御部8へ転送する。
取引画面の表示データの転送を受けた主制御部8は、これを表示部2に送ってその画面に合成された取引画面を表示する。
このようにして表示された取引画面により主制御部8が、取引処理APにより入力を受付けてその入力内容を認識するときの作動は以下のように実行される。
顧客が表示部2の画面に表示された取引画面(例えば図6に示す残高表示画面)から操作ボタンを指触してボタンを押下した場合は、主制御部8は入力部7のタッチパネルからの位置信号により押下された画面上の座標位置を読取り、その座標位置を基に記憶部6に一時保存されている入力受付情報を検索して該当する座標位置を含む座標領域のボタン名のテキストデータを読出し、このテキストデータに基づいて押下されたボタンによる入力を受付けてその内容を認識する。
例えば、顧客が操作ボタンにより「終了」を選択して押下した場合は、主制御部8は座標位置を基にボタン名のテキストデータ「終了」を読出し、これに基づいて操作ボタン「終了」による入力を受付けてその内容を操作ボタンによる「終了」と認識し、その後の作動における移行先の判定等に用いる。
なお、残高表示エリア23や利用可能額表示エリア24は終了ボタン26と同様に入力受付情報として記憶部11に記憶される。この場合、画面表示のテキストデータ及び表示枠は「透明色」とされ、画面合成APでは実際にはエリアの表示はされず、同じ領域に重ねて表示されるように指定された残高(12345円)あるいは利用可能額(67890円)の表示のみがなされる。また、当該エリアが利用者によってタッチされた場合は、ボタン名の「残高表示」「利用可能額表示」が読み出されて「残高表示」「利用可能額表示」操作と認識され、その後の作動に用いられる。以下、入力受付情報の中で、タッチパネルから入力を受け付ける領域を定義した部分を入力受付領域と呼ぶ。
上記のようにして、本実施例の画面合成手段による取引画面の合成および入力受付手段による文字ボタンおよび操作ボタンによる入力の受付、並びに主制御部8と業務実行プログラムにより実行されるステップにより形成される機能手段としての認識手段による各種の入力内容の認識が実行される。
以下に、図5に示すフローチャートを用い、SAで示すステップに従って本実施例の残高照会処理について説明する。なお、図5では本発明に関連する部分を詳細に記載し、従来と変わりない部分については簡潔に記載した。
金融機関等の係員は、始業時等に電源を投入して自動取引装置1の各部へ電力を供給する。これにより自動取引装置1の記憶部11に格納されている業務実行プログラムが自動的に起動し、図示せぬ初期化作業の後、取引選択画面を表示する(SA1)。
取引選択画面には、操作ボタンの押下を促す旨の案内文言と出金取引のための「お引き出し」、入金取引のための「お預け入れ」、振込取引のための「お振込み」、口座残高を照会する残高照会取引のための「残高照会」等の操作ボタンが表示される。
本実施例では、まず利用者が取引選択画面から「残高照会」を選択した場合について説明する(SA2)。
認識した入力内容が操作ボタンによる「お預け入れ」等の「残高照会」以外の操作ボタンによる入力内容の場合は取引処理APによる当該取引の処理を実行する(SA21)。この場合の取引処理の作動はその説明を省略する。選択された取引処理の実行を終えた主制御部8は、その取引処理を終了させ、ステップSA1へ戻って表示部2の画面に初期画面を表示しながら顧客待ち状態で待機する。
利用者が残高照会を選択した場合、主制御部8は利用者にキャッシュカードの挿入を促す画面を画面合成APによって生成し表示部2に表示して、利用者がキャッシュカードを挿入するまで待機する。カード制御部3はキャッシュカードを受け付けるとカードから口座番号・口座科目を読み取り、主制御部8へ送信する(SA3)。
主制御部8はカード制御部3より利用者の口座番号を受信すると、利用者に暗証番号入力を促す画面を画面合成APを用いて生成し表示部2に表示し、暗証番号が入力されるまで待機する(SA4)。利用者は暗証番号を数字入力部5より入力する。
主制御部8は口座科目、口座番号及び利用者が入力した暗証番号をホストコンピュータ13へ通信部9を介して送信する。ホストコンピュータ13は口座科目・口座番号から利用者の口座の暗証番号を調べ、利用者が入力した暗証番号と比較する。比較の結果、暗証番号が一致している場合は利用者の口座残高及びご利用可能残高を自動取引装置1へ送信し、相違する場合は暗証相違である旨のエラーコードを自動取引装置1へ送信する(SA5)。
主制御部8は利用者の口座残高及びご利用可能残高を受信すると、図6で示されるような残高表示画面を画面合成APを用いて生成し、表示部2に表示する。ここで、残高表示画面の背景は黒色であり、「残高照会」「お客様の口座の残高は下記のとおりです」は白色、「口座残高:」「ご利用可能残高:」は黄色、口座残高21(12345円)及びご利用可能残高22(67890円)は背景色の黒色に対してコントラストの低い色である紺色で表示し、終了ボタン26は緑色で表示するように制御する。また、利用者に残高表示をタッチすると見やすい色で表示することを喚起するため、「残高が表示されている部分を触れると見やすい色で表示いたします。」という案内表示25を白色で行う(SA6)。
図6で示すように表示することにより、個人情報である口座残高及びご利用可能残高を周囲にいる人は確認しづらくなる。
なお、図6に示した残高表示エリア23及び利用可能額表示エリア24の点線は利用者がタッチパネルに触れた場合に反応する範囲(入力受付領域)を示したものであり、画面には点線は表示されない。
SA7では、主制御部8は入力部7からの情報により利用者が残高表示エリア23にタッチしたか否かを判定する。タッチされたと判断すると、主制御部8は画面合成APに口座残高21を白色にした画面を作成させ、表示部2に表示する(SA22)。残高表示色の白色は背景色の黒に対してコントラストが高い色である。一方、主制御部8が残高表示エリア23にタッチがないと判断すると、SA8に進む。
SA23では、主制御部8は入力部7からの情報を検査し、タッチパネルのタッチが離れるまで待つ。
SA24では、主制御部8は計時部12に対してタイマ1をセットする。これは利用者の指が残高表示エリア23から離れても暫くの間は白文字の表示を継続するためのものである。具体的には、1秒ないし3秒程度が好ましい。これは、口座残高のような表示項目が1つの場合は、利用者はすぐに内容を確認できるからである。
SA8では、主制御部8は入力部7からの情報により利用者が利用可能額表示エリア24にタッチしたか否かを判定する。タッチされたと判断すると、主制御部8は画面合成APに利用可能額の金額22を白色にした画面を作成させ、表示部2に表示する(SA25)。利用可能額の白色は背景色の黒に対してコントラストが高い色である。図1は利用者が指27でご利用可能額をタッチした場合を示す図である。一方、主制御部8が利用可能額表示エリア24にタッチがないと判断すると、SA9に進む。
SA26では、主制御部8は入力部7からの情報を検査し、タッチパネルのタッチが離れるまで待つ。
