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JP4280401B2 - 自動二輪車におけるエンジンの排気装置支持構造 - Google Patents

自動二輪車におけるエンジンの排気装置支持構造 Download PDF

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JP4280401B2 JP2000223872A JP2000223872A JP4280401B2 JP 4280401 B2 JP4280401 B2 JP 4280401B2 JP 2000223872 A JP2000223872 A JP 2000223872A JP 2000223872 A JP2000223872 A JP 2000223872A JP 4280401 B2 JP4280401 B2 JP 4280401B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンが後輪よりも前方で車体フレームに搭載され、排気マフラーを備えるとともに前記エンジンのエンジン本体に設けられた排気ポートに接続される排気装置が、前記車体フレームに支持される自動二輪車に関し、特に、排気装置の支持構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動二輪車では、たとえば特開平5−131963号公報で開示されるように、排気装置が備える排気マフラーは、自動二輪車の前後方向に長く形成されて後輪の一側に配置され、排気装置が接続されるエンジンの排気ポートが車体中心線に近い位置に配置されるのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来のような排気装置を車体フレームに支持するにあたっては、排気装置が全体として車体中心線の一側に配置されるので、排気装置がエンジン本体に接続される部分を除く複数箇所で、排気装置を車体フレームに強固に支持する必要があり、排気装置を支持するための部品点数が多くなるとともに、排気装置を車体フレームに組付ける際の組付工数も多くなる。
【0004】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、排気装置を支持するにあたって部品点数を低減し、組付工数の低減を可能とした自動二輪車におけるエンジンの排気装置支持構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、エンジンが後輪よりも前方で車体フレームに搭載され、排気マフラーを備えるとともに前記エンジンのエンジン本体に設けられた排気ポートに接続される排気装置が、前記車体フレームに支持される自動二輪車において、前記排気マフラーが、前記車体フレームの幅方向に長く形成されて前記エンジンおよび後輪間に配置され、排気マフラーの一端および前記排気ポートを結ぶ第1排気管の第1重心と、前記排気マフラーならびに該排気マフラーの他端に接続される第2排気管の第2重心とを結ぶ直線上で第1排気管の上流端がエンジン本体に締結され、前記排気マフラーが第2重心で車体フレームに支持されることを特徴とする。
【0006】
このような構成によれば、車体フレームに搭載されたエンジンのエンジン本体および前記車体フレームに、排気装置全体の重心を通る直線上で排気装置が支持されることになり、排気装置の支持部に作用する曲げ荷重を小さくし、排気装置の前後2箇所の支持でも充分な支持強度で排気装置を支持することが可能である。しかも前記2箇所のうち第1排気管のエンジン本体への支持部は、排気装置のエンジン本体への接続部であり、排気装置を支持するための専用支持部は、排気マフラーを車体フレームに支持する部分の1箇所であり、排気装置を支持するにあたって部品点数を低減し、それに伴って組付工数を低減することができる。
【0007】
また請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明の構成に加えて、前記エンジンからの動力を後輪に伝達するためのドライブチェーンが車体中心線の一側に配置され、車体中心線に関して前記ドライブチェーンと反対側に、第1排気管の前記第1重心と、前記排気マフラーおよび第2排気管の前記第2重心とが配置されることを特徴とし、かかる構成によれば、エンジンおよび後輪間の駆動力伝達系との干渉を回避しつつ排気マフラーをエンジンに極力近接させて地上高を確保しつつ低重心化させることができ、さらに排気装置の組付が容易となる。
