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JP4192518B2 - Method for operating reformer and reformer - Google Patents

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JP4192518B2
JP4192518B2 JP2002212093A JP2002212093A JP4192518B2 JP 4192518 B2 JP4192518 B2 JP 4192518B2 JP 2002212093 A JP2002212093 A JP 2002212093A JP 2002212093 A JP2002212093 A JP 2002212093A JP 4192518 B2 JP4192518 B2 JP 4192518B2
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hydrocarbon
hydrogen
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直樹 伊藤
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耕一 沼田
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佳史 平尾
崇史 山内
修一 久保
哲 山崎
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    • Y02E60/50Fuel cells

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  • Hydrogen, Water And Hydrids (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、炭化水素系燃料から水素リッチな改質ガスを生成する改質器の運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、水素と酸素の電気化学反応によって発電する燃料電池がエネルギ源として注目されている。燃料電池に供給される水素は、例えば、炭化水素系燃料からの改質によって生成される。改質反応としては、水蒸気を酸化剤として用いる水蒸気改質反応、酸素を酸化剤として用いる部分酸化反応などが挙げられる。
【0003】
改質器には、改質反応を促進するための触媒が担持されている。改質を行うと、反応条件によっては、炭化水素系燃料中の炭素が析出し、この触媒を被毒し、反応の効率を低下させることがある。図5は被毒による活性の低下を示すグラフである。転化率とは、改質された燃料の割合である。この例では、約5時間程度の運転で、転化率が約50%にまで低下することが分かる。かかる被毒は、ガソリンを燃料として用いた時に生じやすい。
【0004】
炭素の析出は、低温で生じやすいため、従来、改質器は比較的高温で運転されていた。例えば、ガソリンの改質では、運転温度は、約700℃程度であった。また、被毒された触媒の活性を向上するため、多量の空気を供給し析出炭素を燃焼除去するメンテナンスが定期的に必要であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
改質器の運転温度が高い場合、改質器を用いたシステムを構成する際に、種々のデメリットが生じる。例えば、シフト反応用の反応器、改質ガスから水素を抽出する水素分離膜、燃料電池など、動作温度の低いユニットを改質器の下流に設ける場合には、改質ガスの温度を低下させるための熱交換機を改質器の下流に配置する必要がある。また、高温で動作する改質器をシステムに搭載する際には、改質器周辺の耐熱性を十分に考慮する必要がある。従って、改質器の運転温度は、可能な限り低減することが好ましい。
【0006】
しかし、改質器の運転温度を低下させた場合には、炭素析出による触媒活性低下の問題が生じる。触媒活性は、メンテナンスによりある程度回復させることが可能ではあるが、メンテナンスの間隔が開いた場合には、析出した炭素の分解縮合が進み、非常に除去し難くなることが知られている。また、メンテナンスの間隔が開くほど、被毒された状態での運転期間が長くなるため、改質器の平均的な改質効率は低下する。一方、頻繁なメンテナンスはシステムとしての利便性を大きく損ねることになる。
【0007】
このように従来の改質器では、運転温度の低下と、触媒活性の維持とを両立させることが困難であった。かかる課題は、特にガソリンを改質燃料として用いる場合に顕著であるが、その他の改質反応でも同様の課題が生じ得た。本発明は、これらの課題に鑑み、触媒活性を維持しつつ改質器の運転温度の低下を実現することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
本発明では、炭化水素系燃料から水素リッチガスを生成する改質器を次の方法で運転することにより、上述の目的を達成する。第1の運転方法では、改質器には、炭化水素系燃料および所定の酸化剤を供給して改質反応を行わせるとともに、改質時に改質器内に析出した析出炭素を除去するための除去操作を、改質器の運転中に間欠的に行う。改質器の運転中とは、改質器内で水素リッチガスが生成されている期間、または改質器内に炭化水素系燃料が残留している期間を意味する。間欠的とは、運転中における所定のタイミングで繰り返し行うことを意味し、除去操作を行う期間、および除去操作と除去操作の間隔は必ずしも一定である必要はない。本発明の運転方法によれば、水素リッチガスを生成しながら、析出炭素を除去することができ、触媒の平均活性を向上することができる。除去操作を行っている際、水素リッチガスの生成量は変動しても差し支えない。この結果、炭素析出による極端な弊害を受けることなく、運転温度の低下を図ることも可能となる。
