JP4132741B2 - ナビゲーション装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定の出発地と目的地を結ぶ走行経路を探索する経路探索機能を備えたナビゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、車載用のナビゲーション装置は、車両位置の周辺などの地図を画面上に表示する地図表示機能や、利用者により指定される目的地や経由地までの経路を探索する経路探索機能、経路探索によって求められた経路に沿って車両の走行を誘導する経路誘導機能などの各種機能を備えている。
【0003】
上述した経路探索機能を用いて所望の目的地までの走行経路を探索する際に、特定の道路について、事故や渋滞等の発生が予め分かっているような場合などには、その特定の道路を回避するような走行経路を得たいと考えることがある。このような要望に対する従来技術として、いくつかの手法が知られている。
【0004】
例えば、一旦、目的地までの走行経路を探索し、走行経路の内容、具体的には進路変更を行う交差点とそれらの交差点間に存在する道路の名称(国道○○号線など)をリスト化した走行経路リストを表示させ、この走行経路リストの中から回避したい道路を選択して、この選択した道路を回避する走行経路を再探索する手法(以後「従来技術1」と称する)が知られている。
【0005】
また、回避したい道路を含む所定範囲(例えば、矩形範囲)を地図上で指定し、この所定範囲に含まれる道路を経路探索処理の対象外として走行経路を探索する手法(以後「従来技術2」と称する)も知られている。
また、回避したい地点を地図上で指定し、この地点の近傍に存在する道路を回避対象として設定して経路探索を行うことにより、特定の道路を回避する走行経路を探索する手法(以後「従来技術3」と称する)や、一旦、経路探索を行って得られた走行経路上において2つの地点を指定し、この2つの地点間の道路を回避対象として設定して走行経路の再探索することにより、特定の道路を回避する走行経路を探索する手法(以後「従来技術4」と称する)も知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来技術1を採用したナビゲーション装置では、進路変更を行う交差点ごとに区切られた道路の中から回避したい道路を選択しているので、回避対象とする道路の選択に関する自由度が少ない。このため、回避したい区間が短い場合にもその区間だけを選択することができず、必要以上に長い区間の道路が回避対象として選択されてしまうため、回避対象の道路を精度良く設定することができないという問題があった。
【0007】
同様に、上述した従来技術2を採用したナビゲーション装置では、所定範囲に含まれる道路を全て回避対象とするので、回避対象としたい道路が少ない場合にも必要以上に多くの道路が回避対象として選択されてしまい、回避対象の道路を精度良く設定することができなかった。
【0008】
また、上述した従来技術3を採用したナビゲーション装置では、指定された地点の近傍に存在する道路が所定の単位毎に特定されるが、どの程度の範囲が回避対象の道路として設定されるのかが利用者にとって分かりにくく、やはり回避対象の道路を利用者の意図に沿って精度良く設定することが難しいという問題があった。
【0009】
また、上述した従来技術4を採用したナビゲーション装置では、一旦、走行経路が得られてその全体を含む広域の地図画像が表示された後に、回避対象とする道路を指定することになるため、回避対象としたい道路を詳細に指定するためには、回避対象の道路を含む範囲の地図画像が適切な表示縮尺で表示されるように、利用者が地図画像の表示縮尺や表示範囲を調整する必要があり、操作が煩雑になるという問題があった。
【0010】
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、回避したい道路を簡単な操作によって精度良く指定することができるナビゲーション装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、本発明のナビゲーション装置は、指定された表示縮尺の地図画像を地図描画手段によって描画し、地図描画手段によって描画された地図画像を表示装置によって表示している。そして、表示装置に表示された地図画像に含まれる任意の道路を、利用者の操作に応じて指定手段により指定し、指定された道路の範囲を表示縮尺に応じて可変に設定することにより、この設定された範囲に対応する道路を選択する処理を道路選択手段によって行っている。表示された地図画像に含まれる任意の道路が指定された際に、この指定された道路全体の中から選択対象とする範囲を表示縮尺に応じて可変に設定しているので、回避したい道路を簡単な操作で精度良く指定することができる。
【0012】
また、上述した道路選択手段によって選択された道路を、所定のナビゲーション処理とは関係なく記憶する選択道路記憶手段をさらに備えておくことが望ましい。これにより、日常的に避けたい道路(例えば、慢性的に渋滞している道路、長期間の道路工事が行われている道路など)が存在するような場合に、そのような道路を記憶しておくことができるので、次回以降の操作時にはこの記憶された道路を読み出すだけで回避する道路を指定することが可能となり、操作を簡略化することができる。
