JP4271754B2 - フレキソ印刷版の衝撃を緩和する要素 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷中にフレキソ印刷版と印刷シリンダの間で使用されるクッション要素に関する。
【0002】
【従来の技術】
フレキソ印刷は、エラストマー性またはゴム状の凸版印刷表面を支える可撓基板を利用した印刷プロセスに、広く適用される。例えば厚紙やプラスチック・フィルムなどの包装材料のように、特に柔軟で容易に変形可能な表面上での印刷にフレキソ印刷版が使用されることがよく知られている。フレキソ印刷版は、米国特許第4323637号や同第4427749号などに記載されている光重合性組成物を含有する感光性要素から作成することができる。一般に光重合性組成物は、エラストマー結合剤、少なくとも1種のモノマー、および光開始剤を含む。感光性要素は一般に、支持体とカバーシートもしくは多層カバー要素との間に挿んだ光重合性層を有する。化学線で露光すると、露光領域で光重合性層が重合し、露光された光重合性組成物を不溶性にする。適切な溶媒で処理することによって、フレキソ印刷に使用できる印刷用凸部を残して、光重合性層の非露光領域が除去される。
【0003】
歴史的には、フレキソ印刷版を印刷シリンダに取り付けるため、通常スティッキーバックと呼ばれている、両面を接着剤で被覆したビニル・シートが用いられてきた。版は、この版と印刷シリンダの間にスティッキーバックの一部または全部の層を挿んで取り付けられる。ビニル・シートは非圧縮性で薄く、その厚さが変動する傾向がある。版、印刷シリンダ、ギア、基板、および圧胴もそれぞれ、表面平滑度や高さもしくは厚さの公差が変動する。このように不正確であることから、印刷プロセスではより高い圧力をかけなければならないが、このようにより高い圧力によって、フレキソ印刷版が加圧下でたわむために印刷品質が低下する。望ましくない結果には、例えば長円形の点、文字や像の回りのハローなど、きたない印刷外観とハーフ・トーンの不正確な再現が含まれる。加えて、光重合技術によって形成し、より薄い版の使用が増加しており、版、シリンダ、ギア、基板など不均一材料での印刷に関連して生じる問題がいっそう悪化する。
【0004】
スティッキーバック・シートの欠点を克服する努力の中で、印刷シリンダにフレキソ印刷版を取り付ける際に、裏あて材またはテープとしての合成重合フォームの層が使用される。重合フォーム材料は圧縮性であり、そのため版、版シリンダ、ギア、基板、および圧胴の厚さや表面高さの変動を補償するに十分なクッション効果を有する。加えてこのフォーム材料は、印刷中に素早くかつ繰り返し元の寸法に戻るよう、十分な弾性を有していなければならない。しかしながら重合フォーム材料は、通常は印刷中使用するにつれてフォームが圧縮性や弾性を失うので疲労し、元の寸法に戻ることができない。
【0005】
米国特許第3285799号には、重合フィルムおよび織布裏当て材と、インク転写層、弾性圧縮性支持層から成る、オフセット印刷で長期間使用するための印刷ブランケットが開示されている。この支持層は、その外表面が溝によって細分され、平らな表面のランドが残る。ブランケットは、インクの像を印刷版から紙に転写する媒介物として使用される。支持層は、少なくともショアA硬さが60である。この支持層は、ブランケット表面1平方インチ(2.54cm2 り少なくとも約0.005立方インチ(0.013cm3 )の空隙を含むが、空隙の総体積は40%を超えない。
【0006】
米国特許第5325776号には、フレキソ印刷シリンダと柔軟な印刷版との間に位置する、衝撃を緩和する裏あてシート材料が開示されている。この衝撃緩和シートは、間隔の広い密閉したセル状の空隙を含むエラストマー材料であり、この空隙は、力が加わると、封入された空気が空気で圧縮されるポケットをもたらし、力が弱まると素早くもとに戻る。この密閉セル衝撃緩和材料の短所は、セルが連続使用で破壊してその材料が疲労し圧縮および弾性品質が弱まり、このため印刷品質が低下することである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の一目的は、得られる印刷物が高品質となるように、印刷の圧力を増大させずに、印刷中使用される材料と装置の厚さおよび高さの変動を補償し、特に長い印刷行程を通して高品質の印刷を繰り返し行うことができるよう、ほぼもとの厚さに素早く戻る、印刷シリンダ上のフレキソ印刷版の衝撃を緩和する要素を提供することにある。
【0008】
本発明の他の目的は、圧縮性フォーム裏あて材料およびテープ材料の特性をシミュレートするが、使用する期間によって疲労し圧縮性を失うことのない要素を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、印刷中、印刷シリンダに取り付けられたフレキソ印刷版の衝撃を緩和する要素が提供される。この要素は、空隙の総体積が40%を超過する開放セルのレリーフ表面を持った、エラストマー材料のクッション層を含む。
【0010】
本発明の第1の態様は、空隙の総体積が40パーセントを超える開放セルのレリーフ表面を有した、エラストマー材料のクッション層を含むことを特徴とする、印刷の間中、印刷シリンダに取り付けられたフレキソ印刷版の衝撃を緩和する要素に関するものである。
【0011】
本発明の第2の態様は、印刷側と反対にある裏面を有する印刷版とあいまって、前記クッション層のレリーフ表面が前記版の裏面と向き合っている前記要素に関するものである。
【0012】
本発明の第3の態様は、印刷シリンダとあいまって、前記クッション層のレリーフ表面が前記印刷シリンダと向き合っている前記要素に関するものである。
【0013】
本発明の第4の態様は、前記空隙の総体積が50パーセントよりも大きい前記要素に関するものである。
【0014】
