JP4256125B2 - Composition for external use - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、優れた抗炎症効果を有するとともにケトプロフェンの光安定性が改善された外用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
ケトプロフェンは最も有効なプロピオン酸系非ステロイド抗炎症剤の一つとして知られており、変形性関節症、肩関節周囲炎、外傷ならびに手術後の鎮痛・消炎・腫脹・疼痛、筋肉痛などの治療に内服剤のみならず外用剤などでも使用されている薬剤である。外用剤は内服剤で問題となりうる腹痛、食欲不振、悪心、消化不良などの胃腸障害を軽減できることから、近年、外用剤による局所部位での使用が一般的に行なわれるようになってきている。しかし、その吸収性の問題から、外用剤における効果は内服剤における効果と同等であるとは必ずしも言えず、外用剤における吸収促進、治療効果を増強する方法が種々検討されている。具体的には、例えば、カプサイシン又はノニル酸バニリルアミドとの併用(特開平5−105628号)、ジヒドロキシアルミニウムアミノアセテートの膏体中への使用(特開平9−216819号)、ベルベリン、オウバクなどとの併用(特開平10−114646号)などによる作用増強が検討されている。
一方、ケトプロフェンは光に対して不安定であることから、その製剤開発においては、光に対する安定性も考慮した処方が必要である。この点に関し、例えば、特開昭60−155111公報にはケトプロフェンについて、紫外線吸収剤や抗酸化剤との併用が開示されている。しかし、これらの成分については、使用感を考慮して配合量が制限されるといった問題や、製剤中で均一に分散しにくいといった問題がある。
ところで、特表2002−510336号公報には、ケトプロフェンとグルコサミンを等モルで配合してケトプロフェングルコサミン塩とすることで、各種の投与形態において、ケトプロフェンの抗炎症効果が増強されることが記載され、経口投与によるケトプロフェンの抗炎症効果の増強作用について確認されている。しかし、外用投与による抗炎症作用については確認されておらず、本発明者らが検討を行った結果、その作用は満足できるものではなかった。また、外用剤におけるケトプロフェンの光安定性についても問題があることが判明した。
このようにケトプロフェンの外用剤としては、有効性の増強とともに、光に対する安定性が改善された製剤が望ましいが、未だそのような製剤は確立されていないのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、優れた抗炎症効果を有するとともにケトプロフェンの光安定性が改善された外用組成物を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは上記の点に鑑みて種々の検討を行った結果、ケトプロフェンに対して等モルを超える量のグルコサミンを配合した場合、経皮投与や経粘膜投与などの外用投与において優れた抗炎症効果が得られるとともにケトプロフェンの光安定性を改善できることを知見した。グルコサミンに関しては、経口投与における関節炎治療効果、皮膚保湿効果、角膜障害治療効果、相乗的美白効果などが知られており、上記の通り、特表2002−510336号公報において、ケトプロフェンとの間で塩を形成せしめることにより、経口投与によるケトプロフェンの抗炎症効果が増強されることが知られているが、外用投与におけるその特性に関しては未だ解明されていない部分が多い。従って、本発明者らが見出した知見は、グルコサミンに関してこれまでに知られている事項からは想到できないものである。
【0005】
本発明は上記の知見に基づいてなされたものであり、本発明の外用組成物は、請求項1記載の通り、ケトプロフェン1重量部に対してグルコサミンを0.9重量部以上配合してなることを特徴とする。
また、本発明のケトプロフェンの光安定性改善方法は、請求項2記載の通り、ケトプロフェン1重量部に対してグルコサミンを0.9重量部以上配合することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の外用組成物において、グルコサミンの配合量をケトプロフェン1重量部に対して0.9重量部以上と規定するのは、0.9重量部未満であると、グルコサミンの配合効果が十分に発揮されないからである。グルコサミンの配合量の下限はケトプロフェン1重量部に対して1重量部であることが望ましく、1.5重量部であることがより望ましい。一方、グルコサミンの配合量の上限は特段規定されるものではないが、60重量部であることが望ましく、30重量部であることがより望ましい。
【0007】
グルコサミンは、例えば、薬学的に許容されうる塩の形態で配合される。代表的な塩としては、塩酸塩と硫酸塩が挙げられるが、それ以外の塩としては、硝酸塩、臭化水素酸塩、リン酸塩などの無機酸塩や、乳酸塩、酢酸塩、酪酸、トリフルオロ酢酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、コハク酸塩、マロン酸塩、メタンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩、トシル酸塩、パルミチン酸、ステアリン酸などの有機酸塩が挙げられる。
