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JP4277742B2 - 吸引式清浄装置 - Google Patents

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JP4277742B2 JP2004172487A JP2004172487A JP4277742B2 JP 4277742 B2 JP4277742 B2 JP 4277742B2 JP 2004172487 A JP2004172487 A JP 2004172487A JP 2004172487 A JP2004172487 A JP 2004172487A JP 4277742 B2 JP4277742 B2 JP 4277742B2
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Description

本発明は、工場、店舗、衛生施設等に設置されて、台車の車輪や靴底等に付着した塵埃、水等を除去するのに用いられる、吸引式清浄装置に関する。
例えば、工場、クリーンルーム、客の出入りの激しい店舗、医療施設といった場所では、その出入り口や通路に、台車の車輪や靴底に付着した塵埃、土等を除去するための設備が設けられて、建物内の清浄度を高めることが行われる場合がある。
台車の車輪等の付着物を除去する手段として、水による洗浄が用いられる場合があり、そのための装置も種々提案されている。
但し、クリーンルームのような高度の清浄度が要求される場合には、洗浄に用いられた水も、台車の車輪等から除去する必要があった。
そこで、従来は、水洗式清浄装置の前方に、吸水マットを配置し、該マットによって、台車の車輪や靴底に付着した水を吸着除去するようになされていた。
しかしながら、吸水マットの吸水性には限度があり、また、吸水マットの取り替えが必要になるため、メンテナンスの点でも面倒であった。
また、台車の車輪等の付着物を除去する手段としては、上記以外に、吸引式清浄装置も採用されている。この種の吸引式清浄装置としては、吸塵ボックスと、吸塵ボックスに接続された集塵機とを備え、吸塵ボックスの上面板に多数の吸引口が設けられ、これらの吸引口が、弾性体によって上方に付勢された閉鎖手段(可動部材、蓋)により塞がれており、靴底や台車の車輪の通過に伴い閉鎖手段が下方に押されることによって吸引口が開放し、該吸引口を通じて、靴底や車輪の付着物が吸引除去されるようになっているものが、知られている(例えば、下記特許文献1、2参照)。
しかしながら、上述した従来の吸引式清浄装置の場合、吸塵ボックスの上面板にあけられた吸引口が、被清浄物の荷重を受ける閉鎖手段の上下動によって開閉されるようになっているため、吸引口の周縁部と閉鎖手段との間に塵埃等が挟まり、それによって吸引性能が低下するおそれがあった。
また、上記装置の場合、吸塵ボックスの上面板に設けられた多数の吸引口と同数の閉鎖手段および弾性体を用意する必要があり、構造が複雑になる上、コスト高となるうらみがあった。
特許第3452859号公報 特開2002−369785号公報
本発明の目的は、上記の問題点を解決し、吸引口に塵埃等が挟まって吸引性能が低下するおそれがなく、また、コストが抑えられる吸引式清浄装置を提供することにある。
本発明による第1の吸引式清浄装置は、長さ方向に連続した1つの吸引口または長さ方向に間隔をおいて並ぶ複数の吸引口を上壁に有する複数の水平な中空バーが、前後方向に並列状に配置され、各中空バーは、上方荷重を受けると初期の上位レベルから下位レベルまで移動し、上方荷重が除かれると下位レベルから上位レベルまで戻るように、第1の付勢手段によって付勢されており、各中空バーの左右いずれか一方の第1の端部に隣接するように、側部ボックスが配置され、各中空バーの第1の端部に、端部開口と、その下側に位置する垂下壁部とが設けられる一方、これらと向かい合う側部ボックスの第1の側壁に、各中空バーが上位レベルにある時には該バーの垂下壁部と重なり、各中空バーが下位レベルにある時には該バーの端部開口と重なる、中空バーと同数の連通口が設けられ、側部ボックスに吸引装置が接続され、吸引装置を作動させた状態で、被清浄物が複数の中空バーの上を前方に向かって順次移動すると、被清浄物による上方荷重を受けて下位レベルに移動した中空バーの吸引口を通じて、被清浄物に付着した付着物が吸引除去されるようになっているものである。
