[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP4252871B2 - 光ファイバ母材の製造方法 - Google Patents

光ファイバ母材の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4252871B2
JP4252871B2 JP2003336785A JP2003336785A JP4252871B2 JP 4252871 B2 JP4252871 B2 JP 4252871B2 JP 2003336785 A JP2003336785 A JP 2003336785A JP 2003336785 A JP2003336785 A JP 2003336785A JP 4252871 B2 JP4252871 B2 JP 4252871B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass rod
soot
deposited
soot layer
optical fiber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003336785A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005104745A (ja
Inventor
修平 速水
英也 森平
昭博 金尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP2003336785A priority Critical patent/JP4252871B2/ja
Publication of JP2005104745A publication Critical patent/JP2005104745A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4252871B2 publication Critical patent/JP4252871B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B37/00Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
    • C03B37/01Manufacture of glass fibres or filaments
    • C03B37/012Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments
    • C03B37/014Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments made entirely or partially by chemical means, e.g. vapour phase deposition of bulk porous glass either by outside vapour deposition [OVD], or by outside vapour phase oxidation [OVPO] or by vapour axial deposition [VAD]
    • C03B37/0148Means for heating preforms during or immediately prior to deposition
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P40/00Technologies relating to the processing of minerals
    • Y02P40/50Glass production, e.g. reusing waste heat during processing or shaping
    • Y02P40/57Improving the yield, e-g- reduction of reject rates

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)

