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JP4192981B2 - 記録メディア保持装置 - Google Patents

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JP4192981B2
JP4192981B2 JP2006239411A JP2006239411A JP4192981B2 JP 4192981 B2 JP4192981 B2 JP 4192981B2 JP 2006239411 A JP2006239411 A JP 2006239411A JP 2006239411 A JP2006239411 A JP 2006239411A JP 4192981 B2 JP4192981 B2 JP 4192981B2
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Description

この発明は、記録メディア保持装置に関する。詳しくは、挿入方向に対して後方側に係合部を設けた非接触型記録メディアが、挿入口から予め設定された位置まで挿入されたときに非接触型記録メディアの係合部と係合して、挿入された非接触型記録メディアを保持する第1の係合部と、排出口から排出される非接触型記録メディアの係合部と係合して、排出される非接触型記録メディアを保持する第2の係合部を有するものである。
従来、データの読み書きが可能な携帯型の接触型記録メディア、例えば半導体メモリ等の記憶素子を用いて構成されており、信号伝送や電力供給のための接点が設けられているメモリカードでは、スロット型のリーダライタを用いてデータの読み書きが行われている。このスロット型のリーダライタでは、リーダライタのカード装填口にメモリカードを挿入することで、メモリカードの接点とリーダライタに設けた接点とを接続してデータの読み書き等が行われる。また、挿入されているメモリカードを容易に抜き取ることができるものとするため、特許文献1に示すようにイジェクト機構を設けることが行われている。特許文献1では、イジェクトつまみをスライドしたときに、イジェクト爪がメモリカードのイジェクト用溝の端面を押すことで、メモリカードが抜き取られるように構成されている。
2004−288202号公報
ところで、上述のような携帯型の記録メディアとしては、上述のような接点を有する接触型記録メディア(例えばメモリカード等)だけでなく、接点が設けられていない非接触型記録メディア(例えばICカード等)も用いられている。この非接触型記録メディアは、接点が設けられていないことから、記録メディアをリーダライタのカード装填口に挿入して、非接触型記録メディアの接点とリーダライタの接点を接続したり、挿入された記録メディアをリーダライタのカード装填口から抜き取ることで、非接触型記録メディアの接点とリーダライタの接点の接続を解除する必要がない。
しかし、従来のリーダライタのように記録メディアをカード装填口に挿脱する構成とすると、記録メディアの交換の際には、カード装填口に装填されている記録メディアを引き抜いてから、新しい記録メディアをスロットに挿入する必要があり、記録メディアの交換に時間を要してしまう。このため、例えばビデオカメラで撮像した画像を記録メディアに書き込むものとした場合、記録メディアの交換に時間を要すると、重要なシーンを撮り逃がしてしまうおそれがある。また、記録メディアの挿脱を容易とするためには、記録メディアのインジェクト機構やジェクト機構が必要となりコスト高となってしまう。
そこで、この発明では非接触型記録メディアの交換を容易に行うことができる記録メディア保持装置を提供するものである。
この発明に係る記録メディア保持装置は、挿入方向に対して後方側に係合部を設けた非接触型記録メディアが挿入される挿入口と、この挿入口から挿入された非接触型記録メディアによって、例えば挿入されている非接触型記録メディアが挿入方向に押し出される排出口と、非接触型記録メディアが予め設定された位置に挿入されたとき、すなわち、非接触型記録メディアに対してデータの読み書きを行うリーダライタとのデータ伝送を少なくとも行うことができる位置に挿入されたとき、非接触型記録メディアの係合部と係合して、挿入された非接触型記録メディアを保持する第1の係合部と、排出口側に設けられて、非接触型記録メディアが予め設定された位置まで挿入されたときに排出口から押し出された非接触型記録メディアの係合部と係合して、排出される非接触型記録メディアを保持する第2の係合部を有するものである。
また、この発明に係る記録メディア保持装置は、非接触型記録メディアが予め設定された位置まで挿入されたとき、該非接触型記録メディアの前端と後端をそれぞれ掛止する掛止爪が設けられた掛止部と、掛止爪の位置が非接触型記録メディアを掛止する第1の位置となるように、掛止部を付勢する付勢部を有し、掛止爪において、非接触型記録メディアの挿入時に該非接触型記録メディアの前端が当接する当接面は、挿入された非接触型記録メディアが摺動するように形成し、非接触型記録メディアが挿入されたときは、該非接触型記録メディアを当接面で摺動させることにより、付勢部による付勢に反した力を生じさせて、掛止爪を非接触型記録メディアの掛止が行われない第2の位置に移動させるものとし、非接触型記録メディアが予め設定された位置まで挿入されたとき、該非接触型記録メディアが摺動する当接面を形成した掛止爪を通過させて、付勢部によって掛止爪の位置を前記第1の位置に移動させるものである。
