JP4285622B2 - Heat exchanger - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、P型素子、N型素子とこれらを接合する電極板を複数対備えたサーモモジュールの外周全周をOリングで包囲して対向する熱交換器間に締め付け固定して成る熱交換装置に係わり、詳しくは、Oリングにより気密封止されたサーモモジュールから外部に電極を取り出す電極取出構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
各種の流体を冷却または加熱して一定温度の流体を得るための素子として、ペルチェ効果を利用して冷却、加熱を行う電子冷熱素子(サーモモジュール)が知られている。
【0003】
サーモモジュールは、N型とP型の半導体素子(熱電素子)を縦及び横方向に交互に複数並べたうえで、隣接する素子同士を上側と下側の接合板(金属電極)で電気的に直列接続となるよう相互に接合したものである。
【0004】
このサーモモジュールに対して、N型からP型の方向に直流電流を流すと、上側の接合板は冷却して周囲から熱を奪い、下側の接合板は発熱して周囲に熱を放出するように動作する。
【0005】
そこで、上述した各種流体を例えば冷却する場合には、サーモモジュールの上側の接合板面に冷却対象の流体(循環水)が通る流路を持つ熱交換器(熱交換板)を当接させる一方、下側の接合板面には放熱水が通る流路を持つ熱交換器(水冷板)を当接させた熱交換ユニットを用意し、このユニット内のサーモモジュールに対して上述した通電制御を行い、この時に冷却される上側の接合板面を介して熱交換板の流路を流れる循環水を目標温度まで冷却する一方、この冷却により奪われた熱を下側の水冷板の流路を流れる放熱水を介して放出させるようにしている。
【0006】
この種の熱交換ユニットにおいて、上述した熱交換動作に伴う結露からサーモモジュールを保護するための対策として、サーモモジュールの外周全周をOリングで包囲して該Oリングと共に熱交換器間に締め付け固定し、該サーモジュールをOリングと対向する熱交換器間に気密封止する構造を有するものがある。
【0007】
かかる構造を有する熱交換ユニットにおいて、気密封示されたサーモモジュールから外部へと電極を取り出す電極取出構造に関する公知技術として、例えば、特開平6−207762号公報には、吸熱側基体(上記熱交換板に相当)と放熱側基体(同、水冷板に相当)のうちの少なくとも一方の基体のシール部(同、Oリングに相当)と接するシール面よりも内周側からそのシール面を横断しないで当該基体の外側に貫通する透孔を形成し、その透孔にリード体を挿入してリード体の先端部を電極に接続して、透孔の少なくとも一部を接着剤で閉塞したものが開示されている。
【0008】
この従来の電極取出構造では、リード体を挿入した透孔を接着剤で塞いでいるために、気密性が低く、結露対策が十分であるとは言えなかった。
【0009】
また、従来の電極取出構造の別の例として、図8に示すようなものがあった。ここで、図8(a)は、サーモモジュール80の外周全周をOリング75で覆い、熱交換器70a,70b間に締め付け固定した熱交換ユニットの概念断面構成図であり、図8(b)は図8(a)のD−D線による断面図である。
【0010】
この熱交換ユニットでは、熱交換器70bの側面からリード体91を出す一方、熱交換器70bの伝熱面表面のOリング75の内側エリアから電極71を挟み込んだねじ92を嵌入し、該ねじ92をリード体91に螺着している。
【0011】
しかしながら、この従来例によれば、リード部分が2つの部材(リード体91及びねじ92)を螺合することで実現されたり、多数の樹脂リング、OリングあるいはEリング等が必要となることから、電極取出構造が複雑化し、更には、リード体91とねじ92との螺合により電気抵抗、接触抵抗が大きくならざるを得なかった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の熱交換ユニットにおける電極取出構造としては、気密封止されたサーモモジュールの電極から熱交換器を貫通して外部にリード体を出してその貫通孔を接着剤で塞いだものや、熱交換器の側面からリード体を出し、サーモモジュールの気密封止エリア側でそのリード体に電極を介してねじを螺合したものがあったが、前者では十分な気密性を確保できず、後者では構造が複雑でしかも電気抵抗、接触抵抗が大きいという問題点があった。
【0013】
本発明は上述の問題点を解消し、十分な気密性を確保できると共に、構造が簡単でしかも電気抵抗及び接触抵抗も小さくて済む電極取出構造を有する熱交換装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本願発明に関わる熱交換装置は、
P型素子、N型素子とこれらを接合する電極板を複数対備えたサーモモジュールの外周全周をOリングで包囲して対向する熱交換器間に締め付け固定して成る熱交換装置において、
前記熱交換器に、該熱交換器の伝熱面における前記Oリングより内側の位置から前記熱交換器の側面に亘って貫通する電極取出孔を設け、
前記電極取出孔に挿通され、前記熱交換器の側面の孔から後端部が取出される胴部の先端部に、前記熱交換器の伝熱面の開口から延びるL型に屈曲した電極片を設けた電極棒を有し、
前記電極棒の前記電極片を、前記熱交換器の伝熱面における前記サーモモジュールの電極用接合板と半田付けにより固着し、前記電極片の屈曲を利用して前記電極棒を前記熱交換器の伝熱面に対して水平な方向に取出すとともに、前記電極棒を前記熱交換器の伝熱面から外周部まで一本化した構造とし、
前記電極棒の前記胴部に装着したOリングを介して、前記電極棒を前記熱交換器の前記電極取出孔に密接嵌着し、
前記電極棒を介して前記サーモモジュールへの給電を行うことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
【0018】
図1は、本発明に係わる熱交換ユニット100の上面図であり、図2は図1における熱交換ユニット100の右側面図である。
【0019】
図1及び図2に示すように、この熱交換ユニット100は、熱交換器(水冷板)110aと熱交換器(熱交換板)110bとの間にサーモモジュール50と該サーモモジュール50の外周全周を包囲するOリング60とを狭持した構造を有する。
【0020】