SA27では、主制御部8は計時部12に対してタイマ2をセットする。これは利用者の指が利用可能額表示エリア24から離れても暫くの間は白文字の表示を継続するためのものである。具体的には、残高表示と同様に1秒ないし3秒程度が好ましい。
SA9では、主制御部8は、SA24でセットしたタイマ1の時間が経過したかを計時部12の情報により判断する。タイマ1の時間が経過したと判断すると、主制御部8は画面合成APに口座残高21を紺色にした画面を作成させ、表示部2に表示する(SA28)。
SA10では、主制御部8は、SA27でセットしたタイマ2の時間が経過したかを計時部12の情報により判断する。タイマ2の時間が経過したと判断すると、主制御部8は画面合成APに利用可能額22を紺色にした画面を作成させ、表示部2に表示する(SA29)。
SA11では、主制御部8は、入力部7から終了ボタン26がタッチされたかを判断する。タッチされた場合は残高取引は終了し、初期画面表示(SA1)に戻る。終了ボタンがタッチされていない場合は、SA7に移行する。
以上説明したように、本実施例では自動取引装置において、口座残高等の個人情報等を表示する時に背景色に対してコントラストが低い色で表示し、個人情報等が表示される領域を入力受付領域とし、利用者がその入力受付領域をタッチすることにより、背景色に対してコントラストが高い色で表示するようにした。そのため、コントラストの低い色で表示を行っている間は、利用者は表示内容が多少見づらいものの内容を確認でき、かつ他の利用者からのぞき見され難くなる効果が得られる。
また、高齢者等でコントラストの低い表示が表示が見づらい利用者や、健常者でも液晶パネルの劣化や液晶パネル表面の汚れ・光の反射によりコントラストの低い表示が表示が見づらい場合は、個人情報などが表示される領域をタッチしてコントラストの高い見易い表示を行うことにより、容易に表示を確認することが出来る。更にこの場合は図7で示したように、コントラストの高い表示を行う領域34の近傍に利用者32の手31が存在するため、他の利用者33は視線35が手31で遮られてのぞき見が行い難くなる効果が得られる。
なお、上記実施例においては、背景色を黒色、残高表示等の個人情報等の表示を紺色、利用者が個人情報等の表示をタッチした場合の表示色を白色としたが、本発明はこれに限定されない。例えば、画面背景色が白色である場合は、個人情報等の表示を黄色、利用者が個人情報等の表示をタッチした場合の表示色を黒色としてもよい。
また、上記実施例においては、「口座残高:」「ご利用可能残高:」といったタイトルを白色にして口座残高23や利用可能残高24を紺色としたが、図8に示すようにタイトルも含めて紺色で表示し、残高表示エリア23a、利用可能額表示エリア24aの入力受付領域を拡大し、利用者がタッチした時にタイトルも含めて白色で表示するようにしても良い。この場合は、タイトルも他の利用者に見え難い色で表示されるため、他の利用者には表示される口座残高等の情報が何の情報かより判り難くなる。
また、本実施例においては、残高表示エリア23、利用可能額表示エリア24が利用者によってタッチされた場合に背景色に対してコントラストの高い文字色で表示しているが、逆に図9に示すように文字の周囲の表示色を文字色に比べコントラストが高くなるような色にしても良い。例えば、図9では利用可能額表示エリア22bの背景を白色にする。利用可能額の文字色である紺色と、文字色付近の背景色とは高いコントラストとなるため、はっきりと見えるようになる。
また、上記実施例では案内表示25を画面に表示するようにしたが、画面表示のかわりに音声で案内するようにしてもよい。その場合は、主制御部8はSA6の残高表示画面を表示するときに、音声出力部10に対して「残高が表示されている部分を触れると見やすい色で表示します」と発声するよう指示を行う。
また、本実施例においては、自動取引装置について記載したが、本発明はこれに限定されない。券売機、コンビニに設置される多機能端末、住民票などを発行する自治体の自動サービス機、病院の受付決済機、空港等に設置される保険の契約機など、顧客がタッチパネルつきの画面を操作する顧客操作型端末装置に適用することが出来る。
本実施例では、本発明を自動取引装置の振込取引に適用した場合について詳細に説明する。
自動取引装置1および内蔵される主制御部8を始めとするハードウェア、記憶部11に記憶される各プログラム、振込データファイル、一時作業エリア、画面データファイル、音声データファイルは実施例1と同様であるため、説明を省略する。
本実施例では、取引処理APで振込を選択した場合につき詳細に説明する。
以下に、図10及び図11に示すフローチャートを用い、SBで示すステップに従って本実施例の振込処理について説明する。なお、図10では本発明に関連する部分を詳細に記載し、従来技術と同様の部分については簡潔に記載した。
金融機関等の係員は、始業時等に電源を投入して自動取引装置1の各部へ電力を供給する。これにより自動取引装置1の記憶部11に格納されている業務実行プログラムが自動的に起動し、図示せぬ初期化作業の後、取引選択画面を表示する(SB1)。
取引選択画面には、操作ボタンの押下を促す旨の案内文言と出金取引のための「お引き出し」、入金取引のための「お預け入れ」、振込取引のための「お振込み」、口座残高を照会する残高照会取引のための「残高照会」等の操作ボタンが表示される。
本実施例では、利用者が取引選択画面から「お振込み」を選択した場合について説明する(SB2)。
認識した入力内容が操作ボタンによる「お預け入れ」等の「お振込み」以外の操作ボタンによる入力内容の場合は取引処理APによる当該取引の取引処理を実行する(SB31)。この場合の取引処理の作動はその説明を省略する。選択された取引処理の実行を終えた主制御部8は、その取引処理を終了させ、ステップSB1へ戻って表示部2の画面に初期画面を表示しながら顧客待ち状態で待機する。
利用者が振込取引を選択した場合、主制御部8は利用者に振込金額の入力を促す図12に示すような画面を画面合成APによって生成し表示部2に表示する。なお図12の背景色は黒色である。
ここで、47は操作誘導エリアであり、利用者に対する案内文言・利用者が入力を行うための数字ボタン40・機能ボタン・利用者の入力した情報の表示(図12では振込金額である「6789」が相当する)が配置される。48は振込情報表示エリアであり、初期状態は図12で示すように、「振込金額」「依頼人氏名」「連絡先電話」「振込先金融機関」「振込先支店」「口座科目/番号」といった利用者が入力する項目に対応したタイトル(項目名)が背景色に対してコントラストの低い色である紺色で表示される。利用者が入力した情報は利用者入力情報表示エリア38、39に紺色で表示される。なお、「紺色で表示されている部分を触れるとはっきりと表示されます」といった案内メッセージ45は背景色に対してコントラストの高い色である黄色で表示される。なお、利用者入力情報表示エリア38、39は本実施例の説明のため点線で表示を行っているものであり、実際は点線の表示はなされない。
このとき、主制御部8の取引処理APは記憶部11に記憶された利用者が入力した振込先に関する情報(利用者情報)と、記憶部11に記憶された操作誘導に関する情報を画面合成APに送り、画面合成APは受信した情報を元に編集を行って、図12で示されるような画面を生成する。
