JP4296043B2 - インクジェット記録装置、印刷位置ずれ調整プログラム及び記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェット記録装置、そのインクジェット記録装置で実行される印刷位置ずれ調整プログラム及び記録媒体に関し、特に、片方向印刷または双方向印刷を行うインクジェット記録装置、そのインクジェット記録装置で実行される印刷位置ずれ調整プログラム及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータの出力装置として、印刷ヘッドからインクを吐出して印刷を行うインクジェット記録装置が普及しており、プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ等の画像記録装置として用いるインクジェット記録装置は、インク滴を吐出するノズルと、ノズルが連通するインク流路(吐出室、圧力室、加圧液室、液室等ともいう)と、インク流路内のインクを加圧するエネルギーを発生するエネルギー発生手段と、を有するインジェットヘッドを搭載し、エネルギー発生手段を駆動することで、インク流路内インクを加圧しているノズルからインク滴を吐出させて画像を記録するものである。
【0003】
このインクジェット記録装置に用いるインクジェットヘッドとしては、インク流路内のインクを加圧するエネルギーを発生するエネルギー発生手段として、圧電素子を用いてインク流路の壁面を形成する振動板を変形させてインク滴を吐出させるピエゾ型のものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、インク流路の壁面を形成する振動板と電極とを平行に配置し、振動板と電極との間に発生させる静電力により振動板を変形させることで、インク流路内容積を変化させてインク滴を吐出させる静電型のものがある(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
このようなインクジェット記録装置には、印刷ヘッドを印刷媒体に対して主走査方向(印刷媒体の進行方向に対して垂直方向)に、往復に移動しつつ、往路時または復路時の片方で複数色のインクを吐出して印刷媒体上にドットを形成する(片方向印刷)タイプのものがある。更に、印刷速度を向上するために、主走査方向の往路時および復路時の双方で印刷媒体上にドットを形成する(双方向印刷)タイプのものもある。
【0006】
これらのインクジェット記録装置において、高品質な画像を印刷媒体上に印刷するために、主走査方向の位置が異なる複数のノズルがある場合には、それぞれ所定の位置にドットが形成されるように、インクの吐出タイミングが調整されている。
【0007】
更に、双方向印刷を行う場合には、主走査方向の往路時に形成されるドット(以下、往ドットという)と、復路時に形成されるドット(以下、復ドットという)とが、それぞれ所定の位置に形成されるように、インクの吐出タイミングが調整されている。このタイミング調整は、所定のテストパターンを用いて行われる。
【0008】
図8に、従来のドットのずれ調整を行うテストパターン示す。このテストパターンは、双方向印刷における往ドットと復ドットとの形成位置のずれを調整するためのものである。図8に示したテストパターンは、往ドットによる縦罫線(上段の罫線)は、所定のタイミング信号に従って印刷されている。また、復ドットによる罫線番号1,2,3,・・・,の縦罫線(下段の罫線)は、それぞれ往ドットを形成するための所定のタイミング信号から段階的にずらしたタイミング信号に従って印刷されている。
【0009】
なお、往ドットによる縦罫線と復ドットによる縦罫線とは、主走査方向の位置が一部重複するように印刷されている(図8では、罫線番号3の縦罫線)。罫線番号1,2では、復ドットは印刷ヘッドの駆動タイミングが早いため、往ドットで形成した罫線に対して早く着弾する側(図8では右)にずれている。罫線番号3では、往ドットによる罫線と復ドットによる罫線とは一致している。また、罫線番号4以降では、復ドットは印刷ヘッドの駆動タイミングが徐々に遅くなるため、往ドットに対して徐々に遅く着弾する側(図8では左)にずれてゆく。
【0010】
ユーザは、これらの縦罫線の位置が最もよく一致している罫線の番号(図8では「3」)を選択して、その罫線番号に対応した印刷ヘッドの駆動タイミングでインクを吐出するように調整する。
【0011】
【特許文献1】
特開平2−51734号公報
【特許文献2】
特開平6−71882号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図8に示した従来の縦罫線状のテストパターンでは、ドットの位置ずれが判別しにくい傾向にあり、ドット間の形成位置の相対的なずれを調整する際の精度が不十分であるという問題がある。
