JP4289848B2 - Water treatment equipment - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばビルなど設けた複数の給水口に給水する水を処理するための、あるいは学校や病院等の調理場や手洗い場などに設けた1つまたは複数の給水栓に給水する水を処理するための水処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えばオフィスビルやマンションなどのビルにおいて、各階に設けた複数の給水口(給水栓や給湯器への給水部など)に給水するための給水設備としては、水道配管から取り込んだ水を、ビルの屋上などに設けた給水タンクに一旦、貯留したのち、この給水タンクから各給水口に給水する給水路を備えたものが一般的である。
【0003】
かかる給水設備においては従来、その水質を維持するために、浄水場で水道水に加えられた塩素の滅菌力に頼っていた。
しかし給水タンクの内部を定期的に清掃するなどのメンテナンスを怠って、菌類や藻類などの繁殖による水質の悪化を引き起こす事例が多発したため、水質の保全が義務付けられることとなった。
そこで給水タンク内に貯留した水に、その残留塩素濃度に応じて、塩素供給装置から、次亜塩素酸ソーダ水溶液などの塩素剤を供給して滅菌処理する方法と、それを実施するための装置が提案された(例えば特許文献1参照)。
【0004】
しかし、上記公報に記載の方法および装置では、次亜塩素酸ソーダ水溶液などの刺激性のある塩素剤を、塩素供給装置に定期的に補充する必要があり、手間がかかる上、ランニングコストが高くつくという問題があった。
また、学校や病院等においては、集団食中毒の発生や院内感染の発生などが社会問題となっており、それを予防するために、給食等に使用する食材や食器類の洗浄処理、手洗いの励行等が勧められている。
【0005】
しかしそのために、調理場や手洗い場において洗剤や石鹸の使用量が増加することは、下水処理施設の負担増となるばかりでなく、かかる水がそのまま排水されて、河川や湖沼、海洋等の富栄養化の原因ともなりかねないという問題があった。
そこで発明者は、例えば特許文献2などに開示された、水に通電して滅菌処理するための水処理装置を、これらの設備に組み込むことを検討した。
【0006】
上記の水処理装置においては、水道水などの塩素を含む水、あるいは必要に応じて食塩等を加えた水に、電解処理手段において直流電流を通電すると、下記の電気化学反応を生じる。
(アノード側)
4H2O−4e−→4H++O2↑+2H2O
2Cl−→Cl2+2e−
H2O+Cl2⇔HClO+H++Cl−
(カソード側)
4H2O+4e−→2H2↑+4OH−
(アノード側+カソード側)
H++OH−→H2O
そして、上記反応の過程で生成する次亜塩素酸またはそのイオン(HClO、ClO−)や塩素(Cl2)、あるいは反応中、ごく短時間のみ存在する活性酸素などの滅菌作用によって、水を滅菌処理することができる。
【0007】
【特許文献1】
特開平5−7897号公報(第0016欄〜第0020欄、図1)
【特許文献2】
特開2001−170638号公報(第0025欄、第0027欄〜第0028欄)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
給水タンク式の給水設備に水処理装置を組み込む場合は、上記の反応過程で発生する水素ガスや酸素ガスが給水タンク内に貯留されないように、給水タンクの一部を開放する必要がある。
しかし、通常は完全密閉型である給水タンクの一部を開放することは安全衛生上、好ましくないだけでなく、水道法の規制にも適合しない。
【0009】
また開放部を保護したとしても、ある程度の異物や埃、ゴミ等の進入を防ぎ切れるものではない上、保護構造にすることによって排気性能が低下したり、コストがかかったりするという問題もある。
また、調理場や手洗い場の給水栓に供給する水を、上記水処理装置によって滅菌処理する場合、高濃度の処理水を、そのまま給水栓から給水すると刺激や異臭を生じるおそれがあるので、給水源からの水の一部を水処理装置で処理して、それを給水源からの未処理の水と混合して適正な濃度に調整した上で、給水栓から給水することが考えられる。
【0010】
しかしその場合には、未処理水と処理水とを一旦、貯水して均一に混合するための大型の貯水タンクや、貯水タンク内の水をかく拌するためのかく拌部材、あるいは貯水タンクの水位を制御するためのシステムなどが必要で、水処理装置が大掛かりになるため、例えば既存の給水設備等に組み込むのが難しいといった問題がある。
また従来の電解処理手段において、例えば電解槽に水の入口と出口とを設けて、この入口から出口に至る水の流路に複数枚の電極を配列して電解処理を行うと、出口側に近い、アノード側の電極から先に劣化する傾向がある。これは、入口から入って流路を流れる水が、出口に近づくほど、前記の電気化学反応によって電流が流れやすくなる傾向にあるため、定電圧制御を行った際に、下流側ほど多量の電流が流れて、劣化が速く進行するためである。
【0011】
また、上記の電解処理手段を用いて、とくに井戸水などの、ミネラル分を含む水を電解処理する場合には、当該ミネラル分が、電解反応によって還元されて、入口側に近い、カソード側の電極により多く付着する傾向もある。これは、水のミネラル分の濃度が、水の入口において最も高く、流路を流れるうちにスケールの析出によって徐々に低下して、水の出口において最も低くなるためである。
このため従来の電解処理手段は、電解槽の、水の入口側の、カソード側の電極がスケールの付着によって、また出口側の、アノード側の電極が劣化によって、それぞれ他の電極よりも寿命が極端に短くなって、早期に交換する必要を生じるという問題もある。
【0012】
この発明の第1の目的は、ビルなどの給水設備において給水口から供給する水を、給水タンクの密閉性を維持しつつガスの貯留の問題を防止しながら、電解処理によって効率よく滅菌して水質を維持するための水処理装置を提供することにある。
また、この発明の第2の目的は、電解処理手段で電解処理した処理水と未処理水とを、装置を大型化するおそれのある貯水タンクなどを用いることなしに適正な濃度に調整して、調理場や手洗い場などに設けた1つまたは複数の給水栓に給水するための水処理装置を提供することにある。
【0013】
さらにこの発明の第3の目的は、電解処理手段の一部の電極の寿命が、他の電極よりも極端に短くなるのを防止して、電極交換までの期間をこれまでよりも延長することが可能な水処理装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
【0019】
請求項1記載の発明は、飲料水用の給水タンクに接続して使用する水処理装置であって、
給水タンクから水を取り込んで、処理後に給水タンクに還流するための処理水路と、この処理水路の途中に配設されていて、水を処理水路を通して給水タンクに循環させるための循環ポンプと、処理水路を流れる水に通電して電解処理するための電解処理手段とを備えるとともに、
前記給水タンクにおいて、設定水位より上方に設けられ、給水タンクの水位があらかじめ設定した上限値を上回った際に、余剰の水を流し出すためのオーバーフロー配管と、
前記オーバーフロー配管に組み込まれ、前記電解処理手段で電解処理した際に発生して前記給水タンク内に貯められた水位の上方に溜まったガスを、前記オーバーフロー配管を通して除去するための排気手段と、を備えることを特徴とする水処理装置である。
【0020】
請求項1の構成によれば、給水タンクにあらかじめ設けてあるオーバーフロー配管を利用して、そこに排気手段を組み込むことによって、電解処理手段で電解処理した際に発生するガスを給水タンクから除去するために機能させることができる。
したがって給水タンクの密閉性を維持しつつ、当該給水タンクにガスが貯留されるのを確実に防止することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明の一実施形態にかかる水処理装置1を、ビルやマンションの屋上などに設置した飲料水用の給水タンク2に接続して、水の滅菌、および給水タンク2内の浄化に使用するための構造を簡略化して示す図である。
図の例の水処理装置1は、給水タンク2から水w1を取り込んで、電解処理手段11によって電解処理したのち、再び給水タンク2に還流させるための処理水路100を有する。
【0030】
なお、図において符号21は、水道管等の給水源から給水タンク2に水を供給するための配管、22は、給水タンク2からビルやマンションの各室へ水を供給するための配管である。また配管21の、給水タンク2への接続部には、当該給水タンク2内の水位の上下に応じたフロート24の上下動に伴って開閉され、それによって給水タンク2内の水位を一定範囲に保つための、図示しないフロート弁を設けてある。
【0031】
また符合23は、上記フロート弁が故障するなどして、給水タンク2内の水位が、あらかじめ設定した上限値を上回った際に、余剰の水をドレン口D1に流すためのオーバーフロー配管である。
電解処理手段11は、図3(a)に示すように、処理水路100を形成する配管100aの途中に挿入した、当該配管100aより径の大きい筒状の筐体11aと、この筐体11a内に、互いに電気的に絶縁した状態で配置した、図では手前の1枚しか示していないが実際には複数枚の電極11bとを備える。
【0032】
図において符号11cは、各電極11bからそれぞれ筐体11aの外まで延設した端子部であって、電極11bに配線を接続するための端子としての機能と、筐体11aに、図示していないが絶縁体などを介して固定することで、電極11bを、筐体11a内の所定の位置に位置決めするための固定部としての機能とを兼ね備えている。それゆえ位置決めと固定とをより確実にすべく、図の例では、端子部11cを、各電極11bにそれぞれ2本ずつ設けてある。