熱交換板110bにはボルト貫通孔111b,112b,113b,114b,115b,116b,117b,118b,119bが設けられる。これらボルト貫通孔111b,112b,113b,114b,115b,116b,117b,118b,119bからそれぞれ貫通させた各締付ボルトを対向する水冷板110aに設けられたねじ孔111a,112a,113a,114a,115a,116a,117a,118a,119a(図3参照)にねじ込むことで、水冷板110aと熱交換板110bとを所定の締付力で固定することができる。
【0021】
なお、水冷板110aと熱交換板110bを上述の如く固定するには、他に、締付ボルトとナットを用いて締め付ける方法もある。
【0022】
この締め付け固定により、水冷板110a、熱交換板110b、Oリング60及び後述する内側Oリング61の4者間による気密スペースが形成され、該スペース中にサーモモジュール50が封入されることとなる。
【0023】
サーモモジュール50を気密封入するのは、熱交換ユニット100稼働時の水冷板110a側または熱交換板110b側が雰囲気空気の露点以下に下がった場合に生じた結露が当該モジュール50に流れ込まないように、また、湿った雰囲気がサーモモジュール50の周囲に連続的に浸入しないようにするための対策である。
【0024】
水冷板110a及び熱交換板110bは、それぞれ、銅製のもので、内部に各々放熱水及び循環水流す流路125a及び125bを持ついわゆるCuジャケット式熱交換器である。
【0025】
水冷板110a及び熱交換板110bの流路125a及び125bの端部には、それぞれ、(流体入口121a,流体出口122a)、(流体入口121b,流体出口122b)が形成される。
【0026】
熱交換板110bの流体入口121b,流体出口122bには、それぞれ、冷却対象の循環水の流入管,流出管が連結され、流入管より流入する循環水は熱交換板110b内の流路125bを通り、流出管より流出される。
【0027】
また、水冷板110aの流体入口121a,流体出口122aには、それぞれ、放熱水の流入管,流出管が連結され、流入管より流入する放熱水は水冷板110a内の流路125aを通り、流出管より流出される。
【0028】
熱交換板110bは、水冷板110aの流体入口121a,流体出口122aへの流入管,流出管の配管スペース分だけ当該水冷板110aからオフセットされた状態に取り付けられている。
【0029】
次に、この熱交換ユニット100における熱電素子の配置構造について図3及び図4を参照して説明する。
【0030】
図3は、図2のA−A線による断面図であり、図4は同B−B線による断面図である。
【0031】
図3及び図4からも分かるように、水冷板110aと熱交換板110bとの間には、外側のOリング60の他、内側のOリング61も介在する。
【0032】
外側のOリング60は、水冷板110aのねじ孔112a,113a,114a,115a,116a,117a,118a,119a、及び熱交換板110bのボルト貫通孔112b,113b,114b,115b,116b,117b,118b,119bの内側ぎりぎりに納まる大きさで、かつこれら各孔を避けるように(塞がないように)要所が蛇行された形状のものから成る。
【0033】
内側のOリング61は熱交換板110bのボルト貫通孔111bより大きな径を持ち、該ボルト貫通孔111b及び水冷板110aのねじ孔111aを同心円状に包囲するように配置される。
【0034】
この外側のOリング60と内側のOリング61との間のエリア内にサーモモジュール50が取り付けられる。
【0035】
サーモモジュール50は、P型熱電素子、N型熱電素子とこれらを接合する電極板とにより構成される熱電素子対を複数備えて成るものであり、具体的には、N型熱電素子とP型熱電素子を縦及び横方向に交互に複数対並べたうえで、隣接する素子同士を上側の接合板(電極板)と下側の接合板とで電気的に直列接続となるよう相互に接合したものである。
【0036】
上側の各接合板と下側の各接合板は、それぞれ、上記熱電素子の配列エリアに対応した平面(以下、上側接合板面、下側接合板面という)を構成する。
【0037】
図3において、水冷板110aの伝熱面表面には、サーモモジュール50の例えば下面側接合板面を構成する複数の接合板501aが上述したOリング60とOリング61との間のエリア全域に等密度で配置されている。
【0038】
具体的には、外側のOリング60との境界付近では、該Oリング60との間に無駄なエリアを極力生じないように、当該Oリング60の蛇行に沿った任意の形(熱交換板110bとの間にサーモモジュール50を固定するためのねじ孔等を避ける形)に配置されている。
【0039】
また、内側のOリング61との境界付近では当該Oリング61を避ける形で接合板501aが配置されている。
【0040】
水冷板110aの伝熱面表面に配置される各接合板501aには、1つにつきそれぞれ一対ずつのN型熱電素子502とP型熱電素子503が立設されており、対向する側(上面側)の接合板面の各接合板501bにつながっている。
【0041】
同様に、図4において、熱交換板110bの伝熱面表面には、サーモモジュール50の上面側接合板面を構成する複数の接合板501bがOリング60とOリング61との間のエリア全域に等密度で配置されている。
【0042】
具体的には、外側のOリング60との境界付近では、当該Oリング60との間に無駄なエリアを極力生じないように、当該Oリング60の蛇行に沿った任意の形(水冷板110aとの間にサーモモジュール50を固定するためのボルト貫通孔等を避ける形)に配置され、内側のOリング61との境界付近では当該Oリング61を避ける形で接合板501bが配置されている。
【0043】
そして、熱交換板110bの伝熱面表面に配置される各接合板501bには、1つにつきそれぞれ一対のN型熱電素子502とP型熱電素子503が立設されており、対向する側(下面側)の接合板面の各接合板501aにつながっている。
【0044】
上記構造を有するサーモモジュール50の末端部の2つの接合板501L(リード電極用)には、それぞれ、例えば正電極側の電極棒200aと負電極側の電極棒200bが接続される。
【0045】
この電極棒200a,200b間に直流電流を流すことにより、熱交換板110b側の各接合板501bが冷却され、これにより熱交換板110bが冷やされ、当該熱交換板110b内の流路125bを流れる循環水が冷却される。
【0046】
他方、水冷板110a側の各接合板501aが発熱し、この熱が水冷板110aに伝わり、その中の流路125aを流れる放熱水と熱交換され放熱される。
【0047】
次に、この熱交換ユニット100における電極取出構造について説明する。 図5は図1におけるC−C線による拡大断面図であり、図6は図5における熱交換板110b及びOリング60がない状態での上面図である。