【0008】
本発明の外用組成物は、外用剤としての各種の製剤形態に製剤化されて投与されるものであるが、製剤あたりのケトプロフェンの含有量は0.5重量%〜5重量%であることが望ましく、グルコサミンの含有量は水への溶解度や安全性を考慮すれば、0.45重量%〜30重量%であることが望ましい。
【0009】
本発明の外用組成物は、例えば、軟膏剤、ローション剤、水性ゲル剤、油性ゲル剤、クリーム剤、乳液剤、スティック剤、粉剤、パップ剤などに製剤化される。製剤化に際しては、製剤化のための公知の任意成分を用いることができる。このような任意成分としては、例えば、ワセリンや流動パラフィンなどの炭化水素類、ホホバ油やゲイロウやカルナウバワックスなどのエステル類、牛脂やオリーブ油などのトリグリセライド類、ステアリン酸やオレイン酸などの脂肪酸類、1−ヘキサデカノールやオレイルアルコールなどの高級アルコール類、グリセリンやプロピレングリコールや1,3−ブタンジオールやポリエチレングリコールなどの多価アルコール類、カーボポールやアルギン酸ナトリウムやケルトロール等などの増粘剤類、水酸化ナトリウムや水酸化カリウムなどのアルカリ化合物、パラオキシ安息香酸ブチルやパラオキシ安息香酸メチルなどのパラオキシ安息香酸エステル(パラベン)類をはじめとする防腐剤、パラアミノ安息香酸エステルなどの紫外線吸収剤、トコフェロールやBHTなどの抗酸化剤、エタノール香料、キレート剤などが挙げられる。
【0010】
本発明の外用組成物は、外用剤としての外用投与による炎症の治癒、改善、予防などに用いられるものであり、例えば変形性関節症、肩関節周囲炎(肩こり、五十肩などに伴う肩の痛みなど)などの関節痛、筋肉痛、腰痛、神経痛、腱鞘炎、打撲、捻挫、スポーツに伴うひじの痛み、外傷後の腫脹・疼痛などに伴う、鎮痛、消炎に対して好適に適用される。また、その適用方法は、一般的な抗炎症用の外用剤に準じればよく、具体的には、適当量を症状に合わせて1日1回〜数回、患部に一様に塗布すればよい。
【0011】
【実施例】
本発明を以下の試験例と実施例によってさらに詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0012】
試験例1:紫外線照射に対する経皮投与による抗炎症効果について
(試験方法)
ハートレイ系モルモット(雄性、10週令)一群5匹を用いて紫外線に対する抗炎症効果を次のようにして検討した。即ち、モルモットの背部を電気バリカンで刈毛し、当該部分をエタノールで清浄した後、正中線の両側に1.5cm×1.5cmの区画をマークし、紫外線の照射1時間前と照射直後の2回、一方の側に被験薬を、反対側には対照薬を15μLずつ塗布した。
被験薬はケトプロフェン1重量%とグルコサミン0.7重量%(ケトプロフェングルコサミン塩1.7重量%に相当)を含む50%エタノール溶液(被験薬A)、ケトプロフェン1重量%とグルコサミン2.8重量%を含む50%エタノール溶液(被験薬B)の2種類とした。また、対照薬はケトプロフェン1重量%を含む50%エタノール溶液を使用した(グルコサミンはグルコサミン相当量の塩酸グルコサミンを使用)。
紫外線照射はUVBランプを使用し、照射エネルギー量が1000mJになるように照射し、照射24時間後の皮膚の紅斑の程度を観察した。評価基準は以下の通りである。
【0013】
(試験結果)
表1に示す。表1から明らかなように、被験薬Aは対照薬と同程度の抗炎症効果しか認められなかったが、被験薬Bは対照薬に比較して紅斑の程度が軽度であり、高い抗炎症効果が認められた。
【0014】
【表1】
【0015】
試験例2:ケトプロフェンの光安定性に対するグルコサミンの改善効果ついて
(試験方法)
表2に示す処方の試料を調製し、透明ガラス瓶に充填した。各試料に対して光を照射し(25℃,D65ランプ,5000lx)、積算照度が12万lx後の各試料中におけるケトプロフェンの残存率(%)を高速液体クロマトグラフ法にて定量測定した。
【0016】
【表2】
【0017】
(試験結果)
図1に示す。図1から明らかなように、ケトプロフェンに対して等モルを超える量のグルコサミンを配合することで、ケトプロフェンの光安定性が改善され、グルコサミンの配合量を増やすことで、その効果はより高まった。
【0018】
実施例1:軟膏剤
ケトプロフェン 1.0%
硫酸グルコサミン 15.3%
(ケトプロフェン1重量部に対し、グルコサミン12重量部相当)
1−ヘキサデカノール 1.0%
スクワラン 10.0%
パルミチン酸イソプロピル 2.0%
水酸化ナトリウム 適量
カルボキシビニルポリマー 1.6%
モノステアリン酸グリセリン 5.0%
ポリオキシエチレン(23)セチルエーテル 2.0%
水 適量
上記成分を十分練合して乳化し、軟膏剤を製した。
【0019】
実施例2:クリーム剤
ケトプロフェン 3.0%
塩酸グルコサミン 5.4%
