JP4250852B2 - 車両のフェンダ構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は車両のフェンダ構造に係り、特に、自動車等の車両の構造部材にフェンダを取り付けた車両のフェンダ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車等の車両の構造部材にフェンダを取り付けた車両のフェンダ構造においては、その一例が実開平6−27449号に示されている。
【0003】
図11に示される如く、この車両のフェンダ構造では、フロントフェンダ100における内壁部100Aに形成された段差部102に、複数の有角孔部104が穿設されており、段差部102の折れ線部分102Aに有角孔部104の角部104Aが合致している。このため、このフロントフェンダ100では、角部104Aの存在により、折れ線部102Aが変形し易くなり、図11に二点鎖線で示されるように、有角孔部104に相当するフロントフェンダ100の頂点106における変形量が大きくなる。この結果、この車両のフェンダ構造では、この有角孔部104に相当するフロントフェンダ100の頂点106に衝突体が衝突しても、その衝突エネルギーを確実に吸収できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この車両のフェンダー構造においては、有角孔部104に相当するフロントフェンダ100の頂点106に衝突体が衝突しても、また、有角孔部104に相当しないフロントフェンダ100の頂点106に衝突体が衝突しても、フロントフェンダ100における内壁部100Aが上下方向に座屈変形して衝突エネルギーを吸収する構成となっている。この結果、略上方からの衝撃荷重(図11の矢印F)によって発生する内壁部100Aにおける上下方向の座屈変形量が大きくなる。一方、内壁部100Aにおける上下方向の座屈変形量には限度があるため、衝突荷重が内壁部100Aにおける上下方向の座屈変形量を超え易く、内壁部100Aの座屈変形終了間際に荷重が上昇する。従って、この車両のフェンダー構造においては、略上方からの衝撃荷重が大きい場合には、衝突体への衝撃緩和性能が低下することが考えられる。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、衝突体へ衝撃緩和性能を向上することができる車両のフェンダー構造を得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明は、車両の構造部材にフェンダを取付部材によって取付ける車両のフェンダ構造において、
前記フェンダの前記構造部材への取付部は、前記構造部材の車両正面視で車両外側上方から車両内側下方へ向かう傾斜壁部に取付けられており、前記フェンダに略上方からの衝撃荷重が作用した場合には、前記取付部が前記傾斜壁部に沿って車両外側上方から車両内側下方へ移動可能とされていることを特徴とする。
【0007】
従って、フェンダに略上方からの衝撃荷重が作用した場合には、フェンダの構造部材への取付部が、構造部材の車両正面視で車両外側上方から車両内側下方へ向かう傾斜壁部に沿って、車両外側上方から車両内側下方へ移動する。このため、この移動によって、衝撃エネルギーの一部を吸収できるので、衝撃荷重によって発生するフェンダの座屈変形量を低減できる。この結果、フェンダにおける座屈変形可能領域内で衝撃エネルギーを吸収可能になるので、変形の最後まで低い変形荷重を得られ、衝突体への衝撃緩和性能を向上できる。
【0008】
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の車両のフェンダ構造において、前記取付部材は、前記フェンダの取付部に固定されたナットプレートと締結用ボルトであり、前記構造部材の傾斜壁部には略上方からの衝撃荷重によって、前記取付部材が移動可能な穴が形成されていることを特徴とする。
【0009】
従って、請求項1に記載の内容に加えて、略上方からの衝撃荷重が作用した場合には、構造部材の傾斜壁部に形成された穴によって、フェンダの取付部に固定されたナットプレートと締結用ボルトが、フェンダの取付部とともに構造部材の車両外側上方から車両内側下方へ向かう傾斜壁部に沿って、車両外側上方から車両内側下方へ移動する。
