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JP4287953B2 - シングルフェーサ - Google Patents

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JP4287953B2
JP4287953B2 JP21450799A JP21450799A JP4287953B2 JP 4287953 B2 JP4287953 B2 JP 4287953B2 JP 21450799 A JP21450799 A JP 21450799A JP 21450799 A JP21450799 A JP 21450799A JP 4287953 B2 JP4287953 B2 JP 4287953B2
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、片面段ボールシート製造装置において使用されるシングルフェーサに関し、さらに詳しくは、ベルトロールを駆動することにより、ベルトロールに巻回されたエンドレスの加圧ベルトを介して一対の成形ロール(例えば、上段ロール及び下段ロール)を駆動するようにしたシングルフェーサに関する。
【0002】
【従来の技術】
図9は、片面段ボールシートを製造するための従来の一般的なシングルフェーサの構成を示すものである。このシングルフェーサにあっては、図9に示すように、車輪30によって移動可能となされた台車31上にフレーム32が固定され、このフレーム32に一対の成形ロール33,34の中心軸33a,34aが回転自在に取付けられている。ここでは、上述の一対の成形ロール33,34は、上下位置に配列されて設置されているので、以下においては上段ロール33及び下段ロール34と記載する。これらの上段ロール33及び下段ロール34は上下方向において互いに対向配置されており、これらの外周面に形成された歯車状の波形部が互いに噛み合って回転されるように構成されている。なお、図示を省略したが、上段ロール33及び下段ロール34の内部は蒸気等により加熱されるようになっている。
【0003】
一方、図外のフレームに固定されたパン35には糊Pが貯溜され、この糊Pは図外の別の駆動源によって回転される糊付ロール36によってピックアップされてドクターロール37により糊付ロール36の表面上に均一な糊膜が形成されるようになっている。
【0004】
また、上段ロール33の上部にはベルトロール38a,38bが配設され、これらのベルトロール38a,38b間にはエンドレスの加圧ベルト39が適当な張力を保って巻回されており、加圧ベルト39が上段ロール33に対して上方から下方に向けて常時附勢されながら走行する構成となされている。そして、一方のベルトロール38bの両軸端の軸受40は、その上側と下側に並設された一対のガイド41a,41b間において案内されて水平方向に移動できる構造となっており、軸受40と図外のフレームの間に一対のシリンダ42a,42bが架設されている。かくして、これらのシリンダ42a,42bの伸縮動作に応じて、加圧ベルト39の張力が制御され、この加圧ベルト39から上段ロール33へ付与される加圧力が適宜にコントロールされて最適な大きさの加圧力に設定されるようになっている。
【0005】
また、上記シングルフェーサの駆動機構は、次のように構成されている。すなわち、図10に示すように、上段ロール33の中心軸33aの一方の軸端と、モータ及び減速機(図示せず)から成る駆動装置51とが継手52によって連結されており、駆動装置51によって上段ロール33を回転駆動することにより下段ロール34が噛合いつれ廻りするようになっている。そして、上段ロール33が回転駆動されるのに伴い、加圧ベルト39と上段ロール33との間の摩擦力によって、加圧ベルト39及びベルトロール38a,38bが回転駆動されるように構成されている。
【0006】
上述の継手52はスプライン構造になっており、この継手52と上段ロール33の中心軸32aの端部とが互いにスプライン結合されている。そして、この継手52を駆動装置51側に移動させることにより、上段ロール33の中心軸33aの端部に設けられたスプラインと継手52のスプラインとが外れるようになっている。なお、図10に示す如く、継手52を上段ロール33の中心軸33aから外したり、連結したりするために、油圧駆動式のクラッチ装置53が設けられている。このクラッチ装置53は、継手52と架台54に固定された座55との間にピンを介して回転自在に架設された連結桿56、この連結桿56の中間部と座55との間にピンを介して回動自在に架設された油圧シリンダ57、及びこの油圧シリンダ57に圧油を供給する図外の油圧源とその配管等により構成されている。かくして、油圧シリンダ57の伸縮により、継手52が左右方向に移動し、駆動装置51の駆動軸51aと上段ロール33の中心軸33aとが連結又は切り放されるように構成されている。
