JP4115201B2 - Sight meter - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、静止視力などの視力が測定可能な視力計に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、視力計は、視標を照明する光源と、該視標の周辺を照明する光源の2つの光源が用いられており、これにより、視標と共に視標の周辺が十分な輝度で照明されて、静止視力、動体視力、並びにコントラスト視力などの視力が測定される。
【0003】
しかし、視標とその周辺を十分な輝度で照明するだけでは、視標とその周辺の照明状態、例えば色温度(青紫光と赤光の相対的な強さを表す数値)や輝度などに差が生じる場合があるため、被検者が観察する視標とその周辺の見え方により、被検者に違和感を与えて、上記視力を正確に測定することが出来ない問題がある。
【0004】
また、上述した視力に加えて夜間視力を測定し得る複合機の場合、被検眼を明順応させる光源として、一般的にハロゲンランプなどのランプが用いられるが、視標の周辺を照明する光源に使用されると共に、視標を照明する光源にもランプが用いられる場合がある。
【0005】
しかし、ランプは、輝度の経時変化などから該輝度が安定せずその調整が容易でないため、視標とその周辺に輝度の差(輝度むら)が生じる場合があり、上述と同様に、被検者に違和感を与えて、上記視力を正確に測定することが出来ない問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記した事情に鑑み、視標とその周辺の照明状態に差が生じることを防止することにより、被検者に違和感を与えることなく視力を正確に測定することが出来る視力計を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
即ち本発明のうち第1の発明は、視標(12a)を有する視標板(12)と、前記視標(12a)を観察するための接眼部(3)と、該視標(12a)を照明する視標照明光源(9)と、前記視標板(12)と前記接眼部(3)との間に配置されて前記視標照明光源(9)の光を通過させる反射ドーム(13)と、該反射ドーム(13)の内壁であって前記視標(12a)の周辺に相当する部分を照明する周辺照明光源(10a)と、を備えた視力計(1)において、
前記視標照明光源(9)が、該視標板(12)を透過して前記接眼部(3)に到達する光により前記視標(12a)を照明し、
前記周辺照明光源(10a)の色温度は、前記視標照明光源(9)の色温度と略同じに設定されていることを特徴とする。また、第2の発明は、前記視標自体の輝度と該視標の周辺の輝度とが略等しくなるように前記周辺照明光源(10a)及び前記視標照明光源(9)の出力が設定されていることを特徴とする。さらに、第3の発明は、前記周辺照明光源が、前記反射ドームにおける、前記視標に対向する位置に配置されたことを特徴とする。
【0008】
また本発明のうち第4の発明は、前記視標照明光源(9)及び前記周辺照明光源(10a)は、白色発光ダイオードであることを特徴とする。
【0009】
また本発明のうち第5の発明は、前記接眼部(3)と前記視標(例えば12a)との間の光学距離を変化させ得る光学距離可変手段(21、22)を設けたことを特徴とする。
【0010】
また本発明のうち第6の発明は、前記視標(例えば12a)の背景照明のコントラスト可変手段(9、19、20、30)を設けたことを特徴とする。
該コントラスト可変手段(9、19、20、30)により、前記視標(例えば12a)と前記背景照明の間のコントラストを縮小し得るようにしたことを特徴とする。
【0011】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のうち第1の発明では、周辺照明光源は、反射ドーム内における視標の周辺を、視標照明光源が照明する視標と略同じ色温度で照明するので、視標とその周辺の見え方による被検者の違和感を防止することが出来、これにより視力を正確に測定することが出来る。また、第2の発明によれば、視標自体の輝度と視標の周辺の輝度とを略等しくして測定することができる。さらに、第3の発明によれば、視野角内に例えば影などの暗い部分が生じることがないように輝度むらなく照明される。
【0012】
また本発明のうち第4の発明では、視標照明光源及び周辺照明光源は、輝度の経時変化が少ない光源である白色発光ダイオードであり、周辺照明光源が、視標と対向する位置からその視標の周辺を照明するので、白色発光ダイオードの照明特性に応じた略同じ色温度で、かつ輝度むらを生じることなく良好に、視標及びその周辺を照明することが出来る。これにより、被検者に上記違和感を与えることを確実に防止することが出来、更に正確に視力を測定することが出来る。また、白色発光ダイオードは、その輝度を順方向電流に応じて細かく調整することが出来るので、視標照明光源または周辺照明光源の輝度を調整することにより、視標とその周辺間の輝度むらを容易に防止することが出来る。
【0013】
また本発明のうち第5の発明では、動体視力の測定の際に、光学距離可変手段が、接眼部と視標の間の光学距離を変化させると共に、周辺照明光源が、反射ドーム内における視標の周辺を、視標照明光源が照明する視標と略同じ色温度で照明するので、視標が動くように見える場合であっても、視標とその周辺の見え方による違和感を被検者に与えることを防止することが出来、これにより静止視力と共に動体視力も正確に測定することが出来る。
【0014】
また本発明のうち第6の発明では、コントラスト視力の測定の際に、コントラスト可変手段が、視標と背景照明の間のコントラストを縮小させると共に、周辺照明光源が、反射ドーム内における視標の周辺を、視標照明光源が照明する視標と略同じ色温度で照明するので、視標が背景照明とのコントラストを縮小されて見える場合であっても、視標とその周辺の見え方による違和感を被検者に与えることを防止することが出来、これにより静止視力と共にコントラスト視力も正確に測定することが出来る。
【0015】
なお、括弧内の番号等は、図面における対応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述は図面上の記載に限定拘束されるものではない。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明が適用される視力計の一例を示す図で、(a)は正面図、(b)は側面図、図2は、本発明に係る視力計の第1の実施の形態における構成を示す図で、(a)は構成図、(b)は光学装置を示すA−A矢視上面概略図、(c)は視標板の正面図、図3は、視標の一例を示す図で、(a)は視標照明光源により照明された際の視標を示す図、(b)はコントラスト照明光源により照明された際の視標を示す図、(c)は視標照明光源により低照度で照明された際の視標を示す図、(d)はコントラスト照明光源及び視標照明光源により照明された際の視標を示す図、図4は、本発明に係る視力計の第2の実施の形態を示す構成図である。
【0017】
以下、本発明に係る視力計1を、第1の実施の形態及び第2の実施の形態に沿って説明する。
<第1の実施の形態>
本発明が適用される視力計1は、図1(a)に示すように、箱状に形成された本体2の正面に接眼部3が設けられており、また同図(b)に示すように、本体2の側面に所定のスイッチを有する操作パネル5が設けられている。
