JP4192456B2 - Thin film forming method, thin film structure manufacturing apparatus, semiconductor device manufacturing method, and electro-optical device manufacturing method using the same - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェット法を用いて基板上に薄膜を形成する方法、ならびにこれを用いた薄膜構造体の製造方法、半導体装置の製造方法、および電気光学装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、薄膜を形成する際の塗布法として知られているスピンコート法は、塗布液を基板上に滴下した後に基板を回転させることにより、遠心力を利用して薄膜を形成する方法である。このスピンコート法は、例えばフォトリソグラフィ工程に用いられるフォトレジスト層の形成など、基板全面に薄膜を形成する方法として広く用いられている。
【0003】
ところで、上記スピンコート法は、供給された塗布液の大半が飛散してしまうため、多くの塗布液を供給する必要があると共に塗布液の無駄が多く、生産コストが高くなる不都合があった。また、基板を回転させるため、遠心力により塗布液が内側から外側へと流動し、外周領域の膜厚が内側よりも厚くなる傾向があり、膜厚が不均一になるという不都合があった。これらの対策のため、近年では、インクジェット装置を用いてフォトレジスト等の塗布液を塗布する方法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
インクジェット装置を用いて塗布する方法は、塗膜を形成しようとする領域にのみ塗布液を吐出する方法であるので、スピンコート法に比べて塗布液の無駄が少ないが、例えば図8(a)に示すように塗布液を均一に塗布しても、この塗膜91が自然乾燥または強制乾燥により乾燥する過程で、図8(b)に示すようにエッジ部90に大きな盛り上がりが生じてしまうので、面内における均一性が不十分になり易いという問題があった。これは塗膜91のエッジ部90は、それよりも内側の領域に比べて表面積が大きいので、表面張力により内側に縮まろうとする力がより強く働くため、また外周部からの溶媒気化が速いので、濃度分布が生じ溶質が外側に移動する作用が働くためと考えられる。また、塗膜91の輪郭に滲みが生じ易いという問題もあった。
【0005】
本発明は前述の課題に鑑みてなされたもので、塗布液の無駄を低減させて生産コストの削減を図るとともに、薄膜の面内均一性の向上および薄膜の輪郭の鮮明性の向上を実現することができる薄膜形成方法、ならびに薄膜構造体の製造方法、半導体装置の製造方法、および電気光学装置の製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するために以下の構成を採用した。すなわち、本発明の薄膜形成方法は、基板上に塗布液を塗布して薄膜を形成する方法であって、前記基板上の前記薄膜を形成する領域の輪郭部上に、インクジェット法により第1の塗布液を吐出して土手部を形成する工程と、前記土手部で囲まれた池部(凹部)内に、前記第1の塗布液と略同一組成の膜構成成分を含有する第2の塗布液を、インクジェット法により吐出する工程を有することを特徴とする。
【0007】
本発明の薄膜形成方法は、インクジェット法を用いるので、所定の部位に所定の塗布量で塗布液を塗布することができる。したがって、スピンコート法に比べて塗布液の無駄が格段に少なく、生産コストの削減を実現することができる。
また、インクジェット法は、塗布領域や塗布順序を自在に設定することができるので、まず薄膜が形成される領域の輪郭部上にのみ第1の塗布液を吐出して土手部を形成し、その後、該土手部の内側の池部に第2の塗布液を吐出して塗膜を形成することが可能である。
第1の塗布液と第2の塗布液とは略同一組成の膜構成成分を含有しているので、第1の塗布液からなる土手部と第2の塗布液からなる池部内の塗膜とは、容易に一体化し、全体として境界の無い均一な塗膜が形成される。
【0008】
前記土手部は塗布領域の輪郭部上にのみ設けられるので、その幅は比較的小さく、したがって土手部におけるエッジ部とその他の部分とでの表面張力の差は小さく抑えられる。このため、乾燥過程において、土手部のエッジ部とその他の部分とで膜厚の差が生じ難く、高さ(膜厚)の均一性が良好な土手部が得られる。
また、第1の塗布液からなる土手部は、第2の塗布液が塗布されるまでの間に経時変化を生じ、第2の塗布液が塗布されたときには半硬化状態または硬化状態となっている。したがって、第1の塗布液からなる土手部と第2の塗布液からなる池部内の塗膜とで構成される薄膜全体のエッジ部となる土手部は、池部内の塗膜が乾燥、硬化する間も高さ(膜厚)の均一性が良好な状態が保たれる。また池部内の塗膜は表面状態がほぼ均一であるので、表面張力の差が生じ難い。したがって、池部内の塗膜が乾燥する過程で、部分的に塗膜が盛り上がるのが防止され、全体として面内均一性に優れた薄膜が得られる。
【0009】
本発明の薄膜形成方法において、前記第2の塗布液の粘度が前記第1の塗布液の粘度以下であることが好ましい。
本発明の薄膜形成方法においては、土手部を形成する第1の塗布液の粘度が高い方が、線幅が狭く、したがって膜厚の不均一性が生じ難い土手部を形成することができる。また、土手部の高さを高く形成するうえでも好ましい。また第1の塗布液における溶剤の含有量が少なくて粘度が高い方が、より短時間で土手部が半硬化状態または硬化状態となるので好ましい。
第2の塗布液は第1の塗布液と同等の粘度でもよいが、土手部に比べて広面積の池部に塗布されるので、粘度が低い方が塗布された面に沿って広がり易く、塗膜の均一性を向上させるうえで好ましい。また低粘度である方が、インクジェット装置における吐出不良も生じにくい。
【0010】
本発明の薄膜形成方法において、前記第1の塗布液を吐出する前および/または前記第2の塗布液を吐出する前に、該塗布液が吐出される被吐出面に対して、表面改質処理を行うことが好ましい。
被吐出面に対して表面改質処理を行って濡れ性を変化させることにより、被吐出面に対する塗布液の接触角を制御することができるので、塗膜の形状、膜厚、面内均一性等の制御が可能となり、塗膜の輪郭をより鮮明にすることができる。
【0011】
本発明の薄膜形成方法において、前記第1の塗布液を吐出する前に、該第1の塗布液が吐出される被吐出面に対して、濡れ性を低下させる第1の表面改質処理を行うことが好ましい。
かかる構成によれば、被吐出面に対する第1の塗布液の接触角が大きくなって、吐出された第1の塗布液が被吐出面に沿って広がり難くなる。したがって、幅が狭い土手部を形成することができ、土手部の輪郭が鮮明になり滲みが防止される。また、土手部の高さを高く形成するうえでも好ましい。さらに、土手部の外壁の立ち上がりが急峻になり、エッジ部においても高さの均一性が良好になる。
【0012】
また本発明の薄膜形成方法において、前記第2の塗布液を吐出する前に、該第2の塗布液が吐出される被吐出面に対して、濡れ性を向上させる第2の表面改質処理を行うことが好ましい。
かかる構成によれば、被吐出面に対する第2の塗布液の接触角が小さくなって、吐出された第2の塗布液が被吐出面に沿って広がり易くなるので、これにより第2の塗布液からなる池部内の塗膜の面内均一性を向上させることができる。
【0013】
本発明の薄膜形成方法において、前記土手部の線幅が500μm以下であることが好ましい。
土手部の線幅が500μm以下であれば、土手部におけるエッジ部とその他の部分とでの表面張力の差が十分に小さいので、乾燥過程で膜厚の差が生じ難く、高さの均一性が良好な土手部が得られる。
【0014】
本発明の薄膜形成方法において、前記第1の塗布液および第2の塗布液として、フォトレジスト液を好ましく適用することができる。
これにより、面内均一性が優れたフォトレジスト層を形成することができ、高い露光精度を得ることができる。また比較的高単価であるフォトレジスト液の無駄が少ないので、生産コストの削減を図ることができる。
具体的には、半導体装置の製造工程におけるフォトリソグラフィ工程や、電気光学装置の製造工程におけるフォトリソグラフィ工程に、本発明の薄膜形成方法を好ましく適用することができる。
【0015】
また本発明の薄膜形成方法は、各種分野における薄膜の形成に適用可能である。