上記第1の装置によれば、上壁に吸引口を有する中空バーが、被清浄物の荷重を受けて下位レベルに移動することによって、吸引装置に接続された側部ボックスと連通し、それによって吸引口から被清浄物の付着物が吸引除去されるようになっているので、従来装置のように吸引口に塵埃等が挟まることによる吸引性能の低下を招くおそれがない。また、上記装置にあっては、中空バーの上壁に、長さ方向に連続した1つの吸引口または長さ方向に間隔をおいて並ぶ複数の吸引口が設けられ、これらの中空バーが第1の付勢手段によって付勢されているので、従来装置と比べて構造が簡単であって、部品点数も少なくてすみ、コストを抑えることができる。
本発明による第1の吸引式清浄装置において、各中空バーが、さらに、該バーの第1の端部が側部ボックスの第1の側壁に押し付けられるように、第2の付勢手段によって付勢されているのが好ましい。
上記のような第2の付勢手段が備えられていれば、中空バーの第1の端部と側部ボックスの第1の端部との間からのエア漏れが少なくなり、吸引性能をより高めることができる。
次に、本発明による第2の吸引式清浄装置は、長さ方向に連続した1つの吸引口または長さ方向に間隔をおいて並ぶ複数の吸引口を上壁に有する複数の水平な中空バーが、前後方向に並列状に配置され、各中空バーは、上方荷重を受けると初期の上位レベルから下位レベルまで移動し、上方荷重が除かれると下位レベルから上位レベルまで戻るように、第1の付勢手段によって付勢されており、複数の中空バーの下方に、これらと所定間隔をおいて底部ボックスが配置され、各中空バーの下壁に、少なくとも1つの垂下筒部が連通状に設けられる一方、底部ボックスの上壁に、各垂下筒部がスライド自在に挿入される連通口が設けられ、各垂下筒部に、これらを開閉するための可動弁体が配されているとともに、底部ボックスの内部における連通口に臨む箇所に、各中空バーが上位レベルにある時には垂直筒部を閉じている可動弁体から離間し、各中空バーが下位レベルにある時には垂直筒部が開くように可動弁体を押し上げる、弁体操作部材が設けられ、底部ボックスに、吸引装置が、直接または底部ボックスの左右いずれか一方の第1の側壁に連通状に設けられた側部ボックスを介して接続されており、吸引装置を作動させた状態で、被清浄物が複数の中空バーの上を前方に向かって順次移動すると、被清浄物による上方荷重を受けて下位レベルに移動した中空バーの吸引口を通じて、被清浄物に付着した付着物が吸引除去されるようになっているものである。
上記第2の装置によれば、上壁に吸引口を有する中空バーが、被清浄物の荷重を受けて下位レベルに移動することによって、吸引装置に直接または側部ボックスを介して接続された底部ボックスと連通し、それによって吸引口から被清浄物の付着物が吸引除去されるようになっているので、従来装置のように吸引口に塵埃等が挟まることによる吸引性能の低下を招くおそれがない。また、上記装置にあっては、中空バーの上壁に、長さ方向に連続した1つの吸引口または長さ方向に間隔をおいて並ぶ複数の吸引口が設けられ、これらの中空バーが第1の付勢手段によって付勢されているので、従来装置と比べて構造が簡単であって、部品点数も少なくてすみ、コストを抑えることができる。
本発明による第1および第2の吸引式清浄装置において、各吸引バーの上壁が、上方凸弧状の横断面を有するものとなされている場合がある。
各吸引バーの上壁を上記のような横断面上方凸弧状のものとすれば、複数の中空バーの上における被清浄物(特に、台車の車輪)の移動がスムーズとなる。