【0048】
図5及び図6からも分かるように、水冷板110aには、その伝熱面1101の表面から側面1102へと貫通される電極取出孔130aが設けられる。
【0049】
この電極取出孔130aのうち、水冷板110aの伝熱面1101の表面側の孔1301は、伝熱面1101に対して垂直方向に楕円形状の孔として形成されたものであり、側面1102側の孔1302は、伝熱面1101に対して水平方向に所定の径を持つ円形の孔として該伝熱面1101の表面側の孔1301まで貫通されたものである。
【0050】
ここで、電極取出孔130aの伝熱面1101側の孔1301の位置は、サーモモジュール50の結露対策として該モジュール50の外周全周を包囲するように伝熱面1101上に置かれるOリング60の内側エリアとなっている。
【0051】
この電極取出孔130aに対して1本の電極棒200aが嵌入されている。
【0052】
電極棒200aは、円柱上の細長い金属棒から成る胴部210の先端部に、平板部材をL型に屈曲して成る電極片220を例えば蝋付けにより接合して構成されたものである。
【0053】
この電極棒200aは、胴部210と電極片220の接合部付近が、伝熱面1101側の孔1301内に留まり、かつ胴部220の後端部が側面1102側の孔1302から突き出るように、上記電極取出孔130aに嵌入されている。
【0054】
そして、電極棒200aの電極片220は、Oリング60の更に内側にあるサーモモジュール50の電極用の接合板501Lに半田付けにより固着されている。
【0055】
また、電極棒200aの電極片220後方の胴部210は、側面1102側の孔1302に対し、樹脂リング230,240及びOリング250を介して密接状態に嵌着されている。
【0056】
このように、本実施形態では、水冷板110aに、伝熱面1101の表面上のOリング60の内側位置から側面1102へと貫通される電極取出孔130aを設けると共に、胴部210の先端部に電極片220を取り付けた1本の電極棒200aを、その前端部の電極片220の一部が電極取出孔130aの伝熱面1101の表面側の孔1301内に留まり、かつその後端部が電極取出孔130aの側面側の孔1302より突き出るように電極取出孔130aに嵌入し、該電極棒200aの先端部の電極片220をサーモモジュール50の電極用の接合板501Lに半田付けにより固着すると共に、該電極棒200aの胴部210をOリング250及び樹脂リング230,240を介して側面側の孔1302に密接状態に嵌着した電極取出構造を有するものである。
【0057】
この電極棒200aと対を成すもう一方の電極棒200bに対しても、電極棒200aと同様の電極取り出し構造が設けられ、該電極棒200bが水冷板110aに設けられた電極取出孔130bのうちの側面1102の孔から突き出ている。
【0058】
これら電極棒200a,200bは、共に、それぞれ、Oリング60の内側のサーモモジュール50の電極用接合板501Lに半田付けにより固定され、水冷板110aの伝熱面表面から外周部まで一本化された構造によって実現されるため、電極取出構造が極めて単純で済み、また組立作業性も向上する。
【0059】
また、電極棒200a,200bの電極片220とサーモモジュール50の電極用接合板501Lとの接続が半田で行われるため、電気抵抗を低減でき、接触抵抗を殆ど無くすことができる。
また、電極取出構造の単純化に合わせて水冷板110aの側面側の孔1302における気密封止のための構造もまた極めて単純なもので済む。
【0060】
特に、本発明では、電極棒200a,200bを貫通させる電極取出孔130a,130bの水冷板110aの伝熱面1101側の孔1301は、該伝熱面1101の表面のOリング60の内側位置に設定されているため、Oリング60により気密保持機能を阻害することはない。
【0061】
このため、本発明では、水冷板110aの側面1102側の孔1302に対する気密封止のみ徹底すれば良く、この部分に、電極棒200a,200bの胴部210をOリング250及び樹脂リング230,240を介して側面側の孔1302にそれぞれ密接嵌着させるという極めて単純な構造を適用することで、上述したOリング60と相俟って気密性を確実に確保できる。
【0062】
次に、本発明に係わる電極取出構造の組立作業について説明する。
【0063】
上記電極取付構造を有する熱交換ユニット100を製造する場合、図5及び図6に示す電極棒200a,200bに相当する2本の電極棒を用意する。
【0064】
一方で、水冷板110a,熱交換板110bを用意し、水冷板110aには、上記電極棒200a,200bに対応しそれぞれが上述した条件を満たす電極取出孔130a,130bを形成する。
【0065】
次に、水冷板110aの伝熱面1101の表面に絶縁層を施した後、該絶縁層のうえにサーモモジュール50を、熱素子対(502,503及びこれを接合する接合板501)が例えば図3に示す態様で設置されるように接合する。
【0066】
次に、水冷板110aの電極取出孔130a,130bに対して、それぞれ、電極棒200a,200bを嵌入する。
【0067】
この作業は、電極棒200aを例に挙げれば、該電極棒200aの胴部210に樹脂リング230を嵌挿した状態で、例えば、図5に想像線(2点鎖線)で示すように、この電極棒200aの後端部を電極取出孔130aの伝熱面1101側の孔1301から側面1102側の孔1302へ向けて同図の斜め下方に向けて差し込んでいき、電極棒200aにおける胴部210と電極片220との接合部分が伝熱面1101側の孔1301内に達する当たりで当該電極棒200aを伝熱面1101と水平になるように戻して更に外部に引き出し、同図に実線で示す位置に止めることで行うことができる。
【0068】
なお、電極取出孔200aに貫通した電極棒200aの胴部210が最終的に水冷板110aの伝熱面1101に水平となるように保てるのは、電極棒200aの先端部の電極片220が電極取出孔200aと逆の方向に屈曲していることによるものである。
【0069】
上記作業を経て、電極取出孔130aに対して電極棒200aを嵌入した後、この電極棒200aの電極片220をサーモモジュール50の対応する接合板501Lに当接させ、該電極片220を接合板501Lに半田により固着する。
【0070】
