JP4110856B2 - Manufacturing method of mold - Google Patents
Manufacturing method of mold Download PDFInfo
- Publication number
- JP4110856B2 JP4110856B2 JP2002189058A JP2002189058A JP4110856B2 JP 4110856 B2 JP4110856 B2 JP 4110856B2 JP 2002189058 A JP2002189058 A JP 2002189058A JP 2002189058 A JP2002189058 A JP 2002189058A JP 4110856 B2 JP4110856 B2 JP 4110856B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fluid path
- powder
- metal powder
- fluid
- molding die
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Powder Metallurgy (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、金属粉末に光ビームを照射して結合層を形成し、この結合層を積層一体化して所望の三次元造形物となる粉末結合体を作製する成形金型の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、金属粉末の層にレーザビーム等の光ビームを照射して焼結させることにより、金属粉末が焼結した結合層を形成し、この結合層の上に金属粉末の層を被覆すると共にこの金属粉末に光ビームを照射して焼結させることにより下の結合層と一体になった結合層を形成し、そしてこれを繰り返すことによって、複数の結合層が積層一体化された金属粉末焼結体からなる粉末結合体を作製する方法が、例えば、特許第2620353号公報や特開2000−73108公報等で提供されている。
【0003】
図5は、その一例を示すものであり、まず、図5(a)に示す如く、昇降テーブル1の上に金属粉末2をスキージー3で所定の厚みに分与する。昇降テーブル1は基準テーブル4の側面に沿って昇降するものであり、スキージー3は基準テーブル1の上面と同じレベルで水平方向に往復移動するようにしてある。したがって、昇降テーブル1の上面と基準テーブル4の上面との間のΔtの段差に相当する厚みで金属粉末2の層を昇降テーブル1の上に形成することができる。その後、図5(b)に示す如く、集光レンズ5で集光したレーザビーム等の光ビームLを走査させて、前記金属粉末2の層の必要な部分にのみ同光ビームLを照射することにより、この光ビームLを照射した部分の金属粉末2の層を焼結して、厚みΔtの結合層6aを形成させる。
【0004】
次に、昇降テーブル1をΔtの寸法で下降させ、前記結合層6aの上に金属粉末2を供給して、図5(c)に示す如く、スキージー3によりΔtの厚みで金属粉末2の層を同結合層6aの上に被覆し、次いで、図5(d)に示す如く、この金属粉末2の層の必要な部分にのみ光ビームLを照射して焼結し、結合層6aの上に結合層6bを一体に積層させる。このような操作を必要な層数だけ繰り返すことによって、図5(e)に示す如く、所定数の結合層6a〜6fを積層一体化させ、図6に示す如く、複数の結合層6a〜6fからなる金属粉末焼結体として粉末結合体Aを作製することができるものである。
【0005】
ここで、前記の如く、粉末結合体Aを作製するにあたっては、図7(a)に示すような製品モデル10を設計する際の三次元CADデータに基づき、同製品モデル10を、図7(b)に示す如く、所定の間隔Δtで水平にスライスしたときの各層10a〜10fのスライス面の断面データを得て、このスライス断面データを基に金属粉末2の各層に照射する光ビームLの走査経路を決定し、各層10a〜10fに対応する水平断面形状で各結合層6a〜6bを形成することによって、製品モデル10と同じ三次元形状に造形された粉末結合体Aを作製することができる。
【0006】
そして、このように各結合層6a〜6fを順次形成して積み重ねていく工法を採用することにより、三次元CADにより設計された形状に従って三次元的に切削加工するCAMを用いるような必要がなくなって、二次元的な加工の繰り返しで三次元的に造形された製品を作製することが可能となるもので、複雑な機構の装置を用いることなく三次元造形物を迅速に作製することができるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記の如く、三次元造形物として作製される粉末結合体Aにあって、これを成形金型とする場合には、冷却や加熱等の機能を付与するために、粉末結合体Aの内部に流体が流通される経路を形成することになる。そして、粉末結合体Aの内部には金属粉末2が焼結した緻密な状態で充填されていて、この粉末結合体A内に流体経路を形成する場合には、粉末結合体Aを造形作製した後に、この粉末結合体Aに切削や孔あけ等の加工を施す必要がある。しかしながら、このような切削や孔あけ等の加工では、粉末結合体A内に形成する流体経路の形状が単純なものに制限されて、最適な形状で自由に流体経路を設計し形成することはできないものであった。
【0008】
そこで、本出願人は、粉末結合体内に最適な形状で自由に流体経路を形成することができる三次元造形物の製造方法を提供することを目的として、特願2001−126608を出願している。この出願の請求項4記載の発明では、流体経路となる部分の粉末を溶融結合させないで粉末結合体を作製し、粉末結合体内から流体経路の粉末を抜き出すようにしたので、最適な形状で自由に流体経路を設計し形成することができる上に、流体経路内を流れる流体の流動抵抗が小さくなってその流速や流量を高めることもでき、流体による熱交換等の効果が大きくなるものである。
【0009】
しかしながら、前記出願に係る発明では、次のような問題が残っている。すなわち、流体経路を外部に開通させた状態で粉末結合体を作製すると、この粉末結合体を次工程へ移送運搬する際等に、未結合の粉体が同流体経路から不用意に排出されて上記昇降テーブル1上やその周辺等に飛散し易いものであった。又、金属の粉末結合体の内部に三次元的に流体経路を形成した場合、この流体経路の内壁面には微細なヘアクラックや亀裂が発生する。ここで、流体経路内に流体を流通させると、流体が前記ヘアクラックや亀裂から染み出して粉末結合体の外表面にまで流出する恐れがあり、金型温度調整用の流体経路を備えた成形用金型としては不適となるものであった。
