JP4241133B2

JP4241133B2 - Dental examination table

Info

Publication number: JP4241133B2
Application number: JP2003087193A
Authority: JP
Inventors: 裕士藤原; 賢一黒田; 石原　　圭
Original assignee: J Morita Manufaturing Corp
Current assignee: J Morita Manufaturing Corp
Priority date: 2003-03-27
Filing date: 2003-03-27
Publication date: 2009-03-18
Anticipated expiration: 2023-03-27
Also published as: CN1290480C; JP2004290429A; CN1533757A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、旋回可能なハンガーアームに支持された作業用トレーを側部に備えた歯科用診療台に関する。
【０００２】
【従来の技術】
上記歯科用診療台における作業用トレーは、上面に充填物等の調製作業スペース或いは薬品やピンセット等の備品を置く為のスペースを備え、また一側部には各種ハンドピースを保持する為のハンドピースホルダーが、更にはモニター用ディスプレイ等が設けられている。歯科診療においては、診療台の背板を倒して患者を横臥状態にし、術者はその診療部位や診療態様に応じて患者頭部の廻りを移動しながら診療作業を行う。従って、術者がどのような診療位置にあっても、術者が作業し易い位置に上記トレーがあることが望ましく、その為トレーは診療台の側部に設置された旋回アーム（ハンガーアーム）機構に支持され、術者は絶えずトレーを手近に引き寄せて作業することができるようになされている。
【０００３】
そして、作業効率の面から、上記トレーは最短距離で且つ無駄な動きを少なくして術者の手元に引き寄せられることが望ましい。また、設置スペースを小さくして診療スペースを有効活用する為にも、トレーの運動軌跡をできるだけコンパクトにすることが望まれる。また、近年歯科診療においては、虫歯の治療だけではなく、歯垢や歯石の除去或いは歯面の清掃診療等の、所謂予防診療或いは審美診療が重要視されるようになってきた。このような予防診療等の場合、虫歯治療のように特定の歯を対象とするのではなく、全ての歯を対象とすることになるから、術者は患者頭部の廻り（例えば９時の位置、１２時の位置、更には３時の位置間）を短時間で移動することが必要となる。
【０００４】
上記のように診療中の術者の移動範囲が広く且つ移動頻度が多くなると、益々その動きに円滑に追随することができ、且つ運動軌跡がコンパクトなトレーが求められることになる。特許文献１、２、３は、歯科診療装置におけるトレーの移動機構の例を示すものである。
【０００５】
【特許文献１】
実開昭６２−２０２８２６号公報
【特許文献２】
実公平３−８２６６号公報
【特許文献３】
特公平６−３４８００号公報
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献１に開示された歯科用テーブル移動機構は、平行リンク機構を用いたものであり、ワークテーブル（トレー）は診療台に対して平行状態を保ったまま移動させることができる。しかし、トレーの移動軌跡は平行リンク（アーム）の旋回軌跡と一致するため、移動範囲が狭く、移動範囲を広くしようとするとアームを長くする必要があり、そのため移動軌跡に要するスペースが大きくなることが予想される。
【０００７】
また、特許文献２は、第１の水平アームと、第２の水平アーム間にモータ、ベルト及び複数の歯車等の駆動・伝達機構を介在させ、モータにより第１の水平アームを旋回させ、この旋回に伴う伝達機構の規制を受けた第２の水平アームの連動作用によって、ワークテーブル（トレー）を完全に診療台に平行に移動させんとするものである。この場合、トレーを移動させる為の余分なスペースを必要とせず、コンパクトな移動軌跡が得られるが、装置が複雑且つ大掛かりとなり、またトレーの移動はモータのオン・オフ操作によってなされ、手操作による微妙な位置調整が困難である。
【０００８】
特許文献３は、基台に旋回自在に支持された第１の腕と、その先端に旋回自在に支持された第２の腕とによりテーブル（トレー）の移動機構を構成し、これをエアシリンダ、太陽ギア、遊星ギア、第１及び第２の平行アームを介してリンクを構成して、第２の腕の旋回運動を規制することにより、トレーを診療台に略沿うよう移動させんとするものである。この例では、トレーの移動領域を小さくすることができるが、装置が複雑且つ大掛かりとなり、またトレーの移動はエアシリンダのオン・オフ操作によってなされるから、上記同様手操作による微妙な位置調整が困難である上に、術者の迅速な動きに追随し難いと言う点も指摘される。
【０００９】
本発明は上記のような実情に鑑みなされたものであり、構造が簡単で、トレーが歯科用診療台の長手方向に対して略平行となるよう移動可能であり、且つトレーの移動軌跡をコンパクトになすと共に、術者の多様な診療作業にもトレーが的確に追随し得るトレー運動機構を備えた新規な歯科用診療台を提供するものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項１の発明に係る歯科用診療台は、座部近傍に固定された第一支軸に基端が枢着され該支軸の周りに水平旋回可能とされた第一アームと、該第一アームの先端に軸回転可能に軸支された第二支軸に基端が固定支持された第二アームと、該第二アームの先端に水平回動可能に支持されたトレーとを備えた歯科用診療台であって、上記第一支軸と第二支軸とは連結手段によって連結され、該連結手段が、第一支軸の偏心位置と第二支軸の偏心位置とを繋ぐ連結体からなることを特徴とする。
【００１１】
上記構成において、第二支軸は、座部近傍に固定された第一支軸に連結手段により連結されているから、第一アームの第一支軸周りの旋回時には、この連結手段によりその軸回転が規制される。そして、第二アームがこの第二支軸に固定支持されているから、該第二アームの先端に水平回動可能に支持されたトレーは、上記規制を受けた第二アームの水平旋回運動に追随して、コンパクトな軌跡で移動することになる。このようなトレーの移動軌跡は診療台の側部に略沿ったものとなり、省スペース化が図られると共に、その移動は術者の手操作によりなされるから、診療時の術者の移動にも円滑に追随させることができる。
【００１２】
また、上記連結手段が、第一支軸の偏心位置と第二支軸の偏心位置とを繋ぐ連結体からなるから、第一アームとこの連結体によりリンク機構が構成される。従って、第一アームの旋回が安定且つ円滑になされる。しかも、第二アームは、第二支軸に対して固定支持されているから、第一アームの旋回時には該第二アームの動きがこの連結体の規制を受ける。この連結体の第一支軸及び第二支軸に対する連結位置並びに第二アームの第二支軸に対する固定位置を適宜定めることにより、第二アームの先端に支持されるトレーの移動軌跡を、第一アーム先端の移動軌跡より診療台側とし、且つ診療台の側部に略沿うような曲線（診療台の長手方向に対して略平行）とすることができる。
【００１３】
上記連結体としては、棒状剛体或いは板状剛体でなるリンクロッドからなるもの（請求項２）、多関節ロッドからなるもの（請求項３）、更に連結体がその長手方向に沿って弾性を有するもの（請求項４）が採用される。多関節ロッドからなるものとすれば、この多関節ロッドの作用により、上記第二アームの運動規制をより的確なものとすることができる。また、長手方向に沿って弾性を有するものとすると、弾性範囲内で第二アームの水平揺動が許容されることになるから、トレーの移動軌跡に幅を持たせることができ、取扱性が向上する。弾性を付与する手段としては、連結体全体を引張ばね或いはゴムの紐状体とする他、リンクロッドの一部をこれら弾性体に代えることも可能である。また、連結体としてはワイヤー等も採用可能である。
【００１６】
請求項５の発明に係る歯科用診療台は、請求項１乃至４のいずれかの発明において、上記トレーの第二アームに対する水平回動範囲を規制する規制手段が、トレーと第二アームとの間に設けられていることを特徴とする。
【００１７】
