JP4130152B2 - 吸収性物品 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、湿疹、あせも、かぶれ等の発生を効果的に防止し得る吸収性物品に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
使い捨ておむつを着用中の着用者の腰回りにはあせもが発生しやすいことが知られている。あせもが発生する原因には様々な説があるが、現時点では明確なメカニズムはわかっていない。しかし、汗があせもの一因になっていると考えられる。特に、背中から生じた汗が腰まで伝って流れてくることから、背側の腰回りに汗が一層たまりやすくなる。その結果、背側の腰回りにあせもが発生しやすいことが知られている。
【0003】
あせも等の発生を防止することを目的とした使い捨ておむつが提案されている。例えば蒸れを防止する目的で、吸収体の側縁から側外方にあるフラップを透液性のシートから構成した使い捨ておむつが提案されている(特許文献1参照)。また、蒸れずに吸湿性があり、かぶれにくく、違和感が生じにくくすることを目的として、おむつの最外層の裏面シートを親水性と通気性とを有するシートから構成した使い捨ておむつが提案されている(特許文献2参照)。
【0004】
更に、おむつのウエストフラップの内面に通気性の吸汗シートを接合した使い捨ておむつが提案されている(特許文献3参照)。この使い捨ておむつは、湿疹、あせも、かぶれ等が発生し易いウエストフラップの内面に汗を吸収するシートを配することで、該シートによって着用者の腰回りから発生する汗を吸収させて、あせも等の発生を防止しようとするものである。このおむつによれば、着用者の腰回りから発生する汗は前記吸汗シートに吸収される。しかし、汗を吸収して湿潤した状態となっている前記吸汗シートは、着用者の肌に当接した状態となっているので、着用者の肌は湿潤状態にさらされることになる。従って、あせも等の発生を十分に防止することはできない。また、着用者の背中から生じた汗が腰まで伝って流れてきた場合、それを前記シートが積極的に吸収することから、ウエストフラップは一層湿潤状態となる。
【0005】
【特許文献1】
特許第3009482号公報
【特許文献2】
特許第2894770号公報
【特許文献3】
特開2000−189454号公報
【0006】
従って本発明は、湿疹、あせも、かぶれ等の発生を効果的に防止し得る吸収性物品を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、左右側部及び前後端部を有し、吸収体の該前後端部側における端縁から延出するエンドフラップを有する吸収性物品であって、該エンドフラップの肌対向面の実質的に全域が撥水性であると共に肌非対向面の実質的に全域が親水性である吸収性物品を提供することにより前記目的を達成したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1には、本発明の吸収性物品の一実施形態としてのパンツ型使い捨ておむつの斜視図が示されている。図2には、図1に示すおむつをサイドシール部で切り離して展開した平面図の一部破断分解斜視図が示されている。図3には図2におけるIII− III線に沿う断面図がそれぞれ示されている。図4は、背側のエンドフラップのおむつ長手方向に沿う断面図である。
【0009】
図1に示すようにおむつ1はパンツ型である。図2及び図3に示すように、おむつ1は液透過性の表面シート2、液不透過性の裏面シート3及び両シート2,3間に介在された液保持性の吸収体4を有する吸収性本体10と、該吸収性本体10の外側(非肌当接面側)に位置して該吸収性本体10を接合固定している外装体5とを具備し、着用時に着用者の腹側に配される腹側部Aの両側縁と背側に配される背側部Bの両側縁とが、ヒートシール、高周波シール、超音波シール等の公知の接合手段により互いに接合されてサイドシール部が形成されている。これにより、図1に示すようにおむつ1にはウエスト開口部7及び一対のレッグ開口部8,8が形成されている。なお、腹側部Aと背側部Bとの間は股下部Cとなっている。
【0010】
図2に示すように、吸収性本体10は縦長矩形状をなし、その長手方向をおむつ1の長手方向に一致させて、おむつ1の腹側部Aから背側部Bに亘るように、公知の接合手段により外装体5の幅方向中央部に接合されている。吸収性本体10における吸収体4は、長手方向中央部が括れた砂時計状をなし、表面シート2及び裏面シート3間に挟持固定されている。
【0011】