この発明によれば、 挿入方向に対して後方側に係合部を設けた非接触型記録メディアが挿入口から挿入されたとき、この非接触型記録メディアの挿入に連動して、挿入されていた非接触型記録メディアが排出口から排出される。また、非接触型記録メディアが予め設定された位置まで挿入されたときに、この非接触型記録メディアの係合部と第1の係合部が係合して、挿入された非接触型記録メディアが保持される。さらに、排出される非接触型記録メディアの係合部が排出口側に設けられた第2の係合部と係合して、排出される非接触型記録メディアが保持される。また、非接触型記録メディアが予め設定された位置まで挿入されたときに、非接触型記録メディアの前端と後端が掛止爪によって掛止されて、非接触型記録メディアの保持も行われる。
このため、非接触型記録メディアを挿入口から挿入するだけで、非接触型記録メディアの交換を行うことができるので、非接触型記録メディアの交換に要する時間が短縮されて、例えば撮像装置に記録メディア保持装置を設けたときには、重要なシーンを取り逃がす確率を減らすことが可能となる。また、挿入されていた非接触型記録メディアが排出口から排出されたとき、排出される非接触型記録メディアの係合部と第2の係合部が係合して、排出される非接触型記録メディアが保持されるので、非接触型記録メディアの交換時に、取り出された非接触型記録メディアの落下による破損、紛失を減らすことができる。また、構造が簡単であることから記録メディア保持装置を安価に構成できる。さらに、掛止爪を非接触型記録メディアに掛止させて、非接触型記録メディアの保持を行う場合、保持されている非接触型記録メディアの脱落等を生じ難くすることができるので、非接触型記録メディアの保持を確実に行うことができる。
以下、図を参照しながら、この発明の実施の一形態について説明する。図1は記録メディア保持装置で保持される非接触型記録メディアの構成を示すブロック図である。
非接触型記録メディア10は、リーダライタ(図示せず)から非接点電力伝送によって電力供給を受けるための電力伝送部11と、非接触でリーダライタとデータの読み書きを行うための信号伝送部13を有している。また、リーダライタにも、電力伝送部11と同様に構成された電力伝送部と信号伝送部13と同様に構成された信号伝送部が設けられている。
図2は、非接点電力伝送を行う場合に用いる電力伝送部を例示したものである。非接触型記録メディア10の電力伝送部11は、図2Aに示すように、例えば絶縁された単線111を同一平面内で渦巻き状に巻いた平面コイル112を用いて構成する。また、リーダライタの電力伝送部21も、電力伝送部11と同様に、絶縁された単線211を同一平面内で渦巻き状に巻いた平面コイル212を用いて構成する。
また、図2Bに示すように、平面コイル112の両面に、シート状の絶縁部113,114を設ける。また、リーダライタとの対向面とは逆側の面に金属シート115を設け、漏れ磁束等を防止する。同様に、平面コイル212の両面に、シート状の絶縁部213,214を設ける。また、非接触型記録メディア10との対向面とは逆側の面に金属シート215を設けて漏れ磁束等を防止する。
ここで、電力伝送部21の平面コイル212の端子に交流電流を供給して交流磁場を発生させると、電力伝送部11と電力伝送部21との電磁結合により、電力伝送部11の平面コイル112の端子間に誘導電圧が発生する。この発生した誘導電圧を図1に示す電力供給部12に供給する。
電力供給部12は、電力伝送部11と電力伝送部21との電磁結合によって生じた誘導電圧の整流や平滑を行い、得られた直流電圧を非接触型記録メディア10の各部に対して供給する。
なお、図2では、単線111,211を同一平面内で渦巻き状に巻いた平面コイル112,212を用いる場合について示したが、例えば基板上に渦巻き状のパターンを設けることで平面コイルを形成してもよい。この場合、巻き数の多いコイルを容易かつ安価に形成できる。
非接触型記録メディアとリーダライタ間での信号伝送では、データの読み書きを高速に行うことができるように、非接点電力伝送で用いる周波数帯よりも高い周波数帯を用いる。また、非接触型記録メディアとリーダライタを密接させてデータの読み書きを行うときには、電波の送受信を行わなくとも線路間結合を利用してデータ伝送を行うことも可能となる。
図3は、線路間結合を利用してデータ伝送を行う信号伝送部の構成を示している。なお、図3Bは、図3AにおけるI−I’位置の断面概略図である。
非接触型記録メディア10の信号伝送部13は、図3Aに示すように、誘電体基板131の一方の面を接地パターン132として他方の面に信号パターン133を形成したマイクロストリップライン構造とする。信号パターン133の一方の端子は、誘電体基板131を貫通させて設けられているビア134と、終端抵抗135とを介して接地する。また、他方の端子は、誘電体基板131を貫通させて設けられているビア136を介して、図1に示す信号伝送処理部14と接続する。
また、リーダライタ20も非接触型記録メディア10の信号伝送部13と同様に信号伝送部23を設ける。すなわち、誘電体基板231の一方の面を接地パターン232として他方の面に信号パターン233を形成したマイクロストリップライン構造とする。信号パターン233の一方の端子は、誘電体基板231を貫通させて設けられているビア234と、終端抵抗235とを介して接地する。また、他方の端子は、誘電体基板231を貫通させて設けられているビア236を介してリーダライタ20の信号伝送処理部(図示せず)と接続する。
さらに、非接触型記録メディア10に対してデータの読み書きを行うときには、信号パターン133と信号パターン233間で線路間結合が生じやすくなるように、信号パターン133と信号パターン233が対向するように、非接触型記録メディア10とリーダライタ20を密接させる。