【0007】
一方、加圧ベルト39の蛇行を制御するために、次のような蛇行制御機構が採用されている。すなわち、図11に示すように、ベルトロール38a,38bを回転自在に支持するフレーム60が、上段ロール33の中心軸33aに対し水平面内で回転可能に取付けられている。そして、図外の光電管式等の蛇行検出器によって加圧ベルト39の蛇行が検出された場合には、フレーム60を蛇行を修正したい方向と逆向きに回転させようにしている。その結果、図11に示すように、上段ロール33からの摩擦力による駆動力のスラスト成分Fが加圧ベルト39に働き、加圧ベルト39の蛇行が修正(調整)される。
【0008】
また、図12は加圧ベルト39の蛇行を制御するための他の蛇行制御機構を示すものであって、この蛇行制御機構の場合には、ベルトロール38a,38b間に巻回(展張)された加圧ベルト39に調整ロール70が加圧状態で摺接するように配置されている。さらに詳述すると、ベルトロール38a,38b間の中間箇所であって、かつ、上段ロール33に摺接される加圧ベルト39の下方側部分と対向する上方側部分の内面に調整ロール70が摺接されており、これにより、加圧ベルト39の上方側部分が調整ロール70を介して展張状態で掛け渡されている。なお、図12及び図13に示すように、調整ロール70の両軸受71a,71bのうちの一方の軸受71bは、図外のフレームに設けられたブラケット72に固定されると共に、他方の軸受71aは、図外のフレームにシリンダ73を介して連結されている。そして、前述の光電管式などの蛇行検出器(図示せず)によって、加圧ベルト39の蛇行が検出された場合には、シリンダ73の伸縮駆動により調整ロール70のシリンダ73側の一端を水平方向に移動させるようにしている。その結果、走行する加圧ベルト39と調整ロール70との摩擦力のスラスト成分により、加圧ベルト39の蛇行が修正(調整)される。
【0009】
次に、このような従来のシングルフェーサを用いて片面段ボールシートを製造する際の製造工程につき説明すると、以下の通りである。まず、図9に示す如く中芯80が図外の巻取ロールから連続的に上段ロール33と下段ロール34の噛合部に供給されてこの噛合部を通過するのに伴い、中芯80に波形状の段が形成される(図14参照)。そして、上段ロール33と糊付ロール36との接触点において、糊付ロール36の表面に形成されている糊膜(糊P)が中芯80の段頂部80a(図14参照)に転写され、上段ロール33の内部から加熱されながら上段ロール33の段頂部80aに移送される。ここで、図外の巻取りロールより連続的に供給されて加圧ベルト39に沿って走行するライナ81と中芯80の段頂部80aとが糊Pによって加熱及び加圧状態の下で貼合され、図14の示す如き断面形状の片面段ボールシート82が製造される。
【0010】
ところで、最近の多種多様な段ボールシートに対する要求から、段形状の大きさの異なる片面段ボールシート82を小ロットで生産する必要性が高くなってきているのが実状である。なお、段形状の大小は、上段ロール33及び下段ロール34の波形の大小によって決まるので、段形状の大きさを変える場合には、それに応じた波形を有する上段ロール33及び下段ロール34に頻繁に交換する必要がある。このため、通常では、外段取りで、次回に使用する予定の上段ロール33及び下段ロール34を移動可能な台車31のフレーム32上に予め組込んで準備しておくようにしている。そして、ロット生産終了と同時に運転を停止し、その時点まで使用していた上段ロール33と駆動装置51とを連結している継手52をクラッチ装置53を作動させることにより取り外して、上段ロール33及び下段ロール34を台車31ごと図10において右側位置に引出し、予め準備している新しい上段ロール33及び下段ロール34を台車31ごと交換し、しかる後に再び継手52を連結して運転を再開するようにしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の如き従来のシングルフェーサでは、クラッチ装置53を作動させて継手52の取り外し(切り離し)を行って上段ロール33及び下段ロール34を頻繁に交換することにより多品種・小ロット生産に対応しているが、次のような問題点が指摘されている。
(1) 油圧駆動式のクラッチ装置53の設備費が高価であり、コストアップの要因となる。
(2) 上段ロール33及び下段ロール34を交換する際のクラッチ装置53による継手52の切り放し及び連結のための時間が運転停止時間を増大させ、生産性の低下要因の一つになっており、特に、多品種・小ロット生産工場で生産性に低下の問題が顕著になって来ている。
【0012】
