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JP4290406B2 - タイヤ偏摩耗管理装置 - Google Patents

タイヤ偏摩耗管理装置 Download PDF

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JP4290406B2
JP4290406B2 JP2002312787A JP2002312787A JP4290406B2 JP 4290406 B2 JP4290406 B2 JP 4290406B2 JP 2002312787 A JP2002312787 A JP 2002312787A JP 2002312787 A JP2002312787 A JP 2002312787A JP 4290406 B2 JP4290406 B2 JP 4290406B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に使用するタイヤに発生する偏摩耗を管理するタイヤ偏摩耗管理装置に関する
【0002】
【従来の技術】
車両用タイヤは、車両の走行により摩耗をしていく。このタイヤ摩耗の管理を自動的に行うタイヤ管理方法が提案されている(特許文献1参照)。
上記タイヤ管理方法は、正常な摩耗(均一な摩耗)を対象とした管理方法である。これに対し、車両用タイヤは、色々な原因により均一に摩耗せず、部分的な摩耗が急速に進むことがある。これを偏摩耗という。
【0003】
偏摩耗の程度が激しいとタイヤ寿命が著しく低下し、騒音・振動の原因にもなり快適なドライブができなくなる。このようなタイヤの偏摩耗を自動的に管理する提案はまだされていない。
【0004】
図1を用いて、偏摩耗の代表例を説明する。なお、図の(A)〜(I)では、図示上方にタイヤの下部表面形状を示し、下方にタイヤの断面形状を示している。また、摩耗した部分を黒く塗りつぶして表示している。
(A)は、センタ摩耗と呼ばれるもので、タイヤの中央部(センタ)がトレッド全体に比べて早く摩耗したものである。これは、空気圧が高すぎるとき、又は駆動力の高い車両の駆動軸で使用したときに発生しやすい。
【0005】
(B)は、肩落ち摩耗と呼ばれるもので、トレッド全体に比べショルダー部のみが溝を境に「段」がついたように早期に摩耗したものである。これは、タイヤをフロントに装着した時に、トーイン、キャンバーによる影響で発生する。また、急カーブの走行が多い場合に発生し、路面傾斜の影響により発生する。
【0006】
(C)は、ステップ摩耗と呼ばれるもので、ショルダー部の外側が集中的に磨り減ってしまう現象である。これは、上記(B)と同様に、タイヤをフロントに装着した時のトーイン、キャンバーによる影響で発生する。また、急カーブの走行が多い場合に発生し、路面傾斜の影響により発生する。
【0007】
(D)は、波状摩耗と呼ばれるもので、トレッドショルダー部に多く見られ、波状に摩耗したものである。これは、フロントに装着した時のトーイン、キャンバーが不適正な場合、空気圧不足の場合、複輪に外径差、空気圧差がある場合に発生する。
【0008】
(E)は、両肩落ち摩耗と呼ばれるもので、タイヤの両ショルダー部が早期に摩耗したものである。これは、空気圧不足、過荷重の場合に発生する。
(F)は、レール摩耗と呼ばれるもので、タイヤの溝の縁部が、レールが通ったように摩り減ったものである。これは、アライメントの調整不良、タイヤ位置交換不足の場合に発生する。
【0009】
(G)は、リブパンチングと呼ばれるもので、ショルダー部を除くある一定の列のブロックのみが早期に摩耗したものである。これは、複輪の外径差、空気圧差がある場合に発生する。また、フロント装着時であっても、アライメントの影響により発生することがある。
【0010】
(H)は、フェザーエッジ摩耗と呼ばれるもので、リブ及び細部エッジに多く見られ、タイヤの断面方向にのこぎりの歯状に摩耗したものである。これは、主にトーイン不足、空気圧不足、急カーブの走行が多いといった場合に発生する。また、路面傾斜の影響で発生する場合がある。
