JP4107133B2 - トルクセンサ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば電動パワーステアリング装置において操舵トルクを検出するのに用いられるトルクセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】
第1シャフトと、第1シャフトに対して弾性的に相対回転可能な第2シャフトと、第1シャフトの回転角を検出する第1レゾルバと、第2シャフトの回転角を検出する第2レゾルバとを備えるトルクセンサが知られている。その第1レゾルバによる第1シャフトの検出回転角と第2レゾルバによる第2シャフトの検出回転角との差から両シャフトによる伝達トルクが求められる。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−350181号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
レゾルバにより検出するシャフト回転角をθ、ωを励磁信号の角周波数、tを時間、KEを係数とした場合、レゾルバの回転子捲線にsin(ωt)に比例する励磁信号を入力した時、2相の固定子捲線からsinθに比例する振幅を有するKEsin(ωt)sinθで表される信号と、cosθに比例する振幅を有するKEsin(ωt)cosθで表される信号とが出力される。よって、tan-1(sinθ/cosθ)の演算をコンピュータにより行うことで回転角θを求めることができる。
【0005】
しかし、コンピュータによりレゾルバ等の検出器からの信号の出力値を直接に取り込む際の分解能には限界があるため、トルクセンサの分解能が制限され、また、分解能が高くなる程に信号処理のための負荷が大きくなる。さらに、その出力値は回転角θに対して非線形に変化するため、トルク検出精度の向上が阻害される。
本発明は上記課題を解決することのできるトルクセンサを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のトルクセンサは、第1シャフトと、前記第1シャフトに対して弾性的に相対回転可能な第2シャフトと、前記第1シャフトの回転角変化に対応して位相が変化する第1交番信号を出力する第1交番信号出力手段と、前記第2シャフトの回転角変化に対応して位相が変化する第2交番信号を出力する第2交番信号出力手段と、前記第1交番信号と前記第2交番信号との間の位相差の変化に応じて波形が変化する位相差対応信号を出力する出力信号処理部とを備え、前記位相差対応信号から前記第1、第2シャフトによる伝達トルクに対応する値が求められる。
【0007】
これにより、第1交番信号の位相変化は第1シャフトの回転角変化に対応し、第2交番信号の位相変化は第2シャフトの回転角変化に対応するので、第1交番信号と第2交番信号との間の位相差は第1シャフトと第2シャフトの回転角差に対応する。位相差対応信号は、その回転角差の変化に応じて波形が変化することになるので、第1、第2シャフトによる伝達トルクに対応する信号として用いることができる。すなわち、第1シャフトの回転角と第2シャフトの回転角とを個別に検出することなく、伝達トルクに対応する回転角差を直接的に求めることができる。よって、トルクを求めるために従来のようにコンピュータを用いて検出器からの信号の出力値を直接に取り込む必要がなく、信号処理のための負荷を低減でき、非線形な要素をなくすことができる。
【0008】
さらに、本発明のトルクセンサにおいては、前記第1交番信号出力手段は第1検出器と第1信号処理部を有し、前記第1検出器は、KEを係数、ωを励磁信号の角周波数、tを時間、θを第1シャフトの回転角として、sin(ωt)に比例する励磁信号の入力時にKEsin(ωt)sinθで表される第1正弦振幅信号と、KEsin(ωt)cosθで表される第1余弦振幅信号を出力し、前記第1信号処理部は、前記第1正弦振幅信号の出力端子と前記第1余弦振幅信号の出力端子とを接続する回路において互いに直列に接続される第1抵抗と第1コンデンサとを有すると共に、前記第1抵抗と前記第1コンデンサとの間が前記出力信号処理部に接続され、前記第1抵抗の抵抗値と前記第1コンデンサの容量値は、前記第1抵抗と前記第1コンデンサとが前記第1正弦振幅信号と前記第1余弦振幅信号の中の一方に対してローパスフィルタとして機能すると共に他方に対してハイパスフィルタとして機能する際にカットオフ周波数が前記ωになるように設定され、前記第2交番信号出力手段は第2検出器と第2信号処理部を有し、前記第2検出器は、KEを係数、ωを励磁信号の角周波数、tを時間、θ+Δθを第2シャフトの回転角として、sin(ωt)に比例する励磁信号の入力時にKEsin(ωt)sin(θ+Δθ)で表される第2正弦振幅信号と、KEsin(ωt)cos(θ+Δθ)で表される第2余弦振幅信号を出力し、前記第2信号処理部は、前記第2正弦振幅信号の出力端子と前記第2余弦振幅信号の出力端子とを接続する回路において互いに直列に接続される第2抵抗と第2コンデンサとを有すると共に、前記第2抵抗と前記第2コンデンサとの間が前記出力信号処理部に接続され、前記第2抵抗の抵抗値と前記第2コンデンサの容量値は、前記第2抵抗と前記第2コンデンサとが前記第2正弦振幅信号と前記第2余弦振幅信号の中の一方に対してローパスフィルタとして機能すると共に他方に対してハイパスフィルタとして機能する際にカットオフ周波数が前記ωになるように設定される。
【0009】
これにより、第1、第2検出器にsin(ωt)に比例する励磁信号を入力することで、第1、第2シャフトの回転角の変化に対応して位相が変化する第1、第2交番信号を、レゾルバ等の検出器、抵抗、コンデンサという汎用部品を用いて出力することができる。
【0010】
しかも、第1、第2検出器の出力信号を第1、第2交番信号に変換する際に、抵抗とコンデンサをローパスフィルタおよびハイパスフィルタとして機能させることで、トルクの検出精度を向上することができる。
すなわち、第1、第2検出器の出力信号の第1、第2交番信号への変換は、その精度を問題としないのであれば本発明を採用しなくても可能である。例えば、KEsin(ωt)sinθで表される第1正弦振幅信号を位相シフト回路によりπ/2位相シフトすることでKEsin(ωt+π/2)sinθで表される信号に変換し、この変換された信号とKEsin(ωt)cosθで表される第1余弦振幅信号とを加算回路により加算すれば、KEsin(ωt+θ)で表される第1交番信号になる。同様に、KEsin(ωt)sin(θ+Δθ)で表される第2正弦振幅信号を位相シフト回路によりπ/2位相シフトすることでKEsin(ωt+π/2)sin(θ+Δθ)で表される信号に変換し、この変換された信号とKEsin(ωt)cos(θ+Δθ)で表される第2余弦振幅信号とを加算回路により加算すれば、KEsin(ωt+θ+Δθ)で表される第2交番信号になる。しかし、そのような位相シフト回路による位相シフト量には個体差によりバラツキがあるため、第1、第2正弦振幅信号を正確にπ/2位相シフトすることができず、トルク検出精度が低下する。
これに対し本発明によれば、KEsin(ωt)sinθで表される第1正弦振幅信号とKEsin(ωt)cosθで表される第1余弦振幅信号は、一方がローパスフィルタを通過し他方がハイパスフィルタを通過した後に、第1抵抗と第1コンデンサの間に接続された出力信号処理部に出力される際に重畳されて第1交番信号になる。その重畳前に、第1正弦振幅信号と第1余弦振幅信号の中の一方は、第1抵抗と第1コンデンサにより構成されるカットオフ周波数がωのローパスフィルタを通過することになるので高周波成分が除去されて位相がπ/4だけ遅れ、ゲインが−3dBの信号に変換され、また、第1正弦振幅信号と第1余弦振幅信号の中の他方は、第1抵抗と第1コンデンサにより構成されるカットオフ周波数がωのハイパスフィルタを通過することになるので低周波成分が除去されて位相がπ/4だけ進み、ゲインが−3dBの信号に変換される。よって、第1交番信号は、第1正弦振幅信号と第1余弦振幅信号とを相対的に位相をπ/2だけずらせて加算したKEsin(ωt+θ)で表される信号になる。同様に、第2交番信号は、第2正弦振幅信号と第2余弦振幅信号とを相対的に位相をπ/2だけずらせて加算したKEsin(ωt+θ+Δθ)で表される信号になる。しかも、第1、第2抵抗の抵抗値と第1、第2コンデンサの容量値に個体差によるバラツキがあっても、その高周波成分を除去された信号と低周波成分を除去された信号とのカットオフ周波数ωでの互いの位相差はπ/2から変動しないので、トルク検出精度の低下を防止できる。
【0011】