SB3では、主制御部8は前述の振込金額入力表示を行った後、入力部7から利用者が入力する振込金額を受け取り、記憶部11に保管する。また、主制御部8は振込金額(67890円)を利用者入力情報表示エリア38に表示する。このとき、振込金額の表示色は背景色の黒色に対してコントラストの低い色である紺色で表示される。
以下SB4からSB9までは、振込依頼人名、電話番号、金融機関名、支店名、口座科目、口座番号を順次入力するステップを実行する。これらのステップでは、主制御部8は前述の振込金額入力(SB3)と同様に、それぞれのステップでの情報入力を促す画面を画面合成APによって生成し表示部2に表示し、入力部7から入力された情報を記憶部11に保管する。また、主制御部8は入力された情報を編集したうえ、利用者入力情報表示エリア38、39に順次紺色で表示する。
図13はSB8の口座科目選択画面を示す図であり、SB3からSB7までに入力された振込金額・依頼人氏名・電話番号・振込先金融機関名・支店名が振込情報表示エリア48に表示されている。また、操作誘導エリア47には、振込先の口座科目を選択するための「普通預金」「当座預金」「貯蓄預金」といった選択ボタン46が表示されている。
ここで振込情報表示エリア48を利用者が入力部7でタッチした場合の動作について図11、図13、図14を使って説明する。なお、図11のフローチャートで示されるプログラムは取引処理APに組み込まれており、主制御部8が図10のSB3からSB9までの処理を実行する間、タイマ割り込みで随時起動されるようになっている。
振込情報表示エリア48には利用者の入力を受け付ける入力受付領域として、表示エリア43、表示エリア44が設けられている。この表示エリアの領域情報は実施例1の残高表示エリア23等と同様、入力受付情報として記憶部11に記憶されている。なお、表示エリア43、表示エリア44の点線は利用者の入力部7からの入力を受け付ける範囲を示したものであり、実際には画面に表示されない。
なお、表示エリア43は「振込金額」「依頼人氏名」「連絡先電話」であり、表示エリア44は「振込先金融機関」「振込先支店」「口座科目/番号」である。振込先金融機関・振込先支店・口座番号等は振込先の情報として同じグループに属するものであり、依頼人氏名や(依頼人の)連絡先電話も同じグループに属するものである。このように、同じ種類の情報は同一のエリアとして設定すると良い。
SB51では、主制御部8は入力部7からの情報により利用者が表示エリア43にタッチしたか否かを判定する。タッチされたと判断すると、主制御部8は画面合成APに表示エリア43の項目である「振込金額」「依頼人氏名」「連絡先電話」のタイトルと利用者が入力した情報(文字色)を白色にした画面を作成させ、表示部2に表示する(SB61)。表示文字色の白色は背景色の黒に対してコントラストが高い色である。一方、主制御部8が表示エリア43にタッチがないと判断すると、SB52に進む。
SB62では、主制御部8は入力部7からの情報を検査し、タッチパネルのタッチが離れるまで待つ。
SB63では、主制御部8は計時部12に対してタイマ1をセットする。これは利用者の指が表示エリア43から離れても暫くの間は白文字の表示を継続するためのものである。具体的には、3秒ないし5秒程度が好ましい。本実施例のように表示項目が多い場合は多少時間を長く設定するのが良い。
SB52では、主制御部8は入力部7からの情報により利用者が表示エリア44にタッチしたか否かを判定する。タッチされたと判断すると、主制御部8は画面合成APに表示エリア44の項目である「振込先金融機関」「振込先支店」「口座科目/番号」のタイトルと利用者が入力した情報を白色にした画面を作成させ、表示部2に表示する(SB64)。表示色の白色は背景色の黒に対してコントラストが高い色である。図14は表示エリア44に指49でタッチした場合の例を示す。一方、主制御部8が表示エリア44にタッチがないと判断すると、SB53に進む。
SB65では、主制御部8は入力部7からの情報を検査し、タッチパネルのタッチが離れるまで待つ。
SB66では、主制御部8は計時部12に対してタイマ2をセットする。これは利用者の指が表示エリア44から離れても暫くの間は白文字の表示を継続するためのものである。具体的には、表示エリア43と同様に3秒ないし5秒程度にセットする。
SB53では、主制御部8は、SB63でセットしたタイマ1の時間が経過したかを計時部12の情報により判断する。タイマ1の時間が経過したと判断すると、主制御部8は画面合成APに表示エリア43の項目である「振込金額」「依頼人氏名」「連絡先電話」のタイトルと利用者が入力した情報を紺色にした画面(元の色に戻した画面)を作成させ、表示部2に表示する(SB67)。
SB54では、主制御部8は、SB66でセットしたタイマ2の時間が経過したかを計時部12の情報により判断する。タイマ2の時間が経過したと判断すると、主制御部8は画面合成APに表示エリア44の項目である「振込先金融機関」「振込先支店」「口座科目/番号」のタイトル(項目名)と利用者が入力した情報を紺色にした画面を作成させ、表示部2に表示する(SB68)。
以上の処理が終了すると、図11で示した処理は終了し、図10の処理に戻る。
引続き図10のSB10以降の処理の説明を行う。
SB10では、主制御部8は利用者に現金振込かキャッシュカードを利用した振込かを選択させる画面を画面合成APによって生成し表示部2に表示して、利用者が入力部7から入力を行うまで待機する。主制御部8は入力部7から入力された情報を判断し、記憶部11に保管する。
SB11では、主制御部8はキャッシュカードを利用した振込である場合、利用者にキャッシュカードを挿入させる画面を画面合成APによって生成し表示部2に表示して、利用者がキャッシュカードを挿入するまで待機する。カード制御部3はキャッシュカードが挿入されるとカードから口座番号・口座科目を読み取り、主制御部8へ送信する。主制御部8はカード制御部3より利用者の口座番号を受信すると、利用者に暗証番号入力を促す画面を画面合成APを用いて生成し表示部2に表示し、暗証番号が入力されるまで待機する。利用者は暗証番号を数字入力部5より入力する。主制御部8は口座科目・口座番号・暗証番号を記憶部11に保管する。
SB12では、主制御部8はSB3からSB9で利用者が入力した振込金額及び振込先の口座情報と、キャッシュカードを利用した振込の場合は振込人の口座科目、口座番号及び暗証番号をホストコンピュータ13へ通信部9を介して送信する。ホストコンピュータ13は振込先の口座が実在するものであるか否かを調べ、実在する場合は振込先の口座名義を自動取引装置1へ送信する。また、キャッシュカードを利用した振込の場合は利用者の口座科目・口座番号から暗証番号を調べ、利用者が入力した暗証番号と比較する。また、利用者の口座から振込金額と手数料が出金可能であるか検査する。比較・検査の結果、振込可能である場合は当該振込の手数料額とともに振込可能であることを自動取引装置1へ送信し、振込不可である場合は暗証相違や残高不足などのエラーコードを自動取引装置1へ送信する。
