JP4240588B2 - Risk calculation method and apparatus, and storage medium storing risk calculation program - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、金融機関がヒストリカル・データから得られる分散/共分散の下で変化する市場データ(金利シナリオ)を作成し、これを用いてポートフォリオ価値の変動を生じさせることにより、バリュー・アット・リスク(保有期間中に一定の確率でポートフォリオに発生し得る最大損失を確率的に表示したリスク指標)やアーニング・アット・リスク(将来実現するであろうと予測される期間損益の期待値及び確率分布)を算出するリスク算出方法の実施方法および装置ならびにそれを実施したプログラムを格納した記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来において、金融機関はJPMorganが公表しているリスク・メトリックスの手法にてバリュー・アット・リスクを算出したり、モンテカルロ・シミュレーションにてバリュー・アット・リスクやアーニング・アット・リスクを算出している。モンテカルロ・シミュレーションによるバリュ・アット・リスクの算出方法は、牟田:“金融モンテカルロ”、近代セールス社、1996年5月14日発行に、アーニング・アット・リスクの算出方法は、大久保:“アーニング・アット・リスク”、金融財政事情研究会、1997年5月26日発行に具体的に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の、リスク・メトリックスの手法よるバリュー・アット・リスクの算出には、把握できないリスク(非線形リスク)が存在という問題点がある。また、モンテカルロ・シミュレーションにて算出されるバリュー・アット・リスクやアーニング・アット・リスクには、リスク・メトリックスにて把握できないリスク(非線形リスク)を把握可能な上、対象となる資産数等の増加に対して、計算量が他の計算法では指数的に増加するのに対して、比例的にしか増加せず、効率がよい。しかし、モンテカルロ・シミュレーションを用いたバリュー・アット・リスクやアーニング・アット・リスクの算出方法については、何ら記載されていない。また、モンテカルロ・シミュレーションには、多くの時間を要するという問題もある。
【0004】
本発明の目的は、モンテカルロ・シミュレーションにて算出することによりバリュー・アット・リスクやアーニング・アット・リスクを高速に算出する算出方法および装置ならびに本発明を実施した格納記憶媒体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、金融機関等にて取引された各科目(普通預金、積立定期等)の明細情報が格納されている明細DBと、ユーザにて既に作成された各科目毎に金利が将来どのような値になるかを月単位に予測したシナリオが格納されている科目利率シナリオDBと、現在価値を算出する際に利用する割引率が格納されている金利シナリオDBがすでに与えられているとする。成行DB作成プログラムにて明細DBの情報を基に、将来金利を見直す年月(以下、利更改年月とする。)を把握し、科目利率シナリオDBの利更改年月に該当する金利を適用する。その後、成行を作成し、成行DBに格納する。VAR/EAR算出プログラムにて成行DBの情報と金利シナリオの情報より金利シナリオ変動前時価等を算出し、シミュレーション結果DBに格納する。
【0006】
金利パス作成プログラムでは、ユーザにより指定されたシミュレーション回数分の科目利率シナリオと金利シナリオを作成し、ワークエリアに格納する。その後、VAR/EAR算出プログラムにてワークエリアに格納された科目利率シナリオと金利シナリオおよび成行DBに格納された情報より、金利シナリオ変動後の成行を作成し、金利シナリオ変動後時価等を算出する。その後、金利シナリオ変動前時価等や金利シナリオ変動後時価等を用いて統計計算を行ない結果をシミュレーション結果DBに格納する。
【0007】
これにより、モンテカルロ・シミュレーションにより算出されるバリュー・アット・リスクやアーニング・アット・リスクは、リスク・メトリックスにて把握できないリスク(非線形リスク)を把握し、対象となる資産数等の増加に対して、計算量が他の計算法では指数的に増加するのに対して、比例的にしか増加せず、効率がよい。
【0008】
また、本発明は上記方法を実施する上で、計算精度を保ちつつ、かつ処理速度を向上させるモンテカルロ・シミュレーションの実現方法も提供する。
【0009】
成行DBプログラムにて明細DBの情報を基に、将来金利を見直す年月(利更改年月)を把握し、科目利率シナリオDBの利更改年月に該当する金利を適用する。その後、成行を作成し、利更改年月が同じものを集約し成行DB(利更改月別成行DB)に格納する。VAR/EAR算出プログラムにて成行DBの情報と金利シナリオの情報より金利シナリオ変動前時価等を算出し、シミュレーション結果DBに格納する。
【0010】
金利パス作成プログラムでは、ユーザにより指定されたシミュレーション回数分の科目利率シナリオと金利シナリオを作成し、ワークエリアに格納する。その後、VAR/EAR算出プログラムにてワークエリアに格納された科目利率シナリオと金利シナリオおよび成行DB(利更改月別成行DB)に格納された情報より、金利シナリオ変動後の成行(利更改月別成行)を作成し、金利シナリオ変動後時価等を算出する。その後、金利シナリオ変動前時価等や金利シナリオ変動後時価等を用いて統計計算を行ない結果をシミュレーション結果DBに格納する。
【0011】
これにより、計算精度を保ちつつ、かつ処理速度を向上させるモンテカルロ・シミュレーションを実現できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用した第一の実施例のモンテカルロ・シミュレーション実現方法について図1を用いて説明する。
【0013】
本発明を適用したモンテカルロ・シミュレーションは、ディスプレイ100、キーボード101、中央演算装置(CPU)102、CD−ROMドライバ120、明細DB103、科目利率シナリオDB104、成行DB105、金利シナリオDB106およびシミュレーション結果DB107を格納する記憶装置108、主メモリ110から構成せれている。バス109にはCPU102、CD−ROMドライバ120、記憶装置105および主メモリ110が接続されている。
【0014】
主メモリ110には、制御プログラム111、成行DB作成プログラム112、金利パス作成プログラム112、VAR/EAR算出プログラム114およびワークエリア115が格納されている。成行DB作成プログラム112、金利パス作成プログラム113およびVAR/EAR算出プログラム114は、持ち運び可能なCD−ROMやフロッピー・ディスクなどの記憶媒体に格納され、インストール時に記憶装置108に格納されている。装置の起動時に成行DB作成プログラム112、金利パス作成プログラム113およびVAR/EAR算出プログラム114は記憶装置108から制御プログラム111により読み出され、メモリ110に格納される。
【0015】
成行DB作成プログラム、金利パス作成プログラム113およびVAR/EAR算出プログラム114は、ユーザによるキーボード101からの指示に応じてCPU102で実行される。
【0016】
図3は、記憶装置108に格納されている明細DB103の情報の詳細構成の一例を示すものであり、既に金融機関等にて取引された各科目(普通預金、積立定期等)の明細情報を基に明細DBとして与えられているものとする。
【0017】
取引が行われた営業店の情報である管理店名301、取引を行った顧客の情報である顧客名302、各営業店の取引単位に採番される取引番号303、明細をある科目(普通預金、積立定期等)に集約するための情報である勘定科目コード304、いつ時点の明細情報であるかの情報である基準年月日305、顧客が取引を行った預入日306、取引の満期日の情報である約定期日307、金融機関が顧客に対して付けた利率の情報である約定利率308、金融機関内部(営業店と本部)で付けられた本支店間利率である仕切レート309、変動科目(定期変動、変動ローン等)の利率を見直しするサイクル(期間)の情報である約定利率見直しサイクル310、各明細の現在の残高である現在残高311、取引明細が固定であるか変動であるかの情報である固定・変動区分312、利息の利払いサイクル(期間)の情報である利払いサイクル313が格納されている。
【0018】
この明細DB103は、成行DB作成プログラム112にて成行DB105を作成するための入力データとなる。
【0019】
図4は、記憶装置108に格納されている科目利率シナリオDB104の情報の詳細構成の一例を示すものであり、各科目毎に金利が将来どのような値になるかを月単位に予測したシナリオが既にユーザにより作成し、与えられているものとする。
【0020】
科目名に該当する情報である科目コード401、新規取引に該当する科目利率シナリオなのか成行(現在保有している資産や負債は、将来に向けて減少していく。これを成行にまかせて想定される部分ということで、成行と言う。)に該当する科目利率シナリオなのかの情報である新規成行区分402、何年度分の科目利率シナリオであるかの情報である年度403、科目毎の将来の対顧レート(対顧客との取引レートことであり、通常約定レートのこと)の情報である対顧レート404、406、408、410、412、414、416、418、420、422、424、426、科目毎の将来の仕切レート(実際の顧客レートとは別に銀行内部を仕切るためのレートのこと)の情報である仕切レート405、407、409、411、413、415、417、419、421、423、425、427が格納されている。
【0021】
この科目利率シナリオDB104は、成行DB作成プログラム112にて成行DB105を作成するための入力データとなる。
【0022】
図5は、記憶装置108に格納されている成行DB105の情報の詳細構成の一例を示すものであり、明細DB103および科目利率シナリオ104を入力として成行DB作成プログラム112にて作成される。
【0023】
科目名に該当する情報である科目コード501、固定科目か変動科目の情報である固定・変動区分502、何年度分に発生するキャッシュ・フロー(住友信託銀行市場金融部著、デリバティブキーワード250、金融財政事情研究会、P103、1995年7月18日参照)であるかの情報である年度503、いつ時点の明細情報を利更改月別に集約したかの情報である基準年月日504、将来のいつ金利更改(金利の見直し)が行われるかの情報である利更改年月505、元本のキャッシュ・フロー情報である元本キャッシュ・フロー506、509、512、515、518、521、524、527、530、533、536、539、対顧利息のキャッシュ・フロー情報である対顧利息キャッシュ・フロー507、510、513、516、519、522、525、528、531、534、537、540、仕切利息のキャッシュ・フロー情報である仕切利息キャッシュ・フロー508、511、514、517、520、523、526、529、532、535、538、541が格納されている。
【0024】
この成行DB105は、VAR/EAR算出プログラム113にてシミュレーション結果DBを作成するための入力データとなる。
【0025】
図6は、記憶装置108に格納されている金利シナリオDB106の情報の詳細構成の一例を示すものであり、現在価値を算出する際に利用する割引率が既にユーザにより作成し、与えられているものとする。
【0026】
何年度分であるかの情報である年度601、各月のディスカウント・ファクター(住友信託銀行市場金融部著、デリバティブキーワード250、金融財政事情研究会、P244〜245、1995年7月18日参照)のレート情報であるDFレート602、603、604、605、606、607、608、609、610、611、612、613が格納されている。
【0027】
この金利シナリオDB106は、VAR/EAR算出プログラム114にてシミュレーション結果DB107を作成するための入力データとなる。
【0028】
図7は、記憶装置108に格納されているシミュレーション結果DB107の情報の詳細構成の一例を示すものであり、成行DB105、金利シナリオDB106、金利パス作成プログラム112にて作成された金利シナリオおよび科目利率シナリオを入力としてVAR/EAR算出プログラム113にて作成される。
【0029】
科目名に該当する情報である科目コード701、対顧か仕切かの情報である対顧・仕切区分702、金利が変動する前の時価(キャッシュ・フローを金利情勢で評価し直すこと)の値である金利変動前時価703、金利が変動した後の時価の平均値の値である時価変動後時価の期待値704、金利が変動した後の時価の標準偏差の値である時価変化標準偏差705、左裾信頼区間3σ(σは標準偏差)の時価の値である時価変化幅(3σ左裾)706、左裾信頼区間2σの時価の値である時価変化幅(2σ左裾)707、左裾信頼区間1.65σの時価の値である時価変化幅(1.65σ左裾)708、右裾信頼区間3σの時価の値である時価変化幅(3σ右裾)709、右裾信頼区間2σの時価の値である時価変化幅(2σ右裾)710、右裾信頼区間1.65σの時価の値である時価変化幅(1.65σ左裾)711が格納されている。
【0030】
このシミュレーション結果DB107は、VAR/EAR算出プログラム114にて算出された結果データが格納される。
【0031】
このような構成において、モンテカルロ・シミュレーションの実現処理について図2から図7を用いて説明する。
【0032】
図2は本発明のリスク算出方法を適用したリスク管理プログラムの一例を示すフローチャートである。
【0033】
まず、フローの概略を説明する。まず、明細抽出ステップ100にて、記憶装置108に格納されている明細DB103より同じ科目に該当する明細を抽出を行う。
【0034】
科目利率シナリオ(変動前)成行作成ステップ105では、抽出さらた明細情報と科目利率シナリオDB104を入力として成行DB作成プログラム112にて科目利率シナリオ(変動前)の成行を作成し成行DB105に格納を行う。
【0035】
金利シナリオ(変動前)時価算出ステップ110では、科目利率シナリオ(変動前)成行作成ステップ105にて作成された成行DB105と金利シナリオDB106を入力としてVAR/EAR算出プログラム114にて金利シナリオ(変動前)現在価値を算出しシミュレーション結果DB107に格納を行う。
【0036】
金利パス発生ステップ115では、制御プログラム111がキーボード101から入力されたシミュレーション回数分の金利シナリオ(変動後)または科目利率シナリオ(変動後)を金利パス作成プログラム113にて作成し、ワークエリア115に格納を行う。
【0037】
固定・変動判定ステップ120では、作成された明細の成行DB105より固定科目か変動科目かをVAR/EAR算出プログラム114にて判定を行う。
【0038】
固定科目の場合は、金利シナリオ(変動後)時価算出ステップ125にて、成行DB105と金利パス発生ステップ115により作成した金利シナリオ(変動後)を入力としてVAR/EAR算出プログラム114にて金利シナリオ(変動後)時価を算出し、ワークエリア115に格納を行う。
【0039】
変動科目の場合は、科目利率シナリオ(変動後)成行作成ステップ130にて、成行DB105と金利パス発生ステップ115により作成した科目利率シナリオ(変動後)を入力としてVAR/EAR算出プログラム114にて科目利率シナリオ(変動後)の成行を算出し、ワークエリア115に格納を行い、金利シナリオ(変動後)時価算出ステップ125を行う。
【0040】
シミュレーション回数判定ステップ135では、制御プログラム111がキーボード101から入力されたシミュレーション回数分、固定・変動判定ステップ120、金利シナリオ(変動後)時価算出ステップ125、科目利率シナリオ(変動後)成行作成ステップ130を繰返したかどうかをVAR/EAR算出プログラム114にて判定を行う。
【0041】
明細結果算出ステップ140では、制御プログラム111がキーボード101から入力されたシミュレーション回数分繰返して得られた金利シナリオ(変動前)時価、金利シナリオ(変動後)時価を用いて期待値や標準偏差等をVAR/EAR算出プログラム114にて算出し、ワークエリアに格納を行う。
【0042】
明細数判定区分ステップ145では、明細抽出ステップ100にて抽出さらた明細数分、科目利率シナリオ(変動前)成行作成ステップ105からシミュレーション結果算出ステップ140を繰返したかどうかをVAR/EAR算出プログラム114にて判定を行う。
【0043】
最後に、シミュレーション結果算出ステップ150にて、明細結果算出ステップ140にて明細毎に算出した期待値や標準偏差等を基に、VAR/EAR算出プログラム114にて科目毎の期待値や標準偏差等を算出し、シミュレーション結果DB107に格納を行う。
【0044】
まず、明細抽出ステップ100にて、記憶装置108の明細DB103より同じ科目(普通預金、積立定期等)に該当する明細を予めユーザにより定義された科目と勘定コードの対応付けを基に勘定科目コード304を基に抽出する。
【0045】
その後、科目利率シナリオ(変動前)成行作成ステップ105にて、抽出された明細DB103の情報である基準年月日305、預入日306、約定期日307、約定利率見直しサイクル310、現在残高311、中間利払いサイクル313および科目利率シナリオDB104の対顧レート404、406、408、410、412、414、416、418、420、422、424、426と仕切レート405、407、409、411、413、415、417、419、421、423、425、427を入力として成行DB作成プログラム112にて科目利率シナリオ(変動前)の元本キャッシュ・フロー、対顧キャッシュ・フロー、仕切キャッシュ・フローを算出する。そして、算出された科目利率シナリオ(変動前)のそれぞれのキャッシュ・フローを成行DB105に格納する。成行DB105の科目コード501には勘定科目コードに該当する科目コードを、固定・変動区分502には明細DB103の固定・変動区分312を、年度503にはキャッシュ・フローが発生した年度を、基準年月日504には明細DB103の基準年月日305を、それぞれの月の元本キャッシュ・フロー506、509、512、515、518、521、524、527、530、533、536、539、対顧利息のキャッシュ・フロー情報である対顧利息キャッシュ・フロー507、510、513、516、519、522、525、528、531、534、537、540、仕切利息のキャッシュ・フロー情報である仕切利息キャッシュ・フロー508、511、514、517、520、523、526、529、532、535、538、541には、算出されたそれぞれのキャッシュ・フローを成行DB105に格納する。
【0046】
次に、金利シナリオ(変動前)時価算出ステップ110にて、科目利率シナリオ(変動前)成行作成ステップ105にて作成され、格納された成行DB105の元本、対顧および仕切キャッシュ・フローと金利シナリオDB106の情報であるディスカウント・ファクターを入力としてVAR/EAR算出プログラム114にて金利シナリオ(変動前)の現在価値を算出する。
【0047】
次に、金利パス発生ステップ115にて、金利パス作成プログラム113より、制御プログラム111がキーボード101から入力されたシミュレーション回数の金利シナリオをVasicekモデル(木島正明著、“ファイナンス工学入門第2部”日科技連P114〜P121、1995年9月14日 )等の手法により発生させ、金利シナリオ(変動後)または科目利率シナリオ(変動後)作成し、ワークエリア115に格納する。