ここで、リーダライタの信号伝送処理部から信号伝送部23に高周波信号を供給したとき、信号パターン133と信号パターン233間で線路間結合が生じて、非接触型記録メディア10の信号伝送処理部14には、リーダライタの信号伝送処理部から出力された高周波信号が供給されることとなる。また、信号伝送処理部14から信号伝送部13に高周波信号を供給したときにも線路間結合が生じて、リーダライタの信号伝送部23には、非接触型記録メディア10の信号伝送処理部14から出力された高周波信号が供給されることとなる。
図1に示す信号伝送処理部14は、信号伝送部13から供給された高周波信号を、リーダライタの信号伝送処理部で処理される前の信号に戻してメディア制御部15に供給する。また、信号伝送処理部14は、メディア制御部15から供給された信号を伝送用の高周波信号に変換して信号伝送部13に供給する。
メディア制御部15は、信号伝送処理部14から供給された信号に基づき、リーダライタからどのような指示がなされているかを判別して、判別結果に基づいた処理を行う。例えば、リーダライタから書込要求がなされたと判別したときには、リーダライタから供給されたデータを記憶部16に記憶させる。また、リーダライタから読出要求がなされたと判別したときには、リーダライタから要求されたデータを記憶部16から読み出して所定のフォーマットの信号として信号伝送処理部14に供給する。
このように構成された非接触型記録メディア10では、電力伝送部11,電力供給部12,信号伝送部13,信号伝送処理部14,メディア制御部15,記憶部16を、密閉型の筐体内部に設けて一体化する。また、電力伝送部11と信号伝送部13は、電力伝送や信号伝送を効率よく行うことができるように、リーダライタと密接する側の筐体内面に設ける。このように、非接触型記録メディア10には接点が設けられていないことから、接点へのゴミの付着による接点不良を生ずることがなく、静電気による内部回路の破損の可能性も低くできるので、高い信頼性を確保できる。
図4は、記録メディア保持装置と非接触型記録メディアの外観を例示したものである。なお図4Aは正面図、図4Bは平面図、図4Cは左側面図をそれぞれ示している。非接触型記録メディア10は、電力伝送部11と信号伝送部13を設けた面をリーダライタ20側として、リーダライタ20に取り付けられている記録メディア保持装置30の挿入口32から挿入される。また、挿入されている非接触型記録メディア10は、挿入口32に対して反対側に設けられている排出口33から排出される。
非接触型記録メディア10には、記録メディア保持装置30に挿入するときの後端側に、非接触型記録メディア10を位置決めした状態で保持可能とする係合部を設ける。例えば、係合部として非接触型記録メディア10の両側面に凹部19を形成する。
また、非接触型記録メディア10が記録メディア保持装置30に挿入されて、非接触型記録メディア10の電力伝送部11とリーダライタ20の電力伝送部21、および非接触型記録メディア10の信号伝送部13とリーダライタ20の信号伝送部23がそれぞれ対向する位置となったとき、この位置とされた非接触型記録メディア10の係合部と係合する第1の係合部を記録メディア保持装置30の内側の両側面に設ける。例えば、非接触型記録メディア10の凹部19と係合する凸部35を記録メディア保持装置30の内側の両側面に設ける。
この凸部35は、挿入される非接触型記録メディア10によって外側に押し出し可能であり、外側に押し出されたときには元の位置に戻るように付勢力が加わる構成とする。例えば、凸部35を設けた部分の筐体をU字状に切り欠くことで、筐体の一部を弾性体として利用する。あるいは、板バネ等の弾性体を介して凸部35を記録メディア保持装置30の筐体に接続する。
また、凹部19と凸部35の係合面は、挿入されている非接触型記録メディアに対して、挿入方向に所定以上の力が加わったとき、凸部35が外側に押し出されて凹部19との係合が解除されるように形成する。例えば凹部19と凸部35の係合面を図4のように球面状に形成する。また、凹部19と凸部35の係合面を円柱の側面のような形状としたり、凹部19を谷状、凸部35を山状の形状としてもよい。
このように凹部19と凸部35を形成すると、非接触型記録メディア10を記録メディア保持装置30の挿入口32から挿入したとき、凹部19と凸部35が係合して、非接触型記録メディア10が電力伝送や信号伝送を効率よく行うことができるように位置決め保持される。
また、記録メディア保持装置30に挿入されている非接触型記録メディアを排出口33から押し出すようにして、新たな非接触型記録メディアを記録メディア保持装置30に挿入し、この新たに挿入された非接触型記録メディアの係合部と記録メディア保持装置30の第1の係合部が係合するとき、押し出された非接触型記録メディアの係合部と係合するように、排出口33の内側の両側面に第2の係合部を設ける。すなわち、新たに挿入された非接触型記録メディアの凹部19と記録メディア保持装置30の凸部35が係合するとき、押し出された非接触型記録メディアの凹部19と係合するように、排出口33の内側の両側面に凸部36を設ける。この凸部36も凸部35と同様な形状として、押し出される非接触型記録メディアによって外側に押し出し可能であり、外側に押し出されたときには元の位置に戻るように付勢力が加わる構成とする。
このように凸部36を設けると、挿入されている非接触型記録メディアを排出口33から押し出すように新たな非接触型記録メディアを挿入して凹部19と凸部35を係合させたとき、押し出された非接触型記録メディアの凹部19と、排出口33に設けた凸部36が係合して、押し出された非接触型記録メディアを脱落しないように保持できる。