【0013】
また、所定の出発地と目的地との間の最適な走行経路を探索する経路探索手段と、この経路探索手段による探索処理に際して、道路選択手段によって選択された道路を回避する設定を行う回避設定手段とをさらに備えておくことが望ましい。これにより、選択した道路を回避した走行経路を得ることができる。
【0014】
また、複数の表示縮尺のそれぞれに対応する複数の地図画像に含まれる同一の道路について、表示縮尺が小さい上位層ほど長いリンクが対応し、表示縮尺が大きい下位層ほどこの長いリンクを分割した短いリンクが対応している場合に、上述した回避設定手段は、指定手段によっていずれかの表示縮尺の地図画像を用いた道路の指定が行われたときに、この指定された道路に対応する第1のリンクと、この第1のリンクに対応する下位層の複数の第2のリンクとを回避対象リンクとして設定することが望ましい。地図画像の表示縮尺に応じてリンクの設定間隔が異なっている場合に、指定された道路に対応する上位層および下位層のそれぞれのリンクを回避対象リンクとして設定しているので、回避したい道路を確実に設定することができる。
【0015】
上述した地図描画手段は、道路選択手段によって選択された道路が表示装置による表示範囲を超えている場合に、この選択された道路の全範囲が表示範囲に含まれるように地図画像の描画を行うことが望ましい。これにより、選択した道路の全範囲を容易に把握することができる。
【0016】
また、地図描画手段は、道路選択手段によって選択された道路の表示を、他の道路と識別可能に描画することが望ましい。これにより、選択されている道路とそれ以外の道路とを容易に識別することができる。
また、道路選択手段によっていずれかの道路が選択されたときに、その時点で設定されている表示縮尺よりも表示縮尺を大きくした詳細な地図画像を地図描画手段により描画し、指定手段によって再度の道路指定が行われたときに、道路選択手段により、既に選択されている道路を対象に詳細な道路の選択処理を行うことが望ましい。道路を選択する操作が行われた際に、表示縮尺を大きくした詳細な地図画像を表示しており、再度の道路指定が行われたときには、既に選択されている道路を対象として詳細な道路の選択処理が行われるので、回避対象としたい道路を細かく設定したい場合に、地図の表示縮尺を利用者が自ら切り替える必要がなく、操作性をさらに向上させることができる。
【0017】
また、地図描画手段は、道路選択手段によって道路の選択処理が複数回行われたときに、それぞれの選択処理において選択された道路の表示を、互いに、かつその他の道路に対しても識別可能に描画することが望ましい。これにより、道路の選択状況の把握がいっそう容易となる。
【0018】
また、道路選択手段は、指定手段によって高速道路が指定されたときに、表示縮尺が所定値よりも小さい場合には、指定された高速道路を選択する処理を行い、表示縮尺が所定値よりも大きい場合には、指定された高速道路に含まれる出入口を単位として高速道路の一部区間を選択する処理を行うことが望ましい。表示縮尺に応じて、回避対象として高速道路の全体を選択したり、出入口を単位として高速道路の一部区間を選択したりできるので、操作性を向上させることができる。特に、出入口を単位として高速道路の一部区間を選択することが可能となることにより、例えば、高速道路上で事故が発生しているような場合に、この事故発生地点を含む区間を回避対象として設定する操作が容易となる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用した一実施形態のナビゲーション装置について、図面を参照しながら説明する。
(1)ナビゲーション装置の全体構成
図1は、本実施形態のナビゲーション装置の構成を示す図である。図1に示すナビゲーション装置は、ナビゲーションコントローラ1、DVD2、ディスク読取装置3、リモートコントロール(リモコン)ユニット4、車両位置検出部5、ディスプレイ装置6、タッチパネル7を含んで構成されている。
【0020】
ナビゲーションコントローラ1は、ナビゲーション装置の全体動作を制御するものである。このナビゲーションコントローラ1は、CPU、ROM、RAM等を用いて所定の動作プログラムを実行することによりその機能が実現される。ナビゲーションコントローラ1の詳細構成については後述する。
【0021】
DVD2は、地図表示や経路探索などに必要な地図データが格納されている情報記憶媒体である。
ディスク読取装置3は、1枚あるいは複数枚のDVD2が装填可能であり、ナビゲーションコントローラ1の制御によっていずれかのDVD2から地図データの読み出しを行う。なお、装填されるディスクは必ずしもDVDでなくてもよく、CDでもよい。また、DVDとCDの双方を選択的に装填可能としてもよい。
【0022】
