JP4193049B2 - 記録装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェットプリンタなどの記録装置及び液体噴射装置に関する。
ここで液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインク滴を吐出して被記録媒体に記録を行うプリンタ、複写機およびファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含むものである。
【0002】
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色剤噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
【0003】
【従来の技術】
記録装置及び液体噴射装置の1つとして例えばインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)があり、該プリンタは、被記録媒体の一例である用紙を搬送する搬送ローラと、該搬送ローラの下流側近傍に位置し用紙を下側から支えるプラテンと該プラテンと対向離間して上側に位置する記録ヘッドとを備えた記録部と、前記記録ヘッドの下流側近傍に位置し用紙を下流側に向けて排出する排紙ローラと、該排紙ローラの下流側に位置し前記排紙された用紙を受けて保持するための排紙受け部とを主な構成要素として備えているものがある。
【0004】
そして、前記排紙受け部は、用紙を受ける面である紙受け面が基端から先端に向けて上昇する傾斜面に形成され、更に当該紙受け面は、その基端が前記排紙ローラのニップ位置より低く位置すると共に、先端は前記排紙ローラのニップ位置より高く位置するように構成されている。このような傾斜面に構成されている理由は、以下の通りである。
【0005】
用紙の終端が、搬送ローラのニップ位置を通過して排紙ローラだけでニップされる状態になったときに、該紙受け面の先端が前記排紙ローラのニップ位置より高く位置することにより用紙を逆ぞりさせ、その逆ぞりによって用紙終端に対して下方に付勢する規制力を発生させ、この規制力によって用紙終端が不用意に浮き上がらないように規制し、もってヘッド擦れによる汚損の発生を防止する為である。
【0006】
【特許文献1】
特開2003−95518号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
排紙受け部の上記傾斜面構造によって、通常のほとんどの種類の用紙に対して、ヘッド擦れによる用紙終端部の汚損を防止できていた。しかし、更なる用紙の種類の増加などによって、用紙自身の腰の強さの程度と自重との関係によるものと考えられるが、以下のような問題が発生した。該用紙の排紙ローラより下流側で且つ排紙ローラ寄りに位置する部分が傾斜空間、すなわち排紙ローラのニップ位置より下方となる空間に落ち込むような用紙も現れ、前記逆ぞりの効果がなくなって、前記傾斜空間への前記用紙の部分的(一部の)落ち込みによって、用紙終端が浮き上がり、ヘッド擦れを来す問題が発生した。
【0008】
本発明の目的は、多くの種類の被記録媒体(被噴射媒体)に対して、その終端の浮き上がりに基づくヘッド擦れの問題を確実性をもって防止することのできる記録装置(液体噴射装置)を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様に係る記録装置の発明は、被記録媒体を搬送する搬送ローラと、該搬送ローラの下流側近傍に位置し被記録媒体を下側から支えるプラテンと該プラテンと対向離間して上側に位置する記録ヘッドとを備えた記録部と、前記記録ヘッドの下流側近傍に位置し被記録媒体を下流側に向けて排出する排出ローラと、該排出ローラの下流側に位置し前記排出された被記録媒体を受けて保持するための被記録媒体受け部と、を備え、前記被記録媒体受け部は、被記録媒体を受ける面である被記録媒体受け面が基端から先端に向けて上昇する傾斜面に形成され、前記被記録媒体受け面は、基端が前記排出ローラのニップ位置より低く位置すると共に、先端は前記排出ローラのニップ位置より高く位置する構成の記録装置であって、前記被記録媒体受け部は、その被記録媒体受け面の前記基端寄りの位置に、前記排出ローラのニップ位置とほぼ同じ高さの被記録媒体支え部が突設されていることを特徴とする。