記録メディア保持装置30の筐体31の内面には、非接触型記録メディアをリーダライタ20の方向に押圧する押圧部39a,39bを設ける。このように、押圧部39a,39bを設けることで、非接触型記録メディア10は、リーダライタ20との間隔が最小で変動しないように保持されるので、伝送路の安定性が増して、電力伝送や信号伝送をさらに効率よく行うことができる。また、挿入された非接触型記録メディア10のがたつき等を防止することもできる。
さらに、押圧部39aを凸部35の近傍に設けるものとすれば、挿入された非接触型記録メディア10の凹部19が、押圧部39aの押圧方向に対して逆の方向(図4Aの上方向)に大きく位置ずれしてしまうことを防止できるので、凹部19と凸部35の係合面が例えば球面状に形成されている場合、非接触型記録メディア10が予め設定された位置まで挿入されたときに、凹部19と凸部35を確実に係合させることができる。
また、押圧部39bは、予め設定された位置まで新たに挿入された非接触型記録メディアの先端側と、押し出された非接触型記録メディアの後端を押圧するように設ければ、挿入された非接触型記録メディアをリーダライタ20の方向に押圧することができるだけでなく、押し出された非接触型記録メディアを安定して保持することができる。
なお、筐体31の挿入口32側に切り欠き311を設けるものとすれば、新たに非接触型記録メディアを挿入しなくとも、この切り欠き311を利用して挿入された非接触型記録メディアを指で押し出すことができる。
次に、図5を用いて、非接触型記録メディアの装填/交換動作について説明する。なお、図5では、動作の理解を容易とするため、記録メディア保持装置30については断面を示している。
挿入方向に対して後方側に係合部を設けた非接触型記録メディア10aは、図5Aに示すように、記録メディア保持装置30の挿入口32からユーザによって挿入される。挿入された非接触型記録メディア10aは、押圧部39によって、リーダライタが設けられている方向に押圧される。
図5Bに示すように、非接触型記録メディア10aが予め設定された位置、すなわち、非接触型記録メディアに対してデータの読み書きを行うリーダライタと、信号伝送や電力伝送を行う位置とされたときには、非接触型記録メディア10aの凹部19と記録メディア保持装置30の凸部35が係合されて、非接触型記録メディア10aが保持される。
非接触型記録メディア10aの交換時には、新たな非接触型記録メディア10bを記録メディア保持装置30の挿入口32から挿入して、図5Cに示すように、非接触型記録メディア10aを押し出して排出口33から排出させる。
その後、挿入された非接触型記録メディア10bが、図5Dに示すように予め設定された位置とされたときには、非接触型記録メディア10bの凹部19と記録メディア保持装置30の凸部35が係合されて、非接触型記録メディア10bが予め設定された位置に保持される。また、排出された非接触型記録メディア10aの凹部19と記録メディア保持装置30の凸部36が係合される。このため、記録メディア保持装置30の排出口33から排出された非接触型記録メディア10aは、記録メディア保持装置30から脱落することなく保持される。その後、記録メディア保持装置30の排出口33側で保持されている非接触型記録メディア10aを、図5Eに示すように、記録メディア保持装置30の排出口33から引き抜くようにすれば、挿入されていた非接触型記録メディア10aを記録メディア保持装置30から取り外すことができる。
このように、記録メディア保持装置の挿入口から非接触型記録メディアを挿入するだけで、リーダライタとの信号伝送や電力伝送を行う位置に非接触型記録メディアを保持することができる。また、非接触型記録メディアを交換する際にも、記録メディア保持装置の挿入口から新たな非接触型記録メディアを挿入するだけでよいことから、非接触型記録メディアの装填や交換を迅速かつ容易に行うことができる。さらに、挿入されていた非接触型記録メディアが記録メディア保持装置の排出口から排出されても、排出された非接触型記録メディアは記録メディア保持装置で保持されるので、排出された非接触型記録メディアが記録メディア保持装置から脱落して損傷等を生じてしまうことを防止できる。
ところで、上述の記録メディア保持装置30を例えば携帯可能な電子機器に用いるものとした場合、電子機器に衝撃等が加わって、非接触型記録メディア10と記録メディア保持装置30との間に、非接触型記録メディアの装填方向あるいは装填方向に対して逆方向の力が加わると、記録メディア保持装置30から非接触型記録メディア10が外れてしまうおそれがある。そこで、他の構成の記録メディア保持装置として、非接触型記録メディアを確実に保持できる記録メディア保持装置30aについて、次に説明する。
この記録メディア保持装置30aは、非接触型記録メディアが予め設定された位置まで挿入されたときに、非接触型記録メディアの前端と後端に掛止爪を掛止させることで、非接触型記録メディアの保持を確実に行う。また、掛止爪による掛止状態を解除して、保持されている非接触型記録メディアの取り出しを行う。
図6は、他の構成の記録メディア保持装置の外観を示しており、図7は分解斜視図を示している。また、図8は、記録メディア保持装置において、非接触型記録メディアの掛止を行う掛止部40の構成を示しており、図8Aは正面図、図8Bは図8AにおけるI−I’線位置の断面概略図である。なお、図6、図7において、図4と対応する部分については同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