【0010】
請求項3記載の本発明は、請求項1に記載の車両のフェンダ構造において、前記取付部材は、前記構造部材に固定されたナットと締結用ボルトであり、前記フェンダの取付部には略上方からの衝撃荷重によって、前記取付部材に対して前記フェンダの取付部が移動可能な穴が形成されていることを特徴とする。
【0011】
従って、請求項1に記載の内容に加えて、略上方からの衝撃荷重が作用した場合には、フェンダの取付部に形成された穴によって、構造部材に固定されたナットと、締結用ボルトに対してフェンの取付部が構造部材の車両外側上方から車両内側下方へ向かう傾斜壁部に沿って、車両外側上方から車両内側下方へ移動する。
【0012】
請求項4記載の本発明は、車両の構造部材にフェンダを取付ける車両のフェンダ構造において、
略上方からの衝撃荷重によって変形する前記フェンダの第1変形部と、略上方からの衝撃荷重によって変形する前記構造部材の第2変形部と、所定の荷重以下では、前記第1変形部と前記第2変形部の変形を抑制する変形抑制部と、を有し、前記第1変形部は、前記フェンダに形成した舌状片であり、前記第2変形部は前記構造部材に形成した舌状片であり、前記変形抑制部は前記構造部材の舌状片の下方に形成した支持片であることを特徴とする。
【0013】
従って、略上方からの衝撃荷重によってフェンダの第1変形部と構造部材の第2変形部との双方の変形によって、衝撃エネルギーの一部を吸収できるので、衝撃荷重によって発生するフェンダの座屈変形量を低減できる。この結果、フェンダにおける座屈変形可能領域内で衝撃エネルギーを吸収可能となるので、変形の最後まで低い変形荷重を得られ、衝突体への衝撃緩和性能を向上できる。また、所定の荷重以下では、変形抑制部によって第1変形部と第2変形部の各変形を抑制できるため、所定の剛性を確保することができる。また、第1変形部がフェンダの舌状片であり、第2変形部が構造部材の舌状片であり、変形抑制部が構造部材の舌状片の下方に設けた支持片であるため、構造が簡単で生産し易い。
【0016】
請求項5記載の本発明は、請求項4に記載の車両のフェンダ構造において、前記構造部材の舌状片は、変形のきっかけとなる脆弱部を有することを特徴とする。
【0017】
従って、請求項4に記載の内容に加えて、舌状片の変形を脆弱部により更に促進することができるため、衝突体への衝撃緩和性能を更に向上できる。
【0018】
請求項6記載の本発明は、車両の構造部材にフェンダを取付ける車両のフェンダ構造において、
略上方からの衝撃荷重による変形の基点となる前記フェンダの車両外側面における脆弱部と、該脆弱部近傍と前記構造部材とを連結する連結部材とを有することを特徴とする。
【0019】
従って、略上方からの衝撃荷重によってフェンダが、車両外側面における脆弱部を基点として変形する。この際、脆弱部近傍と構造部材とを連結する連結部材がつっかえ棒となり、フェンダの脆弱部が確実に変形の基点になるので、衝撃荷重によって発生するフェンダの座屈変形量を低減できる。この結果、フェンダにおける座屈変形可能領域内で衝撃エネルギーを吸収可能となるので、変形の最後まで低い変形荷重を得られ、衝突体への衝撃緩和性能を向上できる。
【0020】
請求項7記載の本発明は、請求項6に記載の車両のフェンダ構造において、前記脆弱部は車両前後方向に延設された凹溝であることを特徴とする。
【0021】
従って、請求項6に記載の内容に加えて、車両前後方向に延設された凹溝によって、車両前後方向全般に渡り、衝突体への衝撃緩和性能が向上する。
【0022】
請求項8記載の本発明は、請求項7に記載の車両のフェンダ構造において、前記凹溝には装飾用のモールが取付けられていることを特徴とする。
【0023】
従って、請求項7に記載の内容に加えて、装飾用モールの取付用凹溝と、フェンダの変形の基点となる脆弱部とを兼用できる。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の車両のフェンダ構造の第1実施形態を図1〜図3に従って説明する。
【0025】
なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢印UPは車両上方方向を、矢印INは車幅内側方向を示す。
【0026】
図3に示される如く、本実施形態では、車体10のフードパネル12とフェンダ14との境界16が、前部ボンネット18の車幅方向両端部において、車両前後方向に沿って延びている。
【0027】
図1に示される如く、フードパネル(フードアウタパネルとも言う)12の車幅方向外側部の下面側には、フードインナパネル20が車両前後方向に沿って配設されている。フードインナパネル20の車両前後方向から見た断面形状は、開口部を上方へ向けた略ハット状とされており、開口部の車幅方向内側に突出形成された内側フランジ20Aがフードパネル12の下面12Aに接着剤13で結合されている。また、フードインナパネル20の開口部の車幅方向外側に突出形成された外側フランジ20Bには、フードパネル12の車幅方向外側縁部12Bがヘミング加工によって固定されている。フードパネル12とフードインナパネル20とで構成される閉断面部21は、フードパネル12の骨格を構成すると共に、フードパネル12のみに衝突体Sが衝突した場合にも充分な衝撃吸収が可能な荷重−変形特性を備えている。
【0028】
フードパネル12とフェンダ14との境界16の下方には、車両前後方向に沿って車体10の構造部材としてのエプロンアッパメンバ24が配設されており、エプロンアッパメンバ24は、エプロンアッパメンバ24の上部を構成するエプロンアッパメンバアッパ26とエプロンアッパメンバ24の下部を構成するエプロンアッパメンバロア28とで構成されている。
【0029】
エプロンアッパメンバアッパ26は開口部を下方へ向けた断面台形状となっており、車幅方向外側壁部26Aの下端部には、車幅方向外側へ向けてフランジ26Bが形成されている。一方、エプロンアッパメンバロア28は断面L字状となっており、縦壁部28Aの上端部には、車幅方向外側へ向けて横壁部28Bが形成されている。また、エプロンアッパメンバアッパ26のフランジ26Bと、エプロンアッパメンバロア28の横壁部28Bの先端部28Cとが溶着されている。エプロンアッパメンバロア28の縦壁部28Aの上端縁部における車幅方向内面28Dには、エプロンアッパメンバアッパ26の車幅方向内側壁部26Cの下端縁部26Dに溶着されている。
【0030】
従って、エプロンアッパメンバ24は、エプロンアッパメンバアッパ26とエプロンアッパメンバロア28とで車両前後方向に延びる閉断面部30を形成している。
【0031】
図1に示される如く、エプロンアッパメンバアッパ26の上壁部26Eの車幅方向内側端部と、車幅方向内側壁部26Cの上端部は、車両正面視で車両外側上方から車両内側下方へ向かう傾斜壁部26Fによって連結されいる。また、図2に示される如く、傾斜壁部26Fには、車両前後方向に沿って所定の間隔で穴32が形成されている。これらの穴32の下部32Aは、下部が車幅方向内側壁部26Cの上端部に食い込んだ矩形状となっており、上部32Bは、下部32Aの前後方向中央部から上方に伸びるスリット状に形成されている。
【0032】
図1に示される如く、フードパネル12の車幅方向外側縁部12Bに対向しているフェンダ14の車幅方向内側縁部14Aは、円弧状に湾曲されており、車幅方向内側縁部14Aからは、エプロンアッパメンバアッパ26の傾斜壁部26Fに向って傾斜壁部14Bが延設されている。
【0033】
図2に示される如く、フェンダ14における傾斜壁部14Bの下端部近傍には、車両前後方向に所定の間隔で取付穴34が穿設されており、この取付穴34には取付部材としてのナットプレート36が取付部材としてのボルト38によって固定されている。
【0034】
図1に示される如く、ナットプレート36の下片部36A側には、ナット40が固定されており、ボルト38を上片部36B側からナット40に締め込むことによって、フェンダ14における傾斜壁部14Bと、エプロンアッパメンバアッパ26の傾斜壁部26Fと、がナットプレート36の下片部36Aと上片部36Bとの間に挟持されることで、フェンダ14における傾斜壁部14Bが、エプロンアッパメンバアッパ26の傾斜壁部26Fに固定されている。