リモコンユニット4は、上下左右の方向を指定するジョイスティック、テンキー、各種の設定などを確定する決定キーなど各種の操作キーを備えており、操作内容に応じた信号をナビゲーションコントローラ1に出力する。
車両位置検出部5は、例えば、GPS受信機、方位センサ、距離センサなどを備えており、所定のタイミングで自車位置(経度、緯度)の検出を行い、検出結果を出力する。
【0023】
ディスプレイ装置6は、ナビゲーションコントローラ1から出力される描画データに基づいて、自車位置周辺の地図画像などの各種画像を表示する。
タッチパネル7は、リモコンユニット4と同様に利用者が各種の指示を入力するためのものである。このタッチパネル7は、ディスプレイ装置6の表示画面の前面に取り付けられており、利用者がディスプレイ装置6の画面上のどの位置を指し示したかを検出し、検出位置を示す検出位置信号をナビゲーションコントローラ1に出力する。
【0024】
(2)地図データの詳細内容
次に、地図データの詳細内容について説明する。DVD2に格納された地図データには、(1)地図画像の表示に必要な各種データからなる「描画ユニット」、(2)マップマッチングや経路探索、経路誘導等の処理に必要な各種データからなる「道路ユニット」、(3)交差点の詳細情報を表す各種データからなる「交差点ユニット」などが含まれている。また、地図データでは、交差点等に対応するノードとこれらのノードを結ぶリンクを用いて道路データが表現されており、各道路や交差点等に関する各種の属性は、これらのノードやリンクに対応付けて記録されている。
【0025】
図2は、地図データに含まれる描画ユニットと道路ユニットの関係を示す図である。
地図画像の描画に用いられる描画ユニットは、複数の表示縮尺に応じて階層化されている。図2に示す例では、レベル0〜レベル9までの10レベルに階層化されており、利用者の操作指示などによって指定された地図画像の表示縮尺に応じて、いずれかのレベルの描画ユニットを用いて地図画像が描画される。具体的には、レベル0の描画ユニットが最も表示縮尺の大きい、すなわち詳細な地図画像の描画に用いられ、レベル9の描画ユニットが最も表示縮尺の小さい、すなわち広域に対応する地図画像の描画に用いられる。
【0026】
経路探索処理等に用いられる道路ユニットは、データを収録する対象とする道路種別(高速道、国道等)に応じて階層化されている。図2に示す例では、レベル0〜レベル3の4階層に分けて用意されている。各レベルの道路ユニットは、階層が低いものほど、多くの道路種別を対象としたデータを含んでいる。
【0027】
また図2に示すように、描画ユニットのレベル数と道路ユニットのレベル数は、相互に対応付けられている。また、道路ユニットに含まれるリンクおよびノードには、それぞれ固有の識別番号(リンクID、ノードID)が付されている。そして、道路ユニットのレベル数とリンクIDを指定することにより、対応する描画ユニット上の道路(背景情報としての線データ)を特定することができるようになっている。逆に言えば、描画ユニット上の道路とこの描画ユニットのレベル数を指定することにより、対応する道路ユニットのレベル数とリンクIDを特定することもできる。
【0028】
図3は、道路ユニットのレベル数とリンクおよびノードの関係を示す図である。例えば、ある区間Rの道路を想定し、各レベルに応じて設定されるリンクおよびノードの内容を説明する。
レベル3の道路ユニットは、交差点等に対応して設定されるノード(図中、白丸で示されている)間の間隔が他の道路ユニットに比較して最も広くなっている。したがって、これらのノード間、すなわち同一の道路に対して設定されるリンクが後述するレベル2以下の場合と比較して長い距離に対応している。図3に示す例では、区間Rに対応して2つのノードが設定されており、これらのノードを結ぶリンクL1が設定されている。すなわち、区間Rに含まれる道路が1つのリンクL1に対応付けられている。
【0029】
レベル2の道路ユニットは、レベル3の道路ユニットに比較して、ノードの設定間隔が短くなっている。図3に示す例では、区間Rに対応して3つのノードが設定されており、これらのノードを結ぶ2つのリンクL2、L3が設定されている。
【0030】
また、レベル1の道路ユニットは、レベル2の道路ユニットよりもさらにノードの設定間隔が短くなっている。図3に示す例では、区間Rに対応して5つのノードが設定されており、これらのノードを結ぶ4つのリンクL4、L5、L6、L7が設定されている。
【0031】
同様にレベル0の道路ユニットは、レベル1の道路ユニットよりもさらにノードの設定間隔が短くなっている。図3に示す例では、区間Rに対応して7つのノードが設定されており、これらのノードを結ぶ6つのリンクL8、L9、L10、L11、L12、L13が設定されている。
【0032】
このように、道路ユニットにおけるリンクは、道路ユニットのレベル数が小さくなるほど短い距離間隔で設定されている。したがって、上述した区間Rに含まれる道路を特定しようとした場合に、レベル8、9の描画ユニットに対応してレベル3の道路ユニットを用いた場合には、リンクL1に対応した長い距離間隔で道路を特定することができる。反対に、レベル0〜3の描画ユニットに対応してレベル0の道路ユニットを用いた場合には、リンクL8〜L13のいずれかに対応した短い距離間隔で道路を特定することができる。
