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JP4262227B2 - 半導体記憶装置の読み出し回路 - Google Patents

半導体記憶装置の読み出し回路 Download PDF

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Description

本発明は、3値以上の多値データを記憶可能なメモリセルを複数配列してなるメモリセルアレイ内から、読み出し対象の選択メモリセルに記憶されている多値データを読み出すための半導体記憶装置の読み出し回路に関する。
一般に、半導体記憶装置の読み出し回路は、情報が記憶されている読み出し対象の選択メモリセルに電流を供給し、そのメモリセルの記憶データに応じて流れる電流(セル電流)と、基準電流(参照電流)とを比較して、参照電流に対してセル電流が大きいか小さいかを判断することによって、メモリセルに記憶されている情報を読み出すという操作を行っている。このように、セル電流の大小判定によって情報を読み出す方式は、電流センス方式と呼ばれている。例えば、各メモリセルが1ビットの情報を記憶する所謂2値型の半導体記憶装置においては、図7に示すように、セル電流が大きい状態(例えば、データ“1”に対応する)とセル電流が小さい状態(例えば、データ“0”に対応する)の2つの記憶状態を用意して、参照電流値を両記憶状態のセル電流値の中間に設定することにより、1ビットの情報を読み出すことができる。また、参照電流値を生成する際には、読み出し対象となる各メモリセルと同様に作製された参照用のメモリセルが使用されることが多い。更に、セル電流の大小を参照電流と直接比較するのではなく、セル電流と参照電流に対し夫々電流‐電圧変換を施した上で、変換後の各電圧を比較することで、間接的にセル電流の大小判定を行う読み出し方式もあり、電流センス方式に対して、以下便宜的に電圧センス方式と呼ぶ。
近年では、記憶容量の拡大、半導体チップの製造に掛かるコスト削減を図るために、1つのメモリセルに3値以上(例えば、2ビット)の情報を格納可能な多値型の半導体記憶装置が開発されている。例えば、1つのメモリセルに2ビットの情報を格納する4値型の半導体記憶装置では、図3に示すように、セル電流が取り得る状態を4種類用意して、夫々のデータ領域の間に3種類の参照電流値を設定し、セル電流値を3種類の参照電流値と大小比較することにより、2ビットの情報を読み出すことができる。このような多値型の半導体記憶装置において、1つのメモリセルにnビットの情報を格納する場合には、セル電流値が取り得る状態を2種類用意し、参照電流値を(2−1)種類設定することが必要である。
一般に、多値型の半導体記憶装置においては、2値型の半導体記憶装置と比較して、1つの値(記憶状態)を識別可能な電流値の範囲が狭くなるので、セル電流と参照電流との間に十分な電流差を確保することが物理的に困難である。このようにセル電流と参照電流との間の電流差が少ない場合には、特に、読み出し回路において大きな動作マージンを確保することが容易ではない。また、メモリセルに格納されている情報を読み出すには複数通りの電流比較を行う必要があるため、これらを同時並行して行う並列センス方式と、順番に1回ずつ電流比較を行う時分割センス方式の2通りのセンス方式がある。並列センス方式の一例として、例えば、下記の特許文献1に開示されているものがあり、時分割センス方式の一例として、例えば、下記の特許文献2に開示されているものがある。
前者の並列センス方式の場合は、電流比較に要する時間は、2値型の半導体記憶装置と略同等であるが、電流比較のためのセンス回路を同時に読み出すメモリセル毎に参照電流の数だけ準備する必要があり、読み出し回路の占有面積が増大し、製造コスト的に不利となる。例えば、1つのメモリセルに2ビットの情報を格納する4値型の半導体記憶装置において、16ビットデータを読み出す場合では、同時に読み出すメモリセル数は8個で、メモリセル当たりの参照電流は3種類であるので、24個のセンス回路を準備する必要がある。2値型の半導体記憶装置の場合では16個のセンス回路を必要とするため、並列センス方式の場合は、2値型の半導体記憶装置より読み出し回路の占有面積が増大することになる。
これに対して、後者の時分割センス方式の場合は、電流比較のためのセンス回路を同時に読み出すメモリセル毎に1つだけ準備すればよいため、読み出し回路の占有面積の増大を抑制できる。例えば、1つのメモリセルに2ビットの情報を格納する4値型の半導体記憶装置において、16ビットデータを読み出す場合では、同時に読み出すメモリセル数は8個であるので、8個のセンス回路を準備すればよく、2値型の半導体記憶装置より読み出し回路の占有面積が大幅に縮小されることになる。しかし、時分割センス方式は、面積的な有利さを持つ反面、1つのメモリセルにnビットの情報を格納するn値型の半導体記憶装置において、最低n回の電流比較を時分割で行う必要があるため、読み出し時間が長くなる。
以下に、時分割センス方式の一例として、2ビット/セルの4値データを読み出す際の動作について、図8を用いて簡単に説明する。尚、図8は、従来の半導体記憶装置における時分割センス方式で電圧センス方式の読み出し回路の構成例を模式的に示す回路図である。また、図8で例示するメモリセルは、フローティングゲート構造のフラッシュメモリセルである。
図8において、この時分割センス方式を用いた読み出し回路50は、データの読み出し対象である選択メモリセル57のドレインに電圧を印加して記憶状態に応じた読み出し電流(セル電流)を供給するための電流負荷回路51と、参照メモリセル58〜60に参照電流を供給するための電流負荷回路52とを備えている。選択メモリセル57のドレインと電流負荷回路51の間にはセンス線61が電気的に接続されており、電流負荷回路52に参照線62が電気的に接続されている。電流負荷回路51は、センス線61上において、セル電流を読み出し電圧に変換する電流‐電圧変換機能を有し、更に、電流負荷回路52は、参照線62上において、参照電流を参照電圧に変換する電流‐電圧変換機能を有する。センス線61及び参照線62は、センス線61と参照線62の電位差(読み出し電圧と参照電圧の電圧差)を増幅出力するためのセンスアンプ53の差動入力端子に夫々接続されている。また、センスアンプ53の出力端子には、1回目のセンス結果をラッチする第1データラッチ回路54と、2回目のセンス結果をラッチする第2データラッチ回路55とが接続されている。データラッチ回路54,55は、センスアンプ53から出力されるデータを一時的に保持しており、第2データラッチ回路55のデータが確定すると、第1データラッチ回路54及び第2データラッチ回路55のデータをラッチ出力信号63,64に出力させることによって、選択メモリセル57の2ビットの記憶データが読み出される。また、センス動作期間中は、第1データラッチ回路54からのラッチ出力信号63を入力信号とする選択回路56によって、参照電流値の異なる3種類の参照メモリセル58〜60を切り替えて参照線62と接続させるように構成している。
特開2004−63018号公報 特表平10−501361号公報
上述したように、電圧センス方式を採用している多値型の半導体記憶装置において、時分割センス方式を用いた場合の、参照電圧と参照電流間のI‐V特性を、1つのメモリセルに2ビットの情報を格納する4値型の半導体記憶装置の場合を例に、図9を参照して説明する。4値の記憶状態の夫々の中間にある3種類の参照電流“L”,“M”,“H”に対して、夫々の参照電圧と参照電流間のI‐V特性は、参照電圧によって参照電流値が変化する線形領域と、参照電圧が変化しても参照電流値が余り変化しない飽和領域が存在する。更に、3種類の参照電流“L”,“M”,“H”に対応する参照メモリセルは、夫々異なる電流駆動能力を有するものとする。また、図9は、電流負荷回路の負荷特性として、一般的な抵抗負荷を用いた場合におけるI‐V特性を示している。
図9における“L”,“M”,“H”の各参照電流のI‐V特性と電流負荷回路の負荷特性との交点(動作点)において、各参照電流での参照電流と参照電圧が決定される。この参照電流毎に異なる参照電圧が、図8における参照線62からセンスアンプ53へ入力される参照電圧に該当し、各参照電流におけるセンスアンプ53の動作点となる。
