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JP4242643B2 - ベンズオキサジノン誘導体、その製造および使用 - Google Patents

ベンズオキサジノン誘導体、その製造および使用 Download PDF

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JP4242643B2
JP4242643B2 JP2002537744A JP2002537744A JP4242643B2 JP 4242643 B2 JP4242643 B2 JP 4242643B2 JP 2002537744 A JP2002537744 A JP 2002537744A JP 2002537744 A JP2002537744 A JP 2002537744A JP 4242643 B2 JP4242643 B2 JP 4242643B2
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マービン・トンプソン
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Description

【0001】
(技術分野)
本発明は、新規化合物、その製法、該化合物を含有する医薬組成物およびその医薬としての使用に関する。さらに詳しくは、本発明は新規なベンズオキサジノン誘導体およびそのCNSおよび他の障害の治療および/または予防における利用に関する。
【0002】
(従来技術)
WO97/45419は、精神病および統合失調症の治療に有用であると特許請求されている、ドパミンD受容体アンタゴニストとしての一連のベンズオキサジノン化合物を開示する。EP0900792A1は、CNS障害の治療に有用であると特許請求されている、5−HT受容体アゴニストとしての一連のピペラジンおよびピペリジン誘導体を開示する。
アルティガス(Trends in Pharmacological Sciences、Vol. 14、262、1993)は、5−HT1A受容体アンタゴニストと選択的セロトニン再摂取阻害剤(SSRI)の同時投与が抗鬱病活性の改善をもたらす可能性のあることを示唆する。特許出願WO 00/40580およびWO 00/40581は共に、かかる組み合わせ活性プロフィールを有すると特許請求されている、一連のベンズオキサジン誘導体を開示する。
【0003】
この度、5−HT型受容体に対して高いアフィニティを有し、および/または強力なセロトニン再摂取阻害活性を有する、一連の新規なベンズオキサジノン化合物が見出された。したがって、本発明は、第1の態様において、式(I):
【化7】
Figure 0004242643
【0004】
[式中、
Arはフェニル、ナフチル、単環式ヘテロ芳香族基または二環式ヘテロ芳香族基であり、ここでAr基は、同一または異なる、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C1−6アルキル、トリフルオロメタンスルホニルオキシ、ペンタフルオロエチル、C1−6アルコキシ、アリールC1−6アルコキシ、C1−6アルキルチオ、C1−6アルコキシC1−6アルキル、C3−7シクロアルキルC1−6アルコキシ、C1−6アルカノイル、C1−6アルコキシカルボニル、C1−6アルキルスルホニル、C −6アルキルスルフィニル、C1−6アルキルスルホニルオキシ、C1−6アルキルスルホニルC1−6アルキル、アリールスルホニル、アリールスルホニルオキシ、アリールスルホニルC1−6アルキル、C1−6アルキルスルホンアミド、C1−6アルキルアミド、C1−6アルキルスルホンアミドC1−6アルキル、C1−6アルキルアミドC1−6アルキル、アリールスルホンアミド、アリールカルボキシアミド、アリールスルホンアミドC1−6アルキル、アリールカルボキシアミドC1−6アルキル、アロイル、アロイルC1−6アルキル、アリールC1−6アルカノイル、ROCO(CH)s、RCON(R)(CH)s、RNCO(CH)sまたはRNSO(CH)s基(ここで、RおよびRは、各々、独立して、水素原子またはC1−4アルキルであるか、RおよびRはC3−6アザシクロアルカンまたはC3−6(2−オキソ)アザシクロアルカン環の一部を形成し、sは0または1ないし4の整数である)およびAr−Z(ここで、Zは単結合、O、SまたはCHであり、Arはフェニルまたは単環式ヘテロ芳香族基であって、該Ar基は、同一または異なる、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、トリフルオロメチル、C1−6アルキル、C1−6アルコキシまたはC1−6アルカノイルからなる群より選択される、1ないし3個の置換基により置換されていてもよい)からなる群より選択される、1ないし4個の置換基で置換されていてもよく;
【0005】
Arがフェニルまたは単環式ヘテロ芳香族基である場合、相互にオルト位にある置換基は結合して5−または6−員環を形成してもよく;
は水素、C1−6アルキル、C3−6アルケニル、C3−6アルキニルまたはアリールC1−6アルキルであり;
はハロゲン、C1−6アルキル、シアノ、CF、C1−6アルカノイル、C1−6アルコキシまたはヒドロキシであり;
XはCHまたはNであり;
Yは単結合、OまたはC=Oであり;
pは0、1または2であり;
rは0、1、2または3であり;
mは2、3または4であり;
nおよびqは、独立して、1または2である]
で示される化合物またはその医薬上許容される塩を提供する。
【0006】
単独で、または他の基の一部として用いられる、アルキル基は、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシルならびにその分岐状異性体、例えば、イソプロピル、t−ブチル、sec−ブチルなどを包含する。「C1−4アルキル」および「C1−6アルキル」は、各々、1ないし4個の炭素原子および1ないし6個の炭素原子を有する、すべての異性体の形態にある、アルキル基をいう。かくして、C1−4アルキルは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチルおよびtert−ブチルを包含するであろう。C1−6アルキルは、加えて、ペンチル、ネオペンチル、sec−ペンチル、n−ペンチル、イソペンチル、tert−ペンチルおよびヘキシルを包含するであろう。
「ハロゲン」なる語は、本明細書において、特記しない限り、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素から選択される基を記載するように用いられる。
【0007】
本明細書で用いる場合、単独または他の基の一部のいずれかである、「アリール」なる語は、特記しない限り、1またはそれ以上のハロゲン、C1−6アルキル、CF、シアノ、ヒドロキシ、C1−6アルカノイルまたはC1−6アルコキシで置換されていてもよい、フェニル、ピリミジン、ピラジンまたはナフチルなどの芳香族炭素環または複素環基を言うことを意図とする。本明細書で用いる場合、単独または他の基の一部である、「ナフチル」なる語は、特記しない限り、1−ナフチルおよび2−ナフチル基の両方を言うことを意図とする。
「単環式ヘテロ芳香族基」なる語は、酸素、窒素および硫黄から選択される1ないし4個のヘテロ原子を含有する安定した5または6員のヘテロ芳香族環を言うのに用いられる。かかる基の適当な例は、チエニル、フラニル、ピロリル、トリアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、オキサジアゾリル、イソチアゾリル、イソキサゾリル、チアジアゾリル、ピリジル、ピリミジル、トリアジニル、ピリダジルおよびピラジニルを包含する。
【0008】
「二環式ヘテロ芳香族基」なる語は、酸素、窒素および硫黄から選択される1ないし4個のヘテロ原子を含有する安定した6,5または6,6ヘテロ芳香族環を言うのに用いられる。かかる基の適当な例は、インドリル、キノリニル、イソキノリニル、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル、バンズイミダゾリル、インダゾリル、4−、5−、6−または7−アザインドリル、ベンゾチアゾリル、ベンズオキサゾリル、ベンズイソキサゾリル、ベンズイソチアゾリル、キナゾリニル、キノキサリニル、シンノリニルおよびナフチリジニルを包含する。
「C1−6アルコキシ」なる語は、1ないし6個の炭素原子を有する直鎖または分岐鎖アルコキシ(または「アルキルオキシ」)基、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ、ペントキシ、ネオペントキシ、sec−ペントキシ、n−ペントキシ、イソペントキシ、tert−ペントキシおよびヘキソキシをいう。
【0009】
「C1−6アルキルチオ」なる語は、1ないし6個の炭素原子を有する直鎖または分岐鎖アルキルチオ基、例えば、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、イソブチルチオ、sec−ブチルチオ、tert−ブチルチオ、ペンチルチオ、ネオoペンチルチオ、sec−ペンチルチオ、n−ペンチルチオ、イソペンチルチオ、tert−ペンチルチオおよびヘキシルチオをいう。
「アリールC1−6アルコキシ」なる語は、C1−6アルコキシ基により連結されているアリール基をいう。例えば、フェニルメトキシ、フェニルエトキシ、ナフチルメトキシ、ナフチルエトキシ、フェニルプロポキシ、ナフチルプロポキシ、フェニルブトキシおよびナフチルペントキシが挙げられる。
「C3−7シクロアルキルC1−6アルコキシ」なる語は、C1−6アルコキシ基に結合した、3ないし7個の炭素原子からなるシクロアルキル基(例えば、シクロプロパン、シクロブタン、シクロペンタン、シクロヘキサンおよびシクロヘプタン)をいう。
「C1−6アルカノイル」なる語は、1ないし6個の炭素原子を有するアルカノイル基、例えば、メタノイル(または「ホルミル」)、エタノイル(または「アセチル」)、プロパノイル、ブタノイル、ペンタノイルおよびヘキサノイルをいう。
【0010】
「アロイル」なる語は「アリール−CO」(「アリール」は上記と同じ)を有する基をいう。
「C3−6アザシクロアルカン環」なる語は、3ないし6個の炭素原子を含有するシクロアルカン環であって、その炭素原子の1またはそれ以上は窒素原子により置き換えられている。例えば、アジリジニル、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニルおよびアゼパニルが挙げられる。
「C3−6(2−オキソ)アザシクロアルカン環」は、さらにC=O基を含有する、C3−6アザシクロアルカン環、例えば、環状アミドまたはラクトンをいう。例えば、アジリジン−2−オン、アゼチジノン、ピロリジノン、ピペリジノンおよびアゼパノンが挙げられる。
「C3−6アルケニル」なる語は、1またはそれ以上のC=C結合を含有し、3ないし6個の炭素原子を有する、すべての異性体形態の不飽和炭化水素基、例えば、プロペニル、ブテニル、ペンテニルおよびヘキセニルをいう。
【0011】
「C3−6アルキニル」なる語は、1またはそれ以上の炭素−炭素の三重結合を含有し、3ないし6個の炭素原子を有する、すべての異性体形態の不飽和炭化水素基、例えば、プロピニル、ブタンジイリジン、ブテニリジン、ブチリジン、ペンテニニルおよびペンチリジンをいう。
好ましくは、Arはフェニル、ナフチル、インドリル、キノリニル、キナゾリニル、インダゾリル、イソキノリニル、シンノリニルまたはベンゾフラニルであり、この基は所望により上記したように置換されていてもよい。
Ar上の置換基がさらなるAr−Zである場合、Arは、所望により上記したように置換されていてもよい単環式ヘテロ芳香族基(特に、イソキサゾリル)であることが好ましい。好ましくはZは単結合である。
【0012】
Ar基がフェニルまたは単環式ヘテロ芳香族基であり、Ar基上の相互にオルト位にある任意の置換基が結合して5−または6−員環を形成する場合、得られる二環式系の好ましい例として、2,3−ジヒドロベンゾ[b]フラニル、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b]ピラニル、2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロベンゾ[b]フラニル、2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b]ピラニル,または5−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロナフチルが挙げられる。該基は所望によりさらに上記した置換基により置換されていてもよい。
Arの好ましい任意の置換基は、上記したように、ハロゲン(特に、フルオロまたはクロロ)、C1−6アルキル(特に、メチル、エチルおよびプロピル)、シアノ、CF、C1−6アルコキシ(特に、メトキシ、エトキシまたはイソプロポキシ)、C1−6アルカノイルまたはAr−Z基である。
【0013】
置換基を含んでいてもよい、特に好ましいAr基が4−インドリル、4−インドリル(2−CN)、5−キノリニル、5−キノリニル(2−Me)、8−キノリニル、1−イソキノリニル、ナフチル、フェニル(2−CN)、フェニル(2,3−ジクロロ)、フェニル(3−Br)、フェニル(3−Me)、フェニル(3−CF)、フェニル(2−プロピル)、フェニル(2−CN、4−F)、フェニル(2−(5−イソキサゾリル)、フェニル(3−エチル−4−Cl)、2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロベンゾ[b]フラン−7−イル、(5−F)−2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロベンゾ[b]フラン−7−イル、(6−F)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b]ピラニル、(2,2−ジメチル)3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b]ピラニル、5−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロナフト−1−イル、7−(2,3−ジヒドロベンゾフラニル)、7−(2−メチル)ベンゾ[b]フラニル、7−ベンゾ[b]フラニル、5−キノリニル(2−Me、8−Cl)、5−キノリニル(2−Me、8−F)、5−キノリニル(2−Me、7−Cl)、5−キノリニル(2−Me、7−F)および5−キナゾリニル(2−Me)である。
置換基を含んでいてもよい、特に最も好ましいAr基が5−キノリニル(2−Me)、5−キノリニル(2−Me、7−Cl)、5−キノリニル(2−Me、7−F)および5−キナゾリニル(2−Me)である。
【0014】
がC1−6アルキルである場合、メチルが好ましい基である。好ましくは、Rは水素またはメチルである。
rが0以外の数である場合、好ましい置換基はハロゲン(特に、フルオロまたはクロロ)、C1−6アルキル(特に、メチルまたはエチル)、シアノ、C1−6アルカノイルまたはCFを包含する。
好ましくは、mは2である。
nが2である場合、qは1であることが好ましい。
好ましくは、rは0、1または2である。
好ましくは、Rはハロゲン、特に、フルオロである。
好ましくh、Yは酸素であるか、または単結合である。Yが酸素である場合、好ましくはpは0または1である。Yが単結合である場合、Xおよびベンズオキサジノン基がCH基で連結されるように、pは1であることが好ましい。
【0015】
本発明の好ましい化合物は、実施例E1−E167(下記に示す)およびその医薬上許容される塩である。本発明の特に好ましい化合物は:
6−(4−(1−(2−(4−1H−インドリルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
6−(4−(1−(2−(4−(2−シアノ)−1H−インドリルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
6−(4−(1−(3−(2−(5−イソキサゾリル)フェノキシ)プロピル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
6−(4−(1−(2−(5−キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
6−(4−(1−(3−(2−シアノフェノキシ)プロピル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
6−(4−(1−(3−(7−(2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ)ベンゾ[b]フラニルオキシ)プロピル)ピペリジニル)−オキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
6−(4−(1−(2−(7−(2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ)ベンゾ[b]フラニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
6−(4−(1−(2−(1−ナフチルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
(±)−6−(3−(1−(3−(2−シアノフェノキシ)プロピル)ピペリジニル)メトキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
(±)−6−(3−(1−(3−(2−シアノフェノキシ)プロピル)ピロリジニル)メトキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
【0016】
6−(4−(1−(3−(2−(5−イソキサゾリル)フェノキシ)プロピル)ピペラジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
6−(4−(1−(2−(5−(3−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
6−(4−(1−(2−(5−シンノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
6−(4−(1−(2−(4−(1,2−ジヒドロ)ベンゾ[b]フラニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
6−(4−(1−(2−(4−(1H)−インダゾリルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
4−メチル−6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1,3]オキサジン−3−オン、
6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペラジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
6−(4−(1−(3−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)プロピル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
【0017】
6−(4−(1−(3−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)プロピル)ピペラジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
6−(4−(1−(3−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)プロピル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
4−メチル−6−(4−(1−(3−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)プロピル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
4−メチル−6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
6−(4−(1−(2−(5−(8−クロロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
4−メチル−6−(4−(1−(3−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)プロピル)ピペリジニル)−メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
6−(4−(1−(2−(5−(8−クロロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
6−(4−(1−(2−(5−(8−フルオロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
6−(4−(1−(2−(5−(8−フルオロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
6−(4−(1−(2−(5−(8−フルオロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
【0018】
6−(4−(1−(2−(5−(8−フルオロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
6−(4−(1−(2−(5−(7−クロロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
6−(4−(1−(2−(5−(7−クロロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
6−(4−(1−(2−(5−(7−クロロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
6−(4−(1−(2−(5−(7−クロロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
6−(4−(1−(2−(5−(7−クロロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペラジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
6−(4−(1−(3−(5−(7−クロロ−2−メチル)キノリニルオキシ)プロピル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
6−(4−(1−(3−(5−(7−クロロ−2−メチル)キノリニルオキシ)プロピル)ピペリジニル)オキシ)−4−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
【0019】
6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4−(2−プロピル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キナゾリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]−オキサジン−3−オン、
6−(4−(1−(2−(5−(7−フルオロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
7−フルオロ−6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
8−フルオロ−4−メチル−6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル) メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
8−フルオロ−6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
7,8−ジフルオロ−6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペラジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、
4−エチル−6−{1−[2−(2−メチル−キノリン−5−イルオキシ)−エチル]−ピペリジン−4−イルメチル}−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オンおよびその医薬上許容される塩である。
【0020】
式(I)の化合物はその酸付加塩を形成しうる。式(I)の化合物は医薬において用いるためには医薬上許容されなければならない。適当な医薬上許容される塩は当業者に明らかであり、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸またはリン酸などの無機酸;例えば、コハク酸、マレイン酸、酢酸、フマル酸、クエン酸、酒石酸、安息香酸、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸またはナフタレンスルホン酸などの有機酸で形成される酸付加塩などの、J. Pharm. Sci.、1977、66、1−19に記載される塩を包含する。特定の式(I)の化合物は1またはそれ以上の当量の酸と酸付加塩を形成することができる。本発明はその範囲内に可能となるすべての化学量論的形態および化学量論的形態以外の形態を包含する。
式(I)の化合物は結晶形態または非結晶形態にて調製することができ、結晶形態であるならば、所望により水和させることも、溶媒和させることもできる。本発明はその範囲内に化学量論的水和物または溶媒和物ならびに可変量の水および/または溶媒を含有する化合物を包含する。
【0021】
特定の式(I)の化合物は、立体異性体の形態(例えば、幾何または(「シス−トランス」)異性体、ジアステレオマーおよびエナンチオマー)にて存在する能力を有し、本発明はこれら立体異性体の形態の各々に、およびラセミ体を含むその混合物にまで及ぶものである。異なる立体異性体の形態は常法により一の形態を別の形態から分離してもよく、あるいは所定の異性体を立体特異的または不斉合成により得ることもできる。本発明はまた、互変異性体の形態およびその混合物にまで及ぶものである。RがC3−6アルケニル基である式(I)の化合物の場合、該化合物はその二重結合についての幾何異性体として存在することもできる。本発明はその範囲内に、混合物を含む、すべてのかかる異性体を包含する。
【0022】
さらなる態様において、本発明は式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩の調製方法であって、
(a)式(II):
【化8】
Figure 0004242643
[式中、R、R、Y、n、p、qおよびrは式(I)の記載と同意義である]
で示される化合物を、式(III):
【化9】
Figure 0004242643
[式中、Arおよびmは式(I)の記載と同意義であり、Lは脱離基である]
で示される化合物と反応させるか;または
【0023】
(b)上記した式(II)の化合物を、式(IV):
【化10】
Figure 0004242643
[式中、Arおよびmは式(I)の記載と同意義である]
で示される化合物と、還元剤の存在下で反応させるか;または
【0024】
(c)XがNである式(I)の化合物の場合、式(V):
【化11】
Figure 0004242643
(V)
[式中、p、R、rおよびRは式(I)の記載と同意義である]
で示される化合物を、式(VI):
【化12】
Figure 0004242643
(VI)
[式中、Ar、m、qおよびnは式(I)の記載と同意義である]
で示される化合物と、還元剤の存在下で反応させ;
各工程(a)、(b)または(c)の後で、
・いずれの保護基を除去してもよく、および/または
・式(I)の化合物を式(I)の別の化合物に変換してもよく、および/または・医薬上許容される塩を形成してもよい
ことを含む、方法を提供する。
【0025】
工程(a)の場合、適当な脱離基はハロゲン(特に、クロロまたはブロモ)、メチルスルホニルオキシおよび 4−トルエンスルホニルオキシ(トシレート)を包含する。式(II)の化合物と式(III)の化合物との反応は、典型的には、ジイソプロピルエチルアミンまたは炭酸水素ナトリウムなどの塩基の存在下、イソプロパノールまたはジメチルホルムアミドなどの適当な溶媒中で行われる。
工程(b)および(c)の場合、式(II)と(IV)の化合物および式(V)と(VI)の化合物の反応は、トリアセトキシホウ水素化ナトリウムなどの還元剤の存在下、ジクロロエタンまたはジクロロメタンなどの適当な溶媒中で行われる。