【0048】
次に、固定・変動判定ステップ120にて、抽出された明細の成行が固定科目か変動科目かをVAR/EAR算出プログラム114にて成行DB105の固定・変動区分502より判定する。
【0049】
もし、抽出された科目が固定科目であれば、以下のような処理を行う。
【0050】
固定科目の場合は、既に約定利率308、仕切レート309は確定しており金利の見直しを行う必要はないため、金利シナリオ(変動後)時価算出ステップ125にて、成行DB105の年度503と各月の元本キャッシュ・フロー506、509、512、515、518、521、524、527、530、533、536、539、対顧利息のキャッシュ・フロー情報である対顧利息キャッシュ・フロー507、510、513、516、519、522、525、528、531、534、537、540、仕切利息のキャッシュ・フロー情報である仕切利息キャッシュ・フロー508、511、514、517、520、523、526、529、532、535、538、541と金利パス発生ステップ115にて作成された金利シナリオ(変動後)を入力として金利シナリオ(変動後)の現在時価を算出する。
【0051】
次に、抽出された科目が変動科目の場合についての処理を説明する。
【0052】
変動科目の場合は、科目利率シナリオ(変動後)成行作成ステップ130にて、既に約定利率308、仕切レート309で適用金利が確定しており金利の見直しを行う必要はない部分(金利期日未到来部)と、将来利更改を迎え適用金利が確定していない部分(金利期日到来部)とに分けて科目利率シナリオ(変動後)のキャッシュ・フローの作成をVAR/EAR算出プログラム114にて行う。
【0053】
まず、適用金利が確定しており金利の見直しを行う必要はない部分(金利期日未到来部)の元本キャッシュ・フロー、対顧キャッシュ・フロー、仕切キャッシュ・フローは、変動することがない。金利の見直しを行う必要はない部分(金利期日未到来部)の元本キャッシュ・フロー、対顧キャッシュ・フロー、仕切キャッシュ・フローは、明細DB103の預入日306と約定利率見直しサイクル310と中間利払いサイクル313より分かる。
【0054】
しかし、将来利更改を迎え適用金利が確定していない部分(金利期日到来部)すなわち、適用金利が確定しているキャッシュ・フロー以外の対顧キャッシュ・フロー、仕切キャッシュ・フローは、将来利更改する月の科目利率シナリオ(変動前)の対顧レート404、406、408、410、412、414、416、418、420、422、424、426および仕切レート405、407、409、411、413、415、417、419、421、423、425、427と科目利率シナリオ(変動後)の対顧レート404、406、408、410、412、414、416、418、420、422、424、426および仕切レート405、407、409、411、413、415、417、419、421、423、425、427の比率を求め、成行DB105に格納されている対顧および仕切キャッシュ・フローと上記にて算出した比率にて科目利率シナリオ(変動後)のキャッシュ・フローを作成する。将来利更改する月は、明細DB103の預入日306と約定利率見直しサイクル310と中間利払いサイクル313より分かる。
【0055】
その後、金利シナリオ(変動後)時価算出ステップ125にて、科目利率シナリオ(変動後)成行作成ステップ130にて作成したキャッシュ・フローと金利パス発生ステップ115にて作成された金利シナリオ(変動後)を入力として、VAR/EAR算出プログラム114にて金利シナリオ(変動後)の現在時価を算出する。
【0056】
次に、シミュレーション回数判定ステップ135にて、制御プログラム111がキーボード101から入力されたシミュレーション回数分、固定・変動判定ステップ120、金利シナリオ(変動後)時価算出ステップ125、科目利率シナリオ(変動後)成行作成ステップ130を繰返したかどうかをVAR/EAR算出プログラム114にて判定する。
【0057】
次に、明細結果算出ステップ140にて、シミュレーション回数分繰返して算出された金利シナリオ(変動後)時価と金利シナリオ(変動前)時価算出ステップ110にて算出された金利シナリオ(変動前)時価を用いて、金利シナリオ(変動後)時価の期待値や時価変化標準偏差、時価変化幅(3標準偏差、2標準偏差、1.65標準偏差)を算出する。
【0058】
次に、明細数判定区分ステップ145にて、明細抽出ステップ100にて抽出さらた明細数分、科目利率シナリオ(変動前)成行作成ステップ105からシミュレーション結果算出ステップ140を繰返したかどうかをVAR/EAR算出プログラム114にて判定する。
【0059】
最後に、シミュレーション結果算出ステップ150にて、シミュレーション結果DB107の科目コード701には明細抽出ステップ100にて抽出された科目コードを、対顧・仕切区分702には対顧キャッシュ・フローに対する計数なのか仕切キャッシュ・フローに対する計数なのかの情報が、金利変動前時価703には金利シナリオ(変動前)時価算出ステップ110にて算出した明細毎の金利シナリオ(変動前)の現在価値の合計を、金利変動後時価の期待値704には明細結果算出ステップ140にて算出した明細毎の金利シナリオ(変動後)時価の合計を、時価変化標準偏差705には、明細結果算出ステップ140にて算出した明細毎の標準偏差の合計を、時価変化幅706、707、708、709、710、711には、明細結果算出ステップ140にて算出した明細毎の時価変化幅の合計をVAR/EAR算出プログラム114にて算出し、格納する。
【0060】
シミュレーション結果DB107の情報は、各金融機関のリスクを把握し、そのリスクに対してどよのうな対応を行う必要があるかの指標となる。
【0061】
以下、具体的な例を用いて説明する。
【0062】
明細抽出ステップ100により明細DB103より抽出され、明細の固定・変動区分312が固定で、基準年月日305=1997/7/31、預入日306=1997/5/31、約定期日307=1999/5/31、約定利率308=0.5%、仕切レート309=0.8%、現在残高311=1,000,000円、中間利払いサイクル313=12ヶ月とする。
【0063】
科目利率シナリオ(変動前)成行作成ステップ105にて、中間利払いサイクル313が12ヶ月、預入日306が1997/5/31、約定期日307が1999/5/31より1998/5/31と1999/5/31に発生する対顧および仕切利息キャッシュ・フローの値を求める。
【0064】
1998/5/31に発生する対顧および仕切キャッシュ・フローの値は、基準日年月日305の1997/7/31から中間利払い日1998/5/31迄の利息キャッシュ・フローなので、
対顧利息キャッシュ・フロー=現在残高311×約定利率308
×(基準年月日305から利息発生日迄の日数)/365
=1,000,000×0.5/100
×(1997/7/31〜1998/5/31迄の日数)/365
仕切利息キャッシュ・フロー=現在残高311×仕切レート309
×(基準年月日305から利息発生日迄の日数)/365
=1,000,000×0.8/100
×(1997/7/31〜1998/5/31迄の日数)/365
と、算出される。
【0065】
1999/5/31に発生する対顧および仕切キャッシュ・フローの値は、前回中間利払い日1998/5/31から次回中間利払い日1999/5/31迄の利息キャッシュ・フローなので、
対顧利息キャッシュ・フロー=現在残高311×約定利率308
×(前回中間利払日から次回中間利払い日迄の日数)/365
=1,000,000×0.5/100
×(1998/5/31〜1999/5/31迄の日数)/365
仕切利息キャッシュ・フロー=現在残高311×仕切レート308
×(前回中間利払日から次回中間利払い日迄の日数)/365
=1,000,000×0.8/100
×(1998/5/31から1999/5/31迄の日数)/365
と、算出される。また、約定期日307の1999/5/31には、元本キャッシュ・フロー1,000,000も発生する。
【0066】
以上のように求めたキャッシュ・フローの情報を成行DB105に格納する。
【0067】
次に、明細抽出ステップ100により明細DB103より抽出され、明細の固定・変動区分312が変動の場合は、既に約定利率308、仕切レート309で適用金利が確定しており金利の見直しを行う必要はない部分(金利期日未到来部)と、将来利更改を迎え適用金利が確定していない部分(金利期日到来部)とがある。
【0068】
まず、科目利率シナリオ(変動前)成行作成ステップ105にて、適用金利が確定しており金利の見直しを行う必要はない部分(金利期日未到来部)の元本キャッシュ・フロー、対顧キャッシュ・フロー、仕切キャッシュ・フローを、取引明細の基準年月日305、預入日306、約定期日307、約定利率308、仕切レート309、約定利率見直しサイクル310、現在残高311、中間利払いサイクル313より計算する。
【0069】
例えば、基準年月日305=1997/7/31、預入日306=1997/5/31、約定期日307=1999/5/31、約定利率308=0.5%、仕切レート309=0.8%、約定利率見直しサイクル310=12ヶ月、現在残高311=1,000,000円、中間利払いサイクル313=12ヶ月とする。約定利率見直しサイクル310が12ヶ月、中間利払いサイクル313が12ヶ月より、1998/5/31に発生する対顧および仕切利息キャッシュ・フローが確定しており以下のように算出される。
【0070】
1998/5/31に発生する対顧および仕切キャッシュ・フローの値は、基準日年月305の1997/7/31から中間利払い日1998/5/31迄の利息キャッシュ・フローなので、
対顧利息キャッシュ・フロー=現在残高311×約定利率308
×(基準年月日305から利息発生日迄の日数)/365
=1,000,000×0.5/100
×(1997/7/31〜1998/5/31迄の日数)/365
仕切利息キャッシュ・フロー=現在残高311×仕切レート309
×(基準年月日305から利息発生日迄の日数)/365
=1,000,000×0.8/100
×(1997/7/31〜1998/5/31迄の日数)/365
と、算出される。
【0071】
次に、科目利率シナリオ(変動前)成行作成ステップ105にて、将来利更改を迎え適用金利が確定しいない部分(金利期日到来部)の元本キャッシュ・フロー、対顧キャッシュ・フロー、仕切キャッシュ・フローを、取引明細の基準年月日305、預入日316、約定期日307、約定利率見直しサイクル310、現在残高311、中間利払いサイクル313および記憶装置32の科目利率シナリオDB104の対顧レート404、406、408、410、412、414、416、418、420、422、424、426と仕切レート405、407、409、411、413、415、417、419、421、423、425、427より計算する。
【0072】
例えば、上記と同じように、変動定期の科目場合、基準年月日306=1997/7/31、預入日306=1997/5/31、約定期日307=1999/5/31、約定利率見直しサイクル310=12ヶ月、現在残高311=1,000,000円、中間利払いサイクル=12ヶ月とする。1999/5/31に発生する対顧および仕切利息キャッシュ・フローは、約定利率見直しサイクル310が12ヶ月より将来時点である1998/5の科目利率シナリオDB104の対顧レート406および仕切レート407より算出される。1998/5の対顧レート=0.6、仕切レート=0.9とする。1999/5/31発生する対顧および仕切キャッシュ・フローの値は、前回中間利払い日1998/5/31から次回中間利払い日1999/5/31迄の利息キャッシュ・フローなので、
対顧利息キャッシュ・フロー=現在残高311×対顧レート
×(前回中間利払日から次回中間利払い日迄の日数)/365
=1,000,000×0.6/100
×(1998/5/31〜1999/5/31迄の日数)/365
仕切利息キャッシュ・フロー=現在残高311×仕切レート
×(前回中間利払日から次回中間利払い日迄の日数)/365
=1,000,000×0.9/100
×(1998/5/31〜1999/5/31迄の日数)/365
と、算出される。また、約定期日307の1999/5/31には、元本キャッシュ・フロー1,000,000も発生する。
【0073】
その後、算出されたそれぞれのキャッシュ・フローを成行DB105に格納する。
【0074】
成行DB105の年度503に1998がその年の5月の対顧キャッシュ・フロー510に2,000が5月の仕切キャッシュ・フロー511に4,000が、また年度503に1999がその年の5月の対顧キャッシュ・フロー510に3,000が5月の仕切キャッシュ・フロー511に5,000が格納されているとする。
【0075】
また、金利シナリオDB106の年度601に1998がその年の5月のディスカウント・ファクター603に99.5が、年度601に1999がその年の5月のディスカウント・ファクター603に99.0が格納されているとする。
【0076】
すると、金利シナリオ(変動前)時価算出ステップ110にて金利シナリオ(変動前)の現在価値を、以下のように算出する。
【0077】
金利シナリオ(変動前)の現在価値(対顧)=
年度503が1998年で5月対顧キャッシュ・フロー510
×年度503が1998で5月のディスカウント・ファクター603+
年度503が1999年で5月対顧キャッシュ・フロー510
×年度503が1999で5月のディスカウント・ファクター603=2,000×99.5/100+3,000×99.0/100
金利シナリオ(変動前)の現在価値(仕切)=
年度503が1998年で5月仕切キャッシュ・フロー511
×年度503が1998で5月のディスカウント・ファクター603+
年度503が1999年で5月仕切キャッシュ・フロー511
×年度503が1999で5月のディスカウント・ファクター603=4,000×99.5/100+5,000×99.0/100
その後、金利パス発生ステップ115にて、Vasicekモデル等の手法により金利シナリオ(変動後)または科目利率シナリオ(変動後)を算出する。
【0078】
固定・変動判定ステップ120にて、成行DB105の固定・変動区分502が固定の場合、既に約定利率308、仕切レート309は確定しており金利の見直しを行う必要はない。成行DB105に格納されているキャッシュ・フローのデータに該当する金利シナリオ(変動後)のディスカウント・ファクターの値を掛けて金利シナリオ変動後の現在価値を算出する。
【0079】
成行DB105の年度503に1998がその年の5月の対顧キャッシュ・フロー510に2,000が5月の仕切キャッシュ・フロー511に4,000が、また年度503に1999がその年の5月の対顧キャッシュ・フロー510に3,000が5月の仕切キャッシュ・フロー511に5,000が格納されているとする。
【0080】
また、金利パス発生ステップ115にて、Vasicekモデル等の手法により作成された金利シナリオ(変動後)の1998年の5月のディスカウント・ファクターが99.2、1999年の5月のディスカウント・ファクターが98.8であるとする。
【0081】
すると、金利シナリオ(変動後)時価算出ステップ125にて金利シナリオ(変動後)の現在価値を、以下のように算出する。
【0082】
金利シナリオ(変動後)の現在価値(対顧)=
1998年5月対顧キャッシュ・フロー510
×1998年5月のディスカウント・ファクター+
1999年5月対顧キャッシュ・フロー510
×1999年5月のディスカウント・ファクター
=2,000×99.2/100+3,000×98.8/100
金利シナリオ(変動後)の現在価値(仕切)=
1998年5月仕切キャッシュ・フロー511
×1998年5月のディスカウント・ファクター+
1999年5月仕切キャッシュ・フロー511
×1999年5月のディスカウント・ファクター
=4,000×99.2/100+5,000×98.8/100
固定・変動判定区分120にて、成行DB105の固定・変動区分502が変
動の場合、科目利率シナリオ(変動後)成行作成ステップ130にて、既に約定
利率308、仕切レート309で適用金利が確定しており金利の見直しを行う必
要はない部分(金利期日未到来部)と、将来利更改を迎え適用金利が確定してい
ない部分(金利期日到来部)とに分けて科目利率シナリオ(変動後)のキャッシ
ュ・フローの作成を行う。
例えば、基準年月日305=1997/7/31、預入日306=1997/
5/31、約定期日307=1999/5/31、約定利率308=0.5%、
仕切レート309=0.8%、約定利率見直しサイクル310=12ヶ月、現在
残高311=1,000,000円、中間利払いサイクル313=12ヶ月とす
る。約定利率見直しサイクル310が12ヶ月、中間利払いサイクル313が1
2ヶ月より、1998/5/31に発生する対顧および仕切利息キャッシュ・フ
ローは適用金利が確定しており金利の見直しを行う必要はない部分(金利期日未
到来部)で、1999/5/31に発生する対顧および仕切利息キャッシュ・フ
ローが科目利率シナリオ(変動後)により確定される部分(金利期日到来部)で
ある。
【0083】
例えば、基準年月日305=1997/7/31、預入日306=1997/5/31、約定期日307=1999/5/31、約定利率308=0.5%、仕切レート309=0.8%、約定利率見直しサイクル310=12ヶ月、現在残高311=1,000,000円、中間利払いサイクル313=12ヶ月とする。約定利率見直しサイクル310が12ヶ月、中間利払いサイクル313が12ヶ月より、1998/5/31に発生する対顧および仕切利息キャッシュ・フローは適用金利が確定しており金利の見直しを行う必要はない部分(金利期日未到来部)で、1999/5/31に発生する対顧および仕切利息キャッシュ・フローが科目利率シナリオ(変動後)により確定される部分(金利期日到来部)である。
【0084】
成行DB105の年度503に1998がその年の5月の対顧キャッシュ・フロー510に2,000が5月の仕切キャッシュ・フロー511に4,000が、また年度503に1999がその年の5月の対顧キャッシュ・フロー510に3,000が5月の仕切キャッシュ・フロー511に5,000が、また科目利率シナリオDB104の1998年5月の対顧レートに0.6、仕切レートに0.9が格納されているとする。
【0085】
また、金利パス発生ステップ115にてVasicekモデル等の手法により作成された金利シナリオ(変動後)の1998年5月のディスカウント・ファクターが99.2、1999年5月のディスカウント・ファクターが98.8、科目利率シナリオ(変動後)の1998年5月の対顧レートが0.9、仕切レートが1.2であるとする。
【0086】
まず、科目利率シナリオ(変動後)成行作成ステップ130にて、最初に以下のように科目利率シナリオ(変動後)の金利期日到来部のキャッシュ・フローの作成を行う。
【0087】
科目利率シナリオ(変動後)のキャッシュ・フロー(対顧)=
1999年5月対顧キャッシュ・フロー510
×(1998年5月の科目利率シナリオ(対顧)(変動後)
/1998年5月の科目利率シナリオ(対顧)(変動前))
=3,000×(0.9/0.6)
科目利率シナリオ(変動後)のキャッシュ・フロー(仕切)=
1999年5月仕切キャッシュ・フロー510
×(1998年5月の科目利率シナリオ(仕切)(変動後)