一般に、このような電圧センス方式のセンスアンプの動作点は、非線形特性を有しており、動作点を中心とした限られた領域の電圧増幅率を高くすることにより、読み出し動作マージンを大きくすることができる。しかし、多値型の半導体記憶装置において、時分割センス方式を用いた場合には、使用するセンスアンプがメモリセル当たり1つであり、参照電流毎に参照電圧が夫々異なるために、当該1つのセンスアンプの動作点が参照電流毎に変動することになり、全ての参照電流に対して参照電圧と読み出し電圧の比較時の動作マージンを最適化することが極めて困難となる。これに対し、面積的に不利な並列センス方式の場合では、参照電流毎に個別のセンスアンプを備えるため、各センスアンプの動作点を個別に最適化することが可能である。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、多値型の半導体記憶装置において、大きな読み出し動作マージンが確保でき、且つ、高速に読み出し動作可能な面積的に有利な時分割センス方式の半導体記憶装置の読み出し回路を提供する点にある。
上記目的を達成するための本発明に係る半導体記憶装置の読み出し回路は、3値以上の多値データを記憶可能なメモリセルを複数配列してなるメモリセルアレイ内から、読み出し対象の選択メモリセルに記憶されている多値データを読み出すための半導体記憶装置の読み出し回路であって、前記選択メモリセルに流れるメモリセル電流を読み出し電圧に変換する読み出し電圧生成回路と、前記多値データの前記メモリセル電流の大小に対応して隣接する2つのデータ値の中間の記憶状態に各別に対応する参照メモリセルを順次選択して、前記参照メモリセルに流れる参照電流を参照電圧に変換する参照電圧生成回路と、前記参照メモリセルの選択別に、前記読み出し電圧の電圧変化または前記読み出し電圧と前記参照電圧との電圧差を増幅するセンス回路と、を備えてなり、前記参照電圧生成回路が、前記参照メモリセルに前記参照電流を供給する参照負荷回路を備え、前記参照メモリセルの変化に対応して、前記参照負荷回路の電流供給能力を、前記参照電流の変化による前記参照電圧の電圧変動を抑制するように切り替え可能に構成され、前記読み出し電圧生成回路が、前記選択メモリセルに前記メモリセル電流を供給する主負荷回路を備え、前記参照メモリセルの変化に対応して、前記主負荷回路の電流供給能力を、前記参照負荷回路の電流供給能力に比例して増減するように切り替え可能に構成されていることを第1の特徴とする。
上記第1の特徴の読み出し回路によれば、読み出し電圧生成回路が、選択された参照メモリセルに対応した電流供給能力で主負荷回路から選択メモリセルに電流を供給して、選択メモリセルの記憶状態に対応して流れるメモリセル電流を読み出し電圧に変換し、他方、参照電圧生成回路が、選択された参照メモリセルに対応した電流供給能力で参照負荷回路から参照メモリセルに参照電流を供給して、当該参照電流を参照電圧に変換するため、センス回路が各別に変換された読み出し電圧の電圧変化または読み出し電圧と参照電圧との電圧差を増幅して、メモリセル電流と参照電流の大小比較を間接的に実行し、選択メモリセルの記憶状態に対応するデータ値の一部のビットを、選択された参照メモリセルに対応する参照電流に基づいて特定できる。参照メモリセルの選択を順次切り替えることで、選択メモリセルの記憶状態に対応するデータ値の全ビットを特定できる。ここで、参照メモリセルに参照電流を供給する参照負荷回路の電流供給能力が、参照電流の変化による参照電圧の電圧変動を抑制するように切り替わるため、参照負荷回路の電流供給能力が固定である場合に比べて、参照メモリセルの選択別に変換される参照電圧の変動範囲を狭い範囲に制限することが可能となる。この結果、センス回路の参照メモリセルの違いよる動作点の変動を一定範囲内に制限でき、センス回路を高効率で動作可能な動作領域に適合させて動作させることができるため、動作マージンの拡大、及び、高速読み出しが可能となる。また、主負荷回路の電流供給能力が参照負荷回路の電流供給能力に比例して増減するため、メモリセル電流と参照電流の負荷条件が、参照メモリセルの選択に関係なく一定の関係に維持される。この結果、参照メモリセルの選択の変化により参照電流が負荷条件とともに変化しても、メモリセル電流と参照電流の間の大小関係が、読み出し電圧と参照電圧の大小関係に常に正しく反映され、正確な読み出し動作が担保される。
更に、上記第1の特徴の半導体記憶装置の読み出し回路は、前記参照メモリセルの選択別に、同じ電圧条件下における前記主負荷回路と前記参照負荷回路の各電流供給能力が同じであることを第2の特徴とする。
上記第2の特徴の読み出し回路によれば、参照メモリセルに流れる参照電流は、多値データの各データ値に対応するメモリセル電流の電流分布の間の中間電流として対応付けられるため、各選択における参照メモリセルの電流駆動能力の設定が、各データ値に対応するメモリセル電流との直接的な大小関係により実現できる。また、主負荷回路と参照負荷回路の各電流供給能力が同じであるため、製造条件、電源電圧、動作温度等のバラツキによる電流供給能力の変動が、主負荷回路と参照負荷回路に対して等しく影響するように設計することが容易となり、当該バラツキによる動作マージンの低下を抑制できる。
更に、上記何れかの特徴の半導体記憶装置の読み出し回路は、前記参照電圧生成回路が、前記参照メモリセルの変化に対応して、前記参照負荷回路の電流供給能力を、前記参照電圧を一定電圧に維持するように切り替え可能であることを第3の特徴とする。
上記第3の特徴の読み出し回路によれば、参照メモリセルに参照電流を供給する参照負荷回路の電流供給能力が、参照電流の変化による参照電圧の電圧変動を抑制して更に一定電圧(僅かな電圧変動は許容される)に維持するように切り替わるため、参照負荷回路の電流供給能力が固定である場合に比べて、参照メモリセルの選択別に変換される参照電圧の変動範囲を極めて狭い範囲に制限することが可能となる。この結果、センス回路の参照メモリセルの違いよる動作点の変動を一定範囲内により効果的に制限でき、読み出し動作マージンを更に大きく確保でき、高速読み出しが可能となる。
更に、上記何れかの特徴の半導体記憶装置の読み出し回路は、前記参照メモリセルの選択別に、前記主負荷回路が、前記参照負荷回路のカレントミラー回路となっていることを第4の特徴とする。
上記第4の特徴の読み出し回路によれば、参照メモリセルの変化に対応して、主負荷回路の電流供給能力を、参照負荷回路の電流供給能力に比例して増減するように切り替え可能な回路構成を具体的に実現できる。更に、主負荷回路が、参照負荷回路が参照メモリセルに流す参照電流に対してカレントミラー比で定まる一定倍率の電流(例えば、カレントミラー比が1の場合は参照電流)を流すように動作するため、選択メモリセルのメモリセル電流と主負荷回路から供給される電流が等しくなるように読み出し電圧が変化する。この結果、カレントミラー回路が、メモリセル電流の大小判定を直接行う電流センスアンプとして機能し、センス回路に対してプリアンプとして機能するため、読み出し動作マージンを拡大することができる。
更に、上記第1乃至第3の何れかの特徴の半導体記憶装置の読み出し回路は、前記参照メモリセルの選択別に、前記主負荷回路の電流が前記参照電圧に依存して変化し、前記参照負荷回路の電流が前記読み出し電圧に依存して変化するように、前記主負荷回路と前記参照負荷回路が相互接続していることを第5の特徴とする。
上記第5の特徴の読み出し回路によれば、上記相互接続によって、当該相互接続がない場合の読み出し電圧と参照電圧の電圧差より、大きな電圧差となる読み出し電圧と参照電圧を得られるように回路構成できる。この結果、上記相互接続した主負荷回路と参照負荷回路が、メモリセル電流の大小判定を直接行う電流センスアンプとして機能し、センス回路に対してプリアンプとして機能するため、読み出し動作マージンを拡大することができる。
更に、上記何れかの特徴の半導体記憶装置の読み出し回路は、前記主負荷回路と前記参照負荷回路は、夫々、前記参照メモリセルの選択別に、異なる電流供給能力のオンオフ制御可能な電流供給経路を備えることを第6の特徴とする。
更に、上記第1乃至第5の何れかの特徴の半導体記憶装置の読み出し回路は、前記主負荷回路と前記参照負荷回路は、夫々、複数のオンオフ制御可能な電流供給経路を備え、前記参照メモリセルの選択別に、前記複数の電流供給経路の組み合わせをオンオフ制御により変化させて異なる電流供給能力を取得可能に構成されていることを第7の特徴とする。
更に、上記第6または第7の特徴の半導体記憶装置の読み出し回路は、前記各電流供給経路は、前記オンオフ制御用のMOSFETと、電流供給能力調整用のMOSFETの直列回路で構成されていることを第8の特徴とする。
