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JP4198775B2 - Method for manufacturing polycrystalline silicon thin film transistor - Google Patents

Method for manufacturing polycrystalline silicon thin film transistor Download PDF

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JP4198775B2
JP4198775B2 JP5537098A JP5537098A JP4198775B2 JP 4198775 B2 JP4198775 B2 JP 4198775B2 JP 5537098 A JP5537098 A JP 5537098A JP 5537098 A JP5537098 A JP 5537098A JP 4198775 B2 JP4198775 B2 JP 4198775B2
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JP
Japan
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thin film
silicon thin
polycrystalline silicon
silicon
film transistor
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Inventor
真一 河村
紀秀 神内
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東芝松下ディスプレイテクノロジー株式会社
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多結晶シリコン薄膜を半導体活性層として用いる多結晶シリコン薄膜トランジスタの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
アクティブマトリクス型液晶表示装置では、従来、画素のスイッチング素子として非晶質シリコン薄膜トランジスタ(半導体活性層に非晶質シリコン薄膜を使用した薄膜トランジスタ)が使用されてきた。これは、非晶質シリコンからなる半導体活性層は、大面積の基板の上にも均一性良く形成することが可能で、かつ比較的低温で形成することができるからである。
【0003】
一方、最近、液晶表示装置のコンパクト化を実現すべく、駆動回路を画素領域の周辺部の同一基板上に形成する、いわゆる駆動回路一体型の液晶表示装置が開発されている。この様な駆動回路一体型の液晶表示装置では、駆動回路に多結晶シリコン薄膜トランジスタ(半導体活性層に多結晶シリコン薄膜を使用した薄膜トランジスタ)が使用される。これは、多結晶シリコンは非晶質シリコンと比べて移動度が100程度大きく、従って、多結晶シリコン薄膜トランジスタは、非晶質シリコン薄膜トランジスタと比べて遥かに早い応答速度を備えていることによる。
【0004】
多結晶シリコン薄膜トランジスタの半導体活性層を構成する多結晶シリコン薄膜の形成方法として、高温プロセス及び低温プロセスが知られている。
いわゆる高温プロセスの場合、先ず、耐熱性に優れた石英基板上に非晶質シリコン薄膜を堆積した後、この非晶質シリコン薄膜を600℃以上の温度で加熱して、固相成長法に基づき非晶質シリコン薄膜を多結晶シリコン薄膜に変える。この様な高温プロセスは、使用される石英基板が非常に高価なものなので、製造コストが高くなり、特に大型の表示装置に適用することは現実的ではない。
【0005】
このため、最近、耐熱性は低いが安価なガラス基板を使用する、いわゆる低温プロセスが開発されている。低温プロセスでは、ガラス基板上に比較的低温で均一性良く多結晶シリコン薄膜を形成すべく、次の様な工程が採用されている。即ち、先ず、プラズマCVDを用いてガラス基板上に非晶質シリコン薄膜を堆積する。なお、プラズマCVDによれば、比較的低温で大面積の基板上に均一性良く非晶質シリコン薄膜を堆積することができる。次に、この非晶質シリコン薄膜に、レーザビーム(通常、パルス発振のエキシマレーザビーム)を照射して、非晶質シリコン薄膜を融解するとともに速やかに凝固させて多結晶シリコン薄膜に変える。
【0006】
ところで、低温プロセスの場合、基板を石英基板からガラス基板に置き換えた結果、ガラス基板中に含まれている不純物がガラス基板から非晶質シリコン薄膜中(後に多結晶シリコン薄膜に変えられる)へ拡散して、多結晶シリコン薄膜の品質の劣化、あるいは薄膜トランジスタにした場合のトランジスタ特性の変動を招くという問題がある。このため、ガラス基板から非晶質シリコン薄膜中への不純物の拡散を防ぐことを目的として、ガラス基板と非晶質シリコン薄膜との間にアンダーコート層が挿入される。この様なアンダーコート層としては、不純物の拡散阻止能の高い窒化シリコン薄膜が一般的に採用されている。なお、この窒化シリコン薄膜の形成の際にも、比較的低温で大面積の基板上に均一性良く薄膜を堆積することができるので、プラズマCVDが一般的に使用されている。
【0007】
しかし、プラズマCVDで形成された窒化シリコン薄膜の中には、通常、多量の水素が含まれている。このため、後続するレーザビーム照射による非晶質シリコン薄膜の多結晶化の工程において、窒化シリコン層に含まれている水素が急激に放出され、その上層に当たる多結晶シリコン薄膜にダメージを与えるという問題が新たに発生する。また、これとは別に、非晶質シリコン薄膜中に多量の水素が含まれている場合には、非晶質シリコン薄膜自体からの水素放出により多結晶シリコン薄膜がダメージを受ける問題もある。
【0008】
なお、非晶質シリコン薄膜の場合には、ガラス基板の耐熱温度の上限以下の400〜500℃程度の加熱により、その中に含まれる水素を除去することが可能であるが、窒化シリコン薄膜の場合には、ガラス基板の耐熱温度の上限に相当する500℃程度の加熱では、その中に含まれている水素を除去することはできない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、以上の様な従来の多結晶シリコン薄膜トランジスタの製造工程における問題点に鑑み成されたもので、本発明の目的は、レーザビーム照射によって非晶質シリコン薄膜を多結晶シリコン薄膜に変える際、アンダーコート層からの水素放出に起因する多結晶シリコン薄膜のダメージを防止することが可能な多結晶シリコン薄膜トランジスタの製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の多結晶シリコン薄膜トランジスタの製造方法は、
ガラス基板上にプラズマCVDを用いて窒化シリコン薄膜を堆積する工程と、
この窒化シリコン薄膜の上に非晶質シリコン薄膜を堆積する工程と、
この非晶質シリコン薄膜をレーザビームの照射により多結晶化して多結晶シリコン薄膜からなる半導体活性層を形成する工程と、
を備えた多結晶シリコン薄膜トランジスタの製造方法において、