/1998年5月の科目利率シナリオ(仕切)(変動前))
=5,000×(1.2/0.9)
すると、金利シナリオ(変動後)時価算出ステップ125にて、金利シナリオ(変動後)の現在価値を、以下のように算出する。
【0088】
金利シナリオ(変動前)の現在価値(対顧)=
1998年5月対顧キャッシュ・フロー510
×1998年5月のディスカウント・ファクター+
1999年5月対顧キャッシュ・フロー510
×1999年5月のディスカウント・ファクター
=2,000×99.2/100+
3,000×(0.9/0.6)×98.8/100
金利シナリオ(変動前)の現在価値(仕切)=
1998年5月仕切キャッシュ・フロー511
×1998年5月のディスカウント・ファクター+
1999年5月仕切キャッシュ・フロー511
×1999年5月のディスカウント・ファクター
=4,000×99.2/100+
5,000×(1.2/0.9)×98.8/100
シミュレーション回数判定ステップ135にて、制御プログラム111がキーボード101から入力されたシミュレーション回数分繰り返したかを判定し、繰り返したならば、シミュレーション回数分繰返して算出された金利シナリオ(変動後)の現在価値と金利シナリオ(変動前)の現在価値を用いて、明細結果算出ステップ140にて、金利シナリオ(変動後)時価の期待値や標準偏差、時価変化幅(3標準偏差、2標準偏差、1.65標準偏差)を算出する。
【0089】
例えば、シミュレーション回数3回のモンテカルロ・シミュレーションを行った場合の金利シナリオ(変動後)の現在評価を、1回目=α、2回目=β、3回目=γとする。また、金利シナリオ(変動前)の現在価値をAとすると、以下のように算出される。
【0090】
金利シナリオ(変動後)時価の期待値m=(α+β+γ)/3
時価変化標準偏差σ=(((α−A)^2+(β−A)^2+
(γ−A)^2)/3)^1/2
時価変化幅(3σ左裾)=−3σ
時価変化幅(2σ左裾)=−2σ
時価変化幅(1.65σ左裾)=−1.65σ
時価変化幅(3σ右裾)=3σ
時価変化幅(2σ右裾)=2σ
時価変化幅(1.65σ右裾)=1.65σ
明細数判定区分ステップ145にて、明細抽出ステップ100にて抽出された明細数分処理を繰り返したならば、シミュレーション結果算出ステップ150にて、上記のように算出した明細単位の結果を科目単位に集約しシミュレーション結果DB107に格納する。
【0091】
以上のような処理により、リスク・メトリックスにて把握できないリスク(非線形リスク)を把握し、対象となる資産数等の増加に対して、計算量が他の計算法では指数的に増加するのに対して、比例的にしか増加せず、効率がよい。
【0092】
以下、第2の実施例について説明するが、第1の実施例との違いは、予め科目毎に金利更改月が同じものを集約した成行DB(利更改月別DB)を作成し、そのDBを用いてシミュレーションを行うところである。
【0093】
図8は本発明を適用した場合のモンテカルロ・シミュレーションの第二の実施例を示すフローチャートである。
【0094】
まず、フローの概略を説明する。まず、明細抽出ステップ500にて、記憶装置108に格納されている明細DB103より同じ科目に該当する明細を抽出を行う。
【0095】
固定・変動判定ステップ505では、明細抽出ステップ500にて抽出された明細DB103より固定科目か変動科目を成行DB作成プログラム112にて判定を行う。
【0096】
固定科目の場合は、利更改月別DB(固定)作成ステップ510にて、明細DB103の情報を基に、成行DB作成プログラム112にて成行DB(利更改月別DB)105を作成し、成行DB(利更改月別DB)105に格納する。
【0097】
変動科目の場合は、利更改月別DB(変動1)作成ステップ515にて、明細DB103の情報を基に、成行DB作成プログラム112にて、既に約定利率、仕切レートが確定しており金利の見直しを行う必要のない部分(金利期日未到来部)の成行DB(利更改月別DB)105を作成し、成行DB(利更改月別DB)105に格納する。
【0098】
次に、利更改月別DB(変動2)作成ステップ520にて、明細DB103の情報と科目利率シナリオDB104を入力として、成行DB作成プログラム112にて、将来利更改を迎え、適用金利が確定していない部分(金利期日到来部)の成行DB(利更改月別DB)105を作成し、成行DB(利更改月別DB)105に格納する。
【0099】
科目利率シナリオ(変動前)時価算出ステップ525では、上記にて作成された成行DB(利更改月別DB)105と金利シナリオDB106を入力として、VAR/EAR算出プログラム114にて、科目利率シナリオ(変動前)の現在価値を算出し、シミュレーション結果DB107に格納する。
【0100】
金利パス発生ステップ530では、制御プログラム111がキーボード101から入力されたシミュレーション回数分の金利シナリオ(変動後)または科目利率シナリオ(変動後)を金利パス作成プログラム113にて作成し、ワークエリア115に格納を行う。
【0101】
科目利率シナリオ(変動後)成行(利更改月別)作成ステップ535にて、成行DB(利更改月別DB)105と金利パス発生ステップ530により作成した科目利率シナリオ(変動後)を入力として、VAR/EAR算出プログラム114にて科目利率シナリオ(変動後)の成行(利更改月別)を算出し、ワークエリア115に格納する。
【0102】
科目利率シナリオ(変動後)時価算出ステップ540にて、科目利率シナリオ(変動後)成行(利更改月別)作成ステップ535で作成した科目利率シナリオ(変動後)成行(利更改月別)と金利パス発生ステップ530により作成された金利シナリオ(変動後)を入力として、VAR/EAR算出プログラム114にて科目利率シナリオ(変動後)時価を算出し、ワークエリアに格納する。
【0103】
シミュレーション回数判定ステップ545では、制御プログラム111がキーボード101から入力されたシミュレーション回数分、科目利率シナリオ(変動後)成行(利更改月別)作成ステップ535、科目利率シナリオ(変動後)時価算出ステップ540を繰返したかどうかをVAR/EAR算出プログラム114にて判定を行う。
【0104】
シミュレーション結果算出ステップ550では、制御プログラム111がキーボード101から入力されたシミュレーション回数分繰返して得られる科目利率シナリオ(変動後)時価算出ステップ540の科目利率シナリオ(変動後)時価と科目利率シナリオ(変動前)時価算出ステップ525の科目利率シナリオ(変動前)を用いて、期待値や標準偏差等をVAR/EAR算出プログラム114にて算出し、シミュレーション結果DB107に格納する。
【0105】
まず、明細抽出ステップ500にて、記憶装置108の明細DB103より同じ科目(普通預金、積立定期等)に該当する明細を予めユーザにより定義された科目と勘定コードの対応付けを基に勘定科目コード304を基に勘定科目コード304を基に抽出する。
【0106】
次に、固定・変動区分判定ステップ505にて、抽出された明細DB103の情報である固定・変動区分312が固定か変動かを成行DB作成プログラム112にて判定する。
【0107】
もし、抽出された明細が固定科目であれば、以下のような処理を行う。
【0108】
固定科目の場合は、既に約定利率308、仕切レート309は確定しており金利の見直しを行う必要はないため、利更改月別DB(固定)作成ステップ510にて、明細DB103の基準年月日305、預入日306、約定期日307、約定利率308、仕切レート309、現在残高311、中間利払いサイクル313より基準年月日からの元本キャッシュ・フロー、対顧キャッシュ・フロー、仕切キャッシュ・フローを計算する。
【0109】
その後、計算された同一科目の元本キャッシュ・フロー、対顧キャッシュ・フロー、仕切キャッシュ・フローで同じ年月に発生したキャッシュ・フローを全て足し合わせる。そして、算出されたそれぞれのキャッシュ・フローを成行DB105に格納する。成行DB105の科目コード501には勘定科目コードに該当する科目コードを、固定・変動区分502には明細DB103の固定・変動区分312を、年度503にはキャッシュ・フローが発生した年度を、基準年月日504には明細DB103の基準年月日305を、利更改年月には基準年月日504の年月を、それぞれの月の元本キャッシュ・フロー506、509、512、515、518、521、524、527、530、533、536、539、対顧利息のキャッシュ・フロー情報である対顧利息キャッシュ・フロー507、510、513、516、519、522、525、528、531、534、537、540、仕切利息のキャッシュ・フロー情報である仕切利息キャッシュ・フロー508、511、514、517、520、523、526、529、532、535、538、541には、ステップ510にて算出されたそれぞれのキャッシュ・フローを成行DB105に格納する。
【0110】
次に、抽出された科目が変動科目の場合についての処理を説明する。
【0111】
変動科目の場合は、利更改月別DB(変動1)作成ステップ515にて、既に約定利率308、仕切レート309で適用金利が確定しており金利の見直しを行う必要はない部分(金利期日未到来部)のキャッシュ・フローの作成と、利更改月別DB(変動2)作成ステップ520にて、将来利更改を迎え適用金利が確定していない部分(金利期日到来部)のキャッシュ・フローの作成とに分けて成行DB(利更改月別DB)の作成を成行DB作成プログラム112にて行う。
【0112】
まず、利更改月別DB(変動1)ステップ515にて、適用金利が確定しており金利の見直しを行う必要はない部分(金利期日未到来部)の元本キャッシュ・フロー、対顧キャッシュ・フロー、仕切キャッシュ・フローは、取引明細の基準年月日305、預入日306、約定期日307、約定利率308、仕切レート309、約定利率見直しサイクル310、現在残高311、中間利払いサイクル313より計算する。
【0113】
その後、計算された同一科目の元本キャッシュ・フロー、対顧キャッシュ・フロー、仕切キャッシュ・フローで同じ年月に発生したキャッシュ・フローは全て足し合わせる。そして、算出されたそれぞれのキャッシュ・フローを成行DB105に格納する。科目コード501には、抽出された科目の科目コードを、固定・変動区分502には変動を、歴年503にはキャッシュ・フローの発生してる年を、基準年月日504には明細DB103の基準年月日315を、利更改年月505には、明細DB103の基準年月日305の基準年月を、それぞれの月の元本キャッシュ・フロー506、509、512、515、518、521、524、527、530、533、536、539、対顧利息のキャッシュ・フロー507、510、513、516、519、522、525、528、531、534、537、540、仕切利息のキャッシュ・フロー508、511、514、517、520、523、526、529、532、535、538、541には、算出された値を成行DBに格納する。
【0114】
次に、利更改月別DB(変動2)作成プログラム520にて、将来利更改を迎え適用金利が確定しいない部分(金利期日到来部)の元本キャッシュ・フロー、対顧キャッシュ・フロー、仕切キャッシュ・フローを、明細DB103の基準年月日305、預入日316、約定期日307、約定利率見直しサイクル310、現在残高311、中間利払いサイクル313および科目利率シナリオDB104の対顧レート404、406、408、410、412、414、416、418、420、422、424、426と仕切レート405、407、409、411、413、415、417、419、421、423、425、427より計算する。
【0115】
その後、計算された同一科目で同じ年月に金利の見直し、すなわち利更改年月が同じものの元本キャッシュ・フロー、対顧キャッシュ・フロー、仕切キャッシュ・フローの値を各期間別に全て足し合わせる。そして、算出されたそれぞれのキャッシュ・フローを成行DB105に格納する。科目コード501には、抽出された科目の科目コードを、固定・変動区分502には変動を、歴年503にはキャッシュ・フローの発生してる年月を、基準年月日504には明細DB103の基準年月日305を、利更改年月505には、明細DB103の預入日306、約定利率見直しサイクル310より求めた金利見直しを行う年月を、それぞれの月の元本キャッシュ・フロー506、509、512、515、518、521、524、527、530、533、536、539、対顧利息のキャッシュ・フロー507、510、513、516、519、522、525、528、531、534、537、540、仕切利息のキャッシュ・フロー508、511、514、517、520、523、526、529、532、535、538、541には、算出された値をセットする。
【0116】
以上のような処理を科目単位に行い、全ての科目の利更改月別資金期日キャッシュ・フローを作成する。
【0117】
次に、科目利率シナリオ(変動前)時価算出ステップ525にて、利更改月別DB(固定)作成ステップ510、利更改月別DB(変動1)作成ステップ515および利更改月別DB(変動2)作成プログラム520にて作成され、格納された成行DB105に元本、対顧および仕切キャッシュ・フローと金利シナリオDB106の情報であるディスカウント・ファクターを入力としてVAR/EAR算出プログラム114にて科目利率シナリオ(変動前)の現在価値を算出するし、シミュレーション結果DB107に格納する。
【0118】
次に、金利パス発生ステップ530にて、金利パス作成プログラム113より、制御プログラム111がキーボード101から入力されたシミュレーション回数の金利シナリオをVasicekモデル等の手法により発生させ、金利シナリオ(変動後)または科目利率シナリオ(変動後)を作成し、ワークエリア115に格納する。
【0119】
次に、科目利率シナリオ(変動後)成行(利更改月別)作成ステップ535にて、利更改月別DB(固定)作成ステップ510、利更改月別DB(変動1)作成ステップ515および利更改月別DB(変動2)作成プログラム520にて作成した成行DB(利更改月別DB)と、金利パス発生ステップ530にて作成した科目利率シナリオ(変動後)と寡黙利率シナリオDB104を用いて科目利率シナリオ(変動後)成行(利更改月別)を作成する。
【0120】
適用金利が確定しており金利の見直しを行う必要のない部分(金利期日未到来部)は、科目利率シナリオ変動前の利更改月別キャッシュ・フローと同じであり、修正を行う必要はない。
【0121】
将来利更改を迎え適用金利が確定していない部分(金利期日到来部)は、科目利率シナリオ(変動後)の科目利率シナリオを適用するため、変動前の利更改月別キャッシュ・フローと変動後の利更改月別キャッシュ・フローとでは異なる。
【0122】
変動後の利更改月別キャッシュ・フローは、利更改月別DB(固定)作成ステップ510、利更改月別DB(変動1)作成ステップ515および利更改月別DB(変動2)作成プログラム520のように明細DB103から再度作り直すのではなく、成行DB(利更改月別DB)103の利更改年月505に該当する科目利率シナリオ(変動前)と利更改年月に該当する科目シナリオ(変動後)との比率にて科目利率シナリオ(変動後)の成行(利更改月別)を作成する。
【0123】
その後、科目利率シナリオ(変動後)時価算出ステップ540にて、科目利率シナリオ(変動後)成行ステップ535にて作成した成行(利更改月別)と金利パス発生ステップ530にて作成された金利シナリオ(変動後)を入力として、VAR/EAR算出プログラム114にて、科目利率シナリオ(変動後)の現在時価を算出する。
【0124】
次に、シミュレーション回数判定ステップ545にて、制御プログラム111がキーボード101から入力されたシミュレーション回数分、科目利率シナリオ(変動後)成行(利更改月別)作成ステップ535、科目利率シナリオ(変動後)時価算出ステップ540を繰返したかどうかをVAR/EAR算出プログラム114にて判定する。
【0125】
最後に、シミュレーション結果算出ステップ550にて、シミュレーション結果DB107の科目コード701には明細抽出ステップ500にて抽出された科目コードを、対顧・仕切区分702には対顧キャッシュ・フローに対する計数なのか仕切キャッシュ・フローに対するのかの情報が、金利変動前時価703には科目利率シナリオ(変動前)時価算出ステップ525にて算出した科目利率シナリオ(変動前)の現在価値を、金利変動後時価の期待値704には科目利率シナリオ(変動後)時価算出ステップ540にて算出した科目利率シナリオ(変動後)時価を、時価変化標準偏差705には、科目利率シナリオ(変動前)時価算出ステップ525、科目利率シナリオ(変動後)時価算出ステップ540にて算出した値を用いて標準偏差を、時価変化幅706、707、708、709、710、711には、科目利率シナリオ(変動前)時価算出ステップ525、科目利率シナリオ(変動後)時価算出ステップ540にて算出した値を用いて時価変化幅を格納する。
【0126】
以下、具体的な例を用いて説明する。
【0127】
明細抽出ステップ500により明細DB103より抽出され、明細の固定・変動区分312が固定で、基準年月日305=1997/7/31、預入日306=1997/5/31、約定期日307=1999/5/31、約定利率308=0.5%、仕切レート309=0.8%、現在残高311=1,000,000円、中間利払いサイクル313=12ヶ月とする。
【0128】
利更改月別DB(固定)作成ステップ510にて、中間利払いサイクル313が12ヶ月、預入日306が1997/5/31より1998/5/31と1999/5/31に発生する対顧および仕切利息キャッシュ・フローの値を求める。
【0129】
1998/5/31に発生する対顧および仕切キャッシュ・フローの値は、基準日年月日305の1997/7/31から中間利払い日1998/5/31迄の利息キャッシュ・フローなので、
対顧利息キャッシュ・フロー=現在残高311×約定利率308
×(基準年月日305から利息発生日迄の日数)/365
=1,000,000×0.5/100
×(1997/7/31〜1998/5/31迄の日数)/365
仕切利息キャッシュ・フロー=現在残高311×仕切レート309
×(基準年月日305から利息発生日迄の日数)/365
=1,000,000×0.8/100
×(1997/7/31〜1998/5/31迄の日数)/365
と、算出される。
【0130】
1999/5/31に発生する対顧および仕切キャッシュ・フローの値は、前回中間利払い日1998/5/31から次回中間利払い日1999/5/31迄の利息キャッシュ・フローなので、
対顧利息キャッシュ・フロー=現在残高311×約定利率308
×(前回中間利払日から次回中間利払い日迄の日数)/365
=1,000,000×0.5/100
×(1998/5/31〜1999/5/31迄の日数)/365
仕切利息キャッシュ・フロー=現在残高311×仕切レート308
×(前回中間利払日から次回中間利払い日迄の日数)/365
=1,000,000×0.8/100
×(1998/5/31から1999/5/31迄の日数)/365
と、算出される。また、約定期日307の1999/5/31には、元本キャッシュ・フロー1,000,000も発生する。
【0131】
その後、利更改月別DB(固定)作成ステップ510にて計算された同一科目の明細の元本キャッシュ・フロー、対顧キャッシュ・フロー、仕切キャッシュ・フローで同じ年月に発生したキャッシュ・フローを全て足し合わせる。
【0132】
以上のように求めたキャッシュ・フローの情報を成行DB105に格納する。
【0133】