【0033】
電極11bのうちアノード側の電極としては、前述した電気化学反応によって次亜塩素酸などを生成させる機能を有する電極(DSA電極)を用いる。
かかるDSA電極としては、例えば金(Au)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、白金−パラジウム(Pt−Pd)、白金−イリジウム(Pt−Ir)などの、電気化学反応時に触媒として機能する貴金属の薄膜を、チタニウム(Ti)などからなる基板の表面全面に、めっきや焼成処理などによってコーティングしたものを挙げることができる。
【0034】
またカソード側の電極としては、上記チタニウム製の基板などをそのまま用いることができる。
また、とくにアノード側の電極の急速な劣化や、カソード側の電極へのスケールの付着などを抑制して両電極を長寿命化するため、両電極の極性を定期的に逆転させて電解処理することも考えられる。その場合は、両方の電極をDSA電極とすればよい。
【0035】
またこの例では、図3(a)に実線の矢印で示すように処理水路100を形成する配管100aを、電解処理手段11に対して、水が鉛直方向下方から流入して鉛直方向上方に流出するように配設してある。
これにより、前述した電気化学反応によって発生する水素や酸素などのガスを、電解処理手段11の筐体11a内に滞留させることなく、水流によって円滑に、下流側に流出させることができる。
【0036】
処理水路100の、電解処理手段11より上流側には、水処理装置1や給水タンク2のメンテナンス時などに閉じられて、両者間を遮断するための弁V1と、水w1を、処理水路100内で循環させるための循環ポンプP1とをこの順に配設してある。
また処理水路100の、電解処理手段11より下流側には、電解によって発生するガスを水中から除去するためのろ過器12と、水処理装置1や給水タンク2のメンテナンス時などに閉じられて、両者間を遮断するための弁V2とをこの順に配設してある。
【0037】
上記のうちろ過器12は、図2(a)に示すように上下を閉じた筒状の筐体12aと、この筐体12a内に配置した筒状のフィルタ12bとを有する。
また筐体12aには、その基底部に、処理水路100を形成する配管100aを接続してあるとともに、頂部に開口12dを形成してあり、そこに、フィルタ12bで除去したガスを自動的に処理水路100外へ排出するための自動ガス抜き弁13を接続してある。
【0038】
またフィルタ12bの筒の上端は、蓋体12cによって閉じてあるとともに、下端は、筐体12aの底面に形成した仕切り12e、12fと接続してあり、これによって筐体12a内は、処理水路100の上流側(図において左側、およびフィルタ12bの筒の外側)と、下流側(図において右側、およびフィルタ12bの筒の内側)とに仕切ってある。
フィルタ12bは、天然あるいは化学繊維製の不織布などの多孔質体、とくに電解水に対して耐性を有するポリ塩化ビニルやポリオレフィン(ポリエチレン)製の多孔質体にて形成してあるとともに、その開口径を、ポンプP1を作動させることで処理水路100に発生する、あらかじめ設定された水圧が筒の外側に加わった際に、水は筒の内側に通すが、水中に混入したガスの気泡は通さない大きさに設定してある。
【0039】
上記ろ過器12においては、図中に実線の矢印で示すように処理水路100の上流側から電解処理した水が供給されると、当該水が、まず筐体12a内の、フィルタ12bによって仕切られた筒の外側の領域に流入したのち、フィルタ12bを通して筒の内側に流入する。
ところが、水に混入したガスの気泡は、上述したフィルタ12bの機能によって筒の外側に留め置かれる。
【0040】
このため処理水路100の、ろ過器12より下流側には、ガスの気泡が除去された、白濁のないきれいな水が送り出される。
また、筒の外側に留め置かれたガスの気泡は、自身の持つ浮力によって、筐体12aの頂部の開口12dを通して自動ガス抜き弁13内に流入する。
自動ガス抜き弁13は、図2(b)(c)に示すように、上記開口12dを介して筐体12a内と繋がれた、上を閉じた筒状の筐体13aと、この筐体13a内に上下動自在に配置したフロート13bと、筐体13aの頂部に形成したガスの排出口13cと、フロート13bの上下動に応じて排出口13cを閉じる〔図(b)〕、または開く〔図(c)〕ための、リンク機構13dつきの蓋体13eとを備える。
【0041】
電解処理手段11による電解反応を行った際に発生して、ろ過器12によって水w1から分離されたガスgは、前記のように自身の持つ浮力によって少しずつ、開口12dを通して自動ガス抜き弁13内に流入した後、筐体13aとフロート13bとの隙間を通して、当該筐体13a内の、フロート13bより上の領域に移動する。
図(b)に示すようにフロート13bが上昇位置にあり、蓋体13eが排出口13cを閉じた閉状態においてガスgの流入、移動が続くと、当該筐体13a内の、フロート13bより上の領域にガスgが徐々に蓄積されてその内圧が徐々に上昇し、それに伴ってフロート13bが徐々に下降を開始する。
【0042】
そしてフロート13bが図(c)に示す位置まで下降すると、リンク機構13dによって蓋体13eが回動し、排出口13cが開かれて開状態となる。
そうするとガスgの内圧が低下するため、今度は水w1の水圧によってフロート13bが徐々に上昇を開始し、それに伴って筐体13a内の、フロート13bより上の領域に蓄積されたガスgが、排出口13cを通して系外に排出される。
そしてガスgの排出が進んで、フロート13bが図(b)に示す位置まで上昇すると、リンク機構13dによって蓋体13eが回動して排出口13cを閉じるため、再び閉状態となってガスgの蓄積が開始される。
【0043】
自動ガス抜き弁13は、以上の動作を繰り返すことによって、ガスgを自動的に系外に排出する働きをする。
また、図1に示すように自動ガス抜き弁13の排出口13cには、当該排出口13cから漏出した水をドレン口D1に導くための排水路101を接続してある。このため、排出口13cからの漏水によって給水タンク2の周辺に水が溜まったり、電解処理手段1などの漏電の原因となったりするのを防止できる。
【0044】
また排水路101の途中には、当該排水路101内を流れる水の流量を測定することで、例えば自動ガス抜き弁に異物が挟まって弁が開いたままになるなどの故障を検知するための流量センサS1を配設してある。
また処理水路100の、循環ポンプP1と電解処理手段11との間の位置には、分岐点J1で処理水路100から分岐して、弁V3と、流量調整弁V4と、水処理装置1の運転時などに水中の残留塩素濃度を測定するための残留塩素センサS2とを経て、ろ過器12と弁V2との間の合流点J2で再び処理水路100と合流する分岐水路102を接続してある。
【0045】
また処理水路100には、上記分岐点J1で分岐して、弁V5を経てドレン口D1に至る排水路103をも接続してある。弁V5は、水処理装置1の運転時には閉じておき、メンテナンス時などに開いて、装置内の水を抜くためのものである。
図3(b)は、図1の水処理装置1の、電気的な構成を示すブロック図である。
図に見るように水処理装置1は、電解処理手段11の電極11bに通電制御しつつ、装置を構成する各部を作動させる制御手段としての制御部30を備えている。
【0046】
流量センサS1と残留塩素センサS2の出力は、制御部30へ与えられる。制御部30内には、各種動作のタイミングを規定するためのタイマ31と、各種動作の基準となる初期値などを登録したメモリ32とを設けてある。
制御部30は、両センサS1、S2の出力、タイマ31によって規定したタイミング、並びにメモリ32に記録した初期値などに基づいて種々の演算を行い、それに基づいて制御信号をドライバ33へ与える。そしてドライバ33は、与えられる信号に基づいて電極11bへの通電制御を行い、かつ循環ポンプP1の駆動制御を行う。
【0047】
制御部30による、水処理装置1の、通常運転時の制御の一例を、以下に示す。
まず水処理装置1の運転を開始すると、制御部30は、循環ポンプP1を駆動して、給水タンク2内の水w1を、処理水路100および分岐水路102を通して、それぞれ循環させながら、残留塩素センサS2によって、当該水の残留塩素濃度を継続的に、あるいは定期的に計測する。
【0048】
その結果、残留塩素濃度がメモリ32に記録した規定値以上である場合はこの状態を維持するが、規定値未満になると、電解処理手段11において電解処理を行って、次亜塩素酸などの成分を発生させ、それによって水を滅菌する。
そして残留塩素センサS2で測定した残留塩素濃度が規定値未満である間は電解処理による水の滅菌を続け、規定値以上になると電解処理を停止して、残留塩素センサS2によって水の残留塩素濃度を継続的、または定期的に計測する初期状態に戻る。
【0049】
これにより、菌類や藻類などの繁殖を防止して、給水タンク2内の水を常時、きれいな状態に維持することができる。
また制御部30による、流量センサS1を用いた自動ガス抜き弁13の故障検知の流れを図4(a)(b)に示す。
まず図4(a)に示すように、制御部30は、ステップSP1で装置の運転を開始すると、あらかじめメモリ32に記録した、流量センサS1による、排水路101を流れる水の流量の上限値f0を読み込むとともに、流量センサS1による流量測定を開始する(ステップSP2)。
【0050】
次に、循環ポンプP1の運転を開始するとともに、電解処理手段11の運転を開始する(ステップSP3、4)。電解処理手段11の運転は、例えば前記のように残留塩素センサS2による、水の残留塩素濃度の測定値をもとに断続的に行うなどする。