【0018】
接眼部3は、被検者が本体2の内部に設けられた視標(後述)を観察出来るように、双眼の検査窓3a、3bを備えている。また、被検者が観察を良好に出来るように接眼部3の図面上方には、ガイド6に沿って暗幕7が伸縮自在に設けられている。更に、接眼部3の図面下方には、被検者が視標を認識することにより応答自在な応答スイッチ8が設けられている。
【0019】
次いで、本体2の内部には、図2(a)下方に示す光学装置2aと、同図(a)上方に示す制御装置2bが設けられている。
【0020】
光学装置2aは、光源として、静止・夜間視力測定の際、視標を照明する視標照明光源9、静止視力測定の際、該視標の周辺を照明する周辺照明光源10a、及び夜間視力測定の際、被検眼4a、4bを明順応させる明順応用光源11を備えており、視標照明光源9と、検査窓3a、3bとの光路P(図2(a)、(b)に示す破線)間に、視標板12、反射ドーム13、合焦レンズ14、及びシャッタ15a、15bを備えている。
【0021】
視標照明光源9は、例えば順方向電流に応じて輝度の細かい調整が容易で、かつ略白色光を発光する半導体発光素子である、白色発光ダイオード(以下、単に「白色LED」という)からなり、視標照明光源9の前方(照明方向)に配置する視標板12上の視標を、所定の輝度で照明し得る所定の発光強度を有している。
【0022】
視標板12は、図2(c)に示すように、円板状に形成された透過性のガラスからなり、該円板上には、図3(a)に示すように、上下左右4方向のいずれかに切れ目(例えば12a1)を有する複数のランドルト氏環の視標12a、12b、…が、遮光性の適当なコーティング材により形成されて同心円状に配置されている。また、上記視標12a、12b、…のうち、所定の視標12xは(例えば視力値0.2に対応する視標は)、夜間視力用の視標として使用される。そして、該円板の視標板回転中心16は、視標板12を図2(a)、(c)に示す矢印B、C方向に回動自在になるように、例えばステッピングモータからなる視標板回転用モータ17の回転軸と係合されており、視標12a、12b、…、12xのうち選択された視標が、モータ17の所定角度及び所定方向の回動により、被検者が観察出来るように反射ドーム13の窓13aと対向する位置に配置される。
【0023】
反射ドーム13は、被検者の視野角(視野空間)を十分覆い得る所定の大きさを有する中空のボックス型に形成されており、視標照明光源9による照明が反射ドーム13に進入する窓13a、及び該進入した照明が反射ドーム13から脱する窓ガラス13bを有している。また、窓ガラス13bの反射により分岐される光路P上に、被検眼4a、4bからの反射光を受光して被検眼4a、4bの瞬きを防止する受光素子47が設けられている。
【0024】
反射ドーム13の内壁には、受けた照明を拡散させる拡散性の部材が形成されており、また反射ドーム13の内壁において、周辺照明光源10aが、観察される視標の周辺(該視標を中心とした視野角内)を照明し得るように、即ち、検査窓3a、3bを介して観察され得る窓13a外周の内壁13cを照明し得るように、上記視標と対向する位置に配設されている。
【0025】
上記周辺照明光源10aは、上述した視標照明光源9と共に、観察される視標とその周辺が略同じ色温度(青紫光と赤光の相対的な強さを表す数値をいい、その光と同じ色の光を完全黒体が放射したときのその絶対温度)で照明するように、視標照明光源9と同様の白色LEDからなる。なお、視標照明光源9及び周辺照明光源10aの光源の一例として白色LEDを示したが、観察される視標とその周辺を略同じ色温度で照明するものであれば、これに限らずいずれの光源であってもよいが、細かい輝度の調整が容易な光源が好ましい。
【0026】
また、反射ドーム13の内壁において、明順応用光源11が、照射熱を被検者に放射して違和感を与えないように、被検眼4a、4bから離れた位置に配設されており、夜間視力測定の際、被検眼4a、4bを明順応させ得る所定の輝度を有する、例えばハロゲンランプからなる。なお、明順応用光源11の一例としてハロゲンランプを示したが、被検眼4a、4bを明順応させ得る所定輝度を有する光源であればいずれの光源であってもよく、例えば明順応させ得る所定輝度を有する白色LEDなどでもよい。また、明順応用光源11の配設位置の一例として被検眼4a、4bから離れた位置を示したが、被検者に違和感を与えなければいずれの位置であってもよく、上記照射熱が少ない光源、例えば所定輝度を有する白色LEDであれば、被検眼4a、4bの近傍に配設してもよい。
【0027】
次いで、合焦レンズ14は、視力測定の際、接眼部3と観察される視標の光学距離を、例えば見かけ上5[m]に設定し得る所定の屈折率を有すレンズである。
【0028】
また、シャッタ15a、15bは、視標照明光源9による照明を遮蔽し得る遮光性を有する適当な材料からなり、光路P上において接眼部3に近接した位置に配設されている。そして、シャッタ15a、15bは、図2(b)に示すように、光路Pに対しそれぞれが独立して挿脱し得るように、例えばソレノイドなどからなるアクチュエータ40により移動自在に設けられている。
【0029】
次いで、制御装置2bは、図2(a)上方に示すように、CPU(中央処理演算装置)30を有しており、該CPU30には、表示器31、メモリ32、クロック33、アクチュエータ40、視力測定中における被検眼の瞬きなどを防止するランプ42、及び受光素子47、またインターフェース34を介して、各視力測定を選択し得る(静止)視力スイッチ35及び夜間視力スイッチ38、並びに、視標照明光源9による照明の輝度を調整する輝度調整39、応答スイッチ8、自動測定の進行を促す音声を出力する音声ガイダンス41、所定の視力値に応じた視標12a、12b…を選択し得る視力変更スイッチ43、視力測定を左眼、右眼、または両眼のいずれかを選択し得る選択眼スイッチ44、ランドルト氏環の切れ目方向を切換え得る視標スイッチ45、及びランプ42の点灯感度を調節する感度調節46などが接続されている。
【0030】
また、上記表示器31、視力スイッチ35、夜間視力スイッチ38、輝度調整39、音声ガイダンス41、視力変更スイッチ43、選択眼スイッチ44、視標スイッチ45、及び感度調節46は、図1(b)に示す操作パネル5上の適当な位置に配設されている。
【0031】
更に、CPU30は、所定出力の電源(不図示)を介して、光学装置2aを構成する視標照明光源9、周辺照明光源10a、明順応用光源11、視標板回転用モータ17、及びアクチュエータ40などに接続されており、またアクチュエータ40は、シャッタ15a、15bに接続されている。
【0032】
視力計1は、以上のような構成を有するので、静止視力を測定する際には、静止視力スイッチ35を押下することにより、静止視力測定が開始される。即ち、CPU30が、電源(不図示)に所定信号を伝送することより、アクチュエータ40にシャッタ15a、15bを光路Pから離脱させる。なお、左眼の視力を測定する場合は、選択眼スイッチ44を押下することにより、左眼側のシャッタ15aが光路Pから離脱される共に、右眼側のシャッタ15bが光路P上に挿入される。逆に、右眼の視力を測定する場合は、上述と同様の押下により、右眼側のシャッタ15bが光路Pから離脱される共に、左眼側のシャッタ15aが光路P上に挿入される。
【0033】