【0035】
次に本実施形態の作用を説明する。
【0036】
図1に実線で示される如く、通常の状態では、フェンダ14における傾斜壁部14Bと、エプロンアッパメンバアッパ26の傾斜壁部26Fと、がナットプレート36の下片部36Aと上片部36Bとの間に挟持されることで、フェンダ14における傾斜壁部14Bが、エプロンアッパメンバアッパ26の傾斜壁部26Fに固定されているため、フェンダ14を確実に支持することができる。
【0037】
一方、フードパネル12とフェンダ14との境界16に衝突体Sが衝突して、略上方から略下方(図1の矢印A方向)へ向けて荷重が作用した場合には、フードパネル12の境界16近傍の部位及びフェンダ14の境界16近傍の部位が、図1に二点鎖線で示される如く、下方へ変形する。
【0038】
この際、本実施形態の車両のフェンダ構造では、略上方からの衝撃荷重によってフェンダ14と、取付部材としてのナットプレート36とボルト38と、の双方が構造部材としてのエプロンアッパメンバ24に対して図1に二点鎖線で示すように略下方へ移動する。このため、この移動によって、衝撃エネルギーの一部を吸収できるので、衝撃荷重によって発生するフェンダ14の座屈変形部位14Cの変形量を低減できる。この結果、フェンダ14における座屈変形可能領域内で衝撃エネルギーを吸収可能となるので、変形の最後まで低い変形荷重が得られるようになり、衝突体Sへの衝撃緩和性能を向上できる。
【0039】
また、本実施形態では、略上方から衝撃荷重が作用した場合に、構造部材としてのエプロンアッパメンバ24に形成された穴32を通って、取付部材としてのナットプレート36とボルト38が、締結部の剪断方向(図1の矢印Bで示す車両正面視で車両外側上方から車両内側下方へ向う方向)に容易に移動できる。
【0040】
なお、略上方からの衝撃荷重によってナットプレート36とボルト38が締結部の剪断方向に容易に移動するように、ボルト38の締め付け力を管理するため、ボルト38は所定のトルクで締め付けられており、必要であれば段付きボルトを使用する。
【0041】
次に、本発明の車両のフェンダ構造の第2実施形態を図4及び図5に従って説明する。
【0042】
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
【0043】
図5に示される如く、本実施形態では、エプロンアッパメンバアッパ26の傾斜壁部26Fの上部に車両前後方向に所定の間隔を開けて取付穴44が形成されており、傾斜壁部26Fの下面側には、取付穴44と同軸的に取付部材としてのナット46が固定されている。
【0044】
一方、フェンダ14における傾斜壁部14Bの上下方向中央部には縦壁部14Dが形成されており、この縦壁部14Dには、車両前後方向に所定の間隔を開けて穴48が形成されている。これらの穴48の上部48Aは、縦壁部14Dに形成された矩形状となっており、下部48Bは、上部48Aの前後方向中央部から下方に伸び、傾斜壁部14Bの下端部14Eにスリット状に形成されている。
【0045】
図4に示される如く、穴48の下部48Bに取付部材としてのボルト50を挿入し、このボルト50をナット46に螺合することで、フェンダ14における傾斜壁部14Bの下端部14Eがボルト50とエプロンアッパメンバアッパ26の傾斜壁部26Fとで挟持され、フェンダ14がエプロンアッパメンバアッパ26の傾斜壁部26Fに固定されている。
【0046】
次に本実施形態の作用を説明する。
【0047】
図4に示される如く、通常の状態では、フェンダ14における傾斜壁部14Bの下端部14Eがボルト50とエプロンアッパメンバアッパ26の傾斜壁部26Fとで挟持され、フェンダ14が、エプロンアッパメンバアッパ26の傾斜壁部26Fに固定されているため、フェンダ14を確実に支持することができる。
【0048】
一方、フードパネル12とフェンダ14との境界16に略上方から略下方(図4の矢印A方向)へ向けて荷重が作用した場合には、フードパネル12の境界16近傍の部位及びフェンダ14の境界16近傍の部位が、図4に二点鎖線で示される如く、下方へ変形する。
【0049】