【0010】
本発明によれば、前記被記録媒体受け部は、その被記録媒体受け面の前記基端寄りの位置に、前記排出ローラのニップ位置とほぼ同じ高さの被記録媒体支え部が突設されているので、被記録媒体の排出ローラより下流側で且つ排出ローラ寄りに位置する部分が傾斜空間、すなわち排出ローラのニップ位置より下方となる空間に落ち込むような被記録媒体であっても、当該被記録媒体支え部によって、その落ち込みが防止され、被記録媒体終端が浮き上がるのを防止でき、もってヘッド擦れによる被記録媒体の汚損を確実に防止することができる。
【0011】
また、本発明の第2の態様に係る記録装置の発明は、被記録媒体を搬送する搬送ローラと、該搬送ローラの下流側近傍に位置し被記録媒体を下側から支えるプラテンと該プラテンと対向離間して上側に位置する記録ヘッドとを備えた記録部と、前記記録ヘッドの下流側近傍に位置し被記録媒体を下流側に向けて排出する排出ローラと、該排出ローラの下流側に位置し前記排出された被記録媒体を受けて保持するための被記録媒体受け部と、を備え、前記被記録媒体受け部は、被記録媒体を受ける面である被記録媒体受け面が基端から先端に向けて上昇する傾斜面に形成され、前記被記録媒体受け面は、基端が前記排出ローラのニップ位置より低く位置すると共に、先端は前記排出ローラのニップ位置より高く位置する構成の記録装置であって、前記被記録媒体受け部は、その被記録媒体受け面の前記基端寄りの位置に、被記録媒体の重量を支えて、被記録媒体の終端が前記搬送ローラのニップ位置を通過し前記排出ローラだけでニップされている状態においても被記録媒体終端が浮き上がらないようにその姿勢を保持する被記録媒体支え部が突設されていることを特徴とする。
【0012】
本発明によれば、前記被記録媒体受け部は、その被記録媒体受け面の前記基端寄りの位置に、被記録媒体の重量を支えて、被記録媒体の終端が前記搬送ローラのニップ位置を通過し前記排出ローラだけでニップされている状態においても被記録媒体終端が浮き上がらないようにその姿勢を保持する被記録媒体支え部が突設されているので、被記録媒体の排出ローラより下流側で且つ排出ローラ寄りに位置する部分が傾斜空間、すなわち排出ローラのニップ位置より下方となる空間に落ち込むような被記録媒体であっても、当該被記録媒体支え部によって、その落ち込みが防止され、被記録媒体終端が浮き上がるのを防止でき、もってヘッド擦れによる被記録媒体の汚損を確実に防止することができる。
【0013】
また、本発明の第3の態様に係る記録装置の発明は、前記第1の態様または前記第2の態様において、前記被記録媒体支え部は、その基端が前記被記録媒体受け面と面一であり、先方の頂部に向けて漸次高くなる傾斜面に形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、被記録媒体先端が当該被記録媒体支え部の位置を通過するとき、引っかかることなく滑らかに通過することができる。
【0014】
また、本発明の第4の態様に係る記録装置の発明は、前記第1の態様から前記第3の態様のいずれかの態様において、前記被記録媒体支え部は、前記被記録媒体受け面に載る被記録媒体枚数の増加による重量増加に伴って自動的に低くなるように弾性的に構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、被記録媒体受け部に多数枚の被記録媒体が積層されたとき、当該被記録媒体支え部が、その重量増加に対応して低くなるので、被記録媒体通過の妨げとなることを簡単に防止することができる。
【0015】
また、本発明の第5の態様に係る記録装置の発明は、前記第1の態様から前記第4の態様のいずれかの態様において、前記被記録媒体受け部に排出された被記録媒体の主走査方向の撓みを防止する撓み防止手段が、前記排出ローラと前記被記録媒体支え部との間に配設されていることを特徴とする。
【0016】