次いで、視力変更スイッチ43を押下することにより、所定の視力値に応じた信号が入力されると、CPU30は、電源(不図示)に所定信号を伝送し、視標板回転用モータ17に視標板12を所定方向及び所定角度回動させて、上記入力された視力値に応じた例えば視標12aが、反射ドーム13の窓13aと対向する位置に配置される。
【0034】
これと共に、CPU30は、電源(不図示)に所定信号を伝送することより、視標照明光源9、及び周辺照明光源10aを点灯させる。視標照明光源9による照明は、光路Pに沿って視標12a、反射ドーム13、合焦レンズ14、及び検査窓3a、3bを介して被検眼4a、4bに達する。一方、周辺照明光源10aによる照明は、窓13a及び内壁13cを照明して拡散照明されて、上述と同様に、光路Pに沿って被検眼4a、4bに達し、これにより被検者は、視標12aを観察出来るようにされる。
【0035】
この際、図3(a)に示す視標の背景12a2における照明(以下、単に「背景照明」という)は、視標照明光源9である白色LEDの照明特性に応じた色温度にされると共に、その周辺も同様に、周辺照明光源10aである白色LEDの照明特性に応じた色温度で照明される。これにより視野角内は、共に白色LEDにより照明されることとなり、その色温度を略同じにした形で照明される。
【0036】
また、視標12aの周辺(窓13a及び内壁13c)は、該視標12aと対向する位置に配設された周辺照明光源10aにより、視野角内に例えば影などの暗い部分が生じることがないように輝度むらなく照明される。更に、視標12aの輝度は、その周辺より輝度が高くなったり、逆に低くなったりするなどの輝度のむらを生じることがないように、輝度調整39により適宜調整される。これにより視野角内は、上述したように色温度を略同じにした形で照明されると共に、輝度を略均一にした形で照明される。
【0037】
なお、周辺照明光源10aの配設する位置の一例として、反射ドーム13内において視標12aに対向する位置を示したが、視野角内において輝度むらが生じない配置であればいずれの位置でもよく、例えば指向性の比較的広い光源であれば視標12aに対向する位置にある必要はなく、視標12aを斜め方向から照明するような位置に配設してもよい。
【0038】
次いで、被検者は、照明された視標12aを観察し、図3(a)に示すランドルト氏環の切れ目12a1の方向が認識出来た場合、該切れ目12a1の方向に応じて応答スイッチ8を押下し、認識した方向に応じた信号がCPU30に伝送される。これを受けてCPU30は、表示器31に正答である旨の表示し、例えば視力変更スイッチ43を押下することにより、視標12aより視力値が一段高い視標が選択されて、上述した測定を繰り返す。一方、所定時間応答がない場合、または被検者が誤った方向に応じて応答スイッチ8を押下した場合、CPU30は、表示器31に誤答である旨の表示し、例えば視標12aより視力値が一段低い視標が選択されて、上述した測定を繰り返す。そして、CPU30は、正答した視力値で最も高い視力値を被検者の視力として該視力値を表示器31に表示し、静止視力測定が終了する。
【0039】
以上のように、静止視力の測定の際、視標照明光源9と周辺照明光源10aは、観察される視標とその周辺の色温度が略同じになるように照明するので、観察される視標とその周辺の見え方による違和感をなくすことが出来、静止視力を正確に測定することが出来る。
【0040】
また、周辺照明光源10aは、反射ドーム13内において観察される視標と対向する位置に配設されると共に、視標照明光源9及び周辺照明光源10aとして、輝度の経時変化が少ない光源である白色LEDが用いられるので、輝度むらを生じることなく、該視標とその周辺を良好に照明することが出来る。これにより、被検者に上記違和感を与えることを確実に防止することが出来、更に正確な静止視力の測定をすることが出来る。
【0041】
また、視標照明光源9と周辺照明光源10aとして用いられる白色LEDは、その輝度を順方向電流に応じて細かく調整することが出来るので、その輝度を容易に調整することが出来、これにより輝度むらを容易に防止することが出来る。
【0042】
なお、上述した実施の形態において、静止視力の測定のみについて説明したが、これに限らず、明順応用光源11により被検眼4a、4bを明順応後、視標照明光源9により夜間視力用の視標12xを照明し、夜間視力を併せて測定してもよい。また、上述した実施の形態において、手動による視力測定について説明したが、これに限らず、例えば自動による測定、半自動による測定であっても、本発明を適用出来るのは勿論である。
【0043】
更に、上述した実施の形態において、静止視力の一例として光学距離を5[m]とした遠見視力について説明したが、これに限らず合焦レンズ14を適宜調整して光学距離を例えば50[cm]とする近見視力についても本発明を適用することが出来る。
<第2の実施の形態>
次いで、上記第1の実施の形態を一部変更した第2の実施の形態について説明する。なお、本第2の実施の形態においては、一部変更部分を除き、同様な部分はその説明を省略する。
【0044】
第2の実施の形態における視力計1は、静止視力、夜間視力に加え、動体視力、及びコントラスト視力(視標と背景照明のコントラストを縮小した際の視力)の測定が可能な視力計であり、第1の実施の形態における光学装置2aに、図4の一点鎖線内に示すように、動体視力測定部2cと、コントラスト視力測定部2dが設けられている。
【0045】
動体視力測定部2cは、プリズム移動用モータ21、プリズム22、ハーフミラー23b、及びミラー23a、23c、23d、23eからなり、合焦レンズ14と、検査窓3a、3bとの間の光路P(図4に示す破線)に設けられている。更に、合焦レンズ14からの視標照明光源9による照明は、ミラー23aで反射され、プリズム22を介して、ハーフミラー23bで左右に分岐され、ミラー23c、23dの反射により左眼側の検査窓3aに到達すると共に、ミラー23eの反射により右眼側の検査窓3bに到達するように、プリズム22、ハーフミラー23b、及びミラー23a、23c、23d、23eは、所定位置に配置されている。
【0046】
プリズム22は、図4に示す矢印D、E方向への移動速度を、例えば20ないし60[km/h]に変化させて光学距離を可変するように、プリズム移動用モータ21により移動自在に設けられている。
【0047】
また、コントラスト視力測定部2dは、ハーフミラー18、拡散板19、及び例えば白色LEDからなるコントラスト照明光源20からなり、視標板12と、反射ドーム13との間の光路Pに設けられている。更に、コントラスト視力測定部2dによる照明は、拡散板19を介してハーフミラー18で反射されて、視標板12と反射ドーム13との間の光路Pと重なるように、ハーフミラー18、拡散板19、及びコントラスト照明光源20は、所定位置に配置されている。
【0048】
なお、拡散板19は、視標の背景照明を減光し得る、濃度の異なった複数の減光フィルムを、第1の実施の形態で示した視標板12のように円板上に同心円状に配置し、所定濃度の減光フィルタを選択出来るように、アクチュエータ(不図示)により回動自在に設けてもよい。
【0049】
また、周辺照明光源10bは、第1の実施の形態と異なり、反射ドーム13内において観察される視標と対向する位置にはなく、明順応用光源11と隣り合う位置に配設されているが、該視標を斜め方向から照明しても輝度むらの生じない比較的広い指向性の白色LEDからなる。
