JP4106923B2 - 車両用モータユニットの潤滑構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用モータユニットの軸受部を潤滑する構造に関する。特に本発明は、2個のモータの動力を共通の回転軸を用いて伝達する車両用モータユニットの潤滑構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電気自動車の動力源となるモータおよび減速機の軸受等の部位の潤滑に関して、オイルポンプによって汲み上げられたオイルをモータのシャフトの外周からモータのシャフトの内部に供給し、モータのシャフトの内部を経由して、軸受にオイルを供給する技術が知られていた(例えば、特開平11−190417号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のようにモータのシャフトの外周からモータのシャフトの内部にオイルを供給しようとすると、電気自動車用モータの高速回転化(10000rmp以上)に伴い、強大な遠心力が発生することにより、シャフトの内部にオイルを十分供給することができない恐れがあった。
【0004】
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできる車両用モータユニットの潤滑構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明は、第1モータと、第2モータと、前記第1モータの回転軸と前記第2モータの回転軸に平行に配置され、前前記第1モータと前記第2モータの回転軸によって回転する中間軸と、前記第1モータと前記第2モータの下方向に設けられ、前記第1モータおよび前記第2モータの動力を、前記中間軸を介して出力する出力軸と、を備える車両用モータユニットの潤滑構造であって、オイルを圧送する油圧源と、前記油圧源と連結され、前記第1モータの回転軸と前記第2モータの回転軸と前記中間軸に直交する向きに配置される共通油路と、前記共通油路と一方の端部が連結され、前記第1モータの回転軸内部に設けられた第1油路と、前記第1油路と連結され、前記第1モータの回転軸を軸受けする軸受部にオイルを供給可能な第3油路と、前記共通油路と一方の端部が連結され、前記第2モータの回転軸内部に設けられた第2油路と、前記第2油路と連結され、前記第2モータの回転軸を軸受けする軸受部にオイルを供給可能な第4油路と、前記共通油路と一方の端部が連結され、前記中間軸内部に設けられた第5油路と、前記第5油路と連結され、前記中間軸を軸受けする軸受部にオイルを供給可能な第6油路と、を備える。
【0006】
また、本発明において、前記油圧源は、出力軸によって駆動されるオイルポンプであるとしてもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態はクレームにかかる発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0008】
図1は実施形態に係る車両用電動ユニット10の正面図、図2は図1のA−A断面図、図3は図1のB−B断面図、図4は図1のC−C断面図である。
【0009】
車両用電動ユニット10は、第1モータ20と、第2モータ30と、第1モータ20および第2モータ30の動力を車両の車輪に伝達する動力伝達機構50と、を備える。
【0010】
第1モータ20および第2モータ30は、モータケース40に収容されている。第1モータ20の第1モータ軸22は、第1モータ20に設けられた軸受部24,26およびモータケース40に設けられたモータ軸受部42により軸受されている。また、第2モータ30の第2モータ軸32は、第1モータ20に設けられた軸受部34,36およびモータケース40に設けられたモータ軸受部44により軸受されている。
【0011】
動力伝達機構50は、第1モータ20および第2モータ30の動力によって回転する中間軸60と、中間軸60の回転によって回転する出力軸70とを有する。中間軸は、モータケース40に設けられたモータ軸受部45、46により軸受されている。また、出力軸の一方の端部は、モータケース40に設けられたモータ軸受部47により軸受されている。
【0012】
第1モータ軸22には、第1歯車28が設けられている。また、第2モータ軸32には、第2歯車38が設けられている。第1歯車28および第2歯車38は、中間軸60に設けられた第3歯車62と噛合している。さらに、中間軸60には、第4歯車64が設けられ、この第4歯車64は、出力軸70に設けられた第5歯車72と噛合している。
【0013】
このように、本実施形態に係る車両用電動ユニット10は、第1モータ20および第2モータ30の動力により出力軸70が回転する構成となっている。
【0014】
次に、車両用電動ユニット10におけるオイルの循環について説明する。
【0015】
ストレーナ90に溜まったオイルは、出力軸70の駆動力によって駆動するオイルポンプ100により汲み上げられる。汲み上げられたオイルは、オイルフィルタ110により濾過された後、オイルクーラー120により冷却される。