【0011】
(I)は、片側摩耗と呼ばれ、トレッドの片側のみ早期に摩耗したものである。これは、主に、フロント装着時のキャンバーの影響で発生し、急カーブの走行が多い場合に発生する。また、路面傾斜の影響で発生する。
(J)は、ヒール&トゥ摩耗と呼ばれ、ブロックが回転方向に、のこぎりの歯状に摩耗したものである。これは、制動、駆動の頻度が高い場合、リア装着時の空気圧が不足の場合に発生する。なお、(J)は、タイヤを側面から見た状態を示している。
【0012】
上記各偏摩耗の説明から明らかなように、タイヤの偏摩耗は、以下の5つの管理を適正に行うことで抑えることができる。
(1)適正空気圧の維持・管理。
(2)適正なタイヤ位置交換(ローテーション)。
(3)アライメント調整。
(4)複輪外径差及び空気圧差の防止。
(5)車両整備。
【0013】
従来においては、ユーザ及びサービスマンなどが、目視により又は内外の溝深さの差を測定することにより偏摩耗の有無及び種類を判定していた。そして、偏摩耗の要因に応じて、タイヤの位置交換などの必要な対策を判断して、それを実行することにより、タイヤの長寿命化を図っていた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明したように、タイヤの偏摩耗については、偏摩耗の検出からその対応策の決定までを人が行っていた。このため、作業者の知識、経験が必要となり、また、労力が大きかった。
本発明は、タイヤの偏摩耗の検出から、対応策の決定までを自動的に行う装置を提供することを目的とする
【0015】
【特許文献1】
特開2002−132994
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するためになされたものである。
本発明のタイヤ偏摩耗管理装置においては、スキャナによりタイヤの断面の外形形状を測定し、測定したタイヤの断面の外形形状と標準外形形状(新品時の外形形状)とを比較し、外形形状の差分を求める。この差分に基づいて、偏摩耗の形状を記憶した偏摩耗データベース(以下、「データベース」は「DB」と略称する。)から、該当する偏摩耗の種類を判断する。
【0017】
また、本発明のタイヤ偏摩耗管理装置においては、スキャナにより測定したタイヤの断面の外形形状と該タイヤの標準外形形状とに基づいて、タイヤの偏磨耗を判定し、判定したタイヤ偏摩耗の種類及びそのタイヤ位置ごとに、偏摩耗を防止する位置交換方法を記憶した位置交換DBを用意する。このタイヤ位置交換DBから抽出した位置交換方法が表示手段に表示される。
これにより、偏摩耗が生じたときには、適切なタイヤ位置交換方法が自動的に得られる。
【0018】
さらに、判断したタイヤ偏摩耗の種類ごとに偏摩耗を防止する対応策を記憶した対応策DBから、偏摩耗を防止するための対応策を抽出する。
偏摩耗の種類と抽出された対応策は、表示手段に表示される。
本発明によれば、タイヤの偏摩耗を自動的に判定することができ、また、その対応策が自動的に得られる。したがって、作業者の経験を必要とせず、また、労力を軽減することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図を用いて説明する。
図2は、タイヤ偏摩耗管理装置の回路構成を示す。
タイヤ偏摩耗管理装置1は、例えば、モバイルパソコンにより構成される。タイヤ偏摩耗管理装置1は、CPUからなる制御部2、記憶部3、液晶ディスプレイからなる表示部4、キーボードなどからなる入力部5、入出力インタフェース6を具備する。
【0020】
なお、タイヤ偏摩耗管理装置1は、上記特許文献1に記載された車両端末に組み込まれるものであっても、又は単独で構成されるものであっても、いずれでも良い。
