JP4264564B2 - データ受信装置、受信状況表示方法およびデータ送信方法 - Google Patents
データ受信装置、受信状況表示方法およびデータ送信方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、通信ネットワークを通じて配信される楽曲(音楽)の音楽データを受信するデータ受信装置、受信状況表示方法、および、音楽データなどのデータを送信する場合のデータ送信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
パーソナルコンピュータの普及と、楽曲などのデジタル化された音声データ(音楽データ)についての著作権を保護するための技術である複製防止技術や複製制御技術の実現により、音楽データを通信ネットワークを通じて配信するようにする音楽配信サービスが行われるようになってきている。
【0003】
この音楽配信サービスは、通信機能を備えたパーソナルコンピュータなどの機器を用い、通信ネットワークを通じて、当該通信ネットワーク上に設けられている音楽データの提供業者側のサーバ装置にアクセスし、このサーバ装置に蓄積されている音楽データの中から目的とする音楽データの配信を受けるようにするものである。
【0004】
この場合、音楽データの配信を受けると課金が発生するが、この課金に対する支払は、クレジットカードや銀行口座からの引き落としなどにより行うことができるので、利用者(ユーザ)は、いちいちCDショップに足を運ぶことなく、いつでも好きなときに目的とする音楽データを購入し、これを利用することができるというメリットがある。
【0005】
そして、配信を受けた音楽データをパーソナルコンピュータを用いて再生して聴取することはもちろん、配信を受けた音楽データをMD(ミニディスク)と呼ばれる小型の光磁気ディスクや半導体素子が用いられた着脱可能な記憶媒体であるいわゆるメモリカードなどに記録し、MDプレーヤやメモリーカードプレーヤを用いて再生し利用するようにすることが行われるようになってきている。
【0006】
このように、いつでも好きな時に音楽提供業者側のサーバ装置にアクセスし、そのサーバ装置から目的とする音楽データをダウンロードしてきて、これを再生し、聴取できるようにする環境が整えられてきている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、通信ネットワークの伝送レートやユーザ端末の通信機能の向上により、音楽データのダウンロードにかかる時間も除々に短縮されるようになってきている。しかし、1曲分の音楽データのデータ量は膨大であり、ダウンロードにある程度の時間がかかることは避けることはできない。
【0008】
例えば、5分間分のリニアPCMオーディオデータのデータ量は50メガバイト程度である。これを効率よく配信するために転送レートが132kbpsのATRAC3でデータ圧縮すると、そのデータ量は約5メガバイトと10分の1程度のデータ量にデータ圧縮することができる。ここで、ATRAC3(Adaptive Transform Acoustic Coding 3)は、ソニー株式会社が開発したデータ圧縮方式の一方式である。
【0009】
しかし、通信ネットワークの伝送レートが、64kbpsだと5メガバイトの音楽データのダウンロードには、約10分間程度かかることになる。この音楽データのダウンロードが行われている間、使用者は、ダウンロードが正常に行われているのかどうか、正常に行われているとしたらどの程度進行しているのかなどが心配になる。
【0010】
このため、音楽データの受信済み量などの情報に基づいて、その音楽データのダウンロードにかかるおおよその残り時間を表示したり、バー表示によってダウンロードの進捗状況を知らせるなどのことが行われるようになってきている。しかし、これらの表示は、ごく簡単なものであり、面白みがなく、音楽データのダウンロードにかかる時間が長く感じるなどする場合があり、音楽配信サービスの普及を阻害する原因にもなりかねない。
【0011】
以上のことにかんがみ、この発明は、送信されてくるデータの受信中における受信状況の把握を適格に行うことができるとともに、データの受信処理中においても使用者を楽しませるようにすることができるデータ受信装置、受信状況表示方法およびデータ伝送方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明のデータ受信装置は、
送信されてくる一連の主データを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信される前記一連の主データに対応付けられる画像の画像データを記憶する記憶手段と、
画像を表示する表示素子と、
前記受信手段により受信された前記一連の主データの受信済み量についての当該一連の主データの総データ量に対する割合を算出する算出手段と、
前記算出手段により算出された前記割合に応じた態様で、前記一連の主データに対応付けられる画像の画像データを用いて前記表示素子に画像を表示するようにする表示制御手段と
を備えることを特徴とする。
【0013】
この請求項1に記載の発明のデータ受信装置によれば、例えば、通信ネットワークを通じて、音楽データなどの比較的にデータ量の多い一連の主データ(ダウンロードする主目的データ)が、受信手段により受信される。この場合、音楽データなどの一連の主データの総データ量を示す情報が、例えば受信する一連の主データのヘッダ部などに付加されており、算出手段により、一連の主データの受信済み量についての当該一連の主データの総データ量に対する割合が算出される。
【0014】
受信手段により受信される一連の主データに対応付けられる画像の画像データが記憶手段に記憶されており、表示制御手段により、算出手段に算出された割合に応じた態様で、受信された一連の主データに対応付けられる画像データによる画像が表示素子に表示される。
【0015】
これにより、受信される一連の主データに対応付けられた画像が、その一連の主データの受信済み量の割合に応じて表示されるので、一連の主データの受信状況を適格に把握できるようにすることができる。また、一連の主データの受信中(ダウンロード中)においても、その一連の主データに対応付けられた画像が表示するようにされるので、一連の受信完了までにある程度、例えば、数分間程度の時間がかかる場合においても使用者を飽きさせることなく、一連の主データの全てを受信するようにして、これを利用するようにすることができる。
【0016】
また、請求項2に記載の発明のデータ受信装置は、請求項1に記載のデータ受信装置であって、
前記記憶手段に記憶される前記画像データは、通信ネットワークを通じて送信されてくるものであり、前記受信手段により受信されて、前記記憶手段に記憶されることを特徴とする。
【0017】
この請求項2に記載のデータ受信装置によれば、音楽データなどの一連の主データに対応付けられる画像の画像データは、通信ネットワークを通じて、一連の主データの提供に先立って、あるいは、一連の主データとともに提供され、記憶手段に記憶するようにされる。
【0018】
これにより、提供を受けようとする一連の主データに対応付けられた画像データを確実に用意し、一連の主データの受信状況に応じて、その一連の主データに対応付けられた画像を表示素子に表示させることができるようにされる。
【0019】
また、請求項3に記載の発明のデータ受信装置は、請求項1に記載のデータ受信装置であって、
前記表示制御手段は、前記一連の主データの全部を受信し終える前においては、完成した前記画像を表示するために必要となる前記画像の全画像データよりも少ない量の画像データを用いて、前記画像を表示するようにすることを特徴とする。
【0020】
この請求項3に記載のデータ受信装置によれば、一連の主データの受信済み量に応じて、その一連の主データに対応付けられる画像の全画像データのうちの一部分のデータが用いるようにされて画像が表示するようにされる。この場合、一連の主データに対応付けられた画像は、その画像データの全データよりも少ないデータを用いて、種々の態様で表示される。
【0021】
例えば、一連の主データに対応付けられた画像を、表示素子の表示画面の上端部や下端部、あるいは、左端部や右端部から除々に表示するようにしたり、画像を表示素子の表示画面の中央部分から放射状に除々に表示させるようにしたり、逆に表示素子の表示画面の周囲から中央部分に除々に画像を表示させるようにしたり、ランダムなモザイク表示とするなど、種々の態様で画像が表示するようにされる。
【0022】
これにより、受信される一連の主データに応じて、これに対応付けられた画像の表示面積を除々に増加させるように種々の対応で表示させることにより、一連の主データの受信状況を使用者に報知し、一連の主データの受信完了までにかかる時間を使用者に報知するようにすることができる。また、画像を一連の主データの受信済み量に応じて除々に表示させることができるので、ユーザを楽しませることもできる。
【0023】
また、請求項4に記載の発明のデータ受信装置は、
一連の主データとこれに対応付けられる画像の画像データとのそれぞれが複数に分割され、前記一連の主データの分割データと前記画像データの分割データとが混在するようにされて送信されてくる前記一連の主データと前記画像データとを受信する受信手段と、
画像を表示する表示素子と、
前記受信手段により受信された前記画像データの分割データを用いて、前記表示素子に画像を表示するようにする表示制御手段と
を備えることを特徴とする。
【0024】
この請求項4に記載の発明のデータ受信装置によれば、例えば、音楽データなどの比較的にデータ量の多い一連の主データ(ダウンロードする主目的データ)とこれに対応付けられた画像データとは、共に分割され、これらが混在するようにされて送信するようにされており、これらが受信手段により受信される。そして、表示制御手段により、受信手段により受信された画像データによる画像が表示素子に表示される。
【0025】
これにより、一連の主データに対応付けられた画像の画像データを一連の主データの受信に併せて受信して、その画像データに応じた画像を表示素子に表示することができるので、一連の受信データの受信状況をその一連の主データに対応付けられた画像によって報知することができる。
【0026】
また、請求項5に記載のデータ受信装置は、請求項4に記載のデータ受信装置であって、
前記一連の主データの分割データについての前記一連の主データの総データ量に対する割合と、前記画像データの分割データについての前記画像データの総データ量に対する割合とは一致するようにされており、
前記受信手段は、前記一連の主データの分割データと前記画像データの分割データとを受信し、
前記表示制御手段は、前記受信手段により受信された前記画像データの分割データによる画像を前記表示素子に表示することを特徴とする。
【0027】
この請求項5に記載のデータ受信装置によれば、一連の主データの分割データと、これに対応付けられた画像データの分割データとは、そのそれぞれのデータの総量(総データ量)に対する割合が一致するようにされている。したがって、受信した画像データの分割データによる画像を表示制御手段によりそのまま表示するようにすることにより、一連の主データの受信が、例えば、全体のデータ量の2割まで終了しているときには、対応付けられた画像の2割分まで表示されるというように、一連の主データの受信状況に応じて画像を表示することができるようにされる。
【0028】
これにより、表示素子に表示される画像の表示状態によって、例えば、音楽データなどの一連の主データの受信状況を使用者に報知することができる。また、表示素子に表示される画像は、目的とする一連の主データに対応付けられた画像であるので、一連の主データの受信時においても使用者を飽きさせることがないようにされる。
【0029】
また、請求項6に記載の発明のデータ受信装置は、請求項4に記載のデータ受信装置であって、
前記受信手段により受信された前記一連の主データの分割データの受信済み量の当該一連の主データの総データ量に対する割合を算出する算出手段を備え、
前記表示制御手段は、前記算出手段により算出された前記割合に応じた態様で、前記受信手段により受信された前記画像データの分割データを用いて前記表示素子に前記画像を表示するようにすることを特徴とする。
【0030】