非接触型記録メディア10は、電力伝送部11と信号伝送部13を設けた面をリーダライタ20側として、リーダライタ20に取り付けられている記録メディア保持装置30aの挿入口32から挿入される。挿入口32は、リーダライタ20に固定された筐体31aによって形成されている。また、筐体31aは、挿入される非接触型記録メディア10の位置決めや、挿入された非接触型記録メディア10がリーダライタ20から離れてしまうことがないように非接触型記録メディア10を抑止する。筐体31aには、筐体31aとリーダライタ20との間に設けられた挿入口32から挿入された非接触型記録メディア10を、予め設定された位置まで容易に挿入できるように、切り欠き312が形成されている。なお、挿入口32に対して反対側に位置する開口から非接触型記録メディア10を挿入可能とするときには、この開口部分に切り欠き313を形成するものとしてもよい。
リーダライタ20において、非接触型記録メディア10と対向する面には、非接触型記録メディア10の挿入方向に溝状の収納部25を形成する。
記録メディア保持装置30aの掛止部40は、挿入された非接触型記録メディア10が予め設定された位置となったとき、非接触型記録メディア10と掛止される掛止爪を有している。この掛止部40は、リーダライタ20に形成した収納部25に配設する。
掛止部40は、挿入された非接触型記録メディア10が予め設定された位置となったとき、非接触型記録メディア10における挿入方向の後端と掛止される第1掛止爪と、挿入方向の前端と掛止される第2掛止爪を、非接触型記録メディア10の掛止が可能となる第1の位置に設定する。また、保持されている非接触型記録メディア10を取り出すときや、新たな非接触型記録メディアに交換するとき、掛止状態が解除されるように第1掛止爪と第2掛止爪を第2の位置に移動させる。
ここで、第1掛止爪と第2掛止爪を連動させて第1あるいは第2の位置とするため、掛止部40は、例えば第1アーム41と第2アーム42を連結した構成とする。第1アーム41の一方の端部には、第1掛止爪411を形成する。第1アーム41の他方の端部には、連結部412を形成する。第2アーム42の一方の端部には、第2掛止爪421を形成する。第2アーム42の他方の端部には、第1アーム41の連結部412と連結される連結部422を形成する。
第1アーム41は、軸413を中心として揺動可能なように固定する。第2アーム42も第1アーム41と同様に、軸423を中心として揺動可能なように固定する。さらに、第1アーム41と第2アーム42は、連結部412,422を介して連結して、第1アーム41又は第2アーム42の一方が揺動するとき、他方も揺動するように構成する。ここで、連結部412には連結部422の方向に延びた軸を形成する。また、連結部422には連結部422の方向に軸穴を形成する。この連結部412の軸を連結部422の軸穴に挿入して第1アーム41と第2アーム42を連結すれば、第1アーム41又は第2アーム42を連動させることができる。
第1掛止爪411において、非接触型記録メディア10の挿入時に該非接触型記録メディア10の前端が当接する当接面411pは、挿入された非接触型記録メディア10が摺動するように形成する。例えば斜面や曲面のように当接面411pを形成する。なお図では当接面411pを曲面として形成した場合を示している。
記録メディア保持装置30aには、第1掛止爪411と第2掛止爪421の位置が非接触型記録メディア10の掛止を行う第1の位置となるように、掛止部40を付勢する付勢部を設ける。例えば、第1アーム41と収納部25、および第2アーム42と収納部25との間に、それぞれバネ等の弾性部材43,44を介在させる。このように、付勢部である弾性部材43,44を設けることで、リーダライタ20の表面よりも第1掛止爪411と第2掛止爪421を突出させて、非接触型記録メディア10の掛止が可能となる第1の位置に設定することができる。
また、第1掛止爪411の突出量が大きくなると、非接触型記録メディア10を挿入したとき、第1アーム41の端部先端と非接触型記録メディア10の前端が対向するように接してしまい、非接触型記録メディア10を第1掛止爪411の当接面411pで摺動させることができなくなってしまう。このため、第1掛止爪411の突出量が予め設定した突出量よりも大きくならないように制限する。例えば、第1掛止爪411の突出量が予め設定した突出量となったとき、第1アーム41と第2アーム42が収納部25に設けられている制止部26と当接して揺動が規制されるように構成する。このようにすれば、第1掛止爪411の突出量が制限されるので、挿入された非接触型記録メディア10を確実に当接面411pで摺動させることが可能となる。また、第2アーム42において、軸423から第2掛止爪421までの距離と軸423から連結部422までの距離を、第1アーム41と同様に設定することで、第2掛止爪421の位置を第1掛止爪411と連動して第1の位置あるいは第2の位置に設定することができる。
挿入口32から挿入された非接触型記録メディア10は、筐体31aによって位置が規制される。すなわち、非接触型記録メディア10を第1掛止爪411の当接面411pで摺動させるとき、弾性部材43,44による付勢によって、非接触型記録メディア10が付勢方向に移動しまうことがないように抑止される。したがって、挿入された非接触型記録メディア10が当接面411pを摺動するときは、弾性部材43,44の付勢力に反した力が掛止部40に加わることとなる。このため、第1掛止爪411の位置は、非接触型記録メディア10の掛止を行う第1の位置から、収納部25に収納されて非接触型記録メディア10の掛止が行われない第2の位置に移動される。また、第1アーム41と第2アーム42は連結されていることから、第2掛止爪421も、第1掛止爪411と連動して、第1の位置から第2の位置に移動する。
第1掛止爪411と第2掛止爪421の間隔は、非接触型記録メディア10における挿入方向の長さと対応する間隔とされており、非接触型記録メディア10が予め設定された位置まで挿入されたとき、非接触型記録メディア10が第1掛止爪411を通過するように掛止部40を配設する。このため、非接触型記録メディア10が予め設定された位置となったとき、第1掛止爪411と第2掛止爪421は、弾性部材43,44の付勢力によってリーダライタ20の表面よりも突出した第1の位置に移動する。すなわち、第1掛止爪411は、予め設定された位置に挿入された非接触型記録メディア10の後端を掛止する状態となり、第2掛止爪421は予め設定された位置に挿入された非接触型記録メディア10の前端を掛止する状態となる。したがって、非接触型記録メディア10は、第1掛止爪411と第2掛止爪421によって、予め設定された位置に保持される。
また、第1アーム41には、解除操作部415が形成されている。この解除操作部415は、第1掛止爪411と第2掛止爪421を第1の位置から第2の位置に移動させて、非接触型記録メディア10の掛止状態を解除するためのものであり、ユーザによって操作されるものである。
次に、図9を用いて、非接触型記録メディアの装填動作について説明する。なお、図9では、解除操作部415を省略して図示している。
図9Aに示すように、記録メディア保持装置30aの挿入口32から非接触型記録メディア10を挿入すると、非接触型記録メディア10が第1掛止爪411の当接面411pを摺動することとなる。ここで、当接面411pを非接触型記録メディア10が摺動するとき、非接触型記録メディア10に対して弾性部材43,44の付勢力が加わる。しかし、非接触型記録メディア10は、筐体31aによって抑止されるので、第1掛止爪411は、第1の位置から移動して図9Bに示すように収納部25に収納されて第2の位置となる。また、第2掛止爪421は、第1掛止爪411と連動するように構成されていることから、第2掛止爪421も収納部25に収納される。
挿入された非接触型記録メディア10の後端が、第1掛止爪411を通過すると、図9Cに示すように第1掛止爪411と第2掛止爪421は、弾性部材43,44によってリーダライタ20の表面よりも突出した第1の位置に復帰する。この第1掛止爪411と第2掛止爪421の間隔は、上述のように非接触型記録メディア10における挿入方向の長さよりも僅かに広い間隔とされている。したがって、非接触型記録メディア10の後端は第1掛止爪411によって掛止されることになり、非接触型記録メディア10の前端は第2掛止爪421によって掛止されることになることから、第1掛止爪411と第2掛止爪421によって非接触型記録メディア10を予め設定した位置に保持することができる。
記録メディア保持装置30aで保持されている非接触型記録メディア10を取り出す場合、図9Dに示すように、解除操作部(図示せず)を矢印Fの方向に操作して、第1掛止爪411を収納部252に収納された第2の位置に移動させる。このとき、第2掛止爪421は、第1掛止爪411と連動して第2の位置に移動することから、第1掛止爪411と第2掛止爪421による非接触型記録メディア10の掛止状態が解除される。したがって、非接触型記録メディア10が落下するように記録メディア保持装置30aの向きを設定しておけば、図9Eに示すように、保持されていた非接触型記録メディア10が記録メディア保持装置30aから排出されることとなる。また、筐体31aに設けた切り欠き312の位置で非接触型記録メディア10を挟み、抜き出すようにしてもよい。
また、記録メディア保持装置30aでは、非接触型記録メディアが装填されているときに、新たな非接触型記録メディアを挿入するだけで、簡単に非接触記録メディアの交換を行うこともできる。
図10は、非接触記録メディアの交換動作を説明するための図であり、図9と同様に解除操作部415を省略して図示している。
図10Aに示すように、記録メディア保持装置30aには、非接触型記録メディア10cが保持されている。ここで、記録メディア保持装置30aの挿入口32から新たな非接触型記録メディア10dを挿入すると、非接触型記録メディア10dが第1掛止爪411の当接面411pを摺動することとなる。このため、第1掛止爪411は、図10Bに示すように収納部25に収納された第2の位置に移動する。また、第2掛止爪421も第1掛止爪411と連動して第2の位置に移動する。すなわち、新たな非接触型記録メディア10dを挿入することで、保持されていた非接触型記録メディア10cの掛止状態が解除されて取り出し可能状態となる。
新たに挿入された非接触型記録メディア10dが、第1掛止爪411の位置を通過すると、図10Cに示すように、第1掛止爪411と第2掛止爪421は、弾性部材43,44によって、リーダライタ20の表面よりも突出した第1の位置に移動する。したがって、非接触型記録メディア10dの後端は第1掛止爪411によって掛止されることになり、非接触型記録メディア10dの前端は第2掛止爪421によって掛止されることになることから、第1掛止爪411と第2掛止爪421によって、新たな非接触型記録メディア10dを所望の位置に保持することができる。すなわち、非接触記録メディアの交換動作が完了する。
このように、記録メディア保持装置の挿入口から非接触型記録メディアを挿入するだけで、リーダライタとの信号伝送や電力伝送を行う位置に非接触型記録メディアを掛止爪によって確実に保持することができる。さらに、衝撃等が加わったとき、記録メディア保持装置から非接触型記録メディアを外れ難くすることも可能となる。また、非接触型記録メディアを交換する際にも、記録メディア保持装置の挿入口から新たな非接触型記録メディアを挿入するだけでよいことから、非接触型記録メディアの装填や交換を迅速かつ容易に行うことができる。