【0010】
本発明は、上記従来の技術における問題を解決すると共に上記本出願人の先願に係る発明における問題をも解決するために発明されたもので、その課題は、粉末結合体内に最適な形状で自由に流体経路を形成することができ、その際、未焼結の金属粉末が適切に排出除去され、しかも、流体経路での流動抵抗が小さくなって、温度調整用の流路経路を備えた成形金型として最適な三次元造形物が得られる成形金型の製造方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の成形金型の製造方法は、金属粉末の層の所定箇所に光ビームを照射して金属粉末が焼結した結合層を形成し、この結合層の上に金属粉末の層を被覆すると共にこの金属粉末の所定箇所に光ビームを照射して焼結させることにより下の結合層と一体になった結合層を形成し、これを繰り返すことによって複数の結合層が積層一体化された成形金型となる粉末結合体を作製するにあたり、金属でなる造形プレート上に前記複数の結合層を積層一体化して粉末結合体を作製し、その際、成形金型の流体経路となる部分には光ビームを照射しないで未焼結の金属粉末を残存させたままとし、粉末結合体が作製された後に、前記造形プレートに入口用孔と出口用孔とを開口形成して流体経路を同粉末結合体の外部に開通させ、その後、前記残存した金属粉末を同開通された流体経路から排出除去することを特徴としている。
【0012】
したがって、この場合、流体経路となる部分には光ビームを照射しないで焼結しない金属粉末を残存させたままとし、粉末結合体が作製された後に、前記残存した金属粉末を流体経路から排出除去することで、空洞となった流体経路を簡単に形成することができ、ここでは、最適な形状で自由に同流体経路を形成することができる。
【0013】
しかも、粉末結合体を作製するにあたり、金属でなる造形プレート上に複数の結合層を積層一体化して粉末結合体を作製し、粉末結合体が作製された後に、前記造形プレートに入口用孔と出口用孔とを開口形成して流体経路を同粉末結合体の外部に開通させ、その後に、前記残存した金属粉末を同開通された流体経路から排出除去するので、粉末結合体が作製された段階では、未焼結の金属粉末が流体経路内に密封保持された状態にあり、この状態で同粉末結合体を移送運搬することで、金属粉末の不用意な漏出や飛散を防止することができる。
【0014】
そして、造形プレートに入口用孔と出口用孔とを開口形成する孔あけ加工を終えた段階で、残存した未焼結の金属粉末を開通された流体経路から適切に排出除去することができる。又、造形プレート上に複数の結合層を積層一体化する際には、この造形プレートが入口用孔及び出口用孔のない平坦な状態にあるので、光ビームは精度良く照射され、所定形状の流体経路が正確に形成される。
【0015】
本発明の請求項2記載の成形金型の製造方法は、上記請求項1記載の成形金型の製造方法において、入口用孔及び出口用孔を流体経路と略同径にして、この流体経路の両端部と連通するように開口形成することを特徴としている。
【0016】
したがって、この場合は特に、流体経路の両端部と連通する入口用孔及び出口用孔が同流体経路と略同径にして開口形成されるので、この流体経路内を流通される金型温度調整用等の流体の流動抵抗がより小さくなってその流速や流量を高めることもでき、同流体による熱交換等の効果は大きくなる。
【0017】
本発明の請求項3記載の成形金型の製造方法は、上記請求項1又は2記載の成形金型の製造方法において、入口用孔から圧縮流体を流入させることによって、流体経路内に残存した金属粉末を出口用孔から排出除去することを特徴としている。
【0018】
したがって、この場合は特に、圧縮流体を流入させることによって流体経路内に残存した金属粉末が排出除去されるので、この未焼結の金属粉末は同流体経路内から確実且つスムーズに排出除去され、同金属粉末の流体経路内での残存が確実に防止される。
【0019】
本発明の請求項4記載の成形金型の製造方法は、上記請求項1〜3のいずれか一つに記載の成形金型の製造方法において、金属粉末を流体経路から排出除去した後に、この流体経路内に目止め処理剤を流入し、この目止め処理剤を同流体経路の内壁面に毛細管現象により浸透させて目止め処理を施すことを特徴としている。
【0020】
したがって、この場合は特に、金属粉末を流体経路から排出除去した後に、この流体経路内に目止め処理剤を流入し、この目止め処理剤を同流体経路の内壁面に毛細管現象により浸透させて目止め処理を施すので、同流体経路の内壁面に発生するヘアクラックや亀裂等が確実に埋められ密閉される。それ故、この流体経路では、金型温度調整用等の流体の染み出しが防止され、同流体の流動抵抗がより小さくなってその流速や流量を高めることもでき、同流体による熱交換等の効果は大きくなる。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1、2、4は、本発明の請求項1〜4全てに対応する一実施形態を示している。この実施形態の成形金型の製造方法において、粉末結合体Aは上記の図5〜7のようにして、金属粉末2を用い、レーザビーム等の光ビームLを照射することにより作製することができる。
【0022】
すなわち、金属粉末2の層に光ビームLを照射して金属粉末2を焼結させることにより、金属粉末2が焼結して結合した結合層6aを形成し、この結合層6aの上に金属粉末2の層を被覆すると共にこの金属粉末2に光ビームLを照射して焼結させることにより下の結合層6aと一体になった結合層6bを形成し、そしてこれを繰り返すことにより、複数の結合層6a、6b、6c・・・が積層一体化された金属粉末焼結体からなる粉末結合体Aを作製することができる。
【0023】
ここで、金属粉末2としては、例えば、平均粒径20〜30μm程度の鉄粉その他の鉄系粉末材料或いはブロンズとニッケルとの混合粉末材料等を用いることができ、各結合層6a、6b、6c・・・はその厚みΔtを0.02〜0.2mm 程度に形成することができる。なお、図5に示す如く、所定層数の結合層6a〜6fを順次に積層一体化し、図6に示す如く、複数の結合層6a〜6fからなる金属粉末焼結体として粉末結合体Aを作製する具体的な内容については、上記と同様の説明となるので、ここでは、その具体的な説明を省略する。