【0050】
次いで、制御装置2bのCPU30は、第1の実施の形態に加えて、所定出力の電源(不図示)を介して、コントラスト照明光源20、及びプリズム移動用モータ21に接続されている。
【0051】
視力計1は、以上のような構成を有するので、夜間視力測定の際には、夜間視力スイッチ35を押下することにより、夜間視力測定が開始される。即ち、CPU30が、電源(不図示)に所定信号を伝送することより、アクチュエータ40にシャッタ15a、15bを光路Pから離脱させ、また視標板回転用モータ17に視標板12を所定方向・角度回動させて、夜間視力用の視標12xを反射ドーム13の窓13aと対向する位置に配置する。
【0052】
これと共にCPU30は、上述と同様に所定信号を伝送し、視標照明光源9を点灯させて夜間視力用の視標12xを低照度で照明する。これにより被検者は、検査窓3a、3bを介して夜間視力を測定するに十分低い輝度で照明された視標12xを観察出来るようにされる。
【0053】
次いで、CPU30は、上述と同様にに所定信号を伝送し、明順応用光源11を点灯させ、明順応用光源11は、反射ドーム13の内壁を例えば5、700[cd/m2]の輝度で拡散照明し、被検眼4a、4bは、該拡散照明された上記内壁を例えば30秒間見ることにより明順応される。
【0054】
そして、CPU30は、クロック33により、明順応用光源11の点灯後30秒が経過したことを計数した際、電源(不図示)に所定信号を伝送し、明順応用光源11を消灯する。なお、片眼の夜間視力を測定する場合、CPU30は、アクチュエータ40に所定信号を伝送し、直ちにいずれかのシャッタ15a、15bが移動させ、片眼により視標12xを観察出来るようにする。
【0055】
明順応された被検眼4a、4bは、ほぼ暗闇状態で次第に暗順応され、被検者は、視標照明光源9により低照度で照明された視標12xを観察し、ランドルト氏環の切れ目を識別出来たところで、応答スイッチ8を押下する。これによりCPU30は、クロック33により明順応用光源11の消灯からの経過時間を測定し、操作パネル5の表示器31に該経過時間を表示する。こうして、上記経過時間から所定の特性曲線に基づき夜間視力が測定される。
【0056】
なお、上述した第2の実施の形態において、明順応用光源11の一例としてハロゲンランプを示したが、被検眼4a、4bを明順応し得る所定輝度を有する光源であればいずれの光源であってもよく、例えば上記所定輝度を有する白色LEDでもよい。即ち、明順応用光源11と周辺照明光源10bを共用する該白色LEDを設けることにより、本発明を適用することも可能である。
【0057】
次いで、動体視力測定について説明する。まず、動体視力スイッチ36を押下することにより、動体視力測定が開始される。CPU30は、所定信号を伝送することにより、視標照明光源9及び周辺照明光源10bを点灯する。これにより、第1の実施の形態と同様に、観察される視標を中心とした視野角内は、白色LEDにより色温度を略同じにした形で照明されると共に、輝度調整39により輝度が適宜調整されて輝度を略均一にした形で照明される。
【0058】
そして、CPU30は、所定信号を伝送することにより、プリズム移動用モータ21にプリズム22を、所定速度で例えば矢印D→E方向に移動させる。被検者は、被検眼4a、4bに近付くように見える視標のランドルト氏環の切れ目を識別出来たところで、応答スイッチ8を押下する。これによりCPU30は、クロック33によりプリズム22の移動開始からの経過時間を測定し、操作パネル5の表示器31に該経過時間を表示され、上記経過時間から所定の特性曲線に基づき動体視力が測定される。
【0059】
次いで、コントラスト視力測定について説明する。コントラスト視力測定について説明する。まず、コントラスト視力スイッチ37を押下することにより、コントラスト視力測定が開始される。CPU30は、所定信号を伝送することにより、視標照明光源9及び周辺照明光源10bを点灯し、上述と同様に、観察される視標を中心とした視野角内は、白色LEDにより色温度を略同じで、かつ輝度を略均一にした形で照明される。
【0060】
そして、CPU30は、所定信号を伝送することにより、コントラスト照明光源20を点灯する。コントラスト照明光源20による照明は、拡散板19を介してハーフミラー18の反射により、光路P上において視標照明光源9による照明と重なり、視標12aと背景12a2は、図3(a)に示す状態から、同図(b)に示す状態に変化し、視標12aと背景12a2はいずれも明るくなり、視標と背景照明との間のコントラストを縮小し得ることが出来る。
【0061】
なお、コントラストを縮小させる一例として、視標照明光源9及びコントラスト照明光源20により、視標12aと背景12a2を共に照明する例を示したが、背景12a2上の輝度(背景輝度)が、視標12a上の輝度(視標輝度)より高ければ(つまり背景が視標より明るければ)いずれのものであってもよく、例えば、図3(a)に示す状態から、視標照明光源9を暗くすることより背景12a2の輝度を下げ、図3(c)に示すように、コントラストを縮小することが可能である。また、図3(a)の状態から、コントラスト照明光源20を明るくする一方、視標照明光源9を暗くした場合、視標12aは図3(a)の状態に比べ輝度が上がり、背景12a2は図3(a)の状態に比べ輝度が下がるため、図3(d)に示すようにコントラストを縮小することが可能である。すなわち、背景輝度が視標輝度より高い状態であれば、背景を暗くした場合、視標を明るくした場合、背景を暗くし視標を明るくした場合を問わず、いかなるコントラストも作り出すことが出来る。
【0062】
具体的には、視標照明光源9による視標12a上での輝度I[cd/m2]、コントラスト照明光源20による視標12a上での輝度I’[cd/m2]とすると、上記視標輝度、背景輝度は、それぞれI’、I+I’で表され、これにより、コントラストC[%]は以下の式1で表される。
[式1]
C={(I+I’)−I’}×100/{(I+I’)+I}
また上述したように、背景輝度が視標輝度より高いことより、式2が表される。
[式2]
(I+I’)−I’>0
即ち、視標照明光源9の輝度I、及びコントラスト照明光源20の輝度I’が、式1及び式2を満たす範囲で、コントラストCを自由に設定することが可能である。
【0063】
例えば、背景輝度I+I’を200[cd/m2]、コントラストCを50%と設定する場合は、式1より、
[式3]
50={(I+I’)−I’}×100/{(I+I’)+I}
となり、また、
[式4]
I+I’=200
即ち、式3及び式4の連立方程式を解くことにより、I=133.3[cd/m2]の視標照明光源9と、I’=66.7[cd/m2]のコントラスト照明光源20により、上記設定が可能となる。
【0064】
こうして、観察される視標12aとその背景照明の間のコントラストが縮小され、被検者は、例えば夕方の薄暮の状態のように薄暗い状態(低コントラスト状態)で視標12aを観察出来るようにされる。
【0065】
被検者は、上記低コントラスト状態の視標を観察して、ランドルト氏環の切れ目を識別出来たところで応答スイッチ8を押下する。これにより、CPU30は、クロック33により上記視標の観察開始からの経過時間を測定し、操作パネル5の表示器31に該経過時間を表示され、上記経過時間から所定の特性曲線に基づきコントラスト視力が測定される。
【0066】