【0009】
析出炭素の除去は、例えば、改質器の運転温度を、析出炭素を除去できる程度に上昇させることにより行うことができる。運転温度の上昇は、改質器に供給される炭化水素系燃料または酸化剤を加熱してもよいし、改質器自体にヒータを設けて加熱してもよい。
【0010】
析出炭素の除去は、酸化剤の分圧を相対的に高めることによって行ってもよい。酸化剤の分圧を高めることにより、改質器内では、析出炭素が一酸化炭素または二酸化炭素に酸化される反応が促進される。
【0011】
本発明は、第2の運転方法として、改質反応に適量の炭化水素系燃料および酸化剤を改質器に供給する工程と、酸化剤の分圧を相対的に高める工程とを、所定の時間密度比で交互に実施するものとしてもよい。時間密度比は、固定である必要はなく、改質ガスの要求生成量、燃料の供給量などに応じて、変動させてもよい。
【0012】
第1の運転方法、第2の運転方法のそれぞれにおいて、酸化剤の分圧を相対的に高めるためには、炭化水素系燃料の供給量を低減するものとしてもよいし、酸化剤の供給量を増加するものとしてもよい。炭化水素系燃料の供給量を低減しつつ、酸化剤の供給量を増加してもよい。酸化剤としては、例えば、水蒸気、酸素、およびアルコールや過酸化水素などの含酸素燃料を単独または組み合わせて用いることができる。供給量の低減には、供給の停止も含まれる。供給量の増加には、新規に供給を開始することも含まれる。
【0013】
本発明の運転方法は、改質器で部分酸化反応のみを行う場合に適用することも可能であるが、水蒸気改質を行う場合に特に有用性が高い。水蒸気改質のみを行うものとしてもよいし、水蒸気改質と部分酸化反応とを併用するものとしてもよい。水蒸気改質は、吸熱反応であるため、本発明の運転方法を適用すれば、析出炭素の除去で生じた発熱を水蒸気改質に有効利用することができる。
【0014】
また、本発明の運転方法を適用する改質器は、酸素貯蔵能力を有する担体に担持された触媒を備えることが好ましい。かかる担体としては、例えば、セリア−ジルコニアが挙げられる。かかる担体は、析出炭素の除去時に供給された酸素を保持し、改質反応時に放出することができる。放出された酸素は、炭素の酸化に寄与するから、改質反応時に炭素の析出を抑制することができる。
【0015】
本発明における炭化水素系燃料は、アルコール、アルデヒドなど種々の燃料を用いることが可能である。本発明は、炭化水素、特に高級炭化水素であるガソリンを用いる場合に、有用性が高い。炭化水素は、炭素を析出しやすいからである。
【0016】
本発明は、上述した運転方法としての構成の他、かかる運転を実現する改質装置として構成することもできる。また、改質器を備えた燃料電池などのシステムとして構成してもよいし、かかるシステムの運転方法として構成してもよい。
【0017】
析出炭素の他、燃料中に含まれる種々の不純物による被毒を抑制するために本発明を適用することができる。例えば、改質反応を行わせるとともに、改質時に改質器内の触媒を被毒した不純物を除去するための除去操作を、改質器の運転中に間欠的に行うよう改質器を運転してもよい。対象となる不純物としては、硫黄化合物、窒素化合物が含まれる。これらの化合物を除去するための操作としては、炭素の場合と同様、酸化剤分圧を高める方法、燃料の分圧を下げる方法、水素分圧を上げて還元除去する方法、改質器の温度を高めて脱離除去する方法などを採ることができる。別の運転方法として、改質反応に適量の炭化水素系燃料および酸化剤を改質器に供給する工程と、酸化剤の分圧を相対的に高める工程とを、所定の時間密度比で交互に実施するものとしてもよい。それぞれの運転方法において、析出炭素の除去で説明したのと同様の種々の特徴的要素を適用することも可能である。
【0018】
【発明の実施の形態】
A.装置構成:
図1は実施例としての改質装置の構成を示す説明図である。燃料電池30に供給される水素ガスを生成する装置としての例を示した。燃料電池30は、水素ガスと空気中の酸素との電気化学反応によって発電する。改質装置で生成される水素ガスは、燃料電池以外の水素消費系に供給するものとしてもよい。
【0019】
改質装置の構成を上流側から順に説明する。改質に用いられる燃料は、噴射器10によって、混合部11に噴射される。本実施例では、ガソリンを燃料とした。燃料は、この他、アルコール、アルデヒドなど種々の炭化水素系燃料を用いることができる。
【0020】
混合部11には、酸化剤としての空気および水蒸気が、加熱部16で加熱された後、供給される。混合部11は、燃料と酸化剤とを混合し、改質器12に送出する。
【0021】
改質器12は、改質反応を行う反応器である。内部には、改質反応を促進するための触媒が担持されている。かかる触媒としては、銅−亜鉛系の卑金属系触媒、白金系の貴金属系触媒などが知られている。本実施例では、触媒を担持する担体として、CeO2、CeO2−ZrO2など酸素貯蔵能力を有する物質を用いた。こうすることで、改質器12の内部に酸素が過剰に存在する時には、担体が酸素を保持することができ、この酸素を水蒸気改質時に放出することで、炭素の析出を抑制することができる。酸素貯蔵能力を有しない物質を担体として用いることも可能である。
【0022】
改質器12の内部では、部分酸化反応と水蒸気改質反応とが行われる。部分酸化反応とは、燃料と空気から水素を生成する発熱反応である。水蒸気改質反応とは、燃料と水蒸気から水素を生成する吸熱反応である。それぞれ、一酸化炭素や二酸化炭素が併せて生成される。本明細書では、改質器12で生成されたガスを改質ガスと称する。改質器12で、部分酸化反応のみ、または水蒸気改質反応のみを行うものとしてもよい。
【0023】
改質ガスは、熱交換機13で冷却された後、シフト反応部14に送出される。シフト反応部14は、一酸化炭素と水蒸気から水素を生成するシフト反応を行うための反応器である。シフト反応部14で生成されたガスは、水素分離部15に送出される。水素分離部15は、水素のみを選択的に透過する水素分離膜を備えている。水素分離部15で分離された水素は、燃料電池30に供給され、その他のガスは、排気される。図示した構成は、例示に過ぎず、シフト反応部14、水素分離部15を省略した構成を採ることも可能である。