【0008】
さらに請求項3記載の発明は、上記請求項2記載の発明の構成に加えて、前記排気マフラーの一端が、鉛直面に沿う平面状に形成されるとともに前記ドライブチェーンよりも車体中心線寄りに配置されることを特徴とし、かかる構成によれば、ドライブチェーンの揺動に必要なスペースの側方に、排気マフラーを有効に配置することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0010】
図1〜図5は本発明の一実施例を示すものであり、図1は自動二輪車の側面図、図2は図1の要部拡大図、図3はクランクケース内を示すための縦断側面図、図4は図2の4矢視底面図、図5は図2の5−5線断面図である。
【0011】
先ず図1において、自動二輪車の車体フレーム15が前端に備えるヘッドパイプ16には、前輪WFを軸支するフロントフォーク17が操向可能に枢支される。該フロントフォーク17の上端にはバーハンドル18が連結され、前輪WFの上方を覆うフロントフェンダ19がフロントフォーク17に支持される。また車体フレーム15の中間部に固着された左右一対の支持ブラケット40…には後輪WRを軸支するリヤフォーク20が枢支され、車体フレーム15の後部およびリヤフォーク20間にリヤクッション21が設けられる。
【0012】
車体フレーム15の中間部には水冷式のエンジンEが搭載されており、該エンジンEのエンジン本体22および車体フレーム15に支持されるラジエータ24が前記エンジン本体22の前部上方に配置されるとともに、車体フレーム15に支持されるエアクリーナ23がエンジン本体22の前部上方に配置される。またエンジン本体22よりも後部上方に配置される燃料タンク25と、電装部品を収納可能として該燃料タンク25の上方に配置される収納ボックス26とが、車体フレーム15に支持される。
【0013】
前記車体フレーム15の前部、エンジンE、エアクリーナ23およびラジエータ24は、車体フレーム15に取付けられる合成樹脂製のレッグシールド29で覆われる。また車体フレーム15の後部、燃料タンク25および収納ボックス26は、車体フレーム15に取付けられる合成樹脂製のリヤカバー30で覆われており、該リヤカバー30に後輪WRの後部上方を覆うリヤフェンダ31が連設される。リヤカバー30上には、収納ボックス26の上端開口部を開閉可能としてシート32が設けられており、該シート32にドライバが座乗可能である。
【0014】
図2において、エンジンEのエンジン本体22は、車体フレーム15の前後方向にほぼ沿うシリンダボア33を有するシリンダブロック34と、該シリンダブロック34の前部に締結されるシリンダヘッド35と、前記シリンダブロック34の後部に締結されるクランクケース36とを備え、シリンダブロック34およびクランクケース36が、車体フレーム15に固着された支持ブラケット39,40…に支持される。
【0015】
図3を併せて参照して、クランクケース36は、左右のクランクケース半体37,38が相互に締結されて成るものであり、クランクシャフト41が両クランクケース半体37,38で回転自在に支承される。
【0016】
クランクケース36内には変速機Mが収納、配置されており、該変速機Mは、クランクシャフト41から動力が伝達される主変速機軸42と、主変速機軸42と平行な副変速機軸43と、主変速機軸42および副変速機軸43間に設けられる複数変速段の歯車列44と、それらの歯車列44の1つを選択して確立するためのシフト機構45とを備える。
【0017】
主変速機軸42は、クランクシャフト41の軸線を通って前後方向に延びるほぼ水平な直線46に軸線を直交させてクランクシャフトよりも後方側でクランクケース36に回転自在に支承され、副変速機軸43は、直線46に軸線を直交させて主変速機軸42よりも後方側でクランクケース36に回転自在に支承される。
【0018】
副変速機軸43の一端は、クランクケース36における左クランクケース半体37を貫通した外部に突出されており、該副変速機軸43の一端突出部に駆動スプロケット47が固定され、後輪WRに動力を伝達するための無端状のドライブチェーン48が駆動スプロケット47に巻掛けられる。
【0019】
