JP4287323B2 - ジャーキーの製造方法およびジャーキー製造用ダイス - Google Patents
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Description
したがって、本発明は、表面に皺のあるジャーキーらしいジャーキーを安価に製造することができるジャーキーの製造方法およびこの製造方法の実施に直接使用されるジャーキー製造用ダイスを提供することを目的としている。
押出機からクッキングされて押し出されるジャーキー原料の温度は、一般に発泡温度よりも高い。したがって、温度を制御することなく、すなわち冷却することなく押し出すと、芯部も発泡し、全体が凹凸状になり品質を落とす。本発明では、芯部成形用のジャーキー原料が流れる流路は、発泡温度以下に温度制御される。これに対し、表皮部成形用のジャーキー原料の温度は、クッキングして押し出されるので、一般に発泡温度以上になっている。したがって、そのまま押し出すことができる。
請求項5に記載の発明は、押出機の先端部に取り付けられ、ジャーキー原料が押し出されると、発泡していない芯部と、発泡して皺が生じて前記芯部の表面に一体化された表皮部とからなるジャーキーが製造されるようになっているダイスであって、前記ダイスには、芯部成形用のジャーキー原料が流れる第1の流路と、表皮部成形用のジャーキー原料が流れる第2の流路とが軸方向に設けられ、前記第1、2の流路の少なくとも第1の流路は、発泡温度以下に温度が制御されるようになっていると共に、前記第1、2の流路は前記ダイスの上流側において分岐し、そして下流側の大気中に開口した出口端部において、前記第2の流路は前記第1の流路を外周部から包み込むようにして合流している。請求項6に記載の発明は、押出機の先端部に取り付けられ、ジャーキー原料が押し出されると、発泡していない芯部と、発泡して皺が生じて前記芯部の表面に一体化された表皮部とからなるジャーキーが製造されるようになっているダイスであって、前記ダイスには、前記芯部成形用のジャーキー原料が流れる第1の流路と、表皮部成形用のジャーキー原料が流れる第2の流路とが軸方向に設けられ、前記第1、2の流路の少なくとも第1の流路は、発泡温度以下に温度が制御されるようになっていると共に、前記第1、2の流路は前記ダイスの上流側において分岐し、その所定量下流側において前記第2の流路は前記第1の流路を外周部から包み込むように設けられ、そして最下流側の大気中に開口した出口端部において、前記第2の流路は前記第1の流路を外周部から包み込むようにして合流しているいる。請求項7に記載の発明は、請求項5または6に記載のダイスにおいて、第1の流路はダイスの外周部寄りに複数個設けられ、第2の流路は中心部寄りに1個設けられている。
請求項8に記載の発明は、押出機の先端部に取り付けられ、ジャーキー原料が押し出されると、発泡していない芯部と、発泡して皺が生じて前記芯部の表面に一体化された表皮部とからなるジャーキーが製造されるようになっているダイスであって、前記ダイスは、押出機の先端部に取り付けられるダイホルダと、該ダイホルダに取り付けられるダイス本体と、該ダイス本体に同様に取り付けられる成形枠体とからなり、前記ダイホルダと前記ダイス本体とにより、分流する形で中心路と複数個の側流路とが構成され、前記ダイス本体と前記成形枠体とにより複数個の表皮流路が構成され、前記ダイス本体には、その周辺部に芯部成形用のジャーキー原料が流れる複数個の第1の流路が、そして中心部に表皮部成形用のジャーキー原料が流れる第2の流路が軸方向にそれぞれ形成され、前記第1、2の流路の少なくとも第1の流路は、発泡温度以下に温度が制御されるようになっており、前記成形枠体には、その周辺部に複数個の押出芯部流路と、該押出芯部流路を取り囲むようにして押出表皮流路が軸方向に、その終端部が大気中に開放するように形成され、前記ダイス本体の複数個の第1の流路の一方は前記複数個の側流路に、そして他方は前記成形枠体の複数個の押出芯部流路にそれぞれ連通し、それによって前記押出機から押し出されるジャーキー原料の一部は、前記複数個の側流路および前記複数個の第1の流路を通って前記複数個の押出芯部流路へとそれぞれ押し出され、前記ダイス本体の第2の流路の一方は前記中心路に、そして他方は前記押出表皮流路にそれぞれ連通し、それによって前記押出機から押し出されるジャーキー原料の残部は前記中心路を通って前記複数個の表皮流路へと分流して前記複数個の押出表皮流路へとそれぞれ押し出されるように構成される。
押出機には、株式会社日本製鋼所製の二軸押出機TEX47Fを使用した。この押出機のスクリュ外径は47mm、軸方向の長さLと直径Dとの比L/Dは21,ダイスは図1に示されている構造で、孔径が6mmの4個の押出芯部流路を有する。
原料には、牛、鶏からなる畜肉20〜30重量%、小麦粉10〜30重量%、植物性蛋白5〜20重量%、ふすま1〜10重量%、植物性油脂1〜5重量%、保湿剤1〜10重量%の範囲内で配合割合を色々変えたものを用いた。
押出条件として、シリンダバレルの温度は、中間部で150〜165℃、先端部で50〜70℃、スクリュの回転数200〜250rpmの範囲で色々変化して運転した。また、ダイスのジャケットには55℃の温水を循環させた。押出機の先端の押出圧力は4〜4.9MPaであった。