なお、第2掛止爪421においても、非接触型記録メディアの挿入時に非接触型記録メディアの前端が当接する当接面を、挿入された非接触型記録メディアが摺動するように形成すれば、非接触記録メディアの挿入方向が限定されない記録メディア保持装置を提供できる。
このような記録メディア保持装置は、交換可能な記録メディアに対してデータの書き込みや書き込まれているデータの読み出しを行うことができる電子機器に用いることができる。例えば交換可能な記録メディアとしてビデオテープ,磁気ディスク,光ディスクあるいは接触型記録メディア等を用いる電子機器において、これらの記録メディアに換えて非接触型記録メディアを用いるものとして、あるいは非接触型記録メディアを追加して用いるものとして、この非接触型記録メディアが使用可能とされた電子機器に記録メディア保持装置を設ける。
図11は、例えば撮像装置にリーダライタの機能を設けることで非接触型記録メディアの使用を可能として、この非接触型記録メディアが使用可能とされた撮像装置に記録メディア保持装置を設けた場合を示している。また、図12は、非接触型記録メディアが使用可能とされた撮像装置の構成を、非接触型記録メディアの構成とともに示したブロック図である。なお、図12において、図1と対応する部分については同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
撮像装置50において、撮像レンズ51を通して入射された光は、撮像部52の撮像素子521に入射されて、撮像面上に被写体画像が結像される。撮像素子521は固体撮像素子例えばCCDやCMOSを用いて構成されており、光電変換によって得られた被写体画像に基づく撮像信号を出力する。
映像信号処理部522は、撮像素子521から出力された撮像信号のノイズ除去やA/D変換を行う。また、A/D変換を行うことにより得られた画像データを用いて、プロセス処理、例えばγ処理やニー補正処理等を行う。また、プロセス処理後の画像データを圧縮する処理や圧縮されている画像データを伸張する処理等を行う。さらに、映像信号処理部522は、画像データを接続されている電子ビューファインダ60に供給して、撮影中の画像や録画された画像を表示させる。
信号伝送処理部53は、信号伝送部13と同様に構成された信号伝送部54と接続されている。信号伝送処理部53は、信号伝送部13と信号伝送部54との線路間結合を用いて信号伝送を行うことができるように、映像信号処理部522から供給された画像データを処理して、得られた高周波信号を信号伝送部54に供給する。また、信号伝送部54から供給された高周波信号を処理して非接触型記録メディア10から読み出した画像データを映像信号処理部522に供給する。例えば、信号伝送処理部53は、UWB(Ultra Wide Band)と呼ばれる無線通信方式を用いるものとして、映像信号処理部522から供給された画像データの伝送を行う。
電源部55は、撮像装置50の各部に対して電力供給を行う。電力伝送処理部56は、電力伝送部11と同様に構成されている電力伝送部57の平面コイルに対して交流電流を供給する。例えば、電力伝送処理部56は、電源部55から供給された直流電圧のスイッチングを行い、平面コイルの端子間に加わる電圧の極性を所定周波数で切り換えることで交流電流の供給を行う。
制御部58にはユーザインタフェース59が設けられている。制御部58は、ユーザインタフェース59から供給された操作信号に基づいた制御信号を生成して、この制御信号によって撮像部52や信号伝送処理部53および電力伝送処理部56の動作を制御する。
このように構成された撮像装置50では、例えばユーザによって録画操作が行われたとき、ユーザインタフェース59から供給された操作信号に基づき電力伝送処理部56の動作を制御部58で制御して、非接触型記録メディア10に対する電力供給を行う。また、制御部58は、信号伝送処理部53の動作を制御して、撮像画像の画像データを非接触型記録メディア10に伝送して書き込み処理を行う。
録画した撮像画像を再生するユーザ操作が行われたとき、制御部58は、ユーザインタフェース59から供給された操作信号に基づき電力伝送処理部56の動作を制御して非接触型記録メディア10に対して電力供給を行う。また信号伝送処理部53の動作を制御して、非接触型記録メディア10に対して画像データの要求を行い、非接触型記録メディア10から読み出した画像データに基づいて、例えば電子ビューファインダ60で画像表示を行わせる。
ここで、非接触型記録メディアの交換を行う場合、ユーザは、記録メディア保持装置の挿入口から新たな非接触型記録メディアを挿入するだけでよいことから、簡単かつ速やかに非接触型記録メディアの交換を行うことができる。このため、撮像の中断時間を短縮することが可能となる。また、記録メディア保持装置の排出口から非接触型記録メディアが排出されても、この排出された非接触型記録メディアは保持されるので、脱落等による機械的衝撃等が非接触型記録メディアに加えられてしまうことを防止できる。
また、記録メディア保持装置は、撮像装置だけでなく、例えばリーダライタの機能を設けたテレビジョン装置やオーディオ装置、通信装置、情報端末装置等の種々の電子機器に適用することもできる。さらに、上述の信号伝送処理部53はUWBを使用しているが、信号伝送部54の周波数帯域特性を変更することにより、他の伝送処理方式を使用することもできる。
非接触型記録メディアの構成を示す図である。 電力伝送部の構成を示す図である。 信号伝送部の構成を示す図である。 記録メディア保持装置と非接触型記録メディアの外観を示す図である。 非接触型記録メディアの装填/交換動作を示す図である。 他の構成の記録メディア保持装置の外観を示す図である。 他の構成の記録メディア保持装置の分解斜視図である。 掛止部の構成を示す図である。 非接触型記録メディアの装填動作を示す図である。 非接触型記録メディアの交換動作を示す図である。 撮像装置の外観を示す図である。 撮像装置の構成を示す図である。