本発明の第5の態様は、前記空隙の総体積が80パーセントよりも大きい前記要素に関するものである。
【0015】
本発明の第6の態様は、前記開放セルが均一な大きさと形状のものである前記要素に関するものである。
【0016】
本発明の第7の態様は、前記開放セルが1インチ(2.54cm)当たり100ライン未満であり、少なくとも70パーセントの空隙体積を有する前記要素に関するものである。
【0017】
本発明の第8の態様は、前記クッション層が、エラストマー結合剤と、少なくとも1個のモノマーと、化学線放射に対し感応性を有する開始剤とを含んだ光重合性材料から作成される前記要素に関するものである。
【0018】
本発明の第9の態様は、前記クッション層が、共役ジオレフィン炭化水素の天然もしくは合成重合体と、熱可塑性−エラストマリック・ブロック共重合体との群から選択されたエラストマー材料である前記要素に関するものである。
【0019】
本発明の第10の態様は、前記重合体が、ポリイソプレン、1,2−ポリブタジエン、1,4−ポリブタジエン、ブタジエン/アクリロニトリル、ブタジエン/スチレンと、スチレン−ブタジエン−スチレンおよびスチレン−イソプレン−スチレンのブロック共重合体の群から選択される前記要素に関するものである。
【0020】
本発明の第11の態様は、a)印刷シリンダ上の第1の粘着層と、b)空隙の総体積が40パーセントを超え、開放セルのレリーフ表面を持つエラストマー材料でできた前記第1の粘着層上のクッション層と、c)前記クッション層に前記印刷版を固定するための、前記クッション層上にある第2の粘着層の順に印刷シリンダに取り付けられた印刷版の衝撃を緩和する要素に関するものである。
【0021】
本発明の第12の態様は、前記第1の粘着層と前記印刷シリンダとの間に配置された円筒形スリーブをさらに含む前記要素に関するものである。
【0022】
【発明の実施の形態】
クッション要素は、フレキソ印刷版と、印刷シリンダやスリーブなどの版支持体との間の衝撃緩和層または減衰層として利用される。クッション要素は、そのシリンダもしくはスリーブの一部でも、またそれから完全に分離したものでもよい。クッション要素は、開放セルのレリーフ表面を持ったエラストマー材料を含む。フレキソ印刷版と共に用いる場合、クッション要素は印刷中、版、版シリンダ、ギア、基板、および圧胴の厚さや表面高さの変動を補償するのに十分な圧縮性を有する。加えてこのクッション要素は、印刷時に時間が経過しても全くまたは最小限にしか疲労せず、圧縮状態からもとの寸法に素早くかつ繰り返し戻るのに十分な弾性を有する。
【0023】
クッション要素は、エラストマー材料で形成したクッション層を含む。エラストマー材料は、室温で低応力下で変形可能であり、応力を除去すると元の寸法に戻る。どのエラストマー材料も、そこに開放セルのレリーフを形成できるものなら、クッション要素としての使用に適している。エラストマー材料には、加硫天然ゴム、加硫合成ゴム、ならびに変性高重合体が含まれる。エラストマー材料として適切なものには、ポリブタジエン、ポリイソプレン、ポリクロロプレン、ならびにスチレン−ブタジエン共重合体、ニトリルゴム(例えばアクリロニトリル−ブタジエン共重合体)、エチレン−プロピレン共重合体、ブチルゴム(例えばイソブチレン−イソプレン共重合体)などのオレフィン共重合体が含まれるが、これらに限定されるものではない。熱可塑性のエラストマーもクッション層に適しており、ポリスチレン−ポリブタジエン−ポリスチレン(SBS)、ポリスチレン−ポリイソプレン−ポリスチレン(SIS)、ポリスチレン−ポリ(エチレンブチレン)−ポリスチレン(SEBS)などのスチレン−ジエン−スチレン三ブロック共重合体、ならびに熱可塑性のポリエステル・エラストマーおよびポリウレタン・エラストマー、熱可塑性ポリオレフィンゴム(ポリオレフィン配合)が含まれるが、これらに限定されるものではない。適切なエラストマーには、クロロスルホン化ポリエチレン、ポリスルフィド、ポリアルキレンオキシド、ポリフォスファゼン、アクリレートおよびメタクリレートのエラストマー性重合体および共重合体、酢酸ビニルおよび一部分水素化誘導体のエラストマー性共重合体も含まれる。
【0024】
クッション要素は、所期の目的で機能するならば、複数のエラストマー層を含むことができる。クッション要素は、エラストマー層の支持体も含むことができる。この支持体は、寸法の安定している金属または重合体のフィルム材料で作ることができる。一般に支持体は、エラストマー層を確実に支持体に付着させるための、粘着性を増進させる表面または接着剤層を有する。支持体の外表面上にある接着剤層を、粘着性材料もしくはプライマの下塗り材の層、または米国特許第2760863号に開示されるような、支持体とエラストマー層との間に強い接着力を付与する固定層とすることができる。加えて支持体には、火炎処理もしくは電子処理が施され、これによって、支持体とエラストマー層との間の粘着性が増進される。
【0025】
クッション層として用いられる、エラストマー材料の層は、ショアA硬さが65まで、少なくとも約40であることが好ましい。クッション層は、印刷時の加圧下で、開放セルのレリーフが転置するのに適するような厚さであればよい。クッション層の厚さを選択するのに影響を与える他の要因は、望ましいクッション効果および弾性と、例えばピッチ高さなどの印刷条件である。一般にクッション層は、その厚さが285ミル(0.04〜0.72cm)までが適切であり、好ましいのは45〜107ミル(0.11〜0.27cm)の厚さである。クッション層は、0.5〜10ミル(0.0013〜0.0254cm)の刷りに適応できるものとする。
【0026】
