JP4111358B2 - Color toner and manufacturing method thereof - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真法を用いた複写機、プリンター等の画像出力機器に用いることのできるカラートナーとその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子写真法を用いた複写機、プリンター等の画像出力機器に於いては、高画質化の目的でトナーの小粒径化が積極的に進められており、細線再現性や解像度等の向上がその目的である。
【0003】
しかしながら、特にトナーとキャリアより構成される二成分現像剤に於いては、小径トナーの採用に伴い、現像カブリ、トナー飛散、或いは経時的な画像濃度低下等の現像性能上の諸問題がより顕著となってきている。これらの問題の主たる原因としては、小径化されたトナーに於いてはキャリア粒子との間に作用するファンデルワールス力などの物理的付着性が強まるために、現像によるトナーの消費、補給に伴いトナー粒度分布に於ける小径、微粒成分がキャリア表面上に蓄積し、新しく補給されたトナーとの摩擦帯電を阻害する。このために、充分な摩擦帯電性能を付与し得なくなり、その結果として弱帯電トナーが生成してカブリやトナー飛散を発生するといった、いわゆる選択現像の問題が顕著となる事が考えられる。
【0004】
この選択現像の問題に対しては、トナーの粒度分布を狭めてトナー中の微粒成分を低減させる方法が、上記問題を回避しつつ高画質化を達成するための有効な手段として用いられる。これらの粒度分布の狭いトナーはいわゆる粉砕法等においても、トナー製造工程に於いて分級操作を施すことにより一般に得ることが出来るが、更に近年に於いては、重合法によるトナー製造方法等を適用する事により、効率的に得ることが可能である。
【0005】
この様なトナーの小径化による高画質化の技術は、従来のモノクロ画像形成のみならず、特にフルカラー画像形成プロセスへの適用に於いてその有効性が期待されるものである。かかるフルカラー画像形成に於いては、複数のカラートナーの重ね合わせにより多彩な色再現を要求されるものであるために、小径トナーを用いた場合、重ね合わせたトナーの混色性に優れ、色再現域の拡大が可能となる。これは小径トナーにより個々のトナー粒子の熱容量が少なくなることで、定着時のトナー粒子の溶融混色が促されることが大きく寄与するためと考えられる。加えて、小径トナーにより定着画像表面の平滑化が成されることにより、画像品質の向上や色再現域の拡大等への効果も期待される。
【0006】
一方、カラートナーに於いては、その発色性能の観点からも着色剤の分散性は重要な課題であり、微細且つ均一な着色剤の分散を要求される。即ち着色剤の分散粒径が粗大である場合には、カラートナーの発色性が損なわれ、特に複数色の混色時に於いて充分な色再現を成し得ない。最も顕著な問題としては粗大な着色剤粒子の存在によりトナー層の透明性が損なわれるために、特にオーバーヘッドプロジェクターによる投影画像(以後OHP画像ともいう)に於ける発色性が劣悪になる。
【0007】
カラートナーの着色剤としては従来より染料或いは顔料類が一般的に用いられているが、上述の分散性の課題に対し、バインダー樹脂との相溶性を有する染料を着色剤として用いる場合には、分散性にこそ優れる反面、耐光性に劣るために褪色等が生じやすく、長期に亘る安定した発色性能を維持し得ないという問題を有していた。これに対して顔料類は耐候性に関しては良好なものの、一般的に凝集性が高いためにバインダー樹脂中への均一分散は容易ではない。予め顔料をフラッシング法やマスターバッチ法等により加工色材として用いる技術等も報告されてはいるが、製造上の工数の増加とコストの上昇を免れない。
【0008】
又、上述のトナーの小径化に対し製造上有利な重合法によるトナー製造法に於いては、着色剤の適用に関して製法上特有の困難さが見受けられ、例えば重合課程に於いて生成する樹脂粒子と着色剤との親和性が低い場合には、生成するトナー粒子中への着色剤の取り込み不良が生じ、遊離した着色剤の発生によりキャリア汚染等に通じる問題や、重合系への着色剤の介在により重合反応の進行が阻害される事による、オリゴマー成分の生成やモノマーの残留等の問題が指摘されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、バインダー樹脂中への分散性に優れ、且つ耐候性,耐褪色性に於いても良好な着色剤を見出し、小粒径で粒度分布の狭い優れたカラートナーを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、下記構成を採ることにより達成される。
【0011】
〔1〕 乳化重合により得られたポリマー微粒子を複数個会合凝集させる方法により製造され、体積平均粒径が3〜8μmであり、且つ体積粒径分布より算出される粒度分布の変動係数が30未満であるカラートナーであって、該カラートナーの着色剤としてC.I.Solvent Yellow 93に分類される化合物を含有することを特徴とするカラートナー。
【0012】
〔2〕 乳化重合により得られたポリマー微粒子を複数個会合凝集させる方法により製造され、体積平均粒径が3〜8μmであり、且つ体積粒径分布より算出される粒度分布の変動係数が30未満であるカラートナーであって、該カラートナーの着色剤としてC.I.Solvent Yellow 162に分類される化合物を含有することを特徴とするカラートナー。
【0017】
〔3〕 〔1〕又は〔2〕記載のカラートナーが、前記ポリマー微粒子の分散液に、臨界凝集濃度以上の凝集剤及び水に対して無限溶解する有機溶媒を添加する方法で、複数個会合せしめ、作製されることを特徴とするカラートナーの製造方法。
【0018】
本発明者らは、着色剤の分散性の向上に関し鋭意検討の結果、バインダー樹脂中への分散性に優れ、且つ耐候性,耐褪色性に於いても良好な特定のイエロー着色剤を見出し、本発明に至った。
【0019】
特に重合法によるトナー製造方法に於いて、当該イエロー着色剤を用いる場合には、着色剤の遊離を生成せずトナー粒子中への均一分散を示すことにより、小粒径且つ粒度分布の狭いトナーを効率的に得ることが出来る。得られたトナーに於いては、極めて良好な発色性能、特にOHP画像に於ける発色性の向上を達成すると共に、トナーの小粒径化に伴う選択現像の問題を回避し、良好且つ安定した現像性能を長期に亘り発揮する事を可能とした。
【0020】
尚、本発明の体積平均粒径及び粒度分布の変動係数は、コールター社製粒度分布測定機「コールター マルチサイザーII」により、100μmのアパーチャーを使用して測定される体積粒径分布より算出される値を使用する。
【0021】
トナーの体積平均粒径は7μmより大きいと、特にOHP画像等で色像の彩度が低下する傾向があり、3μmより小さいと現像時に帯電性が劣化したりして、未露光部にかぶり等を生じやすい。
【0022】
以下に本発明に関し詳述する。
【0023】
本発明のトナーに用いられるイエロー着色剤は、C.I.Solvent Yellow 93に分類される化合物、及び/又はC.I.Solvent Yellow 162に分類される化合物であり、これらの添加量はバインダー樹脂100重量部に対して0.1〜15重量部、好ましくは1.0〜10重量部が使用される。