本発明によれば、排出ローラを通過して被記録媒体受け部に排出された被記録媒体において、記録状態や被記録媒体の種類によって生じる主走査方向の撓みを確実に防止することができる。これにより、被記録媒体受け部において排出された被記録媒体を複数枚重ねて保持することができるとともに、被記録媒体受け部からの被記録媒体の脱落を防止することができる。
【0017】
また、本発明の第6の態様に係る記録装置の発明は、前記第5の態様において、前記撓み防止手段は、前記排出された被記録媒体の非記録面側において主走査方向に延在して配設された撓み防止部材と、前記撓み防止部材に対置され当該排出された被記録媒体の記録面側において主走査方向に所定の間隔をおいて配設された撓み防止ローラから構成されていることを特徴とする。本発明によれば、簡単な構成で撓み防止手段を構成することができる。
【0018】
また、本発明の第7の態様に係る記録装置の発明は、前記第6の態様において、前記被記録媒体支え部は、前記被記録媒体受け部に排出される被記録媒体の下に位置するように主走査方向に複数個並設されていることを特徴とする。
【0019】
本発明によれば、被記録媒体受け部に排出された被記録媒体がある程度撓んだとしても、この被記録媒体の側端部が確実に撓み防止部材に接触することができ、もって撓み防止部材を有効に作用させることができる。従って、被記録媒体の種類によらず撓みの発生を確実に防止することができる。
【0020】
また、本発明の第8の態様に係る液体噴射装置の発明は、被噴射媒体を搬送する搬送ローラと、該搬送ローラの下流側近傍に位置し被噴射媒体を下側から支えるプラテンと該プラテンと対向離間して上側に位置する液体噴射ヘッドとを備えた液体噴射部と、前記液体噴射ヘッドの下流側近傍に位置し被噴射媒体を下流側に向けて排出する排出ローラと、該排出ローラの下流側に位置し前記排出された被噴射媒体を受けて保持するための被噴射媒体受け部と、を備え、前記被噴射媒体受け部は、被噴射媒体を受ける面である被噴射媒体受け面が基端から先端に向けて上昇する傾斜面に形成され、前記被噴射媒体受け面は、基端が前記排出ローラのニップ位置より低く位置すると共に、先端は前記排出ローラのニップ位置より高く位置する構成の液体噴射装置であって、前記被噴射媒体受け部は、その被噴射媒体受け面の前記基端寄りの位置に、前記排出ローラのニップ位置とほぼ同じ高さの被噴射媒体支え部が突設されていることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。以下では先ず、本発明の記録装置または液体噴射装置の一実施形態に係るインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)100の概略構成について図1乃至図3を参照しつつ説明する。ここで、図1は本発明に係るプリンタ100の使用状態における概略の外観斜視図であり、図2はプリンタ100の装置本体(カバー部材等の外観を構成する部材を取り外した状態)の外観斜視図であり、図3は同プリンタ100の側断面概略図である。尚、以下では、図1の左側すなわち図3の右側(プリンタ100の後方側)を「上流側」(被記録媒体搬送経路の上流側)と言い、図1の右側すなわち図3の左側(プリンタ100の前方側)を「下流側」(被記録媒体搬送経路の下流側)と言うこととする。
【0022】
プリンタ100は、図1に示したように、「被記録媒体」の一例である被記録紙(以下、「用紙P」という)を給送する給紙装置1、ハウジング40内に納められている記録部(図2と図3で詳しく説明される)及び前記記録部で記録実行された用紙Pを受けて保持する「被記録媒体受け部」の一例である排紙受け部50を備えている。プリンタ100は、図2に示す様に装置本体の基体を構成する、平面視略コの字形の形状をなすメインフレーム12の後方側に給紙装置1を備え、該給紙装置1から用紙Pを装置前方側へ1枚ずつ給送する。ここで、図3に示すように給紙装置1は、給紙ローラ3と、分離パッド7と、紙戻しレバー9と、ホッパ5とを備えている。
【0023】
図示しない駆動モータによって回動駆動される給紙ローラ3は側面視略D形の形状をなし、ローラ本体3aと、該ローラ本体3aの外周部に巻回されるゴム材3bとから構成されている。給紙ローラ3は、その円弧部分によって用紙Pを給送する一方、平坦部分によって用紙Pを通過させて、下流側の搬送ローラ17による搬送動作時に搬送負荷を与えることがないようになっている。