次いで、電極取出孔130aの水冷板110aの伝熱面側の孔1301側から樹脂リング230を側面側の孔1302に対してしっかりと差し込むと共に、電極棒200aの後端部側からOリング250,樹脂リング240を順に差し込み、これら両者を樹脂リング240の外縁部240aが水冷板110aの側面1102に当接するまで電極取出孔130方向に送り込むことで、該電極棒200aの胴部210を樹脂リング230,Oリング250及び樹脂リング240を介して側面側の孔1302内に密接状態に嵌着する。
【0071】
同様に、電極棒200bについても、該電極棒200bを電極取出孔130bに対して嵌入し、電極片220をサーモモジュール50の対応する接合板501Lに当接させ半田により固着すると共に、該電極棒200bの胴部210を樹脂リング230,Oリング250及び樹脂リング240を介して側面側の孔1302内に密接状態に嵌着する。
【0072】
一方で、熱交換板110bの伝熱面表面にも絶縁層を施し、そのうえにグリスをのせたうえで、水冷板110aの伝熱面表面に接合されているサーモモジュール50の各接合板501にグリス塗布面が当接するように熱交換板110bを覆い被せる。
【0073】
この時、水冷板110aと熱交換板110b間にはサーモモジュール50の外周全周を包囲するようにOリング60が介在されるのは言うまでもない。
【0074】
その後、水冷板110aのねじ孔に対して熱交換板110bのボルト貫通孔が合わさるように位置決めしたうえで、熱交換板110bのボルト貫通孔からそれぞれ貫通させた各締付ボルトを対向する水冷板110aのねじ孔にねじ込むことにより、水冷板110aと熱交換板110bをサーモモジュール50を挟み込んだ状態で締め付け、固定する。
【0075】
この時、電極棒200aの水冷板110aの側面からの突き出し部分については以下の如く処理する。
【0076】
まず、電極棒200aの胴部210の後端部に設けられる電線保持孔211に対してケーブル300の被覆を剥がしたはだか電線310を嵌入し、半田付け若しくはかしめにより両者を接続する。
【0077】
また、電極棒200aの水冷板110aの側面からの突き出し部分からケーブル300の一部にかけては熱収縮チューブ350をかけ、適宜に折り曲げる。
【0078】
電極棒200bの水冷板110aの側面からの突き出し部分についても電極棒200aの当該部分に対するのと同様の処理を行う。
【0079】
なお、上記工程中、水冷板110aの伝熱面1101に対するサーモモジュール50の伝熱素子対の接合は、例えば、水冷板110aの伝熱面1101上のOリング60の内側エリアに例えば酸化アルミニューム(アルミナ)の溶射による絶縁層(アルミナ溶射膜)を形成し、更に、そのうえに銅溶射によりサーモモジュール50の接合板501のパターンに対応する導電層(銅溶射膜)を形成し、更にこの銅溶射膜のうえに半田をおき、該銅溶射膜を各接合板501の位置合わせを行った後、全体を加熱炉に入れ、半田を加熱溶融することによりサーモモジュール50の各接合板501を対向する銅溶射膜に対して半田付けにより接合する方法がある。
【0080】
ここで、加熱炉に入れる前に、電極棒200a,200bをそれぞれ図5に実線で示す状態にセットし、かつ各電極片220と対向する各接合板501Lとの間に半田をのせておけば、その後、これら全体を加熱炉に入れて加熱することにより、水冷板110aの伝熱面1101に対するサーモモジュール50の熱電対の半田接合と一緒に、電極棒200a,200bの各電極片220と対応する各接合板501Lとの半田接合とを同一工程で実施できる。
【0081】
なお、この方法の場合、加熱炉に入れる時には、樹脂リング230,240及びOリング250の代わりに金属製の治具を入れておくのが望ましい。
【0082】
また、上述した水冷板110aの伝熱面1101に対する絶縁層(アルミナ溶射膜)形成プロセスにおいて、電極取出孔130a,130b周辺及び内部の一部分(Oリング250とサーモモジュール50の接合板501L間のエリア)に対しても当該絶縁層を施すようにすれば、電極棒200a,200bと銅製の水冷板110aとの間の絶縁をより確実なものとすることができる。
【0083】
また、電極棒200a,200bと銅製の水冷板110aとの間の絶縁構造の他の例としては、図7に示すような構造も考えられる。なお、図7では、図5と同様の構造部分には同一の符号を付している。
【0084】
図7においては、胴部210と電極片220から成る電極棒201aを電極取出孔130aに対して嵌入し、電極片220をサーモモジュール50の対応する接合板501Lに当接させ半田により固着すると共に、該電極棒201aの胴部210を樹脂リング241を介して側面側の孔1302内に密接状態に嵌着している。
【0085】
樹脂リング241は、図6の構造に採用されていた樹脂リング240を先端部分が電極片220まで達する長さに延長したような形状を有するものであり、外周面にはOリング溝2411が形成され、内周面にはOリング溝2412が形成されている。
【0086】
このOリング溝2411及び2412を形成すべく、樹脂リング241は、図5に示す構造に採用された樹脂リング240よりも肉厚に形成され、この肉厚の分だけ電極棒201aの径が小さくなっている(図5に示す構造に採用された電極棒200aよりも)。
【0087】
樹脂リング241のOリング溝2412には、Oリング252が嵌挿され、この状態で、樹脂リング241の内側に電極棒201aが密着貫通される。
【0088】
また、樹脂リング241のOリング溝2411には、Oリング251が嵌挿され、この状態で、樹脂リング241が側面側の孔1302内に密接状態に嵌着されている。
【0089】
電極棒201aと対を成す電極棒201bも、同様の絶縁構造により、対応する電極取出孔130bに嵌入される。
【0090】
この構造によれば、電極棒201a,201bの各胴部210と銅製の水冷板110aとの間に各々樹脂リング241を介在させたうえで、これら各樹脂リング241の外周面と内周面の2個所に更にOリング251,252を介在させることにより、上述した絶縁層形成に頼ることなく、電極棒200a,200bと銅製の水冷板110aとの間を確実に絶縁することができる。
【0091】
なお、本発明は、上記し、且つ図面に示す実施形態に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施できるものである。
【0092】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明によれば、熱交換器に、伝熱面表面上の結露対策用のOリングの内側位置から側面へと貫通される電極取出孔を設け、この電極取出孔のうちの側面側の孔より外部に電極棒を取り出すと共に、該電極棒の胴部をOリングを介して側面側の孔に密接嵌着し、該電極棒を介してサーモモジュールへの給電を行うようにしたため、電極棒として熱交換器の伝熱面表面から外周部まで一本化された構造のものを採用でき、電極取り出し構造が極めて単純で済み、また組立作業性も向上する。