本発明のトルクセンサにおいては、前記第1、第2シャフトによる伝達トルクが零の時に前記第1交番信号と第2交番信号との間の位相差がπ/2になるように、前記第1検出器と第2検出器は相対配置され、前記出力信号処理部は、前記第1交番信号を第1ロジック信号に変換する第1ロジック信号変換回路と、前記第2交番信号を第2ロジック信号に変換する第2ロジック信号変換回路と、その第1ロジック信号と第2ロジック信号の排他的論理和に対応するPWM信号を前記位相差対応信号として出力するPWM処理回路とを有するのが好ましい。
これにより、第1交番信号と第2交番信号との間の位相差の変化に応じてパルス幅が変化するPWM信号を位相差対応信号として出力することができる。また、そのPWM信号を、交番信号をロジック信号に変換する回路と、ロジック信号の排他的論理和に対応する信号を生成する回路という汎用部品を用いて出力することができる。
【0012】
本発明のトルクセンサにおいては、前記出力信号処理部は、前記第1交番信号を第1ロジック信号に変換する第1ロジック信号変換回路と、前記第2交番信号を第2ロジック信号に変換する第2ロジック信号変換回路と、その第1ロジック信号の立ち上がり時点の検出回路と、その第2ロジック信号の立ち下がり時点の検出回路と、その第1ロジック信号の立ち上がり時点と第2ロジック信号の立ち下がり時点の中の一方が立ち上がり時点に対応し他方が立ち下がり時点に対応するPWM信号を前記位相差対応信号として出力するPWM処理回路とを有するのが好ましい。
これにより、第1交番信号と第2交番信号との間の位相差の変化に応じてパルス幅が変化するPWM信号を位相差対応信号として出力することができる。また、そのPWM信号を、交番信号をロジック信号に変換する回路と、ロジック信号の立ち上がり時点と立ち下がり時点を検出する回路と、ロジック信号の立ち上がり時点と立ち下がり時点に応じた立ち上がり時点と立ち下がり時点を有する信号を生成する例えばSRフリップフロップのような汎用部品を用いて出力することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1に示す本実施形態のトルクセンサ1は、電動パワーステアリング装置のステアリングシャフトにより伝達されるトルクを検出するために用いられ、そのステアリングシャフトを構成する筒状第1シャフト3と筒状第2シャフト4を有する。第1シャフト3に連結される図外ステアリングホイールの回転が、第2シャフト4に連結される図外ステアリングギヤを介して車輪に伝達されることで、車両の舵角が変化する。
【0014】
第1シャフト3と第2シャフト4にトーションバー(弾性部材)5が挿入されている。トーションバー5の一端は第1シャフト3に他端は第2シャフト4にそれぞれピンやセレーション等により連結され、これにより第1シャフト3と第2シャフト4は互いに対して同軸中心に弾性的に相対回転可能である。第1シャフト3はベアリング6を介してセンサハウジング7により支持され、第2シャフト4はセンサハウジング7に圧入された環状のレゾルバ押さえ9によりベアリング8を介して支持されている。センサハウジング7により第1レゾルバ(第1検出器)21と第2レゾルバ(第2検出器)22が覆われている。
【0015】
第1レゾルバ21は、第1シャフト3の外周に同行回転するように嵌め合わされる第1レゾルバロータ21aと、第1レゾルバロータ21aを覆う環状の第1レゾルバステータ21bを有する。本実施形態では第1レゾルバロータ21aに第1シャフト3が圧入されることで、第1レゾルバロータ21aと第1シャフト3は同行回転する。第2レゾルバ22は、第2シャフト4の外周に同行回転するように嵌め合わされる第2レゾルバロータ22aと、第2レゾルバロータ22aを覆う環状の第2レゾルバステータ22bとを有する。本実施形態では第2レゾルバロータ22aに第2シャフト4が圧入されることで、第2レゾルバロータ22aと第2シャフト4は同行回転する。第1レゾルバステータ21bと第2レゾルバステータ22bとの間に筒状のスペーサ23が配置されている。
【0016】
第1レゾルバステータ21bと第2レゾルバステータ22bとスペーサ23は、センサハウジング7の内周に第1、第2シャフト3、4の径方向のクリアランスを介してシャフト軸方向から嵌め合わされる。両レゾルバステータ21b、22bとスペーサ23は、レゾルバ押さえ9とセンサハウジング7の内周に形成された段差7aとの間に挟み込まれることでセンサハウジング7に固定されている。スペーサ23の内周から内方に延びる環状の磁気遮蔽部24が、磁気遮蔽材によりスペーサ23と一体的に成形されている。磁気遮蔽部24により第1レゾルバ21と第2レゾルバ22との間の磁気遮蔽がなされる。