この請求項6に記載のデータ受信装置によれば、一連の主データとこれに対応付けられた画像データとは、共に分割され、これらが混在するようにされて送信するようにされる。これらが受信手段により受信されるが、算出手段により一連の主データの受信済み量についての一連の主データの総データ量に対する割合が算出される。そして、分割されて提供される画像データに応じた画像が、表示制御手段により、その表示量が調整するようにされる。
【0031】
これにより、一連の主データとこれに対応するデータとが、分割されて共に提供される場合であっても、一連の主データの受信済み量に応じた態様で、一連の主データに対応付けられた画像を表示させ、一連の主データの受信状況を使用者に報知するようにすることができる。
【0032】
また、請求項7に記載の発明のデータ受信装置は、請求項6に記載のデータ受信装置であって、
前記表示制御手段は、前記一連の主データの全部を受信し終える前においては、前記画像の画像データのうちの分割データの表示に用いるデータ量を前記算出手段により算出された前記割合に応じて調整することを特徴とする。
【0033】
この請求項7に記載の発明のデータ受信装置によれば、一連の主データの受信済み量に応じて、その一連の主データに対応付けられた画像の画像データの一部分のデータが用いるようにされて画像が表示するようにされる。この場合、一連の主データに対応付けられた画像は、その画像データの全データよりも少ないデータを用いて、種々の態様で表示するようにされる。
【0034】
例えば、一連の主データに対応付けられた画像を、表示素子の表示画面の上端部や下端部、あるいは、左端部や右端部から除々に表示するようにしたり、表示素子の表示画面の中央部分から放射上に画像を除々に表示させるようにしたり、逆に表示素子の表示画面の周囲から中央部分に除々に画像を表示するようにしたり、ランダムなモザイク表示とするなど、種々の態様で画像が表示するようにされる。
【0035】
これにより、一連の主データと共に受信される画像データによる画像の表示面積を除々に増加させるように種々の対応で表示させることにより、一連の主データの受信状況を使用者に報知し、一連の主データの受信完了までにかかる時間を使用者に報知するようにすることができる。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照しながら、この発明によるデータ受信装置、受信状況表示方法およびデータ送信方法の一実施の形態について説明する。以下に説明する実施の形態においては、この発明によるデータ受信装置、受信状況表示方法を、携帯電話機能と、音楽データのダウンロード機能と、音楽データの再生機能と、デジタルカメラ機能(以下、カメラ機能という。)とを備えた携帯端末(携帯電話端末)に適用した場合を例にして説明し、この発明によるデータ送信方法を楽曲の音楽データを配信するサーバ装置に適用した場合を例にして説明する。
【0037】
[第1の実施の形態]
[音楽配信システムについて]
図1は、この第1の実施の形態の音楽配信システムを説明するための図である。この実施の形態の音楽配信システムは、図1に示すように、コンテンツサーバ装置1、音楽配信プラットホーム2、通信ネットワーク3、携帯電話端末4とを備えたものである。
【0038】
コンテンツサーバ装置1は、配信可能な音楽データを蓄積しているサーバ装置であり、この第1の実施の形態においては、図1に示すように、データ蓄積部11と、音楽配信アプリケーション部12と、送受信部13とを備えたものである。
【0039】
データ蓄積部11は、実際に音楽データを蓄積する部分である。音楽配信アプリケーション部12は、図1に示すように、大きく分けると、著作権管理部121、音声データ圧縮部122、送信データ形成部123との3つのブロックを備えたものである。
【0040】
ここで、著作権管理部121は、音楽データ(デジタルデータ)を不正にコピー(複製)するなどのことができないように、コピー禁止を示すやコピー可能回数を示す情報などのコピー制限情報を付加したり管理したりする部分である。また、音声データ圧縮部122は、音声データである音楽データをデータ圧縮する部分であり、所定の圧縮方式で音楽データのデータ圧縮を行う。
【0041】
音楽データのデータ圧縮方式が、1種類しかない場合は、データ蓄積部11にデータ圧縮済みの音楽データを蓄積することも考えられるが、複数のデータ圧縮方式に柔軟に対応できるようにするため、音声データ圧縮部122が用意されている。
【0042】
したがって、音楽データのデータ圧縮方式が、2種類ある場合には、音声アプリケーション部12を各データ圧縮方式に対応した音声データ圧縮部を備えたものをそれぞれ用意し、2つとなる。このようにすることによって、データ蓄積部11には、非圧縮データをおくことができ、例えば、CD(Compact Disk)のマスター音源(リニアPCMデータ)をそのまま蓄積しておくことができるようにされる。
【0043】
また、送信データ形成部123は、配信(送信)する音楽データにヘッダ部やフッタ部を付加するなどして送信用の音楽データを形成する。ここで、形成された送信用の音楽データは、送受信部13に供給される。送受信部13は、後述する販売ポータルサイトを通じての音楽データの配信要求を受信して、音楽配信アプリケーション部12に配信要求を供給したり、送信データ形成部123からの送信用音楽データを送信して販売ポータルサイトを通じて使用者に提供するようにする部分である。
【0044】
音楽配信プラットホーム2は、音楽配信システムの基板となる部分であり、例えば、コンテンツサーバ装置1とは別の音楽配信業者側のサーバ装置に構築される。もちろん、コンテンツサーバ装置1に音楽配信プラットホーム2を構築することも可能である。
【0045】
そして、この実施の形態の音楽配信システムにおいて、音楽配信プラットホーム2は、図1に示すように、顧客データベース21、課金システム22、販売ポータルサイト23とを備えたものである。ここで、販売ポータルサイト23は、音楽データの配信を受けるために最初に使用者がアクセスするWebサイトであり、この販売ポータルサイト23を通じて、目的とする楽曲を検索したり、目的とする楽曲の提供を要求するなどのことができるようにされる。
【0046】
顧客データベース21は、当該音楽配信システムの提供業者との間で利用契約を結ぶことによって、当該音楽配信システムの顧客(利用者)となることが認証された者の顧客データを記憶し、管理する部分である。また、課金システム22は、要求に応じた音楽データを提供した顧客に対する課金処理を行う部分である。例えば、所定の締め日までの利用状況を把握し、利用料を請求したり、使用者からの入金や契約時に指定された使用者の銀行口座などからの利用料の引き落としを行うための処理などを行う。
【0047】
課金システム22は、各顧客ごとの利用料金の残高を把握しており、利用明細や請求書、必要な場合には領収書や入金督促書などの出力なども行うことができるようにされたものである。
【0048】
また、通信ネットワーク3は、この実施の形態においては、通信網31、基地局32、図示しない交換機などを含む電話会社などが提供するものであり、この実施の形態においては、前述もしたように、電話会社の提供する通信ネットワークを通じてインターネットに接続し、インターネット上に提供されているWebサイトである販売ポータルサイト23を通じて目的とする楽曲の音楽データの提供を受けることができるようにされている。すなわち、通信ネットワークは、携帯電話網やインターネットなどをも含むものである。
【0049】
そして、この第1の実施の形態においては、携帯電話端末4を用い、通信ネットワークを通じて音楽データの配信を受けることができるようにされている。携帯電話端末4は、音楽データのダウンロード機能を備えるとともに、ダウンロードした音楽データの再生機能をも有するものである。
【0050】
[音楽データのダウンロード時の流れについて]
次に、図1に示した音楽配信システムにおいて、携帯電話端末4が音楽データのダウンロードを行う場合の処理の流れ、および、音楽配信システムの各部の動作について説明する。携帯電話端末4を通じて、音楽ダウンロード用のサイトのURL(Uniform Resource Locators)を入力すると、通信網31、基地局32などからなる通信ネットワーク3を経由して、音楽配信プラットホーム2の販売ポータルサイト23にアクセスすることができる。
【0051】
販売ポータルサイト23では、顧客データベース21の顧客データに基づいて、アクセスしてきた者が、契約関係のある顧客か否か、すなわち、音楽データの提供が可能な者か否かを判別する。アクセスしてきた者が契約関係のある顧客であると判断したときには、要求された音楽データの提供をコンテンツサーバ装置1に送信する。
【0052】
コンテンツサーバ装置1は、送受信部13を通じて、販売ポータルサイト23からの音楽データの提供要求を受信すると、これを音楽配信アプリケーション部12に通知する。音楽アプリケーション部12の著作権権利部121は、データ蓄積部11から目的とする音楽データを読み出し、コピー制御情報を付加して、音声データ圧縮部122に供給する。音声データ圧縮部122では、所定のデータ圧縮方式で音楽データをデータ圧縮し、これを送信データ形成部123に供給する。
【0053】
送信データ形成部123では、音楽データの識別情報や音楽データの総データ量を示す情報などを有するヘッダ部やフッタ部を一連の音楽データに付加して送信用データを形成し、これを送受信部13を通じて販売ポータルサイト23に送信し、販売ポータルサイト23を通じて、要求元の携帯電話端末4に送信(配信)される。
【0054】
そして、音楽データの送信に伴い課金が発生するので、音楽配信プラットホーム2の課金システムにより課金処理が行われる。なお、課金処理は、携帯電話端末4から音楽データの提供要求が送信されてきた場合に行うようにしてもよいし、要求された音楽データの配信を行った場合に課金処理を行うようにしてもよい。この場合に、例えば、音楽データの配信が何らかの原因によって最後まで正常に行うことができなかった場合には、音楽データの送信のリトライ処理を行ったり、課金の取り消すなどの処理を行うようにすることももちろんできる。
【0055】
このようにして、携帯電話端末4は、通信ネットワーク3を通じて、目的とする楽曲の音楽データをダウンロードして、自機に接続されたメモリに蓄積し、これを再生して利用することができるようにされる。
【0056】
[携帯電話端末について]
次に、この第1の実施の形態の携帯電話端末4について説明する。図2は、この第1の実施の形態の携帯電話端末4を説明するための図である。この第1の実施の形態の携帯電話端末4は、前述もしたように、目的とする楽曲の音楽データのダウンロードを行うことができるものである。
【0057】
そして、携帯電話端末4は、音楽データのダウンロード時に、ダウンロードする音楽データに対応付けられた画像(静止画像)を音楽データのダウンロード量(音楽データの受信済み量)に応じて、表示することにより、音楽データの受信状況を携帯電話端末4の使用者に報知することができるものである。
【0058】
なお、この第1の実施の形態においては、ダウンロードする音楽データに対応付けられた画像データは、音楽データのダウンロードに先立って、予め携帯電話端末4のメモリに格納されている場合の例である。
【0059】
この第1の実施の形態の携帯電話端末4は、図2に示すように、通信機能を実現する部分として、送受信アンテナ41、アンテナ共用器42、受信部43、ベースバンド処理部44、音声コーデックとし用いられるDSP(DigitalSignal Processor)45、スピーカ(受話器)46、マイクロホン(送話器)47、送信部48、周波数シンセサイザ49を備えている。
【0060】
また、図2に示すように、携帯電話端末4には、当該携帯電話端末の各部を制御する制御部60が設けられている。制御部60は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)61と、ROM(Read Only Memory)62と、SRAM(Static Radom Access Memory)63と、フラッシュメモリ64とが、CPUバス65を通じて接続されて形成されたマイクロコンピュータである。
【0061】