一般に歯科用診療台は、上記座部の一端に背板が起伏自在に連設され、且つこの背板の上端にはヘッドレストが傾動自在に取り付けられ、一方上記トレーの一側部には複数のハンドピースを繰出し自在に保持するハンドピースホルダーが設けられている。このような歯科用診療台において、本請求項の発明のように構成すれば、トレーは第二アームに対して水平回動可能に支持されているが、上記規制手段によりその回動範囲が規制され、第一アームの旋回時における上記連結手段で移動軌跡が規制された第二アーム及びトレーとの協働作用によって、どのようなトレーの位置にあっても、トレーを術者の診療作業に適した方向に向くようにすることができる。また、少なくともトレーがヘッドレスト上の患者の頭部近傍位置（２０ｃｍ程度）にあるときには、トレーに設けられたハンドピースホルダーから繰出されるハンドピースの先端が、ヘッドレストの上方空間（延長空間）に向くよう設定することができる。従って、診療作業が円滑になされると共に、診療中術者がハンドピースを繰出す際、診療台上に横臥した患者の頭部にハンドピースの先端が向くことがなく、患者に恐怖感を与えることがない。
【００１８】
請求項６の発明に係る歯科用診療台は、請求項１乃至５のいずれかの発明において、上記トレーは、第二アームの先端に軸回転可能に軸支された第三支軸に固定支持され、該第三支軸は上記第二支軸に対して連結手段によって連結され、上記第二アームの第二支軸周りの旋回に伴いこの連結手段により第三支軸の軸回転が規制され、トレーは第二アームの旋回に連動しこの規制を受けて水平回動し得るようにしたことを特徴とする。
【００１９】
この構成によれば、第三支軸と第二支軸間を連結する連結手段により、第一アーム及び第二アームの水平旋回に連動するトレーの水平回動が規制される。この規制範囲を適宜設定することにより、請求項５の発明と同様に、トレーがどのような位置にあっても、トレーを術者の診療作業に適した方向に向くよう、また、少なくともトレーが患者頭部に接近した位置では、トレーに設けられたハンドピースホルダーからハンドピースを繰出す際に、診療台上に横臥した患者の頭部にハンドピースの先端が向かないようにすることができる。ここでの連結手段も、請求項２〜４に記載のものが同様に採用され得ることは言うまでもない。
【００２０】
請求項７の発明に係る歯科用診療台は、上記第二アームの第二支軸に対する固定支持がロック・アンロック可能なロック手段によりなされ、このロック手段のロックを解除することにより、第二アームが第二支軸に対し水平旋回可能とされることを特徴とする。この構成によれば、必要によりロック手段のロックを解除することにより、第二アームを第二支軸周りにフリーに水平旋回させることができる。例えば、トレー上に設置されたモニターディスプレイを患者側に向かせる場合、或いは診療中にハンドピースホルダーに保持されたハンドピースの先端部を補助者に取り替えさせる場合、更には診療台の側部を通行する人の邪魔にならないよう一時的にトレーを退避させる必要がある場合、等に有効である。
【００２１】
請求項８の発明に係る歯科用診療台は、上記座部は基台部分に支持され、上記第一支軸はこの基台部分に設けられていることを特徴とする。上記トレーは、診療台の側部に沿って移動するように構成されるから、その第一アームの取付基部となる第一支軸は、座部の近傍に設置されることがスペースの有効活用上望ましく、座部に直接設ける場合の他、座部を支持する基台部分に設けることも望ましく採用される。
【００２２】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態について説明する。図１（ａ）（ｂ）は、本発明の歯科診療台の例を示す斜視図であり、（ａ）はトレーの水平旋回アームが座部に取付けられた例を、（ｂ）は同基台部分のベースプレートに取付けられた例を示す。両例の歯科用診療台１においては、床面上に据付けられるベースプレート１１とその上に設置される基台本体１２とにより基台部分１０が構成され、基台本体１２上には該基台本体１２に内蔵された不図示の昇降機構を介して座部１３が設置されている。
【００２３】
この座部１３の一端には背板１４が起伏自在に連設され、更にこの背板１４の上端にはヘッドレスト１５が傾動自在に取り付けられている。座部１３の他端には、フットレスト１６及びステップ１７が、互いに屈折可能に連成されている。図例の歯科用診療台１は、いずれも患者を横臥させて水平診療する場合の状態を示すが、座位診療をする場合、患者にうがいをさせる場合、或いは患者を入退出させる場合等においては、背板１４を起立させると共に、ステップ１７の水平状態を維持したままフットレスト１６を垂直に倒すことが可能なように、夫々の機構部が構成されている。
【００２４】
そして、図１（ａ）の場合は座部１３と背板１４の連設部分に、図１（ｂ）の場合は上記ベースプレート１１に、第一支軸２が夫々固設され、これら第一支軸２に、第一アーム３がその基端をして枢着され、第一支軸２の周りに水平旋回可能とされている。この第一アーム３の先端部には、以下に詳述する第二支軸４及び第二アーム５等を介してトレー６が支持されている。このトレー６の一側部には、複数のハンドピース７１…を繰出し自在に保持するハンドピースホルダー７が付設されている。７０…は各ハンドピース７１…の作用媒体供給用ホースである。その他、図には示さないが、診療台１の他側部にはうがい用スピットンやデンタルライト用支柱が設置される。
【００２５】
図２は、図１（ａ）の歯科用診療台１の平面図であり、トレー６の移動状態を併せ示している。６１はトレー６に設けられたハンドルであり、術者はこのハンドル６１を把持し、トレー６を引き寄せ或いは押し出すように操作することにより、図のように実線位置や二点鎖線位置のように、術者の診療作業に適した位置にトレー６を位置決めすることができる。この術者によるハンドル６１の操作に伴い、第一アーム３が座部１３の取付部１３０に固設された第一支軸２の周りに水平旋回すると共に、第二アーム５及びトレー６は後記する連結手段の規制を受けながら図のような移動をする。
【００２６】
図３は、第一アーム３及び第二アーム５の機構を示す拡大側面断面図であり、上記取付部１３０に第一支軸２が下向きに固設され、この第一支軸２には第一アーム３が基端部をして水平旋回可能に枢着されている。第一アーム３の先端部には第二支軸４が軸回転可能に支持されている。また、この第二支軸４には第二アーム５がその基端部をして固定支持されており、該第二アーム５は先側に向け垂直上向きに曲成されてその先端部でトレー６を水平回動可能に支持している。上記第一支軸２及び第二支軸４の下端偏心位置間には、連結手段としてのリンクロッド８が、枢着ピン８ａ、８ｂを介して連結されている。５１は、第二アーム５の第二支軸４に対する固定支持を維持する為のロック手段であり、このロック手段５１のロック解除をすれば、第二アーム５を第二支軸４に対してフリー旋回可能とすることができる。これの詳細については後記する。
【００２７】
図４は第一アーム３及び第二アーム５の機構を示す概略的平面図であり、図５は更にその動きを説明する図である。ここでリンクロッド８は棒状剛体からなることを示すが、これは板状のものであっても良い。図４において、第一アーム３を実線位置から二点鎖線位置へ（矢印Ａ方向に）、第一支軸２の周りに水平旋回させんとすると、第一支軸２が固定であり、且つこの固定の第一支軸２の偏心位置と第二支軸４の偏心位置との間にリンクロッド８が連結されているから、このリンクロッド８の規制を受けて、第二支軸４は第一アーム３の先端部に対し図におけるＢ方向に相対回転する。しかも、第二アーム５が第二支軸４に対して、ロック手段５１により固定支持されているから、この第二支軸４の相対回転に伴い、第二アーム５が第一アーム３に対して開くよう、第二支軸４の周りに相対的に水平旋回する。
【００２８】
図５は上記の動作機構を更に詳細に説明する図であり、本図において２０は第一支軸２の軸心を、４０は第二支軸４の軸心を夫々示し、３０は両軸心を結ぶ線分、即ち第一アーム３の機構上の中心線を示す。また、８０は枢着ピン８ａ、８ｂを結ぶ線分であり、リンクロッド８の機構上の中心線である。また、５０は第二アーム５の同様の中心線である。即ち、これら軸心２０、４０、線分３０、８０、枢着ピン８ａ、８ｂによりリンク機構が構成される。
【００２９】
斯くして、軸心２０と枢着ピン８ａとは固定位置にあるから、図４のように第一アーム３がＡ方向に旋回移動すると、上記リンク機構は図５のような軌跡で動作する。そして、第二支軸４に対して第二アーム５が固定支持されているから、軸心４０と枢着ピン８ｂとを結ぶ線分と、線分５０とが一定角度に維持される。その為、第一アーム３の旋回に伴い、線分５０が線分３０に対してＣ方向に開くように相対回転しながら、線分５０の先端部（第二アーム５の先端部）はＤに示す軌跡を描いて移動することになる。トレー６はこの第二アームの先端部に支持されるから、軌跡Ｄに沿って移動し、第一アーム３の先端部より診療台１寄りでその長手方向に略平行となるよう移動する。従って、その移動軌跡は極めてコンパクトであり、無駄な動きがなく、術者の診療作業に適した位置にトレー６を速やかに移動させることができる。尚、図４及び図５で第一アーム３を逆方向に旋回させれば、トレー６は軌跡Ｄを逆に辿ることは言うまでもない。