前記窒化シリコン薄膜として、加熱温度に対する含有水素放出量のプロファイルのピークが600℃以下に位置する窒化シリコン薄膜を用いることを特徴とする。
【0011】
好ましくは、前記窒化シリコン薄膜の上に、更に酸化シリコン薄膜を堆積し、この酸化シリコン薄膜の上に非晶質シリコン薄膜を堆積する。
(作用)
本発明の多結晶シリコン薄膜トランジスタの製造方法によれば、アンダーコート層として、加熱温度に対する含有水素放出量のプロファイルのピークが600℃以下に現れる性質を備えた窒化シリコン薄膜を、プラズマCVDを用いて堆積することにより、ガラス基板から多結晶化シリコン薄膜への不純物の拡散を防ぐとともに、レーザービーム照射の際、窒化シリコン薄膜から放出される水素による多結晶化シリコン薄膜へのダメージを防止することができる。
【0012】
なお、上記の加熱温度に対する含有水素放出量のプロファイルのピークの条件を満足する窒化シリコン薄膜は、プラズマCVDの条件(例えば、圧力、反応ガス流量等)を適切に設定することによって形成することができる。
【0013】
本願発明者らは、多結晶化シリコン薄膜へダメージを与えることがないアンダーコート層の条件を求めて種々の実験を行った結果、次の様な知見を得た。即ち、レーザビーム照射によって非晶質シリコン薄膜が部分的に溶融するような温度領域において、非晶質シリコン薄膜の下層側のアンダーコート層から水素が放出されると、形成される多結晶シリコン薄膜に大きなダメージが発生するが、非晶質シリコン薄膜が溶融しない温度領域においてアンダーコート層から水素を放出させれば、形成される多結晶シリコン薄膜にはほとんどダメージが発生しない。本発明の多結晶シリコン薄膜トランジスタの製造方法は、この様な知見に基づいて、アンダーコート層として使用される窒化シリコン薄膜の性質(具体的には、加熱温度に対する含有水素放出量の依存性)について規定したものである。
【0014】
本発明の多結晶シリコン薄膜トランジスタの製造方法は、非晶質シリコン薄膜自体が水素を多量に含有し、レーザビーム照射前に、予め非晶質シリコン薄膜から水素を除去するための加熱工程が設けられている場合にも有効であるが、非晶質シリコン薄膜自体の水素含有量が少なく、そのような加熱工程が省略できる場合(例えば、非晶質シリコン薄膜が、LPCVD、スパッタ法、あるいは水素含有量が少なくなるような特別な条件を用いたプラズマCVDによって形成される場合)には、非晶質シリコン薄膜自体からの水素放出がないので、脱水素プロセスを必要としなくなるため、生産上、特に、有効である。
【0015】
なお、アンダーコート層として、窒化シリコン薄膜の代わりに酸窒化シリコン薄膜を使用する場合にも、加熱温度に対する含有水素放出量のプロファイルのピークが600℃以下に現れる性質を備えた酸窒化シリコン薄膜を、プラズマCVDを用いて堆積することにより、同様な効果を実現することができる。なお、酸窒化シリコン薄膜は、窒化シリコン薄膜と比べて水素含有量が少なく、かつ酸化シリコンと比較して不純物拡散阻止能の高いので、その上に形成される多結晶シリコン薄膜の品質の向上に効果がある。
【0016】
また、窒化シリコンまたは酸窒化シリコンからなるアンダーコート層と、非晶室シリコン薄膜(後に、多結晶シリコン薄膜に変わる)の間に、酸化シリコン薄膜を挿入することによって、酸化シリコン薄膜と多結晶シリコン薄膜との間に欠陥の少ない界面が形成されるので、多結晶シリコン薄膜の品質の向上を図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
先ず、本発明に基づく多結晶シリコン薄膜トランジスタにおいて使用されるアンダーコート層の要件及びその形成方法について説明する。
アンダーコート層として使用される窒化シリコン薄膜を形成する条件を求めるべく、下記の様な実験を行った。Siウエハの上にプラズマCVDを用いて厚さ50nmの窒化シリコン薄膜を下記に示す各条件で堆積し、これらの各窒化シリコン薄膜について、加熱温度と含有水素放出量との関係を測定した。表1に窒化シリコン薄膜の堆積の際の条件を示す。
【0018】

Figure 0004198775
図2に、表1の各条件によって堆積された窒化シリコン薄膜について、加熱温度と含有水素放出量との関係(加熱温度に対する含有水素放出量のプロファイル)を示す。図2に示す様に、条件1では、含有水素放出量のプロファイルのピークが590℃に現れる。また、条件2では620℃に現れ、条件3では650℃に現れ、条件4では680℃に現れる。なお、脱水素は、膜中の水素の拡散によって律速されるので、窒化シリコンの膜厚がこれよりも薄いときには、放出速度ピークは低くなる。
【0019】
次に、ガラス基板上に、表1に示した成膜条件で窒化シリコン薄膜を50nm成膜し、さらにその上に、プラズマCVDを用いて厚さ100nmの酸化シリコン薄膜を堆積し、その上に、厚さ50nmの非晶質シリコン薄膜を堆積した。次に、非晶質シリコン薄膜中に含まれる水素を除去するため、窒素雰囲気中で温度450℃で1時間の加熱処理を行った。なお、この温度450℃の加熱処理では、アンダーコート層として使用される窒化シリコン薄膜の含有水素放出量のプロファイルのピークが現れる温度は、ほとんど変化しない。
【0020】
次に、以上の様にして形成された各種の非晶質シリコン薄膜に、下記に示す各照射エネルギー密度でレーザ照射を施して非晶質シリコン薄膜を多結晶化し、形成された多結晶シリコン薄膜の平均結晶粒径及び水素の放出によるダメージ発生の有無を観察した。なお、非晶質シリコン薄膜に対するレーザ照射には、波長308nmのXeClエキシマレーザ(パルス発振)を使用し、その照射エネルギー密度を、200mJ/cm2 から400mJ/cm2 まで、20mJ/cm2 刻みで変化させた(11水準)。
【0021】
図3に、窒化シリコン薄膜の堆積の際の条件(表1に示した条件1から条件4)をパラメータとして、エキシマレーザの照射エネルギー密度と、それにより形成された多結晶シリコン薄膜の平均結晶粒径との関係を示す。なお、図3において、白抜きのマークは、顕微鏡観察によって多結晶シリコン薄膜にダメージが認められなかったことを示し、黒塗りのマークはダメージが認められたことを示している。また、多結晶シリコン薄膜の結晶粒径の測定は、下記の方法で行った。即ち、試料をセコエッチング処理し、結晶粒界を選択的にエッチングした後、走査型電子顕微鏡で試料表面を観察して結晶粒径を測定した。
【0022】
図3に示す様に、窒化シリコン薄膜(アンダーコート層)を条件1あるいは条件2によって形成した場合には、照射エネルギー密度が380mJ/cm2 まで多結晶シリコン薄膜に水素の放出によるダメージが発生しない。また、照射エネルギー密度300mJ/cm2 から380mJ/cm2 までの広い範囲で0.3μm以上の大きな結晶粒径の多結晶シリコン薄膜が得られる。これに対して、窒化シリコン薄膜(アンダーコート層)を条件3あるいは条件4によって形成した場合には、照射エネルギー密度が260mJ/cm2 で多結晶シリコン薄膜にダメージが発生する。なお、この照射エネルギー密度における多結晶シリコン薄膜の結晶粒径は0.15μm以下であった。
【0023】