Description

本発明は、光通信に使用する光ファイバ用母材の製造方法に関するものである。
一般に、光通信に用いる光ファイバ用母材の製造方法として、VAD(Vapor-phase Axial Deposition)法、OVD(Outside Vapor phase Deposition)法、MCVD(Modified Chemical Vapour Deposition)法、PCVD(Plasma Chemical Vapour Deposition)法、RIC(Rod In Cylinder)法、RIT(Rod In Tube)法、あるいはこれらを組み合わせて製造する方法などいくつかのオーソドックスな製造方法が知られている。
これらの方法は、その特徴から大きく2つに分けることができる。VAD法やOVD法のようにターゲットとなるガラスロッドに二酸化ケイ素や二酸化ゲルマニウムに代表される材料をスート層として堆積させ、その後加熱、脱水、焼結させることにより光ファイバ用母材とする方法と、RIC法やRIT法のようにガラス体同士を加熱、溶融することによって光ファイバ用母材とする方法である。
VAD法やOVD法に代表される、スートを堆積させる方法は、比較的単純な屈折率分布形状(以下、プロファイルという)を有する製品の製造に向いているとされ、広く採用されている。
この内、OVD法は、図7に示すように、中心軸を中心に回転しているガラスロッド20の外周に、前記ガラスロッド20の長手方向に且つ前記ガラスロッド20と相対的に移動するスート生成用バーナ21が配置され、このスート生成用バーナ21にはシリコンを含む原料ガス、酸素並びに水素ガスが供給されてその酸素並びに水素ガスを主体とする火炎22中で前記原料ガスが化学反応して二酸化珪素のスート23が形成され、この生成されたスート23をターゲットとなる前記ガラスロッド20の表面にスート層24として堆積させて光ファイバ用母材を製造する方法である。
ここで、ガラスロッド20はその外周に前記スート23を堆積させるための部材であり、例えば軸心に配置された高屈折率のコアの外周に低屈折率のクラッドが配置されて形成されたガラス棒20bの両端に支持棒20aが配置されたもので構成されている。
しかしながら、上記OVD法は、ガラスロッド20に対して粉体であるスート23を堆積させるため、その界面を境として大きな密度差を有する半製品が形成される。この半製品をガラス化する過程において密度差に起因する外観不良(結晶化部分の生成など)が界面近傍にて発生することが多かった
従来、これらを改善する光ファイバ用母材の製造方法として図6に示すものが公知である(例えば、特許文献1)
即ち、このOVD法は、スート生成用バーナ21の前後に加熱用バーナ21a、21bを配置し、前方の加熱用バーナ21aによって二酸化珪素の堆積前にスート堆積面を十分に高め、後方の加熱用バーナ21bによって堆積面を十分に焼き固めて、スート層24の平均密度を0.4〜1.2g/cmのものに製造し、従来の欠点である光ファイバ母材の端部及び表層でクラックが発生するのを防止するものである
特開平9−124333号公報
しかしながら、上述の光ファイバ用母材の製造方法は、加熱用バーナ21a、21bにおける堆積面の表面温度を900〜1000℃、スート生成用バーナ21における堆積面の表面温度を800〜900℃と余りにも高温にするために、ガラスロッドが軟化して変形してしまい、光が伝搬する領域(以下モードフィールドという)が光ファイバの外周に対して偏心(以下コア偏心という)するという課題があった。
本発明は、ガラスロッドの表面に最初にスートが堆積される際のガラスロッドの表面温度を560〜620℃にして行われ、更に最初に堆積されるスート層の密度を0.8〜1.5g/cm3にすることにより、前記外観不良及びコア偏心の発生しない良好な光ファイバ用母材が得られることの知見に基づくものである。
即ち、本発明は、シリコンを含む原料ガスを、酸素並びに水素ガスを主体とる火炎中で化学反応させて二酸化珪素のスートを生成し、ガラスロッドの表面に前記スートからなるスート層を堆積させて光ファイバ母材を製造する光ファイバ母材の製造方法において、前記ガラスロッドの表面温度を560℃〜620℃に加熱するとともに、前記二酸化珪素のスート層のうち前記ガラスロッドの表面に最初に堆積させるスート層の堆積密度が、前記最初に堆積させるスート層の上面に次のスート層を堆積させる前において、0.8〜1.5g/cmとなるようにガラスロッド上に最初のスート層を堆積させることを特徴とする光ファイバ母材の製造方法である。
本発明は、ガラスロッドに対して最初に堆積されるスート層の密度を、前記最初に堆積させるスート層の上面に次のスート層を堆積させる前において、0.8g/cm以上とすることで、ガラスロッド最初に堆積されるスート層との界面における密度差を小さくすることができ、結晶化部分の生成を低減できる。
更に、ガラスロッドに対して最初に堆積されるスート層の密度を、前記最初に堆積させるスート層の上面に次のスート層を堆積させる前において、1.5g/cm以下とすることで、ガラス化後の母材内部における気泡の残留を防止できる。これにより、線引後のコア偏心量を大きくすることなく外観不良の少ない光ファイバ用母材を得ることができる。