上記第6乃至第8の何れかの特徴の読み出し回路によれば、主負荷回路と参照負荷回路の各電流供給能力を、参照メモリセルの選択別に異なるようにして、参照電流の変化が生じるように具体的に回路構成できる。
更に、上記第6乃至第8の何れかの特徴の半導体記憶装置の読み出し回路は、前記主負荷回路と前記参照負荷回路は、夫々、前記電流供給経路またはその組み合わせ数を前記参照メモリセルの選択数以上に備えていることを第9の特徴とする。
上記第9の特徴の読み出し回路によれば、参照メモリセルの選択別に主負荷回路と参照負荷回路の各電流供給能力を調整する場合の調整自由度が広がるため、各電流供給能力の調整精度が向上し、結果として動作マージンの向上が図れる。
更に、上記何れかの特徴の半導体記憶装置の読み出し回路は、選択した前記参照メモリセルに対する前記センス回路の出力レベルに応じて、次に選択すべき前記参照メモリセルを決定することを第10の特徴とする。
更に、上記第10の特徴の読み出し回路によれば、参照メモリセルの選択回数を最小限に抑えて、読み出し動作全体に要する時間を短縮できる。例えば、16値型の半導体記憶装置の場合は、参照メモリセルの選択数は15であるが、4回の選択回数で16値データの記憶状態を特定することができる。
以下、本発明に係る半導体記憶装置の読み出し回路(以下、適宜「本発明回路」と略称する)の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、以下の実施形態では、フローティングゲート構造のフラッシュメモリセルを備えた不揮発性半導体記憶装置の読み出し動作について説明するが、本発明回路は、時分割センス方式の読み出し動作を行う多値型の半導体記憶装置一般に適用可能なものであり、不揮発性半導体記憶装置に限定されるものではない。また、以下では、読み出し動作に関する部分についてのみの説明を行っており、書き込み回路、消去回路、制御回路等については、本発明の本旨と直接関係ないので、その説明を省略している。
〈第1実施形態〉
図1は、本発明回路1の構成を示す回路図である。図1に示すように、本発明回路1は、3値以上の多値データを記憶可能なメモリセルを複数配列してなるメモリセルアレイ2から、読み出し対象の選択メモリセル3に記憶されている多値データを読み出すための読み出し回路であって、読み出し電圧生成回路10と、参照電圧生成回路20と、参照メモリセルアレイ30と、センス回路40を備えて構成される。尚、本実施形態では、4値データを記憶可能なメモリセルを想定して説明する。
メモリセルアレイ2は、図2に示すように、メモリセルを行方向及び列方向にマトリクス状に複数配列して構成され、同一列のメモリセルのドレイン端子は列方向に延伸する共通のビット線BL1〜BL4に接続し、同一行のメモリセルのゲート端子は行方向に延伸する共通のワード線WL1〜WL4に接続し、ソース端子は、ブロック単位で共通のソース線SRCに接続している。尚、図2では、説明の簡単のため、4行×4列のメモリセルアレイを一例として例示しているが、メモリセルアレイの構成における行数及び列数は任意に設定可能である。各ビット線BL1〜BL4は、図1に示す列選択回路19に接続され、列選択回路19において、図1に示す読み出し対象の選択メモリセル3に接続するビット線4が、複数のビット線の中から選択され、読み出し電圧生成回路10に接続される。列選択回路19は、NチャネルMOSFET(以下、「NMOS」と略称する)で構成され、各ゲート端子には、アドレス信号をデコードして得られる列選択信号が入力される。
読み出し電圧生成回路10は、選択メモリセル3に記憶状態に対応した電流値で流れるメモリセル電流Imを読み出し電圧Vmに変換する電流/電圧変換回路で、主負荷回路11とビット線電圧調整回路12を備えて構成される。主負荷回路11は、選択メモリセル3に、主センス線13、ビット線電圧調整回路12、第2ビット線18、列選択回路19、及び、ビット線4を介して、メモリセル電流Imを供給する電流供給回路で、本実施形態では、3系統の電流供給経路11L,11M,11Hが並列に接続して構成される。ここで、記号L,M,Hは、後述する3種類の参照メモリセル31L,31M,31Hの選択状態に対応して、選択される他の素子や回路に共通に使用される。
各電流供給経路11L,11M,11Hは、一方端が電源電圧に接続し、他方端が主センス線13を介してビット線電圧調整回路12の一方端に接続している。主センス線13には、読み出し電圧Vmが出力される。各電流供給経路11L,11M,11Hは、2つのPチャネルMOSFET(以下、「PMOS」と略称する)の直列回路で構成され、電源電圧側のPMOS14L,14M,14Hは、参照メモリセル31L,31M,31Hの選択状態に対応して、各電流供給経路11L,11M,11Hを択一的に選択するためのスイッチング素子で、各ゲート端子に、選択制御信号SLm,SMm,SHmが夫々入力している。主センス線13側のPMOS15L,15M,15Hは、主負荷回路11の電流供給能力を選択制御信号SLm,SMm,SHmによって切り替えるための電流供給能力調整用のMOSFETであり、夫々トランジスタサイズ(ゲート幅等)を調整して相互に異なる電流供給能力を備えている。
ビット線電圧調整回路12は、メモリセルアレイ2内の選択メモリセル3に接続するビット線33の電圧を略一定の電圧に維持して、選択メモリセル3に印加されるドレイン電圧を選択メモリセル3の記憶状態に拘わらず略一定にすることで、記憶状態(閾値電圧の違い)に応じたメモリセル電流Imの差異が顕著に現れるようにするための回路で、NMOS16とインバータ17で構成されている。NMOS16のドレイン端子は主センス線13に、ソース端子は、第2ビット線18に、ゲート端子はインバータ17の出力に夫々接続し、インバータ17の入力は第2ビット線18に接続している。第2ビット線18の電圧が、インバータ17の反転レベル以下に低下すると、インバータ17の出力が高レベルに遷移してNMOS16がオンし、主負荷回路11からの電流が第2ビット線18に供給され、低下した電圧が上昇する。逆に、第2ビット線18の電圧が、インバータ17の反転レベル以上に上昇すると、インバータ17の出力が低レベルに遷移してNMOS16がオフし、主負荷回路11からの電流が第2ビット線18に供給されず、上昇した電圧が、選択メモリセル3を介して低下する。この結果、第2ビット線18の電圧は、自動的にインバータ17の反転レベル近傍の電圧に落ち着くように調整され、当該電圧がビット線4に印加される。
参照電圧生成回路20は、順次選択された参照メモリセル31L,31M,31Hの1つに流れる参照電流IL,IMまたはIHを参照電圧VL,VMまたはVHに変換する電流/電圧変換回路で、参照負荷回路21と参照ビット線電圧調整回路22を備えて構成される。参照負荷回路21は、選択された参照メモリセル31L,31M,31Hの1つに、参照センス線23、参照ビット線電圧調整回路22、第2参照ビット線28、参照メモリセル選択回路29、及び、選択された参照ビット線32L,32Mまたは32Hを介して、参照電流IL,IMまたはIHを供給する電流供給回路で、本実施形態では、3系統の電流供給経路21L,21M,21Hが並列に接続して構成される。
各電流供給経路21L,21M,21Hは、一方端が電源電圧に接続し、他方端が参照センス線23を介して参照ビット線電圧調整回路22の一方端に接続している。参照センス線23には、参照電圧VL,VMまたはVHが出力される。各電流供給経路21L,21M,21Hは、2つのPMOSの直列回路で構成され、電源電圧側のPMOS24L,24M,24Hは、参照メモリセル31L,31M,31Hの選択状態に対応して、各電流供給経路21L,21M,21Hを択一的に選択するためのスイッチング素子で、各ゲート端子に、選択制御信号SLr,SMr,SHrが夫々入力している。参照センス線23側のPMOS25L,25M,25Hは、参照負荷回路21の電流供給能力を選択制御信号SLr,SMr,SHrによって切り替えるための電流供給能力調整用のMOSFETであり、夫々トランジスタサイズ(ゲート幅等)を調整して相互に異なる電流供給能力を備えている。