また、電極棒と外部との実質的な接点は、熱交換器の側面側の孔のみであるため、この部分にのみ十分な気密対策を講じれば良く、電極棒の胴部をOリングを介して電極取出孔の側面側の孔に密接嵌着させるといった、極めて簡単な構造によって気密性を確実に確保できる。
さらに、電極棒は、電極取出孔における熱交換器の伝熱面の孔側で、サーモモジュールの電極用接合板と半田付けにより固着されるため、電気抵抗、接触抵抗等を大幅に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる熱交換ユニットの上面図。
【図2】図1における熱交換ユニットの右側面図。
【図3】図2のA−A線による断面図。
【図4】図2のB−B線による断面図。
【図5】図1におけるC−C線による拡大断面図。
【図6】図5における熱交換板110b及びOリング60がない状態での上面図。
【図7】電極棒と水冷板との間の絶縁構造の一例を示す図。
【図8】従来の熱交換ユニットの電極取出構造を示す図。
【符号の説明】
100 熱交換ユニット
110a 熱交換器(水冷板)
110b 熱交換器(熱交換板)
111a,112a,113a,114a,115a,116a,117a,118a,119a ねじ孔
111b,112b,113b,114b,115b,116b,117b,118b,119b,221,222 ボルト貫通孔
121a,121b 流体入口
122a,122b 流体出口
125a 放熱水の流路
125b 循環水の流路
50 サーモモジュール
501a,501b 接合板
501L リード電極用の接合板
502,503 熱電素子
60,61 Oリング
1101 水冷板110aの伝熱面
1102 水冷板110aの側面
130a,130b 電極取出孔
1301 伝熱面表面側の孔
1302 側面側の孔
200a,200b,201a 電極棒
210 胴部
220 電極片
221 電線保持孔
230,240,241 樹脂リング
240a 樹脂リング240の外縁部
2411,2412 Oリング溝
250,251,252 Oリング
300 ケーブル
310 はだか電線[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is a heat exchange comprising a thermomodule comprising a plurality of pairs of P-type elements, N-type elements and electrode plates for joining them, and surrounding the entire outer periphery with an O-ring, and fastening and fixing between opposing heat exchangers. More particularly, the present invention relates to an improvement in an electrode extraction structure for extracting an electrode from a thermo module hermetically sealed by an O-ring.
[0002]
[Prior art]
As an element for cooling or heating various fluids to obtain a fluid having a constant temperature, an electronic cooling element (thermo module) that performs cooling and heating using the Peltier effect is known.
[0003]
The thermo module is configured by arranging a plurality of N-type and P-type semiconductor elements (thermoelectric elements) alternately in the vertical and horizontal directions, and electrically connecting adjacent elements with upper and lower bonding plates (metal electrodes). They are joined together in series connection.
[0004]
When a direct current is applied to the thermo module from the N-type to the P-type, the upper joining plate cools and takes heat away from the surroundings, and the lower joining plate generates heat and releases heat to the surroundings. To work.
[0005]
Therefore, for example, when cooling the various fluids described above, a heat exchanger (heat exchange plate) having a flow path through which the fluid to be cooled (circulated water) passes is joined to the upper joint plate surface of the thermo module. Prepare a heat exchange unit with a heat exchanger (water-cooled plate) that has a flow path through which the facility water passes on the lower joint plate surface, and apply the above-mentioned energization control to the thermo module in this unit. The circulating water flowing through the flow path of the heat exchange plate is cooled to the target temperature via the upper joint plate surface cooled at this time, while the heat taken away by this cooling is passed through the flow path of the lower water cooling plate. It is made to discharge through flowing facility water.