次に、本発明の好ましい実施形態を、図面を参照して以下に説明する。なお、以下の説明において、図1および図6の上を「前」、同下を「後」といい、また、「左右」は、前方を向いた場合の左右をいうものとする。
図1〜4には、本発明の第1の実施形態が示されている。これらの図に示すように、本発明による吸引式清浄装置(1)は、上壁(21)に長さ方向に間隔をおいて並ぶ複数の吸引口(21a)を有する複数の水平な中空バー(2)が、前後方向に並列状に配置されている。各中空バー(2)の右端部(22)に隣接するように、側部ボックス(4)が配置されている。各中空バー(2)は、上方荷重を受けると初期の上位レベルから下位レベルまで移動し、上方荷重が除かれると下位レベルから上位レベルまで戻るように、第1の付勢手段(3)によって付勢されている。また、各中空バー(2)は、該バー(2)の右端部(22)が側部ボックス(4)の左側壁(41)に押し付けられるように、第2の付勢手段(6)によって付勢されている。各中空バー(2)の右端部(22)に、端部開口(221)と、その下側に位置する垂下壁部(222)とが設けられている。一方、これらと向かい合う側部ボックス(4)の左側壁(41)に、各中空バー(2)が上位レベルにある時には該バー(2)の垂下壁部(222)と重なり、各中空バー(2)が下位レベルにある時には該バー(2)の端部開口(221)と重なる、中空バー(2)と同数の連通口(411)が設けられている。側部ボックス(4)の右側壁(42)に、吸引装置(5)が接続されている。
各中空バー(2)は、図2に示すように、方形の横断面を有するものであって、上面が平坦となっている。中空バー(2)の上壁(21)に設けられた複数の吸引口(21a)は、図1に示すように、左右に長い円形となされている。また、図1に示すように、隣り合う中空バー(2)の吸引口(21a)は互いに左右方向にずれるように設けられ、全体としてみた場合、吸引口(21a)は千鳥状に配置されている。
これらの中空バー(2)は、それぞれ、水平な角形パイプ(201)と、該パイプ(201)の左右端部に接合された端板(202)(203)とで構成されている。右側の端板(202)は、縦長方形状のものであって、その下部が下方に突出するようにパイプ(201)の右端部に接合されている。そして、右側の端板(202)の上部にあけられた貫通孔が、前記端部開口(221)を構成している。また、右側の端板(202)の下部が、前記垂下壁部(222)を構成している。左側の端板(203)の外側面には、ローラ(204)が取り付けられている。
第1の付勢手段は、図3、4に示すように、各中空バー(2)の下壁の左右端部とその下方の水平台板(71)との間に縦方向に配された左右2つのスプリング(3)によって構成されている。また、各中空バー(2)の左右両端部の上方には、前後方向に延びる左右1対の水平押さえ板(72)が配されている。これらの押さえ板(72)により、各中空バー(2)の上位レベルが規制されている。また、隣り合う中空バー(2)どうしの間および前後両端に位置する中空バー(2)の外側には、左右方向に延びる垂直板状の水平横桟(73)が、その上端面が下位レベルにある時の中空バー(2)の上面とほぼ一致するように配されている。なお、第1の付勢手段は、上記のようなスプリング(3)には限定されず、例えば、ゴム等のその他の弾性体を利用することも可能である。
第2の付勢手段は、図1、3、4に示すように、装置の左側部における前後および中間の3箇所にそれぞれ上下2つずつ配置された計6つのスプリング(6)によって構成されている。各スプリング(6)は、これらの一端が垂直固定側板(74)に固定され、同他端が固定側板(74)の右側に配された垂直可動側板(75)に固定されている。そして、可動側板(75)が、スプリング(6)の付勢力によって、各中空バー(2)の左端部に設けられたローラ(204)に圧接されるようになっている。上記構成によれば、中空バー(2)の上下動に伴い、ローラ(204)が可動側板(75)の右側面を転動するため、中空バー(2)の移動がスムーズである。第2の付勢手段も、上記のようなスプリング(6)には限定されず、例えば、ゴム等のその他の弾性体を用いてもよい。