ここで、ROM62は、CPU61において実行されるプログラムや、表示用のフォント等の必要となるデータが予め記憶されたものである。また、SRAM63は、主に作業領域として用いられるものであり、CPU61がプログラム実行中において、必要に応じて計算途中のデータなどを必要に応じて記憶したり、制御部60と、各部との間でやり取りするデータを一時記憶したりするなどの場合に用いられる。
【0062】
また、フラッシュメモリ64は、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)の一種であり、携帯電話端末の電源がオフされても例えば直前の設定条件などを記憶しておき、次の電源オン時に同じ設定にするような使用方法をする場合に、それらの設定パラメータを記憶しておくものである。すなわち、フラッシュメモリ64は、携帯電話端末の電源がオフにされてもこれに記憶されているデータが消滅してしまうことのない不揮発性メモリである。
【0063】
この制御部60には、図2に示すように、外部メモリインターフェース(以下、外部メモリI/Fと略称する。)71を通じて、外部メモリスロット72が接続されているとともに、キーインターフェース(以下、キーI/Fと略称する。)73を通じて、キー操作部74が接続されている。
【0064】
外部メモリスロット72は、着脱可能とされた外部メモリの着脱口を備え、装着された外部メモリ80からデータを読み出して制御部60に供給したり、制御部60からのデータを装着されている外部メモリ80に記録するいわゆるリーダ/ライタとしての機能を有するものである。ここで、外部メモリ80は、例えばソニー株式会社製のメモリスティックなどのいわゆるメモリカードであり、半導体メモリを利用した着脱可能な記憶媒体である。
【0065】
キー操作部74は、ダイヤルキー(テンキー)や各種のファンクションキーなどの複数の操作キーを有するものであり、このキー操作部74の操作キーを通じて、使用者(ユーザ)からの各種の指示入力を受け付けることができるようにされている。また、制御部60は、外部インターフェース(以下、外部I/Fと略称する。)75、入出力端子76を通じて、例えば、パーソナルコンピュータなどの外部機器との間で、データの送受を行うことができるようにされている。
【0066】
そして、携帯電話端末4は、自機が有する通信機能を用いて、通信回線を接続し通話を可能にするとともに、例えばインターネットに接続して、インターネット上に提供されている楽曲の音楽データ(音声データ)をダウンロードしてきて利用することもできるようにされている。
【0067】
この実施の形態の携帯電話端末4においては、ダウンロードしてきた音楽データなどのデジタルデータは、外部メモリスロット72に装着される外部メモリ80などの外部メモリに記憶保持し、必要に応じて読み出して利用することができるようにされている。
【0068】
そして、前述のようにダウンロードすることにより例えば外部メモリ80に記憶するようにした音楽データの再生機能を実現する部分として、音声データ再生処理部51、音声信号の出力端子52を備えている。また、この実施の形態の携帯電話端末は、文字、図形、記号、静止画像、動画像などの各種の画像情報を表示するため、LCDコントローラ53、LCD54を備えている。
【0069】
LCD54は、比較的に大きな表示画面を備えたTFTカラー液晶ディスプレイ(Thin Film Ttansistor Color Liqui Crystal Display)である。このLCD54には、自機から電話をかけた相手先の電話番号や名称、あるいは、自機に電話をかけてきた相手先の電話番号や名称、各種のガイダンスメッセージなどを表示することができるとともに、インターネットを通じて提供を受けたWebページや電子メールなどの画像情報やテキスト情報をも表示することができるものである。
【0070】
さらに、携帯電話端末4には、カメラ部55が搭載されており、いわゆるデジタルカメラとしての機能をも有するようにされている。これにより、外出先などにおいて、景色などの画像を画像データとして記録し、LCD54に表示して確認したりすることができるようにされている。このカメラ部55を通じて撮影するようにした画像の画像データもまた、外部メモリスロット72に装着される外部メモリ80に記録し、必要に応じて読み出してLCD54に表示することができるようにされている。
【0071】
このように、外部メモリスロット72に装着される外部メモリ80などの外部メモリは、後述もするようにアプリケーションのデータ保存用の記録媒体であり、この実施の形態の携帯電話端末が有する音楽データのダウンロード機能(ダウンロードアプリケーション)やカメラ機能(カメラアプリケーション)などにより共用するようにされている。
【0072】
また、外部メモリ80の記憶容量は、例えば64メガバイトである。しかし、この実施の形態の携帯電話端末において使用可能な外部メモリとして、数十メガバイトから数百メガバイト、あるいは、それ以上の各種の記憶容量のものも提供するようにされている。
【0073】
なお、この実施の形態の携帯電話端末に搭載されたカメラ機能は、静止画像だけでなく、携帯電話端末の外部メモリスロット72に装着される外部メモリの記憶容量に応じて、数十秒間から数分間分の動画像の撮影および記録を行うこともできるものである。
【0074】
また、携帯電話端末4は、着信を通知する着信音を放音したり、警告音を放音するなどのためにリンガ56が設けられているほか、図示しないが、着信通知のためのバイブレータをも有するものである。
【0075】
[携帯電話端末の受信系の動作]
次に、この実施の形態の携帯電話端末4の受信系について説明する。アンテナ41を通じて受信した受信信号は、アンテナ共用器42を通じて受信部43に供給される。受信部43は、受信信号が適正なレベルになるように、必要な帯域制限、AGC(Automatic Gain Control)を行うとともに、周波数シンセサイザ(局発部)49からの信号に基づいて、受信信号の周波数を一定の周波数にするなどの処理を行って、処理後の信号をベースバンド処理部44に供給する。
【0076】
ベースバンド処理部44は、受信部43からの信号をA/D変換し、フェージングなどの影響除去や、受信した信号の種別判別、デ・インターリーブ、エラー訂正を行い、適切な復号処理を行って、音声データとその他の通信データとを分離する。そして、音声データは、DSP45に供給され、その他の通信データである、例えば、各種の制御情報や文字データなどは、制御部60に供給される。
【0077】
DSP45は、ベースバンド処理部44からの音声データをD/A変換してアナログ音声信号を形成し、これをスピーカ46に供給する。スピーカ46は、DSP45からのアナログ音声信号により駆動され、これに応じた音声がスピーカ46から放音される。
【0078】
一方、ベースバンド処理部44から制御部60に供給された通信データは、この携帯電話端末用の制御データや文字データなどの場合には、制御部60のSRAM63に一時記憶されて、この携帯電話端末4において使用される。また、それ以外の通信データは、例えば、外部メモリI/F71を通じて、外部メモリスロット72に装着された着脱可能とされた外部メモリ80に記録されたり、あるいは、外部I/F75、入出力端子76を通じて、この携帯電話端末4に接続されたパーソナルコンピュータなどの外部装置に供給するようにされる。
【0079】
[携帯電話端末の送信系の動作]
次に、この実施の形態の携帯電話端末の送信系について説明する。マイクロホン47は、収音した音声をアナログ音声信号に変換し、これをDSP45に供給する。DSP45は、マイクロホン47からのアナログ音声信号をA/D変換して、デジタル音声信号を形成し、これをベースバンド処理部44に供給する。
【0080】
ベースバンド処理部44は、DSP45からのデジタル音声信号を所定の符号化方式で符号化して圧縮し、所定のブロックにまとめる。またベースバンド処理部44は、外部入出力端子76、外部I/F75を通じて携帯電話端末に供給されたデジタルデータを所定のブロックにまとめる。ベースバンド処理部44は、圧縮されたデジタル音声信号や外部装置からのデジタルデータをまとめ、送信部48に供給する。
【0081】
送信部48は、ベースバンド処理部44からのデジタルデータから変調信号を形成し、この変調信号を所定の送信周波数に変換するために、変調信号と、周波数シンセサイザ49からの変換用の信号とを混合して、送信用変調信号を形成する。この送信部48において形成された送信用変調信号は、アンテナ共用器42を経由して、送受信アンテナ41から送信される。
【0082】
このような受信系および送信系を備えたこの実施の形態の携帯電話端末4においては、待ち受け受信時においては、制御部60は、ベースバンド処理部44からの受信信号を監視することにより、自機への着信を検出する。そして、制御部60は、自機への着信を検出した場合には、リンガ56を制御して、呼び出し音(リンガ音)を放音するようにして、自機への着信を携帯電話端末4の使用者に通知する。
【0083】
そして、携帯電話端末4の使用者が、キー操作部74に設けられているオフフックキーを押下するなどのオフフック操作を行うことにより、着信に応答した場合には、制御部60は、送信系を通じて、接続応答を送出するなどして通信回線を接続し、前述したように、受信系、送信系の動作によって通話が可能となる。
【0084】
また、この実施の形態の携帯電話端末4から発呼する場合には、キー操作部74のオフフックキーを押下するなどのオフフック操作を行った後、キー操作部74のダイヤルキーを通じて、また、予め登録された電話番号リストから相手先の電話番号を選択することにより、ダイヤル動作を行うようにする。
【0085】
これにより、制御部60は、発呼要求を形成し、送信系を通じて送信することにより、目的とする相手先の電話端末との間に通信回線を接続するようにする。そして、相手先からの着信応答が返信されてきて、通信回線の接続を確認すると、前述したように、受信系、送信系の動作によって通話が可能となる。
【0086】
[音楽データのダウンロードなどについて]
また、前述もしたように、携帯電話端末4は、インターネットに接続が可能なものであり、電話会社が提供するプロバイダ機能を通じて、電子メールの送受信を行ったり、URL(Uniform Resource Locators)を入力して送信することにより、前述したように、音楽データの販売ポータルサイトにアクセスして、目的とする音楽データをダウンロードしてきて外部メモリ80などに記憶させたり、外部インターフェース75、入出力端子76を通じて外部機器に出力したりするなどのことができるようにされている。
【0087】
[音楽データの再生について]
次に、この実施の形態の携帯電話端末4が備える音楽(楽曲)などの一連の(1まとまり)の音楽データ(音声データ)を再生する音楽再生機能(音声再生機能)について説明する。ここでは、この実施の形態の携帯電話端末の外部メモリスロット72に装着される外部メモリ80に記録された音楽などの音楽データを再生する場合を例にして説明する。音楽などの音楽データの場合、そのデータ量は圧縮方式にもよるが、5分間分の音楽データで5メガバイト程度であり、複数の音楽データを外部メモリに記憶することができる。
【0088】
この実施の形態の携帯電話端末の外部メモリスロット72に着脱可能とされた外部メモリ80は、主にアプリケーションのデータ保存用の記録媒体として用いられるものであり、インターネット上に設けられたWebサーバにアクセスして、このWebサーバからダウンロードするようにした音楽データや静止画像データ、動画像データなどの画像データを格納することができるようにされている。
【0089】
また、外部メモリ80は、着脱可能ないわゆるリムーバブル(removable)なメディアであるので、パーソナルコンピュータを用いて、音楽データや画像データを記録し、これを携帯電話端末において利用するようにすることもできる。今後、記憶容量の大容量化に伴い、CD(コンパクトディスク)のように、音楽などの音声データが記録された外部メモリが製造され、流通するようになることも考えられるが、このように流通する外部メモリの使用も可能である。
【0090】
そして、上述のような方法により、音楽データが記録された外部メモリ80を、外部メモリスロット72に装着し、キー操作部74の操作キーを操作することにより、音楽再生指示、および、再生する音楽の選択指示を入力する。これらの指示は、キー操作部74からキーI/F73を通じて制御部40に供給される。