図2及び図3に示すように吸収性本体10においては、その左右両側部に、長手方向へ延びる一対の第1立体ガード6A,6A及び第2立体ガード6B,6Bが形成されている。図4に示すように第1立体ガード6Aは、吸収性本体10の幅方向内方側に自由端61Aを有し且つ外方側に固定端(立ち上がりの基端)62を有している。自由端61A近傍には、該自由端61Aに沿って、弾性部材63Aが伸縮自在に配設されている。一方、第2立体ガード6Bは、外装材5との固定端64を有しており、該固定端64よりも幅方向外方側に自由端61Bを有している。自由端61B近傍には、該自由端61Bに沿って、弾性部材63Bが伸縮自在に配設されている。
【0012】
外装体5は2枚のシート材から構成されている。具体的には図2に示すように、外装体5は外層シート51と内層シート52との積層体から構成されている。図2においては、理解の助けとするため、外層シート51にドット模様を付して内層シート52と区別してある。外層シート51はおむつ1の最外面をなしている。内層シート52は、外層シート51に隣接しておむつ1の内面側に配されている。外層シート51及び内層シート52は何れも撥水性の不織布から構成されている。外層シート51と内層シート52とは、それらの側縁部の輪郭は同形状となっているが、長手方向に関する形状は異なっている。具体的には図2に示すように、外層シート51は、内層シート52の前後端縁から前後方向に延出した延出部51A,51Bを有している。延出部51A、51Bはそれぞれ、外装体5の内層シート上に吸収性本体10が配置固定された後、該吸収性本体10の前後端を覆うように該吸収性本体10側に折り返される(図4参照)。折り返された延出部51A,51Bの端縁は、吸収体4の前後端縁を越えて延出し吸収体上にまで達している。これによっておむつ1には、吸収体4の前後端縁からそれぞれ前後方向に延出するエンドフラップE1,E2が形成される(図1及び図4参照)。図4から明らかなように、エンドフラップE1,E2は、内層シート52と、折り返されて二重になっている外層シート51とから構成されている。そして、液透過性のトップシート2はエンドフラップE1,E2には存在していない。
【0013】
図1、図2及び図4に示すように、エンドフラップE1,E2にはおむつ1の幅方向に延びる複数の弾性部材71が所定間隔をおいて伸長状態で配されている。これによってウエスト開口部7にはその全周に亘って実質的に連続した環状のウエストギャザーが形成されている。また各レッグ開口部8,8には、その開口縁部に沿って複数の弾性部材81が伸長状態で配されている。これらの弾性部材とは別に、図1及び図2に示すように、ウエスト開口部7とレッグ開口部8,8との間に位置する胴周囲部Dには、おむつ1の幅方向に延びる複数の弾性部材91が所定間隔をおいて配されている。弾性部材91は、少なくとも吸収体4の両側縁よりも幅方向外方の部位に弾性伸縮性が発現されるように伸張状態で配設固定されており、且つ吸収体4が存在する部位の少なくとも幅方向中央部には弾性伸縮性が発現される状態では配設されていない。以上の各弾性部材71,81,91は何れも外装体5を構成する外層シート51と内層シート52との間に挟持固定されている。
【0014】
以上の各部材を構成する材料としては当該技術分野において通常用いられているものを特に制限なく用いることができる。例えばトップシート2としては、親水性且つ液透過性の不織布や、開孔フィルムを用いることができる。バックシート3としては液不透過性のフィルム等を用いることができる。このフィルムは透湿性を有していることが好ましい。吸収体4としてはフラッフパルプと高吸収性ポリマーの粒子との混合積繊物を用いることができる。各弾性部材としては天然又は合成のエラストマー材料を用いることができる。立体ガードを構成するシート並びに外層シート51及び内層シート52としては、先に述べた通り撥水性の不織布が用いられる。
【0015】
而して本実施形態においては、図4に示すように、背側部BのエンドフラップE2の肌対向面Eaの実質的に全域が撥水性であると共に肌非対向面Ebの実質的に全域が親水性となっている。肌対向面Eaと肌非対向面Ebとは、外層シート51の折り返し部を境界として区分されている。肌対向面Eaはその撥水性の程度が耐水圧で表して好ましくは1g/cm2以上、更に好ましくは3g/cm2以上であり、肌非当接面Ebは親水性の程度が耐水圧で表して0g/cm2である。耐水圧は以下のように測定する。
【0016】
<耐水圧の測定方法>
垂直に連ねた35mmφの2つの円筒管の間にサンプルのシートを挟み込み、上側の円筒管に8g/minの速度で生理食塩水を流し込む。生理食塩水がサンプルのシートを突き破り、下側の円筒管に流れ始める時間を測定する。生理食塩水の流速と、サンプルのシートを突き破るまでの時間とから液量を算出する。算出された液量を円筒菅の断面積で除した値を耐水圧とする。
【0017】