クッション層の片側は、複数の開放セルを有するレリーフ表面を含む。複数の開放セルは、任意のパターンまたは均一なパターンとすることができ、好ましいのは均一なパターンの開放セルである。複数の開放セルがこの層を覆い、もしくは実質上覆うことが好ましく、これによって印刷中、印刷版に適切なクッション支持体が備えられる。クッション層の全表面よりも少ない領域で開放セルを持つことができるが、この開放セルは、少なくとも印刷版の印刷領域に対応する領域内になければならない。クッション層内の開放セルによって、延長した期間に対し圧縮性の損失が全くないかもしくは最小限の圧縮性の損失のみを伴う状態で、要素には印刷中圧縮する能力が付与される。クッション層を形成するエラストマー材料によって、延長した期間全く永久的変形がないかもしくは最小限の永久的変形を伴う状態で、印刷中、圧縮状態からそのもとの寸法に戻り続けるような弾性が要素に付与される。
【0027】
複数の開放セルの各開放セルは、そこからエラストマー材料のいくつかの部分を除去して、層の表面からレリーフを形成するエラストマー材料の体積と考えられる。除去された材料から創出した空隙をクッション層の表面から観察でき、即ち完全に層の内部にある空隙は存在しないため、それぞれの気泡は開放している。開放セルは、レリーフ深さまで除去された材料の領域という表現で説明することができ、または最も好ましいのは、開放セルが空隙の体積パーセントという表現で説明されることである。空隙の体積パーセントとは、除去されたエラストマー材料の、気泡当たりの百分率である(即ち、クッション層の単位体積当たり)。クッション層の開放セルは、空隙の総体積が40パーセントを超え、好ましいのは少なくとも80パーセントであり、最も好ましいのは90〜98パーセントの空隙体積である。このため、開放セルが40パーセントを超える空隙体積を有する場合、エラストマー材料の60パーセント未満が開放セルとして存在する。空隙の体積パーセントが40パーセントよりも大きい体積に増加し、特に空隙体積が80パーセントよりも大きくなると、クッション層内の開放セルは層のフロアから突き出た鉛筆状の部材またはフィンガとして現れる。クッション層の所定領域内にある開放セルは空隙の総体積が40パーセントを超え、この層が十分に印刷版の衝撃を緩和することから、これら開放セルの数に制限はない。層内の開放セルが少数であると、フレキソ印刷版の衝撃を緩和するのに十分でないことがある。クッション層に多数の開放セルが存在するのが好ましいため、このクッション層の開放セルは、釘の基部(bed of nail )に似て、層のフロアから突き出た複数の鉛筆状の部材またはフィンガとして現れる。
【0028】
開放セルは、3〜50ミル(0.0076〜0.127cm)のレリーフ深さを有し、好ましくは3〜30ミル(0.0076〜0.076cm)、最も好ましいのは20ミル(0.050cm)である。
【0029】
複数の開放セルは、所望のパターンを形成するのに矛盾のない方法でクッション層内に形成される、レリーフ・パターンを含む。例えば、感光性のエラストマー材料を用いた写真製版によって形成でき、また例えばナイフでその材料を切断し、もしくはCushner 他のWO93/23252およびWO93/23253とMcCaughcy, Jr の米国特許第5259311号に開示されるようにレーザで彫り込むなど機械的に形成でき、鋳造やさらにエンボシングによっても形成することができる。クッション層は、感光性のエラストマー要素で作成するのが好ましく、例えばChenの米国特許第4369246号および米国特許第4323636号やGruetzmacher他の米国特許第4427759号に開示されるように、特に、レリーフ・パターンがマスク・フィルムと共に層内に形成される、光重合性の印刷要素が好ましい。レリーフ・パターンは、レーザ放射を用いたデジタル方式で得られるマスク像と共に、光重合性の要素に形成することもできる。赤外線感応層をそこに有する光重合性要素は、Fan の米国特許第5262275号およびVan Zoerenの米国特許第5056086号に開示されるように、赤外線感応放射によって像が形成されるように(imagewise )除去され、要素上のもとの位置にマスクを形成する。
【0030】
好ましい実施例では、クッション層は光重合性材料の層を含む光重合性の印刷要素から形成される。光重合性材料はよく知られており、光重合性や光架橋性、またはその双方を有する組織を包含する。光重合性層は、エラストマー結合剤、少なくとも1個のモノマー、および開始剤を含み、この開始剤は、化学線放射に対し感応性を有する光開始剤であることが好ましい。ほとんどの場合、開始剤は可視光線もしくは紫外線に感応する。フレキソ印刷版の形成に適するどの光重合性組成物も、本発明に使用することができる。適切な組成物の例は、例えばChen他の米国特許第4323637号やGruetzmacher他の米国特許第4427749号、あるいはFeinberg他の米国特許第4894315号に開示されている。
【0031】
エラストマー結合剤は、水性溶媒、半水性溶媒、または有機溶媒に対し、可溶性、膨潤性、または分散性を有する単独のポリマーもしくはポリマーの混合物とされる。水性または半水性の現像剤に対し可溶性または分散性を有する結合剤は、Alles の米国特許第3458311号、Pohlの米国特許第4442302号、Pineの米国特許第4361640号、Inoue 他の米国特許第3794494号、Proskow の米国特許第4177074号、Proskow の米国特許第4431723号、およびWorns の米国特許第4517279号に開示されている。有機溶媒に対し可溶性、膨潤性、または分散性を有する結合剤は、共役ジオレフィン系炭化水素の天然もしくは合成ポリマーを含み、例えばポリイソプレン、1,2−ポリブタジエン、1,4−ポリブタジエン、ブタジエン/アクリロニトリル、ブタジエン/スチレン熱可塑性−エラストマリック・ブロック共重合体、および他の共重合体が含まれる。Chenの米国特許第4323636号、Heinz 他の米国特許第4430417号、およびToda他の米国特許第4045231号で論じられているブロック共重合体を用いることができる。結合剤は、光重合性層の少なくとも65重量%存在することが好ましい。ここで用いられる結合剤という用語は、Fryd他の米国特許第4956252号に開示されているような、コア・シェル・マイクロゲルと、マイクロゲルおよび前もって形成された高分子ポリマーの混合物とを含む。