【0013】
近年、高画質の印刷を実現するために、ドットの微細化が行われており、そのドットの微細化に伴い、ドットの形成位置のずれを精度良く調整することがますます困難になっている。特に、高画質を指向したプリンタでは、このわずかなずれによる画質の低下も看過できないものとなっている。
【0014】
インクジェット記録装置において、双方向印刷を行う場合には、ドット形成位置のわずかなずれが画質に大きく影響することが多い。例えば、主走査方向に印刷ヘッドが移動する場合において、往路時にドットが本来の形成位置よりも左側にずれて形成される特性を有している印刷ヘッドを考える。この場合、復路時では印刷ヘッドの特性により、ドットは本来の形成位置よりも右側にずれて形成されることになる。このように、ドットの形成位置を十分に調整できないインクジェット記録装置は、画質の劣化が激しくなる。これは、複数のドット間で形成位置の相対的なずれが生じると、形成画像にざらつきが生じ、画質が低下するからである。なお、この上述した問題は、往路時または復路時の一方においてドットを形成する場合にも生じることとなる。
【0015】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、異なるタイミングで印刷形成されるドット間の印刷位置ずれを精度よく調整するインクジェット記録装置、印刷位置ずれ調整プログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために本発明は、以下のような特徴を有する。
<インクジェット記録装置>
本発明にかかるインクジェット記録装置は、
インクを吐出するための複数のノズルからなる少なくとも1つの印刷ヘッドと、前記印刷ヘッドを移動させる印刷ヘッド移動手段と、印刷媒体を搬送する搬送手段と、を有し、前記印刷ヘッドにより異なるタイミングで前記印刷媒体上に像を形成する第1のドットと第2のドットとの間の形成位置ずれを調整するための調整チャートを前記印刷媒体上に印刷形成するインクジェット記録装置であって、
前記調整チャートを構成する、前記形成位置ずれを調整する際の基準となる基準パターンと、前記形成位置ずれを調整する際の調整用となる調整パターンと、を、前記印刷ヘッドに配置されてなる複数のノズルで前記印刷媒体の搬送方向に間引いて印字しつつ、それを前記印刷ヘッドの移動方向に少なくとも1列以上印字し、且つ、前記少なくとも1列以上の空白列を、前記印刷ヘッドの移動方向に等間隔に複数回印刷形成し、
前記基準パターンと、前記調整パターンと、の解像度に基づいて、前記基準パターンと、前記調整パターンと、のパターン構成を、前記印刷媒体の搬送方向のドット間隔と、前記印刷ヘッドの移動方向のドット間隔と、で同じ構成にするか、前記印刷媒体の搬送方向のドット間隔よりも前記印刷ヘッドの移動方向のドット間隔を大きい構成にするかを決定し、前記印刷位置ずれを調整することを特徴とする。
【0017】
また、本発明にかかるインクジェット記録装置は、
前記基準パターンと前記調整パターンとの解像度が所定の解像度よりも低い場合には、前記基準パターンと、前記調整パターンと、のパターン構成を、前記印刷媒体の搬送方向のドット間隔と、前記印刷ヘッドの移動方向のドット間隔と、で同じ構成にし、
前記基準パターンと前記調整パターンとの解像度が所定の解像度よりも高い場合には、前記印刷媒体の搬送方向のドット間隔よりも前記印刷ヘッドの移動方向のドット間隔を大きい構成にし、前記印刷位置ずれを調整することを特徴とする。
【0018】
また、本発明にかかるインクジェット記録装置において、
前記基準パターンは、前記印刷ヘッドの移動方向に等間隔に印刷形成し、前記調整パターンは、前記印刷ヘッドの移動方向に段階的に印刷形成し、前記基準パターンと、前記調整パターンと、により前記印刷位置ずれを調整することを特徴とする。
【0019】
また、本発明にかかるインクジェット記録装置において、
前記基準パターンと、前記調整パターンと、は、同じ色で印刷形成され、前記印刷位置ずれの調整は、前記基準パターンと、前記調整パターンと、の重なりの濃度により決定することを特徴とする。
【0020】
また、本発明にかかるインクジェット記録装置において、
前記基準パターンと、前記調整パターンと、は、異なる色で印刷形成され、前記印刷位置ずれの調整は、前記基準パターンと、前記調整パターンと、の重なりの色味により決定することを特徴とする。
【0021】
<印刷位置ずれ調整プログラム>
また、本発明にかかる印刷位置ずれ調整プログラムは、
