JP4292318B2 - Connecting structure of frame - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の竿体を連結して用いる釣竿の竿体の連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の複数の竿体を連結して用いる釣竿は、大きく分けて振出形式と並継形式とに分類される。
振出形式に係る竿体の連結構造は、筒状の第1竿体と第1竿体の穂先側に第1竿体内に挿入自在に連結される。使用時には、第2竿体を第1竿体内よりその穂先側に突出させて、第2竿体の竿元側外周面と第1竿体の穂先側内周面とで嵌着させて一本の竿体とする。そして、収納時には、第2竿体を第1竿体内に挿入してコンパクトな状態とする。
【0003】
また、並継形式に係る竿体の連結構造は、穂先側先端に嵌合雌部を有する第1竿体と、竿元側端部に嵌合雄部を有しする第2竿体とを有している。第1竿体及び第2竿体は穂先側ほど小径になるようにテーパーが形成された筒状部材である。使用時には、第1竿体の嵌合雌部に第2竿体の嵌合雄部を挿入して嵌着させて、1本の竿体として用いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
振出形式,並継形式のいずれにおいても、竿体同士を嵌着させる嵌合部分の設計には精密な作業が必要である。これは、各竿体の嵌合部分の径をごく精密に一致させなければ、竿体の連結部分における力の伝達や一本の竿体としての撓り具合等に大きな影響が生じると共に、竿体同時の脱着作業がスムーズに行えなくなるからである。しかし、このような精密な竿体の径の合致作業は、時間と手間及び一定の技術を必要とし、釣竿全体のコスト高を招くものである。
【0005】
また、従来の振出形式の釣竿において、2以上の竿体を連結するもので竿体全体の長さを調整しつつ釣りを行えるように工夫したものがある。例えば、元竿と元竿の穂先側に連結される元上竿との関係で、元上竿を元竿内に挿入した状態(挿入状態)と引き出した状態(延伸状態)との双方の状態において、元上竿と元竿とを嵌着自在にしたものである。このような釣竿では、元上竿の竿元側外周面と穂先側外周面との双方が元竿の穂先側端部内周面と嵌合することになる。
【0006】
このように元上竿の穂先側外周面及び竿元側外周面の双方を元竿と精密に嵌合するようにその径を設定するのはさらに手間がかかる。さらに、元上竿の穂先側外径を微調整するために元上竿外周面を研磨したり、樹脂でコーティングしたりするので外観が低下する恐れがあった。
本発明の課題は、簡易な構造で竿体同士を精密に嵌着できる竿体の連結構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
発明1に係る竿体の連結構造は、振出形式で連結される竿体の連結構造であって、筒状の本体部と前記本体部の穂先側端部内周面に形成され前記本体部より軟質な緩衝層を有する第1竿体と、穂先側ほど先細りとなるテーパ状の部材であるとともに、長さ方向中央より穂先側付近に他の部分に比べて大径になるように形成された第1外周面の外径が竿元側端部の第2外周面の外径とほぼ同一となるように形成され、前記第1竿体の内部に挿入される第2竿体とを備え、前記第2竿体は、前記第1外周面及び前記第2外周面の双方において前記第1竿体の緩衝層と嵌着自在であることを特徴とする。
この嵌合構造を有する釣竿を一本の釣竿として用いる場合には、第1竿体の穂先側に第2竿体を引き出して、第2竿体の竿元側端部外周面を第1竿体の緩衝層に嵌着させて固定させて用いる。この際、第1竿体の本体部より軟質な緩衝層が第2竿体の竿元側に嵌着するように適度に変形する。このため、第2竿体の竿元側端部外径と第1竿体の緩衝層内径とは精密な一致を要せず、比較的容易に安定した連結状態を演出できる。
この構造は、例えば、第2竿体の穂先側にさらに他の竿体を連結してなる釣竿において、第2竿体を第1竿体内に挿入した状態(挿入状態)と引き出した状態(延伸状態)とにおいて、第2竿体と第1竿体とを嵌着自在にし、釣竿全体の長さを調節可能とした釣竿に用いるものである。ここで、第2竿体は挿入状態と延伸状態とにおいて、それぞれ竿元側端部外周面と穂先側端部外周面とで第1竿体の緩衝層に嵌着する。この際、第1竿体の本体部より軟質な緩衝層が第2竿体の竿元側及び穂先側にそれぞれ嵌着するように適度に変形するので、これら3つの径を精密に一致させることを要しない。
【0010】
さらに、第2竿体の穂先側外径を調整する必要がなく、この外径を小さくすべく第2竿体の穂先側外周面を研磨調整したり、この外径を大きくすべく加工する(例えば、塗料を上塗りして径を大きくする)必要がないので、第2竿体の外観を低下させることもない。