【0024】
ここにおいて、C.I.とはCOLOUR INDEX(THE THIRDEDITION)の略号であり、よく知られているごとく、THE SOCIETY OF DYERS AND COLOURISTSによって発行されたものである。例えば「C.I.Solvent Yellow 93」とは、そこに登録記載されている化合物のNo.を表す。
【0025】
本発明の着色剤を用いたトナーの製造方法に関しては、乳化重合により得られるポリマー微粒子を複数個会合凝集させる方法を用いる。より具体的には、先ず重合工程として、本発明のイエロー着色剤を予め界面活性剤により水溶液中に分散した後に、水溶性ラジカル重合開始剤及び重合性単量体を添加して乳化重合を行う。本発明のイエロー着色剤を含有する重合体粒子を得た後に、次いで会合工程として特開平5−115572号の方法、即ち、重合体粒子分散液の臨界凝集濃度以上の凝集剤及び水に対して無限溶解する有機溶媒を添加する方法で前記重合体粒子を複数個会合せしめ、会合性着色粒子を生成する。この会合工程に於ける凝集剤、有機溶媒、その他の添加剤の添加量、或いは重合体組成等を適宜調整することにより、本発明のトナー粒度を達成することが出来る。
【0026】
重合性単量体
重合性単量体としては、疎水性単量体を必須の構成成分とし、必要に応じて親水性単量体、架橋性単量体が用いられる。
【0027】
1)疎水性単量体
単量体成分を構成する疎水性単量体としては、特に限定されるものではなく、従来公知の単量体を用いることができる。また、要求される特性を満たすように、1種または2種以上のものを組み合わせて用いることができる。
【0028】
具体的には、モノビニル芳香族系単量体、(メタ)アクリル酸エステル系単量体、ビニルエステル系単量体、ビニルエーテル系単量体、モノオレフィン系単量体、ジオレフィン系単量体、ハロゲン化オレフィン系単量体等を用いることができる。
【0029】
ビニル芳香族系単量体としては、例えば、スチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−メトキシスチレン、p−フェニルスチレン、p−クロロスチレン、p−エチルスチレン、p−n−ブチルスチレン、p−tert−ブチルスチレン、p−n−ヘキシルスチレン、p−n−オクチルスチレン、p−n−ノニルスチレン、p−n−デシルスチレン、p−n−ドデシルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、3,4−ジクロロスチレン等のスチレン系単量体およびその誘導体が挙げられる。
【0030】
アクリル系単量体としては、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸−2−エチルヘキシル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸フェニル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ヘキシル、メタクリル酸−2−エチルヘキシル、β−ヒドロキシアクリル酸エチル、γ−アミノアクリル酸プロピル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸ジエチルアミノエチル等が挙げられる。
【0031】
ビニルエステル系単量体としては、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ベンゾエ酸ビニル等が挙げられる。
【0032】
ビニルエーテル系単量体としては、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルイソブチルエーテル、ビニルフェニルエーテル等が挙げられる。
【0033】
モノオレフィン系単量体としては、エチレン、プロピレン、イソブチレン、1−ブテン、1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン等が挙げられる。
【0034】
ジオレフィン系単量体としては、ブタジエン、イソプレン、クロロプレン等が挙げられる。
【0035】
2)親水性単量体
単量体成分を構成する親水性単量体としては、特に限定されるものではなく従来公知の単量体を用いることができる。また、要求される特性を満たすように、1種または2種以上のものを組み合わせて用いることができる。
【0036】
例えば、カルボキシル基含有単量体、スルホン酸基含有単量体、第1級アミン、第2級アミン、第3級アミン、第4級アンモニウム塩等のアミン系の化合物を用いることができる。
【0037】
カルボン酸基含有単量体としては、フマール酸、マレイン酸、イタコン酸、ケイ皮酸、マレイン酸モノブチルエステル、マレイン酸モノオクチルエステル等が挙げられる。
【0038】
スルホン酸基含有単量体としては、スルホン酸スチレン、アリルスルホコハク酸、アリルスルホコハク酸オクチル等が挙げられる。
【0039】
アミン系の化合物としては、ジメチルアミノエチルアクリレート、ジメチルアミノエチルメタアクリレート、ジエチルアミノエチルアクリレート、ジエチルアミノエチルメタアクリレート、3−ジメチルアミノフェニルアクリレート、2−ヒドロキシ−3−メタクリルオキシプロピルトリメチルアンモニウム塩等が挙げられる。
【0040】
3)架橋性単量体
重合粒子の特性を改良するために架橋性単量体を添加しても良い。架橋性単量体としては、ジビニルベンゼン、ジビニルナフタレン、ジビニルエーテル、ジエチレングリコールメタクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリレート、フタル酸ジアリル等の不飽和結合を2個以上有するものが挙げられる。
【0041】
本発明に係る単量体は、多くの場合、疎水性単量体が99.9乃至85重量パーセントで、且つ親水性単量体が0.1乃至15重量パーセントの範囲で適宜選択される。
【0042】
連鎖移動剤
分子量を調整する目的として、一般的に用いられる連鎖移動剤を用いることが可能である。連鎖移動剤としては、特に限定されるものではなく例えばオクチルメルカプタン、ドデシルメルカプタン、t−ドデシルメルカプタン等のメルカプタン類が使用される。
【0043】
重合開始剤
本発明に用いられるラジカル重合開始剤は水溶性であれば適宜使用が可能である。例えば過硫酸塩(過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム等)、アゾ系化合物(4,4′−アゾビス4−シアノ吉草酸及びその塩、2,2′−アゾビス(2−アミジノプロパン)塩等)、パーオキサイト化合物等が挙げられる。
【0044】
更に上記ラジカル性重合開始剤は、必要に応じて還元剤と組み合わせレドックス系開始剤とする事が可能である。レドックス系開始剤を用いる事で、重合活性が上昇し重合温度の低下が図れ、更に重合時間の短縮が期待できる。
【0045】
重合温度は、重合開始剤の最低ラジカル生成温度以上であればどの温度を選択しても良いが、例えば50℃から80℃の範囲が用いられる。但し、常温開始の重合開始剤、例えば過酸化水素−還元剤(アスコルビン酸等)の組み合わせを用いる事で室温またはそれ以上の温度で重合する事も可能である。
【0046】
界面活性剤