以上のように、動体視力及びコントラスト視力の測定の際、視標照明光源9と周辺照明光源10bは、観察される視標とその周辺の色温度が略同じになるように照明するので、視標が動くように見える場合や、視標が背景照明との間のコントラストを縮小されて見える場合であっても、観察される視標とその周辺の見え方による違和感を被検者に与えることを防止することが出来、静止視力と共に、動体視力、コントラスト視力などの視力も正確に測定することが出来る。
【0067】
また、視標照明光源9及び周辺照明光源10bとして、輝度の経時変化が少ない光源である白色LEDが用いられるので、被検者に上記違和感を与えることを確実に防止することが出来、動体視力、コントラスト視力などの視力を更に正確に測定をすることが出来る。
【0068】
なお、上述した第1及び第2の実施の形態において、測定される視力の一例として静止視力、夜間視力、動体視力、及びコントラスト視力を示したが、視標とその周辺の色温度を略同じにし、かつ輝度を略均一に照明することにより正確に測定出来る視力であれば、単一機能の機器または複合機を問わず、いずれの視力であっても本発明を適用することが出来、例えば、縞の幅が変化する視標による縞視力や、白地に種々のコントラストが変化する視標による対比視力などの特殊な視力、あるいは低コントラスト状態における夜間視力、動体視力などのように観察状態を複合させた視力についても本発明を適用することが出来るのは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明が適用される視力計の一例を示す図で、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図2】図2は、本発明に係る視力計の第1の実施の形態における構成を示す図で、(a)は構成図、(b)は光学装置を示すA−A矢視上面概略図、(c)は視標板の正面図である。
【図3】図3は、視標の一例を示す図で、(a)は視標照明光源により照明された際の視標を示す図、(b)はコントラスト照明光源により照明された際の視標を示す図、(c)は視標照明光源により低照度で照明された際の視標を示す図、(d)はコントラスト照明光源及び視標照明光源により照明された際の視標を示す図である。
【図4】図4は、本発明に係る視力計の第2の実施の形態を示す構成図である。
【符号の説明】
1……視力計
3……接眼部
9……視標照明光源、コントラスト可変手段(白色発光ダイオード)
11……明順応用光源(ハロゲンランプ)
10a、10b……周辺照明光源(白色発光ダイオード)
12a、12b、12x……視標
13……反射ドーム
19……コントラスト可変手段(拡散板)
20……コントラスト可変手段(コントラスト照明光源)
21……光学距離可変手段(プリズム移動用モータ)
22……光学距離可変手段(プリズム)
30……コントラスト可変手段(CPU)
P……光路[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a visual acuity meter capable of measuring visual acuity such as static visual acuity.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a sight meter has used two light sources: a light source that illuminates the target and a light source that illuminates the periphery of the target, so that the periphery of the target is illuminated with sufficient luminance along with the target. Thus, visual acuity such as static visual acuity, dynamic visual acuity, and contrast visual acuity are measured.
[0003]
However, simply illuminating the target and its surroundings with sufficient brightness will cause differences in the lighting conditions of the target and its surroundings, such as color temperature (a numerical value representing the relative intensity of blue-violet light and red light) and brightness. Therefore, there is a problem that the visual acuity cannot be accurately measured by giving the subject a sense of incongruity depending on the visual target observed by the subject and the appearance of the target.
[0004]
In the case of a multifunction device capable of measuring night vision in addition to the above-mentioned visual acuity, a lamp such as a halogen lamp is generally used as a light source for brightly adapting the eye to be examined. In addition to being used, a lamp may be used as a light source for illuminating the target.
[0005]
However, since the brightness of the lamp is not stable due to changes in brightness over time and the adjustment thereof is not easy, there may be a difference in brightness (brightness unevenness) between the target and its surroundings. There is a problem that the above-mentioned visual acuity cannot be accurately measured by giving a strange feeling to a person.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