【0033】
(3)ナビゲーションコントローラの詳細構成
次に、ナビゲーションコントローラ1の詳細構成について説明する。図1に示すナビゲーションコントローラ1は、地図バッファ10、地図読出制御部12、地図描画部14、VRAM16、入力処理部20、回避道路設定部22、回避道路メモリ24、車両位置計算部26、経路探索処理部28、経路メモリ30、経路誘導処理部32、操作画面発生部34、画像合成部36を含んで構成されている。
【0034】
地図バッファ10は、ディスク読取装置3によってDVD2から読み出された地図データを一時的に格納する。
地図読出制御部12は、車両位置計算部26により算出される自車位置や入力処理部20からの要求等に応じて、所定範囲の地図データの読み出し要求をディスク読取装置3に出力する。
【0035】
地図描画部14は、地図バッファ10に格納された地図データに基づいて、所定の表示縮尺の地図画像を表示するための地図描画データを生成する。
VRAM16は、地図描画部14から出力される地図描画データを一時的に格納する。
【0036】
入力処理部20は、リモコンユニット4またはタッチパネル7を用いて行われる各種操作指示に対応する動作を行うための命令をナビゲーションコントローラ1内の各部に向けて出力する。
回避道路設定部22は、タッチパネル7などを用いて行われる操作指示に対応して、経路探索時に回避したい道路(以後、「回避道路」と称する)、すなわち経路探索処理の対象外としたい道路を設定する処理を行う。回避道路設定部22によって設定された回避道路の内容は、回避道路メモリ24に記憶される。なお、回避道路を設定する処理の詳細内容については後述する。
【0037】
また、回避道路設定部22は、経路探索処理部28によって所定の経路探索処理が行われる際には、回避道路メモリ24に記憶されている回避道路を読み出し、これらの回避道路を回避して走行経路を探索するように経路探索処理部28に指示する。
【0038】
車両位置計算部26は、車両位置検出部5から出力される検出データに基づいて自車位置および自車方位を計算するとともに、計算した自車位置が地図データの道路上にない場合には、自車位置を修正するマップマッチング処理を行う。
経路探索処理部28は、利用者によって指定された出発地と目的地(あるいは経由地)の間を所定条件下で結ぶ走行経路を探索する。また、本実施形態の経路探索処理部28は、回避道路設定部22からの指示に基づいて、回避道路を経路探索処理の対象外として走行経路を探索している。
【0039】
経路メモリ30は、経路探索処理部28によって抽出された走行経路の内容を示す経路データを格納する。
経路誘導処理部32は、走行経路に対応する経路データを経路メモリ30から読み出して、この誘導対象の走行経路(誘導経路)を地図上に重ねて表示するための描画データを生成するなどの経路誘導処理を行う。
【0040】
操作画面発生部34は、利用者が各種の操作指示を行うために必要な操作画面を表示するための描画データを生成する。
画像合成部36は、VRAM16から読み出した描画データと、操作画面発生部34から出力される描画データとを重ねて画像合成を行い、合成描画データをディスプレイ装置6に出力する。
【0041】
上述した地図描画部14が地図描画手段に、ディスプレイ装置6が表示装置に、タッチパネル7、入力処理部20が指定手段に、回避道路設定部22が道路選択手段および回避設定手段に、回避道路メモリ24が選択道路記憶手段に、経路探索処理部28が経路探索手段にそれぞれ対応している。
【0042】
(4)ナビゲーション装置の動作
本実施形態のナビゲーション装置は上述したような構成を有しており、次にその動作について説明する。
図4は、回避道路を設定する場合のナビゲーション装置の動作手順を示す流れ図である。
【0043】
地図描画部14は、リモコンユニット4を用いて指定された所定地点、あるいは車両位置に対応して、所定の表示縮尺の地図画像を表示するための地図描画データを生成し、VRAM16に格納する。このVRAM16に格納された地図描画データが画像合成部36によって読み出され、ディスプレイ装置6の画面上に地図画像が表示される(ステップ100)。
【0044】
次に回避道路設定部22は、入力処理部20から出力される信号に基づいて、利用者によりタッチパネル7を用いて地図上の一の地点が指定されたか否かを判定する(ステップ101)。地図上の一の地点が指定されない場合には否定判断が行われ、ステップ101の判定処理が繰り返される。
【0045】
地図上の一の地点が指定されると、ステップ101で肯定判断が行われ、回避道路設定部22は、この指定された地点またはその近傍に存在する道路を特定し、この道路に対応するリンクを特定する(ステップ102)。ここでは、回避道路設定部22は、地図画像の表示縮尺に応じて上述したレベル0〜レベル3のいずれかの道路ユニットを用いてリンクを特定する。
【0046】