界面活性剤は、スルホン酸塩(ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、アリールアルキルポリエーテルスルホン酸ナトリウム、3,3−ジスルホンジフェニル尿素−4,4−ジアゾ−ビス−アミノ−8−ナフトール−6−スルホン酸ナトリウム、オルト−カルボキシベンゼン−アゾ−ジメチアニリン、2,2,5,5−テトラメチル−トリフェニルメタン−4,4−ジアゾ−ビス−β−ナフトール−6−スルホン酸ナトリウムなど)、硫酸エステル塩(テトラデシル硫酸ナトリウム、ペンタデシル硫酸ナトリウム、オクチル硫酸ナトリウムなど)、脂肪酸塩(オレイン酸ナトリウム、ラウリン酸ナトリウム、カプリン酸ナトリウム、カプリル酸ナトリウム、カプロン酸ナトリウム、ステアリン酸カリウム、オレイン酸カルシウムなど)などが挙げられる。
【0047】
離型剤
離型剤としては従来公知のものを使用出来、例えば低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン、酸化処理されたポリエチレン及びポリプロピレン、酸変性処理されたポリエチレン及びポリプロピレン、カルナウバワックス、脂肪酸アミド等を挙げる事が出来る。離型剤の添加に関してはカラートナーの透明性が損なわれるため、その添加量は極力少量とする事が好ましく、バインダー樹脂100重量部に対し、0.1〜10重量部の添加量が好ましい。
【0048】
荷電制御剤
荷電制御剤も同様に公知のものが用いられる。但し、重合体粒子表面に極性基を有するモノマーを共重合させた場合には、必要がない場合もある。ここで言う極性基とはカルボキシル基、スルホン酸基、アミノ基、アンモニウム塩基等、正負に問わず電荷を有する基を表す。
【0049】
荷電制御剤としては、従来公知のものを使用し得るが、カラートナーの一部を構成するものであるため無色或いは白色のものであることが好ましい。具体例としてはサリチル酸又はサリチル酸誘導体の亜鉛塩等を挙げることが出来る。
【0050】
着色剤の分散
着色剤の分散は、水相中で界面活性剤濃度をCMC以上で行われる。分散方法は、機械的攪拌、例えば、サンドグラインダー、音波処理、例えば、超音波分散、加圧分散、例えば、マントンゴーリン等が用いられる。
【0051】
重合体粒子の作製(乳化重合)
本発明の顔料含有重合体粒子の製造方法は、着色剤分散液の界面活性剤分散濃度をCMC以下になるまで希釈する。その分散液に水溶性ラジカル重合開始剤を溶解し、エチレン性不飽和単量体を添加し水系析出重合を行い顔料含有重合体粒子を得る方法であって、前記着色剤を重合体粒子中に含有させる。
【0052】
会合融着工程
乳化重合によって生成された重合体粒子を用いて会合、融着を行い非球形状トナーを作製する。会合融着方法としては、特開平5−115572号の方法、すなわち、重合体粒子分散液の臨界凝集濃度以上の凝集剤及び水に対して無限溶解する有機溶媒を添加する方法により非球状粒子を作製することが可能である。
【0053】
いずれの製造方法によるものであれ、本発明のトナーは、外添剤としては従来公知の各種無機微粒子、有機微粒子及び滑剤等を使用し得る。
【0054】
無機微粒子
無機微粒子としては、各種無機酸化物、窒化物、ホウ化物等が好適に使用出来、例えばシリカ、アルミナ、チタニア、ジルコニア、チタン酸バリウム、チタン酸アルミニウム、チタン酸ストロンチウム、窒化ケイ素等が挙げられる。更にはこれら無機微粒子に各種カップリング剤等により疎水化処理されている事が好ましい。
【0055】
有機微粒子
有機微粒子としては、ビニル系樹脂、シリコーン系樹脂、フッ素系樹脂、メラミン樹脂等より成る各種樹脂微粒子を好適に使用し得る。
【0056】
滑剤
滑剤には、例えばステアリン酸、オレイン酸等の各種高級脂肪酸のアルミニウム、ナトリウム、ストロンチウム、マグネシウム、カルシウム、亜鉛等の各種金属塩を使用し得る。
【0057】
本発明のトナーを二成分現像剤として用いる場合のキャリアとしては、鉄、フェライト等の磁性材料粒子のみで構成される非被覆キャリア、或いは磁性材料粒子表面を樹脂などにより被覆した樹脂被覆キャリアのいずれを使用しても良い。このキャリアの平均粒径は体積平均粒径で15〜100μmが好ましい。被覆用樹脂としてはスチレン−アクリル樹脂などの従来より公知の材料を使用することが出来る。
【0058】
本発明のイエロートナーが適用されるカラー画像形成方法としては、特に限定されるものではないが、例えば感光体上に繰り返して現像を行い、カラートナーの重ね合わせ画像を感光体上に形成した後に紙等の転写紙に一括転写を行う画像形成方法や、感光体上に形成された画像を逐次中間転写体等に転写して、カラートナーの重ね合わせ画像を中間転写体上に形成した後に転写紙に転写する方法等が使用できる。
【0059】
【実施例】
以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明の態様はこれに限定されない。
【0060】
実施例着色粒子A1の製造
本発明のイエロー着色剤として、C.I.Solvent Yellow 93(OPLAS YELLOW 140:オリエント化学社製)11gを、ドデシル硫酸ナトリウム5.6gを純水120ml中に溶解した溶液中に添加し、攪拌及び超音波を付与する事によりイエロー着色剤の水分散液を予め調製した。又、低分子量ポリプロピレン(数平均分子量=3000)を熱を加えながら界面活性剤により固形分濃度が30重量%となる様に水中に乳化させた乳化分散液を予め調製した。
【0061】
上記イエロー着色剤分散液に低分子量ポリプロピレン乳化分散液60gを混合し、更に重合性単量体として、スチレンモノマー220g、n−ブチルアクリレートモノマー40g、メタクリル酸モノマー12g及び連鎖移動剤としてt−ドデシルメルカプタン5.4g、脱気済み純水2100mlを追加した後に、窒素気流下にて攪拌を行いながら70℃まで昇温した。次いで重合開始剤として過硫酸カリウム4.3gを純水440mlに溶解せしめて加え、70℃にて3時間保持し乳化重合を行った。この様にして得られた、着色剤含有重合体粒子の分散液を「実施例重合液A1」とする。
【0062】
次いでこの実施例重合液A1の1000mlに対して水酸化ナトリウムを加えてpH=7.5に調整した後に、2.7mol%塩化カリウム水溶液を275ml添加し、更にイソプロピルアルコール180mlを添加し、85℃に保持して6時間攪拌、反応を行った。得られた反応液を濾過、水洗し、更に乾燥、解砕して着色粒子を得た。
【0063】
この着色粒子を「実施例着色粒子A1」とする。
【0064】
実施例着色粒子A2の製造
実施例着色粒子A1の製造に於いて、添加する2.7mol%塩化カリウム水溶液の添加量を340mlとした以外は同様にして「実施例着色粒子A2」を得た。
【0065】
実施例着色粒子A3の製造
脱気済み純水2500ml中に、ドデシル硫酸ナトリウム6g、実施例着色粒子A1の製造に使用したものと同様の低分子量ポリプロピレン乳化分散液60gを混合し、更にスチレンモノマー220g、n−ブチルアクリレートモノマー40g、メタクリル酸モノマー15g、及び連鎖移動剤としてt−ドデシルメルカプタン5.0gを添加し、窒素気流下にて攪拌を行いながら70℃まで昇温した。次いで重合開始剤として過硫酸カリウム5.0gを純水440mlに溶解せしめて加え、70℃にて3時間保持し乳化重合を行い非着色の重合体粒子の分散液を得た後に、実施例着色粒子1の製造に使用したものと同様のイエロー着色剤の水分散液140mlを添加して、更に70℃にて1時間攪拌して着色剤含有重合体粒子の分散液を得た。これを「実施例重合液A3」とする。