[0006]
In this type of heat exchange unit, as a measure to protect the thermo module from the condensation caused by the heat exchange operation described above, the entire outer periphery of the thermo module is surrounded by an O-ring and tightened between the O-ring and the heat exchanger. Some have a structure in which the thermomodule is fixed and hermetically sealed between the heat exchangers facing the O-ring.
[0007]
In a heat exchange unit having such a structure, for example, Japanese Patent Laid-Open No. 6-207762 discloses a heat absorption side substrate (the heat exchange unit described above) as an electrode extraction structure for taking out an electrode from a thermo-sealed thermo module. Plate) and the heat-radiating substrate (corresponding to the water-cooled plate) at least one of the substrates is not traversed from the inner peripheral side of the sealing surface in contact with the sealing portion (corresponding to the O-ring). A through hole is formed through the outside of the substrate, a lead body is inserted into the through hole, the tip of the lead body is connected to the electrode, and at least a part of the through hole is closed with an adhesive. It is disclosed.
[0008]
In this conventional electrode lead-out structure, since the through hole into which the lead body is inserted is closed with an adhesive, the airtightness is low, and it cannot be said that the countermeasure against condensation is sufficient.
[0009]
Further, another example of the conventional electrode extraction structure is shown in FIG. Here, FIG. 8A is a conceptual cross-sectional configuration diagram of a heat exchange unit in which the entire outer periphery of the
[0010]
In this heat exchange unit, the
[0011]
However, according to this conventional example, the lead portion is realized by screwing two members (the
[0012]
[Problems to be solved by the invention]
Thus, as an electrode extraction structure in the conventional heat exchange unit, the heat exchanger is penetrated from the electrode of the hermetically sealed thermo module, the lead body is taken out to the outside, and the through hole is closed with an adhesive. In addition, there was a lead body that was taken out from the side of the heat exchanger and a screw was screwed to the lead body via an electrode on the hermetic sealing area side of the thermo module, but the former could ensure sufficient airtightness. However, the latter has a problem that the structure is complicated and electric resistance and contact resistance are large.