【0091】
制御部60は、使用者からの指示入力に応じて、外部メモリスロット72に装着された外部メモリ80から、これに記憶されている音楽データであって、使用者に指示された楽曲の音楽データを読み出し、この読み出した音楽データを音声データ再生処理部51に供給する。
【0092】
外部メモリ80に記録されている音楽データは、通常、所定のデータ圧縮方式によりデータ圧縮されており、音声データ再生処理部51は、これに供給された音楽データを圧縮解凍してデータ圧縮前の元の音楽データに復元し、これをD/A変換してアナログ音声信号を形成し、これを音声出力端子52を通じて出力するようにする。
【0093】
音声出力端子52には、ヘッドホンが接続するようにされる。これにより、外部メモリ80から読み出され、音声データ再生処理部51において再生された音声信号による音声が、音声出力端子52に接続されたヘッドホンから放音され、使用者は、これを聴取することができる。
【0094】
なお、この実施の形態において、音声データ再生処理部51は、音声増幅回路(オーディオアンプ)や音質調整回路などを備え、使用者からの指示入力に応じた制御部60からの制御信号により、音量や音質の調整を行い、調整後の音声信号を出力することができるようにされている。
【0095】
また、この実施の形態においては、図2に示したように、通話は受話器46、送話器47を用いて行い、音楽などの再生された音声は、音声出力端子52に接続されるヘッドホンを用いて聴取する構成であるものとした。しかし、通話時において、受話器46に変えてヘッドホンを用いることも可能である。
【0096】
この場合には、音声出力端子52の前段にコーデック45からの音声信号を出力するのか、音声データ再生処理部11からの音声信号を出力するのかを切り換えるスイッチ回路(出力選択回路)を設けることにより実現することができるようにされる。
【0097】
[デジタルカメラ機能について]
次に、この実施の形態の携帯電話端末4が備えるカメラ機能について説明する。図2に示したように、この実施の形態の携帯電話端末は、カメラ部55を備えている、カメラ部55は、対物レンズ、CCD(Charge CoupledDevice)などを備えたものである。
【0098】
そして、携帯電話端末4に設けられるシャッターを押下操作した時点の画像をCCDに取り込んで電気信号に変換し、これを画像データとして、この実施の形態においては、外部メモリスロット72に装着された外部メモリ80に記録することができるようにされている。
【0099】
また、携帯電話端末のキー操作部74の画像データ再生キーを操作すると、これが制御部60に通知される。制御部60は、このようにキー操作部74を通じて画像データの再生指示入力を受け付けると、外部メモリスロット72に装着された外部メモリ80に記録されている画像データを読み出し、これをLCDコントローラ53に供給する。
【0100】
これにより、LCDコントローラ53は、制御部60からの画像データに応じた画像をLCD54の表示画面に表示する。このように、この実施の形態の携帯電話端末4は、カメラ機能を備え、外出先などにおいて、画像を撮影し、これをデジタルデータとして外部メモリ80に記憶保持するようにすることができるとともに、必要に応じて撮影した画像を再生してLCD54の表示画面に表示し、観視することができるようにしている。
【0101】
このように、この実施の形態の携帯電話端末は、携帯電話機能と、音楽データなどのダウンロード機能、音楽データなどの音楽再生機能、カメラ機能を備えたものである。そして、この実施の形態の携帯電話端末は、主電源が投入されると、携帯電話モードとなり、携帯電話端末として用いることができるようにされる。
【0102】
そして、ダウンロード機能や音楽再生機能、あるいは、カメラ機能を用いるときには、LCD54に実行可能な機能のメニュー(一覧表)を表示し、目的とする機能を選択して決定キーを押下操作することにより、その選択した機能が実行され、所定の操作を行うことによって、データのダウンロードや音楽データの再生、あるいは、画像の撮影を行うことができるようにされる。
【0103】
もちろん、各機能を実行するためのファンクションキーを携帯電話端末に設けておき、目的とする機能に対応するファンクションキーを操作することによって、その目的とする機能(目的とする機能を提供するアプリケーション)を実行させるようにしてもよい。
【0104】
[音楽データの受信状況の報知について]
図3は、この第1の実施の形態の携帯電話端末4の外観を説明するための図である。携帯電話端末4は、自機の通信機能を用いてインターネットに接続し、インターネットから音楽データをダウンロードしてきて外部メモリスロット72に装着された例えば外部メモリ80に記録して、記録した音楽データを利用することができるものである。
【0105】
具体的には、図3に示すように、携帯電話端末4においては、音声出力端子52にヘッドホン90を接続することにより、外部メモリスロット72に装着された外部メモリ80に記録されている音楽データを再生して、その音楽データに応じた音楽(音声)をヘッドホン90を通じて聴取することができる。
【0106】
また、図3に示すように、この実施の形態の携帯電話端末4の前面(LCD54の表示画面を有する面)に対向する側から見ると、携帯電話端末の左上端部にカメラ部55が設けられており、このカメラ部55を通じて、画像を撮影し、その撮影した画像の画像データを外部メモリ80に記録することができるようにされている。また、外部メモリ80に記録した画像データによる画像をLCD54に表示することもできるようにされている。
【0107】
カメラ部55は、携帯電話端末の前面から背面(前面の裏側にあたる面)に向かう方向に例えば180度程度回転させることができるようにされており、カメラ部55を通じて受け付けた入力画像をLCD54に表示して確認しながら、画像の撮影を行うことができるようにされている。
【0108】
なお、外部メモリを装着する外部メモリスロット72の装着口は、図示しないが、携帯電話端末4の側面など、使用者による携帯電話端末に対する操作の邪魔にならない部位に設けられている。
【0109】
そして、この実施の形態の携帯電話端末4は、前述もしたように、通信ネットワーク3を通じて音楽データのダウンロードを行っている場合には、ダウンロードしているその音楽データに対応付けられた画像を音楽データのダウンロード量に応じて表示するようにしている。
【0110】
図4は、この実施の形態の携帯電話端末4に対して、コンテンツサーバ装置1側から送信される音楽データのフォーマットを説明するための図である。図4に示すように、音楽データ部ADTの先頭側にはヘッダ部AHDが設けられ、最後尾側にはフッタ部AFTが設けられる。
【0111】
ヘッダ部AHDには、コンテンツサーバ装置1の送信データ形成部123の説明においてもしたように、その音楽データの識別情報やその音楽データの総データ量を示す情報などが有するようにされている。また、フッタ部AFTには、当該音楽データの終了を示す情報や、例えば、エラー訂正情報などが有するようにされている。
【0112】
そして、受信した音楽データのヘッダ部AHDの情報は、ベースバンド処理部44から制御部60に供給される。また、音楽データ部ADTの音楽データもベースバンド処理部44から制御部60を通じて外部メモリ80に記録するようにされる。
【0113】
そして、この第1の実施の形態の携帯電話端末4においては、受信する一連の音楽データに対応付けられている画像を当該音楽データのダウンロード量に応じた態様で表示することにより、当該音楽データの受信状況を携帯電話端末の使用者に報知するようにしている。
【0114】
受信する音楽データに対応付けられる画像は、例えば、受信する音楽データのために作成されたジャケット写真などの画像である。このように、音楽データに対応付けられた画像を表示することによって、音楽データのダウンロード中においても携帯電話端末4を用いて音楽データのダウンロードを行っている使用者を飽きさせることがないようにしている。
【0115】
この第1の実施の形態においては、ダウンロードする音楽データに対応付けられた画像の画像データは、携帯電話端末4のフラッシュメモリ64や外部メモリスロット72に装着される外部メモリに予め用意するようにされる。すなわち、ダウンロードする音楽データに対応付けられる画像データは、音楽データのダウンロードに先立って、通信ネットワークを通じてダウンロードされたり、あるいは、パーソナルコンピュータなどの外部機器を通じて記録するようにされたり、あるいは、カメラ部55を通じて撮影するなどして、フラッシュメモリ64や外部メモリ80に記憶保持される。
【0116】
図5は、ダウンロードされる音楽データに対応付けられる画像データであって、この実施の形態の携帯電話端末4のフラッシュメモリ64や外部メモリスロット72に装着される外部メモリに記憶さる画像データの一例を説明するための図である。この画像データの場合にも、図5に示すように、画像データ部VDTの先頭側にヘッダ部VHDが付加され、画像データ部VDTの最後尾側にはフッタ部VFTが付加されたものである。
【0117】
画像データのヘッダ部VHDには、対応付けられた音楽データの識別情報などが有するようにされている。また画像データのフッタ部VFTには、画像データの終了を示す情報などが有するようにされている。
【0118】
なお、ダウンロードする音楽データに対応づけられる画像データであって、音楽データと同じように通信ネットワークを通じてダウンロードされる画像データのヘッダ部VHDには、画像データの提供者側によって、音楽データとの対応付け情報である音楽データの識別情報が付加される。もちろん、ダウンロード先の携帯電話端末4側において、音楽データとの対応付け情報を新たに付け直すこともできるようにされる。
【0119】
また、ダウンロードする音楽データに対応づけられる画像データであって、パーソナルコンピュータなどを通じて入力された画像データや、カメラ部55を通じて撮影された画像の画像データの場合には、音楽データとの対応付け情報は、使用者により入力されたり、予め決められた順番で用いられるようにされるなど、携帯電話端末4側において設定するようにされる。
【0120】
そして、この第1の実施の形態において、ダウンロードするようにした音楽データのダウンロード量に応じた態様で、音楽データに対応付けられた画像を表示する場合、携帯電話端末4の制御部60は、音楽データのダウンロード量についての当該音楽データの総データ量に対する割合を算出し、その割合に応じた量の画像データを用いて画像を表示することによって、ダウンロード中の音楽データの受信状況を報知する。
【0121】
図6は、音楽データのダウンロード量に応じて表示される当該音楽データに対応付けられた画像の表示態様の一例を説明するための図である。前述もしたように、携帯電話端末4を通じて販売ポータルサイト23にアクセスし、目的とする楽曲の音楽データの配信を要求すると、コンテンツサーバ1、販売ポータルサイト23を通じてその楽曲の音楽データが送信されてくる。
【0122】
携帯電話端末4は、これを受信し、自己の外部メモリスロット72に装着された外部メモリ80に記録する。このとき、携帯電話端末4は、目的とする音楽データのダウンロードの開始に当たり、図6(A)に示すように、音楽データのダウンロードが開始されたことを示す画像を表示する。
【0123】
そして、携帯電話端末4の制御部60は、ダウンロードする音楽データのヘッダ部AHDに付加されている音楽データの識別情報に基づいて、この音楽データの識別情報と同じ情報を対応付け情報として持つ画像データを特定する。すなわち、ダウンロードするようにされた音楽データに対応付けられている画像データを特定する。
【0124】
そして、携帯電話端末4の制御部60は、ダウンロードするようにした音楽データのヘッダ部AHDに付加されている当該音楽データの総データ量を抽出し、この音楽データの総データ量と、受信した音楽データのダウンロード量とから、音楽データのダウンロード量についての総データ量に対する割合を順次に算出し、その割合に応じた量の画像データを用いて図6(B)、図6(C)、図6(D)、図6(E)に示すように、ダウンロードするようにした音楽データに対応付けられている画像を順次に表示する。