いずれの方法で得られたジャーキーも、その表面には皺が寄っており、芯部と表皮部は一体化されていた。
なお、ポンプにより80〜85%の水分を含んだ畜肉50〜80重量%、小麦粉5〜10重量%、植物性蛋白5〜10重量%、ふすま0〜5重量%、植物性油脂0.5〜3重量%、保湿剤0.5〜5重量%からなるジャーキー原料を、単なる円形の穴から押し出し、そして乾燥して得られるジャーキーと比較して、表面の皺に関しては遜色はなかった。
10 ダイス本体 16 第2の流路
17 第1の流路 18 管
19 ジャケット 30 成形枠体
34 押出芯部流路 36 押出表皮流路
Claims (8)
- ジャーキー原料をダイスから芯部となる第1の部分を押し出すときに、前記第1の部分の表面を包み込むようにして表皮部となる第2の部分を押し出して、芯部と表皮部とが一体化されたジャーキーを製造する方法であって、
前記第1の部分の温度を発泡温度以下で、そして前記第2の部分の温度を、発泡が起こる温度以上の温度で押し出すことにより、発泡していない芯部と、発泡して皺が生じて前記芯部の表面に一体化された表皮部とからなるジャーキーを得ることを特徴とするジャーキーの製造方法。 - 請求項1に記載の製造方法において、ジャーキー原料を、シリンダバレルと該シリンダバレル内に回転駆動可能に設けられているスクリュとからなる押出機によりクッキングして押し出す、ジャーキーの製造方法。
- 請求項1または2に記載の製造方法において、ジャーキー原料をダイスの入り口近傍で第1の部分と第2の部分とに分流させ、そして出口端部で合流させる、ジャーキーの製造方法。
- 請求項1〜3のいずれかの項に記載の製造方法において、複数本のジャーキーを同時に製造する、ジャーキーの製造方法。
- 押出機の先端部に取り付けられ、ジャーキー原料が押し出されると、発泡していない芯部と、発泡して皺が生じて前記芯部の表面に一体化された表皮部とからなるジャーキーが製造されるようになっているダイスであって、
前記ダイスには、芯部成形用のジャーキー原料が流れる第1の流路と、表皮部成形用のジャーキー原料が流れる第2の流路とが軸方向に設けられ、
前記第1、2の流路の少なくとも第1の流路は、発泡温度以下に温度が制御されるようになっていると共に、前記第1、2の流路は前記ダイスの上流側において分岐し、そして下流側の大気中に開口した出口端部において、前記第2の流路は前記第1の流路を外周部から包み込むようにして合流しているいることを特徴とするジャーキー製造用ダイス。 - 押出機の先端部に取り付けられ、ジャーキー原料が押し出されると、発泡していない芯部と、発泡して皺が生じて前記芯部の表面に一体化された表皮部とからなるジャーキーが製造されるようになっているダイスであって、
前記ダイスには、前記芯部成形用のジャーキー原料が流れる第1の流路と、表皮部成形用のジャーキー原料が流れる第2の流路とが軸方向に設けられ、
前記第1、2の流路の少なくとも第1の流路は、発泡温度以下に温度が制御されるようになっていると共に、前記第1、2の流路は前記ダイスの上流側において分岐し、その所定量下流側において前記第2の流路は前記第1の流路を外周部から包み込むように設けられ、そして最下流側の大気中に開口した出口端部において、前記第2の流路は前記第1の流路を外周部から包み込むようにして合流しているいることを特徴とするジャーキー製造用ダイス。 - 請求項5または6に記載のダイスにおいて、第1の流路はダイスの外周部寄りに複数個設けられ、第2の流路は中心部寄りに1個設けられているジャーキー製造用ダイス。
- 押出機の先端部に取り付けられ、ジャーキー原料が押し出されると、発泡していない芯部と、発泡して皺が生じて前記芯部の表面に一体化された表皮部とからなるジャーキーが製造されるようになっているダイスであって、
前記ダイスは、押出機の先端部に取り付けられるダイホルダと、該ダイホルダに取り付けられるダイス本体と、該ダイス本体に同様に取り付けられる成形枠体とからなり、
前記ダイホルダと前記ダイス本体とにより、分流する形で中心路と複数個の側流路とが構成され、前記ダイス本体と前記成形枠体とにより複数個の表皮流路が構成され、
前記ダイス本体には、その周辺部に芯部成形用のジャーキー原料が流れる複数個の第1の流路が、そして中心部に表皮部成形用のジャーキー原料が流れる第2の流路が軸方向にそれぞれ形成され、前記第1、2の流路の少なくとも第1の流路は、発泡温度以下に温度が制御されるようになっており、
前記成形枠体には、その周辺部に複数個の押出芯部流路と、該押出芯部流路を取り囲むようにして押出表皮流路が軸方向に、その終端部が大気中に開放するように形成され、
前記ダイス本体の複数個の第1の流路の一方は前記複数個の側流路に、そして他方は前記成形枠体の複数個の押出芯部流路にそれぞれ連通し、それによって前記押出機から押し出されるジャーキー原料の一部は、前記複数個の側流路および前記複数個の第1の流路を通って前記複数個の押出芯部流路へとそれぞれ押し出され、前記ダイス本体の第2の流路の一方は前記中心路に、そして他方は前記押出表皮流路にそれぞれ連通し、それによって前記押出機から押し出されるジャーキー原料の残部は前記中心路を通って前記複数個の表皮流路へと分流して前記複数個の押出表皮流路へとそれぞれ押し出される、ジャーキー製造用ダイス。
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