JP4252670B2 - Engine intake passage structure - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はエンジンの吸気通路構造に関し、特に希薄燃焼に適したタンブル流を発生させる吸気通路構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
燃焼室に臨む吸気ポートに連通する吸気通路を隔壁によって仕切り、一方の通路を燃焼室の中央部側の吸気ポートに連通させ、他方の通路を燃焼室の縁部側に連通させ、低負荷時に中央部側の吸気ポートに連通する通路側から吸気を燃焼室内に導入することにより、吸気流速を高め燃焼室内に縦方向のタンブル流を起こして希薄混合気を成層化して安定した希薄燃焼を行う吸気通路構造が開発提案されている。
【0003】
このような隔壁により2分割された吸気通路構造は、摺動式スロットル弁を用いることにより、負荷に応じたスロットル弁のスライド開度に対応して、低開度のときは一方の通路を閉じたままとして他方の通路のみから混合気を流し、スライド開度が大きくなると両方の通路から混合気を流すようにして低開度時に吸気流速を高めタンブル流を起こすことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来提案されている2分割された吸気通路構造は、摺動式スロットル弁を用いた場合には、負荷に応じて分割された一方の通路を閉じることが容易にできるが、バタフライ形スロットル弁を備えた吸気通路に対してはそのまま適用することはできない。これは、スロットル弁の周囲から吸気が流れるため、分割された一方の通路にのみ吸気を流すことが困難だからである。
【0005】
分割した吸気通路構造でバタフライ形スロットル弁を用いる場合には、一方の通路を開閉する制御弁等の可動機構を併用しなければならない。
【0006】
しかしながら、吸気通路内に可動機構を設けると、構造が複雑になり、調整も面倒であり、また長期の使用によりスロットル弁との同調がずれることがあり、安定した吸気制御が難しい。
【0007】
本発明は上記従来技術を考慮したものであって、バタフライ形スロットル弁を装着した吸気通路において、隔壁により吸気通路を2分割するとともに、可動機構を用いることなく、簡単な構造で、安定して分割された一方の通路を開閉できるエンジンの吸気通路構造の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明では、燃焼室に臨む吸気ポートに連通する吸気通路内に、バタフライ形のスロットル弁を備えたエンジンの吸気通路構造において、前記スロットル弁の下流側の吸気通路を、このスロットル弁の弁軸と平行な隔壁により2分割して第1、第2の2つの分割通路を形成し、第1分割通路は燃焼室の中央部側の吸気ポートに臨むように形成し、第2分割通路は燃焼室の縁部側の吸気ポートに臨むように形成し、前記第2分割通路側のスロットル弁の低開度側の弁体端部に沿って、この第2分割通路の壁面から前記吸気通路の中央側に向けて突出する吸気制限用の堰を設けてなり、前記堰は、前記スロットル弁の弁体の回動端の軌跡に沿う形状を有し、前記弁軸より下流側に設けられていることを特徴とするエンジンの吸気通路構造を提供する。
【0009】
この構成によれば、吸気通路を隔壁により仕切って2分割し、燃焼室の縁部側に連通する第2分割通路に堰が設けられ、この堰により、スロットル弁が低開度のとき、この第2分割通路が閉じられて第1分割通路のみから吸気が燃焼室内に導入される。これにより、低負荷運転時に吸気バルブの燃焼室中央部側から排気弁側に向かって混合気が吸気され燃焼室内にタンブル流を起こすことができる。これにより、可動機構を用いることなく、簡単な構造で確実にタンブル流形成機能が得られ、面倒な調整作業も必要なく、長期の使用後においてもスロットル弁との同期がずれることはなく信頼性の高い機能が安定して維持される。
【0010】
好ましい構成例では、前記堰の中央部に燃料逃し用の溝が形成されたことを特徴としている。
【0011】
この構成によれば、スロットル弁近傍で液化した燃料は堰に溜まることなく、この堰に設けた溝を通して下流側に流れて吸気管の熱により気化される。
【0012】
さらに好ましい構成例では、前記隔壁は、前記弁軸に近接して設けられ、弁軸近傍では、全開位置の弁体よりさらに開放側にオフセットして設けられたことを特徴としている。
【0013】
この構成によれば、隔壁が弁軸に近接しているため、隔壁の吸気流上流側端部と弁軸との間を介して吸気の漏れや逆流を生じることはない。また、この弁軸に近接した隔壁は、全開位置の弁体よりさらに開放側にオフセットしているため、スロットル弁の全開位置までの作動を阻害することはない。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るエンジンの構成図である。