【0017】
第1レゾルバ21は、第1レゾルバロータ21aに設けられた捲線(図示省略)に励磁信号が入力されることで、第1レゾルバステータ21bに設けられた2相の捲線(図示省略)から第1正弦振幅信号と第1余弦振幅信号を出力する。すなわち、励磁信号をEsin(ωt)、θを第1シャフト3の回転角とすると、第1正弦振幅信号はsinθに比例する振幅を有し、KEsin(ωt)sinθで表される。図2の(1)は第1シャフト3が一定角速度で回転する時のθの変化に対するsinθとKEsin(ωt)sinθの変化を示す。また、第1余弦振幅信号はcosθに比例する振幅を有し、KEsin(ωt)cosθで表される。図2の(2)は第1シャフト3が一定角速度で回転する時のθの変化に対するcosθとKEsin(ωt)cosθの変化を示す。なお、Eは信号振幅、Kは変圧率、ωは励磁角周波数、tは時間である。
【0018】
第2レゾルバ22は、第2レゾルバロータ22aに設けられた捲線(図示省略)に励磁信号が入力されることで、第2レゾルバステータ22bに設けられた2相の捲線(図示省略)から第2正弦振幅信号と第2余弦振幅信号を出力する。励磁信号をEsin(ωt)、θ+Δθを第2シャフト4の回転角とすると、第2正弦振幅信号はsin(θ+Δθ)に比例する振幅を有し、KEsin(ωt)sin(θ+Δθ)で表され、第2余弦振幅信号はcos(θ+Δθ)に比例する振幅を有し、KEsin(ωt)cos(θ+Δθ)で表される。
【0019】
両レゾルバ21、22の出力信号は信号ケーブル25を介して、センサハウジング7の外部に設けられる図3に示す制御装置20に入力される。制御装置20は第1信号処理部26と第2信号処理部27と出力信号処理部28を有する。
【0020】
第1信号処理部26は、第1レゾルバ21における第1正弦振幅信号の出力端子21′と第1余弦振幅信号の出力端子21″とを第1正弦振幅信号の入力インターフェース20aと第1余弦振幅信号の入力インターフェース20bを介して接続する回路において、互いに直列に接続される第1抵抗26aと第1コンデンサ26bを有する。第1抵抗26aと第1コンデンサ26bとの間が出力信号処理部28に接続される。これにより、第1抵抗26aと第1コンデンサ26bとが第1正弦振幅信号に対してローパスフィルタとして機能すると共に第1余弦振幅信号に対してハイパスフィルタとして機能する。また、第1抵抗26aの抵抗値と第1コンデンサ26bの容量値は、第1抵抗26aと第1コンデンサ26bとが第1正弦振幅信号に対してローパスフィルタとして機能すると共に第1余弦振幅信号に対してハイパスフィルタとして機能する際にカットオフ周波数が前記ωになるように設定される。すなわち、図4の(1)はローパスフィルタに入力される第1正弦振幅信号に対する出力信号のゲイン特性を実線により示し、ハイパスフィルタに入力される第1余弦振幅信号に対する出力信号のゲイン特性を破線により示すボード線図であり、図4の(2)はローパスフィルタに入力される第1正弦振幅信号に対する出力信号の位相特性を実線により示し、ハイパスフィルタに入力される第1余弦振幅信号に対する出力信号の位相特性を破線により示すボード線図である。第1正弦振幅信号は、第1抵抗26aと第1コンデンサ26bにより構成されるカットオフ周波数がωのローパスフィルタを通過することになるので高周波成分が除去されて位相がπ/4だけ遅れ、ゲインが−3dBの信号に変換される。また、第1余弦振幅信号は、第1抵抗26aと第1コンデンサ26bにより構成されるカットオフ周波数がωのハイパスフィルタを通過することになるので低周波成分が除去されて位相がπ/4だけ進み、ゲインが−3dBの信号に変換される。よって、第1交番信号は、第1正弦振幅信号と第1余弦振幅信号とを相対的に位相をπ/2だけずらせて加算したKEsin(ωt+θ)で表される信号になる。すなわち、第1レゾルバ21と第1信号処理部26は、第1シャフト3の回転角θの変化に対応して位相が変化する第1交番信号を出力する第1交番信号出力手段を構成する。この際、第1抵抗26aの抵抗値と第1コンデンサ26bの容量値に個体差によるバラツキがあっても、その高周波成分を除去された信号と低周波成分を除去された信号とのカットオフ周波数ωでの互いの位相差はπ/2から変動しない。