【0012】
発明2に係る竿体の連結構造は、発明1の構造であって、第1竿体本体部は強化繊維に合成樹脂を含浸させた繊維強化樹脂より形成され、緩衝層は本体部を形成する繊維強化樹脂より柔らかい繊維強化樹脂または強化繊維を含まない合成樹脂より形成される。
この場合には、緩衝層が本体部を形成する繊維強化樹脂に対して所定の素材から形成されるため、本体部より軟質の性質を演出する。ここで「本体部を形成する繊維強化樹脂より柔らかい繊維強化樹脂」とは、その繊維強化樹脂に含まれる強化繊維の引張強度が本体部を形成する繊維強化樹脂に含まれる強化繊維の引張強度より小さいことを意味する。
【0013】
発明3に係る竿体の連結構造は、発明2の構造であって、緩衝層は不織布状繊維またはポリエステル繊維に樹脂を含浸させた繊維強化樹脂より形成される。
発明4に係る竿体の連結構造は、発明1の構造であって、緩衝層はパイプ状弾性体である。この場合には、第1竿体の本体部と別部材としてのパイプ状弾性体を本体部形成後に所定の位置に配置する。
【0014】
発明5に係る竿体の連結構造は、発明1〜4のいずれかの構造であって、緩衝層内周面は、ブラシ処理により凹凸化された細かい複数の突起に、または、ブラシ処理により毛羽たされた複数の細かい凹凸に形成されている。この場合には、内周面がブラシ処理により毛羽だたされた緩衝層が柔軟性をましてさらに円滑に第2竿体の所定の部位と適切に嵌着する。
【0015】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。
(構成)
本発明の第1実施形態を採用した中通し竿は、図1に示すように、元竿1と、元竿1の穂先側に連結された元上竿2と元上竿2の穂先側に連結された第1中竿3及び第2中竿4と、第2中竿4の穂先側に連結された穂先竿5とを有している。これら元竿1〜穂先竿5は炭素繊維またはガラス繊維等に合成樹脂を含浸させたプリプレグから形成される先細り筒状部材であって、内部に釣糸通路を有する(図示せず)。そして、元上竿2〜穂先竿5は穂先側から順次竿元側の竿体の内部に挿入され出し入れ自在になっており、いわゆる振出形式で連結されている。
【0016】
元竿1は外周面に形成されリール7を脱着自在に装着可能なリールシート8を有し、竿元側端部には元竿10が脱着自在に装着されている。また、元上竿2の穂先側外周面にはリール7からの釣糸Lを竿体内部に導入する釣糸導入口9が形成されており、さらに、釣糸導入口9を覆うように配置された釣糸導入ガイドGが固定されている。一方、穂先竿5の穂先側端部にはトップガイド6が取り付けられており、リール7からの釣糸Lは釣糸ガイドG及び釣糸導入口9を通り釣糸通路に導かれて、穂先側のトップガイド6より外部へ導かれる。
【0017】
図2〜4に詳しく示すように、元竿1は、筒状の本体部11と本体部11の穂先側端部内周面に形成され本体部11より軟質な緩衝層12とを有する。本体部11は、後に詳しく説明するように、炭素繊維等の強化繊維に合成樹脂を含浸させた繊維強化樹脂からなる本体プリプレグを芯材に巻回して焼成したものであり、穂先側ほど先細りとなるテーパが形成された筒状部材である。一方、緩衝層12は本体プリプレグに比べて軟質の軟質プリプレグから形成されるものであり、焼成時に本体部11と一体化している。この緩衝層12の内周面は金属ブラシ等によってブラッシングされ凹凸化され細かい複数の突起12aが形成されている。
【0018】
元上竿2は元竿1と同様に所定のプリプレグを焼成してなる穂先側ほど先細りとなるテーパが形成された筒状部材である。図5に詳しく示すように、元上竿2の長さ方向中央より穂先側付近は他の部分に比べて大径になるように形成された第1嵌合部2aが形成されており、第1嵌合部2aの穂先側には金属リングRが配置されている。この第1嵌合部2aの外径は竿元側端部(第2嵌合部2b)の外径とほぼ同一となるように形成されている。
【0019】
(元竿1の製造方法)
元竿1は、以下のようにして製造される。
図6に示すように、まず、所定のテーパが施されたマンドレル100を用意し、必要に応じてその外周面に離型材等を塗布しさらに離型テープを巻回する。続いて、穂先側端部に緩衝部12を形成するための軟質プリプレグP1を巻回する。軟質プリプレグP1は、例えば、ポリエステル繊維等の比較的引張強度が小さい繊維を一方向に引き揃え合成樹脂を含浸させたものや、ポリエステル繊維の不織布に合成樹脂を含浸させたものをシート状またはリボン状に加工したものが例示される。または繊維を含まない合成樹脂からのみなるものでもよい。この軟質プリプレグP1をマンドレル100の穂先側端部にマンドレル100の長さ方向において5〜30mmの範囲で巻回する。
【0020】