【0024】
改質装置の運転は、制御部20によって制御される。制御部20は、内部にCPU、RAM、ROM等を備えたマイクロコンピュータとして構成されており、ROMに記録されたソフトウェアに従って、改質装置の運転を制御する。この制御を実現するために、制御部20には、種々の信号が入出力されるが、ここでは本実施例における制御に関連する部分のみを図示した。制御部20の制御対象としては、噴射器10、バルブ22、23が含まれ、それぞれ改質器12に供給される燃料、酸化剤、およびシフト反応部14に供給される水蒸気の量を制御する。また、制御部20は、加熱部16を制御することにより、改質器12に供給される酸化剤の温度を調整することもできる。
【0025】
B.運転制御:
図2は運転制御処理のフローチャートである。制御部20が所定のタイミングで繰り返し実行する処理である。
【0026】
制御部20は、まず要求水素量を入力する(ステップS10)。要求水素量は、燃料電池30に要求される発電量をパラメータとして入力してもよい。制御部20は、この要求水素量に基づいて、燃料および酸化剤の供給量を設定する(ステップS12)。例えば、要求水素量とこれらの設定量とを予め対応づけたマップを利用して設定する方法を採ることができる。
【0027】
燃料、酸化剤の供給量は、要求水素量以外のパラメータを考慮してもよい。かかるパラメータとしては、例えば、改質器12の温度が挙げられる。改質器12の温度が低く未暖機と判断される場合には、水蒸気の供給を停止するか供給量を低減し、発熱反応である部分酸化反応を主として行うようにしてもよい。
【0028】
燃料等の供給量を設定すると、制御部20は、除去操作の実行周期を設定する(ステップS14)。除去操作とは、改質中に触媒を被毒した析出炭素を除去するための操作である。本実施例では、酸化剤の分圧を周期的に増大させることにより、析出炭素を酸化除去するものとした。
【0029】
図中に、除去操作の実行周期の設定方法を例示した。燃料の供給を行う期間t1と、燃料の供給を停止する期間t2とを設定することにより、実行周期が設定される。期間t2では、酸化剤のみが供給されるため、酸化剤分圧が増大し、析出炭素の除去が行われることになる。期間t1と期間t2との時間密度(以下、デューティと称する)は、改質器12に供給される平均の燃料量に影響を与えるため、ステップS12で設定された供給量に応じて定まる。デューティを維持したまま、周期Tを変更することにより、期間t2における除去操作が行われる周期が併せて変更される。
【0030】
除去操作の実行周期は、種々のパラメータに応じて設定可能である。例えば、改質器12の温度、改質器12での水素の生成効率をパラメータとすることができる。後者は、改質器12に供給された燃料と、改質器12で生成される水素量との比などに基づいて設定することができる。除去操作は、後述する通り、改質器12の平均的な活性を向上する作用を有している。上述のパラメータと除去操作の実行周期との関係を実験または解析に基づいて予めマップ等の形で用意しておくことにより、平均的な活性を向上可能な実行周期を設定することができる。
【0031】
実行周期は、必ずしもこれらのパラメータに応じて設定する必要はなく、予め固定としてもよい。また、本実施例では、燃料、酸化剤の供給量を設定した後(ステップS12)、実行周期を設定する(ステップS14)ものとしたが、上述のパラメータを考慮して、実行周期およびデューティを併せて設定する方法を採ることもできる。周期Tを十分短く設定することにより、除去操作時に発生した熱を、水蒸気改質に有効活用することができる利点も生じる。
【0032】
以上の処理により設定された種々の制御量に従って、制御部20は改質装置の運転を制御する(ステップS16)。この結果、改質装置は、燃料を供給して改質反応を主として行う期間と、析出炭素を除去する除去操作が主として行われる期間とが交互に表れる状態で運転される。
【0033】
C.除去操作による効果:
図3は除去操作による触媒活性の向上効果を示す説明図である。転化率の時間変化を示した。実線が、本実施例による運転制御処理を適用した場合、即ち析出炭素の除去操作を施した場合を示している。破線は比較例として除去操作を施さない場合を示しており、図5に示した曲線を模式的に示したものである。この場合、平均の転化率E2は、低い値となる。
【0034】
本実施例の運転方法によれば、析出炭素によって転化率が若干、低下した頃に、除去操作が行われ、触媒活性が回復する。従って、図示する通り、転化率は、ほぼ周期Tでのこぎり刃状に変化する。図中に除去操作の実行周期との関係を示した。転化率が低下している期間が、燃料供給の期間t1に概ね相当する。転化率が回復する期間が、除去操作の期間t2に概ね相当する。このように転化率が比較的高い状態で、除去操作を繰り返し実行することにより、平均の転化率E1を高い値に維持することができる。
【0035】
図4は本実施例における改質効率を示すグラフである。除去操作の周期を変えた場合の改質効率を計測した実験結果である。縦軸は、未反応の燃料濃度である。値が小さいほど、転化率が高いことを意味する。横軸は、図2に示した実行周期Tである。
【0036】
実験は、混合気350℃、酸素と炭素との比(O/C)が0.5の運転条件下で行った。実線は、水蒸気と炭素との比(S/C)が2.0の条件に対する結果である。破線は、水蒸気と炭素との比(S/C)が1.5の条件に対する結果である。
【0037】
