JP4100741B2 - 部品装着装置、及び方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば電子部品を保持して回路基板に装着する部品装着装置、及び部品装着方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
回路基板へ電子部品を自動的に装着する部品装着装置は、電子部品を吸装着するためのノズルを備えている。近年では、上記部品の吸着時における上記ノズルと上記部品との接触や、装着時における上記部品と上記基板との接触を精密に制御することが、生産される基板の品質を向上させる一つの要因になっている。以下に、図10、図11を参照しながら従来の部品装着方法の一例について説明する。
図10において部品装着装置1は、部品13を供給する部品供給部51と、基板15を搬入、搬出しかつ所定位置に保持するテーブル部14と、部品13を吸着するノズル12を有する部品吸着ヘッド50と、平面上で互いに直交するX,Y方向において部品吸着ヘッド50を任意の位置に位置決め可能なXYロボット52とを備える。
部品13を吸着及び装着する物品吸着ヘッド50の詳細を図11に示す。物品吸着ヘッド50において、部品13を吸着するノズル12は、モータ90にて、上記ノズル12の軸回り方向への回転角度が設定される。上記モータ90は、上記X,Y方向に直交するZ方向に延在するレール91に沿って該Z方向に摺動するムーバー92に固定されている。ムーバー92は、上記Z方向に延在するボールねじ94に係合するナット95に固定されており、ボールねじ94をモータ93によりその軸回りに回転させることで、ナット95は上記Z方向に移動可能であり、上記Z方向に位置決めされる。尚、レール91、モータ93は、物品吸着ヘッド50の適宜なフレームに固定されており、ボールねじ94は回転可能に取り付けられている。
このように構成された部品装着装置1の動作を説明する。基板15はテーブル部14によって当該物品装着装置1に搬入され、部品装着装置1の中央部に保持される。XYロボット52は物品吸着ヘツド50を部品供給部51上に移動させ、物品吸着ヘッド50は、ノズル12を下降させるとともに真空吸着装置(図示せず)にて部品13を吸着し、その後上昇する。次にXYロボット52が基板15上の部品装着所定位置に物品吸着ヘッド50を移動させ、ノズル12が下降することによって部品13を基板15に装着する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の部品装着装置1では、ボールねじ94を介してモータ93によりノズル12の昇降動作を行い、かつ昇降位置の位置決め動作を行うためノズル12による物品13への正確な押圧力を制御できない。よって、部品13の吸着及び装着時に過大な衝撃力が部品13に加わる可能性があった。本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、従来に比べて、部品の吸着及び装着時における部品への衝撃力を緩和し、さらには正確な押圧力にて部品の装着が可能な部品装着装置及び方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1態様の部品装着装置は、被装着体に装着するための部品を保持する部品保持部を有する部品装着ヘッドと、上記部品装着ヘッドが取り付けられ上記被装着体への部品の装着のため上記部品保持部を上記部品の厚み方向に直交する方向に移動させる移動テーブルと、を備えた部品装着装置であって、
上記部品装着ヘッドは、
上記部品保持部が取り付けられ上記部品の厚み方向に上記部品保持部を移動させ配置するとともに、上記部品保持部若しくは上記部品保持部に保持された部品が上記被装着体に接触して配置されたときには上記被装着体に保持部品を押圧するリニアモータを備え、
上記部品装着装置は、さらに、
上記部品保持部の移動速度及び位置を制御するため上記リニアモータへ供給する推力指令の変化を検出することで上記部品保持部若しくは上記部品保持部に保持された部品が上記被装着体に接触したことを検知し、上記接触を検知したとき、上記リニアモータに対して移動動作から押圧動作に切り替える切り替え指令を送出し、かつ上記リニアモータの駆動により上記部品保持部が押圧され押圧力を検出する押圧力検出器を有する押圧力検出装置及び押圧力制御装置を有する制御装置を備え、