このように軟質プリプレグP1を巻回した後に、軟質プリプレグP1及びマンドレル100上に本体部11を形成するための本体プリプレグP2を巻回する。本体プリプレグP2は、炭素繊維やガラス繊維等に合成樹脂を含浸させたものをシート状またはリボン状にしたものであり、その繊維は一方向に引き揃えられている。本体プリプレグP2は複数の本体プリプレグP2を順次巻回するのが一般的であり、例えば、最初に巻回される本体プリプレグP2はマンドレル100の周方向に繊維が配向されたものを用い、その外周にさらに巻回される本体プリプレグP2は繊維がマンドレル100の長さ方向に配向されたものを用いることもできる。
【0021】
軟質プリプレグP1及び本体プリプレグP2を巻回した後、必要に応じてさらにその外周に保護用テープを巻回し、これを高温炉で焼成する。その後、マンドレル100引く抜くと共に保護用テープ,離型テープ等を順次剥離し、表面加工を施すと共に両端を適当な長さにカットして元竿1を製造する。
このように構成された中通し竿では、使用時には順次穂先側の竿体を引き出して、竿元側の竿体の穂先側内周面に穂先側の竿体の竿元側外周面を嵌着させて固定し一本の釣竿をして用いる。また、収納時には各竿体の嵌着を解除しながら、穂先竿5から順次竿元側の竿体内へ挿入しコンパクトな状態とする。
【0022】
さらに、元上竿2と元竿1とにおいては、収納状態と延伸状態とのいずれにおいても嵌着固定可能であり、釣竿全体の長さを調整して釣りを行うことができる。即ち、元上竿2は、図5(a)に示すように、収納状態においては、第1嵌合部2aが元上竿1の緩衝層12と嵌着し、図5(b)に示すように、延伸状態においては、第2嵌合部2bが元上竿1の緩衝層12と嵌着する。ここで、元竿1の本体部11より軟質な緩衝層12が元上竿2の竿元側及び穂先側にそれぞれ嵌着するように適度に変形するので、元上竿2の第1嵌合部2aの外径,第2嵌合部2bの外径、緩衝層12の内径の3つを精密に一致させることを要せずして、十分な嵌合安定性を演出できる。
【0023】
特に、緩衝層12の内周面はブラシ処理により複数の細かな凹凸12aが形成されており、さらに円滑に第1嵌合部2a及び第2嵌合部2bと十分に嵌着する。
[第2実施形態]以下、本発明の第2実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0024】
本発明の第2実施形態を採用した釣竿は、図7に示すように、元竿21と、元竿21の穂先側に連結された中竿22と中竿22の穂先側に連結された穂先竿23とを有している。これら元竿21〜穂先竿23は炭素繊維またはガラス繊維等に合成樹脂を含浸させたプリプレグ等から形成される先細り筒状部材である。そして、各竿体の連結部分には、図8に示すように、インロー芯30が配置されており、いわゆるインロー継ぎで各竿体は連結されている。
【0025】
元竿21は外周面に形成されリール(図示せず)を脱着自在に装着可能なリールシート24を有し、その竿元側端部にはグリップ25が配置されている。また、各竿体には複数の釣糸ガイド26が所定の間隔を隔てて配置されており、穂先竿23の穂先側先端にはトップガイド27が配置されている。そして、リールからの釣糸は順次釣糸ガイド26に導かれて、穂先側のトップガイド27より外部へ導かれる。
【0026】
図8に示すように、元竿21は、第1実施形態と同様に(図2参照)、筒状の本体部21aと本体部21aの穂先側端部内周面に形成され本体部21aより軟質な緩衝層21bとを有する。本体部21aは炭素繊維等の強化繊維に合成樹脂を含浸させた繊維強化樹脂からなる本体プリプレグを芯材に巻回して焼成したものであり、穂先側ほど先細りとなるテーパが形成された筒状部材である。一方、緩衝層21bは本体プリプレグに比べて軟質の軟質プリプレグから形成されるものであり、焼成時に本体部21aと一体化している。この緩衝層の内周面は金属ブラシ等によってブラッシングされ凹凸化され細かい複数の突起が形成されている。
【0027】
図8に示すように、中竿22は元竿21と同様に所定のプリプレグを焼成してなる穂先側ほど先細りとなるテーパが形成された筒状部材である。また、中竿22の竿元側にはインロー芯30(嵌合雄部に相当する)が挿入され固定されている。インロー芯30は元竿21及び中竿22等と同様に所定のプリプレグより形成される筒状部材であり、その両端の外径は元竿21穂先側及び中竿22の竿元側内径とそれぞれ合致するように形成されており、中竿22の竿元側に挿入され接着剤等で固定されている。
【0028】
なお、中竿22及び穂先竿23の連結部分も元竿21及び中竿22の連結部分と同様であり、その説明を省略する。