読み出し電圧生成回路10と参照電圧生成回路20は、主負荷回路11のPMOS15L,15M,15Hと参照負荷回路21のPMOS25L,25M,25Hの各ゲート端子に参照センス線23が接続し、カレントミラー回路となっている点を除いて、全く等価で対称な回路構成となっている。従って、主負荷回路11の3系統の電流供給経路11L,11M,11Hの夫々の電流供給能力は、対応する参照負荷回路21の電流供給経路21L,21M,21Hの夫々の電流供給能力と、同じ電圧印加条件において等しくなるように、夫々のPMOS15L,15M,15HとPMOS25L,25M,25Hの対応するもの同士のトランジスタサイズ(ゲート幅等)を等しくしている。尚、後述するように、参照負荷回路21のPMOS25L,25M,25Hの各電流供給能力は相互に異なるため、主負荷回路11のPMOS15L,15M,15Hの各電流供給能力も相互に異なる。この結果、参照メモリセル31L,31M,31Hの選択状態に対応して、主負荷回路11と参照負荷回路21は、当該選択状態に応じた同じ電流供給能力の電流供給経路11L,11Mまたは11H、及び、電流供給経路21L,21Mまたは21Hを選択する。
参照ビット線電圧調整回路22は、参照メモリセルアレイ30内の選択された参照メモリセル31L,31Mまたは31Hに接続する選択された参照ビット線32L,32Mまたは32Hの電圧を略一定の電圧に維持して、選択された参照メモリセル31L,31Mまたは31Hに印加されるドレイン電圧を参照メモリセルの選択状態に拘わらず略一定にすることで、当該選択状態(参照メモリセルの閾値電圧の違い)に応じた参照電流IL,IM,IHの差異が顕著に現れるようにするための回路で、NMOS26とインバータ27で構成されている。NMOS26のドレイン端子は参照センス線23に、ソース端子は第2参照ビット線28に、ゲート端子はインバータ27の出力に夫々接続し、インバータ27の入力は第2参照ビット線28に接続している。第2参照ビット線28の電圧が、インバータ27の反転レベル以下に低下すると、インバータ27の出力が高レベルに遷移してNMOS26がオンし、参照負荷回路21からの電流が第2参照ビット線28に供給され、低下した電圧が上昇する。逆に、第2参照ビット線28の電圧が、インバータ27の反転レベル以上に上昇すると、インバータ27の出力が低レベルに遷移してNMOS26がオフし、参照負荷回路21からの電流が第2参照ビット線28に供給されず、上昇した電圧が、選択された参照メモリセル31L,31Mまたは31Hを介して低下する。この結果、第2参照ビット線28の電圧は、自動的にインバータ27の反転レベル近傍の電圧に落ち着くように調整され、当該電圧が参照ビット線32L,32Mまたは32Hに印加される。ここで、参照ビット線電圧調整回路22のインバータ27とビット線電圧調整回路12のインバータ17の反転レベルを等しく設定することで、選択メモリセル3と選択された参照メモリセル31L,31Mまたは31Hの電圧印加条件を揃えることができる。
参照メモリセルアレイ30は、同じ電圧印加条件で異なる3種類の参照電流IL,IM,IHを各別に流す3つの参照メモリセル31L,31M,31Hを備えて構成される。各参照メモリセル31L,31M,31Hのドレイン端子は、夫々の参照ビット線32L,32M,32Hに、ゲート端子は、夫々の参照ワード線33L,33M,33Hに、ソース端子は共通のソース線(図中、接地記号で示す)に夫々接続している。各参照ビット線32L,32M,32Hは、NMOSからなる参照メモリセル選択回路29を介して共通の第2参照ビット線28に接続している。3つの参照メモリセル31L,31M,31Hの1つを選択するには、参照ワード線33L,33M,33Hの1つだけを高レベルにするか、或いは、参照メモリセル選択回路29の内の選択すべき参照メモリセル31L,31M,31Hの1つに接続する選択用NMOSだけをオン状態に制御する。
3つの参照メモリセル31L,31M,31Hと選択メモリセルの記憶状態の関係について説明する。本実施形態では、選択メモリセルの記憶状態は4値(“00”、“01”、“10”、“11”)の内の何れか1つであるため、メモリセルのフローティングゲートへの電荷注入状態に応じて定まる閾値電圧の差異によって、図3に示すように、一定の電圧印加条件下でのメモリセル電流Imの取り得る電流値が4つの電流分布範囲の何れかに含まれる。ここで、同じ電圧印加条件下での3つの参照メモリセル31L,31M,31Hに流れる参照電流IL,IM,IHを、記憶状態“00”と“01”の各電流分布の中間電流値、記憶状態“01”と“10”の各電流分布の中間電流値、記憶状態“10”と“11”の各電流分布の中間電流値に、順番に割り当てる。つまり、3つの参照メモリセル31L,31M,31Hが、4値データ(“00”、“01”、“10”、“11”)のメモリセル電流Imの大小に対応して隣接する2つのデータ値の中間の記憶状態に各別に対応付けられたことになる。
従って、選択メモリセルを流れるメモリセル電流Imが、参照電流IMより小さい場合は、記憶状態の上位ビットが“0”であると判定でき、逆に、参照電流IMより大きい場合は、記憶状態の上位ビットが“1”であると判定できる。記憶状態の上位ビットが“0”である場合に、メモリセル電流Imが、参照電流ILより小さい場合は、記憶状態の下位ビットが“0”であると判定でき、逆に、参照電流ILより大きい場合は、記憶状態の下位ビットが“1”であると判定できる。同様に、記憶状態の上位ビットが“1”である場合に、メモリセル電流Imが、参照電流IHより小さい場合は、記憶状態の下位ビットが“0”であると判定でき、逆に、参照電流IHより大きい場合は、記憶状態の下位ビットが“1”であると判定できる。
センス回路40は、2つの入力端子に入力された信号の電圧差を増幅し、2つの入力信号の大小関係を比較して出力する一般的な差動増幅回路で構成され、2つの入力端子の一方側に読み出し電圧生成回路10の主センス線13が接続し、他方側に参照電圧生成回路20の参照センス線23が接続している。かかる構成によって、センス回路40は、選択メモリセル3側の読み出し電圧Vmと選択された参照メモリセル31L,31Mまたは31H側の参照電圧VL,VMまたはVHとの電圧差を増幅し、読み出し電圧Vmと参照電圧VL,VMまたはVHの大小関係を判定する。
次に、読み出し電圧Vmと3種類の参照電圧VL,VM,VHの相互間の関係について説明する。先ず、3種類の参照電圧VL,VM,VHの相互間の関係について説明する。
参照メモリセルアレイ30において参照メモリセル31Lが選択されると、これに対応して、参照電圧生成回路20の参照負荷回路21の内の電流供給経路21Lだけがオン状態となり、他の電流供給経路21M,21Hはオフ状態となる。この結果、電流供給経路21Lから、参照センス線23、参照ビット線電圧調整回路22、第2参照ビット線28、参照メモリセル選択回路29、参照ビット線32Lを順番に介して、参照メモリセル31Lへ繋がる電流経路が形成される。参照メモリセル31Lは、参照ビット線電圧調整回路22によって規定される電圧印加条件で、参照電流ILを流し、その参照電流ILが、電流供給経路21Lから、上記電流経路を介して参照メモリセル31Lに供給される。電流供給経路21LのPMOS25Lは、ドレイン端子とゲート端子が短絡して飽和領域で動作し、ドレイン電流がドレイン‐ソース間の電圧に依存して定まるため、参照センス線23上の参照電圧VLは、参照電流ILと電流供給経路21Lの電流供給能力の平衡関係によって定まる。参照電流ILに対して当該電流供給能力が大きいと、参照電圧VLは高レベル側に移動し、逆に当該電流供給能力が低いと、参照電圧VLは低レベル側に移動する。
参照メモリセルアレイ30において参照メモリセル31Mが選択されると、これに対応して、参照電圧生成回路20の参照負荷回路21の内の電流供給経路21Mだけがオン状態となり、他の電流供給経路21L,21Hはオフ状態となる。この結果、電流供給経路21Mから、参照センス線23、参照ビット線電圧調整回路22、第2参照ビット線28、参照メモリセル選択回路29、参照ビット線32Mを順番に介して、参照メモリセル31Mへ繋がる電流経路が形成される。参照メモリセル31Mは、参照ビット線電圧調整回路22によって規定される電圧印加条件で、参照電流IMを流し、その参照電流IMが、電流供給経路21Mから、上記電流経路を介して参照メモリセル31Mに供給される。電流供給経路21MのPMOS25Mは、ドレイン端子とゲート端子が短絡して飽和領域で動作し、ドレイン電流がドレイン‐ソース間の電圧に依存して定まるため、参照センス線23上の参照電圧VMは、参照電流IMと電流供給経路21Mの電流供給能力の平衡関係によって定まる。参照電流IMに対して当該電流供給能力が大きいと、参照電圧VMは高レベル側に移動し、逆に当該電流供給能力が低いと、参照電圧VMは低レベル側に移動する。ここで、参照電流IMは参照電流ILより大きいので、電流供給経路21Mの電流供給能力を電流供給経路21Lより大きく設定することで、参照電圧VMを参照電圧VLと略同電圧に調整可能となる。