[0013]
An object of the present invention is to provide a heat exchange device having an electrode extraction structure that solves the above-described problems, can secure sufficient airtightness, has a simple structure, and requires only a small electric resistance and contact resistance. .
[0014]
[Means for Solving the Problems]
To achieve the above objective,The heat exchange apparatus related to the present invention is
In a heat exchange device comprising a P-type element, an N-type element and a thermomodule comprising a plurality of pairs of electrode plates for joining them, the outer periphery of the thermomodule being surrounded by an O-ring and clamped between opposing heat exchangers.
The heat exchanger is provided with an electrode extraction hole that penetrates from the position inside the O-ring on the heat transfer surface of the heat exchanger to the side surface of the heat exchanger,
An electrode piece that is inserted into the electrode extraction hole and bent into an L shape that extends from the opening of the heat transfer surface of the heat exchanger at the front end portion of the body portion where the rear end portion is extracted from the hole on the side surface of the heat exchanger An electrode bar provided with
The electrode piece of the electrode bar is fixed by soldering to the electrode joining plate of the thermo module on the heat transfer surface of the heat exchanger, and the electrode bar is fixed to the heat exchanger by using the bending of the electrode piece. Taking out in a horizontal direction with respect to the heat transfer surface, the electrode rod has a single structure from the heat transfer surface of the heat exchanger to the outer periphery,
The electrode rod is closely fitted to the electrode extraction hole of the heat exchanger through an O-ring attached to the body portion of the electrode rod,
Power is supplied to the thermo module through the electrode rod.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
[0018]
FIG. 1 is a top view of a
[0019]
As shown in FIGS. 1 and 2, the
[0020]
Bolt through
[0021]
In addition, in order to fix the
[0022]
By this tightening and fixing, an airtight space is formed between four members of the
[0023]
The
[0024]
The
[0025]
(
[0026]
The
[0027]
The
[0028]
The
[0029]
Next, an arrangement structure of thermoelectric elements in the
[0030]
3 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG. 2, and FIG. 4 is a cross-sectional view taken along line BB in FIG.
[0031]
As can be seen from FIGS. 3 and 4, an inner O-
[0032]
The outer O-
[0033]
The inner O-
[0034]
The
[0035]
The
[0036]
Each upper joining plate and each lower joining plate constitute a plane corresponding to the arrangement area of the thermoelectric elements (hereinafter, referred to as an upper joining plate surface and a lower joining plate surface).
[0037]
In FIG. 3, on the heat transfer surface of the water-cooled
[0038]
Specifically, in the vicinity of the boundary with the outer O-
[0039]
Further, in the vicinity of the boundary with the inner O-
[0040]
A pair of N-type
[0041]
Similarly, in FIG. 4, a plurality of bonding plates 501 b constituting the upper surface side bonding plate surface of the
[0042]
Specifically, in the vicinity of the boundary with the outer O-
[0043]
A pair of N-type
[0044]
For example, a positive electrode
[0045]
By flowing a direct current between the
[0046]
On the other hand, each joining
[0047]
Next, the electrode extraction structure in the
[0048]
As can be seen from FIGS. 5 and 6, the
[0049]
Among the
[0050]
Here, the position of the
[0051]
One
[0052]
The
[0053]
In this
[0054]
The
[0055]
In addition, the
[0056]
As described above, in this embodiment, the
[0057]
An electrode extraction structure similar to that of the
[0058]
These
[0059]
Further, since the
Further, the structure for hermetic sealing in the
[0060]
In particular, in the present invention, the
[0061]
For this reason, in the present invention, it is only necessary to thoroughly seal the
[0062]
Next, the assembly work of the electrode extraction structure according to the present invention will be described.
[0063]
When manufacturing the
[0064]
Meanwhile, a
[0065]
Next, after an insulating layer is applied to the surface of the
[0066]
Next, the
[0067]
For example, in the state where the
[0068]
The reason why the
[0069]
After the above operation, the
[0070]
Next, the
[0071]
Similarly, with respect to the
[0072]
On the other hand, an insulating layer is also applied to the heat transfer surface of the
[0073]
At this time, it goes without saying that the O-
[0074]
Then, after positioning so that the bolt through-hole of the
[0075]
At this time, the protruding portion of the
[0076]
First, the
[0077]
Further, a heat-
[0078]
The same process as that for the portion of the
[0079]
Note that, during the above process, the heat transfer element pair of the
[0080]
Here, before putting in the heating furnace, the
[0081]
In the case of this method, it is desirable to put a metal jig in place of the resin rings 230 and 240 and the O-
[0082]
In the process of forming the insulating layer (alumina sprayed film) on the
[0083]
As another example of the insulating structure between the
[0084]
In FIG. 7, an
[0085]
The
[0086]
In order to form the O-
[0087]
An O-
[0088]
In addition, an O-
[0089]
The electrode rod 201b paired with the
[0090]
According to this structure, the resin rings 241 are interposed between the
[0091]
The present invention is not limited to the embodiment described above and shown in the drawings, and can be implemented by being appropriately modified within a range not changing the gist thereof.