【0125】
この図6の例は、LCD54の表示画面を16個の表示エリアに分割し、音楽データのダウンロード量、この例においては、音楽データのダウンロード量についての音楽データの総データ量に対する割合に応じて、画像表示に用いる表示エリアの個数を変えるようにしている。
【0126】
この図6に示す例の場合には、音楽データのダウンロード量についての当該音楽データの総データ量に対する割合が25%のときには、図6(B)に示すように、16分割された表示エリアの4個の分割表示エリアに、当該音楽データに対応付けられた画像データによる画像を表示する。この場合、画像を表示する分割表示エリアの位置は例えば乱数などを用いてランダムな位置の分割表示エリアを用いるようにする。
【0127】
このように、この図6(B)の場合には、音楽データのダウンロード量についての音楽データの総データ量に対する割合が25%であり、これに応じて表示される画像も、その画像の完成された画像を表示するために必要な画像データの総データ量の25%(4分割表示エリア/16分割表示エリア)の画像データを用いて画像の表示を行う。
【0128】
そして、音楽データのダウンロード量についての当該音楽データの総データ量に対する割合が50%のときには、図6(C)に示すように、16分割された表示エリアの8個の分割表示エリアに画像を表示する。すなわち、この図6(C)の場合には、音楽データのダウンロード量についての音楽データの総データ量に対する割合が50%であり、これに応じて表示される画像もその画像の完成された画像を表示するために必要な画像データの総データ量の50%(8分割表示エリア/16分割表示エリア)の画像データを用いて画像の表示を行う。
【0129】
さらに、音楽データのダウンロード量についての当該音楽データの総データ量に対する割合が75%のときには、図6(D)に示すように、16分割された表示エリアの12個の分割表示エリアに画像を表示する。すなわち、この図6(D)の場合には、音楽データのダウンロード量についての音楽データの総データ量に対する割合が75%であり、これに応じて表示される画像もその画像の完成された画像を表示するために必要な画像データの総データ量の70%(12分割表示エリア/16分割表示エリア)の画像データを用いて画像の表示を行う。
【0130】
そして、目的とする1曲分の一連の音楽データの全部(音楽データの100%)を受信したときには、図6(E)に示すように、対応付けられた画像の画像データの全部(画像データの100%(16分割表示エリア/16分割表示エリア))を用いて、画像の表示を行う。
【0131】
このように、この図6に示す例の場合には、音楽データのダウンロード量についてのその音楽データの総データ量に対する割合と、その音楽データに対応付けられた画像の表示に用いる画像データについての当該画像データの総データ量に対する割合とが同じになるようにされている。
【0132】
なお、この図6に示す画像の表示態様の一例は、あくまでも一例であり、この他の種々の態様でダウンロードする音楽データに対応付けられた画像を表示することができる。例えば、表示エリアをさらに細分化して用いるようにすることができる。最終的には、画素を単位として、画像を除々に表示するようにしてもよい。
【0133】
また、LCD54の表示画面の上端部や下端部から音楽データのダウンロード量に応じて受信時の画像を表示するようにしたり、同じように、LCD54の表示画面の右端部や左端部から音楽データのダウンロード量に応じて受信時の画像を表示するようにすることもできる。
【0134】
また、LCD54の表示画面の中心部分からLCD54の外側方向に向かって放射状に画像を表示するようにしたり、その逆にLCD54の表示画面の四方の辺側から表示画面の中心に向かうように、外側から内側に除々に画像を表示するようにすることができる。
【0135】
また、8画素×8画素、16画素×16画素などの所定の表示領域を設定し、この表示領域単位に用いる画像データの数をコントロールするようにしてもよい。例えば、16画素×16画素の領域を単位領域とし、画像の表示には、16画素×16画素の全ての画素を用いるが、実際に用いる画像データを音楽データのダウンロード量に応じて、1画素分、2画素分というように画素単位に変えるようにする。
【0136】
すなわち、この場合、単位領域当たり用いられる画素単位の画像データの数が、除々に増加するようにされ、粗い画像から細かい画像へと除々に変化するようにして画像を表示するようにすることができる。
【0137】
このように、ダウンロードする音楽データに対応付けられた画像は、音楽データのダウンロード量に応じて、種々の態様で表示することが可能であり、1曲分の一連の音楽データの全部を受信し終えるまでは、音楽データのダウンロード量に応じて、その画像の完成画像を表示するために必要となる総画像データ量よりも少ない量の画像データを用いて当該音楽データに対応付けられた画像を表示する。
【0138】
[音楽データダウンロード時の携帯電話端末における処理について]
次に、この第1の実施の形態の携帯電話端末4において行われる音楽データのダウンロード時の処理について図7のフローチャートを参照しながら説明する。前述もしたように、この第1の実施の形態の携帯電話端末4は、音楽データのダウンロード時において、ダウンロードする音楽データに対応付けられた画像を当該音楽データのダウンロード量に応じた態様で表示するものである。この場合のダウンロードする音楽データに対応付けられる画像の画像データは、この第1の携帯電話端末4のメモリに予め用意されているものである。
【0139】
図7は、音楽データのダウンロード時の携帯電話端末4においての処理を説明するための図であり、携帯電話端末4の使用者が、携帯電話端末4に対して音楽データをダウンロードするための所定の操作を行うことにより、主に携帯電話端末4の制御部60において実行される処理である。
【0140】
すなわち、音楽データのダウンロードを行うため、携帯電話端末4の使用者が、携帯電話端末4のキー操作部74を操作して、音楽データのダウンロードを行うための入力画面を表示し、音楽データの販売ポータルサイト23のURLを入力するようにしてこれを送信するようにすると、携帯電話端末4は、電話会社側の提供するインターネット接続機能を用いて、販売ポータルサイト23にアクセスするようにする(ステップS101)。
【0141】
販売ポータルサイト23は、前述もしたように、音楽データの検索機能などをも提供するものであり、この検索機能を用いて、携帯電話端末4の使用者は、目的とする音楽データを検索して、その音楽データの配信を指示する(ステップS102)。
【0142】
そして、携帯電話端末4の制御部60は、音楽データのダウンロード量をカウントするカウンタの値を0(零)にする(ステップS103)。ステップS102の音楽データの配信指示(提供要求)に応じて、コンテンツサーバ装置1は、販売ポータルサイト23を通じて図4に示した形式の音楽データを送信してくるので、携帯電話端末4はこれを受信し、目的とする音楽データのダウンロードを開始する(ステップS104)。
【0143】
このステップS104においては、図6(A)に示したような、音声データのダウンロードが開始されたことを通知するための画面(暫定ダウンロード中画面)を表示する処理をも行う。そして、携帯電話端末4の制御部60は、携帯電話端末4において受信され、ベースバンド処理44を通じて供給される音楽データのヘッダ部AHDの情報に基づいて、当該音楽データに対応付けられた画像の画像データを決定(特定)する(ステップS105)。
【0144】
そして、制御部60は、音楽データのダウンロード量に応じて決定した画像を表示する(ステップS106)。このステップS106の処理は、音楽データのダウンロードが終了されるまでは、後述するように繰り返し行われる処理であり、初回の処理においては、音声データのダウンロード量は、0(零)であるので、対応付けされた画像の表示は行わず、音楽データのダウンロードを継続して、音楽データのダウンロード量を加算する(ステップS107)。
【0145】
次に、制御部60は、ダウンロードを開始した音楽データのフッタ部AFTを受信したか否かを判別し(ステップS108)、フッタ部AFTを受信していないと判別したときには、音楽データのダウンロード量が、当該音楽データの全体(音楽データの総データ量)の何%分かを算出する(ステップS109)。このステップS109で用いられる音楽データの総データ量は、当該音楽データのヘッダ部AHDに付加されて提供される。
【0146】
ステップS109の処理の後、ステップS106からの処理を繰り返し、音楽データのダウンロード量(音楽データのダウンロード量についての音楽データの相データ量に対する割合)に応じた態様で、当該音声データに対応付けられている画像を表示する。
【0147】
そして、ステップS108の判断処理において、ダウンロードするようにした音楽データのフッタ部AFTを受信したと判断したときには、目的とする音楽データの全部をダウンロードしたので、音楽データのダウンロードを終了するようにする(ステップS110)。
【0148】
このステップS110の処理においては、ダウンロードした音楽データに対応付けられた画像の完成画像、すなわち、音楽データに対応付けられた画像の全画像データを用いて表示していなければ、音楽データに対応付けられた画像の全画像データを用いてその画像を表示するようにする。
【0149】
もちろん、ステップS110において、「ダウンロード完了」などのメッセージを表示したり、あるいは、所定のアラーム音などの音声を放音することにより、音楽データのダウンロードが終了したことを携帯電話端末4の使用者に報知するようにしてもよい。
【0150】
なお、例えば、図7にしめしたフローチャートにおいて、ステップS106の処理をステップS109の音楽データのダウンロード量についての当該音楽データの総データ量に対する割合を算出する処理の後段に初めから位置するようにしてもよい。
【0151】
また、ステップS109の音楽データのダウンロード量についての当該音楽データの総データ量に対する割合を算出する処理の後において、算出した割合の5%ごと、10%ごと、15%ごと、20%ごと、25%ごとなどというように、所定の割合ごとに、その割合に応じた態様で、ダウンロードしている音楽データに対応付けられた画像を表示するようにしてももちろんよい。
【0152】
このように所定の割合ごとに画像を表示するようにする場合には、画像を表示する処理の前段で、音楽データのダウンロード量の総データ量に対する割合が所定の割合になったか否かを判断し、なったと判断したときには、その割合に応じた態様で画像を表示し、なっていないと判断したときには、画像の表示を行うことなく音楽データのダウンロードおよびダウンロード量の加算処理を継続するようにすればよい。
【0153】
これにより、音楽データのダウンロード時においては、携帯電話端末の使用者は、表示画像の表示状態に応じて、音楽データのダウンロード状況(ダウンロードの進行状況)を視覚を通じて即座に把握することができる。また、除々に完成画像に近くづくように表示される画像は、音楽データのために作成されたいわゆるジャケット写真など、ダウンロードしている音楽データに対応付けられたその音楽データに関連するものであるのであるので、携帯電話端末の使用者を飽きさせることがないようにすることができる。
【0154】
したがって、音楽データのダウンロードに例えば数十秒から数分間程度の時間がかかったとしても、音楽データ以外に音楽データに関する画像情報をも提供することにより、ダウンロードにかかる時間を長いと感じさせることがないようにして、音楽配信サービスの利用を促進させることもできる。
【0155】
なお、ダウンロードしている音楽データに対応付けられた画像を、音楽データのダウンロード中の予め決められたタイミングで、予め決められた所定量の画像データによる画像を表示するようにしてもよい。この場合には、音楽データのダウンロード状況を正確に報知することはできないが、音楽データのダウンロードが正常に行われていることを報知することができる。このとき、音楽データのダウンロード量についての音楽データの総データ量に対する割合を算出し、これを表示することによって、ダウンロードの進行状況をも正確に報知することができる。