式(I)の化合物は、標準的技法を用いて式(I)のさらなる化合物に変換することができる。例えば、限定するというよりもむしろ説明することを目的として、Rが水素である式(I)の化合物の場合、不活性溶媒中、1モル当量のC1−6アルキルハライドおよび1モル当量の適当な塩基を用いる通常のアルキル化によりC1−6アルキルを導入することも可能である。さらには、R置換基またはAr基上の置換基のいずれかの相互変換により式(I)の化合物を式(I)の別の化合物に変換することもできる。
【0026】
式(II)、(III)および(IV)の化合物は市販させているか、本明細書に記載の操作により、既知の文献方法により調製してもよく、あるいはそれらと同様の操作により調製してもよい。
上記した操作のある工程においては、特定の反応性置換基を保護する必要があることは当業者であれば認識するであろう。標準的な保護および脱保護技法、例えば、Greene T.W. Protective groups in organic synthesis、New York、Wiley(1981)を用いることができる。例えば、第1アミンはフタルイミド、ベンジル、t−ブチルオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニルまたはトリチル誘導体として保護され得る。カルボン酸基はエステルとして保護され得る。アルデヒドまたはケトン基はアセタール、ケタール、チオアセタールまたはチオケタールとして保護され得る。かかる基の脱保護は当該分野にて周知の一般的操作を用いて行われる。例えば、t−ブチルオキシカルボニルなどの保護基は、ジクロロメタン、ジエチルエーテル、イソプロパノールまたはその混合液などの適当な溶媒中、塩酸またはトリフルオロ酢酸などの酸を用いて除去することができる。
【0027】
式(II)、(III)および(IV)の化合物ならびにその先駆体は1またはそれ以上のキラル中心を有し得ることが認識されるであろう。かかる化合物のエナンチオマーまたはジアステレオマー混合物は、慣用的方法を用いて、例えば、クロマトグラフィーにより、あるいはジアステレオマーの酸を形成することによる分割により分離することができる。
医薬上許容される塩は、慣用的には、適当な酸または酸誘導体との反応により調製することができる。
本発明の化合物の5−HT1A、5−HT1Bおよび5−HT1D受容体とのアフィニティは、WO99/07700に記載されるような放射性リガンド結合アッセイにより測定することができる。本発明の化合物の固有の活性もまた、WO99/07700に記載されるような[35S]GTPγS機能アッセイに従って測定することができる。
【0028】
上記した放射性リガンド結合アッセイに従って試験した化合物は、5−HT1A受容体と6.0より大きなpKi値を有し、その多くがかなり高いアフィニティを示すこと(8.0−9.5の範囲のpKi値を有すること)がわかった。本発明の特定の化合物はまた、5−HT1Bおよび5−HT1D受容体についても同様のアフィニティを示す。
35S]GTPγS機能アッセイを用いて、式(I)の特定の化合物が5−HT型受容体のアンタゴニストであるようで、別の化合物がインバーズアゴニスト、アゴニストまたは部分的アゴニストであるようなことがわかった。
本発明の化合物の、セロトニンの再摂取を阻害する効能は、Thomas,D.R.;Nelson,D.R.;および Johnson,A.M. Psychopharmacology 93:193−200(1987)に記載されるように、[H]−5−HTのラット皮質シナプトソームへの摂取を測定することにより測定することができる。この摂取アッセイに従って試験した化合物はすべてその摂取部位で6.0より大きなpKiの効能を有し、その多くがかなり高い効能を有すること(8.0より大きなpKiを有すること)がわかった。
式(I)の特定の化合物は、上記した高い範囲にある、5−HT1A受容体とのアフィニティ(または5−HT1A、5−HT1Bおよび5−HT1D受容体とのアフィニティ)および摂取部位での効能の両方を示す。
【0029】
式(I)の化合物およびその医薬上許容される塩は、鬱病などの特定のCNS障害の治療または予防に有用であり、この語は、本明細書において、双極性鬱病、単極性鬱病、精神病的特徴、緊張病的特徴、憂鬱的特徴、非定型特徴または産後罹患のあるまたはない単発性または再発性大鬱病発作、季節性情動障害、発病初期または後期の非定型特徴、神経症性鬱病および対人恐怖のあるまたはない気分変調性障害、例えばアルツハイマー型の痴呆、気分抑制、統合失調性感情障害または抑制型の血管性痴呆を伴う鬱病、および心筋梗塞、糖尿病、流産または妊娠中絶などを含むが、これに限定されない一般的な病状から由来の鬱病性障害を包含するのに用いられる。治療または予防が可能である他のCNS障害は、全般性不安、統合失調症、パニック障害、広場恐怖症、対人恐怖症、脅迫性障害および心的外傷性ストレス障害を含む不安障害、痛み(特に神経障害性の痛み)、痴呆、記憶喪失障害および加齢記憶障害を含む記憶障害、拒食症および多食症を含む食事行動の障害、性的機能不全、睡眠障害(概日リズムの妨害、催眠障害、不眠症、睡眠時無呼吸およびナルコレプシーを含む)、コカイン、エタノール、ニコチン、ベンゾジアゼピン、アルコール、カフェイン、フェンシクリジン(フェンシクリジン様化合物)、鎮痛剤(例えば、大麻、ヘロイン、モルヒネ)、鎮静性イプノティック(sedative ipnotic)、アンフェタミンまたはアンフェタミン関連薬(例えば、デキストロアンフェタミン、メチルアンフェタミン)またはその組み合わせなどの薬物の濫用の使用中止、パーキンソン病などの運動障害、パーキンソン病における痴呆、神経安定薬誘発のパーキンソン症候群および遅発性ジスキネジーならびに他の神経医学的障害を包含する。
【0030】
式(I)の化合物はまた、過敏性腸症候群、クローン病、潰瘍性大腸炎、非ステロイド系抗炎症薬誘発の損傷などの特定の胃腸障害の治療にて有用性を有する。
このように、本発明はまた、治療用物質として有用な、特に上記した障害の治療または予防にて有用な、式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩を提供する。特に、本発明は、鬱病の治療または予防における治療物質として有用である式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩を提供する。
本発明の化合物は、5HT3アンタゴニスト、NK−1アンタゴニスト、セロトニンアゴニスト、選択的セロトニン再摂取阻害剤(SSRI)、ノルアドレナリン再摂取阻害剤(SNRI)、三環系抗鬱薬および/またはドパミン作用性抗鬱薬などの他の有効物質と組み合わせて投与することができる。
本発明の化合物と組み合わせて用いることができる適当な5HT3アンタゴニストは、例えば、オンダンセトロン、グラニセトロン、メトクロプラミドを包含する。
【0031】
本発明の化合物と組み合わせて用いることができる適当なセロトニンアゴニストは、スマトリプタン、ルイウォルスシン、ヨヒンビン、メトクロプラミドを包含する。
本発明の化合物と組み合わせて用いることができる適当なSSRIは、フルキセチン、シタロプラム、フェモキセチン、フルボキサミン、パロキセチン、インダルピン、セルトラニン、ジメルジンを包含する。
本発明の化合物と組み合わせて用いることができる適当なSNRIはベンラファラキシンおよびレボキセチンを包含する。
本発明の化合物と組み合わせて用いることができる適当な三環系抗鬱薬は、イミプラミン、アミトリプチリン、クロミプラミンおよびノルトリプチリンを包含する。
本発明の化合物と組み合わせて用いることができる適当なドパミン作用性抗鬱薬はブプロピオンおよびアミネプチンを包含する。
【0032】
その組み合わせまたは構成の化合物は同時に(同じまたは異なる医薬処方にて)、別々にまたは連続的に投与することができる。
本発明は、さらには、ヒトを含む哺乳動物にて、上記した障害を治療または予防する方法であって、治療上安全かつ有効な量の式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩を被験者に投与することを含む方法を提供する。
もう一つ別の態様において、本発明は、上記した障害の治療または予防にて用いるための医薬の製造における、式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩の使用を提供する。
【0033】
式(I)の化合物を治療にて用いるために、該化合物は、通常、標準的な製薬技法に従って医薬組成物に処方されるであろう。本発明はまた、式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩と、医薬上許容される担体または賦形剤とを含む、医薬組成物を提供する。さらなる態様において、本発明は、式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩と、医薬上許容される担体または賦形剤とを混合することを含む、医薬組成物の製法を提供する。
適当には外界温度および常圧で混合することにより調製することができる、本発明の医薬組成物は、一般に、経口、非経口または経直腸投与に適しており、それ自体が錠剤、カプセル、経口液体製剤、散剤、顆粒、ロゼンジ、復元性散剤、注射または注入用液体または懸濁液あるいは坐剤の形態であってもよい。経口投与可能な組成物が一般に好ましい。
経口投与用の錠剤およびカプセルは単位投与形であってもよく、結合剤(例えば、糊化トウモロコシ澱粉、ポリビニルピロリドンまたはヒドロキシプロピルメチルセルロース);充填剤(例えば、ラクトース、微結晶セルロースまたはリン酸水素カルシウム);錠剤滑沢剤(例えば、ステアリン酸マグネシウム、タルクまたはシリカ);崩壊剤(例えば、イモ澱粉または澱粉グリコール酸ナトリウム);および適当な湿潤剤(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム)などの慣用的な賦形剤を含有していてもよい。錠剤は一般の製薬慣習にて周知の方法に従ってコーティングすることができる。
【0034】
経口液体製剤は、例えば、水性または油性懸濁液、溶液、エマルジョン、シロップまたはエリキシルの形態であってもよく、または使用前に水または他の適当なビヒクルで復元される乾燥製品の形態であってもよい。このような液体製剤は、懸濁化剤(例えば、ソルビトールシロップ、セルロース誘導体または硬化食用油)、乳化剤(例えば、レシチンまたはアカシア)、非水性ビヒクル(食用油、例えばアーモンド油、油性エステル、エチルアルコールまたは分別植物油を包含しうる)、保存剤(例えば、p−ヒドロキシ安息香酸メチルまたはプロピルあるいはソルビン酸)および所望により、慣用的な矯味矯臭剤または着色剤を、適当ならば緩衝塩および甘味剤などの慣用的な添加剤を含有していてもよい。経口投与用の製剤を適宜処方して活性化合物の放出制御を得ることができる。
【0035】
非経口投与用の流体単位剤形は、本発明の化合物またはその医薬上許容される塩と、滅菌ビヒクルを利用して調製される。注射用処方は、本発明の化合物またはその医薬上許容される塩と、滅菌ビヒクルを、所望により保存剤を添加して利用し、単位剤形にて、例えばアンプルにて、または多回用量にて投与することができる。該組成物は油性または水性ビヒクル中の懸濁液、溶液またはエマルジョンのような形態とすることができ、沈殿防止剤、安定化剤および/または分散剤などの処方剤を含めることもできる。また、有効成分は、使用前に適当なビヒクル、例えば滅菌発熱物質不含水で復元される粉末形態とすることもできる。化合物は、使用するビヒクルおよび濃度に応じて、ビヒクルに懸濁または溶解させることができる。注射用の溶液の調製において、化合物を溶かし、滅菌濾過して適当なバイアルまたはアンプルに充填し、密封することができる。有利には、局所麻酔薬、保存剤および緩衝剤などのアジュバントをビヒクルに溶かす。安定性を強化するために、バイアルに充填した後に組成物を凍結させ、水を真空下で除去する。非経口用懸濁液は、化合物をビヒクルに溶かす代わりに懸濁させ、滅菌処理を濾過により行うことができないことを除いて、実質的に同じ方法にて調製される。滅菌ビヒクルに懸濁させる前に、酸化エチレンに曝すことで化合物を滅菌処理することができる。界面活性剤または湿潤剤を組成物の中に配合し、化合物の均一な分配を促進するのが有利である。
【0036】
水性または油性基剤を用いてローションを処方してもよく、それはまた、一般に、1またはそれ以上の乳化剤、安定化剤、分散剤、沈殿防止剤、増粘剤または着色剤を含有するであろう。また、1またはそれ以上の分散剤、安定化剤、溶解剤または沈殿防止剤を含む水性または非水性基剤を用いて滴剤を処方することもできる。保存剤が配合されていてもよい。
本発明の化合物はまた、例えばカカオバターまたは他のグリセリドなどの通常の坐剤基剤を含有する、坐剤または停留浣腸などの直腸用組成物に処方することもできる。
【0037】
本発明の化合物はまた、デボー製剤として処方することもできる。かかる持効性処方を移植(例えば、皮下または筋肉内移植)により、あるいは筋肉内注射により投与してもよい。かくして、例えば、本発明の化合物は適当なポリマーまたは疎水性物質(例えば、許容油中のエマルジョンとして)またはイオン交換樹脂を用いて、あるいはやや溶けにくい誘導体、例えば、やや溶けにくい塩として処方することができる。
鼻腔内投与の場合、本発明の化合物を適当な計量または単回用量装置を介する投与用の溶液として処方するか、あるいはまた適当なデリバリー装置を用いて投与するための適当な担体との粉末混合物として処方することができる。式(I)の化合物は経口、バッカル、非経口、局所(眼内および鼻内投与を含む)、デボーまたは直腸投与用に処方してもよく、あるいは(口または鼻のいずれかを介する)吸引または吸入による投与に適する形態であってもよい。
【0038】
本発明の化合物は、軟膏、クリーム、ゲル、ローション、ペッサリー、エアロゾルまたは滴剤(例えば、点眼剤、点耳剤または点鼻剤)の形態における局所投与用に処方することができる。軟膏およびクリームは、例えば、適当な増粘剤および/またはゲル化剤を添加しながら水性または油性基剤と一緒に処方してもよい。眼への投与に適する軟膏は滅菌成分を用いる滅菌方法にて製造することができる。
組成物は、投与方法に応じて、0.1ないし99重量%、好ましくは10ないし60重量%の活性物質を含有することができる。上記した障害の治療に用いられる化合物の用量は、不断のとおり、障害の重篤度、被験者の体重および他の同様のファクターで変化するであろう。しかしながら、一般的な指針として、適当な単位用量は0.05ないし1000mg、より適当には1.0ないし200mgであり、かかる単位用量を一日に1回以上、例えば一日に2回または3回投与してもよい。かかる療法は数週間または数ヶ月に及んでもよい。
【0039】
本明細書中に引用される、特許および特許出願を含む(これらに限定されない)すべての刊行物は、たとえ、個々の刊行物が、その内容を十分に開示している場合に、出典を明示することにより明細書の一部とすることを、具体的かつ個別的に意図するものであったとしても、その出典を明示することにより本明細書の一部とされる。
以下の記載例および実施例を用いて本発明の化合物の製造を説明する。
【0040】
記載例1
4−ヒドロキシ−3−ニトロフェニルベンゾエート(D1)
4−ヒドロキシフェニルベンゾエート(10g、47ミリモル)の酢酸(250mL)中攪拌溶液に、外部氷浴で冷却しながら、硝酸(d=1.42、2.9mL)(T=10℃)を滴下した。混合物を20℃に加温し、さらに56時間攪拌した。溶液を真空下で蒸発させ、残渣に水を添加した。得られた黄色固体を濾過により集め、水で洗浄し、真空下で乾燥させて標記化合物を得た(11.8g、97%)。
H NMR(CDCl)δ:7.23(1H,d)、7.53(3H,m)、7.67(1H,m)、8.00(1H,d)、8.17(2H,m)、10.52(1H,s)。
【0041】
記載例2
4−メトキシカルボニルメチル−3−ニトロフェニルベンゾエート(D2)
4−ヒドロキシ−3−ニトロフェニルベンゾエート(48.8g、0.19モル)、ブロモ酢酸メチル(28.8g、0.19ミリモル)、無水炭酸カリウム(33.8g、0.24モル)およびアセトン(700mL)の混合物を還流温度で24時間加熱した。混合物を真空下で蒸発させ、残渣を水性NaOH(1M、1L)およびジクロロメタン(3x200mL)の間に分配した。合した有機抽出物を水性NaOH(1M、500mL)、水(500mL)およびブライン(250mL)で洗浄し、ついで乾燥させ(Na2SO)、真空下で蒸発させて固体を得た。チャコールで処理しながらメタノールから結晶化させ、標記化合物(38g、61%)を淡黄色針状晶として得た。
H NMR(CDCl)δ:3.83(3H,s)、4.82(2H,s)、7.08(1H,d,J=9Hz)、7.45(1H,dd,J=9,2Hz)、7.56(2H,m)、7.67(1H,m)、7.83(1H,d,J=2Hz)、8.19(2H,m).
【0042】
記載例3
4−メトキシカルボニルメチル−3−ニトロフェノール(D3)
20℃での4−メトキシカルボニルメチル−3−ニトロフェニルベンゾエート(26.2g、79ミリモル)のメタノール(600mL)中攪拌懸濁液に、ナトリウムメトキシド(4.7g、87ミリモル)のメタノール(300mL)中溶液を0.3時間にわたって滴下した。得られた混合物を20℃で2時間、ついで50℃で1時間攪拌した。溶液を真空下で200mLに濃縮し、ついで水(1L)に注ぎ、エーテル−ヘキサン(1:5、500mL)で抽出した。水相を2M塩酸で中和し、ついでジクロロメタン(6x300mL)で抽出した。合したジクロロメタン抽出物を乾燥させ(Na2SO)、真空下で蒸発させて半固体を得、それをエーテル−ヘキサン(1:3、2x100mL)でトリチュレートし標記化合物を黄色固体として得た(15.3g、85%)。
H NMR(CDCl)δ: 2.00(1H,brs)、3.80(3H,s)、4.70(2H,s)、6.95(1H,d,J=9Hz)、7.01(1H,dd,J=9、2Hz)、7.33(1H,d,J=2Hz)。
【0043】
記載例4
4−(4−(N−(t−ブチルオキシカルボニル)ピペリジニル)オキシ)−2−ニトロフェノキシ酢酸メチルエステル(D4)
20℃、アルゴン下での、4−メトキシカルボニルメチル−3−ニトロフェノール(6.0g、26.8ミリモル)、1−(t−ブチルオキシカルボニル)−4−ヒドロキシピペリジン(13.8g、68.9ミリモル)およびトリフェニルホスフィン(18.0g、68.9ミリモル)のテトラヒドロフラン(80mL)中攪拌溶液に、アゾジカルボン酸ジイソプロピル(13.9g、68.9ミリモル)を0.75時間にわたって滴下した。得られた溶液を20℃で4時間攪拌し、ついで真空下で蒸発させた。残渣をシリカ(400g)上のヘキサン中5−50%エーテルで溶出するクロマトグラフィーに付し、標記化合物(10.1g、93%)を黄色油として得た。
H NMR(CDCl)δ:1.48(9H,s)、1.65−2.00(4H,m)、3.34(2H,m)、3.69(2H,m)、3.81(3H,s)、4.44(1H,m)、4.72(2H,s)、7.02(1H,d,J=9Hz)、7.10(1H,d,J=9,2Hz)、7.43(1H,d,J=2Hz)。
【0044】
以下の化合物を記載例4と同様の方法にて調製した。
(a)(±)−4−(3−(N−(t−ブチルオキシカルボニル)ピロリジニル)メトキシ)−2−ニトロフェノキシ酢酸メチルエステル
H NMR(CDCl):δ1.47(9H,s)、1.78(1H,m)、2.07(1H,m)、2.66(1H,m)、3.20(1H,m)、3.70−3.65(3H,m)、3.80(3H,s)、3.91(2H,m)、4.72(2H,s)、7.03(1H,d,J=9Hz)、7.08(1H,dd,J=9,2Hz)、7.39(1H,d,J=2Hz)。
(b)(±)−4−(3−(N−(t−ブチルオキシカルボニル)ピペリジニル)メトキシ)−2−ニトロフェノキシ酢酸メチルエステル
H NMR(CDCl)δ:1.35(1H,m)、1.45(9H,s)、1.70(1H,m)、1.89(1H,m)、2.04(1H,m)、1.60−3.00(2H,m)、3.75−3.95(4H,m)、3.80(3H,s)、4.07(1H,m)、4.72(2H,s)、7.02(1H,d,J=9Hz)、7.09(1H,dd,J=9,2Hz)、7.38(1H,d,J=2Hz)。
(c)(±)−4−(3−(N−(t−ブチルオキシカルボニル)ピロリジニル)オキシ)−2−ニトロフェノキシ酢酸メチルエステル
H NMR(CDCl)δ:1.47(9H,s)、2.15(2H,m)、3.53(4H,m)、3.80(3H,s)、4.73(2H,s)、4.85(1H,m)、7.03(2H,m)、7.37(1H,d,J=2Hz)。
(d)(±)−4−(3−(N−(t−ブチルオキシカルボニル)ピペリジニル)オキシ)−2−ニトロフェノキシ酢酸メチルエステル
H NMR(CDCl)δ:1.41(9H,s)、1.54(1H,m)、1.68−1.92(3H,m)、3.20−3.59(4H,m)、3.80(3H,s)、4.22(1H,m)、4.72(2H,s)、7.01(1H,d,J=9Hz)、7.10(1H,dd,J=9,2Hz)、7.41(1H,d,J=2Hz)。
【0045】
記載例5
6−(4−(N−(t−ブチルオキシカルボニル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(D5)
4−(4−(N−(t−ブチルオキシカルボニル)ピペリジニル)オキシ)−2−ニトロフェノキシ酢酸メチルエステル(10.1g、24.6ミリモル)、炭素上10%パラジウム(1.0g)およびメタノール(300mL)の混合物を20℃および1バールで4時間水素添加した。触媒を濾過により除去し、濾液を真空下で蒸発させて油状残渣を得、それをトルエンに溶かした。得られた溶液を還流温度で2時間加熱し、ついで真空下で蒸発させた。残渣をシリカゲル上25−100%酢酸エチル−ヘキサンの勾配溶出のクロマトグラフィーに付し、標記化合物(7.2g、84%)を無色固体として得た。
H NMR(CDCl)δ:1.49(9H,s)、1.74(2H,m)、1.89(2H,m)、3.02(2H,m)、3.68(2H,m)、4.34(1H,m)、4.55(2H,s)、6.44(1H,d,J=2Hz)、6.53(1H,dd,J=9,2Hz)、6.89(1H,d,J=9Hz)、8.82(1H,brs)。
【0046】
以下の化合物を記載例5と同様の方法にて調製した。
(a)6−(4−(N−(t−ブチルオキシカルボニル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン
H NMR(CDCl)δ:1.45(9H,s)、1.60(5H,m)、2.46(2H,m)、2.63(2H,m)、4.07(2H,m)、4.60(2H,s)、6.57(1H,d,J=2Hz)、6.74(1H,dd,J=9,2Hz)、6.89(1H,d,J=9Hz)、8.29(1H,brs)。
(b)6−(4−(N−(t−ブチルオキシカルボニル)ピペリジニル)カルボニル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン
質量スペクトル(API):測定値359([M−H])。C1924としての計算値360。
(c)(±)−6−(3−(N−(t−ブチルオキシカルボニル)ピロリジニル)メトキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン
H NMR(CDCl)δ:1.47(9H,s)、1.79(1H,m)、2.05(1H,m)、2.65(1H,m)、3.19(1H,m)、3.25−3.66(3H,m)、3.85(2H,m)、4.55(2H,s)、6.44(1H,d,J=2Hz)、6.50(1H,dd,J=9,2Hz)、6.87(1H,d,J=9Hz)、9.02(1H,brs)。
(d)(±)−6−(3−(N−(t−ブチルオキシカルボニル)ピペリジニル)メトキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン
質量スペクトル(API):測定値361([M−H])。C1926としての計算値362。
(e)(±)−6−(3−(N−(t−ブチルオキシカルボニル)ピロリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン
質量スペクトル(API):測定値333([M−H])。C1722としての計算値334。
(f)(±)−6−(3−(N−(t−ブチルオキシカルボニル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン
質量スペクトル(API):測定値347([M−H])。C1824としての計算値348。
(g)(±)−6−(3−(N−(t−ブチルオキシカルボニル)ピペリジニル))−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン
質量スペクトル(API):測定値331([M−H])。C1824としての計算値332。
【0047】
記載例6
6−(4−ピペリジニルオキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン塩酸塩(D6)
6−(4−(N−(t−ブチルオキシカルボニル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(3.78g、10.9ミリモル)、エーテル性塩化水素(50mL)およびジクロロメタン(20mL)の混合物を40℃で2時間加熱し、ついで20℃で18時間攪拌させた。得られた無色固体を濾過により集めて標記化合物を得た(2.72g、88%)。
H NMR(CDOD)δ:1.95−2.25(4H,m)、3.24(2H,m)、3.40(2H,m)、4.53(2H,s)、4.60(1H,m)、6.60(1H,d,J=2Hz)、6.65(1H,dd,J=9,2Hz)、6.92(1H,d,J=9Hz)。
【0048】
以下の化合物を記載例6と同様の方法にて調製した。
(a)4−メチル−6−(4−ピペリジニルオキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン塩酸塩
質量スペクトル(API):測定値263(MH)。C1418としての計算値262。
(b)6−(4−ピペリジニルメチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン塩酸塩
質量スペクトル(API):測定値247(MH)。C1418としての計算値246。
(c)4−メチル−6−(4−ピペリジニルメチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン塩酸塩
質量スペクトル(API):測定値261(MH)。C1520としての計算値260。
(d)6−(4−(ピペリジニルカルボニル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン塩酸塩
質量スペクトル(API):測定値261(MH)。C1416としての計算値260。
(e)(±)−6−(3−ピロリジニルメトキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン塩酸塩
質量スペクトル(API):測定値249(MH)。C1316としての計算値248。
(f)(±)−6−(3−ピペリジニルメトキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン塩酸塩
質量スペクトル(API):測定値263(MH)。C1418としての計算値262。
(g)(±)−6−(3−ピロリジニルオキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン塩酸塩
質量スペクトル(API):測定値235(MH)。C1214としての計算値234。
(h)(±)−6−(3−ピペリジニルオキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン塩酸塩
質量スペクトル(API):測定値247([M−H])。C1316としての計算値248。
(i)(±)−6−(3−ピペリジニル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン塩酸塩
質量スペクトル(API):測定値233(MH)。C1316としての計算値232。
(j)6−(1−ピペラジニルメチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オンジ塩酸塩
質量スペクトル(API):測定値248(MH)。C1317としての計算値247。
(k)6−(1−ピペラジニル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オンジ塩酸塩