左クランクケース半体37の外面には、前記駆動スプロケット47へのドライブチェーン48の巻掛けブラケットを覆うチェーンカバー49が取付けられ、リヤフォーク20には、ドライブチェーン48の一部上方を覆うチェーンカバー50が取付けられる。
【0020】
図4を併せて参照して、エンジン本体22におけるシリンダヘッド35の下部側面には排気ポート51が設けられており、該排気ポート51に排気装置52が接続される。この排気装置52は、排気ポート51に上流端が接続される第1排気管53と、エンジンEのクランクケース36および後輪間に配置されて前記第1排気管53の下流端に接続される排気マフラー54と、該排気マフラー54に上流端が接続される第2排気管55とで構成される。
【0021】
排気マフラー54は、横断面形状を楕円形とするとともに両端を閉じて車体フレーム15の幅方向に長く形成されるケーシング54aを備えるものであり、変速機Mの主および副変速機軸42,43に対応したクランクケース36の底壁後部36aは、その底壁後部36aの下方に排気マフラー54の少なくとも一部(この実施例では一部)を配置するスペースを確保し得るようにして、クランクシャフト41に対応したクランクケース36の底壁前部36bよりも高く形成される。
【0022】
クランクケース36の底壁前部36bが底壁後部36aよりも低く形成されることにより、クランクシャフト41に対応したクランクケース36内の前部にオイル溜まり56が形成されることになり、該オイル溜まり56に貯溜されたオイルを図示しないポンプで汲上げるための吸入口57が、底壁前部36bに連なってクランクケース36内に設けられる。
【0023】
またクランクケース36を共同して構成する左右クランクケース半体38,39には、クランクシャフト41が備えるクランクウエイト41aの外面が描く回転軌跡に対応して彎曲した仕切り壁58…が、左右クランクケース半体38,39の結合時に相互に近接対向するようにして設けられ、両仕切り壁58…は、オイル溜まり56に貯溜されるオイルの液面Lと、クランクシャフト41のクランクウエイト41との間に介在するように形成される。
【0024】
図5を併せて参照して、前記排気装置52の第1排気管53は、車体フレーム15よりも右側でシリンダヘッド35の下部側壁に設けられている排気ポート51から車体フレーム15の右側でエンジン本体22の下方を通って後方に延出され、クランクケース36の後部に対応する部分では、後部底壁36aの下方を通って車体フレーム15の左側に屈曲され、車体フレーム15の左側で第1排気管53の下流端が排気マフラー54の一端に接続される。また第2排気管55は、排気マフラー54の他端に接続されており、下流端が後方を向くように略L字状に屈曲される。
【0025】
しかも第1排気管53、排気マフラー54および第2排気管55は、第1排気管53の第1重心G1と、排気マフラー54および第2排気管55の第2重心G2とを結ぶ直線59が、車体中心線60に近接してほぼ平行となるように配置され、前記直線59上で第1排気管52の上流端が複数組のボルト70…およびナット71…によりエンジン本体22のシリンダヘッド35に締結される。また排気マフラー54の上部には支持ステー61が固着されており、第2重心G2に対応する部分で前記支持ステー61が、左右一対の支持ブラケット40,40のうち右側の支持ブラケット40に、ボルト72およびナット73により締結される。すなわち第1排気管53の上流端のシリンダヘッド35への結合部と、支持ブラケット40への排気マフラー54の支持部との2箇所で排気装置52が車体フレーム15に支持されることになる。
【0026】
ところでエンジンEからの動力を後輪WRに伝達するためのドライブチェーン48が車体中心線60の左側に配置されるのに対し、車体中心線60に関してドライブチェーン48と反対側すなわち車体中心線60の右側に、第1排気管53の前記第1重心G1と、排気マフラー54および第2排気管55の第2重心G2とが配置されており、それらの重心G1,G2を結ぶ直線59は、車体中心線60の右側に近接した位置で該車体中心線60とほぼ平行である。
【0027】
さらに排気マフラー54の一端は鉛直面に沿う平面状に形成されており、ドライブチェーン48よりも車体中心線60寄りに配置されている。
【0028】