次に回避道路設定部22は、表示縮尺を現在の設定値よりも大きく設定した地図画像を描画するように地図描画部14に指示する。指示を受けた地図描画部14は、ステップ102において特定されたリンクに対応する道路の全体が表示範囲内に含まれるように考慮しつつ、表示縮尺を現在の設定値より大きく設定して地図描画データを生成し、VRAM16に格納する。このVRAM16に格納された地図描画データが画像合成部36によって読み出され、ディスプレイ装置6の画面上に地図画像が表示される(ステップ103)。なお、地図画像の表示例については後述する。
【0047】
次に回避道路設定部22は、ステップ102において特定されたリンクに対応する道路を回避道路(経路探索処理の対象外の道路)として確定する旨の操作指示が利用者によって行われたか否かを判定する(ステップ104)。具体的には、上述した「確定」する旨の操作指示は、ディスプレイ装置6の画面上に表示された所定の確定ボタンを押下する(タッチパネル7に接触する)ことにより行われるものとする。
【0048】
回避道路として確定する旨の操作指示が行われていない場合には、ステップ104で否定判断が行われ、回避道路設定部22は、利用者により、新たに地図上の一の地点が指定されたか否かを判定する(ステップ105)。新たに一の地点が指定されていない場合には、ステップ105で否定判断が行われ、この場合には上述したステップ104に戻り、以降の処理が繰り返される。
【0049】
また、新たに地図上の一の地点が指定された場合には、上述したステップ105で肯定判断が行われ、この場合には上述したステップ102に戻り、以降の処理が繰り返される。
また、回避道路を確定する旨の操作指示が行われた場合には、上述したステップ104で肯定判断が行われ、回避道路設定部22は、その時点で特定されているリンクのリンクIDを回避道路メモリ24に記憶させる(ステップ106)。本実施形態の回避道路設定部22は、回避道路を示すリンクIDを記憶させる際に、リンクIDを格納した日時(登録日)のデータも同時に記憶させている。また本実施形態では、利用者によって任意に行われる編集操作により、各リンクIDに対して、各種の付加情報(具体例は後述する)を関連付けて記憶させることもできるようになっている。
【0050】
図5〜図7は、回避道路を設定する際の地図画像の表示例を示す図である。
図5は、地図画像の表示縮尺が比較的小さく設定された地図画像の表示例を示している。図5に示す地図画像では、主に高速道や国道などの主要な道路が表示されている。また画面右上には、回避道路を確定する旨の操作指示を行うための確定ボタン100などが表示されている。
【0051】
このような地図画像が表示されているときに、タッチパネル7を用いて利用者により位置P1(図中、点線の円により示されている位置)が指定された場合には、交差点aと交差点bの間の道路が回避道路として選択され、対応するリンクが特定される。ここでは、回避道路として特定された道路は、回避道路として「確定」されておらず、仮選択状態となっているものとする。
【0052】
回避道路が選択されると、図6に示すように、この選択された道路の周辺に対応して、表示縮尺を所定値だけ大きく設定した地図画像が表示される。表示縮尺が大きくなったため、高速道や国道に加えて主要地方道なども表示対象とされている。また、仮選択状態となっている回避道路(交差点aと交差点bの間の道路)は、所定の強調表示が行われている。図中では、回避道路の両側に沿って点線を描くことにより、強調表示されている様子が擬似的に表現されている。これにより、選択されている道路とそれ以外の道路の識別が容易となる。
【0053】
このような地図画像が表示されているときに、タッチパネル7を用いて利用者により位置P2が指定された場合には、交差点cと交差点dの間の道路が回避道路として選択され、対応するリンクが特定される。この回避道路として新たに選択された道路は、点滅表示などの強調表示が行われる。図中では、この回避道路を黒く塗りつぶすことにより、強調表示されている様子が擬似的に表現されている。このように、新たに選択された道路と以前に選択された道路とを互いに、かつその他の道路とも識別可能な状態に表示しているので、道路の選択状態の把握が容易となる。なお、ここでも新たに回避道路として特定された道路は、回避道路として「確定」されておらず、仮選択状態となっているものとする。
【0054】
新たに回避道路が選択されると、図7に示すように、この選択された道路の周辺に対応して、表示縮尺をさらに所定値だけ大きく設定した地図画像が表示される。表示縮尺が大きくなったため、高速道、国道、主要地方道に加えて一般道なども表示対象とされている。また、仮選択状態となっている回避道路(交差点cと交差点dの間の道路)は、所定の強調表示が行われている。図中では、回避道路の両側に沿って点線を描くことにより、強調表示されている様子が擬似的に表現されている。
【0055】