次にステップSP5で、制御部30は、流量センサS1による流量の測定値fが、あらかじめ設定した上限値f0以下であるか否かを判定する。そして測定値fが上限値f0未満(f<f0)であるときは、排水路101を流れる水の流量が少ないことから、自動ガス抜き弁13に故障なしと判断してそのまま何も処理をせずにステップSP6に進み、ステップSP6で、装置のオペレータなどによって運転終了が選択されるまで、ステップSP5→SP6を繰り返す。そしてステップSP6で装置の運転終了が選択されると、ステップSP7に進んで、電解処理手段11、および循環ポンプP1を停止して、装置の運転を終了する。
【0051】
一方、ステップSP5で、流量センサS1による流量の測定値fが上限値f0以上(f≧f0)であるときには、排水路101を流れる水の流量が異常に多いことから、制御部30は、例えば自動ガス抜き弁13に異物が挟まって弁が開いたままになるなどの故障が発生したと判断して、図4(b)のサブルーチンに進む。
そして電解処理手段11、および循環ポンプP1を停止(ステップSP8、9)したのちステップSP10に進んで、例えば装置の制御盤などに組み込んだ表示ランプや警報装置などを動作させて異常を報知するとともに、ステップSP11に進んで、報知に気が付いたオペレータなどによって装置の運転終了が選択されるまで、ステップSP10→SP11を繰り返すことで異常報知を続ける。
【0052】
そしてステップSP11で装置の運転終了が選択されると、制御手段30は、ステップSP12に進んで装置の運転を終了する。
以上の制御を行うことにより、自動ガス抜き弁13の故障を早期に発見して、水の浪費を防止することができる。
図5は、この発明の他の実施形態にかかる水処理装置1を、やはりビルやマンションの屋上などに設置した飲料水用の給水タンク2に接続して、水の滅菌、および給水タンク2内の浄化に使用するための構造を簡略化して示す図である。
【0053】
図の例の水処理装置1は、先の図1の例と同様に、給水タンク2から水w1を取り込んで、電解処理手段11によって電解処理したのち、再び給水タンク2に還流させるための処理水路100を有する。
給水タンク2には、これも先の図1の例と同様に、水道管等の給水源から給水タンク2に水を供給するための配管21と、給水タンク2からビルやマンションの各室へ水を供給するための配管22とを接続してあり、そのうち配管21の、給水タンク2への接続部には、当該給水タンク2内の水位の上下に応じたフロート24の上下動に伴って開閉され、それによって給水タンク2内の水位を一定範囲に保つための、図示しないフロート弁を設けてある。
【0054】
また給水タンク2には、上記フロート弁が故障するなどして、水位が、あらかじめ設定した上限値を上回った際に、余剰の水をドレン口D1に流すためのオーバーフロー配管23をも接続してある。
この例の水処理装置1の、先の例との相違点は、ろ過器12や自動ガス抜き弁13に代えて、かかるオーバーフロー配管23に、電解処理手段11で電解処理した際に発生するガスを給水タンク2から除去するための排気手段Fを組み込んだ点にある。
【0055】
排気手段Fは、オーバーフロー配管23から分岐点J3で分岐して、それより下流側の合流点J4で再び合流する排気管F1と、この排気管F1の途中に配設した排気のためのファンF2とを有している。そしてファンF2を駆動すると、その排気力によって、電解処理手段11で発生して給水タンク2内に溜まったガスを、オーバーフロー配管23と排気管F1とを通して、ドレン口D1に排気することができる。
【0056】
なお排気管F1の、ファンF2より上流側は、オーバーフロー配管23を流れる水が浸入してファンF2の故障の原因となるのを防止すべく、オーバーフロー配管23の、給水タンク2への接続位置より高い立ち上げ部F1aを経由した後、ファンF2に接続してある。
ファンとしては、防水構造を有するものを用いてもよい。その場合は、ファンのみを排気手段Fとして、直接にオーバーフロー配管23内に配設して構造を簡略化できる。
【0057】
またオーバーフロー配管23の、給水タンク2への接続部につづく略水平の部分では、通常、配管の下側の領域を水が流通するのみであるので、水に漬かる可能性の低い配管の上側の領域にファンを設けて排気手段とすることもできる。
水処理装置1の、他の部分の構成は、前記のようにろ過器12や自動ガス抜き弁13、さらには排水路101や流量センサS1を省略したこと以外は、先の図1の例と同様に構成することができる。
【0058】
すなわち処理水路100の、電解処理手段11より上流側には、水処理装置1や給水タンク2のメンテナンス時などに閉じられて、両者間を遮断するための弁V1と、水w1を、処理水路100内で循環させるための循環ポンプP1とをこの順に配設してある。
また処理水路100の、電解処理手段11より下流側には、やはり水処理装置1や給水タンク2のメンテナンス時などに閉じられて、両者間を遮断するための弁V2を配設してある。
【0059】
また処理水路100の、循環ポンプP1と電解処理手段11との間の位置には、分岐点J1で処理水路100から分岐して、弁V3と、流量調整弁V4と、水処理装置1の運転時などに水中の残留塩素濃度を測定するための残留塩素センサS2とを経て、ろ過器12と弁V2との間の合流点J2で再び処理水路100と合流する分岐水路102を接続してある。
また処理水路100には、上記分岐点J1で分岐して、水処理装置1の運転時には閉じておき、メンテナンス時などに開いて装置内の水を抜くため弁V5を経て、ドレン口D1に至る排水路103をも接続してある。
【0060】
電解処理手段11としては、先の図1の例の場合と同様に、図3(a)に示したものなどを用いることができる。
処理水路100を形成する配管100aを、電解処理手段11に対して、水が鉛直方向下方から流入して鉛直方向上方に流出するように配設するのが好ましいことも同様である。これにより、電気化学反応によって発生する水素や酸素などのガスを、電解処理手段11の筐体11a内に滞留させることなく、水流によって円滑に、下流側に流出させることができる。
【0061】
装置の電気的な構成も、図3(b)のうち流量センサS1を省略するとともに、ドライバ33に接続する部材としてファンF2を追加すること以外は同様に構成される。
水処理装置1の運転を開始すると、制御部30は、循環ポンプP1を駆動して、給水タンク2内の水w1を、処理水路100および分岐水路102を通して、それぞれ循環させながら、残留塩素センサS2によって、当該水の残留塩素濃度を継続的に、あるいは定期的に計測する。
【0062】
その結果、残留塩素濃度がメモリ32に記録した規定値以上である場合はこの状態を維持するが、規定値未満になると、電解処理手段11において電解処理を行って、次亜塩素酸などの成分を発生させ、それによって水を滅菌する。
そして残留塩素センサS2で測定した残留塩素濃度が規定値未満である間は電解処理による水の滅菌を続け、規定値以上になると電解処理を停止して、残留塩素センサS2によって水の残留塩素濃度を継続的、または定期的に計測する初期状態に戻る。
【0063】
これにより、菌類や藻類などの繁殖を防止して、給水タンク2内の水を常時、きれいな状態に維持することができる。
また制御部30は、電解処理手段11による水の電解処理を開始すると、それと同時に、あるいは前後して排気手段FのファンF2の運転を開始する。そうすると、電解処理によって発生し、気泡となって、処理水路100を通して給水タンク2内に到達したのち、水面へ浮上したガスを、ファンF2の排気力によって、オーバーフロー配管23と排気管F1とを通して、ドレン口D1に排気することができる。
【0064】
そして制御部30は、電解処理手段11による水の電解処理を停止すると、その後、一定時間が経過するまでファンF2の運転を続けたのち、その運転を停止して、残留塩素センサS2によって水の残留塩素濃度を継続的、または定期的に計測する初期状態に戻る。
電解処理を停止した後もしばらくの間、ファンF2の運転を続けるのは、ガスが、気泡として電解処理手段11から給水タンク2内に到達したのち、水面へ浮上するまでに時間がかかるためである。
【0065】
図6は、この発明のさらに他の実施形態にかかる水処理装置1を、例えば調理場や手洗い場などの給水栓Fcに給水するための設備に組み込んだ構造を簡略化して示す図である。
図の例の水処理装置1は、給水源からの水を処理せずに直接に、複数の給水栓Fcに供給するための給水路104と、水に通電して電解処理するための電解処理手段11と、給水路104を流れる水の一部を分岐点J5で取り込んで、電解処理手段11で電解処理したのち、合流点J6で再び給水路104に供給するための処理水路105とを備えている。
【0066】
上記のうち給水路104の、分岐点J5より上流側には、装置のメンテナンス時などに閉じられて、当該水処理装置1を給水源から遮断するための弁V6を配設してある。また給水路104の、分岐点J5と合流点J6との間の位置には、給水路104を閉じるための弁V7と、フローセンサS3と、流量調整弁V8とをこの順に配設してある。
このうちフローセンサS3は、給水路104中を流れる水流の有無を検知して、少なくとも1つの給水栓Fcが開かれているか、あるいは全ての給水栓Fcが閉じられているかを判定するためのものである。
【0067】
さらに給水路104の、合流点J6と給水栓Fcとの間の位置には、当該給水路104を形成する配管を、図に見るように2以上の屈曲部104aを有する形状に配置することで、当該屈曲部104aを通過する際に発生する水の乱流によって、給水路104を通った未処理水と、処理水路105を通った処理水とを混合するための混合部14を形成してある。
これにより図の例の水処理装置1によれば、処理水と未処理水とを、装置を大型化するおそれのある貯水タンクなどを用いることなく均一に混合するとともに、適正な濃度に調整して、調理場や手洗い場などに設けた給水栓Fcに給水することができる。
【0068】
電解処理手段11は、前記と同様の電極11bを内蔵し、処理水路105を通して供給された水w1を、電極11bに通電して電解処理するための電解槽11aと、電解槽11aで電解処理した水w2を蓄えるための貯水槽11dとを有する。