更にガラスロッドに対して最初にスートが堆積する際のガラスロッドの表面温度を560℃以上にすることで、ガラスロッドと最初に堆積されるスート層との界面近傍におけるスート層の密度を上昇させることができ、外観不良が目立って発生しない程度に界面密度差を小さくすることができる。さらに、ガラスロッドに対してスートが最初に堆積される際のガラスロッドの表面温度を620℃以下とすることで、ガラスロッドの温度上昇を抑えることが可能となってガラスロッドの軟化に伴うコア偏心の増加を防ぐことができる。
ガラスロッドの表面に最初のスート層を堆積させるに先立ち、ガラスロッドの表面を酸素並びに水素ガスを主体とする火炎で加熱することを特徴とする。
これによりガラスロッドの表面に付着している不純物の除去が可能となり、外観不良を低減させることができる。更に、この工程はスート堆積前のガラスロッドの予熱工程としても機能しており、急激な温度上昇に伴う膨張によるガラスロッドの破損を未然に防ぐことができる。
ガラスロッドの軸心に沿ってガラスロッドと相対的に移動する複数のバーナの内、先行する1乃至複数のバーナに原料ガスを伴わない酸素並びに水素ガスを主体とする火炎を発生させてガラスロッドを加熱し、後行するバーナによってスートを発生させてガラスロッド上に最初のスート層を堆積させることを特徴とする。
また、更に、最初のスート層を堆積させた後は、先行するバーナに原料ガスを供給して、先行するバーナをスート生成用のバーナとして機能させる。
このため、ガラスロッドの表面に最初のスート層を堆積させるときにガラスロッドの加熱用として機能した先行するバーナが、その後にスート生成用として機能するため、スートの堆積に複数のバーナを用いる結果となり、製造の効率が上がり生産性が向上する。さらに、これらのバーナの間隔、移動速度ならびに火力を調整することによりガラスロッドに対して最初にスートが堆積するスート層の密度、ならびにガラスロッドの表面温度を制御可能とし、安定した光ファイバ用母材の製造が可能になる。また、特定のバーナのみに原料ガスを混入させる方法を堆積開始初期段階に限定することで生産性の低下を極力抑えることができるとともにガラスロッドの温度上昇に伴う軟化が引き起こすコア偏心の増加をも未然に防止することができる。
以下、本発明の光ファイバ用母材の製造方法を、図示した実施例に基づいて説明する。図1は本発明の光ファイバ用母材の製造方法を行う製造装置の一例を示すものであり、1はガラスロッド、2はガラスロッド1を把持するチャック、3はモータ、4・5・6はそれぞれバーナ、7・8・9はそれぞれ前記バーナに一対1に対応するマスフローコントローラ、10は火炎、11はスート、12はスート層、13はシールケース、14は排出の方向である。ここでモータ3によるガラスロット1の回転数が100〜300rpm、バーナ4・5・6とガラスロット1との相対的な移動速度は80〜150mm/sec・・・に選ばれている。
ガラスロッド1はチャック2を介してモータ3によりガラスロッドの中心軸zを中心にして回転されている。各バーナ4,5,6はマスフローコントローラ7,8,9を介して図示しない酸素、水素などの燃焼用ガス源やシリコンを含む原料ガス源に接続され、これらのガスが適宜供給され、加熱用の火炎10を発生し、また原料ガス源からの原料ガスが化学反応して生成された二酸化珪素等からなるスート11を生成するようになっている。生成されたスート11はその後、ガラスロッド1の表面に堆積してスート層12を形成する。シールケース13はガラスロッド1、チャック2、バーナ4〜6、スート層12等を覆い、バーナで生成される反応ガスが自由に反応部外に出ないようにするものである。なお、堆積せずに残ったスート11ならびに反応生成ガスは排出方向14に排気され、別途設置した排ガス処理装置にて処理される。
上記装置の各バーナ4・5・6に対して、スート層12の堆積開始時の燃焼ガス流量LH2(SLM)、LO2(SLM)、バーナ移動速度V(mm/sec)、各バーナ4・5・6における原料ガスの有無を変化させて、8種類の試料を作製した。この結果を表1に示した。
このとき、3本のバーナ4・5・6の移動速度ならびに燃焼ガス流量、原料ガス流量(原料ガスを流出させない場合を除く)は同一とし、ガラスロッド1に対して先行して動作するバーナを、バーナA、バーナB、バーナCとした。
更に、ガラスロッド1に対して最初に堆積したスート層12の密度、ガラスロッド1の表面温度ならびに外観不良の発生率、コア偏心量の関係を合わせて示してある。この際の外観不良の発生率は、完成した母材全長を100%としたときの外観不良に伴い後工程へ進行できなかった部分の占める割合(%)として定義した。ここで、目標とする外観不良率はおおむね5%以下とする。また、コア偏心量は光ファイバ用母材を紡糸し、光ファイバにした(以下、この操作を線引と呼ぶ)時点でのモードフィールドの光ファイバ外周円に対する偏心量として定義され、単位はμmである。目標とするコア偏心量はおおむね0.2μm以下とする。
更に、ガラスロッド1に対して最初に堆積したスート層12の密度は、堆積開始初期段階が終了した時点で、ガラスロッド1の外径、スート層12外径、スート層12の長手方向の長さで求められるスート層12の体積でスート層12の重量を割ることにより算出した。即ち、堆積開始初期段階が終了した時点でのスート層の重量、スート層の外径を算出の根拠としている。