(ケトプロフェン1重量部に対し、グルコサミン1.5重量部相当)
モノステアリン酸ポリエチレングリコール 2.0%
モノステアリン酸グリセリン 5.0%
ステアリン酸 5.0%
1−ドコサノール 0.5%
スクワラン 15.0%
2−エチルヘキサン酸セチル 3.0%
パラオキシ安息香酸ブチル 0.1%
パラオキシ安息香酸メチル 0.1%
1,3−ブチレングリコール 5.0%
香料 適量
精製水 適量
上記成分を十分練合して乳化し、クリーム剤を製した。
【0020】
実施例3:乳液剤
ケトプロフェン 2.0%
塩酸グルコサミン 18.1%
(ケトプロフェン1重量部に対し、グルコサミン7.5重量部相当)
モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン 1.0%
テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット 1.0%
ステアリン酸 0.5%
1−ドコサノール 0.5%
流動パラフィン 4.0%
トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 4.0%
2−エチルヘキサン酸セチル 2.0%
パラオキシ安息香酸ブチル 0.1%
パラオキシ安息香酸メチル 0.1%
カルボキシビニルポリマー 0.5%
1,3−ブチレングリコール 5.0%
水酸化ナトリウム 適量
香料 適量
精製水 適量
上記成分を十分練合して乳化し、乳液剤を製した。
【0021】
実施例4:ローション剤
ケトプロフェン 3.0%
硫酸グルコサミン 12.6%
(ケトプロフェン1重量部に対し、グルコサミン3.3重量部相当)
ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 1.0%
エタノール 15.0%
パラオキシ安息香酸メチル 0.1%
クエン酸 0.1%
クエン酸三ナトリウム 0.3%
1,3−ブチレングリコール 4.0%
香料 適量
精製水 適量
上記成分を十分練合し、ローション剤を製した。
【0022】
実施例5:ゲル剤
ケトプロフェン 2.0%
塩酸グルコサミン 5.1%
(ケトプロフェン1重量部に対し、グルコサミン2.1重量部相当)
ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 0.6%
エタノール 15.0%
パラオキシ安息香酸メチル 0.1%
1,3−ブチレングリコール 2.0%
カルボキシビニルポリマー 2.0%
グリチルリチン酸モノアンモニウム 0.1%
香料 適量
精製水 適量
上記成分を十分練合し、ゲル剤を製した。
【0023】
実施例6:スティック剤
ケトプロフェン 3.0%
塩酸グルコサミン 3.2%
(ケトプロフェン1重量部に対し、グルコサミン0.9重量部相当)
l−メントール 4.0%
濃グリセリン 10.0%
ステアリン酸ナトリウム 7.0%
N−メチル−2−ピロリドン 3.0%
ミリスチン酸イソプロピル 1.5%
精製水 4.0%
水酸化ナトリウム 0.5%
イソプロパノール 適量
80℃温浴で加温溶解したものに、予調整しておいた水酸化ナトリウム溶液を投入し、還流したあと、容器に流し込み、冷却することで、スティック剤を製した。
【0024】
実施例7:パップ剤
ケトプロフェン 3.0%
塩酸グルコサミン 15.0%
(ケトプロフェン1重量部に対し、グルコサミン4.2重量部相当)
セバシン酸ジエチル 0.5%
l−メントール 0.4%
モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン 0.1%
精製水 55.0%
グリセリン 20.0%
プロピレングリコール 2.0%
ポリアクリル酸部分中和物 7.0%
乾燥水酸化アルミニウムゲル 0.05%
エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 0.05%
酸化チタン 0.4%
カオリン 5.0%
アクリル酸デンプン1000 1.0%
酒石酸 0.5%
ゼラチン 2.0%
アクリル酸メチル・アクリル酸−2−エチルヘキシル共重合樹脂エマルジ
ョン 5.0%
上記成分を錬合し、フィルム上に展延したのちバッキングを合わせ、パップ剤を製した。
【0025】
【発明の効果】
本発明によれば、優れた抗炎症効果を有するとともにケトプロフェンの光安定性が改善された外用組成物が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ケトプロフェンの光安定性に対するグルコサミンの改善効果を示すグラフである。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an external composition having an excellent anti-inflammatory effect and improved light stability of ketoprofen.
[0002]
[Prior art]