SB13では、主制御部8は振込先の口座名義を受信すると、図15で示されるような振込取引の確認画面を画面合成APを用いて生成し、表示部2に表示する。ここで、振込取引の確認画面の背景は黒色であり、「振込のご確認」「下記の振込を行います よろしければ確認を押して下さい」「受取人」「金額」「振込人」は白色、「振込先金融機関:」「振込先支店:」「科目・口座番号:」「受取人氏名:」「振込金額:」「振込方法:」「振込人氏名:」「連絡先電話:」は黄色で表示される。また、受取人表示エリア54、金額表示エリア55、振込人表示エリア56に表示される利用者が入力した情報(受取人情報51・金額情報52・振込人情報53)は背景色の黒色に対してコントラストの低い色である紺色で表示し、確認ボタン58は緑色で表示するように制御する。また、利用者に画面をタッチすると見やすい色で表示することを喚起するため、「紺色の文字に触れるとはっきりと表示いたします」という案内表示57を白色で行う。
SB13で示したように表示することにより、振込取引に関する情報を周囲にいる人は確認しづらくなる。
なお、図15に示した受取人表示エリア54、金額表示エリア55、振込人表示エリア56の点線は利用者がタッチパネルに触れた場合に反応する入力受付領域を示したものであり、画面には点線は表示されない。
SB14では、主制御部8は入力部7からの情報により利用者が受取人表示エリア54にタッチしたか否かを判定する。タッチされたと判断すると、主制御部8は画面合成APに受取人情報51(利用者が入力した振込先金融機関、振込先支店、科目・口座番号及びSB12でホストコンピュータより受信した受取人氏名)を白色にした画面を作成させ、表示部2に表示する(SB32)。文字色の白色は背景色の黒に対してコントラストが高い色である。一方、主制御部8は受取人表示エリア54にタッチがないと判断すると、SB15に進む。
SB33では、主制御部8は入力部7からの情報を検査し、タッチパネルのタッチが離れるまで待つ。
SB34では、主制御部8は計時部12に対してタイマ1をセットする。これは利用者の指が受取人表示エリア54から離れても暫くの間は白文字の表示を継続するためのものである。具体的には、3秒ないし5秒程度が好ましい。
SB15では、主制御部8は入力部7からの情報により利用者が金額表示エリア55にタッチしたか否かを判定する。タッチされたと判断すると、主制御部8は画面合成APに金額情報52(振込金額及び振込方法(図15の場合、現金))を白色にした画面を作成させ、表示部2に表示する(SB35)。上記表示色の白色は背景色の黒に対してコントラストが高い色である。一方、主制御部8が金額表示エリア55にタッチがないと判断すると、SB16に進む。
SB36では、主制御部8は入力部7からの情報を検査し、タッチパネルのタッチが離れるまで待つ。
SB37では、主制御部8は計時部12に対してタイマ2をセットする。これは利用者の指が金額表示エリア55から離れても暫くの間は白文字の表示を継続するためのものである。具体的には、受取人表示エリア54と同様に3秒ないし5秒程度が好ましい。
SB16では、主制御部8は入力部7からの情報により利用者が振込人表示エリア56にタッチしたか否かを判定する。タッチされたと判断すると、主制御部8は画面合成APに振込人情報53(振込人氏名と連絡先電話番号)を白色にした画面を作成させ、表示部2に表示する(SB38)。上記表示色の白色は背景色の黒に対してコントラストが高い色である。一方、主制御部8が振込人表示エリア56にタッチがないと判断すると、SB17に進む。
SB38では、主制御部8は入力部7からの情報を検査し、タッチパネルのタッチが離れるまで待つ。
SB39では、主制御部8は計時部12に対してタイマ3をセットする。これは利用者の指が振込人表示エリア56から離れても暫くの間は白文字の表示を継続するためのものである。具体的には、受取人表示エリア54と同様に3秒ないし5秒程度が好ましい。
SB17では、主制御部8は、SB34でセットしたタイマ1の時間が経過したかを計時部12の情報により判断する。タイマ1の時間が経過したと判断すると、主制御部8は画面合成APに振込人情報51(振込先金融機関、振込先支店、科目・口座番号及び受取人氏名)の文字色を紺色にした画面を作成させ、表示部2に表示する(SB41)。
SB18では、主制御部8は、SB37でセットしたタイマ2の時間が経過したかを計時部12の情報により判断する。タイマ2の時間が経過したと判断すると、主制御部8は画面合成APに金額情報52(振込金額及び振込方法)を紺色の文字色にした画面を作成させ、表示部2に表示する(SB42)。
SB19では、主制御部8は、SB40でセットしたタイマ3の時間が経過したかを計時部12の情報により判断する。タイマ3の時間が経過したと判断すると、主制御部8は画面合成APに振込人情報53(振込人氏名及び電話番号)を紺色にした画面を作成させ、表示部2に表示する(SB43)。
SB20では、主制御部8は、入力部7から確認ボタン58がタッチされたかを判断する。タッチされた場合は残高取引は終了し、SB21に進み、確認ボタン58がタッチされていない場合は、SB14に移行する。
SB21では、主制御部8は、SB10で現金振込が指定された場合に紙幣処理部4を駆動させ、利用者が挿入した紙幣を受け入れて計数する。
SB22では、主制御部8は通信部9を介してホストコンピュータ13と通信を行う。具体的には、主制御部8はホストコンピュータ13に利用者が入力した振込情報を送信する。ホストコンピュータ13では、振込処理を行い、自動取引装置1に対して結果を送信する。
SB23では、主制御部8は明細票処理部14を駆動して取引の内容を印字させ、放出させる。また、キャッシュカードを利用した場合はキャッシュカードを排出し、現金振込の場合はお釣りを排出する。
以上説明したように、本実施例では自動取引装置の振込取引において、利用者が入力した情報を画面上に逐次表示していく場合に、背景色に対してコントラストが低い色で表示し、当該情報等が表示される領域を利用者がタッチすることにより、背景色に対してコントラストが高い色で表示するようにした。そのため、実施例1の効果に加えて次に説明する効果を奏する。
本実施例のように、利用者が入力を行うエリアと利用者が入力した情報を逐次表示するエリアとが分かれている場合、逐次表示が行われるエリアには利用者の手が行かないことが多い。そのため、通常の表示を行う従来の技術の場合は他の利用者がのぞき込むことが容易であった。本実施例では、取引操作で利用されないエリアに表示される情報を背景色に対してコントラストが低い色で表示しているので、他の利用者がのぞき見を行い難くなるという効果を奏する。
また、本実施例は振込取引の入力画面や確認画面で、振込先(振込先金融機関・支店名・口座科目・口座番号)と受取人(受取人氏名・電話番号)といった情報にグループ化し、グループ毎にエリアを定めて利用者の入力を受け付けて背景色に比べコントラストの高い色で表示するようにした。そのため、コントラストの低い表示が見づらい利用者がタッチを行った場合、同一のグループの情報がコントラストの高い表示になるため、利用者はコントラストの高い表示にするために指を各々の表示項目上に移動させる必要がなくなる。