【0024】
ホッパ5は板状体からなり、図示するように傾斜姿勢に設けられ、且つ、上部に設けられた回動軸5aを中心に図3の時計方向及び反時計方向に揺動可能に設けられている。そして、図示しないカム機構によって揺動駆動されることにより、下端部が給紙ローラ3に対して圧接及び離間動作する様になっている。従って、ホッパ5が給紙ローラ3に対して圧接方向に揺動すると、ホッパ5上に堆積された用紙Pの束は給紙ローラ3に圧接し、そして当該圧接状態で給紙ローラ3が回動(図3において時計回り方向)することにより、堆積された用紙Pの最上位のものが下流側へと給送される。なお、符合8は、ホッパ5をその背面から給紙ローラ3に向けて付勢する付勢バネである。
【0025】
分離パッド7は、高摩擦部材からなり、給紙ローラ3と対向する位置に設けられている。給紙ローラ3が回動すると、給紙ローラ3の円弧部分と分離パッド7とが圧接し、圧接部が形成される。給紙ローラ3の円弧部分によって繰り出された最上位の用紙Pは、前記圧接部を通過して下流側へと進むが、最上位の用紙Pにつられて下流側へと進もうとする次位以降の用紙Pは、前記圧接部により、下流側への進行が阻止され、これによって用紙Pの重送が防止される。
【0026】
紙戻しレバー9はレバー形状をなし、ホッパ5の下端部近傍に配置され、回動支点9aを中心に図示しない駆動機構によって図3の時計方向および反時計方向に回動可能に設けられている。紙戻しレバー9は、用紙Pの給紙動作時には図3に示す様に下流側に倒れた状態となっていて、用紙Pの給送を阻害しない状態となっている。そして、用紙Pの給紙が始まり、給送される用紙Pの先端が紙戻しレバー9の下流側に進むと、紙戻しレバー9は上流側に向かって起き上がり、給送される用紙Pにつられて重送されようとする次位以降の用紙Pを上流側に押し戻す。これにより、用紙Pの重送が更に確実に防止され、一枚の用紙Pのみを確実に下流側に給送することができる。
【0027】
次に、給紙装置1の下流には板状体からなる紙案内16が略水平に設けられ、給紙ローラ3によって送り出された用紙Pの先端が該紙案内16に斜めに当接し、滑らかに下流側に案内される。紙案内16から下流には回動駆動される搬送駆動ローラ17aと、該搬送駆動ローラ17aに圧接する搬送従動ローラ17bとからなる搬送ローラ17が設けられ、用紙Pは、当該搬送駆動ローラ17aと搬送従動ローラ17bとにニップされて、一定ピッチで下流側に搬送される。ここで、搬送従動ローラ17bは搬送従動ローラホルダ21の下流側に軸支されていて、当該搬送従動ローラホルダ21は、回動軸21aを中心に図3の時計方向及び反時計方向に回動可能に設けられ、且つ、図示しないねじりコイルばねによって搬送従動ローラ17bが常に搬送駆動ローラ17aに圧接する方向(図3の反時計方向)に回動付勢されている。尚、搬送駆動ローラ17aは、主走査方向(搬送される用紙Pの幅方向。図3において紙面表裏方向。)に長い軸体からなり、一方、搬送従動ローラ17bと搬送従動ローラホルダ21とは、共に搬送駆動ローラ17aの軸方向に複数配設されている。
【0028】
次に、最も0桁側(セットされる用紙Pの基準となる側。図3において紙面表側。)に位置する搬送従動ローラホルダ21近傍には、用紙Pの通過を検出する、センサ本体部19bと検出レバー19aとからなる紙検出器19が配設されている。検出レバー19aは側面視略「く」の字の形状をなし、その中央付近の回動軸19cを中心に図3の時計方向及び反時計方向に回動可能に設けられている。検出レバー19aの上方に位置するセンサ本体部19bは発光部(図示せず)及び該発光部からの光を受ける受光部(図示せず)を備え、検出レバー19aの回動軸19cから上側が、その回動動作により、前記発光部から前記受光部に向かう光の遮断及び通過を行う様になっている。従って、図3に示す様に用紙Pの通過に伴って検出レバー19aが上方に押し上げられるように回動すると、検出レバー19aの上側がセンサ本体部19bから外れ、これによって前記受光部が受光状態となって、用紙Pの通過を検出する様になっている。
【0029】