上記押圧力検出装置は、上記被装着体への部品の装着を実行する前に、予め、上記リニアモータにおける上記押圧動作において上記リニアモータへ供給する推力指令と該押圧動作にて上記押圧力検出器から実際に得られる押圧力との相関関係を求める装置であり、
上記押圧力制御装置は、上記被装着体への部品の装着を実行するとき、上記リニアモータの押圧動作における押圧力を上記相関関係を参照し制御するとともに、上記推力指令の演算の元になる上記リニアモータの推力定数のバラツキを上記相関関係を参照して補償する装置である、
ことを特徴とする。
尚、上記「推力指令」の用語は、発明の実施の形態の欄にて説明する「トルク指令」の用語と同義である。
【0005】
本発明の第2態様の部品装着方法は、保持した部品を被装着体へ押圧して装着する部品装着方法であって、
上記被装着体への部品の装着を実行する前に、予め、上記部品を保持する部品保持部を有するリニアモータを駆動させて上記部品保持部を上記部品の厚み方向へ移動させて上記装着時における押圧動作を模擬することで、上記リニアモータへ供給する推力指令と、該押圧動作にて実際に発生する押圧力との相関関係を測定し、
上記被装着体へ部品を実際に装着するときには、上記リニアモータの押圧動作における押圧力を上記相関関係を参照して制御するとともに、上記推力指令の演算の元になる上記リニアモータにおける推力定数のバラツキを上記相関関係を参照して補償することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態における部品装着装置、及び該部品装着装置にて実行される部品装着方法について、図を参照しながら以下に説明する。尚、各図において同じ構成部分については同じ符号を付している。
又、上記「課題を解決するための手段」に記載した、「部品」の機能を果たす一例として本実施形態では電子部品を例に採り、「被装着体」の機能を果たす一例として本実施形態では回路基板を例に採り、「部品保持部」の機能を果たす一例として本実施形態では吸着ノズルを例に採り、「移動テーブル」の機能を果たす一例として本実施形態ではXYロボットを例に採り、「動作制御情報」の機能を果たす一例として本実施形態ではトルク指令が相当する。
図8に示す本実施形態の部品装着装置101は、部品13を供給する部品供給部51と、当該部品装着装置101に回路基板15を搬入、搬出しかつ所定位置に保持するテーブル部14と、部品13を保持するノズル111を有する部品装着ヘッド110と、上記部品装着ヘッド110及び該部品装着ヘッド110に接続される吸引装置116が取り付けられ、平面上で互いに直交するX,Y方向において部品装着ヘッド110を任意の位置に位置決め可能なXYロボット52と、制御装置200と、を備える。ここで、上記部品供給部51、上記テーブル部14、及びXYロボット52は、従来から用いられている公知の装置でありここでの説明は省略する。尚、本実施形態において上記部品供給部51は、平面上にて格子状に電子部品13を配置した、いわゆるトレイであるが、該トレイに限定されるものではなく、例えば、電子部品を仮固定したテープを巻回したカートリッジから上記仮固定された部品を供給するタイプ等の公知の供給装置が使用可能である。
上記制御装置200は、上記テーブル部14、上記XYロボット52、上記部品装着ヘッド110、及び上記吸引装置116に接続される。
【0007】
部品装着ヘッド110は、上記XYロボット52に取り付けられ、図4に示すように、一端にて電子部品13を保持するノズル111と、該ノズル111の他端に設けられた加圧シャフト112と、該加圧シャフト112を部品の厚み方向に駆動するリニアモータ113と、上記加圧シャフト112に連結され上記ノズル111をその軸回りに回転させてノズル111に保持された電子部品13を回転方向に位置決めするための回転モータ114と、上記加圧シャフト112の上記厚み方向における位置及び移動速度を検出する位置、速度検出部115と、を備える。尚、本実施形態において、部品の上記厚み方向とは、上記X,Y方向に互いに直交するZ方向である。上記リニアモータ113は、図9に示すような構造を有する。即ち、加圧シャフト112にはベアリングを介してマグネット1131が取り付けられ、該マグネット1131の周囲側に加圧シャフト112の軸方向に沿ってコイル1132が固定されて設けられる。尚、加圧シャフト112は、該加圧シャフト112の軸方向においてコイル1132を間に挟む位置に設けた保持部1133,1133にて保持される。該保持部1133は、ベアリングを介して当該リニアモータ113のケーシングに固定され、加圧シャフト112をその軸方向に摺動可能としかつその軸回りに回転可能に支持する。このような構成において、コイル1132を励磁することでマグネット1131を介して加圧シャフト112をその軸方向に移動させる。尚、マグネット1131はベアリングを介して加圧シャフト112に取り付けられているので、加圧シャフト112が回転してもマグネット1131が上記軸回りに回転することはない。このようにリニアモータ113を使用することで、コイル1132への配線を固定することができる。
【0008】
又、上記位置、速度検出部115は、図4に示すように加圧シャフト112に取り付けられ加圧シャフト112の軸方向に延在するロッドスケール1151と、該ロッドスケール1151に貫通して設けられる円環状の検出ヘッド1152とを有する。図示していないが、検出ヘッド1152はリニアモータ113を支持するフレームに固定されている。ロッドスケール1151には、その円周方向に着磁部分を設け、このような着磁部分を軸方向に一定間隔にて複数、配列している。よって、不動の検出ヘッド1152に対して、加圧シャフト112の移動に伴いロッドスケール1151がその軸方向に移動することで、上記着磁部分が移動し、上記着磁部分に記録された情報が検出ヘッド1152にて検出される。これにより加圧シャフト112の軸方向における配置位置を決定することができ、又、上記着磁部分の変化量から加圧シャフト112の移動速度を決定することができる。
又、本実施形態では、電子部品13の保持動作は、ノズル111による吸着により行い、そのための吸引装置116がXYロボット52に取り付けられる。よって、ノズル111及び加圧シャフト112内には、その軸方向に沿って吸引用通路が設けられている。又、本実施形態では、ノズル111における部品吸着部分は、図示するように電子部品13の平面形状に対応させた方形状としているが、該形状に限定されるものではなく、単に円筒形状のままであってもよい。又、電子部品13の保持動作は、上述の吸着動作に限定されるものではなく、例えばチャック機構等の機械的保持動作により行ってもよい。
このように構成した部品装着ヘッド110において、リニアモータ113による上記Z方向における上下動作と、上記回転モータ114による回転動作とによってノズル111はその動作を制御される。
【0009】
ここで上記制御装置200において、部品装着ヘッド110の制御を実行する部品装着ヘッド制御部分210について説明する。
図1に示すように、部品装着ヘッド制御部分210には、位置制御部211、速度制御部212、パワーアンプ部213、接触検出部214、切換部215、トルクコントロール部216、及び位置,加重制御部217を備える。部品装着ヘッド110に備わる上記位置、速度検出部115は、上記位置制御部211及び上記速度検出部213に接続され、上記パワーアンプ部213はリニアモータ113に接続される。上記切換部215には、位置制御部211を介して速度制御部212から送出される第1トルク指令と、トルクコントロール部216から送出される第2トルク指令とが供給され、切換部215は、パワーアンプ部213へ送出するトルク指令を上記接触検出部214が送出する接触検出情報により上記第1トルク指令から上記第2トルク指令へ切り換える。逆に、上記第2トルク指令から上記第1トルク指令への切り換えは、位置,加重制御部217が送出する切換指令によって行われる。
尚、上記第1トルク指令と上記第2トルク指令との切り換え時において、上記第1トルク指令の値と上記第2トルク指令の値との間にギャップはなく、両者間でリニアモータ113に供給される動作制御情報に差異が生じることはない。
【0010】
より具体的に制御動作を説明する。電子部品13を保持した後、回路基板15へ電子部品13を装着し、次の電子部品13の保持までにおけるノズル111は、図6に示すように動作する。即ち、第1工程301では、電子部品13の保持後、位置決め制御により回路基板15の直前まで、高速に下降する。次の第2工程302では、第1工程の上記下降速度よりも低い一定の低速度にてさらに下降を続ける。次の第3工程303では、上記第2工程302で電子部品13がノズル111を介して回路基板15に接触することを検出する。次の第4工程304では、回路基板15に対して電子部品13を所定の押圧力で押圧しながら電子部品13を回路基板15に装着する。最後に第5工程305では、電子部品13の保持を解除してノズル111が上昇する。
【0011】
