JP4244243B2 - 近赤外線吸収性ポリアゾ化合物およびその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は近赤外線を吸収するポリアゾ化合物およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、広範囲な産業分野にわたって近赤外線に関連する技術開発が注目を集めており、それに伴って優れた近赤外線吸収剤の開発もまた活発であり、既に多くの提案がなされている。
たとえば、特公昭43−25335号公報にはN,N,N’,N’−テトラキス(p−置換フェニル)−p−フェニレンジアミン類またはベンジジン類およびそれらのアルミニウム塩またはジイモニウム塩が記載されており、また、特開昭61−215662号公報、特開昭63−154767号公報、特公平1−19693号公報などにはナフタロシアニン型の化合物が記載されている。更に、特公昭63−31471号公報ではピリリウム塩誘導体が近赤外光吸収色素、フィルター用色素あるいは近赤外光増感色素として有用であり、特にレーザー光に対して極めて有効な不飽和吸収剤であることが記載されている。
【0003】
一方、特公昭60−42269号公報、特開平3−159786号公報にはアゾ化合物が提案されているが、前者は金属錯化合物であり、この場合、溶剤への溶解性や金属が離れやすいなどの問題があり、後者はモノアゾ化合物ではあるがアゾ成分のアルコキシ基あるいはアルキルアミノ基のアルキル基として比較的長鎖状のものが結合しており、やはり入手の困難な化合物である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記公知の化合物は何れもそれらの分子構造が複雑であり、また、入手困難な高価な原料が使用されており、加えて製造工程も複雑であり、目的物質の得量も決して良好とはいえない。このため製品は極めて高価なものとならざるを得ない。
更に、金属錯化合物を用いる場合には、溶剤への溶解性が悪いとか金属が離れ易い等の問題がある。
本発明は上記従来技術の問題点を解消し、近赤外線を効率的に吸収することのできるポリアゾ化合物およびその製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは入手の容易な原料を用い、製造の容易なアゾ化合物に着目して鋭意研究の結果、本発明に到達したものである。
即ち、本発明はポリアゾ化合物において、下記構造式のいずれかで示され、かつ溶剤としてジメチルホルムアミドを用いて測定した吸収カーブのピーク波長λmaxが700〜1000nmであることを特徴とする近赤外線吸収性のポリアゾ化合物及びその製造方法に関するものである。
【化1】〜【化31】
【化1】
【化2】
【化3】
【化4】
【化5】
【化6】
【化7】
【化8】
【化9】
【化10】
【化11】
【化12】
【化13】
【化14】
【化15】
【化16】
【化17】
【化18】
【化19】
【化20】
【化21】
【化22】
【化23】
【化24】
【化25】
【化26】
【化27】
【化28】
【化29】
【化30】
【化31】
製造方法は自体公知の手段により目的とする化合物を製造するもので、例えばジアゾ化可能な第一アミノ基を有する置換もしくは未置換の芳香族単環又は多環化合物、又は複素環化合物をジアゾ化し、得られたジアゾ成分と更に3−アミノ−4−メトキシアセトアニリド、2,5−ジメトキシアニリン、1−ナフチルアミンのうちの少なくとも1種と順次カップリングさせることからなり、最終のアゾ成分は該アゾ成分がカップリングして生ずるアゾ基に対してp−位に−OH基又は−OH基より誘導される基が存在するようなものであることを特徴とする上記のポリアゾ化合物の製造方法である。ここでOH基より誘導される基としては−OR,−OOCR(ただし、R:CH 3 、C 2 H 5 、C 4 H 9 等)基等が挙げられる。
【0006】
本発明のポリアゾ化合物においては、その分子中に少なくとも2個以上のアゾ基を有することおよび該アゾ基に対してp−位に−OH基または−OH基より誘導される基が存在し得るようにアゾ成分を選択することが重要である。即ち、これらの条件が満たされることによってはじめて近赤外部において吸収を示すようになる。このことは次の三つのジスアゾ化合物のそれぞれの光の吸収曲線を比較すれば明らかである。