質量スペクトル(API):測定値234(MH)。C1215としての計算値233。
【0049】
記載例7
6−(4−(N−(t−ブチルオキシカルボニル)ピペリジニル)オキシ)−4−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(D7)
ジメチルホルムアミド(30mL)中の6−(4−(N−(t−ブチルオキシカルボニル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(2.50g、7.18ミリモル)を、氷浴中5℃に冷却した水素化ナトリウム(油中60%分散液、346mg、8.64ミリモル)のDMF(10mL)中懸濁液に添加した。得られた混合物を20℃アルゴン下で1時間攪拌し、ついでヨウ化メチル(2g、14.1ミリモル)のDMF(5mL)中溶液を氷浴で冷却しながら0.2時間にわたって滴下した。得られた混合物を20℃で18時間攪拌した。反応混合物を水(100mL)中に注ぎ、エーテル(3x75mL)で抽出した。合した有機抽出物を水(100mL)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、真空下で蒸発させて標記化合物を淡褐色油として得た(2.60g、100%)。
H NMR(CDCl)δ:1.47(9H,s)、1.75(2H,m)、1.92(2H,m)、3.32(5H,m)、3.72(2H,m)、4.38(1H,m)、4.56(2H,s)、6.64(2H,m)、6.88(1H,d,J=9Hz)。
【0050】
以下の化合物を記載例7と同様の方法にて調製した。
(a)6−(4−(N−(t−ブチルオキシカルボニル)ピペリジニル)メチル)−4−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン
H NMR(CDCl)δ:1.45(9H,s)、1.61(5H,m)、2.51(2H,m)、2.64(2H,m)、3.36(3H,s)、4.07(2H,m)、4.59(2H,s)、6.75(2H,m)、6.89(1H,d,J=9Hz)。
【0051】
記載例8
4−(4−ヒドロキシ)ベンゾイルピペリジン(D8)
4−(4−メトキシ)ベンゾイルピペリジン塩酸塩(3.0g、11.7ミリモル)の48%HBr(水性)(16mL)および酢酸(16mL)中溶液を還流温度で48時間加熱した。反応混合物を真空下で蒸発乾固させて灰白色固体と得、それを飽和NaHCO(水性)に懸濁させた。得られた沈殿物を濾過により集め、水で洗浄し、乾燥させて標記化合物を灰白色として得た(1.76g、73%)。
質量スペクトル(API):測定値206(MH)。C1215NOとしての計算値205。
【0052】
記載例9
1−(t−ブチルオキシカルボニル)−4−(4−ヒドロキシ−3−ニトロ)ベンゾイルピペリジン(D9)
4−(4−ヒドロキシ)ベンゾイルピペリジン(1.52g、7.4ミリモル)の酢酸(20mL)中溶液を酢酸(2mL)中の濃HNO(0.54mL)と反応させ、得られた混合物を100℃で2時間攪拌した。反応混合物を冷却し、真空下で蒸発させて橙色/褐色固体(2.0g)を得、それをTHF(15mL)、水(4mL)およびトリエチルアミン(1.2mL)の混合液に溶かし、ジカルボン酸ジ−tert−ブチル(1.62g、7.4ミリモル)と反応させた。混合物を室温で2時間攪拌させ、ついで真空下で蒸発させ、残渣を酢酸エチル(100mL)と水(100mL)の間に分配した。有機層を分離し、水(2x50mL)で2回以上洗浄し、ついで乾燥させ(NaSO)、真空下で蒸発させて褐色油(2.4g)を得、それをシリカゲル(20g)上のヘキサン中50−100%EtOAcで溶出するクロマトグラフィーにより精製し、標記化合物を黄色油として得た(1.86、72%)。
H NMR(CDCl)δ:1.47(9H,s)、1.66−1.89(4H,m)、2.95(2H,m)、3.37(1H,m)、4.18(2H,m)、7.27(1H,d,J=9Hz)、8.20(1H,dd,J=9,2Hz)、8.71(1H,d,J=2Hz)、10.92(1H,brs)。
【0053】
記載例10
4−(4−(1−(t−ブチルオキシカルボニル)ピペリジニル)カルボニル)−2−ニトロフェノキシ酢酸メチルエステル(D10)
1−(t−ブトキシカルボニル)−4−(4−ヒドロキシ−3−ニトロ)ベンゾイルピペリジン(1.50g、4.3ミリモル)、炭酸カリウム(0.77g、5.6ミリモル)およびブロモ酢酸メチル(0.66g、4.3ミリモル)のアセトン(20mL)中混合物を還流温度で18時間攪拌した。反応混合物を冷却し、真空下で蒸発させ、残渣を水(20mL)とジクロロメタン(20mL)の間に分配させた。有機層を分離し、1N NaOH(水性)(20mL)、水(20mL)およびブライン(10mL)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、真空下で蒸発させて粗生成物を得、それをシリカゲル(約20g)上のヘキサン中10−100%EtOAcで溶出するクロマトグラフィーにより精製し、標記化合物を黄色油として得た(0.85g、47%)。
H NMR(CDCl)δ:1.47(9H,s)、1.62−1.89(4H,m)、2.91(2H,m)、3.35(1H,m)、3.82(3H,s)、4.17(2H,m)、4.88(2H,s)、7.04(1H,d,J=9Hz)、8.13(1H,dd,J=9,2Hz)、8.44(1H,d,J=2Hz)。
【0054】
以下の化合物を記載例10と同様にして調製した。
(a)4−(4−(1−(t−ブチルオキシカルボニル)ピペリジニル)メチル)−2−ニトロフェノキシ酢酸メチルエステル
H NMR(CDCl)δ:1.45(9H,s)、1.59(5H,m)、2.54(2H,m)、2.64(2H,m)、3.80(3H,s)、4.08(2H,m)、4.76(2H,s)、6.92(1H,d,J=9Hz)、7.28(1H,dd,J=9,2Hz)、7.65(1H,d,J=2Hz)。
【0055】
記載例11±
(±)−4−(3−(1−(t−ブチルオキシカルボニル)ピペリジニル))−2−ニトロフェノール(D11)
3−(4−ヒドロキシフェニル)ピペリジン[B. Macchiaら、Eur. J. Med.Chem.Chim. Ther. 1995、30、869](3.8g、21.6ミリモル)の酢酸(50mL)中溶液を濃硝酸(2mL)と反応させ、得られた混合物を室温で16時間攪拌した。反応混合物を真空下で蒸発させて橙色油を得、それをTHF(50mL)、水(13mL)およびトリエチルアミン(3.6mL)の混合液に溶かし、ジ炭酸ジ−tert−ブチル(4.7g、21.6ミリモル)と反応させた。得られた混合物を室温で18時間攪拌し、ついで酢酸エチル(100mL)と水(100mL)の間に分配した。有機層を分離し、乾燥(NaSO)させ、真空下で蒸発させて粗生成物を得、それをシリカゲル(200g)上のヘキサン中50−100% EtOAcで溶出するクロマトグラフィーにより精製し、標記化合物を褐色油として得た(1.97g、28%)。
H NMR(CDCl)δ:1.48(9H,s)、1.58(2H,m)、2.01(1H,m)、2.61−2.87(4H,m)、4.11(2H,m)、7.12(1H,d,J=9Hz)、7.47(1H,dd,J=9,2Hz)、7.78(1H,d,J=2Hz)、11.02(1H,brs)。
【0056】
記載例12
(±)−4−(3−(1−(t−ブチルオキシカルボニル)ピペリジニル))−2−ニトロフェノキシ酢酸メチルエステル(D12)
標記化合物を記載例10と同様の方法にて収率80%にて調製した。
H NMR(CDCl)δ:1.47(9H,s)、1.51−1.79(3H,m)、2.65−2.87(4H,m)、3.81(3H,s)、4.08(2H,m)、4.78(2H,s)、6.94(1H,d,J=9Hz)、7.39(1H,dd,J=9,2Hz)、7.73(1H,d,J=2Hz)。
【0057】
記載例13
6−(4−ピリジル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(D13)
6−ブロモ−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン[N. Mazharuddinら、Indian J.Chem. 1969、7、658](1.37g、6ミリモル)、ピリジン−4−ボロン酸(0.72g、6ミリモル)、炭酸水素ナトリウム(1.51g、18ミリモル)、テトラキス−トリフェニルホスフィンパラジウム(0)(348mg、0.3ミリモル)の水(18mL)および1,2−ジメトキシエタン(30mL)中混合物を、還流温度、アルゴン雰囲気下で72時間攪拌した。反応混合物を冷却し、酢酸エチル(100mL)と水(100mL)の間に分配した。有機層を分離し、乾燥(NaSO)させ、真空下で蒸発させて褐色固体を得、それをシリカゲル(30g)上の、EtOAc中0−5% MeOHで溶出するクロマトグラフィーにより精製し、標記化合物を黄色固体として得た(0.58g、43%)。
質量スペクトル(API):測定値227(MH)。C1310としての計算値226。
【0058】
記載例14
6−(4−ピペリジニル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(D14)
6−(4−ピリジル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(0.57g、2.52ミリモル)のメタノール(15mL)中溶液を酸化白金(IV)(50mg、0.22ミリモル)およびエーテル中1M HCl(2.7mL)で処理し、室温、水素雰囲気下で24時間攪拌した。反応混合物をセライトを介して濾過し、濾液を真空下で蒸発させて標記化合物を淡黄色固体として得た(0.59g、87%)。
質量スペクトル(API):測定値233(MH)。C1316としての計算値232。
【0059】
記載例15
6−ホルミル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(D15)
4−ヒドロキシ−3−ニトロベンズアルデヒド(3.05g、18.3ミリモル)、ブロモ酢酸エチル(3.20g、19.2ミリモル)、炭酸カリウム(2.77g、20.1ミリモル)およびN,N−ジメチルホルムアミド(100mL)の混合物を20℃で40時間攪拌した。得られた溶液を水(300mL)と酢酸エチル(300mL)の間に分配し、有機相を水(2x200mL)およびブライン(100mL)で洗浄し、ついで乾燥させ(MgSO)、真空下で蒸発させて固体を得た(3.85g)。この固体(0.65g)のアリコートを酢酸(16mL)に溶かし、鉄粉(2.85g、50.9ミリモル)を添加した。混合物を60℃に20時間加熱し、ついで該混合物を冷却し、セライトを介して濾過した。濾液を真空下で蒸発させ、残渣を酢酸エチル(100mL)と飽和水性NaHCOの間に分配させた。有機相を乾燥させ(NaSO)、真空下で蒸発させて標記化合物を得た(0.31g、57%)。
H NMR(DMSO−d)δ:4.72(2H,s)、7.14(1H,d,J=8Hz)、7.38(1H,d,J=2Hz)、7.54(1H,dd,J=8、2Hz)、9.84(1H,s)、10.98(1H,brs)。
【0060】
記載例16
6−(4−(1−(t−ブチルオキシカルボニル)ピペラジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(D16)
6−ホルミル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(1.91g、10.8ミリモル)およびN−(t−ブトキシカルボニル)ピペラジン(2.0g、10.8ミリモル)の1,2−ジクロロエタン(120mL)中混合物を氷浴中にて冷却し、アルゴン下で攪拌しながら、トリアセトキシホウ水素化ナトリウム(3.43g、16.2ミリモル)を用いて0.3時間にわたり少しずつ処理した。得られた混合物を室温で4時間攪拌し、ついでジクロロメタン(100mL)と飽和水性炭酸水素ナトリウムの間に分配した。有機層を分離し、乾燥(NaSO)させ、真空下で蒸発させて標記化合物を黄色油として得た(3.52g、94%)。
H NMR(CDCl)δ:1.46(9H,s)、2.36(4H,m)、3.42(6H,m)、4.61(2H,s)、6.82(1H,m)、6.90(2H,m)、8.86(1H,brs)。
【0061】
記載例17
1−(t−ブチルオキシカルボニル)−4−(4−ヒドロキシ−3−ニトロ)フェニルピペラジン(D17)
1−(4−ヒドロキシ)フェニルピペラジン(10.0g、56.2ミリモル)の濃硫酸(300mL)中溶液に、硝酸カリウム(6.8g、67.4ミリモル)を少しずつ添加した。反応混合物を60℃で1.5時間攪拌し、放置して室温に冷却し、ついで砕氷(約1L)上に注いだ。混合物を注意して.880アンモニア溶液を用いてpH7に中和し、16時間放置した。黒色スラリーを酢酸エチルで抽出した。水相を分離し、真空下で蒸発させて褐色スラリーを得、それをテトラヒドロフラン(700mL)およびトリエチルアミン(8.6mL)に溶かした。溶液をジ炭酸ジ−tert−ブチル(12.25g、56.2ミリモル)で処理し、反応混合物を室温で3時間攪拌し、ついで真空下で蒸発させた。残渣を酢酸エチル(200mL)と水(200mL)の間に分配させた。.有機層を乾燥(NaSO)させ、真空下で蒸発させて標記化合物を暗色油として得た(10.3g、57%)。
H NMR(CDCl)δ:1.49(9H,s)、3.06(4H,m)、3.59(4H,m)、7.09(1H,d,J=9Hz)、7.30(1H,dd,J=9,2Hz)、7.50(1H,d,J=2Hz)、10.31(1H,brs)。
【0062】
記載例18
4−(4−(1−(t−ブチルオキシカルボニル)ピペラジニル))−2−ニトロフェノキシ酢酸メチルエステル(D18)
標記化合物を記載例10と同様の方法にて収率90%にて調製した。
H NMR(CDCl)δ:1.48(9H,s)、3.10(4H,m)、3.58(4H,m)、3.80(3H,s)、4.71(2H,s)、6.99(1H,d,J=9Hz)、7.08(1H,dd,J=9,2Hz)、7.38(1H,d,J=2Hz)。
【0063】
記載例19
4−(4−ヒドロキシベンジル)ピペリジン水素硫酸塩(D19)
4−(4−メトキシフェニル)ピリジン(23.27g、0.117モル)、48% HBr(150mL)および酢酸(150mL)の混合物を還流温度で24時間攪拌した。反応混合物を冷却し、真空下で蒸発乾固させて褐色固体を得、それを飽和水性NaHCO中に(pH 8まで)懸濁させた。得られた固体を濾過により集め、水で洗浄し、乾燥させて黄色固体(20.7g)を得、それをメタノール(600mL)に溶かし、濃HSO(10.9g)および酸化白金(IV)(600mg)と反応させた。反応混合物を、水素雰囲気下、20℃、1バールで18時間攪拌し、ついでセライトを介して濾過した。濾液を真空下で蒸発させて標記化合物を黄色油として得た(32.3g、100%)。
質量スペクトル(API):測定値192(MH)。 C1217NOとしての計算値191。
【0064】
記載例20
1−(t−ブチルオキシカルボニル)−4−(4−ヒドロキシ−3−ニトロ)ベンジルピペリジン(D20)
4−(4−ヒドロキシベンジル)ピペリジン水素硫酸塩(32.2g、0.111モル)の氷酢酸(330mL)中混合物を、氷酢酸(20mL)中70%硝酸(20mL)溶液と攪拌しながら滴下処理した。得られた混合物を室温で0.5時間攪拌し、ついで真空下で蒸発させて暗色油(49g)を得、それを水(170mL)、テトラヒドロフラン(270mL)およびトリエチルアミン(40mL)の混合液に溶かした。ジ炭酸ジ−tert−ブチル(26.3g、0.12モル)のテトラヒドロフラン(100mL)中溶液を、アルゴン下、攪拌しながらゆっくりと添加した。反応混合物を室温で18時間攪拌し、ついで酢酸エチル(3x200mL)と水(200mL)の間に分配した。合した有機抽出物を乾燥させ(NaSO)、真空下で蒸発させて標記化合物を暗色油として得た(37.30g、100%)。
質量スペクトル(API):測定値335([M−H])。C1724としての計算値336。
【0065】
記載例21
8−キノリニルオキシアセトアルデヒド(D21)
0℃、アルゴン下、水素化ナトリウム(60%油分散液、3.0g、75ミリモル)のDMF(100mL)中懸濁液に、8−ヒドロキシキノリン(9.2g、64ミリモル)のDMF(20mL)中溶液を滴下した。混合物を放置して0.5時間攪拌し、ついで臭化アリル(6.6mL、77ミリモル)を滴下した。混合物を室温で20時間攪拌し、ついで氷/水(400mL)中に注ぎ、エーテル(3x300mL)で抽出した。合した有機抽出物を水(500mL)で洗浄し、真空下で蒸発させた。粗残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン中酢酸エチル25%−75%勾配)に付して精製し、油状物として8−アリルオキシキノリン(8.5g、72%)を得た。
【0066】
四酸化オスミウム(2.1ミリモル)のtert−ブタノール(26mL)中溶液を、8−アリルオキシキノリン(3.7g、20ミリモル)、過ヨウ化ナトリウム(15g、70ミリモル)、THF(90mL)、メタノール(4mL)および水(2mL)の攪拌混合物に加えた。混合物を室温で20時間攪拌し、ついでジクロロメタン(100mL)で抽出した。水層を炭酸水素ナトリウムを添加して塩基性にし、ついでジクロロメタン(2x200mL)で抽出した。合した有機抽出物を20%w/w亜硫酸ナトリウム溶液(200mL)で洗浄し、ついで硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で蒸発させて標記化合物をアンバー色油として得た(1.1g、30%)。
質量スペクトル(API):測定値188(MH)。C11NOとしての計算値187。
【0067】
記載例22
1−イソキノリニルオキシアセトアルデヒド(D22)
水素化ナトリウム(60%油分散液、1.2g、30ミリモル)のDMF(6mL)中攪拌懸濁液に、2−ヒドロキシアセトアルデヒドジメチルアセタール(3.2g、30ミリモル)を滴下した。得られた混合物を放置して0.5時間攪拌し、ついで1−クロロイソキノリン(1.6g、10ミリモル)のDMF(2mL)中溶液を添加し、その混合物を80℃で24時間攪拌した。ついで、該混合物を水(150mL)中に注ぎ、エーテル(2x150mL)で抽出した。合した有機抽出物を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で蒸発させた。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン中10%酢酸エチル)に付して精製し、1−イソキノリニルオキシアセトアルデヒドジメチルアセタール(1.5g、64%)を得た。
【0068】
1−イソキノリニルオキシアセトアルデヒドジメチルアセタール(0.93g、4ミリモル)、ジオキサン(10mL)、水(15mL)および濃硫酸(2ミリモル)の混合物を85℃で2時間加熱し、ついで飽和水性炭酸水素ナトリウム(100mL)でクエンチした。得られた混合物をジクロロメタン(2x100mL)で抽出し、合した有機抽出物を飽和水性炭酸水素ナトリウム(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で蒸発させて標記化合物を得た(0.43g、57%)。
質量スペクトル(API):測定値188(MH)。C11NOとしての計算値187。
【0069】
記載例23
4−(2−シアノ)インドリルオキシアセトアルデヒド(D23)
H. Sasaiら、Tetrahedron 1994、43、12313に記載の方法と同様の操作を用いて、表記化合物を2−シアノ−4−ヒドロキシインドール[K.G.Estep、Synth. Commun.、1995、25、507]から調製した。
他のアリールオキシアセトアルデヒドも該文献に記載されているか、あるいは類似する方法により調製された。
【0070】
記載例24
臭化2−(5−キノリニルオキシ)エチル(D24)
5−ヒドロキシキノリン(0.3g、2.1ミリモル)、1,2−ジブロモエタン(3.9g、21ミリモル)および炭酸カリウム(1.5g、11ミリモル)のメチルエチルケトン(15mL)中混合物を85℃で24時間攪拌させた。混合物を真空下で蒸発させ、残渣をエーテル(200mL)と水(200mL)の間に分配させた。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で蒸発させて標記化合物を得た(0.53g)。
H NMR(CDCl)δ:3.80(2H,m)、4.49(2H,m)、6.86(1H,d,J=8Hz)、7.41(1H,dd,J=8、4Hz)、7.61(1H,t,J=8Hz)、7.73(1H,d,J=8Hz)、8.64(1H,d,J=8Hz)、8.91(1H,m)。
【0071】
記載例25
5−ヒドロキシ−2−メチルキノリン(D25)
2−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロキノリン−5−オン[E.Reimann、J.Freisinger, Arch. Pharm.(Weinheim)、318、871(1985)](0.57g、3.5ミリモル)および48%水性HBr(3.5mL)を60℃に加温し、臭素(0.19mL、0.59g、3.6ミリモル)を激しく攪拌しながら滴下処理した。得られた混合物を60℃で1時間攪拌し、ついで真空下で蒸発させた。残渣を攪拌しながらイソプロパノールで処理し、ついで該混合物を真空下で蒸発させてワックス状固体を得、それを1:1 イソプロパノール−エーテルでトリチュレートし、ベージュ色粉末(0.9g)を得た。この物質、炭酸リチウム(0.48g、6.7ミリモル)、臭化リチウム(0.28g、3.2ミリモル)およびN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)の混合物を、アルゴン下、攪拌しながら2時間、150℃に加熱した。該混合物を冷却し、ついで真空下で蒸発させた。残渣をシリカ上、0−100%酢酸エチル−ヘキサンの勾配溶出のクロマトグラフィーに付し、固体として標記化合物(0.28g、49%)を得た。
質量スペクトル(API):測定値160(MH)。C10NOとしての計算値159。
【0072】
記載例26
臭化2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル(D26)
記載例24と同様の方法を用いて、表記化合物を5−ヒドロキシ−2−メチルキノリンおよび1,2−ジブロモエタンから収率91%にて調製した。
質量スペクトル(API):測定値266(MH)。C1212 79BrNOとしての計算値265。
【0073】
記載例24に記載の方法と同様の方法を用いて、以下の臭化アリールオキシエチルを対応するフェノールおよび1,2−ジブロモエタンまたは1,3−ジブロモプロパンのいずれかから調製した。
a)臭化2−(7−(2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ)ベンゾ[b]フラニル)オキシエチル
b)臭化3−(7−(2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ)ベンゾ[b]フラニル)オキシプロピル
c)臭化2−(5−イソキサゾリル)フェノキシエチル
d)臭化3−(5−イソキサゾリル)フェノキシプロピル
e)臭化2−(8−(6−フルオロ−3,4−ジヒドロ)−2H−ベンゾ[b]ピラニル)オキシエチル
f)臭化3−(1−(5−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ)ナフチル)オキシプロピル
g)臭化2−(7−(2,3−ジヒドロ)ベンゾ[b]フラニル)オキシエチル
h)臭化2−(7−ベンゾ[b]フラニル)オキシエチル
i)臭化2−(8−(2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ)−2H−ベンゾ[b]ピラニル)オキシエチル
j)臭化3−(8−(2,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ)−2H−ベンゾ[b]ピラニル)オキシプロピル
k)臭化2−(7−(2−メチル)ベンゾ[b]フラニル)オキシエチル
l)臭化3−(7−(2−メチル)ベンゾ[b]フラニル)オキシプロピル
m)臭化2−(7−(2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ−3−フルオロ)ベンゾ[b]フラニル)オキシエチル
n)臭化3−(7−(2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ−3−フルオロ)ベンゾ[b]フラニル)オキシプロピル
o)臭化3−(2−シアノ−4−フルオロ)フェノキシプロピル
p)臭化2−(5−(3−メチル)キノリニル)オキシエチル
q)臭化2−(5−シンノリニル)オキシエチル
r)臭化2−(4−(2,3−ジヒドロ)ベンゾ[b]フラニル)オキシエチル
s)臭化2−(4−ベンゾ[b]フラニル)オキシエチル
t)臭化3−(5−(2−メチル)キノキサリニル)オキシプロピル
u)臭化3−(2−(5−(3−メチル)イソキサゾリル)フェノキシ)プロピル
v)臭化2−(5−(7−フルオロ−2−メチル)キノリニル)オキシエチル
w)臭化2−(5−(2−メチル)キナゾリニル)オキシエチル
他の臭化アリールオキシアルキルも該文献に記載されているか、あるいは類似する方法により調製された。
【0074】
記載例27
臭化3−(5−(2−メチル)キノリニル)オキシプロピル(D27)
記載例24と同様の方法を用いて、表記化合物を5−ヒドロキシ−2−メチルキノリンおよび1,3−ジブロモプロパンから調製した。
質量スペクトル(API):測定値280(MH)。C1314 79BrNOとしての計算値279。
【0075】
記載例28
臭化2−(5−(8−クロロ−2−メチル)キノリニル)オキシエチル(D28)
記載例24と同様の方法を用いて、表記化合物を8−クロロ−5−ヒドロキシ−2−メチルキノリンおよび1,2−ジブロモエタンから調製した。
質量スペクトル(API):測定値300(MH)。C1211 79Br35ClNOとしての計算値299。
【0076】
記載例29
臭化2−(5−(8−フルオロ−2−メチル)キノリニル)オキシエチル(D29)
記載例24と同様の方法を用いて、表記化合物を8−フルオロ−5−ヒドロキシ−2−メチルキノリンおよび1,2−ジブロモエタンから調製した。
質量スペクトル(API):測定値284(MH)。C1211 79BrFNOとしての計算値283。
【0077】
記載例30
臭化2−(5−(7−クロロ−2−メチル)キノリニル)オキシエチル(D30)
記載例24と同様の方法を用いて、表記化合物を7−クロロ−5−ヒドロキシ−2−メチルキノリンおよび1,2−ジブロモエタンから調製した。
質量スペクトル(API):測定値300(MH)。C1211 79Br35ClNOとしての計算値299。
【0078】
記載例31
臭化3−(5−(7−クロロ−2−メチル)キノリニル)オキシプロピル(D31)
記載例24と同様の方法を用いて、表記化合物を7−クロロ−5−ヒドロキシ−2−メチルキノリンおよび1,3−ジブロモプロパンから調製した。
質量スペクトル(API):測定値314(MH)。C1313 79Br35ClNOとしての計算値313。
【0079】
記載例32
ヨウ化2−(4−(1−アセチル)−インダゾリル)オキシエチル(D32)
塩化2−(4−(1−アセチル)−1−H−インダゾリル)オキシエチル(1.1g、4.6ミリモル)およびヨウ化ナトリウム(0.69g、4.6ミリモル)のアセトン(10mL)中混合物を45℃で16時間攪拌し、ついで真空下で蒸発させた。残渣をジクロロメタン(10mL)と水(10mL)の間に分配した。有機層を乾燥(NaSO)させ、真空下で蒸発させて褐色油(0.91g、60%)を得た。
H NMR(CDCl)δ:2.32(3H,s)、3.82(2H,m)、4.23(2H,m)、6.69(1H,m)、7.45(1H,m)、8.03(1H,m)、8.23(1H,m)。
【0080】
記載例33
塩化2−(4−(1H)−インダゾリル)オキシエチル(D33)
R.E.Mewshawら、Bioorg. Med.Chem.Lett.(1999)、9(17)、2593−2598に記載の方法と同様の方法にて調製した。
質量スペクトル(API):測定値239(MH)。C1111 35ClNとしての計算値238。
【0081】
記載例34
8−クロロ−5−ヒドロキシ−2−メチルキノリン(D34)