【0066】
次いでこの「実施例重合液A3」1000mlに対して水酸化ナトリウムを加えてpH=7.5に調整した後に、2.7mol%塩化カリウム水溶液を275ml添加し、更にイソプロピルアルコール180mlを添加し、85℃に保持して6時間攪拌,反応を行った。得られた反応液を濾過,水洗し、更に乾燥,解砕して着色粒子を得た。この着色粒子を「実施例着色粒子A3」とする。
【0067】
実施例着色粒子A4の製造
脱気済み純水2500ml中に、ドデシル硫酸ナトリウム6g、実施例着色粒子A1の製造に使用したものと同様の低分子量ポリプロピレン乳化分散液60gを混合し、更にスチレンモノマー220g、n−ブチルアクリレートモノマー40g、メタクリル酸モノマー15g、及び連鎖移動剤としてt−ドデシルメルカプタン5.0gを添加し、窒素気流下にて攪拌を行いながら70℃まで昇温した。次いで重合開始剤として過硫酸カリウム5.5gを純水440mlに溶解せしめて加え、70℃にて3時間保持し乳化重合を行い、非着色の重合体粒子の分散液を得た。これを「実施例重合液A4」とする。
【0068】
次いでこの「実施例重合液A4」1000mlに対して実施例着色粒子1の製造に使用したものと同様のイエロー着色剤の水分散液45mlを加え、更に水酸化ナトリウムを加えてpH=7.5に調整した後に、更に2.7mol%塩化カリウム水溶液を320ml添加し、更にイソプロピルアルコール180mlを添加した後に85℃に保持して6時間攪拌し、会合凝集反応を行った。得られた反応液を濾過,水洗し、更に乾燥,解砕して着色粒子を得た。この着色粒子を「実施例着色粒子A4」とする。
【0069】
実施例着色粒子A5の製造
実施例重合液A4の1000mlに対して水酸化ナトリウムを加えてpH=7.5に調整した後に、2.7mol%塩化カリウム水溶液を320ml添加し、更にイソプロピルアルコール170mlを添加し、85℃に保持して6時間攪拌して会合凝集反応を行った。更に得られた反応液を冷却後、実施例着色粒子A1の製造に使用したものと同じ着色剤12gを3600mlのイソプロピルアルコール中に分散した分散液中に投じて、65℃に再度昇温して6時間攪拌して着色粒子を着色剤により染色せしめた後に、冷却、濾過、水洗、乾燥、解砕を経て着色粒子を得た。この着色粒子を「実施例着色粒子A5」とする。
【0070】
実施例着色粒子B1〜B5の製造
実施例着色粒子A1〜A5の各々の製造に於いて使用する着色剤を、C.I.Solvent Yellow 93 に代えてC.I.Solvent Yellow 162(Neopen Yellow 075:BASF社製)を使用した以外は実施例着色粒子A1〜A5とそれぞれ同様の製造方法により得られた着色粒子を「実施例着色粒子B1〜B5」とする。
【0075】
比較用着色粒子1の製造
実施例重合液A1の製造に於いて、比較用着色剤としてC.I.Pigment Yellow 17(KET Yellow 403:大日本インキ社製)を使用した以外は同様にして「比較例重合液1」を得た。更に比較用重合液1を使用して実施例着色粒子A1の製造と同様にして「比較例着色粒子1」を得た。
【0076】
比較用着色粒子2の製造
実施例重合液A1の製造に於いて、比較用着色剤としてC.I.Solvent.Yellow 77(Kayaset Yellow G:日本化薬製)を使用した以外は同様にして「比較例重合液2」を得た。更に比較用重合液2を使用して実施例着色粒子A1の製造と同様にして「比較例着色粒子2」を得た。
【0077】
上記実施例着色粒子A1〜B5、及び比較用着色粒子1,2に於ける体積平均粒径及び変動係数を表1にまとめて示す。
【0078】
【表1】
【0079】
これらの着色粒子は、いずれも該着色粒子100重量部に対して、疎水性シリカ(R−972:日本アエロジル製)0.6重量部、及び疎水性チタニア(T−805:日本アエロジル製)0.6重量部を添加混合して、各着色粒子に対応するトナーである「実施例トナーA1〜A5」、「実施例トナーB1〜B5」及び「比較例トナー1,2」を得た。
【0080】
更にこれらのトナーは何れも、表面にスチレン−メチルメタクリレート共重合体樹脂の被覆層を有し、体積平均粒径が30μmであるフェライトコアキャリアとトナー濃度が10重量%となる様に混合し、二成分現像剤として評価を行った。
【0081】
上記の現像剤を使用して画像の出力を行い性能評価を行った。画像形成装置としてはコニカ社製カラー複写機Konica9028を使用して画像の出力を行った。
【0082】
OHP透過性
OHPシート上に形成された画像の分光透過率を日立製作所製「330型自記分光光度計」により測定し、570nmの波長に於ける可視分光透過率を求め、OHP画像の透明性の尺度とした。尚、OHPシート上へのトナーの付着量は0.7±0.05mg/cm2とし、トナーの担持されていないOHPシートを分光光度測定のリファレンスとした。
【0083】
耐光性
普通紙上に形成した画像に対しカーボンアーク燈を48時間照射し、照射前後での画像の色度を測定し、照射前に対する色差の変化を調べた。色度の測定はマクベス社製分光光度計「カラーアイCE−7000」を使用した。
【0084】
キャリア汚染
各トナーを使用した現像剤を、単体で駆動できる構造に改造した現像器中に入れ、現像器による攪拌を120分間行った後に現像剤を回収し、更に界面活性剤によりトナーを洗い流してキャリアのみを回収した。このキャリア20gをメチルエチルケトン25ml中に入れて攪拌し、キャリアの被覆層であるスチレン−メチルメタクリレート樹脂を溶解した後にキャリアコアを磁力により保持しながらこの溶液を回収した。得られた溶液の400nmに於ける吸光度を日立製作所製「330型自記分光光度計」により測定し、イエロー着色剤によるキャリア粒子の汚染の度合いを評価した。
【0085】
評価結果を表2にまとめて示す。
【0086】
【表2】
【0087】
表2より伺い知れる様に、本発明の着色剤を使用した実施例トナーでは着色剤の分散性に優れる事により、何れも良好なOHP透過性を示すと共に、耐光性、耐褪色性に優れ、長期に亘り色度が維持されている。又、キャリアとの混合に於いても着色剤の遊離によるキャリアの汚染は生じていない。
【0088】
比較例トナー1では顔料の分散性に劣り、OHPでの発色が不良であった。比較例トナー2では染料の耐光性に劣り、褪色が生じて色度の変動を発生した。更に、比較例トナー1,2共に着色剤の遊離によるキャリアの汚染を発生した。
【0089】
【発明の効果】
本発明により、バインダー樹脂中への分散性に優れ、且つ耐光性,耐褪色性に於いても良好な着色剤を見出し、小粒径で粒度分布の狭い優れたカラートナーとその製造方法を提供することが出来る。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a color toner that can be used in an image output device such as a copying machine or a printer using electrophotography, and a method for manufacturing the color toner.