【0032】
光重合性層は、結合剤が透明である範囲内で互いに相溶性のある単独のモノマーまたはモノマーの混合物を含有することができ、濁りのない感光性の層が形成される。光重合性層内で使用できるモノマーは技術的によく知られており、付加重合による、比較的低分子量のエチレン不飽和化合物(一般に約30,000未満)、好ましくは分子量が約5000未満のものを含むが、これに限定されるものではない。モノマーの例は、Chenの米国特許第4323636号、Fryd他の米国特許第4753865号、Fryd他の米国特許第4726877号、およびFeinberg他の米国特許第4894315号にみることができる。モノマーは、光重合性層の少なくとも5重量%存在することが好ましい。
【0033】
光開始剤は、単独もしくは複数のモノマーの重合を過剰な停止反応なしに開始させる遊離基を発生させつつ化学線放射に感応する、単独の化合物または化合物の組合せのいずれかとすることができる。光開始剤は、一般に化学線、例えば可視光線または紫外線に感応し、好ましいのは紫外線である。光開始剤は、熱に対し不活性とするのが好ましく、185℃以下である。適切な光開始剤の例として、置換された、もしくは置換されない多環状キノンを含む。適切な組織の例は、Gruetzmacherの米国特許第4460675号およびFeinberg他の米国特許第4894315号に開示されている。光開始剤は、一般に光重合性組成物に対し、0.001重量%〜10.0重量%存在する。
【0034】
光重合性層は、所望の最終特性に応じて他の添加剤を含有する。このような添加剤には、増感剤、可塑剤、レオロジー変性剤、熱重合抑制剤、粘着付与剤、着色剤、酸化防止剤、オゾン割れ防止剤、または充填剤が含まれる。
【0035】
クッション要素は、少なくとも1個の重合体フィルムの支持体を含むことができる。支持体は、寸法が安定して、処理される間安定な状態であるように非反応性を有する重合体材料のいずれかによって作成される。支持体は、化学線に対し透明もしくはほぼ透明であることが好ましい。化学線には可視光線または紫外線が含まれる。適切な重合体材料の例には、付加重合体や線状縮合重合体などによって形成された重合体フィルムが含まれる。線状ポリエステルが好ましく、特にポリエチレンテレフタレート(PET)が好ましい。支持体は、0.010〜約2インチ(0.025〜5.08cm)の厚さを有し、10〜100ミル(0.025〜0.25cm)が好ましい。一般に、好ましい厚さは所望の最終用途に依存する。
【0036】
開放セルのレリーフ・パターンは、マスクを通して化学線放射に曝し、化学線放射に曝されていない領域を洗い流すことによって、光重合性要素のエラストマー層に形成される。使用される放射線の種類は、光重合性層の光開始剤の種類によって変化する。この露光段階では、従来のどの化学線源も使用することができる。例えば可視光線やUV線などの化学線源を使用することができる。最も適切なUV線源は水銀蒸気灯であり、特に太陽灯である。標準的な放射線源は、放射の中央波長がおよそ354nmである、Sylvania 350Blacklight蛍光灯(FR48T12/350VL/VHO/180,115w)である。化学線放射に対する露光時間は、放射線の強度およびスペクトルのエネルギー分布と、その光重合性層からの距離と、光重合性層の性質および量に依存して数秒〜数分の間で変化する。
【0037】
レリーフ・パターンを形成するプロセスは、支持体(すなわち、光重合性層のレリーフのない側)を通した化学線放射に対するブランケット露光である、裏面露光またはバックフラッシュ段階を含むこともできる。このようなブランケット露光は、この層の支持体側に重合体材料の薄い層すなわちフロアを創出し、光重合性層に感光性を付与するために用いられる。フロアは、一般にレリーフの深さを確立する。バックフラッシュ露光は、他の像形成段階の前、間中、または後に行うことができる。従来の放射線源をバックフラッシュ露光段階で使用することができ、数秒から約1分までの範囲で変化する。
【0038】
複数の開放セルを形成するために使用するマスクは、ハーフトーン・スクリーン、即ち、等サイズのドットと等密度のドット構造を有するフィルムであってもよい。スクリーンは、ドットサイズおよびそのドットのスクリーン線数、即ち1インチ(2.54cm)当たりのドット・ラインの数(ライン密度)によって記述される。従来よりスクリーンは、特定密度(particular density)のドットの、繰り返し可能な総合パターンを有していることから、スクリーンを使用することによって複数の開放セルの生成が簡単になる。ドットは、正方形、楕円形、および好ましい円形のいずれかの形状であればよい。スクリーン線数は、ドットの大きさが2〜3から60パーセント・ドットの範囲で1インチ(2.54cm)当たり(lpi)350本(ドットの)までが可能であり、これによって光重合性層に、所望の開放セルのレリーフ・パターンを創出する。スクリーンは、針路線密度が100lpi未満程度であり、30パーセント未満程度のドットであることが好ましい。最も好ましいのは、スクリーンが40lpiおよび2%ドットの線密度を有するものである。また、異なる大きさのドットの組合せやドット以外のパターンを有するスクリーンの使用も可能である。空隙体積はドットの大きさと相反関係にあるもので、即ち、例えばドットが20パーセントであると、開放セル中の空隙体積は80パーセントを呈する。線密度は、空隙の総体積の原因になる所定領域内での開放セル数に影響を与える。線密度が高いほど開放セルの数が増大し、合計で、指定された空隙の総体積が生成される。