なお、本実施例においては、「振込金額:」「振込先金融機関:」といったタイトル(項目名)も含めて表示エリア43、44の表示を紺色としたが、図16に示すようにタイトルは白色もしくは黄色等の背景色に対してコントラストの高い色で表示しても良い。この場合は、案内メッセージ45aの表示を「項目名に触れるとはっきりと表示されます」とすると、利用者にとって判り易い。
また、上記実施例の振込取引の確認画面においては、「振込先金融機関:」といった項目名と、「受取人」といった項目名をまとめた項目名(以下グループ項目名という)をコントラストの高い白色や黄色で表示し、利用者の入力した情報のみをコントラストの低い紺色で表示するように構成したが、図17で示すように、「受取人」「金額」「振込人」といったグループ項目名のみをコントラストの高い白色で表示し、項目名と利用者が入力した情報はコントラストの低い紺色で表示するようにしても良い。この場合は案内表示57aの内容を「受取人 金額 振込人に触れるとはっきりと表示いたします」とすると良い。このように構成すると利用者はタッチする場所がわかり易くなる。
なお、本実施例は自動取引装置について説明したが、実施例1と同様、他の顧客操作型端末装置においても適用可能である。
図18は実施例の乗車券発売機を説明する図、図19は実施例の乗車券発売機を示すブロック図、図20は実施例の記憶部の構成を示すブロック図である。また、図21は実施例の処理の流れを説明する図、図22は実施例の乗車券発売機の画面表示例である。
図18・図19において、71・71b・71cは乗車券発売機であり、駅に設置に設置され、利用者に乗車券・回数券・定期券・特急券等の発行を行う。
72は表示部であり、CRTや液晶パネル等で構成され、利用者に対して操作案内や料金・残席数等の情報表示を行う。また、表示部72に重ねるように入力部77が設けられている。入力部77は赤外線方式等のタッチパネルであり、利用者が入力部77をタッチすると、タッチした座標が入力される。表示部72にボタン画像を表示し、利用者が入力部77をタッチすることにより、ボタン画像に表示された数字・駅名・金額等の情報が入力されるよう機能している。なお、表示部72と入力部77を総称して顧客操作部78とする。
73はカード処理部であり、利用者が挿入するクレジットカードやプリペイドカードを読み書きする処理を行うほか、定期券やプリペイドカードのスタッカを有し、定期券の新規発行やプリペイドカードの発売が出来る。
74は紙幣処理部であり、挿入口74aから受け入れた紙幣を計数し、またお釣りを排出口74bから放出する。
75は硬貨処理部であり、挿入口75aから硬貨を受入れ・計数し、お釣りを排出口75bから放出する。
76は乗車券処理部であり、乗車券を所定の長さに切断して必要な事項を印刷し、放出する機能を備える。
81は通信部であり、指定券の空席情報や列車情報を格納するホストコンピュータ83との間の通信を電話回線・専用回線やインターネット等を通して行う。
82は音声出力部であり、利用者に対して「いらっしゃいませ」「区間を入力し確認を押して下さい」といった利用案内を音声によって出力する。
83はセンタに設置されたホストコンピュータであり、駅に設置されている乗車券発売機71と通信回線を介して接続しており、指定席を発売する列車の列車名・列車番号・座席数及び各座席の予約状況などを予約ファイルとして保有し、予約状況を管理する。
84は計時部であり、水晶発振器等の周波数発生器とカレンダを記憶したメモリ等を備えており、周波数発生器が発生した周波数を基に時間を計数する機能およびカレンダを参照して年月日を読出す機能及び、所定時刻からの経過時間をカウントするタイマ機能を有している。
80は乗車券発売機71の主制御部であり、通信部81によって通信回線を介してホストコンピュータ83と接続しており、乗車券発売機71内の各部を制御して指定席の予約や乗車券の発売処理等を実行すると共にデータ通信等も制御する。
79は記憶部であり、主制御部80が実行するプログラムやそれに用いる各種のデータおよび主制御部80による処理結果等が格納される。
以下記憶部79の記憶内容について図20に従って説明する。
記憶部79には業務実行プログラムとして通常処理アプリケーションプログラム(AP)、係員処理AP、画面合成APが予め記憶される。通常処理APは「指定席の予約」「乗車券の発売」「定期券の発売」「回数券の発売」など各種の取扱いを行う機能を有する。係員処理APは「計数」「障害対応」「各種設定」など係員が行う処理を実行する機能を有する。画面合成APは後述する画面データファイルを基にその操作における画面を合成する機能を有する。これらAPと主制御部80とにより本実施例の乗車券発売機71のハードウェアとして通常処理実行手段と係員処理実行手段および画面合成手段が形成され、主制御部80と業務実行プログラムにより実行される各ステップにより本実施例のハードウェアとして各種の機能手段が形成される。
また、記憶部79には上記の各機能手段が用いるデータとして各顧客操作画面・係員処理画面の画面背景および文字ボタンや操作ボタン、入力された駅名等を表示する入力内容表示欄等の表示部品のボタン名や表題名のテキストデータとその表示枠の形状や表示色からなる部品イラスト、顧客操作画面に操作の案内文言を表示するための案内文言データ、並びに顧客操作画面と係員処理画面に対応させて予め設定されたそれぞれの画面の画面背景、案内文言データ、必要な表示部品の種類とこれを表示する画面上の座標領域等からなる画面構成を記した画面構成テーブル等が画面データファイル(画面記憶部)として格納されている。
また、記憶部79には音声データファイルが予め記憶されている。音声データファイルには「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」といった挨拶音声データ、「お乗りになる駅を選択してください」「切符をお取りください」といった操作案内音声データ、「いち」「に」「まん」「せん」「えん」といった金額等を音声出力するための音声部品データ等が記憶されている。
また、記憶部79には乗車券データファイルが予め記憶されている。乗車券データファイルには、路線ファイル、運賃料金ファイル、規則ファイルがある。路線ファイルには、乗車券発売機71で発売する全ての駅名と、駅間距離が格納されている。また、運賃料金ファイルには、所定距離に対する乗車券・定期券の運賃が格納されるほか、特急券の料金に関するデータが格納されている。
更に、記憶部79には一時作業エリアが設けられており、顧客が入力部77から入力した情報やカード処理部73で読み取ったカードの情報等が記憶される。以下、顧客が入力部77から入力した情報やカード処理部73で読み取られた情報や、これらの情報に基づきホストコンピュータ83と通信した結果得られた情報(空席情報など)を総称して利用者情報と呼ぶ。
乗車券発売機の主制御部80が画面合成APにより取引画面を合成するときの作動は、実施例1に記載した主制御部8の作動と同様である。但し、本実施例は乗車券発売機であるので、実施例1の「取引画面」は「操作画面」に相当する。また、主制御部80が通常処理APにより入力を受け付けてその入力内容を認識するときの作動も実施例1に記載した主制御部8の作動と同様である。但し、実施例1の「取引処理AP」は本実施例の「通常処理AP」に相当する。