明細抽出ステップ500により明細DB103より抽出された明細の固定・変動区分312が変動の場合は、既に約定利率308、仕切レート309で適用金利が確定しており金利の見直しを行う必要はない部分(金利期日未到来部)と、将来利更改を迎え適用金利が確定していない部分(金利期日到来部)とがある。
【0134】
まず、利更改月別DB(変動1)作成ステップ515にて、適用金利が確定しており金利の見直しを行う必要はない部分(金利期日未到来部)の元本キャッシュ・フロー、対顧キャッシュ・フロー、仕切キャッシュ・フローを、取引明細の基準年月日305、預入日306、約定期日307、約定利率308、仕切レート309、約定利率見直しサイクル310、現在残高311、中間利払いサイクル313より計算する。
【0135】
例えば、基準年月日305=1997/7/31、預入日306=1997/5/31、約定期日307=1999/5/31、約定利率308=0.5%、仕切レート309=0.8%、約定利率見直しサイクル310=12ヶ月、現在残高311=1,000,000円、中間利払いサイクル313=12ヶ月とする。約定利率見直しサイクル310が12ヶ月、中間利払いサイクル313が12ヶ月より、1998/5/31に発生する対顧および仕切利息キャッシュ・フローが確定しており以下のように算出される。
【0136】
1998/5/31に発生する対顧および仕切キャッシュ・フローの値は、基準日年月305の1997/7/31から中間利払い日1998/5/31迄の利息キャッシュ・フローなので、
対顧利息キャッシュ・フロー=現在残高311×約定利率308
×(基準年月日305から利息発生日迄の日数)/365
=1,000,000×0.5/100
×(1997/7/31〜1998/5/31迄の日数)/365
仕切利息キャッシュ・フロー=現在残高311×仕切レート309
×(基準年月日305から利息発生日迄の日数)/365
=1,000,000×0.8/100
×(1997/7/31〜1998/5/31迄の日数)/365
と、算出される。
【0137】
次に、利更改月別DB(変動2)作成ステップ520にて、将来利更改を迎え適用金利が確定しいない部分(金利期日到来部)の元本キャッシュ・フロー、対顧キャッシュ・フロー、仕切キャッシュ・フローを、取引明細の基準年月日305、預入日316、約定期日307、約定利率見直しサイクル310、現在残高311、中間利払いサイクル313および記憶装置108の科目利率シナリオDB104の対顧レート404、406、408、410、412、414、416、418、420、422、424、426と仕切レート405、407、409、411、413、415、417、419、421、423、425、427より計算する。
【0138】
例えば、上記と同じように、変動定期の科目場合、基準年月日306=1997/7/31、預入日306=1997/5/31、約定期日307=1999/5/31、約定利率見直しサイクル310=12ヶ月、現在残高311=1,000,000円、中間利払いサイクル=12ヶ月とする。1999/5/31に発生する対顧および仕切利息キャッシュ・フローは、約定利率見直しサイクル310が12ヶ月より将来時点である1998/5の科目利率シナリオDB104の対顧レート404、406、408、410、412、414、416、418、420、422、424、426および仕切レート405、407、409、411、413、415、417、419、421、423、425、427より算出される。1998/5の対顧レート=0.6、仕切レート=0.9とする。1999/5/31発生する対顧および仕切キャッシュ・フローの値は、前回中間利払い日1998/5/31から次回中間利払い日1999/5/31迄の利息キャッシュ・フローなので、
対顧利息キャッシュ・フロー=現在残高311×対顧レート
×(前回中間利払日から次回中間利払い日迄の日数)/365
=1,000,000×0.6/100
×(1998/5/31〜1999/5/31迄の日数)/365
仕切利息キャッシュ・フロー=現在残高311×仕切レート
×(前回中間利払日から次回中間利払い日迄の日数)/365
=1,000,000×0.9/100
×(1998/5/31〜1999/5/31迄の日数)/365
と、算出される。また、約定期日307の1999/5/31には、元本キャッシュ・フロー1,000,000も発生する。
【0139】
その後、利更改月別DB(変動1)ステップ515および利更改月別DB(変動2)作成プログラム520により計算された同一科目で同じ年月に金利の見直し、すなわち利更改年月が同じ元本キャッシュ・フロー、対顧キャッシュ・フロー、仕切キャッシュ・フローの値を各期間別に全て足し合わせる。
【0140】
以上のように求めたキャッシュ・フローの情報を成行DB105に格納する。
【0141】
成行DB105の年度503に1998がその年の5月の対顧キャッシュ・フロー510に2,000が5月の仕切キャッシュ・フロー511に4,000が、また年度503に1999がその年の5月の対顧キャッシュ・フロー510に3,000が5月の仕切キャッシュ・フロー511に5,000が格納されているとする。
【0142】
また、金利シナリオDB106の年度601に1998がその年の5月のディスカウント・ファクター603に99.5が、年度601に1999がその年の5月のディスカウント・ファクター603に99.0が格納されているとする。
【0143】
すると、科目利率シナリオ(変動前)時価算出ステップ525にて、科目利率シナリオ(変動前)の現在価値を、以下のように算出する。
【0144】
金利シナリオ(変動前)の現在価値(対顧)=
年度503が1998年で5月対顧キャッシュ・フロー510
×年度503が1998で5月のディスカウント・ファクター603+
年度503が1999年で5月対顧キャッシュ・フロー510
×年度503が1999で5月のディスカウント・ファクター603
=2,000×99.5/100+3,000×99.0/100
金利シナリオ(変動前)の現在価値(仕切)=
年度503が1998年で5月仕切キャッシュ・フロー511
×年度503が1998で5月のディスカウント・ファクター603+
年度503が1999年で5月仕切キャッシュ・フロー511
×年度503が1999で5月のディスカウント・ファクター603
=4,000×99.5/100+5,000×99.0/100
その後、Vasicekモデル等の手法により金利シナリオ(変動後)または科目利率シナリオ(変動後)を算出する。
【0145】
科目利率シナリオ(変動後)成行(利更改月別)作成ステップ535にて、利更改月別DB(固定)作成ステップ510、利更改月別DB(変動1)ステップ515および利更改月別DB(変動2)作成プログラム520にて作成した成行DB(利更改月別DB)105と金利パス発生ステップ530にて作成した科目利率シナリオ(変動後)と科目利率シナリオDB104を用いて、科目利率シナリオ(変動後)成行(利更改月別)を作成する。適用金利が確定しており金利の見直しを行う必要のない部分(金利期日未到来部)は、成行DB(利更改月別DB)105の利更改年月505が明細DB103の基準年月日305と同じ場合なので、成行DB(利更改月別DB)105の修正は行わない。
【0146】
将来利更改を迎え適用金利が確定していない部分(金利期日到来部)は、成行DB(利更改月別DB)105の利更改年月505に該当する科目利率シナリオ(変動前)と利更改年月505に該当する科目利率シナリオ(変動後)との比率にて、科目利率シナリオ(変動後)の成行(利更改月別)を科目利率シナリオ(変動後)成行作成ステップ130同様に作成する。
【0147】
その後、科目利率シナリオ(変動後)時価算出ステップ540にて、科目利率シナリオ(変動後)の現在価値を金利シナリオ(変動後)時価算出ステップ125同様に算出する。
【0148】
シミュレーション回数判定ステップ135にて、制御プログラム111がキーボード101から入力されたシミュレーション回数分繰り返したかを判定し、繰り返したならば、
シミュレーション回数分繰返して算出された科目利率シナリオ(変動後)の現在価値と科目利率シナリオ(変動前)の現在価値を用いて、シミュレーション結果算出ステップ550にて、科目利率シナリオ(変動後)時価の期待値や標準偏差、時価変化幅(3標準偏差、2標準偏差、1.65標準偏差)を明細結果算出ステップ140同様に算出する。その後、シミュレーション結果DB107に格納する。
【0149】
以上のような処理のように、予め科目毎に金利更改月が同じものを集約する成行DB(利更改月別DB)105を作成しておくことにより、計算精度を保ちつつ、明細毎に行うリスク算処理より何十倍、何百倍も高速化したリスク算出方法である。
【0150】
また、リスク算出(バリュー・アット・リスク)の実施例について述べてきたが、リスク指標(アーニング・アット・リスク)も同様な処理にて算出することができる。図2のフローチャートでは、固定・変動判定ステップ120、科目利率シナリオ(変動後)成行作成ステップ130を行わない。図8のフローチャートでは、科目利率シナリオ(変動後)成行(利更改月別)作成ステップ535を行わない処理になる。
【0151】
図9は、以上のように算出されたリスク指標をディスプレイ100に表示する表示画面900の一例を示すものである。
【0152】
ある科目のリスク算出結果を表901および棒グラフ902にて表示する。表901の時価変化幅はシミュレーション結果で得られた時価変化幅(金利変動後時価−金利変動前時価)で、最大と最小の値と、制御プログラム111がキーボード101から入力されたシミュレーション分割数を基に、最大と最小の値をシミュレーション分割数に等分した値を設定する。度数は時価変化幅に該当するシミュレーション回数を設定する。確率には、制御プログラム111がキーボード101から入力されたシミュレーション回数と度数より算出する。棒グラフ902は、表901を棒グラフ化したものである。
【0153】
また、表903には、シミュレーション結果算出ステップ150にて求めた値をそれぞれ設定した表である。
【0154】
科目選択ボタン950は、画面表示900に表示する科目の設定の切替えを可能とする。
【0155】
シミュレーション再実行ボタン955は、算出されたリスク指標の結果を基に再度シミュレーションを行うことを可能とする。シミュレーションボタン955が押下されたら、図10に示す表示画面1000がディスプレイ100に表示される。
【0156】
ある科目のリスク算出結果を表1001および表1002にて表示する。表1001の時価変化幅はシミュレーション結果で得られた時価変化幅(金利変動後時価−金利変動前時価)で、最大と最小の値と、制御プログラム111がキーボード101から入力されたシミュレーション分割数を基に、最大と最小の値をシミュレーション分割数に等分した値を設定する。度数は時価変化幅に該当するシミュレーション回数を設定する。最大値回数番号は、時価変化幅の中で最大の時価変化幅を実現したシミュレーション回数を、最大値時価変化幅は、その時の値を設定する。最小値回数番号も、最大値回数番号同様、時価変化幅の中で最小の時価変化幅を実現したシミュレーション回数を、最小値時価変化幅は、その時の値を設定する。
【0157】
表1002は、ミュレーション結果算出ステップ150にて求めた値をそれぞれ設定した表である。
【0158】
科目選択ボタン1050は、画面表示1000に表示する科目の設定の切替えを可能とする。
【0159】
シミュレーション再実行ボタン1055は、算出されたリスク指標の結果を基に再度シミュレーションを行うことを可能とする。表1001に表示されている最大値回数番号および最小値回数番号を選択し、シミュレーション再実行ボタン1055を押下すると、それを実現したときのシミュレーションを再度実行することができる。
【0160】
また、金利シナリオ再発生ボタン1060は、算出されたリスク指標の結果を基に再度金利シナリオを発生させることを可能とする。表1001に表示されている最大値回数番号および最小値回数番号を選択し、金利シナリオ再発生ボタン1060を押下すると、それを実現したときの金利シナリオを再度発生させることができる。
【0161】
前画面ボタン1065は、表示画面900に戻るためのボタンである。
【0162】
以上述べたように、本発明によれば、精度を保ちつつ、かつ処理速度を向上させるモンテカルロ・シミュレーションを実現できる。
【0163】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、モンテカルロ・シミュレーションにて算出することによりバリュー・アット・リスクやアーニング・アット・リスクを高速に算出することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に適用したリスク算出装置の一例を示す全体構成図である。
【図2】本発明の処理手順で、明細情報を利用したリスク算出の1実施例を示したフローチャートである。
【図3】明細DB内に格納されている情報の一例を示したデータ構成図である。
【図4】科目利率シナリオDBに格納されている情報の一例を示したデータ構成図である。
【図5】成行DBに格納されている情報の一例を示したデータ構成図である。
【図6】金利シナリオDBに格納されている情報の一例を示したデータ構成図である。
【図7】シミュレーション結果DBに格納されている情報の一例を示したデータ構成図である。
【図8】本発明の処理手順で、成行DB(利更改月別DB)を利用したリスク算出の1実施例を示したフローチャートである。
【図9】本発明の表示画面で、リスク算出結果の画面表示の第1の例を示した図である。
【図10】本発明の表示画面で、リスク算出結果の画面表示の第2の例を示した図である。
【符号の説明】
100…ディスプレイ、101…キーボード、102…CPU、
103…明細DB、 104…科目利率シナリオDB、
105…成行DB 106…利シナリオDB、
107…シミュレーション結果DB、 108…記憶装置
109…バス、 110…メモリ、 111…制御プログラム、
112…成行DB作成プログラム、113…金利パス作成プログラム
114…VAR/EAR算出プログラム、 115…ワークエリア
120…CD−ROMドライバ。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention creates a market value (interest rate scenario) that changes under the variance / covariance obtained from historical data by a financial institution, and uses this to generate portfolio value fluctuations, thereby enabling value-at- Risk (risk index that stochastically represents the maximum loss that can occur in the portfolio with a certain probability during the holding period) and Earning at Risk (expected value and probability distribution of expected period profit / loss expected to be realized in the future) The present invention relates to a method and an apparatus for implementing a risk calculation method for calculating () and a storage medium storing a program for executing the method.
[0002]
[Prior art]
Traditionally, financial institutions calculate value-at-risk using the risk metrics method published by JPMorgan, or calculate value-at-risk and earning-at-risk using Monte Carlo simulation. . The calculation method of valuation at risk by Monte Carlo simulation is Tomita: “Financial Monte Carlo”, published by Modern Sales, May 14, 1996. The calculation method of Earning at Risk is Okubo: “Earning at Risk”.・ Risk ”, financial and financial situation study group, published May 26, 1997.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
There is a problem that there is a risk (non-linear risk) that cannot be grasped in the calculation of the value-at-risk by the above-described risk metrics method. In addition, value-at-risk and earning-at-risk calculated by Monte Carlo simulation can identify risks (non-linear risks) that cannot be grasped by risk metrics, and increase the number of targeted assets. On the other hand, while the calculation amount increases exponentially in other calculation methods, it increases only proportionally and is efficient. However, there is no description on a method for calculating value at risk or earning at risk using Monte Carlo simulation. In addition, Monte Carlo simulation has a problem that it takes a lot of time.
[0004]
An object of the present invention is to provide a calculation method and apparatus for calculating a value at risk and an earning at risk at high speed by calculating by Monte Carlo simulation, and a storage medium implementing the present invention. .
