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JP4102797B2 - 電機子コア、リニアモータ及びそれらの製造方法 - Google Patents

電機子コア、リニアモータ及びそれらの製造方法 Download PDF

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JP4102797B2
JP4102797B2 JP2004335221A JP2004335221A JP4102797B2 JP 4102797 B2 JP4102797 B2 JP 4102797B2 JP 2004335221 A JP2004335221 A JP 2004335221A JP 2004335221 A JP2004335221 A JP 2004335221A JP 4102797 B2 JP4102797 B2 JP 4102797B2
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Description

この発明は、リニアモータの電機子巻線部の電機子コアの構造及び製造方法に関するものである。
推力発生面をリニアモータの片側に構成するリニアモータ(以後、片側式リニアモータと記す)(例えば特許文献1参照)と推力発生面をリニアモータの両側に構成するリニアモータ(以後、両側式リニアモータと記す)(例えば特許文献2参照)の電機子巻線部において、それぞれ専用に製作された形状の異なる電機子コアを使用している。また、両側式リニアモータは、例えば一つの電機子コアの両側に2つの巻線を施す構造となっている。さらに、両側式リニアモータは、例えば隣り合う電機子コア間を軸方向からの挿入によるアリ溝の係合により連結している。
特開2000−217334号公報([請求項1]、図1) 特開平11−178310号公報([0011]、図8)
上記のように、従来、片側式リニアモータと両側式リニアモータの構造に対してそれぞれ電機子コアを専用で製作する必要があり、生産性の効率が悪い。また、両側式リニアモータでは、巻線ノズルをティースの両側に配置する必要があり、コア把持機構等が複雑かつ設備が高価になる。また、片側ずつ巻線する場合には、ティースの向きを変える必要があり、作業性が悪く、片側を巻線したティースのチャッキングが困難となり、巻線へ損傷を与える可能性が高い。そのため、リニアモータの品質が安定しない問題も生じることが考えられる。さらに、隣り合う電機子コアを連結する場合、電機子コアの積み方向から挿入してアリ溝を係合する必要があり、作業が困難であるという問題点があった。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、同じ電機子コアを使用して片側式リニアモータと両側式リニアモータを構成することができることを目的とする。
さらに、巻線ノズルの配置やコア把持機構として簡便な巻線設備を用いることができるようにし、低コストで高密度な巻線が施されたリニアモータを提供することを目的とする。
この発明に係るリニアモータは、複数の磁石が2列に対向して配設される界磁部と、前記磁石の間にエアギャップを介して配置される電機子巻線部を備えたリニアモータにおいて、
電機子巻線部の電機子コアは、
コアバック部とティース部を有する一対の第1のコア部材及び第2のコア部材を備え、各ティース部は同じ高さ寸法であり、一対の第1及び第2のコア部材のコアバック部のうち、一方の当接端面に切欠き部又は突起部を設け、もう一方の当接端面に前記切欠き部又は突起部に係合する突起部又は切欠き部を設け、
片側に第1及び第2のコア部材が各ティース部が揃うように積層されると共に当該積層方向に連結され、もう片側に前記積層された第1及び第2のコア部材と対になる第1及び第2のコア部材を各ティース部が揃うように積層されると共に当該積層方向に連結され、
両側の第1及び第2のコア部材のコアバック部同士が当接するように連結され、両側に積層されたティース部にコイルが巻装されて成り、
電機子巻線部は、前記電機子コアを複数個一列に並べて固定部材上に固定したことを特徴とする。
この発明に係るリニアモータによれば、同じ電機子コアで片側式リニアモータと両側式リニアモータを構成することができ、それぞれ専用の電機子コアを製造する必要がなく、リニアモータの生産性を向上することができる。また、巻線ノズルの配置やコア把持機構が簡便な巻線設備を用いることができる。さらに、電機子コアのコアバック部を重ね合わせてプレス等でカシメ等を行うことができるので、コアバック部の端部が折れ曲がることがなく、高精度の電機子コアを備えたリニアモータを製造することができる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による両側式のリニアモータ11の平面図であり、図2は図1のリニアモータ11のX−X断面図である。また、図3は図1のリニアモータ11の電機子巻線部2を示す平面図である。
図1において、リニアモータ11は、複数の永久磁石31をそれぞれ隣り合う極性が異なるように2列に並べ、この2列の永久磁石31が所定間隔をおいて対面するように界磁ヨーク32に固着されてなる界磁部3と、前記2列の永久磁石31の間にエアギャップ4を介して配置される電機子巻線部2とにより構成される。そして、電機子巻線部2は、図1及び図2に示すように、コイル21を巻装した略十字型の複数の電機子コア22を一列に並べて固定部材25上に配置し、電機子コア22に設けた穴23と固定部材25をネジ24で締結固定して構成される。また、図3に示すように、電機子コア22は、コアバック部222と、このコアバック部222から両外側に延設されたティース部221を備え、ティース部221にコイルが巻装されるとともに、コアバック222の中央位置に穴23が設けられている。
電機子コア22は、以下に説明するように、電磁鋼板等のコア部材を複数枚積層して構成されている。図4は図3の電機子コア22を構成するコア部材220を示す図であり、図4(a)は平面図、図4(b)は図4(a)のコア部材220のXI−XI断面図である。図において、電機子コア22を構成するコア部材220は、同じ高さ寸法のティース部221A及び221Bと、高さ寸法が異なるコアバック部222A、222Bを有する2種類のコア部材220A、220Bから構成されている。すなわち、図4(a)において、第1のコア部材220Aのコアバック部222Aの高さ寸法をW1(W1≧0)、第2のコア部材220Bのコアバック部222Bの高さ寸法をW2(W2≧0)とすると、W1>W2(W1≠W2)としている。また、第1のコア部材220Aのコアバック部222A右端から穴23左端までの距離Whとすると、Wh>W2として、第1のコア部材220A及び第2のコア部材220Bを組合せた際に穴23が電機子コア22の中央位置に来るようにしている。そして、第2のコア部材220Bには、コアバック部222B右端上下角部に突起部224を設け、第1のコア部材220Aには、コアバック部222A左端上下角部に切欠き部225を設けている。そのため、第1のコア部材220A及び第2のコア部材220Bを組み合わせた際に、コアバック部222A及び222Bの端面同士が図示平面方向において位置決めできるように構成されている。
なお、図5に示すように、第2のコア部材220Bのコアバック部222B右端上下角部に切欠き部226を設け、第1のコア部材220Aのコアバック部222A左端上下角部に突起部227を設け、第1のコア部材220A及び第2のコア部材220Bを組み合わせたとき、各コアバック部222B及び222Aの端面同士が位置決めできるように構成してもよい。また、図4及び図5で示した突起部及び切欠き部の数や形状についてはこれに限るものではなく、突起部及び切欠き部の数を増やしても良く、その形状を長方形、三角形や円弧形等にしても良い。なお、位置決めする必要がない場合などは、突起部及び切欠き部を設けずに直線状のコアバック部端面にしても良い。
また、図6に示すように、第2のコア部材220Bのコアバック部222Bの高さ寸法W2を、ゼロとしても良い。すなわち、コアバック部高さ寸法の小さい方の第2のコア部材220Bのコアバック部をなくし、ティース部221Bのみで構成しても良い。
次に、図4に示す2種類のコア部材220(第1のコア部材220A、第2のコア部材220B)を用いて電機子コア22を構成する方法を説明する。図7は図4のコア部材220を積層した様子を示す図であり、図7(a)は平面図、図7(b)は図7(a)のXII−XII断面図である。そして、図8は図7のコア部材220の積層板を結合した様子を示す図であり、図8(a)は平面図、図8(b)は図8(a)のXIII−XIII断面図である。
図7に示すように、図4の2種類のコア部材220A及び220Bを、例えば、最上層において第1のコア部材220Aを図示右側に、第2のコア部材220Bを図示左側に配置し、次の2段目の層において第1のコア部材220Aを図示左側に、第2のコア部材220Bを図示右側に配置するように、交互に積み重ねていく。そして、図8に示すように、図7のコア部材220(220A、220B)が積み重なった状態で、カシメ230により図示右側及び左側に積層されているコア部材220(220A、220B)をその積層方向に連結する。この場合、コアバック部222Aの高さ方向突出部231の一部又は全部が積層方向において重なり合った状態で、カシメ230による連結作業を行うことが好ましい。
なお、カシメ230の個数・形状等については図8に限るものではない。また、コア部材220の積層方法に関しても、図7及び図8では、第1のコア部材220A及び第2のコア部材220Bを1層毎に交互に左右の向きを変えて積層しているが、図9に示すように積層方向に(n=)4分割、図10に示すように積層方向に(n=)2分割した如く、コア積層幅の1/n(nはn≧2の整数)の寸法に同じ向きに積層したものを交互に左右の向きを変えてコア積層幅分積み重ねた構造としてもよい。また、第1のコア部材220A及び第2のコア部材220Bを左右両側に同じ枚数分積層しなくても良く、違った枚数分積層して構成しても良い。
ここで、図4又は図5に示す2種類のコア部材220A、220Bは別々に打ち抜いて製作してもよいが、図8に示すコア部材220の積層方向の連結時には、高さ寸法の大きいコアバック部222Aの高さ方向突出部231の一部又は全部が積層方向において重なり合った状態でカシメ230等による連結作業を行う。次に、この理由を図11を用いて説明する。図11は図7のコア部材220の積層体を左右両側で別々に連結した場合に起こり得る問題を説明するための図であり、図8(b)に対応する断面図である。ここでは、左右両側において、2種類のコア部材220A、220Bを交互に1層毎に積層して、プレス等により圧力を加えてカシメ230を結合して積層板を連結しているので、コア高さ方向突出部231が折れ曲がることがある。そのため、これら左右に分かれた積層コア部材を、そのコア高さ方向突出部231を交互に重なり合うように挿入して組み立てることは非常に難しく、また、コア部材の組立て作業を精度良く行うことができず、ひいてはカシメ230が剥れるなどの問題がある。また、図12に示すように、他の積層構造(図12は(n=)2分割の積層構造)であっても、コア部材の組合せ端部が折れ曲がり、コア組立てを精度良くできずに生産性が悪くなる可能性がある。一方、図8、図9、図10に示したように、左右両側のコア部材220の積層方向の連結をコア高さ方向突出部231の一部又は全部が重なり合った状態で行なえば、コア部材の端部が折れ曲ることがなく組立ての作業性が改善する。
次に、図8により製作した電機子コア22を用いて電機子巻線部2を作成する方法について説明する。ここでは、図8の電機子コア22を左右両側に一旦分割して図13に示すように別々にコイル巻線する。すなわち、電機子コア22の左右両側のコアバック部222A及び222Bを片側ずつ巻線設備のコア把持部5に固定して、ノズル6により各々のティース部221にコイル21を巻線する。そのため、簡便な設備で高密度に巻線することができる。
なお、この場合、図14(a)に示すように、1個の積層した電機子コア22に巻線を施しても良いが、図14(b)に示すように、図8の電機子コア22のブロック体をコア積層方向に複数個(図では2個)配置して同時にコイル21を巻線することにより、所定基準となるコア積層幅の電機子コアを作成することもできる。これによれば、巻線の際配置した電機子コアの個数倍のコア積層幅となるリニアモータを容易に製造することが可能となり、リニアモータの生産性が高くなる。
また、コア把持機構又は巻線方法についても本実施の形態で説明した方法に限ったものではない。例えば、チャッキングを電機子コア22に設けた穴23を利用して行なうことも可能であり、巻線方法についても、図8の電機子コア22のティース部221両側にノズル6を配置して巻線したり、片側ずつ巻線する場合には、図8の電機子コア22を左右に分割せずに一体のままチャッキングし、電機子コア22の向きを変えて両側のティース部221を巻線したりしてもよい。
そして、図15に示すように、コイル21が巻線された電機子コアをそのコアバック部が対向するように左右両側に配置し、左右両側の第1のコア部材220A及び第2のコア部材220Bのコアバック部222A及び222B端面が当接するまでスライドして連結する。その後、図1及び図2に示すように、図15(b)の電機子コア22を複数個一列に並べて固定部材25上に配置し、電機子コア22に設けた穴23と固定部材25をネジ24で締結固定して両側式のリニアモータ11を構成する。
図16はこの発明の実施の形態1による片側式のリニアモータ12の平面図であり、図17は図16のリニアモータ12のXX−XX断面図である。リニアモータ12は複数の永久磁石31を隣り合う極性が異なるよう1列に並べて配置されるように界磁ヨーク32に固着されてなる界磁部3と、この永久磁石31にエアギャップ4を介して対向配置される電機子巻線部2により構成される。そして、電機子巻線部2は、図15(b)に示す電機子コア22を左右両側に分割して、図16に示すように電機子コア22の向きを揃えて一列に並べて固定部材25上に配置し、電機子コア22に設けた穴23と固定部材25をネジ24で締結固定して構成される。
なお、上記した両側式のリニアモータ11及び片側式のリニアモータ12において、電機子巻線部2と界磁部3の何れを可動子としてもあるいは固定子としてもよく、任意に選択することができる。さらに、上記で説明した以外の項目、例えばコイル21の配列数やピッチ、界磁部3の構造等については何ら制限されるものではない。
また、上記説明では、電機子コア22と固定部材25との固定をネジ24の締結により行なったが、モールド材等を穴23に充填することにより締結固定しても良い。さらに、積層したコア部材のコアバック部分をカシメや溶接により固定しても良い。
以上のように本実施の形態によれば、電機子コア22を両側式リニアモータ11及び片側式リニアモータ12の両方に適用することができ、別途それぞれ両側式及び片側式専用の電機子コアを製造する必要がなくなり、生産性を向上することができる。また、電機子コア22に巻線する際、ノズル6の配置やコア把持部5が簡便な巻線設備を用いることができ、設備が安価で、作業性が良い方法により巻線することも可能となる。
また、コアバック部222B及び222Aに、突起部224及び切欠き部225を設けたので、両側式リニアモータでは、左右両側のコア部材220A及び220Bのコアバック部222A及び222Bを合わせて配置する際、相互のコア部材220A、220Bの位置決めが容易になり、組立て作業性が向上する。片側式リニアモータの場合は、コア部材220A及び220Bと固定部材25の位置決めに利用でき、生産性向上できる。
さらに、左右両側のコア部材220A及び220Bのコアバック部222A及び222Bを重ね合わせた状態でプレス等してカシメるため、コア部材220A及び220Bのコアバック部端面が折れ曲がることがなく、精度良く製造することができ、組立て作業性も良くなる。
実施の形態2.
図18はこの発明の実施の形態2による電機子巻線部2を示す平面図であり、図19は図18の電機子コア22を示す平面図である。実施の形態2における電機子コア22は、図19に示すようにコアバック部222の側面において、片側の端に係合部250を設け、もう片側の端に接合部251が設けられている。前記係合部250は、コアバック部222Aおよびコアバック部222Bの両側端面に跨って設けられた先端幅広状の凸部で構成されている。また、前記接合部251は、コアバック部222Aおよびコアバック部222Bの両側端面に跨って設けられたアリ溝状の凹部で構成されている。その他の構成は、実施の形態1で説明した電機子コア22と同様である。
次に、本実施の形態の電機子コア22を用いて電機子巻線部2を作成する方法について説明する。コイル巻線は実施の形態1と同様に電機子コア22を左右両側に分割し、それぞれ別々に巻線することも可能であるが、実施の形態2では分割せずに巻線する方法を説明する。
まず、図20(a)に示すように、電機子コア21の左右両側のコアバック部222の両端面を当接して連結した状態で片側のティース部221Bが露出するようにコアバック部222をコア把持部5によりチャッキングする。そして、ノズル6により、コイル21を片側のティース部221Bに巻回する。片側のティース部221Bの巻線が終われば、図20(b)に示すように、もう片側のティース部221Aが露出するようにコアバック部222をコア把持部5によりチャッキングし、ノズル6により、コイル21をもう片側のティース部221Aに巻回し、コイル巻線を施す。