【0024】
そして、前記の如く、粉末結合体Aを作製するにあたっては、図7(a)に示すような製品モデル10を設計する際の三次元CADデータに基づき、同製品モデル10を、図7(b)に示す如く、所定の間隔Δtで水平にスライスしたときの各層10a〜10fのスライス面の断面データを得て、このスライス断面データを基にして金属粉末2の各層に照射する光ビームLの走査経路を決定し、各層10a〜10fに対応する水平断面形状で各結合層6a〜6bを形成することによって、製品モデル10と同じ三次元形状に造形された粉末結合体Aを作製することができる。
【0025】
この場合、製品モデル10や各層10a〜10fの断面データは全体から流体経路8に相当する部分を差し引いたものとなり、同流体経路8を有する粉末結合体Aが作製されることとなる。そして、このように各結合層6a〜6fを順次形成して積み重ねていく工法を採用することにより、三次元CADにより設計された形状に従って三次元的に切削加工するCAMを用いるような必要がなくなって、二次元的な加工の繰り返しで三次元的に造形された製品を作製することが可能となるもので、複雑な機構の装置を用いることなく三次元造形物を迅速に作製することができるものである。
【0026】
ところで、流体経路8となる部分には光ビームLが照射されないので、前記粉末結合体Aにあっては、図1(a)に示す如く、同流体経路8内に焼結されない金属粉末2が残存することになる。又、ここでは、金属でなる造形プレート7上に金属粉末2を焼結させた前記各結合層6a〜6b(結合層部6)を積層一体化して粉末結合体Aを作製しており、その際に、前記流体経路8となる部分には光ビームLが照射されないものであり、それ故に、同粉末結合体Aの流体経路8内には未焼結の金属粉末2が密封された状態で残存保持されることになる。
【0027】
この場合、金属粉末2は鉄系粉末材料でなり、造形プレート7がこれと同種の鉄系板材料で形成されていて、焼結された結合層部6は同造形プレート7に強固に結合固着される。そして、この状態では、未焼結の金属粉末2が流体経路8内に密封保持された状態にあって、この状態で同粉末結合体Aを移送運搬することにより、金属粉末2の不用意な漏出や飛散を防止することができ、上記図5で示した昇降テーブル1上やその周辺等は汚れ難くなる。
【0028】
そこで、図1(b)に示す如く、造形プレート7の部分に、流体経路8と連通する入口用孔9aと出口用孔9bとを開口形成し、同流体経路8を粉末結合体Aの外部に開通させるものである。この場合、図2に示す如く、入口用孔9a及び出口用孔9bは流体経路8と同軸で連通するように、且つ、略同径にしてこの流体経路8の両端部と連通するように対応させて造形プレート7に穿設される。その際、この造形プレート7にはドリル等で孔あけ切削加工が施されるが、その作業は同造形プレート7の厚み分だけの深さに切削加工するだけで容易なものである。
【0029】
又、ここで、図3に示す如く、造形プレート7に流体経路8と対応する入口用孔9a及び出口用孔9bを予め穿設しておいたとすると、次のような問題が発生するものである。すなわち、図3(a)に示す如く、造形プレート7に予め入口用孔9a及び出口用孔9bを穿設しておくと、一般に、この入口用孔9a及び出口用孔9bの口縁部分には面取り12が施されているものであり、そのため、その上に積層一体化される結合層部6は同面取り12での焼結に支障を来して、特に、流体経路8の両端部分で精度良く形成されない。
【0030】
又、図3(b)に示す如く、入口用孔9a及び出口用孔9bの口縁部分に前記面取り12が施されていない場合でも、造形プレート7が所定の位置からズレて設置されると、光ビームLは入口用孔9a或いは出口用孔9bからズレた位置に照射されることになり、流体経路8が所定の径よりも大きく形成されてしまう。そして、いずれにしても、造形プレート7に予め入口用孔9a及び出口用孔9bが開口形成されていると、その上に金属粉末2の層を被覆し難いものであり、これ等の孔9から同金属粉末2が落下することもあって、所定形状の流体経路8が正確には形成されないものである。
【0031】
これに対し、図2に示す如く、粉末結合体Aが作製された後に、造形プレート7に入口用孔9a及び出口用孔9bを開口形成するようになすと、造形プレート7上に結合層部6を積層一体化する際には、同造形プレート7が入口用孔9a及び出口用孔9bのない平坦な状態にあるので、その上に容易且つ確実に金属粉末2の層を被覆することができ、光ビームLも精度良く照射されるようになって、所定形状の流体経路8が正確に形成される。
【0032】
そして、次に、図1(c)に示す如く、残存した未焼結の金属粉末2を、前記のようにして開通された流体経路8から排出除去するものである。この場合、入口用孔9aから圧縮エアや圧縮液等の圧縮流体11を流入させて、流体経路8内に残存した金属粉末2を出口用孔9bから強制的に排出除去している。ここで、出口用孔9bから吸引機等で吸引して金属粉末2を流体経路8から排出除去することもできるが、そうすると、吸引した後の同金属粉末2を処理し難くなり、この点で前記のように圧縮流体11で押し出す方が好ましいものである。
【0033】
又、前記のようにして金属粉末2を流体経路8から排出除去した後に、図4に示す如く、同流体経路8内に目止め処理剤13を流入し、この目止め処理剤13を同流体経路8の内壁面に浸透させて目止め処理を施すものである。この場合、図4(a)に示す如く、流体経路8の両端部分にある入口用孔9a及び出口用孔9bが上向き開口状態となるように、粉末結合体Aをテーブル15上に設置し、図4(b)に示す如く、入口用孔9a、出口用孔9bいずれか一方から流体経路8内に目止め処理剤13を流し込んで、この目止め処理剤13を同流体経路8内に略充満された状態として、この状態のままで暫くの間(5分間程度)放置する。
【0034】
その際、目止め処理剤13が流体経路8から流出しないように、入口用孔9a及び出口用孔9bに蓋をしておいても良い。ここでは、液体が有する毛細管現象性によって目止め処理剤13は流体経路8の内壁面に浸透し、粉末結合体Aの粉末焼結体内部のヘアクラックや亀裂14等に染み込み、これ等が確実に埋められて密閉されるものである。この場合、目止め処理剤13は、粘度が低く、その液のもつ毛細管現象性によって目に見えないような微少気孔にも浸透して密閉し得る液体で、例えば、液体の粘度が20℃で0.35CP(12DINsek)で、液体の浸透度が 0.1mm以下の微少気孔,1/100mmの隙間に3分間で50mmのものを使用することができる。