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention includes a detail DB in which detailed information of each item (ordinary deposit, funding period, etc.) traded at a financial institution is stored, and each item already created by the user The interest rate scenario DB that stores the item interest rate scenario DB that stores the monthly forecast of the future interest rate and the discount rate that is used to calculate the present value Suppose already given. Based on the information in the detail DB in the banking DB creation program, grasp the date and time for reviewing the future interest rate (hereinafter referred to as the rate change date), and apply the interest rate corresponding to the rate change date in the item interest rate scenario DB To do. Then, a market is created and stored in the market DB. The market price before the interest rate scenario change is calculated from the information in the market DB and the information on the interest rate scenario by the VAR / EAR calculation program, and stored in the simulation result DB.
[0006]
In the interest rate path creation program, subject interest rate scenarios and interest rate scenarios for the number of simulations specified by the user are created and stored in the work area. After that, based on the interest rate scenario stored in the work area in the VAR / EAR calculation program, the interest rate scenario, and the information stored in the market DB, the market after the interest rate scenario change is created, and the market price after the interest rate scenario change is calculated. . Thereafter, the statistical calculation is performed using the market price before the interest rate scenario change and the market price after the interest rate scenario change, and the result is stored in the simulation result DB.
[0007]
As a result, value-at-risk and earning-at-risk calculated by Monte Carlo simulation can be used to identify risks (non-linear risks) that cannot be grasped by risk metrics, and against the increase in the number of target assets. The calculation amount increases exponentially in other calculation methods, but increases only proportionally, and is efficient.
[0008]
The present invention also provides a method for realizing a Monte Carlo simulation that improves the processing speed while maintaining the calculation accuracy in carrying out the above method.
[0009]
Based on the information in the detail DB in the banking DB program, grasp the date (renewal date) for reviewing the future interest rate, and apply the interest rate corresponding to the repricing date in the item interest rate scenario DB. After that, a bank is created, and those with the same renewal date are collected and stored in the bank DB (the bank DB according to the monthly rate change). The market price before the interest rate scenario change is calculated from the information in the market DB and the information on the interest rate scenario by the VAR / EAR calculation program, and stored in the simulation result DB.
[0010]
In the interest rate path creation program, subject interest rate scenarios and interest rate scenarios for the number of simulations specified by the user are created and stored in the work area. Then, after the interest rate scenario changes, the rate of interest rate scenario and interest rate scenario stored in the work area in the VAR / EAR calculation program, and the information stored in the rate DB (Rate Change Monthly DB) And calculate the market price after the interest rate scenario changes. Thereafter, the statistical calculation is performed using the market price before the interest rate scenario change and the market price after the interest rate scenario change, and the result is stored in the simulation result DB.
[0011]
Thereby, it is possible to realize a Monte Carlo simulation that maintains the calculation accuracy and improves the processing speed.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The Monte Carlo simulation realization method of the first embodiment to which the present invention is applied will be described below with reference to FIG.
[0013]
The Monte Carlo simulation to which the present invention is applied stores a
[0014]
The main memory 110 stores a control program 111, a market DB creation program 112, an interest rate path creation program 112, a VAR / EAR calculation program 114, and a work area 115. The growth DB creation program 112, the interest rate path creation program 113, and the VAR / EAR calculation program 114 are stored in a portable storage medium such as a CD-ROM or a floppy disk, and are stored in the storage device 108 at the time of installation. The startup DB creation program 112, the interest rate path creation program 113, and the VAR / EAR calculation program 114 are read from the storage device 108 by the control program 111 and stored in the memory 110 when the device is activated.
[0015]
The growth DB creation program, the interest rate path creation program 113 and the VAR / EAR calculation program 114 are executed by the CPU 102 in response to an instruction from the
[0016]
FIG. 3 shows an example of the detailed configuration of the information in the
[0017]
Management store name 301 which is information of the branch where the transaction was performed, customer name 302 which is the information of the customer who performed the transaction, transaction number 303 which is assigned to the transaction unit of each branch, and details of the item (ordinary deposit) Account code 304, which is information to be aggregated in a funding period, etc., reference date 305, which is information about when the detailed information is, deposit date 306 on which the customer made a transaction, maturity date of the transaction About the regular date 307, which is the information of the contract, the contracted interest rate 308, which is the interest rate information given to the customer by the financial institution, the partition rate 309, which is the inter-branch interest rate attached inside the financial institution (the sales office and the headquarters), Contracted interest
[0018]
The detail DB 103 becomes input data for creating the market DB 105 by the market DB creation program 112.
[0019]
FIG. 4 shows an example of a detailed configuration of information in the subject interest rate scenario DB 104 stored in the storage device 108, and a scenario in which the future interest rate for each subject is predicted in units of months. Is already created and given by the user.
[0020]
Course code 401 which is information corresponding to the course name, course interest rate scenario corresponding to new transaction (currently owned assets and liabilities will decrease in the future. The new interest category 402, which is information on whether or not the subject interest rate scenario falls under the category), the year 403, which is information on the subject interest rate scenario for each year, and the future for each subject Customer rates 404, 406, 408, 410, 412, 414, 416, 418, 420, 422, 424, which is information of customer's customer rate (transaction rate with customer, usually contract rate) 426, partition rates 405, 407, 409, and 411, which are information on future partition rates for each subject (a rate for partitioning the inside of the bank separately from the actual customer rate). 413,415,417,419,421,423,425,427 are stored.
[0021]
The subject interest rate scenario DB 104 is input data for creating the market DB 105 by the market DB creation program 112.
[0022]
FIG. 5 shows an example of a detailed configuration of information in the market DB 105 stored in the storage device 108, which is created by the market DB creation program 112 with the
[0023]
Course code 501 which is information corresponding to the course name, fixed / variable category 502 which is information of fixed course or variable course, cash flow generated by the year (written by Sumitomo Trust and Banking, Derivative Keywords 250, Financial Fiscal Situation Study Group, P103, refer to July 18, 1995), fiscal year 503, reference date 504, which is information on when detailed information was collected by repricing month, and future Renewal date 505 which is information on when the interest rate renewal (interest rate review) is performed, principal cash flows 506, 509, 512, 515, 518, 521, 524 which are principal cash flow information 527, 530, 533, 536, 539, interest-bearing cash flow information 507, 510, 513, which is cash flow information for interest. 16, 519, 522, 525, 528, 531, 534, 537, 540, partition interest cash flow 508, 511, 514, 517, 520, 523, 526, 529, 532, which is cash flow information of partition interest, 535, 538, and 541 are stored.