タイヤ偏摩耗管理装置1は、入出力インタフェース6を介して、スキャナ7、送受信機8、ホストコンピュータ9と接続可能とされる。スキャナ7は、タイヤの形状を測定するためのもので、例えば、レーザ式形状測定装置が使用される。送受信機8は、タイヤ内に装着されたトランスポンダから送信されるタイヤに関するデータを受信する。
【0021】
記憶部3には、装置動作用のプログラム及び各種DBが記憶される。
各種DBとしては、タイヤ形状DB、偏摩耗DB、対応策DB、位置交換DBがある。
各DBには、あらかじめすべてのデータを記憶しておくようにしても良いが、点検作業の都度、ホストコンピュータ9から必要なデータのみをダウンロードして記憶するようにしても良い。
【0022】
タイヤ形状DBには、タイヤの形式に関するデータが記憶されている。このデータとしては、タイヤ名ごとに、タイヤを特定するためのタイヤID、新品時のタイヤ形状の画像データなどがある。
偏摩耗DBには、偏摩耗の種類ごとに、偏摩耗したタイヤの形状が画像データとして記憶されている。また、偏摩耗の有無を判定するときに使用されるしきい値が偏摩耗の種類ごとに記憶されている。
【0023】
対応策DBには、偏摩耗の種類ごとに対応策が記憶されている。なお、この対応策DBは、偏摩耗DBに組み込むこともできる。
位置交換DBには、偏摩耗が検出されたタイヤ位置及び偏摩耗の種類に応じた位置交換方法が記憶されている。
【0024】
タイヤ偏摩耗管理装置1の使用方法及び装置の動作を説明する。
ディーラがタイヤの点検のために出かけるとき、ホストコンピュータ9から、ユーザ情報をダウンロードし、記憶部3に記憶する。
ホストコンピュータ9には、ユーザ情報として、ユーザ名、事業所名、事業所に配備された車両の車両番号、車両ごとのタイヤ配置図、タイヤごとのタイヤID、タイヤ形状が記憶されている。
【0025】
ディーラは、事業所名を特定することにより、その事業所に所属する車両のタイヤ配置図、タイヤID、タイヤ形状などのタイヤに関するデータをダウンロードする。
また、上記の各種DBが記憶部3にあらかじめ記憶されていない場合は、ユーザ情報から得たデータに基づいて、ホストコンピュータから必要なデータをダウンロードする。
【0026】
図3のフローチャートを用いて、制御部2による処理を説明する。
作業者が入力部5からユーザ情報を読み出す操作をすると、ステップS1で、記憶部3から読み出されたユーザ情報が表示部4に表示される。作業者は、この表示に従って車両番号を選択する。
【0027】
車両番号が選択されると、表示部4に、該当する車両のユーザ情報、タイヤ配置図、タイヤIDなどが表示され、ステップS2で、測定するタイヤを選択する指示がされる。
図4に、ステップS2で表示部4に表示される画面を示す。
ここには、ユーザ情報と、タイヤ配置図と、測定をするタイヤを指示する「以下のタイヤの調査を行ってください」という表示が表示される。
【0028】
タイヤ配置図において、測定をすべきタイヤが点滅表示される。なお、点滅表示に代えて、ほかのタイヤの表示色と異なる色で表示してもよい。
画面には、更に、調査の指示がされたタイヤの情報が表示される。ここには、そのタイヤ内部に装着されたトランスポンダのチップIDが含まれる。
【0029】
作業者は、測定するタイヤが決まると、装置1に送受信機8を接続して、測定タイヤ内に装着されたトランスポンダからデータを受信する。トランスポンダからは、当該タイヤに関するデータが発信されている。このデータには、トランスポンダを特定するためのチップID、タイヤ名を特定するためのタイヤIDなどが含まれる。
【0030】
送受信機8で受信したデータに含まれるチップIDと、ユーザ情報に含まれたチップIDとが一致しているか否かが判定される。一致をしていれば次のステップS3に進む。一致していない場合は、作業者の操作により、ユーザ情報が修正される。以後の作業は、受信したデータに基づいて行われる。また、修正されたユーザ情報は、後でホストコンピュータ9に登録される。ユーザ情報の修正などができないタイヤについては、作業を停止する。
【0031】