以下に、図21に示すフローチャートを用い、SCで示すステップに従って本実施例の定期券発行処理について説明する。なお、図21では本発明に関連する部分を詳細に記載し、従来と変わりない部分については簡潔に記載した。
駅の係員は、電源を投入して乗車券発売機71の各部へ電力を供給する。これにより乗車券発売機71の記憶部79に格納されている業務実行プログラムが自動的に起動し、図示せぬ初期化作業の後、選択画面を表示する(SC1)。
選択画面には、操作ボタンの押下を促す旨の案内文言と「指定席特急券」「自由席特急券」「乗車券」「回数券」「定期券(新規)」「定期券(継続)」「予約した切符の受け取り」などの操作ボタンが表示される。なお、本実施例では、画面の背景色は白色である。
本実施例では、利用者が選択画面から「定期券(新規)」を選択した場合について説明する(SC2)。
認識した入力内容が操作ボタンによる「乗車券」等の「定期券(新規)」以外の操作ボタンによる入力内容の場合は通常処理APによる当該処理を実行する(SC31)。この場合の処理の作動はその説明を省略する。選択された処理の実行を終えた主制御部8は、その処理を終了させ、ステップSC1へ戻って表示部2の画面に初期画面を表示しながら顧客待ち状態で待機する。
利用者が定期券(新規)を選択した場合、主制御部80は利用者に定期券の区間を指定するよう入力を促す画面を画面合成APによって生成し表示部72に表示する(SC3)。具体的には、画面上に五十音のボタンを表示し、利用者に駅名を1文字入力させる。主制御部80は入力部77から入力された文字を受け取り、記憶部79の路線ファイルを検索して利用者が入力した文字で始まる駅名を検索する。主制御部80は抽出された駅数が20を超える場合は再び画面上に五十音のボタンを表示し、利用者に駅名の2文字目を入力させ、先頭の2文字が一致する駅名を路線ファイルから検索する。以下、抽出される駅数が20以下になるまで繰り返す。
抽出された駅数が20以下になると主制御部80は表示部72に抽出された駅名一覧をボタンで表示するよう画面合成APによって生成し、表示する。利用者は表示された一覧から駅名を選択する。主制御部80は入力部77から選択された駅名を受取り、記憶部79に保管する。
SC4では主制御部80は定期券の利用区間のもう一方の駅を指定する処理をSC3と同様に行い、記憶部79に保管する。
SC5では主制御部80は路線ファイルを検索し、SC3及びSC4で利用者が指定した駅間の経路が複数あるか否かを検索する。経路が複数ある場合は、経路の途中の駅を路線ファイルから読出し、経路を選択する画面を画面合成APによって生成し、表示部2に表示する。主制御部80は利用者が入力部77から入力された経路を受け取り、記憶部79に保管する。
SC6では、主制御部80は計時部84から今日の日付を読出し、利用開始日として本日を含む5日間を指定するボタンを表示するよう画面合成APによって生成し、表示部2に表示する。主制御部80は利用者が入力部77から入力した利用開始日を受け取り、記憶部79に保管する。
SC7では、主制御部80は定期券の利用月数として、「1か月」「3か月」「6か月」を指定するボタンを表示するよう画面合成APによって生成し、表示部2に表示する。主制御部80は利用者が入力部77から入力した利用月数を受け取り、記憶部79に保管する。
SC8では、主制御部80は利用者の氏名を入力する画面を画面合成APによって生成し、表示部2に表示する。氏名入力画面は画面上に五十音が表示され、入力された文字が画面上の表示されるように構成されている。主制御部80は利用者が入力部77から入力した利用者氏名を受け取り、記憶部79に保管する。
SC9では、主制御部80は利用者の電話番号を入力する画面を画面合成APによって生成し、表示部2に表示する。電話番号入力画面は画面上に数字とハイフンが表示され、入力された数字・ハイフンが画面上の表示されるように構成されている。主制御部80は利用者が入力部77から入力した電話番号を受け取り、記憶部79に保管する。
SC10では、主制御部80は利用者の性別を入力する画面を画面合成APによって生成し、表示部2に表示する。主制御部80は利用者が入力部77から入力した性別を受け取り、記憶部79に保管する。
SC11では、主制御部80は利用者の生年月日を入力する画面を画面合成APによって生成し、表示部2に表示する。生年月日入力画面は画面上に数字と「年」「月」「日」ボタンが配置されている。主制御部80は利用者が入力部77から入力した生年月日を受け取り、記憶部79に保管する。
SC12では、主制御部80は定期券の代金支払方法を選択する画面を画面合成APにって生成し、表示部2に表示する。主制御部80は利用者が「クレジットカード」「現金」から選択した入力を入力部77から受け取り、記憶部79に保管する。
SC13では、主制御部80は定期券の代金を計算する。記憶部79に記憶された路線ファイルから、利用者が選択した区間・経路に相当する乗車距離を算出する。次に、運賃料金ファイルを読出し、乗車距離・利用月数に対応した定期券の運賃を算出し、記憶部79に保管する。
SC14では、主制御部80は図22に示されるような定期券購入確認画面を画面合成APを用いて生成し、表示部2に表示する。ここで、定期券購入確認画面全体の背景は白色であり、定期区間表示エリア93及び購入者表示エリア95は黄色の背景色であり、利用区間情報91や購入者情報94といった定期区間表示エリア93及び購入者表示エリア95内に表示される文字は背景色の黄色に対してコントラストの低い色である白色で表示する。また、「定期券購入」「ご利用区間:」「お名前:」といったタイトル(項目名)は黒色で表示し、利用開始日(実施日では2008年7月6日)・利用月数(6か月)といった利用期間情報97及び定期券金額情報92も背景色の白色に対してコントラストの高い色である黒色で表示する。なお、終了ボタン98は緑色で表示するようにする。また、利用者に定期区間表示エリア93及び購入者表示エリア95をタッチすると見やすい色で表示することを喚起するため、「黄色の部分を触れると見やすい色で表示いたします。」という案内表示96を白色で行う。
SC14で示したように表示することにより、個人情報(利用者情報)である定期券の利用区間及び利用者の氏名・電話番号・生年月日・性別を周囲にいる人は確認しづらくなる。また、定期券のご利用開始日・利用月数・定期券代金といった個人情報ではないような情報は初めから見やすい色で表示することにより、利用者の確認を容易にしている。
SC15では、主制御部80は入力部77からの情報により利用者が定期区間表示エリア93にタッチしたか否かを判定する。タッチされたと判断すると、主制御部80は画面合成APに利用区間情報91(ご利用区間及び経由)を黒色にした画面を作成させ、表示部72に表示する(SC32)。文字色の黒色は定期区間表示エリア93の背景色の黄色に対してコントラストが高い色である。一方、主制御部80が定期区間表示エリア93にタッチがないと判断すると、SC16に進む。
SC33では、主制御部80は入力部77からの情報を検査し、タッチパネルのタッチが離れるまで待つ。