インクを吐出するための複数のノズルからなる少なくとも1つの印刷ヘッドと、前記印刷ヘッドを移動させる印刷ヘッド移動手段と、印刷媒体を搬送する搬送手段と、前記印刷ヘッドにより異なるタイミングで前記印刷媒体上に像を形成する第1のドットと第2のドットとの間の形成位置ずれを調整するための調整チャートを前記印刷媒体上に印刷形成するための制御を行う制御手段と、を有するインクジェット記録装置において実行される印刷位置ずれ調整プログラムであって、
前記調整チャートを構成する、前記形成位置ずれを調整する際の基準となる基準パターンと、前記形成位置ずれを調整する際の調整用となる調整パターンと、を、前記印刷ヘッドに配置されてなる複数のノズルで前記印刷媒体の搬送方向に間引いて印字しつつ、それを前記印刷ヘッドの移動方向に少なくとも1列以上印字し、且つ、前記少なくとも1列以上の空白列を、前記印刷ヘッドの移動方向に等間隔に複数回印刷形成し、
前記基準パターンと、前記調整パターンと、の解像度に基づいて、前記基準パターンと、前記調整パターンと、のパターン構成を、前記印刷媒体の搬送方向のドット間隔と、前記印刷ヘッドの移動方向のドット間隔と、で同じ構成にするか、前記印刷媒体の搬送方向のドット間隔よりも前記印刷ヘッドの移動方向のドット間隔を大きい構成にするかを決定し、前記印刷位置ずれを調整する処理を、前記制御手段に実行させることを特徴とする。
【0022】
また、本発明にかかる印刷位置ずれ調整プログラムは、
前記基準パターンと前記調整パターンとの解像度が所定の解像度よりも低い場合には、前記基準パターンと、前記調整パターンと、のパターン構成を、前記印刷媒体の搬送方向のドット間隔と、前記印刷ヘッドの移動方向のドット間隔と、で同じ構成にし、
前記基準パターンと前記調整パターンとの解像度が所定の解像度よりも高い場合には、前記印刷媒体の搬送方向のドット間隔よりも前記印刷ヘッドの移動方向のドット間隔を大きい構成にし、前記印刷位置ずれを調整する処理を、前記制御手段に実行させることを特徴とする。
【0023】
また、本発明にかかる印刷位置ずれ調整プログラムは、
前記基準パターンは、前記印刷ヘッドの移動方向に等間隔に印刷形成し、前記調整パターンは、前記印刷ヘッドの移動方向に段階的に印刷形成し、前記基準パターンと、前記調整パターンと、により前記印刷位置ずれを調整する処理を前記制御手段に実行させることを特徴とする。
【0024】
また、本発明にかかる印刷位置ずれ調整プログラムは、
前記基準パターンと、前記調整パターンと、は、同じ色で印刷形成され、前記印刷位置ずれの調整は、前記基準パターンと、前記調整パターンと、の重なりの濃度により決定する処理を前記制御手段に実行させることを特徴とする。
【0025】
また、本発明にかかる印刷位置ずれ調整プログラムは、
前記基準パターンと、前記調整パターンと、は、異なる色で印刷形成され、前記印刷位置ずれの調整は、前記基準パターンと、前記調整パターンと、の重なりの色味により決定する処理を前記制御手段に実行させることを特徴とする。
【0026】
また、本発明にかかる記録媒体は、
上記記載の印刷位置ずれ調整プログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録したことを特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明にかかるインクジェット記録装置の実施の形態を詳細に説明する。
【0030】
まず、図1、図2を参照しながら、本発明にかかるインクジェット記録装置の構成について説明する。なお、図1は、本発明にかかるインクジェット記録装置(以下単にプリンタと略す)の要部構成の斜視図であり、図2は、図1に示すインクジェット記録装置の側面図である。
【0031】
インクジェット記録装置は、インクジェット記録装置本体1の内部に、主走査方向に移動可能なキャリッジ、キャリッジに搭載したインクジェットヘッドからなる印刷ヘッド、印刷ヘッドにインクを供給するサブタンク等で構成される印字機構部2を収納し、インクジェット記録装置本体1の下部には、前方側から多数枚の用紙3を積載可能な給紙カセット4(あるいは給紙トレイでも適用可能)を抜き差し自在に装着することができ、また、用紙3を手差しで給紙するための手差しトレイ5を開倒することができ、給紙カセット4あるいは手差しトレイ5から給送される用紙3を取り込み、印字機構部2により所要の画像を印字した後、後面側に装着された排紙トレイ6に排紙する。
【0032】
印字機構部2は、主ガイドロッド11と従ガイドロッド12とでキャリッジ13を主走査方向(図2で紙面垂直方向)に摺動自在に保持し、このキャリッジ13にはイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色のインク滴を吐出するインクジェットヘッドからなる印刷ヘッド14を複数のインク吐出口を主走査方向と交差する方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。また、キャリッジ13には印刷ヘッド14に各色のインクを供給するためのサブタンク15が装着されている。