また、両側のティース部221を露出させた状態でコアバック部222をチャッキングし、両側にノズル6を設けることで一度に巻線することもできる。これらの巻線方法では、コイル巻線後に左右に分割された電機子コアを組み合わせる必要がないため、コイル巻線により電機子コアに変形が生じた場合などに組立て作業性が悪くなるという問題を回避することができる。
なお、実施の形態1と同様に、電機子コア22をコア積層幅方向に複数個配置してコア把持部5に固定して、ノズル6によりティース部221にコイル21を巻線することで、所定基準となるコア積層幅の電機子コアを作成すれば、巻線の際に配置した電機子コアの個数倍のコア幅となるリニアモータを容易に製造することが可能となり、生産性が良くなる。
また、コア把持機構又は巻線方法についても本実施の形態で説明した方法に限ったものではなく、例えば、チャッキングを電機子コア22に設けた穴23を利用して行なうことも可能であり、コイル巻線方法では、実施の形態1と同様左右分割した状態で巻線を施すことで、安価な設備で作業性良く巻線することもできる。
そして、このようにコイル巻線した電機子コア22を複数個一列に並べて固定部材25上に配置する際、図21(a)及び(b)に示すように、両側に配置された電機子コア22の一方をX1及びX2方向にスライドすることにより、隣り合う電機子コア22の
コアバック部222に設けた係合部250と接合部251を係合する。なお、電機子コア22をスライドさせる際は、コアバック部222が積層方向において重なり合った状態を保持したまま行う。そうすることにより、両側に分割されたコアバック部材を再度重なり合うように接合する作業が不要となる。そして、実施の形態1と同様に、電機子コア22に設けた穴23と固定部材25をネジ24で締結固定することにより、両側式リニアモータを構成する。
なお、図18に示すように、複数個並べた両側の電機子コア22の外側面には隣り合う電機子コアがないため、係合部250又は接合部251を設ける必要はない。また、係合部250又は接合部251の形状は図に示す形状に限ったものではない。
また、図21では、コアバック部222の中央位置に係合部250及び接合部251を設けているが、図22に示すようにコアバック部222の中央位置から外れた位置に設けても良い。
そして、図23は本発明の実施の形態2による片側式リニアモータの電機子巻線部2の平面図である。電機子巻線部2は、図21に示す電機子コア22を左右に分割して、図23に示すように、複数個向きを揃えて一列に並べて固定部材25上に配置する。固定部材25に配置する際、隣り合うの電機子コア22の係合部250と接合部251が係合するように順に並べて配置する。そして、電機子コア22に設けた穴23と固定部材25をネジ24で締結固定して構成される。
なお、上記したリニアモータにおいて、電機子巻線部2と界磁部3の何れを可動子としても、あるいは固定子としてもよく、任意に選択することができる。さらに、上記で説明した以外の項目、例えば電機子コイル21の配列数やピッチ、界磁部3の構造等については何ら制限されるものではない。
また、電機子コア22と固定部材25との固定をネジ24の締結により行なったが、モールド材等を穴23に充填することにより締結固定しても良い。
以上のように本実施の形態によれば、両側式リニアモータでは、隣り合う電機子コア間を左右の電機子コアのスライドにより容易に結合でき、組立て性が良い。片側式リニアモータの場合は、電機子コアを係合部と接合部を連結しながら順に配置することにより、隣り合う電機子コアが容易に連結でき、組み立て作業性が良い。