【0039】
露光後、クッション要素を適切な現像剤で洗浄することによってパターンを現像する。現像は通常、ほぼ室温で実行される。現像剤は、有機溶媒、水性もしくは半水性溶液、および水とすることができる。現像剤の選択は、主に、除去される光重合性材料の化学的性質に依存する。適切な有機溶媒の現像剤には、芳香族もしくは脂肪族炭化水素、脂肪族もしくは芳香族含ハロゲン炭化水素溶媒、またはこれら溶媒と適切なアルコールとの混合物が含まれる。適切な半水性の現像剤は、通常、水と、水混和性の有機溶媒と、アルカリ性材料とを含有する。適切な水性現像剤は、通常、水とアルカリ性材料を含有する。現像時間は変化するが、約2〜25分の範囲内であることが好ましい。現像剤は、浸漬、噴霧、ブラシやローラでの塗布など、いずれか便利な方法で付着させることができる。ブラッシングの助剤は、層の重合していない部分を除去するために使用される。しかしながら、現像剤および機械的なブラッシング動作を利用する自動処理装置でしばしば洗浄が実行され、これによって、層の露光されていない部分が除去される。
【0040】
現像後、一般にレリーフ・パターンを含むクッション要素は、インクを吸い取るか拭き取って乾かし、その後、適切な時間と温度で強制空気炉もしくは赤外炉内で乾燥させる。この要素を均一にポスト露光することもでき、これによって、光重合または光架橋プロセスが完結し、印刷の間や保管の間も安定した要素となるのを確実にする。ポスト露光段階では、主露光と同様の放射線源を利用する。粘着性の除去は、要素の表面がまだねばねばする場合に利用できる、任意のポスト現像処理である。粘着性の除去は、波長300nm未満の放射線源に露光させることによって達成するのが好ましい。
【0041】
代わりに、エラストマー層がレーザ放射によって彫り込まれ、開放セルのレリーフ・パターンが形成される。レーザでエラストマー層を彫る適切な方法が、Cushner 他のWO93/23252およびWO93/23253と、McCaughey, Jr の米国特許第5259311号に開示されており、これらを本明細書中に参考として援用する。これらの例では、エラストマー層を補強してからレーザで彫らせる。エラストマー層の補強は、熱化学的、光化学的、もしくは機械的な手段、またはこれらの組合せによって達成される。このためエラストマー材料は、レーザで彫ることを目的として、この層を補強するのに適した成分、即ち補強剤も含む。熱化学的補強は、熱に曝された場合に硬化反応に耐える材料を、エラストマーに混ぜることによって達成される。光化学的補強は、光硬化性材料を、エラストマー層に混ぜ、上述のようにこの層を化学線放射に曝すことによって達成される。機械的補強は、補強剤と呼ばれる材料を、エラストマー材料に混ぜることによって達成される。補強剤の例には、カーボンブラックやシリカ、TiO2 、炭酸カルシウム、ケイ酸カルシウムなどの分散粒子、グラファイト、マイカ、アルミニウム、およびアルミナが含まれるが、これらに限定されるものではない。
【0042】
レーザでの彫り込みには、レーザー放射の吸収、局部的な加熱、および3次元での材料の除去が必然的に伴う。スクリーン・マスクによって創出された開放セルと同様もしくは類似の表面パターンは、エラストマー材料を、レーザ放射を用いて彫ることにより形成される。当業者に知られるように、どの形態のマスク像もデジタル情報に変換して電子的にコンピュータに格納でき、その後レーザで彫り込む。デジタル情報は、彫り込みプロセスの間、レーザを調節するのに使用される。レーザは、エラストマー材料に衝突して焦点もしくはその近傍で彫り込みがなされるようにする。レーザでの彫り込みの際に考慮すべき要因は、要素の深さ内でのエネルギーの析出、熱の散逸、融解、蒸発、酸化など熱的に誘導された化学反応、彫り込まれた要素の表面を空気で運ばれる材料、および彫り込まれた要素からの材料の機械的な噴出、即ちぼたの除去を含むが、これらに限定されるものではない。
【0043】
エラストマー材料の彫り込みは熱的に引き起こされる加工であり、そこでは焦点を合わせたレーザ放射線のエネルギーが材料によって吸収される。レーザ出力は、彫り込みが施される材料によって、強力に吸収される波長でなければならない。エラストマー材料は、それ自体がレーザ放射を吸収する傾向のものでもよく、またはエラストマー材料は、その材料の吸収性を高める少なくとも1種のレーザ放射吸収成分を含んでもよい。レーザ放射吸収成分は、特に、赤外発光固体レーザの使用に適した赤外線吸収染料および顔料を含む。カーボンブラックは、レーザ放射吸収成分、ならびにエラストマー層を機械的に補強する補強剤の、双方の機能を果たすことの可能な好ましい顔料である。一般に、エラストマー自体は10個(10)のマイクロメータの周りの放射線を吸収でき、従って、炭酸ガスレーザなどこの波長で機能するレーザによって彫り込むために、付加的なレーザ放射吸収成分を必要としない。対照的に、一般にエラストマーは、1個(1)のマイクロメータの周りの放射を吸収する力がなく、このため、通常は彫り込みを行うために、Nd:YAGレーザなどの赤外発光固体レーザによって発生した光エネルギーを吸収するための、レーザ放射吸収成分を必要とする。約350nm未満の波長または約2ミクロンを超える波長を有するレーザも、エラストマーを彫り込むのに適している。エラストマー層を彫り込むレーザに適したエネルギー密度(流束量)の範囲は、50〜200Joules/cm2 である。好ましいレーザ書込みエンジン(laser write engine)は、波長10.6ミクロンで機能する炭酸ガスレーザであり、ぼたを採取する外部ドラムを含んで光重合性のエラストマー層が彫り込まれる。
【0044】