続いて、搬送駆動ローラ17aの下流には、記録部45としてプラテン27及びインクジェット記録ヘッド(以下「記録ヘッド」という)25が上下に対向する様に配設され、搬送ローラ17によって記録ヘッド25の下へ搬送される用紙Pは、プラテン27によって下側(すなわち、非記録面側)から支持される。記録ヘッド25はインクカートリッジ31を搭載するキャリッジ23の底部に設けられ、該キャリッジ23は、主走査方向(図3の紙面表裏方向)に延び、メインフレーム12(図2)によって支持されるキャリッジガイド軸33により、主走査方向にガイドされる。
【0030】
図2において、メインフレーム12の両側部分には自由回動可能な従動プーリ14と、図示しない駆動モータによって回動駆動される駆動プーリ13とが設けられ、駆動プーリ13と従動プーリ14とには無端ベルト15が巻回されている。そしてキャリッジ23は無端ベルト15の一部に固定され、これにより、キャリッジ23が主走査方向に往復動する様になっている。そして、キャリッジ23が主走査方向に往復動しながら記録ヘッド25(図3)によってインクカートリッジ31から供給されたインク滴が吐出されることにより、用紙Pへの記録動作が実行される。
【0031】
次に、図3に戻って記録ヘッド25から下流は排紙部となっていて、「排出ローラ」の一例として、回動駆動される排紙駆動ローラ29aと、自由回動可能な排紙従動ローラ29bとからなる排紙ローラ29が設けられている。従って記録ヘッド25によって記録の行われた用紙Pは、排紙駆動ローラ29aと排紙従動ローラ29bとによってニップされた状態で排紙駆動ローラ29aが回動することにより、矢印方向に排出される。また、排紙従動ローラ29bのやや上流側には、自由回動可能な補助ローラ30が配設されている。ここで、排紙駆動ローラ29aは主走査方向にほぼ等間隔で複数個配設されていて、同様に排紙従動ローラ29bについても、これに合わせてほぼ等間隔で配設されている(図示は省略)。また、補助ローラ30は、主走査方向において、排紙駆動ローラ29aと排紙従動ローラ29bとのほぼ中間に配設されている(図示は省略)。
【0032】
ところで、搬送ローラ17と排紙ローラ29とは、協働して以下の様な作用効果を奏している。即ち、図3に示す様に、搬送ローラ17において搬送駆動ローラ17aと搬送従動ローラ17bとのニップ点がやや下流側に(すなわち、プラテン27に寄って)設定されていて、また、排紙ローラ29においては、排紙駆動ローラ29aと排紙従動ローラ29bとのニップ点がやや上流側に(すなわち、プラテン27に寄って)設定されている。このような配設によって、搬送ローラ17と排紙ローラ29との間においては、用紙Pは図示する様に下に凸となる様な緩やかな湾曲状態となり、これにより用紙Pがプラテン27に押し付けられる様になっている。その結果、用紙Pのプラテン27からの浮き上がりが防止され、用紙Pの記録面と記録ヘッド25との距離が一定に保たれるので、記録品質の低下を防止できる様になっている。
【0033】
以上がプリンタ100の用紙搬送経路の構成であり、以下、図1、図4乃至図7を参照しつつ、排紙受け部50のより詳細な構成について説明する。ここで、図4は本発明に係るプリンタの排紙受け部の要部断面図であり、図5は本発明に係るプリンタの排紙受け部をプリンタ正面から見た要部正面図であり、図6及び図7は比較例となる排紙受け部の要部断面図である。
【0034】
この実施の形態に係るプリンタ100は、用紙Pを搬送する搬送ローラ17と、該搬送ローラ17の下流側近傍に位置し用紙Pを下側から支えるプラテン27と該プラテン27と対向離間して上側に位置する記録ヘッド25とを備えた記録部45と、前記記録ヘッド25の下流側近傍に位置し用紙Pを下流側に向けて排出する排紙ローラ29と、該排紙ローラ29の下流側に位置し前記排出された用紙Pを受けて保持するための排紙受け部50とを備えている。
【0035】
前記排紙受け部50は、用紙Pを受ける面である「被記録媒体受け面」としての紙受け面59が基端50aから先端50bに向けて上昇する傾斜面に形成され、前記紙受け面59は、基端50aが前記排紙ローラ29のニップ位置29cより低く位置すると共に、先端50bは前記排紙ローラ29のニップ位置29cより高く位置する構成となっている。そして、前記排紙受け部50は、その紙受け面59の前記基端50a寄りの位置に、前記排紙ローラ29のニップ位置29cとほぼ同じ高さの「被記録媒体支え部」としての用紙支え部60が突設されている。本実施形態においては、用紙支え部60は図1に示すように主走査方向に2個、並んで構成されている。