【００３０】
図６は図３におけるＸ部の拡大図を示す。図において、第二支軸４は第一アーム３の先端に軸受４１を介して軸回転可能に支持されている。また、この第二支軸４の上半部において、第二アーム５が軸受４２を介して水平旋回可能に支持されている。そして、第二アーム５は第二支軸４に対して、ロック手段５１により固定支持状態に維持されるようになされている。即ち、該ロック手段５１は、第二アーム５の筒壁に貫挿されるロックピン５１ａと、該ロックピン５１ａの後端に連接された操作ノブ５１ｂと、第二アーム５の周体に螺装された取付座５１ｃと、この取付座５１ｃとロックピン５１ａの大径部との間に弾装された圧縮ばね５１ｄと、第二支軸４の周体に開設されたロック孔５１ｅとより構成される。図例では、このロック孔５１ｅを第二支軸４の周方向に複数設け、第二支軸４に対する第二アーム５の固定位置を可変としているが、１個でも良い。
【００３１】
上記ロックピン５１ａは、圧縮ばね５１ｄにより第二支軸４の軸心方向に弾力付勢されており、その先端部をロック孔５１ｅに嵌り込ませれば、この互いの係合と圧縮ばね５１ｄの弾力により、第二支軸４に対する第二アーム５の固定支持状態が維持される。そして前述のように第二アーム５をフリー旋回させる必要が生じた時には、上記操作ノブ５１ｂを圧縮ばね５１ｄの弾力に抗して引張り、ロックピン５１ａの先端部をロック孔５１ｅから脱出させてロック解除することができる。そして、ロックピン５１ａの先端部を第二支軸４の周体に弾接させるようにしておけば、隣接するロック孔５１ｅ間では第二アーム５をフリー旋回させることができる。
【００３２】
図７は、図３におけるＹ部分の拡大図であり、図８（ａ）（ｂ）は図７におけるＺ−Ｚ線断面図である。図において、トレー６は第二アーム５の上向先端部に固設された第三支軸５３に対して、スラスト軸受６２を介して水平回動可能に支持されている。この水平回動は、回動規制手段６３によって規制される。即ち、この回動規制手段６３は、トレー６の下面に第三支軸５３と同心的に固設された円環部材６３ａと、この円環部材６３ａに形成された円弧状切欠部６３ｂと、第二アーム５の先端部周体に螺装されたストッパーピン６３ｃとよりなる。ストッパーピン６３ｃは上記円弧状切欠部６３ｂ内に収納され、この円弧状切欠部６３ｂ内でストッパーピン６３ｃの相対移動が許容される。
【００３３】
従って、円環部材６３ａがトレー６に一体固設されているから、トレー６は第三支軸５３に対して、ストッパーピン６３ｃの上記円弧状切欠部６３ｂ内での相対移動が許容される範囲内で、水平回動が可能とされる。図８（ａ）は、トレー６が時計方向には回転が可能であるが、反時計方向にはストッパーピン６３ｃの円弧状切欠部６３ｂの端壁部に対する係止により、その回転が阻止されている状態を示す。一方、図８（ｂ）は、逆にトレー６が反時計方向には回転が可能であるが、時計方向にはその回転が阻止されている状態を示す。即ち、トレー６は図８（ａ）及び図８（ｂ）の状態間で水平回動が許容される。
【００３４】
このように、トレー６は、第三支軸５３（第二アーム５の先端部）に対する水平回動が、上記規制手段６３により規制される。而して、上記円弧状切欠部６３ｂの形成位置及び円弧角度を適宜設定することにより、図２においてトレー６が動き得るすべての位置でも、術者の診療作業に適した位置にトレー６が向くよう、また、少なくともトレー６が患者頭部に接近した位置（図２の２点鎖線位置参照）にあるときには、この規制範囲内ではハンドピースホルダー７から繰出されるハンドピースの繰出し方向Ｅが、ヘッドレスト１５の上方位置（延長位置）に向くようになすことができる。従って、術者の診療作業の効率化が図られると共に、診療台１上に横臥する患者の頭部に対してハンドピースの先端部が向くことがなく、患者に恐怖感を与えることがない。尚、上記円弧状切欠部６３ｂの形成位置及び円弧角度は、図２に示すようにハンドピースホルダー７に平行な線に対する角度αが約１５°となるよう設定されることが適当とされる。
【００３５】
上記説明で理解される通り、トレー６が軌跡Ｄのように診療台１の側部に沿って移動するが、更に、軌跡Ｄのどの位置にあってもトレー６及びハンドピースホルダー７が診療台１（診療台１上の患者）に当たらないようにすることができる。即ち、図２において、第３支軸５３の軸心と診療台１の側部間距離Ｄ１、第３支軸５３の軸心とトレー６の側辺部間距離Ｄ２、第３支軸５３の軸心とハンドピースホルダー７の側辺部（保持されているハンドピース７１がハンドピースホルダー７の側辺部より突出している場合はハンドピース７１の先端部）間距離Ｄ３の関係が、Ｄ１＞Ｄ２或いはＤ１＞Ｄ３となるよう、第一アーム３及び第二アーム５の長さ、上記リンク機構の構成、第三支軸５３とトレー６との取付位置、及び上記規制手段６３の規制範囲を適宜調整することにより、これが可能とされる。従って、トレー６を軌跡Ｄに沿って移動させる場合、どの位置においてもトレー６或いはハンドピースホルダー７（ハンドピース７１）が診療台１や診療台１上の患者に当たることがなく、トレー６或いはハンドピースホルダー７が毀損する懸念がなく、また患者に不愉快な思いをさせることもない。
【００３６】
図９及び図１０は、本発明の参考例を示すものであり、上記第１の実施形態における連結手段としてのリンクロッド８に代え、ベルト（チェーンも可）８１を採用したものである。第一支軸２及び第二支軸４の下端には、夫々各軸２、４に同心的に歯車８１ａ、８１ｂが固設されており、これら歯車８１ａ、８１ｂに上記ベルト８１が掛け渡されている。第二支軸４側の歯車８１ｂは、第一支軸２側の歯車８１ａより径が小とされている。尚、この歯車８１ａ、８１ｂに代え接触抵抗の大きいプーリー状のものとすることも可能である。
【００３７】
上記参考例における動作を、図１０に基づき説明する。図において、第一アーム３がＡ方向に旋回しようとすると、第一支軸２、即ち歯車８１ａは固定であるから、ベルト８１に対しては見掛上歯車８１ａが反時計方向（反Ａ方向）に相対回転することになり、ベルト８１には反時計方向への引張力が付与される状態となる。この引張力が歯車８１ｂをＢ方向に回転させる力として作用し、第二支軸４に固定支持された第二アーム５はＣ方向に旋回し、トレー６が支持される第二アーム５の先端部分は、第一アーム３のＡ方向への旋回に伴い、Ｄのような軌跡を描いて移動することになる。従って、上記第１の実施形態と同様、その移動軌跡は極めてコンパクトであり、無駄な動きがなく、術者の診療作業に適した位置にトレー６を速やかに移動させることができる。
【００３８】
尚、図例では歯車８１ｂの径を歯車８１ａの径より小さくしており、これにより第一アーム３の旋回に伴う第二アーム５の旋回角を大きくすることができるのであり、この径の大小関係を適宜設定することにより、上記軌跡Ｄの形状を任意に変えることができる。また、第一アーム３を逆方向（反Ａ方向）に旋回させれば、第二アーム５の先端部分は軌跡Ｄを逆に辿ることは言うまでもない。その他の構成は第１の実施形態と同様であるので、共通部分には同一の符号を付し、その説明を割愛する。
【００３９】
図１１は、第２の実施形態を示すものであり、上記第１の実施形態における連結手段としてのリンクロッド８に代え、引張ばね８２を採用したものである。この引張ばね８２は、第一支軸２の下端偏心位置に設けられたピン８２ａと、第二支軸８２ｂの下端偏心位置に設けられたピン８２ｂとの間に張架されている。本実施形態においても、第一アーム３がＡ方向に旋回する際に、第二支軸４が上記リンクロッド８１と同様引張ばね８２により規制を受け、Ｂ方向に回転し、第二支軸４と固定関係の第二アーム５はＣ方向に旋回する。
【００４０】
従って、第二アーム５の先端部はＤの軌跡を描いて移動するが、引張ばね８２によりその長手方向に弾性が付与されるから、軌跡Ｄには引張ばね８２の弾性範囲内で幅ｄが許容される。その為、術者によるトレー６の移動操作の際、前記ハンドル６１の把持感触が良く、操作性が向上する。尚、引張ばね８２に代えゴムの紐状体とすること、上記リンクロッド８の一部をこのような弾性体とすることも可能である。その他の構成は上記各実施形態と同様であるから、ここでも共通部分に同一の符号を付し、その説明を割愛する。
【００４１】