クランクケース36における底壁後部36aの下面には、左右に分かれた2箇所で一対ずつ対をなす2組の支持ボス62,63…が一体に設けられており、それらの支持ボス62,63…には、左右両端を上方に立ち上げるように形成されたステップホルダ64が締結される。このステップホルダ64の左右両端には、非使用状態では起立するように畳むことを可能としてステップ65,65が取付けられる。而してクランクケース36の底壁後部36aは、比較的高い位置にあるので、ステップホルダ64のクランクケース36への締結位置と、左右のステップ65,65の位置との差は、比較的小さくてすむ。したがってステップホルダ64の左右両端での立ち上げ量を比較的小さくして、ステップホルダ64に作用する強度的負荷を軽減することが可能であり、ステップホルダ64を補強する部材等を不要とし、ステップホルダ64の軽量化を図ることができる。
【0029】
またステップホルダ64の左端寄りの部分には、スタンド支持部材66が締結されており、自動二輪車を停止状態で支持するためのスタンド67が、はね上げることを可能として該スタンド支持部材66に連結される。
【0030】
次にこの実施例の作用について説明すると、クランクケース36内に収納、配置される変速機Mが備える主および副変速機軸42,43に対応したクランクケース36の底壁後部36aが、該底壁後部36aの下方に排気マフラー54の少なくとも一部を配置するスペースを確保し得るようにして、クランクシャフト41に対応したクランクケース36の底壁前部36bよりも高く形成されている。したがってクランクケース36の前部の底を後部よりも深くして、オイルをクランクケース36の前部側だけの比較的狭いスペースに比較的深く貯溜することができる。これによりクランクケース36内に貯溜するオイルの量を極力低減しつつ、簡単な汲上げ構造でオイルを効率的に汲上げることが可能となる。
【0031】
しかもクランクケース36の底壁後部36aよりも下方に、排気マフラー54の少なくとも一部が配置されることにより、排気マフラー54からの輻射熱でクランクケース36が温められるので、オイル量が比較的少ないこととも相まってオイルを速やかに昇温するようにしてエンジンEの暖機性能を向上することができる。
【0032】
またクランクケース36には、クランクシャフト41が備えるクランクウエイト41aの外面が描く回転軌跡に対応して彎曲した仕切り壁58…が、クランクシャフト41に対応してクランクケース36内の前部に形成されたオイル溜まり56に貯溜されるオイルの液面Lとクランクウエイト41aとの間に介在するようにして設けられている。このためクランクウエイト41aでオイルが攪拌されることを極力回避し、エンジンEのフリクションロス低減により低燃費化を図ることができる。
【0033】
また排気マフラー54が、車体フレーム15の幅方向に長く形成されてエンジンEおよび後輪WR間に配置され、排気マフラー54の一端およびシリンダヘッド35の排気ポート51を結ぶ第1排気管53の第1重心G1と、排気マフラー54ならびに該排気マフラー54の他端に接続される第2排気管55の第2重心G2とを結ぶ直線59上で、第1排気管53の上流端がエンジン本体22のシリンダヘッド35に締結され、排気マフラー54が第2重心G2で車体フレーム15に支持されている。
【0034】
すなわち車体フレーム15に搭載されたエンジンEのエンジン本体22および車体フレーム15に、排気装置52全体の重心を通る直線59上で排気装置52が支持されることになり、排気装置52の支持部に作用する曲げ荷重を小さくし、排気装置52の前後2箇所の支持でも充分な支持強度で排気装置52を支持することが可能である。
【0035】
しかも前記2箇所のうち第1排気管53のシリンダヘッド35への支持部は、排気装置52のエンジン本体22への接続部であり、排気装置52を支持するための専用支持部は、排気マフラー54を車体フレーム15に支持する部分の1箇所である。またエンジンEのエンジン本体22を車体フレーム15に支持するための一対の支持ブラケット40,40の一方に、排気マフラー54に固着された支持ステー61が締結されることで排気マフラー54が車体フレーム15に支持されるようにして一方の支持ブラケット40を共用化している。したがって排気装置52を支持するにあたって部品点数を低減し、それに伴って組付工数を低減することができる。
【0036】
またエンジンEからの動力を後輪WRに伝達するためのドライブチェーン48が車体中心線60の左側に配置され、車体中心線60に関してドライブチェーン48とは反対側に、第1排気管53の前記第1重心G1と、排気マフラー54および第2排気管55の第2重心G2とが配置されるので、エンジンEおよび後輪WR間の駆動力伝達系との干渉を回避しつつ排気マフラー54をエンジンEに極力近接させて地上高を確保しつつ低重心化させることができ、さらに排気装置52の組付が容易となる。