[0024]
The success DB 105 is input data for creating a simulation result DB by the VAR / EAR calculation program 113.
[0025]
FIG. 6 shows an example of a detailed configuration of information in the interest rate scenario DB 106 stored in the storage device 108, and a discount rate used when calculating the present value has already been created and given by the user. Shall.
[0026]
Year 601 which is information on how many years it is, discount factor for each month (referred to by Sumitomo Trust & Banking, Department of Market Finance, Derivative Keywords 250, Financial and Finance Situation Study Group, P244-245, July 18, 1995) DF rates 602, 603, 604, 605, 606, 607, 608, 609, 610, 611, 612, and 613 are stored.
[0027]
This interest rate scenario DB 106 becomes input data for creating the simulation result DB 107 by the VAR / EAR calculation program 114.
[0028]
FIG. 7 shows an example of the detailed configuration of the information in the simulation result DB 107 stored in the storage device 108. The interest rate scenario and the subject interest rate created by the market DB 105, the interest rate scenario DB 106, and the interest rate path creation program 112. Created by the VAR / EAR calculation program 113 with the scenario as an input.
[0029]
Course code 701, which is information corresponding to the course name, Consultation / partition classification 702, which is information about whether to consult or partition, and the value of the market price before the interest rate fluctuates (reassessment of cash flows based on the interest rate situation) The market price before interest rate change 703, the average value of the market price after the interest rate change, the expected value 704 of the market price after the change in market price, and the market price change standard deviation 705 which is the standard deviation value of the market price after the interest rate change , The market value change width (3σ left foot) 706 which is the value of the market price of the left foot confidence interval 3σ (σ is a standard deviation), the market price change width (2σ left foot) 707 which is the value of the market price of the left foot confidence interval 2σ, left Market value change width (1.65σ left skirt) 708, which is the value of the market price of the tail confidence interval 1.65σ, Market value change width (3σ right skirt) 709, which is the value of the market price of the right skirt confidence interval 3σ, right heel confidence interval 2σ Market value change width (2σ right foot) 710, right foot confidence Stored is a market value change width (1.65σ left foot) 711 which is a value of the market price in the section 1.65σ.
[0030]
The simulation result DB 107 stores result data calculated by the VAR / EAR calculation program 114.
[0031]
In such a configuration, a process for realizing a Monte Carlo simulation will be described with reference to FIGS.
[0032]
FIG. 2 is a flowchart showing an example of a risk management program to which the risk calculation method of the present invention is applied.
[0033]
First, an outline of the flow will be described. First, in the
[0034]
In the course creation step 105 of the subject interest rate scenario (before change), the details of the extracted item and the subject interest rate scenario DB 104 are input, and the course of the subject interest rate scenario (before change) is created by the market DB creation program 112 and stored in the sale DB 105. Do.
[0035]
In the interest rate scenario (before change) market price calculation step 110, the interest rate scenario (before change) is entered in the VAR / EAR calculation program 114 with the execution DB 105 and the interest rate scenario DB 106 created in the step creation scenario 105 (before change) market creation step 105 as inputs. ) The present value is calculated and stored in the simulation result DB 107.
[0036]
In the interest rate pass generation step 115, the control program 111 creates interest rate scenarios (after change) or item rate scenarios (after change) for the number of simulations input from the
[0037]
In the fixed / variable determination step 120, the VAR / EAR calculation program 114 determines whether the subject is a fixed subject or a variable subject from the market DB 105 of the created details.
[0038]
In the case of fixed subjects, the interest rate scenario (after change) in the market price calculation step 125, the interest rate scenario (after change) created in the market DB 105 and the interest rate pass generation step 115 is input and the interest rate scenario (in the VAR / EAR calculation program 114) After the change), the market price is calculated and stored in the work area 115.
[0039]
In the case of variable subjects, subject interest rate scenario (after change)
[0040]
In the simulation number determination step 135, the control program 111 is input for the number of simulations input from the
[0041]
In the detailed result calculation step 140, the expected value, standard deviation, etc. are calculated using the interest rate scenario (before change) market price, interest rate scenario (after change) market price obtained by the control program 111 being repeated for the number of simulations input from the
[0042]
In the number-of-details
[0043]
Finally, in the simulation
[0044]
First, in the
[0045]
After that, in the subject interest rate scenario (before change) execution creation step 105, the base date 305, the deposit date 306, the approximately fixed date 307, the contracted interest
[0046]
Next, in the interest rate scenario (prior to change) market price calculation step 110, the principal, counter and partition cash flows and interest rates in the bank DB 105 created and stored in the item interest rate scenario (prior change) market creation step 105 The present value of the interest rate scenario (before change) is calculated by the VAR / EAR calculation program 114 with the discount factor as information in the scenario DB 106 as an input.
[0047]
Next, in the interest rate path generation step 115, the interest rate path generation program 113 sets the interest rate scenario of the number of simulations input from the
[0048]
Next, in the fixed / variable determination step 120, it is determined from the fixed / variable section 502 of the execution DB 105 by the VAR / EAR calculation program 114 whether the extracted details are the fixed subject or the variable subject.
[0049]
If the extracted subject is a fixed subject, the following processing is performed.
[0050]
In the case of fixed subjects, the contracted interest rate 308 and partition rate 309 are already fixed and there is no need to review the interest rate. Therefore, in the interest rate scenario (after change) market price calculation step 125, the year 503 and each month of the market DB 105 Principal cash flows 506, 509, 512, 515, 518, 521, 524, 527, 530, 533, 536, 539, interest-bearing cash flows 507, 510, which are cash flow information for interest 513, 516, 519, 522, 525, 528, 531, 534, 537, 540, partition interest cash flow information 508, 511, 514, 517, 520, 523, 526, 529, 532, 535, 538, 541 and the gold created in the interest rate pass generation step 115 Calculates the current market interest rate scenarios (after change) scenario (after change) as input.
[0051]
Next, processing when the extracted subject is a variable subject will be described.
[0052]
In the case of variable subjects, the interest rate has already been fixed at the contracted interest rate 308 and partition rate 309 at the subject interest rate scenario (after change)
[0053]
First, the principal cash flow, counter cash flow, and partition cash flow of the portion where the applicable interest rate is fixed and the interest rate does not need to be revised (the portion where the interest rate has not yet expired) does not change. The principal cash flow, counter cash flow, and partitioning cash flow of the portion that does not need to be reconsidered (interest rate due date) are the deposit date 306 of the
[0054]
However, the portion for which the applicable interest rate has not been finalized due to future interest rate renewal (the portion where the interest rate has arrived), that is, the cash flow for other than the cash flow for which the applicable interest rate has been fixed, Monthly interest rate scenario (prior to change) advisory rates 404, 406, 408, 410, 412, 414, 416, 418, 420, 422, 424, 426 and partition rates 405, 407, 409, 411, 413, Reference rates 404, 406, 408, 410, 412, 414, 416, 418, 420, 422, 424, 426 and partitions for 415, 417, 419, 421, 423, 425, 427 and item rate scenarios (after change) Rates 405, 407, 409, 411, 413, 415, 417, 419, 421, 423, Find the ratio of 28,173, creating a cash flow subjects rate scenario (after change) at a ratio calculated in Tai顧 and the partition cash flows and the stored in Shigeyuki DB 105. The month for the future interest rate renewal can be determined from the deposit date 306, the contracted interest
[0055]
Then, in the interest rate scenario (after change) market price calculation step 125, the interest rate scenario created in step 115 of the cash flow created in the
[0056]
Next, in the simulation number determination step 135, the control program 111 is input for the number of simulations input from the
[0057]
Next, in the detailed result calculation step 140, the interest rate scenario (after change) market price calculated repeatedly for the number of simulations and the interest rate scenario (before change) market price calculated in the interest rate scenario (before change) market price calculation step 110 are calculated. Used to calculate the expected value of the interest rate scenario (after change), the market price change standard deviation, and the market price change width (3 standard deviations, 2 standard deviations, 1.65 standard deviations).
[0058]
Next, it is determined whether or not the simulation result calculation step 140 is repeated from the item interest rate scenario (before change) execution step 105 by the number of details extracted in the
[0059]
Finally, in the simulation
[0060]
The information in the simulation result DB 107 serves as an index for determining the risk of each financial institution and how to deal with the risk.
[0061]
Hereinafter, a specific example will be described.
[0062]
The details are extracted from the
[0063]
Item interest rate scenario (before change) execution step 105, the interim interest payment cycle 313 is 12 months, the deposit date 306 is 1997/5/31, and the regular date 307 is 1998/5/31, 1999/5/31 and 1999 Calculates the value of advisory and partition interest cash flows that occur on / 5/31.
[0064]
The value of the advisory and partition cash flow that occurs on 1998/5/31 is interest cash flow from the base date 305, 1997/7/31 to the interim payment date 1998/5/31,
Interest-bearing cash flow = Current balance 311 x Contracted interest rate 308
× (Number of days from base date 305 to interest occurrence date) / 365
= 1,000,000 x 0.5 / 100
× (Days from 1997/7/31 to 1998/5/31) / 365
Dividend interest cash flow = current balance 311 x partition rate 309
× (Number of days from base date 305 to interest occurrence date) / 365
= 1,000,000 x 0.8 / 100
× (Days from 1997/7/31 to 1998/5/31) / 365
And calculated.
[0065]
The value of advisory and partition cash flow that occurs on 1999/5/31 is interest cash flow from the previous interim interest payment date 1998/5/31 to the next interim interest payment date 1999/5/31,
Interest-bearing cash flow = Current balance 311 x Contracted interest rate 308
× (Number of days from the previous interim interest payment date to the next interim interest payment date) / 365
= 1,000,000 x 0.5 / 100
X (days from 1998/5/31 to 1999/5/31) / 365
Dividend interest cash flow = current balance 311 x partition rate 308
× (Number of days from the previous interim interest payment date to the next interim interest payment date) / 365
= 1,000,000 x 0.8 / 100
× (Days from 1998/5/31 to 1999/5/31) / 365
And calculated. Also, principal cash flow 1,000,000 also occurs on 1999/5/31, about the regular date 307.
[0066]
The cash flow information obtained as described above is stored in the banking DB 105.
[0067]
Next, when the details are extracted from the
[0068]
First, in the course creation step 105 of the subject interest rate scenario (before change), the principal interest cash flow, the counter cash, Flow and partition cash flow are calculated based on the transaction date base date 305, deposit date 306, contract period 307, contracted interest rate 308, partition rate 309, contracted interest
[0069]
For example, base date 305 = 1997/7/31, deposit date 306 = 1997/5/31, about regular date 307 = 1999/5/31, contracted interest rate 308 = 0.5%, partition rate 309 = 0. 8%, contracted interest
[0070]
The value of the advisory and partition cash flow that occurs on 1998/5/31 is interest cash flow from 1997/7/31 of the base date 305 to the interim interest payment date of 1998/5/31.
Interest-bearing cash flow = Current balance 311 x Contracted interest rate 308
× (Number of days from base date 305 to interest occurrence date) / 365
= 1,000,000 x 0.5 / 100
× (Days from 1997/7/31 to 1998/5/31) / 365
Dividend interest cash flow = current balance 311 x partition rate 309
× (Number of days from base date 305 to interest occurrence date) / 365
= 1,000,000 x 0.8 / 100
× (Days from 1997/7/31 to 1998/5/31) / 365
And calculated.
[0071]
Next, in the interest rate scenario (before change) market creation step 105, the principal cash flow, the counter cash flow, and the partition cash of the portion where the applicable interest rate has not been fixed due to future renewal (interest due date) The flow includes a transaction date base date 305, a deposit date 316, an approximately fixed date 307, a contracted interest
[0072]
For example, in the same way as above, in the case of subjects with variable period, base date 306 = 1997/7/31, deposit date 306 = 1997/5/31, about regular date 307 = 1999/5/31, review of contracted
Interest-bearing cash flow = Current balance 311 x Advisory rate
× (Number of days from the previous interim interest payment date to the next interim interest payment date) / 365
= 1,000,000 x 0.6 / 100
X (days from 1998/5/31 to 1999/5/31) / 365
Dividend interest cash flow = current balance 311 x partition rate
× (Number of days from the previous interim interest payment date to the next interim interest payment date) / 365
= 1,000,000 x 0.9 / 100
X (days from 1998/5/31 to 1999/5/31) / 365
And calculated. Also, principal cash flow 1,000,000 also occurs on 1999/5/31, about the regular date 307.
[0073]
Thereafter, each calculated cash flow is stored in the market DB 105.
[0074]
In the banking DB105, in the year 503, 1998 was in May of that year, in the counter cash flow 510 in the year, 2,000 was in May, the partition cash flow in 511 was 4,000, and in the year 503, 1999 was in May of that year. Suppose that 3,000 is stored in the counter cash flow 510 and 5,000 is stored in the partition cash flow 511 in May.
[0075]
In addition, 1998 is stored in the interest rate scenario DB 106 in fiscal year 601 with 1998 in discount factor 603 of May of that year, and 1999 in fiscal year 601 is stored in discount factor 603 in May of that year with 99.0. Suppose that
[0076]
Then, in the interest rate scenario (before change) market price calculation step 110, the present value of the interest rate scenario (before change) is calculated as follows.
[0077]
Current value of interest rate scenario (before change) (consideration) =
Year 503 is 1998 May May Cash Flow 510
X Discount factor 603+ in May with year 503 being 1998
Cash flow 510 for May in year 503 in 1999
XFY 503 is 1999 and May discount factor 603 = 2,000 × 99.5 / 100 + 3,000 × 99.0 / 100
Current value of interest rate scenario (before change) (partition) =
Fiscal year 503 is 1998. May partition cash flow 511
X Discount factor 603+ in May with year 503 being 1998
Fiscal year 503 is 1999, May partition cash flow 511
XFY 503 is 1999 and May discount factor 603 = 4,000 × 99.5 / 100 + 5,000 × 99.0 / 100
Thereafter, in an interest rate path generation step 115, an interest rate scenario (after change) or a subject interest rate scenario (after change) is calculated by a method such as the Basick model.
[0078]
In the fixed / variable determination step 120, when the fixed / variable category 502 of the market DB 105 is fixed, the contracted interest rate 308 and the partition rate 309 are already determined, and it is not necessary to review the interest rate. The present value after the fluctuation of the interest rate scenario is calculated by multiplying the cash flow data stored in the market DB 105 by the discount factor of the corresponding interest rate scenario (after the fluctuation).
[0079]
In the banking DB105, in the year 503, 1998 was in May of that year, in the counter cash flow 510 in the year, 2,000 was in May, the partition cash flow in 511 was 4,000, and in the year 503, 1999 was in May of that year. Suppose that 3,000 is stored in the counter cash flow 510 and 5,000 is stored in the partition cash flow 511 in May.
[0080]
In addition, in the interest rate path generation step 115, the interest rate scenario (after change) created by the method such as the Basick model has a discount factor of 99.2 in May 1998 and a discount factor in May of 1999. It is assumed that it is 98.8.