特に天然もしくは合成のゴムなど、エラストマー材料のいく種類かは、開放セルをレーザで彫り込むために補強する必要がない。
【0045】
クッション要素は、印刷版と印刷シリンダの間に配置される。クッション層を印刷シリンダ上に取り付ける場合、この層をレリーフ側下方(印刷シリンダ方向)またはレリーフ側上方(印刷版方向)に配置することができ、あるいは、1個または複数のクッション層の上面と底面の双方がレリーフ表面を含有する場合、レリーフ側下方とレリーフ側上方の双方にに配置することができる。また、従来技術のように取り外し可能なスリーブは、印刷シリンダ上に取り付けることができ、クッション層はスリーブに取り付けられる。クッション層は、接着剤を用いて印刷シリンダ(またはスリーブ)に取り付けられる。接着剤は、接着層または通常テープでよく、通常スティッキーバックと呼ばれている、両面に接着剤が付いたビニル・シートである。印刷版は、クッション層との間のスティッキーバック・テープの第2層によって、このクッション層に取り付けられる。クッション層は、平面シートやシリンダを含む印刷版の、衝撃を緩和するのに適したどの形態でもよい。本発明のクッション要素と共に使用される印刷版は、好ましくはフレキソ印刷版である。
【0046】
【実施例】
実施例1および比較例
実施例1A
以下の実施例では、エラストマー結合剤を含有した光重合性材料からクッション層を作成することと、印刷時におけるクッション層内の空隙体積の影響を説明する。
【0047】
マスクを、従来技術通りBarco Megasetter像定着剤を使用して、ハロゲン化銀フィルム タイプPFRM−7(デュポン社、Wilmington、DEから発売)から作成し、DRD現像剤(デュポン社から発売)で処理した。このフィルムからのマスクは多数の領域セグメントを有し、そこでは各セグメントが、特定のスクリーン線密度(1インチ(2.54cm)当たりの線数)および特定の連続階調のパーセント・ドット・サイズを有していた。マスクは、6セグメント領域の像を有し、(1)1インチ(2.54cm)当たり350本(lpi)および50%ドット、(2)350lpiおよび20%ドット、(3)200lpiおよび50%ドット、(4)100lpiおよび80%ドット、(5)100lpiおよび50%ドット、(6)100lpiおよび20%ドットであった。全ての像は、印刷シリンダの長手方向の軸に比例する、52段階スクリーン・アングルであった。
【0048】
クッション層を、Cyrel (登録商標)67HCSフレキソ印刷要素(デュポン社から発売)から作成した。この要素のカバーシートを除去し、マスクを要素上に配置した。要素は、デュポン社製2001露光装置によるUV光露光装置内で、マスクを通して365nmの化学線放射に曝され、OPTISOL (登録商標)溶媒洗浄溶液を用いて列形光重合体処理装置内で処理し、これによって、要素の露光されていない領域が洗い流されると共に、クッション層にレリーフパターンが形成された。クッション層を、強制空気炉内で2時間、華氏140度(60℃)で乾燥した。重合を確実に完結させてクッション層の粘着度を無くすため、ピーク放射線が365nmおよび230nmのUV光で10分間露光することによって、クッション層を後処理した。クッション層は、ショアA硬さが50であった。クッション層は、マスク・セグメントに対応する6レリーフ領域を有し、例えばこれらマスク・セグメントに対応するレリーフ領域は、(1)50%空隙体積を有し、(2)80%空隙体積を有し、(3)50%空隙体積を有し、(4)20%空隙体積を有し、(5)50%空隙体積を有し、および(6)80%空隙体積を有するものであった。
【0049】
印刷版をCyrel (登録商標)フレキソ印刷要素 タイプEXL67から作成した。ここでレリーフ像は、マスクを通して像が形成されるように露光し、洗浄し、上述のクッション層で説明したように後処理するといった従来の方法によって形成した。この点に関し、マスクは6個のセグメントを有して作成されたが、各セグメントは、版上のレリーフ像のパターンが6回繰り返されるように、同様のものであった。各セグメントは、1インチ(2.54cm)当たり65本、85本、120本、150本の線スクリーンのグレー・スケール、2ポイントから10ポイントにわたる細いタイプから太いタイプ、広いソリッド領域、印刷方向に基づいてウェブ方向およびウェブに交差する方向に合わせて設けられたバーコード、ハーフ・トーンの単色画像を含んだ。
【0050】
所望のピッチ高さを達成するため、クッション層を印刷シリンダ、または印刷シリンダに取り付けられたCyrel (登録商標)スリーブに粘着テープで取り付けた。ピッチ高さは、印刷シリンダを回転させるギアの直径である。全ての要素、即ち(複数の)粘着層、スリーブ、クッション層、印刷版の直径の合計は、印刷シリンダに取り付けられた場合、最適な印刷の質でのピッチ高さに等しいものとする。粘着テープは、厚さ0.005インチ(0.013cm)のビニールで、両面が粘着性を有するスティッキーバック・テープの層である。クッション層は、レリーフ表面を有する側面を上に向け(印刷シリンダから離して)、シリンダ上へと方向付けた。フレキソ印刷版を、この版とクッション層の間の層としての両面スティッキー・バック・テープにより、クッション層の上面に取り付け、このため版のレリーフ像は、印刷用に外側に向けられた。印刷版のレリーフ像の各パターンは、クッション層のレリーフ領域セグメントの1つに固定された。印刷版の各レリーフ像は同様の情報を印刷するが、下にあるクッション層のセグメントのため、異なった状態で衝撃が緩和された。
【0051】