なお図において符号S4は、貯水槽11dに蓄えられた水w2の水位を検知するための水位センサである。
【0069】
また符号11eは、水位センサS4が故障するなどして、貯水槽11dに蓄えられた水w2の水位があらかじめ設定した上限値を上回った際に、余剰の水を、図示しないドレン口に流すためのオーバーフロー配管である。
また符合11fは、貯水槽11dの底部から、弁V9を経てドレン口に至る排水路である。弁V9は、水処理装置1の運転時には閉じておき、電解処理手段11のメンテナンス時などに開いて、貯水槽11d内の水を抜くためのものである。
【0070】
同様に符号11gは、電解槽11aの底部から、弁V10を経てドレン口に至る排水路である。弁V10も、水処理装置1の運転時には閉じておき、電解処理手段11のメンテナンス時などに開いて、電解槽11a内の水を抜くためのものである。
さらに符号11hは、電解槽11aでの電気化学反応によって発生するガスを、ブロワBMの排気力によって室外や排気口に排出するための排気経路である。
【0071】
処理水路105は、分岐点J5から電解処理手段11の電解槽11aに至る前半部分105aと、電解処理手段11の貯水槽11dから合流点J6に至る後半部分105bとを有する。
このうち前半部分105aには、給水源から水w1を受けて一定量、貯水するための受水槽15と、装置のメンテナンス時などに閉じられる弁V11と、受水槽15の水w1を電解処理手段11に供給するための定量ポンプP2と、前記水位センサS4の機能によって、電解処理手段11の、貯水槽11d内の水位を一定の範囲に保つために開閉される電磁弁V12とをこの順に配設してある。
【0072】
また受水槽15への水の入口には、当該受水槽15内の水位の上下に応じたフロート15aの上下動に伴って開閉され、それによって受水槽15内の水位を一定範囲に保つための、図示しないフロート弁を設けてある。
符合15bは、上記フロート弁が故障するなどして、受水槽15内の水位が、あらかじめ設定した上限値を上回った際に、余剰の水をドレン口に流すためのオーバーフロー配管である。
【0073】
処理水路105の後半部分105bには、電解槽11aで電解処理され、貯水槽11dに蓄えられた水w2を給水路104に供給するための定量ポンプP3と、装置のメンテナンス時などに閉じられる弁V13とをこの順に配設してある。
また処理水路105の前半部分105aには、弁V11と定量ポンプP2との間の分岐点J7から分岐して、弁V14を介して直接に電解槽11aに至るバイパス水路106を接続してある。このバイパス水路106は、例えば電解槽11aや貯水槽11dの洗浄時などに弁V14を開いて、多量の水を直接に供給するために用いる。
【0074】
また処理水路105の前半部分105aには、弁V11と分岐点J7との間の分岐点J8から分岐して、電磁弁V15と、促進剤槽16と、定量ポンプP4とを経由して、電磁弁V12と電解槽11aとの間の合流点J9で再び処理水路105の前半部分105aに合流する促進剤供給水路107を接続してある。
電磁弁V15は、促進剤槽16に設けた水位センサS5の機能によって、当該促進剤槽16内の水位を一定の範囲に保つために開閉される。
【0075】
促進剤供給水路107は、促進剤槽16に、食塩等の塩素を含む水溶性の化合物を収容しておき、電磁弁V15を開いて供給した水によって化合物を溶解して、飽和濃度またはそれに近い高濃度の、前述した電気化学反応を促進する機能を有する電解促進剤w3を生成するとともに、生成した電解促進剤w3を、定量ポンプP4を駆動させることによって一定量ずつ、処理水路105を通して電解槽11aに供給するためのものである。
【0076】
図7は、図6の水処理装置1の、電気的な構成を示すブロック図である。
図に見るように水処理装置1は、電解処理手段11の電極11bに通電制御しつつ、装置を構成する各部を作動させる制御手段としての制御部30を備えている。
フローセンサS3と水位センサS4、S5の出力は、制御部30へ与えられる。制御部30内には、各種動作のタイミングを規定するためのタイマ31と、各種動作の基準となる初期値などを登録したメモリ32とを設けてある。
【0077】
制御部30は、各センサS3〜S5の出力、タイマ31によって規定したタイミング、並びにメモリ32に記録した初期値などに基づいて種々の演算を行い、それに基づいて制御信号をドライバ33へ与える。そしてドライバ33は、与えられる信号に基づいて電極11bへの通電制御を行い、かつ定量ポンプP2〜P3、電磁弁V12、V15の駆動制御を行う。
制御部30による、水処理装置1の、通常運転時の制御の一例を、以下に示す。
【0078】
まず水処理装置1の運転を開始すると、制御部30は、水位センサS4によって、貯水槽11d内の、電解処理した水w2の水位を測定する。
そして貯水槽11dの水位があらかじめ設定した下限値以下である場合には電磁弁V12を開くとともに定量ポンプP2を駆動して、水w1を、受水槽15から電解槽11aに送りながら、また随時、定量ポンプP4を駆動して、電解促進剤w3を促進剤槽16から電解槽11aに送りながら、電極11bに通電して電解処理して、貯水槽11d内の水位を、あらかじめ設定した上限値まで上昇させた後、各部を停止して待機状態に入る。
【0079】
次に制御部30は、フローセンサS3によって、給水路104中を流れる水流の有無を検知して、少なくとも1つの給水栓Fcが開かれているか、あるいは全ての給水栓Fcが閉じられているかを判定する。
そして給水路104中を流れる水流が無く、全ての給水栓Fcが閉じられていると判定した場合には処理水を供給する必要がないので、制御部30は待機状態を維持する。
【0080】
しかし、少なくとも1つの給水栓Fcが開かれて、給水路104中を流れる水流が発生すると、制御部30は、待機状態から給水状態に移行し、定量ポンプP3を駆動させて、貯水槽11d内の電解処理した水w2を、例えば一定の間隔で、一定量ずつ、処理水路105の後半部分105bを通して、合流点J6から、給水路104中を流れる未処理の水w1に加える。
そうすると未処理の水w1と電解処理した水w2とが、前述した混合部14において、配管の屈曲部104aを通過する際に発生する水の乱流によって均一に混合されるとともに、適正な濃度に調整された状態で、給水栓Fcから給水される。
【0081】
このあと給水栓Fcが全て閉じられて、給水路104中を流れる水流が停止すると、制御部30は、各部を停止して再び待機状態に戻る。
またこの間、上記の流れとは別に、制御部30は、水位センサS4による、貯水槽11d内の、電解処理した水w2の水位の測定を続けている。そして給水状態において、給水によって水位が低下してあらかじめ設定した下限値以下になった場合には、待機状態であるか給水状態であるかに拘わらず、前記と同様の操作により、貯水槽11d内の水w2の水位を、あらかじめ設定した上限値まで上昇させる。
【0082】
また制御部30は、水位センサS5による、促進剤槽16内の、電解促進剤w3の水位の測定も継続して行っており、水位が低下してあらかじめ設定した下限値以下になった場合には電磁弁V15を開いて、水w1を、受水槽15から促進剤槽16に供給する。そして水位が、あらかじめ設定した上限値まで上昇させた後、電磁弁V15を閉じる。
以上の操作を繰り返すことによって、この例の水処理装置1によれば、未処理の水w1と電解処理した水w2とが均一に混合され、適正な濃度に調整された水を、給水栓Fcから常時、給水することができる。
【0083】
図8は、この発明のさらに他の実施形態にかかる水処理装置1を、上記と同様に調理場や手洗い場などの給水栓Fcに給水するための設備に組み込んだ構造を簡略化して示す図である。
図8の例の水処理装置1の、先の図6の例との相違点は、未処理の水w1と電解処理した水w2とを均一に混合する混合部として、フィルタ17bを内蔵したろ過器17を設けた点にある。その他の部分は図6の例と同じであるので、同一個所に同一符号を付して説明を省略する。また図8の例の水処理装置1の、電気的な構成も、図7に示す通り先の図6の例と同じであるので、説明を省略する。
【0084】
ろ過器17は、図9に示すように、前記図2のろ過器12を上下逆に配置した形状を有する。
すなわちろ過器17は、上下を閉じた筒状の筐体17aと、この筐体17a内に配置した筒状のフィルタ17bとを有する。
また筐体17aには、その上部に、給水路104を形成する配管104aを接続してある。
【0085】
またフィルタ17bの筒の下端は、蓋体17cによって閉じてあるとともに、上端は、筐体17aの天面に形成した仕切り17e、17fと接続してあり、これによって筐体17a内は、給水路104の上流側(図において左側、およびフィルタ17bの筒の外側)と、下流側(図において右側、およびフィルタ17bの筒の内側)とに仕切ってある。
フィルタ17bは、前記と同様に天然あるいは化学繊維製の不織布などの多孔質体、とくに電解水に対して耐性を有するポリ塩化ビニルやポリオレフィン(ポリエチレン)製の多孔質体にて形成してある。
【0086】
上記ろ過器17においては、図中に実線の矢印で示すように給水路104の上流側から電解処理した水が供給されると、当該水が、まず筐体17a内の、フィルタ17bによって仕切られた筒の外側の領域に流入したのち、フィルタ17bを通して筒の内側に流入する。
そしてこの際に発生する水の乱流により、給水路104を通った未処理の水w1と、処理水路105を通った電解処理済の水w2とを均一に混合し、適正な濃度に調整した状態で、給水栓Fcから給水することができる。
【0087】
またそれとともに、上記ろ過器17によれば、フィルタ17bによって、水中に混入した異物を除去することもできる。
図10は、上記図6や図8の例の水処理装置1などに用いることができる、電解処理手段11の電解槽の変形例を示す平面図、図11(a)は、上記図10のA−A船断面図、図11(b)は、図10のB−B線断面図である。