実験結果によれば、周期T=0、即ち除去操作を行わず連続的に改質反応を行わせた場合に比較して、領域A、即ち一定周期で除去操作を行った場合には、未反応の燃料濃度が極端に低減していることが分かる。これは、除去操作によって触媒の活性が向上していることを意味する。かかる効果が領域A、即ち周期Tが約400ms以上の範囲で表れたのは、実験に用いた噴射器10の応答性に依存する。つまり、領域Aよりも短周期での除去操作が指定された場合には、噴射器10の応答性が制御信号に追随できず、実質的に連続運転に近い状態になっているからである。
【0038】
次に、実線と破線とを比較すると、周期Tが約600ms以上の範囲では、未反応の燃料濃度がほぼ同等の値となっていることが分かる。これは、改質反応に供給する水蒸気の量を低減しても、十分な量の水素が生成可能であることを意味する。
【0039】
また、この実験は、混合気350℃の条件下で行われたものである。これは、従来、ガソリン改質が行われていた温度、約700℃に比較すると非常に低い。実験結果によれば、本発明の制御により、かかる低温下でも反応の効率を十分に高めることができることが分かる。
【0040】
以上で説明した通り、本実施例の運転方法によれば、析出炭素により触媒活性の低下を抑制し、改質効率を向上することができる。
【0041】
D.変形例:
本発明は、上記実施例に限定されず、以下に例示する種々の変形例を採ることができる。
【0042】
実施例では、燃料の供給を停止することで、酸化剤の分圧増加を図った(図2)。これに対し、除去操作では、燃料の供給は維持したまま、酸化剤の供給量を増大させてもよい。例えば、空気の供給量のみを増加させてもよいし、水蒸気のみを増加させてもよい。また、酸化剤としても作用し得るアルコール、過酸化水素などの含酸素燃料を改質器12に新たに供給することによって、酸化剤分圧を高めてもよい。
【0043】
除去操作は、酸化剤の分圧増加に代えて、改質器12を温度上昇させてもよい。温度上昇させることで、析出炭素を燃焼除去することができる。温度上昇は、改質器12を直接加熱してもよいし、加熱部16による酸化剤の加熱量を増大させてもよい。
【0044】
実施例で例示した除去操作も含め、上述の種々の除去操作を組み合わせて用いたり、改質器12の温度、水素生成効率などのパラメータに基づいて使い分けたりしてもよい。
【0045】
除去操作の除去対象は、析出炭素に限らず、燃料に含まれる種々の不純物であってもよい。例えば、硫黄化合物、窒素化合物などが対象として挙げられる。例えば、実施例と同様、燃料の供給を停止して、酸化剤分圧を上昇させることにより除去するものとしてもよいし、上述した種々の変形例の方法を適用してもよい。更に、水素分圧を増加させてこれらの不純物を還元除去する方法を採ってもよい。
【0046】
以上、本発明の種々の実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採ることができることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例としての改質装置の構成を示す説明図である。
【図2】運転制御処理のフローチャートである。
【図3】除去操作による触媒活性の向上効果を示す説明図である。
【図4】本実施例における改質効率を示すグラフである。
【図5】被毒による活性の低下を示すグラフである。
【符号の説明】
10…噴射器
11…混合部
12…改質器
13…熱交換機
14…シフト反応部
15…水素分離部
16…加熱部
20…制御部
22、23…バルブ
30…燃料電池
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for operating a reformer that generates hydrogen-rich reformed gas from a hydrocarbon-based fuel.
[0002]
[Prior art]
In recent years, fuel cells that generate electricity by electrochemical reaction between hydrogen and oxygen have attracted attention as energy sources. Hydrogen supplied to the fuel cell is generated, for example, by reforming from a hydrocarbon fuel. Examples of the reforming reaction include a steam reforming reaction using steam as an oxidizing agent, and a partial oxidation reaction using oxygen as an oxidizing agent.
[0003]
A catalyst for promoting the reforming reaction is supported on the reformer. When reforming is performed, depending on the reaction conditions, carbon in the hydrocarbon-based fuel may precipitate, poisoning the catalyst, and reducing the efficiency of the reaction. FIG. 5 is a graph showing a decrease in activity due to poisoning. The conversion rate is the ratio of the reformed fuel. In this example, it can be seen that the conversion is reduced to about 50% after about 5 hours of operation. Such poisoning is likely to occur when gasoline is used as fuel.
