JP4104180B2 - Lipase activity promoter - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、新規で且つ安全なタイソウ、クロレラ、アオノリ、ワカメ、ジャイアントケルプ、ヒジキ、ヒジリメン、トサカノリ、キリンサイ、ハイウスバノリから選ばれる1種以上の植物又は海藻抽出物を含有するリパーゼ活性促進剤、並びにヒジリメン、ハイウスバノリから選ばれる1種以上の海藻を水、エタノール、 1,3- ブチレングリコール、プロピレングリコールの内、いずれか1種若しくはこれらの2種以上の混液を用いて得られた抽出物を含有するリパーゼ活性促進剤を配合することを特徴とする皮膚外用剤及び浴用剤、或いは飲食品に関する。
【0002】
その利用分野は、各種の内用・外用製剤類(動物用に使用する製剤も含む)全般において利用でき、具体的には、アンプル状、カプセル状、丸剤、錠剤状、粉末状、顆粒状、固形状、液状、ゲル状或いは気泡性の1)医薬品類、2)医薬部外品類、3)食品類、4)局所又は全身用の皮膚化粧品類、5)頭皮・頭髪に適用する薬用及び/又は化粧用の製剤類(例えば、シャンプー剤、リンス剤、トリートメント剤、パーマネント液、整髪料、ヘアートニック剤、育毛・養毛料など)、6)浴湯に投じて使用する浴用剤、7)その他、液臭・防臭防止剤や衛生用品、衛生綿類、ウエットティシュなどが上げられる。
【0003】
更に飲食品類としては、口腔用組成物(ガム、キャンデーなど)やかまぼこ、ちくわなどの加工水産ねり製品、ソーセージ、ハムなどの畜産製品、洋菓子類、和菓子類、生めん、中華めん、ゆでめん、ソバなどのめん類、ソース、醤油、タレ、砂糖、ハチミツ、粉末あめ、水あめなどの調味料、カレー粉、からし粉、コショウ粉などの香辛料、ジャム、マーマレード、チョコレートスプレッド、漬物、そう菜、ふりかけや、各種野菜・果実の缶詰・瓶詰など加工野菜・果実類、チーズ、バター、ヨーグルトなど乳製品、みそ汁、スープ、果実ジュース、野菜ジュース、乳清飲料、清涼飲料、酒類などの飲料、その他、健康食品など一般的な飲食品類への使用が上げられる。
【0004】
【従来の技術】
皮下組織にある体脂肪は、健康を守るために大切な役割を担っており、特にエネルギー貯蔵、蛋白質の節約、体温調節、月経の発現・維持などがあるが、その体脂肪が過剰に蓄積されると様々な病気を引き起こし、例えば、体脂肪過多による影響として、高脂血症、引いては、動脈の壁にたくさんの脂肪が沈着し、動脈の弾力性を低下させ硬くします。このような状態を動脈硬化と言い、狭心症や心筋梗塞にも至ると言われ、又、高血圧症も引き起こし、脳卒中や心臓発作の原因にもなります。その他、糖尿病や体重増加による骨関節障害なども起こします。
【0005】
従って、脂肪を減少させることが健康には非常に重要であり、脂肪を減少させるために、リパーゼ酵素を使用し、トリアシルグリセロールが脂肪酸とグリセリンに分解させることが行われ、例えば、基剤中にカプセル化したリパーゼ自体を化粧料(特開昭62-220598号)に加えたり、又、ヨクイニン抽出物が皮脂分泌促進剤(特開昭60-174723号)として利用すること、ラン科植物:紫蘭抽出液が脂性肌ニキビに有効(特開昭57-102809号)であること、更に皮脂抑制剤としては、経口投与にて酢酸シプロテロンなどがあるが、効果が十分でなかったり、発疹などの過敏症状や吐き気を引き起こし、副作用の点で問題があり、経口および経皮投与した場合に安全なリパーゼ活性促進剤は見い出されていないのが現状である 。
【0006】
尚、食事制限によって体脂肪を減少させることもできるが、1日の摂取エネルギー量及び栄要素のバランスがくずれ、逆に体重を劇的に減少させてしまったり、その後、体重の逆戻りが大きくなるなど、健康・体調を害する恐れがあり、問題点が多い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
こうした事情に鑑み、本発明者らはリパーゼ活性促進剤として有用性のある様々な植物又は海藻類を開発のテーマとし、その結果、タイソウ、クロレラ、アオノリ、ワカメ、ジャイアントケルプ、ヒジキ、ヒジリメン、トサカノリ、キリンサイ、ハイウスバノリ抽出物にリパーゼ活性促進作用を有することを確認し、皮膚/頭皮の脂肪も抑制でき、又、油性肌の皮膚疾患(例えば、ニキビ・脂漏性湿疹・脂漏性脱毛症、フケ症など)の予防、治療に有効的である。更に脂肪の分解を促進し、身体の余分な脂肪も減少させることができる、安全性の高い皮膚外用剤及び浴用剤、飲食品を提供することをもって、本発明を完成するに至った。
【0008】
【課題を解決するための手段】
尚、本発明で使用する植物「タイソウ」とは、クロメモドキ科(Rhamnaceae)の植物ナツメ(Zizyphus jujuba Miller var. inermis Rehder)又はその近縁植物(Rhamnaceae)の果実を用いることができる。
【0009】
又、本発明で使用する海藻類「クロレラ」とは緑色植物門(Chlorophyta),緑藻網(Chlorophyceae),クロロコッカス目(Chlorococcales),オオシスティス科(Oocystaceae),クロレラ属(Chlorella)に分類される、直径3ー10ミクロンの単細胞緑藻類を指し、例えば、クロレラ・ブルガリス(C・Vulgaris)、クロレラ・ピレノイドサ(C・Pyrenoidosa)、クロレラ・エリプソイデイア(C・Ellipsoidea)などが代表的なものとして上げられる。又、「アオノリ」とは緑藻植物門(Chlorophyta)、緑藻綱(Chlorophyceae)、アオサ目(Ulvales)、アオサ科(Ulvaceae)、アオノリ属(Enteromorpha)に分類される、中空管状体でその壁は1層の細胞からなり、例えば、ウズバアオノリ(E.linza J.Agardh)、スジアオノリ(E.prolifera J.Ag.)、ヒラアオノリ(E.compressa Greville)、ボウアオノリ(E.intestinalis Link)、ホソエダアオノリ(E.crinita J.Ag.)などが代表的なものとして上げられる。
【0010】
更に、本発明で使用する海藻類「ワカメ」とは、褐藻植物門(Phaeophyta)、異型世代綱(Heterogeneratae) 、コンブ目(Laminariales)、ワカメ科(Undaria) に分類される、葉に毛叢や粘液腺を持ち、体の下部にひだをつくる藻体を指し、例えば、ワカメ(U.pinnatifida Suringar)、ヒロメ(U.undarioides Okamura) 、アオワカメ(U.peterseniana Okamura)などが代表的なものとして上げられる。又、「ジャイアントケルプ」とは、褐藻植物門(Phaeophyta)、異型世代綱(Heterogeneratae) 、コンブ目(Laminariales)、レッソニア科(Lessoniaceae)に分類される、広大な海中林を形成する藻体を指し、例えば、マクロシスティス・ピリフェラ(Macrocystis pyrifera C.Ag.)、マクロシスティス・インテグリフォリア(M.integrifolia Bory) 、ネオシティス・ルエトケアーナ(Nereocystis luetkeana Post.et Rupr.) などが代表的なものとして上げられる。更に「ヒジキ」とは、褐藻植物門(Phaeophyta)、円子綱(Cyclosporeae)、ヒバマタ目(Fucales) 、ホンダワラ科(Sargassaceae)、ヒジキ属(Hizikia) に分類される、ヒジキ(H.fusiforme Okamura) で体長50cmから長いものでは背丈を超えるものまでなる海中林をつり、根、茎、葉、気泡( 浮き袋) をもち、気泡は円柱状の小枝が膨れて紡錘状又は棍棒状を成すものなどが代表的なものとして上げられる。
【0011】
又、本発明で使用する海藻類「ヒジリメン」とは、紅藻植物門(Rhodophyta)、真正紅藻綱(Florideae) 、カクレイト目(Cryptonemiales)、ムカデノリ科(Grateloupiaceae)(又はカクレイト科(Cryptonemiaceae) と言われることもあり、ヒジリメン属(Cyrtymenia))に分類される、ヒジリメン(C.sparsa Okamura)で四分胞子嚢が全体の皮層中に散在し、体の表面に縮緬状の皺があるものを指す。更に「トサカノリ」とは、紅藻植物門(Rhodophyta)、真正紅藻綱(Florideae) 、スギノリ目(Gigartinales)、ミリン科(Solieriaceae)、トサカノリ属(Meristotheca)に分類される、トサカノリ(M.papulosa J.Ag.)であり、体は扁平で葉片状あるいは分枝体で、体長は10ー40cmぐらいのものなどが代表的なものとして上げられる。又、「キリンサイ」とは、紅藻植物門(Rhodophyta)、真正紅藻綱(Florideae) 、スギノリ目(Gigartinales)、ミリン科(Solieriaceae)、キリンサイ属(Eucheuma)に分類される、体は円柱状又は扁円。枝の基部の縊れは軽く、短い円錐状又は刺状の突起を密生する藻体を指し、例えば、トゲキリンサイ(E.serra J.Ag.) 、アマクサキリンサイ(E.amakusaensis Okamura)、キリンサイ( リュウキュウツノマタ)(E.denticulata (Burman) Collins et Hervey) 、ビャクシンキリンサイ(E.cupressoideum W.v.Bosse) などが代表的なものとして上げられる。又、「ハイウスバノリ」とは、紅藻植物門(Rhodophyta)、真正紅藻綱(Florideae) 、イギス目(Ceramiales)、コノハノリ科(Delesseriaceae)、ハイウスバノリ属(Acrosorium)に分類される、助細胞が卵の受精後生卵器を持つ細胞糸の支持細胞から切り出される藻体を指し、例えば、ヤレウスバノリ(A.flabellatum Yamada)、カギウスバノリ(A.uncinatum (J.Ag.) Kylin) 、スジウスバノリ(A.polyneurum Okamura)、ハイウスバノリ(A.yendoi Yamada) などが代表的なものとして上げられる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明で使用するタイソウ、クロレラ、アオノリ、ワカメ、ジャイアントケルプ、ヒジキ、ヒジリメン、トサカノリ、キリンサイ、ハイウスバノリの抽出物とは、各々の植物又は海藻体の各種部位(地上部、全草、根皮、葉、枝先、花、根など)をそのまま或いは焙煎、乾燥又は粉砕後、溶媒で抽出したものである。抽出溶媒としては、水、エタノール、1,3-ブチレングリコール、プロピレングリコールから選ばれる何れか1種か、若しくは2種以上を任意に組み合わせて使用することができ、又、各々の水、エタノール、1,3-ブチレングリコール、プロピレングリコール抽出が組み合わされた状態でも使用できる。又、得られた抽出物は応用するリパーゼ活性促進剤、更に皮膚外用剤及び浴用剤、飲食品の剤型・形態により乾燥、濃縮、或いは希釈などを任意に行い調整すれば良い。
【0014】
尚、製造方法は特に制限されるものはないが、通常、常温〜常圧下での溶媒の沸点の範囲であれば良く、抽出後は濾過又はイオン交換樹脂を用い、吸着・脱色・精製して溶液状、ペースト状、ゲル状、粉末状とすれば良い。更に多くの場合は、そのままの状態で利用できるが、必要ならば、その効力に影響のない範囲で更に脱臭、脱色などの精製処理を加えても良く、脱臭・脱色等の精製処理手段としては、活性炭カラムなどを用いれば良く、抽出物質により一般的に適用される通常の手段を任意に選択して行えば良い。
【0015】
本発明のタイソウ、クロレラ、アオノリ、ワカメ、ジャイアントケルプ、ヒジキ、ヒジリメン、トサカノリ、キリンサイ、ハイウスバノリの抽出物は、そのままリパーゼ活性促進剤として利用できる他、更に、ヒジリメン、ハイウスバノリから選ばれる1種以上の海藻を水、エタノール、 1,3- ブチレングリコール、プロピレングリコールの内、いずれか1種若しくはこれらの2種以上の混液を用いて得られた抽出物を含有するリパーゼ活性促進剤は、皮膚外用剤及び浴用剤、飲食品へ配合できるが、その配合量としては特に規定するものではないが、リパーゼ活性促進剤、皮膚外用剤及び浴用剤、飲食品の種類、品質、期待される作用の程度によって若干異なるが、通常、0.05重量%以上(以下、重量%で表わす)好ましくは0.1〜60%が良い。尚、配合量が0.05%より少ないと効果が充分期待できない。