Ketoprofen is known as one of the most effective propionic acid non-steroidal anti-inflammatory drugs and treats osteoarthritis, shoulder periarthritis, trauma and postoperative analgesia / anti-inflammation / swelling / pain, muscle pain, etc. It is a drug that is used not only for internal use but also for external use. Since external preparations can reduce gastrointestinal disorders such as abdominal pain, loss of appetite, nausea and indigestion, which can be a problem with internal preparations, in recent years, use of external preparations at local sites has become common. However, due to the problem of absorbability, the effects of external preparations are not necessarily the same as the effects of internal preparations, and various methods for enhancing absorption and enhancing therapeutic effects in external preparations have been studied. Specifically, for example, combined use with capsaicin or nonyl acid vanillylamide (JP-A-5-105628), use of dihydroxyaluminum aminoacetate in a plaster (JP-A-9-216819), berberine, apricot, etc. Enhancement of the action by combination use (Japanese Patent Laid-Open No. 10-114646) has been studied.
On the other hand, since ketoprofen is unstable to light, a formulation that also considers stability to light is necessary in developing the formulation. In this regard, for example, JP-A-60-155111 discloses the combined use of ketoprofen with an ultraviolet absorber or an antioxidant. However, these components have a problem that the blending amount is restricted in consideration of the feeling of use and a problem that it is difficult to uniformly disperse in the preparation.
By the way, JP-T-2002-510336 discloses that the anti-inflammatory effect of ketoprofen is enhanced in various dosage forms by blending ketoprofen and glucosamine in equimolar amounts to form a ketoprofen glucosamine salt. The potentiating effect of ketoprofen on the anti-inflammatory effect by oral administration has been confirmed. However, the anti-inflammatory effect by external administration has not been confirmed, and as a result of investigations by the present inventors, the effect was not satisfactory. Moreover, it turned out that there is a problem also about the photostability of ketoprofen in an external preparation.