[0092]
【The invention's effect】
more than,As described above, according to the present invention, the heat exchanger is provided with an electrode extraction hole penetrating from the inner position to the side surface of the O-ring for preventing condensation on the surface of the heat transfer surface. The electrode rod is taken out from the hole on the side surface of the electrode, and the body of the electrode rod is closely fitted to the hole on the side surface via the O-ring so that power is supplied to the thermo module via the electrode rod. As a result, the electrode rod having a single structure from the heat transfer surface to the outer periphery of the heat exchanger can be adopted, the electrode take-out structure is very simple, and the assembly workability is improved.
The substantial contact between the electrode rod and the outside is,Since there are only holes on the side surface of the heat exchanger, it is only necessary to take sufficient measures for airtightness only in this portion. The body of the electrode rod is closely fitted to the hole on the side surface of the electrode extraction hole via the O-ring. such as,Airtightness can be reliably ensured by an extremely simple structure.
Furthermore, since the electrode rod is fixed to the electrode joint plate of the thermo module by soldering on the hole side of the heat transfer surface of the heat exchanger in the electrode extraction hole, the electrical resistance, contact resistance, etc. can be greatly reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a top view of a heat exchange unit according to the present invention.
2 is a right side view of the heat exchange unit in FIG. 1. FIG.
3 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
4 is a cross-sectional view taken along line BB in FIG.
5 is an enlarged sectional view taken along line CC in FIG. 1. FIG.
6 is a top view of the state without the
FIG. 7 is a diagram showing an example of an insulating structure between an electrode rod and a water-cooled plate.
FIG. 8 is a diagram showing an electrode extraction structure of a conventional heat exchange unit.
[Explanation of symbols]
100 heat exchange unit
110a Heat exchanger (water-cooled plate)
110b Heat exchanger (heat exchange plate)
111a, 112a, 113a, 114a, 115a, 116a, 117a, 118a, 119a Screw hole
111b, 112b, 113b, 114b, 115b, 116b, 117b, 118b, 119b, 221, 222 Bolt through hole
121a, 121b Fluid inlet
122a, 122b Fluid outlet
125a Channel of facility water
125b Circulating water flow path
50 Thermo module
501a, 501b bonding plate
501L Lead electrode bonding plate
502,503 Thermoelectric element
60, 61 O-ring
1101 Heat Transfer Surface of
1102 Side surface of
130a, 130b Electrode extraction hole
1301 Hole on heat transfer surface side
1302 Side hole
200a, 200b, 201a Electrode rod
210 trunk
220 electrode pieces
221 Wire holding hole
230, 240, 241 resin ring
240a Outer edge of
2411, 2412 O-ring groove
250, 251, 252 O-ring
300 cables
310 bare wire
Claims (1)
前記熱交換器に、該熱交換器の伝熱面における前記Oリングより内側の位置から前記熱交換器の側面に亘って貫通する電極取出孔を設け、
前記電極取出孔に挿通され、前記熱交換器の側面の孔から後端部が取出される胴部の先端部に、前記熱交換器の伝熱面の開口から延びるL型に屈曲した電極片を設けた電極棒を有し、
前記電極棒の前記電極片を、前記熱交換器の伝熱面における前記サーモモジュールの電極用接合板と半田付けにより固着し、前記電極片の屈曲を利用して前記電極棒を前記熱交換器の伝熱面に対して水平な方向に取出すとともに、前記電極棒を前記熱交換器の伝熱面から外周部まで一本化した構造とし、
前記電極棒の前記胴部に装着したOリングを介して、前記電極棒を前記熱交換器の前記電極取出孔に密接嵌着し、
前記電極棒を介して前記サーモモジュールへの給電を行うことを特徴とする熱交換装置。In a heat exchange device comprising a P-type element, an N-type element and a thermomodule comprising a plurality of pairs of electrode plates for joining them, the outer periphery of the thermomodule being surrounded by an O-ring and clamped between opposing heat exchangers.
The heat exchanger is provided with an electrode extraction hole that penetrates from the position inside the O-ring on the heat transfer surface of the heat exchanger to the side surface of the heat exchanger,
An electrode piece that is inserted into the electrode extraction hole and bent into an L shape that extends from the opening of the heat transfer surface of the heat exchanger at the front end portion of the body portion where the rear end portion is extracted from the hole on the side surface of the heat exchanger An electrode bar provided with
The electrode piece of the electrode bar is fixed by soldering to the electrode joining plate of the thermo module on the heat transfer surface of the heat exchanger, and the electrode bar is fixed to the heat exchanger by using the bending of the electrode piece. Taking out in a horizontal direction with respect to the heat transfer surface, the electrode rod has a single structure from the heat transfer surface of the heat exchanger to the outer periphery,
The electrode rod is closely fitted to the electrode extraction hole of the heat exchanger through an O-ring attached to the body portion of the electrode rod,
A heat exchange device that feeds power to the thermo module through the electrode rod.
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