クロトンアルデヒド(17.5mL、0.21モル)を2−クロロ−5−メトキシアニリン塩酸塩(10.36g、53.4ミリモル)の5N塩酸(450mL)中攪拌溶液に滴下し、還流をさらに0.5時間続けた。反応混合物を冷却し、水(500mL)で希釈し、ついでエーテル(400mL)で抽出した。水層を分離し、50% 水性NaOH(pH14)を用いて塩基性にし、ついでジクロロメタン(3x300mL)中に抽出した。合した有機相を乾燥させ(NaSO)、真空下で蒸発させて暗色油を得、それをヘキサン中20%EtOAcで溶出するシリカゲル(約200g)上のクロマトグラフィーにより精製して褐色油(5.17g)を得、それを酢酸(30mL)および48%臭化水素酸(30mL)の混合液中還流温度で66時間加熱した。反応混合物を真空下で蒸発させ、残渣を飽和NaHCO(aq)中に懸濁させ、ついでジクロロメタン(3x50mL)中に抽出した。合した有機相乾燥させ(NaSO)、真空下で蒸発させて、褐色固体(2.90g、28%)を得た。
質量スペクトル(API):測定値194(MH)。C10 35ClNOとしての計算値193。
【0082】
記載例35
8−フルオロ−5−ヒドロキシ−2−メチルキノリン(D35)
記載例34と同様の方法を用いて、表記化合物を2−フルオロ−5−メトキシアニリンから43%の収率で調製した。
質量スペクトル(API):測定値178(MH)。C10FNOとしての計算値177。
【0083】
記載例36
2−フルオロ−5−メトキシアニリン(D36)
15℃での2,6−ジブロモ−4−フルオロアニソール(52.5g、0.185モル)の98%硫酸(152mL)中攪拌混合物に、硝酸(9.2mL)および硫酸(152mL)の溶液を氷浴で外部から冷却しながら0.5時間にわたって滴下した。混合物を20℃で4時間にわたって攪拌し、ついで氷水(1kg)中に注ぎ、ジクロロメタン(3x150mL)で抽出した。合した抽出物を乾燥させ(NaSO)、真空下で蒸発させて褐色油を得た。シリカ上のヘキサン中1−50%エーテル勾配で溶出するクロマトグラフィーに付して灰白色固体を得、そのエタノール(250mL)中溶液を20℃、4バールで炭素上10%パラジウム(3.5g)上で18時間水素添加した。濾過により直売を除去し、濾液を真空下で蒸発させて残渣を得、それを飽和水性NaHCO(300mL)およびジクロロメタン(3x100mL)の間に分配した。合した有機抽出物を乾燥させ(NaSO)、真空下で蒸発させて油状物を得た。シリカ上のヘキサン中20−50%エーテル勾配で溶出するクロマトグラフィーに付して標記化合物(15.3g、59%)を油状物として得た。
質量スペクトル(API):測定値142(MH)。CFNOとしての計算値141。
【0084】
記載例37
7−クロロ−5−ヒドロキシ−2−メチルキノリン(D37)
記載例34と同様の方法を用いて、表記化合物を3−クロロ−5−メトキシアニリンから25%の収率で調製した。
質量スペクトル(API):測定値194(MH)。C10 35ClNOとしての計算値193。
【0085】
記載例38
5−ヒドロキシ−3−メチルキノリン(D38)
0℃、アルゴン下でのN−ピバロイル−3−メトキシアニリン(4.14g、20ミリモル)の乾燥テトラヒドロフラン(80mL)中攪拌溶液に、sec−ブチルリチウムのシクロヘキサンの溶液(1.4M、35.7mL、50ミリモル)を0.2時間(Tは0℃以下)にわたって滴下し、得られた混合物を0−5℃で2時間攪拌した。混合物を−5℃に冷却し、ついで乾燥N,N−ジメチルホルムアミド(2.3mL、30ミリモル)を滴下し、得られた溶液を0℃で1時間、ついで20℃で20時間攪拌した。混合物を0℃に冷却し、プロピオンアルデヒド(1.17g、20.2ミリモル)を滴下し、つづいてカリウムヘキサメチルジシラジドのトルエン中溶液(0.5M、80mL、40ミリモル)を0.2時間にわたって滴下した。混合物を0℃で0.25時間、ついで20℃で2時間、および30℃で1時間攪拌した。得られた混合物を飽和水性NHCl(200mL)およびエーテル(3x50mL)の間に分配し、合した有機抽出物を乾燥(NaSO)させ、真空下で蒸発させた。残渣をシリカ上のヘキサン中20−100%勾配で溶出するクロマトグラフィーに付し、5−メトキシ−3−メチルキノリン(0.16g、5%)を油状物として得た。5−メトキシ−3−メチルキノリン(0.16g、0.92ミリモル)およびピリジン塩酸塩(0.064g、5.5ミリモル)の混合物を、アルゴン下、200℃で攪拌しながら2.5時間加熱し、ついで冷却し、飽和水性NaHCO(30mL)とジクロロメタン(5x30mL)の間に分配した。合した有機抽出物を乾燥させ(NaSO)、真空下で蒸発させて固体を得、それを酢酸エチルで溶出するシリカ上のクロマトグラフィーに付して精製し、標記化合物を固体として得た(0.089g、60%)。
質量スペクトル(API):測定値160(MH)。C10NOとしての計算値159。
【0086】
記載例39
5−ヒドロキシシンノリン(D39)
15℃、アルゴン下、4−メトキシインドール(1.26g、8.57ミリモル)、粉末化水酸化カリウム(10.05g、0.179モル)および乾燥ジメチルホルムアミド(20mL)の混合物に、ヒドロキシルアミン−O−スルホン酸を0.2時間にわたって少しずつ添加した。内部温度を外から氷浴で冷却することで30℃以下に維持した。混合物を20℃で4時間攪拌し、ついでトルエン(4x50mL)で抽出した。合した抽出物を水(4x50mL)およびブライン(50mL)で洗浄し、ついで乾燥させ(NaSO)、真空下で蒸発させて油状物を得た。残渣をシリカ上ヘキサン中5−50%エーテル勾配で溶出するクロマトグラフィーに付して1−アミノ−4−メトキシインドール(0.79g、56%)を得た。1−アミノ−4−メトキシインドール(0.78g、4.8ミリモル)、ニトロベンゼン(3.4g、27.8ミリモル)およびメタノール性HCl(3%w/w、180mL)の混合物を還流温度で76時間加熱し、ついで冷却し、10%水性NaOH(50mL)およびジクロロメタン(3x30mL)の間に分配した。合した有機抽出物を乾燥させ(NaSO)、真空下で蒸発させて油状物を得、それをシリカ上ヘキサン中5−100%エーテルの勾配で溶出するクロマトグラフィーに付して精製した。得られた5−メトキシシンノリン(0.56g、3.5ミリモル)を48%水性HBr(35mL)と混合し、得られた溶液を還流温度で18時間加熱した。混合物を冷却し、ついで真空下で蒸発させ、残渣を水(10mL)に溶かした。水性アンモニア(d=.880)をpH6が得られるまで加え、その得られた混合物を0℃に冷却した。沈殿固体を濾過により集め、チャコール−メタノール処理により精製し、標記化合物を黄色固体として得た(0.37g、53%)。質量スペクトル(API):測定値147(MH)。COとしての計算値146。
【0087】
記載例40
5−メトキシ−2−メチルキナゾリン(D40)
2−アミノ−6−メトキシベンズアルデヒド[K.Tsudaら、Chem. Pharm. Bull. 1962、10、856](1.3g、8.6ミリモル)、ピリジン(0.81g、10.3ミリモル)およびトルエン(60mL)の攪拌溶液に、無水酢酸(0.97g、9.5ミリモル)を添加した。得られた混合物を還流温度で18時間加熱し、冷却し、ついで飽和水性NaHCO(100mL)とエーテル(50mL)の間に分配した。有機相を乾燥(NaSO)させ、真空下で蒸発させて固体を得、それをシリカ上ヘキサン中0−50%エーテルの勾配で溶出するクロマトグラフィーにより精製して無色固体(1.28g)を得た。後者を2Mメタノール性アンモニア(100mL)に溶かし、その溶液を還流温度で3時間加熱し、冷却し、ついで真空下で蒸発させ、残渣をシリカ上ジクロロメタン中0−100%エーテルの勾配で溶出するクロマトグラフィーに付して精製し、標記化合物(0.92g、62%)を無色固体として得た。
質量スペクトル(API):測定値175(MH)。C1010Oとしての計算値174。
H NMR(CDCl)δ:2.89(3H,s)、4.02(3H,s)、6.86(1H,d,J=8Hz)、7.49(1H,d,J=8Hz)、7.76(1H,t,J=8Hz)、9.65(1H,s)。
【0088】
記載例41
5−ヒドロキシ−2−メチルキナゾリン(D41)
0℃、アルゴン下、5−メトキシ−2−メチルキナゾリン(0.22g、1.26ミリモル)のジクロロメタン(20mL)中攪拌溶液に、三臭化ホウ素のジクロロメタン中溶液(1M、3.8mL)を0.01時間にわたって滴下した。得られた混合物を20℃で48時間攪拌し、ついで氷(50g)と.880水性アンモニア(50mL)の混合物中に注ぎ、0.5時間攪拌した。有機相を分離し、水相をジクロロメタン(3x30mL)で洗浄した。水相をクエン酸で酸性(pH6)にし、得られた混合物を酢酸エチル(3x50mL)で抽出した。合した酢酸エチル抽出物を乾燥させ(NaSO)、真空下で蒸発させ、標記化合物を油状物として得(0.030g、15%)、それをさらに精製することなく用いた。
質量スペクトル(API):測定値161(MH)。COとしての計算値160。
【0089】
記載例42
7−フルオロ−5−ヒドロキシ−2−メチルキノリン臭化水素酸塩(D42)
クロトンアルデヒド(28mL、0.33モル)を、3,5−ジフルオロアニリン(10.75g、0.083モル)の5N塩酸(450mL)中還流溶液に滴下し、還流をさらに0.5時間続けた。反応混合物を冷却し、水(200mL)で希釈し、エーテル(200mL)で洗浄した。水層を50%NaOH(aq)で塩基性(pH14)にし、MDC(3x200mL)中に抽出した。合した有機相を乾燥させ(NaSO)、真空下で蒸発させて暗色油を得、それをシリカゲル(約100g)上ヘキサン中50−100%酢酸エチルの勾配で溶出するクロマトグラフィーにより精製し、5,7−ジフルオロ−2−メチルキノリンを褐色固体として得た(6.57g、44%)。5,7−ジフルオロ−2−メチルキノリン(1.0g、5.6ミリモル)およびナトリウムメトキシド(1.62g、30ミリモル)のメタノール(50mL)中混合物を還流温度で18時間攪拌し、冷却し、メタノールの大部分を真空下で除去した。残渣を酢酸エチル(100mL)と水(100mL)の間に分配させた。有機相を乾燥(NaSO)させ、真空下で蒸発させて褐色油を得、それをシリカゲル(約60g)上ヘキサン中0−30%酢酸エチルの勾配で溶出するクロマトグラフィーにより精製して黄色固体(0.57g)を得、それを48%HBr(aq)(5mL)に懸濁させ、還流温度で18時間加熱した。反応混合物を冷却し、真空下で蒸発させて標記化合物を褐色固体として得た(0.67g、46%)。
質量スペクトル(API):測定値178(MH)。C10FNOとしての計算値177。
【0090】
記載例43
7−ヨ−ド−2−メチル−キノリン−5−オール(D43)
記載例34と同様の操作にて標記化合物を3−ヨ−ド−5−メトキシアニリンから調製した。
質量スペクトル(API):測定値286(MH)。C10INOとしての計算値285。
【0091】
記載例44
6−ブロモ−4−フルオロ−3−メトキシアニリン(D44)
4−フルオロ−3−メトキシアニリン(9.87g、70ミリモル)およびN−ブロモスクシンイミド(12.46g、70ミリモル)のジクロロメタン(150ml)中混合物を室温で1時間攪拌した(発熱反応)。反応混合物を真空下で蒸発させて暗色スラリーを得、それをシリカゲル(約350g)上ヘキサン中20−50%酢酸エチルの勾配で溶出するクロマトグラフィーに付し、標記化合物を褐色固体として得た(12.70g、82%)。
質量スペクトル(API):測定値220(MH)。C 79BrFNOとしての計算値219。
H NMR(CDCl):3.82(3H,s)、6.39(1H,d,J=8Hz)、7.14(1H,d,J=11Hz)。
【0092】
記載例45
8−ブロモ−6−フルオロ−5−メトキシ−2−メチルキノリン(D45)
6−ブロモ−4−フルオロ−3−メトキシアニリン(7.0g、32ミリモル)に、濃HCl(10ml)を、つづいてp−クロラニル(7.80g、32ミリモル)を加え、ついでn−ブタノール(10ml)を添加し、混合物全体を攪拌しながら還流温度にまで加熱した。クロトンアルデヒド(2.7g、38.4ミリモル)のn−ブタノール(5ml)中溶液を0.5時間にわたってゆっくりと添加し、さらに0.5時間還流を続けた。反応混合物を放置して冷却し、50%NaOH溶液を用いてpH14にまで塩基性にした。反応混合物を水(200ml)で希釈し、ジクロロメタン(3x100ml)で抽出した。合した有機抽出物をNaSO上で乾燥させ、真空下で蒸発させて暗色油を得、それをシリカゲル(約200g)上ヘキサン中20%酢酸エチルで溶出するクロマトグラフィーに付して標記化合物を褐色油として得た(2.97g、34%)。
質量スペクトル(API):測定値270(MH)。C11 79BrFNOとしての計算値269。
H NMR(CDCl)δ:2.79(3H,s)、4.13(3H,m)、7.34(1H,d,J=9Hz)、7.82(1H,d,J=11Hz)、8.40(1H,d,J=9Hz)。
【0093】
記載例46
6−フルオロ−5−メトキシ−2−メチルキノリン(D46)
2−メチル−5−メトキシ−6−フルオロ−8−ブロモキノリン(2.95g、10.9ミリモル)のエタノール(100ml)中溶液にチャコール上10%パラジウム(250g)を投入し、水素雰囲気下、室温および常圧で2時間攪拌した。ついで混合物をキーゼルガー床を介して濾過し、濾液を真空下で蒸発させ、標記化合物を褐色固体として得た(2.09g、100%)。
質量スペクトル(API):測定値192(MH)。C1110FNOとしての計算値191。
H NMR(CDCl)δ:3.23(3H,s)、4.31(3H,m)、7.62(1H,d,J=9Hz)、7.77(1H,m)、8.77(1H,m)、9.02(1H,d,J=9Hz)。
【0094】
記載例47
6−フルオロ−5−ヒドロキシ−2−メチルキノリン(D47)
2−メチル−5−メトキシ−6−フルオロキノリン(2.07g、10.8ミリモル)および48%臭化水素酸(30ml)の混合物を還流温度で24時間攪拌した。反応混合物を真空下で最低の容量まで減少させ、ジクロロメタン(50ml)と飽和水性炭酸水素ナトリウム 溶液(50ml)の間に分配した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、真空下で蒸発させ、標記化合物を褐色固体として得た(1.39g、73%)。
質量スペクトル(API):測定値178(MH)。C10FNOとしての計算値177。
H NMR(DMSO−d)δ:2.62(3H,s)、7.41(2H,m)、7.58(1H,m)、8.43(1H,d,J=9Hz)。
【0095】
記載例48
5−(2−ブロモエトキシ)−6−フルオロ−2−メチルキノリン(D48)
記載例24と同様の操作に従って、標記化合物を調製した。
質量スペクトル(API):測定値284(MH)。C1211 79BrFNOとしての計算値283。
H NMR(CDCl)δ:2.73(3H,s)、3.72(2H,t,J=6Hz)、4.61(2H,m)、7.33(1H,d,J=9Hz)、7.45(1H,m)、7.74(1H,m)、8.54(1H,d,J=9Hz)。
【0096】
記載例49
7,8−ジフルオロ−2−メチル−キノリン−5−オール(D49)
記載例42と同様の操作に従って、標記化合物を2,3,5−トリフルオロアニリンから調製した。
質量スペクトル(API):測定値198(MH)。C10Nとしての計算値197。
H NMR(CDCl)δ:2.81(3H,s)、7.09(1H,m)、7.38(1H,d,J=9Hz)、8.26(1H,d,J=9Hz)。
【0097】
記載例50
5(2−ブロモエトキシ)−7,8−ジフルオロ−2−メチルキノリン(D50)
記載例24に記載の操作を用いて標記化合物を調製した。
質量スペクトル(API):測定値302(MH)。C1210 79BrFNOとしての計算値301。
H NMR(CDCl)δ:2.78(3H,s)、3.68(2H,m)、4.55(2H,m)、7.00(1H,m)、7.29(1H,m)、8.21(1H,m)。
【0098】
記載例51
2,3−ジフルオロ−4−ヒドロキシ−5−ニトロ−安息香酸メチルエステル(D51)
氷酢酸(2mL)中の濃硝酸(70%w/w)(0.72mL、11.2ミリモル)を、2,3−ジフルオロ−4−ヒドロキシ−安息香酸メチルエステル[Gonzales、Javierら、PCT国際出願(1999)、 551 pp. WO9901423A1 1999 01 14](2g、10.6ミリモル)の氷酢酸(28mL)中溶液に滴下した。混合物を45℃で0.5時間攪拌し、ついで室温で一夜攪拌し、真空下で容量が4分の1になるまで蒸発させた。その濃縮物に水を添加して固体沈殿物を得、それを濾過し、水で2回洗浄して乾燥させ、標記化合物を無色固体として得た(2.2g、88%)。
H NMR(DMSO−d)δ:3.86(3H,s)、8.27(1H,dd,J=10、3Hz)。
【0099】
記載例52
5−アミノ−2,3−ジフルオロ−4−ヒドロキシ−安息香酸メチルエステル(D52)
2,3−ジフルオロ−4−ヒドロキシ−5−ニトロ−安息香酸メチルエステル(2.2g、9.4ミリモル)のメタノール(100mL)中溶液を、水素雰囲気下、外界温度、チャコール上10%パラジウム(0.8g)の存在下で3時間攪拌した。混合物を濾過し、濾液を真空下で蒸発させて標記化合物を無色固体として得た(1.9g、100%)。
H NMR(CDCl)δ:3.87(3H,s)、7.02(1H,dd,J=10、3Hz)。
【0100】
記載例53
7,8−ジフルオロ−6−メトキシカルボニル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(D53)
5−アミノ−2,3−ジフルオロ−4−ヒドロキシ−安息香酸メチルエステル(5.5g、27.1ミリモル)および塩化ベンジル−トリエチルアンモニウム(6.2g)のクロロホルム(300mL)中混合物を加温し、大部分の固体が溶けるまで音波処理した。混合物を氷浴中で冷却し、炭酸水素ナトリウム(10g)を、つづいて塩化クロロアセチル(2.4mL、29ミリモル)を加えた。合した混合物を冷却しながら1時間攪拌し、ついで還流温度下で略9時間攪拌した。ついで、真空下で蒸発させ、得られた残渣を水およびクロロホルムで処理して固体を得た。この固体を濾過により集め、水、ジエチルエーテルで洗浄し、真空下で乾燥させて標記化合物を得た(3.7g、56%)。
H NMR(DMSO−d)δ:3.85(3H,s)、4.78(2H,s)、7.21(1H,dd,J=10、3Hz)。
【0101】
記載例54
7,8−ジフルオロ−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン−6−カルボン酸(D54)
水性水酸化ナトリウム(30mL)の2M溶液を、7,8−ジフルオロ−6−メトキシカルボニル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(4.8g、19.8ミリモル)のTHF(100mL)中懸濁液に加えた。混合物を3時間放置して攪拌し、ついで全容量を真空下で半分にまで減少させた。2M塩酸で処理して固体を沈殿させ、それを濾過して水で3回洗浄し、ついで真空下で乾燥させて標記化合物を得た(3.6g、80%)。
H NMR(DMSO−d)δ:4.79(2H,s)、7.22(1H,dd,J=10、3Hz)、11.05(1H,brs)、13.41(1H,brs)。
【0102】
記載例55
7,8−ジフルオロ−6−ヒドロキシメチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(D55)
トリエチルアミン(2.4mL、17.3ミリモル)を7,8−ジフルオロ−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン−6−カルボン酸(3.6g、15.7ミリモル)の無水THF(250mL)中懸濁液に添加した。クロロギ酸イソブチル(2.2mL、17.3ミリモル)を該混合物に氷冷温度で0.5時間にわたって添加した。攪拌を室温でさらに2時間続けた。ついでそれを氷中で冷却し、固体を濾過により除去した。濾液をホウ水素化ナトリウム(3.2g)の水中冷溶液に加えた。混合物を冷却しながら1時間攪拌し、真空下で半分にまで濃縮し、2M塩酸で酸性化した。得られた固体沈殿物を濾過により集め、乾燥させて標記化合物を得た(1.15g、22%)。
H NMR(DMSO−d)δ:4.47(1H,d,J=8Hz)、4.68(2H,s)、5.38(1H,t,J=9Hz)、6.79(1H,dd,J=10、3Hz)、10.92(1H,brs)。
【0103】
記載例56
7,8−ジフルオロ−6−ホルミル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(D56)
二酸化マンガン(2.3g、26.3ミリモル)を7,8−ジフルオロ−6−ヒドロキシメチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(1.13g、5.25ミリモル)、ジクロロメタン(70mL)およびTHF(50mL)の混合物に添加した。混合物を6時間攪拌し、ついでセライトを介して濾過した。濾液を真空下で蒸発させて標記化合物を淡黄色固体として得た(1.02g、80%)。
H NMR(DMSO−d)δ:4.84(2H,s)、7.10(1H,dd,J=10、3Hz)、10.07(1H,s)、11.14(1H,brs)。
【0104】
記載例57
3−フルオロ−4−メトキシベンジルホスホン酸ジエチル(D57)
塩化3−フルオロ−4−メトキシベンジル[Cervena,Irena;Holubek,Jiri;Svatek,Emil;Valchar,Martin;Protiva,Miroslav;Collect.Czech.Chem.Commun.;52;10;1987;2564−2571](6g、35ミリモル)およびトリエチルホスファイト(23g、140ミリモル)を還流温度下で16時間攪拌した。過剰のトリエチルホスファイトを真空下で除去して標記化合物をアンバー色油として得た(11.2g、100%)。
質量スペクトル(API):測定値277(MH)。C1218FOPとしての計算値276。
H NMR(CDCl)δ:1.26(6H,m)、3.06(2H,d,J=21Hz)、3.87(3H,s)、3.90−4.10(4H,m)、6.90(1H,t,J=8Hz)、6.95−7.05(2H,m)。
【0105】
記載例58
4−(3−フルオロ−4−メトキシ−ベンジリデン)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(D58)
tert−ブトキシドのTHF中1M溶液(24mL、24ミリモル)を、室温にて、3−フルオロ−4−メトキシベンジルホスホン酸ジエチル(6g、22ミリモル)の無水THF(10mL)中攪拌溶液に滴下した。添加終了後、攪拌を45分間続けた。無水THF(10mL)中の4−オキソ−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(4.8g、24.2ミリモル)を添加した。混合物を放置して16時間攪拌し、それを飽和塩化アンモニウム(250mL)でクエンチした。ジエチルエーテル(200mL)で2回抽出し、合した有機層を蒸発させて粗油状物を得た。ヘキサン中酢酸エチル(5−15%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付し、標記化合物を無色油として得た(4.7g、66%)。
H NMR(CDCl)δ:1.48(9H,s)、2.31(2H,m)、2.44(2H,m)、3.40(2H,m)、3.50(2H,m)、3.88(3H,s)、6.25(1H,s)、6.80−7.00(3H,m)。
【0106】
記載例59
4−(3−フルオロ−4−メトキシ−ベンジル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(D59)
4−(3−フルオロ−4−メトキシ−ベンジリデン)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(4.7g、14.6ミリモル)のメタノール(400mL)中溶液を、炭素上10%パラジウム(0.8g)の存在下、大気圧の水素の下、室温で16時間放置して攪拌させた。濾過により触媒を除去し、濾液を蒸発させて粗油状物を得た。ヘキサン中酢酸エチル(10%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付し、標記化合物を無色油として得た(4.3g、99%)。
H NMR(CDCl)δ:1.05−1.20(2H,m)、1.45(9H,s)、1.55−1.65(3H,m)、2.46(2H,d,J=6Hz)、2.60−2.70(2H,m)、3.86(3H,s)、4.00−4.15(2H,m)、6.75−6.90(3H,m)。
【0107】
記載例60
2−フルオロ−4−ピペリジン−4−イルメチル−フェノール水素硫酸塩(D60)
4−(3−フルオロ−4−メトキシ−ベンジル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.26g、0.81ミリモル)のメタノール(1mL)およびジエチルエーテル(5mL)中溶液を、濃硫酸(0.088g)の存在下、還流下で1.5時間攪拌させた。溶媒を真空下で除去して無色油を得、それを氷酢酸(10mL)および48%w/w臭化水素酸(10mL)で処理した。混合物を還流下で4時間加熱し、それを真空下で蒸発乾固させてアンバー色固体を得た(0.24g、100%)。
質量スペクトル(API):測定値210(MH)。C1216FNOとしての計算値209。
H NMR(CDOD)δ:1.30−1.45(2H,m)、1.75−1.95(3H,m)、2.52(2H,d,J=7Hz)、2.80−3.00(2H,m)、3.30−3.40(2H,m)、6.975−8.00(3H,m)。
【0108】
記載例61
4−(3−フルオロ−4−ヒドロキシ−5−ニトロ−ベンジル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(D61)
70%w/w硝酸(0.08g、0.81ミリモル)の氷酢酸(0.5mL)中溶液を、室温にて、2−フルオロ−4−ピペリジン−4−イルメチル−フェノール水素硫酸塩(0.24g、0.81ミリモル)および無水酢酸(0.099g、0.097ミリモル)の攪拌溶液に滴下した。混合物を放置して16時間攪拌し、それを真空下で蒸発させた。残渣を水(15mL)に溶かし、炭酸水素ナトリウムで塩基性にし、THF(10mL)中のトリエチルアミン(2mL)およびジ炭酸ジ−tert−ブチル(0.21g、0.97ミリモル)で処理した。16時間攪拌させた後、混合物を酢酸エチル(80mL)と水(60mL)の間に分配した。水層をさらに酢酸エチル(80mL)で抽出した。合した有機層を乾燥(NaSO)させ、真空下で蒸発させた。残渣をヘキサン中酢酸エチル(10%−50%)で溶出するシリカ上のクロマトグラフィーに付し、標記化合物を黄色固体として得た(60mg、21%)。
質量スペクトル(API):測定値353([M−H])。C1723FNとしての計算値354。
H NMR(CDCl)δ:1.10−1.25(2H,m)、1.45(9H,s)、1.55−1.65(3H,m)、2.53(2H,d,J=7Hz)、2.55−2.65(2H,m)、4.00−4.20(2H,m)、7.23(1H,dd,J=10、2Hz)、7.68(1H,m)。
【0109】
記載例62
4−(3−フルオロ−4−メトキシカルボニルメトキシ−5−ニトロ−ベンジル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(D62)
標記化合物を記載例10と同様の方法にて調製した。
H NMR(CDCl)δ:1.10−1.25(2H,m)、1.45(9H,s)、1.55−1.75(3H,m)、2.55(2H,d,J=7Hz)、2.60−2.75(2H,m)、3.79(3H,s)、4.05−4.20(2H,m)、4.79(2H,s)、7.12(1H,dd,J=10、2Hz)、7.40(1H,m)。
【0110】
記載例63
6−(4−(N−(t−ブチルオキシカルボニル)ピペリジニル)メチル)−8−フルオロ−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(D63)
標記化合物を記載例5と同様の方法にて調製した。
H NMR(CDCl)δ:1.05−1.20(2H,m)、1.45(9H,s)、1.50−1.70(3H,m)、2.44(2H,d,J=7Hz)、2.55−2.70(2H,m)、4.00−4.15(2H,m)、4.66(2H,s)、6.36(1H,s)、6.60(1H,dd,J=10、2Hz)、8.11(1H,s)。
【0111】
記載例64
6−(4−(ピペリジニルメチル)−8−フルオロ−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン塩酸塩(D64)