なお、ガラスロッド1に対して最初のスート層を体積させた後は、先行するバーナA・にシリコンを含む原料ガスを供給して各バーナからスート11を発生させ、堆積面にそれ以降のスート層を堆積させて所定の径または重量になるまで成長させて表面がスート体で形成された光ファイバ用多孔質母材を製造し、その後は通常通り、脱水、透明ガラス化処理を行って光ファイバ用母材が形成された。
Figure 0004252871
図2は試料2に示す製造初期段階における光ファイバ用母材中央部の表面温度の経時変化を示す特性図である。この図2は、スート堆積開始時の温度が500℃と低い場合を示している。
図3は試料5に示す製造初期段階における光ファイバ用母材中央部の表面温度の経時変化を示す特性図である。この図3はスート堆積開始時の温度が約600℃と適切である場合を示している。
試料3,5は本発明の実施例に相当するものである。表1からわかるように、試料3ならびに試料5は外観不良率の低減とコア偏心量の抑制が両立されている。中でも試料5が示す通り最後に動作するバーナ(バーナC)のみに原料ガスを混入させ、先に動作するバーナAならびにバーナBは燃焼ガス火炎のみで製造した場合に外観不良率が低く抑えられることがわかる。
試料1、2、4、7は、堆積したスート層12の密度が低過ぎ、外観不良率が高くなる。これは、界面における密度差が大きいためにガラス化時にスート層の全体が均一にアモルファスガラスとはならず、一部が結晶性のガラスとして析出することによる。一方、試料8は堆積したスート層の密度が高すぎ、外観不良率が高くなる。これは、スート層の密度が高いためにスート層中に含まれる気体のガラス化時における拡散速度が遅く、気体がスート層の外へ放出される前に気泡となってスート層内に残留することによる。
なお、図4はガラスロッド1に対して最初にスートが堆積する際のスート層の密度と外観不良発生率の関係をグラフ化したものである。この図からガラスロッド1に対して最初にスートが堆積する際のスート層の密度にはある一定の範囲の最適値が存在することがわかる。
さらに、試料1、2、4、7が示すようにガラスロッド1の表面の温度が低い場合には線引後のコア偏心量は目標値の0.2μm以内に抑えられるが、外観不良率が目標値の5%より高くなる。これはスート層の密度が低すぎるためにガラスロッド1とスート層12との界面における密度差が大きくなることによる。一方、試料6ならびに8が示すようにガラスロッド1の表面の温度が高い場合には外観不良率を低くすることができるが、線引後のコア偏心量が大きくなる。これはガラスロッド1が高温になることにより軟化し、重力や回転に伴う遠心力などが作用して曲がりやすくなることによるものである。
なお、図5はガラスロッド1に対して最初にスートが堆積する際のガラスロッド1の表面温度と外観不良発生率、コア偏心量の関係をグラフ化したものである。この図から、ガラスロッド1の表面温度をパラメータに取り母材外観不良発生率と線引後のコア偏心量の関係をみると互いにトレードオフの関係にあってガラスロッド1の表面温度の最適範囲が規定されることがわかる。
以上の検討から、ガラス化後の母材の外観不良を低減させるためには、ガラスロッド1に対して最初にスートが堆積する際のスート層の密度を0.8〜1.5g/cm3にコントロールする必要があることが判明した。
また、線引後のコア偏心量を大きくすることなく母材の外観不良を低減させるためには、ガラスロッドに対して最初にスートが堆積する際のガラスロッドの表面の温度を560℃〜620℃にコントロールする必要があることが判明した。
なお、図1における製造方法では、ガラスロッド1を重力に対して平行の向き(縦向き)に配置しバーナを上下の向きに動かしているが、本発明はガラスロッド1を重力に対して鉛直の向き(横向き)に配置しバーナを左右の方向に移動させた場合であっても良い。また、図1においてはバーナ4,5,6の数は3本であるが、これは一例であり、本発明はさらに多数のバーナを使用した場合であっても良い。さらに、本発明はバーナを固定し、ガラスロッド1および堆積したスート層12を上下または左右に動かすようにしても良い。
また、図1に示す実施例におけるガラスロッド1の回転数及びガラスロッドと各バーナとの相対速度は一例であり、本発明はその他の値であっても良い。ここでガラスロッドと各バーナとの相対速度は出きるだけ高速であると、ガラスロッド全長に渡って表面温度が均一になるので、コア偏心量を少なくできるので、100mm/sec〜300mm/sec程度に設定するのが良い。
本発明の一実施例における光ファイバ用母材の製造方法を示す概略図。 従来の製造方法(試料2)での製造初期段階における母材中央部の表面温度の経時変化を示す特性図。 本発明の試料5での製造初期段階における母材中央部の表面温度の経時変化を示す特性図。 本発明の実施形態における、ガラスロッドに対して最初にスートが堆積する際のスート層密度とガラス化後における光ファイバ用母材の外観不良発生率との関係を図示した特性図。 本発明の実施形態における、ガラス化後の母材の外観不良発生率とコア偏心量の関係をガラスロッドに対して最初にスートが堆積する際のガラスロッドの表面温度をパラメータとして図示した特性図。 公知の光ファイバ用母材の製造方法を示す概略図。 一般的な光ファイバ用母材の製造方法の一例を示す概略図。
符号の説明
1 ガラスロッド
2 チャック
3 モータ
4 バーナ
5 バーナ
6 バーナ
7 マスフローコントローラ
8 マスフローコントローラ
9 マスフローコントローラ
10 火炎
11 スート
12 スート層
13 シールケース
14 排出方向