このように構成された釣竿では、収納時には各竿体の連結を解除して個々の竿体として収納する。また、一本の釣竿として用いる場合には、例えば、元竿21と中竿22とにあっては、元竿21の穂先側に中竿22の竿元側のインロー芯30を挿入して固定させて用いる。この際、元竿21の本体部21aより軟質な緩衝層21bがインロー芯30に嵌着するように適度に変形する。このため、インロー芯30の竿元側外径と元竿21の緩衝層内径とは精密な一致を要せず、比較的容易に安定した連結状態を演出できる。
【0029】
[他の実施形態]
(a)図9に示すように、元竿1に緩衝層としてゴムパイプ42を配置してもよい。このゴムパイプ42の内周面もブラッシングによって毛羽立たされ、複数の細かい凹凸が形成される。ゴムパイプ42は、元竿1の本体部41を所定のプリプレグから形成した後にはめ込んで固定する。また、マンドレルに所定のプリプレグを巻回して本体部41を形成する際に、マンドレルに予めゴムパイプ42を配置してその外周にプリプレグを巻回して元竿1を製造してもよい。
(b)インロー継ぎではなく、竿体の竿元側に他の部分より小径に形成された嵌合雄部を形成し、この嵌合雄部を竿元側の竿体に挿入し嵌着させる通常の並継形式の釣竿に用いることも可能である。
(c)緩衝層のブラッシング処理は特に行わなくてもよい。
(d)竿体の本体部製造後に穂先側内周面に本体部に比べて軟質の塗料を塗布して緩衝層を形成してもよい。
(e)竿体全体の長さを調整することのない通常の振出形式の釣竿においても、本発明の嵌合構造を用いることができる。
【0030】
【発明の効果】
本発明に係る連結構造によれば、簡易な構造で竿体同士を精密に嵌着できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を採用した中通し竿の全体図。
【図2】図1の元竿1の穂先側断面拡大図。
【図3】図1の元竿1の穂先側の斜視図。
【図4】図3のIV−IV断面図。
【図5】図1の元竿1及び元上竿2の収納状態(a)と延伸状態(b)とを示した図。
【図6】本発明の第1実施形態を採用した元竿1の製造工程を示した図。
【図7】本発明の第2実施形態を採用した釣竿の全体図。
【図8】図7の元竿21と中竿22との連結部分を示した断面図。
【図9】本発明の他の実施形態を採用した元竿を示した図。
【符号の説明】
1 元竿
2 元上竿
11 本体部
12 緩衝層
12a 突起
21 元竿
21a 本体部
21b 緩衝層
22 中竿
30 インロー芯[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a connecting structure for fishing rod bodies that are used by connecting a plurality of rod bodies.
[0002]
[Prior art]
Conventional fishing rods that are used by connecting a plurality of rods are roughly classified into a swing type and a joint type.
The connecting structure of the housings according to the swing-out form is connected to the tubular first housing and the tip side of the first housing so as to be freely inserted into the first housing. In use, the second housing is protruded from the first housing to the tip side, and is fitted between the base side outer peripheral surface of the second housing and the tip side inner peripheral surface of the first housing. It is assumed that At the time of storage, the second housing is inserted into the first housing to make it compact.
[0003]