同様に、参照メモリセルアレイ30において参照メモリセル31Hが選択されると、これに対応して、参照電圧生成回路20の参照負荷回路21の内の電流供給経路21Hだけがオン状態となり、他の電流供給経路21L,21Mはオフ状態となる。この結果、電流供給経路21Hから、参照センス線23、参照ビット線電圧調整回路22、第2参照ビット線28、参照メモリセル選択回路29、参照ビット線32Hを順番に介して、参照メモリセル31Hへ繋がる電流経路が形成される。参照メモリセル31Hは、参照ビット線電圧調整回路22によって規定される電圧印加条件で、参照電流IHを流し、その参照電流IHが、電流供給経路21Hから、上記電流経路を介して参照メモリセル31Hに供給される。電流供給経路21HのPMOS25Hは、ドレイン端子とゲート端子が短絡して飽和領域で動作し、ドレイン電流がドレイン‐ソース間の電圧に依存して定まるため、参照センス線23上の参照電圧VHは、参照電流IHと電流供給経路21Hの電流供給能力の平衡関係によって定まる。参照電流IHに対して当該電流供給能力が大きいと、参照電圧VHは高レベル側に移動し、逆に当該電流供給能力が低いと、参照電圧VHは低レベル側に移動する。ここで、参照電流IHは参照電流VMより大きいので、電流供給経路21Hの電流供給能力を電流供給経路21Mより大きく設定することで、参照電圧VHを参照電圧VL及びVMと略同電圧に調整可能となる。
以上の結果、参照負荷回路21の各電流供給経路21L,21M,21Hの電流供給能力を参照電流IL,IM,IHの大きさに応じて設定することで、3種類の参照電圧VL,VM,VHを同電圧或いは略同電圧に揃えることが可能となる。図4に、3つの参照メモリセル31L,31M,31Hに夫々流れる参照電流IL,IM,IHの各I‐V特性曲線RL,RM,RHと、参照負荷回路21の3つの電流供給経路21L,21M,21Hの負荷特性曲線LL,LM,LHを夫々示す。図4に示すように、参照電流ILのI‐V特性曲線RLと電流供給経路21Lの負荷特性曲線LLの交点PLの電圧値によって参照電圧VLが与えられ、参照電流IMのI‐V特性曲線RMと電流供給経路21Mの負荷特性曲線LMの交点PMの電圧値によって参照電圧VMが与えられ、参照電流IHのI‐V特性曲線RHと電流供給経路21Hの負荷特性曲線LHの交点PHの電圧値によって参照電圧VHが与えられる。また、図4に示すように、電流供給経路21L,21M,21Hの飽和領域での電流供給能力を、参照電流IL,IM,IHの大きさに応じて適正に設定することで、参照電圧VL,VM,VHを同電圧或いは略同電圧にできることが分かる。
次に、読み出し電圧Vmと各参照電圧VL,VM,VHの間の関係について説明する。参照メモリセルアレイ30において参照メモリセル31Lが選択されると、これに対応して、参照電圧生成回路20の参照負荷回路21の内の電流供給経路21Lだけがオン状態となり、読み出し電圧生成回路10の主負荷回路11の内の対応する電流供給経路11Lだけがオン状態となる。他の電流供給経路11M,11Hはオフ状態となる。この結果、電流供給経路11Lから、センス線13、ビット線電圧調整回路12、第2ビット線18、列選択回路19、ビット線4を順番に介して、選択メモリセル3へ繋がる電流経路が形成される。選択メモリセル3は、ビット線電圧調整回路12によって規定される電圧印加条件で、メモリセル電流Imを流し、そのメモリセル電流Imが、電流供給経路11Lから、上記電流経路を介して選択メモリセル3に供給される。電流供給経路11LのPMOS15Lは、ドレイン端子がセンス線13に接続し、ゲート端子が参照電圧生成回路20側の参照センス線23に接続しているため、電流供給経路11LのPMOS15Lと同時に選択されている参照負荷回路21側の電流供給経路21LのPMOS25Lの対によってカレントミラー回路が形成される。この結果、メモリセル電流Imが参照電流ILに等しいと、センス線13上の読み出し電圧Vmが、参照センス線23上の参照電圧VLと等しくなる。ここで、メモリセル電流Imが参照電流ILより小さいと、電流供給経路11Lからの電流供給量を参照電流ILからメモリセル電流Imに低下させるべく、電流供給経路11LのPMOS15Lのドレイン‐ソース間の印加電圧を低下させて電流供給経路11Lの電流供給能力を制限するように作用するため、センス線13上の読み出し電圧Vmが、参照センス線23上の参照電圧VLより上昇する。逆に、メモリセル電流Imが参照電流ILより大きい場合は、センス線13上の読み出し電圧Vmが参照電圧VLに等しい状態で既に電流供給経路11LのPMOS15Lが飽和状態であるため、参照電流ILを超えて電流供給経路11Lの電流供給量を増大させるのが困難であるので、選択メモリセル3に供給するメモリセル電流Imを参照電流ILまで低下させるべく、ビット線電圧調整回路12のNMOS16のドレイン電圧を低下させてビット線電圧調整回路12の電流供給能力を制限するように作用するため、センス線13上の読み出し電圧Vmが、参照センス線23上の参照電圧VLより低下する。
また、参照メモリセルアレイ30において参照メモリセル31Mが選択された場合は、これに対応して、参照電圧生成回路20の参照負荷回路21の内の電流供給経路21Mだけがオン状態となり、読み出し電圧生成回路10の主負荷回路11の内の対応する電流供給経路11Mだけがオン状態となる。他の電流供給経路11L,11Hはオフ状態となる。この結果、電流供給経路11Mから、センス線13、ビット線電圧調整回路12、第2ビット線18、列選択回路19、ビット線4を順番に介して、選択メモリセル3へ繋がる電流経路が形成される。選択メモリセル3は、ビット線電圧調整回路12によって規定される電圧印加条件で、メモリセル電流Imを流し、そのメモリセル電流Imが、電流供給経路11Mから、上記電流経路を介して選択メモリセル3に供給される。電流供給経路11MのPMOS15Mは、ドレイン端子がセンス線13に接続し、ゲート端子が参照電圧生成回路20側の参照センス線23に接続しているため、電流供給経路11MのPMOS15Mと同時に選択されている参照負荷回路21側の電流供給経路21MのPMOS25Mの対によってカレントミラー回路が形成される。この結果、参照メモリセル31Lが選択された場合と同様に、メモリセル電流Imが参照電流IMに等しいと、センス線13上の読み出し電圧Vmが、参照センス線23上の参照電圧VMと等しくなり、メモリセル電流Imが参照電流IMより小さいと、読み出し電圧Vmが参照電圧VMより上昇し、逆に、メモリセル電流Imが参照電流IMより大きいと、読み出し電圧Vmが参照電圧VMより低下する。
更に、参照メモリセルアレイ30において参照メモリセル31Hが選択された場合は、これに対応して、参照電圧生成回路20の参照負荷回路21の内の電流供給経路21Hだけがオン状態となり、読み出し電圧生成回路10の主負荷回路11の内の対応する電流供給経路11Hだけがオン状態となる。他の電流供給経路11L,11Mはオフ状態となる。この結果、電流供給経路11Hから、センス線13、ビット線電圧調整回路12、第2ビット線18、列選択回路19、ビット線4を順番に介して、選択メモリセル3へ繋がる電流経路が形成される。選択メモリセル3は、ビット線電圧調整回路12によって規定される電圧印加条件で、メモリセル電流Imを流し、そのメモリセル電流Imが、電流供給経路11Mから、上記電流経路を介して選択メモリセル3に供給される。電流供給経路11HのPMOS15Hは、ドレイン端子がセンス線13に接続し、ゲート端子が参照電圧生成回路20側の参照センス線23に接続しているため、電流供給経路11HのPMOS15Hと同時に選択されている参照負荷回路21側の電流供給経路21HのPMOS25Hの対によってカレントミラー回路が形成される。この結果、参照メモリセル31L,4Mが選択された場合と同様に、メモリセル電流Imが参照電流IHに等しいと、センス線13上の読み出し電圧Vmが、参照センス線23上の参照電圧VHと等しくなり、メモリセル電流Imが参照電流IHより小さいと、読み出し電圧Vmが参照電圧VHより上昇し、逆に、メモリセル電流Imが参照電流IHより大きいと、読み出し電圧Vmが参照電圧VHより低下する。