ステップS3で、タイヤの形状読み込みが行われる。ここでは、装置1にスキャナ7を接続し、スキャナ7をタイヤ表面に当てて、タイヤ表面をスキャンする。これにより、タイヤの断面形状が画像データとして読み込まれる。
ステップS4で、読み込まれたタイヤ断面形状と、新品時の形状との比較がされる。ここでは、タイヤIDに従って、タイヤ形状DBが検索され、新品時のタイヤ形状(標準形状)の画像データが読み出される。
【0032】
図5を用いて、読み込まれたタイヤ断面形状と新品時形状との比較方法を説明する。この比較は、画像処理により行われる。
図の上の部分が読み込まれたタイヤの断面形状を示す。読み込まれた断面形状(細線)と新品時形状(太線)とが重ねあわされた状態が図の下の部分に表示されている。2つの形状の差分が摩耗形状となる。
【0033】
なお、読み込まれた形状は、偏摩耗だけでなく、正常な摩耗を含んでいる。この正常摩耗による影響を排除するために、新品時形状の上端を円弧状に削る画像処理を行う。新品時形状の上端が削られていき、読み込まれた形状の上端に当ると、この削る処理は停止される。この状態で、正常な摩耗のタイヤ形状と読み込まれたタイヤの形状との比較がされ、上記の差分形状が抽出される。
【0034】
ステップS5で、偏摩耗の判断がされる。ここでは、上記の差分形状に基づいて、偏摩耗DBが検索され、パターンマッチングなどの手法により、差分形状に最も類似した偏摩耗の種類が抽出される。同時に、差分形状から偏摩耗の量が算出され、しきい値との比較により偏摩耗の有無が判定される。
【0035】
偏摩耗DBには、偏摩耗の種類ごとにしきい値が記憶されており、差分形状から得た偏摩耗量がこのしきい値を超えると、偏摩耗が発生していると判定される。
なお、図1(J)のヒール&トゥ摩耗については、断面形状のみでは判断をすることができない。しかし、スキャナ7によるタイヤ形状の測定時には、タイヤの周方向についても測定がされるので、実際には、ヒール&トゥ摩耗についても判断が可能である。
【0036】
ステップS6で、偏摩耗に関するデータが記憶部3に記憶される。ここで記憶される偏摩耗のデータには、偏摩耗の有無及び、偏摩耗が有りの場合は偏摩耗の種類が含まれる。なお、本例では、上記の特許文献1に記載された処理が同時に実行され、残溝量、摩耗寿命もデータとして記憶されている。
【0037】
ステップS7で、次に調査するタイヤがあるか否かが判定される。あればステップS2に戻り、次のタイヤについて同様の処理が行われる。すべてのタイヤについての処理が終了していれば、ステップS8へ進む。
ステップS8では、以上の処理によりタイヤごとに収納していたデータが、1つの車両についてのデータとしてまとめられて、記憶部3に記憶される。
【0038】
ステップS9で、車両内での偏摩耗比較が行われる。ここでは、各タイヤについての偏摩耗の調査に基づいて、1車両内でどのタイヤに偏摩耗が発生しているかが判定される。
ステップS10で、タイヤ位置交換の指示がされる。また、偏摩耗防止のための対応策が表示される。
【0039】
ステップS9で、偏摩耗が発生した車両内のタイヤ位置と偏摩耗の種類が特定されると、これに基づいて、位置交換DBが検索され、その結果が表示部4に表示される。
図6、図7に、タイヤ位置交換の指示の例を示す。
フロント右側のタイヤに片側摩耗が検出されたときは、図6の表示がされる。リアフロントの内側及び外側にヒール&トゥ摩耗が検出されたときは、図7の表示がされる。
【0040】
各画面において、偏摩耗が発生したタイヤが、正常なタイヤの表示色とは異なる色で表示される。また、タイヤ位置交換の方法が矢印で表示される。図6では、偏摩耗が発生したタイヤを裏に組むことが指示されている。図7では、偏摩耗が発生した右側の2つのタイヤを、左側の対応する2つのタイヤと入れ替えることが指示されている。
【0041】
なお、まれなことではあるが、多数のタイヤに同時に偏摩耗が発生した場合などで、偏摩耗DBから位置交換方法が抽出できないことがある。このときは、画面上に、適切な位置交換方法が自動抽出できなかったことが表示される。