図１２は第３の実施形態を示すものであり、第１の実施形態における連結手段としてのリンクロッド８に代え、多関節ロッド８３を採用したものである。この多関節ロッド８３は、固定の第一支軸２の下端偏心位置に設けられた枢着ピン８３ａと、第二支軸４の下端偏心位置に設けられた枢着ピン８３ｂとの間に、２個の連結ピン８３ｃ、８３ｄを介して連結された３本の分割ロッド８３ｅ、８３ｆ、８３ｇから構成される。中間の２個の連結ピン８３ｃ、８３ｄは、第一支軸２の軸心及び第二支軸４の軸心を結ぶ線分に平行に第一アーム３内に形成されたガイド８３ｈ（図では２点鎖線で示すが、溝等が望ましく採用される）に沿って摺動可能とされている。
【００４２】
本実施形態においては、第一アーム３がＡ方向に旋回しようとすると、上記第１実施形態の場合と同様に、多関節ロッド８３の規制を受けて第二支軸４に回転力が付与される。この時、中間の連結ピン８３ｃ、８３ｄが関節となるから、上記規制力の一部が、この関節部分での分割ロッド８３ｅ、８３ｆ、８３ｇの相互の屈折により吸収される。従って、第二アーム５の先端部の移動軌跡に第３の実施形態のような幅が生じ、トレーの移動操作性が向上する。
【００４３】
また、この屈折の際に連結ピン８３ｃ、８３ｄに移動力が作用するが、この作用力によって連結ピン８３ｃ、８３ｄはガイド８３ｈに沿ってのみ摺動する。従って、枢着ピン８３ａ、８３ｂ、連結ピン８３ｃ、８３ｄの位置関係や、分割ロッド８３ｅ、８３ｆ、８３ｇの長さを適宜設定することにより、第一アーム３のＡ方向への旋回時には、末端の枢着ピン８３ｂには常に一方向の力、即ち第二支軸４をＢ方向に回転させるような力が作用するよう構成することができる。
【００４４】
因みに、連結ピン８３ｃ、８３ｄが第一アーム３の幅方向にも移動可能とされていると、分割ロッド８３ｅ、８３ｆ、８３ｇや連結ピン８３ｃ、８３ｄのその時の向きによっては、枢着ピン８３ｂに反Ｂ方向の力が作用することも生じ、第二アーム５の旋回方向が定まらず、トレー６の移動軌跡に無駄を生じることになるが、上記ガイド８３ｈによりそれを規制することができる。尚、その他の構成は上記各実施形態と同様であるので、ここでもその説明を割愛する。
【００４５】
図１３は第４の実施形態を示す図３と同様図であり、図１４はその動作説明図である。即ち、第１の実施形態に加え、第二支軸４の上端偏心位置に設けられた枢着ピン９ａと、第二アーム５の先端に軸回転可能に支持された第三支軸５３の下端偏心位置に設けられた枢着ピン９ｂとを、第１の実施形態のリンクロッド８と同様の連結手段としてのリンクロッド９を連結したものである。そして、トレー６は第三支軸５３に固定支持され、第二アーム５の先端部に対して第三支軸５３の軸心周りに回動可能に支持されている。
【００４６】
従って、図１４に示すように、第一アーム３のＡ方向への旋回に伴い、第二支軸４がＢ方向へ回転すること、第二アーム５がＣ方向へ旋回すること、更には図には示さないが第二アーム５の先端部が図５と同様に軌跡Ｄを描いて移動することは、第１の実施形態と同様である。而して、本実施形態では、第二支軸４と第三支軸５３とがリンクロッド９により連結されており、上記第二支軸４のＢ方向への回転、即ち第二アーム５のＣ方向への旋回の際、このリンクロッド９の規制を受けて、第三支軸５３は第二アーム５の先端部に対する相対軸回転方向が規制される。この軸回転方向を図１４のＦ方向となるようリンクロッド９の取付位置等を適宜設定すれば、第一アーム３及び第二アーム５が図１４の実線位置から二点鎖線位置に移動する間、常にトレー６が術者の診療作業に適した位置に向くよう、また、少なくともトレー６が患者頭部に接近した位置においては、ハンドピースホルダー７からのハンドピースの繰出方向Ｅがヘッドレストの延長方向（ヘッドレストの上方）に向くようになすことができる。
【００４７】
このように、リンクロッド９の規制作用によって、トレー６が常に術者の診療作業に適した位置に向くよう自動的に設定されるから、術者の診療作業が円滑になされ、またハンドピースの繰出しの際に患者に恐怖感を与えることがなく、図７に示した規制手段６３と同様望ましく採用される。尚、図１４において、第一アーム３を逆方向に旋回させれば、トレー６も逆の軌跡を辿ることは言うまでもない。また、その他の構成は上記と同様であるので、ここでも共通部分に同一の符号を付し、その説明を割愛する。
【００４８】
尚、第２〜第４の実施形態においても、第００３５欄で記載したように、各構成部分の適宜設定により、トレー６の移動軌跡のどの位置においても、トレー６或いはハンドピースホルダー７が診療台１の側部或いは診療台１上の患者に当たらないようにすることができることは言うまでもない。また、第一アーム３の旋回範囲を適宜ストッパー等により（第１実施形態では第一アーム３のケーシングをストッパーとすることができる）規制するようにすれば、起立状態の背板１４の背後にトレー６が回りこまないようにすることができ、これにより背板１４を倒した際に不意にトレー６に当たって、トレー６等を毀損させるようなことも防止できる。更に、本発明は例示の歯科用診療台に限らず、他の歯科用診療台にも適用されることは言うまでもない。特に第一支軸２の取付位置は、図１（ａ）（ｂ）のような場合に限定されず、座部１３の近傍であれば、例えば床面に設けること、或いは天井から垂下されたハンガー部材等に設けること、等も採用可能である。
【００４９】
【発明の効果】
本発明によれば、第一アームの第一支軸周りの旋回時には、連結手段により第二支軸の軸回転が規制され、しかも、第二アームが第二支軸に固定支持されているから、該第二アームの先端に支持されたトレーは、上記規制を受けた第二アームの水平旋回運動に追随して、コンパクトな軌跡で移動する。このようなトレーの移動軌跡は診療台の側部に略沿ったものとなり、移動領域の省スペース化が図られると共に、その移動は術者の手操作によりなされるから、予防診療のように短時間で患者の頭部周辺を広範囲に移動しながら行う診療時でも、術者の移動に円滑に追随させることができ、効率的な診療を行うことができる（請求項１〜４、８）。
【００５０】
また、連結手段として、多関節ロッドや、長手方向に沿って弾性を有するものを採用すれば、トレーの移動軌跡に幅ができ、トレーのハンドル操作感触が良く、その操作性が向上する（請求項３、４）。
【００５１】
更に、第二アームの先端部に対するトレーの回動規制手段を設け、この規制範囲を適宜設定するようにすれば、第一アームを水平旋回させ、トレーを診療台の側部に沿って移動させる際、常にトレーが術者の診療作業に適した方向に向くよう設定できるから、これにより診療作業の円滑化が図れ、またトレーがどのような位置あっても、トレーに設置されたハンドピースホルダーから繰出されるハンドピースの先端部が、診療台に横臥する患者の頭部に向かないような設定も可能であるから、患者に恐怖感を与えることがない。このような特性は、上記予防診療の場合のように、短時間で患者の頭部周辺を広範囲に移動しながら行う診療時に特に有効である（請求項５、６）。
【００５２】
加えて、第二アームの第二支軸に対する固定支持をロック・アンロック可能なロック手段によりなすようにすれば、ロック手段のロックを解除することにより、第二アームを第二支軸周りにフリーに水平旋回させることができるから、一時的にトレーを退避させる必要がある場合等、診療対応等に応じた臨機応変な対応が可能となる（請求項７）。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の歯科診療台の例を示す斜視図であり、（ａ）はトレーの水平旋回アームが座部に取付けられた例を、（ｂ）は同基台部分のベースプレートに取付けられた例を示す。
【図２】図１（ａ）の歯科用診療台をトレーの移動状態と共に示す平面図である。
【図３】第一アーム及び第二アームの第１の実施形態に係る機構を示す拡大側面断面図である。
【図４】同機構を示す概略的平面図である。
【図５】上記の動作機構を更に詳細に説明する図である。
【図６】図３におけるＸ部の拡大図である。
【図７】図３におけるＹ部の拡大図である。
【図８】図７におけるＺ−Ｚ線断面図であり、（ａ）（ｂ）は動作の変化状態を示す。
【図９】本発明の参考例の図３と同様図である。
【図１０】同図５と同様図である。
【図１１】第２の実施形態の動作説明図である。
【図１２】第３の実施形態の図４と同様図である。
【図１３】第４の実施形態の図３と同様図である。
【図１４】同図４と同様図である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a dental examination table having a working tray supported on a swingable hanger arm on a side portion.