【0007】
【化1】
【0008】
添付の図1は式(1)の、図2は式(2)の、そして図3は式(3)の光の吸収曲線を示したものである。
図1〜3から明らかなように、式(1)および(2)の吸収曲線においては可視部(400〜700nm)に強い吸収が認められるが近赤外部(700〜1000nm)には吸収がない。これに対して、式(3)の吸収曲線では可視部における吸収はほとんどなく、かわりに近赤外部に強い吸収が認められる。
【0009】
同様なことが下記のアゾ化合物においても認められる。即ち、図4および図5はそれぞれ下記の式(4)および(5)で表されるアゾ化合物の光の吸収曲線である。
【0010】
【化2】
【0011】
図から明らかなように図4においては可視部(400〜700nm)に強い吸収が認められるが、近赤外部(700〜1000nm)には全く吸収がない。一方、図5においては可視部の吸収はほとんど消え、かわりに近赤外部に強い吸収を示している。
【0012】
これらの相違は式(3)および式(5)においてアゾ基に対してp−位に存在する−OH基によってもたらされたものであることは明らかであり、この現象は本発明者らによってはじめて見出されたものである。
因みに、上記の式(1)、(2)および(3)のジスアゾ化合物は次のような手順に従って容易に合成することが出来る。即ち、4−ニトロアニリンを常法によりジアゾ化し、これを3−アミノ−4−メトキシアセトアニリドと酸性下にカップリングし、得られたモノアゾ化合物のアミノ基をさらにジアゾ化し、次いで式(1)の場合は1−(N,N−ジメチルアミノ)ナフタレンと酸性下に、式(2)の場合はβ−ナフトールと、そして式(3)の場合はα−ナフトールとそれぞれアルカリ性下にカップリングさせることにより得られる。
【0013】
なお上記化合物(3)の物理恒数は後述の実施例、表1の構造式(III)の化合物として示され、化合物(5)の物理恒数は、融点278.0〜281.3℃、λmax(DMF)830nm、モル吸光係数3.12×104を有することが確認されている。
本発明のポリアゾ化合物のうち、製造容易でモル吸光係数の高い後述の構造式(III)、(V)、(XXVI)等の化合物が特に好ましい。
【0014】
本発明において使用し得るジアゾ成分は広範囲に選択することが出来る。即ち、ジアゾ化可能な第一アミノ基を有する置換または未置換の芳香族単環または多環化合物であり、それらは複素環式基または脂環式基を有していてもよい。それらの第一アミン類の代表的な例としては、アニリン類、ナフチルアミン類、ベンジジン類、4,4’−ジアミノスチルベン類、2−アミノベンゾチアゾール(またはオキサゾールあるいはイミダゾール)類、アミノアントラキノン類、アミノクマリン類などあるいはそれらの誘導体を挙げることが出来る。また、ジアゾ化可能な第1アミノ基以外の置換基の代表的な例としては、ハロゲン原子、未置換または置換アルキル基、未置換または置換アルケニル基、未置換または置換アルコキシ基、未置換または置換フェノキシ基、アセチルアミノ基、モノまたはジアルキル置換アミノ基、モノまたはジヒドロキシアルキル置換アミノ基、未置換または置換フェニルアミノ基、ニトロ基、シアノ基、カルボキシル基、カルボキシアミド基、スルホン酸基、スルホニルアミド基などの基を1個または複数個あるいは異種の置換基を同時に有していてもよい。
【0015】
上記化合物群の代表的な具体例を以下に示す。実施例で挙げられている以外の第一アミン類の化合物例は次のとおりである。
【0016】
【化3】
【0017】
【化4】
【0018】
実施例で挙げられている以外のジアゾ化可能な第一アミノ基を有する化合物例は次のとおりである。
【0019】
【化5】
【0020】
上記のジアゾ成分とカップリングさせる第一のアゾ成分もまた広範囲に選択することができる。しかし、それらのアゾ成分はジアゾ成分とカップリングすることができ、さらにジアゾ化可能な第一アミノ基または第一アミノ基に変えうる置換基を有するものの中から選択することが必要である。