これらの図に見るように、この例の電解槽110は、上部が開放された箱型の筐体110aを備える。
【0088】
そして、主に図10に示すように、
水に通電するための板状の電極110bを5枚ずつ、絶縁材料からなるスペーサ110cを介して互いに平行に配列、固定することで形成した、各電極110b間の隙間を水の流路とした4つの電極ブロックEBを、それぞれ筐体110a内に互いに平行に配列するとともに、
各電極ブロックEB間を仕切り板110d〜110gで仕切ることによって、図において左上の領域に設定した水の入口110hから、図中に実線の矢印で示すように筐体110a内をジグザグ状に流れて、図において左下の領域に設定した水の出口110iに至る水の流路を形成してある。
【0089】
詳しくは、隣り合う電極ブロックEBの、相対向する電極110b間の隙間を3つの仕切り板110dで埋めることによって、各電極ブロックEBの中間部分を仕切るとともに、上から2番目の仕切り板110dの右端から筐体110aの右側の側壁まで仕切り板110eを延設することによって、上から1番目および2番目の電極ブロックEBの、右側の端部が臨む領域110jと、上から3番目および4番目の電極ブロックEBの、右側の端部が臨む領域110kとを仕切ってある。
【0090】
また、上から1番目の仕切り板110dの左端と、3番目の仕切り板110dの左端とを繋ぐように逆コ字状の仕切り板110fを配設するとともに、この仕切り板110fから筐体110aの左側の側壁まで仕切り板110gを延設することによって、上から1番目の電極ブロックEBの、左側の端部が臨む水の入口110hと、上から2番目および3番目の電極ブロックEBの、左側の端部が臨む領域110mと、上から4番目の電極ブロックEBの、左側の端部が臨む水の出口110iとを仕切ってある。
【0091】
このため水の入口110hに供給された水は、図中に実線の矢印で示すように、上から1番目の電極ブロックEB内の水の流路、領域110j、上から2番目の電極ブロックEB内の水の流路、領域110m、上から3番目の電極ブロックEB内の水の流路、領域110k、および上から4番目の電極ブロックEB内の水の流路を経由して水の出口110iに到達し、電解槽110外に排出される。
そしてこの間、各電極ブロックEBを構成する電極110bに通電することで、水が継続的に電解処理される。
【0092】
したがって図の例の電解槽110によれば、水処理の効率を向上することができる。しかも、ジグザグ状の流路に水を流すだけの単純な構造であるため、一旦、水を蓄えた状態で電解処理する方式のものように、電解槽内の水位を制御するためのシステムなどを必要としない上、当該電解槽に比べて小型化することも可能である。
電極110bは、前記と同様に構成する。
【0093】
図において符号110nは、各電極110bの一方の端部に固定された端子部である。
電解槽110は、実際には、図11(b)や図12(a)に示すように、筐体110aの上部開口を蓋体110pで閉じた状態で使用される。このため端子部110nは、これらの図に示すように蓋体110pの上面より上方に突出する寸法に形成してある。
【0094】
また各電極ブロックEBは、図10において上から1番目、3番目、および5番目の電極110bを同じ極性(例えばアノード側)とし、かつ上から2番目と4番目の電極110bを上記と逆の極性(例えばカソード側)としてある。
そしてこれにより、隣り合う互いに極性の異なる電極110b間の流路を流れる水に直流電流を流して電解処理することができる。
また端子部110nは、接続構造を簡略化するため、上記のように同極性に接続される上から1番目、3番目、および5番目の電極110bの端子部110nを右側に、また上から2番目と4番目の電極110bの端子部110nを左側に、それぞれ配設してある。
【0095】
なお各電極110bの極性は、上記の例には限定されず、逆であってもよい。また定期的に極性を逆転させることによって、電極110bの寿命を延長することも可能である。
図12(a)(b)は、上記電解槽110に水を供給する処理水路の、配管の一例を示す図である。
この例の処理水路は、図示しない給水源から電解槽110に至る前半部分120と、電解槽110から図示しない給水先に至る後半部分121とを有する。
【0096】
このうち前半部分120は、給水源から、定量ポンプP21と、電磁弁V121とを介して、電解槽110の水の入口110hに至る第1の給水配管120aと、この供給配管120aの、定量ポンプP21と電磁弁V121との間の分岐点J10で分岐して、電磁弁V122を介して、電解槽110の水の出口110iに至る第2の給水配管120bとを備える。
また処理水路の後半部分121は、電解槽110の水の出口110iから、定量ポンプP31と電磁弁V131とを介して給水先に至る第1の排水配管121aと、電解槽110の水の入口110hから、定量ポンプP32と電磁弁V132とを介して、先の第1の排水配管121aの、電磁弁V131の下流側の合流点J11に至る第2の排水配管121bとを備える。そしてこれらの部材により、電解槽110内を流通させる水の流通方向を逆転させるための切り替え部を構成している。
【0097】
すなわち上記の処理水路において、電磁弁V121、V131を開き、かつ電磁弁V122、V132を閉じるとともに、定量ポンプP32を停止状態で、定量ポンプP21、P31を駆動させると、給水源からの水を、入口110hから電解槽110内に流入させて、前記図10中に実線の矢印で示した方向に流通させながら電解処理した後、出口110iから流出させて、給水先に供給することができる。
【0098】
また電磁弁V121、V131を閉じ、かつ電磁弁V122、V132を開くとともに、定量ポンプP31を停止状態で、定量ポンプP21、P32を駆動させると、給水源からの水を、上記とは逆に、出口110iから電解槽110内に流入させて、前記図10中に破線の矢印で示したように逆方向に流通させながら電解処理した後、入口110hから流出させて、給水先に供給することができる。
【0099】
したがって、上記の切り替え部を有するこの例の処理水路を用いて、電解槽内を流通させる水の流通方向を定期的に、あるいは不定期に逆転させると、先に述べたように電解槽110の、水の入口110h側の、カソード側の電極110bへのスケールの付着と、出口110h側の、アノード側の電極110bの劣化とを、いずれもこれまでより遅らせて、これらの電極の寿命が、他の電極より極端に短くなるのを防止して、電極交換までの期間をこれまでよりも延長することができる。
【0100】
この発明は、以上で説明した実施形態に限定されるものでなく、各請求項記載の範囲内において、種々の変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかる水処理装置を、ビルやマンションの屋上などに設置した飲料水用の給水タンクに接続して、水の滅菌、および給水タンク内の浄化に使用するための構造を簡略化して示す図である。
【図2】同図(a)は、上記例の水処理装置に用いるろ過器の内部構造の一例を示す断面図、同図(b)(c)は、ガス抜き弁の内部構造の一例を示す断面図である。
【図3】同図(a)は、上記例の水処理装置に用いる電解処理手段の一例を示す正面図、同図(b)は、上記例の水処理装置の、電気的な構成を示すブロック図である。
【図4】同図(a)(b)は、上記例の水処理装置における、ガス抜き弁の故障検知の流れを示すフローチャートである。
【図5】この発明の他の実施形態にかかる水処理装置を、やはりビルやマンションの屋上などに設置した飲料水用の給水タンクに接続して、水の滅菌、および給水タンク内の浄化に使用するための構造を簡略化して示す図である。
【図6】この発明のさらに他の実施形態にかかる水処理装置を、例えば調理場や手洗い場などの給水栓に給水するための設備に組み込んだ構造を簡略化して示す図である。
【図7】上記例の水処理装置の、電気的な構成を示すブロック図である。
【図8】この発明のさらに他の実施形態にかかる水処理装置を、上記と同様に調理場や手洗い場などの給水栓に給水するための設備に組み込んだ構造を簡略化して示す図である。
【図9】上記例の水処理装置において混合部として用いるろ過器の内部構造の一例を示す断面図である。
【図10】上記例の水処理装置に用いる電解槽の変形例を示す平面図である。
【図11】同(a)は、図10のA−A船断面図、同図(b)は、図10のB−B線断面図である。
【図12】同図(a)(b)は、上記電解槽に水を供給する処理水路の、配管の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 水処理装置
11 電解処理手段
12 ろ過器
13 自動ガス抜き弁
100 処理水路
P1 循環ポンプ
2 給水タンク
w1 水[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
This invention treats water supplied to, for example, a plurality of water supply ports provided in a building or the like, or supplies water supplied to one or more water faucets provided in a kitchen or a hand washing place such as a school or a hospital. The present invention relates to a water treatment device for treatment.
[0002]
[Prior art]