側部ボックス(4)は、前後方向に延びる縦長のボックス本体(401)と、ボックス本体(401)の左側壁外面の下端部に接合されかつ各中空バー(2)の右端部(22)(右端板(202))を受ける受け板(402)とを備えている。受け板(402)の下部およびこれと重なるボックス本体(401)の左側壁部分には、複数の貫通孔があけられており、これらの貫通孔が、前記連通口(411)を構成している。図2に示すように、側部ボックス(4)の底壁には、吸引によって側部ボックス(4)内に溜まった水を排出するための弁付きドレン(43)が設けられている。ドレン(43)から排出された水は、排水口(76)から装置外に排出される(図1参照)。
吸引装置は、ターボファン(5)よって構成されている。ターボファン(5)は、側部ボックス(4)の右側に配置され、その吸い込み口(51)が、側部ボックス(4)の右側壁(42)にあけられた孔(図示略)に接続されている。なお、図示は省略したが、ターボファン(5)および側部ボックス(4)は、通常、箱形のカバーによって覆われる。吸引装置は、ターボファン(5)以外のものであっても勿論よい。
次に、上記装置(1)を用いて、水洗後の台車(T)の車輪(T1)に付着した水、塵埃等を吸引除去する工程を説明する。まず、装置(1)の複数の中空バー(2)の上に台車(T)を載せる前に、ターボファン(5)を作動させておく。この初期状態では、全ての中空バー(2)が上位レベルにあって、該バー(2)の垂下壁部(222)と側部ボックス(4)の連通口(411)とが重なっているため、中空バー(2)の内部はターボファン(5)の吸い込み口(51)と遮断されている(図3参照)。
次に、水洗後の台車(T)の車輪(T1)を後端の中空バー(2)の上に乗せ、前方の中空バー(2)に向かって順次移動させていくと、図4に示すように、車輪(T1)が上に乗ってその荷重を受けた中空バー(2)が下位レベルに移動して、該バー(2)の端部開口(221)と側部ボックス(4)の連通口(411)とが重なり、それによって該バー(2)の内部が側部ボックス(4)内と連通する。すると、ターボファン(5)による吸引作用によって、台車の車輪(T1)に付着した水や塵埃が、その下方にある吸引口(21a)を通じて、中空バー(2)の内部に吸引される。吸引された水、塵埃等の付着物は、中空バー(2)の内部から側部ボックス(4)の内部に入る。水は、側部ボックス(4)の底部に溜まり、適宜ドレン(43)から排出される。塵埃等の固形物は、例えばターボファン(5)に備えられたフィルタ(図示略)に捕捉される。下位レベルに移動していた中空バー(2)は、台車(T)が通過してその荷重が除かれると、スプリング(3)の付勢力により、上位レベルまで戻り、再びターボファン(5)と遮断される。台車(T)が複数の中空バー(2)の上を順次前方に移動するにつれて、前記のような吸引が繰り返し行われる。これにより、台車の車輪(T1)に付着した水や塵埃が、効率良く除去される。同様に、靴底の付着物についても、靴を履いた人が、複数の中空バー(2)の上を前方に向かって順次歩行するだけで、簡単に吸引除去される。
また、上記装置(1)の場合、吸引口(21a)自体の開閉は行われず、吸引口(21a)を有する中空バー(2)が上下に移動することによって該バー(2)の端部開口(221)が開閉されるため、従来技術のように吸引口とその閉鎖手段との間に塵埃等が挟まって吸引性能に支障を来すといった問題が起こらない。
図5には、本発明の第2の実施形態が示されている。この実施形態の吸引式清浄装置(1A)は、以下の点を除いて、図1〜4に示す第1の実施形態の装置(1)と実質的に同じである。即ち、図4の清浄装置(1A)では、各中空バー(2A)が、ほぼ円形の横断面を有するものとなされている。即ち、この装置(1A)の場合、各中空バー(2A)の上壁(21)の横断面が上方凸弧状となされているため、これらの上を台車(T)が通る際の抵抗が少なく、台車(T)の移動をスムーズに行うことができる。