[0002]
[Prior art]
The work tray in the above-mentioned dental examination table has a preparation work space such as a filler on the upper surface or a space for placing equipment such as chemicals and tweezers, and a hand for holding various handpieces on one side. A piece holder and a monitor display are provided. In dental practice, the back plate of the examination table is tilted to put the patient in a lying position, and the surgeon performs the medical work while moving around the patient's head according to the medical site and the medical treatment mode. Therefore, it is desirable that the tray is located at a position where the surgeon can easily work regardless of the position of the surgeon. For this reason, the tray is a swivel arm (hanger arm) installed on the side of the clinic. Supported by the mechanism, the surgeon can constantly pull the tray closer to work.
[0003]
From the viewpoint of work efficiency, it is desirable that the tray be drawn to the operator's hand with the shortest distance and less wasteful movement. In addition, it is desirable to make the movement locus of the tray as compact as possible in order to reduce the installation space and effectively use the medical space. In recent years, not only dental caries treatment but also so-called preventive medical care or aesthetic medical care such as dental plaque and tartar removal or tooth surface cleaning medical care has come to be emphasized. In the case of such preventive medical treatment, the operator does not target specific teeth as in the case of caries treatment, but all the teeth are targeted. Position, 12 o'clock position, and 3 o'clock position) in a short time.
[0004]
As described above, when the range of movement of the surgeon during medical examination is wide and the frequency of movement is increased, a tray that can follow the movement more and more smoothly and has a compact movement locus is required. Patent Documents 1, 2, and 3 show examples of a tray moving mechanism in a dental care apparatus.
[0005]
[Patent Document 1]
Japanese Utility Model Publication No. 62-202826
[Patent Document 2]
No. 3-8266
[Patent Document 3]
Japanese Patent Publication No. 6-34800
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
The dental table moving mechanism disclosed in Patent Document 1 uses a parallel link mechanism, and the work table (tray) can be moved while maintaining a parallel state with respect to the medical table. However, the movement trajectory of the tray coincides with the turning trajectory of the parallel link (arm), so that the movement range is narrow, and it is necessary to lengthen the arm when trying to widen the movement range, and thus the space required for the movement trajectory increases. Is expected.
[0007]
Further, in Patent Document 2, a drive / transmission mechanism such as a motor, a belt, and a plurality of gears is interposed between the first horizontal arm and the second horizontal arm, and the first horizontal arm is rotated by the motor. The work table (tray) is moved completely in parallel with the medical table by the interlocking action of the second horizontal arm that is restricted by the transmission mechanism accompanying the turning. In this case, an extra space for moving the tray is not required, and a compact trajectory can be obtained. However, the apparatus is complicated and large, and the tray is moved by an on / off operation of the motor. Subtle position adjustment is difficult.
[0008]
In Patent Document 3, a table (tray) moving mechanism is constituted by a first arm pivotably supported on a base and a second arm pivotally supported at the tip thereof, and this is used as an air cylinder. By configuring a link via the sun gear, the planetary gear, and the first and second parallel arms, the swiveling movement of the second arm is restricted, so that the tray is moved substantially along the medical table. Is. In this example, the tray moving area can be reduced, but the apparatus becomes complicated and large, and the tray is moved by turning on and off the air cylinder. It is pointed out that it is difficult and it is difficult to follow the surgeon's rapid movement.
[0009]
The present invention has been made in view of the above circumstances, has a simple structure, can be moved so that the tray is substantially parallel to the longitudinal direction of the dental examination table, and has a compact movement track of the tray. In addition, the present invention provides a new dental examination table equipped with a tray movement mechanism that allows the tray to accurately follow the various medical work of the operator.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, the dental examination table according to the invention of claim 1 is configured such that the proximal end is pivotally attached to the first support shaft fixed in the vicinity of the seat portion and can be turned horizontally around the support shaft. A first arm, a second arm whose base end is fixedly supported by a second spindle that is pivotally supported at the distal end of the first arm, and a horizontal pivot at the distal end of the second arm. A dental examination table provided with a supported tray, wherein the first support shaft and the second support shaft are connected by a connecting means; The connecting means comprises a connecting body that connects the eccentric position of the first support shaft and the eccentric position of the second support shaft. It is characterized by that.
[0011]
In the above configuration, since the second support shaft is connected to the first support shaft fixed in the vicinity of the seat portion by the connecting means, the first support shaft of the first arm Around At the time of turning, the shaft rotation is restricted by the connecting means. And the second arm is on this second spindle Fixed support Therefore, the tray supported so as to be horizontally rotatable at the tip of the second arm follows the horizontal turning motion of the second arm subjected to the above-mentioned restriction and moves in a compact locus. Such a movement trajectory of the tray is substantially along the side of the medical table, which saves space and is moved by the operator's manual operation. It can be followed smoothly.
[0012]
Also ,Up The connecting means comprises a connecting body that connects the eccentric position of the first support shaft and the eccentric position of the second support shaft. From The link mechanism is constituted by the first arm and the coupling body. . Therefore, The first arm can be turned in a stable and smooth manner. In addition, since the second arm is fixedly supported with respect to the second support shaft, the movement of the second arm is restricted by the coupling body when the first arm turns. By appropriately determining the connecting position of the connecting body with respect to the first support shaft and the second support shaft and the fixing position of the second arm with respect to the second support shaft, the movement trajectory of the tray supported by the tip of the second arm can be changed. It is possible to make a curve (substantially parallel to the longitudinal direction of the medical table) that is closer to the medical table from the movement trajectory of one arm tip and substantially along the side of the medical table.
[0013]
As the connection body, Made of rod-like rigid body or plate-like rigid body A link rod (Claim 2), an articulated rod (Claim 3), and a connecting body having elasticity along its longitudinal direction (Claim 4) are employed. If it is composed of an articulated rod, the movement of the second arm can be more accurately regulated by the action of the articulated rod. Further, if the second arm is elastic along the longitudinal direction, the horizontal swing of the second arm is allowed within the elastic range. improves. As a means for imparting elasticity, the whole connecting body may be a tension spring or a rubber string. , It is also possible to replace a part of the link rod with these elastic bodies. Moreover, a wire etc. are employable as a connection body.
[0016]
Claim 5 The dental examination table according to the invention of claim 1 to claim 1 4 In any one of the inventions, a regulating means for regulating a horizontal rotation range of the tray with respect to the second arm is provided between the tray and the second arm.
[0017]
Generally, in a dental examination table, a back plate is connected to one end of the seat portion so as to be able to be raised and lowered, and a headrest is tiltably attached to an upper end of the back plate, while a plurality of pieces are attached to one side portion of the tray. A handpiece holder is provided for holding the handpiece so that it can be fed out. In such a dental examination table, if configured as in the invention of this claim, the tray is supported so as to be horizontally rotatable with respect to the second arm, but the rotation range is restricted by the restriction means. When the first arm is turned, the tray can be used for medical treatment by the operator regardless of the position of the tray by the cooperative action of the second arm and the tray whose movement trajectory is restricted by the connecting means. It can be oriented in a suitable direction. Further, at least when the tray is at a position near the patient's head on the headrest (about 20 cm), the tip of the handpiece fed out from the handpiece holder provided on the tray faces the upper space (extension space) of the headrest. It can be set as follows. Therefore, the medical work is carried out smoothly, and when the surgeon takes out the handpiece during the medical treatment, the tip of the handpiece does not face the head of the patient lying on the medical table, giving the patient a sense of fear. There is nothing.
[0018]
Claim 6 The dental examination table according to the invention of claim 1 to claim 1 5 In any one of the inventions, the tray is fixedly supported by a third support shaft that is rotatably supported at the tip of the second arm, and the third support shaft is connected to the second support shaft. As the second arm pivots around the second spindle, the coupling means regulates the rotation of the third spindle, and the tray rotates in the horizontal direction in response to the regulation of the second arm. It is characterized by being able to move.