Thus, as an external preparation of ketoprofen, a preparation with enhanced efficacy and improved stability to light is desirable, but such a preparation has not been established yet.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, an object of the present invention is to provide an external composition having an excellent anti-inflammatory effect and improved light stability of ketoprofen.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
As a result of various studies in view of the above points, the present inventors have found that when glucosamine is added in an amount exceeding equimolar with respect to ketoprofen, it is excellent in antibacterial administration such as transdermal administration and transmucosal administration. It was found that the inflammatory effect was obtained and the photostability of ketoprofen could be improved. Regarding glucosamine, arthritis treatment effect, skin moisturizing effect, corneal disorder treatment effect, synergistic whitening effect and the like by oral administration are known. As described above, in Japanese Patent Application Publication No. 2002-510336, salt with ketoprofen. Although it is known that the anti-inflammatory effect of ketoprofen by oral administration is enhanced by the formation of orally administered, there are many parts that have not been elucidated yet regarding its properties in external administration. Therefore, the findings found by the present inventors cannot be conceived from matters known so far regarding glucosamine.
[0005]
The present invention has been made on the basis of the above findings, and the composition for external use of the present invention comprises, as described in claim 1, 0.9 parts by weight or more of glucosamine with respect to 1 part by weight of ketoprofen. It is characterized by.
The method for improving light stability of ketoprofen according to the present invention is characterized in that 0.9 part by weight or more of glucosamine is blended with 1 part by weight of ketoprofen as described in claim 2.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In the composition for external use of the present invention, the blending amount of glucosamine is defined as 0.9 parts by weight or more with respect to 1 part by weight of ketoprofen. If it is less than 0.9 parts by weight, the blending effect of glucosamine is sufficiently exerted. Because it is not done. The lower limit of the amount of glucosamine is preferably 1 part by weight, more preferably 1.5 parts by weight, based on 1 part by weight of ketoprofen. On the other hand, the upper limit of the blending amount of glucosamine is not particularly specified, but is preferably 60 parts by weight, and more preferably 30 parts by weight.
[0007]
Glucosamine is formulated, for example, in the form of a pharmaceutically acceptable salt. Typical salts include hydrochloride and sulfate, but other salts include inorganic acid salts such as nitrate, hydrobromide, and phosphate, lactate, acetate, butyric acid, Organics such as trifluoroacetate, fumarate, maleate, tartrate, citrate, succinate, malonate, methanesulfonate, toluenesulfonate, tosylate, palmitic acid, stearic acid Acid salts.
[0008]
The external composition of the present invention is formulated and administered in various preparation forms as external preparations, and the content of ketoprofen per preparation is 0.5% by weight to 5% by weight. Desirably, the content of glucosamine is preferably 0.45 wt% to 30 wt% in consideration of solubility in water and safety.
[0009]
The composition for external use of the present invention is formulated into, for example, ointments, lotions, aqueous gels, oily gels, creams, emulsions, sticks, powders, poultices and the like. At the time of formulation, known arbitrary components for formulation can be used. Examples of such optional components include hydrocarbons such as petroleum jelly and liquid paraffin, esters such as jojoba oil and geiwa and carnauba wax, triglycerides such as beef tallow and olive oil, and fatty acids such as stearic acid and oleic acid. , Higher alcohols such as 1-hexadecanol and oleyl alcohol, polyhydric alcohols such as glycerin, propylene glycol, 1,3-butanediol and polyethylene glycol, thickeners such as carbopol, sodium alginate and celtrol , Alkaline compounds such as sodium hydroxide and potassium hydroxide, preservatives including paraoxybenzoates (parabens) such as butyl paraoxybenzoate and methyl paraoxybenzoate, and UV absorbers such as paraaminobenzoate Antioxidants such as tocopherol and BHT, ethanol perfumes, and the like chelating agents.