【0021】
第2信号処理部27は、第2レゾルバ22における第2正弦振幅信号の出力端子22′と第2余弦振幅信号の出力端子22″とを第2正弦振幅信号の入力インターフェース20cと第2余弦振幅信号の入力インターフェース20dを介して接続する回路において、互いに直列に接続される第2抵抗27aと第2コンデンサ27bを有する。第2抵抗27aと第2コンデンサ27bとの間が出力信号処理部28に接続される。これにより、第2抵抗27aと第2コンデンサ27bとが第2正弦振幅信号に対してローパスフィルタとして機能すると共に第2余弦振幅信号に対してハイパスフィルタとして機能する。また、第2抵抗27aの抵抗値と第2コンデンサ27bの容量値は、第2抵抗27aと第2コンデンサ27bとが第2正弦振幅信号に対してローパスフィルタとして機能すると共に第2余弦振幅信号に対してハイパスフィルタとして機能する際にカットオフ周波数が前記ωになるように設定される。すなわち、第2正弦振幅信号は、第2抵抗27aと第2コンデンサ27bにより構成されるカットオフ周波数がωのローパスフィルタを通過することになるので高周波成分が除去されて位相がπ/4だけ遅れ、ゲインが−3dBの信号に変換される。また、第2余弦振幅信号は、第2抵抗27aと第2コンデンサ27bにより構成されるカットオフ周波数がωのハイパスフィルタを通過することになるので低周波成分が除去されて位相がπ/4だけ進み、ゲインが−3dBの信号に変換される。よって、第2交番信号は、第2正弦振幅信号と第2余弦振幅信号とを相対的に位相をπ/2だけずらせて加算したKEsin(ωt+θ+Δθ)で表される信号になる。すなわち、第2レゾルバ22と第2信号処理部27は、第2シャフト4の回転角θ+Δθの変化に対応して位相が変化する第2交番信号を出力する第2交番信号出力手段を構成する。この際、第2抵抗27aの抵抗値と第2コンデンサ27bの容量値に個体差によるバラツキがあっても、その高周波成分を除去された信号と低周波成分を除去された信号とのカットオフ周波数ωでの互いの位相差はπ/2から変動しない。
【0022】
第1、第2シャフト3、4による伝達トルクが零の時に上記第1交番信号と第2交番信号との間の位相差がπ/2になるように、第1レゾルバ21と第2レゾルバ22は相対配置されている。
【0023】
出力信号処理部28は、第1ロジック信号変換回路28aと、第2ロジック信号変換回路28bと、PWM処理回路28cを有する。
【0024】
第1ロジック信号変換回路28aは上記第1交番信号を第1ロジック信号に変換する。第1ロジック信号は第1交番信号と周波数が等しいHとLの2値の方形波で表される。第2ロジック信号変換回路28bは上記第2交番信号を第2ロジック信号に変換する。第2ロジック信号は第2交番信号と周波数が等しいHとLの2値の方形波で表される。第1交番信号と第2交番信号の位相差は第1ロジック信号と第2ロジック信号の位相差に等しくされる。
【0025】
PWM処理回路28cは、その第1ロジック信号と第2ロジック信号の排他的論理和(EXOR)に対応するPWM信号を出力する。本実施形態では、そのPWM信号から求められるPWMデューティが第1、第2シャフト3、4による伝達トルクに対応する値として用いられる。すなわち、図5(1)は伝達トルクが零の場合における第1ロジック信号S1と第2ロジック信号S2とPWM処理回路28cから出力されるPWM信号S3を示す。この場合、第1ロジック信号S1と第2ロジック信号S2の位相差はπ/2となり、PWMデューティは50%になる。図5(2)は第1、第2シャフト3、4により一方向のトルクが伝達される場合における第1ロジック信号S1と第2ロジック信号S2とPWM信号S3を示す。この場合は第1ロジック信号S1と第2ロジック信号S2の位相差はπ/2+Δθ(Δθ>0)となり、伝達トルクが大きい程にPWMデューティが50%よりも大きくなる。図5(3)は第1、第2シャフト3、4により他方向のトルクが伝達される場合における第1ロジック信号S1と第2ロジック信号S2とPWM信号S3を示す。この場合は第1ロジック信号S1と第2ロジック信号S2の位相差はπ/2+Δθ(Δθ<0)となり、伝達トルクが大きい程にPWMデューティが50%よりも小さくなる。
【0026】