[0081]
Then, the present value of the interest rate scenario (after change) is calculated in the interest rate scenario (after change) market price calculation step 125 as follows.
[0082]
Interest rate scenario (variable rear ) Present value (consideration) =
May 1998 Counter cash flow 510
× Discount factor in May 1998 +
May 1999 Counter Cash Flow 510
× Discount factor for May 1999
= 2,000 × 99.2 / 100 + 3,000 × 98.8 / 100
Interest rate scenario (variable rear ) Present value (partition) =
May 1998 Dividing Cash Flow 511
× Discount factor in May 1998 +
May 1999 Dividing Cash Flow 511
× Discount factor for May 1999
= 4,000 x 99.2 / 100 + 5,000 x 98.8 / 100
In the fixed / variable judgment category 120, the fixed / variable category 502 of the market DB 105 is changed.
In the case of dynamic, the interest rate scenario (after change) has already been executed in the
The applicable interest rate is fixed at interest rate 308 and partition rate 309, and it is necessary to review the interest rate.
The portion that is not necessary (the portion where the interest rate date has not yet arrived) and the applicable interest rate has been finalized due to future renewal
Cash of the subject interest rate scenario (after change) divided into non-parts (interest due date)
Create a new flow.
For example, base date 305 = 1997/7/31, deposit date 306 = 1997 /
5/31, about regular day 307 = 1999/5/31, contracted interest rate 308 = 0.5%,
Partition rate 309 = 0.8%, contracted interest
Balance 311 = 1,000,000 yen, interim interest payment cycle 313 = 12 months
The Contracted interest
Advisory and partition interest cash flow generated on 1998/5/31 from 2 months
Rho is the part where the applicable interest rate is fixed and it is not necessary to review the interest rate
And the interest and cash generated on 1999/5/31
In the part where the row is fixed by the subject interest rate scenario (after change)
is there.
[0083]
For example, base date 305 = 1997/7/31, deposit date 306 = 1997/5/31, about regular date 307 = 1999/5/31, contracted interest rate 308 = 0.5%, partition rate 309 = 0. 8%, contracted interest
[0084]
In the banking DB105, in the year 503, 1998 was in May of that year, in the counter cash flow 510 in the year, 2,000 was in May, the partition cash flow in 511 was 4,000, and in the year 503, 1999 was in May 3,000 in the customer cash flow 510 is 5,000 in the partition cash flow 511 in May, 0.6 in the customer rate in the May 1998 1998 item
[0085]
Also, the interest rate scenario (after change) created in the interest rate path generation step 115 using a method such as the Basick model has a discount factor of 99.2 in May 1998 and a discount factor of 98.8 in May 1999. Suppose that the interest rate scenario (after change) in May 1998 is 0.9 and the partition rate is 1.2.
[0086]
First, in the item interest rate scenario (after change)
[0087]
Cash flow in the interest rate scenario (after change) (consideration) =
May 1999 Counter Cash Flow 510
× (Subject interest rate scenario for May 1998 (consideration) (after change)
/ May 1998 subject interest rate scenario (consideration) (before change))
= 3,000 x (0.9 / 0.6)
Cash flow (partition) in the subject interest rate scenario (after change) =
May 1999 Dividing Cash Flow 510
× (Subject interest rate scenario for May 1998 (partition) (after change)
/ May 1998 Subject Interest Rate Scenario (Partition) (Before Change))
= 5,000 x (1.2 / 0.9)
Then, in the interest rate scenario (after change) market price calculation step 125, the present value of the interest rate scenario (after change) is calculated as follows.
[0088]
Current value of interest rate scenario (before change) (consideration) =
May 1998 Counter cash flow 510
× Discount factor in May 1998 +
May 1999 Counter Cash Flow 510
× Discount factor for May 1999
= 2,000 × 99.2 / 100 +
3,000 × (0.9 / 0.6) × 98.8 / 100
Current value of interest rate scenario (before change) (partition) =
May 1998 Dividing Cash Flow 511
× Discount factor in May 1998 +
May 1999 Dividing Cash Flow 511
× Discount factor for May 1999
= 4,000 x 99.2 / 100 +
5,000 × (1.2 / 0.9) × 98.8 / 100
In the simulation number determination step 135, it is determined whether the control program 111 has been repeated for the number of simulations input from the
[0089]
For example, the current evaluation of the interest rate scenario (after change) when a Monte Carlo simulation is performed three times is assumed to be 1st = α, 2nd = β, 3rd = γ. If the present value of the interest rate scenario (before change) is A, it is calculated as follows.
[0090]
Interest rate scenario (after change) Expected value of market value m = (α + β + γ) / 3
Standard deviation of market value change σ = (((α−A) ^ 2 + ( β -A) ^ 2 +
( γ -A) ^ 2) / 3) ^ 1/2
Market value change width (3σ left foot) = -3σ
Market value change width (2σ left foot) = -2σ
Market value change width (1.65σ left foot) = -1.65σ
Market value change width (3σ right foot) = 3σ
Market value change width (2σ right foot) = 2σ
Market value change width (1.65σ right foot) = 1.65σ
If the number-of-
[0091]
Through the above processing, the risk (non-linear risk) that cannot be grasped by risk metrics is grasped, and the amount of calculation increases exponentially with other calculation methods as the number of target assets increases. On the other hand, it increases only proportionally and is efficient.
[0092]
In the following, the second embodiment will be described. The difference from the first embodiment is that a bank DB (DB for each interest renewal month) in which the interest renewal month is the same for each subject is created in advance. This is where the simulation is performed.
[0093]
FIG. 8 is a flowchart showing a second embodiment of the Monte Carlo simulation when the present invention is applied.
[0094]
First, an outline of the flow will be described. First, in the
[0095]
In the fixed / variable determination step 505, a fixed subject or a variable subject is determined by the market DB creation program 112 from the
[0096]
In the case of a fixed subject, at the renewal / monthly DB (fixed) creation step 510, based on the information in the
[0097]
In the case of variable subjects, the contracted interest rate and partition rate have already been confirmed by the market DB creation program 112 based on the information in the
[0098]
Next, at the rate change monthly DB (variation 2) creation step 520, the information in the
[0099]
In the interest rate scenario (prior change) market price calculation step 525, the above-prepared market DB (DB by rate renewal month) 105 and interest rate scenario DB 106 are input, and the VAR / EAR calculation program 114 executes the item interest rate scenario (change) The previous value is calculated and stored in the simulation result DB 107.
[0100]
In the interest rate path generation step 530, the control program 111 creates the interest rate scenario (after change) or the subject interest rate scenario (after change) for the number of simulations input from the
[0101]
Item interest rate scenario (after change) market (by renewal month) creation step 535, with the account rate scenario (after change) created by the execution DB (DB by rate renewal month) 105 and the interest rate pass generation step 530 as inputs, The EAR calculation program 114 calculates the course of the subject interest rate scenario (after change) (by renewal month) and stores it in the work area 115.
[0102]
Item interest rate scenario (after change) Market price calculation step 540, Item interest rate scenario (after change) execution (by renewal month) created in step 535 Item interest rate scenario (after change) execution (by renewal month) and interest rate pass generation Using the interest rate scenario (after change) created in step 530 as an input, the VAR / EAR calculation program 114 calculates the item interest rate scenario (after change) market price and stores it in the work area.
[0103]
In the simulation number determination step 545, the item rate scenario (after change) execution (by renewal month) creation step 535 and the item rate scenario (after change) market price calculation step 540 are performed for the number of simulations input by the control program 111 from the
[0104]
In the simulation result calculation step 550, the item interest rate scenario (after change) market value calculation step 540 of the item interest rate scenario (after change) obtained by repeating the control program 111 for the number of simulations input from the
[0105]
First, in the
[0106]
Next, in the fixed / variable category determination step 505, the market DB creation program 112 determines whether the fixed / variable category 312 that is the information of the extracted
[0107]
If the extracted details are fixed subjects, the following processing is performed.
[0108]
In the case of fixed subjects, the contracted interest rate 308 and partition rate 309 have already been determined, and there is no need to review the interest rate. Therefore, at the renewal monthly DB (fixed) creation step 510, the base date 305 of the
[0109]
After that, all the cash flows generated in the same month and year for the calculated principal cash flow, counter cash flow, and partition cash flow for the same item are added together. Then, each calculated cash flow is stored in the banking DB 105. The subject code corresponding to the account item code is set in the course code 501 of the banking DB 105, the fixed / variable category 312 in the
[0110]
Next, processing when the extracted subject is a variable subject will be described.
[0111]
In the case of variable subjects, the interest rate has already been fixed at the contracted interest rate 308 and the partition rate 309 at the renewal monthly DB (variation 1) creation step 515 (the interest rate date has not yet arrived) And cash flow of the portion where the applicable interest rate has not been finalized due to the future interest rate renewal in the step 520 for creating the monthly renewal rate (variation 2) The market DB is created by the market DB creation program 112 separately.
[0112]
First of all, in the monthly DB (Variation 1) Step 515, the applicable interest rate is fixed and the interest rate does not need to be reconsidered (interest rate unpaid portion). The partition cash flow is calculated from the base date 305 of the transaction details, the deposit date 306, the contract date 307, the contracted interest rate 308, the partition rate 309, the contracted interest
[0113]
After that, all cash flows generated in the same month and year in the calculated principal cash flow, counter cash flow, and partition cash flow for the same item are added together. Then, each calculated cash flow is stored in the banking DB 105. The subject code 501 is the subject code of the extracted subject, the fixed / variable category 502 is the change, the history 503 is the year in which the cash flow is occurring, and the base date 504 is the
[0114]
Next, in the DB for Renewal Month (Variation 2) creation program 520, the principal cash flow, counter cash flow, and partitioning cash of the portion where the applicable interest rate has not been fixed due to future renewal (interest due date) The flow includes the reference date 305, the deposit date 316, the approximately fixed date 307, the contracted interest
[0115]
After that, the interest rate is revised in the same year for the same item calculated, that is, the principal cash flow, counter cash flow, and partitioning cash flow for the same renewal date are added together for each period. Then, each calculated cash flow is stored in the banking DB 105. The subject code 501 is the subject code of the extracted subject, the fixed / variable category 502 is the change, the historical year 503 is the year in which the cash flow is occurring, and the reference date 504 is the
[0116]
The above processing is performed for each subject, and the cash flow due date for renewal of all subjects is created.
[0117]
Next, in the interest rate scenario (before change) market price calculation step 525, the DB (fixed) creation step 510 for the monthly rate change, the DB (variation 1) creation step 515 for the monthly rate change, and the DB (variation 2) creation program for the monthly rate change The BAR / EAR calculation program 114 receives the principal, counter and partition cash flows, and the discount factor that is the information of the interest rate scenario DB 106 in the banking DB 105 created and stored at 520. ) Is calculated and stored in the simulation result DB 107.
[0118]
Next, in the interest rate path generation step 530, the interest rate path creation program 113 causes the control program 111 to generate an interest rate scenario of the number of simulations input from the
[0119]
Next, in the step 535 of creating the subject interest rate scenario (after change) (by renewal month), the renewal month DB (fixed) creation step 510, the renewal month DB (variation 1) creation step 515 and the renewal month DB ( Fluctuation 2) Subject interest rate scenario (after change) using the growth DB created by the creation program 520 (DB by interest rate renewal month), the interest rate scenario (after change) and the silent interest rate scenario DB 104 created at step 530 ) Create a bank (by renewal month).
[0120]
The portion for which the applicable interest rate is fixed and the interest rate does not need to be revised (the portion where the interest rate date has not yet arrived) is the same as the monthly cash flow for the rate renewal before the change in the item interest rate scenario, and no adjustment is necessary.
[0121]
For the portion where the applicable interest rate has not been finalized due to future interest rate renewal (interest rate due portion), the item interest rate scenario of the item interest rate scenario (after change) is applied. This is different from the cash flow by rate renewal month.
[0122]
After the change, the cash flow according to the monthly rate change is a
[0123]
After that, in the interest rate scenario (after change) market price calculation step 540, the interest rate scenario created in the interest rate pass generation step 530 and the growth (by renewal month) created in the item interest rate scenario (after change) execution step 535 After the change), the VAR / EAR calculation program 114 calculates the current market price of the subject interest rate scenario (after the change).
[0124]
Next, in the simulation frequency determination step 545, the control rate 111 is calculated for the number of simulations input from the
[0125]
Finally, in the simulation result calculation step 550, whether the subject code extracted in the
[0126]
Hereinafter, a specific example will be described.
[0127]
The details are extracted from the
[0128]
Interest and partition interest accrued on 1998/5/31 and 1999/5/31 from the interim interest payment cycle 313 for 12 months and the deposit date 306 on 1997/5/31 in the DB (fixed) creation step 510 for the monthly rate change Find the value of cash flow.
[0129]
The value of the advisory and partition cash flow that occurs on 1998/5/31 is interest cash flow from the base date 305, 1997/7/31 to the interim payment date 1998/5/31,
Interest-bearing cash flow = Current balance 311 x Contracted interest rate 308
× (Number of days from base date 305 to interest occurrence date) / 365
= 1,000,000 x 0.5 / 100
× (Days from 1997/7/31 to 1998/5/31) / 365
Dividend interest cash flow = current balance 311 x partition rate 309
× (Number of days from base date 305 to interest occurrence date) / 365
= 1,000,000 x 0.8 / 100
× (Days from 1997/7/31 to 1998/5/31) / 365
And calculated.
[0130]
The value of advisory and partition cash flow that occurs on 1999/5/31 is interest cash flow from the previous interim interest payment date 1998/5/31 to the next interim interest payment date 1999/5/31,
Interest-bearing cash flow = Current balance 311 x Contracted interest rate 308
× (Number of days from the previous interim interest payment date to the next interim interest payment date) / 365
= 1,000,000 x 0.5 / 100
X (days from 1998/5/31 to 1999/5/31) / 365
Dividend interest cash flow = current balance 311 x partition rate 308
× (Number of days from the previous interim interest payment date to the next interim interest payment date) / 365
= 1,000,000 x 0.8 / 100
× (Days from 1998/5/31 to 1999/5/31) / 365
And calculated. Also, principal cash flow 1,000,000 also occurs on 1999/5/31, about the regular date 307.
[0131]
After that, all the cash flows generated in the same year in the principal cash flow, counter cash flow and partition cash flow of the same item calculated in the DB (fixed) creation step 510 by monthly Add together.
[0132]
The cash flow information obtained as described above is stored in the banking DB 105.
[0133]
If the fixed / variable category 312 of the details extracted from the
[0134]
First, in the step 515 for creating the monthly database for rate renewal (variation 1), the principal cash flow of the portion for which the applicable interest rate is fixed and the interest rate does not need to be revised (the portion where the interest rate has not yet expired), Flow and partition cash flow are calculated based on the transaction date base date 305, deposit date 306, contract period 307, contracted interest rate 308, partition rate 309, contracted interest
[0135]
For example, base date 305 = 1997/7/31, deposit date 306 = 1997/5/31, about regular date 307 = 1999/5/31, contracted interest rate 308 = 0.5%, partition rate 309 = 0. 8%, contracted interest
[0136]
The value of the advisory and partition cash flow that occurs on 1998/5/31 is interest cash flow from 1997/7/31 of the base date 305 to the interim interest payment date of 1998/5/31.