以上の実験結果から、次のことが判明した。レーザビーム照射後の多結晶シリコン薄膜に発生する水素の放出によるダメージは、アンダーコート層として使用される窒化シリコン薄膜の特性に大きく影響される。即ち、アンダーコート層として、加熱温度に対する含有水素放出量のプロファイルのピークが600℃以下の範囲に現れるような特性を備えた窒化シリコン薄膜を使用した場合には、レーザビーム照射後の多結晶シリコン薄膜の結晶粒径を0.3μm以上に設定した場合にも、多結晶シリコン薄膜に水素の放出に起因するダメージが発生しない。
【0024】
次に、本発明に基づく多結晶シリコン薄膜トランジスタの製造方法について説明する。図1に、その製造工程の概要を示す。
先ず、図1(a)に示す様に、ガラス基板1の上に前述の条件1に従いプラズマCVDを用いて厚さ50nmの窒化シリコン薄膜2を堆積する。なお、前述の条件1は次の通りである、SiH4 流量=20sccm、NH3 流量=200sccm、N2 流量=1000sccm、RF出力=300W、圧力=2.5torr、電極間距離=20mm、基板温度=400℃、加熱温度に対する含有水素放出量のプロファイルのピーク温度=590℃。
【0025】
窒化シリコン薄膜2の上に、プラズマCVDを用いて厚さ100nmの酸化シリコン薄膜3を堆積した後、その上に、厚さ50nmの非晶質シリコン薄膜4を堆積する。次に、非晶質シリコン薄膜4の中に含まれる水素を除去するため、窒化雰囲気中で温度450℃で1時間の加熱処理を行う。
【0026】
次に、図1(b)に示す様に、非晶質シリコン薄膜4の表面に波長308nmのXeClエキシマレーザ(パルス発振)を、エネルギー密度300mJ/cm2 で照射して非晶質シリコン薄膜4を一時的に溶融して多結晶化する。なお、この結果形成される多結晶シリコン薄膜5の平均結晶粒径は0.3μmである。
【0027】
次に、以上の様にして形成された多結晶シリコン薄膜5をフォトリソグラフィによりパターニングして、図1(c)に示す様に、島状の多結晶シリコン薄膜6を形成する。次に、図1(d)に示す様に、島状の多結晶シリコン薄膜6の上にプラズマCVDを用いて厚さ100nmの酸化シリコン薄膜7を堆積してゲート絶縁膜を形成する。次に、酸化シリコン薄膜7の上にスパッタリングにより厚さ300nmのモリブデンタンタル合金層を堆積し、これをフォトリソグラフィによりパターニングして、図1(e)に示す様に、ゲート電極8を形成する。
【0028】
次に、図1(f)に示す様に、ゲート電極8をマスクとして用いて、質量分離型のイオン注入装置により酸化シリコン薄膜7を介して多結晶シリコン薄膜5に不純物としてP(燐)を注入し、ソース領域9及びドレイン領域10を形成する。なお、Pを注入する際、質量分離型のイオン注入装置に限らず、非晶量分離型のものを使用することもできる。
【0029】
次に、図1(g)に示す様に、プラズマCVDを用いて厚さ400nmの酸化シリコン薄膜を堆積して層間絶縁膜11を形成した後、エキシマレーザを照射して、先に注入したPを活性化させ、次いで、フォトリソグラフィにより層間絶縁膜11をパターニングしてコンタクトホールを形成する。
【0030】
次に、図1(h)に示す様に、スパッタリングにより厚さ400nmモリブデンタンタル合金層を堆積し、これをフォトリソグラフィによりパターニングしてソース電極12及びドレイン電極13を形成する。
以上の工程によって、多結晶シリコン薄膜トランジスタが完成する。
【0031】
【発明の効果】
本発明の多結晶シリコン薄膜トランジスタの製造方法によれば、ガラス基板の上に設けられるアンダーコート層としてプラズマCVDによる窒化シリコン薄膜(あるいは酸窒化シリコン薄膜)を使用し、且つ、このアンダーコート層を、加熱温度に対する含有水素放出量のプロファイルのピークが600℃以下に現れる様な条件及び膜厚で形成する。これによって、レーザビーム照射による非晶質シリコン薄膜の多結晶化の際に、アンダーコート層からの水素放出に起因する多結晶シリコン薄膜へのダメージを防ぐとともに、ガラス基板からの多結晶シリコン薄膜への不純物の拡散を防ぐことができる。
【0032】
なお、窒化シリコン(あるいは酸窒化シリコン)からなるアンダーコート層の上に、更に酸化シリコン薄膜を設けて、その上に多結晶シリコン薄膜を形成すれば、多結晶シリコン薄膜と酸化シリコン薄膜との間に欠陥の少ない界面を形成することができるので、優れた特性を備えた薄膜トランジスタを形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく多結晶シリコン薄膜トランジスタの製造工程を示す図、(a)〜(h)は、各工程における断面図を表す。
【図2】CVDの条件を変えて形成された各種窒化シリコン薄膜について、加熱温度と含有水素放出量との関係、即ち含有水素放出量のプロファイルを示す図。
【図3】エキシマレーザの照射エネルギー密度と、それにより形成される多結晶シリコン薄膜の結晶粒径及び多結晶シリコン薄膜に生ずるダメージの有無との関係を示す図。
【符号の説明】
1・・・ガラス基板、
2・・・窒化シリコン薄膜、
3・・・酸化シリコン薄膜、
4・・・非晶質シリコン薄膜、
5・・・多結晶シリコン薄膜、
6・・・島状の多結晶シリコン薄膜、
7・・・酸化シリコン薄膜(ゲート絶縁膜)、
8・・・ゲート電極、
9・・・ソース領域、
10・・・ドレイン領域、
11・・・層間絶縁膜、
12・・・ソース電極、
13・・・ドレイン電極。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for manufacturing a polycrystalline silicon thin film transistor using a polycrystalline silicon thin film as a semiconductor active layer.
[0002]
[Prior art]
In an active matrix liquid crystal display device, conventionally, an amorphous silicon thin film transistor (a thin film transistor using an amorphous silicon thin film as a semiconductor active layer) has been used as a switching element of a pixel. This is because the semiconductor active layer made of amorphous silicon can be formed on a large-area substrate with good uniformity, and can be formed at a relatively low temperature.
[0003]