この際、本実施形態の車両のフェンダ構造では、略上方からの衝撃荷重によってフェンダ14が、取付部材としてのナット46とボルト50と構造部材としてのエプロンアッパメンバ24に対して図4に二点鎖線で示すように略下方へ移動する。このため、この移動によって、衝撃エネルギーの一部を吸収できるので、衝撃荷重によって発生するフェンダ14の座屈変形部位14Cの変形量を低減できる。この結果、フェンダ14における座屈変形可能領域内で衝撃エネルギーを吸収可能となるので、変形の最後まで低い変形荷重が得られるようになり、衝突体Sへの衝撃緩和性能を向上できる。
【0050】
また、本実施形態では、略上方から衝撃荷重が作用した場合に、フェンダ14に形成された穴48によって、フェンダ14がナット46とボルト50に対して締結部の剪断方向(図4の矢印B方向)に容易に移動できる。
【0051】
次に、本発明の車両のフェンダ構造の第3実施形態を図6及び図7に従って説明する。
【0052】
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
【0053】
図7に示される如く、本実施形態では、エプロンアッパメンバアッパ26は開口部を下方へ向けた断面コ字状となっており、エプロンアッパメンバアッパ26の上壁部26Eには、車両前後方向に所定の間隔を開けて第2変形部としての舌状片54が形成されている。舌状片54の車幅方向内側となる根元部54A近傍には、取付穴56が形成されており、舌状片54の下面側には、取付穴56と同軸的に取付部材としてのナット58が固定されている。
【0054】
また、舌状片54の車幅方向中間部には、車両前後方向からそれぞれV字状の切欠60が形成されており、脆弱部54Bとなっている。更に、舌状片54の車幅方向外側端部は、下方から変形抑制部としての支持片62よって支持されており、支持片62は、エプロンアッパメンバアッパ26の車幅方向外側壁部26Aに形成した切欠64内に切り起こしによって形成されている。
【0055】
一方、フェンダ14における傾斜壁部14Bには車両前後方向に所定の間隔を開けて第1変形部としての舌状片66が突出形成されており、舌状片66の下端部66Aには、取付穴68が形成されている。
【0056】
図6に示される如く、フェンダ14における舌状片66の取付穴68には、取付部材としてのボルト70が挿入されており、このボルト70をナット58に螺合することで、フェンダ14における舌状片66の下端部66Aがボルト70とナット58とでエプロンアッパメンバアッパ26の舌状片54に固定されている。
【0057】
なお、図7に示される如く、本実施形態では、舌状片66以外の部位においてフェンダ14の傾斜壁部14Bの上下幅Hが狭くなっており、エプロンアッパメンバ24と干渉し難くなっている。
【0058】
次に本実施形態の作用を説明する。
【0059】
図6に示される如く、通常の状態では、フェンダ14における舌状片66の下端部66Aがボルト70とナット58とでエプロンアッパメンバアッパ26の舌状片54に固定されており、舌状片54の車幅方向外側端部が、下方から変形抑制部としての支持片62よって支持されている。このため、フェンダ14を確実に支持することができる。
【0060】
一方、フードパネル12とフェンダ14との境界16に略上方から略下方(図6の矢印A方向)へ向けて、所定値以上の荷重が作用した場合には、フードパネル12の境界16近傍の部位及びフェンダ14の境界16近傍の部位が、図6に二点鎖線で示される如く、下方へ変形する。
【0061】
この際、本実施形態の車両のフェンダ構造では、エプロンアッパメンバ24の第2変形部としての舌状片54が、V字状の切欠60が形成された脆弱部54Bを基点にしてV字状に屈曲し、支持片62から外れ下方へ変形すると共に、フェンダ14の第1変形部としての舌状片66も屈曲する。この結果、舌状片54と舌状片66との双方の変形によって、衝撃エネルギーを吸収できるので、衝撃荷重によって発生するフェンダ14の座屈変形量を低減できる。この結果、フェンダ14における座屈変形可能領域内で衝撃エネルギーを吸収可能となるので、変形の最後まで低い変形荷重を得られ、衝突体Sへの衝撃緩和性能を向上できる。