【0016】
尚、本発明のリパーゼ活性促進剤、皮膚外用剤及び浴用剤、飲食品は、前記の必須成分に加え必要に応じ、本発明の効果を損なわない範囲内で、医薬品類、医薬部外品類、化粧品、飲食品類などの製剤に使用される成分や添加剤を併用して製造することができる。
【0017】
例えば、油脂類(アボガド油,アーモンド油,ウイキョウ油,エゴマ油,オリブ油,オレンジ油,オレンジラファー油,ゴマ油,カカオ脂,カミツレ油,カロット油,キューカンバー油,牛脂,牛脂脂肪酸,ククイナッツ油,サフラワー油,大豆油,ツバキ油,トウモロコシ油,ナタネ油,パーシック油,ヒマシ油,綿実油,落花生油,タートル油,ミンク油,卵黄油,カカオ脂,パーム油,パーム核油,モクロウ,ヤシ油,牛脂,豚脂,硬化油,硬化ヒマシ油など)
【0018】
ロウ類(ミツロウ,カルナバロウ,鯨ロウ,ラノリン,液状ラノリン,還元ラノリン,硬質ラノリン,カンデリラロウ,モンタンロウ,セラックロウなど)
【0019】
鉱物油(流動パラフィン,ワセリン,パラフィン,オゾケライド,セレシン,マイクロクリスタンワックス,ポリエチレン末,スクワレン,スクワラン,プリスタンなど)
【0020】
脂肪酸類(ラウリン酸,ミリスチン酸,パルミチン酸,ステアリン酸,ベヘン酸,オレイン酸,12-ヒドロキシステアリン酸,ウンデシレン酸,トール油,ラノリン脂肪酸などの天然脂肪酸、イソノナン酸,カプロン酸,2−エチルブタン酸,イソペンタン酸,2-メチルペンタン酸,2-エチルヘキサン酸,イソペンタン酸などの合成脂肪酸)
【0021】
アルコール類(エタノール,イソピロパノール,ラウリルアルコール,セタノール,ステアリルアルコール,オレイルアルコール,ラノリンアルコール,コレステロール,フィトステロールなどの天然アルコール、2-ヘキシルデカノール,イソステアリルアルコール,2-オクチルドデカノールなどの合成アルコール)、更に多価アルコール類(酸化エチレン,エチレングリコール,ジエチレングリコール,トリエチレングリコール,エチレングリコールモノエチルエーテル,エチレングリコールモノブチルエーテル,ジエチレングリコールモノメチルエーテル,ジエチレングリコールモノエチルエーテル,ポリエチレングリコール,酸化プロピレン,プロピレングリコール,ポリプロピレングリコール,1,3-ブチレングリコール,グリセリン,バチルアルコール,ペンタエリトリトール,ソルビトール,マンニトール,ブドウ糖,ショ糖など)
【0022】
エステル類(ミリスチン酸イソプロピル,パルミチン酸イソプロピル,ステアリン酸ブチル,ラウリン酸ヘキシル,ミリスチン酸ミリスチル,オレイン酸オレイル,オレイン酸デシル,ミリスチン酸オクチルドデシル,ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル,乳酸セチル,乳酸ミリスチル,フタル酸ジエチル,フタル酸ジブチル,酢酸ラノリン,モノステアリン酸エチレングリコール,モノステアリン酸プロピレングリコール,ジオレイン酸プロピレングリコールなど)
【0023】
金属セッケン(ステアリン酸アルミニウム,ステアリン酸マグネシウム,ステアリン酸亜鉛,ステアリン酸カルシウム,パルミチン酸亜鉛,ミリスチン酸マグネシウム,ラウリン酸亜鉛,ウンデシレン酸亜鉛など)
【0024】
ガム質及び水溶性高分子化合物(アラビアゴム,ベンゾインゴム,ダンマルゴム,グアヤク脂,アイルランド苔,カラヤゴム,トラガントゴム,キャロブゴム,クインシード,寒天,カゼイン,デキストリン,ゼラチン,ペクチン,デンプン,カラギーナン,カルボキシアルキルキチン又はキトサン,ヒドロキシアルキルキチン又はキトサン,低分子キトサン,キトサン塩,硫酸化キチンまたはキトサン,リン酸化キチン又はキトサン,アルギン酸及びその塩,ヒアルロン酸及びその塩,コンドロイチン硫酸,ヘパリン,エチルセルロース,メチルセルロース,カルボキシメチルセルロース,カルボキシエチルセルロース,カルボキシエチルセルロースナトリウム,ヒドロキシエチルセルロース,ヒドロキシプロピルセルロース,ニトロセルロース,結晶セルロース,ポリビニルアルコール,ポリビニルメチルエーテル,ポリビニルピロリドン,ポリビニルメタアクリレート,ポリアクリル酸塩,ポリエチレンオキサイドやポリプロピレンオキサイド等のポリアルキレンオキサイド又はその架橋重合物,カルボキシビニルポリマー,ポリエチレンイミンなど)
【0025】
界面活性剤「アニオン界面活性剤(カルボン酸塩,スルホン酸塩,硫酸エステル塩,リン酸エステル塩)」、「カチオン界面活性剤(アミン塩,四級アンモニウム塩)」、「両性界面活性剤:カルボン酸型両性界面活性剤(アミノ型,ベタイン型),硫酸エステル型両性界面活性剤,スルホン酸型両性界面活性剤,リン酸エステル型両性界面活性剤」、「非イオン界面活性剤(エーテル型非イオン界面活性剤,エーテルエステル型非イオン界面活性剤,エステル型非イオン界面活性剤,ブロックポリマー型非イオン界面活性剤,含窒素型非イオン界面活性剤)」、「その他の界面活性剤(天然界面活性剤,タンパク質加水分解物の誘導体,高分子界面活性剤,チタン・ケイ素を含む界面活性剤,フッ化炭素系界面活性剤)」
【0026】
ビタミン類「ビタミンA群:レチノール,レチナール(ビタミンA1),デヒドロレチナール(ビタミンA2),カロチン,リコピン(プロビタミンA)」、「ビタミンB群:チアミン塩酸塩,チアミン硫酸塩(ビタミンB1),リボフラビン(ビタミンB2),ピリドキシン(ビタミンB6),シアノコバラミン(ビタミンB12),葉酸類,ニコチン酸類,パントテン酸類,ビオチン類,コリン,イノシトール類」、「ビタミンC群:アスコルビン酸及びその誘導体」、「ビタミンD群:エルゴカルシフェロール(ビタミンD2),コレカルシフェロール(ビタミンD3),ジヒドロタキステロール」、「ビタミンE群:トコフェロール及びその誘導体,ユビキノン類」、「ビタミンK群:フィトナジオン(ビタミンK1),メナキノン(ビタミンK2),メナジオン(ビタミンK3),メナジオール(ビタミンK4)」やその他、フェルラ酸,γ-オリザノールなど
【0027】
アミノ酸(バリン,ロイシン,イソロイシン,トレオニン,メチオニン,フェニルアラニン,トリプトファン,リジン,グリシン,アラニン,アスパラギン,グルタミン,セリン,システイン,シスチン,チロシン,プロリン,ヒドロキシプロリン,アスパラギン酸,グルタミン酸,ヒドロキシリジン,アルギニン,オルニチン,ヒスチジンなどや,それらの硫酸塩,リン酸塩,硝酸塩,クエン酸塩,あるいはピロリドンカルボン酸の如きアミノ酸誘導体など)
【0028】
更に、動物組織或いは植物、生薬の抽出物(植物類にあっては、水,有機溶媒(エタノール,プロピレングリコール,1,3-ブチレングリコールなど)の1種又は2種以上の混液で抽出されたエキスが望ましい。又,動物組織にあっては,前記植物と同法により得られるエキスの他,組織を加水分解して得られたエキスなどであっても良い。これらは保湿成分として,或いはこれまでに知られる種々の美容効果,医療的効果を目的として用いられる。)、例えば,アセンヤク(阿仙薬),アシタバ,アセロラ,アルテア,アルニカ,アボカド,アマチャ(甘茶),アロエ,アロエベラ,イラクサ,イチョウ(銀杏葉,銀杏),ウイキョウ(茴香),ウコン(鬱金),ウスバサイシン(細辛),ウメ(烏梅),ウラジロガシ,ウワウルシ,ノイバラ(営実),ヒキオコシ(延命草),オウギ(黄耆),コガネバナ(オウゴン),ヤマザクラ(桜皮),キハダ(黄柏),オウレン(黄連),オタネニンジン(人参),オトギリソウ(弟切草),オドリコソウ,オランダガラシ,オレンジ,イトヒメハギ(遠志),ウツボグサ(夏枯草),ツルドクダミ(何首烏),エンジュ(槐花),ヨモギ(ガイ葉),ガジュツ(莪朮),クズ(葛根),カノコソウ(吉草根),カミツレ,キカラスウリ(瓜呂根),カワラヨモギ(茵チン蒿),カンゾウ(甘草),フキタンポポ(款冬花,款冬葉),キイチゴ,キウイ果実,キキョウ(桔梗),キク(菊花),キササゲ(梓実),ミカン属植物果実(枳実),タチバナ(橘皮),キュウリ,ウドまたはシシウド(羌活,独活),アンズ(杏仁),クコ(地骨皮,枸杞子,枸杞葉),クララ(苦参),クスノキ,クマザサ,グレープフルーツ果実,ニッケイ(桂皮),ケイガイ(ケイガイ),エビスグサ(決明子),マルバアサガオ又はアサガオ(ケン牛子),ベニバナ(紅花),ゴバイシ(五倍子),コンフリー,コパイバ,クチナシ(山梔子),ゲンチアナ,ホオノキ(厚朴),ヒナタイノコズチ(牛膝),ゴシュユ(呉茱萸),ゴボウ,チョウセンゴミシ(五味子),米,米ぬか,コムギ,ミシマサイコ(柴胡),サフラン,サボンソウ,サンザシ(山ザ子),サンショウ(山椒),サルビア,サンシチニンジン(三七人参),シイタケ(椎茸),ジオウ(地黄),シクンシ(使君子),ムラサキ(紫根),シソ(紫蘇葉,紫蘇子),カキ(柿蒂),シャクヤク(芍薬),オオバコ(車前子,車前草),ショウガ(生姜),ショウブ(菖蒲),トウネズミモチ(女貞子),シモツケソウ,シラカバ,スイカズラ(金銀花,忍冬),セイヨウキヅタ,セイヨウノコギリソウ,セイヨウニワトコ,アズキ(赤小豆),ニワトコ(接骨木),ゼニアオイ,センキュウ(川キュウ),センブリ(当薬),クワ(桑白皮,桑葉),ダイズ,タラノキ,チクセツニンジン(竹節人参),ハナスゲ(知母),ワレモコウ(地楡),ドクダミ(十薬),フユムシナツクサタケ(冬虫夏草),トウガラシ,ホオズキ(登呂根),タチジャコウソウ,リョクチャ(緑茶),コウチャ(紅茶),チョウジ(丁子),ウンシュウミカン(陳皮),ツバキ,ツボクサ,トウガラシ(番椒),トウキ(当帰),トウキンセンカ,ダイダイ(橙皮),ワレモコウ(地楡),トウモロコシ(南蛮毛),トマト,ナンテン(南天実),ニンニク(大サン),オオムギ(麦芽),ハクセン(白蘚皮),ジャノヒゲ(麦門冬),パセリ,バタタ,ハッカ(薄荷),ハマメリス,バラ,ビワ葉(枇杷葉),マツホド(茯リョウ),ブドウまたはその葉,ヘチマ,ボダイジュ,ボタン(牡丹皮),ホップ,マイカイ(マイ瑰花),松葉,マロニエ,マンネンロウ,ムクロジ,メリッサ,メリロート,ボケ(木瓜),モヤシ,モモ(桃仁,桃葉),ヒオウギ(射干),ビンロウジュ(檳ロウ子),メハジキ(益母草),ヤグルマギク,ユキノシタ(虎耳草),ヤマモモ(楊梅皮),ヤシャブシ(矢車),ハトムギ(ハトムギ,ヨクイニン),モウコヨモギ,ヤマヨモギ,ラベンダー,リンゴ果実,マンネンタケ(霊芝),レモン果実,レンギョウ(連翹),レンゲソウ,ゲンノショウコ(老鸛草),ハシリドコロ(ロート根),鶏トサカ,牛・人の胎盤抽出物,豚・牛の胃,十二指腸,或いは腸の抽出物若しくはその分解物,水溶性コラーゲン,水溶性コラーゲン誘導体,コラーゲン加水分解物,エラスチン,エラスチン加水分解物,水溶性エラスチン誘導体,シルク蛋白,シルク蛋白分解物,牛血球蛋白分解物など)
【0029】
微生物培養代謝物(酵母エキス,亜鉛含有酵母エキス,ゲルマニウム含有酵母エキス,セレン含有酵母エキス,マグネシウム含有酵母エキス,米醗酵エキス,ユーグレナ抽出物,脱脂粉乳の乳酸発酵物など)やα-ヒドロキシ酸(グリコール酸,クエン酸,リンゴ酸,酒石酸,乳酸など)
【0030】
無機顔料(無水ケイ酸,ケイ酸マグネシウム,タルク,カオリン,ベントナイト,マイカ,雲母チタン,オキシ塩化ビスマス,酸化ジルコニウム,酸化マグネシウム,酸化亜鉛,酸化チタン,炭酸カルシウム,炭酸マグネシウム,黄酸化鉄,ベンガラ,黒酸化鉄,グンジョウ,酸化クロム,水酸化クロム,カーボンブラック,カラミンなど)
【0031】
紫外線吸収剤(p-アミノ安息香酸誘導体,サルチル酸誘導体,アントラニル酸誘導体,クマリン誘導体,アミノ酸系化合物,ベンゾトリアゾール誘導体,テトラゾール誘導体,イミダゾリン誘導体,ピリミジン誘導体,ジオキサン誘導体,カンファー誘導体,フラン誘導体,ピロン誘導体,核酸誘導体,アラントイン誘導体,ニコチン酸誘導体,ビタミンB6誘導体,オキシベンゾン,ベンゾフェノン,グアイアズレン,シコニン,バイカリン,バイカレイン,ベルベリンなど)