【0037】
さらに排気マフラー54の一端が、鉛直面に沿う平面状に形成されるとともにドライブチェーン48よりも車体中心線60寄りに配置されるので、ドライブチェーン48の揺動に必要なスペースの側方に、排気マフラー54を有効に配置することができる。
【0038】
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
【0039】
たとえば上記実施例ではエンジンEを4サイクルエンジンとしたが、自動二輪さに搭載された2サイクルエンジンの排気装置にも本発明を適用可能である。
【0040】
【発明の効果】
以上のように請求項1記載の発明によれば、車体フレームに搭載されたエンジンおよび前記車体フレームに、排気装置全体の重心を通る直線上で排気装置が支持されることになり、排気装置の支持部に作用する曲げ荷重を小さくし、排気装置の前後2箇所の支持でも充分な支持強度で排気装置を支持することが可能である。しかも排気装置を支持するための専用支持部は、排気マフラーを車体フレームに支持する部分の1箇所であり、排気装置を支持するための部品点数を低減し、それに伴って組付工数を低減することができる。
【0041】
また請求項2記載の発明によれば、エンジンおよび後輪間の駆動力伝達系との干渉を回避しつつ排気マフラーをエンジンに極力近接させて地上高を確保しつつ低重心化させることができ、排気装置の組付が容易となる。
【0042】
さらに請求項3記載の発明によれば、ドライブチェーンの揺動に必要なスペースの側方に、排気マフラーを有効に配置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動二輪車の側面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】クランクケース内を示すための縦断側面図である。
【図4】図2の4矢視底面図である。
【図5】図2の5−5線断面図である。
【符号の説明】
15・・・車体フレーム
22・・・エンジン本体
48・・・ドライブチェーン
51・・・排気ポート
52・・・排気装置
53・・・第1排気管
54・・・排気マフラー
55・・・第2排気管
59・・・直線
60・・・車体中心線
G1・・・第1重心
G2・・・第2重心
E・・・エンジン
WR・・・後輪

Claims (3)

  1. エンジン(E)が後輪(WR)よりも前方で車体フレーム(15)に搭載され、排気マフラー(54)を備えるとともに前記エンジン(E)のエンジン本体(22)に設けられた排気ポート(51)に接続される排気装置(52)が、前記車体フレーム(15)に支持される自動二輪車において、
    前記排気マフラー(54)が、前記車体フレーム(15)の幅方向に長く形成されて前記エンジン(E)および後輪(WR)間に配置され、排気マフラー(54)の一端および前記排気ポート(51)を結ぶ第1排気管(53)の第1重心(G1)と、前記排気マフラー(54)ならびに該排気マフラー(54)の他端に接続される第2排気管(55)の第2重心(G2)とを結ぶ直線(59)上で第1排気管(53)の上流端がエンジン本体(22)に締結され、前記排気マフラー(54)が第2重心(G2)で車体フレーム(15)に支持されることを特徴とする自動二輪車におけるエンジンの排気装置支持構造。
  2. 前記エンジン(E)からの動力を後輪(WR)に伝達するためのドライブチェーン(48)が車体中心線(60)の一側に配置され、車体中心線(60)に関して前記ドライブチェーン(48)と反対側に、第1排気管(53)の前記第1重心(G1)と、前記排気マフラー(54)および第2排気管(55)の前記第2重心(G2)とが配置されることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車におけるエンジンの排気装置支持構造。
  3. 前記排気マフラー(54)の一端が、鉛直面に沿う平面状に形成されるとともに前記ドライブチェーン(48)よりも車体中心線(60)寄りに配置されることを特徴とする請求項2記載の自動二輪車におけるエンジンの排気装置支持構造。
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