[0002]
[Prior art]
In recent years, in image output devices such as copiers and printers using electrophotography, toner particles have been actively reduced in size for the purpose of improving image quality. Improvement is the purpose.
[0003]
However, in the case of a two-component developer composed of a toner and a carrier, various problems in development performance such as development fog, toner scattering, and image density deterioration with time are more noticeable with the use of a small-diameter toner. It has become. The main cause of these problems is that in the case of a toner having a reduced diameter, physical adhesion such as van der Waals force acting between carrier particles is strengthened. Small diameter and fine particle components in the toner particle size distribution accumulate on the carrier surface and inhibit frictional charging with the newly replenished toner. For this reason, it is conceivable that the problem of so-called selective development, in which sufficient frictional charging performance cannot be imparted and, as a result, weakly charged toner is generated and fogging and toner scattering occur, becomes significant.
[0004]
To solve this problem of selective development, a method of reducing the fine particle component in the toner by narrowing the particle size distribution of the toner is used as an effective means for achieving high image quality while avoiding the above problem. These toners having a narrow particle size distribution can be generally obtained by performing a classification operation in the toner manufacturing process even in the so-called pulverization method, but in recent years, a toner manufacturing method by a polymerization method has been applied. By doing so, it can be obtained efficiently.
[0005]
Such a technique for improving the image quality by reducing the diameter of the toner is expected to be effective not only in conventional monochrome image formation but also in application to a full-color image formation process. In such full-color image formation, since a variety of color reproduction is required by superimposing a plurality of color toners, when a small diameter toner is used, the color mixing of the superimposed toners is excellent, and color reproduction is achieved. The area can be expanded. This is considered to be due to the fact that the heat capacity of the individual toner particles is reduced by the small-diameter toner, and that the melting and mixing of the toner particles during fixing greatly contributes. In addition, since the surface of the fixed image is smoothed by the small-diameter toner, an effect of improving the image quality and expanding the color reproduction range is expected.
[0006]
On the other hand, in the color toner, the dispersibility of the colorant is an important issue from the viewpoint of the color development performance, and a fine and uniform dispersion of the colorant is required. That is, when the dispersed particle diameter of the colorant is coarse, the color developability of the color toner is impaired, and in particular, sufficient color reproduction cannot be achieved when a plurality of colors are mixed. As the most remarkable problem, the transparency of the toner layer is impaired due to the presence of coarse colorant particles, so that the color developability particularly in an image projected by an overhead projector (hereinafter also referred to as an OHP image) is deteriorated.
[0007]
As colorants for color toners, dyes or pigments have been generally used. However, in the case of using a dye having compatibility with a binder resin as a colorant for the above-mentioned dispersibility problem, Although it is excellent in dispersibility, it has a problem in that it is inferior in light resistance, so that fading or the like is likely to occur, and stable color development performance over a long period of time cannot be maintained. On the other hand, although the pigments are good in terms of weather resistance, they are generally difficult to uniformly disperse in the binder resin because of their high cohesiveness. Although a technique for using a pigment as a processing color material by a flushing method, a master batch method, or the like has been reported in advance, an increase in manufacturing man-hours and an increase in cost are inevitable.
[0008]
In addition, in the toner production method by the polymerization method advantageous for production with respect to the above-mentioned reduction in toner diameter, there are difficulties inherent in the production method regarding the application of the colorant. For example, resin particles generated in the polymerization process If the affinity between the colorant and the colorant is low, poor incorporation of the colorant into the toner particles to be produced occurs, and the problem of leading to carrier contamination due to the generation of the free colorant, and the colorant to the polymerization system Problems such as formation of oligomer components and residual monomers due to the inhibition of the progress of the polymerization reaction due to the intervention have been pointed out.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to find a colorant which is excellent in dispersibility in a binder resin and has good weather resistance and fading resistance, and provides an excellent color toner having a small particle size and a narrow particle size distribution. It is in.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The object of the present invention is achieved by adopting the following configuration.
[0011]
[1] a polymer fine particles obtained by emulsion polymerization is prepared by a method in which a plurality association agglomeration, the volume average particle diameter of 3 to 8 [mu] m, and coefficient of variation of the particle size distribution calculated from the volume particle size distribution is less than 30 a der Luke Ratona, C. as a coloring agent in the color toner I. A color toner comprising a compound classified as Solvent Yellow 93.
[0012]
[2] Manufactured by a method in which a plurality of polymer fine particles obtained by emulsion polymerization are aggregated and aggregated, the volume average particle size is 3 to 8 μm, and the coefficient of variation of the particle size distribution calculated from the volume particle size distribution is less than 30 a der Luke Ratona, C. as a coloring agent in the color toner I. A color toner comprising a compound classified as Solvent Yellow 162.
[0017]
[ 3 ] The color toner according to [1] or [2] is associated with a dispersion of the polymer fine particles by adding a coagulant having a critical coagulation concentration or higher and an organic solvent infinitely soluble in water. A method for producing a color toner, characterized by being prepared.
[0018]
As a result of intensive studies on the improvement of the dispersibility of the colorant, the present inventors have found a specific yellow colorant that is excellent in dispersibility in the binder resin, and that is also excellent in weather resistance and fading resistance, The present invention has been reached.
[0019]
In particular, when the yellow colorant is used in a toner production method by a polymerization method, a toner having a small particle size and a narrow particle size distribution is obtained by exhibiting uniform dispersion in the toner particles without generating colorant liberation. Can be obtained efficiently. The obtained toner achieves extremely good color development performance, particularly improvement in color development in an OHP image, and avoids the problem of selective development associated with the reduction in the toner particle size, and is good and stable. The development performance can be demonstrated over a long period of time.
[0020]
Incidentally, the coefficient of variation of volume-average particle size and particle size distribution of the present invention, the Coulter particle size analyzer "Coulter Multisizer II", is calculated from the volume particle size distribution measured using a 100μm aperture Use the value.
[0021]
If the volume average particle size of the toner is larger than 7 μm, the saturation of the color image tends to be reduced particularly in an OHP image, and if it is smaller than 3 μm, the charging property is deteriorated during development, and the unexposed portion is fogged. Is likely to occur.
[0022]
The present invention is described in detail below.
[0023]
The yellow colorant used in the toner of the present invention is C.I. I. Compounds classified as Solvent Yellow 93, and / or C.I. I. These compounds are classified as Solvent Yellow 162 , and the amount of these added is 0.1 to 15 parts by weight, preferably 1.0 to 10 parts by weight, based on 100 parts by weight of the binder resin.
[0024]
Here, C.I. I. Is an abbreviation for COLOR INDEX (THE THIRDEDITION), and as is well known, is issued by THE SOCIETY OF DYERS AND COLORISTS. For example, “C.I. Solvent Yellow 93” refers to the compound No. registered therein. Represents.