【0032】
収斂剤(乳酸,酒石酸,コハク酸,クエン酸,アラントイン,塩化亜鉛,硫酸亜鉛,酸化亜鉛,カラミン,p-フェノールスルホン酸亜鉛,硫酸アルミニウムカリウム,レゾルシン,塩化第二鉄,タンニン酸など)
【0033】
抗酸化剤(アスコルビン酸及びその塩,ステアリン酸エステル,トコフェロール及びそのエステル誘導体,ノルジヒドログアセレテン酸,ブチルヒドロキシトルエン(BHT),ブチルヒドロキシアニソール(BHA),パラヒドロキシアニソール,没食子酸プロピル,セサモール,セサモリン,ゴシポールなど)
【0034】
抗炎症剤(イクタモール,インドメタシン,カオリン,サリチル酸,サリチル酸ナトリウム,サリチル酸メチル,アセチルサリチル酸,塩酸ジフェンヒドラミン,d又はdl-カンフル,ヒドロコルチゾン,グアイアズレン,カマズレン,マレイン酸クロルフェニラミン,グリチルリチン酸及びその塩,グリチルレチン酸及びその塩など)
【0035】
殺菌・消毒薬(アクリノール,イオウ,塩化ベンザルコニウム,塩化ベンゼトニウム,塩化メチルロザニリン,クレゾール,グルコン酸カルシウム,グルコン酸クロルヘキシジン,スルファミン,マーキュロクロム,ラクトフェリン又はその加水分解物など)
【0036】
頭髪用剤(二硫化セレン,臭化アルキルイソキノリニウム液,ジンクピリチオン,ビフェナミン,チアントール,カスタリチンキ,ショウキョウチンキ,トウガラシチンキ,塩酸キニーネ,強アンモニア水,臭素酸カリウム,臭素酸ナトリウム,チオグリコール酸など)
【0037】
香料(ジャコウ,シベット,カストリウム,アンバーグリスなどの天然動物性香料、アニス精油,アンゲリカ精油,イランイラン精油,イリス精油,ウイキョウ精油,オレンジ精油,カナンガ精油,カラウェー精油,カルダモン精油,グアヤクウッド精油,クミン精油,黒文字精油,ケイ皮精油,シンナモン精油,ゲラニウム精油,コパイババルサム精油,コリアンデル精油,シソ精油,シダーウッド精油,シトロネラ精油,ジャスミン精油,ジンジャーグラス精油,杉精油,スペアミント精油,西洋ハッカ精油,大茴香精油,チュベローズ精油,丁字精油,橙花精油,冬緑精油,トルーバルサム精油,バチュリー精油,バラ精油,パルマローザ精油,檜精油,ヒバ精油,白檀精油,プチグレン精油,ベイ精油,ベチバ精油,ベルガモット精油,ペルーバルサム精油,ボアドローズ精油,芳樟精油,マンダリン精油,ユーカリ精油,ライム精油,ラベンダー精油,リナロエ精油,レモングラス精油,レモン精油,ローズマリー精油,和種ハッカ精油などの植物性香料、その他合成香料など)
【0038】
色素・着色剤(赤キャベツ色素,赤米色素,アカネ色素,アナトー色素,イカスミ色素,ウコン色素,エンジュ色素,オキアミ色素,柿色素,カラメル,金,銀,クチナシ色素,コーン色素,タマネギ色素,タマリンド色素,スピルリナ色素,ソバ全草色素,チェリー色素,海苔色素,ハイビスカス色素,ブドウ果汁色素,マリーゴールド色素,紫イモ色素,紫ヤマイモ色素,ラック色素,ルチンなど)
【0039】
甘味料(砂糖,甘茶,果糖,アラビノース,ガラクトース,キシロース,マンノース,麦芽糖,蜂蜜,ブドウ糖,ミラクリン,モネリンなど)
【0040】
栄養強化剤(貝殻焼成カルシウム,シアノコラバミン,酵母,小麦胚芽,卵黄粉末,ヘミセルロース,ヘム鉄など)
【0041】
乳製品(牛乳,チーズ,生クリーム,バター,マーガリン,粉乳,ホエー,練乳など)
【0042】
その他、保湿剤、ホルモン類、金属イオン封鎖剤、pH調整剤、キレート剤、防腐・防バイ剤、清涼剤、安定化剤、乳化剤、動・植物性蛋白質及びその分解物、動・植物性多糖類及びその分解物、動・植物性糖蛋白質及びその分解物、血流促進剤、消炎剤・抗アレルギー剤、細胞賦活剤、角質溶解剤、創傷治療剤、増泡剤、増粘剤、口腔用剤、消臭・脱臭剤、苦味料、調味料、酵素などが上げられ、本発明のリパーゼ活性促進剤と今日までに知られているリパーゼ活性促進作用を有する成分との併用によっては、相加的及び相乗的なリパーゼ活性促進作用が期待できる。
【0043】
又、本発明のリパーゼ活性促進剤、更に皮膚外用剤及び浴用剤、飲食品の剤型は任意であり、アンプル状、カプセル状、粉末状、顆粒状、丸剤、錠剤状、固形状、液状、ゲル状、気泡状、乳液状、クリーム状、軟膏状、シート状などの医薬品類、医薬部外品類、皮膚・頭髪用化粧品類及び浴用剤・飲食品に配合して用いることができる。
【0044】
具体的には、例えば、内用・外用薬用製剤、化粧水、乳液、クリーム、軟膏、ローション、オイル、パックなどの基礎化粧料、洗顔料や皮膚洗浄料、シャンプー、リンス、ヘアートリートメント、ヘアクリーム、ポマード、ヘアスプレー、整髪料、パーマ剤、ヘアートニック、染毛料、育毛・養毛料などの頭髪化粧料、ファンデーション、白粉、おしろい、口紅、頬紅、アイシャドウ、アイライナー、マスカラ、眉墨、まつ毛などのメークアップ化粧料、美爪料などの仕上げ用化粧料、香水類、浴用剤、その他、歯磨き類、口中清涼剤・含嗽剤、液臭・防臭防止剤、衛生用品、衛生綿類、ウエットティシュなどが上げられ、その他、一般的な飲食品類への使用も可能である。
【0045】
尚、本発明のヒジリメン、ハイウスバノリから選ばれる1種以上の海藻を水、エタノール、 1,3- ブチレングリコール、プロピレングリコールの内、いずれか1種若しくはこれらの2種以上の混液を用いて得られた抽出物を含有するリパーゼ活性促進剤の皮膚外用剤及び浴用剤、又は飲食品への添加の方法については、予め加えておいても、製造途中で添加しても良く、作業性を考えて適宜選択すれば良い。
【0046】
【実施例】
以下に、製造例、試験例、処方例を上げて説明するが、本発明がこれらに制約されるものではない。
【0047】
(製造例1)
焙煎コーヒーノキ、トチュウ、タイソウ、クロレラ、アオノリ、コンブ、ワカメ、ジャイアントケルプ、ヒジキ、ヒバマタ、ヒジリメン、テングサ、トサカノリ、キリンサイ、ツノマタ、コトジツノマタ、スギノリ、ハイウスバノリ、それぞれ100gを精製水(約80℃)にて約1時間加温抽出し、室温にて1昼夜抽出した後、濾過して抽出液(乾燥固形分:約0.4〜1.5重量%)を約1.0kg得る。
【0048】
(製造例2)
焙煎コーヒーノキ、トチュウ、タイソウ、クロレラ、アオノリ、コンブ、ワカメ、ジャイアントケルプ、ヒジキ、ヒバマタ、ヒジリメン、テングサ、トサカノリ、キリンサイ、ツノマタ、コトジツノマタ、スギノリ、ハイウスバノリ、それぞれ100gを50%エタノール溶液又は30%1,3-ブチレングリコール溶液、又は60%プロピレングリコール溶液、又は精製水(約30℃)に浸漬し、室温にて2昼夜抽出した後、濾過して抽出液(乾燥固形分:約0.4〜1.5重量%)を約1.0kg得る。
【0049】
(試験1)リパーゼ活性促進作用の評価
脂肪分解過程において、トリアシルグリセロールが脂肪酸とグリセリンに分解されるが、この分解反応はリパーゼによって行われ、従ってリパーゼ活性の促進は、脂肪の減少の指標となる。また、リパーゼの活性化には、脂肪細胞内でのc-AMPを介する多段階の反応が関与していると考えられている。尚、本試験では、製造例1ー2で得られた抽出液について、ヒト血中リパーゼの定量反応を指標としたリパーゼ活性値を測定して検討した。
(試験方法)
a.試料
本発明の製造例1ー2で得られた抽出液を、50%濃度に調製してを試験に供した。
b.皮膚抽出液
モルモット背部皮膚1gに生理食塩水10mlを加え、超音波にて抽出を行い、遠心分離(12,000rpm、15分間)にて得られた上清を皮膚抽出液とした。
c.酵素リパ−ゼ
酵素リパ−ゼ(豚膵臓由来/シグマ社製)は、0.2unitsになるよう調整した。
d.リパーゼ活性の測定
試料30%、皮膚抽出液20%、0.2unitsリパ−ゼ50%の混合液を検体とし、リパ−ゼキットS(大日本製薬株式会社製)の試験法に従い試験を行った。尚、対照として、試料の代わりに、精製水及び各種の抽出溶媒濃度を用い、各試料、対照について反応停止後に基質を添加する盲検との呈色の差により、対照を100%と設定し、次式(数1)によりリパーゼ活性促進率(=リパーゼ活性促進作用)を求めた。
【0050】
【数1】
【0051】
【表1】
【0052】
(試験結果)
表1のごとく、本発明のタイソウ、クロレラ、アオノリ、ワカメ、ジャイアントケルプ、ヒジキ、ヒジリメン、トサカノリ、キリンサイ、ハイウスバノリ抽出物はリパーゼ活性促進作用を有することが確認された。
【0053】
(試験2)安全性試験
(1)皮膚一次刺激性試験
製造例1〜2で得られた各種植物又は海藻抽出液を背部を剪毛した日本白色家兎(雌性,1群3匹,体重2.3kg前後)の皮膚に適用した。判定は、適用後24,48,72時間に一次刺激性の評点法にて紅斑及び浮腫を指標として行った。その結果は、すべての動物において、何等、紅斑及び浮腫を認めず陰性と判定された。
【0054】
(試験3)安全性試験
(2)皮膚累積刺激性試験
同様に製造例1〜2で得られた各種植物又は海藻抽出液を側腹部を剪毛したハートレー系モルモット(雌性,1群3匹,体重320g前後)の皮膚に1日1回、週5回,0.5ml/匹を塗布した。塗布は2週に渡って行い、剪毛は各週の最終塗布日に行った。判定は、各塗布日及び最終塗布日の翌日に一次刺激性の評点法にて紅斑及び浮腫を指標として行った。その結果は、すべての動物において、2週間に渡って何等、紅斑及び浮腫を認めず陰性と判定された。
【0055】
(試験4)安全性試験
(3)急性毒性試験
同様に製造例1で得られた各種植物又は海藻抽出液を減圧濃縮・乾燥して得られた粉末を試験前、4時間絶食させたddy系マウス(雄性及び雌性,1群5匹,5週齢)に2,000mg/kg量経口投与し、毒性症状の発現、程度などを経時的に観察した。その結果、すべてのマウスにおいて14日間何等異状を認めず、又、解剖の結果も異状がなかった。よって、LD50は2,000mg/kg以上と判定された。
【0056】
(処方例)各種リパーゼ活性促進剤、皮膚外用剤及び浴用剤、飲食品の製造
上記の評価結果に従い、以下にその処方例を示すが、処方例は各製品の製造における常法により製造したもので良く、配合量のみを示した。又、本発明はこれらに限定されるわけではない。
【0057】
(処方例1)乳液
重量%
1. スクワラン 5.0
2. オリーブ油 5.0
3. ホホバ油 5.0
4. セチルアルコール 1.5
5. グリセリンモノステアレート 2.0
6. ポリオキシエチレン(20)セチルエーテル 3.0
7. ポリオキシエチレン(20)ソオルビタンモノオレート 2.0
8.1,3- ブチレングリコール 1.0
9. グリセリン 2.0
10. A : ヒジリメン 50 %プロピレングリコール抽出液
B : ハイウスバノリ 50 % 1,3- ブチレングリコール抽出液
※A、Bの何れか1種の抽出液 5.0
11. 香料,防腐剤 適量
12. 精製水 100とする残余
【0064】
(処方例2)ヘアートニック
重量%
1.エタノール 40.0
2.オレイン酸エチル 1.0
3.ポリオキシエチレン(40)硬化ヒマシ油 2.0
4.A : ヒジリメン 50 %プロピレングリコール抽出液
B : ハイウスバノリ 50 % 1,3- ブチレングリコール抽出液
※A、Bの何れか1種の抽出液 5.0
5.精製水 100とする残余
【0065】
(処方例3)顆粒浴用剤
重量%
1.炭酸水素ナトリウム 60.0
2.無水硫酸ナトリウム 30.0
3.ホウ砂 3.0
4.A : ヒジリメン 50 %プロピレングリコール抽出液
B : ハイウスバノリ 50 % 1,3- ブチレングリコール抽出液
※A、Bの何れか1種の抽出液 7.0
【0068】
(処方例4)うどん又はそば 重量%
1.小麦粉又はそば粉 96.0
2.食塩 1.0
3.ハイウスバノリ熱水抽出粉末 3.0
【0074】
(処方例5)みそ汁 重量%
1.豆腐 45.0
2.油揚げ 2.5
3.ニンジン 5.0
4.ゴボウ 5.0
5.赤味噌 15.0
6.A : ヒジリメン熱水抽出粉末
B : ハイウスバノリ熱水抽出粉末
※A、Bの何れか1種の抽出粉末 5.0
7.かつおだし 100とする残余
【0075】
(試験5)使用効果試験