このエンジン1は、シリンダ2とその上部に装着されたシリンダヘッド3とを有し、シリンダ2内をピストン4が摺動する。このエンジン1は、4サイクル2バルブエンジンであり、シリンダヘッド3の中央部に、クランク軸(図示しない)に連結されたカム軸5が備る。カム軸5のカム5a,5bに摺接して従動する吸気側ロッカーアーム6および排気側ロッカーアーム7が備る。各ロッカーアーム6,7は吸気弁8および排気弁9をクランク回転に同期して開閉駆動する。8a,9aはそれぞれバルブスプリングである。
【0015】
ピストン4の上面のシリンダ2の上部に燃焼室10が形成される。この燃焼室10に臨んでシリンダヘッド3側に点火プラグ(図示しない)が装着される。この例のエンジン1は、燃焼室10の頂部中央に吸気弁8と排気弁9が近接して配置された2バルブエンジンであるため、点火プラグは燃焼室10の頂部からオフセットして設けられている。
【0016】
燃焼室10に臨んでシリンダヘッド3に吸気ポート11および排気ポート12が形成される。各吸気ポート11および排気ポート12の燃焼室側の開口端部に吸気弁8および排気弁9が開閉可能に装着される。排気ポート12は排気管13に接続され、吸気ポート11は吸気管14に接続される。吸気管14には図示しないエアクリーナに接続された気化器15が取付けられる。これらの吸気管14および気化器15を通して吸気通路16が形成される。
【0017】
気化器15は、ダイヤフラム室17における大気圧と吸気負圧とのバランスによりフリーピストンに取り付けられたジェットニードル18を駆動し、メインノズル19を介してベンチュリ部20に燃料を吸引させる。ダイヤフラム室17の下流側にアイドル時燃料調整のためのパイロットスクリュウ21と、低開度時燃料出口となるバイパス21aが備る。この気化器15の吸気通路16内に、弁軸22にバタフライ形の弁体23を固定したバタフライ形のスロットル弁24が装着される。
【0018】
スロットル弁24の下流側の吸気通路16は、弁軸22に平行な隔壁25で仕切られて上下に2分割される。この隔壁25は、弁軸22に近接した位置から吸気通路16に沿って設けられ、吸気通路16内に上側の第1分割通路26と下側の第2分割通路27が形成される。上側の第1分割通路26は、燃焼室10の中央部側の吸気ポート11aに臨み、下側の第2分割通路27は、燃焼室10の縁部側の吸気ポート11bに臨む。シリンダヘッド3内の吸気ポート11は、シリンダヘッド3と一体成形された隔壁11cにより上側(中央部側)の吸気ポート(第1分割通路)11aと下側(縁部側)の吸気ポート(第2分割通路)11bとに2分割されている。
【0019】
本実施形態においては、スロットル弁24の低開度側での弁体23の端部に沿って、第2分割通路27の通路壁面から突出する堰28が設けられる。このような堰28により、スロットル開度が小さい低負荷時には、図のスロットルバルブの上側開口部を通る空気がほとんどとなる。アイドル時のごく低開度ではパイロットスクリュウ21から、さらにスロットルが開いた時にはバイパス21aからの燃料によって混合気となって第1分割通路を流れる。また下側の第2分割通路27は堰によって空気流れが遮断されるため、混合気は上側の第1分割通路26を通してのみ流れ、吸気ポート11の開口端部の燃焼室頂部側から排気弁方向に向かって燃焼室10内に流入する。隔壁がない場合と比べると吸気通路断面積は約1/2になるため吸気流速は約2倍に向上する。これらにより、燃焼室10内で矢印Aのような燃料室内における縦方向のタンブル流が形成される。強いタンブルは圧縮行程でも流動が残存し、燃焼が改善される。これにより、希薄混合気でも安定した燃焼が可能になり燃費の改善が図られる。
【0020】
図2は、図1のII−II方向から見た吸気通路の内面図である。
図示したように、前述の堰28の中央部に、溝29が形成される。堰28より上流側で燃料が液化することがあってもその燃料は、この溝29を通して下流側吸気通路内に流入し、吸気管14の熱により気化され混合気となって燃焼室内に吸引されるため堰の上流側に溜まることがない。したがって燃焼室に供給される空燃比が安定する。
【0021】
図3は、上記実施形態のフルスロットル状態の図である。
図示したように、隔壁25は、スロットル弁24の弁軸22に近接して設けられ、全開状態で弁体23の上側に位置するように、弁軸22よりさらに開放側(上側)にオフセットして設けられる。このように隔壁25を弁軸22より上側に配置することにより、弁体23の全開位置までの開放動作に支障を来すことはなく、高流量が確保されるので出力が維持できる。このようにスロットル低開度時には第1分割通路から、スロットル高開度時には第2分割通路からも吸気が流れることによって、燃焼室内において、高開度時よりも強いタンブルが低開度時に得られる。すなわちスロットル開度に応じた可変タンブルとできる。また、このために吸気ポートは流量係数をねらった形状とすることができ、高出力を図ることができる。
【0022】