標記化合物を記載例6と同様の方法にて調製した。
H NMR(DMSO−d)δ:1.20−1.40(2H,m)、1.60−1.80(3H,m)、2.40−2.46(2H,m)、2.70−2.90(2H,m)、3.15−3.30(2H,m)、4.62(2H,s)、6.51(1H,s)、6.74(1H,dd,J=11、2Hz)、8.30−8.80(2H,brm)、10.87(1H,s)。
【0112】
記載例65
6−(4−(N−(t−ブチルオキシカルボニル)ピペリジニル)メチル)−8−フルオロ−4−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(D65)
標記化合物を記載例7と同様の方法にて調製した。
H NMR(CDCl)δ:1.05−1.20(2H,m)、1.45(9H,s)、1.60−1.70(3H,m)、2.49(2H,d,J=8Hz)、2.60−2.75(2H,m)、3.35(3H,s)、4.00−4.15(2H,m)、4.66(2H,s)、6.51(1H,s)、6.64(1H,dd,J=10、2Hz)。
【0113】
記載例66
8−フルオロ−4−メチル−6−(4−(ピペリジニルメチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン塩酸塩(D66)
標記化合物を記載例6と同様の方法にて調製した。
H NMR(DMSO−d)δ:1.20−1.40(2H,m)、1.60−1.75(2H,m)、1.78−1.90(1H,m)、2.75−2.90(2H,m)、3.20−3.27(2H,m)、3.30(3H,s)、4.70(2H,s)、6.80−6.90(2H,m)、8.35(1H,brs)、8.65(1H,brs)。
【0114】
記載例67
2−フルオロ−4−メトキシベンジルホスホン酸ジエチル(D67)
標記化合物を記載例57と同様の方法にて調製した。
質量スペクトル(API):測定値277(MH)。C1218FOPとしての計算値276。
H NMR(CDCl)δ:1.27(6H,t,J=5Hz)、3.06(2H,d,J=21Hz)、3.78(3H,s)、4.00(4H,m)、6.60−6.75(2H,m)、7.20−7.30(1H,m)。
【0115】
記載例68
4−(2−フルオロ−4−メトキシ−ベンジリデン)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(D68)
標記化合物を記載例58と同様の方法にて調製した。
H NMR(CDCl)δ:1.47(9H,s)、2.25−2.40(4H,m)、3.35−3.45(2H,m)、3.45−3.55(2H,m)、3.79(3H,s)、6.20(1H,s)、6.55−6.70(2H,m)、7.07(1H,t,J=9Hz)。
【0116】
記載例69
4−(2−フルオロ−4−メトキシ−ベンジル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(D69)
標記化合物を記載例59と同様の方法にて調製した。
H NMR(CDCl)δ:1.05−1.20(2H,m)、1.45(9H,s)、1.55−1.70(3H,m)、2.50(2H,d,J=6Hz)、2.55−2.70(2H,m)、3.78(3H,s)、4.00−4.15(2H,m)、6.55−6.65(2H,m)、7.00(1H,t,J=9Hz)。
【0117】
記載例70
3−フルオロ−4−ピペリジン−4−イルメチル−フェノール水素硫酸塩(D70)
標記化合物を記載例60と同様の方法にて調製した。
質量スペクトル(API):測定値210(MH)。C1216FNOとしての計算値209。
H NMR(DMSO−d)δ:1.20−1.40(2H,m)、1.65−1.80(3H,m)、2.44(2H,d,J=6Hz)、2.75−2.85(2H,m)、3.15−3.30(2H,m)、6.45−6.60(2H,m)、7.03(1H,t,J=8Hz)、8.10(1H,brs)、8.42(1H,brs)、9.67(1H,brs)。
【0118】
記載例71
4−(2−フルオロ−4−ヒドロキシ−5−ニトロ−ベンジル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(D71)
標記化合物を記載例61と同様の方法にて調製した。
質量スペクトル(API):測定値353([M−H])。C1723FNとしての計算値354。
H NMR(CDCl)δ:1.10−1.25(2H,m)、1.45(9H,s)、1.55−1.75(3H,m)、2.55(2H,d,J=7Hz)、2.60−2.75(2H,m)、4.00−4.20(2H,m)、6.82(1H,d,J=10Hz)、7.94(1H,d,J=8Hz)。
【0119】
記載例72
4−(2−フルオロ−4−メトキシカルボニルメトキシ−5−ニトロ−ベンジル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(D72)
標記化合物を記載例10と同様の方法にて調製した。
H NMR(CDCl)δ:1.10−1.25(2H,m)、1.45(9H,s)、1.55−1.75(3H,m)、2.56(2H,d,J=7Hz)、2.60−2.70(2H,m)、3.83(3H,s)、4.05−4.20(2H,m)、4.76(2H,s)、6.67(1H,d,J=10Hz)、7.79(1H,d,J=7Hz)。
【0120】
記載例73
6−(4−(N−(t−ブチルオキシカルボニル)ピペリジニル)メチル)−7−フルオロ−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(D73)
標記化合物を記載例5と同様の方法にて調製した。
H NMR(CDCl)δ:1.05−1.20(2H,m)、1.45(9H,s)、1.55−1.75(3H,m)、2.49(2H,d,J=7Hz)、2.60−2.70(2H,m)、4.00−4.10(2H,m)、4.60(2H,s)、6.58(1H,d,J=8Hz)、6.90(1H,d,J=10、2Hz)、8.85(1H,s)。
【0121】
記載例74
6−(4−(ピペリジニルメチル)−7−フルオロ−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン塩酸塩(D74)
標記化合物を記載例6と同様の方法にて調製した。
質量スペクトル(API):測定値265(MH)。C1417FNとしての計算値264。
【0122】
実施例1
6−(4−(1−(2−(4−1H−インドリルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E1)
6−(4−ピペリジニルオキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン塩酸塩(0.10g、0.35ミリモル)、4−1H−インドリルオキシアセトアルデヒド[H.Sasaiら、Tetrahedron 1994、43、12313](0.062g、0.35ミリモル)およびトリアセトキシホウ水素化ナトリウム(0.11g、0.53ミリモル)の1,2−ジクロロエタン(10mL)中混合物を20℃で18時間攪拌した。ついで、混合物を飽和NaHCO水溶液(20mL)とジクロロメタン(3x15mL)の間に分配した。合した有機抽出物を乾燥させ(NaSO)、真空下で蒸発させた。残渣を酢酸エチル中0−20%メタノールで溶出するSiO上のクロマトグラフィーに付し、標記化合物(0.090g、63%)を油状物として得た。
質量スペクトル(API):測定値408(MH)。C2325としての計算値407。
【0123】
H NMR(CDCl)δ:1.84(2H,m)、2.01(2H,m)、2.54(2H,m)、2.85−3.00(4H,m)、4.21(1H,m)、4.29(2H,d,J=6Hz)、4.56(2H,s)、6.37(1H,d,J=3Hz)、6.52(2H,m)、6.64(1H,m)、6.87(1H,d,J=9Hz)、7.00−7.13(3H,m)、8.15(1H,brs)、8.21(1H,brs)。
【0124】
実施例2
6−(4−(1−(2−(4−(2−シアノ)−1H−インドリルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E2)
標記化合物を実施例1と同様の方法にて調製した。
質量スペクトル(API):測定値433(MH)。C2424としての計算値432。
H NMR(CDCl)δ:1.84(2H,m)、2.01(2H,m)、2.53(2H,m)、2.93(4H,m)、4.26(3H,m)、4.55(2H,s)、6.38(1H,d,J=2Hz)、6.53(2H,m)、6.88(1H,d,J=9Hz)、6.98(1H,d,J=8Hz)、7.23(2H,m)、8.07(1H,brs)、8.97(1H,brs)。
【0125】
実施例3
6−(4−(1−(3−(2−(5−イソキサゾリル)フェノキシ)プロピル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E3)
6−(4−(ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン塩酸塩(100mg、0.35ミリモル)、臭化3−(2−(5−イソキサゾリル)フェノキシ)プロピル(99mg、0.39ミリモル)、ジイソプロピルエチルアミン(149mg、1.155ミリモル)のイソプロピルアルコール(8mL)中混合物を反応ブロックにて還流温度で攪拌しながら48時間加熱した。反応混合物を冷却し、イソプロピルアルコールを真空下で蒸発させた。残渣をジクロロメタン(5mL)と水(5mL)の間に分配した。有機層を10gのシリカを予め装填したカラムに加え、酢酸エチル中0−10%メタノールで溶出した。所望の物質を含有するフラクションを合し、真空下で蒸発させて標記化合物を無色油として得た(50mg、32%)。
質量スペクトル(API):測定値450(MH)。C2527としての計算値449。
【0126】
H NMR(CDCl)δ:1.82(2H,m)、1.95(2H,m)、2.10(2H,m)、2.31(2H,m)、2.57(2H,m)、2.75(2H,m)、4.19(3H,m)、4.56(2H,s)、6.39(1H,d,J=2Hz)、6.52(1H,dd,J=9,2Hz)、6.80(1H,d,J=2Hz)、6.88(1H,d,J=9Hz)、7.05(2H,m)7.37(1H,m)、7.99(1H,dd,J=8、2Hz)、8.03(1H,brs)、8.30(1H,d,J=2Hz)。
【0127】
実施例4
6−(4−(1−(2−(5−キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E4)
6−(4−ピペリジニルメチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン塩酸塩(0.11g、0.4ミリモル)、臭化2−(5−キノリニルオキシ)エチル(0.1g、0.4ミリモル)およびジイソプロピルエチルアミン(0.16g、1.2ミリモル)のイソプロパノール(5mL)中混合物を還流下で48時間加熱した。イソプロパノールを真空下で蒸発させた。残渣を酢酸エチル中メタノール(0%−5%)で、つづいて0.880アンモニア/メタノール/酢酸エチル(5/5/90)で溶出するシリカゲル上のクロマトグラフィーに付して標記化合物(0.03g、18%)を得た。
質量スペクトル(API):測定値418(MH)。C2527としての計算値417。
【0128】
H NMR(CDCl)δ:1.31−1.38(2H,m)、1.49(1H,m)、1.64(2H,m)、2.14(2H,m)、2.46(2H,d,J=7Hz)、2.94(2H,t,J=5Hz)、3.05(2H,m)、4.29(2H,t,J=5Hz)、4.58(2H,s)、6.55(1H,s)、6.74(1H,d,J=8Hz)、6.87(2H,m)、7.37(1H,dd,J=8、4Hz)、7.60(1H,t,J=8Hz)、7.69(1H,d,J=8Hz)、8.04(1H,s)、8.55(1H,d,J=8Hz)、8.90(1H,m)。
【0129】
実施例5
6−(4−(1−(3−(2−シアノフェノキシ)プロピル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E5)
標記化合物を実施例3と同様の方法にて調製した。
質量スペクトル(API):測定値408(MH)。C2325としての計算値407。
H NMR(CDCl)δ:1.78(2H,m)、1.99(4H,m)、2.27(2H,m)、2.56(2H,t,J=7Hz)、2.77(2H,m)、4.17(3H,m)、4.56(2H,s)、6.40(1H,d,J=3Hz)、6.52(1H,dd,J=9Hz、3Hz)、6.87(1H,d,J=9Hz)、6.99(2H,m)、7.52(2H,m)、8.15(1H,brs)。
【0130】
実施例6
6−(4−(1−(3−(7−(2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ)ベンゾ[b]フラニルオキシ)プロピル)ピペリジニル)−オキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E6)
標記化合物を実施例3と同様の方法にて調製した。
質量スペクトル(API):測定値453(MH)。C2632としての計算値452。
H NMR(CDCl)δ:1.49(6H,s)、1.80(2H,m)、1.88−2.07(4H,m)、2.29(2H,m)、2.54(2H,t,J=6Hz)、2.75(2H,m)、3.01(2H,s)、4.12(2H,t,J=6Hz)、4.18(1H,m)、4.55(2H,s)、6.43(1H,d,J=3Hz)、6.52(1H,dd,J=9、3Hz)、6.75(3H,m)、6.85(1H,d,J=9Hz)、9.00(1H,brs)。
【0131】
実施例7
6−(4−(1−(2−(7−(2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ)ベンゾ[b]フラニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E7)
標記化合物を実施例3と同様の方法にて調製した。
質量スペクトル(API):測定値453(MH)。C2632としての計算値452。
H NMR(CDCl)δ:1.49(6H,s)、1.82(2H,m)、1.98(2H,m)、2.43(2H,m)、2.84(4H,m)、3.01(2H,s)、3.33(3H,s)、4.22(3H,m)、4.55(2H,s)、6.53(2H,m)、6.76(3H,m)、6.88(1H,d,J=9Hz)。
【0132】
実施例8
6−(4−(1−(2−(1−ナフチルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E8)
標記化合物を実施例3と同様の方法にて調製した。
質量スペクトル(API):測定値433(MH)。C2628としての計算値432。
H NMR(CDCl)δ:1.84(2H,m)、2.01(2H,m)、2.51(2H,m)、2.97(4H,m)、3.31(3H,s)、4.27(3H,m)、4.55(2H,s)、6.53(2H,m),6.84(2H,m)、7.43(4H,m)、7.79(1H,m)、8.24(1H,m)。
【0133】
実施例9
(±)−6−(3−(1−(3−(2−シアノフェノキシ)プロピル)ピペリジニル)メトキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E9)
標記化合物を実施例3と同様の方法にて調製した。
質量スペクトル(API):測定値422(MH)。C2427としての計算値421。
H NMR(CDCl)δ:1.16(1H,m)、1.53−1.83(4H,m)、1.97(1H,m)、1.99−2.12(3H,m)、2.55(2H,t,J=6Hz)、2.80(1H,m)、2.97(1H,m)、3.79(2H,m)、4.12(2H,t,J=6Hz)、4.54(2H,s)、6.39(1H,d,J=3Hz)、6.49(1H,dd,J=9、3Hz)、6.86(1H,d,J=9Hz)、6.92−7.02(2H,m)、7.44−7.58(2H,m)、8.12(1H,brs)。
【0134】
実施例10
(±)−6−(3−(1−(3−(2−シアノフェノキシ)プロピル)ピロリジニル)メトキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E10)
標記化合物を実施例3と同様の方法にて調製した。
質量スペクトル(API):測定値408(MH)。C2325としての計算値407。
H NMR(CDCl)δ:1.61(2H,m)、2.06(2H,m)、2.49(1H,m)、2.56−2.81(6H,m)、3.83(2H,d,J=7Hz)、4.14(2H,t,J=6Hz)、4.56(2H,s)、6.37(1H,d,J=3Hz)、6.50(1H,dd,J=9、3Hz)、6.88(1H,d,J=9Hz)、6.97(2H,m)、7.46−7.58(2H,m)、7.89(1H,brs)。
【0135】
実施例11
6−(4−(1−(3−(2−(5−イソキサゾリル)フェノキシ)プロピル)ピペラジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E11)
6−(4−ピペラジニルメチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン二塩酸塩(550mg、1.72ミリモル)、臭化3−(2−(5−イソキサゾリル)フェノキシ)プロピル(485mg、1.72ミリモル)、ジイソプロピルエチルアミン(1.2mL、6.9ミリモル)のイソプロピルアルコール(30mL)中混合物を、反応ブロック中、還流温度で攪拌しながら48時間加熱した。反応混合物を冷却し、イソプロピルアルコールを真空下で蒸発させた。残渣をジクロロメタン(25mL)と水(25mL)の間に分配した。有機層をシリカゲル(30g)上に加え、酢酸エチル中0−10%メタノールで溶出した。所望の物質を含有するフラクションを合し、真空下で蒸発させて標記化合物を黄色油として得た(2.80mg、36%)。
質量スペクトル(API):測定値449(MH)。C2528としての計算値448。
【0136】
H NMR(CDCl)δ:2.11(2H,m)、2.52(10H,m)、3.43(2H,s)、4.14(2H,m)、4.61(2H,s)、6.79(2H,m)、6.91(2H,s)、7.03(2H,m)、7.38(1H,m)、7.99(1H,dd,J=8、2Hz)、8.07(1H,brs)、8.29(1H,d,J=2Hz)。
【0137】
表1−6に記載の実施例の化合物は、実施例1または実施例3と同様の方法にて調製した。
【表1】
Figure 0004242643
【表2】
Figure 0004242643
【表3】
Figure 0004242643
【表4】
Figure 0004242643
【0138】
【表5】
Figure 0004242643
【表6】
Figure 0004242643
【0139】
【表7】
Figure 0004242643
【0140】
【表8】
Figure 0004242643
【表9】
Figure 0004242643
【0141】
【表10】
Figure 0004242643
【表11】
Figure 0004242643
【0142】
【表12】
Figure 0004242643
【表13】
Figure 0004242643
【0143】
実施例108
6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E108)
【化13】
Figure 0004242643
【0144】
6−(4−ピペリジニルメチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン塩酸塩(0.10g、0.35ミリモル)、臭化2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル(0.11g、0.42ミリモル)、ジイソプロピルエチルアミン(1mL)およびイソプロパノール(10mL)の混合物を、アルゴン下、還流温度で48時間加熱し、冷却し、ついで真空下で蒸発させた。残渣を飽和水性NaHCO(50mL)とジクロロメタン(3x30mL)の間に分配し、合した有機抽出物を乾燥させ(NaSO)、真空下で蒸発させた。得られた油状物を、50%酢酸エチル−ヘキサンで、つづいて0−25%メタノール−酢酸エチル勾配の溶出液で溶出するシリカ上のクロマトグラフィーに付して精製し、標記化合物を油状物として得た(0.04g、26%)。
質量スペクトル(API):測定値432(MH)。C2629としての計算値431。
【0145】
H NMR(CDCl)δ:1.25−1.38(2H,m)、1.49(1H,m)、1.65(2H,m)、2.14(2H,m)、2.45(2H,d,J=7Hz)、2.72(3H,s)、2.94(2H,t,J=6Hz)、3.05(2H,m)、4.27(2H,t,J=6Hz)、4.58(2H,s)、6.56(1H,d,J=2Hz)、6.73(1H,dd,J=7、2Hz)、6.78(1H,d,J=8Hz)、7.86(1H,d,J=7Hz)、7.23(1H,d,J=8Hz)、7.50−7.64(2H,m)、8.42(1H,d,J=8Hz)、8.75(1H,brs)。
【0146】
実施例108a
6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オンジヒドロクロリド(E108a)
6−(4−ピペリジニルメチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン塩酸塩(9.0g、29.5ミリモル)、臭化2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル(9.29g、34.9ミリモル)、ジイソプロピルエチルアミン(93mL)およびイソプロパノール(250mL)の混合物を、アルゴン下、還流温度で48時間加熱し、冷却し、ついで真空下で蒸発させた。残渣を5%水性NaOH(300mL)とジクロロメタン(3x150mL)の間に分配し、合した有機抽出物を乾燥させ(NaSO)、真空下で蒸発させた。得られた油を0−20%メタノール/酢酸エチルの勾配で溶出するシリカ上のクロマトグラフィーに付して精製し、標記化合物の遊離塩基(10.8g、85%)を無色固体として得た。この物質を還流温度で2−プロパノールに溶かし、ついで35%塩酸(5.36mL)を0.1時間にわたって滴下した。混合物を3時間攪拌し、同時に放置して20℃に冷やし、その後で得られた固体を濾過により集め、真空下、80−90℃で乾燥させ、標記化合物を淡黄色固体として得た(11.71g、95%)。
HPLC純度:98.6%
質量スペクトル(API):測定値432(MH)。C2629としての計算値431。
【0147】
実施例109
6−(4−(1−(2−(5−(3−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E109)
標記化合物を実施例3と同様の方法にて調製した。
質量スペクトル(API):測定値432(MH)。C2629としての計算値431。
H NMR(CDCl)δ:1.34(2H,m)、1.52(1H,m)、1.65(2H,m)、2.15(2H,m)、2.47(2H,d,J=7Hz)、2.61(3H,s)、2.94(2H,t,J=6Hz)、3.05(2H,m)、4.26(2H,t,J=6Hz)、4.56(2H,s)、6.56(1H,d,J=1Hz)、6.75(1H,dd,J=8、1Hz)、6.83(1H,d,J=8Hz)、6.85(1H,d,J=8Hz)、7.50(1H,t,J=8Hz)、7.65(1H,d,J=8Hz)、8.29(1H,d,J=2Hz)、8.85(1H,d,J=2Hz)、8.99(1H,brs)。
【0148】
実施例110
6−(4−(1−(2−(5−シンノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E110)
標記化合物を実施例3と同様の方法にて調製した。
質量スペクトル(API):測定値419(MH)。C2426としての計算値418。
H NMR(CDCl)δ:1.31(2H,m)、1.52(1H,m)、1.67(2H,m)、2.17(2H,m)、2.46(2H,d,J=7Hz)、2.95(2H,d,J=6Hz)、3.05(2H,m)、4.31(2H,t,J=6Hz)、4.58(2H,s)、6.57(1H,s)、6.74(1H,d,J=8Hz)、6.86(1H,d,J=8Hz)、6.99(1H,d,J=8Hz)、7.74(1H,t,J=8Hz)、8.11(1H,d,J=8Hz)、8.17(1H,d,J=6Hz)、8.42(1H,brs)、9.29(1H,d,J=6Hz)。
【0149】
実施例111
6−(4−(1−(2−(4−(1,2−ジヒドロ)ベンゾ[b]フラニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E111)
標記化合物を実施例3と同様の方法にて調製した。
質量スペクトル(API):測定値409(MH)。C2428としての計算値408。
H NMR(CDCl)δ:1.33(2H,m)、1.49(1H,m)、1.65(2H,m)、2.09(2H,m)、2.46(2H,d,J=7Hz)、2.78(2H,m)、3.00(2H,m)、3.12(2H,t,J=9Hz)、4.13(2H,m)、4.56(4H,m)、6.37(1H,d,J=8Hz)、6.45(1H,d,J=8Hz)、6.56(1H,s)、6.74(1H,d,J=8Hz)、6.87(1H,d,J=8Hz)、7.03(1H,t,J=8Hz)、8.14(1H,brs)。
【0150】
実施例112
6−(4−(1−(2−(4−(1H)−インダゾリルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E112)
標記化合物を実施例3と同様の方法にて調製した。
質量スペクトル(API):測定値407(MH)。C2326としての計算値406。
H NMR(CDCl)δ:1.32(2H,m)、1.48(1H,m)、1.63(2H,m)、2.13(2H,m)、2.45(2H,m)、2.93(2H,m)、3.06(2H,m)、4.29(2H,m)、4.58(2H,s)、6.47(1H,d,J=8Hz)、6.55(1H,d,J=2Hz)、6.73(1H,dd,J=8、2Hz)、6.87(1H,d,J=8Hz)、7.06(1H,d,J=8Hz)、7.27(2H,m)、8.10(1H,m)、8.49(1H,m)。
【0151】
実施例113
6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E113)
標記化合物を実施例3と同様の方法にて調製した。
質量スペクトル(API):測定値434(MH)。C2527としての計算値433。
H NMR(CDCl)δ:1.85(2H,m)、1.99(2H,m)、2.54(2H,m)、2.74(3H,s)、2.90(2H,m)、2.96(2H,m)、4.23(1H,m)、4.30(2H,m)、4.56(2H,s)、6.37(1H,d,J=2Hz)、6.52(1H,dd,J=9Hz)、6.79(1H,d,J=8Hz)、6.87(1H,d,J=9Hz)、7.25(1H,m)、7.56(2H,m)、8.22(1H,brs)、8.45(1H,d,J=8Hz)。
【0152】
実施例114
4−メチル−6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1,3]オキサジン−3−オン(E114)
標記化合物を実施例3と同様の方法にて調製した。
質量スペクトル(API):測定値448(MH)。C2629としての計算値447。
H NMR(CDCl)δ:1.86(2H,m)、2.01(2H,m)、2.55(2H,m)、2.75(3H,s)、2.93(2H,m)、3.00(2H,m)、3.33(3H,s)、4.20−4.34(3H,m)、4.56(2H,s)、6.55(2H,m)、6.82(1H,d,J=7Hz)、6.89(1H,d,J=7Hz)、7.26(1H,d,J=7Hz)、7.59(2H,m)、8.45(1H,d,J=8Hz)。
【0153】
実施例115
6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペラジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E115)
標記化合物を実施例3と同様の方法にて調製した。
質量スペクトル(API):測定値433(MH)。C2528としての計算値432。