本発明の皮膚外用剤及び浴用剤を実際に使用した場合の効果について検討を行った。使用テストは脂性の肌やニキビ・湿疹で悩む15〜30歳の20名をパネラーとし、毎日、朝と夜の2回、洗顔後に処方例1の乳液の適量を顔面に2ヶ月に渡って塗布することにより行った。又、頭皮や髪の生え際に同様の皮膚疾患が見られる10名(15〜30歳)についても、毎日の洗髪後、処方例2のヘアートニックの適量を頭皮に2ヶ月に渡って塗布することにより使用テストを実施した。
【0076】
更に、処方例3の浴用剤についても、脂性の肌やニキビ・湿疹で悩む15〜30歳の20名を対象に、2ヶ月間、必ず1日1回適量の浴用剤を溶解させた浴湯に入浴してもらい、使用テストを実施した。
対照には、乳液,ヘアートニック,浴用剤から本発明の植物又は海藻抽出物を除いたものを同様な方法にて処方したものを用いた。又、評価方法は下記の基準にて行い、結果は表2−4のごとくで表中の数値は人数を表す。尚、使用期間中に皮膚又は頭皮の異常を訴えた者はなかった。
【0077】
「皮膚(頭皮)疾患改善効果」
有 効.脂性の肌やニキビ・湿疹が改善された。
やや有効.脂性の肌やニキビ・湿疹がやや改善された。
無 効.使用前と変化なし。
【0078】
(試験結果)
表2−4の結果より明らかなように、本発明の本発明のヒジリメン、ハイウスバノリ抽出物含有皮膚外用剤及び浴用剤の使用は、脂性の肌やニキビ・湿疹などの皮膚疾患の改善に対して、良好な効果が確認された。
【0079】
【表2】
【0080】
【表3】
【0081】
【表4】
【0082】
(試験6)使用効果試験
本発明の植物又は海藻抽出物を含有する食品を実際に使用した場合の効果について検討を行った。使用テストは脂性の肌やニキビ・湿疹で悩む15〜30歳の10名をパネラーとし、毎日、朝と夜の2回、処方例5のみそ汁を必ず一杯(約150cc )、3ヶ月に渡って飲用してもらった。
【0083】
対照には、みそ汁から本発明の植物又は海藻抽出物を除いたものを同様な方法にて処方したものを用いた。又、評価方法は下記の基準にて行い、結果は表5のごとくで表中の数値は人数を表す。尚、使用期間中に皮膚又は頭皮の異常を訴えた者はなかった。
【0084】
「皮膚疾患改善効果」
有 効.脂性の肌やニキビ・湿疹が改善された。
やや有効.脂性の肌やニキビ・湿疹がやや改善された。
無 効.使用前と変化なし。
【0085】
(試験結果)表5の結果より明らかなように、本発明のヒジリメン、ハイウスバノリ抽出物含有食品の使用は、脂性の肌や湿疹・ニキビなどの皮膚疾患の改善に対して、良好な効果が確認された。
【0086】
【表5】
【0087】
【発明の効果】
本発明は、タイソウ、クロレラ、アオノリ、ワカメ、ジャイアントケルプ、ヒジキ、ヒジリメン、トサカノリ、キリンサイ、ハイウスバノリから選ばれる1種以上の植物又は海藻抽出物は、リパーゼ活性促進作用を有し、人又は動物に対して内用又は外用しても安全なものである。従って、リパーゼ活性促進剤として利用でき、更にあらゆる形態の製剤(医薬品類、医薬部外品類、化粧品類、食品類)への応用も可能である。又、ヒジリメン、ハイウスバノリから選ばれる1種以上の海藻を水、エタノール、 1,3- ブチレングリコール、プロピレングリコールの内、いずれか1種若しくはこれらの2種以上の混液を用いて得られた抽出物を含有するリパーゼ活性促進剤を、皮膚外用剤及び浴用剤又は飲食品に配合して用いれば、皮膚又は頭皮の脂肪も抑制、脂性肌の皮膚疾患(例えば、ニキビ・脂漏性湿疹・脂漏性脱毛症、フケ症など)の予防、治療に有効的である。更に脂肪の分解を促進し、身体の余分な脂肪も減少させることができる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is novel and secureTIsou, chlorella, aonori, WaTurtles, giant kelp, hinoki, HiDilimenTheSakanori, giraffe, HaA lipase activity promoter containing at least one plant or seaweed extract selected from Ius banori, andOne or more kinds of seaweed selected from Hijirimen, Haiusubanori, water, ethanol, 1,3- A skin external preparation and a bath preparation characterized by containing a lipase activity promoter containing an extract obtained by using any one of butylene glycol and propylene glycol or a mixture of two or more thereof; Or it relates to food and drink.
[0002]
It can be used in various internal and external preparations (including preparations used for animals), specifically, ampoules, capsules, pills, tablets, powders, granules 1) Pharmaceuticals, 2) Quasi-drugs, 3) Foods, 4) Topical or systemic skin cosmetics, 5) Medicinal products applied to the scalp and hair and And / or cosmetic preparations (eg shampoos, rinses, treatments, permanent liquids, hair preparations, hair tics, hair growth / hair restorations, etc.), 6) bath preparations used in bath water, 7) In addition, liquid odor / deodorant, hygiene products, sanitary cotton, wet tissue, etc. are raised.
[0003]
Furthermore, as foods and drinks, oral compositions (gum, candy, etc.), processed fishery products such as kamaboko and chikuwa, livestock products such as sausages and ham, Western confectionery, Japanese confectionery, raw noodles, Chinese noodles, boiled noodles, buckwheat, etc. Seasonings such as noodles, sauces, soy sauce, sauce, sugar, honey, powdered candy, syrup, etc., spices such as curry powder, mustard powder, pepper powder, jam, marmalade, chocolate spread, pickles, red vegetables, sprinkles, Processed vegetables and fruits such as canned and bottled vegetables and fruits, dairy products such as cheese, butter, yogurt, miso soup, soup, fruit juice, vegetable juice, whey drink, soft drinks, alcoholic beverages, and other health foods It can be used for general foods and beverages.
[0004]
[Prior art]
Body fat in the subcutaneous tissue plays an important role in protecting health, especially energy storage, protein saving, body temperature regulation, menstrual expression / maintenance, etc., but the body fat is accumulated excessively. Then, various diseases are caused, for example, hyperlipidemia as a result of excessive body fat, and a lot of fat deposits on the wall of the artery, reducing the elasticity of the artery and hardening it. This condition is called arteriosclerosis and is said to lead to angina pectoris and myocardial infarction. It also causes hypertension, causing stroke and heart attack. In addition, diabetes and bone joint damage due to weight gain may occur.
[0005]
Therefore, reducing fat is very important for health, and in order to reduce fat, lipase enzyme is used and triacylglycerol is decomposed into fatty acid and glycerin, for example, in the base Lipase itself encapsulated in cosmetics (Japanese Patent Laid-Open No. 62-220598), or Yokuinin extract used as a sebum secretion promoter (Japanese Patent Laid-Open No. 60-174723), orchidaceae: Shiran extract is effective for oily skin acne (Japanese Patent Laid-Open No. 57-102809), and as a sebum suppressor, there are cyproterone acetate by oral administration, but the effect is not enough, such as rash There is a problem in terms of side effects that cause hypersensitivity and nausea, and no safe lipase activity promoter has been found when administered orally or transdermally.
[0006]
Body fat can be reduced by dietary restrictions, but the balance of daily energy intake and scent factor will be lost, and on the contrary, body weight may be reduced dramatically, and then the reversal of body weight will increase. There are many problems, such as health and physical condition.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