本発明の薄膜構造体の製造方法は、基板上に薄膜が形成された薄膜構造体の製造方法であって、本発明の薄膜形成方法により前記薄膜を形成することを特徴とする。
かかる方法によれば、面内均一性に優れた薄膜を備えた薄膜構造体が得られるとともに、該薄膜を形成する塗布液の無駄を削減して生産コストの低減を図ることができる。
具体的には、半導体装置の製造工程および電気光学装置の製造工程における層間絶縁膜を形成する工程、半導体装置の製造工程および電気光学装置の製造工程における配線形成のための導電層を形成する工程、電気光学装置の製造工程における透明導電膜を形成する工程に、本発明の薄膜形成工程を好ましく適用することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る第1実施形態を説明する。
図1は、半導体装置の製造方法の一例として、シリコンゲートCMOSデバイスの製造工程の例を工程順に示したものである。
この例の製造工程を概略説明すると、まず、図1(a)に示すように、n型基板1の表面を酸化処理して該基板表面の全面に酸化膜2を形成した後、第1のフォトリソグラフィ工程を経て、酸化膜2に、pウェル形成のための開口部2aを形成する。そして、この開口部2aを介してボロンイオン打ち込みを行ってpウェル3を形成した後、酸化膜2を除去する。
次いで、図1(b)に示すように、シリコン酸化膜4およびシリコン窒化膜5を順に形成した後、第2のフォトリソグラフィ工程を経て、このシリコン酸化膜4およびシリコン窒化膜5をパターニングして、フィールド領域形成用パターン6を形成する。
【0017】
次いで、図1(c)に示すように、全面にフォトレジスト層7を形成した後、第3のフォトリソグラフィ工程を経て、このフォトレジスト層7をパターニングして、pチャンネルカバー用パターン(レジストパターン)7aを形成する。そして、ボロンイオン打ち込みを行ってチャンネルストッパを形成した後、レジストパターン7aを除去する。
次いで、図1(d)に示すように、フィールド酸化膜8を形成した後、シリコン酸化膜4およびシリコン窒化膜5を除去する。
次いで、図1(e)に示すように、ゲート酸化膜9を形成した後、全面にフォトレジスト層10を形成し、第4のフォトリソグラフィ工程を経て、このフォトレジスト層10をパターニングすることにより、Vthコントロール用パターン(レジストパターン)10aを形成する。そして、ボロンイオン打ち込みを行ってVthコントロールを形成した後、レジストパターン10aを除去する。
この後、図1(f)に示すように、全面にポリシリコン層11を形成し、続いて全面にリン拡散を行った後、第5のフォトリソグラフィ工程を経て、ポリシリコン層11をパターニングする。
【0018】
次いで、図1(g)に示すように、全面にフォトレジスト層12を形成し、第6のフォトリソグラフィ工程を経て、このフォトレジスト層12をパターニングすることにより、nチャネルソース/ドレイン用開口部以外の領域を覆うレジストパターン12aを形成する。そして、ヒ素イオン打ち込みを行ってnチャネルソース/ドレイン13を形成した後、レジストパターン12aを除去する。
次いで、図1(h)に示すように、全面にフォトレジスト層14を形成し、第7のフォトリソグラフィ工程を経て、このフォトレジスト層14をパターニングすることにより、pチャネルソース/ドレイン用開口部以外の領域を覆うレジストパターン14aを形成する。そして、ボロンイオン打ち込みを行う。これにより図1(i)に示すように、pチャネルソース/ドレイン15を形成し、この後レジストパターン14aを除去する。
次いで、図1(j)に示すように、全面に層間絶縁膜16を形成し、リフローを行った後、第8のフォトリソグラフィ工程を経て層間絶縁膜16をパターニングすることにより、pコンタクト開口部を形成する。
次いで、図1(k)に示すように、全面に導電層17を形成した後、第9のフォトリソグラフィ工程を経て導電層を17をパターニングして配線17aを形成する。
この後、図示していないが、全面にパッシベーション膜を形成した後、第10のフォトリソグラフィ工程を経てパッシベーション膜にボンディング用開口部を形成する。
【0019】
図2はレジストパターン7a,10a,12a,14aを形成する工程を概略示した説明図である。本実施形態において、フォトレジスト層7,10,12,14を形成する工程は、本発明の薄膜形成方法を用いて行われる。
レジストパターン7a,10a,12a,14aを形成するにはまず、図2に示すように、前工程を終えた基板S(以下、単に基板Sということもある)のほぼ全面上に、インクジェット法を用いた本発明の薄膜形成方法によりフォトレジスト液を塗布した後、ベーキングを行って塗膜を硬化させることによりフォトレジスト層7(10,12,14)を形成する。そして、このフォトレジスト層7(10,12,14)に対して、所定形状の遮光部を有するフォトマスクを介して露光を行った後、現像することにより、所定形状のレジストパターン7a(10a,12a,14a)が得られる。
【0020】
図3は、フォトレジスト液を塗布するのに好適に用いられるインクジェット装置の例を示した概略斜視図である。
この例の装置100は、インクジェットヘッド群101、X方向駆動軸104、Y方向ガイド軸105、制御装置106、載置台107、クリーニング機構部108、基台109を備えている。
載置台107は、Y方向ガイド軸105上を移動可能に構成されており、液体材料が付与される対象である基板Sを基準位置に固定する機構を備えている。
インクジェットヘッド群101には、液体材料を載置台107上の基板Sに向かって吐出するノズル(吐出口)を備えたインクジェットヘッドが複数個設けられている。なお、本実施形態ではインクジェットヘッドを複数個設けたが、インクジェットヘッドを1個だけ設けてもよい。
【0021】
X方向駆動軸104には、X方向駆動モータ102が接続されている。X方向駆動モータ102は、ステッピングモータ等であり、制御装置106からX軸方向の駆動信号が供給されるとX方向駆動軸104を回転させる。X方向駆動軸104が回転するとインクジェットヘッド群101がX軸方向に移動する。
Y方向ガイド軸105は、基台109に対して動かないように固定されており、Y方向ガイド軸105上の載置台107はY方向駆動モータ103に接続されている。Y方向駆動モータ103は、ステッピングモータ等であり、制御装置106からY軸方向の駆動信号が供給されると、載置台107をY軸方向に移動させる。
制御装置106は、インクジェットヘッド群101に設けられている各インクジェットヘッドに対してインク滴の吐出制御用の電圧を供給する。また、X方向駆動モータ102に対して、インクジェットヘッド群101のX軸方向の移動を制御するための駆動パルス信号(X軸方向の駆動信号)を供給するとともに、Y方向駆動モータ103に対して、載置台107のY軸方向の移動を制御するための駆動パルス信号(Y軸方向の駆動信号)を供給する。
【0022】
クリーニング機構部108は、インクジェットヘッド群101をクリーニングする機構を備えている。クリーニング機構部108は、図示しない駆動モータに接続されており、この駆動モータの駆動により、Y方向ガイド軸105に沿って移動できるように構成されている。クリーニング機構部108の移動も制御装置106によって制御される。
【0023】
かかる構成のインクジェット装置100を用いて、フォトレジスト液を塗布する工程について説明する。
まず、図4(a)に示すように、前工程を終えた基板Sに対して、インクジェット装置100により、第1のフォトレジスト液(塗布液)を吐出して土手部21を形成する。必要に応じて、その前に第1の表面改質処理を行うことが好ましい。
【0024】
第1の表面改質処理としては、第1のフォトレジスト液が吐出される被吐出面の濡れ性が低下して、この被吐出面に対する第1のフォトレジスト液の接触角が大きくなるような処理を行う。具体的な方法としては、波長170〜400nm程度の紫外線を照射する方法、オゾン雰囲気中に曝す方法、各種ガスを適宜用いた真空プラズマ照射を行う方法、各種ガスを適宜用いた常圧(大気圧)プラズマ照射を行う方法、例えばHMDS処理((CH3)3SiNHSi(CH3)3を蒸気状にして塗布する方法)などのカップリング剤を用いる処理方法、あるいは、例えば紫外線を照射しながらオゾン雰囲気に曝すなど、複数の手法を組み合わせた方法等が挙げられる。これらの表面改質処理法において、どの処理法によって、どのような濡れ性の変化が生じるかは、処理が行われる被吐出面の物性、ここに吐出される第1のフォトレジスト液の物性、および両者の相性によって異なるので、被吐出面の状態や第1のフォトレジスト液の組成に応じて適宜の方法を選択する。