SC34では、主制御部80は計時部84に対してタイマ1をセットする。これは利用者の指が定期券区間表示エリア93から離れても暫くの間は黒文字の表示を継続するためのものである。具体的には、1秒ないし3秒程度が好ましい。
SC16では、主制御部80は入力部77からの情報により利用者が購入者情報表示エリア95にタッチしたか否かを判定する。タッチされたと判断すると、主制御部8は画面合成APに購入者表示エリア95に表示される項目である購入者情報94(購入者氏名・生年月日・電話番号・性別)の文字色を黒色にした画面を作成させ、表示部72に表示する(SC35)。文字色の黒色は購入者表示エリア95の背景色の黄色に対してコントラストが高い色である。一方、主制御部80が購入者表示エリア95にタッチがないと判断すると、SC17に進む。
SC36では、主制御部80は入力部77からの情報を検査し、タッチパネルのタッチが離れるまで待つ。
SC37では、主制御部80は計時部84に対してタイマ2をセットする。これは利用者の指が購入者表示エリア95から離れても暫くの間は黒文字の表示を継続するためのものである。具体的には、3秒ないし5秒程度が好ましい。SC34のタイマ1より長い時間を設定したのは、定期券区間表示エリア93よりも、購入者表示エリア95の方が表示する項目数が多いため、利用者が表示エリア内の表示を確認するのに時間が必要であるためである。
SC17では、主制御部80は、SC34でセットしたタイマ1の時間が経過したかを計時部84の情報により判断する。タイマ1の時間が経過したと判断すると、主制御部80は画面合成APに利用区間情報91(定期券区間・経由)の文字色を白色にした画面を作成させ、表示部72に表示する(SC38)。
SC18では、主制御部80は、SC37でセットしたタイマ2の時間が経過したかを計時部84の情報により判断する。タイマ2の時間が経過したと判断すると、主制御部8は画面合成APに購入者表示エリア95に表示される購入者情報94(購入者氏名・生年月日・電話番号・性別)を白色にした画面を作成させ、表示部72に表示する(SC39)。
SC19では、主制御部80は、入力部77から確認ボタン98がタッチされたかを判断する。タッチされた場合はSC20に移行し、タッチされていない場合は、SC15に移行する。
SC20では、主制御部80は決済処理を行う。主制御部80はSC12で利用者が入力した支払方法を記憶部79から読み取る。クレジットカード決済の場合、クレジットカードを挿入する画面を画面処理APに作成させ、表示部72に表示する。次に、カード処理部73を駆動して利用者のクレジットカードから番号・有効期限を読み取る。主制御部80は暗証番号を入力する画面を画面処理APに作成させ、表示部72に表示する。利用者が暗証番号を入力すると、カード番号・有効期限・定期券代金とともに通信部71を介してホストコンピュータ83に送信する。ホストコンピュータ83より決済可の信号を受信すると、SC21に進む。
利用者が現金決済を選択した場合は、主制御部80は現金を投入させる画面を画面処理APに作成させ、表示部72に表示する。次に、紙幣処理部74及び硬貨処理部75を駆動し、利用者が投入する貨幣を計数し、定期券代金よりも投入した貨幣が多い場合は、おつりを計数し、放出する。
SC21では、主制御部80は乗車券処理部76を駆動し、利用者が指定した区間・経由・性別・名前・有効期間を定期券に印字し、放出する。主制御部は定期券を受取る画面を画面処理APに作成させ、表示部72に表示する。利用者が定期券を受取ると、定期券発行処理は終了となり、主制御部は再びSC1の選択画面を表示し、待機する。
以上説明したように、本実施例では乗車券発売機において、定期券の利用区間や購入者の氏名・電話番号等の個人情報等を表示する時に背景色に対してコントラストが低い色で表示し、個人情報等が表示される領域を利用者がタッチすることにより、背景色に対してコントラストが高い色で表示するようにした。そのため、コントラストの低い色で表示を行っている間は、他の利用者がのぞき見を行い難くなる。
また、高齢者等でコントラストの低い表示が表示が見づらい利用者や、健常者でも液晶パネルの劣化や液晶パネル表面の汚れ・光の反射によりコントラストの低い表示が表示が見づらい場合は、個人情報などが表示される領域をタッチしてコントラストの高い見易い表示を行うことにより、容易に表示を確認することが出来る。さらに、定期券の利用開始日や利用月数・購入金額など、のぞき見が行われても構わないような項目は背景色に対してコントラストの高い表示を行うため、利用者は容易に確認を行うことが出来る。
また、本実施例では個人情報などが表示される入力受付領域の背景色を他の領域の背景色(本実施例の場合、白)とは別の背景色(本実施例の場合、黄)にすることにより、利用者にタッチする領域を判りやすく案内することが出来る。
なお、本実施例においては、画面全体の背景色を白色、定期券区間・生年月日等の個人情報等の表示領域の背景色を黄色、個人情報等の表示領域の文字色を白色、利用者が個人情報等の表示領域をタッチした場合の表示色を黒色としたが、本発明はこれに限定されない。例えば、画面背景色が黒色である場合は、個人情報等の表示領域の背景を茶色、個人情報等の表示領域の文字色を赤色、利用者が個人情報等の表示をタッチした場合の表示色を白色としてもよい。
また、本実施例は定期券新規購入の処理について説明したが、本発明はこれに限定されない。定期券の継続処理を始め、指定席の予約等にも適用可能である。また、本実施例と実施例2とを組み合わせて、定期券購入時の各情報入力時に顧客が入力した情報を背景色に比べてコントラストの低い表示で表示し、当該領域にタッチすることによって、コントラストの高い表示にするように構成しても良い。
なお、本実施例は乗車券発売機について説明したが、自動取引装置、自治体のサービス端末・病院の決済機・コンビニの多機能端末など他の顧客操作型端末装置においても適用可能である。
残高表示を指でタッチした状態を説明する図 自動取引装置を説明する図 自動取引装置を示すブロック図 記憶部の内容を説明する図 実施例1の処理の流れを説明する図 残高表示画面を説明する図 覗き見を阻害することを説明する図 残高表示画面の第1の変形例を説明する図 残高表示画面の第2の変形例を説明する図 実施例2の処理の流れを説明する図 実施例2の処理の流れを説明する図 振込金額入力画面を説明する図 口座科目選択画面を説明する図 振込情報表示エリアをタッチした状態を説明する図 振込取引の確認画面を説明する図 口座科目選択画面の変形例を説明する図 振込取引の確認画面の変形例を説明する図 乗車券発売機を説明する図 乗車券発売機を示すブロック図 記憶部の内容を説明する図 実施例3の処理の流れを説明する図 定期券購入確認画面を説明する図 従来の装置におけるのぞき見を説明する図 従来の装置を説明する図
符号の説明
1 自動取引装置
2 表示部
3 カード処理部
4 紙幣処理部
5 数字入力部
6 顧客操作部
7 入力部
8 主制御部
9 通信部
10 音声出力部
11 記憶部
12 計時部
13 ホストコンピュータ
14 明細票処理部
21・21a・21b 口座残高
22・22a・21b ご利用可能残高