In view of these circumstances, the present inventors have developed various plants or seaweeds that are useful as lipase activity promoters, and as a result,, TaIsou, chlorella, aonori, WaTurtles, giant kelp, hinoki, HiDilimenTheSakanori, giraffe, HaIt is confirmed that the extract of Ius banori has a lipase activity promoting action, can also suppress fat of skin / scalp, and skin diseases of oily skin (for example, acne, seborrheic eczema, seborrheic alopecia, dandruff, etc.) ) Is effective for prevention and treatment. Furthermore, the present invention has been completed by providing highly safe skin external preparations, bath preparations, and foods and drinks that can promote fat degradation and reduce excess fat in the body.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The plant used in the present inventionobject"As the "Tyso", the fruit of the Rhamnaceae plant jujube (Zizyphus jujuba Miller var. Inermis Rehder) or its related plant (Rhamnaceae) can be used.
[0009]
In addition, the seaweed "Chlorella" used in the present invention is classified into green plant gate (Chlorophyta), green alga net (Chlorophyceae), Chlorococcales (Chlorococcales), Oocystaceae, Chlorella (Chlorella), This refers to single-cell green algae with a diameter of 3 to 10 microns, such as Chlorella vulgaris, Chlorella pyrenoidosa, and Chlorella ellipsoidea. It is done. In addition, “Aonori” is a hollow tubular body that is classified into Chlorophyta, Chlorophyceae, Ulvales, Ulvaceae, Enteromorpha, and its wall is 1 Layered cells, for example, E. linza J. Agardh, E. prolifera J. Ag., E. compressa Greville, E. intestinalis Link, E. crinita J.Ag.) is a typical example.
[0010]
Further, the seaweed used in the present inventionKind`` Wakame '' is classified as Phyeophyta, Heterogeneratae, Laminariales, and Undaria, and has plexus and mucous glands in the leaves and folds in the lower part of the body. Typical examples include wakame (U. pinnatifida Suringar), Hirome (U. undarioides Okamura), Aowakame (U. peterseniana Okamura), and the like. The term `` giant kelp '' refers to algae that form a vast marine forest, classified as Phaeophyta, Heterogeneratae, Laminariales, and Lessoniaceae. Typical examples include Macrocystis pyrifera C. Ag., Macrocystis integrifolia Bory, and Neocitis luetkeana Post. Et Rupr. Raised. Furthermore, `` Hijiki '' is classified into H. fusiforme Okamura, which is classified into Phaeophyta, Cyclosporeae, Fucales, Sargassaceae, and Hizikia. In a long forest that is 50cm in length and longer than the height, it has roots, stems, leaves, bubbles (floating bags), and the bubbles are shaped like spindles or rods by expanding cylindrical twigs. Raised as a representative.
[0011]
In addition, the seaweed `` Hijirimen '' used in the present invention refers to the red algal plant phylum (Rhodophyta), the true red algae (Florideae), the Kakuraito (Cryptonemiales), the Grateloupiaceae (or Cryptonemiaceae) and It is sometimes said that it is classified as Cyrtymenia (Cyrtymenia), and C. sparsa Okamura has quadrantospores scattered throughout the entire cortical layer, and there are crimped wrinkles on the surface of the body. Point. FurtherThe term `` Tesakanori '' is classified into M. papulosa, which is classified as Rhodophyta, Rhodephyta, Florideae, Gigartinales, Solieriaceae, and Meristotheca. J. Ag.), And the body is flat, leaf-like or branched, and the body length is about 10-40 cm. In addition, `` Kirinsai '' is classified as Rhodophyta, Rhodophyta, Florideae, Gigartinales, Solieriaceae, Eucheuma, and the body is cylindrical. Or flat circle. The base of the branches is light and refers to algae that densely grow short conical or sting-like projections, such as E.serra J.Ag., E.amakusaensis Okamura, giraffe ( Typical examples include E. denticulata (Burman) Collins et Hervey) and E. cupressoideum WvBosse.. or`` Heius banori '' is classified into the red alga Phytophyta (Rhodophyta), Authentic red algae (Florideae), Physalis (Ceramiales), Denoeriaceae (Delesseriaceae), Acrosorium, Refers to the alga body cut out from the supporting cells of the cell line with the fertilizer after fertilization, for example, A. flabellatum Yamada, Kagius vanori (A. uncinatum (J. Ag.) Kylin), A. polyneurum Okamura A.yendoi Yamada is a typical example.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Used in the present inventionRutaIsou, chlorella, aonori, WaTurtles, giant kelp, hinoki, HiDilimenTheSakanori, giraffe, HaExtract of Ius banori means various parts of each plant or seaweed body (ground part, whole grass, root bark, leaf, branch tip, flower, root, etc.) as it is or after roasting, drying or grinding, and extracting with solvent It is a thing. As the extraction solvent, any one selected from water, ethanol, 1,3-butylene glycol, and propylene glycol, or any combination of two or more thereof can be used, and each water, ethanol, It can also be used in combination with 1,3-butylene glycol and propylene glycol extraction. Further, the obtained extract may be prepared by arbitrarily drying, concentrating, or diluting depending on the lipase activity promoter to be applied, the skin external preparation and the bath preparation, and the dosage form of the food and drink.