【0021】
同様にして上記の条件を満足する第二、第三のアゾ成分とカップリングさせてジスアゾ、トリスアゾ、テトラキスアゾ化合物を合成することができるが、最終のアゾ成分については該アゾ成分がカップリングして生ずるアゾ基に対してp−位に−OH基または−OH基より誘導される基が存在するようなものを選択することが必要である。
【0022】
上記の条件を満足するように合成されたポリアゾ化合物は何れも近赤外部に強い吸収を持ち、近赤外線吸収剤として、コンパクトディスク、レーザーディスク、光メモリーディスク、光カード等の光記録媒体、液晶表示装置、光学文字読取機など、あるいは光導電材料、近赤外線吸収フィルター、感熱転写、感熱紙、感熱孔版等の光熱変換剤、自動車または建材などの熱線遮光剤に用いることができる。
【0023】
【実施例】
以下に実施例および参考例を掲げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの例にのみ限定されるものではない。
実施例に示されているλmax(DMF)は、吸収カーブのピーク波長を表しDMFは測定に用いた溶剤(ジメチルホルムアミド)である。また、εは分子吸光係数(モル吸光係数)でモル濃度あたりの吸光度を表し、吸光能力の指標となる。吸光係数の測定機器としてはHITACHI V−2010型(商品名)の自記分光光度計を用いた。
【0024】
(実施例1)
【化6】
【0025】
▲1▼ 4−ニトロアニリンのジアゾ化および1−ナフチルアミンとのカップリング4−ニトロアニリン4.1g(0.03モル)を35%塩酸12ml、水100mlの混合液中に加え、加熱溶解し、5〜10℃に冷却した。これを上記温度に保って攪拌しながら亜硝酸ソーダ2.3g(0.033モル)を少量の水に溶かして徐々に加え、同温度で約3時間攪拌した後、残存する亜硝酸ソーダをスルファミン酸で消去した。このようにして4−ニトロアニリンのジアゾ化溶液が得られた。
【0026】
一方、1−ナフチルアミン4.7g(0.033モル)をDMSO(ジメチルスルフォキシド)20mlに溶解し、この中に上記のジアゾ化液を5〜10℃に保ちながら加え、酢酸ソーダでpHを3〜4に維持し、約3時間カップリング反応を行った。次いで、ソーダ灰を用いてpHを微アルカリ性とし80℃まで昇温させた後放冷した。生成したモノアゾ化合物をろ過、水洗、乾燥した。得量8.6g、収率98%。
【0027】
【化7】
【0028】
▲1▼で得られた上記のモノアゾ化合物2.0g(0.0068モル)を250mlのDMSOに溶解し、35%塩酸15mlを加え、15〜20℃で攪拌しながら当量の亜硝酸ソーダを少量の水に溶かして加え、上記の温度で約5時間ジアゾ化を行った。
【0029】
一方、1−ナフトール1.1g(0.0076モル)を当量の苛性ソーダおよび200mlの水と共に溶解し、12gのソーダ灰を加え、5〜10℃に保って攪拌しながらこの中に上記のジアゾ化液を滴下した。全体を微アルカリ性に保ち、15〜20℃で約5時間攪拌した後80℃に昇温してカップリング反応を完結させた。次いで、放冷し、固形分をろ過、水洗した後さらに少量のエタノールで洗浄し乾燥した。こうして前述の式で表される黒紫色粉末状のジスアゾ化合物2.3gが得られた。
この化合物は、mp:239〜243.2℃、λmax(DMF):839nm、ε:6.31×104 を有し、近赤外部に強い吸収を示し、近赤外線吸収剤として使用することができた。
【0030】
本例において、4−ニトロアニリンの代わりに当量の4−アニシジンを用いて同様に反応を進めれば次の式で表されるジスアゾ化合物が得られ、mp:123.1〜126.2℃、λmax(DMF):704nm、ε:2.77×104 を示した。この化合物もまた近赤外線吸収剤として使用し得る。
【0031】
【化8】
【0032】
(実施例2)
【化9】
【0033】
▲1▼ アニリンのジアゾ化および3−アミノ−4−メトキシアセトアニリドとのカップリング