【0036】
この用紙支え部60は、その基端63が前記紙受け面59と面一であり、先方の頂部62に向けて漸次高くなる傾斜面61に形成されている。図1において、符号51は第1排紙受け部、符号52は第2排紙受け部、符号53は第3排紙受け部を示し、第2排紙受け部52および第3排紙受け部53は、第1排紙受け部51から公知の構造で順次引き出し可能に構成されている。
【0037】
次に、本発明の作用を説明する。先ず比較例から図6及び図7を参照しつつ説明する。図6に示したように、排紙受け部50の傾斜面構造によって用紙Pに逆ぞりが生じ、その終端が搬送ローラ17を通過した後においても通常のほとんどの種類の用紙Pに対して、ヘッド擦れによる用紙終端部の汚損を防止できる。しかし、図7に示したように、用紙自身の腰の強さの程度と自重との関係によって、該用紙Pの排紙ローラ29より下流側で且つ排紙ローラ29寄りに位置する部分Pdが傾斜空間、すなわち排紙ローラ29のニップ位置29cより下方となる空間に落ち込むような用紙Pの場合は、前記逆ぞりの効果がなくなって、前記傾斜空間への前記用紙Pの部分的(一部の)落ち込み(Pd)によって、用紙終端がプラテン27から浮き上がり、記録ヘッド25と接触して、いわゆるヘッド擦れを来す問題が発生する。
【0038】
本発明の実施の形態によれば、図4に示す如く、前記排紙受け部50は、その紙受け面59の前記基端50a寄りの位置に、前記排紙ローラ29のニップ位置29cとほぼ同じ高さの用紙支え部60が突設されているので、排紙ローラ29より下流側で且つ排紙ローラ29寄りに位置する部分が傾斜空間に落ち込むような用紙Pであっても、当該用紙支え部60によって、その落ち込みが防止される。これにより、用紙Pの終端が搬送ローラ17を通過した後においてもプラテン27から浮き上がるのを防止でき、もってヘッド擦れによる用紙Pの汚損を確実に防止することができる。
【0039】
また、用紙支え部60を、その基端63が前記紙受け面59と面一であり、先方の頂部62に向けて漸次高くなる傾斜面61に形成されているものは、用紙P先端が当該用紙支え部60の位置を通過するとき、引っかかることなく滑らかに通過することができる。
【0040】
また、前記排紙受け部50を、その紙受け面59の前記基端50a寄りの位置に、用紙Pの重量を支えて、用紙Pの終端が前記搬送ローラ17のニップ位置17c(図4)を通過し前記排紙ローラ29だけでニップされている状態においても用紙Pの終端が浮き上がらないようにその姿勢を保持する設計思想により用紙支え部を突設形成しても、同様の作用効果が得られる。
【0041】
また、図示しないが、前記用紙支え部60を、前記紙受け面59に載る用紙Pの枚数の増加による重量増加に伴って自動的に低くなるようにバネ(図示せず)などを利用して弾性的に構成すれば、排紙受け部50に多数枚の用紙Pが積層されたとき、当該用紙支え部60が、その重量増加に対応して低くなるので、用紙通過の妨げとなることを簡単に防止することができる。
【0042】
また、図示しないが、前記用紙支え部60を、用紙Pの排出方向に延在するリブにより構成することもできる。さらに、リブより構成した用紙支え部60の一部または全部を排紙受け部50に収納できる構成(例えば、回転支点等を設けて収納状態と非収納状態とをとり得る構成)とすることにより、例えば、用紙Pが比較的厚みのない薄紙系用紙である場合には、用紙支え部60を収納せずに突出させておくことによって上述したようにヘッド擦れを確実に防止することができ、一方、用紙Pが比較的厚みのある厚紙系用紙である場合には、用紙支え部60を収納しておくことによってより多くの厚紙系用紙を排紙受け部50で受けることができる。
【0043】
また、用紙Pの終端が排紙ローラ29のニップ位置29c(図4)を通過して排紙受け部50に排出された後において、記録状態(例えば、記録面全面にインクを付着させて記録を実行した場合など)や用紙Pの種類によっては用紙Pに主走査方向への撓み力が生じ、図5に示すように上に凸となるような緩やかな湾曲状態を形成することがある。