On the other hand, recently, in order to realize a compact liquid crystal display device, a so-called drive circuit integrated liquid crystal display device in which a drive circuit is formed on the same substrate in the periphery of a pixel region has been developed. In such a drive circuit integrated liquid crystal display device, a polycrystalline silicon thin film transistor (a thin film transistor using a polycrystalline silicon thin film as a semiconductor active layer) is used for the drive circuit. This is because polycrystalline silicon has a mobility of about 100 higher than that of amorphous silicon. Therefore, the polycrystalline silicon thin film transistor has a much faster response speed than that of the amorphous silicon thin film transistor.
[0004]
High-temperature processes and low-temperature processes are known as methods for forming a polycrystalline silicon thin film that constitutes a semiconductor active layer of a polycrystalline silicon thin film transistor.
In the case of a so-called high temperature process, first, after depositing an amorphous silicon thin film on a quartz substrate having excellent heat resistance, this amorphous silicon thin film is heated at a temperature of 600 ° C. or higher, and based on a solid phase growth method. Convert amorphous silicon thin film to polycrystalline silicon thin film. Such a high-temperature process has a high manufacturing cost because the quartz substrate used is very expensive, and it is not practical to apply it to a large display device.
[0005]
Therefore, recently, a so-called low temperature process using a glass substrate having low heat resistance but low cost has been developed. In the low temperature process, the following steps are employed in order to form a polycrystalline silicon thin film with high uniformity at a relatively low temperature on a glass substrate. That is, first, an amorphous silicon thin film is deposited on a glass substrate using plasma CVD. Note that plasma CVD makes it possible to deposit an amorphous silicon thin film with high uniformity on a large-area substrate at a relatively low temperature. Next, the amorphous silicon thin film is irradiated with a laser beam (usually, a pulsed excimer laser beam) to melt the amorphous silicon thin film and quickly solidify it into a polycrystalline silicon thin film.
[0006]
By the way, in the case of a low-temperature process, as a result of replacing the substrate from a quartz substrate to a glass substrate, impurities contained in the glass substrate diffuse from the glass substrate into the amorphous silicon thin film (later converted to a polycrystalline silicon thin film). Thus, there is a problem that the quality of the polycrystalline silicon thin film is deteriorated or the transistor characteristics are changed when the thin film transistor is used. For this reason, an undercoat layer is inserted between the glass substrate and the amorphous silicon thin film for the purpose of preventing the diffusion of impurities from the glass substrate into the amorphous silicon thin film. As such an undercoat layer, a silicon nitride thin film having a high impurity diffusion preventing ability is generally employed. It should be noted that plasma CVD is generally used when forming this silicon nitride thin film because it can be deposited on a large area substrate at a relatively low temperature with good uniformity.
[0007]
However, a large amount of hydrogen is usually contained in the silicon nitride thin film formed by plasma CVD. For this reason, in the subsequent step of polycrystallizing the amorphous silicon thin film by laser beam irradiation, hydrogen contained in the silicon nitride layer is suddenly released and damages the polycrystalline silicon thin film overlying it. Newly occurs. In addition to this, when a large amount of hydrogen is contained in the amorphous silicon thin film, there is also a problem that the polycrystalline silicon thin film is damaged by hydrogen release from the amorphous silicon thin film itself.
[0008]
In the case of an amorphous silicon thin film, hydrogen contained therein can be removed by heating at about 400 to 500 ° C., which is lower than the upper limit of the heat resistance temperature of the glass substrate. In this case, hydrogen contained in the glass substrate cannot be removed by heating at about 500 ° C. corresponding to the upper limit of the heat resistant temperature of the glass substrate.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the above-described problems in the manufacturing process of a conventional polycrystalline silicon thin film transistor, and an object of the present invention is to change an amorphous silicon thin film into a polycrystalline silicon thin film by laser beam irradiation. At the same time, an object of the present invention is to provide a method of manufacturing a polycrystalline silicon thin film transistor capable of preventing damage to the polycrystalline silicon thin film due to hydrogen release from the undercoat layer.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The method for producing a polycrystalline silicon thin film transistor of the present invention comprises:
Depositing a silicon nitride thin film on a glass substrate using plasma CVD;
Depositing an amorphous silicon thin film on the silicon nitride thin film;
Forming a semiconductor active layer comprising a polycrystalline silicon thin film by polycrystallizing the amorphous silicon thin film by laser beam irradiation;
In a method for producing a polycrystalline silicon thin film transistor comprising:
As the silicon nitride thin film, a silicon nitride thin film in which the peak of the profile of the amount of released hydrogen with respect to the heating temperature is 600 ° C. or lower is used.
[0011]
Preferably, a silicon oxide thin film is further deposited on the silicon nitride thin film, and an amorphous silicon thin film is deposited on the silicon oxide thin film.
(Function)
According to the method for manufacturing a polycrystalline silicon thin film transistor of the present invention, a silicon nitride thin film having a property that the peak of the profile of the amount of released hydrogen with respect to the heating temperature appears at 600 ° C. or lower is used as an undercoat layer using plasma CVD. The deposition prevents diffusion of impurities from the glass substrate to the polycrystalline silicon thin film, and also prevents damage to the polycrystalline silicon thin film due to hydrogen released from the silicon nitride thin film during laser beam irradiation. it can.
[0012]
Note that a silicon nitride thin film that satisfies the peak conditions of the hydrogen release amount profile with respect to the heating temperature described above can be formed by appropriately setting plasma CVD conditions (for example, pressure, reaction gas flow rate, etc.). it can.
[0013]
The inventors of the present application conducted various experiments for the condition of the undercoat layer that does not damage the polycrystalline silicon thin film, and as a result, obtained the following knowledge. That is, a polycrystalline silicon thin film formed when hydrogen is released from the undercoat layer on the lower layer side of the amorphous silicon thin film in a temperature region where the amorphous silicon thin film is partially melted by laser beam irradiation. However, if the hydrogen is released from the undercoat layer in a temperature region where the amorphous silicon thin film does not melt, the formed polycrystalline silicon thin film is hardly damaged. Based on such knowledge, the method for producing a polycrystalline silicon thin film transistor of the present invention is based on the properties of the silicon nitride thin film used as the undercoat layer (specifically, the dependency of the hydrogen release amount on the heating temperature). It is specified.
[0014]
In the method for manufacturing a polycrystalline silicon thin film transistor of the present invention, the amorphous silicon thin film itself contains a large amount of hydrogen, and a heating step for removing hydrogen from the amorphous silicon thin film in advance is provided before laser beam irradiation. It is also effective when the amorphous silicon thin film itself has a small hydrogen content, and such a heating step can be omitted (for example, an amorphous silicon thin film is formed by LPCVD, sputtering, or hydrogen containing). In the case of being formed by plasma CVD using a special condition that the amount is small), since there is no hydrogen release from the amorphous silicon thin film itself, no dehydrogenation process is required, ,It is valid.
[0015]
In addition, even when a silicon oxynitride thin film is used instead of the silicon nitride thin film as the undercoat layer, a silicon oxynitride thin film having a property that the peak of the profile of the hydrogen release amount with respect to the heating temperature appears at 600 ° C. or less By depositing using plasma CVD, a similar effect can be realized. The silicon oxynitride thin film has a lower hydrogen content than the silicon nitride thin film and has a higher impurity diffusion blocking capability than the silicon oxide thin film, which improves the quality of the polycrystalline silicon thin film formed thereon. effective.
[0016]
Further, by inserting a silicon oxide thin film between an undercoat layer made of silicon nitride or silicon oxynitride and an amorphous chamber silicon thin film (later converted to a polycrystalline silicon thin film), the silicon oxide thin film and the polycrystalline silicon Since an interface with few defects is formed between the thin film and the thin film, the quality of the polycrystalline silicon thin film can be improved.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
First, the requirements for the undercoat layer used in the polycrystalline silicon thin film transistor according to the present invention and the formation method thereof will be described.
In order to obtain conditions for forming a silicon nitride thin film used as an undercoat layer, the following experiment was conducted. A silicon nitride thin film having a thickness of 50 nm was deposited on the Si wafer using plasma CVD under the following conditions, and the relationship between the heating temperature and the amount of released hydrogen was measured for each silicon nitride thin film. Table 1 shows the conditions for depositing the silicon nitride thin film.
[0018]
Figure 0004198775
FIG. 2 shows the relationship between the heating temperature and the amount of released hydrogen (profile of the amount of released hydrogen with respect to the heating temperature) of the silicon nitride thin film deposited under the conditions shown in Table 1. As shown in FIG. 2, in the condition 1, the peak of the hydrogen release amount profile appears at 590 ° C. In Condition 2, it appears at 620 ° C., in Condition 3 it appears at 650 ° C., and in Condition 4 it appears at 680 ° C. Note that dehydrogenation is rate-determined by the diffusion of hydrogen in the film, so that when the silicon nitride film is thinner than this, the release rate peak is low.
[0019]
Next, a silicon nitride thin film having a thickness of 50 nm is formed on the glass substrate under the film formation conditions shown in Table 1, and a silicon oxide thin film having a thickness of 100 nm is further deposited thereon using plasma CVD. A 50 nm thick amorphous silicon thin film was deposited. Next, in order to remove hydrogen contained in the amorphous silicon thin film, heat treatment was performed at a temperature of 450 ° C. for 1 hour in a nitrogen atmosphere. In the heat treatment at a temperature of 450 ° C., the temperature at which the peak of the hydrogen release amount profile of the silicon nitride thin film used as the undercoat layer appears hardly changes.
[0020]
Next, various amorphous silicon thin films formed as described above are subjected to laser irradiation at each irradiation energy density shown below to polycrystallize the amorphous silicon thin film, and the formed polycrystalline silicon thin film The average crystal grain size and occurrence of damage due to hydrogen release were observed. Note that the laser irradiation for the amorphous silicon thin film, using a XeCl excimer laser having a wavelength of 308 nm (pulsed), the irradiation energy density from 200 mJ / cm 2 to 400 mJ / cm 2, at 20 mJ / cm 2 increments Changed (11 levels).
[0021]
FIG. 3 shows the irradiation energy density of the excimer laser and the average crystal grains of the polycrystalline silicon thin film formed by using the conditions during deposition of the silicon nitride thin film (conditions 1 to 4 shown in Table 1) as parameters. The relationship with the diameter is shown. In FIG. 3, white marks indicate that no damage was observed in the polycrystalline silicon thin film by microscopic observation, and black marks indicate that damage was observed. The crystal grain size of the polycrystalline silicon thin film was measured by the following method. That is, the sample was subjected to a seco-etching process and the crystal grain boundary was selectively etched, and then the surface of the sample was observed with a scanning electron microscope to measure the crystal grain size.
[0022]
As shown in FIG. 3, when the silicon nitride thin film (undercoat layer) is formed under the condition 1 or 2, the polycrystalline silicon thin film is not damaged by the release of hydrogen until the irradiation energy density is 380 mJ / cm 2. . Also, the polycrystalline silicon thin film of large grain size of more than 0.3μm is obtained in a wide range of irradiation energy density 300 mJ / cm 2 to 380 mJ / cm 2. On the other hand, when the silicon nitride thin film (undercoat layer) is formed under Condition 3 or Condition 4, the polycrystalline silicon thin film is damaged when the irradiation energy density is 260 mJ / cm 2 . The crystal grain size of the polycrystalline silicon thin film at this irradiation energy density was 0.15 μm or less.
[0023]
From the above experimental results, the following was found. Damage caused by the release of hydrogen generated in the polycrystalline silicon thin film after laser beam irradiation is greatly influenced by the characteristics of the silicon nitride thin film used as the undercoat layer. That is, when a silicon nitride thin film having such a characteristic that the peak of the hydrogen release amount profile with respect to the heating temperature appears in the range of 600 ° C. or less is used as the undercoat layer, the polycrystalline silicon after laser beam irradiation is used. Even when the crystal grain size of the thin film is set to 0.3 μm or more, the polycrystalline silicon thin film is not damaged due to the release of hydrogen.
[0024]
Next, a method for manufacturing a polycrystalline silicon thin film transistor according to the present invention will be described. FIG. 1 shows an outline of the manufacturing process.
First, as shown in FIG. 1A, a silicon nitride thin film 2 having a thickness of 50 nm is deposited on a glass substrate 1 using plasma CVD according to the above-mentioned condition 1. The above condition 1 is as follows: SiH 4 flow rate = 20 sccm, NH 3 flow rate = 200 sccm, N 2 flow rate = 1000 sccm, RF output = 300 W, pressure = 2.5 torr, interelectrode distance = 20 mm, substrate temperature = 400 ° C, peak temperature of profile of hydrogen release amount with respect to heating temperature = 590 ° C.
[0025]
After depositing a silicon oxide thin film 3 having a thickness of 100 nm on the silicon nitride thin film 2 by using plasma CVD, an amorphous silicon thin film 4 having a thickness of 50 nm is deposited thereon. Next, in order to remove hydrogen contained in the amorphous silicon thin film 4, a heat treatment is performed in a nitriding atmosphere at a temperature of 450 ° C. for 1 hour.