【0062】
また、本実施形態では、舌状片54が変形のきっかけとなる脆弱部54Bを有するため、舌状片54の変形を更に促進することができ、衝突体Sへの衝撃緩和性能を更に向上できる。
【0063】
また、本実施形態では、舌状片54と舌状片66との双方が閉断面部30の内部に変形するため、変形した舌状片54と舌状片66が近傍の部材に干渉するのを防止できると共に全体の構成をコンパクトにできる。
また、本実施形態では、第1変形部を舌状片66とし、第2変形部を舌状片54とし、変形抑制部を舌状片54の下方に設けた支持片62としたため、構造が簡単で生産し易い。
【0064】
なお、本実施形態では、第1変形部としての舌状片66をフェンダ14と一体としたが、これに代えて、図8に示される如く、別部材とされた舌状片66をフェンダ14に固定した構成としても良い。また、本実施形態では、V字状の切欠60により脆弱部54Bを構成したが、切欠60に代えて、薄肉部等の他の脆弱部形成手段によって脆弱部54Bを構成しても良い。
【0065】
次に、本発明の車両のフェンダ構造の第4実施形態を図9及び図10に従って説明する。
【0066】
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
【0067】
図10に示される如く、本実施形態では、フェンダ14の車両外側面14Fに略上方からの衝撃荷重による変形の基点となる脆弱部としての凹溝80が、車両前後方向に延設されており、凹溝80には装飾用のモール82が取付けられている。また、この凹溝80の底部80Aには、連結部材としてのブラケット84の取付フランジ84A、84Bが固定されている。ブラケット84は、車幅方向内方へ延設されており、車幅方向内側端部84Cには取付穴86が穿設されている。
【0068】
なお、フェンダ14における傾斜壁部14Bには、ブラケット84との干渉を防止するための切欠88が形成されている。
【0069】
一方、エプロンアッパメンバアッパ26の上壁部26Eには、車両前後方向に所定の間隔を開けて取付穴90が形成されており、上壁部26Eの下面側には、取付穴90と同軸的に取付部材としてのナット92が固定されている。
【0070】
図9に示される如く、ブラケット84の取付穴86に取付部材としてのボルト94を挿入し、このボルト94をナット92に螺合することで、ブラケット84を介してフェンダ14のにおける凹溝80の底部80Aが、エプロンアッパメンバアッパ26の上壁部26Eに固定されている。
【0071】
次に本実施形態の作用を説明する。
【0072】
図9に示される如く、通常の状態では、ブラケット84を介してフェンダ14のにおける凹溝80の底部80Aが、エプロンアッパメンバアッパ26の上壁部26Eに固定されている。このため、フェンダ14を確実に支持することができる。
【0073】
一方、フードパネル12とフェンダ14との境界16に略上方から略下方(図9の矢印A方向)へ向けて、所定値以上の荷重が作用した場合には、フードパネル12の境界16近傍の部位及びフェンダ14の境界16近傍の部位が、図9に二点鎖線で示される如く、下方へ変形する。
【0074】
この際、本実施形態の車両のフェンダ構造では、フェンダ14が、車両外側面14Fにおける脆弱部としての凹溝80を基点として変形すると共に、フェンダ14における傾斜壁部14Bの下端部が、エプロンアッパメンバアッパ26の上壁部26E上を車幅内方へスライドする。この時、連結部材としてのブラケット84がつっかえ棒となり、フェンダ14の凹溝80が確実に変形の基点になるので、衝撃荷重によって発生するフェンダ14の座屈変形量を低減できる。この結果、フェンダ14における座屈変形可能領域内で衝撃エネルギーを吸収可能となるので、変形の最後まで低い変形荷重を得られ、衝突体Sへの衝撃緩和性能を向上できる。
【0075】
また、本実施形態では、フェンダ14の変形の基点となる凹溝80が、車両前後方向に延設されているため、車両前後方向全般に渡り、衝突体への衝撃緩和性能が向上する。
【0076】
また、本実施形態では、凹溝80に装飾用のモール82が取付けられているため、装飾用モール82の取付用凹溝80と、フェンダ14の変形の基点となる脆弱部を兼用できる。