H NMR(CDCl)δ:2.50(4H,m)、2.69(4H,m)、2.73(3H,m)、2.97(2H,t,J=6Hz)、3.54(2H,s)、4.30(2H,t,J=6Hz)、4.61(2H,s)、6.79(2H,m)、6.92(2H,s)、7.24(1H,d,J=8Hz)、7.59(2H,m)、7.87(1H,brs)、8.43(1H,d,J=8Hz)。
【0154】
実施例116
6−(4−(1−(3−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)プロピル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E116)
標記化合物を実施例3と同様の方法にて調製した。
質量スペクトル(API):測定値446(MH)。C2731としての計算値445。
H NMR(CDCl)δ:1.40−1.60(3H,m)、1.69(2H,m)2.14(2H,m)、2.22(2H,m)、2.50(2H,d,J=6Hz)、2.73(5H,m)、3.14(2H,m)、4.19(2H,m)、4.60(2H,s)、6.59(1H,s)、6.75(1H,d,J=8Hz)、6.79(1H,d,J=8Hz)、6.89(1H,d,J=8Hz)、7.24(1H,d,J=8Hz)、7.56(2H,m)、8.39(1H,brs)、8.43(1H,d,J=8Hz)。
【0155】
実施例117
6−(4−(1−(3−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)プロピル)ピペラジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E117)
標記化合物を実施例3と同様の方法にて調製した。
質量スペクトル(API):測定値447(MH)。C2630としての計算値446。
H NMR(CDCl)δ:2.09(2H,m)、2.50(8H,m)、2.61(2H,m)、2.73(3H,s)、3.42(2H,s)、4.18(2H,m)、4.60(2H,s)、6.80(2H,m)、6.90(2H,m)、7.24(1H,d,J=9Hz)、7.55(2H,m)、8.32(1H,brs)、8.44(1H,d,J=9Hz)。
【0156】
実施例118
6−(4−(1−(3−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)プロピル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E118)
標記化合物を実施例3と同様の方法にて調製した。
質量スペクトル(API):測定値448(MH)。C2629としての計算値447。
H NMR(CDCl)δ:1.81(2H,m)、1.97(2H,m)、2.11(2H,m)、2.34(2H,m)、2.63(2H,m)、2.73(3H,s)、2.76(2H,m)、4.20(3H,m)、4.56(2H,s)、6.41(1H,d,J=3Hz)、6.53(1H,dd,J=9、3Hz)、6.81(1H,dd,J=7、2Hz)、6.88(1H,d,J=9Hz)、7.24(1H,m)、7.56(2H,m)、8.46(1H,d,J=9Hz)、8.55(1H,brs)。
【0157】
実施例119
4−メチル−6−(4−(1−(3−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)プロピル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E119)
標記化合物を実施例3と同様の方法にて調製した。
質量スペクトル(API):測定値462(MH)。C2731としての計算値461。
H NMR(CDCl)δ:1.83(2H,m)、1.99(2H,m)、2.12(2H,m)、2.35(2H,m)、2.63(2H,m)、2.73(3H,s)、2.80(2H,m)、3.33(3H,s)、4.21(2H,m)、4.25(1H,m)、4.56(2H,s)、6.54(2H,m)、6.81(1H,dd,J=7、2Hz)、6.88(1H,d,J=9Hz)、7.24(1H,m)、7.55(2H,m)、8.46(1H,d,J=9Hz)。
【0158】
実施例120
4−メチル−6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E120)
【化14】
Figure 0004242643
【0159】
臭化2−(5−(2−メチル)キノリニル)オキシエチル(0.15g、0.62ミリモル)、4−メチル−6−(4−ピペリジニルメチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン塩酸塩(0.19g、0.62ミリモル)およびジイソプロピルエチルアミン(0.6mL、3.4ミリモル)のイソプロピルアルコール(8mL)中溶液を78℃で48時間攪拌した。混合物を真空下で略1mLにまで濃縮し、シリカゲルカラムに加えた。酢酸エチル中メタノール(0−10%)での勾配溶出に付し、標記化合物(0.15g、52%)を無色油として得た。
質量スペクトル(API):測定値446(MH)。C2731としての計算値445。
【0160】
H NMR(CDCl)δ:1.40(2H,m)、1.55(1H,m)、1.70(2H,m)、2.10(2H,m)、2.62(2H,d,J=7Hz)、2.74(3H,s)、3.13(4H,m)、3.34(3H,s)、4.57(2H,s)、4.70(2H,m)、6.71−6.78(2H,m)、6.86(1H,d,J=6.5Hz)、6.91(1H,d,J=8Hz)、7.26(1H,d,J=8Hz)、7.58(1H,t,J=8Hz)、7.67(1H,d,J=8Hz)、8.33(1H,d,J=8Hz)。
【0161】
実施例121
6−(4−(1−(2−(5−(8−クロロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E121)
臭化2−(5−(8−クロロ−2−メチル)キノリニル)オキシエチル(0.10g、0.33ミリモル)、6−(4−ピペリジニルメチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン塩酸塩(0.093g、0.33ミリモル)およびジイソプロピルエチルアミン(0.25mL、1.43ミリモル)のイソプロピルアルコール(10mL)中溶液を還流温度で48時間攪拌した。反応混合物を冷却し、真空下で蒸発させた。残渣をジクロロメタン(5mL)と水(5mL)の間に分配し、有機層を予めシリカを装填したカラム(10g)に加え、それを酢酸エチル中0−20%メタノールで溶出した。標記化合物を含有するフラクションを合し、真空下で蒸発乾固させて標記化合物を油状物として得た(0.035g、23%)。
質量スペクトル(API):測定値466(MH)。C2628 35ClNとしての計算値465。
【0162】
H NMR(CDCl)δ:1.32(2H,m)、1.48(1H,m)、1.66(2H,m)、2.12(2H,m)、2.46(2H,m)、2.80(3H,s)、2.92(2H,m)、3.03(2H,m)、4.25(2H,m)、4.58(2H,s)、6.55(1H,d,J=2Hz)、6.72(2H,m)、6.87(1H,d,J=8Hz)、7.30(1H,d,J=9Hz)、7.65(1H,d,J=8Hz)、8.35(1H,brs)、8.43(1H,d,J=9Hz)。
【0163】
実施例122
4−メチル−6−(4−(1−(3−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)プロピル)ピペリジニル)−メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E122)
標記化合物を実施例3と同様の方法にて調製した。
質量スペクトル(API):測定値460(MH)。C2833としての計算値459。
H NMR(CDCl)δ:1.34(2H,m)、1.52(1H,m)、1.63(2H,m)、1.94(2H,m)、2.09(2H,m)、2.52(2H,d,J=13Hz)、2.58(2H,m)、2.73(3H,s)、2.97(2H,m)、3.36(3H,s)、4.18(2H,m)、4.59(2H,s)、6.70−8.86(3H,m)、6.89(1H,d,J=8Hz)、7.24(1H,d,J=8Hz)、7.50−7.60(2H,m)、8.43(1H,d,J=8Hz)。
【0164】
実施例123
6−(4−(1−(2−(5−(8−クロロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E122)
標記化合物を実施例3と同様の方法にて調製した。
質量スペクトル(API):測定値480(MH)。C2730 35ClNとしての計算値479。
H NMR(CDCl)δ:1.35(2H,m)、1.51(1H,m)、1.66(2H,m)、2.13(2H,m)、2.52(2H,m)、2.80(3H,s)、2.92(2H,m)、3.03(2H,m)、3.35(3H,s)、4.25(2H,m)、4.59(2H,s)、6.75(3H,m)、6.89(1H,d,J=8Hz)、7.31(1H,d,J=9Hz)、7.66(1H,d,J=8Hz)、8.44(1H,d,J=9Hz)。
【0165】
実施例124
6−(4−(1−(2−(5−(8−フルオロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E124)
6−(4−ピペリジニルメチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン塩酸塩(1.2g、3.93ミリモル)、臭化2−(5−(8−フルオロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル(1.32g、4.65ミリモル)、ジイソプロピルエチルアミン(12.4mL)およびイソプロパノール(50mL)の混合物を、アルゴン下、還流温度で36時間加熱し、冷却し、ついで真空下で蒸発させた。残渣を水(100mL)、50%水性水酸化ナトリウム(20mL)およびジクロロメタン(3x50mL)の間に分配した。合した有機抽出物を乾燥させ(NaSO)、真空下で蒸発させて固体を得た(2.2g)。0−20%メタノール/酢酸エチルの勾配で溶出するシリカ上のクロマトグラフィーに付して、標記化合物を無色固体として得た(1.38g、68%)。
質量スペクトル(API):測定値450(MH)。C2628FNとしての計算値449。
【0166】
H NMR(CDCl)δ:1.29(2H,m)、1.50(1H,m)、1.65(2H,m)、2.15(2H,m)、2.45(2H,d,J=6Hz)、2.79(3H,s)、2.92(2H,m)、3.04(2H,m)、4.24(2H,m)、4.58(2H,s)、6.55(1H,s)、6.66(1H,m)、6.75(1H,d,J=9Hz)、6.87(1H,d,J=9Hz)、7.21−7.34(2H,m)、8.35(1H,brs)、8.42(1H,d,J=8Hz)。
【0167】
実施例125
6−(4−(1−(2−(5−(8−フルオロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E125)
標記化合物を実施例3と同様の方法にて調製した。
質量スペクトル(API):測定値464(MH)。C2730FNとしての計算値463。
H NMR(CDCl)δ:1.35(2H,m)、1.54(1H,m)、1.67(2H,m)、2.15(2H,m)、2.53(2H,d,J=6Hz)、2.79(3H,s)、2.92(2H,m)、3.05(2H,m)、3.35(3H,s)、4.24(2H,m)、4.58(2H,s)、6.67(1H,m)、6.73(1H,s)、6.77(1H,d,J=8Hz)、6.87(1H,d,J=8Hz)、7.20−7.34(2H,m)、8.42(1H,d,J=8Hz)。
【0168】
実施例126
6−(4−(1−(2−(5−(8−フルオロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E126)
標記化合物を実施例3と同様の方法にて調製した。
質量スペクトル(API):測定値452(MH)。C2526FNとしての計算値451。
H NMR(CDCl)δ:1.81(2H,m)、1.97(2H,m)、2.52(2H,m)、2.80(3H,s)、2.89(2H,m)、2.96(2H,t,J=6Hz)、4.25(3H,m)、4.56(2H,s)、6.43(1H,d,J=2Hz)、6.53(1H,dd,J=9,2Hz)、6.71(1H,dd,J=9、3Hz)、6.88(1H,d,J=9Hz)、7.22−7.35(2H,m)、8.45(1H,d,J=9Hz)、8.47(1H,brs)。
【0169】
実施例127
6−(4−(1−(2−(5−(8−フルオロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E127)
標記化合物を実施例3と同様の方法にて調製した。
質量スペクトル(API):測定値466(MH)。C2628FNとしての計算値465。
H NMR(CDCl)δ:1.86(2H,m)、2.02(2H,m)、2.52(2H,m)、2.79(3H,s)、2.93(2H,m)、2.96(2H,t,J=6Hz)、3.35(3H,s)、4.28(3H,m)、4.56(2H,s)、6.55(2H,m)、6.70(1H,dd,J=9,2Hz)、6.90(1H,d,J=9Hz)、7.22−7.36(2H,m)、8.45(1H,d,J=8Hz)。
【0170】
実施例128
6−(4−(1−(2−(5−(7−クロロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E128)
【化15】
Figure 0004242643
【0171】
臭化2−(5−(7−クロロ−2−メチル)キノリニル)オキシエチル(0.64g、2.13ミリモル)、6−(4−ピペリジニルメチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン塩酸塩(0.60g、2.13ミリモル)およびジイソプロピルアミン(1.50mL、8.62ミリモル)のイソプロピルアルコール(60mL)中溶液を還流温度で48時間攪拌した。反応混合物を冷却し、真空下で蒸発させた。残渣をジクロロメタン(30mL)と水(30mL)の間に分配した。有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で蒸発させて褐色油を得、それを0−15%メタノール/酢酸エチルで溶出するシリカゲル(30g)上のクロマトグラフィーにより精製して標記化合物を褐色固体として得た(0.46g、47%)。
質量スペクトル(API):測定値466(MH)。C2628 35ClNとしての計算値465。
【0172】
H NMR(CDCl)δ:1.33(2H,m)、1.47(1H,m)、1.63(2H,m)、2.15(2H,m)、2.46(2H,d,J=7Hz)、2.68(3H,s)、2.87(2H,t,J=6Hz)、2.97(2H,m)、4.24(2H,t,J=6Hz)、4.55(2H,s)、6.50(1H,d,J=2Hz)、6.72(1H,dd,J=8、2Hz)、6.78(1H,d,J=2Hz)、6.85(1H,d,J=8Hz)、7.17(1H,d,J=9Hz)、7.56(2H,m)、8.32(1H,d,J=9Hz)。
【0173】
実施例129
6−(4−(1−(2−(5−(7−クロロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E129)
標記化合物を実施例3と同様の方法にて調製した。
質量スペクトル(API):測定値480(MH)。C2730 35ClNとしての計算値479。
H NMR(CDCl)δ:1.35(2H,m)、1.50(1H,m)、1.67(2H,m)、2.14(2H,m)、2.52(2H,m)、2.71(3H,s)、2.92(2H,m)、3.03(2H,m)、3.35(3H,s)、4.25(2H,m)、4.59(2 H,s)、6.76(3H,m)、6.89(1H,d,J=8Hz)、7.22(1H,d,J=9Hz)、7.60(1H,d,J=1Hz)、8.35(1H,d,J=9Hz)。
【0174】
実施例130
6−(4−(1−(2−(5−(7−クロロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E130)
標記化合物を実施例3と同様の方法にて調製した。
質量スペクトル(API):測定値468(MH)。C2526 35ClNとしての計算値467。
H NMR(CDCl)δ:1.81(2H,m)、1.97(2H,m)、2.51(2H,m)、2.71(3H,s)、2.88(2H,m)、2.97(2H,m)、4.23(3H,m)、4.56(2H,s)、6.40(1H,d,J=3Hz)、6.53(1H,dd,J=9、3Hz)、6.78(1H,d,J=2Hz)、6.88(1H,d,J=9Hz)、7.24(1H,d,J=9Hz)、7.60(1H,m)、8.37(1H,d,J=9Hz)、8.50(1H,brs)。
【0175】
実施例131
6−(4−(1−(2−(5−(7−クロロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E131)
標記化合物を実施例3と同様の方法にて調製した。
質量スペクトル(API):測定値482(MH)。C2628 35ClNとしての計算値481。
H NMR(CDCl)δ:1.84(2H,m)、2.02(2H,m)、2.52(2H,m)、2.72(3H,s)、2.91(2H,m)、2.98(2H,m)、3.32(3H,s)、4.27(3H,m)、4.56(2H,s)、6.54(2H,m)、6.76(1H,m)、6.89(1H,d,J=8Hz)、7.24(1H,d,J=8Hz)、7.60(1H,m)、8.37(1H,d,J=9Hz)。
【0176】
実施例132
6−(4−(1−(2−(5−(7−クロロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペラジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E132)
標記化合物を実施例3と同様の方法にて調製した。
質量スペクトル(API):測定値467(MH)。C2527 35ClNとしての計算値466。
H NMR(CDCl)δ:2.49(4H,m)、2.67(4H,m)、2.71(3H,s)、2.93(2H,m)、3.42(2H,s)、4.26(2H,m)、4.60(2H,s)、6.78(2H,m)、6.90(2H,m)、7.22(1H,d,J=9Hz)、7.60(1H,m)、8.20(1H,brs)、8.35(1H,d,J=9Hz)。
【0177】
実施例133
6−(4−(1−(3−(5−(7−クロロ−2−メチル)キノリニルオキシ)プロピル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E133)
標記化合物を実施例3と同様の方法にて調製した。
質量スペクトル(API):測定値482(MH)。C2628 35ClNとしての計算値481。
H NMR(CDCl)δ:1.81(2H,m)、1.97(2H,m)、2.11(2H,m)、2.34(2H,m)、2.60(2H,m)、2.72(3H,s)、2.77(2H,m)、4.22(3H,m)、4.57(2H,s)、6.41(1H,d,J=3Hz)、6.53(1H,dd,J=9、3Hz)、6.79(1H,d,J=2Hz),6.88(1H,d,J=9Hz)、7.24(1H,d,J=9Hz)、7.59(1H,d,J=2Hz)、8.38(1H,d,J=9Hz)、8.48(1H,brs)。
【0178】
実施例134
6−(4−(1−(3−(5−(7−クロロ−2−メチル)キノリニルオキシ)プロピル)ピペリジニル)オキシ)−4−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E134)
標記化合物を実施例3と同様の方法にて調製した。
質量スペクトル(API):測定値496(MH)。C2730 35ClNとしての計算値495。
H NMR(CDCl)δ:1.82(2H,m)、1.98(2H,m)、2.11(2H,m)、2.34(2H,m)、2.61(2H,m)、2.71(3H,s)、2.79(2H,m)、3.33(3H,s)、4.17(2H,m)、4.26(1H,m)、4.56(2H,s)、6.54(2H,m)、6.79(1H,d,J=2Hz)、6.88(1H,d,J=8Hz)、7.23(1H,d,J=9Hz)、7.59(1H,d,J=2Hz)、8.38(1H,d,J=9Hz)。
【0179】
実施例135
6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4−(2−プロピル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E135)
標記化合物を実施例3と同様の方法にて調製した。
質量スペクトル(API):測定値474(MH)。C2935としての計算値473。
H NMR(CDCl)δ:1.30(2H,m)、1.49(1H,m)、1.55(6H,d,J=7Hz)、1.67(2H,m)、2.15(2H,m)、2.52(2H,m)、2.73(3H,s)、2.94(2H,m)、3.05(2H,m)、4.28(2H,m)、4.45(2H,s)、4.69(1H,m)、6.77(2H,m)、6.89(2H,m)、7.24(1H,d,J=9Hz)、7.56(2H,m)、8.43(1H,d,J=9Hz)。
【0180】
実施例136
6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キナゾリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]−オキサジン−3−オン(E136)
【化16】
Figure 0004242643
【0181】
6−(4−ピペリジニルメチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン塩酸塩(0.019g、0.067ミリモル)、臭化2−(5−(2−メチル)キナゾリニル)オキシエチル(0.018g、0.067ミリモル)、ジイソプロピルアミン(0.3mL)およびイソプロパノール(5mL)の混合物を還流温度で64時間加熱し、冷却し、ついで真空下で蒸発させた。残渣を10%水性NaOH(2mL)とジクロロメタン(3x2mL)の間に分配した。合した有機抽出物を5gのsep−pakシリカカートリッジに直接加えた。0−20%メタノール/酢酸エチルでの勾配溶出に付し、標記化合物(0.022g、76%)を油状物として得た。
質量スペクトル(API):測定値433(MH)。C2528としての計算値432。
【0182】
H NMR(CDCl)δ:1.32(2H,m)、1.50(1H,m)、1.65(2H,m)、2.18(2H,m)、2.46(2H,d,J=7Hz)、2.90(3H,s)、2.97(2H,t,J=6Hz)、3.04(2H,m)、4.33(2H,t,J=6Hz)、4.59(2H,s)、6.57(1H,d,J=2Hz)、6.74(1H,dd,J=9,2Hz)、6.86(2H,m)、7.50(1H,d,J=9Hz)、7.75(1H,t,J=9Hz)、8.49(1H,brs)、9.64(1H,s)。
【0183】
実施例137
6−(4−(1−(2−(5−(7−フルオロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E137)
【化17】
Figure 0004242643
【0184】
臭化2−(5−(7−フルオロ−2−メチル)キノリニル)オキシエチル(0.10g、0.35ミリモル)、6−(4−ピペリジニルメチル)−4H−ベンゾ[1,4]−オキサジン−3−オン塩酸塩(0.10g、0.35ミリモル)およびジイソプロピルアミン(0.25mL、1.44ミリモル)のイソプロピルアルコール(10mL)の溶液を還流温度で48時間加熱し、冷却し、真空下で蒸発させた。残渣をジクロロメタン(5mL)と水(5mL)の間に分配させた。有機層を予めシリカを装填したカラム(10g)に加え、それを0−20%メタノール/酢酸エチルで溶出して標記化合物を無色油として得た(0.068g、43%)。
質量スペクトル(API):測定値450(MH)。C2628FNとしての計算値449。
【0185】
H NMR(CDCl)δ:1.32(2H,m)、1.48(1H,m)、1.63(2H,m)、2.13(2H,m)、2.45(2H,m)、2.70(3H,s)、2.92(2H,m)、3.03(2H,m)、4.24(2H,m)、4.57(2H,s)、6.57(2H,m)、6.72(1H,dd,J=8、2Hz)、6.86(1H,d,J=8Hz)、7.18(2H,m)、8.33(1H,d,J=9Hz)、9.17(1H,brs)。
【0186】
実施例147
6−{1−[2−(6−フルオロ−2−メチル−キノリン−5−イルオキシ)−エチル]−ピペリジン−4−イルメチル}−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E147)
標記化合物を実施例3と同様の方法にて調製した。
質量スペクトル(API):測定値450(MH)。C2628FN計としての算値449。
H NMR(CDCl)δ:1.33(2H,m)、1.49(1H,m)、1.62(2H,m)、2.04(2H,m)、2.46(2H,m)、2.72(3H,s)、2.81(2H,m)、3.00(2H,m)、4.37(2H,m)、4.60(2H,s)、6.58(1H,d,J=2H)、6.74(1H,dd,J=8Hz、2Hz)、6.88(1H,d,J=8Hz)、7.28(1H,d,J=9Hz)、7.44(1H,m)、7.70(1H,m)、8.42(1H,d,J=9Hz)、8.51(1H,bs)。
【0187】
実施例148
6−{4−[2−(6−フルオロ−2−メチル−キノリン−5−イルオキシ)−エチル]−ピペラジン−1−イルメチル}−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E148)
標記化合物を実施例3と同様の方法にて調製した。
質量スペクトル(API):測定値451(MH)。C2527FNとしての計算値450。
H NMR(CDCl)δ:2.48(4H,bs)、2.60(4H,bs)、2.73(3H,s)、2.84(2H,m)、3.43(2H,s)、4.38(2H,m)、4.60(2H,s)、6.79(1H,s)、6.91(2H,s)、7.28(1H,d,J=9Hz)、7.44(1H,m)、7.70(1H,m)、7.87(1H,bs)、8.48(1H,d,J=9Hz)。
【0188】
実施例149
6−{1−[2−(7,8−ジフルオロ−2−メチル−キノリン−5−イルオキシ)−エチル]−ピペリジン−4−イルメチル}−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E149)
標記化合物を実施例3と同様の方法にて調製した。
質量スペクトル(API):測定値468(MH)。C2627としての計算値467。
H NMR(CDCl)δ:1.33(2H,m)、1.47(1H,m)、1.63(2H,m)、2.12(2H,m)、2.46(2H,m)、2.77(3H,s)、2.88(2H,m)、3.02(2H,m)、4.34(2H,m)、4.59(2H,s)、6.56(1H,d,J=2Hz)、6.74(1H,dd,J=8Hz、2Hz)、6.88(1H,d,J=8Hz)、7.00(1H,m)、7.26(1H,d,J=9Hz)、8.19(2H,m)。
【0189】
実施例150
6−{4−[2−(7,8−ジフルオロ−2−メチル−キノリン−5−イルオキシ)−エチル]−ピペラジン−1−イルメチル}−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E150)
標記化合物を実施例3と同様の方法にて調製した。
質量スペクトル(API):測定値469(MH)。C2526としての計算値468。
H NMR(CDCl)δ:2.48(4H,bs)、2.64(4H,bs)、2.77(3H,s)、2.87(2H,m)、3.42(2H,s)、4.34(2H,m)、4.60(2H,s)、6.81(1H,s)、6.90(2H,m)、6.99(1H,m)、7.26(1H,d,J=9Hz)、8.19(1H,dd,J=9Hz、1Hz)、8.51(1H,bs)。
【0190】
実施例151