[0019]
According to this configuration, the horizontal rotation of the tray interlocking with the horizontal turning of the first arm and the second arm is restricted by the connecting means that connects the third support shaft and the second support shaft. By appropriately setting this regulation range, 5 In the same way as the present invention, no matter where the tray is located, it is provided on the tray so that the tray is oriented in the direction suitable for the surgeon's medical work, and at least when the tray is close to the patient's head. When the handpiece is drawn out from the handpiece holder, the tip of the handpiece can be prevented from facing the patient's head lying on the medical table. The connecting means here is also claimed in claims 2 to 2. 4 Needless to say, those described in (1) can be similarly adopted.
[0020]
Claim 7 In the dental examination table according to the present invention, the second arm is fixedly supported with respect to the second support shaft by locking means that can be locked / unlocked. It is characterized in that it can turn horizontally with respect to the two spindles. According to this configuration, the second arm can be horizontally swung freely around the second support shaft by releasing the lock of the locking means as necessary. For example, when the monitor display installed on the tray is directed toward the patient, or when the tip of the handpiece held by the handpiece holder is replaced by an assistant during medical treatment, the side of the medical table is further moved. This is effective when it is necessary to temporarily evacuate the tray so as not to obstruct people who pass.
[0021]
Claim 8 The dental examination table according to the invention is characterized in that the seat portion is supported by a base portion, and the first support shaft is provided at the base portion. Since the tray is configured to move along the side of the medical table, the first support shaft, which is the mounting base of the first arm, can be installed in the vicinity of the seat to effectively use the space. In addition to the case where it is directly provided on the seat portion, it is also desirable to provide it on the base portion that supports the seat portion.
[0022]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below. FIGS. 1A and 1B are perspective views showing an example of a dental examination table according to the present invention. FIG. 1A shows an example in which a horizontal swing arm of a tray is attached to a seat, and FIG. The example attached to the base plate of a base part is shown. In both cases of the dental examination table 1, a base portion 10 is constituted by a base plate 11 installed on a floor surface and a base main body 12 installed on the base plate 11. A seat portion 13 is installed via a lifting mechanism (not shown) built in the main body 12.
[0023]
A back plate 14 is connected to one end of the seat portion 13 so as to be raised and lowered, and a headrest 15 is attached to an upper end of the back plate 14 so as to be tiltable. A footrest 16 and a step 17 are coupled to the other end of the seat portion 13 so as to be able to bend each other. The dental examination table 1 shown in the figure shows the state when the patient is lying on the side and is treated horizontally. However, in the case of performing sitting treatment, gargle the patient, or when the patient is moved in and out. Each mechanism portion is configured so that the back plate 14 can be raised and the footrest 16 can be tilted vertically while maintaining the horizontal state of step 17.
[0024]
In the case of FIG. 1 (a), the first support shaft 2 is fixed to the connecting portion of the seat 13 and the back plate 14, and in the case of FIG. The first arm 3 is pivotally attached to the support shaft 2 with its base end, and the first support shaft 2 Around It is possible to turn horizontally. A tray 6 is supported at the tip of the first arm 3 via a second support shaft 4 and a second arm 5 which will be described in detail below. A hand piece holder 7 is provided at one side of the tray 6 to hold a plurality of hand pieces 71. 70 is a working medium supply hose for each handpiece 71. In addition, although not shown in the drawing, a gargle spitton and a dental light column are installed on the other side of the medical table 1.
[0025]
FIG. 2 is a plan view of the dental examination table 1 shown in FIG. 1 (a), and also shows the moving state of the tray 6. Reference numeral 61 denotes a handle provided on the tray 6, and the operator grasps the handle 61 and operates the tray 6 to draw or push it out, as shown by the solid line position and the two-dot chain line position as shown in the figure. The tray 6 can be positioned at a position suitable for the surgeon's medical work. With the operation of the handle 61 by the surgeon, the first arm 3 is fixed to the attachment portion 130 of the seat portion 13. Around The second arm 5 and the tray 6 move as shown in the figure while being restricted by the connecting means described later.
[0026]
FIG. 3 is an enlarged side cross-sectional view showing the mechanism of the first arm 3 and the second arm 5, and the first support shaft 2 is fixed downward on the mounting portion 130. One arm 3 has a base end portion and is pivotally mounted so as to be horizontally rotatable. A second support shaft 4 is supported at the tip of the first arm 3 so as to be rotatable. The second support shaft 4 has a second arm 5 at its base end. Fixed support The second arm 5 is bent vertically upward toward the front side, and supports the tray 6 at its tip so as to be horizontally rotatable. Lower end deviation of the first support shaft 2 and the second support shaft 4 heart Between the positions, a link rod 8 as a connecting means is connected via pivot pins 8a and 8b. 51 is the second arm 5 of Pair with second spindle 4 Fixed support to If the lock means 51 is unlocked, the second arm 5 can be freely turned with respect to the second support shaft 4. Details of this will be described later.
[0027]
FIG. 4 is a schematic plan view showing the mechanism of the first arm 3 and the second arm 5, and FIG. 5 is a diagram for explaining the movement thereof. Here, it is shown that the link rod 8 is made of a rod-like rigid body, but this may be a plate-like one. In FIG. 4, the first arm 3 is moved from the solid line position to the two-dot chain line position (in the direction of arrow A). Around If the first support shaft 2 is fixed, and the first support shaft 2 is fixed, heart Position and deviation of the second spindle 4 heart Since the link rod 8 is connected to the position, the second support shaft 4 rotates relative to the distal end portion of the first arm 3 in the direction B in FIG. Moreover, the second arm 5 is locked by the locking means 51 with respect to the second support shaft 4. Fixed support Therefore, with the relative rotation of the second support shaft 4, the second support shaft 4 is moved so that the second arm 5 opens with respect to the first arm 3. Around It turns relatively horizontally.
[0028]
FIG. 5 is a diagram for explaining the above operation mechanism in more detail. In this figure, 20 indicates the axis of the first support shaft 2, 40 indicates the axis of the second support shaft 4, and 30 indicates both shafts. A line segment connecting the hearts, that is, a center line on the mechanism of the first arm 3 is shown. Reference numeral 80 denotes a line segment connecting the pivot pins 8a and 8b, which is a center line on the mechanism of the link rod 8. Reference numeral 50 denotes a similar center line of the second arm 5. That is, a link mechanism is constituted by these shaft centers 20, 40, line segments 30, 80, and pivot pins 8a, 8b.
[0029]
Thus, since the shaft center 20 and the pivot pin 8a are in a fixed position, when the first arm 3 pivots in the direction A as shown in FIG. 4, the link mechanism operates along a locus as shown in FIG. . The second arm 5 is connected to the second support shaft 4. Fixed support Line segment connecting the axis 40 and the pivot pin 8b, 50 Is maintained at a constant angle. Therefore, as the first arm 3 turns, the distal end portion of the line segment 50 (the distal end portion of the second arm 5) is D while rotating relative to the line segment 30 in the C direction with respect to the line segment 30. It moves while drawing the locus shown in. Since the tray 6 is supported by the distal end portion of the second arm, the tray 6 moves along the trajectory D and moves closer to the treatment table 1 than the distal end portion of the first arm 3 so as to be substantially parallel to the longitudinal direction. Therefore, the movement trajectory is extremely compact, there is no useless movement, and the tray 6 can be quickly moved to a position suitable for the surgeon's medical work. Needless to say, if the first arm 3 is turned in the reverse direction in FIGS. 4 and 5, the tray 6 follows the trajectory D in the reverse direction.
[0030]
6 shows an enlarged view of a portion X in FIG. In the figure, the second support shaft 4 is supported at the tip of the first arm 3 via a bearing 41 so as to be rotatable. In addition, the second arm 5 is supported via a bearing 42 in the upper half portion of the second support shaft 4 so as to be horizontally rotatable. The second arm 5 is locked to the second support shaft 4 by the locking means 51. Fixed support state To be maintained. In other words, the locking means 51 is screwed to the lock pin 51 a inserted through the cylindrical wall of the second arm 5, the operation knob 51 b connected to the rear end of the lock pin 51 a, and the peripheral body of the second arm 5. The mounting seat 51c, a compression spring 51d elastically mounted between the mounting seat 51c and the large-diameter portion of the lock pin 51a, and a lock hole 51e formed in the peripheral body of the second support shaft 4 are configured. Is done. In the illustrated example, a plurality of the lock holes 51e are provided in the circumferential direction of the second support shaft 4 and the fixing position of the second arm 5 with respect to the second support shaft 4 is variable.