Moreover, the connection structure of the frame which concerns on a parallel connection form has the 1st case which has a fitting female part in the tip side tip, and the 2nd case which has a fitting male part in the base side end part. Have. The first casing and the second casing are cylindrical members formed with a taper so that the diameter is smaller toward the tip side. At the time of use, the fitting male part of the second casing is inserted and fitted into the fitting female part of the first casing, and used as one casing.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In both the swing-out type and the joint type, precise work is required for designing the fitting portion for fitting the casings together. If the diameters of the fitting portions of the respective housings are not made to coincide with each other very precisely, the transmission of force at the connecting portions of the housings and the degree of bending as a single housing will be greatly affected. This is because the simultaneous desorption work cannot be performed smoothly. However, such precise work of matching the diameters of the rods requires time, labor, and a certain technique, leading to high costs for the entire fishing rod.
[0005]
In addition, there is a conventional fishing rod that connects two or more rods so that fishing can be performed while adjusting the overall length of the rod. For example, the state of both the state in which the boss is inserted into the heel (inserted state) and the state in which the boss is pulled out (stretched state) in relation to the heel In the above, the former upper collar and the former collar can be freely fitted. In such a fishing rod, both the heel-side outer peripheral surface and the tip-side outer peripheral surface of the former upper rod are fitted with the inner-end surface of the tip-side end portion of the former rod.
[0006]
As described above, it is more troublesome to set the diameter so that both the tip side outer peripheral surface and the heel side outer peripheral surface of the genital upper heel are precisely fitted to the heel. Furthermore, since the outer surface of the upper heel is polished or coated with a resin to finely adjust the outer diameter of the heel of the original heel, the appearance may be deteriorated.