符号の説明
10,10a,10b,10c,10d・・・非接触型記録メディア、11,57・・・電力伝送部、12・・・電力供給部、13,54・・・信号伝送部、14,53・・・信号伝送処理部、15・・・メディア制御部、16・・・記憶部、19・・・凹部、20・・・リーダライタ、21・・・電力伝送部、23・・・信号伝送部、25・・・収納部、26・・・制止部、30,30a・・・記録メディア保持装置、31,31a・・・筐体、32・・・挿入口、33・・・排出口、35,36・・・凸部、39,39a,39b・・・押圧部、40・・・掛止部、41・・・第1アーム、42・・・第2アーム、43,44・・・弾性部材、50・・・撮像装置、51・・・撮像レンズ、52・・・撮像部、55・・・電源部、56・・・電力伝送処理部、58・・・制御部、59・・・ユーザインタフェース、60・・・電子ビューファインダ、111,211・・・単線、112,212・・・平面コイル、113,114,213,214・・・絶縁部、115、215・・・金属シート、131,231・・・誘電体基板、132,232・・・接地パターン、133,233・・・信号パターン、134,136,234,236・・・ビア、135,235・・・終端抵抗、311,312,313・・・切り欠き、411・・・第1掛止爪、411p・・・当接面、412,422・・・連結部、413,423・・・軸、415・・・解除ノブ、421・・・第2掛止爪、521・・・撮像素子、522・・・映像信号処理部

Claims (9)

  1. 挿入方向に対して後方側に係合部を設けた非接触型記録メディアが挿入される挿入口と、
    前記挿入口からの前記非接触型記録メディアの挿入に連動して、挿入されていた前記非接触型記録メディアが排出される排出口と、
    前記非接触型記録メディアが予め設定された位置まで挿入されたときに前記非接触型記録メディアの係合部と係合して、挿入された前記非接触型記録メディアを保持する第1の係合部と、
    前記排出口側に設けられて、該排出口から排出される前記非接触型記録メディアの係合部と係合して、該排出される非接触型記録メディアを保持する第2の係合部を有する記録メディア保持装置。
  2. 前記挿入口から挿入された前記非接触型記録メディアによって、挿入されている前記非接触型記録メディアを押し出して前記排出口から排出させるものとし、
    前記第2の係合部は、前記非接触型記録メディアが前記予め設定された位置まで挿入されたときに、前記排出口から押し出された前記非接触型記録メディアの係合部と係合する位置に設け
    求項1記載の記録メディア保持装置。
  3. 前記非接触型記録メディアに対してデータの読み書きを行うリーダライタが設けられている方向に、前記非接触型記録メディアを押圧する押圧部を設け
    求項1記載の記録メディア保持装置。
  4. 前記予め設定された位置は、前記非接触型記録メディアに対してデータの読み書きを行うリーダライタと、データ伝送を少なくとも行うことができる前記非接触型記録メディアの位置とし
    求項1記載の記録メディア保持装置。
  5. 非接触型記録メディアが予め設定された位置まで挿入されたとき、該非接触型記録メディアの前端と後端をそれぞれ掛止する掛止爪が設けられた掛止部と、
    前記掛止爪の位置が前記非接触型記録メディアを掛止する第1の位置となるように、前記掛止部を付勢する付勢部を有し、
    前記掛止爪において、前記非接触型記録メディアの挿入時に該非接触型記録メディアの前端が当接する当接面は、挿入された前記非接触型記録メディアが摺動するように形成し、
    前記非接触型記録メディアが挿入されたときは、該非接触型記録メディアを前記当接面で摺動させることにより、前記付勢部による付勢に反した力を生じさせて、前記掛止爪を前記非接触型記録メディアの掛止が行われない第2の位置に移動させるものとし、
    前記非接触型記録メディアが予め設定された位置まで挿入されたとき、該非接触型記録メディアが摺動する当接面を形成した掛止爪を通過させて、前記付勢部によって前記掛止爪の位置を前記第1の位置に移動させ
    録メディア保持装置。
  6. 前記掛止部は、前記非接触型記録メディアの後端を掛止する掛止爪が一方の端部に設けられて、他方の端部に連結部が設けられている第1アームと、前記非接触型記録メディアの前端を掛止する掛止爪が一方の端部に設けられて、他方の端部に前記第1アームの連結部と連結される連結部が設けられた第2アームを有し、
    連結されている前記第1アームと前記第2アームを、それぞれ揺動可能に支持して、前記第1アームと前記第2アームの掛止爪を前記第1の位置あるいは前記第2の位置に連動して移動可能とす
    求項5記載の記録メディア保持装置。
  7. 前記掛止部には、前記掛止爪を前記第1の位置から前記第2の位置に移動させる操作を行うための解除操作部を設け
    求項5記載の記録メディア保持装置。
  8. 前記非接触型記録メディアを前記当接面で摺動させるとき、前記付勢部による付勢によって、前記非接触型記録メディアが付勢方向に移動しまうことがないように抑止する抑止部を設け
    求項5記載の記録メディア保持装置。
  9. 前記予め設定された位置は、前記非接触型記録メディアに対してデータの読み書きを行うリーダライタと、データ伝送を少なくとも行うことができる前記非接触型記録メディアの位置とし
    求項5記載の記録メディア保持装置。
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