図4は、隔壁11cの断面形状の例を示す。2バルブエンジンにおいては、燃焼室10に臨む点火プラグ30の位置が頂部から幾分側方へオフセットしている。低負荷時には、前述のように吸気通路内の上側の第1分割通路26のみを通して混合気が供給される。したがって、吸気ポート11でも隔壁11cの上側の第1分割通路11aのみを通して混合気が供給される。この場合、点火プラグ30側に混合気を集中させた方が、特に希薄混合気の場合確実に着火し安定した燃焼作用が得られるため好ましい。このため、本実施形態では、図示したように、隔壁11cの点火プラグ30より離れた側(図の左側)の壁厚を上側に厚くして隔壁11cの上側の第1分割通路11aの点火プラグ寄りの通路面積を大きくしている。これにより、混合気が点火プラグ側に偏ったタンブル流となり、点火プラグ近傍に存在する混合気割合が増加するので、着火性が向上し、安定した燃焼作用が得られる。
【0023】
図5は、吸気ポート部分の吸気通路の別の形状例を示す。この例は、吸気ポート11部分の隔壁11cの厚さは一定とし、その上側の第1分割通路26の形状を、点火プラグ寄り(図の右側)の通路面積が広くなるように形成する。これにより、図4の例と同様に、第1分割通路26を流れる混合気が点火プラグ寄りに集って、着火性が向上し、安定した燃焼作用が得られる。
【0024】
図6は、本発明の別の実施形態のエンジンの構成図である。
この実施形態は、4サイクル4バルブ型式のエンジン31に対し本発明を適用したものである。
【0025】
エンジン31は、シリンダブロック32とシリンダヘッド33を有し、シリンダブロック32内をピストン34が摺動する。シリンダヘッド33には、2つの吸気ポート35(1つのみ図示)と2つの排気ポート36(1つのみ図示)が形成され、それぞれ吸気弁37および排気弁38が装着される。各吸気弁37および排気弁38は、クランク軸(図示しない)に連結された吸気カム39および排気カム40により開閉駆動される。2つの排気ポート36は合流して排気管41に接続される。同様に2つの吸気ポート35は合流して吸気管42に接続される。吸気管42にダウンドラフト型の気化器43が接続される。各吸気ポート35、吸気管42および気化器43を連通して吸気通路51が形成される。気化器43は、この吸気通路51内に、弁軸49に固定されたバタフライ形の弁体50からなるバタフライ形のスロットル弁44を有する。
【0026】
このような構成のエンジン31において、前述の図1の実施形態と同様に、スロットル弁44の下流側の吸気通路51を隔壁46で2分割して第1分割通路47と第2分割通路48を形成する。また、この隔壁46を設けるとともに、スロットル弁44の弁体50の端部に沿って、前述の図1の実施形態と同様に、スロットル低開度側の第2分割通路48を閉じる堰45を設ける。隔壁46は、2つに分割された後の吸気ポート35内にも延びている。このような堰45および隔壁46の構成および作用効果は前述の実施形態と同様である。
【0027】
なお、本発明は、気化器を備えたエンジンに限定されず、燃料噴射弁により燃料を噴射し、バタフライ形スロットル弁により吸気量を制御するエンジンに対しても適用可能である。
【0028】
また、4バルブ燃焼室の場合は、点火プラグは燃焼室の中心にあり、分岐後の2つの吸気ポートには同様に吸気が流れ込むようにしておけばよい。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明においては、吸気通路を隔壁により仕切って2分割し、燃焼室の縁部側に連通する第2分割通路に堰が設けられ、この堰により、スロットル弁が低開度のとき、この第2分割通路が閉じられて第1分割通路のみから吸気が燃焼室内に導入される。これにより、低負荷運転時に燃焼室中央部側から排気弁側に向かって混合気が吸気され縦の流れとなるタンブル流を起こすことができる。これにより、可動機構を用いることなく、簡単な構造で確実にタンブル流形成機能が得られ、面倒な調整作業も必要なく、長期の使用後においてもスロットル弁との同期がずれることはなく信頼性の高い機能が安定して維持される。
【0030】
これにより、特に低負荷時の希薄燃焼が効率よく安定して行われ、燃費の向上および排気エミッションの改善が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るエンジンの構成図。
【図2】 図1のII−II線部分の吸気通路の内面図。
【図3】 図1の実施形態のフルスロットル状態の図。
【図4】 隔壁の断面形状の一例を示す図。
【図5】 隔壁の断面形状の別の例を示す図。
【図6】 本発明の別の実施の形態に係るエンジンの構成図。
【符号の説明】
1:エンジン、2:シリンダ、3:シリンダヘッド、4:ピストン、
5:カム軸、6,7:ロッカーアーム、8:吸気弁、9:排気弁、
10:燃焼室、11:吸気ポート、12:排気ポート、13:排気管、
14:吸気管、15:気化器、16:吸気通路、17:ダイヤフラム室、
18:ジェットニードル、19:メインジェット、20:ベンチュリ部、
21:パイロットスクリュウ、22:弁軸、23:弁体、
24:スロットル弁、25:隔壁、26:第1分割通路、