【0033】
サブタンク15は、上方に大気と連通する大気口、下方にインクジェットヘッドにインクを供給する供給口を、内部にインク残量を検知するセンサと、インクが充填された多孔質体と、を有して構成されており、多孔質体の毛管力によりインクジェットヘッドに供給されるインクをわずかな負圧に維持している。本実施の形態におけるサブタンク15の容量は、プリンタの高速化に伴うキャリッジ13の軽量化のため、必要最小限の大きさになっている。したがって、サブタンク15の中のインクが少なくなるとインクを補給しなければならないこととなる。
【0034】
印刷ヘッド14として、ここでは各色の印刷ヘッドを用いているが、各色のインク滴を吐出するノズルを有する1個の印刷ヘッドでもよい。さらに、印刷ヘッド14として用いるインクジェットヘッドは、圧電素子などの電気機械変換素子で液室壁面を形成する振動板を介してインクを加圧するピエゾ型、あるいは、インク流路壁面を形成する振動板とこれに対向する電極との間の静電力で振動板を変位させてインクを加圧する静電型などが適用可能である。なお、本実施の形態ではピエゾ型インクジェットヘッドを用いて説明する。
【0035】
ここで、図1に示すように、キャリッジ13は後方側(用紙搬送方向下流側)を主ガイドロッド11に摺動自在に嵌装し、前方側(用紙搬送方向上流側)を従ガイドロッド12に摺動自在に載置している。そして、このキャリッジ13を主走査方向に移動走査するため、主走査モータ17で回転駆動される駆動プーリ18と従動プーリ19との間にタイミングベルト20を張装し、このタイミングベルト20をキャリッジ13に固定しており、主走査モータ17の正逆回転によりキャリッジ13が往復駆動される。
【0036】
一方、給紙カセット4にセットした用紙3を印刷ヘッド14の下方側に搬送するために、給紙カセット4から用紙3を分離給装する給紙ローラ21およびフリクションパッド22と、用紙3を案内するガイド部材23と、給紙された用紙3を反転させて搬送する搬送ローラ24と、この搬送ローラ24の周面に押し付けられる搬送コロ25および搬送ローラ24からの用紙3の送り出し角度を規定する先端コロ26とを設けている。搬送ローラ24は副走査モータ27によってギヤ列を介して回転駆動される。
【0037】
そして、キャリッジ13の主走査方向の移動範囲に対応して搬送ローラ24から送り出された用紙3を印刷ヘッド14の下方側で案内する用紙ガイド部材である印写受け部材29を設けている。この印写受け部材29の用紙搬送方向下流側には、用紙3を排紙方向へ送り出すために回転駆動される搬送コロ31、拍車32を設け、さらに用紙3を排紙トレイ6に送り出す排紙ローラ33及び拍車34と、排紙経路を形成するガイド部材35,36とを配設している。
【0038】
用紙3に像を記録する時には、キャリッジ13を移動させながら印字信号に応じて印刷ヘッド14を駆動することにより、停止している用紙3にインクを吐出して1行分を往路で記録し、用紙3を所定量搬送した後、次の行の記録を復路で行う(以下、双方向印刷という)。
【0039】
そして、記録終了信号、または、用紙3の後端が記録領域に到達した信号を受信することで、記録動作を終了させ、用紙3を排紙する。なお、用紙3への記録は往復路のいずれか一方向で行うことも可能である(以下、片方向印刷という)。
【0040】
そして、往路で記録した像と復路で記録した像とがずれている場合は、所定の調整チャートを出力して調整値を設定する。
【0041】
また、キャリッジ13の移動方向右端側の記録領域を外れた位置には、印刷ヘッド14の吐出不良の回復、サブタンク15にインクを供給するメインのインクタンク等で構成される回復装置37を配置している。回復装置37は、キャッピング手段と、吸引手段と、クリーニング手段と、インク補給手段と、を有して構成されている。キャリッジ13は、印字待機中はこの回復装置37側に移動され、キャッピング手段により印刷ヘッド14をキャッピングされ、吐出口部を湿潤状態に保つことによりインク乾燥による吐出不良を防止する。また、記録途中などに記録と関係しないインクを吐出することにより、全ての吐出口のインク粘度を一定にし、安定した吐出性能を維持する。
【0042】
また、吐出不良が発生した場合等には、キャッピング手段により印刷ヘッド14の吐出口を密封し、チューブを通して吸引手段で吐出口からインクとともに気泡等を吸い出し、クリーニング手段により吐出口面に付着したインクやゴミ等が除去され、吐出不良が回復される。また、吸引されたインクは、インクジェット記録装置本体下部に設置された廃インク溜(図示せず)に排出され、廃インク溜内部のインク吸収体に吸収保持される。