【0025】
第1の表面改質処理は、前工程を終えた基板Sの表面のうち、少なくとも第1のフォトレジスト液が吐出される部分に行えばよいが、基板Sの全面に対して行ってもよい。
また、第1の表面改質処理が施された被吐出面は、経時的に濡れ性が変化し得るので、第1のフォトレジスト液を吐出する直前に第1の表面改質処理を行うことが好ましい。
ここで、被吐出面(固体)に対するフォトレジスト液(液体)の接触角とは、図5に示すように、固体と液体と蒸気の3者が接触する点において、液体表面の接線と固体表面とがなす角度θをいう。
【0026】
第1のフォトレジスト液は、感光性樹脂からなるレジスト材料(膜構成成分)を適宜の溶剤で希釈して得られる。第1のフォトレジスト液の粘度が高い方が、幅が狭く、したがって膜厚の不均一性が生じ難い土手部を形成するうえで好ましいが、粘度が高すぎるとインクジェット装置からの吐出不良が生じ易くなる。したがって第1のフォトレジスト液の粘度は20cp以下とすることが好ましく、より好ましくは12cp〜8cp程度とする。
また第1のフォトレジスト液は、放置状態で半硬化状態または硬化状態になるまでの時間が短いことが好ましい。そのために、溶剤の配合割合を少なくしたり、速乾性の溶剤を用いることが好ましい。あるいは、雰囲気組成を変更することによっても溶剤が揮発する速さを制御することができる。
【0027】
本実施形態において、第1のフォトレジスト液は、図4(a)に示すように、基板Sの外周に沿って、かつ外周部に若干の余白部22を残して略環状を描くように吐出される。すなわち、本実施形態において、フォトレジスト層7(10,12,14)が形成される領域は、基板S上の、外周部の余白部22を除いた領域である。したがって、第1のフォトレジスト液はこのフォトレジスト層7(10,12,14)が形成される領域の輪郭部上に略環状に塗布される。ここで輪郭部とは輪郭線上および輪郭線の内側の帯状部分を含む領域をいう。
このように、基板Sの外周部に余白部22を設けることにより、基板Sの表面上に吐出された第1のフォトレジスト液が、基板Sの裏側に付着するのを防止することができ、この後の洗浄作業を簡単にすることができる。
【0028】
第1のフォトレジスト液によって形成された略環状の土手部21の線幅W(塗布直後の幅)は、大きすぎると土手部21の線幅方向における表面張力の差に起因して膜厚の不均一が生じ易くなるので、500μm以下とすることが好ましい。一方、線幅Wが小さ過ぎるとインクジェット法による塗布が困難となるので、土手部21の線幅Wは80μm以上とすることが好ましい。
また土手部21の高さ(塗布直後の高さ)は、ベーキング工程を経た後の高さが、基板S上に形成しようとするフォトレジスト層7(10,12,14)の硬化後の厚さと等しくなるように設定される。
塗布時からベーキング後までの間に、土手部21が収縮する程度は、第1のフォトレジスト液の組成にもよるが、例えばフォトレジスト層7(10,12,14)の硬化後の厚さを1μmと設定する場合には、塗布時の土手部21の高さを2〜4μm程度とすることが好ましい。
また土手部21を所望の高さに形成するために、同じ部位に、第1のフォトレジスト液を複数回吐出して、重ね塗りをしてもよい。
【0029】
このようにして土手部21を形成した後、図4(b)に示すように、インクジェット装置100により、土手部21で囲まれた池部23内に第2のフォトレジスト液(塗布液)を吐出する。また、必要に応じて、その前に第2の表面改質処理を行うことが好ましい。
【0030】
第2の表面改質処理としては、第2のフォトレジスト液が吐出される被吐出面の濡れ性が向上して、この被吐出面に対する第2のフォトレジスト液の接触角が小さくなるような処理を行う。ここで第2の表面改質処理を施す面は、少なくとも土手部21で囲まれた池部23の底面と、土手部21の内壁21aと土手部21の上面21bとを含むことが好ましい。
第2の表面改質処理の具体的な方法は、上記第1の表面改質処理の方法と同様の手法を用いることができる。これらの表面改質処理法において、どの処理法によって、どのような濡れ性の変化が生じるかは、処理が行われる被吐出面の物性、ここに吐出される第2のフォトレジスト液の物性、および両者の相性によって異なるので、被吐出面の状態や第2のフォトレジスト液の組成に応じて適宜の方法を選択する。
また、第2の表面改質処理が施された被吐出面は、経時的に濡れ性が変化し得るので、第2のフォトレジスト液を吐出する直前に第2の表面改質処理を行うことが好ましい。
【0031】
第2のフォトレジスト液は、その溶剤を除く膜構成成分が、第1のフォトレジスト液における膜構成成分と略同一組成となっており、両フォトレジスト液からなる塗膜が互いに分離せず容易に一体化されるように調製される。具体的には、第1のフォトレジスト液と同じ感光性樹脂からなるレジスト材料(膜構成成分)を、適宜の溶剤で希釈して第2のフォトレジスト液を得ることができる。第2のフォトレジスト液の粘度は、第1のフォトレジスト液と同等でもよいが、粘度が低い方が、吐出後に池部23の底面に沿って広がり易いので、塗膜が平坦化され易くて塗布ムラが生じ難く、塗膜の均一性を向上させるうえで好ましい。また、第2のフォトレジスト液の粘度が低い方がインクジェット装置における吐出不良が生じ難いので好ましい。ただし、溶剤の配合量が多くなるほど、粘度は低下するが、ベーキング前後での膜の収縮が大きくなり、ベーキングに要する時間も長くなる。したがって、第2のフォトレジスト液の粘度は8cp〜2c程度が好ましく、より好ましくは5cp〜3cp程度とする。
【0032】
本実施形態において、第2のフォトレジスト液の塗布は、第1のフォトレジスト液の塗布に用いたインクジェット装置100と同様の構成のインクジェット装置を用いて行うことができる。
第2のフォトレジスト液は、池部23全部を満たすように吐出される。また、ベーキング工程を経て溶剤が除去されると塗膜が収縮するので、図4(b)に示すように、第2のフォトレジスト液の塗布直後において、池部23の外周部では土手部21と同じ厚さとなるように、かつ池部23の中央部は外周部よりも厚く盛り上がった状態となるように、塗布することが好ましい。池部23の中央での塗膜の高さ(塗布直後の高さ)は、第2のフォトレジスト液を塗布した時点からベーキング後までの間における、土手部21の収縮、および池部23内の塗膜の収縮を考慮して、ベーキング後に土手部21と池部23内の塗膜とが、均一な厚さの層を形成するように設定することが好ましい。例えばベーキング後のフォトレジスト層7(10,12,14)の高さを1μmと設定する場合には、池部23の中央での塗膜の高さ(塗布直後の高さ)を2〜4μm程度とすることが好ましい。
また池部23内の塗膜を所望の高さに形成するために、同じ部位に、第2のフォトレジスト液を複数回吐出して、重ね塗りをしてもよい。
【0033】
また第2のフォトレジスト液を、インクジェット法により池部23内に塗布する際には、池部23の中央部から塗布し始め、外側へ向かって順次塗布することが好ましい。このようにすれば、土手部21が形成されてから、この土手部21に第2のフォトレジスト液が接触するまでの時間が長くなり、第2のフォトレジスト液が接触するまでの間に、土手部21の硬化がより進むので好ましい。
【0034】
このようにして、土手部21に囲まれた池部23内に第2のフォトレジスト液を塗布した後、適宜の手法によりベーキングを行うことにより、溶剤が除去されて塗膜が硬化し、基板Sのほぼ全面にフォトレジスト層7(10,12,14)が形成される。
土手部21を形成する第1のフォトレジスト液と、池部23内の塗膜を形成する第2のフォトレジスト液とは、略同一組成のレジスト材料(膜構成成分)からなっているので、土手部21と池部23内の塗膜とは一体化し、境界の無い均一なフォトレジスト層7(10,12,14)が形成される。
このフォトレジスト層7は、土手部21が半硬化または硬化した状態で、池部内23に塗膜が形成され、両者が一体化してなるものであるので、エッジ部の盛り上がりは極めて小さく、全体として厚さの面内均一性が良好な薄膜となっている。
【0035】