本発明は、以上のような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、駆動装置と成形ロール(例えば、上段ロール)との接離操作を行なうクラッチ装置をなくすことができて設備のコストダウンを図ることができると共に、生産オーダの変更に伴う成形ロール(例えば、上段ロール及び下段ロール)の交換時間を短縮し得て生産性向上に寄与することができるベルト駆動方式のシングルフェーサを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明では、片面段ボールシートの中芯を波形に成形する一対の成形ロール、及び、一対のベルトロールの間に巻回されたエンドレスの加圧ベルトをそれぞれ具備し、前記一対の成形ロールにて波形に成形された中芯と、前記加圧ベルトに供給されたライナとを、前記一対の成形ロールのうちの一方の成形ロールと前記加圧ベルトとの間で加圧して貼合するようにしたシングルフェーサにおいて、前記一対のベルトロールのうちの一方のベルトロールを駆動装置にて回転駆動して前記加圧ベルトを回転駆動すると共に、前記加圧ベルトを介して前記一対の成形ロールを回転駆動するようにしている。
また、本発明では、前記駆動装置により回転駆動される前記一方のベルトロールとは反対側の他方のベルトロールに、前記一方のベルトロールに対する前記他方のベルトロールの位置を調整する位置調整手段を設け、前記位置調整手段にて前記他方のベルトロールを位置調整することにより前記加圧ベルトの張力調整を行なうようにしている。
また、本発明では、前記位置調整手段として、前記一対のベルトロール間の間隔を調整するように伸縮作動する第1のシリンダを設けるようにしている。
また、本発明では、前記一方の成形ロールに対する前記加圧ベルトの巻付け角を調整する巻付け角調整手段を設けるようにしている。
また、本発明では、前記巻付け角調整手段として、前記一対のベルトロールのうちの少なくとも一方のベルトロールに対する他方の成形ロールの相対的位置を調整するように伸縮作動する第2のシリンダを設けるようにしている。
また、本発明では、前記加圧ベルトの走行速度を計測するベルト速度計と、前記一方の成形ロールの周速を計測するロール周速計とを設置し、前記ベルト速度計及びロール周速計にてそれぞれ計測された速度に差が検出された場合には、その速度差に比例して前記第2のシリンダを伸縮作動させることにより、前記巻付け角を増大するようにしている。
また、本発明では、前記一対のベルトロールのうちの一方のベルトロールを水平方向と垂直方向にそれぞれ単独に移動可能に設置すると共に、前記加圧ベルトの張力を調整すべく前記一方のベルトロールを水平方向に移動させるX方向シリンダと、前記一方の成形ロールに対する前記加圧ベルトの巻付け角を調整すべく前記一方のベルトロールを垂直方向に移動させるY方向シリンダとをそれぞれ設け、これにより、前記加圧ベルトの張力及び巻付け角をそれぞれ独立して制御するようにしている。
また、本発明では、前記加圧ベルトの走行速度を計測するベルト速度計と、前記一方の成形ロールの周速を計測するロール周速計とを設置し、前記ベルト速度計加圧ベルト及びロール周速計の走行速度にてそれぞれ計測された速度に差が検出された場合には、その速度差に比例してY方向シリンダを伸縮作動させることにより、前記巻付け角を増大せしめるようにしている。
また、本発明では、前記一対のベルトロール間にタイミングベルトを掛け渡すことにより前記一対のベルトロールを互いに連結し、これにより、前記一対のベルトロールを互いに同じ周速度で回転駆動するようにしている。
また、本発明では、前記タイミングベルトに規定の加圧力を付与する加圧力付与手段を設け、前記一対のベルトロール間の間隔が変動するのに応じて前記加圧力付与手段を作動させることにより、前記タイミングベルトの張力を一定に保つように構成している。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図1〜図8を参照して説明する。なお、図1〜図8において、図9〜図14と同様の部分には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
【0015】
図1〜図3は、本発明の第1実施形態に係るベルト駆動式のシングルフェーサを示すものである。図1〜図3に示すように、上段ロール33及び下段ロール34(成形ロール33,34)の中心軸33a,34aが、車輪30にて移動可能な台車31に固定されたフレーム32上の軸受32a,32bによってそれぞれ回転自在に支持されている。
【0016】
一方、図2及び図3に示すように、互いに間隔を隔てて平行状に立設されたメインフレーム1a,1bには軸受2a,2bがそれぞれ設けられており、これらの軸受2a,2bにベルトロール3aが回転自在に取付けられている。そして、ベルトロール3aは上段ロール33の上方位置に設置されている。さらに、メインフレーム1a,1bのライナ81供給側に固定された取付座4には、モータと減速機から成る駆動装置5が設置されており、この駆動装置5とベルトロール3aの中心軸3cとがカップリング6によって連結されている。