【0035】
又、ここで、ヘアクラックや亀裂14等の大きさによっては、目止め処理剤13の粒子径を変化させることで目止め作用が増大されるものである。例えば、0.5mm 程度のクラックであれば、大きい粒子の目止め処理剤13を先に使用した後に、小さい粒子の目止め処理剤13を使用すると、流体経路8の内壁面が確実に目止めされるものである。又、目止め処理剤13を流体経路8内に充填し、数分間(5分間程度)放置した後にこの流体経路8から一旦流出させ、再度、同流体経路8内に新しい目止め処理剤13を流し込み、これを何度か繰り返すことで目止め作用がより増大される。
【0036】
なお、粘度が低くて浸透性の高い目止め処理剤13を使用する場合には、この目止め処理剤13が溜められたタンク内に粉末結合体A全体を浸漬したり、同目止め処理剤13をヘアクラックや亀裂14等の箇所に数回塗ったりたらしたりする等しても、目止め処理は施される。しかしながら、目止め処理は流体経路8の内壁面にのみ施されることが効率的且つ効果的であり、同流体経路8内に刷毛を差し入れることも困難であるため、前記の如く、目止め処理剤13を流体経路8内に流入してその内壁面に浸透させる目止め処理の仕方が好ましいものである。
【0037】
そして、最後に、前記目止め処理剤13の余剰分を流体経路8から完全に流出して、粉末結合体Aを常温或いは加熱した状態で数時間放置する。この場合は、図4(c)に示す如く、流体経路8の両端部分にある入口用孔9a及び出口用孔9bが下向き開口状態となるように、粉末結合体Aを反転させることで目止め処理剤13の余剰分を流体経路8から流出させ、この反転状態で放置すれば良い。これによって、流体経路8内で目止めに供された目止め処理剤13は完全に硬化し、同流体経路8の内壁面での目止め処理が完了する。目止め処理が施された流体経路8の内壁面では、ヘアクラックや亀裂14等が確実に密閉されているだけでなく、同内壁面は平滑となって、そこにおける流体の流動抵抗も小さくなり、この流体経路8は冷却や加熱等のための流体を流通させるのに最適なものとなる。
【0038】
したがって、この実施形態の成形金型の製造方法においては、流体経路8となる部分には光ビームLを照射しないで焼結しない金属粉末2を残存させたままとし、粉末結合体Aが作製された後に、この残存した金属粉末2を流体経路8から排出除去することで、空洞となった流体経路8を簡単に形成することができるものである。この場合には、流体経路8が複雑且つ長い形状であっても、残存した金属粉末2を流体経路8から容易に排出除去することができ、最適な形状で自由に同流体経路8を形成することができる。
【0039】
しかも、粉末結合体Aを作製するにあたり、金属でなる造形プレート7上に複数の結合層6a、6b、6c・・・を積層一体化して粉末結合体Aを作製し、粉末結合体Aが作製された後に、同造形プレート7に入口用孔9aと出口用孔9bとを開口形成して流体経路8を同粉末結合体Aの外部に開通させ、その後に、前記残存した金属粉末2をこの開通された流体経路8から排出除去するので、粉末結合体Aが作製された段階では、未焼結の金属粉末2が流体経路8内に密封保持された状態にあり、この状態で同粉末結合体Aを移送運搬することで、金属粉末2の不用意な漏出や飛散を防止することができる。
【0040】
そして、造形プレート7に入口用孔9aと出口用孔9bとを開口形成する孔あけ加工を終えた段階で、残存した未焼結の金属粉末2を開通された流体経路8から適切に排出除去することができるものである。又、造形プレート7上に複数の結合層6a、6b、6c・・・を積層一体化する際には、この造形プレート7が入口用孔9a及び出口用孔9bの開口形成されていない平坦な状態にあるので、その上に金属粉末2の層を被覆し易く、光ビームLも精度良く照射されて、所定形状の流体経路8を有する粉末結合体Aが正確に積層形成される。
【0041】
又、この実施形態の成形金型の製造方法においては、流体経路8の両端部と連通する入口用孔9a及び出口用孔9bが同流体経路8と略同径にして造形プレート7に開口形成されるので、この流体経路8内を流通される金型温度調整用等の流体の流動抵抗がより小さくなってその流速や流量を高めることもでき、同流体による熱交換等の効果は大きくなる。又、圧縮流体11を流入させることによって流体経路8内に残存した金属粉末2が排出除去されるので、この未焼結の金属粉末2は同流体経路8内から確実且つスムーズに排出除去されて、同金属粉末2の流体経路8内での残存が確実に防止される。
【0042】
更に、この実施形態の成形金型の製造方法においては、金属粉末2を流体経路8から排出除去した後に、この流体経路8内に目止め処理剤13を流入し、この目止め処理剤13を同流体経路8の内壁面に毛細管現象により浸透させて目止め処理を施すので、同流体経路8の内壁面に発生するヘアクラックや亀裂14等が確実に埋められ密閉される。そのため、この流体経路8では、金型温度調整用等の流体の染み出しが防止され、同流体の流動抵抗がより小さくなってその流速や流量を高めることもでき、同流体による熱交換等の効果は大きくなる。
【0043】
【発明の効果】
上述の如く、本発明の請求項1記載の成形金型の製造方法では、最適な形状で自由に流体経路を簡単に形成することができ、しかも、粉末結合体が作製された段階では、未焼結の金属粉末が流体経路内に密封保持された状態にあって取り扱い易く、孔あけ加工を終えた段階で、残存した金属粉末を開通された流体経路から適切に排出除去することができ、又、造形プレート上に複数の結合層を積層一体化する際には、この造形プレートが平坦な状態にあって、その上に所定形状の流体経路を有する粉末結合体が正確に形成される。
【0044】
又、本発明の請求項2記載の成形金型の製造方法では、特に、流体経路と入口用孔及び出口用孔とが略同径に連通されて、この流体経路内を流通される金型温度調整用等の流体の流動抵抗はより小さくなり、その流速や流量を高めることもできて、同流体による熱交換等の効果が大きくなる。
【0045】
又、本発明の請求項3記載の成形金型の製造方法では、特に、圧縮流体が流入されることによって、流体経路内に残存した未焼結の金属粉末は確実且つスムーズに排出除去され、同金属粉末の流体経路内での残存が確実に防止される。
【0046】
