JP4249321B2 - ばね付勢ディスク型逆止弁 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は流体配管に取り付けて、流体の一方向の流れは許すが、その逆方向の流れは止める逆止弁に関し、特に、ディスク状弁体をばねで弁座に付勢したばね付勢ディスク型逆止弁に関する。ばね付勢ディスク型逆止弁では、ディスク状弁体の外周を弁ケーシングの内周壁で摺接案内すると共にディスク状弁体の外周と弁ケ―シングの内周壁との間に流体通過用の空き間を形成しなければならない。
【0002】
【従来の技術】
ばね付勢ディスク型逆止弁の一例が実公昭49−36740号公報に示されている。これは、入口と出口を有する弁ケ―シング内に環状弁座を設け、環状弁座の出口側にコイルばねで付勢したディスク状弁体を配置し、弁ケ―シングの内周壁にリブを設けて、リブの内面にディスク状弁体の外周を摺接させたものである。ディスク状弁体はその外周がリブの内面に当って摺接案内されると共に、流体はリブの間の空き間を通って流れる。
【0003】
また実開昭60−10964号公報に示されたばね付勢ディスク型逆止弁は、弁ケ―シングの内周壁を円筒面に形成し、ディスク状弁体の外周に突起を設けて、突起の外端を弁ケ―シングの内周壁に摺接させたものである。ディスク状弁体はその突起の外端が弁ケ―シングの内周壁に当って摺接案内されると共に、流体は突起の間の空き間を通って流れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術のばね付勢ディスク型逆止弁では、ディスク状弁体外周の下端と、このディスク状弁体外周の下端が摺接する弁ケーシング内周壁の下端とが摩耗してディスク状弁体の案内が悪くなる問題点があった。これは、ディスク状弁体は自重で下方に変位しているので、その外周の下端が常に弁ケーシング内周壁の下端に摺接するためである。
【0005】
従って、本発明の技術的課題は、ディスク状弁体外周の下端と弁ケーシング内周壁の下端との摺接を軽減することにより摩耗を軽減できるばね付勢ディスク型逆止弁を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の技術的課題を解決するために講じた本発明の技術的手段は、弁ケ―シングに入口と出口を設け、入口と出口の間に環状弁座を設け、環状弁座の出口側にディスク状弁体を配置し、ディスク状弁体の出口側にばね受けを配置し、ディスク状弁体とばね受けの間にディスク状弁体を環状弁座に付勢するばねを配置し、ディスク状弁体の外周を弁ケーシングの内周壁で摺接案内すると共にディスク状弁体の外周と弁ケ―シングの内周壁との間に流体通過用の空き間を設けたものにおいて、ディスク状弁体とばね受けの間を下方程狭く形成してばねを下部程圧縮して配置したことを特徴とするばね付勢ディスク型逆止弁にある。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明は、ディスク状弁体とばね受けの間を下方程狭く形成してばねを下部程圧縮して配置したものである。そのため、ばねはディスク状弁体を下部程強く環状弁座に付勢し、ディスク状弁体はその下端を支点に上部側が出口側に傾倒して開弁したり、あるいは上部側が下部側よりも出口側に大きく変位して開弁する機会が多くなる。そのため、ディスク状弁体外周の下端と弁ケーシング内周壁の下端との摺接が軽減され摩耗が軽減される。
【0008】
【実施例】
次に、図1を参照して本発明の技術的手段の具体例を示す実施例を説明する。図1において、本実施例の弁ケ―シング1は、図示しない入口側配管フランジと出口側配管フランジの間に配置されボルトとナットからなる締結手段によって挟持されるものである。弁ケーシング1に入口2と環状弁座3と出口4を同軸上に形成する。
【0009】
弁ケーシング1の内周壁にリブ5を4個設ける。リブ5の内面は総て同心円上に位置し出入口の軸心から等距離に形成する。環状弁座3の出口4側にディスク状弁体6を配置する。ディスク状弁体6はその直径がリブ5内面の直径よりも少し小さく、外周がリブ5の内面に緩く摺接する。リブ5の溝にばね受け7の外周を嵌めて固定する。ばね受け7は傾倒させて下部側をディスク状弁体6側に近づけて配置し、ディスク状弁体6との間を下方程狭く形成する。この下方程狭く形成したディスク状弁体6とばね受け7の間にディスク状弁体6を環状弁座3に付勢するコイルばね8を下部程圧縮させて配置する。