【0044】
本実施形態のプリンタ100においては、このような用紙Pの撓みを防止する撓み防止手段が設けられている。前記撓み防止手段は、図5に示すように、排紙ローラ29と用紙支え部60との間(すなわち、排紙ローラ29の下流側であり、かつ、用紙支え部60の上流側の位置)に配設された撓み防止部材71と撓み防止ローラ72から構成されている。
【0045】
撓み防止部材71は、用紙Pの非記録面側において主走査方向(図5において紙面左右方向)に延在して設けられ、スポンジなどから構成されており、撓み力によって撓もうとする用紙Pの側端部と接触することによってそれ以上の撓みの発生を防止している。
【0046】
一方、撓み防止ローラ72は、撓み防止部材71に対置され用紙Pの記録面側において主走査方向に所定の間隔をおいて設けられ、自由回動可能であり、その外周面に複数の歯を有する歯付きローラから構成されていて、撓み力によって撓もうとする用紙Pの記録面に接触することによってそれ以上の撓みの発生を防止している。また、撓み防止ローラ72は、図5に示すようにハガキサイズの用紙P1、5”×8”サイズの用紙P2、A4サイズの用紙P3などの種々の用紙Pにおいて撓んだ用紙Pの中点近傍に位置するように配置されており、効率よく用紙Pの撓みを規制している。
【0047】
このように所定以上の撓みの発生が防止されることにより、次に用紙Pが排出されてきた場合において、当該次の用紙Pの排出を阻害することなく排紙受け部50で確実にこれを受けることができる。
【0048】
また、用紙支え部60は、排紙受け部50に排出されて撓んだ用紙Pの下、すなわち図5に示すようにハガキサイズの用紙P1、5”×8”サイズの用紙P2、A4サイズの用紙P3などの種々の用紙Pにおいて撓んだ用紙Pの側端部に接触しない位置に配設されている。このような構成とすることにより、撓もうとする用紙Pの側端部が確実に撓み防止部材71に接触することができ、もって撓み防止部材71の作用により用紙Pの撓み発生を有効に規制することができるとともに、用紙Pの排紙受け部50からの脱落を防止することができる。
【0049】
以上説明したように、本発明によれば、多くの種類の用紙に対して、用紙終端の浮き上がりに基づくヘッド擦れの問題を確実性をもって防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るプリンタの使用状態における概略外観斜視図。
【図2】 同プリンタの内部構成を示した装置本体の外観斜視図。
【図3】 同プリンタの側断面概略図。
【図4】 同プリンタの排紙受け部の要部断面図。
【図5】 同プリンタの排紙受け部の要部正面図。
【図6】 比較例となる排紙受け部の要部断面図。
【図7】 比較例となる排紙受け部の要部断面図。
【符号の説明】
1 給紙装置、 3 給紙ローラ、 5 ホッパ、 7 分離パッド、
8 付勢バネ、 9 紙戻しレバー、 12 メインフレーム、
13 駆動プーリ、 14 従動プーリ、 15 無端ベルト、
16 紙案内、 17 搬送ローラ、 21 搬送従動ローラホルダ、
23 キャリッジ、 25 インクジェット記録ヘッド、
27 プラテン、 29 排紙ローラ、 30 補助ローラ、
31 インクカートリッジ、 33 キャリッジガイド軸、
40 ハウジング、 50 排紙受け部、 59 紙受け面、
60 用紙支え部、 71 撓み防止部材、 72 撓み防止ローラ、
100 インクジェットプリンタ、 P 用紙
Claims (7)
- 被記録媒体を搬送する搬送ローラと、
該搬送ローラの下流側近傍に位置し被記録媒体を下側から支えるプラテンと該プラテンと対向離間して上側に位置する記録ヘッドとを備えた記録部と、
前記記録ヘッドの下流側近傍に位置し被記録媒体を下流側に向けて排出する排出ローラと、
前記排紙ローラの上流側に配設される自由回動可能な補助ローラと、
該排出ローラの下流側に位置し前記排出された被記録媒体を受けて保持するための被記録媒体受け部と、を備え、