図4に示すように、エンドフラップE2の肌対向面Ea及び肌非対向面Ebは何れも撥水性である外層シート51から構成されている。そして肌対向面Eaを撥水性となすには、撥水性である外層シート51の延出部51Bをそのまま用いればよい。一方、肌非対向面Ebを親水性となすには、例えばおむつ1の製造後または製造中に、肌非対向面Ebに界面活性剤等の親水化剤を塗布することが簡便である。その他に、エンドフラップE2の肌非対向面Ebを構成する外層シート51に親水性のシートを別に貼り付ける方法もある。この場合もおむつの製造後または製造中に外層シート51に貼り付ける。貼り付ける親水性シートは肌非対向面Ebを越え、更にウエスト開口部(先端部)を越えて、肌対向面Eaの領域にまで達しても良い。この場合、親水性シートにスパンレースのようなやわらかいシート素材を採用すれば、エンドフラップE2の先端部がやわらかくなるというメリットも付与できる。
【0018】
エンドフラップE2においては、最外面の外層シート51とそれに対向する内層シート52とが、カーテンスプレーされたホットメルト粘着剤によって互いに接合固定されている。また、内層シート52とそれに対向する外層シート51の延出部51Bも同様の手段によって互いに接合固定されている。このときエンドフラップE2は、該エンドフラップE2と吸収体4の端縁との境界部を含むエンドフラップE2のおむつ幅方向において、エンドフラップE2を構成するシートどうしが連続的に接合されている。これによってエンドフラップE2は、吸収体4に吸収された液がおむつ前後端方向へ流れ出ようとすることに対する液漏れ防止シール部として作用する。
【0019】
本実施形態のおむつ1が以上の構成を備えていることで、おむつ1には以下の有利な効果(1)〜(3)が奏される。
(1)おむつ1の着用中に着用者の背中から生じた汗が背中を伝って腰まで流れてきたときに、汗は親水性であるエンドフラップE2の肌非対向面Eb側に優先的に吸収される。肌非対向面Ebはおむつの外側に位置し、外気にさらされているため、吸収した汗の蒸散性にも優れる。換言すれば、汗は撥水性である肌対向面Ea側には吸収されづらい。その結果、肌対向面Eaに対向する着用者の腰回りは低湿度のドライな状態が保たれ、あせも等が発生しづらくなる。先に述べた特許文献3に記載のおむつでは肌対向面に親水性の吸汗シートが配されており且つこれに隣接してトップシートが配されているので、該吸汗シートに背中を伝ってきた汗が優先的に吸収され、しかも該吸汗シートに吸収された汗が吸汗シート及びトップシートで保持されやすくなってしまい、これが原因で汗の蒸散が起こりにくくなり、腰回りは高湿度状態となる。
【0020】
(2)吸収体4に吸収された液は着用者の体圧によって吸収体4からしみ出しエンドフラップE2へ移行しようとする。しかし本実施形態においては、エンドフラップE2は少なくとも吸収体4の端縁との境界部において、何れも撥水性である外層シート51の延出部51B及び内層シート52がおむつ幅方向全長にわたり接合されて、おむつ前後端方向へ流れ出ようとする尿等に対する液漏れ防止シール部を形成しているので、エンドフラップE2への液の移行が阻止される。つまり、エンドフラップE2が湿潤状態となることが防止される。先に述べた特許文献3に記載のおむつでは吸収体に吸収された液が直接エンドフラップへしみ出しエンドフラップを湿潤させてしまうので、吸汗シートに吸収された汗の蒸散が阻害されるばかりでなく、逆に着用者の腰回りを濡らし、あせも等の発生を助長してしまう。また、おむつの本来の目的であるモレ防止効果も不充分である。
【0021】
(3)エンドフラップE2を構成するシート材の一つである撥水性の延出部51Bが吸収体4の端縁を越えて延出し吸収体上にまで達しているので、着用者の体圧によって吸収体4からしみ出した液がトップシート2を伝ってエンドフラップE2へ移行することが阻止される。つまり前記(2)と同様にエンドフラップE2が湿潤状態となることが防止される。先に述べた特許文献3に記載のおむつでは吸収体に吸収された液がトップシートを伝ってエンドフラップへしみ出しエンドフラップを湿潤させてしまうので、吸汗シートに吸収された汗の蒸散が阻害されるばかりでなく、逆に着用者の腰回りを濡らし、あせも等の発生を助長してしまう。
【0022】
撥水性である外層シート51としては、各種熱可塑性樹脂の繊維からなる種々の不織布を用いることができる。例えば、芯鞘型の複合繊維からなるエアスルー不織布、スパンボンド不織布、ヒートエンボス不織布、スパンボンドとメルトブローンの複合不織布などが挙げられる。エンドフラップE2の肌非対向面Ebを親水性となすために用いられる界面活性剤としては、一般的な界面活性剤である、陰イオン型、陽イオン型、両性型、非イオン型の界面活性剤が挙げられる。具体的には、脂肪酸、脂肪酸金属塩、ポリオキシアルキル硫酸エステル金属塩、アルキル硫酸エステル金属塩、ポリオキシエチレンアルキルリン酸金属塩、アルキルリン酸金属塩、脂肪酸ジエタノールアミド、脂肪酸ソルビタンエステル、アルキルグルコシド、ポリグリセリン脂肪酸エステル、アルキルコハク酸金属塩、アルキルポリオキシエチレンエーテル、アルキルジメチルグリシン、ジメチルアルキルアミンオキサイドなどが挙げられる。