[0014]
The production method is not particularly limited, but is usually in the range of the boiling point of the solvent at room temperature to normal pressure. After extraction, filtration or ion exchange resin is used for adsorption, decolorization, and purification. A solution, paste, gel, or powder may be used. In many cases, it can be used as it is, but if necessary, further purification treatment such as deodorization and decolorization may be added as long as it does not affect its efficacy. An activated carbon column or the like may be used, and usual means generally applied depending on the extracted substance may be arbitrarily selected.
[0015]
The present inventionNoIsou, chlorella, aonori, WaTurtles, giant kelp, hinoki, HiDilimenTheSakanori, giraffe, HaThe extract of Iusbanori can be used as a lipase activity promoter as it is,One or more kinds of seaweed selected from Hijirimen, Haiusubanori, water, ethanol, 1,3- Contains an extract obtained by using any one of butylene glycol and propylene glycol or a mixture of two or more thereof.Lipase activity promoters can be blended into skin external preparations and bath preparations and foods and drinks, but the amount of the lipase activity promoter is not particularly specified, but lipase activity promoters, skin external preparations and bath preparations, types of food and drinks, Although it varies slightly depending on the quality and the degree of expected action, it is usually 0.05% by weight or more (hereinafter expressed as weight%), preferably 0.1 to 60%. If the blending amount is less than 0.05%, the effect cannot be expected sufficiently.
[0016]
In addition, the lipase activity promoter, skin external preparation and bath preparation, food and drink of the present invention, in addition to the essential components, if necessary, within the range not impairing the effects of the present invention, pharmaceuticals, quasi drugs, Ingredients and additives used in preparations such as cosmetics and foods can be used in combination.
[0017]
For example, fats and oils (avocado oil, almond oil, fennel oil, sesame oil, olive oil, orange oil, orange raffer oil, sesame oil, cocoa butter, chamomile oil, carrot oil, cucumber oil, beef fat, beef tallow fatty acid, cucuin nut oil, sauc Flower oil, soybean oil, camellia oil, corn oil, rapeseed oil, persic oil, castor oil, cottonseed oil, peanut oil, turtle oil, mink oil, egg yolk oil, cacao butter, palm oil, palm kernel oil, owl, palm oil, Beef tallow, pork tallow, hydrogenated oil, hydrogenated castor oil, etc.)
[0018]
Waxes (bee wax, carnauba wax, whale wax, lanolin, liquid lanolin, reduced lanolin, hard lanolin, candelilla wax, montan wax, shellac wax, etc.)
[0019]
Mineral oils (liquid paraffin, petrolatum, paraffin, ozokeride, ceresin, microcristan wax, polyethylene powder, squalene, squalane, pristane, etc.)
[0020]
Fatty acids (lauric acid, myristic acid, palmitic acid, stearic acid, behenic acid, oleic acid, 12-hydroxystearic acid, undecylenic acid, tall oil, lanolin fatty acid and other natural fatty acids, isononanoic acid, caproic acid, 2-ethylbutanoic acid , Synthetic fatty acids such as isopentanoic acid, 2-methylpentanoic acid, 2-ethylhexanoic acid and isopentanoic acid)
[0021]
Alcohols (natural alcohols such as ethanol, isopyropanol, lauryl alcohol, cetanol, stearyl alcohol, oleyl alcohol, lanolin alcohol, cholesterol, phytosterol, synthetic alcohols such as 2-hexyldecanol, isostearyl alcohol, 2-octyldodecanol), and many more Monohydric alcohols (ethylene oxide, ethylene glycol, diethylene glycol, triethylene glycol, ethylene glycol monoethyl ether, ethylene glycol monobutyl ether, diethylene glycol monomethyl ether, diethylene glycol monoethyl ether, polyethylene glycol, propylene oxide, propylene glycol, polypropylene glycol, 1, 3-butylene glycol, glyce Emissions, batyl alcohol, pentaerythritol, sorbitol, mannitol, glucose, sucrose, etc.)
[0022]
Esters (isopropyl myristate, isopropyl palmitate, butyl stearate, hexyl laurate, myristyl myristate, oleyl oleate, decyl oleate, octyldodecyl myristate, hexyl decyl dimethyloctanoate, cetyl lactate, myristyl lactate, phthalic acid (Diethyl, dibutyl phthalate, lanolin acetate, ethylene glycol monostearate, propylene glycol monostearate, propylene glycol dioleate, etc.)
[0023]
Metal soap (aluminum stearate, magnesium stearate, zinc stearate, calcium stearate, zinc palmitate, magnesium myristate, zinc laurate, zinc undecylenate, etc.)
[0024]
Gum and water-soluble polymer compounds (Gum arabic, benzoin rubber, danmar rubber, guaiac oil, Irish moss, Karaya gum, tragacanth gum, carob gum, quinseed, agar, casein, dextrin, gelatin, pectin, starch, carrageenan, carboxyalkyl chitin or Chitosan, hydroxyalkylchitin or chitosan, low molecular chitosan, chitosan salt, sulfated chitin or chitosan, phosphorylated chitin or chitosan, alginic acid and its salt, hyaluronic acid and its salt, chondroitin sulfate, heparin, ethylcellulose, methylcellulose, carboxymethylcellulose, Carboxyethyl cellulose, sodium carboxyethyl cellulose, hydroxyethyl cellulose, hydroxypropyl cellulose, nitrocell Over scan, crystalline cellulose, polyvinyl alcohol, polyvinyl methyl ether, polyvinyl pyrrolidone, polyvinyl methacrylate, polyacrylic acid salts, polyalkylene oxide or crosslinked polymer thereof such as polyethylene oxide or polypropylene oxide, carboxyvinyl polymers, polyethylene imine)
[0025]
Surfactant "Anionic surfactant (carboxylate, sulfonate, sulfate ester salt, phosphate ester salt)", "Cationic surfactant (amine salt, quaternary ammonium salt)", "Amphoteric surfactant: Carboxylic acid type amphoteric surfactant (amino type, betaine type), sulfate ester type amphoteric surfactant, sulfonic acid type amphoteric surfactant, phosphate ester type amphoteric surfactant "," nonionic surfactant (ether type) Nonionic surfactant, ether ester type nonionic surfactant, ester type nonionic surfactant, block polymer type nonionic surfactant, nitrogen-containing type nonionic surfactant) "," other surfactants ( Natural surfactants, derivatives of protein hydrolysates, polymeric surfactants, surfactants containing titanium and silicon, fluorocarbon surfactants "
[0026]
Vitamins “Vitamin A Group: Retinol, Retinal (Vitamin A1), Dehydroretinal (vitamin A2), Carotene, lycopene (provitamin A) "," Vitamin B group: thiamine hydrochloride, thiamine sulfate (vitamin B)1), Riboflavin (vitamin B2), Pyridoxine (vitamin B6), Cyanocobalamin (vitamin B)12), Folic acid, nicotinic acids, pantothenic acids, biotins, choline, inositols ”,“ vitamin C group: ascorbic acid and its derivatives ”,“ vitamin D group: ergocalciferol (vitamin D2), Cholecalciferol (vitamin DThree), Dihydrotaxosterol ”,“ vitamin E group: tocopherol and its derivatives, ubiquinones ”,“ vitamin K group: phytonadione (vitamin K)1), Menaquinone (vitamin K)2), Menadione (Vitamin K)Three), Menadiol (vitamin KFour) ", Ferulic acid, γ-oryzanol, etc.