本実施形態によれば、半導体装置の製造工程におけるフォトリソグラフィ工程において、基板Sのほぼ全面に面内均一性に優れたフォトレジスト層7(10,12,14)が形成される。このフォトレジスト層7(10,12,14)は、図2に示すように、次工程で露光されるが、面内均一性に優れているので高い露光精度が得られる。したがって、この露光後に現像を行って得られるレジストパターン7a(10a,12a,14a)の形状精度が高く、半導体装置の形状精度を向上させることができる。
またフォトレジスト液は比較的高単価であるが、これをインクジェット法を用いて塗布するので、フォトレジスト液の無駄を少なくすることができる。例えば、一般的にスピンコート法で塗布を行うときの塗布液の利用効率は5%程度で、95%程度は無駄になってしまうのに対して、本実施形態では、フォトレジスト液の利用効率は80〜90%程度と格段に高く、生産コストの大幅な削減を図ることができる。
【0036】
また本実施形態において、酸化膜2をパターニングする第1のフォトリソグラフィ工程を、本発明の薄膜形成方法を用いて行うことができる。
図6は酸化膜2をパターニングする第1のフォトリソグラフィ工程を概略示した説明図である。
すなわち、まず前工程を終えた基板S、すなわち酸化膜2が形成された基板Sのほぼ全面上に、インクジェット法によりフォトレジスト液(塗布液)を塗布する。このフォトレジスト液を塗布する工程は、前述の方法と同様に、土手部21形成した後、この土手部21に囲まれた池部23内に塗膜を形成する方法で行う。
そして、ベーキングを行って塗膜を硬化させることによりフォトレジスト層(図示せず)を形成し、このフォトレジスト層に対して、所定形状の遮光部を有するフォトマスクを介して露光を行った後、現像することにより、所定形状のレジストパターンを得る。ここまでは、前述のレジストパターン7a(10a,12a,14a)を形成するのと同じ手順で行うことができる。
この後、レジストパターンをキュアさせたものをエッチングマスクとしてレジストパターンの下層、すなわち酸化膜2のエッチングを行った後、レジストパターンを除去する。これによりパターニングされた酸化膜2が得られる。
【0037】
かかる方法を用いれば、酸化膜2をパターニングする第1のフォトリソグラフィ工程において、基板Sのほぼ全面に面内均一性に優れたフォトレジスト層を形成することができ、これを露光した時には高い露光精度が得られる。したがって、露光後に現像を行って得られるレジストパターンの形状精度が高く、このレジストパターンをエッチングマスクとして酸化膜2をエッチングしたときに、良好なエッチング精度が得られる。
また比較的高価なフォトレジスト液の無駄を少なくして、生産コストの削減に寄与することができる。
【0038】
また、本実施形態において、前記酸化膜2をパターニングする第1のフォトリソグラフィ工程だけでなく、シリコン酸化膜4およびシリコン窒化膜5をパターニングする第2のフォトリソグラフィ工程、ポリシリコン層11をパターニングする第5のフォトリソグラフィ工程、層間絶縁膜16をパターニングする第8のフォトリソグラフィ工程、Alスパッタ層17をパターニングする第9のフォトリソグラフィ工程、およびパッシベーション膜をパターニングする第10のフォトリソグラフィ工程についても同様に、図6に示した手順で、フォトレジスト層の形成に本発明の薄膜形成方法を用いて行うことができ、同様の作用効果が得られる。
【0039】
また、本実施形態において、前工程を終えた基板S上のほぼ全面に層間絶縁膜16を形成する工程を、本発明の薄膜形成方法により行うことができる。
すなわち、層間絶縁膜16を形成する材料として、塗布型の層間絶縁膜液体材料や多孔質層間絶縁膜液体材料などの液状材料を用い、前述のインクジェット装置100を用いてフォトレジスト液を塗布する方法と同様に、土手部21形成した後、この土手部21に囲まれた池部23内に塗膜を形成する方法で層間絶縁膜16を形成することができる。
【0040】
かかる方法を用いれば、基板Sのほぼ全面に面内均一性に優れた層間絶縁膜16を形成することができるとともに、液体材料の無駄を少なくして、生産コストの削減に寄与することができる。
【0041】
また、本実施形態において、前工程を終えた基板S上のほぼ全面に導電層17を形成する工程を、本発明の薄膜形成方法により行うことも可能である。
すなわち、導電層17を形成する材料として、例えばITO膜形成用の液状材料を用い、前述のインクジェット装置100を用いてフォトレジスト液を塗布する方法と同様に、土手部21を形成した後、この土手部21に囲まれた池部23内に塗膜を形成する方法で導電層17を形成することができる。
そして、この導電層17を、第9のフォトリソグラフィ工程によりパターニングして配線17aを形成する。
【0042】
かかる方法を用いれば、基板Sのほぼ全面に面内均一性に優れた導電層17を形成することができ、面内均一性に優れた配線17aが得られる。また、液体材料の無駄が少ないので、生産コストの削減に寄与することができる。
【0043】
なお、本実施形態では、半導体装置の製造方法の例として、シリコンゲートCMOSデバイスの製造工程の例を挙げて説明したが、この例に限らず、例えばシリコンゲートnMOSデバイスの製造工程や、pn接合分離型バイポーラデバイスの製造工程においても、同様に、フォトレジスト層の形成や、層間絶縁膜の形成や、導電層の形成を、本発明の薄膜形成方法を用いて行うことができる。
【0044】
次に、本発明に係る第2実施形態として、電気光学装置の製造方法について説明する。
図7は、ガラス基板上にTFT(Thin Film Transistor, 薄膜トランジスタ)が形成されたTFTアレイ基板51の製造工程の一例を工程順に示したものである。
本実施形態のTFT基板51は、スイッチング素子を備えた透明基板として、液晶表示装置、有機ELディスプレイ、フィールドエミッションディスプレイなど各種の電気光学装置の構成部品として用いられるものである。
【0045】
図中符号31はガラス基板を示す。この例の製造工程を概略説明すると、まずガラス基板31に対して、研磨工程32、続いて初期洗浄工程33を施した後、第1のITO(indium tin oxide, インジウムスズ酸化物)膜形成工程34を行う。そして第1のフォトリソグラフィ工程35により第1のITO膜をパターニングする。
次いで、層間絶縁膜形成工程36を行い、続いてゲート膜形成工程37を行った後、第2のフォトリソグラフィ工程38によりゲート膜をパターニングする。
次いで、第2のITO膜形成工程39を行った後、第3のフォトリソグラフィ工程40により第2のITO膜をパターニングする。
【0046】
次いで、ゲート絶縁膜形成工程41を行った後、第4のフォトリソグラフィ工程42によりゲート絶縁膜をパターニングする。
次いで、i形アモルファス−シリコン膜(ia−Si膜)形成工程43を行った後、第5のフォトリソグラフィ工程44によりia−Si膜をパターニングする。
次いで、エッチングストッパ膜形成工程45を行った後、第6のフォトリソグラフィ工程46によりエッチングストッパ膜をパターニングする。
次いで、n+形アモルファス−シリコン膜(n+a−Si膜)形成工程47を行った後、第7のフォトリソグラフィ工程48によりn+a−Si膜をパターニングする。
次いで、ソース・ドレイン電極層形成工程49を行った後、第8のフォトリソグラフィ工程50によりソース・ドレイン電極層をパターニングして、TFTアレイ基板(逆スタガ型)51が得られる。
【0047】
本実施形態において、第1のフォトリソグラフィ工程35により第1のITO膜をパターニングする工程は、前述の図6に示す手順で、フォトレジスト層の形成に本発明の薄膜形成方法を用いて行う。
すなわち、まず第1のITO膜形成工程34を終えた基板Sのほぼ全面上に、インクジェット法によりフォトレジスト液を塗布する。このフォトレジスト液を塗布する工程は、前述の方法と同様に、まず第1のフォトレジスト液で土手部21形成した後、この土手部21に囲まれた池部23内に第2のフォトレジスト液で塗膜を形成する方法で行う。
そして、ベーキングを行って塗膜を硬化させることによりフォトレジスト層を形成し、このフォトレジスト層に対して、所定形状の遮光部を有するフォトマスクを介して露光を行った後、現像することにより、所定形状のレジストパターンを得る。
この後、レジストパターンをキュアさせたものをエッチングマスクとして第1のITO膜のエッチングを行った後、レジストパターンを除去する。これによりパターニングされたITO膜が得られる。
【0048】
また、本実施形態において、前記第1のフォトリソグラフィ工程35だけでなく、第2〜第8のフォトリソグラフィ工程38,40,42,44,46,48,50についても同様に、前述の図6に示す手順で、フォトレジスト層の形成に本発明の薄膜形成方法を用いて行う。