このような地図画像が表示されているときに、タッチパネル7を用いて利用者により位置P3が指定された場合には、交差点eと交差点fの間の道路が回避道路として選択され、対応するリンクが特定される。この回避道路として新たに選択された道路は、点滅表示などの強調表示が行われる。図中では、この回避道路を黒く塗りつぶすことにより、強調表示されている様子が擬似的に表現されている。そして、この仮選択状態となっている回避道路を「確定」する旨の操作指示が利用者によって行われた場合には、交差点eと交差点fの間の道路が回避道路として確定され、この道路に対応するリンクのリンクIDが回避道路メモリ24に記憶される。
【0056】
なお、交差点cと交差点dの間の道路を回避道路として確定したい場合には、図7に示した地図画像が表示されている際に、上述した位置P3を指定する操作を行わず、交差点cと交差点dの間の道路が仮選択状態となっている段階で、回避道路として確定する旨の操作指示を行えばよい。この場合には、地図画像の表示縮尺に応じた所定レベル(例えば、レベル2)の道路ユニットに基づいて、交差点cと交差点dの間の道路に対応する一のリンクが特定されるとともに、下位レベル(例えば、レベル0とレベル1)の道路ユニットに基づいて、交差点cと交差点dの間の道路に対応する複数のリンクが特定され、回避道路メモリ24に記憶される。
【0057】
同様に、交差点aと交差点bの間の道路を回避道路として確定したい場合には、図6に示した地図画像が表示されている際に、上述した位置P2を指定する操作を行わず、交差点aと交差点bの間の道路が仮選択状態となっている段階で、回避道路として確定する旨の操作指示を行えばよい。この場合には、地図画像の表示縮尺に応じた所定レベル(例えば、レベル3)の道路ユニットに基づいて、交差点aと交差点bの間の道路に対応する一のリンクが特定されるとともに、下位レベル(例えば、レベル0〜2)の道路ユニットに基づいて、交差点aと交差点bの間の道路に対応する複数のリンクが特定され、回避道路メモリ24に格納される。
【0058】
図8は、回避道路メモリ24に記憶されるデータ内容の一例を示す図である。図8に示すように、回避道路に対応するリンクIDがその登録日とともに格納されている。また、各リンクIDには、利用者により任意に設定される付加情報が格納されている。例えば、リンクID「Ln20」は、2001年6月25に登録されたものである旨を示す登録日と、「○○通り(渋滞)」という付加情報(テキスト情報)が格納されている。この付加情報は、リンクIDを格納する際に同時に設定してもよく、その後任意に行われる編集処理によって設定してもよい。このように、各リンクIDの登録日を格納しておくことにより、このリンクIDがいつ設定されたものかを容易に知ることができる。また、登録されてから所定期間(例えば、3ヶ月間など)が経過したリンクIDについて、利用者に対して通知するようにし、登録しておく必要がなくなったリンクIDの削除を促すなどの処理を行うこともできる。
【0059】
また、各リンクIDに対して付加情報を関連付けて格納しておくことにより、後に編集処理を行う際などにおいて、そのリンクIDの内容を容易に把握することができる。例えば、上述したリンクID「Ln20」に対応する付加情報によれば、「○○通りの所定区間において慢性的に渋滞が発生するためにこの区間に対応する道路を回避道路として設定した」ということを容易に把握することができる。同様に、リンクID「Ln55」に対応する付加情報によれば、「○△街道の所定区間が工事中であるためにこの区間に対応する道路を回避道路として設定した」ということを容易に把握することができる
次に、回避道路として設定された道路を考慮して経路探索処理を行う際のナビゲーション装置の動作について説明する。
【0060】
図9は、回避道路を考慮して経路探索を行う際のナビゲーション装置の動作手順を示す流れ図である。
経路探索処理部28は、利用者によって経路探索を行うように指示されたか否かを判定する(ステップ200)。指示がなされない間は、ステップ200の判定処理が繰り返される。
【0061】
経路探索を行うように指示されると、ステップ200で肯定判断が行われ、経路探索処理部28は、その時点での車両位置に基づいて出発地を設定し、利用者による操作指示に基づいて目的地を設定する(ステップ201)。
また、回避道路設定部22は、回避道路メモリ24に記憶されたリンクIDを読み出し(ステップ202)、このリンクIDにより特定されるリンクを回避対象として設定するように経路探索処理部28に指示する(ステップ203)。
【0062】
経路探索処理部28は、回避道路設定部22から取得したリンクIDによって特定されるリンクを回避するようにして、出発地と目的地を結ぶ走行経路を探索する経路探索処理を行う(ステップ204)。
その後、経路探索処理部28は、探索した走行経路の内容を示す経路データを経路メモリ30に格納し(ステップ205)、一連の経路探索処理を終了する。
【0063】
このように、本実施形態のナビゲーション装置は、表示された地図画像に含まれる任意の道路が指定された際に、この指定された道路全体の中から選択対象とする範囲を表示縮尺に応じて可変に設定しているので、回避したい道路を簡単な操作で精度良く指定することができる。また、回避対象として選択された道路を回避道路メモリ24に記憶しているので、次回以降の操作時にはこの記憶された道路を読み出すだけで回避する道路を指定することが可能となり、操作を簡略化することができる。