4.7g(0.05モル)のアニリンを酸性下で常法によりジアゾ化した。一方、9.0g(0.05モル)の3−アミノ−4−メトキシアセトアニライドを35%塩酸20mlおよび水200mlと共に溶解し、この液を5〜10℃で攪拌しながらこの中にアニリンのジアゾ化液を滴下した。この間酢酸ソーダで反応液のpHを3〜4に維持し、上記の温度で約3時間カップリング反応を行った。次いでソーダ灰により反応液のpHを微アルカリ性とし80℃まで昇温して反応を完結させた。これを放冷し、生成したモノアゾ化合物をろ過、水洗、乾燥した。
【0034】
【化10】
【0035】
▲1▼で得られた上記の式で表されるモノアゾ体2.8g(約0.01モル)を250mlのDMSOに溶解し、35%塩酸15mlを加え、15〜20℃に保って攪拌しながらこの中に当量の亜硝酸ソーダを少量の水に溶かした液を注加し、上記温度で約5時間ジアゾ化を行った。
【0036】
一方、1−ナフトール1.6g(0.011モル)を当量の苛性ソーダおよび200mlの水と共に溶解し、10gのソーダ灰を加え、5〜10℃で攪拌しながらこの中に上記のジアゾ化液を滴下した。全体を微アルカリ性に保ちながら15〜20℃で約5時間攪拌した後、80℃に昇温してカップリング反応を完結させた。次いで放冷し、固形分をろ別、水洗し、さらに少量のエタノールで洗浄し、乾燥した。
このようにして得られた粉末は前記の式で表されるジスアゾ化合物であり、mp:119.5〜122.3、λmax(DMF):713nm、ε:2.23×104 を示した。
【0037】
(実施例3)
【化11】
【0038】
20mlの濃硝酸に2−トリフルオロメチル−4−ニトロアニリン2.06g(0.01モル)を溶解し、0〜5℃で40%ニトロシル硝酸3.5g(0.011モル)を加え、徐々に昇温し、15〜20℃で約3時間攪拌してジアゾ化を行った。一方、1−ナフチルアミン1.58g(0.011モル)を水300mlに分散し、これにスルファミン酸3gを添加し、0〜5℃で攪拌しながらこの中に上記のジアゾ化液を滴下した。この間、酢酸ソーダを用いてpHを3〜4に維持し徐々に昇温し室温にて約3時間攪拌した。さらに、苛性ソーダでpHを7〜8に中和した後80℃まで昇温してカップリング反応を完結させた。生成したモノアゾ体をろ別、よく水洗して乾燥した。このモノアゾ体は得量3.4g(94.4%)、mp.238.2〜241.5℃であった。
【0039】
【化12】
【0040】
150mlのDMSOに4.3g(0.012モル)の上記モノアゾ体を溶解し、濃塩酸(35%)20mlを添加して塩酸塩とした後、15〜20℃に保って攪拌しながらこの中に1.4gの亜硝酸ソーダを20mlの水に溶かした液を滴下した。同温度で3時間ジアゾ化反応を行った後、過剰の亜硝酸をスルファミン酸にて消去した。一方、1−ナフトール2.0g(0.014モル)を少量の苛性ソーダおよび水200mlと共に溶解し、さらにソーダ灰20gを加えて5〜10℃に保って攪拌しながらこの中に上記のジアゾ化液を注加した。徐々に昇温して室温にて約5時間攪拌し、次いで90℃に昇温した後放冷した。固形分をろ別し、水洗後さらにエタノールで洗浄し乾燥した。
こうして得られた粉末は前記の式で表される近赤外線吸収性ジスアゾ化合物であり、mp.186.1〜189.2℃、λmax(DMF):863nm、ε:3.54×104 を示した。
【0041】
本例▲2▼において、1−ナフトールとのカップリング反応を行う前に再度1−ナフチルアミンと酸性下でカップリングさせた後、得られたジスアゾ体の末端アミノ基をさらにジアゾ化し、次いで、1−ナフトールとアルカリ性下にカップリングさせることにより下記の式で表されるトリスアゾ化合物が得られ、この化合物もまた近赤外部の光に対して強い吸収を示した。
【0042】
【化13】
【0043】
(実施例4)
【化14】
【0044】
▲1▼ 3−(4’−アミノフェニル)−7−アミノクマリンのテトラゾ化および3−アミノ−4−メトキシアセトアニライドとのカップリング
5.0gの3−(4’−アミノフェニル)−7−アミノクマリンを100mlのDMSOに溶解し、これに亜硝酸ソーダ4.0gを20mlの水に溶かして加え、この混合液を35%塩酸20mlおよび水100mlから成る溶液中に15〜20℃で添加し、同温度にて6時間攪拌してテトラゾ化反応を行った後、過剰の亜硝酸をスルファミン酸にて消去した。