【0049】
本実施形態によれば、第1〜第8のフォトリソグラフィ工程35,38,40,42,44,46,48,50において、基板Sのほぼ全面に、面内均一性に優れたフォトレジスト層を形成することができ、これを露光した時には高い露光精度が得られる。したがって、露光後に現像を行って得られるレジストパターンの形状精度が高く、このレジストパターンをエッチングマスクとしてエッチングを行うことにより、良好なエッチング精度が得られる。
また比較的高価なフォトレジスト液の無駄を少なくして、生産コストの削減に寄与することができる。
【0050】
なお本実施形態では、電気光学装置を構成するTFT基板の製造工程の例を挙げたが、これに限らず、各種の電気光学装置の製造方法において、フォトリソグラフィ工程を行うためにフォトレジスト液を塗布する際には、同様にして、本発明の薄膜形成方法を用いることができ、これによりフォトレジスト液の無駄を削減できるとともに、面内均一性が良好なフォトレジスト層が得られる。
例えば、単純マトリクス型液晶表示装置や、セグメント型液晶表示装置の電極を形成するためのフォトリソグラフィ工程において、フォトレジスト液を塗布する際に、本発明の薄膜形成方法を用いることが好ましい。
【0051】
また、フォトリソグラフィ工程に限らず、液体材料を用いた各種薄膜の形成工程において、本発明の薄膜形成方法を用いることができる。
例えば液晶表示装置等の電気光学装置において、液体材料を用いて透明導電膜を形成する工程、層間絶縁膜を形成する工程、導電層を形成する工程、配向膜を形成する工程、平坦化膜を形成する工程、保護膜を形成する工程等に本発明の薄膜形成方法を用いることができる。
【0052】
また、本発明の薄膜形成方法は、インクジェットにより塗布を行うものであるので、必ずしも基板全面に塗布を行う必要はなく、任意の平面形状の薄膜を形成することができる。したがって、基板のほぼ全面に薄膜を形成する工程に限らず、任意の形状の薄膜を形成する工程に用いることができる。
【0053】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明の薄膜形成方法は、まず、基板上の薄膜を形成する領域の輪郭部上に、インクジェット法により第1の塗布液を吐出して比較的幅が狭い土手部を形成するので、表面状態の均一性が良好で輪郭が鮮明な土手部を形成することができる。
そして、この土手部で囲まれた池部内に、第2の塗布液をインクジェット法により吐出して塗膜を形成するので、池部内の塗膜における表面状態がほぼ均一になり、表面張力の差に起因した盛り上がりが生じ難い。また、第1の塗布液と第2の塗布液とは略同一組成の膜構成成分を含有しているので、硬化後には両者が一体化して面内均一性に優れ、輪郭が鮮明な薄膜が得られる。
またインクジェット法を用いるので、所定の部位に所定の塗布量で塗布液を塗布することができ、したがって、スピンコート法に比べて塗布液の無駄が格段に少なく、生産コストの削減を実現することができる。
【0054】
本発明の薄膜構造体の製造方法は、基板上に薄膜が形成された薄膜構造体の製造方法であって、本発明の薄膜形成方法により前記薄膜を形成することを特徴とする。したがって、面内均一性に優れた薄膜を備えた薄膜構造体が得られるとともに、薄膜を形成するための塗布液の無駄を少なくして、生産コストの削減に寄与することができる。
【0055】
本発明の半導体装置の製造方法は、層間絶縁膜を備えた半導体装置の製造方法であって、本発明の薄膜形成方法により前記層間絶縁膜を形成することを特徴とする。したがって、面内均一性に優れた層間絶縁膜を備えた半導体装置が得られるとともに、層間絶縁膜を形成するための塗布液の無駄を少なくして、生産コストの削減に寄与することができる。
また、本発明の半導体装置の製造方法は、導電層をパターニングしてなる配線を備えた半導体装置の製造方法であって、本発明の薄膜形成方法により前記導電層を形成する工程と、該導電層をパターニングする工程を有することを特徴とする。したがって、面内均一性に優れた配線を備えた半導体装置が得られるとともに、導電膜を形成するための塗布液の無駄を少なくして、生産コストの削減に寄与することができる。
また、本発明の半導体装置の製造方法は、フォトリソグラフィ工程を含む半導体装置の製造方法であって、該フォトリソグラフィ工程が、本発明の薄膜形成方法によりフォトレジスト層を形成する工程を含むことを特徴とする。したがって面内均一性に優れたフォトレジスト層を形成することができ、高い露光精度を得ることができる。また比較的高単価であるフォトレジスト液の無駄を少なくして生産コストの削減に寄与することができる。
【0056】
本発明の電気光学装置の製造方法は、基板上に透明導電膜を有する電気光学装置を製造する方法であって、本発明の薄膜形成方法により前記透明導電膜を形成することを特徴とする。したがって、面内均一性に優れた透明導電膜を備えた電気光学装置が得られるとともに、透明導電膜を形成するための塗布液の無駄を少なくして、生産コストの削減に寄与することができる。
また本発明の電気光学装置の製造方法は、フォトリソグラフィ工程を含む電気光学装置の製造方法であって、該フォトリソグラフィ工程が、請求項7記載の薄膜形成方法によりフォトレジスト層を形成する工程を含むことを特徴とする。したがって面内均一性に優れたフォトレジスト層を形成することができ、高い露光精度を得ることができる。また比較的高単価であるフォトレジスト液の無駄を少なくして生産コストの削減に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る第1実施形態を示すもので、半導体装置の製造工程の例を工程順に示す図である。
【図2】 本発明に係る第1実施形態における、レジストパターンを形成する工程の例を工程順に示す図である。
【図3】 本発明において好適に用いられるインクジェットヘッドの例を示す概略斜視図である。
【図4】 本発明に係る第1実施形態における、レジスト層形成する工程を示したもので、(a)は土手部形成工程を示す平面図、(b)は池部内に塗膜を形成する工程を示す断面図である。
【図5】 接触角を説明するための図である。
【図6】 本発明に係る第1実施形態における、フォトリソグラフィ工程の例を工程順に示す図である。
【図7】 本発明に係る第2実施形態を示すもので、電気光学装置を構成するTFT基板の製造工程の例を工程順に示す図である。
【図8】 従来の薄膜形成方法の例を示すもので、(a)は乾燥前の薄膜の断面図、(b)は乾燥後の薄膜の断面図である。
【符号の説明】
7,10,12,14 フォトレジスト層
16 層間絶縁膜
17 導電層
17a 配線
21 土手部
23 池部
51 TFTアレイ基板
S 基板(前工程を終えた基板)
100 インクジェット装置[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method of forming a thin film on a substrate using an ink jet method, a method of manufacturing a thin film structure using the same, a method of manufacturing a semiconductor device, and a method of manufacturing an electro-optical device.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a spin coating method known as a coating method for forming a thin film is a method of forming a thin film using centrifugal force by rotating a substrate after dropping a coating solution onto the substrate. This spin coating method is widely used as a method for forming a thin film on the entire surface of a substrate, for example, forming a photoresist layer used in a photolithography process.