23・23a・21b 残高表示エリア
24・24a・21b 利用可能額表示エリア
25 案内表示
26 終了ボタン
27 指
31 手
32 利用者
33 他の利用者
34 個人情報を表示する領域
35 視線
38 利用者入力情報表示エリア
39 利用者入力情報表示エリア
40 数字ボタン
43 表示エリア
44 表示エリア
45・45a 案内メッセージ
46 選択ボタン
47 操作誘導エリア
48 振込情報表示エリア
51 受取人情報
52 金額情報
53 振込人情報
54 受取人表示エリア
55 金額表示エリア
56 振込人表示エリア
57・57a 案内表示
58 確認ボタン
71・71b・71c 乗車券発売機
72 表示部
73 カード処理部
74 紙幣処理部
75 硬貨処理部
76 乗車券処理部
77 入力部
78 顧客操作部
79 記憶部
80 主制御部
81 通信部
82 音声出力部
83 ホストコンピュータ
84 計時部
91 利用区間情報
92 定期券金額情報
93 定期区間表示エリア
94 購入者情報
95 購入者情報表示エリア
96 案内表示
97 利用期間情報
98 確認ボタン
101 自動取引装置
102 暗証番号キーパッド
103 利用者
104 別の利用者
105 視線
106 口座残高
107 ご利用可能残高
108 終了ボタン

Claims (9)

  1. 利用者に操作誘導画面を表示する表示手段と、該表示手段上に設けられ利用者からの入力を受け付ける入力手段とを有する顧客操作部と、
    前記操作誘導画面に表示する操作誘導画面データを記憶する画面記憶部と、
    利用者が入力する入力情報または利用者の入力する入力情報を用いて得られる情報を利用者情報として記憶する利用者情報記憶部と、
    前記画面記憶部が記憶した操作誘導画面データと前記利用者情報記憶部が記憶した前記利用者情報を合成する画面編集部と、
    利用者が操作に必要なボタンを可視的に表示する領域を前記入力手段で入力が受け付けられる第1の入力受付領域として設定し、
    前記第1の入力受付領域以外で、前記利用者情報を含む領域を前記入力手段で入力が受け付けられる第2の入力受付領域として設定し、
    操作誘導画面に前記ボタンを第1の入力受付領域に表示するとともに、前記利用者情報を前記第2の入力受付領域の背景色に対してコントラストの低い色で表示を行い、
    前記第1の入力受付領域に入力が行われると、前記ボタンに割り当てられた入力または操作を実行し、
    前記第2の入力受付領域に入力が行われると前記利用者情報を前記第2の入力受付領域の背景色に対してコントラストの高い色で表示を行うように前記各部を制御する制御部とを有することを特徴とする顧客操作型端末装置。
  2. 利用者が入力する入力情報または利用者の入力する入力情報を用いて得られる情報を記憶する利用者情報記憶部と、
    複数の項目と該項目毎の前記利用者情報を表示する利用者情報表示エリアと、複数の操作を誘導する操作誘導エリアとを有する表示手段と、該表示手段上に設けられ利用者からの入力を受け付ける入力手段とを有する顧客操作部と、
    前記操作誘導エリアに表示する複数の操作誘導画面データを記憶する画面記憶部と、
    前記画面記憶部が記憶した操作誘導画面データと前記利用者情報記憶部が記憶した前記利用者情報を合成する画面編集部と、
    画面記憶部に記憶されている操作誘導画面データを用いて前記複数の操作誘導画面を順次前記表示手段に表示し、表示された前記操作誘導画面に基づき前記入力手段により入力された利用者情報を記憶するとともに、前記利用者情報表示エリアに該利用者情報を前記利用者情報表示エリアの背景色に対してコントラストの低い色で順次表示を行い、
    利用者が操作に必要なボタンを可視的に表示する領域を前記入力手段で入力が受け付けられる第1の入力受付領域として設定し、
    前記第1の入力受付領域以外で、前記利用者情報を含む領域を前記入力手段で入力が受け付けられる第2の入力受付領域として設定し、
    前記第2の入力受付領域入力が行われると前記利用者情報を前記利用者情報表示エリアの背景色に対してコントラストの高い色で表示を行うように前記各部を制御する制御部とを有することを特徴とする顧客操作型端末装置。
  3. 請求項1ないし請求項2記載の顧客操作型端末装置において、
    前記入力受付領域は前記利用者情報と該利用者情報の項目名を含む領域からなり、
    前記制御部は、
    操作誘導画面に前記利用者情報と前記項目名を前記入力受付領域の背景色に対してコントラストの低い色で表示を行い、
    前記入力受付領域に入力が行われると前記利用者情報と前記項目名を前記入力受付領域の背景色に対してコントラストの高い色で表示を行うように前記各部を制御することを特徴とする顧客操作型端末装置。
  4. 請求項1ないし請求項2記載の顧客操作型端末装置において、
    前記入力受付領域は前記利用者情報と該利用者情報の項目名を含む領域からなり、
    前記制御部は、
    操作誘導画面に前記利用者情報を前記入力受付領域の背景色に対してコントラストの低い色で表示を行うとともに前記項目名を前記入力受付領域の背景色に対してコントラストの高い色で表示を行うように前記各部を制御することを特徴とする顧客操作型端末装置。
  5. 請求項3ないし請求項4記載の顧客操作型端末装置において、
    前記入力受付領域は複数の前記利用者情報と該利用者情報に対応する1つの項目名を含む領域からなるようにすることを特徴とする顧客操作型端末装置。
  6. 請求項1ないし請求項5記載の顧客操作型端末装置において、
    所定時間を計測する計時部を設け、
    前記制御部は、
    前記入力受付領域への利用者の入力が行われなくなってから所定時間が経過した後に、
    前記利用者情報の表示を前記入力受付領域への入力が行われる前の表示に戻すように前記各部を制御することを特徴とする顧客操作型端末装置。
  7. 請求項1ないし請求項6記載の顧客操作型端末装置において、
    前記制御部は、
    前記背景色に対してコントラストの低い色で表示を行う時に、
    利用者が利用者情報の表示領域に触れると前記利用者情報を見やすい表示に変更する旨の案内を行うことを特徴とする顧客操作型端末装置。
  8. 請求項1ないし請求項6記載の顧客操作型端末装置において、
    前記操作誘導画面に前記利用者情報を前記入力受付領域の背景色に対してコントラストの低い色で表示を行うとともに、前記利用者情報とは異なる利用者情報を前記操作誘導画面の背景色に対してコントラストの高い色で表示することを特徴とする顧客操作型端末装置。
  9. 請求項1ないし請求項8記載の顧客操作型端末装置において、
    前記制御部は、
    前記入力受付領域への利用者の入力が行われるときに、
    前記利用者情報を含む領域の背景色を前記利用者情報の表示色に対してコントラストの高い色にすることにより、前記利用者情報の表示色のコントラストを高くすることを特徴とする顧客操作型端末装置。
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