27:第2分割通路、28:堰、29:溝、30:点火プラグ、
31:エンジン、32:シリンダブロック、33:シリンダヘッド、
34:ピストン、35:吸気ポート、36:排気ポート、37:吸気弁、
38:排気弁、39:吸気カム、40:排気カム、41:排気管、
42:吸気管、43:気化器、44:スロットル弁、45:堰、46:隔壁、
47:第1分割通路、48:第2分割通路、49:弁軸、50弁体。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an intake passage structure of an engine, and more particularly to an intake passage structure that generates a tumble flow suitable for lean combustion.
[0002]
[Prior art]
An intake passage that communicates with the intake port facing the combustion chamber is partitioned by a partition, one passage communicates with the intake port on the center side of the combustion chamber, and the other passage communicates with the edge side of the combustion chamber. By introducing the intake air into the combustion chamber from the passage side communicating with the intake port on the center side, the intake flow velocity is increased to cause a vertical tumble flow in the combustion chamber to stratify the lean air-fuel mixture for stable lean combustion. An intake passage structure has been proposed for development.
[0003]
The intake passage structure divided into two by such a partition uses a sliding throttle valve, and closes one passage when the opening is low, corresponding to the opening of the throttle valve according to the load. As it is, the air-fuel mixture is allowed to flow only from the other passage, and when the opening of the slide increases, the air-fuel mixture is allowed to flow from both passages to increase the intake air flow velocity at a low opening and cause a tumble flow.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, the conventionally proposed two-divided intake passage structure can easily close one of the divided passages depending on the load when a sliding throttle valve is used. It cannot be applied as it is to an intake passage having a valve. This is because intake air flows from around the throttle valve, and it is difficult to flow intake air through only one of the divided passages.
[0005]
When a butterfly throttle valve is used in a divided intake passage structure, a movable mechanism such as a control valve that opens and closes one passage must be used in combination.