[0004]
Since carbon deposition is likely to occur at a low temperature, the reformer has been conventionally operated at a relatively high temperature. For example, in the reforming of gasoline, the operating temperature was about 700 ° C. Further, in order to improve the activity of the poisoned catalyst, maintenance for supplying a large amount of air and burning and removing the deposited carbon is periodically required.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
When the operating temperature of the reformer is high, various disadvantages occur when configuring a system using the reformer. For example, when a unit having a low operating temperature is provided downstream of the reformer, such as a shift reaction reactor, a hydrogen separation membrane for extracting hydrogen from the reformed gas, or a fuel cell, the temperature of the reformed gas is lowered. Therefore, it is necessary to arrange a heat exchanger for the downstream of the reformer. In addition, when a reformer operating at a high temperature is installed in the system, it is necessary to sufficiently consider the heat resistance around the reformer. Therefore, it is preferable to reduce the operating temperature of the reformer as much as possible.
[0006]
However, when the operating temperature of the reformer is lowered, there arises a problem of a decrease in catalyst activity due to carbon deposition. Although the catalytic activity can be recovered to some extent by maintenance, it is known that when the maintenance interval is widened, the decomposition condensation of the deposited carbon proceeds and it becomes very difficult to remove. In addition, the longer the maintenance interval, the longer the operation period in the poisoned state, so the average reforming efficiency of the reformer decreases. On the other hand, frequent maintenance greatly impairs the convenience of the system.
[0007]
As described above, in the conventional reformer, it is difficult to achieve both reduction in operating temperature and maintenance of catalyst activity. Such a problem is particularly noticeable when gasoline is used as a reformed fuel, but the same problem may occur in other reforming reactions. In view of these problems, an object of the present invention is to realize a reduction in the operating temperature of a reformer while maintaining catalytic activity.
[0008]
[Means for solving the problems and their functions and effects]
In the present invention, the above-mentioned object is achieved by operating a reformer that generates a hydrogen-rich gas from a hydrocarbon-based fuel by the following method. In the first operation method, the reformer is supplied with a hydrocarbon-based fuel and a predetermined oxidant to perform a reforming reaction, and to remove precipitated carbon deposited in the reformer during reforming. Is removed intermittently during the operation of the reformer. The operation of the reformer means a period in which hydrogen-rich gas is generated in the reformer or a period in which hydrocarbon fuel remains in the reformer. The term “intermittent” means that it is repeatedly performed at a predetermined timing during operation, and the period during which the removal operation is performed and the interval between the removal operation and the removal operation are not necessarily constant. According to the operation method of the present invention, it is possible to remove precipitated carbon while generating a hydrogen-rich gas, and to improve the average activity of the catalyst. During the removal operation, the production amount of the hydrogen rich gas may be changed. As a result, it is possible to lower the operating temperature without suffering an extreme adverse effect due to carbon deposition.
[0009]
The removal of the precipitated carbon can be performed, for example, by raising the operation temperature of the reformer to such an extent that the precipitated carbon can be removed. To raise the operating temperature, the hydrocarbon-based fuel or oxidant supplied to the reformer may be heated, or the reformer itself may be provided with a heater.
[0010]
The removal of the precipitated carbon may be performed by relatively increasing the partial pressure of the oxidizing agent. By increasing the partial pressure of the oxidant, the reaction in which the precipitated carbon is oxidized to carbon monoxide or carbon dioxide is promoted in the reformer.
[0011]
As a second operation method, the present invention includes a step of supplying an appropriate amount of hydrocarbon fuel and oxidant to the reformer for a reforming reaction, and a step of relatively increasing the partial pressure of the oxidant. It is good also as what implements alternately by a time density ratio. The time density ratio does not need to be fixed, and may be varied according to the required reformed gas production amount, the fuel supply amount, and the like.
[0012]
In each of the first operation method and the second operation method, in order to relatively increase the partial pressure of the oxidant, the supply amount of the hydrocarbon-based fuel may be reduced, or the supply amount of the oxidant. May be increased. The supply amount of the oxidant may be increased while reducing the supply amount of the hydrocarbon fuel. As the oxidizing agent, for example, water vapor, oxygen, and oxygen-containing fuels such as alcohol and hydrogen peroxide can be used alone or in combination. The reduction of the supply amount includes stopping the supply. The increase in the supply amount includes starting a new supply.
[0013]
The operation method of the present invention can be applied when only the partial oxidation reaction is performed in the reformer, but is particularly useful when performing steam reforming. Only steam reforming may be performed, or steam reforming and partial oxidation reaction may be used in combination. Since steam reforming is an endothermic reaction, if the operation method of the present invention is applied, the heat generated by removing the precipitated carbon can be effectively used for steam reforming.
[0014]
Moreover, it is preferable that the reformer to which the operation method of the present invention is applied includes a catalyst supported on a carrier having oxygen storage capacity. An example of such a carrier is ceria-zirconia. Such a carrier retains the oxygen supplied during the removal of the deposited carbon and can be released during the reforming reaction. Since the released oxygen contributes to the oxidation of carbon, the precipitation of carbon can be suppressed during the reforming reaction.
[0015]
As the hydrocarbon fuel in the present invention, various fuels such as alcohol and aldehyde can be used. The present invention is highly useful when using gasoline, particularly gasoline, which is a higher hydrocarbon. This is because hydrocarbons easily deposit carbon.
[0016]
The present invention can be configured as a reformer that realizes such an operation in addition to the above-described configuration as the operation method. Moreover, you may comprise as systems, such as a fuel cell provided with the reformer, and you may comprise as an operating method of this system.