[0026]
Next, as shown in FIG. 1B, the surface of the amorphous silicon thin film 4 is irradiated with a XeCl excimer laser (pulse oscillation) with a wavelength of 308 nm at an energy density of 300 mJ / cm 2 , to thereby form the amorphous silicon thin film 4. Is melted temporarily to be polycrystallized. The resulting polycrystalline silicon thin film 5 has an average crystal grain size of 0.3 μm.
[0027]
Next, the polycrystalline silicon thin film 5 formed as described above is patterned by photolithography to form an island-shaped polycrystalline silicon thin film 6 as shown in FIG. Next, as shown in FIG. 1D, a silicon oxide thin film 7 having a thickness of 100 nm is deposited on the island-like polycrystalline silicon thin film 6 by using plasma CVD to form a gate insulating film. Next, a molybdenum tantalum alloy layer having a thickness of 300 nm is deposited on the silicon oxide thin film 7 and patterned by photolithography to form a gate electrode 8 as shown in FIG.
[0028]
Next, as shown in FIG. 1F, P (phosphorus) as an impurity is introduced into the polycrystalline silicon thin film 5 through the silicon oxide thin film 7 by a mass separation type ion implantation apparatus using the gate electrode 8 as a mask. Implantation is performed to form a source region 9 and a drain region 10. In addition, when implanting P, not only a mass separation type ion implantation apparatus but also an amorphous amount separation type can be used.
[0029]
Next, as shown in FIG. 1 (g), a silicon oxide thin film having a thickness of 400 nm is deposited by plasma CVD to form an interlayer insulating film 11, and then irradiated with an excimer laser and previously implanted P Then, the interlayer insulating film 11 is patterned by photolithography to form contact holes.
[0030]
Next, as shown in FIG. 1H, a 400 nm-thick molybdenum tantalum alloy layer is deposited by sputtering, and this is patterned by photolithography to form the source electrode 12 and the drain electrode 13.
A polycrystalline silicon thin film transistor is completed through the above steps.
[0031]
【The invention's effect】
According to the method for producing a polycrystalline silicon thin film transistor of the present invention, a silicon nitride thin film (or silicon oxynitride thin film) by plasma CVD is used as an undercoat layer provided on a glass substrate, and this undercoat layer is The film is formed under such conditions and film thickness that the peak of the profile of the amount of released hydrogen with respect to the heating temperature appears below 600 ° C. This prevents damage to the polycrystalline silicon thin film due to hydrogen release from the undercoat layer when the amorphous silicon thin film is polycrystallized by laser beam irradiation. The diffusion of impurities can be prevented.
[0032]
If a silicon oxide thin film is further provided on the undercoat layer made of silicon nitride (or silicon oxynitride) and a polycrystalline silicon thin film is formed thereon, the space between the polycrystalline silicon thin film and the silicon oxide thin film is formed. Since an interface with few defects can be formed, a thin film transistor having excellent characteristics can be formed.
[Brief description of the drawings]
FIGS. 1A to 1H are cross-sectional views showing steps of manufacturing a polycrystalline silicon thin film transistor according to the present invention. FIGS.
FIG. 2 is a view showing the relationship between the heating temperature and the amount of released hydrogen, that is, the profile of the amount of released hydrogen for various silicon nitride thin films formed by changing the CVD conditions.
FIG. 3 is a diagram showing the relationship between the irradiation energy density of an excimer laser, the crystal grain size of a polycrystalline silicon thin film formed thereby, and the presence or absence of damage occurring in the polycrystalline silicon thin film.
[Explanation of symbols]
1 ... Glass substrate,
2 ... silicon nitride thin film,
3 ... Silicon oxide thin film,
4 Amorphous silicon thin film,
5 ... polycrystalline silicon thin film,
6 ... Island-like polycrystalline silicon thin film,
7 ... Silicon oxide thin film (gate insulating film),
8: Gate electrode,
9 ... Source region,
10 ... Drain region,
11 ... Interlayer insulating film,
12 ... Source electrode,
13: Drain electrode.

Claims (10)

ガラス基板上にプラズマCVDを用いて窒化シリコン薄膜を堆積する工程と、
この窒化シリコン薄膜の上に非晶質シリコン薄膜を堆積する工程と、
この非晶質シリコン薄膜をレーザビームの照射により多結晶化して多結晶シリコン薄膜からなる半導体活性層を形成する工程と、
を備えた多結晶シリコン薄膜トランジスタの製造方法において、
前記窒化シリコン薄膜として、加熱温度に対する含有水素放出量のプロファイルのピークが600℃以下に位置する窒化シリコン薄膜を用いることを特徴とする多結晶シリコン薄膜トランジスタの製造方法。
Depositing a silicon nitride thin film on a glass substrate using plasma CVD;
Depositing an amorphous silicon thin film on the silicon nitride thin film;
Forming a semiconductor active layer comprising a polycrystalline silicon thin film by polycrystallizing the amorphous silicon thin film by laser beam irradiation;
In a method for producing a polycrystalline silicon thin film transistor comprising:
A method for producing a polycrystalline silicon thin film transistor, wherein a silicon nitride thin film having a peak of a profile of a hydrogen release amount with respect to a heating temperature is 600 ° C. or lower is used as the silicon nitride thin film.