【0064】
特に、いずれかの道路が選択されたときに、その時点で設定されている表示縮尺よりも表示縮尺を大きくした詳細な地図画像を表示し、再度の道路指定が行われたときには、既に選択されている道路を対象に詳細な道路の選択処理を行っているので、回避対象としたい道路の範囲を詳細に設定したい場合に、地図の表示縮尺や表示範囲を利用者が自ら調整する必要がなく、この点からも操作性を向上させることができる。
【0065】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、リンク単位で道路を特定していたが、これ以外にも、何らかの意味を有する所定単位で道路を特定してもよい。例えば、高速の出入口間、国道どうしの交差点間、地方道を含む各種道路の交差点間、一般道を含む各種道路の交差点間、などというように、特定される道路の範囲を表示縮尺に合わせて設定すればよい。また、表示縮尺が小さい(広域表示に対応)場合には、「○○街道」や「○○通り」、あるいは「○○自動車道」といったひとまとまりの道路全体を特定し、表示縮尺が大きい(詳細表示に対応)場合には、交差点毎、あるいは出入口(インターチェンジ)毎に道路を特定するというような方法も考えられる。
【0066】
図10は、リンク以外の所定単位で道路を特定する変形例を示す図である。高速道路を例に挙げ、地図画像の表示縮尺に応じて、回避対象とする道路の範囲を変更して特定する際の処理内容が示されている
図10(A)は、表示縮尺が所定値よりも小さい場合の地図画像の表示例を示している。例えば、表示縮尺がいわゆる10kmスケール(画面上の1cmが実際の10kmに対応する表示縮尺)、あるいはそれ以上に設定されており、図10(A)に示すような広域に対応する地図画像が表示されている場合には、利用者による操作指示に対応して、○○自動車道や△△自動車道といった一の高速道路の全体を回避対象として選択する処理を行えばよい。
【0067】
また、図10(B)は、表示縮尺が所定値よりも大きい場合の地図画像の表示例を示している。例えば、表示縮尺が上述した10kmスケールよりも小さく設定されており、比較的詳細な地図画像が表示されている場合には、利用者による操作指示に対応して、高速道路の出入口の間に対応する範囲の道路を回避対象として特定する処理を行えばよい。図10(B)に示す例では、「○×インターチェンジ(IC)」と「○△インターチェンジ」の間、または、「○△インターチェンジ」と「△×インターチェンジ」の間の道路を特定すればよい。
【0068】
また、利用者の操作指示に応じて選択された一のリンクに対応する道路が地図画像の表示範囲を超えている場合には、この選択された道路の全範囲が表示範囲内に含まれるように、地図画像を描画し直すようにしてもよい。図11は、選択された道路の全範囲が表示範囲内に含まれるように、地図画像を描画し直す処理の内容を示す図である。図11(A)に示すように、利用者により指定された位置P4に基づいて特定されたリンクに対応する道路の一部(図中、点線により表示)が地図画像の表示範囲を超えている場合には、地図描画部14によって、図11(B)に示すように、選択された道路の全範囲Qが地図画像の表示範囲に含まれるように地図画像を描画し直せばよい。このように、選択された道路の全範囲が表示範囲に含まれるように地図画像を描画し、表示することにより、選択した道路の全範囲を容易に把握することができる。
【0069】
上述した実施形態では、回避対象としたい道路が地図上で指定されると、自動的に表示縮尺を大きく設定した詳細な地図画像が表示されていたが、表示縮尺の変更を手動で行うようにしてもよい。
上述した実施形態では、回避道路メモリ24に回避道路を記憶する際に、付加情報について、利用者の操作指示に基づいて任意に設定していたが、この付加情報の内容を自動的に設定するようにし、操作性の向上を図ってもよい。例えば、回避道路として抽出されたリンクに基づいて、この道路の種別や所在地などの情報を自動的に抽出し、「国道○○号線(△△町3丁目付近)」というような付加情報を設定すればよい。
【0070】
上述した実施形態では、主にタッチパネル7を用いて、回避道路の指定などの操作指示が行われていたが、この操作指示をリモコンユニット4を用いて行うようにしてもよい。この場合には、リモコンユニット4を用いた操作指示によって画面上に表示されるカーソルマークを地図上の所望の地点に移動させ、このカーソルマークに対応する地点またはその近傍に存在する道路を回避道路として特定すればよい。
【0071】
また上述した実施形態の地図データでは、レベル0〜レベル9の描画ユニットと、レベル0〜レベル3の道路ユニットが用意されていたが、描画ユニットおよび道路ユニットの階層数はこれに限定されるものでない。
【0072】
【発明の効果】