クッション層が設けられた印刷シリンダと印刷版を、中央インプレッションとチャンバを有するドクター・ブレードとを備える幅60インチ(152.4cm)のフレキソ印刷機(W&H製、ドイツ)に取り付けた。セラミック表面を有し、750線スクリーン(line screen )、体積14億5千万立法ミクロン(bcm)、セル深さ5ミクロンのアニロックス(転写)・ロール(Praxair 、シャーロット、ノースカロライナ州より)を使用した。インクは、Progressive Ink (Lionville 、PA)から得られるアルコールに溶けやすいポリイミド樹脂加工インクであり、#2 Zahn カップでの粘性が30秒となるよう調製された。インプレッション設定をキス状態、即ちこれは印刷業者が説明するのに用いる専門用語であるが、インクがいくらか飛ぶ程度に版がようやく基板に接触する状態にし、その後、インプレッション設定を0.002インチ(0.005cm)〜0.006インチ(0.015cm)増加させた。印刷された基板は、厚さ0.001インチ(0.0025cm)の不透明なポリエチレン・フィルムとした。基板に、1分当たり600フィート(182.88m)(fpm)および100fpmの印刷速度で印刷した。印刷の質を評価した。
【0052】
比較として、フレキソ印刷要素を全て化学線放射に曝し(マスクを通して像が形成されるようには露光しない)、固体、即ちレリーフのないエラストマー材料の層を形成した以外は、クッション層をCyrel (登録商標)67HCSフレキソ印刷要素で作成した。要素を処理してリリース層を除去し、乾燥させ、後処理、即ち上述のようにポスト露光および光処理を行った。比較用の固体クッション層を、上述の両面スティッキー・バック・テープを用い、印刷版の付いた印刷シリンダに取り付けた。印刷を、上述と同様の条件で実行した。
【0053】
対照として、フレキソ印刷版を上述のようにして作成した。対照印刷版を、両面に接着剤が付いた圧縮フォーム・テープ(タイプ 1120フォーム・テープ、厚さ0.020インチ(0.05cm)、3M社製)を使用し、このテープがスリーブと印刷版との間にあるように、厚さ0.040インチ(0.102cm)のCyrel (登録商標)スリーブに取り付けた。フォーム・テープは、フレキソ印刷版を印刷シリンダに取り付けるため従来通り使用された。印刷シリンダと印刷版の間には、エラストマー材料からなるクッション層を用いなかった。印刷を、上述と同様の条件で実行した。
【0054】
結果は次の通りであった。
【0055】
印刷速度600fpmの場合
【0056】
【表1】
印刷の質を「A」から「D」のスケールで評価した。ここで、「D」は劣る、即ち固体および細い線像上に長円形、不明瞭なドット、および不明瞭なハローができ、「C」は少し良い、「B」は良い、そして「A」は大変良い、即ち固体および細い線像上に鮮明なドットおよび清浄なエッジができると共に、固体領域へのインクの塗りが滑らかであることを示す。
【0057】
印刷速度が100fpmの場合、印刷の質は、600fpmの場合と同様であった。各試験が最適なインプレッション設定を必要とするためインプレッション設定を変更すると、通常の印刷上のばらつきが目立った。印刷の質が劣る結果の場合、印刷の質を改善するためのインプレッション設定は行われなかった。
【0058】
比較用の印刷構造、即ち印刷版の下に存在するクッション層として固体エラストマーを用いた印刷では、固体および細い線像の周りに長円形、不明瞭なドット、および不明瞭なハローが生じることから質が劣っていた。
【0059】
対照用の印刷構造、即ち印刷版とシリンダの間にフォーム・テープを使用した印刷では、予想通り、鮮明なドットと清浄なエッジが固体および細い線像上に形成された。しかし、この対照用の印刷の質は、最適化された場合、固体印刷領域上でのインクの塗りに滑らかさが欠けていた。
【0060】
開放セルの空隙体積を有するクッション層を用いた印刷では、その質がクッション層の空隙体積に応じ、少し良いから大変良いにまで変化した。印刷の質は、クッション層の開放セルの空隙体積レリーフ、即ちレリーフを形成するためのマスクに用いられる線スクリーンとドットの大きさに直接関係した。即ち、ドット・サイズが大きくて1インチ(2.54cm)当たりの線スクリーンが多いと、その印刷結果はぎりぎりのレベル、例えば不明瞭な部分やハローが印刷され、ドット・サイズが小さくて1インチ(2.54cm)当たりの線スクリーンが少ないと、非常に良い結果が得られ、これらは全て固体クッションの比較例に改良を加えたものである。
【0061】
100lpiスクリーンおよび20%ドット、即ち80%の空隙体積から形成されたクッション層を用いた印刷では、対照にほぼ匹敵する印刷結果が得られた。印刷の質は、空隙体積およびセグメント密度によって変化した。80%の空隙体積(および100lpi)を持つクッション・セグメント6は、対照の印刷の質とほぼ同様の質を有していた。
【0062】
実施例1B
クッション層に使用されるマスクを、52段階のスクリーン・アングルの代わりに7段階のスクリーン・アングル(印刷シリンダの長手方向の軸に比例する)で形成した以外は、実施例1Aを繰り返した。このマスクで作成したクッション層による印刷では、評価できる差異は何も観察されなかった。
【0063】
実施例2
本実施例ではさらに、印刷の際の、クッション層が有する開放セルの、空隙体積の影響を説明する。
【0064】
クッション層に用いられるマスクが異なる以外は、実施例1Aを繰り返した。マスクは18セグメントの像を有し、線スクリーンの線密度が31lpi、43lpi、62lpi、81lpi、99lpi、および115lpiであり、各線密度に対する連続階調のドット・サイズが20%、10%、および5%であった。これは、クッション層の空隙体積、80%、90%、および95%にそれぞれ対応したものであった。
【0065】
【表2】
フレキソ印刷工程において、異なる色に異なる線角度と線スクリーンを用いた場合、モアレが問題となるかどうかを決定するため、他の印刷像(グレー・スケール)を版として使用した。角度37.5°マゼンタ、67.5°黒、97.5°シアン、および82.5°黄におけるスクリーン65、85、120、150lpiを試験し、パターンの衝撃緩和によってモアレ・パターンが生じないことが確実となった。