[0025]
For the method for producing a toner using a colorant of the present invention, Ru have use the method for a plurality association coagulate the polymer fine particles obtained by emulsifying polymerization. More specifically, as a polymerization step, first, the yellow colorant of the present invention is dispersed in an aqueous solution with a surfactant in advance, and then emulsion polymerization is performed by adding a water-soluble radical polymerization initiator and a polymerizable monomer. . After obtaining the polymer particles containing the yellow colorant of the present invention, then as an associating step, the method of JP-A-5-115572, that is, with respect to the flocculant and water above the critical aggregation concentration of the polymer particle dispersion A plurality of the polymer particles are associated with each other by adding an infinitely soluble organic solvent to produce associative colored particles. The toner particle size of the present invention can be achieved by appropriately adjusting the addition amount of the flocculant, organic solvent and other additives in this association step, or the polymer composition.
[0026]
As the polymerizable monomer, a hydrophobic monomer is an essential constituent component, and a hydrophilic monomer and a crosslinkable monomer are used as necessary.
[0027]
1) Hydrophobic monomer The hydrophobic monomer constituting the monomer component is not particularly limited, and conventionally known monomers can be used. Moreover, it can be used combining 1 type (s) or 2 or more types so that the required characteristic may be satisfy | filled.
[0028]
Specifically, monovinyl aromatic monomers, (meth) acrylic acid ester monomers, vinyl ester monomers, vinyl ether monomers, monoolefin monomers, diolefin monomers , Halogenated olefin monomers and the like can be used.
[0029]
Examples of vinyl aromatic monomers include styrene, o-methyl styrene, m-methyl styrene, p-methyl styrene, p-methoxy styrene, p-phenyl styrene, p-chloro styrene, p-ethyl styrene, p. -N-butyl styrene, p-tert-butyl styrene, pn-hexyl styrene, pn-octyl styrene, pn-nonyl styrene, pn-decyl styrene, pn-dodecyl styrene, 2, Examples thereof include styrene monomers such as 4-dimethylstyrene and 3,4-dichlorostyrene and derivatives thereof.
[0030]
Examples of acrylic monomers include acrylic acid, methacrylic acid, methyl acrylate, ethyl acrylate, butyl acrylate, 2-ethylhexyl acrylate, cyclohexyl acrylate, phenyl acrylate, methyl methacrylate, methyl methacrylate, methacrylic acid. Examples include butyl acid, hexyl methacrylate, 2-ethylhexyl methacrylate, ethyl β-hydroxyacrylate, propyl γ-aminoacrylate, stearyl methacrylate, dimethylaminoethyl methacrylate, diethylaminoethyl methacrylate, and the like.
[0031]
Examples of vinyl ester monomers include vinyl acetate, vinyl propionate, and vinyl benzoate.
[0032]
Examples of the vinyl ether monomer include vinyl methyl ether, vinyl ethyl ether, vinyl isobutyl ether, vinyl phenyl ether and the like.
[0033]
Examples of the monoolefin monomer include ethylene, propylene, isobutylene, 1-butene, 1-pentene, 4-methyl-1-pentene and the like.
[0034]
Examples of the diolefin monomer include butadiene, isoprene, chloroprene and the like.
[0035]
2) Hydrophilic monomer The hydrophilic monomer constituting the monomer component is not particularly limited, and conventionally known monomers can be used. Moreover, it can be used combining 1 type (s) or 2 or more types so that the required characteristic may be satisfy | filled.
[0036]
For example, amine-based compounds such as carboxyl group-containing monomers, sulfonic acid group-containing monomers, primary amines, secondary amines, tertiary amines, and quaternary ammonium salts can be used.
[0037]
Examples of the carboxylic acid group-containing monomer include fumaric acid, maleic acid, itaconic acid, cinnamic acid, maleic acid monobutyl ester, maleic acid monooctyl ester and the like.
[0038]
Examples of the sulfonic acid group-containing monomer include styrene sulfonate, allylsulfosuccinic acid, octyl allylsulfosuccinate, and the like.
[0039]
Examples of amine compounds include dimethylaminoethyl acrylate, dimethylaminoethyl methacrylate, diethylaminoethyl acrylate, diethylaminoethyl methacrylate, 3-dimethylaminophenyl acrylate, 2-hydroxy-3-methacryloxypropyltrimethylammonium salt, and the like. .
[0040]
3) A crosslinkable monomer may be added to improve the properties of the crosslinkable monomer polymer particles. Examples of the crosslinkable monomer include those having two or more unsaturated bonds such as divinylbenzene, divinylnaphthalene, divinyl ether, diethylene glycol methacrylate, ethylene glycol dimethacrylate, polyethylene glycol dimethacrylate, and diallyl phthalate.
[0041]
In many cases, the monomer according to the present invention is appropriately selected within the range of 99.9 to 85 weight percent for the hydrophobic monomer and 0.1 to 15 weight percent for the hydrophilic monomer.
[0042]
For the purpose of adjusting the chain transfer agent molecular weight, a commonly used chain transfer agent can be used. The chain transfer agent is not particularly limited, and mercaptans such as octyl mercaptan, dodecyl mercaptan, and t-dodecyl mercaptan are used.
[0043]
Polymerization initiator The radical polymerization initiator used in the present invention can be appropriately used as long as it is water-soluble. For example, persulfates (potassium persulfate, ammonium persulfate, etc.), azo compounds (4,4′-azobis-4-cyanovaleric acid and its salts, 2,2′-azobis (2-amidinopropane) salts, etc.), An oxide compound etc. are mentioned.
[0044]
Furthermore, the radical polymerization initiator can be combined with a reducing agent as necessary to form a redox initiator. By using a redox initiator, the polymerization activity is increased, the polymerization temperature is lowered, and the polymerization time can be further shortened.
[0045]
The polymerization temperature may be any temperature as long as it is equal to or higher than the lowest radical generation temperature of the polymerization initiator. For example, a range of 50 ° C. to 80 ° C. is used. However, it is also possible to perform polymerization at room temperature or higher by using a polymerization initiator that starts at room temperature, for example, a combination of hydrogen peroxide and a reducing agent (ascorbic acid or the like).
[0046]
Surfactants Surfactants include sulfonates (sodium dodecylbenzene sulfonate, sodium arylalkyl polyether sulfonate, 3,3-disulfone diphenylurea-4,4-diazo-bis-amino-8-naphthol-6 Sodium sulfonate, ortho-carboxybenzene-azo-dimethaniline, 2,2,5,5-tetramethyl-triphenylmethane-4,4-diazo-bis-β-naphthol-6-sodium sulfonate, etc.), sulfuric acid Ester salt (sodium tetradecyl sulfate, sodium pentadecyl sulfate, sodium octyl sulfate, etc.), fatty acid salt (sodium oleate, sodium laurate, sodium caprate, sodium caprylate, sodium caproate, potassium stearate, calcium oleate) Etc.), and the like.
[0047]
As the release agent, conventionally known release agents can be used, such as low molecular weight polyethylene, low molecular weight polypropylene, oxidized polyethylene and polypropylene, acid-modified polyethylene and polypropylene, carnauba wax, fatty acid amide and the like. I can list. Regarding the addition of the release agent, since the transparency of the color toner is impaired, the addition amount is preferably as small as possible, and the addition amount is preferably 0.1 to 10 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the binder resin.