このような工程において、電子部品13の上記Z方向における位置、及び電子部品13を保持しているノズル111の移動速度は、部品装着ヘッド110に備わる上記位置、速度検出部115にて検出され、時々刻々変化する位置情報は位置制御部211の前段に設けた比較器211aへ供給され、速度情報は速度制御部212の前段に設けた比較器212aにそれぞれ供給される。一方、上記位置,加重制御部217から位置指令が送出される。該位置指令は、上記Z方向において電子部品13を最終的に配置する目標位置までにおける、時間とノズル111の位置との関係を示す情報であり、上記位置,加重制御部217に予め設定されており、時々刻々、比較器211aに供給される。よって、比較器211aは、同一時刻における上記位置情報と上記位置指令とに基づきその偏差を求め、求めた偏差情報を位置制御部211へ送出する。位置制御部211は上記偏差情報に基づき速度指令を決定して時々刻々、比較器212aへ送出する。よって比較器212aは、同一時刻における上記速度情報と上記速度指令との偏差を求めてこれを速度制御部212へ送出する。速度制御部212は、比較器212aからの偏差情報に基づきトルク指令を決定する。このようにして上記第1工程301において、ノズル111は位置制御、及び速度制御されながら下降して行く。
【0012】
電子部品13が上記直前位置に到達した時点で、上記第2工程に入り、速度制御部212は、切換部215を介してパワーアンプ部213にその旨のトルク指令を送出し、パワーアンプ部213からリニアモータ113へ電流が供給される。よってノズル111は、位置制御されながら一定速度にて下降して行く。尚、このとき、リニアモータ113への上記トルク指令は、速度変化がないためおよそ一定の値で制御されている。
次に、電子部品13が回路基板15に接触すると上記位置制御部211に供給される上記位置指令と上記位置情報との偏差、及び速度制御部212に供給される上記速度指令と上記速度情報との偏差が大きくなり、速度制御部212からのトルク指令の値が増加する。尚、上記位置指令の情報は、各電子部品の種類毎にそれぞれ異なった情報が供給される。このトルク指令の増加を接触検出部214が検出することで、切換部215は、パワーアンプ部213へ送出するトルク指令を速度制御部212が送出するものからトルクコントロール部216が送出するものに切り換える。切換後、回路基板15に対して電子部品13を装着するために加えたい加重指令に相当するトルク指令がリニアモータ113の推力定数に基づきトルクコントロール部216で演算され、該トルク指令が切換部215を介してパワーアンプ部213へ供給される。よって、電子部品13は、リニアモータ113によって設定時間、設定された押圧力で回路基板15に装着される。尚、上記加重指令の情報は、各電子部品毎、又は電子部品の種類毎に予め設定、記憶されており、装着している電子部品13に対応した情報が位置加重制御部217から供給される。
その後、位置加重制御部217が送出する切換指令によって切換部215を再び速度制御部212側に切り換え、ノズル12を上昇させる。
【0013】
上述のように、ノズル111を備えた加圧シャフト112をリニアモータ113によりその軸方向に直接駆動し、リニアモータ113による位置決め動作と、任意の力で電子部品13を押圧する加重動作で電子部品13を回路基板15に装着するようにし、又、上述の第1〜第4工程により電子部品13の装着を行うようにした。よって、電子部品13と回路基板15とが接触したときの衝撃力を抑制でき、又、装着時の押圧力をトルクコントロール部216へ供給する加重指令に応じて任意に設定できるため、装着品質の向上を図ることができる。
【0014】
さらに又、接触検出部214を設け、上記ノズル111若しくは電子部品13が回路基板15に接触したときにリニアモータ113へのトルク指令が変化することにより、ノズル111と回路基板15との接触を検出するようにした。よって、このことによっても電子部品13と回路基板15との接触時における電子部品13への衝撃力を抑制することができる。
【0015】