【0045】
一方、3−アミノ−4−メトキシアセトアニライド7.6gを100mlのDMSOに溶解し15〜20℃に保って攪拌しながらこの中に上記のテトラゾ化液を添加し、同温度で5時間反応させた。この間、酢酸ソーダで反応混合物のpHを3〜4に維持した。次いで、ソーダ灰でpHを8〜9程度の弱アルカリ性とし、80℃まで徐々に昇温してカップリング反応を完結させた。放冷後生成したジスアゾ化合物をろ別し、水およびエタノールにて順次洗浄後乾燥した。得量12.0g(94.5%)。
【0046】
▲2▼ ▲1▼で得られたジスアゾ化合物のテトラゾ化および1−ナフトールとのカップリング
▲1▼で得たジスアゾ化合物1.27gを200mlのDMSOに溶解し、35%塩酸20mlを加えて塩酸塩とした後、0.6gの亜硝酸ソーダを5mlの水に溶解した液を15〜20℃で攪拌下に加えテトラゾ化した。
【0047】
一方、1−ナフトール0.63gを少量の苛性ソーダおよび150mlの水と共に溶解し、10℃以下の温度で上記のテトラゾ化液を加えた。室温で約6時間攪拌した後80℃に昇温し、次いで放冷し、生成した固形分をろ別、水洗の後、さらにエタノールで洗浄し、次いで乾燥した。こうして得られた濃紫色の粉末〔1.55g(82.0%)〕は前記の式で表される近赤外線吸収性のテトラキスアゾ化合物であり、mp:261〜264.2℃、λmax(DMF):803、ε:371×104 を示した。
【0048】
(実施例5)
【化15】
【0049】
▲1▼ 4,4’−ジアミノスチルベン−2,2’−ジスルホン酸のテトラゾ化および3−アミノ−4−メトキシアセトアニライドとのカップリング
3.7gの4,4’−ジアミノスチルベン−2,2’−ジスルホン酸(DAS)を100mlの水に分散させソーダ灰にて微アルカリ性となるように溶解し、この中に1.5gの亜硝酸ソーダを少量の水に溶かした液を添加した。一方、35%塩酸10mlを100mlの水に溶解し、5〜10℃に保って攪拌しながらこの中に前記のDASおよび亜硝酸ソーダの混合液を滴下した。同温度で約3時間テトラゾ化反応を行った後、過剰の亜硝酸をスルファミン酸にて消去した。
【0050】
3−アミノ−4−メトキシアセトアニライド3.8gをDMSO20mlに溶解し、5〜10℃で攪拌しながらこの中に上記のテトラゾ化液を滴下した。この間、酢酸ソーダにて反応混合物のpHを3〜4に維持し、上記の温度に約5時間保った。次いで、苛性ソーダでpHを7〜8とし、80℃まで昇温してカップリング反応を完結させた。全体の5%のNaClにて塩析し、目的物を析出させこれを室温でろ過、乾燥した。
【0051】
▲2▼ ▲1▼で得たジスアゾ化合物のテトラゾ化および1−ナフトールとのカップリング
▲1▼で得たジスアゾ化合物3.4gを100mlの水およびソーダ灰と共に微アルカリ性となるように溶解し、さらに、亜硝酸ソーダ0.7gを少量の水に溶かした液を添加した。一方、35%塩酸5mlおよび水100mlから成る溶液を5〜10℃で攪拌しながらこの中に上記のジスアゾ化合物、亜硝酸ソーダ混合液を滴下した。10℃付近で約3時間攪拌してジスアゾ化合物のテトラゾ化を完了した。次いで、過剰の亜硝酸をスルファミン酸にて消去した。
【0052】
1.5gの1−ナフトールを苛性ソーダおよび100mlの水と共に微アルカリ性となるように溶解し、さらに5gのソーダ灰を添加した。これを10℃以下で攪拌しながらこの中に上記のテトラゾ化液を滴下した。さらに室温で数時間攪拌した後80℃に昇温してカップリング反応を完結させた。次いで、全体の5%のNaClにて塩析し、放冷後析出した濃紫色の固体をろ別し乾燥する。3.8gの粉末が得られた。
こうして得られたテトラキスアゾ化合物は水溶性の近赤外線吸収性化合物であり、λmax(DMF):749nm、ε:2.42×104 を示した。
【0053】
(実施例6)
【化16】
【0054】
本文中式(3)のジスアゾ化合物4.8gをDMSO300mlに溶解し、10%炭酸ナトリウム水溶液20mlを加え、100℃に保って攪拌しながらこの中にジメチル硫酸3.0gを滴下した。さらに同温度で約3時間攪拌した。放冷後、析出した結晶をろ別、水洗し、さらにエタノールで洗浄して乾燥すると上記の式で表されるジスアゾ化合物が得られた。