【0010】
ばね受け7は中心に流体通過用孔9を有し、外周側が入口2側に曲がり、更にその外周側が弁ケーシング1の内周壁側に曲がった形状で、入口2側に曲がった角にコイルばね8の一端側が嵌まり、弁ケーシング1の内周壁側に曲がった外端がリブ5の溝に嵌まる。
【0011】
入口2の流体圧力が出口4よりも高くなると、ディスク状弁体6はコイルばね8の付勢力に抗して出口4側に変位し、入口4の流体がリブ5の間の空間を通って出口4に流れる。ディスク状弁体6とばね受け7の間を下方程狭く形成し、コイルばね8を下部程圧縮して配置しているので、コイルばね8はディスク状弁体6を下部程強く環状弁座3に付勢する。そのため、ディスク状弁体6はその下端を支点に上部側が出口4側に傾倒して開弁したり、あるいは上部側が下部側よりも出口4側に大きく変位して開弁する機会が多くなり、その外周の下端と弁ケーシング1内周壁の下端との摺接が軽減され摩耗が軽減される。出口4の流体圧力が入口2よりも高くなると、ディスク状弁体6は流体圧力とコイルばね8の作用を受けて、入口2側に変位し環状弁座6に機密的に接する。
【0012】
次に、図2乃至図5を参照して本発明の技術的手段の具体例を示す別の実施例を説明する。尚、以下に述べる実施例では、図1の実施例と同一の作用を行う部材ついては同一の番号を付し、重複説明を避けることとする。
【0013】
上記図1の実施例では、ばね受け7を傾倒させてその下部側をディスク状弁体6側に近づけて配置した。これに対して、図2の実施例は、ばね受け7を予めその下部程ディスク状弁体6側に傾斜した形状に形成したものである。これにより、することにより、ディスク状弁体6とばね受け7の間を下方程狭く形成する。
【0014】
上記図1及び図2の実施例では、ばね受け7を改良したが、ばね受け7を改良することに代えて、図3の実施例のように、環状弁座3をその下部程ばね受け7側に近づけた形状に形成することにより、ディスク状弁体6とばね受け7の間を下方程狭く形成することもできる。
【0015】
図4の実施例は、ばね受け7や環状弁座3を改良することに代えて、ディスク状弁体6の下部側を厚肉に形成することにより、ばね受け7との間を下方程狭く形成したものである。
【0016】
上記図1乃至図4の実施例では、ばね受け7や環状弁座3やディスク状弁体6を夫々単独で改良したが、これらの部材の改良を組み合わせることも可能である。例えば、図5の実施例は、図1の実施例と図3の実施例を組み合わせたもので、環状弁座3をその下部程ばね受け7側に近づけて形成し、また、ばね受け7を傾倒させてその下部側を環状弁座3側に近づけて配置することにより、ディスク状弁体6とばね受け7の間を下方程狭く形成したものである。
【0017】
【発明の効果】
上記のように本発明によれば、ディスク状弁体とばね受けの間を下方程狭く形成してばねを下部程圧縮して配置することにより、ディスク状弁体外周の下端と弁ケーシング内周壁の下端との摩耗を軽減することができ、ディスク状弁体を確実に案内できると言う優れた効果を生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のばね付勢ディスク型逆止弁の実施例の断面図である。
【図2】本発明のばね付勢ディスク型逆止弁の別の実施例の断面図である。
【図3】本発明のばね付勢ディスク型逆止弁の別の実施例の断面図である。
【図4】本発明のばね付勢ディスク型逆止弁の別の実施例の断面図である。
【図5】本発明のばね付勢ディスク型逆止弁の別の実施例の断面図である。
【符号の説明】
1 弁ケーシング
2 入口
3 環状弁座
4 出口
5 リブ
6 ディスク状弁体
7 ばね受け
8 コイルばね
Claims (1)
- 弁ケ―シングに入口と出口を設け、入口と出口の間に環状弁座を設け、環状弁座の出口側にディスク状弁体を配置し、ディスク状弁体の出口側にばね受けを配置し、ディスク状弁体とばね受けの間にディスク状弁体を環状弁座に付勢するばねを配置し、ディスク状弁体の外周を弁ケーシングの内周壁で摺接案内すると共にディスク状弁体の外周と弁ケ―シングの内周壁との間に流体通過用の空き間を設けたものにおいて、ディスク状弁体とばね受けの間を下方程狭く形成してばねを下部程圧縮して配置したことを特徴とするばね付勢ディスク型逆止弁。
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