上述したように、本発明によれば、表示された地図画像に含まれる任意の道路を指定した際に、この指定した道路全体の中から選択対象とする範囲が表示縮尺に応じて可変に設定されるので、回避したい道路を簡単な操作で精度良く指定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態のナビゲーション装置の構成を示す図である。
【図2】地図データに含まれる描画ユニットと道路ユニットの関係を示す図である。
【図3】道路ユニットのレベル数とリンクおよびノードの関係を示す図である。
【図4】回避道路を設定する場合のナビゲーション装置の動作手順を示す流れ図である。
【図5】回避道路を設定する際の地図画像の表示例を示す図である。
【図6】回避道路を設定する際の地図画像の表示例を示す図である。
【図7】回避道路を設定する際の地図画像の表示例を示す図である。
【図8】回避道路メモリに記憶されるデータ内容の一例を示す図である。
【図9】回避道路を考慮して経路探索を行う際のナビゲーション装置の動作手順を示す流れ図である。
【図10】リンク以外の所定単位で道路を特定する変形例を示す図である。
【図11】選択された道路の全範囲が表示範囲内に含まれるように、地図画像を描画し直す処理の内容を示す図である。
【符号の説明】
1 ナビゲーションコントローラ
2 DVD
4 リモートコントロール(リモコン)ユニット
5 車両位置検出部
6 ディスプレイ装置
7 タッチパネル
10 地図バッファ
14 地図描画部
16 VRAM
20 入力処理部
22 回避道路設定部
24 回避道路メモリ
26 車両位置計算部
28 経路探索処理部
30 経路メモリ
Claims (7)
- 指定された表示縮尺の地図画像を描画する地図描画手段と、
前記地図描画手段によって描画された地図画像を表示する表示装置と、
前記表示装置に表示された前記地図画像に含まれる任意の道路を、利用者の操作に応じて指定する指定手段と、
前記指定手段によって指定された道路の範囲を前記表示縮尺に応じて可変に設定することにより、この設定された範囲に対応する道路の選択を行う道路選択手段と、
所定の出発地と目的地との間の最適な走行経路を探索する経路探索手段と、
前記経路探索手段による探索処理に際して、前記道路選択手段によって選択された道路を回避する設定を行う回避設定手段と、を備え、
複数の表示縮尺のそれぞれに対応する複数の前記地図画像に含まれる同一の道路について、表示縮尺が小さい上位層ほど長いリンクが対応し、表示縮尺が大きい下位層ほどこの長いリンクを分割した短いリンクが対応しており、
前記回避設定手段は、前記指定手段によっていずれかの表示縮尺の前記地図画像を用いた道路の指定が行われたときに、この指定された道路に対応する第1のリンクと、この第1のリンクに対応する下位層の複数の第2のリンクとを回避対象リンクとして設定することを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項1において、
前記道路選択手段によって選択された道路を、所定のナビゲーション処理とは関係なく記憶する選択道路記憶手段をさらに備えることを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項1または2において、
前記地図描画手段は、前記道路選択手段によって選択された道路が前記表示装置による表示範囲を超えている場合に、この選択された道路の全範囲が表示範囲に含まれるように前記地図画像の描画を行うことを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項1〜3のいずれかにおいて、
前記地図描画手段は、前記道路選択手段によって選択された道路の表示を、他の道路と識別可能に描画することを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項1〜4のいずれかにおいて、
前記地図描画手段は、前記道路選択手段によっていずれかの道路が選択されたときに、その時点で設定されている表示縮尺よりも表示縮尺を大きくした詳細な地図画像の描画を行い、
前記道路選択手段は、前記指定手段によって再度の道路指定が行われたときに、既に選択されている道路を対象に詳細な道路の選択処理を行うことを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項5において、
前記地図描画手段は、前記道路選択手段によって道路の選択処理が複数回行われたときに、それぞれの選択処理において選択された道路の表示を、互いに、かつその他の道路に対しても識別可能に描画することを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項1〜6のいずれかにおいて、
前記道路選択手段は、前記指定手段によって高速道路が指定されたときに、表示縮尺が所定値よりも小さい場合には、指定された高速道路を選択する処理を行い、表示縮尺が所定値よりも大きい場合には、指定された高速道路に含まれる出入口を単位として高速道路の一部区間を選択する処理を行うことを特徴とするナビゲーション装置。
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