[0003]
By the way, in the spin coating method, since most of the supplied coating solution is scattered, it is necessary to supply a large amount of coating solution, and there is a disadvantage that the coating solution is wasted and the production cost is increased. Further, since the substrate is rotated, the coating liquid flows from the inside to the outside by centrifugal force, and the film thickness in the outer peripheral region tends to be thicker than the inside, resulting in inconvenience that the film thickness becomes non-uniform. For these measures, in recent years, a method of applying a coating solution such as a photoresist using an inkjet apparatus has been proposed.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The method of applying using an ink jet apparatus is a method of discharging the application liquid only to the region where the coating film is to be formed. Therefore, the application liquid is less wasted compared to the spin coating method. For example, FIG. As shown in FIG. 8, even if the coating solution is uniformly applied, a large bulge occurs in the
[0005]
The present invention has been made in view of the above-described problems, and reduces the waste of the coating liquid to reduce the production cost, and also improves the in-plane uniformity of the thin film and the sharpness of the thin film. It is an object to provide a thin film forming method, a thin film structure manufacturing method, a semiconductor device manufacturing method, and an electro-optical device manufacturing method.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present invention employs the following configuration in order to solve the above problems. That is, the thin film forming method of the present invention is a method of forming a thin film by applying a coating solution on a substrate, and the first thin film is formed on the contour portion of the region on the substrate by the inkjet method. A step of forming a bank part by discharging the coating liquid; and a second coating liquid containing a film constituent having substantially the same composition as the first coating liquid in a pond (recessed part) surrounded by the bank part Is characterized by having a step of discharging by an inkjet method.
[0007]
Since the thin film forming method of the present invention uses an ink jet method, a coating solution can be applied to a predetermined site with a predetermined coating amount. Therefore, the waste of the coating liquid is remarkably less than that of the spin coating method, and the production cost can be reduced.
Further, since the inkjet method can freely set the application region and the application order, first, the first coating liquid is discharged only on the contour portion of the region where the thin film is formed, and then the bank portion is formed. It is possible to form a coating film by discharging the second coating liquid into the pond inside the bank.
Since the first coating liquid and the second coating liquid contain film constituents having substantially the same composition, the bank part made of the first coating liquid and the coating film in the pond part made of the second coating liquid Are easily integrated, and a uniform coating film having no boundary as a whole is formed.
[0008]
Since the bank portion is provided only on the contour portion of the application region, the width thereof is relatively small. Therefore, the difference in surface tension between the edge portion and the other portion in the bank portion is suppressed to be small. For this reason, in the drying process, a difference in film thickness hardly occurs between the edge portion of the bank portion and other portions, and a bank portion having a good height (film thickness) uniformity can be obtained.
Further, the bank portion made of the first coating solution changes with time until the second coating solution is applied, and becomes semi-cured or cured when the second coating solution is applied. Yes. Therefore, the bank part which becomes the edge part of the whole thin film comprised by the bank part which consists of a 1st coating liquid and the coating film in the pond part which consists of a 2nd coating liquid dries and hardens the coating film in a pond part. In the meantime, the uniformity of the height (film thickness) is kept good. Moreover, since the surface state of the coating film in the pond is almost uniform, a difference in surface tension hardly occurs. Therefore, the coating film is prevented from partially rising in the process of drying the coating film in the pond, and a thin film having excellent in-plane uniformity as a whole can be obtained.
[0009]
In the thin film forming method of the present invention, it is preferable that the viscosity of the second coating solution is not more than the viscosity of the first coating solution.
In the thin film forming method of the present invention, the higher the viscosity of the first coating solution for forming the bank portion, the narrower the line width, and therefore, the bank portion where the film thickness non-uniformity hardly occurs can be formed. Moreover, it is preferable also when forming the height of a bank part high. In addition, it is preferable that the content of the solvent in the first coating liquid is small and the viscosity is high, because the bank portion becomes semi-cured or cured in a shorter time.
The second coating solution may have the same viscosity as the first coating solution, but since it is applied to a pond having a larger area than the bank portion, the lower viscosity tends to spread along the coated surface, and the coating solution It is preferable for improving the uniformity of the film. Also, when the viscosity is low, ejection failure in the ink jet apparatus is less likely to occur.
[0010]
In the thin film forming method of the present invention, before the first coating liquid is discharged and / or before the second coating liquid is discharged, surface modification is performed on the surface to be discharged on which the coating liquid is discharged. It is preferable to carry out the treatment.
By changing the wettability by surface modification treatment on the surface to be discharged, the contact angle of the coating liquid to the surface to be discharged can be controlled, so the shape, film thickness, and in-plane uniformity of the coating film Etc. can be controlled, and the contour of the coating film can be made clearer.
[0011]
In the thin film forming method of the present invention, before the first coating liquid is discharged, a first surface modification treatment for reducing wettability is performed on the surface to be discharged from which the first coating liquid is discharged. Preferably it is done.
According to this configuration, the contact angle of the first coating liquid with respect to the surface to be discharged is increased, and the discharged first coating liquid is difficult to spread along the surface to be discharged. Therefore, a bank portion with a narrow width can be formed, and the contour of the bank portion becomes clear and bleeding is prevented. Moreover, it is preferable also when forming the height of a bank part high. Furthermore, the rise of the outer wall of the bank portion becomes steep, and the uniformity of the height also becomes good at the edge portion.
[0012]
Further, in the thin film forming method of the present invention, before the second coating liquid is discharged, a second surface modification treatment for improving wettability with respect to the surface to be discharged from which the second coating liquid is discharged. It is preferable to carry out.
According to such a configuration, the contact angle of the second coating liquid with respect to the surface to be discharged is reduced, and the discharged second coating liquid is likely to spread along the surface to be discharged. The in-plane uniformity of the coating film in the pond portion can be improved.
[0013]
In the thin film forming method of the present invention, it is preferable that a line width of the bank portion is 500 μm or less.
If the line width of the bank portion is 500 μm or less, the difference in surface tension between the edge portion and other portions in the bank portion is sufficiently small, so that the difference in film thickness hardly occurs during the drying process, and the height is uniform. A good bank can be obtained.
[0014]
In the thin film forming method of the present invention, a photoresist solution can be preferably applied as the first coating solution and the second coating solution.
Thereby, a photoresist layer with excellent in-plane uniformity can be formed, and high exposure accuracy can be obtained. Further, since the waste of the photoresist solution having a relatively high unit price is small, the production cost can be reduced.
Specifically, the thin film formation method of the present invention can be preferably applied to a photolithography process in a semiconductor device manufacturing process and a photolithography process in an electro-optical device manufacturing process.
[0015]
Further, the thin film forming method of the present invention can be applied to the formation of a thin film in various fields.
The method for producing a thin film structure of the present invention is a method for producing a thin film structure in which a thin film is formed on a substrate, wherein the thin film is formed by the thin film formation method of the present invention.
According to this method, a thin film structure including a thin film with excellent in-plane uniformity can be obtained, and the waste of the coating liquid for forming the thin film can be reduced to reduce the production cost.
Specifically, a step of forming an interlayer insulating film in the manufacturing process of the semiconductor device and the manufacturing process of the electro-optical device, a step of forming a conductive layer for wiring formation in the manufacturing process of the semiconductor device and the manufacturing process of the electro-optical device The thin film forming step of the present invention can be preferably applied to the step of forming the transparent conductive film in the manufacturing process of the electro-optical device.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A first embodiment according to the present invention will be described below.
FIG. 1 shows an example of a manufacturing process of a silicon gate CMOS device as an example of a manufacturing method of a semiconductor device in order of processes.
The manufacturing process of this example will be described briefly. First, as shown in FIG. 1A, the surface of the n-
Next, as shown in FIG. 1B, after the
[0017]
Next, as shown in FIG. 1C, after a
Next, as shown in FIG. 1D, after the
Next, as shown in FIG. 1 (e), after forming the
Thereafter, as shown in FIG. 1F, a
[0018]
Next, as shown in FIG. 1G, a
Next, as shown in FIG. 1 (h), a
Next, as shown in FIG. 1 (j), an
Next, as shown in FIG. 1 (k), after the
Thereafter, although not shown, after forming a passivation film on the entire surface, a bonding opening is formed in the passivation film through a tenth photolithography step.
[0019]
FIG. 2 is an explanatory view schematically showing a process of forming resist
In order to form the resist
[0020]
FIG. 3 is a schematic perspective view showing an example of an ink jet apparatus suitably used for applying a photoresist solution.