For example, in buildings such as office buildings and condominiums, as water supply equipment for supplying water to a plurality of water supply ports (water supply taps, water supply units to water heaters, etc.) provided on each floor, water taken from the water pipes is used. Generally, a water supply tank provided on a rooftop or the like is temporarily stored in a water supply tank and then provided with a water supply channel for supplying water from the water supply tank to each water supply port.
[0003]
Conventionally, such water supply facilities have relied on the sterilization power of chlorine added to tap water at water purification plants in order to maintain the water quality.
However, the maintenance of water quality has become obligatory because there have been many cases in which water quality deteriorates due to breeding of fungi and algae by neglecting maintenance such as regularly cleaning the inside of the water supply tank.
Therefore, a method of sterilizing the water stored in the water supply tank by supplying a chlorine agent such as sodium hypochlorite aqueous solution from the chlorine supply device according to the residual chlorine concentration, and an apparatus for carrying out the method Has been proposed (see, for example, Patent Document 1).
[0004]
However, in the method and apparatus described in the above publication, it is necessary to periodically replenish the chlorine supply apparatus with an irritating chlorine agent such as a sodium hypochlorite aqueous solution, which is troublesome and has a high running cost. There was a problem of sticking.
In addition, the occurrence of mass food poisoning and nosocomial infections is a social problem in schools and hospitals, etc. In order to prevent such problems, cleaning of ingredients and dishes used for school lunches, etc. Etc. are recommended.
[0005]
However, an increase in the amount of detergent and soap used in kitchens and hand-washing areas not only increases the burden on sewage treatment facilities, but also drains the water as it is, resulting in a wealth of rivers, lakes, and oceans. There was a problem that could cause nutrition.
Therefore, the inventor considered incorporating a water treatment apparatus disclosed in, for example,
[0006]
In the above water treatment apparatus, when a direct current is passed through the electrolytic treatment means to water containing chlorine such as tap water, or water to which salt is added as necessary, the following electrochemical reaction occurs.
(Anode side)
4H2O-4e−→ 4H++ O2↑ + 2H2O
2Cl−→ Cl2+ 2e−
H2O + Cl2⇔HClO + H++ Cl−
(Cathode side)
4H2O + 4e−→ 2H2↑ + 4OH−
(Anode side + cathode side)
H++ OH−→ H2O
Then, hypochlorous acid or its ions (HClO, ClO) generated in the above reaction process.−) And chlorine (Cl2), Or water can be sterilized by sterilizing action such as active oxygen which exists only for a short time during the reaction.
[0007]
[Patent Document 1]
JP-A-5-7897 (columns 0016 to 0020, FIG. 1)
[Patent Document 2]
JP 2001-170638 A (column 0025, column 0027 to column 0028)
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
When a water treatment device is incorporated in a water supply system of a water supply tank type, it is necessary to open a part of the water supply tank so that hydrogen gas and oxygen gas generated in the above reaction process are not stored in the water supply tank.
However, it is not preferable for safety and health to open a part of the water tank that is normally completely sealed, and it does not comply with the regulations of the water supply law.
[0009]
Further, even if the open portion is protected, it does not prevent the entry of a certain amount of foreign matter, dust, dust, etc., and there is a problem that exhaust performance is lowered and costs are increased by using a protective structure.
In addition, when sterilizing the water to be supplied to the faucet at the kitchen or hand-washing station using the above-mentioned water treatment device, if high-concentration treated water is fed directly from the faucet, irritation and odor may occur. It can be considered that a part of the water from the water source is treated with a water treatment device, mixed with untreated water from the water supply source and adjusted to an appropriate concentration, and then supplied from the water tap.