[0017]
The present invention can be applied to suppress poisoning caused by various impurities contained in the fuel in addition to the precipitated carbon. For example, while performing the reforming reaction, the reformer is operated so that the removal operation for removing impurities poisoning the catalyst in the reformer during the reforming is intermittently performed during the operation of the reformer. May be. The target impurities include sulfur compounds and nitrogen compounds. As in the case of carbon, operations for removing these compounds include a method of increasing the oxidant partial pressure, a method of reducing the partial pressure of fuel, a method of reducing and removing by increasing the hydrogen partial pressure, and the temperature of the reformer. It is possible to adopt a method of increasing and desorbing and removing. As another operation method, a step of supplying an appropriate amount of hydrocarbon fuel and oxidant to the reformer for the reforming reaction and a step of relatively increasing the partial pressure of the oxidant are alternately performed at a predetermined time density ratio. It is good also as what is implemented. In each operation method, various characteristic elements similar to those described in the removal of precipitated carbon can be applied.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A. Device configuration:
FIG. 1 is an explanatory view showing a configuration of a reforming apparatus as an embodiment. The example as an apparatus which produces | generates the hydrogen gas supplied to the fuel cell 30 was shown. The fuel cell 30 generates power by an electrochemical reaction between hydrogen gas and oxygen in the air. The hydrogen gas generated by the reformer may be supplied to a hydrogen consumption system other than the fuel cell.
[0019]
The configuration of the reformer will be described in order from the upstream side. The fuel used for reforming is injected into the mixing unit 11 by the injector 10. In this example, gasoline was used as fuel. In addition to these, various hydrocarbon fuels such as alcohol and aldehyde can be used.
[0020]
Air and water vapor as an oxidizing agent are supplied to the mixing unit 11 after being heated by the heating unit 16. The mixing unit 11 mixes the fuel and the oxidant and sends them to the reformer 12.
[0021]
The reformer 12 is a reactor that performs a reforming reaction. A catalyst for promoting the reforming reaction is supported inside. As such a catalyst, a copper-zinc base metal catalyst, a platinum noble metal catalyst, and the like are known. In this example, a material having an oxygen storage capacity such as CeO 2 or CeO 2 —ZrO 2 was used as a carrier for supporting the catalyst. By doing so, the carrier can hold oxygen when oxygen is excessively present in the reformer 12, and the release of this oxygen during steam reforming can suppress the precipitation of carbon. it can. It is also possible to use a substance having no oxygen storage capacity as a carrier.
[0022]
Inside the reformer 12, a partial oxidation reaction and a steam reforming reaction are performed. The partial oxidation reaction is an exothermic reaction that generates hydrogen from fuel and air. The steam reforming reaction is an endothermic reaction that generates hydrogen from fuel and steam. In each case, carbon monoxide and carbon dioxide are also produced. In the present specification, the gas generated by the reformer 12 is referred to as a reformed gas. The reformer 12 may perform only a partial oxidation reaction or only a steam reforming reaction.
[0023]
The reformed gas is cooled by the heat exchanger 13 and then sent to the shift reaction unit 14. The shift reaction unit 14 is a reactor for performing a shift reaction that generates hydrogen from carbon monoxide and water vapor. The gas generated in the shift reaction unit 14 is sent to the hydrogen separation unit 15. The hydrogen separation unit 15 includes a hydrogen separation membrane that selectively permeates only hydrogen. The hydrogen separated by the hydrogen separation unit 15 is supplied to the fuel cell 30, and the other gases are exhausted. The illustrated configuration is merely an example, and a configuration in which the shift reaction unit 14 and the hydrogen separation unit 15 are omitted may be employed.
[0024]
The operation of the reformer is controlled by the control unit 20. The control unit 20 is configured as a microcomputer having a CPU, RAM, ROM, and the like inside, and controls the operation of the reformer according to software recorded in the ROM. In order to realize this control, various signals are inputted to and outputted from the control unit 20, but only the part related to the control in this embodiment is shown here. Control targets of the control unit 20 include an injector 10 and valves 22 and 23, which control the amount of fuel and oxidant supplied to the reformer 12, and the amount of water vapor supplied to the shift reaction unit 14, respectively. . Further, the control unit 20 can adjust the temperature of the oxidant supplied to the reformer 12 by controlling the heating unit 16.
[0025]
B. Operation control:
FIG. 2 is a flowchart of the operation control process. This process is repeatedly executed by the control unit 20 at a predetermined timing.
[0026]
The control unit 20 first inputs the required hydrogen amount (step S10). The required hydrogen amount may be input as a parameter for the amount of power generation required for the fuel cell 30. The control unit 20 sets the supply amounts of the fuel and the oxidant based on the required hydrogen amount (step S12). For example, a method of setting using a map in which the required hydrogen amount and these set amounts are associated in advance can be employed.
[0027]
Parameters other than the required hydrogen amount may be considered for the supply amount of fuel and oxidant. An example of such a parameter is the temperature of the reformer 12. When the temperature of the reformer 12 is low and it is determined that the reformer 12 is not warmed up, the supply of water vapor may be stopped or the supply amount may be reduced, and the partial oxidation reaction that is an exothermic reaction may be mainly performed.