[0027]
Amino acids (valine, leucine, isoleucine, threonine, methionine, phenylalanine, tryptophan, lysine, glycine, alanine, asparagine, glutamine, serine, cysteine, cystine, tyrosine, proline, hydroxyproline, aspartic acid, glutamic acid, hydroxylysine, arginine, ornithine , Histidine, etc., and their sulfate, phosphate, nitrate, citrate, or amino acid derivatives such as pyrrolidone carboxylic acid)
[0028]
Furthermore, animal tissues or plants, herbal extracts (in the case of plants, extracted with one or a mixture of two or more of water, organic solvents (ethanol, propylene glycol, 1,3-butylene glycol, etc.)) In addition, the animal tissue may be an extract obtained by hydrolyzing the tissue in addition to the extract obtained by the same method as the above-mentioned plant. It is used for the purpose of various beauty effects and medical effects known to date.), For example, Asenyaku (Asen Yaku), Ashitaba, Acerola, Altea, Arnica, Avocado, Achacha (Amacha), Aloe, Aloe vera, Nettle, Ginkgo (Ginkgo leaves, Ginkgo), Fennel (Yuzuka), Turmeric (Usukin), Usbasaishin (Spicy), Ume (Plum), Vulture, Uwaurushi, Neubara (Yutoshi), Hikio Rhinoceros (longevity grass), Japanese cypress (yellow cocoon), Scarlet moth (Ogon), Japanese cherry (cherry bark), yellowfin (yellow cocoon), laurel (yellow), Panax ginseng (carrot), Hypericum serrata (brother cut grass), Odrichosium, Dutch pepper, orange , Itohimehagi (distant), crabs (summer hay), tsurudokudami (what neck moth), Enju (槐花), mugwort (guy leaf), gadget (ジ ュ), kudu (kuzukone), valerian (valerian root), chamomile, kikarasuuri ( Gurone), Chinese mugwort (Bamboo chin moth), Licorice (licorice), Japanese licorice poppy (Chou winter flower, Chou winter leaf), raspberry, kiwi fruit, Kyo-kyo (Chrysanthemum bellflower), chrysanthemum (Chrysanthemum flower), oxen (fruit) Fruit (fruit), Tachibana (tachibana bark), cucumber, Udo or Shishiudo (Akihito, Akihito), Apricot (Apricot kernel), Japanese wolfberry (Crustacea, coconut, Bamboo leaves), Clara (Bitter), Camellia, Kumazasa, Grapefruit fruit, Nikkei (Katsura Skin), Keigai (Kaigaya), Ebisugusa (Keiko), Maruasaagao or Asagao (ken cow), safflower (Safflower), Gobaishi (penta), Comfrey, Copaiba, Gardenia (Yamako), Gentiana, Honoki (Kanpaku), Hinata Taikozuchi (beef knee), Goshuyu (Kurean), Burdock, Korean ginger (Gomiko), Rice, Rice bran, Wheat, Mishimasaiko (Shibahu), Saffron, Sabonso, Hawthorn (Yamazako), Sansho (Yamako), Salvia, Sancynin carrot (37 ginseng), Shiitake mushroom (Shitake), Diou (geo yellow), Shikunshi (Mikoko), Murasaki (purple root), Perilla (purple leaf, Shisoko), Persimmon (柿蒂), Peonies (glaze) ), Psyllium (carrot, carcass), ginger (ginger), ginger (carp), Japanese horned moth (Sadako), shimotsueso, birch, honeysuckle (gold and silver flowers, Shintofu), ivy, yarrow Elderberry, red bean, elderberry (bone graft), mallow, nematode (river cucumber), sea bream (weed), mulberry (mulberry bark, mulberry leaf), soybean, taranki, chikusetsunjin (bamboo ginseng), Hanasuge (knowing mother), Waremokkou (earth), Dokudami (10 medicines), Fuyumushinakusatake (Cycium Natsume), red pepper, physalis (Torone), Tachijasou, Ryokucha (green tea), kocha (tea), clove (chome) ), Citrus unshiu (Chikin), camellia, camellia, capsicum (Panto), Touki (Tochigi), red-blossomed radish, Daidai (orange peel), walnut mushroom (gem), tomato, Nanten (southern sky) Fruit), garlic (large sun), barley (malt), hakusen (white birch bark), janohi (barley winter), parsley, grasshopper, mint (light load), hamamelis, rose, loquat leaf (bamboo leaf), matsuhod ( Ryo), grapes Or its leaves, loofah, bodaiju, button (peony skin), hops, maikai (mai cocoon flower), pine needles, maronier, mannenrou, mukuroji, melissa, merirot, bokeh (wood cocoon), coconut palm, peach (peach seed, peach leaf), Japanese cypress (sprayed), betel rouge, mothfish (beneficial mother grass), cornflower, saxifrage (tiger ear grass), bayberry (bamboo ume), yashabushi (yakamo), pearl barley (spotted beetle, yokuinin), mouko mugwort, sagebrush, lavender, Apple fruit, garlic mushroom (reishi), lemon fruit, forsythia, forsythia, genus shochu (old-flowered grass), ashidokoro (roth root), chicken crest, cow and human placenta extract, pig and cow stomach, duodenum Or intestinal extract or its degradation product, water-soluble collagen, water-soluble collagen derivative, collagen hydrolyzate, elastin, elastin hydrolyzate Degradation products, water-soluble elastin derivatives, silk proteins, silk protein degradation products, bovine blood cell protein degradation products, etc.)
[0029]
Microbial culture metabolites (such as yeast extract, zinc-containing yeast extract, germanium-containing yeast extract, selenium-containing yeast extract, magnesium-containing yeast extract, rice fermentation extract, Euglena extract, lactic acid fermentation product of skim milk powder) and α-hydroxy acid ( Glycolic acid, citric acid, malic acid, tartaric acid, lactic acid, etc.)
[0030]
Inorganic pigments (anhydrous silicic acid, magnesium silicate, talc, kaolin, bentonite, mica, titanium mica, bismuth oxychloride, zirconium oxide, magnesium oxide, zinc oxide, titanium oxide, calcium carbonate, magnesium carbonate, yellow iron oxide, bengara, Black iron oxide, gunjou, chromium oxide, chromium hydroxide, carbon black, calamine, etc.)
[0031]
UV absorber (p-aminobenzoic acid derivative, salicylic acid derivative, anthranilic acid derivative, coumarin derivative, amino acid compound, benzotriazole derivative, tetrazole derivative, imidazoline derivative, pyrimidine derivative, dioxane derivative, camphor derivative, furan derivative, pyrone derivative , Nucleic acid derivatives, allantoin derivatives, nicotinic acid derivatives, vitamin B6Derivatives, oxybenzone, benzophenone, guaiazulene, shikonin, baicalin, baicalein, berberine, etc.)
[0032]
Astringent (lactic acid, tartaric acid, succinic acid, citric acid, allantoin, zinc chloride, zinc sulfate, zinc oxide, calamine, zinc p-phenolsulfonate, potassium aluminum sulfate, resorcin, ferric chloride, tannic acid, etc.)
[0033]
Antioxidants (ascorbic acid and salts thereof, stearic acid ester, tocopherol and ester derivatives thereof, nordihydrogua ceretenoic acid, butylhydroxytoluene (BHT), butylhydroxyanisole (BHA), parahydroxyanisole, propyl gallate, sesamol , Sesamorin, gossypol, etc.)
[0034]
Anti-inflammatory agents (Itamol, indomethacin, kaolin, salicylic acid, sodium salicylate, methyl salicylate, acetylsalicylic acid, diphenhydramine hydrochloride, d or dl-camphor, hydrocortisone, guaiazulene, camazulene, chlorpheniramine maleate, glycyrrhizic acid and its salts, glycyrrhetinic acid And its salts)
[0035]
Disinfectant / disinfectant (acrinol, sulfur, benzalkonium chloride, benzethonium chloride, methylrosaniline chloride, cresol, calcium gluconate, chlorhexidine gluconate, sulfamine, mercurochrome, lactoferrin or its hydrolyzate)
[0036]
Hair preparation (selenium disulfide, alkylisoquinolinium bromide solution, zinc pyrithione, biphenamine, thianthol, castari tincture, pepper tincture, pepper tincture, quinine hydrochloride, strong ammonia water, potassium bromate, sodium bromate, thioglycolic acid Such)
[0037]
Fragrances (natural animal fragrances such as musk, civet, castorium, ambergris, anise essential oil, angelica essential oil, ylang ylang essential oil, iris essential oil, fennel essential oil, orange essential oil, cananga essential oil, caraway essential oil, cardamom essential oil, guayakwood essential oil, cumin essential oil , Black letter essential oil, cinnamon essential oil, cinnamon essential oil, geranium essential oil, copaiba balsam essential oil, coriandel essential oil, perilla essential oil, cedarwood essential oil, citronella essential oil, jasmine essential oil, gingergrass essential oil, cedar essential oil, spearmint essential oil, western peppermint essential oil Essential oil, tuberose essential oil, clove essential oil, orange flower essential oil, winter green essential oil, trout balsum essential oil, buttery essential oil, rose essential oil, palmarosa essential oil, cocoon essential oil, hiba essential oil, sandalwood essential oil, petit gren essential oil, bay essential oil, vetiva essential oil, bergamot essential , Peru balsam essential oil, boad rose essential oil, melamine essential oil, mandarin essential oil, eucalyptus essential oil, lime essential oil, lavender essential oil, linaloe essential oil, lemongrass essential oil, lemon essential oil, rosemary essential oil, Japanese mint essential oil, and other synthetic flavors Fragrance etc.)
[0038]
Dye / Colorant (Red Cabbage Dye, Red Rice Dye, Akane Dye, Anato Dye, Ikumi Dye, Turmeric Dye, Enju Dye, Krill Dye, Amber Dye, Caramel, Gold, Silver, Gardenia Dye, Corn Dye, Onion Dye, Tamarind Pigment, spirulina pigment, buckwheat whole plant pigment, cherry pigment, laver pigment, hibiscus pigment, grape juice pigment, marigold pigment, purple potato pigment, purple yam pigment, lac pigment, rutin, etc.)
[0039]
Sweeteners (sugar, sweet tea, fructose, arabinose, galactose, xylose, mannose, maltose, honey, glucose, miraculin, monelin, etc.)
[0040]
Nutritional fortifier (shell-calcined calcium, cyanocolabamine, yeast, wheat germ, egg yolk powder, hemicellulose, heme iron, etc.)
[0041]
Dairy products (milk, cheese, fresh cream, butter, margarine, powdered milk, whey, condensed milk, etc.)
[0042]
Others, moisturizers, hormones, sequestering agents, pH adjusters, chelating agents, antiseptic and antibacterial agents, cooling agents, stabilizers, emulsifiers, animal and vegetable proteins and their degradation products, animals and plants Saccharides and their degradation products, animal and plant glycoproteins and their degradation products, blood flow promoters, anti-inflammatory agents, antiallergic agents, cell activators, keratolytic agents, wound treatment agents, foam enhancers, thickeners, oral cavity Preparations, deodorants / deodorants, bitters, seasonings, enzymes, etc., depending on the combination of the lipase activity promoter of the present invention and a component having a lipase activity promoting activity known to date, An additive and synergistic lipase activity promoting action can be expected.
[0043]
In addition, the lipase activity promoter of the present invention, skin external preparations and bath preparations, and food and drink dosage forms are arbitrary, ampoules, capsules, powders, granules, pills, tablets, solids, liquids , Gels, foams, emulsions, creams, ointments, sheets, and other pharmaceuticals, quasi-drugs, skin / hair cosmetics, bath preparations, foods and drinks.
[0044]
Specifically, for example, pharmaceutical preparations for internal and external use, lotions, emulsions, creams, ointments, lotions, oils, packs, and other basic cosmetics, facial cleansers and skin cleansers, shampoos, rinses, hair treatments, hair creams , Pomade, hair spray, hair conditioner, permanent, hair art, hair dye, hair cosmetics such as hair growth and hair restorer, foundation, white powder, funny, lipstick, blusher, eye shadow, eyeliner, mascara, eyebrow, eyelash, etc. Make-up cosmetics, cosmetics for finishing nails, perfumes, bath preparations, toothpastes, mouth fresheners, gargles, liquid odors, deodorants, sanitary products, sanitary cotton, wet tissue It can also be used for other general foods and drinks.
[0045]
The present inventionOne or more seaweeds selected from Hijirimen, Haiusubanori, water, ethanol, 1,3- A lipase activity promoter containing an extract obtained by using any one of butylene glycol and propylene glycol or a mixture of two or more thereof.About the method of addition to a skin external preparation and a bath preparation, or food-drinks, it may add previously, may add in the middle of manufacture, and should just select it suitably in view of workability | operativity.