In view of the circumstances described above, the present invention provides a visual acuity meter that can accurately measure visual acuity without giving a sense of incongruity to a subject by preventing a difference between a visual target and a surrounding illumination state. It is intended to provide.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
That is, the first invention of the present invention isA target plate (12) having a target (12a), an eyepiece (3) for observing the target (12a), and a target illumination light source (9) for illuminating the target (12a) A reflective dome (13) that is disposed between the target plate (12) and the eyepiece (3) and transmits the light of the target illumination light source (9); and the reflective dome (13) A peripheral illumination light source (10a) for illuminating a portion corresponding to the periphery of the visual target (12a), and a visual acuity meter (1) comprising:
The target illumination light source (9) illuminates the target (12a) with light that passes through the target plate (12) and reaches the eyepiece (3),
The color temperature of the ambient illumination light source (10a) is set to be substantially the same as the color temperature of the visual target illumination light source (9). In the second invention, the outputs of the peripheral illumination light source (10a) and the target illumination light source (9) are set so that the luminance of the target itself and the peripheral luminance of the target are substantially equal. It is characterized by. Further, the third invention is characterized in that the ambient illumination light source is arranged at a position facing the target in the reflection dome.
[0008]
In the present invention,4According to the present invention, the target illumination light source (9) and the ambient illumination light source (10a) are white light emitting diodes.RuIt is characterized by that.
[0009]
In the present invention,5The present invention is characterized in that optical distance variable means (21, 22) capable of changing an optical distance between the eyepiece (3) and the visual target (for example, 12a) is provided.
[0010]
In the present invention,6According to the present invention, a contrast varying means (9, 19, 20, 30) for background illumination of the target (for example, 12a) is provided.
The contrast varying means (9, 19, 20, 30) can reduce the contrast between the visual target (for example, 12a) and the background illumination.
[0011]
【The invention's effect】
As described above, in the first aspect of the present invention, the peripheral illumination light source illuminates the periphery of the target in the reflective dome with substantially the same color temperature as the target illuminated by the target illumination light source. It is possible to prevent the subject from feeling uncomfortable due to the appearance of the mark and its surroundings, and thus the visual acuity can be accurately measured.Further, according to the second invention, it is possible to measure with the luminance of the visual target itself and the luminance around the visual target being substantially equal. Furthermore, according to the third aspect of the invention, illumination is performed without unevenness of brightness so that dark portions such as shadows do not occur within the viewing angle.