【0156】
[第2の実施の形態]
[音楽配信システム、携帯電話端末について]
前述した第1の実施の形態においては、ダウンロードする音楽データに対応付けられる画像の画像データは、携帯電話端末に予め用意されているものとして説明した。しかし、音楽データとこれに対応付けられる画像の画像データとをともに携帯電話端末に提供することにより音楽データと画像データとの携帯電話端末における対応付けも容易になる。
【0157】
前述もしたが、音楽データは、データ圧縮処理することにより、データ圧縮前の元のデータの約10分の1程度のデータ量に圧縮することができる。しかし、約5分間程度の演奏時間の楽曲の音楽データは、50メガバイト程度のデータ量であり、データ圧縮しても5メガバイト程度である。
【0158】
これに対し、画像データは、携帯電話端末の画面(例えば、OCIFサイズとよばれる176ドット×144ドット程度の画面)で、4096色を用いるとすると、その画面に表示する画像の画像データのデータ量は、40キロバイト程度であり、音が音楽データに比べそのデータ量は少なく、音楽データとともに配信するようにしても、ダウンロード時間が極端に長くなったり、携帯電話端末にかかる負荷が極端に大きくなることもない。
【0159】
そこで、この第2の実施の形態においては、音楽データとこれに対応付けられる画像の画像データとをともに音楽データの提供業者側から配信し、携帯電話端末においては、目的とする音楽データとともに提供される画像データを用いて音楽データのダウンロード状況に応じて画像を表示するようにしたものである。なお、画像の表示は、前述した第1の実施の形態の場合と同様に種々の態様で表示することができるが、この第2の実施の形態においても、例えば、図6に示したように画像を表示するものとして説明する。
【0160】
そして、この第2の実施の形態においても、用いられる音楽配信システムは、図1を用いて説明した前述の第1の実施の形態の音楽配信システムと同様に構成されたものであり、携帯電話端末は、図2、図3を用いて説明した第1の実施の形態の携帯電話端末4と同様に構成されたものである。このため、図1、図2、図3をも参照しながらこの第2の実施の形態の音楽配信システム、携帯電話端末について説明する。
【0161】
そして、この第2の実施の形態の音楽配信システムの場合には、コンテンツサーバ装置1のデータ蓄積部11には、音楽データだけでなく、音楽データに対応付けられた画像データも蓄積される。そして、コンテンツサーバ装置1は、販売ポータルサイト23を通じて携帯電話端末4から音楽データの配信要求を送受信部13を通じて受けたときには、要求された音楽データとこれに対応付けられた画像データとをデータ蓄積部11から抽出する。
【0162】
抽出された音声データとこれに対応付けられる画像データとは、前述した第1の実施の形態の場合と同様に、著作権管理部121、音声データ圧縮部122を通じて送信データ形成部123に供給される。そして、送信データ形成部123は、音楽データとこれに対応付けられた画像データとからなる送信データを形成し、これを送受信部13、販売ポータルサイト23を通じて要求元の携帯電話端末4に配信することになる。
【0163】
図8は、この第2に実施の形態においては、コンテンツサーバ装置1の送信データ形成部123において形成される送信データを説明するための図である。図8に示すように、送信データ形成部123は、画像部Vdと音声部Auとからなる送信データを形成する。
【0164】
画像部Vdは、後続の音声データに対応付けられた画像データを伝送するための部分であり、画像データヘッダ部VH、画像データ部VD、画像データフッタ部VFとを備えている。画像データヘッダ部VHは、画像データヘッダ部VHに続くデータが画像データであることを示す情報や画像データの総データ量を示す情報などが有するようにされた部分である。画像データ部VDは、画像データが格納される部分である。また、画像データフッタ部VFは、当該画像データの終わりを示す情報などが格納される部分である。
【0165】
そして、画像部Vdに続く音声部Auが、携帯電話端末の使用者により配信が要求された音声データを伝送するための部分であり、音声データヘッダ部AH、音声データ部AD、音声データフッタ部AFとを備えている。音声データヘッダ部AHは、音声データヘッダ部AHに続くデータが音声データであることを示す情報や音声データの総データ量を示す情報などが有するようにされた部分である。音声データ部ADは、音声データが格納される部分である。また、音声データフッタ部AFは、当該音声データの終わりを示す情報などが格納される部分である。
【0166】
このように、配信要求された音楽データとこれに対応付けられた画像データとが、音楽データの提供業者側からともに提供するようにされる。そして、この第2の実施の形態の場合には、音楽データに先立ってその音楽データに対応付けられた画像データが送信される。
【0167】
したがって、音楽データが携帯電話端末4において受信するようにされたときには、その音楽データに対応付けられた画像データの全部が携帯電話端末4により受信され、携帯電話端末4のメモリに格納されているので、音楽データの受信開始以降は、前述した第1の実施の形態の場合と同様に、音楽データのダウンロード量に応じた態様でその音楽データに対応付けられた画像を表示することができる。
【0168】
[音楽データダウンロード時の携帯電話端末における処理について]
次に、この第2の実施の形態の携帯電話端末4において行われる音楽データのダウンロード時の処理について図9のフローチャートを参照しながら説明する。図9は、音楽データのダウンロード時のこの第2の実施の形態の携帯電話端末4においての処理を説明するための図である。この第2に実施の形態においても、図9に示す処理は、携帯電話端末4の使用者が携帯電話端末4に対して音楽データをダウンロードするための所定の操作を行うことにより、携帯電話端末4の制御部60において実行される処理である。
【0169】
音楽データのダウンロードを行うため、携帯電話端末4の使用者が、携帯電話端末4のキー操作部74を操作して、音楽データのダウンロードを行うための入力画面を表示し、音楽データの販売ポータルサイト23のURLを入力するようにしてこれを送信するようにすると、携帯電話端末4は、電話会社側の提供するインターネット接続機能を用いて、販売ポータルサイト23にアクセスするようにする(ステップS201)。
【0170】
販売ポータルサイト23は、前述もしたように、音楽データの検索機能などをも提供するものであり、この検索機能を用いて、携帯電話端末4の使用者は、目的とする音楽データを検索して、その音楽データの配信を指示する(ステップS202)。
【0171】
ステップS202の音楽データの配信指示(提供要求)に応じて、コンテンツサーバ装置1は、販売ポータルサイト23を通じて図8に示した形式で、要求された音楽データとこれに対応する画像データを送信してくる。携帯電話端末4はこれを受信し、目的とする音楽データのダウンロードを開始する(ステップS203)。このステップS203の処理においては、図6(A)に示したような、音声データのダウンロードが開始されたことを通知するための画面(暫定ダウンロード中画面)を表示する処理をも行う。
【0172】
そして、携帯電話端末4の制御部60は、データの受信処理を継続し(ステップS204)、画像データのフッタ部VFを受信したか否か、すなわち、画像データの全部を受信し終えたか否かを判断する(ステップS205)。ステップS205の判断処理において、画像データのフッタ部VFを受信したと判断したときには、次に受信するのは、目的とする音楽データであるので、携帯電話端末4の制御部60は、音楽データのダウンロード量をカウントするカウンタの値を0(零)にする(ステップS206)。
【0173】
そして、制御部60は、音楽データのダウンロード量に応じてステップS205までの処理により受信を完了している画像データによる画像を表示するようにする(ステップS207)。このステップS207の処理は、音楽データのダウンロードが終了されるまでは、後述するように繰り返し行われる処理であり、初回の処理においては、音声データのダウンロード量は、0(零)であるので、対応付けされた画像の表示は行わず、音楽データのダウンロードを継続して、音楽データのダウンロード量を加算する(ステップS208)。
【0174】
次に、制御部60は、ダウンロードを開始した音楽データのフッタ部AFを受信したか否かを判別し(ステップS209)、フッタ部AFを受信していないと判別したときには、音楽データのダウンロード量が、当該音楽データの全体(音楽データの総データ量)の何%分かを算出する(ステップS210)。このステップS210で用いられる音楽データの総データ量は、当該音楽データのヘッダ部AHに付加されて提供される。
【0175】
ステップS210の処理の後、ステップS207からの処理を繰り返し、音楽データのダウンロード量(音楽データのダウンロード量についての音楽データの相データ量に対する割合)に応じた態様で、当該音声データに対応付けられて音楽データとともに送信されてきた画像データによる画像を表示する。
【0176】
そして、ステップS208の判断処理において、ダウンロードするようにした音楽データのフッタ部AFを受信したと判断したときには、目的とする音楽データの全部をダウンロードしたので、携帯電話端末4の制御部60は、音楽データのダウンロード処理を終了するように各部を制御する(ステップS211)。
【0177】
このステップS211の処理においても、図7に示した第1の実施の形態のステップS110の処理と同様に、ダウンロードした音楽データに対応付けられた画像の完成画像、すなわち、音楽データに対応付けられた画像の全画像データを用いて表示していなければ、音楽データに対応付けられた画像の全画像データを用いてその画像を表示するようにする。
【0178】
また、ステップS211において、「ダウンロード完了」などのメッセージを表示したり、あるいは、所定のアラーム音などの音声を放音することにより、音楽データのダウンロードが終了したことを携帯電話端末4の使用者に報知するようにしてもよい。
【0179】
また、図9に示したフローチャートにおいて、ステップS207の処理をステップS210の音楽データのダウンロード量についての当該音楽データの総データ量に対する割合を算出する処理の後段に初めから位置するようにしてもよい。
【0180】
また、この第2の実施の形態においても、ステップS210の音楽データのダウンロード量についての当該音楽データの総データ量に対する割合を算出する処理の後において、算出した割合の5%ごと、10%ごと、15%ごと、20%ごと、25%ごとなどというように、所定の割合ごとに、その割合に応じた態様で、ダウンロードしている音楽データに対応付けられた画像を表示するようにしてももちろんよい。
【0181】
このように、この第2に実施の形態の場合には、音楽データをダウンロードする場合には、その音楽データに対応付けられた画像データが音楽データとともに提供するようにされるので、画像データを音楽データのダウンロード前に用意するといった事前準備をする必要がない。
【0182】
そして、音楽データの提供業者側において音楽データに対応付けられた画像データが音楽データとともに配信するようにされるので、音楽データに応じた画像を音楽データのダウンロード中にそのダウンロード状況を通知するようにして表示することができる。
【0183】
[第3の実施の形態]
[音楽配信システム、携帯電話端末について]
前述した第2の実施の形態においては、ダウンロードする音楽データとこれに対応付けられる画像の画像データとをともに配信するようにした。しかし、図8を用いて前述したように、音楽データに対応付けられる画像データは、その全部が音楽データよりも先に携帯電話端末において受信が完了するように送信するようにされていた。
【0184】
このため、携帯電話端末においては、音楽データのダウンロード量についてのその音楽データの総データ量に対する割合を算出し、この割合に応じた量の画像データを用いて、ダウンロードしている音楽データに対応付けられた画像を表示するようにしている。しかし、音楽データのダウンロード量についてのその音楽データの総データ量に対する割合の算出や、この算出した割合に応じた画像データの特定などを携帯電話端末において行わなければならない。