[0046]
【Example】
Hereinafter, production examples, test examples, and formulation examples will be described. However, the present invention is not limited to these examples.
[0047]
(Production Example 1)
Roasted coffee tree, eucommia, tiso, chlorella, aonori, kombu, wakame, giant kelp, hijiki, hibamata, hijirimen, proboscis, cinnamon, giraffe, tsunomata, kotojitsunata, sugi nori, haius banori, purified water (about 80 ℃) Extract for about 1 hour, extract for one day at room temperature, and then filter to obtain about 1.0 kg of an extract (dry solid content: about 0.4 to 1.5% by weight).
[0048]
(Production Example 2)
Roasted coffee, eucommia, tiso, chlorella, aonori, kombu, wakame, giant kelp, hijiki, hibamata, hijirimen, proboscis, cinnamon, giraffe, tsunomata, kototsunomata, sugi nori, haius banori, 30% ethanol solution or 30% ethanol solution , 3-Butylene glycol solution, 60% propylene glycol solution, or purified water (about 30 ° C), extracted at room temperature for 2 days, filtered and extracted liquid (dry solid content: about 0.4 to 1.5 weight) %) Is obtained.
[0049]
(Test 1) Evaluation of lipase activity promoting action
In the lipolysis process, triacylglycerol is decomposed into fatty acid and glycerin, and this decomposition reaction is carried out by lipase. Therefore, promotion of lipase activity is an indicator of fat reduction. In addition, activation of lipase is considered to involve a multi-step reaction via c-AMP in adipocytes. In this test, the extract obtained in Production Example 1-2 was examined by measuring the lipase activity value using the quantitative reaction of lipase in human blood as an index.
(Test method)
a. sample
The extract obtained in Production Example 1-2 of the present invention was prepared to a concentration of 50% and used for the test.
b. Skin extract
10 g of physiological saline was added to 1 g of guinea pig dorsal skin, extracted with ultrasound, and the supernatant obtained by centrifugation (12,000 rpm, 15 minutes) was used as the skin extract.
c. Enzyme lipase
The enzyme lipase (derived from porcine pancreas / manufactured by Sigma) was adjusted to 0.2 units.
d. Measurement of lipase activity
A test was performed according to the test method of Lipase Kit S (manufactured by Dainippon Pharmaceutical Co., Ltd.) using a mixed solution of 30% sample, 20% skin extract and 50% 0.2units lipase as a specimen. In addition, as a control, purified water and various extraction solvent concentrations were used instead of the sample, and the control was set to 100% due to the difference in coloration from the blind in which the substrate was added after stopping the reaction for each sample and control. The lipase activity promotion rate (= lipase activity promotion action) was determined by the following formula (Equation 1).
[0050]
[Expression 1]
[0051]
[Table 1]
[0052]
(Test results)
As shown in Table 1, the present inventionTIsou, chlorella, aonori, WaTurtles, giant kelp, hinoki, HiDilimenTheSakanori, giraffe, HaIt was confirmed that Ius banori extract has a lipase activity promoting action.
[0053]
(Test 2) Safety test
(1) Skin primary irritation test
The various plant or seaweed extracts obtained in Production Examples 1 and 2 were applied to the skin of Japanese white rabbits (female, 3 animals per group, weight of around 2.3 kg) whose back was shaved. Judgment was performed 24, 48, and 72 hours after application using the primary irritation scoring method with erythema and edema as indicators. The results were negative in all animals without any erythema or edema.
[0054]
(Test 3) Safety test
(2) Cumulative skin irritation test
Similarly, once a day, 5 times a week on the skin of Hartley guinea pigs (female, 3 mice per group, around 320 g body weight) obtained by shaving the flank of the various plant or seaweed extracts obtained in Production Examples 1-2. 0.5 ml / animal was applied. Application was performed over 2 weeks and shaving was performed on the last application day of each week. Judgment was performed on the day of each application and the day after the last application by the scoring method of primary irritation using erythema and edema as indices. The results were negative in all animals without any erythema or edema over 2 weeks.
[0055]
(Test 4) Safety test
(3) Acute toxicity test
Similarly, ddy mice (male and female, 5 mice per group, 5 weeks) fasted for 4 hours before testing the powder obtained by vacuum concentration and drying of the various plant or seaweed extracts obtained in Production Example 1. Age) was orally administered at a dose of 2,000 mg / kg, and the onset and degree of toxic symptoms were observed over time. As a result, no abnormality was observed in all mice for 14 days, and no abnormalities were found in the results of dissection. Therefore, LD50Was determined to be 2,000 mg / kg or more.
[0056]
(Formulation examples) Manufacture of various lipase activity promoters, skin external preparations and bath preparations, foods and drinks
According to said evaluation result, the example of a prescription is shown below, but the prescription example may be what was manufactured by the conventional method in manufacture of each product, and showed only the compounding quantity. The present invention is not limited to these.
[0057]
(Formulation Example 1) Emulsion
weight%
1. Squalane 5.0
2. Olive oil 5.0
3. Jojoba oil 5.0
4. Cetyl alcohol 1.5
5. Glycerol monostearate 2.0
6. Polyoxyethylene (20) cetyl ether 3.0
7. Polyoxyethylene (20) soorbitan monooleate 2.0
8.1,3-Butylene glycol 1.0
9. Glycerin 2.0
Ten. A : Hijirimen 50 % Propylene glycol extract
B : Heius Banori 50 % 1,3- Butylene glycol extract
*A, BAny one of the extracts 5.0
11. Perfume and preservatives
12. Residue with 100 purified water
[0064]
(Prescription example2) Hair Nick
weight%
1.Ethanol 40.0
2.Ethyl oleate 1.0
3.Polyoxyethylene (40) hydrogenated castor oil 2.0
Four.A : Hijirimen 50 % Propylene glycol extract
B : Heius Banori 50 % 1,3- Butylene glycol extract
* A, BAny one of the extracts 5.0
5. Residue with 100 purified water
[0065]
(Prescription example3) Granule bath preparation
weight%
1.Sodium bicarbonate 60.0
2.Anhydrous sodium sulfate 30.0
3. Borax 3.0
Four.A : Hijirimen 50 % Propylene glycol extract
B : Heius Banori 50 % 1,3- Butylene glycol extract
* A, BAny one of the extracts 7.0
[0068]
(Prescription example4) Udon or buckwheat
1. Wheat flour or buckwheat 96.0
2.Salt 1.0
3. Haius Banori hot water extraction powder 3.0
[0074]
(Prescription example5) Miso soup weight%
1.Tofu 45.0
2. Fried chicken 2.5
3.Carrot 5.0
4. Burdock 5.0
5.Red miso 15.0
6.A : Hijirimen hot water extraction powder
B : Heius banori hot water extract powder
* A, BExtract powder of any one of 5.0
7. Remaining bonito stock 100
[0075]
(Test 5) Use effect test
The effect when actually using the skin external preparation and bath preparation of the present invention was examined. The use test was conducted by 20 people aged 15-30 years old suffering from oily skin, acne and eczema, and each day, twice a day in the morning and night, after the face was washed, the appropriate amount of the formula 1 emulsion was applied to the face for 2 months. It was done by doing. In addition, for 10 people (15 to 30 years old) who have similar skin diseases on the hairline of the scalp and hair, prescription examples after daily hair washing2A usage test was conducted by applying an appropriate amount of hair artnic to the scalp over a two-month period.
[0076]
In addition, prescription examples3As for bathing agents, 20 people aged 15 to 30 who are afflicted with oily skin, acne, or eczema must be bathed in bathing water in which an appropriate amount of bathing agent is dissolved once a day for 2 months. A usage test was conducted.
As a control, a product prepared by removing the plant or seaweed extract of the present invention from an emulsion, hair art, or bath preparation was prepared in the same manner. The evaluation method is based on the following criteria, and the results are as shown in Table 2-4. The numerical values in the table represent the number of people. None of the patients complained of skin or scalp abnormalities during the period of use.
[0077]
"Skin (scalp) disease improvement effect"
Effective. Improves oily skin, acne and eczema.
Slightly effective. Slightly improved oily skin, acne and eczema.
Invalid. No change before use.
[0078]
(Test results)
As is clear from the results in Table 2-4, the present inventionHijirimen, Haius BanoriThe use of the extract-containing external preparation for skin and bath preparation was confirmed to have a good effect on the improvement of oily skin and skin diseases such as acne and eczema.
[0079]
[Table 2]
[0080]
[Table 3]
[0081]
[Table 4]
[0082]
(Test 6) Use effect test
The effect at the time of actually using the foodstuff containing the plant or seaweed extract of this invention was examined. The use test is a panel of 10 people aged 15 to 30 who suffer from oily skin, acne and eczema, and every day, twice in the morning and at night.5A cup of miso soup (about 150 cc) was always taken for 3 months.
[0083]
As a control, a product obtained by removing the plant or seaweed extract of the present invention from miso soup by the same method was used. The evaluation method is performed according to the following criteria, and the results are as shown in Table 5, and the numerical values in the table indicate the number of people. None of the patients complained of skin or scalp abnormalities during the period of use.
[0084]
"Skin disease improvement effect"
Effective. Improves oily skin, acne and eczema.
Slightly effective. Slightly improved oily skin, acne and eczema.
Invalid. No change before use.
[0085]
(Test results) As is clear from the results in Table 5, the present inventionNo hiDilimen, HaIt was confirmed that the use of the food containing the extract of Iusbanori had a good effect on the improvement of oily skin and skin diseases such as eczema and acne.
[0086]
[Table 5]
[0087]
【The invention's effect】
The present inventionTIsou, chlorella, aonori, WaTurtles, giant kelp, hinoki, HiDilimenTheSakanori, giraffe, HaOne or more plant or seaweed extracts selected from Ius banori have a lipase activity promoting action and are safe for internal use or external use for humans or animals. Therefore, it can be used as a lipase activity promoter and can be applied to all forms of preparations (pharmaceuticals, quasi drugs, cosmetics, foods). or,One or more kinds of seaweed selected from Hijirimen, Haiusubanori, water, ethanol, 1,3- A lipase activity promoter containing an extract obtained by using any one of butylene glycol and propylene glycol or a mixture of two or more thereof.Can be used in skin preparations for external use, bath preparations or foods and drinks to suppress fat on the skin or scalp, skin diseases of oily skin (eg acne, seborrheic eczema, seborrheic alopecia, dandruff ) Is effective for prevention and treatment. It can also promote fat breakdown and reduce excess fat in the body.
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