この発明の実施の形態1による両側式のリニアモータを示す平面図である。 図1のリニアモータのX−X断面図である。 図1のリニアモータの電機子巻線部を示す平面図である。 この発明の実施の形態1による電機子コアを構成するコア部材を示す平面図及び断面図である。 この発明の実施の形態1による電機子コアを構成するコア部材の他の例を示す平面図である。 この発明の実施の形態1による電機子コアを構成するコア部材の他の例を示す平面図である。 図4のコア部材を積層した様子を示す平面図及びXII−XII断面図である。 図7のコア部材を積層方向に結合した様子を示す平面図及びXIII−XIII断面図である。 図4のコア部材の他の積層方法を示す図である。 図4のコア部材の他の積層方法を示す図である。 図7のコア部材の積層間を左右別々に連結した場合に起こり得る可能性のある問題を説明する図である。 図10の電機子コア22の積層間を左右2種類別々に連結した場合に起こり得る可能性のある問題を説明する図であり、図10に対応する断面図である。 図8の電機子コアに巻線する様子を示す平面図である。 図8の片側の電機子コアをコア積層幅方向に1個配置して巻線を施した後の状態及び2個配置して巻線を施した後の状態を示す断面図である。 図8の電機子コアを左右別々に巻線した後、左右の電機子コアを連結する方法を示す平面図である。 この実施の形態1による片側式のリニアモータの平面図である。 図16のリニアモータのXX−XX断面図である。 この発明の実施の形態2による電機子巻線部を示す平面図である。 図18の電機子コアを示す平面図である。 図19の電機子コアの左右を分割せずに巻線する方法を示す図である。 この発明の実施の形態2による電機子コアを組立てる際、隣り合う電機子コアを連結する方法を示す平面図である。 この発明の実施の形態2による他の電機子コアを組立てる際、隣り合う電機子コアを連結する過程を示す平面図である。 この発明の実施の形態2による片側式リニアモータの電機子巻線部の平面図である。
符号の説明
11,12 リニアモータ、2 電機子巻線部、21 コイル、22 電機子コア、
25 固定部材、220 コア部材、220A 第1のコア部材、
220B 第2のコア部材、221,221A,221B ティース部、
222,222A,222B コアバック部、224,227 突起部、
225,226 切欠き部、230 カシメ、231 突出部、250 係合部、
251 接合部。

Claims (11)

  1. コアバック部と当該コアバック部から延設されたティース部を有し、当該ティース部にコイルが巻装された電機子コアにおいて、
    コアバック部とティース部を有する一対の第1のコア部材及び第2のコア部材を備え、前記各ティース部は同じ高さ寸法であり、
    前記一対の第1及び第2のコア部材のコアバック部のうち、一方の当接端面に切欠き部又は突起部を設け、もう一方の当接端面に前記切欠き部又は突起部に係合する突起部又は切欠き部を設け、
    片側に前記第1及び第2のコア部材が各ティース部が揃うように積層されると共に当該積層方向に連結され、もう片側に前記積層された第1及び第2のコア部材と対になる前記第1及び第2のコア部材を各ティース部が揃うように積層されると共に当該積層方向に連結され、
    前記両側の第1及び第2のコア部材のコアバック部同士が当接するように連結され、前記両側に積層されたティース部にコイルが巻装されて成ることを特徴とする電機子コア。
  2. 複数の磁石が2列に対向して配設される界磁部と、前記磁石の間にエアギャップを介して配置される電機子巻線部を備えたリニアモータにおいて、
    前記電機子巻線部の電機子コアは、
    コアバック部とティース部を有する一対の第1のコア部材及び第2のコア部材を備え、前記各ティース部は同じ高さ寸法であり、
    前記一対の第1及び第2のコア部材のコアバック部のうち、一方の当接端面に切欠き部又は突起部を設け、もう一方の当接端面に前記切欠き部又は突起部に係合する突起部又は切欠き部を設け、
    片側に前記第1及び第2のコア部材が各ティース部が揃うように積層されると共に当該積層方向に連結され、もう片側に前記積層された第1及び第2のコア部材と対になる前記第1及び第2のコア部材を各ティース部が揃うように積層されると共に当該積層方向に連結され、
    前記両側の第1及び第2のコア部材のコアバック部同士が当接するように連結され、前記両側に積層されたティース部にコイルが巻装されて成り、
    前記電機子巻線部は、前記電機子コアを複数個一列に並べて固定部材上に固定したことを特徴とするリニアモータ。
  3. 前記第1及び第2のコア部材のコアバック部において、片側の側端面に係合部を設け、もう片側の側端面に前記係合部に係合する接合部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の電機子コア。