6−{1−[2−(7−ヨ−ド−2−メチル−キノリン−5−イルオキシ)−エチル]−ピペリジン−4−イルメチル}−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E151)
標記化合物を実施例3と同様の方法にて調製した。
質量スペクトル(API):測定値558(MH)。C2628INとしての計算値557。
【0191】
実施例152
2−メチル−5−{2−[4−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イルメチル)−ピペリジン−1−イル]−エトキシ}−キノリン−7−カルボニトリル(E152)
6−{1−[2−(7−ヨ−ド−2−メチル−キノリン−5−イルオキシ)−エチル]−ピペリジン−4−イルメチル}−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(155mg、0.28ミリモル)およびシアン化銅(I)(50mg、0.56ミリモル)のN−メチルピロリジノン(2mL)中混合物を90℃で18時間攪拌した。室温に冷却後、反応混合物をジクロロメタン(5mL)とアンモニア(0.880、5mL)の間に分配した。有機層を分離し、10gの予めシリカを装填したカラムに直接加え、0−20%メタノール/酢酸エチルで溶出し、標記化合物を黄色油として得た(30mg、23%)。
質量スペクトル(API):測定値457(MH)。C2526としての計算値456。
【0192】
以下の化合物を、6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペラジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E115)および適当なアルキル化試薬から、記載例7に記載されている操作と同様の操作を用いて調製した。
【0193】
【化18】
Figure 0004242643
【0194】
【表14】
Figure 0004242643
【0195】
実施例159
4−エチル−6−{1−[2−(2−メチル−キノリン−5−イルオキシ)−エチル]−ピペリジン−4−イルメチル}−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E159)
標記化合物を記載例7に記載されている操作と同様の操作を用いて調製した。
質量スペクトル(API):測定値460(MH)。C2833としての計算値459。
H NMR(CDCl)δ:1.28(3H,t J 7.1)、1.35−1.40(3H,m)、1.59−1.66(2H,m)、2.19(2H,brt J 11)、2.52(2H,d J 6.6)、2.73(3H,s)、2.97(2H,t J 5.7)、3.07−3.11(2H,m)、3.97(2H,qJ 7.2)、4.30(2H,t J 5.7)、4.56(2H,s)、6.56−6.81(3H,m)、6.86−6.91(1H,m)、7.22−7.26(1H,m)、7.51−7.62(2H,m)、8.41(1H,d J 8.5)。
【0196】
実施例160
7,8−ジフルオロ−6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペラジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E160)
標記化合物を記載例16に記載されている操作と同様の操作を用いて調製した。出発化合物は2,3−ジフルオロ−4−ヒドロキシ−安息香酸メチルエステルであり、それをD51に変換し(D51を参照のこと)、ついでD52−56に記載されるように一連の反応に付した。
質量スペクトル(API):測定値469(MH)。C2526としての計算値468。
H NMR(CDCl)δ:1.59(4H,m)、2.50−2.70(4H,m)、2.73(3H,m)、3.51(2H,m)、4.29(2H,m)、4.66(2H,s)、6.60(1H,m)、6.80(1H,m)、6.92(2H,s)、7.24(1H,m)、7.50−7.65(2H,m)、7.87(1H,brs)、8.43(1H,m)。
【0197】
実施例161
8−フルオロ−6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E161)
標記化合物を実施例3と同様の方法にて調製した。
質量スペクトル(API):測定値450(MH)。C2628FNとしての計算値449。
H NMR(CDCl)δ:1.25−1.38(2H,m)、1.45−1.55(1H,m)、1.65−1.75(2H,m)、2.16(2H,m)、2.44(2H,d,J=7Hz)、2.73(3H,s)、2.95(2H,t,J=6Hz)、3.06(2H,m)、4.28(2H,t,J=6Hz)、4.65(2H,s)、6.34(1H,s)、6.60(1H,dd,J=7、2Hz)、6.79(1H,d,J=7Hz)、7.24(1H,d,J=8Hz)、7.50−7.64(2H,m)、7.74(1H,brs)、8.42(1H,d,J=8Hz)。
【0198】
実施例162
8−フルオロ−4−メチル−6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E162)
標記化合物を実施例3と同様の方法にて調製した。
質量スペクトル(API):測定値464(MH)。C2730FNとしての計算値463。
H NMR(CDCl)δ:1.40(2H,m)、1.50−1.65(1H,m)、1.65−1.70(2H,m)、2.20(2H,m)、2.50(2H,d,J=7Hz)、2.74(3H,s)、2.90−3.20(4H,m)、3.34(3H,s)、4.30(2H,s)、4.65(2H,m)、6.51(1H,s)、6.65(1H,d,J=8Hz)、6.80(1H,d,J=8Hz)、7.24(1H,d,J=8Hz)、7.50−7.60(2H,m)、8.42(1H,d,J=8Hz)。
【0199】
実施例163
7−フルオロ−6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E163)
標記化合物を実施例3と同様の方法にて調製した。
質量スペクトル(API):測定値448([M−H])。C2628FNとしての計算値449。
H NMR(CDCl)δ:1.25−1.38(2H,m)、1.50−1.60(1H,m)、1.60−1.70(2H,m)、2.14(2H,m)、2.49(2H,d,J=7Hz)、2.73(3H,s)、2.93(2H,t,J=6Hz)、3.04(2H,m)、4.27(2H,t,J=6Hz)、4.58(2H,s)、6.52(1H,d,J=7Hz)、6.69(1H,d,J=10Hz)、6.80(1H,d,J=7Hz)、7.24(1H,d,J=8Hz)、7.50−7.60(2H,m)、7.61(1H,brs)、8.42(1H,d,J=8Hz)。
【0200】
以下の化合物(E164−167)を実施例3と同様にして調製した:
実施例164
8−フルオロ−6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キナゾリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]−オキサジン−3−オン(E164)
実施例165
7−フルオロ−6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キナゾリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]−オキサジン−3−オン(E165)
実施例166
8−フルオロ−6−(4−(1−(2−(5−(7−クロロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E166)
実施例167
7−フルオロ−6−(4−(1−(2−(5−(7−クロロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E167)

Claims (12)

  1. 式(I):
    Figure 0004242643
    [式中、
    Arはフェニル、ナフチル、単環式ヘテロ芳香族基または二環式ヘテロ芳香族基であり、ここでAr基は、同一または異なる、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C1−6アルキル、トリフルオロメタンスルホニルオキシ、ペンタフルオロエチル、C1−6アルコキシ、アリールC1−6アルコキシ、C1−6アルキルチオ、C1−6アルコキシC1−6アルキル、C3−7シクロアルキルC1−6アルコキシ、C1−6アルカノイル、C1−6アルコキシカルボニル、C1−6アルキルスルホニル、C1−6アルキルスルフィニル、C1−6アルキルスルホニルオキシ、C1−6アルキルスルホニルC1−6アルキル、アリールスルホニル、アリールスルホニルオキシ、アリールスルホニルC1−6アルキル、C1−6アルキルスルホンアミド、C1−6アルキルアミド、C1−6アルキルスルホンアミドC1−6アルキル、C1−6アルキルアミドC1−6アルキル、アリールスルホンアミド、アリールカルボキシアミド、アリールスルホンアミドC1−6アルキル、アリールカルボキシアミドC1−6アルキル、アロイル、アロイルC1−6アルキル、アリールC1−6アルカノイル、ROCO(CH)s、RCON(R)(CH)s、RNCO(CH)sまたはRNSO(CH)s基(ここで、RおよびRは、各々、独立して、水素原子またはC1−4アルキルであるか、RおよびRはC3−6アザシクロアルカンまたはC3−6(2−オキソ)アザシクロアルカン環の一部を形成し、sは0または1ないし4の整数である)およびAr−Z(ここで、Zは単結合、O、SまたはCHであり、Arはフェニルまたは単環式ヘテロ芳香族基であって、該Ar基は、同一または異なる、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、トリフルオロメチル、C1−6アルキル、C1−6アルコキシまたはC1−6アルカノイルからなる群より選択される、1ないし3個の置換基により置換されていてもよい)からなる群より選択される、1ないし4個の置換基で置換されていてもよく;
    Arがフェニルまたは単環式ヘテロ芳香族基である場合、相互にオルト位にある置換基は結合して5−または6−員環を形成してもよく;
    は水素、C1−6アルキル、C3−6アルケニル、C3−6アルキニルまたはアリールC1−6アルキルであり;
    はハロゲン、C1−6アルキル、シアノ、CF、C1−6アルカノイル、C1−6アルコキシまたはヒドロキシであり;
    XはCHまたはNであり;
    Yは単結合、OまたはC=Oであり;
    pは0、1または2であり;
    rは0、1、2または3であり;
    mは2、3または4であり;
    nおよびqは、独立して、1または2である]
    で示される化合物またはその医薬上許容される塩。
  2. Arがフェニル、ナフチル、インドリル、キノリニル、キナゾリニル、インダゾリル、イソキノリニル、シンノリニルまたはベンゾフラニルであり、この基が請求項1に記載されるように置換されていてもよいところの、請求項1記載の化合物。
  3. Arがハロゲン(特に、フルオロまたはクロロ)、C1−6アルキル(特に、メチル、エチルおよびプロピル)、シアノ、CF、C1−6アルコキシ(特に、メトキシ、エトキシまたはイソプロポキシ)、C1−6アルカノイルまたは請求項1に記載されるようなAr−Zであるところの、請求項1または2記載の化合物。
  4. Arが請求項1に記載されるように置換されていてもよい単環式ヘテロ芳香族基(特に、イソキサゾリル)であり、Zが単結合であるところの、請求項3記載の化合物。
  5. Arが4−インドリル、4−インドリル(2−CN)、5−キノリニル、5−キノリニル(2−Me)、8−キノリニル、1−イソキノリニル、ナフチル、フェニル(2−CN)、フェニル(2,3−ジクロロ)、フェニル(3−Br)、フェニル(3−Me)、フェニル(3−CF)、フェニル(2−プロピル)、フェニル(2−CN、4−F)、フェニル(2−(5−イソキサゾリル)、フェニル(3−エチル−4−Cl)、2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロベンゾ[b]フラン−7−イル、(5−F)−2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロベンゾ[b]フラン−7−イル、(6−F)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b]ピラニル、(2,2−ジメチル)3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b]ピラニル、5−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロナフト−1−イル、7−(2,3−ジヒドロベンゾフラニル)、7−(2−メチル)ベンゾ[b]フラニル、7−ベンゾ[b]フラニル、5−キノリニル(2−Me、8−Cl)、5−キノリニル(2−Me、8−F)、5−キノリニル(2−Me、7−Cl)、5−キノリニル(2−Me、7−F)または5−キナゾリニル(2−Me)であるところの、請求項1記載の化合物。
  6. rが0、1または2であるところの、請求項1ないし5のいずれかに記載の化合物。
  7. がハロゲン、特にフルオロであるところの、請求項1ないし6のいずれかに記載の化合物。
  8. が水素またはメチルであるところの、請求項1ないし7のいずれかに記載の化合物。
  9. mが2であるところの、請求項1ないし8のいずれかに記載の化合物。
  10. 6−(4−(1−(2−(4−1H−インドリルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(4−(2−シアノ)−1H−インドリルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(3−(2−(5−イソキサゾリル)フェノキシ)プロピル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(5−キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(3−(2−シアノフェノキシ)プロピル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(3−(7−(2 , 2−ジメチル−2 , 3−ジヒドロ)ベンゾ[b]フラニルオキシ)プロピル)ピペリジニル)−オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(7−(2 , 2−ジメチル−2 , 3−ジヒドロ)ベンゾ[b]フラニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4−メチル−4H−ベンゾ[1 , 4]オ キサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(1−ナフチルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4−メチル−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    (±)−6−(3−(1−(3−(2−シアノフェノキシ)プロピル)ピペリジニル)メトキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    (±)−6−(3−(1−(3−(2−シアノフェノキシ)プロピル)ピロリジニル)メトキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(3−(2−(5−イソキサゾリル)フェノキシ)プロピル)ピペラジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(2 , 3−ジクロロフェニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(7−(2 , 2−ジメチル−2 , 3−ジヒドロ)ベンゾ[b]フラニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(3−ブロモフェニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(3−メチルフェニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(2−(5−イソキサゾリル)フェニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(1−ナフチルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(3−トリクロロメチルフェニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(3−エチル−4−クロロフェニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(2−プロピルフェニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(3−(5−(1 , , , 4−テトラヒドロ−1−ナフタレノニル)オキシ)プロピル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(5−キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    4−メチル−6−(4−(1−(2−(2−(5−イソキサゾリル)フェニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(1−イソキノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(8−(6−フルオロ−ジヒドロベンゾ[b]ピラニル)オキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(8−キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(7−ベンゾ[b]フラニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(7−(2 , 3−ジヒドロ)ベンゾ[b]フラニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    4−メチル−6−(4−(1−(2−(7−(2 , 3−ジヒドロ)ベンゾ[b]フラニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    4−メチル−6−(4−(1−(2−(7−ベンゾ[b]フラニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    4−メチル−6−(4−(1−(3−(2−(5−イソキサゾリル)フェニルオキシ)プロピル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    4−メチル−6−(4−(1−(3−(7−(2 , 2−ジメチル−2 , 3−ジヒドロ)ベンゾ[b]フラニルオキシ)プロピル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(3−(7−ベンゾ[b]フラニルオキシ)プロピル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(3−(8−(2 , 2−ジメチルジヒドロベンゾ[b]ピラニル)オキシ)プロピル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(3−(7−(2−メチル)ベンゾ[b]フラニルオキシ)プロピル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    4−メチル−6−(4−(1−(3−(8−(2 , 2−ジメチルジヒドロベンゾ[b]ピラニル)オキシ)プロピル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    4−メチル−6−(4−(1−(3−(7−(2−メチル)ベンゾ[b]フラニル)オキシ)プロピル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    4−メチル−6−(4−(1−(2−(7−(2−メチル)ベンゾ[b]フラニル)オキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(8−(2 , 2−ジメチルジヒドロベンゾ[b]ピラニル)オキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    4−メチル−6−(4−(1−(2−(8−(2 , 2−ジメチルジヒドロベンゾ[b]ピラニル)オキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    4−メチル−6−(4−(1−(2−(5−キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    4−メチル−6−(4−(1−(2−(7−(5−フルオロ−2 , 2−ジメチル−2 , 3−ジヒドロ)ベンゾ[b]フラニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(7−(5−フルオロ−2 , 2−ジメチル−2 , 3−ジヒドロ)ベンゾ[b]フラニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(7−(2 , 2−ジメチル−2 , 3−ジヒドロ)ベンゾ[b]フラニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(2−シアノフェニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(2−(5−イソキサゾリル)フェニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(3−(2−シアノフェニルオキシ)プロピル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(4−インドリルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(3−(7−(2 , 2−ジメチル−2 , 3−ジヒドロ)ベンゾ[b]フラニルオキシ)プロピル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    4−メチル−6−(4−(1−(3−(2−(5−イソキサゾリル)フェニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    4−メチル−6−(4−(1−(2−(7−(2 , 2−ジメチル−2 , 3−ジヒドロ)ベン ゾ[b]フラニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    4−メチル−6−(4−(1−(2−(4−インドリルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(1−ナフチルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(2−イソプロポキシフェニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(7−(5−フルオロ−2 , 2−ジメチル−2 , 3−ジヒドロ)ベンゾ[b]フラニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(3−(5−キノリニルオキシ)プロピル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(4−ベンゾ[b]フラニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(4−インドリルオキシ)エチル)ピペリジニル)カルボニル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(3−(2−(5−イソキサゾリル)フェニルオキシ)プロピル)ピペリジニル)カルボニル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(7−(2 , 2−ジメチル−2 , 3−ジヒドロ)ベンゾ[b]フラニルオキシ)エチル)ピペリジニル)カルボニル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(3−(1−(3−(2−(5−イソキサゾリル)フェニルオキシ)プロピル)ピペリジニル)メチルオキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(3−(1−(2−(4−インドリルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチルオキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(3−(1−(2−(7−(2 , 2−ジメチル−2 , 3−ジヒドロ)ベンゾ[b]フラニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチルオキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(3−(1−(2−(4−インドリルオキシ)エチル)ピロリジニル)メチルオキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(3−(1−(3−(2−(5−イソキサゾリル)フェニルオキシ)プロピル)ピロリジニル)メチルオキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(3−(1−(2−(7−(2 , 2−ジメチル−2 , 3−ジヒドロ)ベンゾ[b]フラニルオキシ)エチル)ピロリジニル)メチルオキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(3−(1−(3−(7−(2 , 2−ジメチル−2 , 3−ジヒドロ)ベンゾ[b]フラニルオキシ)プロピル)ピロリジニル)メチルオキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(3−(1−(2−(1−ナフチルオキシ)エチル)ピロリジニル)メチルオキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(3−(1−(2−(2−イソプロポキシフェニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチルオキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(3−(1−(2−(2−イソプロポキシフェニルオキシ)エチル)ピロリジニル)メチルオキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(3−(1−(2−(5−キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチルオキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(3−(1−(2−(5−キノリニルオキシ)エチル)ピロリジニル)メチルオキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(3−(1−(3−(2−シアノ−4−フルオロフェニルオキシ)プロピル)ピロリ ジニル)メチルオキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(3−(1−(3−(2−シアノ−4−フルオロフェニルオキシ)プロピル)ピペリジニル)メチルオキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(3−(1−(2−(7−(5−フルオロ−2 , 2−ジメチル−2 , 3−ジヒドロ)ベンゾ[b]フラニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチルオキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(3−(1−(2−(7−(5−フルオロ−2 , 2−ジメチル−2 , 