【0023】
肌対向面Eaを構成するのシートは油性のスキンケア剤を含有していてもよい。油性のスキンケア剤は、おむつ1の着用直後に着用者の肌へ移行して、着用者の肌とおむつ1とが擦れる等の物理的なダメージから肌を保護する。しかも、着用者の肌自身が撥水性を付与されるため、背中から流れ落ちてきた汗がおむつ外側の肌非対向面Ebへ移行することを助長する。油性のスキンケア剤の具体例としては、流動パラフィン、シリコーンオイル、動植物油(オリーブ油、ホオバ油、ベニバナ油、スクワランおよびスクワレン等)、モノグリセライド、ジグリセライドなどが挙げられる。
【0024】
本発明は前記実施形態に制限されない。例えば前記実施形態においては、エンドフラップE2の肌対向面Ea及び肌非対向面Ebが同一のシート材、つまり外層シート51から構成されていたが、これに代えて肌対向面Eaには撥水性のシート材を用い、また肌非対向面Ebには該シート材とは別材の親水性のシート材を用いてもよい。また先に述べたように、本実施形態の外層シート51における肌非対向面Eb側に、別材の親水性のシート材を貼り付けてもよい。この親水性のシート材は例えば、親水性繊維(例えばレーヨン、コットン、パルプ)で構成される不織布等の他に、本来は疎水性の熱可塑性樹脂からなる繊維を各種親水処理した繊維で構成される不織布等や、疎水性繊維からなる不織布などを各種親水化処理した不織布シートなどが挙げられる。
【0025】
また前記実施形態においては、背側のエンドフラップE2の肌対向面Ea及び肌非対向面Ebをそれぞれ撥水性及び親水性となしたが、これに代えて又はこれと共に腹側のエンドフラップE1の肌対向面及び肌非対向面をそれぞれ撥水性及び親水性となしてもよい。
【0026】
また前記実施形態においては、エンドフラップE2の肌対向面Eaの全域が撥水性であり、また肌非対向面Ebの全域が親水性であったが、これに代えて、肌対向面Eaの一部、例えば肌対向面EaにおけるエンドフラップE2の端縁近傍の領域を親水性となしてもよい。
【0027】
更に前記実施形態においては、本発明の吸収性物品の一実施形態としてパンツ型の使い捨ておむつを例にとり説明したが、本発明はこれ以外の吸収性物品、例えば展開型の使い捨ておむつやショーツ型の生理用ナプキン等にも同様に適用することができる。
【0028】
【発明の効果】
本発明の吸収性物品によれば、湿疹、あせも、かぶれ等の発生を効果的に防止できる。特に、あせも等が発生し易い着用者の腰回りおけるあせも等の発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吸収性物品の一実施形態としてのパンツ型使い捨ておむつを示す斜視図である。
【図2】図1に示すおむつをサイドシール部で切り離して展開し、トップシート側から見た平面図の一部破断分解斜視図である。
【図3】図2におけるIII−III線に沿う断面図である。
【図4】図1に示すおむつにおける背側のエンドフラップのおむつ長手方向に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 パンツ型使い捨ておむつ(吸収性物品)
2 トップシート
3 バックシート
4 吸収体
5 外装体
51 外層シート
52 内層シート
10 吸収性本体
E1,E2 エンドフラップ
Ea 肌対向面
Eb 肌非対向面
Claims (4)
- 左右側部及び前後端部を有し、吸収体の該前後端部側における端縁から延出するエンドフラップを有する吸収性物品であって、該エンドフラップの肌対向面の実質的に全域が撥水性であると共に肌非対向面の実質的に全域が親水性であり、
前記エンドフラップは、少なくとも前記吸収体の端縁との境界部において、該エンドフラップを構成するシートどうしが前記吸収性物品の幅方向に亘り接合されて形成された液漏れ防止シール部を有している吸収性物品。 - 前記エンドフラップには、液透過性のトップシートが存在していない請求項1記載の吸収性物品。
- 前記エンドフラップを構成する少なくとも一枚の撥水性シートが前記吸収体の端縁を越えて延出し該吸収体上にまで達している請求項1又は2記載の吸収性物品。
- 前記エンドフラップが背側のエンドフラップである請求項1記載の吸収性物品。
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