又、本発明の請求項4記載の成形金型の製造方法では、特に、目止め処理によりヘアクラックや亀裂等が確実に密閉されて、流体経路での金型温度調整用等の流体の染み出しが防止され、この流体の流動抵抗がより小さくなってその流速や流量を高めることもでき、同流体による熱交換等の効果は大きくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である成形金型の製造方法において、(a)は流体経路内に金属粉末が残存密封された状態を示す断面図、(b)は同流体経路が貫通開口された状態を示す断面図、(c)は前記残存した金属粉末を同流体経路から排出除去している状態を示す断面図。
【図2】同上の成形金型の製造方法において、流体経路が貫通開口された状態を示す要部断面図。
【図3】本発明とは異なる方法で造形プレートに孔あけ加工が施された流体経路の貫通開口状態を例示する(a)、(b)各別の要部断面図。
【図4】同上の成形金型の製造方法において、(a)は流体経路が貫通開口された状態を示す断面図、(b)は同流体経路に目止め処理剤を流入して浸透させている状態を示す断面図、(c)は同流体経路から目止め処理剤を排出除去した状態を示す断面図。
【図5】粉末結合体の製造の各工程を示し、(a)〜(e)は各工程での断面図。
【図6】同上の製造によって得られる粉末結合体を示す斜視図。
【図7】(a)は同上の製造に用いる設計された製品モデルを示す斜視図、(b)は同製品モデルをスライスした各層を示す斜視図。
【符号の説明】
2 金属粉末
6 結合層部
6a、6b、6c・・・ 結合層
7 造形プレート
8 流体経路
9a 入口用孔
9b 出口用孔
11 圧縮流体
A 粉末結合体
L 光ビーム[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for manufacturing a molding die in which a metal powder is irradiated with a light beam to form a bonding layer, and the bonding layer is laminated and integrated to produce a powder bonded body that becomes a desired three-dimensional structure. is there.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a metal powder layer is irradiated with a light beam such as a laser beam and sintered to form a bonded layer in which the metal powder is sintered, and the metal powder layer is coated on the bonded layer. The metal powder is irradiated with a light beam and sintered to form a bond layer integrated with the lower bond layer. By repeating this process, a plurality of bond layers are laminated and integrated. For example, Japanese Patent No. 2620353 and Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-73108 provide a method for producing a powder combination made of a ligation.
[0003]
FIG. 5 shows an example thereof. First, as shown in FIG. 5A, the
[0004]
Next, the elevating table 1 is lowered to the dimension Δt, and the
[0005]
Here, as described above, in producing the powder composite A, the
[0006]
In addition, by adopting a construction method in which the
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, in the powder combination A produced as a three-dimensional structure, when this is used as a molding die, in order to provide functions such as cooling and heating, the powder combination A is provided inside the powder combination A. A path through which the fluid flows is formed. Then, the powder composite A is filled in a dense state in which the
[0008]
Therefore, the present applicant has filed Japanese Patent Application No. 2001-126608 for the purpose of providing a method for producing a three-dimensional structure that can freely form a fluid path in an optimum shape in a powdered binder. . In the invention according to
[0009]