The subject of this invention is providing the connection structure of the housing which can fit a housing precisely with a simple structure.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The connecting structure of the casings according to the first aspect of the present invention is a connecting structure of the casings connected in a swing-out manner, and is formed on the inner peripheral surface of the cylindrical main body portion and the tip side end portion of the main body portion and is softer than the main body portion. A first casing having a buffer layer and a tapered member that tapers toward the tip side, and is formed to have a larger diameter from the center in the length direction to the tip side than the other portions. An outer diameter of one outer peripheral surface is formed to be substantially the same as an outer diameter of the second outer peripheral surface of the end portion on the heel side, and includes a second casing inserted into the first casing, The second housing can be fitted to the buffer layer of the first housing on both the first outer peripheral surface and the second outer peripheral surface.
When the fishing rod having this fitting structure is used as a single fishing rod, the second rod is pulled out to the tip side of the first rod, and the rod-side end outer peripheral surface of the second rod is the first rod. Used by being fixed to the body buffer layer. At this time, the buffer layer softer than the main body portion of the first casing is appropriately deformed so as to be fitted to the base side of the second casing. For this reason, the base side end outer diameter of the second housing and the buffer layer inner diameter of the first housing do not require precise matching, and a stable connected state can be produced relatively easily.
In this structure, for example, in a fishing rod in which another rod is connected to the tip side of the second rod, the second rod is inserted into the first rod (inserted state) and pulled out (stretched). In the state), the second rod body and the first rod body can be freely fitted, and the fishing rod can be adjusted in length. Here, the second casing is fitted to the buffer layer of the first casing at the base end portion outer peripheral surface and the tip end end outer peripheral surface in the inserted state and the stretched state, respectively. At this time, since the buffer layer softer than the main body portion of the first casing is appropriately deformed so as to be fitted to the base side and the tip side of the second casing, these three diameters must be precisely matched. Is not required.
[0010]
Furthermore, there is no need to adjust the outer diameter of the tip of the second rod, and the outer peripheral surface of the tip of the second rod is adjusted to reduce the outer diameter or processed to increase the outer diameter ( For example, it is not necessary to overcoat the paint to increase the diameter), so that the appearance of the second casing is not deteriorated.
[0012]
The connecting structure of the casings according to the
In this case, since the buffer layer is formed of a predetermined material with respect to the fiber reinforced resin forming the main body, a softer property than the main body is produced. Here, “fiber reinforced resin softer than the fiber reinforced resin forming the main body” means that the tensile strength of the reinforced fiber contained in the fiber reinforced resin is higher than the tensile strength of the reinforced fiber included in the fiber reinforced resin forming the main body. Mean small.
[0013]
The connecting structure of the casings according to the invention 3 is the structure of the
The connection structure of the frame which concerns on
[0014]
Connecting structure of the rod body according to the
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
[First Embodiment]
Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
(Constitution)
As shown in FIG. 1, the punch through which the first embodiment of the present invention is used is located on the front side of the
[0016]
The
[0017]
As shown in detail in FIGS. 2 to 4, the
[0018]
The former
[0019]
(Manufacturing method of Genroku 1)
The
As shown in FIG. 6, first, a
[0020]
After winding the soft prepreg P1 in this way, the main body prepreg P2 for forming the
[0021]
After winding the soft prepreg P1 and the main body prepreg P2, if necessary, a protective tape is further wound around the outer periphery, and this is fired in a high-temperature furnace. Thereafter, the
In the case of a through-through rod constructed in this way, the tip side rod body is sequentially pulled out when used, and the collar side outer peripheral surface of the tip side rod body is fitted to the tip side inner circumferential surface of the rod side housing. It is fixed and used as a single fishing rod. Further, when the housing is stored, the housing is inserted into the housing on the heel side sequentially from the
[0022]
Furthermore, the former
[0023]
In particular, the inner circumferential surface of the
[Second Embodiment] A second embodiment of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0024]
As shown in FIG. 7, the fishing rod employing the second embodiment of the present invention includes a
[0025]
The
[0026]
As shown in FIG. 8, as in the first embodiment (see FIG. 2), the
[0027]
As shown in FIG. 8, the
[0028]
In addition, the connection part of the
In the fishing rod constructed as described above, the housings are disconnected and stored as individual rods when stored. When used as a single fishing rod, for example, in the case of the
[0029]
[Other Embodiments]
(A) As shown in FIG. 9, a
(B) Instead of the spigot joint, a fitting male part having a smaller diameter than the other part is formed on the base side of the casing, and the fitting male part is inserted into the casing on the base side and fitted. It is also possible to use it for an ordinary parallel fishing rod.