[0010]
However, in that case, a large water storage tank for temporarily storing untreated water and treated water and mixing them uniformly, a stirring member for stirring water in the water storage tank, or a water storage tank Since a system for controlling the water level is required and the water treatment apparatus becomes large, there is a problem that it is difficult to incorporate it into an existing water supply facility, for example.
In the conventional electrolytic treatment means, for example, when an electrolytic bath is provided with an inlet and an outlet for water, and a plurality of electrodes are arranged in a water flow path from the inlet to the outlet, the electrolytic treatment is performed on the outlet side. There is a tendency for the anode side electrode to deteriorate earlier. This is because, as the water flowing from the inlet and flowing through the flow path gets closer to the outlet, the current tends to flow due to the electrochemical reaction. Therefore, when the constant voltage control is performed, a larger amount of current flows toward the downstream side. This is because the deterioration proceeds faster.
[0011]
Further, in the case where water containing minerals, such as well water, is electrolytically treated using the above electrolytic treatment means, the minerals are reduced by an electrolytic reaction and are close to the inlet side, and are on the cathode side. There is also a tendency to adhere more. This is because the mineral concentration of water is the highest at the water inlet, gradually decreases due to the precipitation of scale while flowing through the flow path, and becomes the lowest at the water outlet.
For this reason, the conventional electrolytic treatment means that the life of the electrolytic cell is longer than that of the other electrodes due to the adhesion of the scale on the cathode side of the water inlet and the cathode side electrode on the outlet side, and the deterioration of the anode side electrode on the outlet side. There is also a problem that it becomes extremely short and needs to be replaced early.
[0012]
A first object of the present invention is to efficiently sterilize the water supplied from a water supply port in a water supply facility such as a building by electrolytic treatment while preventing the problem of gas storage while maintaining the sealing property of the water supply tank. The object is to provide a water treatment device for maintaining water quality.
The second object of the present invention is to adjust the treated water and the untreated water that have been subjected to electrolytic treatment by the electrolytic treatment means to an appropriate concentration without using a water storage tank that may increase the size of the apparatus. Another object of the present invention is to provide a water treatment apparatus for supplying water to one or a plurality of water faucets provided in a kitchen or a hand washing place.
[0013]
Furthermore, a third object of the present invention is to prevent the lifetime of some electrodes of the electrolytic treatment means from becoming extremely shorter than other electrodes, and to extend the period until electrode replacement than before. It is in providing the water treatment apparatus which can do.
[0014]
[Means for Solving the Problems and Effects of the Invention]
[0019]
The invention according to
A treatment water channel for taking water from the water supply tank and returning it to the water supply tank after treatment, and arranged in the middle of this treatment water channelHave been,waterTheCirculation pump for circulating through the water channel to the water supply tankWhen,And an electrolytic treatment means for conducting the electrolytic treatment by energizing the water flowing through the treatment channel,
In the water tank, provided above the set water level, when the water level of the water tank exceeds a preset upper limit, an overflow pipe for draining excess water;
An exhaust means for removing, through the overflow pipe, a gas that is incorporated in the overflow pipe and is generated when the electrolytic treatment is performed by the electrolytic treatment means and accumulated above the water level stored in the water supply tank.It is provided with the water treatment apparatus characterized by the above-mentioned.
[0020]
Claim1According to the configuration, by using an overflow pipe provided in advance in the water supply tank and incorporating exhaust means there, the function of removing gas generated when electrolytic treatment is performed by the electrolytic treatment means from the water supply tank Can be made.
Therefore, it is possible to reliably prevent gas from being stored in the water supply tank while maintaining the airtightness of the water supply tank.
[0029]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 shows a
The
[0030]
In the figure,
[0031]
As shown in FIG. 3A, the electrolytic treatment means 11 includes a
[0032]
In the figure,
[0033]
As the electrode on the anode side of the
Such a DSA electrode functions as a catalyst during an electrochemical reaction, such as gold (Au), platinum (Pt), palladium (Pd), platinum-palladium (Pt—Pd), platinum-iridium (Pt—Ir), etc. A thin film of a noble metal is coated on the entire surface of a substrate made of titanium (Ti) or the like by plating or firing.
[0034]
As the cathode-side electrode, the above-mentioned titanium substrate or the like can be used as it is.
In addition, in order to extend the life of both electrodes by suppressing rapid deterioration of the electrodes on the anode side and adhesion of scales to the electrodes on the cathode side, electrolytic treatment is performed by periodically reversing the polarity of both electrodes. It is also possible. In that case, both electrodes may be DSA electrodes.
[0035]
Further, in this example, as shown by a solid arrow in FIG. 3 (a), water flows into the electrolytic treatment means 11 from below in the vertical direction and flows out upward in the vertical direction through the
Thereby, the gas such as hydrogen or oxygen generated by the above-described electrochemical reaction can be smoothly discharged to the downstream side by the water flow without staying in the
[0036]
On the upstream side of the
Further, on the downstream side of the electrolytic treatment means 11 in the
[0037]
Among the above, the
In addition, the
[0038]
The upper end of the tube of the
The
[0039]
In the
However, the gas bubbles mixed in the water are retained outside the cylinder by the function of the
[0040]
For this reason, clean water free from white turbidity from which gas bubbles have been removed is sent out downstream of the
Further, the gas bubbles retained outside the cylinder flow into the automatic
As shown in FIGS. 2 (b) and 2 (c), the automatic
[0041]
The gas g generated when the electrolytic reaction is performed by the electrolytic treatment means 11 and separated from the water w1 by the
If the
[0042]
When the
Then, since the internal pressure of the gas g decreases, the
When the discharge of the gas g progresses and the
[0043]
The
Further, as shown in FIG. 1, a
[0044]
Further, by measuring the flow rate of water flowing in the
Further, the
[0045]
Further, a
FIG.3 (b) is a block diagram which shows the electrical structure of the
As shown in the figure, the
[0046]
Outputs of the flow sensor S1 and the residual chlorine sensor S2 are given to the
The
[0047]
An example of control during normal operation of the
First, when the operation of the
[0048]
As a result, when the residual chlorine concentration is equal to or higher than the specified value recorded in the
Then, as long as the residual chlorine concentration measured by the residual chlorine sensor S2 is less than the specified value, the sterilization of water by electrolytic treatment is continued, and when the residual chlorine concentration exceeds the specified value, the electrolytic treatment is stopped and the residual chlorine concentration of water is detected by the residual chlorine sensor S2. Return to the initial state of measuring continuously or periodically.
[0049]
Thereby, propagation of fungi, algae and the like can be prevented, and the water in the
Moreover, the flow of the failure detection of the
First, as shown in FIG. 4A, when the operation of the apparatus is started in step SP1, the
[0050]
Next, the operation of the circulation pump P1 is started and the operation of the electrolytic treatment means 11 is started (steps SP3 and SP4). The operation of the electrolytic treatment means 11 is performed intermittently based on the measured value of the residual chlorine concentration of water by the residual chlorine sensor S2 as described above, for example.
Next, at step SP5, the
[0051]
On the other hand, in step SP5, the measured value f of the flow rate by the flow rate sensor S1 is the upper limit value f.0(F ≧ f0), The flow rate of water flowing through the
Then, after the electrolytic treatment means 11 and the circulation pump P1 are stopped (steps SP8, 9), the process proceeds to step SP10, and for example, a display lamp or alarm device incorporated in the control panel of the apparatus is operated to notify the abnormality. Then, the process proceeds to step SP11, and the abnormality notification is continued by repeating steps SP10 → SP11 until the end of the operation of the apparatus is selected by an operator who notices the notification.
[0052]
When the end of the operation of the apparatus is selected in step SP11, the control means 30 proceeds to step SP12 and ends the operation of the apparatus.
By performing the above control, it is possible to detect a failure of the automatic
FIG. 5 shows a
[0053]
The
Similarly to the example of FIG. 1, the
[0054]
The
The difference between the
[0055]
The exhaust means F branches from the
[0056]
It should be noted that the upstream side of the exhaust pipe F1 from the fan F2 is from the position where the
A fan having a waterproof structure may be used. In that case, the structure can be simplified by arranging only the fan as the exhaust means F directly in the
[0057]
Further, in the substantially horizontal portion of the
The structure of the other part of the
[0058]
That is, on the upstream side of the electrolytic treatment means 11 in the
Further, on the downstream side of the electrolytic treatment means 11 in the
[0059]
Further, the
Further, the
[0060]
As the electrolytic treatment means 11, the one shown in FIG. 3A can be used as in the case of the example of FIG.