[0006]
However, if a movable mechanism is provided in the intake passage, the structure becomes complicated, adjustment is troublesome, and synchronization with the throttle valve may be lost due to long-term use, and stable intake control is difficult.
[0007]
The present invention takes the above-described conventional technology into consideration, and in an intake passage equipped with a butterfly throttle valve, the intake passage is divided into two by a partition wall, and has a simple structure and is stable without using a movable mechanism. An object of the present invention is to provide an intake passage structure for an engine that can open and close one of the divided passages.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, in the present invention, in an intake passage structure of an engine having a butterfly type throttle valve in an intake passage communicating with an intake port facing a combustion chamber, an intake passage downstream of the throttle valve is provided. The first and second divided passages are divided into two by a partition wall parallel to the valve shaft of the throttle valve, and the first divided passage is formed so as to face the intake port on the center side of the combustion chamber. The second divided passage is formed so as to face the intake port on the edge side of the combustion chamber, and the second divided passage is formed along the end of the valve body on the low opening side of the throttle valve on the second divided passage side. An intake restriction weir that protrudes from the wall surface toward the center of the intake passage, and the weir has a shape along the trajectory of the rotation end of the valve body of the throttle valve, and the valve shaft engine, characterized in that it further provided on the downstream side Providing an intake passage structure.
[0009]
According to this configuration, the intake passage is divided into two parts by dividing the intake passage, and the weir is provided in the second divided passage communicating with the edge side of the combustion chamber. The second divided passage is closed and intake air is introduced into the combustion chamber only from the first divided passage. As a result, during low load operation, the air-fuel mixture is sucked from the center of the combustion chamber of the intake valve toward the exhaust valve, and a tumble flow can be caused in the combustion chamber. As a result, a tumble flow forming function can be obtained with a simple structure without using a movable mechanism, and there is no need for troublesome adjustment work. High functionality is stably maintained.
[0010]
In a preferred configuration example, a fuel escape groove is formed in the central portion of the weir.
[0011]
According to this configuration, the fuel liquefied in the vicinity of the throttle valve does not collect in the weir but flows downstream through the groove provided in the weir and is vaporized by the heat of the intake pipe.
[0012]
In a further preferred configuration example, the partition wall is provided in the vicinity of the valve shaft, and is provided in the vicinity of the valve shaft so as to be offset further to the open side than the valve body in the fully open position.
[0013]
According to this configuration, since the partition wall is close to the valve shaft, intake air leakage and backflow do not occur between the upstream end of the partition wall and the valve shaft. Further, since the partition wall close to the valve shaft is offset further to the open side than the valve body in the fully open position, the operation up to the fully open position of the throttle valve is not hindered.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
FIG. 1 is a configuration diagram of an engine according to an embodiment of the present invention.
The engine 1 has a cylinder 2 and a cylinder head 3 mounted on the cylinder 2, and a piston 4 slides in the cylinder 2. The engine 1 is a four-cycle two-valve engine, and a camshaft 5 connected to a crankshaft (not shown) is provided at the center of the cylinder head 3. An intake-side rocker arm 6 and an exhaust-side rocker arm 7 that are slidably in contact with the cams 5a and 5b of the cam shaft 5 are provided. Each rocker arm 6 and 7 drives the intake valve 8 and the exhaust valve 9 to open and close in synchronization with the crank rotation. 8a and 9a are valve springs, respectively.
[0015]
A
[0016]
An
[0017]
The
[0018]
The
[0019]
In the present embodiment, a
[0020]
2 is an inner surface view of the intake passage as seen from the direction II-II in FIG.
As shown in the drawing, a groove 29 is formed in the central portion of the above-mentioned
[0021]
FIG. 3 is a diagram of the full throttle state of the above embodiment.
As shown in the figure, the
[0022]
FIG. 4 shows an example of a cross-sectional shape of the
[0023]
FIG. 5 shows another shape example of the intake passage of the intake port portion. In this example, the thickness of the
[0024]
FIG. 6 is a configuration diagram of an engine according to another embodiment of the present invention.
In this embodiment, the present invention is applied to a four-cycle four-
[0025]
The
[0026]
In the
[0027]
The present invention is not limited to an engine provided with a carburetor, and can also be applied to an engine in which fuel is injected by a fuel injection valve and the intake air amount is controlled by a butterfly throttle valve.