以上の結果、読み出し電圧生成回路10と参照電圧生成回路20によって、参照メモリセル31L,31M,31Hの選択状態に対応して、読み出し電圧生成回路10側に形成される電流経路上で、メモリセル電流Imと参照電流IL,IMまたはIHを直接大小比較して、その結果をセンス線13上の読み出し電圧Vmが参照電圧VL,VMまたはVHより高いか低いかで出力する電流センス回路が実現される。
図4に、記憶状態“00”における選択メモリセル3のメモリセル電流ImのI‐V特性曲線C00と、記憶状態“01”におけるメモリセル電流ImのI‐V特性曲線C01と、記憶状態“10”におけるメモリセル電流ImのI‐V特性曲線C10と、記憶状態“11”におけるメモリセル電流ImのI‐V特性曲線C11を重ねて示すと、主負荷回路11の各電流供給経路11L,11M,11Hの負荷特性と、参照負荷回路21の各電流供給経路21L,21M,21Hの負荷特性は同じであるので、負荷特性曲線LLとI‐V特性曲線C00の交点PL00の電圧値によって、参照メモリセル31Lが選択されている状態での、記憶状態“00”における読み出し電圧Vm(L00)が与えられ、負荷特性曲線LLとI‐V特性曲線C01の交点PL01の電圧値によって、参照メモリセル31Lが選択されている状態での、記憶状態“01”における読み出し電圧Vm(L01)が与えられる。以下同様に、負荷特性曲線LMとI‐V特性曲線C01の交点PM01の電圧値によって、参照メモリセル31Mが選択されている状態での、記憶状態“01”における読み出し電圧Vm(M01)が与えられ、負荷特性曲線LMとI‐V特性曲線C10の交点PM10の電圧値によって、参照メモリセル31Mが選択されている状態での、記憶状態“10”における読み出し電圧Vm(M10)が与えられる。更に、負荷特性曲線LHとI‐V特性曲線C10の交点PH10の電圧値によって、参照メモリセル31Hが選択されている状態での、記憶状態“10”における読み出し電圧Vm(H10)が与えられ、負荷特性曲線LHとI‐V特性曲線C11の交点PH11の電圧値によって、参照メモリセル31Hが選択されている状態での、記憶状態“11”における読み出し電圧Vm(H11)が与えられる。
図4に示すように、選択メモリセル3の記憶状態が同じであっても、参照メモリセル31L,31M,31Hの選択状態によって、参照電圧VL,VM,VHは変化しないものの、使用する主負荷回路11の電流供給経路11L,11M,11Hの負荷特性と、参照負荷回路21の電流供給経路21L,21M,21Hの負荷特性が、同じように変化するため、読み出し電圧Vmと参照電圧VL,VM,VHの大小関係が変化する。従って、参照メモリセル31L,31M,31Hの選択状態を切り替えて参照電圧VL,VM,VHの大小関係を判定することで、選択メモリセル3の記憶状態を特定することが可能となる。
ここで、本実施形態においては、参照電圧VL,VM,VHが同電圧或いは略同電圧に調整されているため、読み出し電圧Vmと参照電圧VL,VMまたはVHの電圧差を差動増幅するセンス回路40は、参照メモリセル31L,31M,31Hの選択状態に関係なく、同じ動作領域で動作することができ、参照メモリセル31L,31M,31Hの選択状態によってセンス回路40の動作マージンが悪化したり、動作速度が低下したりするのを回避できる。
次に、本発明回路1の具体的な動作制御手順について説明する。尚、本発明回路1は、図5に示すように、センス回路40の後段に第1データラッチ回路41と第2データラッチ回路42の2つのデータ回路と、参照メモリセル選択制御回路43を備え、第1データラッチ回路41に一時的に保存されたセンス回路40の1回目のセンス動作におけるセンス出力に基づいて、参照メモリセル選択制御回路43が、参照メモリセル31L,31M,31Hの2回目の選択を制御する構成となっている。尚、参照メモリセル31L,31M,31Hの選択に同期して、主負荷回路11の対応する電流供給経路11L,11Mまたは11Hと、参照負荷回路21の対応する電流供給経路21L,21Mまたは21Hの選択が実行される。
先ず、1回目のセンス動作では、参照メモリセル31Mが選択され、これに対応して、主負荷回路11では電流供給経路11Mが、参照負荷回路21では電流供給経路21Mが夫々選択される。この結果、読み出し電圧生成回路10の主センス線13には、記憶状態に応じた読み出し電圧Vmが出力され、参照電圧生成回路20の参照センス線23には参照電圧VMが出力される。ここで、図4に示すように、記憶状態が“00”または“01”の場合は、メモリセル電流ImのI‐V特性曲線は、参照電流IMのI‐V特性曲線RMより下側となるので、負荷特性曲線LMとの交点は、I‐V特性曲線RMとの交点PMより右側となり、当該交点の電圧値で定まる読み出し電圧Vmは、参照電圧VMより高くなる。また、記憶状態が“10”または“11”の場合は、メモリセル電流ImのI‐V特性曲線は、参照電流IMのI‐V特性曲線RMより上側となるので、負荷特性曲線LMとの交点は、I‐V特性曲線RMとの交点PMより左側となり、当該交点の電圧値で定まる読み出し電圧Vmは、参照電圧VMより低くなる。従って、読み出し電圧Vmが参照電圧VMより高い場合は、記憶状態の上位ビットが“0”であり、逆に、読み出し電圧Vmが参照電圧VMより低い場合は、記憶状態の上位ビットが“1”であると判定される。当該判定結果が、センス回路40の1回目のセンス動作におけるセンス出力として、第1データラッチ回路41に一時的に保存される。
次に、2回目のセンス動作に移行して、参照メモリセル31Mから、参照メモリセル31Lまたは31Hに選択状態を変更する。ここで、1回目の判定結果が、記憶状態の上位ビットが“0”である場合は、2回目のセンス動作において、記憶状態が“00”と“01”の何れであるかの判定を行うために、参照メモリセル31Lを選択し、1回目の判定結果が、記憶状態の上位ビットが“1”である場合は、2回目のセンス動作において、記憶状態が“10”と“11”の何れであるかの判定を行うために、参照メモリセル31Hを選択する。
1回目の判定結果が、記憶状態の上位ビットが“0”である場合は、2回目のセンス動作で、参照メモリセル31Lが選択され、これに対応して、主負荷回路11では電流供給経路11Lが、参照負荷回路21では電流供給経路21Lが夫々選択される。この結果、読み出し電圧生成回路10の主センス線13には、記憶状態に応じた読み出し電圧Vmが出力され、参照電圧生成回路20の参照センス線23には参照電圧VLが出力される。ここで、図4に示すように、記憶状態が“00”の場合は、メモリセル電流ImのI‐V特性曲線は、参照電流ILのI‐V特性曲線RLより下側となるので、負荷特性曲線LLとの交点は、I‐V特性曲線RLとの交点PLより右側となり、当該交点の電圧値で定まる読み出し電圧Vmは、参照電圧VLより高くなる。また、記憶状態が“01”の場合は、メモリセル電流ImのI‐V特性曲線は、参照電流ILのI‐V特性曲線RLより上側となるので、負荷特性曲線LLとの交点は、I‐V特性曲線RLとの交点PLより左側となり、当該交点の電圧値で定まる読み出し電圧Vmは、参照電圧VLより低くなる。従って、読み出し電圧Vmが参照電圧VLより高い場合は、記憶状態の下位ビットが“0”であり、逆に、読み出し電圧Vmが参照電圧VLより低い場合は、記憶状態の下位ビットが“1”であると判定される。当該判定結果が、センス回路40の2回目のセンス動作におけるセンス出力として、第2データラッチ回路41に一時的に保存される。
また、1回目の判定結果が、記憶状態の上位ビットが“1”である場合は、2回目のセンス動作で、参照メモリセル31Hが選択され、これに対応して、主負荷回路11では電流供給経路11Hが、参照負荷回路21では電流供給経路21Hが夫々選択される。この結果、読み出し電圧生成回路10の主センス線13には、記憶状態に応じた読み出し電圧Vmが出力され、参照電圧生成回路20の参照センス線23には参照電圧VHが出力される。ここで、図4に示すように、記憶状態が“10”の場合は、メモリセル電流ImのI‐V特性曲線は、参照電流IHのI‐V特性曲線RHより下側となるので、負荷特性曲線LHとの交点は、I‐V特性曲線RHとの交点PHより右側となり、当該交点の電圧値で定まる読み出し電圧Vmは、参照電圧VHより高くなる。また、記憶状態が“11”の場合は、メモリセル電流ImのI‐V特性曲線は、参照電流IHのI‐V特性曲線RHより上側となるので、負荷特性曲線LHとの交点は、I‐V特性曲線RHとの交点PHより左側となり、当該交点の電圧値で定まる読み出し電圧Vmは、参照電圧VHより低くなる。従って、読み出し電圧Vmが参照電圧VHより高い場合は、記憶状態の下位ビットが“0”であり、逆に、読み出し電圧Vmが参照電圧VHより低い場合は、記憶状態の下位ビットが“1”であると判定される。当該判定結果が、センス回路40の2回目のセンス動作におけるセンス出力として、第2データラッチ回路41に一時的に保存される。