【0077】
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。
【0078】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明は、車両の構造部材にフェンダを取付部材によって取付ける車両のフェンダ構造において、フェンダの構造部材への取付部は、構造部材の車両正面視で車両外側上方から車両内側下方へ向かう傾斜壁部に取付けられており、フェンダに略上方からの衝撃荷重が作用した場合には、取付部が傾斜壁部に沿って車両外側上方から車両内側下方へ移動可能とされているため、衝突体への衝撃緩和性能を向上できるという優れた効果を有する。
【0079】
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の車両のフェンダ構造において、取付部材は、フェンダの取付部に固定されたナットプレートと締結用ボルトであり、構造部材の傾斜壁部には略上方からの衝撃荷重によって、取付部材が移動可能な穴が形成されているため、請求項1に記載の効果に加えて、衝撃荷重によって取付部材が傾斜壁部に沿って車両外側上方から車両内側下方へ容易に移動可能となるという優れた効果を有する。
【0080】
請求項3記載の本発明は、請求項1に記載の車両のフェンダ構造において、取付部材は、構造部材に固定されたナットと締結用ボルトであり、フェンダの取付部には略上方からの衝撃荷重によって、取付部材に対してフェンダの取付部が移動可能な穴が形成されているため、請求項1に記載の効果に加えて、衝撃荷重によってフェンダが傾斜壁部に沿って車両外側上方から車両内側下方へ容易に移動可能となるという優れた効果を有する。
【0081】
請求項4記載の本発明は、車両の構造部材にフェンダを取付ける車両のフェンダ構造において、略上方からの衝撃荷重によって変形するフェンダの第1変形部と、略上方からの衝撃荷重によって変形する構造部材の第2変形部と、所定の荷重以下では、第1変形部と第2変形部の変形を抑制する変形抑制部と、を有し、第1変形部は、フェンダに形成した舌状片であり、第2変形部は構造部材に形成した舌状片であり、変形抑制部は構造部材の舌状片の下方に形成した支持片であるため、衝突体への衝撃緩和性能を向上できるという優れた効果を有する。また、所定の荷重以下では、所定の支持剛性を確保できると共に構造が簡単で生産し易いという優れた効果を有する。
【0083】
請求項5記載の本発明は、請求項4に記載の車両のフェンダ構造において、構造部材の舌状片は、変形のきっかけとなる脆弱部を有するため、請求項4に記載の効果に加えて、舌状片の変形を更に促進することができ、衝突体への衝撃緩和性能を更に向上できるという優れた効果を有する。
【0084】
請求項6記載の本発明は、車両の構造部材にフェンダを取付ける車両のフェンダ構造において、略上方からの衝撃荷重による変形の基点となるフェンダの車両外側面における脆弱部と、脆弱部近傍と構造部材とを連結する連結部材とを有するため、衝突体への衝撃緩和性能を向上できるという優れた効果を有する。
【0085】
請求項7記載の本発明は、請求項6に記載の車両のフェンダ構造において、脆弱部は車両前後方向に延設された凹溝であるため、請求項6に記載の効果に加えて、車両前後方向全般に渡り、衝突体への衝撃緩和性能が向上するという優れた効果を有する。
【0086】
請求項8記載の本発明は、請求項7に記載の車両のフェンダ構造において、凹溝には装飾用のモールが取付けられているため、請求項7に記載の効果に加えて、装飾用モールの取付用凹溝と、フェンダの変形の基点となる脆弱部を兼用できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3の1−1線に沿った断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る車両のフェンダー構造の一部を示す拡大斜視図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る車両のフェンダー構造が適用された車両を示す斜視図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る車両のフェンダー構造を示す図1に対応する断面図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る車両のフェンダー構造の一部を示す拡大斜視図である。