【0043】
また、サブタンク15内にインクが無くなった場合には、インクの補給はキャリッジ13が所定の位置に来た時に回復装置37により行われる。イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色別のインクタンクを備えた回復装置37は、Y、M、C、Kの各色毎のサブタンク15とチューブ等を介して直結されており、常に一定の水圧がかけられている。また、回復装置37にはインク供給ノズルとバルブとが備え付けられており、インク供給の必要が生じた際に、バルブが開いてインク供給ノズルよりインクが流れ出るように構成されており、サブタンク15へのインクの供給が可能になる。
【0044】
次に、上記構成からなるインクジェット記録装置において、双方向印刷をした際に、往路で記録された画像と復路で記録された画像とがずれている場合に行う印刷位置ずれ調整について説明する。
まず、所定の調整チャートを印刷して調整値を設定することにより、画像のずれを調整することが可能となる。なお、片方向印刷の調整を行うことも可能である。
【0045】
本実施の形態におけるインクジェット記録装置は、インクを吐出するための複数のノズルを有する少なくとも1つの印刷ヘッドと、印刷ヘッドを移動させる移動手段と、印刷媒体を搬送する搬送手段と、を有し、印刷ヘッドにより異なるタイミングで印刷媒体上に像を形成する第1のドットと第2のドットとの間の形成位置ずれを調整するための調整チャートを印刷媒体上に印刷形成するインクジェット記録装置である。
【0046】
なお、インクジェット記録装置において印刷形成された調整チャートは、少なくとも1色以上の色で印刷形成されており、調整チャートは複数の調整パターンにより構成されている。調整チャートを構成する複数の調整パーンは、印刷ヘッドに配置されているノズルを、印刷媒体の搬送方向に間引いて印刷し、それを印刷ヘッドの移動方向に少なくとも1列以上印字し、次に少なくとも1列以上の空白列を1セットとし、その1セットとした少なくとも1列以上の空白列を等間隔に複数回印刷形成される。なお、印刷媒体の搬送方向にノズルを間引いているのは、ドットの打ち込みによりインク滲みが発生し視認性が低下することを抑止するためである。また、印刷ヘッドの移動方向に等間隔に印刷するのは、印刷ヘッドの移動方向の速度変動や印刷むらを平均化して精度の向上と視認性の向上を図るためである。
【0047】
また、形成位置ずれを調整する際の基準となる色の調整パターンと、形成位置ずれを調整する際の調整用となる色の調整パターンと、は、同じパターン構成であり、形成位置ずれを調整する際の基準となる色の調整パターンを、印刷ヘッドの移動方向に等間隔に複数配置し、調整用となる色の調整パターンを、印刷ヘッドの移動方向に段階的にずらして印刷する。なお、形成位置ずれを調整する際の基準となる色の調整パターンと、形成位置ずれを調整する際の調整用となる色の調整パターンと、を重ねているのはドットの打ち込みによりインク滲みが発生し、視認性が低下することを抑止するためである。形成位置ずれを調整する際の基準となる色の調整パターンと、形成位置ずれを調整する際の調整用となる色の調整パターンと、の最も合っている位置が最適な印刷タイミングとなる。
【0048】
次に、図3、図4を参照しながら、印刷位置ずれ調整の操作方法について説明する。
印刷位置ずれの調整は、図3に示すように、パーソナル・コンピュータ(PC)と、インクジェット記録装置と、が接続されて行われることとなる。
【0049】
ユーザは、インクジェット記録装置から出力された印刷画像を基にドット調整が必要と感じた際に、インクジェット記録装置と接続されたPCから調整チャートの印刷出力を実行させる(図4の▲1▼)。そして、ユーザは、インクジェット記録装置から印刷出力された調整チャート(AGP)より調整値を読み取り、PCから調整値を入力する(図4の▲2▼)。なお、PCの表示部には、調整値記入欄が表示され、ユーザは、この調整値記入欄を参照しながら調整値を入力する。そして、その入力された調整値はPCを介してインクジェット記録装置の調整値メモリに記憶され、その記憶された調整値を基にドットの位置ずれ調整が行われる。
【0050】
なお、調整チャートは、ブラック(K)の往復路調整パターン、ブラックの往路に対するシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)各色の往路調整パターンと、ブラック(K)の往路に対するシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)各色の復路調整パターンと、により構成されている。