(C) The buffer layer brushing process may not be performed.
(D) A buffer layer may be formed by applying a softer coating on the inner peripheral surface of the tip side than the main body after the main body of the casing is manufactured.
(E) The fitting structure of the present invention can also be used in a normal fishing rod without adjusting the overall length of the rod.
[0030]
【The invention's effect】
According to the connection structure according to the present invention, the casings can be precisely fitted with a simple structure.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall view of a through hole that employs a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional enlarged view of the tip side of the
FIG. 3 is a perspective view of the tip side of the
4 is a cross-sectional view taken along line IV-IV in FIG.
FIG. 5 is a view showing a stored state (a) and a stretched state (b) of the
FIG. 6 is a view showing a manufacturing process of the
FIG. 7 is an overall view of a fishing rod adopting a second embodiment of the present invention.
8 is a cross-sectional view showing a connecting portion between the
FIG. 9 is a view showing a marshal employing another embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (5)
筒状の本体部と前記本体部の穂先側端部内周面に形成され前記本体部より軟質な緩衝層を有する第1竿体と、
穂先側ほど先細りとなるテーパ状の部材であるとともに、長さ方向中央より穂先側付近に他の部分に比べて大径になるように形成された第1外周面の外径が竿元側端部の第2外周面の外径とほぼ同一となるように形成され、前記第1竿体の内部に挿入される第2竿体とを備え、
前記第2竿体は、前記第1外周面及び前記第2外周面の双方において前記第1竿体の緩衝層と嵌着自在である
ことを特徴とする竿体の連結構造。It is a connecting structure of housings connected in a swinging form,
A first casing having a cylindrical main body and a buffer layer softer than the main body formed on the inner peripheral surface of the tip end of the main body;
It is a tapered member that tapers toward the tip side, and the outer diameter of the first outer peripheral surface formed so as to be larger in the vicinity of the tip side from the center in the length direction than the other part is the heel side end A second housing that is formed to be substantially the same as the outer diameter of the second outer peripheral surface of the portion, and is inserted into the first housing,
The connecting structure of the casings, wherein the second casing is freely fitted to the buffer layer of the first casing on both the first outer peripheral surface and the second outer peripheral surface.
ことを特徴とする請求項1に記載の竿体の連結構造。The first housing body is formed of a fiber reinforced resin obtained by impregnating a reinforced fiber with a synthetic resin, and the buffer layer is a fiber reinforced resin that is softer than the fiber reinforced resin that forms the body, or a synthetic resin that does not include a reinforced fiber. The connecting structure for a casing according to claim 1, wherein the connecting structure is formed.
ことを特徴とする請求項2に記載の竿体の連結構造。The said buffer layer is formed from the fiber reinforced resin which impregnated resin to the nonwoven fabric fiber or the polyester fiber. The connection structure of the housing of Claim 2 characterized by the above-mentioned.
ことを特徴とする請求項1に記載の竿体の連結構造。The said buffer layer is a pipe-shaped elastic body. The connection structure of the housings of Claim 1 characterized by the above-mentioned.
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の竿体の連結構造。The buffer layer peripheral surface, fine plurality of projections which are roughened by brushing, or any of claims 1 to 4, characterized in that it is formed in a plurality of fine irregularities which are fluffed by brushed The connecting structure of the crab body.
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