The
The mounting table 107 is configured to be movable on the Y-
The
[0021]
An X direction drive
The Y direction guide
The
[0022]
The
[0023]
A process of applying a photoresist solution using the
First, as shown in FIG. 4A, the
[0024]
As the first surface modification treatment, the wettability of the surface to be discharged from which the first photoresist liquid is discharged is lowered, and the contact angle of the first photoresist liquid to the surface to be discharged is increased. Process. Specific methods include a method of irradiating ultraviolet rays having a wavelength of about 170 to 400 nm, a method of exposing in an ozone atmosphere, a method of performing vacuum plasma irradiation using various gases as appropriate, and atmospheric pressure (atmospheric pressure) using various gases as appropriate. ) Plasma irradiation method such as HMDS treatment ((CH Three ) Three SiNHSi (CH Three ) Three Or a method using a coupling agent, such as exposure to an ozone atmosphere while irradiating ultraviolet rays, or the like. In these surface modification treatment methods, which wettability changes occur depending on which treatment method, the physical properties of the surface to be ejected to be treated, the physical properties of the first photoresist liquid ejected here, Therefore, an appropriate method is selected according to the state of the surface to be ejected and the composition of the first photoresist solution.
[0025]
The first surface modification treatment may be performed on at least a portion of the surface of the substrate S that has been subjected to the previous process, to which the first photoresist solution is discharged, but may be performed on the entire surface of the substrate S. .
In addition, since the wettability of the surface to be ejected subjected to the first surface modification treatment can change over time, the first surface modification treatment is performed immediately before the first photoresist solution is ejected. Is preferred.
Here, as shown in FIG. 5, the contact angle of the photoresist liquid (liquid) with respect to the surface to be ejected (solid) is the tangent of the liquid surface and the solid surface at the point where the solid, liquid and vapor come into contact with each other. This is the angle θ formed by.
[0026]
The first photoresist solution is obtained by diluting a resist material (film constituent component) made of a photosensitive resin with an appropriate solvent. A higher viscosity of the first photoresist solution is preferable for forming a bank portion having a narrow width and therefore non-uniform film thickness. However, when the viscosity is too high, ejection failure from the inkjet device occurs. It becomes easy. Therefore, the viscosity of the first photoresist solution is preferably 20 cp or less, more preferably about 12 cp to 8 cp.
The first photoresist liquid preferably has a short time until it is left in a semi-cured state or a cured state. Therefore, it is preferable to reduce the blending ratio of the solvent or use a quick-drying solvent. Alternatively, the speed at which the solvent volatilizes can also be controlled by changing the atmospheric composition.
[0027]
In the present embodiment, as shown in FIG. 4A, the first photoresist solution is discharged along the outer periphery of the substrate S so as to draw a substantially ring shape with a
Thus, by providing the
[0028]
If the line width W (width immediately after application) of the substantially
Further, the height of the bank portion 21 (the height immediately after application) is the thickness after the baking of the photoresist layer 7 (10, 12, 14) to be formed on the substrate S after the baking process. Are set equal to each other.
For example, the thickness of the photoresist layer 7 (10, 12, 14) after curing depends on the degree of shrinkage of the
In addition, in order to form the
[0029]
After the
[0030]
As the second surface modification treatment, the wettability of the surface to which the second photoresist liquid is discharged is improved, and the contact angle of the second photoresist liquid to the surface to be discharged is reduced. Process. Here, the surface subjected to the second surface modification treatment preferably includes at least the bottom surface of the
As a specific method of the second surface modification treatment, a method similar to the method of the first surface modification treatment can be used. In these surface modification treatment methods, which wettability changes occur depending on which treatment method, the physical properties of the surface to be ejected to be treated, the physical properties of the second photoresist liquid ejected here, Therefore, an appropriate method is selected according to the state of the surface to be ejected and the composition of the second photoresist solution.
In addition, since the wettability of the surface to be ejected subjected to the second surface modification treatment may change over time, the second surface modification treatment is performed immediately before the second photoresist solution is ejected. Is preferred.
[0031]
In the second photoresist liquid, the film constituents excluding the solvent have substantially the same composition as the film constituents in the first photoresist liquid, and the coating films made of the two photoresist liquids are not separated from each other easily. It is prepared so that it may be integrated. Specifically, a second photoresist solution can be obtained by diluting a resist material (film constituent component) made of the same photosensitive resin as the first photoresist solution with an appropriate solvent. The viscosity of the second photoresist solution may be the same as that of the first photoresist solution, but the lower viscosity tends to spread along the bottom surface of the
[0032]
In the present embodiment, the application of the second photoresist liquid can be performed using an ink jet apparatus having the same configuration as that of the
The second photoresist solution is discharged so as to fill the
Moreover, in order to form the coating film in the
[0033]
In addition, when the second photoresist solution is applied in the
[0034]
Thus, after apply | coating a 2nd photoresist liquid in the
The first photoresist solution that forms the
The
[0035]
According to the present embodiment, the photoresist layer 7 (10, 12, 14) having excellent in-plane uniformity is formed on almost the entire surface of the substrate S in the photolithography process in the manufacturing process of the semiconductor device. As shown in FIG. 2, this photoresist layer 7 (10, 12, 14) is exposed in the next step. However, since the in-plane uniformity is excellent, high exposure accuracy is obtained. Therefore, the shape accuracy of the resist
Although the photoresist solution is relatively expensive, it is applied using an ink jet method, so that waste of the photoresist solution can be reduced. For example, in general, the application efficiency of the coating liquid when applying by spin coating is about 5% and about 95% is wasted, whereas in this embodiment, the usage efficiency of the photoresist liquid is used. Is remarkably high at about 80 to 90%, and can greatly reduce the production cost.
[0036]
Moreover, in this embodiment, the 1st photolithography process which patterns the oxide film 2 can be performed using the thin film formation method of this invention.
FIG. 6 is an explanatory view schematically showing a first photolithography process for patterning the oxide film 2.
That is, first, a photoresist solution (coating solution) is applied by an ink jet method on the substantially entire surface of the substrate S on which the pre-process has been completed, that is, the substrate S on which the oxide film 2 is formed. The step of applying the photoresist solution is performed by a method of forming a coating film in the
Then, after baking and curing the coating film, a photoresist layer (not shown) is formed, and the photoresist layer is exposed through a photomask having a light-shielding portion having a predetermined shape. The resist pattern having a predetermined shape is obtained by development. Up to this point, the same procedure as that for forming the resist
After that, after etching the lower layer of the resist pattern, that is, the oxide film 2, using the cured resist pattern as an etching mask, the resist pattern is removed. As a result, a patterned oxide film 2 is obtained.
[0037]
If such a method is used, a photoresist layer having excellent in-plane uniformity can be formed on almost the entire surface of the substrate S in the first photolithography process for patterning the oxide film 2, and a high exposure is obtained when this is exposed. Accuracy is obtained. Therefore, the shape accuracy of the resist pattern obtained by developing after exposure is high, and good etching accuracy can be obtained when the oxide film 2 is etched using this resist pattern as an etching mask.
Further, waste of a relatively expensive photoresist solution can be reduced, which can contribute to a reduction in production cost.
[0038]
In this embodiment, not only the first photolithography process for patterning the oxide film 2 but also the second photolithography process for patterning the
[0039]
Further, in the present embodiment, the step of forming the
That is, as a material for forming the
[0040]
By using this method, the
[0041]
In the present embodiment, the step of forming the
That is, as a material for forming the
Then, the
[0042]
By using this method, the
[0043]
In this embodiment, an example of a manufacturing process of a silicon gate CMOS device has been described as an example of a manufacturing method of a semiconductor device. However, the present invention is not limited to this example. For example, a manufacturing process of a silicon gate nMOS device or a pn junction is used. Similarly, in the manufacturing process of the separated bipolar device, formation of a photoresist layer, formation of an interlayer insulating film, and formation of a conductive layer can be performed using the thin film formation method of the present invention.
[0044]
Next, a method for manufacturing an electro-optical device will be described as a second embodiment according to the invention.
FIG. 7 shows an example of a manufacturing process of the TFT array substrate 51 in which a TFT (Thin Film Transistor) is formed on a glass substrate in the order of the processes.
The TFT substrate 51 of this embodiment is used as a component of various electro-optical devices such as a liquid crystal display device, an organic EL display, and a field emission display as a transparent substrate having a switching element.