[0048]
Similarly, a known charge control agent is used as the charge control agent. However, it may not be necessary when a monomer having a polar group is copolymerized on the surface of the polymer particles. The polar group mentioned here represents a group having a charge regardless of positive or negative, such as a carboxyl group, a sulfonic acid group, an amino group, and an ammonium base.
[0049]
As the charge control agent, a conventionally known one can be used, but it is preferably colorless or white because it constitutes a part of the color toner. Specific examples include zinc salts of salicylic acid or salicylic acid derivatives.
[0050]
Dispersion of Colorant The colorant is dispersed in the aqueous phase at a surfactant concentration of CMC or higher. As a dispersion method, mechanical stirring, for example, a sand grinder, sonication, for example, ultrasonic dispersion, pressure dispersion, for example, Manton Gorin, or the like is used.
[0051]
Production of polymer particles (emulsion polymerization)
In the method for producing pigment-containing polymer particles of the present invention, the surfactant dispersion concentration of the colorant dispersion is diluted until it becomes CMC or less. Dissolving a water-soluble radical polymerization initiator in the dispersion, adding an ethylenically unsaturated monomer, and performing aqueous precipitation polymerization to obtain pigment-containing polymer particles, wherein the colorant is incorporated into the polymer particles Contain.
[0052]
Associating and fusing process A non-spherical toner is produced by associating and fusing using polymer particles produced by emulsion polymerization. As the associative fusion method, non-spherical particles are produced by the method of Japanese Patent Application Laid-Open No. 5-115572, that is, a method of adding an aggregating agent having a critical aggregation concentration or higher of the polymer particle dispersion and an organic solvent that is infinitely soluble in water. It is possible to produce.
[0053]
Regardless of the production method, the toner of the present invention may use various kinds of conventionally known inorganic fine particles, organic fine particles, lubricants and the like as external additives.
[0054]
Inorganic fine particles As inorganic fine particles, various inorganic oxides, nitrides, borides and the like can be suitably used, for example, silica, alumina, titania, zirconia, barium titanate, aluminum titanate, strontium titanate, silicon nitride, etc. It is done. Furthermore, it is preferable that these inorganic fine particles are subjected to a hydrophobic treatment with various coupling agents.
[0055]
Organic fine particles As the organic fine particles, various resin fine particles composed of vinyl resin, silicone resin, fluorine resin, melamine resin, and the like can be suitably used.
[0056]
As the lubricant, various metal salts such as aluminum, sodium, strontium, magnesium, calcium, and zinc of various higher fatty acids such as stearic acid and oleic acid can be used.
[0057]
As a carrier when the toner of the present invention is used as a two-component developer, either a non-coated carrier composed only of magnetic material particles such as iron or ferrite, or a resin-coated carrier whose magnetic material particle surface is coated with a resin or the like is used. May be used. The average particle diameter of the carrier is preferably 15 to 100 μm in terms of volume average particle diameter. Conventionally known materials such as styrene-acrylic resin can be used as the coating resin.
[0058]
The color image forming method to which the yellow toner of the present invention is applied is not particularly limited. For example, after repeated development on a photoconductor to form a superimposed image of color toners on the photoconductor An image forming method that performs batch transfer onto transfer paper such as paper, or an image formed on a photoconductor is sequentially transferred to an intermediate transfer body, etc., and a color toner superimposed image is formed on the intermediate transfer body and then transferred. A method of transferring to paper can be used.
[0059]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, although an Example is given and this invention is demonstrated in detail, the aspect of this invention is not limited to this.
[0060]
Example Production of Colored Particle A1 As a yellow colorant of the present invention, C.I. I. 11 g of Solvent Yellow 93 (OPLAS YELLOW 140: manufactured by Orient Chemical Co., Ltd.) was added to a solution obtained by dissolving 5.6 g of sodium dodecyl sulfate in 120 ml of pure water, and the water of the yellow colorant was added by stirring and applying ultrasonic waves. A dispersion was prepared in advance. Also, an emulsified dispersion was prepared in advance by emulsifying low molecular weight polypropylene (number average molecular weight = 3000) in water so that the solid concentration was 30% by weight with a surfactant while heating.
[0061]
The yellow colorant dispersion is mixed with 60 g of a low molecular weight polypropylene emulsified dispersion. Further, 220 g of a styrene monomer, 40 g of an n-butyl acrylate monomer, 12 g of a methacrylic acid monomer, and t-dodecyl mercaptan as a chain transfer agent. After adding 5.4 g and 2100 ml of degassed pure water, the temperature was raised to 70 ° C. while stirring in a nitrogen stream. Next, 4.3 g of potassium persulfate as a polymerization initiator was dissolved in 440 ml of pure water and added, and the mixture was held at 70 ° C. for 3 hours for emulsion polymerization. The dispersion liquid of the colorant-containing polymer particles obtained in this manner is referred to as “Example polymerization liquid A1”.
[0062]
Subsequently, sodium hydroxide was added to 1000 ml of the polymerization liquid A1 of this example to adjust the pH to 7.5, 275 ml of a 2.7 mol% aqueous potassium chloride solution was added, and 180 ml of isopropyl alcohol was further added, and 85 ° C. The mixture was stirred and reacted for 6 hours. The obtained reaction liquid was filtered, washed with water, further dried and crushed to obtain colored particles.
[0063]
This colored particle is referred to as “Example colored particle A1”.
[0064]
Production of Example Colored Particles A2 “Example Colored Particles A2” were obtained in the same manner as in Example Colored Particles A1, except that the amount of 2.7 mol% potassium chloride aqueous solution added was changed to 340 ml.
[0065]
Production of Example Colored Particles A3 In 2500 ml of degassed pure water, 6 g of sodium dodecyl sulfate and 60 g of a low molecular weight polypropylene emulsified dispersion similar to those used in the production of Example Colored Particles A1 were mixed, and further 220 g of styrene monomer. Then, 40 g of n-butyl acrylate monomer, 15 g of methacrylic acid monomer, and 5.0 g of t-dodecyl mercaptan were added as a chain transfer agent, and the temperature was raised to 70 ° C. while stirring in a nitrogen stream. Next, 5.0 g of potassium persulfate as a polymerization initiator was dissolved in 440 ml of pure water and added, and held at 70 ° C. for 3 hours to carry out emulsion polymerization to obtain a dispersion of non-colored polymer particles. 140 ml of an aqueous dispersion of a yellow colorant similar to that used for the production of the particles 1 was added and further stirred at 70 ° C. for 1 hour to obtain a dispersion of colorant-containing polymer particles. This is designated as “Example polymerization liquid A3”.
[0066]
Next, sodium hydroxide was added to 1000 ml of this “Example polymerization solution A3” to adjust the pH to 7.5, 275 ml of 2.7 mol% aqueous potassium chloride solution was added, and 180 ml of isopropyl alcohol was further added. The mixture was stirred at 6 ° C. for 6 hours and reacted. The obtained reaction solution was filtered, washed with water, dried and crushed to obtain colored particles. This colored particle is referred to as “Example colored particle A3”.