【0051】
次に、図5を参照しながら、印刷位置ずれ調整の基準色となるブラック(K)の往路の調整パターンを説明する。
図5に示す調整パターンは、印刷ヘッドに配置されているノズルを副走査方向(印刷媒体の搬送方向)に間引いて印刷し、それを主走査方向(印刷ヘッドの移動方向)に2列印字し、次に2列の空白列を1セットとし、前記1セットを複数回、等間隔に主走査方向に印刷している。
【0052】
なお、ブラック(K)の往路の調整パターンとその他の調整パターンとは同じパターンで構成されており、基準色となるブラック(K)の往路の調整パターンを印刷媒体の主走査方向に等間隔に複数配置し、調整色の前記調整パターンは主走査方向に段階的にずらして印刷される。このとき、基準色と調整色との調整パターンはドットが重なるように印刷される。
【0053】
図5に示す調整パターンのパターン構成は、副走査方向のドット間隔(図5「A」)よりも主走査方向のドット間隔(図5「B」)を大きくして構成されている。これは、高解像度での視認性の向上のためであるが、副走査方向のドット間隔(図5「A」)と主走査方向のドット間隔(図5「B」)とを同じ構成とすることも可能である。
【0054】
低解像度では、ドットサイズが大きく制御されているため、副走査方向と主走査方向とのドット間を狭くし過ぎるとインク滲みが発生する。また、ドット間を広くし過ぎると視認性が低下してしまうことから、副走査方向と主走査方向とのドット間を同じにしたほうがインク滲み、視認性の点で有効となる。
【0055】
高解像度では、ドットサイズが小さく制御されているため、副走査方向に最適なドット間隔に主走査方向を合わせるとパターンが細かくなり過ぎてしまい視認性が低下してしまう。また、主走査方向に最適なドット間隔に副走査方向を合わせるとパターンが荒くなり過ぎてしまい視認性が低下してしまうことから、副走査方向のドット間隔より主走査方向のドット間隔を大きくした方が視認性の点で有効となる。
【0056】
次に、図6を参照しながら、基準色と調整色との重なり方によるパターンの濃度変化で印刷タイミングの調整を行う場合について説明する。なお、基準色となるブラック(K)の往路に対して、調整色となるブラック復路は同じ色で形成される。
【0057】
基準色と調整色との印刷タイミングがずれていると、図6(a)のように基準色調整パターンの主走査方向のドット間に調整色調整パターンが打たれる為、地肌部の面積が小さくなり濃度が濃く見える。最も印刷タイミングが合うと基準色調整パターンと調整色調整パターンとは重なって打たれる為、地肌部の面積が大きくなり濃度が薄く見えることとなる(図6(c)参照)。なお、濃度が最も濃い部分を、印刷タイミングが合っている部分と設定することも可能である。この場合、単一印刷ヘッドでの双方向印刷や同じ色の印刷ヘッドを複数搭載している場合に好適となる。この時、主走査方向の速度変動や印刷むらを吸収することも可能となる。
【0058】
次に、図7を参照しながら、基準色と調整色との重なり方によるパターンの色味で印刷タイミングの調整を行う場合について説明する。なお、基準色となるブラック(K)の往路に対して、ブラック復路以外の調整色(イエロー往路等)は別な色で形成される。
【0059】
図7に示すように、基準色をブラック(K)、調整色をイエロー(Y)とした場合、基準色(K)と調整色(Y)との印刷タイミングがずれていると基準色調整パターン(K)の主走査方向のドット間に調整色調整パターン(Y)が打たれる為、調整パターン全体がイエロー系に見えることとなる(図7(a))。また、基準色(K)と調整色(Y)との印刷タイミングが合っている場合は、調整パターンは同じ部分に打たれる為、イエロー(Y)はブラック(K)に吸収されてしまい全体がブラックに見えることとなる(図7(c))。この色味を見ることで印刷タイミングが合っている位置を決定する。この場合、複数の色の印刷ヘッドを搭載している場合に有効となる。特にイエローは単色では視認性が非常に悪いが二次色にすることで視認性が向上する。この時、主走査方向の速度変動や印刷むらを吸収することも可能となる。
【0060】
なお、上述する実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更実施が可能である。例えば、上記実施の形態におけるドットの位置調整は、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の4色を用いて行っているが、この4色に限定するものではなく、他色を使用している場合でも同じように印刷位置ずれ調整を行うことが可能である。また、上記実施の形態では、基準色をブラック(K)の往路としているが、これに限定するものではなく、基準色は何色でもよく、また復路でも適用可能である。