However, the following problems remain in the invention according to the application. That is, when a powder combination is produced with the fluid path opened to the outside, unbound powder is inadvertently discharged from the fluid path when the powder combination is transported to the next process. It was easy to scatter on the elevating table 1 and its periphery. Further, when a fluid path is formed three-dimensionally inside the metal powder combination, fine hair cracks or cracks are generated on the inner wall surface of the fluid path. Here, if a fluid is circulated in the fluid path, the fluid may ooze out from the hair cracks or cracks and flow out to the outer surface of the powder combination, and molding with a fluid path for mold temperature adjustment It was unsuitable as a metal mold.
[0010]
The present invention was invented in order to solve the above-mentioned problems in the prior art and also to solve the problems in the above-mentioned prior application of the present applicant. The fluid path can be freely formed. At that time, the unsintered metal powder is appropriately discharged and removed, and the flow resistance in the fluid path is reduced, and a flow path path for temperature adjustment is provided. An object of the present invention is to provide a manufacturing method of a molding die that can obtain an optimal three-dimensional structure as a molding die.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
According to a first aspect of the present invention, there is provided a method of manufacturing a molding die, wherein a bonding layer is formed by irradiating a predetermined portion of a metal powder layer with a light beam to sinter the metal powder, and the metal powder is formed on the bonding layer. In addition, a bonding layer integrated with the lower bonding layer is formed by irradiating a predetermined portion of the metal powder with a light beam and sintering it, and by repeating this, a plurality of bonding layers are laminated. In producing a powder combined body to be an integrated molding die, a plurality of the bonding layers are laminated and integrated on a metal modeling plate to produce a powder combined body. At that time, a fluid path of the molding die In this case, the unsintered metal powder is left without being irradiated with the light beam, and after the powder combination is produced, an inlet hole and an outlet hole are formed in the modeling plate. Open the fluid path to the outside of the powder combination, and After the metal powders the remaining is characterized by discharging removed from the opened fluid path.
[0012]
Therefore, in this case, the metal powder that does not sinter without irradiating the light beam is left in the portion that becomes the fluid path, and after the powder combination is produced, the remaining metal powder is discharged and removed from the fluid path. By doing so, it is possible to easily form a fluid path that is a cavity, and here, it is possible to freely form the fluid path in an optimum shape.