[0031]
The lock pin 51a is elastically urged in the axial direction of the second support shaft 4 by a compression spring 51d. If the tip end of the lock pin 51a is fitted in the lock hole 51e, the mutual engagement and the compression spring 51d. The elasticity of the second arm 5 relative to the second support shaft 4 Fixed support state Is maintained. When the second arm 5 needs to be freely swung as described above, the operation knob 51b is pulled against the elasticity of the compression spring 51d, and the tip of the lock pin 51a is pulled out of the lock hole 51e to lock. It can be canceled. And if the front-end | tip part of the lock pin 51a is made to elastically contact with the surrounding body of the 2nd spindle 4, the 2nd arm 5 can be freely swung between the adjacent lock holes 51e.
[0032]
7 is an enlarged view of a Y portion in FIG. 3, and FIGS. 8A and 8B are cross-sectional views taken along the line ZZ in FIG. In the figure, the tray 6 is supported through a thrust bearing 62 so as to be horizontally rotatable with respect to a third support shaft 53 fixed to the upper end of the second arm 5. This horizontal rotation is regulated by the rotation regulating means 63. That is, the rotation restricting means 63 includes an annular member 63a concentrically fixed to the lower surface of the tray 6 and the arcuate notch 63b formed on the annular member 63a. It consists of a stopper pin 63c that is screwed around the distal end peripheral body of the second arm 5. The stopper pin 63c is housed in the arcuate notch 63b, and relative movement of the stopper pin 63c is allowed in the arcuate notch 63b.
[0033]
Accordingly, since the annular member 63a is integrally fixed to the tray 6, the tray 6 is allowed to move relative to the third support shaft 53 in the arc-shaped notch 63b of the stopper pin 63c. The horizontal rotation is possible. FIG. 8A shows that the tray 6 can be rotated in the clockwise direction, but in the counterclockwise direction, the rotation is prevented by the engagement of the stopper pin 63c with the end wall portion of the arc-shaped notch 63b. Indicates the state. On the other hand, FIG. 8B shows a state in which the tray 6 can rotate counterclockwise but is prevented from rotating clockwise. That is, the tray 6 is allowed to rotate horizontally between the states shown in FIGS. 8A and 8B.
[0034]
Thus, the horizontal rotation of the tray 6 with respect to the third support shaft 53 (the tip of the second arm 5) is restricted by the restriction means 63. Thus, by appropriately setting the formation position and the arc angle of the arc-shaped notch 63b, the tray 6 is directed to a position suitable for the surgeon's medical work even in all positions where the tray 6 can move in FIG. In addition, when at least the tray 6 is at a position close to the patient's head (see the two-dot chain line position in FIG. 2), the handpiece feeding direction E fed from the handpiece holder 7 within this regulation range is It can be made to face the upper position (extension position) of the headrest 15. Accordingly, the efficiency of the surgeon's medical work is improved, and the tip of the handpiece does not face the patient's head lying on the medical table 1, so that the patient is not afraid. The formation position and arc angle of the arc-shaped notch 63b are suitably set so that the angle α with respect to a line parallel to the handpiece holder 7 is about 15 ° as shown in FIG.
[0035]
As will be understood from the above description, the tray 6 moves along the side of the medical table 1 like a trajectory D. Furthermore, the tray 6 and the handpiece holder 7 are located at any position on the trajectory D. 1 (patient on the medical table 1) can be prevented. That is, in FIG. 2, the distance D1 between the axial center of the third support shaft 53 and the side of the medical table 1, the distance D2 between the axial center of the third support shaft 53 and the side part of the tray 6, and the third support shaft 53 The relationship between the axis D and the side part of the handpiece holder 7 (the tip part of the handpiece 71 when the held handpiece 71 protrudes from the side part of the handpiece holder 7) is D3>. The lengths of the first arm 3 and the second arm 5, the configuration of the link mechanism, the attachment position of the third support shaft 53 and the tray 6, and the restriction range of the restriction means 63 are set so that D2 or D1> D3. This can be done by adjusting it appropriately. Therefore, when the tray 6 is moved along the trajectory D, the tray 6 or the handpiece holder 7 (handpiece 71) does not hit the patient on the medical table 1 or the medical table 1 at any position. There is no fear of the piece holder 7 being damaged, and the patient does not feel unpleasant.
[0036]
FIG. 9 and FIG. Reference example of the present invention In this case, instead of the link rod 8 as the connecting means in the first embodiment, a belt (or a chain) 81 is employed. Gears 81a and 81b are fixed to the lower ends of the first support shaft 2 and the second support shaft 4 concentrically with the shafts 2 and 4, respectively, and the belt 81 is stretched over the gears 81a and 81b. ing. The gear 81b on the second support shaft 4 side has a smaller diameter than the gear 81a on the first support shaft 2 side. Note that it is possible to use a pulley having a large contact resistance instead of the gears 81a and 81b.
[0037]
the above Reference example The operation of will be described with reference to FIG. In the figure, when the first arm 3 tries to turn in the direction A, the first support shaft 2, that is, the gear 81a is fixed, so that the apparent gear 81a is counterclockwise with respect to the belt 81 (counter A direction). ) And the belt 81 is given a tensile force in the counterclockwise direction. This tensile force acts as a force for rotating the gear 81b in the B direction, the second arm 5 fixedly supported by the second support shaft 4 pivots in the C direction, and the tip of the second arm 5 on which the tray 6 is supported. The part moves along a locus like D as the first arm 3 turns in the A direction. Therefore, as in the first embodiment, the movement trajectory is extremely compact, there is no useless movement, and the tray 6 can be quickly moved to a position suitable for the surgeon's medical work.
[0038]
In the illustrated example, the diameter of the gear 81b is made smaller than the diameter of the gear 81a, whereby the turning angle of the second arm 5 accompanying the turning of the first arm 3 can be increased. By appropriately setting the relationship, the shape of the locus D can be arbitrarily changed. Needless to say, if the first arm 3 is turned in the reverse direction (counter A direction), the tip of the second arm 5 follows the trajectory D in reverse. Since other configurations are the same as those of the first embodiment, common portions are denoted by the same reference numerals, and description thereof is omitted.
[0039]
FIG. 2 In this embodiment, a tension spring 82 is employed instead of the link rod 8 as the connecting means in the first embodiment. The tension spring 82 is stretched between a pin 82a provided at the lower end eccentric position of the first support shaft 2 and a pin 82b provided at the lower end eccentric position of the second support shaft 82b. Also in the present embodiment, when the first arm 3 turns in the A direction, the second support shaft 4 is regulated by the tension spring 82 like the link rod 81 and rotates in the B direction. And the second arm 5 in a fixed relationship turns in the C direction.
[0040]
Accordingly, the tip of the second arm 5 moves along a locus D, but since elasticity is imparted in the longitudinal direction by the tension spring 82, the locus d has a width d within the elastic range of the tension spring 82. Permissible. Therefore, when the surgeon moves the tray 6, the handle 61 has a good grip and improves operability. In place of the tension spring 82, rubber String In addition, a part of the link rod 8 may be such an elastic body. Since other configurations are the same as those of the above embodiments, the same reference numerals are assigned to the common portions, and the description thereof is omitted.
[0041]
FIG. 3 In this embodiment, an articulated rod 83 is employed in place of the link rod 8 as the connecting means in the first embodiment. The articulated rod 83 is between a pivot pin 83a provided at the lower end eccentric position of the fixed first support shaft 2 and a pivot pin 83b provided at the lower end eccentric position of the second support shaft 4. It consists of three split rods 83e, 83f and 83g connected via two connecting pins 83c and 83d. The two intermediate connecting pins 83c and 83d are guides 83h (in the figure,) formed in the first arm 3 in parallel with a line segment connecting the axis of the first support shaft 2 and the axis of the second support shaft 4. As shown by a two-dot chain line, a groove or the like is preferably employed).
[0042]
In the present embodiment, when the first arm 3 tries to turn in the A direction, the rotational force is applied to the second support shaft 4 under the restriction of the articulated rod 83 as in the case of the first embodiment. The At this time, since the intermediate connecting pins 83c and 83d become joints, a part of the regulating force is absorbed by mutual refraction of the split rods 83e, 83f and 83g at the joint portions. Accordingly, a width as in the third embodiment is generated in the movement locus of the tip of the second arm 5, and the tray movement operability is improved.
[0043]
In addition, a moving force acts on the connecting pins 83c and 83d during this refraction, and the connecting pins 83c and 83d slide only along the guide 83h due to this acting force. Accordingly, by appropriately setting the positional relationship between the pivot pins 83a and 83b and the connecting pins 83c and 83d and the lengths of the split rods 83e, 83f and 83g, when the first arm 3 is turned in the A direction, The pivot pin 83b can be configured so that a force in one direction, that is, a force that rotates the second support shaft 4 in the B direction always acts on the pivot pin 83b.