【0061】
また、上記実施の形態におけるインクジェット記録装置における処理動作をプログラムとして、また、そのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、インクを吐出するための複数のノズルからなる少なくとも1つの印刷ヘッドと、印刷ヘッドを移動させる印刷ヘッド移動手段と、印刷媒体を搬送する搬送手段と、印刷ヘッドにより異なるタイミングで印刷媒体上に像を形成する第1のドットと第2のドットとの間の形成位置ずれを調整するための調整チャートを印刷媒体上に印刷形成するための制御を行う制御手段と、を有するインクジェット記録装置に搭載し、制御手段に実行させることでも、本実施の形態におけるインクジェット記録装置を構築することは可能である。
【0062】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明は以下のような効果を奏する。
本発明にかかるインクジェット記録装置、印刷位置ずれ調整プログラム及び記録媒体は、印刷ヘッドの移動方向の速度変動や印刷むらを吸収することが可能となる。また、印刷タイミングを精度よく調整することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるインクジェット記録装置の要部構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示すインクジェット記録装置の構成を示す側面図である。
【図3】本実施の形態における調整値設定方法を行うシステム構成を示す図である。
【図4】本実施の形態における調整設定方法を示す図である。
【図5】印刷位置ずれ調整の基準色となるブラック(K)の往路の調整パターンの一例を示す図である。
【図6】基準色と調整色が同じ色の場合の調整を示す図であり、(a)は、往路印字と復路印字とが重なっていない場合を示し、(b)は、往路印字と復路印字とが1つだけ重なっている場合を示し、(c)は、往路印字と復路印字とが重なっている場合を示す。
【図7】基準色と調整色が違う色の場合の調整を示す図であり、(a)は、基準色(K)と調整色(Y)とが重なっていない場合を示し、(b)は、基準色(K)と調整色(Y)とが1つだけ重なっている場合を示し、(c)は、基準色(K)と調整色(Y)とが重なっている場合を示す。
【図8】従来のドットずれの調整を行うためのテストパターンを示す図である。
【符号の説明】
1 本体
2 印字機構部
3 用紙
4 給紙カセット
5 手差しトレイ
6 排紙トレイ
11 主ガイドロッド
12 従ガイドロッド
13 キャリッジ
14 ヘッド
15 サブタンク
17 主走査モータ
18 駆動プーリ
19 従動プーリ
20 タイミングベルト
21 給紙ローラ
22 フリクションパッド
23 ガイド部材
24 搬送ローラ
25 搬送コロ
26 先端コロ
27 副走査モータ
29 印写受け部材
31 搬送コロ
32 拍車
33 排紙ローラ
34 拍車
35 ガイド部材
36 ガイド部材
37 回復装置
Claims (11)
- インクを吐出するための複数のノズルからなる少なくとも1つの印刷ヘッドと、前記印刷ヘッドを移動させる印刷ヘッド移動手段と、印刷媒体を搬送する搬送手段と、を有し、前記印刷ヘッドにより異なるタイミングで前記印刷媒体上に像を形成する第1のドットと第2のドットとの間の形成位置ずれを調整するための調整チャートを前記印刷媒体上に印刷形成するインクジェット記録装置であって、
前記調整チャートを構成する、前記形成位置ずれを調整する際の基準となる基準パターンと、前記形成位置ずれを調整する際の調整用となる調整パターンと、を、前記印刷ヘッドに配置されてなる複数のノズルで前記印刷媒体の搬送方向に間引いて印字しつつ、それを前記印刷ヘッドの移動方向に少なくとも1列以上印字し、且つ、前記少なくとも1列以上の空白列を、前記印刷ヘッドの移動方向に等間隔に複数回印刷形成し、
前記基準パターンと、前記調整パターンと、の解像度に基づいて、前記基準パターンと、前記調整パターンと、のパターン構成を、前記印刷媒体の搬送方向のドット間隔と、前記印刷ヘッドの移動方向のドット間隔と、で同じ構成にするか、前記印刷媒体の搬送方向のドット間隔よりも前記印刷ヘッドの移動方向のドット間隔を大きい構成にするかを決定し、前記印刷位置ずれを調整することを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記基準パターンと前記調整パターンとの解像度が所定の解像度よりも低い場合には、前記基準パターンと、前記調整パターンと、のパターン構成を、前記印刷媒体の搬送方向のドット間隔と、前記印刷ヘッドの移動方向のドット間隔と、で同じ構成にし、