前記被記録媒体受け部は、被記録媒体を受ける面である被記録媒体受け面が基端から先端に向けて上昇する傾斜面に形成され、
前記被記録媒体受け面は、基端が前記排出ローラのニップ位置より低く位置すると共に、先端は前記排出ローラのニップ位置より高く位置する構成の記録装置であって、
前記被記録媒体受け部は、その被記録媒体受け面の前記基端寄りの位置に、前記排出ローラのニップ位置とほぼ同じ高さの被記録媒体支え部が突設され、
前記被記録媒体支え部は、
側視したときに被記録媒体と点接触する頂部を備え、
前記被記録媒体受け面における前記基端側の前記排出ローラのニップ位置より低い空間部分への被記録媒体の落ち込みを防止するように前記頂部において該被記録媒体を支え、被記録媒体の終端が前記搬送ローラのニップ位置を通過し前記排出ローラだけでニップされている状態においても被記録媒体終端が浮き上がらないように被記録媒体の姿勢を保持するように構成されていることを特徴とする記録装置。 - 請求項1に記載の記録装置において、前記被記録媒体支え部は、その基端が前記被記録媒体受け面と面一であり、先方の頂部に向けて漸次高くなる傾斜面に形成されていることを特徴とする記録装置。
- 請求項1または2に記載の記録装置において、前記被記録媒体支え部は、前記被記録媒体受け面に載る被記録媒体枚数の増加による重量増加に伴って自動的に低くなるように弾性的に構成されていることを特徴とする記録装置。
- 請求項1から3のいずれか一項に記載の記録装置において、前記被記録媒体受け部に排出された被記録媒体の主走査方向の撓みを防止する撓み防止手段が、前記排出ローラと前記被記録媒体支え部との間に配設されていることを特徴とする記録装置。
- 請求項4に記載の記録装置において、前記撓み防止手段は、前記排出された被記録媒体の非記録面側において主走査方向に延在して配設された撓み防止部材と、前記撓み防止部材に対置され当該排出された被記録媒体の記録面側において主走査方向に所定の間隔をおいて配設された撓み防止ローラから構成されていることを特徴とする記録装置。
- 請求項5に記載の記録装置において、前記被記録媒体支え部は、前記被記録媒体受け部に排出される被記録媒体の下に位置するように主走査方向に複数個並設されていることを特徴とする記録装置。
- 被噴射媒体を搬送する搬送ローラと、
該搬送ローラの下流側近傍に位置し被噴射媒体を下側から支えるプラテンと該プラテンと対向離間して上側に位置する液体噴射ヘッドとを備えた液体噴射部と、
前記液体噴射ヘッドの下流側近傍に位置し被噴射媒体を下流側に向けて排出する排出ローラと、
前記排紙ローラの上流側に配設される自由回動可能な補助ローラと、
該排出ローラの下流側に位置し前記排出された被噴射媒体を受けて保持するための被噴射媒体受け部と、を備え、
前記被噴射媒体受け部は、被噴射媒体を受ける面である被噴射媒体受け面が基端から先端に向けて上昇する傾斜面に形成され、
前記被噴射媒体受け面は、基端が前記排出ローラのニップ位置より低く位置すると共に、先端は前記排出ローラのニップ位置より高く位置する構成の液体噴射装置であって、
前記被噴射媒体受け部は、その被噴射媒体受け面の前記基端寄りの位置に、前記排出ローラのニップ位置とほぼ同じ高さの被噴射媒体支え部が突設され、
前記被噴射媒体支え部は、
側視したときに被噴射媒体と点接触する頂部を備え、
前記被噴射媒体受け面における前記基端側の前記排出ローラのニップ位置より低い空間部分への被噴射媒体の落ち込みを防止するように前記頂部において該被噴射媒体を支え、被噴射媒体の終端が前記搬送ローラのニップ位置を通過し前記排出ローラだけでニップされている状態においても被噴射媒体終端が浮き上がらないように被噴射媒体の姿勢を保持するように構成されていることを特徴とする液体噴射装置。
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JP (1) | JP4193049B2 (ja) |
-
2003
- 2003-06-16 JP JP2003171059A patent/JP4193049B2/ja not_active Expired - Lifetime
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