[0028]
In the case of a four-valve combustion chamber, the spark plug is at the center of the combustion chamber, and the intake air may flow into the two intake ports after branching in the same manner.
[0029]
【The invention's effect】
As described above, in the present invention, the intake passage is divided into two parts by dividing the intake passage, and the weir is provided in the second divided passage that communicates with the edge of the combustion chamber. At this time, the second divided passage is closed and intake air is introduced into the combustion chamber only from the first divided passage. As a result, a tumble flow can be generated in which the air-fuel mixture is sucked from the combustion chamber center side toward the exhaust valve side during the low load operation and becomes a vertical flow. As a result, a tumble flow forming function can be obtained with a simple structure without using a movable mechanism, and there is no need for troublesome adjustment work. High functionality is stably maintained.
[0030]
As a result, lean combustion particularly at low loads is performed efficiently and stably, and fuel efficiency and exhaust emission are improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram of an engine according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an inner surface view of an intake passage taken along a line II-II in FIG.
FIG. 3 is a diagram showing a full throttle state according to the embodiment of FIG. 1;
FIG. 4 is a diagram showing an example of a cross-sectional shape of a partition wall.
FIG. 5 is a diagram showing another example of the cross-sectional shape of the partition wall.
FIG. 6 is a configuration diagram of an engine according to another embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
1: engine, 2: cylinder, 3: cylinder head, 4: piston,
5: camshaft, 6, 7: rocker arm, 8: intake valve, 9: exhaust valve,
10: combustion chamber, 11: intake port, 12: exhaust port, 13: exhaust pipe,
14: intake pipe, 15: carburetor, 16: intake passage, 17: diaphragm chamber,
18: Jet needle, 19: Main jet, 20: Venturi section,
21: Pilot screw, 22: Valve shaft, 23: Valve body,
24: throttle valve, 25: partition, 26: first divided passage,
27: second divided passage, 28: weir, 29: groove, 30: spark plug,
31: Engine, 32: Cylinder block, 33: Cylinder head,
34: piston, 35: intake port, 36: exhaust port, 37: intake valve,
38: exhaust valve, 39: intake cam, 40: exhaust cam, 41: exhaust pipe,
42: intake pipe, 43: carburetor, 44: throttle valve, 45: weir, 46: partition,
47: first divided passage, 48: second divided passage, 49: valve stem, 50 valve body.
Claims (3)
前記スロットル弁の下流側の吸気通路を、このスロットル弁の弁軸と平行な隔壁により2分割して第1、第2の2つの分割通路を形成し、
第1分割通路は燃焼室の中央部側の吸気ポートに臨むように形成し、
第2分割通路は燃焼室の縁部側の吸気ポートに臨むように形成し、
前記第2分割通路側のスロットル弁の低開度側の弁体端部に沿って、この第2分割通路の壁面から前記吸気通路の中央側に向けて突出する吸気制限用の堰を設けてなり、
前記堰は、前記スロットル弁の弁体の回動端の軌跡に沿う形状を有し、前記弁軸より下流側に設けられていることを特徴とするエンジンの吸気通路構造。In the intake passage structure of the engine provided with a butterfly type throttle valve in the intake passage communicating with the intake port facing the combustion chamber,
The intake passage on the downstream side of the throttle valve is divided into two by a partition parallel to the valve shaft of the throttle valve to form first and second divided passages,
The first divided passage is formed so as to face the intake port on the center side of the combustion chamber,
The second divided passage is formed so as to face the intake port on the edge side of the combustion chamber,
Along the valve body end of the lower opening side of the second divided passage side of the throttle valve, provided with a weir for the intake restriction projecting toward the center side of the intake passage from the wall surface of the second divided path Become
The engine intake passage structure according to claim 1, wherein the weir has a shape along a locus of a rotation end of the valve body of the throttle valve, and is provided on the downstream side of the valve shaft .
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13513599A JP4252670B2 (en) | 1999-05-17 | 1999-05-17 | Engine intake passage structure |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13513599A JP4252670B2 (en) | 1999-05-17 | 1999-05-17 | Engine intake passage structure |
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