【0017】
また、図1に示すように、メインフレーム1a,1bの片面段ボールシート82の出口側には、ベルトロール3bの中心軸3dが軸受40に回転自在に取付けられており、この軸受40は一対のガイド41a,41bによって水平方向に沿って摺動可能に支持されている。そして、メインフレーム1a,1bに固定されたブラケット7a,7bにシリンダ(第1のシリンダ)8a,8bが取付けられており、これらのシリンダ8a,8bの伸縮動作に応じて軸受40が一対のガイド41a,41bにて案内されて水平方向に移動し得るように構成されている。
【0018】
さらに、上述のベルトロール3a,3bの間にはエンドレスの加圧ベルト9が巻回されており、シリンダ8a,8bの伸縮により加圧ベルト9の張力が制御され、これに応じて、加圧ベルト9から上段ロール33へ付与される加圧力が適宜に制御されるようになっている。なお、その他の構成は従来のシングルフェーサと同様となされ、駆動装置5によってベルトロール3aを駆動するのに伴い、従来と同様の構成のシングルフェーサ部分が同様の動作にて運転されるようになっている。
【0019】
ここで重要なことは、ベルトロール3aと加圧ベルト9との間、並びに、加圧ベルト9と上段ロール33との相互間において、相対的な“すべり”が生じないようにすることである。そのためには、まず、ベルトロール3a,3bのロール径及び巻付け角を適度に大きくし、加圧ベルト9との接触面積を大きくする必要がある。次いで、上段ロール33への加圧ベルト9の巻付け角を適度に大きく設定して、これら両者間の接触面積を増加させることにより、“すべり”を防止する必要がある。また、加圧ベルト9としては、高耐熱、高張力、高摩擦係数を有する部材であることが要求され、従って加圧ベルト9に関しては材質上の吟味が重要である。なお、これらの要求を満足する材料としては、例えばアラミド繊維などが挙げられる。
【0020】
次に、このような構成のベルト駆動式シングルフェーサの動作について説明する。まず、駆動装置5を作動させるにより一方のベルトロール3aが回転駆動されると、これに伴い、ベルトロール3aと加圧ベルト9との間の摩擦力によって加圧ベルト9の回転走行が開始される。次いで、加圧ベルト9と上段ロール33との間にはライナ81と中芯80との貼合体を介して摩擦力が働き、この摩擦力に基づいて上段ロール33が回転駆動されると共に、この上段ロール33に噛合っている下段ロール34も噛合いつれ廻りされる。この際に、連続的に供給される中芯80には、上段ロール33と下段ロール34との間において段形成が施される。そして、段成形された中芯80が、上段ロール33の上頂部において、別途に連続供給されて加圧ベルト9に沿って走行移動されるライナ81と貼合され、片面段ボールシート82となって次工程に送られる。
【0021】
なお、本実施形態では、駆動装置5をライナ81の入口側に設けた場合を説明したが、本方式の場合、ベルトロール3aの軸受2a,2bをメインフレーム1a,1bにそれぞれ固定し、これらの軸受2a,2bにて回転自在に支持されたベルトロール3aの中心軸3cに駆動装置5を連結するような構成を採用しているため、ベルトロール3aと上段ロール33との相対的な平行度を確保できる。しかも、他方のベルトロール3b側のシリンダ8a,8bによって加圧ベルト9の張力制御及び蛇行の防止制御を行っているので、ライナ81の張力変動やこれに起因して生じる加圧ベルト9の蛇行を軽減させることができる。また、ベルトロール3aの中心軸3cと駆動装置5とを連結する手段として連結固定用のカップリング6のみを用いればよいため、設備のコストダウンを図ることが可能となる。
【0022】
他方、片面段ボールシート82の出口側(すなわち、ベルトロール3b側)に駆動装置5を設置することも可能である。この場合には、駆動装置5の駆動力が加圧ベルト9の張力を増す方向に作用するので、上段ロール33の駆動を増す方向では有利になる。なお、このような構成を採用するに当たっては、駆動装置5の駆動軸とベルトロール3bの中心軸3dとの連結手段として、自在継手等の高価な部品が必要となる。
【0023】
このような本発明の第1実施形態に係るベルト駆動式シングルフェーサによれば、駆動装置5と上段ロール33とを連結したり、或いはその連結状態を解除するための手段として従来において配設するようにしていたクラッチ装置53(図10参照)が不要となり、これにより設備の大幅なコストダウンが可能となる。しかも、従来のように継手52(図10参照)による駆動装置5と上段ロール33との切り放しや連結のための操作が必要なくなるので、生産オーダの変更に伴う上段ロール33及び下段ロール34の交換時間を短縮することができ、ひいては片面段ボールシート82の製造に際して生産性の向上を図ることができる。
【0024】