[0012]
In the present invention,4In this invention, the target illumination light source and the peripheral illumination light source are white light emitting diodes that are light sources with little change in luminance with time, and the peripheral illumination light source illuminates the periphery of the target from a position facing the target. It is possible to illuminate the visual target and its surroundings satisfactorily at substantially the same color temperature according to the illumination characteristics of the white light emitting diode and without causing uneven brightness. Thereby, it is possible to reliably prevent the subject from feeling uncomfortable and to measure the visual acuity more accurately. In addition, since the brightness of the white light emitting diode can be finely adjusted according to the forward current, the brightness unevenness between the target and the periphery thereof can be adjusted by adjusting the brightness of the target illumination light source or the peripheral illumination light source. It can be easily prevented.
[0013]
In the present invention,5In this invention, the optical distance variable means changes the optical distance between the eyepiece and the visual target, and the peripheral illumination light source visually observes the periphery of the visual target in the reflection dome when measuring the moving visual acuity. Since the target illumination light source illuminates at approximately the same color temperature as the target illuminated, even if the target appears to move, it prevents the subject from feeling uncomfortable due to how the target and its surroundings look. This makes it possible to accurately measure the dynamic visual acuity as well as the static visual acuity.
[0014]
In the present invention,6In this invention, when measuring the contrast visual acuity, the contrast varying means reduces the contrast between the visual target and the background illumination, and the peripheral illumination light source provides a visual illumination light source around the visual target in the reflective dome. Illuminates at approximately the same color temperature as the target illuminating, even if the target appears to have a reduced contrast with the background illumination, giving the subject a sense of incongruity due to how the target and its surroundings look This makes it possible to accurately measure the contrast visual acuity as well as the static visual acuity.
[0015]
Note that the numbers in parentheses are for the sake of convenience indicating the corresponding elements in the drawings, and therefore the present description is not limited to the descriptions on the drawings.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 is a diagram showing an example of a sight meter to which the present invention is applied, in which (a) is a front view, (b) is a side view, and FIG. 2 is a first embodiment of a sight meter according to the present invention. (A) is a block diagram, (b) is an AA arrow top schematic view showing an optical device, (c) is a front view of a target plate, and FIG. 3 is an example of a target. (A) is a diagram showing a target when illuminated by a target illumination light source, (b) is a diagram showing a target when illuminated by a contrast illumination light source, and (c) is a target. The figure which shows the optotype when illuminated by the illumination light source at low illuminance, (d) is the figure which shows the optotype when illuminated by the contrast illumination light source and the optotype illumination light source, and FIG. 4 is the visual acuity according to the present invention. It is a block diagram which shows 2nd Embodiment of a total.
[0017]
Hereinafter, the
<First Embodiment>
As shown in FIG. 1 (a), the
[0018]
The
[0019]
Next, an
[0020]
The
[0021]
The target illumination light source 9 is composed of a white light-emitting diode (hereinafter simply referred to as “white LED”), which is a semiconductor light-emitting element that easily adjusts the brightness according to the forward current and emits substantially white light, for example. The target illumination on the
[0022]
As shown in FIG. 2 (c), the
[0023]
The reflecting
[0024]
A diffusive member for diffusing the received illumination is formed on the inner wall of the
[0025]
The ambient illumination light source 10a, together with the above-described target illumination light source 9, refers to a color temperature (a numerical value representing the relative intensity of blue-violet light and red light, and the periphery of the observed visual target and the periphery thereof, It consists of a white LED similar to the target illumination light source 9 so as to illuminate the same color light at its absolute temperature when a perfect black body radiates. In addition, although white LED was shown as an example of the light source of the target illumination light source 9 and the surrounding illumination light source 10a, as long as it illuminates the observed target and its periphery with substantially the same color temperature, it is not limited to this. However, it is preferable to use a light source that allows easy adjustment of fine brightness.
[0026]
Further, on the inner wall of the
[0027]
Next, the focusing
[0028]
Further, the
[0029]
Next, as shown in the upper part of FIG. 2A, the
[0030]
Further, the
[0031]
Further, the
[0032]
Since the
[0033]
Next, when a signal corresponding to a predetermined visual acuity value is input by depressing the visual
[0034]
At the same time, the
[0035]
At this time, illumination (hereinafter simply referred to as “background illumination”) of the target background 12a2 shown in FIG. 3A is set to a color temperature corresponding to the illumination characteristic of the white LED that is the target illumination light source 9. Similarly, the periphery thereof is also illuminated with a color temperature corresponding to the illumination characteristics of the white LED that is the ambient illumination light source 10a. As a result, the inside of the viewing angle is illuminated by the white LED, and the illumination is performed with the color temperature substantially the same.
[0036]
Further, in the vicinity of the
[0037]
In addition, as an example of the position where the ambient illumination light source 10a is disposed, the position facing the
[0038]
Next, the subject observes the illuminated
[0039]
As described above, when measuring the static visual acuity, the visual target illumination light source 9 and the ambient illumination light source 10a illuminate the observed visual target and the surrounding color temperature so that they are substantially the same. It is possible to eliminate the sense of incongruity due to the appearance of the sign and its surroundings, and to accurately measure static vision.
[0040]
In addition, the ambient illumination light source 10a is disposed at a position facing the target observed in the
[0041]
Moreover, since the white LED used as the target illumination light source 9 and the ambient illumination light source 10a can finely adjust the luminance according to the forward current, the luminance can be easily adjusted. Unevenness can be easily prevented.
[0042]
In the embodiment described above, only the measurement of the static visual acuity has been described. However, the present invention is not limited to this, and after the bright adaptation of the
[0043]
Further, in the above-described embodiment, far vision with an optical distance of 5 [m] has been described as an example of static visual acuity. However, the present invention is not limited to this, and the optical distance is adjusted to 50 [cm] by appropriately adjusting the focusing
<Second Embodiment>
Next, a second embodiment in which the first embodiment is partially changed will be described. In the second embodiment, the description of the same part is omitted except for the part that is changed.