[0028]
When the supply amount of fuel or the like is set, the control unit 20 sets the execution cycle of the removal operation (step S14). The removal operation is an operation for removing the deposited carbon that has poisoned the catalyst during the reforming. In this example, the deposited carbon was oxidized and removed by periodically increasing the partial pressure of the oxidizing agent.
[0029]
In the figure, the method for setting the execution cycle of the removal operation is illustrated. The execution cycle is set by setting a period t1 during which the fuel is supplied and a period t2 during which the fuel supply is stopped. In the period t2, since only the oxidant is supplied, the partial pressure of the oxidant increases, and the precipitated carbon is removed. The time density (hereinafter referred to as duty) between the period t1 and the period t2 affects the average fuel amount supplied to the reformer 12, and is determined according to the supply amount set in step S12. By changing the cycle T while maintaining the duty, the cycle in which the removal operation in the period t2 is performed is also changed.
[0030]
The execution period of the removal operation can be set according to various parameters. For example, the temperature of the reformer 12 and the hydrogen generation efficiency in the reformer 12 can be used as parameters. The latter can be set based on the ratio of the fuel supplied to the reformer 12 and the amount of hydrogen produced by the reformer 12. The removal operation has an effect of improving the average activity of the reformer 12, as will be described later. By preparing the relationship between the above parameters and the execution cycle of the removal operation in the form of a map or the like in advance based on experiments or analysis, it is possible to set an execution cycle that can improve average activity.
[0031]
The execution period does not necessarily need to be set according to these parameters, and may be fixed in advance. In this embodiment, after setting the supply amounts of fuel and oxidant (step S12), the execution cycle is set (step S14). However, the execution cycle and the duty are set in consideration of the above parameters. It is also possible to adopt a setting method. By setting the period T sufficiently short, there is an advantage that the heat generated during the removal operation can be effectively used for steam reforming.
[0032]
The control unit 20 controls the operation of the reformer according to various control amounts set by the above processing (step S16). As a result, the reformer is operated in a state in which a period in which the reforming reaction is mainly performed by supplying fuel and a period in which the removal operation for removing the deposited carbon is mainly performed appear alternately.
[0033]
C. Effect of removal operation:
FIG. 3 is an explanatory view showing the effect of improving the catalyst activity by the removing operation. The time change of conversion was shown. The solid line shows the case where the operation control process according to the present embodiment is applied, that is, the case where the deposited carbon is removed. The broken line shows the case where the removal operation is not performed as a comparative example, and schematically shows the curve shown in FIG. In this case, the average conversion rate E2 is a low value.
[0034]
According to the operation method of the present example, the removal operation is performed when the conversion rate is slightly lowered by the deposited carbon, and the catalytic activity is recovered. Therefore, as shown in the figure, the conversion rate changes in a sawtooth shape with a period T. The relationship with the execution cycle of the removal operation is shown in the figure. The period during which the conversion rate is reduced generally corresponds to the fuel supply period t1. The period during which the conversion rate recovers generally corresponds to the removal operation period t2. Thus, the average conversion rate E1 can be maintained at a high value by repeatedly performing the removing operation in a state where the conversion rate is relatively high.
[0035]
FIG. 4 is a graph showing the reforming efficiency in this example. It is the experimental result which measured the reforming efficiency at the time of changing the period of removal operation. The vertical axis represents the unreacted fuel concentration. A smaller value means higher conversion. The horizontal axis is the execution cycle T shown in FIG.
[0036]
The experiment was performed under operating conditions where the mixture was 350 ° C. and the ratio of oxygen to carbon (O / C) was 0.5. The solid line is the result for the condition where the ratio of water vapor to carbon (S / C) is 2.0. The broken line is the result for the condition where the ratio of water vapor to carbon (S / C) is 1.5.
[0037]
According to the experimental results, the period T = 0, that is, the removal operation is not performed and the reforming reaction is continuously performed. It can be seen that the fuel concentration of the reaction is extremely reduced. This means that the activity of the catalyst is improved by the removal operation. The fact that such an effect appears in the region A, that is, in the range where the period T is about 400 ms or more depends on the response of the injector 10 used in the experiment. That is, when the removal operation with a shorter period than that of the region A is designated, the responsiveness of the injector 10 cannot follow the control signal and is substantially in a state of continuous operation.
[0038]
Next, when comparing the solid line and the broken line, it can be seen that the unreacted fuel concentration is substantially the same in the range where the period T is about 600 ms or more. This means that a sufficient amount of hydrogen can be generated even if the amount of steam supplied to the reforming reaction is reduced.
[0039]
This experiment was conducted under the condition of an air-fuel mixture at 350 ° C. This is very low compared to a temperature at which gasoline reforming has been conventionally performed, which is about 700 ° C. According to the experimental results, it can be seen that the efficiency of the reaction can be sufficiently increased even under such a low temperature by the control of the present invention.
[0040]
As described above, according to the operation method of the present embodiment, it is possible to suppress the decrease in the catalyst activity by the precipitated carbon and improve the reforming efficiency.