図6および7には、本発明の第3の実施形態が示されている。これらの図に示すように、この実施形態の吸引式清浄装置(1B)は、上壁(21)に長さ方向に連続した1つの吸引口(21b)を有する複数の水平な中空バー(2B)が、前後方向に並列状に配置されている。各中空バー(2B)は、上方荷重を受けると初期の上位レベルから下位レベルまで移動し、上方荷重が除かれると下位レベルから上位レベルまで戻るように、第1の付勢手段(3)によって付勢されている。複数の中空バー(2B)の下方には、これらと所定間隔をおいて底部ボックス(8)が配置されている。各中空バー(2B)の下壁(23)には、左右2つの垂下筒部(24)が連通状に設けられている。一方、底部ボックス(8)の上壁(81)に、各垂下筒部(24)がスライド自在に挿入される連通口(81a)が設けられている。各垂下筒部(24)には、これらを開閉するための可動弁体(241)が配されている。底部ボックス(8)内における連通口(81a)に臨む箇所には、各中空バー(2B)が上位レベルにある時には垂直筒部(24)を閉じている可動弁体(241)から離間し、各中空バー(2B)が下位レベルにある時には垂直筒部(24)が開くように可動弁体(241)を押し上げる、弁体操作部材(82)が設けられている。底部ボックス(8)の右側壁に連通するように、側部ボックス(4B)が設けられている。そして、底部ボックス(8)に、側部ボックス(4B)を介して吸引装置(5)が接続されている。
中空バー(2B)は、それぞれ、水平な角形パイプ(201)と、該パイプ(201)の左右端部に接合された端板(203)と、角形パイプ(201)の下壁の左右2箇所にあけられた円孔の周縁に接合された2つの円筒体(205)とで構成されている。2つの円筒体(205)が、前記垂直筒部(24)を構成している。吸引口(21b)は、角形パイプ(201)の上壁における左右両端部を除く部分に形成されたスリット状のものである。なお、吸引口は、図1に示すように長さ方向に間隔をおいて複数設けてもよい。
可動弁体(241)は、例えばゴムのような可撓性材料よりなりかつ垂直筒部(24)の上端開口を閉鎖し得る大きさを有する円板体によって構成され、その一端部が、垂直筒部(24)上端の周縁部に固定されている。
第1の付勢手段は、各中空バー(2B)の下壁(23)の左右端部とその下方の底部ボックス(8)の上壁(81)との間に縦方向に配された左右2つのスプリング(3)によって構成されている。各中空バー(2B)の左右両端部の上方には、前後方向に延びる左右1対の水平押さえ板(72)が配されている。また、隣り合う中空バー(2B)どうしの間および前後両端に位置する中空バー(2B)の外側には、左右方向に延びる垂直板状の水平横桟(73)が、その上端面が下位レベルにある時の中空バー(2B)の上面とほぼ一致するように配されている。第1の付勢手段は、スプリング(3)には限定されず、ゴム等のその他の弾性体を利用することも可能である。
底部ボックス(8)の上壁(81)に設けられた連通口(81a)の周囲には、連通口(81a)に挿入される垂直筒部(24)との間をシールする環状パッキン(83)が配されている。
弁体操作部材は、底部ボックス(8)の内部における連通口(81a)に臨む箇所に立てられた垂直棒(82)よりなり、中空バー(2B)が下位レベルまで下がった時に、その先端が可動弁体(241)を上方に押して、垂直筒部(24)を開放しうるような長さを有している。
側部ボックス(4B)は、複数の中空バー(2B)の右端部に沿って前後方向に延びる縦長のものであって、その左側壁(41)の下端部において、底部ボックス(8)と連通させられている。なお、図示は省略したが、側部ボックス(4B)の底部には、図1〜4に示した側部ボックス(4)と同様の弁付きドレンが設けられている。