[0013]
Moreover, when producing a powder combination, a plurality of bonding layers are laminated and integrated on a metal modeling plate to produce a powder combination, and after the powder combination is prepared, an inlet hole and a hole are formed on the modeling plate. An outlet hole is formed to open the fluid path to the outside of the powder combination, and then the remaining metal powder is discharged and removed from the opened fluid path, so that a powder combination is produced. At this stage, the unsintered metal powder is in a state of being hermetically held in the fluid path, and in this state, the powder combination can be transported and transported to prevent inadvertent leakage and scattering of the metal powder. it can.
[0014]
Then, when the drilling process of opening and forming the inlet hole and the outlet hole in the modeling plate is finished, the remaining unsintered metal powder can be appropriately discharged and removed from the opened fluid path. In addition, when a plurality of bonding layers are laminated and integrated on the modeling plate, the modeling plate is in a flat state without an entrance hole and an exit hole, so that the light beam is irradiated with high accuracy and has a predetermined shape. The fluid path is accurately formed.
[0015]
The method for manufacturing a molding die according to
[0016]
Therefore, in this case, in particular, the inlet hole and the outlet hole communicating with both ends of the fluid path are formed to have substantially the same diameter as that of the fluid path. The flow resistance of the fluid such as for use can be reduced and the flow velocity and flow rate can be increased, and the effect of heat exchange and the like by the fluid is increased.
[0017]
According to a third aspect of the present invention, there is provided a method of manufacturing a molding die according to the first or second aspect of the invention, in which the compressed fluid is allowed to flow from the inlet hole to remain in the fluid path. The metal powder is discharged and removed from the outlet hole.
[0018]
Therefore, in this case, in particular, since the metal powder remaining in the fluid path is discharged and removed by flowing the compressed fluid, the unsintered metal powder is reliably and smoothly discharged and removed from the fluid path. The metal powder is reliably prevented from remaining in the fluid path.
[0019]
The method for producing a molding die according to
[0020]
Therefore, in this case, in particular, after discharging and removing the metal powder from the fluid path, the sealing agent is introduced into the fluid path, and the sealing agent is permeated into the inner wall surface of the fluid path by capillary action. Since the sealing process is performed, hair cracks and cracks generated on the inner wall surface of the fluid path are reliably filled and sealed. Therefore, in this fluid path, exudation of fluid for mold temperature adjustment and the like can be prevented, the flow resistance of the fluid can be reduced, and the flow velocity and flow rate can be increased. The effect is increased.
[0021]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
1, 2 and 4 show an embodiment corresponding to all
[0022]
That is, the
[0023]
Here, as the
[0024]
As described above, when the powder combination A is manufactured, based on the three-dimensional CAD data when designing the
[0025]
In this case, the cross-sectional data of the
[0026]
By the way, since the light beam L is not irradiated to the portion that becomes the
[0027]
In this case, the
[0028]
Therefore, as shown in FIG. 1B, an
[0029]
Here, as shown in FIG. 3, if the
[0030]
Further, as shown in FIG. 3 (b), even when the
[0031]
On the other hand, as shown in FIG. 2, after the powder combined body A is produced, when the
[0032]
Then, as shown in FIG. 1C, the remaining
[0033]
Further, after the
[0034]
At this time, the
[0035]
Here, depending on the size of hair cracks, cracks 14 and the like, the sealing action is increased by changing the particle diameter of the sealing
[0036]
In addition, when using the sealing
[0037]
Finally, the excess portion of the sealing
[0038]
Therefore, in the manufacturing method of the molding die of this embodiment, the
[0039]
Moreover, when the powder combination A is produced, a plurality of
[0040]
Then, when the drilling process for forming the
[0041]
Further, in the manufacturing method of the molding die of this embodiment, the
[0042]
Furthermore, in the manufacturing method of the molding die of this embodiment, after discharging and removing the
[0043]
【The invention's effect】
As described above, in the method of manufacturing a molding die according to
[0044]
Further, in the method for manufacturing a molding die according to
[0045]
In the method for manufacturing a molding die according to
[0046]
Further, in the method for manufacturing a molding die according to
[Brief description of the drawings]
1A is a cross-sectional view showing a state in which metal powder remains and is sealed in a fluid path, and FIG. 1B is a cross-sectional view through the fluid path. Sectional drawing which shows the open state, (c) is sectional drawing which shows the state which discharges and removes the said remaining metal powder from the fluid path | route.
FIG. 2 is a cross-sectional view of a main part showing a state where a fluid path is opened through in the manufacturing method of the molding die according to the embodiment;
FIGS. 3A and 3B are cross-sectional views of the main part of each of the fluid paths in which a drilling process is performed on the modeling plate by a method different from the present invention. FIG.
4A is a cross-sectional view showing a state in which a fluid path is opened through; FIG. 4B is a cross-sectional view showing a state in which a sealing agent flows into and penetrates the fluid path; Sectional drawing which shows the state which exists, (c) is sectional drawing which shows the state which discharged and removed the sealing agent from the fluid path | route.
FIGS. 5A to 5E are cross-sectional views showing respective steps of manufacturing a powder bonded body, wherein FIGS.