第1交番信号の位相変化は第1シャフト3の回転角変化に対応し、第2交番信号の位相変化は第2シャフト4の回転角変化に対応するので、第1交番信号と第2交番信号との間の位相差は、第1シャフト3と第2シャフト4の回転角差に対応する伝達トルクに対応する。その第1交番信号と第2交番信号の位相差は第1ロジック信号S1と第2ロジック信号S2の位相差に等しいことから、第1ロジック信号S1と第2ロジック信号S2の排他的論理和に対応するPWM信号S3は、第1交番信号と第2交番信号との間の位相差の変化に応じてパルス幅が変化することで波形が変化する位相差対応信号になる。そのPWM信号S3が第1、第2シャフト3、4による伝達トルクに対応する信号として用いられる。本実施形態では、第1、第2シャフト3、4の伝達トルクに応じた操舵補助力を、予め定められて記憶したPWMデューティと操舵補助力との関係から演算し、その演算した操舵補助力を発生するように操舵補助力発生用電動アクチュエータ(図示省略)を制御する。その操舵補助力発生用電動アクチュエータは公知のものを用いることができ、例えば、電動モータにより発生する操舵補助力を減速ギヤ機構を介してステアリングシャフトに伝達するものを用いることができる。
【0027】
上記実施形態のトルクセンサ1によれば、第1シャフト3の回転角と第2シャフト4の回転角とを個別に検出することなく、伝達トルクに対応する回転角差を直接的に求めることができる。よって、トルクを求めるために第1、第2レゾルバ21、22からの信号の出力値を直接に取り込む必要がなく、信号処理のための負荷を低減でき、非線形な要素をなくすことができる。第1、第2レゾルバ21、22にsin(ωt)に比例する励磁信号を入力することで、第1、第2シャフト3、4の回転角の変化に対応して位相が変化する第1、第2交番信号を、レゾルバ21、22、抵抗26a、27a、コンデンサ26b、27bという汎用部品を用いて出力することができる。また、第1、第2抵抗26a、27aの抵抗値と第1、第2コンデンサ26b、27bの容量値に個体差によるバラツキがあっても、それら抵抗26a、27aとコンデンサ26b、27bがローパスフィルタおよびハイパスフィルタとして機能することで高周波成分を除去された信号と低周波成分を除去された信号とのカットオフ周波数ωでの互いの位相差はπ/2から変動しないので、トルク検出精度の低下を防止できる。さらに、第1交番信号と第2交番信号との間の位相差の変化に応じてパルス幅が変化するPWM信号を、交番信号をロジック信号に変換するロジック信号変換回路28a、28bと、ロジック信号の排他的論理和に対応する信号を生成するPWM処理回路28cという汎用部品を用いて出力することができる。
【0028】
図6、図7の(1)、(2)、(3)は制御装置20の変形例を示す。上記実施形態との相違は、第1、第2シャフト3、4による伝達トルクが零の時に上記第1交番信号と第2交番信号との間の位相差が零になるように第1レゾルバ21と第2レゾルバ22は相対配置されている。出力信号処理部28′は、第1ロジック信号変換回路28aから出力される第1ロジック信号の立ち上がり時点検出回路28dと、第2ロジック信号変換回路28bから出力される第2ロジック信号の立ち下がり時点検出回路28eを有する。PWM処理回路28c′として、第1ロジック信号と第2ロジック信号の排他的論理和に対応するPWM信号を出力する回路に代えて、SR(セットリセット)フリップフロップを有する。第1ロジック信号の立ち上がり時点の検出信号はPWM処理回路28c′を構成するフリップフロップのS端子に入力され、第2ロジック信号の立ち下がり時点の検出信号はそのR端子に入力される。これにより、PWM処理回路28c′からPWM信号が出力される。そのPWM信号のPWMデューティが第1、第2シャフト3、4による伝達トルクに対応する。
【0029】
すなわち、図7(1)は伝達トルクが零の場合における第1ロジック信号S1と第2ロジック信号S2とPWM処理回路28c′から出力されるPWM信号S3と立ち上がり時点検出信号S4と立ち下がり時点検出信号S5を示す。この場合はΔθ=0で、第1ロジック信号と第2ロジック信号の位相差は零となり、第1ロジック信号の立ち上がり時点から第2ロジック信号の立ち下がり時点までの時間t1は、第2ロジック信号の立ち下がり時点から第1ロジック信号の立ち上がり時点までの時間t2に等しいので、PWMデューティは50%になる。図7(2)は第1、第2シャフト3、4により一方向のトルクが伝達される場合における第1ロジック信号S1と第2ロジック信号S2とPWM信号S3を示す。