[0044]
Incidentally, if the connecting pins 83c and 83d are also movable in the width direction of the first arm 3, depending on the current orientation of the split rods 83e, 83f and 83g and the connecting pins 83c and 83d, An anti-B direction force is also applied, and the turning direction of the second arm 5 is not fixed, and the movement trajectory of the tray 6 is wasted, but it can be restricted by the guide 83h. Since other configurations are the same as those in the above embodiments, the description thereof is omitted here.
[0045]
FIG. 4 FIG. 14 is a view similar to FIG. 3 showing the embodiment, and FIG. In other words, in addition to the first embodiment, the pivot pin 9a provided at the upper end eccentric position of the second support shaft 4 and the lower end of the third support shaft 53 supported on the tip of the second arm 5 so as to be rotatable. A link rod 9 as a connecting means similar to the link rod 8 of the first embodiment is connected to a pivot pin 9b provided at an eccentric position. The tray 6 is fixedly supported by the third support shaft 53 and is supported so as to be rotatable around the axis of the third support shaft 53 with respect to the tip end portion of the second arm 5.
[0046]
Accordingly, as shown in FIG. 14, as the first arm 3 turns in the A direction, the second support shaft 4 rotates in the B direction, the second arm 5 turns in the C direction, and further, Although not shown, the tip of the second arm 5 moves along the locus D as in FIG. 5 as in the first embodiment. Thus, in the present embodiment, the second support shaft 4 and the third support shaft 53 are connected by the link rod 9, and the rotation of the second support shaft 4 in the B direction, that is, the second arm 5. When turning in the C direction, the relative rotation of the third support shaft 53 relative to the tip of the second arm 5 is restricted by the restriction of the link rod 9. If the attachment position of the link rod 9 is appropriately set so that the axial rotation direction is the F direction in FIG. 14, the first arm 3 and the second arm 5 are moved from the solid line position to the two-dot chain line position in FIG. The handpiece feeding direction E from the handpiece holder 7 is an extension of the headrest so that the tray 6 is always directed to a position suitable for the surgeon's medical work and at least when the tray 6 is close to the patient's head. It can be made to face in the direction (above the headrest).
[0047]
Thus, the tray 6 is automatically set so as to always face the position suitable for the surgeon's medical work by the regulating action of the link rod 9, so that the medical work of the surgeon is made smooth and the handpiece It is desirable to adopt the same as the regulating means 63 shown in FIG. In FIG. 14, it goes without saying that if the first arm 3 is turned in the opposite direction, the tray 6 will follow the opposite locus. In addition, since the other configurations are the same as those described above, the same reference numerals are given to the common portions, and the description thereof is omitted.
[0048]
2nd to 2nd 4 Also in this embodiment, as described in the section 0035, the tray 6 or the handpiece holder 7 can be attached to the side of the examination table 1 or the medical examination at any position on the movement locus of the tray 6 by appropriately setting each component. Needless to say, the patient on the table 1 can be prevented from hitting. In addition, if the swing range of the first arm 3 is appropriately restricted by a stopper or the like (in the first embodiment, the casing of the first arm 3 can be used as a stopper), the back of the standing back plate 14 is The tray 6 can be prevented from turning around, so that it is possible to prevent the tray 6 and the like from being damaged by unexpectedly hitting the tray 6 when the back plate 14 is tilted. Furthermore, it goes without saying that the present invention is not limited to the illustrated dental examination table, but is also applicable to other dental examination tables. In particular, the mounting position of the first support shaft 2 is not limited to the case as shown in FIGS. 1A and 1B, and if it is in the vicinity of the seat portion 13, for example, it is provided on the floor surface or suspended from the ceiling. It is also possible to use a hanger member or the like.
[0049]
【The invention's effect】
According to the present invention, when the first arm turns around the first support shaft, the rotation of the second support shaft is restricted by the connecting means, and the second arm is fixedly supported by the second support shaft. The tray supported at the tip of the second arm moves along a compact trajectory following the horizontal turning movement of the second arm subjected to the restriction. Such a movement trajectory of the tray is substantially along the side of the clinical table, which saves space in the movement area and is moved by the operator's manual operation. Even at the time of medical care performed while moving around the patient's head over time, it is possible to smoothly follow the movement of the operator and perform efficient medical care. 4 , 8 ).
[0050]
In addition, as a connection means, Section If a lid or one having elasticity along the longitudinal direction is adopted, the movement trajectory of the tray can be widened, the handle operation feeling of the tray is good, and the operability is improved. 3 , 4 ).
[0051]
Furthermore, if a tray rotation restricting means for the tip of the second arm is provided and the restriction range is set as appropriate, the first arm is turned horizontally and the tray is moved along the side of the medical table. In this case, the tray can always be set to face in the direction suitable for the surgeon's medical work, so that the medical work can be facilitated, and the handpiece holder installed on the tray can be placed at any position. It is possible to set so that the tip of the handpiece drawn out from the head does not face the head of the patient lying on the medical table, so that the patient is not feared. Such a characteristic is particularly effective at the time of medical care that is performed while moving around the head of the patient in a short time as in the case of the above-mentioned preventive medical care. 5 , 6 ).
[0052]
In addition, if the second arm is fixedly supported by the locking means that can be locked / unlocked, the second arm can be moved around the second supporting axis by releasing the locking of the locking means. Since it can be swiveled horizontally, it is possible to respond flexibly according to medical treatment, such as when it is necessary to temporarily retract the tray. 7 ).
[Brief description of the drawings]
1A and 1B are perspective views showing an example of a dental examination table according to the present invention, in which FIG. 1A is an example in which a horizontal swivel arm of a tray is attached to a seat, and FIG. 1B is an attachment to a base plate of the base part. An example is given.
FIG. 2 is a plan view showing the dental examination table of FIG.
FIG. 3 is an enlarged side sectional view showing a mechanism according to the first embodiment of a first arm and a second arm.
FIG. 4 is a schematic plan view showing the mechanism.
FIG. 5 is a diagram for explaining the operation mechanism in more detail.
6 is an enlarged view of a portion X in FIG. 3;
7 is an enlarged view of a Y portion in FIG. 3. FIG.
FIGS. 8A and 8B are cross-sectional views taken along the line ZZ in FIG. 7, and FIGS.
FIG. 9 Reference example of the present invention It is a figure similar to FIG.
10 is a view similar to FIG.
FIG. 11 2 It is operation | movement explanatory drawing of this embodiment.
FIG. 12 3 It is a figure similar to FIG. 4 of embodiment.
FIG. 13 4 It is a figure similar to FIG. 3 of embodiment.
14 is a view similar to FIG.

Claims

A base arm is pivotally attached to a first support shaft fixed in the vicinity of the seat, and can be horizontally swiveled around the support shaft. A first arm is rotatably supported at the tip of the first arm. A dental examination table comprising: a second arm whose base end is fixedly supported by a second support shaft; and a tray supported by the tip of the second arm so as to be horizontally rotatable. The dental support table, wherein the first support shaft and the second support shaft are connected by connecting means, and the connection means comprises a connecting body that connects the eccentric position of the first support shaft and the eccentric position of the second support shaft.

The dental examination table according to claim 1,
A dental examination table, wherein the connecting body is a link rod made of a rod- like rigid body or a plate-like rigid body .

The dental examination table according to claim 1,
A dental examination table, wherein the coupling body is made of an articulated rod.

The dental examination table according to claim 1,
A dental examination table, wherein the connecting body has elasticity along its longitudinal direction.

In the dental examination table according to any one of claims 1 to 4,
A dental examination table, characterized in that a regulating means for regulating a horizontal rotation range with respect to the second arm of the tray is provided between the tray and the second arm.

The dental examination table according to any one of claims 1 to 5,
The tray is fixedly supported by a third spindle that is pivotally supported at the tip of a second arm, and the third spindle is connected to the second spindle by connecting means, As the arm pivots around the second spindle, this connecting means regulates the rotation of the third spindle, and the tray can rotate horizontally in conjunction with the pivoting of the second arm. Dental treatment table characterized by.

In the dental examination table according to any one of claims 1 to 6,
The second arm is fixedly supported with respect to the second support shaft by lock means that can be locked / unlocked. By releasing the lock of the lock means, the second arm can be turned horizontally with respect to the second support shaft. A dental examination table characterized by that.

In the dental examination table according to any one of claims 1 to 7,
A dental examination table, wherein the seat is supported by a base portion, and the first support shaft is provided on the base portion.