吸引装置は、ターボファン(5)によって構成され、その吸い込み口(51)が側部ボックス(4B)の右側壁(42)にあけられた孔(図示略)に接続されている。ターボファン(5)および側部ボックス(4B)は、通常、箱形のカバー(図示略)によって覆われる。吸引装置は、ターボファン(5)以外のものであってもよい。
上記装置(1B)は、例えば、次のようにして使用される。即ち、まず、装置(1B)の複数の中空バー(2B)の上に台車(T)を載せる前に、ターボファン(5)を作動させておく。この初期状態では、図7中に2点鎖線で示すように、全ての中空バー(2B)が上位レベルにあって、該バー(2B)の垂直筒部(24)の上端が可動弁体(241)によって塞がれているため、中空バー(2)の内部はターボファン(5)と遮断されている。
次に、水洗後の台車(T)を後端の中空バー(2B)の上に乗せ、前方の中空バー(2B)に向かって順次移動させていくと、図7中に実線で示すように、台車(T)の車輪(T1)が上に乗ってその荷重を受けた中空バー(2B)が下位レベルに移動して、該バー(2B)の垂直筒部(24)を閉じていた弁体(241)が弁体操作部材(82)の上端と接触して押し上げられ、それによって垂直筒部(24)の上端が開放し、該バー(2B)の内部が底部ボックス(8)内と連通する。すると、ターボファン(5)による吸引作用によって、車輪(T1)に付着した水や塵埃が、吸引口(21b)を通じて、中空バー(2B)の内部に吸引される。吸引された水、塵埃等の付着物は、中空バー(2B)の内部から底部ボックス(8)内を経て側部ボックス(4B)内に入る。水は、側部ボックス(4B)の底部に溜まり、適宜ドレンから排出される。塵埃等の固形物は、ターボファン(5)に備えられたフィルタ(図示略)等によって捕捉される。下位レベルに移動していた中空バー(2B)は、台車(T)が通過してその荷重が除かれると、スプリング(3)の付勢力により、上位レベルまで戻り、それによって、垂直筒部(24)の上端が可動弁体(241)で塞がれ、再びターボファン(5)と遮断される。台車(T)が複数の中空バー(2B)の上を前方に移動するにつれて、前記のような吸引が繰り返し行われる。これにより、台車の車輪(T1)に付着した水や塵埃が、効率良く除去される。同様に、靴を履いた人が、複数の中空バー(2B)の上を前方に向かって順次歩行すれば、靴底の付着物が吸引除去される。
また、上記装置(1B)の場合、吸引口(21b)自体の開閉は行われず、上壁(21)に吸引口(21b)を有する中空バー(2B)が上下に移動することによって、該バー(2B)下部の垂直筒部(24)が開閉されるため、従来技術のように吸引口とその閉鎖手段との間に塵埃等が挟まって吸引性能に支障を来すといった問題が起こらない。
上記の各実施形態はあくまでも例示にすぎず、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨を逸脱しない範囲内で適宜に変更を加えた上で本発明を実施することも勿論可能である。
本発明の第1の実施形態を示すものであって、吸引式清浄装置の平面図である。 吸引式清浄装置の垂直縦断面図である。 上位レベルにある中空バーの状態を示す吸引式清浄装置の垂直横断面図である。 下位レベルにある中空バーの状態を示す吸引式清浄装置の垂直横断面図である。 本発明の第2の実施形態を示すものであって、吸引式清浄装置の垂直縦断面図である。 本発明の第3の実施形態を示すものであって、吸引式清浄装置の平面図である。 吸引式清浄装置の垂直横断面図である。
符号の説明
(T):台車
(T1):車輪(被清浄物)
(1)(1A)(1B):吸引式清浄装置
(2)(2A)(2B):中空バー
(21):上壁
(21a)(21b):吸引口
(22):右端部(第1の端部)
(221):端部開口
(222):垂下壁部
(23):下壁
(24):垂下筒部
(241):可動弁体
(3):スプリング(第1の付勢手段)
(4)(4B):側部ボックス
(41):左側壁(第1の側壁)
(411):連通口
(5):ターボファン(吸引装置)