【図6】本発明の第3実施形態に係る車両のフェンダー構造を示す図1に対応する断面図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係る車両のフェンダー構造の一部を示す拡大斜視図である。
【図8】本発明の第3実施形態の変形例に係る車両のフェンダー構造の一部を示す拡大斜視図である。
【図9】本発明の第4実施形態に係る車両のフェンダー構造を示す図1に対応する断面図である。
【図10】本発明の第4実施形態に係る車両のフェンダー構造の一部を示す拡大斜視図である。
【図11】従来の実施形態に係る車両のフェンダー構造を示す側面図である。
【符号の説明】
12 フードパネル
14 フェンダ
24 エプロンアッパメンバ(構造部材)
26 エプロンアッパメンバアッパ
32 穴
34 取付穴
36 ナットプレート(取付部材)
38 ボルト(取付部材)
44 取付穴
46 ナット(取付部材)
48 穴
50 ボルト(取付部材)
54 舌状片(第2変形部)
54B 舌状片の脆弱部
58 ナット(取付部材)
62 支持片(変形抑制部)
66 舌状片(第1変形部)
70 ボルト(取付部材)
80 凹溝(脆弱部)
82 装飾用のモール
84 ブラケット(連結部材)
92 ナット(取付部材)
94 ボルト(取付部材)
Claims (8)
- 車両の構造部材にフェンダを取付部材によって取付ける車両のフェンダ構造において、
前記フェンダの前記構造部材への取付部は、前記構造部材の車両正面視で車両外側上方から車両内側下方へ向かう傾斜壁部に取付けられており、前記フェンダに略上方からの衝撃荷重が作用した場合には、前記取付部が前記傾斜壁部に沿って車両外側上方から車両内側下方へ移動可能とされていることを特徴とする車両のフェンダ構造。 - 前記取付部材は、前記フェンダの取付部に固定されたナットプレートと締結用ボルトであり、前記構造部材の傾斜壁部には略上方からの衝撃荷重によって、前記取付部材が移動可能な穴が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両のフェンダ構造。
- 前記取付部材は、前記構造部材に固定されたナットと締結用ボルトであり、前記フェンダの取付部には略上方からの衝撃荷重によって、前記取付部材に対して前記フェンダの取付部が移動可能な穴が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両のフェンダ構造。
- 車両の構造部材にフェンダを取付ける車両のフェンダ構造において、
略上方からの衝撃荷重によって変形する前記フェンダの第1変形部と、略上方からの衝撃荷重によって変形する前記構造部材の第2変形部と、所定の荷重以下では、前記第1変形部と前記第2変形部の変形を抑制する変形抑制部と、を有し、前記第1変形部は、前記フェンダに形成した舌状片であり、前記第2変形部は前記構造部材に形成した舌状片であり、前記変形抑制部は前記構造部材の舌状片の下方に形成した支持片であることを特徴とする車両のフェンダ構造。 - 前記構造部材の舌状片は、変形のきっかけとなる脆弱部を有することを特徴とする請求項4に記載の車両のフェンダ構造。
- 車両の構造部材にフェンダを取付ける車両のフェンダ構造において、
略上方からの衝撃荷重による変形の基点となる前記フェンダの車両外側面における脆弱部と、該脆弱部近傍と前記構造部材とを連結する連結部材とを有することを特徴とする車両のフェンダ構造。 - 前記脆弱部は車両前後方向に延設された凹溝であることを特徴とする請求項6に記載の車両のフェンダ構造。
- 前記凹溝には装飾用のモールが取付けられていることを特徴とする請求項7に記載の車両のフェンダ構造。
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