【0066】
実施例3
本実施例では、クッション層の厚さ、硬さ、およびレリーフ高さが最終的な印刷の質に与える効果を説明する。
【0067】
実施例3A
クッション層をCyrel (登録商標)CL30フレキソ印刷要素(厚さ0.030インチ(0.076cm))で作成し、マスクを20%の連続階調ドットで全て(即ち1セグメント像のみ)90lpiとし、その空隙体積をクッション層の80%とした以外は実施例1Aを繰り返した。また、像および裏面露光を当業技術で知られるように変化させ、開放セルのレリーフ深さを23ミルとした。クッション層は、適度なショアA硬さが65であった。
【0068】
実施例3B
クッション層を厚さ0.045インチ(0.114cm)のCyrel (登録商標)PLS45フレキソ印刷要素で作成した以外は、実施例3Aを繰り返した。同様に、クッション層の一部が30ミルのレリーフ深さを有し、クッション層の他の部分が15ミルのレリーフ深さを有するよう、像および裏面露光を変化させた。マスクを20%の連続階調ドットで全て(1セグメントのみ)90lpiとして、その空隙体積をクッション層の80%とした。クッション層は、使用時のショアA硬さが48であった。
【0069】
実施例3C
3つのクッション層を全て同じ厚さの0.067インチ(0.17cm)に作成するが、使用時にはそれぞれの硬さが異なること以外は実施例3Bを繰り返した。クッション層はそれぞれ、Cyrel (登録商標)フレキソ印刷要素(1)ショアA硬さが64を有するタイプ HOS67と、(2)ショアA硬さが50を有するタイプ HCS67と、(3)ショアA硬さが38を有するタイプ TDR67で作成された。各クッション層は、像および裏面露光を変化させることによって、一部が30ミルのレリーフ深さを有し、他の部分が15ミルのレリーフ深さを有していた。マスクを20%の連続階調ドットで全て(1セグメントのみ)90lpiとして、クッション層の空隙体積を80%とした。
【0070】
実施例3D
3つのクッション層を全て同じ厚さの0.107インチ(0.27cm)に作成し、それぞれの硬さが異なること以外は実施例3Cを繰り返した。クッション層はそれぞれ、Cyrel (登録商標)フレキソ印刷要素(1)ショアA硬さが64を有するタイプ HOS107と、(2)ショアA硬さが50を有するタイプ HCS107と、(3)ショアA硬さが38を有するタイプ TDR107で作成された。各クッション層は、レリーフ深さが30ミルおよび15ミルであり、20%の連続階調ドットで90lpiのマスク像を用いて露光した。
【0071】
実施例3E
クッション層を、ショアA硬さが50を有するCyrel (登録商標)フレキソ印刷要素 タイプ HCS107で作成すること以外は、実施例1を繰り返した。マスクは6個のセグメントの像、即ち(1)90lpiスクリーンおよび20%ドット、(2)90lpiスクリーンおよび15%ドット、(3)90lpiスクリーンおよび5%ドット、(4)40lpiスクリーンおよび20%ドット、(5)40lpiスクリーンおよび15%ドット、(6)40lpiスクリーンおよび5%ドットの像を有していた。全て、レリーフ深さが25ミル(0.025インチ(0.064cm))であった。
【0072】
実施例3Aから3Eまでの全ては、実施例1に示されるようにして印刷された。即ち、クッション層のセグメントに対応する同一の像を有した6個のセグメントを、最適な印刷の質を得るために調整されたインプレッション設定、100および600fpmで印刷した。
【0073】
結果は以下のようであった。
【0074】
【表3】
より小さなドットおよび針路線スクリーンによって、結果が改善された。最良の結果は、95%の空隙体積を再生する5%ドット、40lpiによって達成された。硬さを変化させて(64、50、および38で試験を行った)得られた印刷の質について、評価できる差異は何も観察されなかった。しかしながら、より広いインプレッション寛容度が得られることから、柔軟な硬さのクッション層を取り扱う場合にいくつかの長所があるという感触が、印刷作業者によって得られた。レリーフ深さを異ならせても、その結果、印刷の質に重大な違いはみられなかった。一般に、厚さが0.045インチ(0.114cm)を超えるクッション層によって、印刷の質がより薄いクッション層よりも良くなった。
【0075】
【発明の効果】
本発明のクッション層の長所は多数ある。クッション層は、使用中の圧縮性および弾性に関してその寿命が延長し、長い印刷行程に使用できると共に、他の印刷行程用クッション層として再使用することができる。他の長所は、圧縮フォーム・テープが通常は印刷版から離れるときに破壊するのとは異なり、クッション層が、印刷版とは別々に扱えることである。他の長所は、用いられる印刷の圧力が最適な印刷の質のため設定されるように、クッション層が、厚さの変動または版の表面、版シリンダ、基板、ギア、および圧胴を補正することである。
Claims (3)
- 空隙の総体積が40パーセントを超える開放セルのレリーフ表面を有した、エラストマー材料のクッション層を含み、前記開放セルは層のフロアから突き出た複数の鉛筆状の部材またはフィンガによって形成されていることを特徴とする、印刷の間中、印刷シリンダに取り付けられたフレキソ印刷版の衝撃を緩和する要素。
- 印刷側と反対にある裏面を有する印刷版とあいまって、前記クッション層のレリーフ表面が前記版の裏面と向き合っていることを特徴とする請求項1に記載の要素。
- 印刷シリンダとあいまって、前記クッション層のレリーフ表面が前記印刷シリンダと向き合っていることを特徴とする請求項1に記載の要素。
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