[0067]
Production of Example Colored Particle A4 In 2500 ml of degassed pure water, 6 g of sodium dodecyl sulfate and 60 g of a low molecular weight polypropylene emulsified dispersion similar to those used in the production of Example Colored Particle A1 were mixed, and further 220 g of styrene monomer. Then, 40 g of n-butyl acrylate monomer, 15 g of methacrylic acid monomer, and 5.0 g of t-dodecyl mercaptan were added as a chain transfer agent, and the temperature was raised to 70 ° C. while stirring in a nitrogen stream. Next, 5.5 g of potassium persulfate as a polymerization initiator was dissolved in 440 ml of pure water and added, and held at 70 ° C. for 3 hours for emulsion polymerization to obtain a dispersion of non-colored polymer particles. This is designated as “Example polymerization liquid A4”.
[0068]
Next, 45 ml of an aqueous dispersion of a yellow colorant similar to that used in the production of Example Colored Particles 1 was added to 1000 ml of “Example Polymerization Solution A4”, and sodium hydroxide was further added to adjust pH = 7.5. Then, 320 ml of a 2.7 mol% aqueous potassium chloride solution was further added, 180 ml of isopropyl alcohol was further added, and the mixture was kept at 85 ° C. and stirred for 6 hours to carry out an association aggregation reaction. The obtained reaction solution was filtered, washed with water, dried and crushed to obtain colored particles. This colored particle is referred to as “Example colored particle A4”.
[0069]
Example Preparation of Colored Particles A5 Example 1000 ml of polymerization liquid A4 was adjusted to pH = 7.5 by adding sodium hydroxide, 320 ml of 2.7 mol% aqueous potassium chloride solution was added, and 170 ml of isopropyl alcohol was further added. The solution was added and held at 85 ° C. and stirred for 6 hours to carry out an aggregation aggregation reaction. Further, after cooling the obtained reaction liquid, 12 g of the same colorant used in the production of Example colored particles A1 was poured into a dispersion liquid dispersed in 3600 ml of isopropyl alcohol, and the temperature was raised to 65 ° C. again. After stirring for 6 hours and coloring the colored particles with a colorant, colored particles were obtained through cooling, filtration, washing with water, drying and crushing. This colored particle is referred to as “Example colored particle A5”.
[0070]
Example Colored Particles B1 to B5 Production Example Colorants used in the production of each of the colored particles A1 to A5 are C.I. I. Instead of Solvent Yellow 93, C.I. I. The colored particles obtained by the same production method as Example colored particles A1 to A5 except that Solvent Yellow 162 (Neopen Yellow 075: manufactured by BASF) was used are referred to as “Example colored particles B1 to B5”.
[0075]
Production Example of Comparative Colored Particle 1 In the production of the polymerization liquid A1, C.I. I. “Comparative Example Polymer 1” was obtained in the same manner except that Pigment Yellow 17 (KET Yellow 403: manufactured by Dainippon Ink, Inc.) was used. Furthermore, using the comparative polymerization liquid 1, “Comparative Example Colored Particles 1” was obtained in the same manner as in the production of Example Colored Particles A1.
[0076]
Production Example of Comparative Colored Particle 2 In the production of the polymerization liquid A1, C.I. I. Solvent. A “Comparative Example Polymerization Solution 2” was obtained in the same manner except that Yellow 77 (Kayaset Yellow G: manufactured by Nippon Kayaku Co., Ltd.) was used. Furthermore, using the comparative polymerization liquid 2, “Comparative Example Colored Particles 2” was obtained in the same manner as in the production of Example Colored Particles A1.
[0077]
Table 1 summarizes the volume average particle diameter and coefficient of variation of the above colored particles A1 to B5 in Examples and the colored particles 1 and 2 for comparison.
[0078]
[Table 1]
[0079]
These colored particles are all 0.6 parts by weight of hydrophobic silica (R-972: manufactured by Nippon Aerosil) and hydrophobic titania (T-805: manufactured by Nippon Aerosil) with respect to 100 parts by weight of the colored particles. It was added and mixed .6 parts by weight, a toner corresponding to the colored particles "example toner A1~A5" to give "example toner B1~B5"及 beauty "Comparative toner 1".
[0080]
Furthermore, all of these toners have a coating layer of a styrene-methyl methacrylate copolymer resin on the surface, and are mixed with a ferrite core carrier having a volume average particle size of 30 μm so that the toner concentration becomes 10% by weight. Evaluation was performed as a two-component developer.
[0081]
An image was output using the developer described above, and the performance was evaluated. As an image forming apparatus, a color copying machine Konica 9028 manufactured by Konica was used to output an image.
[0082]
The spectral transmittance of the image formed on the OHP transparent OHP sheet was measured with a “330 type automatic spectrophotometer” manufactured by Hitachi, and the visible spectral transmittance at a wavelength of 570 nm was determined. A scale. Incidentally, the amount of toner adhering onto the OHP sheet and 0.7 ± 0.05mg / cm 2, and the OHP sheet that is not supported in the toner and the reference spectrophotometric measurement.
[0083]
The image formed on the light-resistant plain paper was irradiated with a carbon arc soot for 48 hours, the chromaticity of the image before and after the irradiation was measured, and the change in the color difference before the irradiation was examined. For the measurement of chromaticity, a spectrophotometer “Color Eye CE-7000” manufactured by Macbeth Co. was used.
[0084]
The developer using carrier-contaminated toner is put into a developer that has been modified to a structure that can be driven alone, and after stirring for 120 minutes, the developer is recovered, and the toner is washed away with a surfactant. Only the carrier was recovered. 20 g of this carrier was placed in 25 ml of methyl ethyl ketone and stirred, and after dissolving the styrene-methyl methacrylate resin as the carrier coating layer, this solution was recovered while holding the carrier core magnetically. Absorbance at 400 nm of the obtained solution was measured with a “330 self-recording spectrophotometer” manufactured by Hitachi, Ltd., and the degree of contamination of the carrier particles by the yellow colorant was evaluated.
[0085]
The evaluation results are summarized in Table 2.
[0086]
[Table 2]
[0087]
As can be seen from Table 2, the toners of the examples using the colorant of the present invention are excellent in dispersibility of the colorant, so that both show good OHP permeability, and are excellent in light resistance and fading resistance. The chromaticity is maintained for a long time. In addition, the carrier is not contaminated by the liberation of the colorant even when mixed with the carrier.
[0088]
In Comparative Example Toner 1, the dispersibility of the pigment was inferior and the color development with OHP was poor. In Comparative Example Toner 2, the light resistance of the dye was inferior, and fading occurred, causing a change in chromaticity. Further, both the toners of Comparative Examples 1 and 2 generated carrier contamination due to liberation of the colorant.
[0089]
【The invention's effect】
According to the present invention, a colorant excellent in dispersibility in a binder resin and having good light resistance and fading resistance is found, and an excellent color toner having a small particle size and a narrow particle size distribution and a method for producing the same are provided. I can do it.
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