【0185】
そこで、この第3の実施の形態においては、音楽データの配信業者側において、音楽データとこれに対応付けられる画像データとを、それぞれのデータの総データ量に対する割合(比率)をそろえるようにして、複数個に分割する。そして、比率が整えられた音声データと画像データとの分割データを混在させて配信するようにする。
【0186】
このようにすることよって、携帯電話端末においては、受信した画像データによる画像を画像データを受信した順番に表示するようにするだけで、音声データの受信状況を報知することができるようにしている。なお、この第3の実施の形態画像の表示は、前述した第1、第2の実施の形態の場合と同様に種々の態様で表示することができるが、この第3の実施の形態においても、例えば、図6に示したように画像を表示するものとして説明する。
【0187】
そして、この第3の実施の形態においても、用いられる音楽配信システムは、図1を用いて説明した前述の第1、第2の実施の形態の音楽配信システムと同様に構成されたものであり、用いられる携帯電話端末もまた、図2、図3を用いて説明した第1、第2の実施の形態の携帯電話端末4と同様に構成されたものである。このため、図1、図2、図3をも参照しながら、この第3の実施の形態の音楽配信システム、携帯電話端末について説明する。
【0188】
そして、この第3の実施の形態の音楽配信システムの場合にも、コンテンツサーバ装置1のデータ蓄積部11には、音楽データだけでなく、音楽データに対応付けられた画像データも蓄積される。そして、コンテンツサーバ装置1は、販売ポータルサイト23を通じて携帯電話端末4から音楽データの配信要求を送受信部13を通じて受けたときには、要求された音楽データとこれに対応付けられた画像データとをデータ蓄積部11から抽出する。
【0189】
抽出された音声データとこれに対応付けられる画像データとは、前述した第1、第2の実施の形態の場合と同様に、著作権管理部121、音声データ圧縮部122を通じて送信データ形成部123に供給される。そして、送信データ形成部123は、音楽データを所定の大きさ(所定のデータ量)に分割するとともに、この音楽データに対応付けられる画像データについても所定の大きさ(所定のデータ量)に分割する。
【0190】
音楽データの分割データの大きさ(データ量)と、画像データの分割データの大きさ(データ量)とはそれぞれ異なる。しかし、音楽データの分割データについての当該音楽データの総データ量に対する割合と、画像データの分割データについての当該画像データの総データ量に対する割合とは同じになるようにされる。
【0191】
そして、この第3の実施の形態においては、前述のように、音楽データの分割データと、画像データの分割データとは、それぞれのデータの総データ量に対する比率が同じになるようにされているので、音楽データの分割データと、画像データの分割データとを、交互に配信するようにする。
【0192】
図10は、この第3に実施の形態においては、コンテンツサーバ装置1の送信データ形成部123において形成される送信データを説明するための図である。図10において、画像部Vdと、音声部Auとが示すように、送信データ形成部123は、配信する音楽データの分割データと、音楽データに対応付けられた画像データの分割データとを、図10に示すように、交互に送信するようにする。
【0193】
すなわち、音声データと画像データとは、複数個に分割され、画像データの分割データは、画像データエリアVD1、VD2、VD3、…に格納するようにされる。この画像データエリアVD1、VD2、VD3、…のそれぞれには、画像ヘッダ部VH1、VH2、VH3、…と、画像フッタ部VF1、VF2、VF3、…とが付加するようにされている。
【0194】
同じように、音楽データの分割データは、音楽データエリアAD1、AD2、AD3、…に格納するようにされ、音楽データエリアAD1、AD2、AD3、…のそれぞれには、音楽ヘッダ部AH1、AH2、AH3、…と、音楽フッタ部AF1、AF2、AF3、…とが付加するようにされている。画像部Vdと音声部Auとが1組となるようにされて、音楽データとこれに対応付けられた画像データとが送信(配信)される。
【0195】
そして、前述もしたように、音楽データの分割データの当該音楽データの総データ量に対する割合と、画像データの分割データの当該画像データの総データ量に対する割合とは一致するようにされている。したがって、携帯電話端末4には、音楽データのダウンロード量に対応する量の画像データがダウンロードされることになる。
【0196】
これにより、携帯電話端末4において、受信した画像データの分割データを用いて、その画像データの分割データによる画像をそのまま表示するようにすることにより、音楽データのダウンロード量に応じた態様で、その音楽データに対応付けられた画像を表示することができる。
【0197】
したがって、この第3の実施の形態においては、携帯電話端末4において、音楽データのダウンロード量、および、ダウンロード量についての当該音楽データの総データ量に対する割合を求め、その割合に応じた量の画像データを抽出して画像を表示するなどの処理を行う必要がない。
【0198】
[音楽データダウンロード時の携帯電話端末における処理について]
次に、この第3の実施の形態の携帯電話端末4において行われる音楽データのダウンロード時の処理について図11のフローチャートを参照しながら説明する。図11は、音楽データのダウンロード時のこの第3の実施の形態の携帯電話端末4においての処理を説明するための図である。この第3に実施の形態においても、図11に示す処理は、携帯電話端末4の使用者が携帯電話端末4に対して音楽データをダウンロードするための所定の操作を行うことにより、携帯電話端末4の制御部60において実行される処理である。
【0199】
音楽データのダウンロードを行うため、携帯電話端末4の使用者が、携帯電話端末4のキー操作部74を操作して、音楽データのダウンロードを行うための入力画面を表示し、音楽データの販売ポータルサイト23のURLを入力するようにしてこれを送信するようにすると、携帯電話端末4は、電話会社側の提供するインターネット接続機能を用いて、販売ポータルサイト23にアクセスするようにする(ステップS301)。
【0200】
携帯電話端末4の使用者は、販売ポータルサイト23の検索機能等を用いて、目的とする音楽データを検索し、その音楽データの配信を指示する(ステップS302)。
【0201】
ステップS302の音楽データの配信指示(提供要求)に応じて、コンテンツサーバ装置1は、販売ポータルサイト23を通じて図10に示した形式で、要求された音楽データとこれに対応する画像データを送信してくるので、携帯電話端末4はこれを受信し、目的とする音楽データのダウンロードを開始する(ステップS303)。このステップS203の処理においては、図6(A)に示したような、音声データのダウンロードが開始されたことを通知するための画面(暫定ダウンロード中画面)を表示する処理をも行う。
【0202】
そして、携帯電話端末4の制御部60は、データの受信処理を継続し(ステップS304)、画像データのフッタ部VFを受信したか否か、すなわち、画像データの全部を受信し終えたか否かを判断する(ステップS305)。ステップS305の判断処理において、画像データのフッタ部VFを受信していないと判断したときには、携帯電話端末4の制御部60は、ステップS304からの処理を繰り返し、画像データの分割データのダウンロードを継続して行う。
【0203】
ステップS305の判断処理において、画像データのフッタ部VFを受信したと判断したときには、携帯電話端末4の制御部60は、受信し終えた画像データの分割データを用いて画像を表示する(ステップS306)。
【0204】
画像データのフッタ部VFの次に送信されて来るのは、図10にも示したように音声データのヘッダ部AHであるので、携帯電話端末4の制御部60は、音声データの分割データのダウンロードを継続し(ステップS307)、音楽データのフッタ部AFを受信したか否かを判断する(ステップS308)。
【0205】
ステップS308の判断処理において、音楽データのフッタ部AFを受信していないと判断したときには、携帯電話端末4の制御部60は、ステップS307からの処理を繰り返す。そして、ステップS308の判断処理において、音楽データのフッタ部AFを受信したと判断したときには、その音楽データのフッタ部AFは、音楽データの最後の分割データのフッタ部であるか否かを判断する(ステップS309)。
【0206】
ステップS309の判断処理において、音楽データの最後のフッタ部でないと判断したときには、次に送信されてくるのが、画像データの分割データのヘッダ部VDであるので、携帯電話端末4の制御部60は、ステップS304からの処理を繰り返し、画像データの分割データのダウンロードおよびダウンロードした画像データの分割データによる画像の表示を行った後、次の音楽データの分割データのダウンロードを行う。
【0207】
このようにして、画像データの分割データと、音楽データの分割データとのダウンロードを交互に行い、ステップS309の判断処理において、音楽データの最後の分割データのフッタ部を受信したと判断したときには、目的とする音楽データの全部のダウンロードが終了したことになり、携帯電話端末4の制御部60は、音楽データのダウンロード処理を終了するように各部を制御する(ステップS310)。
【0208】
このステップS310の処理においては、例えば、「ダウンロード完了」などのメッセージを表示したり、あるいは、所定のアラーム音などの音声を放音することにより、音楽データのダウンロードが終了したことを携帯電話端末4の使用者に報知するようにしてもよい。
【0209】
また、図11に示したフローチャートにおいて、ステップS304の処理をステップS305において、画像データのフッタではないと判断した場合に初めて行うようにしたり、ステップS307の処理をステップS308において、音楽データのフッタではないと判断した場合に初めて行うようにするようにしてもよい。
【0210】
このように、この第3に実施の形態の場合においても、音楽データをダウンロードする場合には、その音楽データに対応付けられた画像データが音楽データとともに提供するようにされるので、画像データを音楽データのダウンロード前に用意するといった事前準備をする必要がない。
【0211】
そして、音楽データの提供業者側において音楽データに対応付けられた画像データが音楽データとともに配信するようにされるので、音楽データに応じた画像を音楽データのダウンロード中にそのダウンロード状況を通知するようにして表示することができる。
【0212】
また、携帯電話端末において、音楽データのダウンロード量の算定や、音楽データのダウンロード量に応じた画像の表示制御を行う必要がないので、携帯電話端末の負荷を軽減することができる。しかし、音楽データと画像データとを、2分割、あるいは、3分割などというように、比較的に分割データを大きくした場合には、前述した第1、第2の実施の形態の場合と同様に、音楽データのダウンロード量を算定するとともに、ダウンロード量の当該音楽データの総相データに対する割合を求め、この割合に応じた量の分割画像データを用いるようにする記とができる。
【0213】
なお、この第3の実施の形態においては、図10に示したように、画像データと音楽データとを交互に送信するものとして説明した。この場合に、音楽データの分割データを先に送信し、続いて、画像データの分割データを送信するようにしてももちろんよい。
【0214】
また、音楽データに対応付けられる画像データの分割データだけを求めて送信し、次に、音楽データの分割データをまとめて送信するようにしてもよい。このようにした場合には、単に、ダウンロードした音楽データの分割データに対応する画像データの分割データを用いて画像を表示すればよいので、音楽データのダウロード量の算定などの処理を行う必要がない。
【0215】
なお、前述した実施の形態においては、音楽データをダウンロードする場合を例にして説明したが、ダウンロードの対象となる主データは、音楽データに限るものではない。例えば、映画などのビデオデータやゲームプログラム、各種のコンピュータプログラム、テキストデータなど種々のデータをダウンロードする場合にこの発明を適用することができる。
【0216】