該ジスアゾ化合物もまた近赤外線吸収性を有し、mp:212.5〜217.5℃、λmax:831nm(DMF)およびε:2.10×104 を示した。
【0055】
以下、同様にして下記表1に掲げるポリアゾ化合物を合成したが、それらは何れも近赤外部の光に対して強い吸収を有するので、近赤外線吸収剤として各種の用途に使用し得る。
【0056】
【表1】
【0057】
【表2】
【0058】
【表3】
【0059】
上記表1中の構造式(I)〜(XXVI)の化合物は次のように表される。
【0060】
【化17】
【0061】
【化18】
【0062】
【化19】
【0063】
【化20】
【0064】
【化21】
【0065】
【化22】
【0066】
以上のようにして合成された本発明の近赤外線吸収性ポリアゾ化合物は各種のポリマー、例えばポリメチルメタクリレートなどのアクリル系樹脂、ポリスチレン、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニルなどのようなビニル重合体、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン樹脂中に添加して、これを適当な形態、例えば、チップ状、板状、シート状、フィルム状あるいは糸状などに成形することにより使用することができる。
【0067】
(参考例1)
20gのポリメチルメタクリレートをアセトン30g、トルエン30gおよびジメチルホルムアミド(DMF)26.7gから成る混合溶媒に溶解した溶液に、実施例1で得た近赤外線吸収性ジスアゾ化合物0.2gを添加して溶解し、この溶液をキャスティング法により、厚さ0.05mmのフィルムとした。該フィルムは可視部の光はよく透過し、近赤外部の光は高率で吸収した。従って、このフィルムは近赤外線カットフィルターとして各種の用途に使用することが出来る。
【0068】
(参考例2)
実施例3で得られた本発明の近赤外線吸収性ジスアゾ化合物をメチルセロソルブにて6%濃度となるように溶解した塗液を調製し、これを厚さ1.2mm、外径120mm、内径15mmのポリカーボネート樹脂製のディスク基板上に、スピンコート法により膜厚が120mmとなるように塗布した。この塗膜上に金を膜厚が70mmとなるように真空蒸着させ、さらに、この上に紫外線硬化型の樹脂をコーティングして全体の保護コート膜とした。このようにして得られた光記録媒体は近赤外光領域の吸収が良好であり、安定した光学特性が得られた。
【0069】
【発明の効果】
入手容易な原料を用いて比較的簡単に合成することができ、近赤外線を効率的に吸収することのできるポリアゾ化合物を提供する。本発明のポリアゾ化合物は、何れも近赤外部に強い吸収を持ち、近赤外線吸収剤として、コンパクトディスク、レーザーディスク、光メモリーディスク、光カード等の光記録媒体、液晶表示装置、光学文字読取機など、あるいは光導電材料、近赤外線吸収フィルター、感熱転写、感熱紙、感熱孔版等の光熱変換剤、自動車または建材などの熱線遮光剤に用いることがてきる。
【図面の簡単な説明】
【図1】比較用ジスアゾ化合物(1)の吸収曲線を示すグラフ。
【図2】比較用ジスアゾ化合物(2)の吸収曲線を示すグラフ。
【図3】本発明のジスアゾ化合物(3)の吸収曲線を示すグラフ。
【図4】比較用ジスアゾ化合物(4)の吸収曲線を示すグラフ。
【図5】本発明のジスアゾ化合物(5)の吸収曲線を示すグラフ。
Claims (2)
- ジアゾ化可能な第一アミノ基を有する置換もしくは未置換の芳香族単環又は多環化合物、又は複素環化合物をジアゾ化し、得られたジアゾ成分と更に3−アミノ−4−メトキシアセトアニリド、2,5−ジメトキシアニリン、1−ナフチルアミンのうちの少なくとも1種と順次カップリングさせることからなり、最終のアゾ成分は該アゾ成分がカップリングして生ずるアゾ基に対してp−位に−OH基又は−OH基より誘導される基が存在するようなものであることを特徴とする請求項1に記載の近赤外線吸収性ポリアゾ化合物の製造方法。
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