また、図4及び図5は、本発明の第2実施形態に係るベルト駆動式のシングルフェーサを示すものである。なお、このシングルフェーサの基本的な構成並びに機能は既述の第1実施形態の場合と同様であるため、以下においては、既述の第1実施形態の場合と異なる点のみ説明する。
【0025】
本発明の第2実施形態に係るベルト駆動式シングルフェーサにあっては、図4に示すように、ベルトロール3a,3bの中心軸3c,3dの駆動側の軸端にはプーリ10a,10bが設けられ、プーリ10aの軸端はモータと減速機より成る駆動装置5にカップリング6によって連結されている。また、図5に示すように、上述のプーリ10a,10bの間には中間プーリ11が配置されており、タイミングベルト12がプーリ10a,10bに中間プーリ11を経由して巻回されている。かくして、駆動装置5を駆動するのに伴って、ベルトロール3a,3b及びタイミングベルト12が、互いに同じ周速(移動速度)で駆動されるように構成されている。
【0026】
また、中間プーリ11の軸受11aの取付座13は、図外の架台に固定した油圧シリンダ14等によって支持され(図5参照)、規定の加圧力に維持されている。従って、加圧ベルト9の張力を制御するためにシリンダ8a,8bを伸縮させるのに伴って、ベルトロール3a,3bの軸間距離が変動しても、タイミングベルト12の張力を常に一定に保つことができるようになっている。
【0027】
この第2実施形態に係るベルト駆動式のシングルフェーサの場合には、ベルトロール3a,3bをタイミングベルト12によって並列に駆動することにより、加圧ベルト9とベルトロール3a,3bとの接触面積を実質的に2倍にすることができる。このため、ベルトロール3a,3bと加圧ベルト9との間に充分に大きな摩擦力を確保することができることとなるので、ベルトロール3a,3bのロール径を大きくすることなくベルトロール3a,3bのベルト駆動を実現することができる。
【0028】
図6〜図8は、本発明の第3実施形態に係るベルト駆動式のシングルフェーサを示すものである。なお、このシングルフェーサの基本的な構成並びに機能は既述の第1実施形態の場合と同様であるため、以下においては、既述の第1実施形態の場合と異なる点のみ説明する。
【0029】
まず、図6に示すように、移動可能な台車31に固定されたフレーム32上の軸受32aに上段ロール33と下段ロール34がそれぞれ回転自在に支持され、上段ロール33と下段ロール34の周面の波形が互いに噛合った状態で設置されている。一方、メインフレーム15a,15bが立設され、これらのメインフレーム15a,15bにパン35、糊付ロール36及びドクターロール37が配設されている。そして、糊付ロール36は上段ロール33に接触しながら別の駆動源によって回転駆動されるようになっている。
【0030】
また、メインフレーム15a,15bのライナ81の入口側にはベルトロール3aが回転自在に配設されており、メインフレーム15a,15bに固定された取付座4には駆動装置5が設置されている。そして、ベルトロール3aを回転駆動すべく、駆動装置5がベルトロール3aの中心軸3cに連結されている。一方、片面段ボールシート82の出口側にはベルトロール3bが配置され、このベルトロール3bの中心軸3dが図6〜図8に示す如く軸受16a,16bによって回転自在に支持されている。さらに、これらのベルトロール3a,3bにはエンドレスの加圧ベルト9が巻回され、この加圧ベルト9にて上段ロール33が加圧されている。
【0031】
なお、駆動装置5の出力軸部には、ベルトロール3aの回転数を検出して加圧ベルト9の走行速度を計測するためのベルト速度計17が取付けられている(図6参照)。また、メインフレーム15aの横桁18には上段ロール33の回転数を検出して、上段ロール33の周速を計測するためのロール周速計19が設置されている。
【0032】
また、図7に示すように、上述の軸受16a,16bのハウジングはスライダ20に固定されており、このスライダ20はガイド21に対して摺動可能に嵌合されている。そして、X方向シリンダ(第1のシリンダ)22a,22bがメインフレーム15a,15bに固定されたブラケット23a,23bとスライダ20の間に連結されており、X方向シリンダ22a,22bの伸縮に伴い、ベルトロール3bが前記スライダ20とガイド21との間の案内作用にて水平方向(X方向)に移動し得るように構成されている(図6及び図8参照)。
【0033】
他方、図7及び図8に示す如く、ガイド21の背面には突起24が設けてあり、この突起24がメインフレーム15a,15bの一部に垂直方向(Y方向)に加工された溝25に摺動可能に嵌合されている。また、ガイド21はY方向シリンダ(第2のシリンダ)26a,26bによって支持されており、Y方向シリンダ26a,26bの伸縮に伴い、ベルトロール3bが前記突起24と溝25との間の案内作用にて垂直方向(Y方向)に移動し得るように構成されている(図6及び図7参照)。