上述の部品装着ヘッド制御部分210に代えて図2に示す部品装着ヘッド制御部分220を構成することもできる。即ち、部品装着ヘッド制御部分220は、接触検出部221において、電子部品13若しくはノズル111と、回路基板15との接触を正確かつ瞬時に検出するために、接触検出部221には、速度制御部212から送出されるトルク指令の変化に加え、ノズル111に対する位置指令と、位置,速度検出部115から送出されるノズル111の位置情報とから求められ比較器211aが送出する位置偏差情報、及び位置,速度検出部115から送出されるノズル111の速度情報が供給される。接触検出部221はこれらの情報に基づき電子部品13若しくはノズル111と回路基板15との接触を検出し、該接触検出時には、パワーアンプ部213へ送出するトルク指令を速度制御部212が送出するトルク指令からトルクコントロール部216が送出するトルク指令へ切り換え、又、電子部品13の装着後、再度トルクコントロール部216から速度制御部212へ切り換える。尚、その他の構成は部品装着ヘッド制御部分210における構成と変わるところはない。
【0016】
さらに又、部品装着装置101に代えて部品装着装置102を構成することもできる。部品装着装置102は、図5に示すように、部品装着装置101の構成に、さらに押圧力検出器152を加えた構成であり、かつ制御装置200に備わる部品装着ヘッド制御部分210若しくは部品装着ヘッド制御部分220に代えて部品装着ヘッド制御部分230を設けた制御装置202を備える。尚、その他の構成は部品装着装置101と同じであり、ここでの説明は省略する。
押圧力検出器152は、押圧面151を有し、該検出器152が接続される制御装置202とによって押圧力検出装置150を構成する。上述したように、電子部品13が回路基板15に接触した後、上記リニアモータ113の動作により電子部品13は回路基板15に押圧される。このときの押圧力を正確に制御するために、回路基板15上への電子部品13の装着を開始する前に、予め、図7に示すようなリニアモータ113に供給する動作制御情報と、ノズル111に発生する押圧力との相関関係を測定する。該測定のための装置が押圧力検出装置150である。即ち、リニアモータ113を駆動させてノズル111を上記検出面151に押圧して、該押圧動作のためにリニアモータ113に供給するトルク指令値と、該押圧動作により実際にノズル111に発生する押圧力との相関関係を測定し、得られた上記相関関係を制御装置202に備わるメモリ201に記憶する。
【0017】
制御装置202に備わる上記部品装着ヘッド制御部分230は、図3に示すように、図1に示す部品装着ヘッド制御部分210の構成において、トルクコントロール部216に代えて、押圧力制御装置の機能を果たす一実施形態であるトルクコントロール部231を設け、さらに新たに加重キャリブレーション部232を設けた構成である。該加重キャリブレーション部232は、上記押圧力検出部152から押圧力情報が供給され上記トルクコントロール部231から上記動作制御情報としてのトルク指令が供給され、上記押圧力情報と上記トルク指令とから上記相関関係のテーブルを作成する。その他の構成は上述の部品装着ヘッド制御部分210の構成に同じであるので、ここでの説明は省略する。
【0018】
このような上記部品装着ヘッド制御部分230における制御動作について説明する。リニアモータ113へ供給するトルク指令と、実際にノズル111に発生する押圧力との相関関係を測定するために、上記部品装着ヘッド110をXYテーブル52にて押圧力検出器152の上方に移動し、一定速度でノズル111を下降させてノズル111と検出面151との接触を検出した後、切換部215を速度制御部212側からトルクコントロール部231側に切り換え、トルクコントロール部231によるトルク制御を行う。このとき、位置,加重制御部217からトルクコントロール部231に供給される加重キヤリブレーション指令に基づき,トルクコントロール部231はトルク指令を最大トルクまで徐々に増加させ、該トルク指令に対してノズル111が検出面151を実際に押圧する押圧力を押圧力検出器152で検出する。加重キャリブレーション部232は、トルクコントロール部231が送出する上記トルク指令の情報と、実際の上記押圧力との上記相関関係をテーブルの形で記憶する。上記相関関係を図示すると図7に示すようになる。
【0019】
次に電子部品13を回路基板15に装着するときの加重制御動作において、トルクコントロール部231は、電子部品13の装着時に加えたい加重指令を上記加重キャリブレーション部232に記憶される上記相関関係に基づき設定する。図7を参照して説明すると、加重指令値は縦軸の押圧力に対応する横軸のトルク指令の値を上記相関関係、具体的には本実施形態ではテーブルを参照して求め、リニアモータ10へ出力するトルク指令の値として決定する。尚、リニアモータ10へ出力するトルク指令の値の決定方法としては、上述のようなテーブルを参照する方法に限定されるものではなく、例えば演算式に基づき演算によって求めてもよい。