FIG. 6 is a perspective view showing a powder bonded body obtained by the production described above.
7A is a perspective view showing a designed product model used for manufacturing the same as above, and FIG. 7B is a perspective view showing each layer sliced from the product model.
[Explanation of symbols]
2 Metal powder
6 Bonding layer
6a, 6b, 6c ... tie layer
7 Modeling plate
8 Fluid path
9a Inlet hole
9b Outlet hole
11 Compressed fluid
A powder combination
L Light beam
Claims (4)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002189058A JP4110856B2 (en) | 2002-06-28 | 2002-06-28 | Manufacturing method of mold |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002189058A JP4110856B2 (en) | 2002-06-28 | 2002-06-28 | Manufacturing method of mold |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004027328A JP2004027328A (en) | 2004-01-29 |
JP4110856B2 true JP4110856B2 (en) | 2008-07-02 |
Family
ID=31183575
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002189058A Expired - Lifetime JP4110856B2 (en) | 2002-06-28 | 2002-06-28 | Manufacturing method of mold |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4110856B2 (en) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5001289B2 (en) * | 2006-09-27 | 2012-08-15 | 日本碍子株式会社 | Sprue bushing and manufacturing method thereof |
JP4982192B2 (en) * | 2007-01-19 | 2012-07-25 | 日本碍子株式会社 | Degassing member for injection mold |
FR2981867B1 (en) * | 2011-10-26 | 2016-02-12 | Snecma | PROCESS FOR MANUFACTURING A METAL PIECE FOR AIRCRAFT TURBOJET ENGINE |
JP5991574B2 (en) * | 2012-03-16 | 2016-09-14 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | Manufacturing method of three-dimensional shaped object |
JP6132523B2 (en) * | 2012-11-29 | 2017-05-24 | キヤノン株式会社 | Metal powder for metal stereolithography, manufacturing method of three-dimensional structure, and manufacturing method of molded product |
KR101647890B1 (en) * | 2014-10-28 | 2016-08-12 | 한국생산기술연구원 | Method to manufacture cooling block for hot stamping metallic pattern using three dimensional metal-print |
GB201509580D0 (en) * | 2015-06-03 | 2015-07-15 | Rolls Royce Plc | Manufacture of component with cavity |
EP3368235A4 (en) * | 2015-10-30 | 2019-07-03 | Seurat Technologies, Inc. | Chamber systems for additive manufacturing |
JP6760096B2 (en) * | 2017-01-18 | 2020-09-23 | トヨタ自動車株式会社 | Laminated modeling method |
JP6771678B2 (en) * | 2017-10-04 | 2020-10-21 | ヤマハ発動機株式会社 | Molds and mold manufacturing methods |
-
2002
- 2002-06-28 JP JP2002189058A patent/JP4110856B2/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004027328A (en) | 2004-01-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4110856B2 (en) | Manufacturing method of mold | |
US10583606B2 (en) | Method and supports with powder removal ports for additive manufacturing | |
US8968624B2 (en) | Method for producing a three dimensional green article | |
JP3446748B2 (en) | Manufacturing method of three-dimensional shaped object and molding die | |
JP5776004B2 (en) | Manufacturing method of three-dimensional shaped object and three-dimensional shaped object | |
US6147138A (en) | Method for manufacturing of parts by a deposition technique | |
JP3557926B2 (en) | Method for producing three-dimensional shaped object and mold | |
CN107053667A (en) | The method and encirclement manufactured for additivity is supported | |
JP2002115004A (en) | Method and equipment for manufacturing article with three-dimensional shape | |
KR100574268B1 (en) | Method of manufacturing a three dimensional object | |
CN107053666A (en) | Method and the leading edge supporting manufactured for additivity | |
KR102048693B1 (en) | Manufacturing method of three-dimensional shape sculpture | |
JPWO2010098479A1 (en) | Manufacturing method of three-dimensional shaped object and three-dimensional shaped object obtained therefrom | |
JP4655063B2 (en) | Manufacturing method of three-dimensional shaped object | |
EP1348506A3 (en) | Method of making sintered object by selective laser sintering | |
CN107073778B (en) | Mold for injection molding | |
JP3835361B2 (en) | Manufacturing method of three-dimensional shaped object | |
JP3893992B2 (en) | Method for producing photomolding | |
JP2008291317A (en) | Method for producing three-dimensionally shaped object | |
JP2004168610A (en) | Manufacturing method of three dimensional sintered body and three dimensional sintered body | |
US20060119017A1 (en) | Method for making ceramic work piece and cermet work piece | |
JP6643643B2 (en) | Manufacturing method of three-dimensional shaped object | |
JP2002249804A (en) | Method for molding three-dimensional product | |
JP2005001239A (en) | Material for resin molding mold and resin molding mold | |
JP2006257463A (en) | Powdery material to be sintered by laser, manufacturing method therefor, three-dimensional structure and manufacturing method therefor |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050614 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061201 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080318 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080331 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4110856 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110418 Year of fee payment: 3 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110418 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130418 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130418 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140418 Year of fee payment: 6 |