この場合は第1ロジック信号と第2ロジック信号の位相差はΔθ(>0)となり、第1ロジック信号の立ち上がり時点から第2ロジック信号の立ち下がり時点までの時間t1は、第2ロジック信号の立ち下がり時点から第1ロジック信号の立ち上がり時点までの時間t2よりも長いので、伝達トルクが大きい程にPWMデューティが50%から大きくなる。図7(3)は第1、第2シャフト3、4により他方向のトルクが伝達される場合における第1ロジック信号S1と第2ロジック信号S2とPWM信号S3を示す。この場合は第1ロジック信号と第2ロジック信号の位相差はΔθ(<0)となり、第1ロジック信号の立ち上がり時点から第2ロジック信号の立ち下がり時点までの時間t1は、第2ロジック信号の立ち下がり時点から第1ロジック信号の立ち上がり時点までの時間t2よりも短いので、伝達トルクが大きい程にPWMデューティが50%から小さくなる。これにより、第1交番信号と第2交番信号との間の位相差の変化に応じてパルス幅が変化するPWM信号を、交番信号をロジック信号に変換するロジック信号変換回路28a、28bと、ロジック信号の立ち上がり時点と立ち下がり時点を検出する回路28d、28eと、ロジック信号の立ち上がり時点と立ち下がり時点に応じた立ち上がり時点と立ち下がり時点を有する信号を生成するSRフリップフロップのような汎用部品を用いて出力することができる。他は上記実施形態と同様で同一部分は同一符号で示す。なお、PWM処理回路28c′を構成するSRフリップフロップのS端子に第2ロジック信号の立ち下がり時点の検出信号が入力され、R端子に第1ロジック信号の立ち上がり時点の検出信号が入力されてもよい。これによりPWM処理回路28c′は、第1ロジック信号の立ち上がり時点と第2ロジック信号の立ち下がり時点の中の一方が立ち上がり時点に対応し他方が立ち下がり時点に対応するPWM信号を上記位相差対応信号として出力する。
【0030】
本発明は上記実施形態や変形例に限定されない。
例えば、第1抵抗26aと第1コンデンサ26bとが第1余弦振幅信号に対してローパスフィルタとして機能すると共に第1正弦振幅信号に対してハイパスフィルタとして機能するように、上記実施形態や変形例とは配置が互いに逆になってもよい。また、第2抵抗27aと第2コンデンサ27bとが第2余弦振幅信号に対してローパスフィルタとして機能すると共に第2正弦振幅信号に対してハイパスフィルタとして機能するように、上記実施形態や変形例とは配置が互いに逆になってもよい。さらに、上記実施形態や変形例では出力信号処理部28、28′から出力されるPWM信号のPWMデューティを伝達トルクに対応する値として用いているが、PWM信号の時間積分値を伝達トルクに対応する値として用いてもよい。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、分解能の高い高精度のトルクセンサを低コストで提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のトルクセンサの断面図
【図2】本発明の実施形態のトルクセンサにおける(1)は第1正弦振幅信号を示す図、(2)は第1余弦振幅信号を示す図
【図3】本発明の実施形態のトルクセンサにおける信号処理部の構成を示す図
【図4】本発明の実施形態における第1正弦振幅信号と第1余弦振幅信号がローパスフィルタとハイパスフィルタに夫々入力された場合の出力信号の(1)はゲイン特性を示すボード線図、(2)は位相特性を示すボード線図
【図5】本発明の実施形態のトルクセンサにおける(1)は伝達トルクが零の場合における第1ロジック信号と第2ロジック信号とPWM信号を示す図、(2)は一方向にトルクが伝達される場合における第1ロジック信号と第2ロジック信号とPWM信号を示す図、(3)は他方向にトルクが伝達される場合における第1ロジック信号と第2ロジック信号とPWM信号を示す図
【図6】本発明の変形例のトルクセンサにおける信号処理部の構成を示す図
【図7】本発明の変形例のトルクセンサにおける(1)は伝達トルクが零の場合における第1ロジック信号と第2ロジック信号とPWM信号と立ち上がり時点検出信号と立ち下がり時点検出信号を示す図、(2)は一方向にトルクが伝達される場合における第1ロジック信号と第2ロジック信号とPWM信号を示す図、(3)は他方向にトルクが伝達される場合における第1ロジック信号と第2ロジック信号とPWM信号を示す図