[0010]
The composition for external use of the present invention is used for healing, ameliorating or preventing inflammation by external administration as an external preparation, such as osteoarthritis, shoulder periarthritis (shoulder pain associated with stiff shoulders, fifty shoulders, etc.). It is preferably applied to analgesia and anti-inflammation associated with joint pain, muscle pain, back pain, neuralgia, tendonitis, bruise, sprain, elbow pain associated with sports, swelling / pain after trauma, etc. Moreover, the application method should just apply to the general external preparation for anti-inflammatory, and, specifically, if it apply | coats an appropriate amount to an affected part uniformly once to several times a day according to a symptom. Good.
[0011]
【Example】
The present invention will be described in more detail with reference to the following test examples and examples, but the present invention is not limited thereto.
[0012]
Test Example 1: Anti-inflammatory effect by transdermal administration for ultraviolet irradiation (test method)
The anti-inflammatory effect against ultraviolet rays was examined as follows using 5 groups of Hartley guinea pigs (male, 10 weeks old). That is, the back of the guinea pig was shaved with an electric clipper and the part was cleaned with ethanol, and then a 1.5 cm × 1.5 cm section was marked on both sides of the midline, and 1 hour before and just after irradiation with ultraviolet rays. Twice, 15 μL of test drug was applied to one side and control drug to the other side.
The test drug is a 50% ethanol solution (test drug A) containing 1% by weight of ketoprofen and 0.7% by weight of glucosamine (equivalent to 1.7% by weight of ketoprofen glucosamine salt), 1% by weight of ketoprofen and 2.8% by weight of glucosamine. Two types of 50% ethanol solution (test drug B) were included. Further, a 50% ethanol solution containing 1% by weight of ketoprofen was used as a control drug (glucosamine was used in an amount equivalent to glucosamine).
For UV irradiation, a UVB lamp was used so that the irradiation energy amount was 1000 mJ, and the degree of erythema on the skin 24 hours after irradiation was observed. The evaluation criteria are as follows.
[0013]
(Test results)
Table 1 shows. As is clear from Table 1, test drug A showed only the same level of anti-inflammatory effect as that of the control drug, but test drug B had a slight degree of erythema compared to the control drug and a high anti-inflammatory effect. Was recognized.
[0014]
[Table 1]
[0015]
Test Example 2: About the improvement effect of glucosamine on the photostability of ketoprofen (test method)
Samples having the formulation shown in Table 2 were prepared and filled into transparent glass bottles. Each sample was irradiated with light (25 ° C., D65 lamp, 5000 lx), and the residual ratio (%) of ketoprofen in each sample after the integrated illuminance of 120,000 lx was quantitatively measured by high performance liquid chromatography.
[0016]
[Table 2]
[0017]
(Test results)
As shown in FIG. As is clear from FIG. 1, the photostability of ketoprofen was improved by blending glucosamine in an amount exceeding equimolar with respect to ketoprofen, and the effect was enhanced by increasing the blending amount of glucosamine.
[0018]
Example 1: Ointment Ketoprofen 1.0%
Glucosamine sulfate 15.3%
(Equivalent to 12 parts by weight of glucosamine per 1 part by weight of ketoprofen)
1-Hexadecanol 1.0%
Squalane 10.0%
Isopropyl palmitate 2.0%
Sodium hydroxide appropriate amount Carboxyvinyl polymer 1.6%
Glycerol monostearate 5.0%
Polyoxyethylene (23) cetyl ether 2.0%
Water Appropriate amount The above ingredients were sufficiently kneaded and emulsified to prepare an ointment.
[0019]
Example 2: Cream Ketoprofen 3.0%
Glucosamine hydrochloride 5.4%
(Equivalent to 1.5 parts by weight of glucosamine per 1 part by weight of ketoprofen)
Polyethylene glycol monostearate 2.0%
Glycerol monostearate 5.0%
Stearic acid 5.0%
1-docosanol 0.5%
Squalane 15.0%
Cetyl 2-ethylhexanoate 3.0%
Butyl paraoxybenzoate 0.1%
Methyl paraoxybenzoate 0.1%
1,3-butylene glycol 5.0%
Fragrance Appropriate amount Purified water Appropriate amount The above ingredients were sufficiently kneaded and emulsified to prepare a cream.