3−ジヒドロ)ベンゾ[b]フラニルオキシ)エチル)ピロリジニル)メチルオキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(3−(1−(2−(8−キノリニルオキシ)エチル)ピロリジニル)メチルオキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(3−(1−(2−(8−キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチルオキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(3−(1−(3−(2−シアノフェニルオキシ)プロピル)ピロリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(3−(1−(3−(2−(5−イソキサゾリル)フェニルオキシ)プロピル)ピロリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(3−(1−(2−(7−(2 , 2−ジメチル−2 , 3−ジヒドロ)ベンゾ[b]フラニルオキシ)エチル)ピロリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(3−(1−(3−(7−(2 , 2−ジメチル−2 , 3−ジヒドロ)ベンゾ[b]フラニルオキシ)プロピル)ピロリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(3−(1−(2−(1−ナフチルオキシ)エチル)ピロリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(3−(1−(2−(7−(2 , 2−ジメチル−2 , 3−ジヒドロ)ベンゾ[b]フラニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(3−(1−(2−(1−ナフチルオキシ)エチル)ピペリジニル))−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(3−(1−(3−(2−シアノフェニルオキシ)プロピル)ピペリジニル))−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(3−(1−(2−(7−(2 , 2−ジメチル−2 , 3−ジヒドロ)ベンゾ[b]フラニルオキシ)エチル)ピペリジニル))−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(3−(1−(3−(7−(2 , 2−ジメチル−2 , 3−ジヒドロ)ベンゾ[b]フラニルオキシ)プロピル)ピペリジニル))−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(3−(1−(2−(7−(5−フルオロ−2 , 2−ジメチル−2 , 3−ジヒドロ)ベンゾ[b]フラニルオキシ)エチル)ピロリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(3−(4−インドリルオキシ)プロピル)ピペリジニル))−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(3−(2−シアノフェニル)プロピル)ピペリジニル))−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(3−(2−(5−イソキサゾリル)フェニルオキシ)プロピル)ピペリジニル))−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(3−(7−(2 , 2−ジメチル−2 , 3−ジヒドロ)ベンゾ[b]フラニルオキシ)プロピル)ピペリジニル))−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(3−(1−(2−(5−キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル))−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(4−インドリルオキシ)エチル)ピペラジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(1−ナフチルオキシ)エチル)ピペラジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(3−(2−シアノフェニルオキシ)プロピル)ピペラジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(7−(2 , 2−ジメチル−2 , 3−ジヒドロ)ベンゾ[b]フラニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(3−(4−インドリルオキシ)プロピル)ピペラジニル))−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(3−(2−シアノフェニルオキシ)プロピル)ピペラジニル))−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(3−(2−(5−イソキサゾリル)フェニルオキシ)プロピル)ピペラジニル))−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(3−(7−(2 , 2−ジメチル−2 , 3−ジヒドロ)ベンゾ[b]フラニルオキシ)プロピル)ピペリジニル))−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(7−(5−フルオロ−2 , 2−ジメチル−2 , 3−ジヒドロ)ベンゾ[b]フラニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(5−キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(4−(2−シアノフェニルオキシ)ブチル)ピペラジニル))−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(4−(2−(5−イソキサゾリル)フェニルオキシ)ブチル)ピペラジニル))−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(3−(5−キノリニルオキシ)プロピル)ピペリジニル))−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(5−(3−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(5−シンノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(4−(1 , 2−ジヒドロ)ベンゾ[b]フラニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(4−(1H)−インダゾリルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    4−メチル−6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 3]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペラジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(3−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)プロピル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(3−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)プロピル)ピペラジニ ル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(3−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)プロピル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    4−メチル−6−(4−(1−(3−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)プロピル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    4−メチル−6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(5−(8−クロロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    4−メチル−6−(4−(1−(3−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)プロピル)ピペリジニル)−メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(5−(8−クロロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4−メチル−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(5−(8−フルオロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(5−(8−フルオロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4−メチル−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(5−(8−フルオロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(5−(8−フルオロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4−メチル−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(5−(7−クロロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(5−(7−クロロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4−メチル−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(5−(7−クロロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(5−(7−クロロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4−メチル−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(5−(7−クロロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペラジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(3−(5−(7−クロロ−2−メチル)キノリニルオキシ)プロピル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(3−(5−(7−クロロ−2−メチル)キノリニルオキシ)プロピル)ピペリジニル)オキシ)−4−メチル−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4−(2−プロピル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キナゾリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]−オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(5−(7−フルオロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(4−ベンゾフラニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    4−メチル−6−(4−(1−(2−(4−ベンゾフラニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    4−メチル−6−(4−(1−(2−(1−イソキノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    4−メチル−6−(4−(1−(2−(5−(8−クロロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(1−イソキノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(3−(5−(2−メチル)キノキサリニルオキシ)プロピル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(4−ベンゾフラニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(1−イソキノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(3−(2−(5−(3−メチル)イソキサゾリル)フェニルオキシ)プロピル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−{1−[2−(6−フルオロ−2−メチル−キノリン−5−イルオキシ)−エチル]−ピペリジン−4−イルメチル}−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−{4−[2−(6−フルオロ−2−メチル−キノリン−5−イルオキシ)−エチル]−ピペラジン−1−イルメチル}−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−{1−[2−(7 , 8−ジフルオロ−2−メチル−キノリン−5−イルオキシ)−エチル]−ピペリジン−4−イルメチル}−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−{4−[2−(7 , 8−ジフルオロ−2−メチル−キノリン−5−イルオキシ)−エチル]−ピペラジン−1−イルメチル}−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    6−{1−[2−(7−ヨード−2−メチル−キノリン−5−イルオキシ)−エチル]−ピペリジン−4−イルメチル}−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    2−メチル−5−{2−[4−(3−オキソ−3 , 4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−6−イルメチル)−ピペリジン−1−イル]エトキシ}キノリン−7−カルボニトリル;
    4−エチル−6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    4−(1−プロピル)−6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    4−(1−ブチル)−6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    4−(2−メチル−1−プロピル)−6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    4−ベンジル−6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    4−フェネチル−6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    4−エチル−6− { 1−[2−(2−メチル−キノリン−5−イルオキシ)−エチル]−ピペリジン−4−イルメチル } −4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    , 8−ジフルオロ−6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペラジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    8−フルオロ−6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    8−フルオロ−4−メチル−6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    7−フルオロ−6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル )ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    8−フルオロ−6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キナゾリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    7−フルオロ−6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キナゾリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    8−フルオロ−6−(4−(1−(2−(5−(7−クロロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;または
    7−フルオロ−6−(4−(1−(2−(5−(7−クロロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1 , 4]オキサジン−3−オン;
    から選択される化合物またはその医薬上許容される塩である、請求項1記載の化合物。
  11. 6−(4−(1−(2−(4−1H−インドリルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(4−(2−シアノ)−1H−インドリルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(3−(2−(5−イソキサゾリル)フェノキシ)プロピル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(5−キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(3−(2−シアノフェノキシ)プロピル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(3−(7−(2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ)ベンゾ[b]フラニルオキシ)プロピル)ピペリジニル)−オキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(7−(2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ)ベンゾ[b]フラニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(1−ナフチルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
    (+)−6−(3−(1−(3−(2−シアノフェノキシ)プロピル)ピペリジニル)メトキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
    (+)−6−(3−(1−(3−(2−シアノフェノキシ)プロピル)ピロリジニル)メトキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(3−(2−(5−イソキサゾリル)フェノキシ)プロピル)ピペラジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(5−(3−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(5−シンノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(4−(1,2−ジヒドロ)ベンゾ[b]フラニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(4−(1H)−インダゾリルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
    4−メチル−6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1,3]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペラジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(3−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)プロピル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(3−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)プロピル)ピペラジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(3−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)プロピル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
    4−メチル−6−(4−(1−(3−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)プロピル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
    4−メチル−6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(5−(8−クロロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
    4−メチル−6−(4−(1−(3−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)プロピル)ピペリジニル)−メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(5−(8−クロロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(5−(8−フルオロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(5−(8−フルオロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(5−(8−フルオロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(5−(8−フルオロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(5−(7−クロロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(5−(7−クロロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(5−(7−クロロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(5−(7−クロロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)オキシ)−4−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(5−(7−クロロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペラジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(3−(5−(7−クロロ−2−メチル)キノリニルオキシ)プロピル)ピペリジニル)オキシ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(3−(5−(7−クロロ−2−メチル)キノリニルオキシ)プロピル)ピペリジニル)オキシ)−4−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4−(2−プロピル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キナゾリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]−オキサジン−3−オン;
    6−(4−(1−(2−(5−(7−フルオロ−2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
    7−フルオロ−6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
    8−フルオロ−4−メチル−6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル) メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
    8−フルオロ−6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペリジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
    7,8−ジフルオロ−6−(4−(1−(2−(5−(2−メチル)キノリニルオキシ)エチル)ピペラジニル)メチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
    4−エチル−6−{1−[2−(2−メチル−キノリン−5−イルオキシ)−エチル]−ピペリジン−4−イルメチル}−4H− ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン
    またはその医薬上許容される塩である、請求項1記載の化合物。
  12. 式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩の製造方法であって、
    (a)式(II):
    Figure 0004242643
    [式中、R、R、Y、n、p、qおよびrは式(I)の記載と同意義である]
    で示される化合物を、式(III):
    Figure 0004242643
    [式中、Arおよびmは式(I)の記載と同意義であり、Lは脱離基である]
    で示される化合物と反応させるか;または
    (b)上記した式(II)の化合物を、式(IV):
    Figure 0004242643
    [式中、Arおよびmは式(I)の記載と同意義である]
    で示される化合物と、還元剤の存在下で反応させるか;または
    (c)XがNである式(I)の化合物の場合、式(V):
    Figure 0004242643
    (V)
    [式中、p、R、rおよびRは式(I)の記載と同意義である]
    で示される化合物を、式(VI):
    Figure 0004242643
    (VI)
    [式中、Ar、m、qおよびnは式(I)の記載と同意義である]
    で示される化合物と、還元剤の存在下で反応させ;
    各工程(a)、(b)または(c)の後で、
    ・いずれの保護基を除去してもよく、および/または
    ・式(I)の化合物を式(I)の別の化合物に変換してもよく、および/または
    ・医薬上許容される塩を形成してもよい
    ことを含む、方法。
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