JP4274094B2 - ステアリングホイール - Google Patents
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また、嵌入筒を設け、同嵌入筒にインフレータが嵌入されることにより、開口部がインフレータで好適に閉塞される。また、嵌入筒の側壁にはスリットが形成されており、インフレータの嵌入時にスリットが拡がるように嵌入筒の側壁が弾性変形されることにより、インフレータが嵌入筒へ好適に嵌入される。さらに、弾性変形した嵌入筒の側壁は、元の形状へ復帰しようとすることにより、インフレータの外面へ圧接される。その結果、インフレータによる開口部の閉塞性能を高めることができ、耐インフレーション性能の向上を図ることができる。
請求項6に記載のステアリングホイールの発明は、請求項1から請求項5の何れか一項に記載の発明において、前記固定部材のうち前記開口部の周縁部位と前記支持部との間には、複数個の振動部材が介装されており、各振動部材の間には間隙が設けられていることを要旨とする。
さて、ステアリングホイール10は、ステアリング本体14をステアリングシャフト27に取付けることにより、図2に示したように、車室内でその前面を斜め上方へ向けるように配置される。ステアリングホイール10の内部において、インフレータ33は、その自重等によって揺動しようとする。この揺動に対し、4個の振動部材62は、屈曲等による移動を互いに抑制しあう。また、振動部材62は、ガイドピン64によって大きく弾性変形することを抑制されており、インフレータ33をリテーナ43、バックプレート44、嵌入筒52(開口部53)等から離隔した位置に保持する。そして、ステアリングシャフト27からの共振により、ステアリングホイール10が振動するとき、インフレータ33は、振動部材62を微小に弾性変形させながら固有振動することにより、ステアリングホイール10の振動を分散し、減衰する。
(1) 実施形態のステアリングホイール10によれば、エアバッグ31が膨張展開するとき、エアバッグ31の内圧上昇に伴って移動するインフレータ33により、開口部53が閉塞される。このため、振動部材62にエアバッグ31を膨張展開させるガスに対する耐高熱性、耐衝撃性、ガスシール性等の耐インフレーション性能を付与する必要がない。従って、インフレータ33で開口部53を閉塞することにより耐インフレーション性能を維持することができるとともに、振動部材62にはステアリングホイール10の振動を減衰する振動減衰性能さえ付与すればよいことから、振動部材62を振動減衰性能に特化させることにより、振動減衰性能の向上を図ることができる。
なお、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 嵌入筒52を省略し、バックプレート44に開口部53のみを設けてもよい。なお、嵌入筒52を省略した場合には、図6(a)〜(c)に示すように、バックプレート44の開口部53の周縁部位には、スリット54を放射状に形成し、さらに円環状の薄肉部53aを設けるとよい。この場合、開口部53へのインフレータ33の嵌入時に周縁部位が薄肉部53aで弾性変形し、屈曲することにより、開口部53の内周面をインフレータ33の外面へ圧接させることができ、上記(2)及び(3)と同様の効果が得られる。さらに、開口部53の内周端面をシール部材69で覆うことにより、上記(6)と同様の効果も得られる。
・ 振動部材62を円筒状とし、且つ振動部材62の周壁を網目状等として、当該振動部材62を1つのみ設けてもよい。この場合も、周壁を網目状とすることにより、弾性変形可能な部位を減少させることができる。また、振動部材62を2〜3個設けたり、5個以上設けたり等してもよい。
・ ステアリングホイール10は、所謂フローティングタイプのものに限らず、ステアリングパッド15がステアリング本体14の芯金等に直接的に固定されており揺動しないもの、所謂リジットタイプのものとしてもよい。この場合にも、上記(1)の効果を得ることができる。
・ 前記振動部材が円筒状に形成されており、この振動部材の内部には、エアバッグが膨張展開する状態で弾性変形する方向を案内するガイドピンが挿入されていることを特徴とするステアリングホイール。
Claims (6)
- ステアリング本体にエアバッグ装置が取着されて構成されたステアリングホイールであって、
前記エアバッグ装置は、ガスの供給により膨張展開する袋状のエアバッグと、当該エアバッグが固定される固定部材と、前記エアバッグ及び前記固定部材によって囲まれた内側に配設されて該エアバッグの内部にガスを供給するインフレータとを備え、
前記固定部材には前記インフレータと対向する位置に開口部が設けられ、
前記インフレータの外面には支持部が設けられ、
前記固定部材のうち前記開口部の周縁部位と前記支持部との間に、弾性材料から形成されて、前記エアバッグが非膨張展開の状態では前記インフレータを前記開口部から離隔した位置に保持するとともに、前記エアバッグが膨張展開する状態では弾性変形して前記インフレータを前記開口部の周縁部位と接触する位置に移動させる振動部材が介装され、
前記固定部材には前記エアバッグが膨張展開する状態で前記インフレータを嵌入させる嵌入筒が設けられ、前記開口部は当該嵌入筒の内側に設けられるとともに、当該嵌入筒の側壁にはスリットが形成されていることを特徴とするステアリングホイール。 - 前記インフレータは、前記エアバッグが膨張展開した状態では前記開口部の周縁部位と接触する位置に保持されていることを特徴とする請求項1に記載のステアリングホイール。
- 前記嵌入筒が前記エアバッグから離間する方向へ延びるように形成され、同嵌入筒を構成すべく対向配置された側壁が前記エアバッグから離間する方向へ延びるにつれ互いに接近するテーパ状をなすように形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のステアリングホイール。
- 前記開口部の周縁部位及び前記インフレータの外面のうち少なくとも何れか一方には、前記エアバッグが膨張展開する状態で前記インフレータを前記開口部の周縁部位と接触する位置に保持するための閉塞保持部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のステアリングホイール。
- 前記開口部の周縁部位及び前記インフレータの外面のうち少なくとも何れか一方には、前記エアバッグが膨張展開する状態で前記インフレータと前記開口部の周縁部位との間を密閉するためのシール部材が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載のステアリングホイール。
- 前記固定部材のうち前記開口部の周縁部位と前記支持部との間には、複数個の振動部材が介装されており、各振動部材の間には間隙が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか一項に記載のステアリングホイール。
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