(6):スプリング(第2の付勢手段)
(8):底部ボックス
(81):上壁
(81a):連通口
(82):弁体操作部材

Claims (3)

  1. 長さ方向に連続した1つの吸引口または長さ方向に間隔をおいて並ぶ複数の吸引口(21a)を上壁(21)に有する複数の水平な中空バー(2)(2A)が、前後方向に並列状に配置され、
    各中空バー(2)(2A)は、上方荷重を受けると初期の上位レベルから下位レベルまで移動し、上方荷重が除かれると下位レベルから上位レベルまで戻るように、第1の付勢手段(3)によって付勢されており、
    各中空バー(2)(2A)の左右いずれか一方の第1の端部(22)に隣接するように、側部ボックス(4)が配置され、
    各中空バー(2)(2A)の第1の端部(22)に、端部開口(221)と、その下側に位置する垂下壁部(222)とが設けられる一方、これらと向かい合う側部ボックス(4)の第1の側壁(41)に、各中空バー(2)(2A)が上位レベルにある時には該バー(2)(2A)の垂下壁部(222)と重なり、各中空バー(2)(2A)が下位レベルにある時には該バー(2)(2A)の端部開口(221)と重なる、中空バー(2)(2A)と同数の連通口(411)が設けられ、
    各中空バー(2)(2A)は、さらに、該バー(2)(2A)の第1の端部(22)が側部ボックス(4)の第1の側壁(41)に押し付けられるように、第2の付勢手段(6)によって付勢され、
    側部ボックス(4)に、吸引装置(5)が接続され、
    吸引装置(5)を作動させた状態で、被清浄物(T1)が複数の中空バー(2)(2A)の上を前方に向かって順次移動すると、被清浄物(T1)による上方荷重を受けて下位レベルに移動した中空バー(2)(2A)の吸引口(21a)を通じて、被清浄物(T1)に付着した付着物が吸引除去されるようになっていることを特徴とする、吸引式清浄装置。
  2. 長さ方向に連続した1つの吸引口(21b)または長さ方向に間隔をおいて並ぶ複数の吸引口を上壁(21)に有する複数の水平な中空バー(2B)が、前後方向に並列状に配置され、
    各中空バー(2B)は、上方荷重を受けると初期の上位レベルから下位レベルまで移動し、上方荷重が除かれると下位レベルから上位レベルまで戻るように、第1の付勢手段(3)によって付勢されており、
    複数の中空バー(2B)の下方に、これらと所定間隔をおいて底部ボックス(8)が配置され、
    各中空バー(2B)の下壁(23)に、少なくとも1つの垂下筒部(24)が連通状に設けられる一方、底部ボックス(8)の上壁(81)に、各垂下筒部(24)がスライド自在に挿入される連通口(81a)が設けられ、
    各垂下筒部(24)に、これらを開閉するための可動弁体(241)が配されているとともに、底部ボックス(8)の内部における連通口(81a)に臨む箇所に、各中空バー(2B)が上位レベルにある時には垂直筒部(24)を閉じている可動弁体(241)から離間し、各中空バー(2B)が下位レベルにある時には垂直筒部(24)が開くように可動弁体(241)を押し上げる、弁体操作部材(82)が設けられ、
    底部ボックス(8)に、吸引装置(5)が、直接または底部ボックス(8)の左右いずれか一方の第1の側壁に連通状に設けられた側部ボックス(4B)を介して接続されており、
    吸引装置(5)を作動させた状態で、被清浄物(T1)が複数の中空バー(2B)の上を前方に向かって順次移動すると、被清浄物(T1)による上方荷重を受けて下位レベルに移動した中空バー(2B)の吸引口(21b)を通じて、被清浄物(T1)に付着した付着物が吸引除去されるようになっていることを特徴とする、吸引式清浄装置。
  3. 各吸引バー(2A)の上壁(21)が、上方凸弧状の横断面を有するものとなされていることを特徴とする、請求項1または2記載の吸引式清浄装置。
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