【0034】
この第3実施形態に係るベルト駆動式のシングルフェーサによれば、X方向シリンダ22a,22bを伸縮駆動せしめるのに応じてベルトロール3bを水平方向(X方向)に移動させることにより、加圧ベルト9の張力を加減(調整制御)することができ、また、Y方向シリンダ26a,26bを伸縮駆動せしめるのに応じてベルトロール3bを上下方向(Y方向)に移動させることにより、上段ロール33への加圧ベルト9の巻付き角度を変更することができる。すなわち、加圧ベルトの張力及び巻付け角をそれぞれ独立して制御することができる。
【0035】
さらに具体的に述べると、ベルト速度計17及びロール周速計19により計測されたベルト速度とロール周速との間に速度差が存在することが検出された場合には、その速度差に比例してY方向シリンダ26a,26bが作動され、上段ロール33への加圧ベルト9の巻付き角度が増大される。その結果、加圧ベルト9と上段ロール33との相互間の接触面積が増加されて、これら両者間に相対的な“すべり”を生じるのが防止され、ひいては前記速度差がなくなるように作用する。なお、このとき、X方向シリンダ22a,22bの油圧は一定であり、加圧ベルト9の張力は一定に保たれる。
【0036】
従って、この第3実施形態に係るベルト駆動式シングルフェーサによれば、加圧ベルト9の張力とベルトロール3b及び上段ロール33への巻付き角度を独立に制御することができ、上段ロール33及び下段ロール34をベルト駆動した場合のすべり対策として顕著な効果を得ることができる。
【0037】
以上、本発明の一実施形態について述べたが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。例えば、既述の第1〜第3実施形態においては、成形ロール33,34を上下位置に配置して上段ロール33及び下段ロール34としたが、これら一対の成形ロール33,34の相対的な配設位置は適宜に変更可能であり、どのような配置構成の場合にも本発明を適用することが可能である。また、既述の第1〜第3実施形態においては、ライナ81の供給側のベルトロール3aを駆動装置5にて回転駆動するようにしているが、片面段ボールシート82の出口側のベルトロール3bを駆動装置5にて回転駆動するように構成するようにしても良い。
【0038】
【発明の効果】
請求項1に記載の本発明は、片面段ボールシートの中芯を波形に成形する一対の成形ロール、及び、一対のベルトロールの間に巻回されたエンドレスの加圧ベルトをそれぞれ具備し、一対の成形ロールにて波形に成形された中芯と、加圧ベルトに供給されたライナとを、一対の成形ロールのうちの一方の成形ロールと加圧ベルトとの間で加圧して貼合するようにしたシングルフェーサにおいて、一対のベルトロールのうちの一方のベルトロールを駆動装置にて回転駆動して加圧ベルトを回転駆動すると共に、加圧ベルトを介して一対の成形ロールを回転駆動するようにしたものであるから、成形ロールを駆動する必要がなくなるのに伴い、駆動装置と成形ロールとの接離を行なうために従来用いていたクラッチ装置をなくすことができ、設備のコストダウンを図ることができる。しかも、上述の如くクラッチ装置のない簡素な構成のシングルフェーサとなるため、生産オーダの変更に伴う成形ロールの交換時間を短縮し得て、生産性の向上に寄与することができる。
【0039】
また、請求項2に記載の本発明は、駆動装置により回転駆動される一方のベルトロールとは反対側の他方のベルトロールに、一方のベルトロールに対する他方のベルトロールの位置を調整する位置調整手段を設け、位置調整手段にて他方のベルトロールを位置調整することにより加圧ベルトの張力調整を行なうようにしたものであるから、加圧ベルトの張力を常に規定値に設定することが可能となり、シングルフェーサの動作を良好に維持することができる。
【0040】
また、請求項3に記載の本発明は、位置調整手段として、一対のベルトロール間の間隔を調整するように伸縮作動する第1のシリンダを設けるようにしたものであるから、伸縮機能のみを有する簡素な部品であるシリンダを配設するだけの安価な設備でありながら、加圧ベルトの張力調整を適宜に行なうことができる。
【0041】
また、請求項4に記載の本発明は、一方の成形ロールに対する加圧ベルトの巻付け角を調整する巻付け角調整手段を設けるようにしたものであるから、加圧ベルトの巻付け角を調整することにより、中芯とライナとの貼合時における加圧貼合領域を最適に設定することが可能となり、良品質の片面段ボールシートを製造することができる。
【0042】
また、請求項5に記載の本発明は、巻付け角調整手段として、一対のベルトロールのうちの一方のベルトロールに対する他方の成形ロールの相対的位置を調整するように伸縮作動する第2のシリンダを設けるようにしたものであるから、伸縮機能のみを有する簡素な部品であるシリンダを配設するだけの安価な設備でありながら、加圧ベルトの巻付け角調整(中芯とライナとの間の貼合時における加圧貼合領域の調整)を適宜に行なうことができる。
【0043】
また、請求項6に記載の本発明は、加圧ベルトの走行速度を計測するベルト速度計と、一方の成形ロールの周速を計測するロール周速計とを設置し、ベルト速度計及びロール周速計にてそれぞれ計測された速度に差が検出された場合には、その速度差に比例して第2のシリンダを伸縮作動させることにより、巻付け角を増大するようにしたものであるから、ベルト速度計及びロール周速計により計測されたベルト速度とロール周速との間に速度差が存在することが検出されるのに伴って、加圧ベルトの巻付き角度が増大されて加圧ベルトと成形ロールとの相互間の接触面積が増加されることとなり、その結果、これら両者間に相対的な“すべり”を生じるのを防止することができる。
【0044】
また、請求項7に記載の本発明は、一対のベルトロールのうちの一方のベルトロールを水平方向と垂直方向にそれぞれ単独に移動可能に設置すると共に、加圧ベルトの張力を調整すべく一方のベルトロールを水平方向に移動させるX方向シリンダと、一方の成形ロールに対する加圧ベルトの巻付け角を調整すべく一方のベルトロールを垂直方向に移動させるY方向シリンダとをそれぞれ設け、これにより、加圧ベルトの張力及び巻付け角をそれぞれ独立して制御するようにしたものであるから、加圧ベルトの張力、並びに、ベルトロール及び成形ロールへの加圧ベルトの巻付き角度をそれぞれ独立に制御することができ、一対の成形ロールを加圧ベルトにてベルト駆動した場合のすべり対策として顕著な効果を得ることができる。
【0045】
また、請求項8に記載の本発明は、加圧ベルトの走行速度を計測するベルト速度計と、一方の成形ロールの周速を計測するロール周速計とを設置し、ベルト速度計加圧ベルト及びロール周速計の走行速度にてそれぞれ計測された速度に差が検出された場合には、その速度差に比例してY方向シリンダを作動させることにより成形ロールへの加圧ベルトの巻付き角度を増大せしめるようにしたものであるから、上述の速度差が発生するのに応じて加圧ベルトと成形ロールとの相互間の接触面積を増加せしめることができて、これら両者間に相対的な“すべり”が生じるのを防止できる(この際、前記速度差がなくなるように作用する)。さらに、この場合、X方向シリンダの伸縮作動により加圧ベルトの張力を一定に保った状態にすることができる。
【0046】
また、請求項9に記載の本発明は、一対のベルトロール間にタイミングベルトを掛け渡すことにより一対のベルトロールを互いに連結し、これにより、一対のベルトロールを互いに同じ周速度で回転駆動するようにしたものであるから、一対のベルトロールをタイミングベルトによって並列に回転駆動する構成となるため、一対のベルトロールと加圧ベルトとの接触面積を実質的に2倍にすることができ、ひいては一対のベルトロールと加圧ベルトとの間に充分に大きな摩擦力を確保することができる。その結果、ベルトロールのロール径を大きくすることなくベルトロールのベルト駆動を実現することができる。
【0047】
また、請求項10に記載の本発明は、タイミングベルトに規定の加圧力を付与する加圧力付与手段を設け、一対のベルトロール間の間隔が変動するのに応じて加圧力付与手段を作動させることにより、タイミングベルトの張力を一定に保つように構成したものであるから、加圧ベルトの張力を制御する際に一対のベルトロールの軸間の距離が変動しても、タイミングベルトの張力を常に一定に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1実施形態に係るベルト駆動式のシングルフェーサを示す正面図である。
【図2】図2は図1に示すシングルフェーサの平面図である。
【図3】図3は図1に示すシングルフェーサの側面図である。
【図4】図4は本発明の第2実施形態に係るベルト駆動式のシングルフェーサを示すものであって、一対のベルトロールが並列駆動される状態を示す平面図である。
【図5】図4におけるA−A線矢視図である。
【図6】図6は本発明の第1実施形態に係るベルト駆動式のシングルフェーサを示すものであって、成形ロールへの加圧ベルトの巻付け角を調整する巻付け角調整手段を設けたシングルフェーサの正面図である。
【図7】図6におけるB−B線断面図である。
【図8】図7におけるC−C線断面である。
【図9】片面段ボールシート製造装置に用いられる従来のシングルフェーサの正面図である。
【図10】図9におけるD−D線矢視図である。
【図11】図9に示すシングルフェーサの平面図であって、加圧ベルトの蛇行を制御する際の動作を説明するための平面図である。
【図12】図11に示す加圧ベルト蛇行制御機構とは別の加圧ベルト蛇行制御機構を示す正面図である。
【図13】 図12において矢印α方向から見た平面図である。