  4. 前記第1及び第2のコア部材のコアバック部において、片側の側端面に係合部を設け、もう片側の側端面に前記係合部に係合する接合部を設けたことを特徴とする請求項2に記載のリニアモータ。
  5. 前記係合部は前記第1及び第2のコア部材のコアバック部の両側端面に跨って設けられた凸部であり、前記接合部は前記第1及び第2のコア部材のコアバック部の両側端面に跨って設けられた凹部であることを特徴とする請求項3に記載の電機子コア。
  6. 前記係合部は前記第1及び第2のコア部材のコアバック部の両側端面に跨って設けられた凸部であり、前記接合部は前記第1及び第2のコア部材のコアバック部の両側端面に跨って設けられた凹部であることを特徴とする請求項4に記載のリニアモータ。
  7. 前記第1及び第2のコア部材を積層方向に連結する手段として、プレスによるカシメを行うことを特徴とする請求項1に記載の電機子コア。
  8. 前記第1及び第2のコア部材を積層方向に連結する手段として、プレスによるカシメを行うことを特徴とする請求項2に記載のリニアモータ。
  9. コアバック部と当該コアバック部から延設されたティース部を有し、当該ティース部にコイルが巻装された電機子コアにおいて、
    コアバック部とティース部を有する一対の第1のコア部材及び第2のコア部材を備え、前記各ティース部は同じ高さ寸法であり、
    前記一対の第1及び第2のコア部材のコアバック部のうち、一方の当接端面に切欠き部又は突起部を設け、もう一方の当接端面に前記切欠き部又は突起部に係合する突起部又は切欠き部を設け、
    片側に前記第1及び第2のコア部材が各ティース部が揃うように積層されると共に当該積層方向に連結され、もう片側に前記積層された第1及び第2のコア部材と対になる前記第1及び第2のコア部材を各ティース部が揃うように積層されると共に当該積層方向に連結され、
    前記両側の第1及び第2のコア部材のコアバック部同士が当接するように連結され、前記積層された電機子コアを複数個積層した電機子ブロックのティース部にコイルが巻装されて成ることを特徴とする電機子コア。
  10. コアバック部と当該コアバック部から延設されたティース部を有し、当該ティース部にコイルが巻装された電機子コアの製造方法において、
    コアバック部とティース部を有する一対の第1のコア部材及び第2のコア部材を備え、前記各ティース部は同じ高さ寸法であり、
    前記一対の第1及び第2のコア部材のコアバック部のうち、一方の当接端面に切欠き部又は突起部を設け、もう一方の当接端面に前記切欠き部又は突起部に係合する突起部又は切欠き部を設け、
    片側に前記第1及び第2のコア部材を各ティース部が揃うように積層すると共に、もう片側に前記積層された第1及び第2のコア部材と対になる前記第1及び第2のコア部材を各ティース部が揃うように積層する工程と、
    前記両側に積層された第1及び第2のコア部材のコアバック部の一部又は全部が積層方向に重なりあった状態で、前記両側の第1及び第2のコア部材を積層方向に連結する工程とを備えたことを特徴とする電機子コアの製造方法。
  11. 複数の磁石が2列に対向して配設される界磁部と、前記磁石の間にエアギャップを介して配置される電機子巻線部を備えたリニアモータの製造方法において、
    コアバック部とティース部を有する一対の第1のコア部材及び第2のコア部材を備え、前記各ティース部は同じ高さ寸法であり、
    前記一対の第1及び第2のコア部材のコアバック部のうち、一方の当接端面に切欠き部又は突起部を設け、もう一方の当接端面に前記切欠き部又は突起部に係合する突起部又は切欠き部を設け、
    片側に前記第1及び第2のコア部材を各ティース部が揃うように積層すると共に当該積層方向に連結し、もう片側に前記積層された第1及び第2のコア部材と対になる前記第1及び第2のコア部材を各ティース部が揃うように積層すると共に当該積層方向に連結する工程と、
    前記両側の第1及び第2のコア部材のコアバック部同士が当接した状態で、前記両側に積層されたティース部にコイルを巻装する工程と、
    前記コイルが巻装された電機子コアを複数個一列に並べて固定部材上に固定する工程を備えたことを特徴とするリニアモータの製造方法。
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