【符号の説明】
3 第1シャフト
4 第2シャフト
21 第1レゾルバ(第1検出器)
22 第2レゾルバ(第2検出器)
26 第1信号処理部
26a 第1抵抗
26b 第1コンデンサ
27 第2信号処理部
27a 第2抵抗
27b 第2コンデンサ
28、28′ 出力信号処理部
28a 第1ロジック信号変換回路
28b 第2ロジック信号変換回路
28c、28c′ PWM処理回路
28d 立ち上がり時点検出回路
28e 立ち下がり時点検出回路
Claims (3)
- 第1シャフトと、
前記第1シャフトに対して弾性的に相対回転可能な第2シャフトと、
前記第1シャフトの回転角変化に対応して位相が変化する第1交番信号を出力する第1交番信号出力手段と、
前記第2シャフトの回転角変化に対応して位相が変化する第2交番信号を出力する第2交番信号出力手段と、
前記第1交番信号と前記第2交番信号との間の位相差の変化に応じて波形が変化する位相差対応信号を出力する出力信号処理部とを備え、
前記第1交番信号出力手段は第1検出器と第1信号処理部を有し、
前記第1検出器は、KEを係数、ωを励磁信号の角周波数、tを時間、θを第1シャフトの回転角として、sin(ωt)に比例する励磁信号の入力時にKEsin(ωt)sinθで表される第1正弦振幅信号と、KEsin(ωt)cosθで表される第1余弦振幅信号を出力し、
前記第1信号処理部は、前記第1正弦振幅信号の出力端子と前記第1余弦振幅信号の出力端子とを接続する回路において互いに直列に接続される第1抵抗と第1コンデンサとを有すると共に、前記第1抵抗と前記第1コンデンサとの間が前記出力信号処理部に接続され、
前記第1抵抗の抵抗値と前記第1コンデンサの容量値は、前記第1抵抗と前記第1コンデンサとが前記第1正弦振幅信号と前記第1余弦振幅信号の中の一方に対してローパスフィルタとして機能すると共に他方に対してハイパスフィルタとして機能する際にカットオフ周波数が前記ωになるように設定され、
前記第2交番信号出力手段は第2検出器と第2信号処理部を有し、
前記第2検出器は、KEを係数、ωを励磁信号の角周波数、tを時間、θ+Δθを第2シャフトの回転角として、sin(ωt)に比例する励磁信号の入力時にKEsin(ωt)sin(θ+Δθ)で表される第2正弦振幅信号と、KEsin(ωt)cos(θ+Δθ)で表される第2余弦振幅信号を出力し、
前記第2信号処理部は、前記第2正弦振幅信号の出力端子と前記第2余弦振幅信号の出力端子とを接続する回路において互いに直列に接続される第2抵抗と第2コンデンサとを有すると共に、前記第2抵抗と前記第2コンデンサとの間が前記出力信号処理部に接続され、
前記第2抵抗の抵抗値と前記第2コンデンサの容量値は、前記第2抵抗と前記第2コンデンサとが前記第2正弦振幅信号と前記第2余弦振幅信号の中の一方に対してローパスフィルタとして機能すると共に他方に対してハイパスフィルタとして機能する際にカットオフ周波数が前記ωになるように設定され、
前記位相差対応信号から前記第1、第2シャフトによる伝達トルクに対応する値が求められることを特徴とするトルクセンサ。 - 前記第1、第2シャフトによる伝達トルクが零の時に前記第1交番信号と第2交番信号との間の位相差がπ/2になるように、前記第1検出器と第2検出器は相対配置され、
前記出力信号処理部は、前記第1交番信号を第1ロジック信号に変換する第1ロジック信号変換回路と、前記第2交番信号を第2ロジック信号に変換する第2ロジック信号変換回路と、前記第1ロジック信号と前記第2ロジック信号の排他的論理和に対応するPWM信号を前記位相差対応信号として出力するPWM処理回路とを有する請求項1に記載のトルクセンサ。 - 前記出力信号処理部は、前記第1交番信号を第1ロジック信号に変換する第1ロジック信号変換回路と、前記第2交番信号を第2ロジック信号に変換する第2ロジック信号変換回路と、前記第1ロジック信号の立ち上がり時点の検出回路と、前記第2ロジック信号の立ち下がり時点の検出回路と、前記第1ロジック信号の立ち上がり時点と前記第2ロジック信号の立ち下がり時点の中の一方が立ち上がり時点に対応し他方が立ち下がり時点に対応するPWM信号を前記位相差対応信号として出力するPWM処理回路とを有する請求項1に記載のトルクセンサ。
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