[0044]
The
[0045]
The moving object visual
[0046]
The
[0047]
The contrast visual
[0048]
In addition, the
[0049]
Further, unlike the first embodiment, the ambient illumination light source 10b is not located at a position facing the target observed in the
[0050]
Next, in addition to the first embodiment, the
[0051]
Since the
[0052]
At the same time, the
[0053]
Next, the
[0054]
The
[0055]
The light-adapted
[0056]
In the second embodiment described above, the halogen lamp is shown as an example of the bright order applied light source 11, but any light source may be used as long as the light source has a predetermined luminance capable of brightly adapting the subject's
[0057]
Next, dynamic visual acuity measurement will be described. First, the moving visual acuity measurement is started by pressing the moving
[0058]
Then, by transmitting a predetermined signal, the
[0059]
Next, contrast visual acuity measurement will be described. The contrast visual acuity measurement will be described. First, the contrast visual acuity measurement is started by pressing the contrast
[0060]
Then, the
[0061]
As an example of reducing the contrast, an example in which the
[0062]
Specifically, the luminance I [cd / m] on the
[Formula 1]
C = {(I + I ′) − I ′} × 100 / {(I + I ′) + I}
Further, as described above, since the background luminance is higher than the target luminance,
[Formula 2]
(I + I ')-I'> 0
That is, it is possible to freely set the contrast C in a range where the luminance I of the target illumination light source 9 and the luminance I ′ of the contrast illumination light source 20 satisfy
[0063]
For example, the background luminance I + I ′ is set to 200 [cd / m2], When setting the contrast C to 50%,
[Formula 3]
50 = {(I + I ′) − I ′} × 100 / {(I + I ′) + I}
And again
[Formula 4]
I + I ′ = 200
That is, by solving the simultaneous equations of
[0064]
In this way, the contrast between the observed
[0065]
The subject observes the low contrast state target and presses the
[0066]
As described above, when measuring the visual acuity and the contrast visual acuity, the visual target illumination light source 9 and the peripheral illumination light source 10b illuminate so that the observed visual target and the surrounding color temperature are substantially the same. Even if the target appears to move or the target appears to have a reduced contrast with the background illumination, it gives the subject a sense of incongruity due to the observed target and its surroundings. Visual acuity such as moving visual acuity and contrast visual acuity as well as static visual acuity can be accurately measured.
[0067]
In addition, since the white LED, which is a light source with little change in luminance with time, is used as the target illumination light source 9 and the ambient illumination light source 10b, it is possible to reliably prevent the subject from feeling uncomfortable and to move the visual acuity. In addition, visual acuity such as contrast visual acuity can be measured more accurately.
[0068]
In the first and second embodiments described above, static visual acuity, night vision, moving visual acuity, and contrast visual acuity are shown as examples of the visual acuity to be measured. The present invention can be applied to any visual acuity, regardless of whether it is a single-function device or a multifunction device, as long as the visual acuity can be accurately measured by illuminating the brightness substantially uniformly. Special visual acuity such as fringe visual acuity with a target whose width of the fringe changes, contrast visual acuity with a target with various contrast changes on a white background, night vision in low contrast, moving visual acuity, etc. Of course, the present invention can also be applied to combined visual acuity.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing an example of a sight meter to which the present invention is applied, in which (a) is a front view and (b) is a side view.
FIGS. 2A and 2B are diagrams showing the configuration of the sight meter according to the first embodiment of the present invention, in which FIG. 2A is a configuration diagram, and FIG. FIG. 4C is a front view of the target plate.
FIGS. 3A and 3B are diagrams showing an example of a visual target. FIG. 3A is a diagram showing a visual target when illuminated by a visual illumination light source, and FIG. 3B is a diagram when illuminated by a contrast illumination light source. The figure which shows an optotype, (c) is the figure which shows the optotype at the time of being illuminated with low illumination by the optotype illumination light source, (d) is the optotype when illuminated by the contrast illumination light source and the optotype illumination light source. FIG.
FIG. 4 is a configuration diagram showing a second embodiment of a visual acuity meter according to the present invention.
[Explanation of symbols]
1 …… Sight meter
3 ... Eyepiece
9 …… Target illumination light source, contrast variable means (white light-emitting diode)
11 …… Light order applied light source (halogen lamp)
10a, 10b ...... Ambient illumination light source (white light-emitting diode)
12a, 12b, 12x …… Target
13 …… Reflection dome
19 …… Contrast variable means (diffusion plate)
20 …… Contrast variable means (contrast illumination light source)
21 …… Optical distance variable means (prism moving motor)
22 …… Optical distance variable means (prism)
30 …… Contrast variable means (CPU)
P …… Light path
Claims (6)
前記視標照明光源が、該視標板を透過して前記接眼部に到達する光により前記視標を照明し、The target illumination light source illuminates the target with light that passes through the target plate and reaches the eyepiece,
前記周辺照明光源の色温度は、前記視標照明光源の色温度と略同じに設定されている、The color temperature of the ambient illumination light source is set to be approximately the same as the color temperature of the target illumination light source,
ことを特徴とする視力計。 A vision meter characterized by that.
ことを特徴とする請求項1に記載の視力計。 The visual acuity meter according to claim 1.
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の視力計。 The visual acuity meter according to claim 1 or 2.
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか 1 項に記載の視力計。The optotype illumination light source and the ambient illumination light source is Ru Oh white light emitting diode,
Optometer according to any one of claims 1 to 3, characterized in that.
該コントラスト可変手段により、前記視標と前記背景照明の間のコントラストを縮小し得るようにした、
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の視力計。Providing a contrast variable means for background illumination of the target;
The contrast variable means can reduce the contrast between the visual target and the background illumination .
Optometer according to any one of claims 1 to 5, characterized in that.
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