Interest-bearing cash flow = Current balance 311 x Contracted interest rate 308
× (Number of days from base date 305 to interest occurrence date) / 365
= 1,000,000 x 0.5 / 100
× (Days from 1997/7/31 to 1998/5/31) / 365
Dividend interest cash flow = current balance 311 x partition rate 309
× (Number of days from base date 305 to interest occurrence date) / 365
= 1,000,000 x 0.8 / 100
× (Days from 1997/7/31 to 1998/5/31) / 365
And calculated.
[0137]
Next, at the step 520 for creating a monthly database for rate renewal (variation 2), the principal cash flow, counter cash flow, and partitioning cash for the portion where the applicable interest rate has not been finalized due to future renewal (interest due date) The flow includes the reference date 404 of the transaction details, the deposit date 316, the regular date 307, the contracted interest
[0138]
For example, in the same way as above, in the case of subjects with variable period, base date 306 = 1997/7/31, deposit date 306 = 1997/5/31, about regular date 307 = 1999/5/31, review of contracted
Interest-bearing cash flow = Current balance 311 x Advisory rate
× (Number of days from the previous interim interest payment date to the next interim interest payment date) / 365
= 1,000,000 x 0.6 / 100
X (days from 1998/5/31 to 1999/5/31) / 365
Dividend interest cash flow = current balance 311 x partition rate
× (Number of days from the previous interim interest payment date to the next interim interest payment date) / 365
= 1,000,000 x 0.9 / 100
X (days from 1998/5/31 to 1999/5/31) / 365
And calculated. Also, principal cash flow 1,000,000 also occurs on 1999/5/31, about the regular date 307.
[0139]
After that, the interest rate is revised in the same year and calculated in the same month, calculated by the monthly database (variation 1) step 515 and the renewal month DB (variation 2) creation program 520. Add the values of flow, counter cash flow, and partition cash flow for each period.
[0140]
The cash flow information obtained as described above is stored in the banking DB 105.
[0141]
In the banking DB105, in the year 503, 1998 was in May of that year, in the counter cash flow 510 in the year, 2,000 was in May, the partition cash flow in 511 was 4,000, and in the year 503, 1999 was in May of that year. Suppose that 3,000 is stored in the counter cash flow 510 and 5,000 is stored in the partition cash flow 511 in May.
[0142]
In addition, 1998 is stored in the interest rate scenario DB 106 in fiscal year 601 with 1998 in discount factor 603 of May of that year, and 1999 in fiscal year 601 is stored in discount factor 603 in May of that year with 99.0. Suppose that
[0143]
Then, in the item interest rate scenario (before change) market price calculation step 525, the present value of the item interest rate scenario (before change) is calculated as follows.
[0144]
Current value of interest rate scenario (before change) (consideration) =
Year 503 is 1998 May May Cash Flow 510
X Discount factor 603+ in May with year 503 being 1998
Cash flow 510 for May in year 503 in 1999
× Discount factor 603 in May with year 503 being 1999
= 2,000 × 99.5 / 100 + 3,000 × 99.0 / 100
Current value of interest rate scenario (before change) (partition) =
Fiscal year 503 is 1998. May partition cash flow 511
X Discount factor 603+ in May with year 503 being 1998
Fiscal year 503 is 1999, May partition cash flow 511
× Discount factor 603 in May with year 503 being 1999
= 4,000 x 99.5 / 100 + 5,000 x 99.0 / 100
Thereafter, the interest rate scenario (after change) or the item interest rate scenario (after change) is calculated by a method such as the Viceek model.
[0145]
Subject interest rate scenario (after change) banking (by monthly rate change) creation step 535, DB for monthly rate change (fixed) creation step 510, DB for monthly rate change (fluctuation 1) step 515 and DB for monthly rate change (variation 2) creation Using the course DB (after change) 105 created in the program 520, the course rate scenario (after change) and the course rate scenario DB 104 created in step 530 for generating the interest rate pass, Create a separate monthly basis for repricing. The portion for which the applicable interest rate is fixed and the interest rate does not need to be revised (the portion where the interest rate date has not yet arrived) is the reference date 305 of the
[0146]
The portion for which the applicable interest rate has not been finalized due to future repricing (the interest due date) is the subject interest rate scenario (prior to change) corresponding to the repricing date 505 of the banking DB (DB for each repricing month) and the repricing year The course of the subject interest rate scenario (after change) (by renewal month) is created in the same manner as the subject interest rate scenario (after change)
[0147]
Thereafter, in the item interest rate scenario (after change) market price calculation step 540, the present value of the item interest rate scenario (after change) is calculated in the same manner as the interest rate scenario (after change) market value calculation step 125.
[0148]
In the simulation number determination step 135, it is determined whether the control program 111 has been repeated for the number of simulations input from the
Using the present value of the subject interest rate scenario (after change) and the present value of the subject interest rate scenario (before change) calculated repeatedly for the number of simulations, in the simulation result calculation step 550, the current value of the subject interest rate scenario (after change) is calculated. The expected value, standard deviation, and market value change width (3 standard deviations, 2 standard deviations, 1.65 standard deviations) are calculated in the same manner as the detailed result calculation step 140. Then, it stores in simulation result DB107.
[0149]
As described above, by creating the banking DB (DB by interest rate renewal month) 105 that aggregates the items with the same interest rate renewal month for each subject in advance, the risk to be performed for each item while maintaining the calculation accuracy This is a risk calculation method that is tens and hundreds of times faster than the calculation process.
[0150]
Further, although examples of risk calculation (value at risk) have been described, a risk index (earning at risk) can also be calculated by a similar process. In the flowchart of FIG. 2, the fixed / variation determination step 120 and the subject interest rate scenario (after variation)
[0151]
FIG. 9 shows an example of a display screen 900 that displays the risk index calculated as described above on the
[0152]
A risk calculation result of a certain subject is displayed in a table 901 and a bar graph 902. The market price change width in Table 901 is the market price change width (market price after interest rate change-market price before interest rate change) obtained from the simulation results, and shows the maximum and minimum values, and the number of simulation divisions that the control program 111 has entered from the
[0153]
The table 903 is a table in which the values obtained in the simulation
[0154]
The subject selection button 950 enables the setting of subjects to be displayed on the screen display 900 to be switched.
[0155]
The simulation re-execution button 955 allows a simulation to be performed again based on the calculated risk index result. When the simulation button 955 is pressed, a
[0156]
The risk calculation result of a certain subject is displayed in Table 1001 and Table 1002. The market price change width in Table 1001 is the market price change width (market price after interest rate change-market price before interest rate change) obtained from the simulation result. The maximum and minimum values and the number of simulation divisions that the control program 111 has entered from the
[0157]
A table 1002 is a table in which the values obtained in the simulation
[0158]
The subject selection button 1050 allows the setting of subjects to be displayed on the
[0159]
The simulation re-execution button 1055 enables the simulation to be performed again based on the calculated risk index result. When the maximum value number and the minimum value number displayed in the table 1001 are selected and the simulation re-execution button 1055 is pressed, the simulation when it is realized can be executed again.
[0160]
The interest rate scenario re-occurrence button 1060 enables the interest rate scenario to be generated again based on the calculated risk index result. When the maximum value number and the minimum value number displayed in the table 1001 are selected and the interest rate scenario re-generation button 1060 is pressed, the interest rate scenario when it is realized can be generated again.
[0161]
The previous screen button 1065 is a button for returning to the display screen 900.
[0162]
As described above, according to the present invention, it is possible to realize a Monte Carlo simulation that improves the processing speed while maintaining accuracy.
[0163]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to calculate the value at risk and the earning at risk at high speed by calculating by Monte Carlo simulation.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall configuration diagram showing an example of a risk calculation device applied to the present invention.
FIG. 2 is a flowchart showing one embodiment of risk calculation using detailed information in the processing procedure of the present invention.
FIG. 3 is a data configuration diagram showing an example of information stored in a detail DB.
FIG. 4 is a data configuration diagram showing an example of information stored in a subject interest rate scenario DB.
FIG. 5 is a data configuration diagram showing an example of information stored in a market DB.
FIG. 6 is a data configuration diagram showing an example of information stored in an interest rate scenario DB.
FIG. 7 is a data configuration diagram showing an example of information stored in a simulation result DB.
FIG. 8 is a flowchart showing one embodiment of risk calculation using a market DB (DB for each renewal) in the processing procedure of the present invention.
FIG. 9 is a diagram showing a first example of a screen display of risk calculation results on the display screen of the present invention.
FIG. 10 is a diagram showing a second example of the screen display of the risk calculation result on the display screen of the present invention.
[Explanation of symbols]
100 ... display, 101 ... keyboard, 102 ... CPU,
103 ... Detail DB, 104 ... Subject interest rate scenario DB,
105 ... Growth DB 106 ... Interest Scenario DB,
107 ... simulation result DB 108 ... storage device
109 ... Bus, 110 ... Memory, 111 ... Control program,
112 ... Growth DB creation program, 113 ... Interest rate pass creation program
114 ... VAR / EAR calculation program, 115 ... work area
120: CD-ROM driver.
Claims (1)
金融商品毎に、当該金融商品の残高、金利、前記金利の見直しサイクル、基準年月、満期、固定金利か変動金利かを示す固定変動区分、取引の科目を識別する科目コードに関する情報を含む取引内容を示す明細データと、前記取引の科目毎に前記科目コードと月単位の予測利率に関する情報を含む科目利率シナリオデータと、将来のキャッシュフローを現在価値に割り引く際の月単位の割引率に関する情報を含む金利シナリオデータとを記憶する記憶装置と、
当該リスク算出装置での処理を実行するためのプログラムが格納されたメモリ装置と、
前記メモリ装置に格納されたプログラムに従って、
前記記憶装置から、前記VaRの算出対象となる金融商品の明細データであって、前記科目コードが同じ複数の明細データを抽出し、
抽出された前記複数の明細データの各々において、
前記明細データの固定変動区分が固定金利を示すと判定した場合、前記明細データの残高と金利とを掛け合わせることで、前記明細データの基準年月から満期までのキャッシュフローを含む成行データである固定金利成行データを生成し、
前記明細データの固定変動区分が変動金利を示すと判定した場合、前記明細データの基準年月と見直しサイクルとに基づいて前記金融商品の金利を見直す月を示す利更改月を算出し、前記記憶装置から前記科目コードが同じである科目利率シナリオデータを抽出し、抽出された科目利率シナリオデータに含まれる前記利更改月の予測利率と前記明細データの残高とを掛け合わせることで、前記明細データの基準年月から満期までのキャッシュフローを含む成行データである変動金利成行データを生成し、
前記固定金利成行データのキャッシュフローと前記記憶装置から抽出された前記金利シナリオデータの割引率とを各月毎に掛け合わせた結果を加算することで、金利変動前の固定金利の金融商品の時価を算出し、
前記変動金利成行データのキャッシュフローと前記記憶装置から抽出された前記金利シナリオデータの割引率とを各月毎に掛け合わせた結果を加算することで、金利変動前の変動金利の金融商品の時価を算出し、
金利変動後の科目利率シナリオデータである変動後科目利率シナリオデータ、および金利変動後の金利シナリオデータである変動後金利シナリオデータを予め設定された数理モデルに基づいて算出し、
前記固定金利成行データのキャッシュフローと前記変動後金利シナリオデータの割引率とを各月毎に掛け合わせた結果を加算することで、金利変動後の固定金利の金融商品の時価を算出し、
前記変動金利成行データのキャッシュフローと、前記科目利率シナリオデータの予測利率に対する前記変動後科目利率シナリオデータの予測利率の比率とを掛け合わせることで、金利変動後の変動金利成行データである変動後変動金利成行データを生成し、生成された前記変動後変動金利成行データのキャッシュフローと前記変動後金利シナリオデータの割引率とを各月毎に掛け合わせた結果を加算することで、金利変動後の変動金利の金融商品の時価を算出し、
金利変動前および金利変動後の金融商品の前記時価に基づいて標準偏差を算出することで、 VaR である時価変化幅を算出する処理装置とを備えたことを特徴とするリスク算出装置。A risk calculation device for calculating VaR of a financial product,
For each financial product , a transaction that includes information on the balance of the financial product, the interest rate, the interest rate review cycle, the base date, maturity, a fixed variable category that indicates whether the interest rate is fixed or variable, and an item code that identifies the transaction information and detailed data indicating the contents, and subjects rate scenario data including information about the predicted interest of the subjects code and monthly for each item of the transaction relates to the discount rate of the monthly when discounting future cash flows a storage device for storing and interest scenario data including,
A memory device storing a program for executing processing in the risk calculating device;
According to a program stored in the memory device,
Extracting, from the storage device, a plurality of detailed data of the financial product for which the VaR is calculated, the same subject code ,
In each of the plurality of detailed data extracted,
When it is determined that the fixed fluctuation category of the detail data indicates a fixed interest rate, it is a banking data including a cash flow from the base date to the maturity of the detail data by multiplying the balance of the detail data and the interest rate. Generate fixed rate market data,
When it is determined that the fixed fluctuation category of the detail data indicates a variable interest rate, a renewal month indicating a month for reviewing the interest rate of the financial product is calculated based on a base date and a review cycle of the detail data, and the storage By extracting the item interest rate scenario data having the same item code from the device, and multiplying the predicted interest rate of the renewal month included in the extracted item interest rate scenario data by the balance of the item data, the item data Generate floating interest rate market data, which is the market data including the cash flow from the base date to the maturity of
By adding the result of multiplying the cash flow of the fixed interest rate execution data and the discount rate of the interest rate scenario data extracted from the storage device every month, the market price of the fixed-rate financial product before the interest rate change To calculate
By adding the result of multiplying the cash flow of the floating interest rate market data and the discount rate of the interest rate scenario data extracted from the storage device every month, the market price of the financial product with the floating interest rate before the interest rate change To calculate
Based on the mathematical model set in advance, the variable rate interest rate scenario data that is the variable rate interest rate scenario data after the interest rate change and the variable rate interest rate scenario data that is the interest rate scenario data after the interest rate change,
By adding the result of multiplying the cash flow of the fixed interest rate market data and the discount rate of the post-fluctuation interest rate scenario data every month, the market value of the fixed-rate financial product after the interest rate change is calculated,
By multiplying the cash flow of the floating interest rate market data by the ratio of the predicted interest rate of the item interest rate scenario data after the change to the predicted interest rate of the item interest rate scenario data, After generating interest rate fluctuation data, add the result of multiplying the generated cash flow of the variable interest rate market data after the fluctuation and the discount rate of the variable interest rate scenario data every month. Calculate the market value of a financial product with a variable interest rate
A risk calculation device comprising: a processing device for calculating a market value change width which is VaR by calculating a standard deviation based on the market value of a financial product before and after interest rate fluctuation .
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