以上より、参照メモリセルの選択を切り替えて2回のセンス動作を繰り返すことにより、第1データラッチ回路41に一時的に保存された記憶状態の上位ビットと、第2データラッチ回路41に一時的に保存された記憶状態の下位ビットが得られ、選択メモリセル2から4値データ(2ビットデータ)が読み出される。
〈第2実施形態〉
図6は、第2実施形態に係る本発明回路1の構成を示す回路図である。図6に示すように、本発明回路1は、3値以上の多値データを記憶可能なメモリセルを複数配列してなるメモリセルアレイ2から、読み出し対象の選択メモリセル3に記憶されている多値データを読み出すための読み出し回路であって、読み出し電圧生成回路10と、参照電圧生成回路20と、参照メモリセルアレイ30と、センス回路40を備えて構成される。
第1実施形態との相違点は、読み出し電圧生成回路10の主負荷回路11内の電流供給経路11L,11M,11Hを構成する電流供給能力調整用のPMOS15L,15M,15Hの構成と、参照電圧生成回路20の参照負荷回路21内の電流供給経路21L,21M,21Hを構成する電流供給能力調整用のPMOS25L,25M,25Hの構成である。
具体的には、読み出し電圧生成回路10側においては、第1実施形態でのPMOS15L,15M,15Hが、1対のPMOS15L’とPMOS15L”、1対のPMOS15M’とPMOS15M”、1対のPMOS15H’とPMOS15H”の並列回路で夫々構成され、PMOS15L’とPMOS15M’とPMOS15H’の各ゲート端子が夫々自己のドレイン端子、つまり、主センス線13と接続し、PMOS15L”とPMOS15M”とPMOS15H”の各ゲート端子が、夫々参照電圧生成回路20側の参照センス線23と接続している。
また、参照電圧生成回路20側においては、第1実施形態でのPMOS25L,25M,25Hが、1対のPMOS25L’とPMOS25L”、1対のPMOS25M’とPMOS25M”、1対のPMOS25H’とPMOS25H”の並列回路で夫々構成され、PMOS25L’とPMOS25M’とPMOS25H’の各ゲート端子が夫々自己のドレイン端子、つまり、参照センス線23と接続し、PMOS25L”とPMOS25M”とPMOS25H”の各ゲート端子が、夫々読み出し電圧生成回路10側の主センス線13と接続している。
1対のPMOS15L’とPMOS15L” の電流供給能力の合計、1対のPMOS15M’とPMOS15M” の電流供給能力の合計、1対のPMOS15H’とPMOS15H” の電流供給能力の合計が、夫々、第1実施形態でのPMOS15L,15M,15Hの各電流供給能力となるように調整されている。例えば、PMOS15L’とPMOS15L” の各電流供給能力をPMOS15Lの電流供給能力の半分に設定し、PMOS15M’とPMOS15M” の各電流供給能力をPMOS15Mの電流供給能力の半分に設定し、PMOS15H’とPMOS15H” の各電流供給能力をPMOS15Hの電流供給能力の半分に設定する。参照電圧生成回路20側のPMOS25L’,PMOS25L”,PMOS25M’,PMOS25M”,PMOS25H’,PMOS25H”の各電流供給能力についても同様に調整されている。
主負荷回路11と参照負荷回路21における上記相違点以外は、第2実施形態の本発明回路1の回路構成は、第1実施形態と全く同じである。第2実施形態の本発明回路1では、上記相違点によって、図6に示すように、読み出し電圧生成回路10と参照電圧生成回路20の回路構成が、完全に対称となっている。
図4に示す読み出し電圧Vmと参照電圧VL,VM,VHの間の関係は、主負荷回路11と参照負荷回路21の各電流供給能力の半分において妥当し、他の半分については、読み出し電圧Vmと参照電圧VL,VM,VHの間の関係が反転することになる。従って、参照電圧VL,VM,VHは、選択メモリセル3の記憶状態に応じて電圧値が変動することになる。しかし、読み出し電圧Vmが各参照電圧VL,VM,VHより低い場合には、各参照電圧VL,VM,VHがより高電圧側に遷移するように作用し、また、読み出し電圧Vmが各参照電圧VL,VM,VHより高い場合には、各参照電圧VL,VM,VHがより低電圧側に遷移するように作用するため、読み出し電圧Vmと各参照電圧VL,VM,VHの間の電圧差が大きくなり、後段のセンス回路40に対して動作マージンが大きくなる方向に作用する。
次に、本発明回路の別実施形態について説明する。
〈1〉上記各実施形態において、参照メモリセル31L,31M,31Hの選択状態数が3に対して、主負荷回路11を3系統の電流供給経路11L,11M,11Hを並列に接続して構成し、参照負荷回路21を3系統の電流供給経路21L,21M,21Hを並列に接続して構成したが、主負荷回路11と参照負荷回路21を構成する電流供給経路の数は、上記3系統に加えて、例えば、電流供給能力の微調整用の電流供給経路を1系統以上備えても構わない。これにより、参照電圧VL,VM,VHをより適正値に設定することが容易となる。
〈2〉上記各実施形態において、参照メモリセル31L,31M,31Hに対して、1対1で、主負荷回路11に3系統の電流供給経路11L,11M,11Hを備え、参照負荷回路21に3系統の電流供給経路21L,21M,21Hを備え、夫々択一的に選択するように構成したが、主負荷回路11と参照負荷回路21の夫々の電流供給能力の切り替えに際し、電流供給経路の1または2以上の組み合わせを変更して実現するようにしても構わない。
〈3〉上記各実施形態において、参照メモリセル31L,31M,31Hの選択状態数が3に対して、3つの参照メモリセル31L,31M,31Hを各別に割り当て、何れか1つが択一的に選択される構成としたが、参照メモリセルの選択は、異なる参照電流を生成するのが目的であるから、必ずしも、1つの参照電流に1つの参照メモリセルを割り当てなくても構わない。例えば、異なる参照電流を生成するのに、参照メモリセルの1または2以上の組み合わせを変更して実現するようにしても構わない。
〈4〉上記第1実施形態において、主負荷回路11の各電流供給経路11L,11M,11Hの電流供給能力と、参照負荷回路21の各電流供給経路21L,21M,21Hの電流供給能力を、対応するもの同士を等しく設定したが、例えば、一定の割合で、参照負荷回路21の各電流供給経路21L,21M,21Hの電流供給能力を増加させても構わない。その場合、参照電圧生成回路20側の電流経路上の各素子、及び、参照メモリセル31L,31M,31Hの電流供給能力を同じ割合で増加させればよい。
〈5〉上記各実施形態において、センス回路40を差動増幅回路で構成し、選択メモリセル3側の読み出し電圧Vmと選択された参照メモリセル31L,31Mまたは31H側の参照電圧VL,VMまたはVHとの電圧差を増幅するようにしたが、センス回路40は差動増幅回路でなくても構わない。例えば、センス回路40を、読み出し電圧Vmを入力信号とするインバータで構成しても構わない。
図4に示すように、一定または略一定電圧の参照電圧VL,VM,VHを基準として読み出し電圧Vmが変化するため、インバータの反転レベルを参照電圧VL,VM,VHに一致させることで、参照メモリセル31L,31M,31Hの選択状態に関係なく、読み出し電圧Vmの電圧変化を同じように検知することができる。
〈6〉上記各実施形態において、主負荷回路11の各電流供給経路11L,11M,11Hと、参照負荷回路21の各電流供給経路21L,21M,21Hを、電流経路選択用のPMOSと電流供給能力調整用のPMOSの直列回路で構成したが、電流供給経路の回路構成は、当該回路構成に限定されるものではない。
〈7〉上記各実施形態において、読み出し電圧生成回路10にビット線電圧調整回路12を備え、参照電圧生成回路20に参照ビット線電圧調整回路22を備えた回路構成を例示したが、ビット線電圧調整回路12と参照ビット線電圧調整回路22は必ずしも備えなくてもよい。上記各実施形態では、ビット線電圧調整回路12と参照ビット線電圧調整回路22を備えることで、ビット線電圧及び参照ビット線電圧を略一定に維持できることから、記憶状態の違いによるメモリセル電流Imの変化、及び、参照メモリセルの違いによる参照電流IL,IM,IHの差異を顕著に現出させることができた。