【0020】
上述したように、加重キャリブレーション部232と、該加重キャリブレーション部232に記憶する上記相関関係を自動的に読み込むトルクコントロール部231とを備えることで、リニアモータ113において、たとえその推力定数に、ばらつきがあったとしても、それを自動的に補償することができることになる。
又、電子部品13を回路基板15に装着するときの押圧力に対するトルク指令を上記加重キャリブレーション部232に記憶した上記相関関係より求めて、加重制御することにより、上記装着時における押圧力を高精度に制御できるため、装着品質の向上を図ることができる。
【0021】
又、上述したような加重制御動作は、電子部品13を回路基板15に装着するときのみに実行されると限定されるものではなく、部品供給部51から電子部品13を保持するときにも応用できることはもちろんである。即ち、電子部品13の保持時における、ノズル111が電子部品13に与える押圧力とトルク指令値との相関関係を予め測定し記憶しておき、電子部品13の保持時には該相関関係に基づき保持動作を行う。こうすることで、上記保持時においても、ノズル111と電子部品13との接触時における電子部品13に体する衝撃力や、電子部品13の保持時における押圧力を高精度に制御でき、電子部品13を不用意に損傷する等の発生を避けることができる。
【0022】
このように構成される部品装着装置の動作、即ち部品装着方法について、図5に示す部品装着装置102を例に採り説明する。尚、上記部品装着方法は、制御装置202によって制御される。
基板15はテーブル部14によって当該物品装着装置102に搬入され、部品装着装置1の中央部に保持される。XYロボット52は物品吸着ヘツド110を部品供給部51上に移動させ、ノズル111を下降させ、装着する電子部品13を吸着する。該吸着を行うときには、上述したように、加重キャリブレーション部232に予め記憶した、吸着時における電子部品13に対するノズル111の押圧力と、リニアモータ113に供給するトルク指令値との相関関係に基づき吸着を行う。電子部品13の吸着後、ノズル111は上昇する。
そして、保持した電子部品13を回路基板15の装着位置へ装着するため、XYロボット52を駆動して上記装着位置へ物品吸着ヘッド110を移動させる。このとき、例えば図示しない認識カメラ等によりノズル111に保持されている電子部品13の姿勢を認識することで、該姿勢が回路基板15上の装着位置における装着姿勢と一致していないときには、部品装着ヘッド110に備わる回転モータ114にてノズル111をその軸回りに回転させ、保持姿勢の補正を行う。又、上記装着位置への物品吸着ヘッド110の移動時には、上述したように、上記第1工程から上記第3工程が実行される。上記第3工程にて、電子部品13と回路基板15との接触が検出されることで、上記部品装着ヘッド制御部分230の切換部215によって、パワーアンプ部213へのトルク指令の発生源が速度制御部212からトルクコントロール部231へ切り換わる。
【0023】
次の第4工程では回路基板15への電子部品13の押圧動作が実行される。このとき、上述のように、トルクコントロール部231は加重キャリブレーション部232に予め記憶している上記相関関係に基づき、パワーアンプ部213へ送出するトルク指令値を制御する。よって、リニアモータ113はパワーアンプ部213から供給される、上記トルク指令値に応じて電子部品13を回路基板15へ押圧する。
押圧動作終了後、上記第5工程にてノズル111は電子部品13の保持を解除し、上昇し、次の電子部品13の保持動作へ再び移行する。
【0024】
尚、上述した制御装置200,202におけるそれぞれの動作は、ソフトウエアにより実行することももちろん可能であり、このとき上記制御装置200,202は上記ソフトウエアを実行するコンピュータに対応する。
【0025】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明の第1態様の部品装着装置、及び第2態様の部品装着方法によれば、リニアモータと接触検出装置とを備え、部品保持部の移動を上記リニアモータにて行い、かつ上記接触検出装置が上記部品保持部と被装着体との接触を検出したときには上記リニアモータに対して移動動作から押圧動作に切り換えるようにした。よって、リニアモータを使用したことで従来に比べて部品の位置決めを正確に行うことができるので、部品の保持及び被装着体への装着時における部品への衝撃力を緩和することができる。さらに、上記接触検出装置を設けたことで従来に比べて正確な押圧力にて部品の装着が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態における部品装着装置に備わる制御装置に含まれる部品装着ヘッド制御部分のブロック図である。