[0020]
Example 3: Latex Ketoprofen 2.0%
Glucosamine hydrochloride 18.1%
(Equivalent to 7.5 parts by weight of glucosamine per 1 part by weight of ketoprofen)
Polyoxyethylene sorbitan monostearate 1.0%
Tetraoleic acid polyoxyethylene sorbit 1.0%
Stearic acid 0.5%
1-docosanol 0.5%
Liquid paraffin 4.0%
Glyceryl tri-2-ethylhexanoate 4.0%
Cetyl 2-ethylhexanoate 2.0%
Butyl paraoxybenzoate 0.1%
Methyl paraoxybenzoate 0.1%
Carboxy vinyl polymer 0.5%
1,3-butylene glycol 5.0%
Sodium hydroxide appropriate amount perfume appropriate amount purified water appropriate amount The above ingredients were sufficiently kneaded and emulsified to produce an emulsion.
[0021]
Example 4: Lotion agent ketoprofen 3.0%
Glucosamine sulfate 12.6%
(Equivalent to 3.3 parts by weight of glucosamine per 1 part by weight of ketoprofen)
Polyoxyethylene (60) hydrogenated castor oil 1.0%
Ethanol 15.0%
Methyl paraoxybenzoate 0.1%
Citric acid 0.1%
Trisodium citrate 0.3%
1,3-butylene glycol 4.0%
Fragrance Appropriate amount Purified water Appropriate amount The above ingredients were sufficiently kneaded to produce a lotion preparation.
[0022]
Example 5: Gel agent ketoprofen 2.0%
Glucosamine hydrochloride 5.1%
(Equivalent to 2.1 parts by weight of glucosamine per 1 part by weight of ketoprofen)
Polyoxyethylene (60) hydrogenated castor oil 0.6%
Ethanol 15.0%
Methyl paraoxybenzoate 0.1%
1,3-butylene glycol 2.0%
Carboxy vinyl polymer 2.0%
Monoammonium glycyrrhizinate 0.1%
Fragrance Appropriate amount Purified water Appropriate amount The above ingredients were sufficiently kneaded to produce a gel.
[0023]
Example 6: Stick agent ketoprofen 3.0%
Glucosamine hydrochloride 3.2%
(Equivalent to 0.9 parts by weight of glucosamine per 1 part by weight of ketoprofen)
l-Menthol 4.0%
Concentrated glycerin 10.0%
Sodium stearate 7.0%
N-methyl-2-pyrrolidone 3.0%
Isopropyl myristate 1.5%
Purified water 4.0%
Sodium hydroxide 0.5%
Isopropanol A proper amount of sodium hydroxide solution prepared in a warm bath at 80 ° C. was added to the pre-adjusted sodium hydroxide solution, refluxed, poured into a container, and cooled to prepare a stick agent.
[0024]
Example 7: A poultice ketoprofen 3.0%
Glucosamine hydrochloride 15.0%
(Equivalent to 4.2 parts by weight of glucosamine per 1 part by weight of ketoprofen)
Diethyl sebacate 0.5%
l-Menthol 0.4%
Polyoxyethylene sorbitan monooleate 0.1%
Purified water 55.0%
Glycerin 20.0%
Propylene glycol 2.0%
Polyacrylic acid partially neutralized 7.0%
Dry aluminum hydroxide gel 0.05%
Ethylenediaminetetraacetic acid disodium 0.05%
Titanium oxide 0.4%
Kaolin 5.0%
Acrylate starch 1000 1.0%
Tartaric acid 0.5%
Gelatin 2.0%
Methyl acrylate / acrylic acid-2-ethylhexyl copolymer resin emulsion 5.0%
The above ingredients were smelted and spread on a film, and then the backing was combined to produce a poultice.
[0025]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the composition for external use which has the anti-inflammatory effect and improved the photostability of ketoprofen is provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a graph showing the improvement effect of glucosamine on the photostability of ketoprofen.
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