【0042】
上記の指示に従ってタイヤ位置交換が実行される。この位置交換をすることで、位置によるタイヤの偏摩耗の発生の機会が均一化され、タイヤのロングライフ化を図ることができる。
タイヤ位置交換がされ、作業者が入力部5からその旨を入力すると、記憶部3に記憶されたユーザ情報のタイヤ位置が書き換えられる。書き換えられたユーザ情報は、後で、ホストコンピュータ9に登録される。
【0043】
ステップS10のタイヤ位置交換指示のときに、偏摩耗に対する対応策を表示させることができる。
図6又は図7に示した画面が表示された状態で、偏摩耗ありと表示されたタイヤを画面上でクリックする。すると、偏摩耗の種類に基づいて記憶部3の対応策DBから対応策が抽出され、画面上に表示される。
【0044】
対応策としては、図1の偏摩耗について説明したように、偏摩耗の発生要因に対応して、(1)適正空気圧の維持・管理、(2)適正なタイヤ位置交換、(3)アライメント調整、(4)複輪外径差及び空気圧差の防止、(5)車両整備などが必要であることが表示される。
【0045】
以上説明した例によれば、タイヤ偏摩耗の検出から、タイヤ位置交換、そのほかの対応策を自動的に得る装置が得られるる。この装置により得たタイヤ位置交換及びそのほかの対応策を実行することにより、偏摩耗による影響を最小限にして、タイヤの長寿命化を図ることができる。
また、作業者は、格別な知識・経験がなくとも、装置に表示されたタイヤ位置交換の方法、そのほかの対応策に従って、タイヤ偏摩耗に対する措置をとることができる。
【0046】
【発明の効果】
本発明によれば、タイヤの偏摩耗の検出から、対応策の決定までを自動的に行う装置を提供することができる。
また、本発明によれば、上記装置で使用するタイヤの偏摩耗判定方法、偏摩耗に対する対応策自動車表示方法、及び偏摩耗に対するタイヤ交換自動車表示方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】タイヤの偏摩耗を説明する図である。
【図2】本発明のタイヤ偏摩耗管理装置の回路構成を示す図である。
【図3】図2の装置の処理を説明するフローチャートである。
【図4】図3の処理において表示されるタイヤ選択画面を示す。
【図5】図3の処理における、タイヤ形状比較の原理を示す図である。
【図6】図3の処理における、タイヤ位置交換指示画面の第1例を示す図である。
【図7】図3の処理における、タイヤ位置交換指示画面の第2例を示す図である。
【符号の説明】
1…タイヤ偏摩耗管理装置
2…制御部
3…記憶部
4…表示部
5…入力部
6…インタフェース
7…スキャナ
8…送受信機
9…ホストコンピュータ

Claims (1)

  1. タイヤの断面の外形形状を測定するスキャナと、
    タイヤの断面の標準外形形状を記憶したタイヤ形状データベースと、
    タイヤ偏摩耗の種類ごとに、偏摩耗の外形形状を記憶した偏摩耗データベースと、
    タイヤ偏摩耗の種類とその偏摩耗が生じたタイヤ装備位置に対応したタイヤ装備位置交換情報を記憶した位置交換データベースと、
    タイヤ偏摩耗の種類ごとに、対応策を記憶した対応策データベースと、
    前記スキャナにより測定した前記タイヤの断面の外形形状と、前記タイヤの標準外形形状とを比較して外形形状の差分を求め、該外形形状の差分に基づいて前記偏摩耗データベースから該当する偏摩耗の種類を判断する偏摩耗判断手段と、
    前記判断した偏摩耗の種類に基づいて、前記位置交換データベースからタイヤ装備位置交換情報を抽出する位置交換抽出手段と、
    前記判断した偏摩耗の種類に基づいて、前記対応策データベースから対応策を抽出する対応策抽出手段と、
    前記判断された偏摩耗の種類と、前記対応策と、前記タイヤ装備位置交換情報を表示する表示手段と、
    を具備することを特徴とするタイヤ偏摩耗管理装置。
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