ところで、メモリセル及び参照メモリセル自体のI‐V特性にMOSFETに特有の飽和領域が存在する場合は、図4に示すように、当該飽和領域の中央に動作点を設定することで、動作点の電圧値が多少変動しても、メモリセル電流Im、参照電流IL,IM,IHが大きく変動しないため、ビット線電圧調整回路12と参照ビット線電圧調整回路22がなくても、記憶状態の違いによるメモリセル電流Imの変化、及び、参照メモリセルの違いによる参照電流IL,IM,IHの差異を顕著に現出させることが可能である。
〈8〉上記各実施形態において、4値データを記憶可能なメモリセルを想定したが、メモリセルは、4値以外の多値データを記憶可能であっても構わない。例えば、8値或いは16値であってもよい。この場合、参照メモリセルの選択状態数は、記憶状態数に応じて増減すればよい。
本発明に係る半導体記憶装置の読み出し回路は、1つのメモリセルに3値以上の情報を格納可能な多値型の半導体記憶装置に利用できる。
本発明に係る半導体記憶装置の読み出し回路の第1実施形態における回路構成例を示す回路図 本発明に係る半導体記憶装置の読み出し回路によりデータの読み出しを行うメモリセルアレイの概略構成を示す回路図 4値型の半導体記憶装置におけるメモリセル電流と4値データの各記憶状態の関係の一例を示す図 本発明に係る半導体記憶装置の読み出し回路における動作特性の一例を示すI‐V特性図 本発明に係る半導体記憶装置の読み出し回路の第1実施形態における概略の回路構成例を模式的に示すブロック図 本発明に係る半導体記憶装置の読み出し回路の第2実施形態における回路構成例を示す回路図 2値型の半導体記憶装置におけるメモリセル電流と2値データの各記憶状態の関係の一例を示す図 従来の多値型の半導体記憶装置における時分割センス方式の読み出し回路の構成例を模式的に示す回路図 従来の多値型の半導体記憶装置の読み出し回路における動作特性の一例を示すI‐V特性図
符号の説明
1: 本発明に係る半導体記憶装置の読み出し回路
2: メモリセルアレイ
3: 選択メモリセル
4: ビット線
10: 読み出し電圧生成回路
11: 主負荷回路
11L,11M,11H: 主負荷回路の電流供給経路
12: ビット線電圧調整回路
13: 主センス線
14L,14M,14H: 電流供給経路選択用のPチャネルMOSFET
15L,15M,15H: 電流供給能力調整用のPチャネルMOSFET
15L’,15M’,15H’: 電流供給能力調整用のPチャネルMOSFET
15L”,15M”,15H”: 電流供給能力調整用のPチャネルMOSFET
16,26: NチャネルMOSFET
17,27: インバータ
18: 第2ビット線
19: 列選択回路
20: 参照電圧生成回路
21: 参照負荷回路
21L,21M,21H: 参照負荷回路の電流供給経路
22: 参照ビット線電圧調整回路
23: 参照センス線
24L,24M,24H: 電流供給経路選択用のPチャネルMOSFET
25L,25M,25H: 電流供給能力調整用のPチャネルMOSFET
25L’,25M’,25H’: 電流供給能力調整用のPチャネルMOSFET
25L”,25M”,25H”: 電流供給能力調整用のPチャネルMOSFET
28: 第2参照ビット線
29: 参照メモリセル選択回路
30: 参照メモリセルアレイ
31L,31M,31H: 参照メモリセル
32L,32M,32H: 参照ビット線
33L,33M,33H: 参照ワード線
40: センス回路
41: 第1データラッチ回路
42: 第2データラッチ回路
43: 参照メモリセル選択制御回路
BL1〜BL4: ビット線
C00: 記憶状態“00”におけるメモリセル電流のI‐V特性曲線
C01: 記憶状態“01”におけるメモリセル電流のI‐V特性曲線
C10: 記憶状態“10”におけるメモリセル電流のI‐V特性曲線
C11: 記憶状態“11”におけるメモリセル電流のI‐V特性曲線
Im: メモリセル電流
IL,IM,IH: 参照電流
LL,LM,LH: 負荷特性曲線
RL,RM,RH: 参照電流のI‐V特性曲線
SLm,SMm,SHm: 選択制御信号
SLr,SMr,SHr: 選択制御信号
SRC: ソース線
Vm: 読み出し電圧
VL,VM,VH: 参照電圧
WL1〜WL4: ワード線

Claims (10)

  1. 3値以上の多値データを記憶可能なメモリセルを複数配列してなるメモリセルアレイ内から、読み出し対象の選択メモリセルに記憶されている多値データを読み出すための半導体記憶装置の読み出し回路であって、
    前記選択メモリセルに流れるメモリセル電流を読み出し電圧に変換する読み出し電圧生成回路と、
    前記多値データの前記メモリセル電流の大小に対応して隣接する2つのデータ値の中間の記憶状態に各別に対応する参照メモリセルを順次選択して、前記参照メモリセルに流れる参照電流を参照電圧に変換する参照電圧生成回路と、
    前記参照メモリセルの選択別に、前記読み出し電圧の電圧変化または前記読み出し電圧と前記参照電圧との電圧差を増幅するセンス回路と、を備えてなり、
    前記参照電圧生成回路が、前記参照メモリセルに前記参照電流を供給する参照負荷回路を備え、前記参照メモリセルの変化に対応して、前記参照負荷回路の電流供給能力を、前記参照電流の変化による前記参照電圧の電圧変動を抑制するように切り替え可能に構成され、
    前記読み出し電圧生成回路が、前記選択メモリセルに前記メモリセル電流を供給する主負荷回路を備え、前記参照メモリセルの変化に対応して、前記主負荷回路の電流供給能力を、前記参照負荷回路の電流供給能力に比例して増減するように切り替え可能に構成されていることを特徴とする半導体記憶装置の読み出し回路。
  2. 前記参照メモリセルの選択別に、同じ電圧条件下における前記主負荷回路と前記参照負荷回路の各電流供給能力が同じであることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置の読み出し回路。
  3. 前記参照電圧生成回路が、前記参照メモリセルの変化に対応して、前記参照負荷回路の電流供給能力を、前記参照電圧を一定電圧に維持するように切り替え可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体記憶装置の読み出し回路。
  4. 前記参照メモリセルの選択別に、前記主負荷回路が、前記参照負荷回路のカレントミラー回路となっていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の半導体記憶装置の読み出し回路。
  5. 前記参照メモリセルの選択別に、前記主負荷回路の電流が前記参照電圧に依存して変化し、前記参照負荷回路の電流が前記読み出し電圧に依存して変化するように、前記主負荷回路と前記参照負荷回路が相互接続していることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の半導体記憶装置の読み出し回路。
  6. 前記主負荷回路と前記参照負荷回路は、夫々、前記参照メモリセルの選択別に、異なる電流供給能力のオンオフ制御可能な電流供給経路を備えることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の半導体記憶装置の読み出し回路。
  7. 前記主負荷回路と前記参照負荷回路は、夫々、複数のオンオフ制御可能な電流供給経路を備え、前記参照メモリセルの選択別に、前記複数の電流供給経路の組み合わせをオンオフ制御により変化させて異なる電流供給能力を取得可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の半導体記憶装置の読み出し回路。
  8. 前記各電流供給経路は、前記オンオフ制御用のMOSFETと、電流供給能力調整用のMOSFETの直列回路で構成されていることを特徴とする請求項6または7に記載の半導体記憶装置の読み出し回路。
  9. 前記主負荷回路と前記参照負荷回路は、夫々、前記電流供給経路またはその組み合わせ数を前記参照メモリセルの選択数以上に備えていることを特徴とする請求項6〜8の何れか1項に記載の半導体記憶装置の読み出し回路。
  10. 選択した前記参照メモリセルに対する前記センス回路の出力レベルに応じて、次に選択すべき前記参照メモリセルを決定することを特徴とする請求項1〜9の何れか1項に記載の半導体記憶装置の読み出し回路。
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