ガラス基板上にプラズマCVDを用いて窒化シリコン薄膜を堆積する工程と、
この窒化シリコン薄膜の上に酸化シリコン薄膜を堆積する工程と、
この酸化シリコン薄膜の上に非晶質シリコン薄膜を堆積する工程と、
この非晶質シリコン薄膜をレーザビームの照射により多結晶化して多結晶シリコン薄膜からなる半導体活性層を形成する工程と、
を備えた多結晶シリコン薄膜トランジスタの製造方法において、
前記窒化シリコン薄膜として、加熱温度に対する含有水素放出量のプロファイルのピークが600℃以下に位置する窒化シリコン薄膜を用いることを特徴とする多結晶シリコン薄膜トランジスタの製造方法。
Depositing a silicon nitride thin film on a glass substrate using plasma CVD;
Depositing a silicon oxide thin film on the silicon nitride thin film;
Depositing an amorphous silicon thin film on the silicon oxide thin film;
Forming a semiconductor active layer comprising a polycrystalline silicon thin film by polycrystallizing the amorphous silicon thin film by laser beam irradiation;
In a method for producing a polycrystalline silicon thin film transistor comprising:
A method for producing a polycrystalline silicon thin film transistor, wherein a silicon nitride thin film having a peak of a profile of a hydrogen release amount with respect to a heating temperature is 600 ° C. or lower is used as the silicon nitride thin film.
前記窒化シリコン薄膜の膜厚は、50nm以上であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の多結晶シリコン薄膜トランジスタの製造方法。3. The method of manufacturing a polycrystalline silicon thin film transistor according to claim 1, wherein the silicon nitride thin film has a thickness of 50 nm or more. 前記非晶質シリコン薄膜は、プラズマCVDを用いて形成されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の多結晶シリコン薄膜トランジスタの製造方法。The method for manufacturing a polycrystalline silicon thin film transistor according to any one of claims 1 to 3, wherein the amorphous silicon thin film is formed by using plasma CVD. 前記非晶質シリコン薄膜は、LPCVDまたはスパッタ法を用いて形成されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の多結晶シリコン薄膜トランジスタの製造方法。The method for manufacturing a polycrystalline silicon thin film transistor according to any one of claims 1 to 3, wherein the amorphous silicon thin film is formed by using LPCVD or sputtering. ガラス基板上にプラズマCVDを用いて酸窒化シリコン薄膜を堆積する工程と、
この酸窒化シリコン薄膜の上に非晶質シリコン薄膜を堆積する工程と、
この非晶質シリコン薄膜をレーザビームの照射により多結晶化して多結晶シリコン薄膜からなる半導体活性層を形成する工程と、
を備えた多結晶シリコン薄膜トランジスタの製造方法において、
前記酸窒化シリコン薄膜として、加熱温度に対する含有水素放出量のプロファイルのピークが600℃以下に位置する酸窒化シリコン薄膜を用いることを特徴とする多結晶シリコン薄膜トランジスタの製造方法。
Depositing a silicon oxynitride thin film on a glass substrate using plasma CVD;
Depositing an amorphous silicon thin film on the silicon oxynitride thin film;
Forming a semiconductor active layer comprising a polycrystalline silicon thin film by polycrystallizing the amorphous silicon thin film by laser beam irradiation;
In a method for producing a polycrystalline silicon thin film transistor comprising:
A method of manufacturing a polycrystalline silicon thin film transistor, wherein a silicon oxynitride thin film having a peak of a profile of a hydrogen release amount with respect to a heating temperature is 600 ° C. or lower is used as the silicon oxynitride thin film.
ガラス基板上にプラズマCVDを用いて酸窒化シリコン薄膜を堆積する工程と、
この酸窒化シリコン薄膜の上に酸化シリコン薄膜を堆積する工程と、
この酸化シリコン薄膜の上に非晶質シリコン薄膜を堆積する工程と、
この非晶質シリコン薄膜をレーザビームの照射により多結晶化して多結晶シリコン薄膜からなる半導体活性層を形成する工程と、
を備えた多結晶シリコン薄膜トランジスタの製造方法において、
前記酸窒化シリコン薄膜として、加熱温度に対する含有水素放出量のプロファイルのピークが600℃以下に位置する酸窒化シリコン薄膜を用いることを特徴とする多結晶シリコン薄膜トランジスタの製造方法。
Depositing a silicon oxynitride thin film on a glass substrate using plasma CVD;
Depositing a silicon oxide thin film on the silicon oxynitride thin film;
Depositing an amorphous silicon thin film on the silicon oxide thin film;
Forming a semiconductor active layer comprising a polycrystalline silicon thin film by polycrystallizing the amorphous silicon thin film by laser beam irradiation;
In a method for producing a polycrystalline silicon thin film transistor comprising:
A method of manufacturing a polycrystalline silicon thin film transistor, wherein a silicon oxynitride thin film having a peak of a profile of a hydrogen release amount with respect to a heating temperature is 600 ° C. or lower is used as the silicon oxynitride thin film.
前記酸窒化シリコン薄膜の膜厚は、50nm以上であることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の多結晶シリコン薄膜トランジスタの製造方法。The method for manufacturing a polycrystalline silicon thin film transistor according to claim 6 or 7, wherein the thickness of the silicon oxynitride thin film is 50 nm or more. 前記非晶質シリコン薄膜は、プラズマCVDを用いて形成されることを特徴とする請求項6から請求項8のいずれかに記載の多結晶シリコン薄膜トランジスタの製造方法。9. The method of manufacturing a polycrystalline silicon thin film transistor according to claim 6, wherein the amorphous silicon thin film is formed by using plasma CVD. 前記非晶質シリコン薄膜は、LPCVDまたはスパッタ法を用いて形成されることを特徴とする請求項6から請求項8のいずれかに記載の多結晶シリコン薄膜トランジスタの製造方法。9. The method of manufacturing a polycrystalline silicon thin film transistor according to claim 6, wherein the amorphous silicon thin film is formed using LPCVD or sputtering.
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