例えば、ゲームプログラムをダウンロードする場合に、そのゲームプログラムにおいて用いられているキャラクタを、ゲームプログラムのダウンロード量に応じて表示するようにすることができる。すなわち、ダウンロードの目的とする主データをダウンロードする場合に、この主データに対応付けられる画像データを主データのダウンロード量に応じた態様で表示するようにすることができる。
【0217】
また、ダウンロードの目的とする主データに対応付けられる画像データは、静止画像であるものとして説明した。この場合の静止画像には、音楽データについてのジャケット写真やアーチストの写真などの他、音楽データとして提供される楽曲についての解説やアーチストについての解説、あるいは、楽曲の歌詞などの文字情報をも含む。また、音楽データなどの主データのダウンロード量に応じて、携帯電話端末のLCDなどの表示素子の全面に表示させる画像自体を順次に変えるようにしてもよい。
【0218】
また、音楽データなどのダウンロードの目的とする主データと、これに対応付けられる画像データとの対応付けは、例えば、主データが音楽データである場合には、ISRC(International Standard Recording Code)などの主データである音楽データに対する識別情報や、アーチスト名やアーチストコードなど、主データと画像データとを対応付けることが可能な各種のコードをインデックスとして用いるようにすることができる。
【0219】
つまり、画像データにその画像データを区別するためのインデックス情報を付加しておき、ダウンロードした音楽データなどの主データのヘッダ部などにある同様のインデックス情報とを対比させることで、ダウンロードしている主データに対応付けられた画像データを判別し、その画像データによる画像を表示させることができる。
【0220】
また、前述した実施の形態においては、携帯電話端末に、この発明によるデータ受信装置、受信状況表示方法を適用した場合を例にして説明したが、これに限るものではない。PHS(Personal Handyphone System)方式の通信端末やW−CDMA(Code Division Multipe Access)方式の次世代携帯電話端末など各種の携帯電話端末に適用することができる。
【0221】
また、携帯電話端末だけでなく、通信機能を備え、音楽データなどの受信が可能な各種の通信機器に、この発明によるデータ受信装置、受信状況表示方法を適用することができる。
【0222】
また、音楽データなどのダウンロードの主対象となるデータを提供する提供業者側のサーバ装置は、図1に示したように、コンテンツサーバ装置と音楽配信プラットホームを有するサーバ装置とを分けたり、あるいは、コンテンツサーバ装置自体が、音楽配信プラットホームを提供するようにしてもよい。
【0223】
また、顧客データベースや課金システムなども通信回線によって接続するようにされる他のサーバ装置が備えるようにしてももちろんよい。すなわち、音楽データなどの主対象データを提供する提供業者側の機器としては、主対象データを蓄積し、要求された主対象データを読み出して送信データを形成するコンテンツサーバ装置としての機能と、販売ポータルサイトや顧客データベース、課金システムなどの機能を有するようにされた各種の態様のシステムを構築するようにしてもよい。
【0224】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、音楽データダウンロード時において、その音楽データのジャケットやアーチストの写真を表示するなど、目的とする一連の主データのダウンロード時において、その目的とする主データに対応付けられた画像を表示することができるので、目的とする主データのダウンロード中の時間を楽しく過ごすようにすることができる。
【0225】
目的とするデータのダウンロード量に応じて、当該目的とする主データに対応付けられた画像を表示することができるので、目的とする主データの受信状況や目的とする主データの全部を受信するまでにどれくらいの時間を有するのかを視覚を通じて使用者に報知するようにすることができる。
【0226】
また、目的とする主データのダウンロード量に応じて、当該目的とする主データに対応付けられた画像を表示することができるので、同じ画像をずっと表示させておく場合に比べて飽きさせることがない。
【0227】
また、画像の表示も種々の態様で行うことができるので、目的のデータをダウンロードする場合の新たなサービスとして画像表示を行うようにすることができるので画像表示をエンターテイメント化することができる。すなわち、データ受信装置の使用者に対して、データのダウンロード中における新な楽しみを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるデータ送信方法が適用されたコンテンツサーバ装置を備える音楽配信システムを説明するためのブロック図である。
【図2】この発明によるデータ受信装置、受信状況報知方法が適用された携帯電話端末を説明するためのブロック図である。
【図3】図1に示した携帯電話端末の外観を説明するための図である。
【図4】図1に示したコンテンツサーバ装置から送信されてくる音楽データを説明するための図である。
【図5】携帯電話端末側に予め用意される画像データを説明するための図である。
【図6】図2に示した携帯電話端末においての音楽データのダウンロード時の処理を説明するための図である。
【図7】図2に示した携帯電話端末においての音楽データのダウンロード時の画像表示の一例を説明するための図である。
【図8】図1に示したコンテンツサーバ装置から送信されてくる音楽データおよび画像データの一例を説明するための図である。
【図9】図2に示した携帯電話端末においての音楽データのダウンロード時の他の処理を説明するための図である。
【図10】図1に示したコンテンツサーバ装置から送信されてくる音楽データおよび画像データの他の例を説明するための図である。
【図11】図2に示した携帯電話端末においての音楽データのダウンロード時の他の処理を説明するための図である。
【符号の説明】
41…送受信アンテナ、42…アンテナ共用器、43…受信部、44…ベースバンド処理部、45…音声コーデック(DSP)、46…スピーカ(受話器)、47…マイクロホン(送話器)、48…送信部、49…周波数シンセサイザ、51…音声データ再生処理部、52…音声信号の出力端子、53…LCDコントローラ、54…LCD、55…カメラ部、56…リンガ、60…制御部、61…CPU、62…ROM、63…SRAM、64…フラッシュメモリ、65…CPUバス、71…外部メモリインターフェース、72…外部メモリスロット、73…キーインターフェース、74…キー操作部、75…外部インターフェース、76…入出力端子、80…外部メモリ、90…ヘッドホン
Claims (13)
- 送信されてくる一連の主データを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信される前記一連の主データに対応付けられる画像の画像データを記憶する記憶手段と、
画像を表示する表示素子と、
前記受信手段により受信された前記一連の主データの受信済み量についての当該一連の主データの総データ量に対する割合を算出する算出手段と、
前記算出手段により算出された前記割合に応じた態様で、前記一連の主データに対応付けられる画像の画像データを用いて前記表示素子に画像を表示するようにする表示制御手段と
を備えることを特徴とするデータ受信装置。 - 請求項1に記載のデータ受信装置であって、
前記記憶手段に記憶される前記画像データは、通信ネットワークを通じて送信されてくるものであり、前記受信手段により受信されて、前記記憶手段に記憶されることを特徴とするデータ受信装置。 - 請求項1に記載のデータ受信装置であって、
前記表示制御手段は、前記一連の主データの全部を受信し終える前においては、完成した前記画像を表示するために必要となる前記画像の全画像データよりも少ない量の画像データを用いて、前記画像を表示するようにすることを特徴とするデータ受信装置。 - 一連の主データとこれに対応付けられる画像の画像データとのそれぞれが複数に分割され、前記一連の主データの分割データと前記画像データの分割データとが混在するようにされて送信されてくる前記一連の主データと前記画像データとを受信する受信手段と、
画像を表示する表示素子と、
前記受信手段により受信された前記画像データの分割データを用いて、前記表示素子に画像を表示するようにする表示制御手段と
を備えることを特徴とするデータ受信装置。 - 請求項4に記載のデータ受信装置であって、
前記一連の主データの分割データについての前記一連の主データの総データ量に対する割合と、前記画像データの分割データについての前記画像データの総データ量に対する割合とは一致するようにされており、
前記受信手段は、前記一連の主データの分割データと前記画像データの分割データとを受信し、
前記表示制御手段は、前記受信手段により受信された前記画像データの分割データによる画像を前記表示素子に表示することを特徴とするデータ受信装置。 - 請求項4に記載のデータ受信装置であって、
前記受信手段により受信された前記一連の主データの分割データの受信済み量の当該一連の主データの総データ量に対する割合を算出する算出手段を備え、
前記表示制御手段は、前記算出手段により算出された前記割合に応じた態様で、前記受信手段により受信された前記画像データの分割データを用いて前記表示素子に前記画像を表示するようにすることを特徴とするデータ受信装置。 - 請求項6に記載のデータ受信装置であって、
前記表示制御手段は、前記一連の主データの全部を受信し終える前においては、前記画像の画像データのうちの分割データの表示に用いるデータ量を前記算出手段により算出された前記割合に応じて調整することを特徴とするデータ受信装置。 - 送信されてくる一連の主データを受信する装置において、前記一連の主データの受信状況を表示する方法であって、
前記一連の主データの受信済み量についての当該一連の主データの総データ量に対する割合を算出し、
算出した前記割合に応じた態様で、前記一連の主データに対応付けられる画像の画像データを用いて表示素子に画像を表示することを特徴とする受信状況表示方法。 - 請求項8に記載の受信状況表示方法であって、
前記一連の主データの全部を受信し終える前においては、完成した前記画像を表示するために必要となる前記画像の全画像データよりも少ない量の画像データを用いて、前記画像を表示するようにすることを特徴とする受信状況表示方法。 - 請求項8に記載の受信状況表示方法であって、
前記一連の主データに対応付けられる前記画像の画像データは、通信ネットワークを通じて送信されてくるものであることを特徴とする受信状況表示方法。 - 送信されてくる一連の主データを受信し、受信した前記一連の主データの受信済み量についての当該一連の主データの総データ量に対する割合を算出し、算出した前記割合に応じた態様で、前記一連の主データに対応付けられる画像の画像データを用いて表示素子に画像を表示するデータ受信装置に対して、
前記一連の主データとこれに対応付けられる受信状況を表示するための画像の前記画像データとを対にして送信することを特徴とするデータ送信方法。 - 一連の主データとこれに対応付けられる画像の画像データとのそれぞれが複数に分割され、前記一連の主データの分割データと前記画像データの分割データとが混在するようにされて送信されてくる前記一連の主データと前記画像データとを受信して、受信した前記画像データの分割データを用いて、表示素子に画像を表示するデータ受信装置に対して、
前記一連の主データとこれに対応付けられた前記画像の画像データとを複数に分割し、前記一連の主データの分割データと前記画像データの分割データとを混在させるようにして送信するデータ送信方法。 - 請求項12に記載のデータ送信方法であって、
前記一連の主データの分割データについての前記一連の主データの総データ量に対する割合と、前記画像データの分割データについての前記画像データの総データ量に対する割合とを一致するようにして、前記一連の主データの分割データと前記画像データの分割データとを送信することを特徴とするデータ送信方法。
Priority Applications (1)
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