[0041]
D. Variation:
The present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications illustrated below can be adopted.
[0042]
In the example, the partial pressure of the oxidant was increased by stopping the fuel supply (FIG. 2). On the other hand, in the removal operation, the supply amount of the oxidant may be increased while the fuel supply is maintained. For example, only the supply amount of air may be increased, or only water vapor may be increased. Further, the partial pressure of the oxidant may be increased by newly supplying an oxygen-containing fuel such as alcohol or hydrogen peroxide that can also act as an oxidant to the reformer 12.
[0043]
In the removing operation, the temperature of the reformer 12 may be increased instead of increasing the partial pressure of the oxidizing agent. By increasing the temperature, the deposited carbon can be removed by combustion. The temperature increase may directly heat the reformer 12 or may increase the amount of oxidant heated by the heating unit 16.
[0044]
The above-described various removal operations including the removal operation exemplified in the embodiments may be used in combination, or may be used properly based on parameters such as the temperature of the reformer 12 and the hydrogen generation efficiency.
[0045]
The removal target of the removal operation is not limited to the precipitated carbon, but may be various impurities contained in the fuel. For example, a sulfur compound, a nitrogen compound, etc. are mentioned as object. For example, as in the embodiment, the fuel supply may be stopped and the oxidant partial pressure may be increased to remove the fuel, or the various modified methods described above may be applied. Furthermore, a method of reducing and removing these impurities by increasing the hydrogen partial pressure may be employed.
[0046]
As mentioned above, although the various Example of this invention was described, it cannot be overemphasized that this invention is not limited to these Examples, and can take a various structure in the range which does not deviate from the meaning.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram showing a configuration of a reforming apparatus as an embodiment.
FIG. 2 is a flowchart of an operation control process.
FIG. 3 is an explanatory diagram showing an improvement effect of catalyst activity by a removing operation.
FIG. 4 is a graph showing the reforming efficiency in this example.
FIG. 5 is a graph showing a decrease in activity due to poisoning.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 ... Injector 11 ... Mixing part 12 ... Reformer 13 ... Heat exchanger 14 ... Shift reaction part 15 ... Hydrogen separation part 16 ... Heating part 20 ... Control part 22, 23 ... Valve 30 ... Fuel cell

Claims (2)

炭化水素系燃料から水素リッチガスを生成する改質器の運転方法であって、
前記改質器に、前記炭化水素系燃料と、水蒸気および酸素を含む酸化剤と、を所定の供給量で供給して、部分酸化反応と水蒸気改質反応を行う第1の工程と、
前記改質器に、前記第1の工程と比して、前記酸化剤の供給量を前記炭化水素系燃料の供給量より相対的に高めることにより、前記改質器内に析出した析出炭素を酸化して除去するための除去操作を行う第2の工程と、
を備え、
前記改質器は、酸素貯蔵能力を有する担体に担持された触媒を備え、
前記水蒸気改質反応中に前記担体に貯蔵された酸素が放出されるように構成された運転方法。
A method of operating a reformer that generates a hydrogen-rich gas from a hydrocarbon-based fuel,
A first step of performing a partial oxidation reaction and a steam reforming reaction by supplying the reformer with the hydrocarbon fuel and an oxidizing agent containing steam and oxygen at a predetermined supply amount;
In the reformer, compared with the first step, the amount of the oxidant supplied is relatively higher than the amount of the hydrocarbon-based fuel, so that the precipitated carbon deposited in the reformer is reduced. A second step of performing a removal operation to oxidize and remove;
With
The reformer comprises a catalyst supported on a carrier having oxygen storage capacity,
An operation method configured to release oxygen stored in the carrier during the steam reforming reaction.
炭化水素系燃料から水素リッチガスを生成する改質装置であって、
酸素貯蔵能力を有する担体に担持された触媒を有し、改質反応を行うための改質器と、
前記改質器に、前記炭化水素系燃料と、水蒸気および酸素を含む酸化剤と、を供給する供給部と、
前記供給部に対して、前記炭化水素系燃料および前記酸化剤を所定の供給量で供給させて部分酸化反応と水蒸気改質反応を行う改質制御と、前記改質制御と比して、前記酸化剤の供給量を前記炭化水素系燃料の供給量より相対的に高めさせて前記改質器内に析出した析出炭素を酸化して除去する除去制御と、を実行する制御部と、
を備え、
前記水蒸気改質反応中に前記担体に貯蔵された酸素が放出されるように構成された、改質装置。
A reformer that generates a hydrogen-rich gas from a hydrocarbon-based fuel,
A reformer having a catalyst supported on a carrier having oxygen storage capacity and performing a reforming reaction;
A supply unit that supplies the reformer with the hydrocarbon fuel and an oxidant containing water vapor and oxygen;
Compared with the reforming control, the reforming control for performing the partial oxidation reaction and the steam reforming reaction by supplying the hydrocarbon fuel and the oxidant at a predetermined supply amount to the supply unit, A control unit that executes a removal control for oxidizing and removing the deposited carbon deposited in the reformer by making the supply amount of the oxidant relatively higher than the supply amount of the hydrocarbon fuel, and
With
A reformer configured to release oxygen stored in the carrier during the steam reforming reaction.
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