Similarly, it is preferable that the
[0061]
The electrical configuration of the apparatus is the same as that shown in FIG. 3B except that the flow sensor S1 is omitted and a fan F2 is added as a member connected to the
When the operation of the
[0062]
As a result, when the residual chlorine concentration is equal to or higher than the specified value recorded in the
Then, as long as the residual chlorine concentration measured by the residual chlorine sensor S2 is less than the specified value, the sterilization of water by electrolytic treatment is continued, and when the residual chlorine concentration exceeds the specified value, the electrolytic treatment is stopped and the residual chlorine concentration of water is detected by the residual chlorine sensor S2. Return to the initial state of measuring continuously or periodically.
[0063]
Thereby, propagation of fungi, algae and the like can be prevented, and the water in the
Moreover, when the electrolytic treatment of the water by the electrolytic treatment means 11 is started, the
[0064]
Then, when the electrolysis treatment of the water by the electrolysis treatment means 11 is stopped, the
The operation of the fan F2 is continued for a while after the electrolytic treatment is stopped, because it takes time for the gas to rise from the electrolytic treatment means 11 into the
[0065]
FIG. 6 is a diagram schematically illustrating a structure in which a
The
[0066]
Among the above, a valve V6 is disposed upstream of the branch point J5 of the
Among these, the flow sensor S3 detects the presence or absence of a water flow flowing through the
[0067]
Furthermore, by arranging the pipe forming the
Thereby, according to the
[0068]
The electrolytic treatment means 11 incorporates the
In the figure, symbol S4 is a water level sensor for detecting the water level of the water w2 stored in the
[0069]
[0070]
Similarly, 11g is a drainage channel from the bottom of the
Further,
[0071]
The
Among these, in the
[0072]
In addition, the water inlet to the
[0073]
In the
Further, a
[0074]
The
The electromagnetic valve V15 is opened and closed by the function of the water level sensor S5 provided in the
[0075]
The accelerator
[0076]
FIG. 7 is a block diagram showing an electrical configuration of the
As shown in the figure, the
The outputs of the flow sensor S3 and the water level sensors S4 and S5 are given to the
[0077]
The
An example of control during normal operation of the
[0078]
First, when the operation of the
And when the water level of the
[0079]
Next, the
When it is determined that there is no water flow flowing through the
[0080]
However, when at least one water faucet Fc is opened and a water flow flowing through the
Then, the untreated water w1 and the electrolyzed water w2 are uniformly mixed by the turbulent flow of water generated when passing through the
[0081]
Thereafter, when all of the water faucets Fc are closed and the water flow flowing through the
During this time, separately from the above flow, the
[0082]
Moreover, the
By repeating the above operation, according to the
[0083]
FIG. 8 is a simplified diagram showing a structure in which a
The difference of the
[0084]
As shown in FIG. 9, the
That is, the
A
[0085]
The lower end of the tube of the
Similarly to the above, the
[0086]
In the
And by the turbulent flow of the water generated at this time, the untreated water w1 that has passed through the
[0087]
Moreover, according to the said
FIG. 10 is a plan view showing a modification of the electrolytic cell of the electrolytic treatment means 11 that can be used in the
As seen in these drawings, the
[0088]
And mainly as shown in FIG.
A gap between the
By partitioning each electrode block EB with the
[0089]
Specifically, by filling the gap between the opposing
[0090]
In addition, an inverted
[0091]
For this reason, the water supplied to the
During this time, water is continuously electrolyzed by energizing the
[0092]
Therefore, according to the
The
[0093]
In the figure,
As shown in FIGS. 11B and 12A, the
[0094]
Further, in each electrode block EB, the first, third, and
As a result, a direct current can be passed through the water flowing in the flow path between the
Further, in order to simplify the connection structure, the
[0095]
The polarity of each
12 (a) and 12 (b) are diagrams showing an example of piping of the treatment water channel for supplying water to the
The treated water channel of this example has a
[0096]
Among these, the
Further, the
[0097]
That is, when the solenoid valves V121 and V131 are opened and the solenoid valves V122 and V132 are closed and the metering pumps P21 and P31 are driven while the metering pumps P32 and P31 are stopped in the treated water channel, water from the water supply source is After flowing into the
[0098]
When the solenoid valves V121 and V131 are closed and the solenoid valves V122 and V132 are opened, and the metering pumps P21 and P32 are driven while the metering pump P31 is stopped, the water from the water supply source is reversed. After flowing into the
[0099]
Therefore, if the flow direction of the water flowing through the electrolytic cell is reversed regularly or irregularly using the treated water channel of this example having the above switching unit, as described above, Both the adhesion of the scale to the cathode-
[0100]
The present invention is not limited to the embodiments described above, and various modifications can be made within the scope of the claims.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows a water treatment apparatus according to an embodiment of the present invention, which is used for sterilizing water and purifying the water supply tank by connecting it to a water supply tank for drinking water installed on a building or a rooftop of a condominium. It is a figure which simplifies and shows the structure for this.
2A is a cross-sectional view showing an example of the internal structure of a filter used in the water treatment apparatus of the above example, and FIGS. 2B and 2C are examples of the internal structure of a gas vent valve. FIG. It is sectional drawing shown.
FIG. 3 (a) is a front view showing an example of electrolytic treatment means used in the water treatment apparatus of the above example, and FIG. 3 (b) shows an electrical configuration of the water treatment apparatus of the above example. It is a block diagram.
FIGS. 4 (a) and 4 (b) are flowcharts showing a flow of detecting a failure of a gas vent valve in the water treatment apparatus of the above example.
FIG. 5 shows a water treatment apparatus according to another embodiment of the present invention connected to a drinking water supply tank also installed on the roof of a building or a condominium, for water sterilization and purification in the water supply tank. It is a figure which simplifies and shows the structure for using.
FIG. 6 is a simplified view showing a structure in which a water treatment apparatus according to still another embodiment of the present invention is incorporated in equipment for supplying water to a faucet such as a kitchen or a hand washing place.
FIG. 7 is a block diagram showing an electrical configuration of the water treatment apparatus of the above example.
FIG. 8 is a diagram showing, in a simplified manner, a structure in which a water treatment apparatus according to still another embodiment of the present invention is incorporated in equipment for supplying water to a faucet such as a kitchen or a hand washing place in the same manner as described above. .
FIG. 9 is a cross-sectional view showing an example of the internal structure of a filter used as a mixing unit in the water treatment apparatus of the above example.
FIG. 10 is a plan view showing a modification of the electrolytic cell used in the water treatment apparatus of the above example.
11A is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG. 10, and FIG. 11B is a cross-sectional view taken along the line BB in FIG.
FIGS. 12 (a) and 12 (b) are diagrams showing an example of piping of a treatment water channel for supplying water to the electrolytic cell.
[Explanation of symbols]
1 Water treatment equipment
11 Electrolytic treatment means
12 Filter
13 Automatic venting valve
100 treatment channel
P1 Circulation pump
2 Water supply tank
w1 water
Claims (1)
給水タンクから水を取り込んで、処理後に給水タンクに還流するための処理水路と、
この処理水路の途中に配設されていて、水を処理水路を通して給水タンクに循環させるための循環ポンプと、
処理水路を流れる水に通電して電解処理するための電解処理手段とを備えるとともに、 前記給水タンクにおいて、設定水位より上方に設けられ、給水タンクの水位があらかじめ設定した上限値を上回った際に、余剰の水を流し出すためのオーバーフロー配管と、
前記オーバーフロー配管に組み込まれ、前記電解処理手段で電解処理した際に発生して前記給水タンク内に貯められた水位の上方に溜まったガスを、前記オーバーフロー配管を通して除去するための排気手段と、
を備えることを特徴とする水処理装置。A water treatment device used by connecting to a drinking water tank,
A treatment channel for taking water from the water supply tank and returning it to the water supply tank after treatment;
The process is provided in the middle of the channel, and a circulation pump for circulating the water supply tank water through treatment waterways,
And an electrolytic treatment means for conducting electrolytic treatment by energizing water flowing through the treatment water channel, and provided in the water tank above the set water level, when the water level of the water tank exceeds a preset upper limit value. Overflow piping for draining excess water,
Exhaust means for removing the gas that has been incorporated into the overflow pipe and generated above the electrolytic treatment by the electrolytic treatment means and accumulated above the water level stored in the water supply tank, through the overflow pipe;
Water treatment apparatus comprising: a.
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