【図2】 図1に示す部品装着ヘッド制御部分の変形例におけるブロック図である。
【図3】 図1に示す部品装着ヘッド制御部分のさらに別の変形例におけるブロック図である。
【図4】 本発明の実施形態における部品装着装置に備わるリニアモータ部分の斜視図である。
【図5】 本発明の実施形態における部品装着装置を示す斜視図である。
【図6】 本発明の実施形態における部品装着装置に備わるリニアモータのノズルの動作パターンを説明した図である。
【図7】 図3に示す部品装着ヘッド制御部分に含まれる加重キャリブレーション部に記憶される相関関係の一例を示すグラフである。
【図8】 図8に示す部品装着装置の変形例を示す斜視図である。
【図9】 図4に示すリニアモータ部分の構造を示す断面図である。
【図10】 従来の部品装着装置を示す斜視図である。
【図11】 図10に示す部品装着装置に備わる部品吸着ヘッドを示す図である。
【符号の説明】
13…電子部品、15…回路基板、
101,102…部品装着装置、
110…部品装着ヘッド、111…ノズル、113…リニアモータ、
115…位置、速度検出部、
151…検出面、152…押圧力検出器、
200…制御装置、201…メモリ、210…部品装着ヘッド制御部分、
214…接触検出部、215…切換部、216…トルクコントロール部、
220…部品装着ヘッド制御部分、221…接触検出部、
230…部品装着ヘッド制御部分、231…トルクコントロール部、
232…加重キャリブレーション部。
Claims (2)
- 被装着体(15)に装着するための部品(13)を保持する部品保持部を有する部品装着ヘッドと、上記部品装着ヘッドが取り付けられ上記被装着体への部品の装着のため上記部品保持部を上記部品の厚み方向に直交する方向に移動させる移動テーブル(52)と、を備えた部品装着装置であって、
上記部品装着ヘッドは、
上記部品保持部が取り付けられ上記部品の厚み方向に上記部品保持部を移動させ配置するとともに、上記部品保持部若しくは上記部品保持部に保持された部品が上記被装着体に接触して配置されたときには上記被装着体に保持部品を押圧するリニアモータ(113)を備え、
上記部品装着装置は、さらに、
上記部品保持部の移動速度及び位置を制御するため上記リニアモータへ供給する推力指令の変化を検出することで上記部品保持部若しくは上記部品保持部に保持された部品が上記被装着体に接触したことを検知し、上記接触を検知したとき、上記リニアモータに対して移動動作から押圧動作に切り替える切り替え指令を送出し、かつ上記リニアモータの駆動により上記部品保持部が押圧され押圧力を検出する押圧力検出器(152)を有する押圧力検出装置(232)及び押圧力制御装置(231)を有する制御装置(202)を備え、
上記押圧力検出装置は、上記被装着体への部品の装着を実行する前に、予め、上記リニアモータにおける上記押圧動作において上記リニアモータへ供給する推力指令と該押圧動作にて上記押圧力検出器から実際に得られる押圧力との相関関係を求める装置であり、
上記押圧力制御装置は、上記被装着体への部品の装着を実行するとき、上記リニアモータの押圧動作における押圧力を上記相関関係を参照し制御するとともに、上記推力指令の演算の元になる上記リニアモータの推力定数のバラツキを上記相関関係を参照して補償する装置である、
ことを特徴とする部品装着装置。 - 保持した部品を被装着体(15)へ押圧して装着する部品装着方法であって、
上記被装着体への部品の装着を実行する前に、予め、上記部品を保持する部品保持部を有するリニアモータを駆動させて上記部品保持部を上記部品の厚み方向へ移動させて上記装着時における押圧動作を模擬することで、上記リニアモータへ供給する推力指令と、該押圧動作にて実際に発生する押圧力との相関関係を測定し、
上記被装着体へ部品を実際に装着するときには、上記リニアモータの押圧動作における押圧力を上記相関関係を参照して制御するとともに、上記推力指令の演算の元になる上記リニアモータにおける推力定数のバラツキを上記相関関係を参照して補償する、
ことを特徴とする部品装着方法。
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