【図14】上述のシングルフェーサにて製造された片面段ボールシートの断面図である。
【符号の説明】
1a,1b メインフレーム
2a,2b 軸受
3a,3b ベルトロール
3c,3d 中心軸
5 駆動装置
8a,8b シリンダ(第1のシリンダ)
9 加圧ベルト
10a,10b プーリ
11 中間プーリ
12 タイミングベルト
14 油圧シリンダ
15a,15b メインフレーム
16a,16b 軸受
17 ベルト速度計
19 ロール周速計
20 スライダ
21 ガイド
22a,22b X方向シリンダ(第1のシリンダ)
26a,26b Y方向シリンダ(第2のシリンダ)
31 台車
32 フレーム
32a,32b 軸受
33 上段ロール(一方の成形ロール)
33a 中心軸
34 下段ロール(他方の成形ロール)
34a 中心軸
80 中芯
81 ライナ
82 片面段ボールシート

Claims (10)

  1. 片面段ボールシートの中芯を波形に成形する交換可能な一対の成形ロール、及び、一対のベルトロールの間に巻回されたエンドレスの加圧ベルトをそれぞれ具備し、前記一対の成形ロールにて波形に成形された中芯と、前記加圧ベルトに供給されたライナとを、前記一対の成形ロールのうちの一方の成形ロールと前記加圧ベルトとの間で加圧して貼合するようにしたシングルフェーサにおいて、前記一対のベルトロールのうちの一方のベルトロールを駆動装置にて回転駆動して前記加圧ベルトを回転駆動すると共に、前記加圧ベルトを介して前記一対の成形ロールを回転駆動するようにしたことを特徴とするシングルフェーサ。
  2. 前記駆動装置により回転駆動される前記一方のベルトロールとは反対側の他方のベルトロールに、前記一方のベルトロールに対する前記他方のベルトロールの位置を調整する位置調整手段を設け、前記位置調整手段にて前記他方のベルトロールを位置調整することにより前記加圧ベルトの張力調整を行なうようにしたことを特徴とする請求項1に記載のシングルフェーサ。
  3. 前記位置調整手段として、前記一対のベルトロール間の間隔を調整するように伸縮作動する第1のシリンダを設けたことを特徴とする請求項2に記載のシングルフェーサ。
  4. 前記一方の成形ロールに対する前記加圧ベルトの巻付け角を調整する巻付け角調整手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載のシングルフェーサ。
  5. 前記巻付け角調整手段として、前記一対のベルトロールのうちの一方のベルトロールに対する他方の成形ロールの相対的位置を調整するように伸縮作動する第2のシリンダを設けたことを特徴とする請求項4に記載のシングルフェーサ。
  6. 前記加圧ベルトの走行速度を計測するベルト速度計と、前記一方の成形ロールの周速を計測するロール周速計とを設置し、前記ベルト速度計及びロール周速計にてそれぞれ計測された速度に差が検出された場合には、その速度差に比例して前記第2のシリンダを伸縮作動させることにより、前記巻付け角を増大するようにしたことを特徴とする請求項5に記載のシングルフェーサ。
  7. 前記一対のベルトロールのうちの一方のベルトロールを水平方向と垂直方向にそれぞれ単独に移動可能に設置すると共に、前記加圧ベルトの張力を調整すべく前記一方のベルトロールを水平方向に移動させるX方向シリンダと、前記一方の成形ロールに対する前記加圧ベルトの巻付け角を調整すべく前記一方のベルトロールを垂直方向に移動させるY方向シリンダとをそれぞれ設け、これにより、前記加圧ベルトの張力及び巻付け角をそれぞれ独立して制御するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のシングルフェーサ。
  8. 前記加圧ベルトの走行速度を計測するベルト速度計と、前記一方の成形ロールの周速を計測するロール周速計とを設置し、前記ベルト速度計及びロール周速計にてそれぞれ計測された速度に差が検出された場合には、その速度差に比例して前記Y方向シリンダを伸縮作動させることにより、前記巻付け角を増大せしめるようにしたことを特徴とする請求項7に記載のシングルフェーサ。
  9. 前記一対のベルトロール間にタイミングベルトを掛け渡すことにより前記一対のベルトロールを互いに連結し、これにより、前記一対のベルトロールを互いに同じ周速度で回転駆動するようにしたことを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載のシングルフェーサ。
  10. 前記タイミングベルトに規定の加圧力を付与する加圧力付与手段を設け、前記一対のベルトロール間の間隔が変動するのに応じて前記加圧力付与手段を作動させることにより、前記タイミングベルトの張力を一定に保つように構成したことを特徴とする請求項9に記載のシングルフェーサ。
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