前記基準パターンと前記調整パターンとの解像度が所定の解像度よりも高い場合には、前記印刷媒体の搬送方向のドット間隔よりも前記印刷ヘッドの移動方向のドット間隔を大きい構成にし、前記印刷位置ずれを調整することを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。 - 前記基準パターンは、前記印刷ヘッドの移動方向に等間隔に印刷形成し、前記調整パターンは、前記印刷ヘッドの移動方向に段階的に印刷形成し、前記基準パターンと、前記調整パターンと、により前記印刷位置ずれを調整することを特徴とする請求項1または請求項2記載のインクジェット記録装置。
- 前記基準パターンと、前記調整パターンと、は、同じ色で印刷形成され、前記印刷位置ずれの調整は、前記基準パターンと、前記調整パターンと、の重なりの濃度により決定することを特徴とする請求項1から請求項3の何れかの請求項に記載のインクジェット記録装置。
- 前記基準パターンと、前記調整パターンと、は、異なる色で印刷形成され、前記印刷位置ずれの調整は、前記基準パターンと、前記調整パターンと、の重なりの色味により決定することを特徴とする請求項1から請求項4の何れかの請求項に記載のインクジェット記録装置。
- インクを吐出するための複数のノズルからなる少なくとも1つの印刷ヘッドと、前記印刷ヘッドを移動させる印刷ヘッド移動手段と、印刷媒体を搬送する搬送手段と、前記印刷ヘッドにより異なるタイミングで前記印刷媒体上に像を形成する第1のドットと第2のドットとの間の形成位置ずれを調整するための調整チャートを前記印刷媒体上に印刷形成するための制御を行う制御手段と、を有するインクジェット記録装置において実行される印刷位置ずれ調整プログラムであって、
前記調整チャートを構成する、前記形成位置ずれを調整する際の基準となる基準パターンと、前記形成位置ずれを調整する際の調整用となる調整パターンと、を、前記印刷ヘッドに配置されてなる複数のノズルで前記印刷媒体の搬送方向に間引いて印字しつつ、それを前記印刷ヘッドの移動方向に少なくとも1列以上印字し、且つ、前記少なくとも1列以上の空白列を、前記印刷ヘッドの移動方向に等間隔に複数回印刷形成し、
前記基準パターンと、前記調整パターンと、の解像度に基づいて、前記基準パターンと、前記調整パターンと、のパターン構成を、前記印刷媒体の搬送方向のドット間隔と、前記印刷ヘッドの移動方向のドット間隔と、で同じ構成にするか、前記印刷媒体の搬送方向のドット間隔よりも前記印刷ヘッドの移動方向のドット間隔を大きい構成にするかを決定し、前記印刷位置ずれを調整する処理を、前記制御手段に実行させることを特徴とする印刷位置ずれ調整プログラム。 - 前記基準パターンと前記調整パターンとの解像度が所定の解像度よりも低い場合には、前記基準パターンと、前記調整パターンと、のパターン構成を、前記印刷媒体の搬送方向のドット間隔と、前記印刷ヘッドの移動方向のドット間隔と、で同じ構成にし、
前記基準パターンと前記調整パターンとの解像度が所定の解像度よりも高い場合には、前記印刷媒体の搬送方向のドット間隔よりも前記印刷ヘッドの移動方向のドット間隔を大きい構成にし、前記印刷位置ずれを調整する処理を、前記制御手段に実行させることを特徴とする請求項6記載の印刷位置ずれ調整プログラム。 - 前記基準パターンは、前記印刷ヘッドの移動方向に等間隔に印刷形成し、前記調整パターンは、前記印刷ヘッドの移動方向に段階的に印刷形成し、前記基準パターンと、前記調整パターンと、により前記印刷位置ずれを調整する処理を前記制御手段に実行させることを特徴とする請求項6または請求項7記載の印刷位置ずれ調整プログラム。
- 前記基準パターンと、前記調整パターンと、は、同じ色で印刷形成され、前記印刷位置ずれの調整は、前記基準パターンと、前記調整パターンと、の重なりの濃度により決定する処理を前記制御手段に実行させることを特徴とする請求項6から請求項8の何れかの請求項に記載の印刷位置ずれ調整プログラム。
- 前記基準パターンと、前記調整パターンと、は、異なる色で印刷形成され、前記印刷位置ずれの調整は、前記基準パターンと、前記調整パターンと、の重なりの色味により決定する処理を前記制御手段に実行させることを特徴とする請求項6から請求項9の何れかの請求項に記載の印刷位置ずれ調整プログラム。
- 請求項6から請求項10の何れかの請求項に記載の印刷位置ずれ調整プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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