JP4268564B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Description
前記ビードコアは、タイヤ回転軸を含む子午線断面において、該ビードコアの断面輪郭をなす外周位置で互いに近接して配された外周ビードワイヤを含み、
かつ、この外周ビードワイヤが囲む内部領域に、1本のビードワイヤが配設可能な断面積を有した非ビードワイヤからなる振動吸収部が設けられるとともに、
前記ビードコアは、複数本のビードワイヤを平行に引き揃えたテープ状をなすワイヤ束体を渦巻き状に多層に巻き重ねることによって形成され、
このワイヤ束体は、幅方向両側に配され、前記外周ビードワイヤをなす外側のビードワイヤで挟まれる内側のビードワイヤの1本の少なくとも一部に所定の長さでビードワイヤを除去したワイヤ除去部を有し、
巻き重ねにより最下の外周ビードワイヤを有する最上段と、最上の外周ビードワイヤを有する最上段との間の1つの中間段に前記ワイヤ除去部を位置させ、
このワイヤ除去部の空隙部分に、非ワイヤ材からなる振動吸収材料を配した前記振動吸収部を形成したことを特徴としている。
前記ビードコアは、タイヤ回転軸を含む子午線断面において、該ビードコアの断面輪郭をなす外周位置で互いに近接して配された外周ビードワイヤを含み、
かつ、この外周ビードワイヤが囲む内部領域に、1本のビードワイヤが配設可能な断面積を有した非ビードワイヤからなる振動吸収部が設けられるとともに、
前記ビードコアは、1本のビードワイヤを最下段から最上段まで多段多列で連続的に巻き付けることにより、幅方向両側に配された前記外周ビードワイヤ、及び前記最下段と最上段とをなす前記外周ビードワイヤとを有し、
かつビードコアの成形に際して、始端からビードワイヤの最下段での周方向の1周巻き付ののち、前記始端に重ならないように、ビードワイヤの一部をタイヤ軸方向の一方へと屈曲させて周方向に巻回しつつ、かつ最上段まで巻回するとともに、
前記最上段と、最上の外周ビードワイヤを有する最上段との間の中間段に、タイヤ軸方向Yへの変位量をビードワイヤの線径dの実質的に2倍とした後、周方向に巻くことにより、ビードワイヤ間に、1本のビードワイヤの直径dの距離を隔てる空隙部が形成し、
しかもこの空隙部に、非ワイヤ材からなる振動吸収材料を配した前記振動吸収部を形成することを特徴としている。
図1には本実施形態の空気入りタイヤのタイヤ回転軸を含む右半分の子午線断面図、図2にはそのビードコアを拡大した拡大図がそれぞれ示されている。本実施形態の空気入りタイヤ1は、トレッド部2からサイドウォール部3を経てビード部4のビードコア5に至るカーカス6と、このカーカス6のタイヤ半径方向外側かつトレッド部2の内部に配されたベルト層7とが設けられた偏平率が65%以下の乗用車用のラジアルタイヤ1が例示される。
テスト要領は次の通りである。
各供試タイヤを15×6Jのアルミホイールリムにリム組みし空気圧230kPaを充填して排気量2000ccの国産FR車の全輪に装着し、ロードノイズ試験路を時速50km/hで走行したときの運転席右耳元でのオーバーオールの騒音レベルdB(A)を測定した。数値が小さいほど良好である。
前記リムに装着された各供試タイヤ(内圧230kPa)のビード部の外側から横力を加え、ビード部がリムシート面から外れたときの横力の値を従来例1を100とする指数で表示した。数値が大きいほどリムからタイヤが外れ難いことを示す。
2 トレッド部
3 サイドウォール部
4 ビード部
5 ビードコア
6 カーカス
7 ベルト層
8 外周ビードワイヤ
10 ビードワイヤ
11 振動吸収部
G1 ゴム
i 内部領域
Claims (7)
- ビードワイヤを巻き重ねて構成した環状のビードコアがビード部に配された空気入りタイヤであって、
前記ビードコアは、タイヤ回転軸を含む子午線断面において、該ビードコアの断面輪郭をなす外周位置で互いに近接して配された外周ビードワイヤを含み、
かつ、この外周ビードワイヤが囲む内部領域に、1本のビードワイヤが配設可能な断面積を有した非ビードワイヤからなる振動吸収部が設けられるとともに、
前記ビードコアは、複数本のビードワイヤを平行に引き揃えたテープ状をなすワイヤ束体を渦巻き状に多層に巻き重ねることによって形成され、
このワイヤ束体は、幅方向両側に配され、前記外周ビードワイヤをなす外側のビードワイヤで挟まれる内側のビードワイヤの1本の少なくとも一部に所定の長さでビードワイヤを除去したワイヤ除去部を有し、
巻き重ねにより最下の外周ビードワイヤを有する最下段と、最上の外周ビードワイヤを有する最上段との間の1つの中間段に前記ワイヤ除去部を位置させ、
このワイヤ除去部の空隙部分に、非ワイヤ材からなる振動吸収材料を配した前記振動吸収部を形成したことを特徴とするたことを特徴とする空気入りタイヤ。 - 前記ワイヤ束体は、巻付けに先立ち、前記ワイヤ除去部に前記振動吸収材料を配したことを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。
- ビードワイヤを巻き重ねて構成した環状のビードコアがビード部に配された空気入りタイヤであって、
前記ビードコアは、タイヤ回転軸を含む子午線断面において、該ビードコアの断面輪郭をなす外周位置で互いに近接して配された外周ビードワイヤを含み、
かつ、この外周ビードワイヤが囲む内部領域に、1本のビードワイヤが配設可能な断面積を有した非ビードワイヤからなる振動吸収部が設けられるとともに、
前記ビードコアは、1本のビードワイヤを最下段から最上段まで多段多列で連続的に巻き付けることにより、幅方向両側に配された前記外周ビードワイヤ、及び前記最下段と最上段とをなす前記外周ビードワイヤとを有し、
かつビードコアの成形に際して、始端からビードワイヤの最下段での周方向の1周巻き付ののち、前記始端に重ならないように、ビードワイヤの一部をタイヤ軸方向の一方へと屈曲させて周方向に巻回しつつ、かつ最上段まで巻回するとともに、
前記最上段と、最上の外周ビードワイヤを有する最上段との間の中間段に、タイヤ軸方向Yへの変位量をビードワイヤの線径dの実質的に2倍とした後、周方向に巻くことにより、ビードワイヤ間に、1本のビードワイヤの直径dの距離を隔てる空隙部が形成し、
しかもこの空隙部に、非ワイヤ材からなる振動吸収材料を配した前記振動吸収部を形成することを特徴とする空気入りタイヤ。
- 前記空隙部は、振動吸収材料が満たされた後に次のビードワイヤが巻回されることを特徴とする請求項3記載の空気入りタイヤ。
- 前記振動吸収材料はゴムからなることを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。
- 前記振動吸収材料はゴムからなるとともに、該ゴムは前記ワイヤ間ゴムよりもゴム硬さが小さいことを特徴とする請求項5記載の空気入りタイヤ。
- 前記ビードワイヤは、線径が0.8〜2.0mmの断面円形であり、かつ隣り合う他のビードワイヤとの間に0.05〜1.0mmのワイヤ間ゴムを介在させて近接することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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