[0045]
Next, after performing an interlayer insulating
Next, after the second ITO
[0046]
Next, after performing a gate insulating
Next, after an i-type amorphous-silicon film (ia-Si film) forming
Next, after performing an etching stopper
Then n + Amorphous silicon film (n + a-Si film) forming
Next, after performing the source / drain electrode
[0047]
In the present embodiment, the step of patterning the first ITO film by the
That is, first, a photoresist solution is applied to almost the entire surface of the substrate S after the first ITO
Then, a photoresist layer is formed by baking and curing the coating film, and the photoresist layer is exposed through a photomask having a light-shielding portion having a predetermined shape, and then developed. A resist pattern having a predetermined shape is obtained.
Thereafter, the first ITO film is etched using the cured resist pattern as an etching mask, and then the resist pattern is removed. As a result, a patterned ITO film is obtained.
[0048]
In the present embodiment, not only the
[0049]
According to this embodiment, in the first to eighth photolithography processes 35, 38, 40, 42, 44, 46, 48, 50, the photoresist layer having excellent in-plane uniformity over almost the entire surface of the substrate S. When this is exposed, high exposure accuracy can be obtained. Therefore, the shape accuracy of the resist pattern obtained by developing after exposure is high, and good etching accuracy can be obtained by etching using this resist pattern as an etching mask.
Further, waste of a relatively expensive photoresist solution can be reduced, which can contribute to a reduction in production cost.
[0050]
In this embodiment, an example of the manufacturing process of the TFT substrate constituting the electro-optical device has been described. However, the present invention is not limited to this, and in various electro-optical device manufacturing methods, a photoresist solution is used to perform the photolithography process. When applying, the thin film forming method of the present invention can be used in the same manner, whereby a waste of the photoresist liquid can be reduced and a photoresist layer with good in-plane uniformity can be obtained.
For example, it is preferable to use the thin film formation method of the present invention when applying a photoresist solution in a photolithography process for forming electrodes of a simple matrix liquid crystal display device or a segment type liquid crystal display device.
[0051]
Moreover, the thin film formation method of the present invention can be used not only in the photolithography process but also in various thin film formation processes using a liquid material.
For example, in an electro-optical device such as a liquid crystal display device, a step of forming a transparent conductive film using a liquid material, a step of forming an interlayer insulating film, a step of forming a conductive layer, a step of forming an alignment film, a planarizing film The method for forming a thin film of the present invention can be used for the step of forming, the step of forming a protective film, and the like.
[0052]
In addition, since the thin film forming method of the present invention is applied by inkjet, it is not always necessary to apply the entire surface of the substrate, and a thin film having an arbitrary planar shape can be formed. Therefore, the present invention can be used not only for forming a thin film on almost the entire surface of the substrate but also for forming a thin film having an arbitrary shape.
[0053]
【The invention's effect】
As described above in detail, in the thin film forming method of the present invention, first, the first coating liquid is ejected onto the contour portion of the region on the substrate where the thin film is to be formed by the ink jet method, so that the width is relatively narrow. Since the bank portion is formed, it is possible to form a bank portion having good surface state uniformity and a clear outline.
And in the pond part surrounded by this bank part, since the 2nd coating liquid is discharged by the inkjet method and a coating film is formed, the surface state in the coating film in a pond part becomes substantially uniform, and the difference in surface tension It is difficult for climax caused by In addition, since the first coating liquid and the second coating liquid contain film constituents having substantially the same composition, after curing, a thin film having both a unified and excellent in-plane uniformity and a sharp outline is obtained. can get.
In addition, since the ink jet method is used, the coating liquid can be applied to a predetermined part with a predetermined coating amount, and therefore, the waste of the coating liquid is much less than that of the spin coating method, and the production cost can be reduced. Can do.
[0054]
The method for producing a thin film structure of the present invention is a method for producing a thin film structure in which a thin film is formed on a substrate, wherein the thin film is formed by the thin film formation method of the present invention. Therefore, it is possible to obtain a thin film structure including a thin film with excellent in-plane uniformity, and to reduce the waste of the coating liquid for forming the thin film, thereby contributing to the reduction of production costs.
[0055]
A method of manufacturing a semiconductor device according to the present invention is a method of manufacturing a semiconductor device provided with an interlayer insulating film, wherein the interlayer insulating film is formed by the thin film forming method of the present invention. Therefore, it is possible to obtain a semiconductor device provided with an interlayer insulating film having excellent in-plane uniformity, and to reduce the waste of the coating liquid for forming the interlayer insulating film, thereby contributing to the reduction of production costs.
The method for manufacturing a semiconductor device of the present invention is a method for manufacturing a semiconductor device provided with a wiring formed by patterning a conductive layer, the step of forming the conductive layer by the thin film forming method of the present invention, It has the process of patterning a layer, It is characterized by the above-mentioned. Therefore, a semiconductor device having wiring with excellent in-plane uniformity can be obtained, and waste of the coating liquid for forming the conductive film can be reduced, thereby contributing to reduction in production cost.
Moreover, the manufacturing method of the semiconductor device of this invention is a manufacturing method of the semiconductor device including a photolithography process, Comprising: This photolithography process includes the process of forming a photoresist layer with the thin film formation method of this invention. Features. Therefore, a photoresist layer having excellent in-plane uniformity can be formed, and high exposure accuracy can be obtained. In addition, it is possible to contribute to the reduction of production cost by reducing the waste of the photoresist solution, which is a relatively high unit price.
[0056]
The electro-optical device manufacturing method of the present invention is a method of manufacturing an electro-optical device having a transparent conductive film on a substrate, wherein the transparent conductive film is formed by the thin film forming method of the present invention. Accordingly, an electro-optical device having a transparent conductive film with excellent in-plane uniformity can be obtained, and the waste of the coating liquid for forming the transparent conductive film can be reduced, thereby contributing to the reduction of production costs. .
The method of manufacturing an electro-optical device according to the present invention is a method of manufacturing an electro-optical device including a photolithography process, and the photolithography process includes a step of forming a photoresist layer by the thin film forming method according to
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram illustrating an example of a manufacturing process of a semiconductor device in order of processes according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram illustrating an example of a process of forming a resist pattern in the order of processes in the first embodiment according to the present invention.
FIG. 3 is a schematic perspective view showing an example of an ink jet head suitably used in the present invention.
4A and 4B show a resist layer forming step in the first embodiment of the present invention, wherein FIG. 4A is a plan view showing a bank portion forming step, and FIG. 4B is a coating film formed in a pond portion; It is sectional drawing which shows a process.
FIG. 5 is a diagram for explaining a contact angle.
6 is a diagram showing an example of a photolithography process in the first embodiment according to the present invention in order of processes. FIG.
FIGS. 7A and 7B are diagrams illustrating an example of a manufacturing process of a TFT substrate constituting an electro-optical device according to the second embodiment of the invention. FIGS.
8A and 8B show an example of a conventional thin film forming method, in which FIG. 8A is a cross-sectional view of a thin film before drying, and FIG. 8B is a cross-sectional view of a thin film after drying.
[Explanation of symbols]
7, 10, 12, 14 Photoresist layer
16 Interlayer insulation film
17 Conductive layer
17a Wiring
21 Bank
23 Ikebe
51 TFT array substrate
S substrate (substrate after the previous process)
100 Inkjet device
Claims (14)
前記基板上の前記薄膜を形成する領域の輪郭部上に、インクジェット法により第1の塗布液を吐出して土手部を形成する工程と、
半硬化または硬化状態の前記土手部で囲まれた池部内に、前記第1の塗布液と略同一組成の膜構成成分を含有し、前記第1の塗布液の粘度より低い粘度の第2の塗布液を、インクジェット法により吐出する工程を有することを特徴とする薄膜形成方法。A method of forming a thin film by applying a coating solution on a substrate,
Forming a bank portion by discharging a first coating liquid by an ink jet method on a contour portion of the region on the substrate where the thin film is formed;
The pond part surrounded by the bank part in a semi-cured or cured state contains a film constituent having substantially the same composition as the first coating liquid, and has a second viscosity lower than the viscosity of the first coating liquid . A method of forming a thin film, comprising a step of discharging a coating liquid by an ink jet method.
する半導体装置の製造方法。A method of manufacturing a semiconductor device having a patterned formed by wiring a conductive layer, patterning and forming the conductive layer by a thin film forming method according to any one of claims 1 to 5 and the conductive layer A method for manufacturing a semiconductor device, comprising: a step.
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