【0016】
オイルクーラー120は、油路130と連結されており、オイルクーラー120で冷却されたオイルは油路130に供給される。油路130は、各々第1モータ軸22、第2モータ軸24、中間軸60の内部に形成された油路29,39,69の一方の端部と連結されており、油路130から油路29,39,69へオイルが圧送される。
【0017】
このように、油路130と油路29、油路39および油路69とは、油路29,39,69の一方の端部と連結されているので、各々第1モータ軸22、第2モータ軸32、中間軸60の回転による遠心力の影響を受けにくいので、油路130から油路29、油路39および油路69へのオイルの圧送を確実に行なうことができる。
【0018】
なお、油路29,39,69と油路130との接続部分には、それぞれオリフィス132,134,136が設けられており、各々油路29,39,69の径を変化させることにより、オイル量の調整が可能となっている。
【0019】
油路29には、各々軸受24,26,42にオイルを供給可能な油路150,152,154が連結されており、第1モータ軸22が高速で回転している場合にも、各軸受部分にオイルを確実に供給することができ、第1モータ軸22を軸受けする各軸受部の信頼性を高めることができる。
【0020】
同様に、油路39には、各々軸受34,36,44にオイルを供給可能な油路156,158,160が連結されており、第2モータ軸32が高速で回転している場合にも、各軸受部分にオイルを確実に供給することができ、第2モータ軸32を軸受けする各軸受部の信頼性を高めることができる。
【0021】
また、油路69には、各々軸受44,46にオイルを供給可能な油路162,164が連結されており、中間軸60が高速で回転している場合にも、各軸受部分にオイルを確実に供給することができ、中間軸60を軸受けする各軸受部の信頼性を高めることができる。
【0022】
各軸受部分の潤滑に用いられたオイルは、ストレーナ90に戻る。
【0023】
このように、各モータ軸および中間軸の端部から各軸の内部にオイルを圧送することにより、モータが高速回転することにより強大な遠心力が発生したときにおいても、確実に軸内部にオイルを圧送でき、確実にモータや軸受部にオイルを供給することができる。
【0024】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることができる。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0025】
【発明の効果】
上記説明から明らかなように、本発明によれば、高速回転しているモータの軸受部等の部位に確実にオイルを供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態に係る車両用電動ユニット10の正面図である。
【図2】 図1のA−A断面図である。
【図3】 図1のB−B断面図である。
【図4】 図1のC−C断面図である。
【符号の説明】
10 車両用電動ユニット、20 第1モータ、22 第1モータ軸、24,26,34,36,42,44,45,46,47 軸受部、28 第1歯車、30 第2モータ、32 第2モータ軸、38 第2歯車、40 モータケース、50動力伝達機構、60 中間軸、62 第3歯車、64 第4歯車、70 出力軸、72 第5歯車、90 ストレーナ、100 オイルポンプ、110 オイルフィルタ、120 オイルクーラー。
Claims (2)
- 第1モータと、第2モータと、前記第1モータの回転軸と前記第2モータの回転軸に平行に配置され、前記第1モータと前記第2モータの回転軸によって回転する中間軸と、前記第1モータと前記第2モータの下方向に設けられ、前記第1モータおよび前記第2モータの動力を、前記中間軸を介して出力する出力軸と、を備える車両用モータユニットの潤滑構造であって、
オイルを圧送する油圧源と、
前記油圧源と連結され、前記第1モータの回転軸と前記第2モータの回転軸と前記中間軸に直交する向きに配置される共通油路と、
前記共通油路と一方の端部が連結され、前記第1モータの回転軸内部に設けられた第1油路と、
前記第1油路と連結され、前記第1モータの回転軸を軸受けする軸受部にオイルを供給可能な第3油路と、
前記共通油路と一方の端部が連結され、前記第2モータの回転軸内部に設けられた第2油路と、
前記第2油路と連結され、前記第2モータの回転軸を軸受けする軸受部にオイルを供給可能な第4油路と、
前記共通油路と一方の端部が連結され、前記中間軸内部に設けられた第5油路と、
前記第5油路と連結され、前記中間軸を軸受けする軸受部にオイルを供給可能な第6油路と、
を備えることを特徴とする車両用モータユニットの潤滑構造。 - 前記油圧源は、出力軸によって駆動されるオイルポンプであることを特徴とする請求項1に記載の車両用モータユニットの潤滑構造。
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