Claims (3)

  1. シリコンを含む原料ガスを、酸素並びに水素ガスを主体とする火炎中で化学反応させて二酸化珪素のスートを生成し、ガラスロッドの表面に前記スートからなるスート層を堆積させて光ファイバ母材を製造する光ファイバ母材の製造方法において、
    前記ガラスロッドの表面温度を560℃〜620℃に加熱するとともに、前記二酸化珪素のスート層のうち前記ガラスロッドの表面に最初に堆積させるスート層の堆積密度が前記最初に堆積させるスート層の上面に次のスート層を堆積させる前において、0.8〜1.5g/cmとなるようにガラスロッド上に最初のスート層を堆積させることを特徴とする光ファイバ母材の製造方法。
  2. ガラスロッドの表面に最初のスート層を堆積させるに先立ち、ガラスロッドの表面を酸素並びに水素ガスを主体とする火炎で加熱することを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ母材の製造方法。
  3. ガラスロッドの軸心に沿ってガラスロッドと相対的に移動する複数のバーナの内、先行する1乃至複数のバーナに原料ガスを伴わない酸素並びに水素ガスを主体とする火炎を発生させてガラスロッドを加熱し、後行するバーナによってスートを発生させてガラスロッド上に最初のスート層を堆積させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光ファイバ母材の製造方法。
JP2003336785A 2003-09-29 2003-09-29 光ファイバ母材の製造方法 Expired - Fee Related JP4252871B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003336785A JP4252871B2 (ja) 2003-09-29 2003-09-29 光ファイバ母材の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003336785A JP4252871B2 (ja) 2003-09-29 2003-09-29 光ファイバ母材の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005104745A JP2005104745A (ja) 2005-04-21
JP4252871B2 true JP4252871B2 (ja) 2009-04-08

Family

ID=34532785

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003336785A Expired - Fee Related JP4252871B2 (ja) 2003-09-29 2003-09-29 光ファイバ母材の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4252871B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8464556B2 (en) * 2007-05-08 2013-06-18 Corning Incorporated Microstructured optical fibers and methods

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005104745A (ja) 2005-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8516855B2 (en) Method for producing an optical fiber preform
EP2551248A2 (en) Methods for manufacturing low water peak optical waveguide
RU2236386C2 (ru) Способ изготовления заготовки оптического волокна
CN1197798C (zh) 一种制备光纤预制棒的方法
US7437893B2 (en) Method for producing optical glass
JP4252871B2 (ja) 光ファイバ母材の製造方法
WO2011136324A1 (ja) ガラス母材製造方法
KR100521958B1 (ko) 수정화학기상증착법에 있어서 이중토치를 이용한 광섬유모재의 제조 방법 및 장치
WO2007054961A2 (en) Optical fiber preform having large size soot porous body and its method of preparation
JPH0463018B2 (ja)
JP2003261336A (ja) 透明ガラス母材の製造方法
US6928841B2 (en) Optical fiber preform manufacture using improved VAD
JP6545925B2 (ja) 光ファイバ用ガラス母材の製造方法
JP7115095B2 (ja) 光ファイバ用母材の製造方法
JP5533205B2 (ja) ガラス母材製造方法
JP3562545B2 (ja) 光ファイバ用ガラス母材の製造方法
JP4472308B2 (ja) 石英多孔質母材の製造方法
JP6248517B2 (ja) 光ファイバ母材の製造方法、光ファイバ母材、光ファイバ、およびマルチモード光ファイバ
JP3998228B2 (ja) 光ファイバ多孔質母材、光ファイバガラス母材並びにこれらの製造方法
JP2011230986A (ja) ガラス母材製造方法
JP2018131338A (ja) 光ファイバ多孔質母材の製造方法及び製造装置
JP2001180959A (ja) 光ファイバ母材の製造方法
JPH0986948A (ja) 光ファイバ用多孔質ガラス母材の製造方法
JP2020100537A (ja) 光ファイバ用母材の製造方法
JPS5924097B2 (ja) ガラス体の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070717

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070720

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070918

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080613

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080808

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080808

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080808

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090106

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090122

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4252871

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120130

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130130

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130130

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees