JP4190099B2 - 空気調和機の制御方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、空気調和機の運転制御方法に係り、特に室内を冷房する冷房運転の際に冷却された空気を室内へ供給する吹出口の結露防止関するものである。
【0002】
【従来の技術】
空気調和機の冷房運転時、室内の湿度が高い状態、または室内に供給する空気の温度が低すぎる状態では吹出口周辺に露が生じて室内に結露水が滴下したり、白い霧が発生する等の問題点があった。
【0003】
このような露付を防止するために、空気調和機の吹出口の周辺に植毛を設け捕水量の増加を図ると共に、冷気と暖気とが接触しないよう断熱材を配置する等の対応が行われていた。
【0004】
実開昭64―8146号公報には、空気調和機の冷房運転時に吸込空気の相対湿度を検出し、この相対湿度が所定の設定値以上に達すると、ファン風量の制御や冷媒循環量の制御により、吹出空気温度あるいは冷媒の蒸発温度を上昇させて露付が生じないようにしたものが記載されている。
【0005】
特開平4−98038号公報には、冷房運転中における室内熱交換器の蒸発温度、室内の吸込空気温度及び室外の吸込空気温度から室内の吸込空気の露点温度を演算し、この露点温度と吹出空気温度との温度差から露付度合を求めるとともに、露付度合の時間積分値を演算し、この積分値が所定値よりも高くなると、圧縮機を停止させ、或いは圧縮機の運転容量を低減させることにより、室内熱交換器の蒸発温度を上昇させて露付の発生を防止しようとするもが記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、植毛や断熱材を用い構造上で露付を防止しようとすると、設計上の制約が生じるとともに、製造コストの増大を招くことになる。
【0007】
また、上記いずれの公報に記載されたものも、露点に基づいて露付を防止する制御を行っているため室内に供給する空気の温度及び送風量が考慮されておらず、不必要に露付防止の運転を行う範囲を広げ、冷房能力が十分に確保できる運転範囲を狭めている問題点があった。
【0008】
本発明は、かかる問題点に対して、露付防止を行いつつ冷房運転の可能な範囲を拡げることができる空気調和機の制御方法を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、運転能力可変型の圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器を用いた冷凍サイクル、室内の温度を検出する温度センサ、室内の湿度を検出する湿度センサ、および室外の温度を検出する外気温センサを備え、冷房運転を実施する際、室温が設定温度に至るように、前記蒸発器で冷却された空気を送風量可変型の送風装置を用いて室内に供給すると共に前記圧縮機の運転能力を自動制御するようにした空気調和機の制御方法において、前記圧縮機の運転能力に第1の能力<第2の能力<第4の能力<定格能力となる規制値を設け、所定時間に第1の所定時間<第3の所定時間<第2の所定時間=第4の所定時間となる所定時間を設け、外気温に第1の外気温設定値<第2の外気温設定値となる設定値を設け、送風量に第1の送風量設定値<第2の送風量設定値<最大送風量となる設定値を設け、湿度に第1の湿度設定値>第2の設定値を設け、前記送風装置の送風量が第1の送風量設定値より小さい条件を満たす際に前記圧縮機の運転能力を第1の能力以下に規制し、室温が室温設定値以下または外気温度が第1の外気温設定値以下を第1の所定時間の間連続して維持しているか、外気温が第2の外気温設定値以下を第2の所定時間の間連続して維持しているか、室内の湿度が第1の湿度設定値以上を第3の所定時間の間連続して維持しているかのいずれかの条件を満たしかつ前記送風装置の送風量が第2の送風量設定値より小さい条件を満たす際に前記圧縮機の運転能力を第2の能力以下に規制し、室温が室温設定値以下でかつ外気温度が第1の外気温設定値以下を第1の所定時間の間連続して維持しているか、室内の湿度が第1の湿度設定値以上を第3の所定時間の間連続して維持しているかのいずれかの条件を満たしかつ前記送風装置の送風量が第2の送風量設定値より大きい条件を満たす際に前記圧縮機の運転能力を定格能力以下に規制し、外気温が第2の外気温設定値以下を第2の所定時間の間連続して維持しかつ室内の湿度が第2の湿度設定値以上を第4の所定時間の間連続して維持すると共にさらに前記送風装置の送風量が第2の送風量設定値より大きい条件を満たす際に前記圧縮機の運転能力を第4の能力以下に規制するので、不必要に露付防止制御が行われなくなるとともに、露がつかない範囲で冷房運転が行われるものである。
【0014】
また、請求項2に係る発明は、運転能力可変型の圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器を用いた冷凍サイクル、室内の温度を検出する温度センサ、および室内の湿度を検出する湿度センサを備え、冷房運転を実施する際、室温が設定温度に至るように、前記蒸発器で冷却された空気を送風量可変型の送風装置を用いて室内に供給すると共に前記圧縮機の運転能力を自動制御するようにした空気調和機の制御方法において、前記圧縮機の運転能力に第1の能力<第2の能力<定格能力となる規制値を設け、所定時間に第1の所定時間<第2の所定時間となる所定時間を設け、送風量に第1の送風量設定値<第2の送風量設定値<最大送風量となる設定値を設け、湿度に第1の湿度設定値を設け、前記送風装置の送風量が第1の送風量設定値より小さい条件を満たす際に前記圧縮機の運転能力を第1の能力以下に規制し、室温が室温設定値以下を第1の所定時間の間連続して維持しているか、室内の湿度が第1の湿度設定値以上を第2の所定時間の間連続して維持しているかのいずれかの条件を満たしかつ前記送風装置の送風量が第2の送風量設定値より小さい条件を満たす際に前記圧縮機の運転能力を第2の能力以下に規制し、室温が室温設定値以下を第1の所定時間の間連続して維持しているか、室内の湿度が第1の湿度設定値以上を第2の所定時間の間連続して維持しているかのいずれかの条件を満たしかつ前記送風装置の送風量が第2の送風量設定値より大きい条件を満たす際に前記圧縮機の運転能力を定格能力以下に規制するので、不必要に露付防止制御が行われなくなるとともに、露がつかない範囲で冷房運転が行われるものである。
【0015】
また、請求項3に係る発明は、運転能力可変型の圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器を用いた冷凍サイクル、室内の温度を検出する温度センサ、および室外の温度を検出する外気温センサを備え、冷房運転を実施する際、室温が設定温度に至るように、前記蒸発器で冷却された空気を送風量可変型の送風装置を用いて室内に供給すると共に前記圧縮機の運転能力を自動制御するようにした空気調和機の制御方法において、前記圧縮機の運転能力に第1の能力<第2の能力<第4の能力<定格能力となる規制値を設け、所定時間に第1の所定時間<第2の所定時間となる所定時間を設け、外気温に第1の外気温設定値<第2の外気温設定値となる設定値を設け、送風量に第1の送風量設定値<第2の送風量設定値<最大送風量となる設定値を設け、前記送風装置の送風量が第1の送風量設定値より小さい条件を満たす際に前記圧縮機の運転能力を第1の能力以下に規制し、室温が室温設定値以下でかつ外気温度が第1の外気温設定値以下を第1の所定時間の間連続して維持しているか、外気温が第2の外気温設定値以下を第2の所定時間の間連続して維持しているかのいずれかの条件を満たしかつ前記送風装置の送風量が第2の送風量設定値より小さい条件を満たす際に前記圧縮機の運転能力を第2の能力以下に規制し、室温が室温設定値以下でかつ外気温度が第1の外気温設定値以下を第1の所定時間の間連続して維持している条件を満たしかつ前記送風装置の送風量が第2の送風量設定値より大きい条件を満たす際に前記圧縮機の運転能力を定格能力以下に規制し、外気温が第2の外気温設定値以下を第2の所定時間の間連続して維持しかつ前記送風装置の送風量が第2の送風量設定値より大きい条件を満たす際に前記圧縮機の運転能力を第4の能力以下に規制するので、不必要に露付防止制御が行われなくなるとともに、露がつかない範囲で冷房運転が行われるものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1は冷媒回路図であり、1は運転能力可変型の圧縮機、2は四方切換弁、3は室外側熱交換器、4a、4bは絞り量が制御信号に応じて任意に調整できる電動膨張弁(減圧装置)、5はストレーナー、6、7は2分割された室内側熱交換器、8はアキュムレーターであり、図に示すように冷媒配管で環状に接続され冷凍サイクルを構成している。
【0018】
圧縮機1の運転能力は所定の範囲内で被調和室(室内)の空調負荷とバランスする大きさに至るように自動制御されるものであり、たとえは、室内の温度と設定温度との温度偏差eとこの温度偏差eの変化分△eとを所定周期毎に求め、これらeと△eとの値からファジー演算を行って運転能力の補正値を求める。次いで現在の運転能力にこの補正値を加算した値を新たな運転能力として設定する方法などがあるが、圧縮機1の運転能力の設定はこの方法に限るものではなく、単に温度偏差eのみから求めるなど他の方法を用いても良い。
【0019】
室内熱交換器6、7は電動膨張弁4bを介して直列に接続されており、電動膨張弁4bが全開状態にあるときは、室内熱交換器6、7は実質的に一体になるものである。
【0020】
電動膨張弁4aを全開状態し、電動膨張弁4bの絞り量(減圧量)を調節すると室内熱交換器6、7を凝縮器、蒸発器(又は蒸発器、凝縮器)として作用させることができ、除湿運転が可能になるものである・
尚、9、10はマフラー(消音器)であり、11は室外熱交換器用の送風装置(プロペラファン)、12は室内熱交換器用の送風装置(クロスフローファン)である。この送風装置12はモータにDCブラシレスモータを用い送風量がほぼリニアに可変できるように構成されている。
【0021】
四方切換弁2の状態が実線で示す状態(図示の状態)にあり、電動膨張弁4bが全開の時は、圧縮機1から吐出された高温高圧の冷媒はマフラー9、四方切換弁2を経て室外側熱交換器3で凝縮し、電動膨張弁4a、ストレーナー5を経て室内熱交換器6、7で蒸発した後、マフラー10、四方切換弁2、アキュムレータ8を経て再び圧縮機1へ吸い込まれるところの実線矢印で示される冷凍サイクルを循環する。
【0022】
このとき室内熱交換器6、7で冷媒が蒸発することによって冷房運転(冷房モード)が行われ、冷却された空気は送風装置12によって被調和室へ供給されるものである。
【0023】
また、電動膨張弁4aを全開状態にし、送風装置11を止めて電動膨張弁4bの開度(絞り量)を調整すると圧縮機1から吐出された冷媒は室内側熱交換器6で凝縮し、室内熱交換器7で蒸発する。従って、送風装置12によって室内側熱交換器6で加熱された空気と室内側熱交換器7で冷却された空気とがエアミックスされて被調和室に供給されるので、室内熱交換器7で除湿されると共に電動膨張弁4bで絞り量が制御され吐出空気の温度が制御された空気が被調和室に供給される。すなわち除湿運転(除湿モード)が行われ、電動膨張弁4bの絞り量を調節して冷やし気味の除湿運転、暖め気味の除湿運転が行えるものである。
【0024】
四方切換弁2の状態が点線で示す状態にあるときは、圧縮機1から吐出された高温高圧の冷媒はマフラー9、四方切換弁2、マフラー10を経て室内側熱交換器6、7で凝縮し、ストレーナー6、電動膨張弁4aを経て室外熱交換器3で蒸発した後、四方切換弁2、アキュムレーター8を経て再び圧縮機1へ吸い込まれるところの点線矢印で示される冷凍サイクルを循環する。
【0025】
このとき室内熱交換器6、7で冷媒が凝縮することによって暖房運転が行われ、加熱された空気は送風装置12によって被調和室へ供給されるものである。
【0026】
図2は空気調和機の室内ユニット(室内熱交換6、7を搭載するユニット)に設けられる制御回路の概略ブロック図である。
【0027】
この図において、21は100Vの交流電力が供給されるプラグであり、100Vの商用交流電源に接続されている。この交流電力はスイッチ22を介して電源回路23に供給されている。
【0028】
24は電流ヒューズ、25は整流回路、26はモータ電源、27は制御用電源、28はシリアル電源であり、これらの構成要素が電源回路23を構成している。
【0029】
電流ヒューズ24は電源回路23に供給される電流が所定電流以上になった際に溶断して回路の保護を図るものであり、整流回路25は電流ヒューズ24を介して得られる交流電力を全波整流し、モータ電源回路(スイッチング電源回路)26は送風装置12を構成するファンモータ(DCセンサレスモータ)29の駆動電源を生成するものであって、後記するマイコンからの信号に基づいてスイッチング波形のONデューティを制御しDC12V〜DC48Vの間で出力電圧を可変する。
【0030】
制御用電源27は制御部30の駆動電源(DC5V)を生成し安定化させるものであり、シリアル電源28は室外ユニット(室外側熱交換器3を搭載する)へ送信する信号(四方切換弁2の切換信号、圧縮機1の運転能力の設定値など)を室外ユニットへ供給する交流電力と共通線を共用させるための回路である。
【0031】
31は端子板であり、1番端子、2番端子、3番端子が樹脂製の端子台に設けられていると共に、所定の温度以上で溶断して回路を開く温度ヒューズ32がこの端子台の温度、すなわち端子板13の温度を検知できるように取り付けられている。
【0032】
端子板31の1番端子とプラグ21との間にはパワーリレー36の常開接片37が介在され、マイコン33の出力(ドライバーの図示は省略)で常開接片37を閉じ、端子板31から室外側ユニットへ出力される交流電力を制御している。
【0033】
端子板31の2番端子はプラグ21に接続されると共に、3番端子(信号出力用の端子)との共通線になっている。
【0034】
3番端子はマイコン33から出力される信号をシリアル回路28a、シリアル電源28を介して出力する端子である。
【0035】
尚、端子板31の1番端子〜3番端子は後記する図3の室外ユニットに搭載される電気回路の端子板に同じ端子番号同士がつながるように接続されるものである。
【0036】
温度ヒューズ32はパワーリレー36の駆動ラインに挿入され、端子板31の温度が上昇した際にパワーリレー36への通電を遮断し常開接片37を開いて室外ユニットへの交流電力の供給を遮断するものである。
【0037】
39はワイヤレスのリモートコントローラであり、空気調和機の運転制御や設定値の設定など種々の設定及び機能の選択をスイッチの操作に基づいて行うものであり、その操作信号が表示基板40に設けらた受信回路に向けて送信される。
【0038】
マイコン33はこの操作信号を受信し空気調和機の運転制御を行うものである。尚、表示基板40には空気調和機の運転状態(冷房/暖房/ドライ等の運転モードや設定値、室温など)が表示される。
【0039】
41はスイッチ基板であり、スイッチ22や試運転操作のスイッチなどサービスにかかるスイッチが設けられている。
【0040】
42は外部ロムであり、マイコン33の初期設定値を格納している。
【0041】
43、44は室内の温度を検出する温度センサ、及び室内熱交換器7の温度を検出する温度センサであり、マイコン33のA/D入力端子に接続される。マイコン33はこれら検出された温度に基づいて空気調和機の運転を制御するものである。
【0042】
45は室内の湿度を検出する湿度センサであり、マイコン33のA/D入力端子に接続され、マイコン33はこれら検出された温度や湿度に基づいて空気調和機の運転を制御するものである。
【0043】
47はモータ駆動回路であり、スイッチング素子を3相ブリッジ状に結線したインバータ回路を有し、DCセンサレスモータを用いた場合はこのインバータ回路の出力をファンモータ29の回転子の回転位置に合わせて切り換えるものである。インバータ回路の出力を切り換える信号はマイコン33が回転子の回転位置から判断して出力し、このファンモータ29の回転数はモーター電源26から出力される直流電圧の電圧によって制御される。
【0044】
電動膨張弁4a、4bは内蔵された駆動部(ステップモータなど)によって冷媒の絞り量が制御されるものであり、絞り量はマイコン33から出力される信号に応じて任意に制御される。また電動膨張弁4a,4bはいずれか一方が制御対象になっているときは、残りが全開状態になるものである。電動膨張弁4a、4bは蒸発器として作用する熱交換器の温度が一定になるように制御される。
【0045】
図3は室外ユニットに搭載される制御回路の概略を示すブロック図であり、端子板51の端子番号を同じくして図2に示す端子板31に接続されるものである。
【0046】
この図において、52は電源回路であり、端子板51の1番端子、2番端子を介して得られる室内ユニットからの100Vの交流電力を倍電圧整流し平滑するものであり、バリスタ、ノイズフィルター、リアクタ、電流ヒューズ等が付加されている。
【0047】
この電源回路52から出力される直流電力は、スイッチング素子を3相ブリッジ状に結線したインバータ回路53へ出力されて、PWM理論に基づく疑似正弦波の3相交流(圧縮機1が誘導電動機を用いている場合)または、回転子の回転位置を判断しこの回転位置に対応する通電パターンで固定子巻線を通電する方式(圧縮機1が直流ブラシレスモータを用いている場合)に変換された後、圧縮機1へ供給される。
【0048】
従って、いずれも圧縮機1の回転数を変えて圧縮機1の運転能力を制御することができるものである。
【0049】
55はマイコンであり制御部54を成している。マイコン55は端子板51の3番端子及びシリアル回路56を介して室内ユニットのマイコン33から受信する制御信号に基づき、上記動作による圧縮機1の運転能力(回転数)を制御し、さらに四方切換弁2の切換や送風装置11(プロペラファンを駆動するファンモータ)を制御し、電流検出回路57に接続されるCT(電流検出器)58の検出する電流値が所定値を越えないように圧縮機1の運転能力を制御し、圧縮機1の温度を検出する温度センサ59の温度が所定値を越えないように圧縮機1の運転能力を制御するものである。
【0050】
60は外気の温度を検出する外気温センサであり、このセンサの検出した外気温は室内ユニットのマイコン33へシリアル回路56を介して送信されるものである。
【0051】
尚、61は室外熱交換器の温度を検出する温度センサであり、62は制御用の直流電力を生成するスイッチング電源である。
【0052】
このように構成された空気調和機は、四方切換弁2を図1に示す状態で冷房運転を開始する。このとき圧縮機1の運転能力は上記したように被調和室の負荷に見合う値に至るように、被調和室の室温と設定値との温度差(室温偏差e)およびこの室温偏差eの変化分からファジー演算等を行い運転能力の補正値を求め、現在の運転能力に補正を行った後の値を室外ユニットのマイコン55へ送信して圧縮機1の運転能力がこの値に至るように制御するものである。
【0053】
このとき、室外ユニットのマイコン55はCT58の検出する電流値、温度センサ59の検出する圧縮機1の温度などに基づいて圧縮機1の運転能力(回転数)の範囲(上限)を自動的に制限する保護機能が備えられている。
【0054】
冷房運転を継続すると室温、外気温、湿度、圧縮機の運転能力、室内側送風装置12の送風量の条件によっては、冷却された空気の温度が低下し吹出口付近の温度を下げ露付の原因となることが知られている。例えば、室温、外気温が高い時には室内の飽和水蒸気圧が高くなり空気中の水分含有量が多くなる。この状態で低温の空気を供給すると吹出口付近の温度が下がり冷却前の空気から露付が起こる。また、室内側送風装置12の送風量(回転数)が少なく設定されている時に室温偏差eが大きいと圧縮機1の運転能力は大きめに設定されるので、蒸発器の蒸発温度が下がり上記と同様に低温の冷却空気が室内へ供給され露付の原因となるものである。
【0055】
室内ユニットのマイコン33はこれら露付の原因となる条件の成立を判断し、圧縮機1の運転能力を露付が生じる運転能力以下に規制するものである。すなわち室外ユニットのマイコン55へ送信する運転能力がこの規制値を超えないように運転能力を下方補正した後マイコン55へ送信するものである。
【0056】
マイコン33が露付防止の必要を判断する条件は以下の通りである。
【0057】
(1)室内側送風装置12の送風量(ファンモータ29の回転数)≦第1の送風量設定値:この条件を満たすときは運転能力の上限を第1の能力に設定する。
【0058】
第1の送風量は最大送風量の1/3以下で機種に応じて任意に設定され、通常「弱」と称する程度の送風量である。第1の能力は圧縮機1の定格出力の60%前後で機種に応じて任意に設定されるものである。
【0059】
(2)室温<室温設定値 または 外気温度<第1の外気温設定値 の条件が成立している時間が連続して第1の所定時間を経過するか、もしくは 外気温<第2の外気温設定値 の条件が成立している時間が連続して第2の所定時間を経過するか、もしくは 室内の湿度≧第1の湿度設定値 の条件が成立している時間が連続して第3の所定時間を経過するかのいずれかの条件を満たし、かつ 第1の送風量<室内側送風装置12の送風量≦第2の送風量設定値の条件を満たす際に前記圧縮機の運転能力の上限を第2の能力に設定する。
【0060】
室温設定値は空調負荷の大きくなる温度であり、30度前後で任意に設定される。第1の外気温設定値は空調負荷が大きくなる温度であり、30度前後で任意に設定される。尚、冷却空気の吐出方向を左右にスイングさせているときは第1の外気温設定値を2〜3度かさ上げする。第2の外気温設定値は第1の外気温設定値より2〜3度高い値が設定される。第1の所定時間は40分前後で任意に設定され第2の所定時間は2時間前後で任意に設定され、第3の所定時間は1時間前後で任意に設定される。第1の湿度設定値は除湿運転が必要とされる値であり80%前後で任意に設定されるものである。第2の送風量設定値は最大送風量の2/3前後で機種に応じて任意に設定される。第2の能力は圧縮機1の定格出力の75%前後で機種に応じて任意に設定されるものである。
【0061】
尚、第1の所定時間は「室温<室温設定値 and 外気温度<第1の外気温設定値」の条件が解除されたときにクリアされ、第2の所定時間は「外気温<第2の外気温設定値」の条件が解除されたときにクリアされ、第3の所定時間は「室内の湿度≧第1の湿度設定値」の条件が解除されたときにクリアされるものである。
【0062】
(3)室温<室温設定値 and 外気温度<第1の外気温設定値 の条件が成立している時間が連続して第1の所定時間を経過するか、もしくは 室内の湿度≧第1の湿度設定値 の条件が成立している時間が連続して第3の所定時間を経過するかのいずれかの条件を満たし、かつ 第2の送風量設定値<室内側送風装置12の送風量の条件を満たす際に前記圧縮機の運転能力の上限を第3の能力に設定する。
【0063】
第3の能力は圧縮機1の定格能力の前後で任意に設定される。
【0064】
(4)外気温<第2の外気温設定値 の条件が成立している時間が連続して第2の所定時間を経過し、かつ第2の送風量設定値<室内側送風装置12の送風量の条件を満たし、さらに室内の湿度≧第2の湿度設定値 の条件が成立している時間が連続して第4の所定時間を経過した際に圧縮機1の運転能力の上限を第4の能力に設定する。
【0065】
第2の湿度設定値は第1の湿度設定値より10%前後低い値に任意に設定されている。第4の所定時間は2時間前後で任意に設定され、この第4の所定時間は「室内の湿度≧第2の湿度設定値」の条件が解除されたときにクリアされるものである。第4の能力は圧縮機1の定格出力の90%前後に任意に設定される
上記した定数は空気調和機の能力、圧縮機の最大運転能力や室内送風装置の最大送風量などに基づいて任意に最適に設定されるものである。
【0066】
これらの条件(1)〜(4)のいずれかが成立するときは、条件で設定されるそれぞれの能力に圧縮機の最大運転能力が制限されるものである。
【0067】
従って、圧縮機の運転能力が制限され露付が生じるような低温の冷風が吐出されることを抑制できるものである。
【0068】
次に、空気調和機が外気温センサを備えない場合は以下の条件によって露付の防止を行う。定数は上記と同様な値を用いることができる条件では同じ値を用いる。
【0069】
(5)室内側送風装置12の送風量(ファンモータ29の回転数)≦第1の送風量設定値:この条件を満たすときは運転能力の上限を第1の能力に設定する。
【0070】
(6)室温<室温設定値の条件が成立している時間が連続して第1の所定時間を経過するか、もしくは 室内の湿度≧第1の湿度設定値 の条件が成立している時間が連続して第3の所定時間(請求項6の第2の所定時間に相当)を経過するかのいずれかの条件を満たし、かつ 第1の送風量<室内側送風装置12の送風量≦第2の送風量設定値の条件を満たす際に前記圧縮機の運転能力の上限を第2の能力に設定する。
【0071】
(7)室温<室温設定値の条件が成立している時間が連続して第1の所定時間を経過するか、もしくは 室内の湿度≧第1の湿度設定値 の条件が成立している時間が連続して第3の所定時間(請求項6の第2の所定時間に相当)を経過するかのいずれかの条件を満たし、かつ 第2の送風量設定値<室内側送風装置12の送風量の条件を満たす際に前記圧縮機の運転能力の上限を第3の能力に設定する。
【0072】
これらの条件(5)〜(7)のいずれかが成立するときは、条件で設定されるそれぞれの能力に圧縮機の最大運転能力が制限されるものである。
【0073】
従って、圧縮機の運転能力が制限され露付が生じるような低温の冷風が吐出されることを抑制できるものである。
【0074】
次に、空気調和機が湿度センサを備えない場合は以下の条件によって露付の防止を行う。定数は上記と同様な値を用いることができる条件では同じ値を用いる。
【0075】
(8)室内側送風装置12の送風量(ファンモータ29の回転数)≦第1の送風量設定値:この条件を満たすときは運転能力の上限を第1の能力に設定する。
【0076】
(9)室温<室温設定値 または 外気温度<第1の外気温設定値 の条件が成立している時間が連続して第1の所定時間を経過するか、もしくは 外気温<第2の外気温設定値 の条件が成立している時間が連続して第2の所定時間を経過するかのいずれかの条件を満たし、かつ 第1の送風量<室内側送風装置12の送風量≦第2の送風量設定値の条件を満たす際に前記圧縮機の運転能力の上限を第2の能力に設定する。
【0077】
(10)室温<室温設定値 and 外気温度<第1の外気温設定値 の条件が成立している時間が連続して第1の所定時間を経過し、かつ 第2の送風量設定値<室内側送風装置12の送風量の条件を満たす際に前記圧縮機の運転能力の上限を第3の能力に設定する。
【0078】
(11)外気温<第2の外気温設定値 の条件が成立している時間が連続して第2の所定時間を経過し、かつ第2の送風量設定値<室内側送風装置12の送風量の条件を満たした際に圧縮機1の運転能力の上限を第4の能力に設定する。
【0079】
これらの条件(8)〜(11)のいずれかが成立するときは、条件で設定されるそれぞれの能力に圧縮機の最大運転能力が制限されるものである。
【0080】
従って、圧縮機の運転能力が制限され露付が生じるような低温の冷風が吐出されることを抑制できるものである。
【0081】
次に、空気調和機が外気温センサ及び湿度センサの両方を備えない場合は以下の条件によって露付の防止を行う。定数は上記と同様な値を用いることができる条件では同じ値を用いる。
【0082】
(12)室内側送風装置12の送風量(ファンモータ29の回転数)≦第1の送風量設定値:この条件を満たすときは運転能力の上限を第1の能力に設定する。
【0083】
(13)室温<室温設定値の条件が成立している時間が連続して第1の所定時間を経過し、かつ 第1の送風量<室内側送風装置12の送風量≦第2の送風量設定値の条件を満たす際に前記圧縮機の運転能力の上限を第2の能力に設定する。
【0084】
(14)室温<室温設定値の条件が成立している時間が連続して第1の所定時間を経過し、かつ 第2の送風量設定値<室内側送風装置12の送風量の条件を満たす際に前記圧縮機の運転能力の上限を第3の能力に設定する。
【0085】
これらの条件(12)〜(14)のいずれかが成立するときは、条件で設定されるそれぞれの能力に圧縮機の最大運転能力が制限されるものである。
【0086】
従って、圧縮機の運転能力が制限され露付が生じるような低温の冷風が吐出されることを抑制できるものである。
【0087】
以上のような条件が成立した際には、実質的に圧縮機1の運転能力の上限が空調負荷の大きさに関わらず規制されるので、室内側送風機12の送風量が少ないときでも、極端な冷風吹き出しによる露付を抑制することができるものである。また、上記の露付の条件が解除された際には通常の運転に戻るものである。
【0088】
【発明の効果】
以上のように本発明の制御方法では室内側送風装置の送風量及び空調負荷の大きさに基づいて設定される露付の条件を満たした際に圧縮機の最大運転能力を規制したので、冷風の吹き出しによる露付を抑制できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す冷媒回路図である。
【図2】室内ユニットに設けられる制御回路の概略ブロック図である。
【図3】室外ユニットに設けられる制御回路の概略ブロック図である。
【符号の説明】
1 圧縮機
2 四方切換弁
3 室外側熱交換器
4a 電動膨張弁
4b 電動膨張弁
6 室内熱交換器
7 室内熱交換器
43 温度センサ
45 湿度センサ
60 外気温センサ
Claims (3)
- 運転能力可変型の圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器を用いた冷凍サイクル、室内の温度を検出する温度センサ、室内の湿度を検出する湿度センサ、および室外の温度を検出する外気温センサを備え、冷房運転を実施する際、室温が設定温度に至るように、前記蒸発器で冷却された空気を送風量可変型の送風装置を用いて室内に供給すると共に前記圧縮機の運転能力を自動制御するようにした空気調和機の制御方法において、
前記圧縮機の運転能力に第1の能力<第2の能力<第4の能力<定格能力となる規制値を設け、所定時間に第1の所定時間<第3の所定時間<第2の所定時間=第4の所定時間となる所定時間を設け、外気温に第1の外気温設定値<第2の外気温設定値となる設定値を設け、送風量に第1の送風量設定値<第2の送風量設定値<最大送風量となる設定値を設け、湿度に第1の湿度設定値>第2の設定値を設け、
前記送風装置の送風量が第1の送風量設定値より小さい条件を満たす際に前記圧縮機の運転能力を第1の能力以下に規制し、
室温が室温設定値以下または外気温度が第1の外気温設定値以下を第1の所定時間の間連続して維持しているか、外気温が第2の外気温設定値以下を第2の所定時間の間連続して維持しているか、室内の湿度が第1の湿度設定値以上を第3の所定時間の間連続して維持しているかのいずれかの条件を満たしかつ前記送風装置の送風量が第2の送風量設定値より小さい条件を満たす際に前記圧縮機の運転能力を第2の能力以下に規制し、
室温が室温設定値以下でかつ外気温度が第1の外気温設定値以下を第1の所定時間の間連続して維持しているか、室内の湿度が第1の湿度設定値以上を第3の所定時間の間連続して維持しているかのいずれかの条件を満たしかつ前記送風装置の送風量が第2の送風量設定値より大きい条件を満たす際に前記圧縮機の運転能力を定格能力以下に規制し、
外気温が第2の外気温設定値以下を第2の所定時間の間連続して維持しかつ室内の湿度が第2の湿度設定値以上を第4の所定時間の間連続して維持すると共にさらに前記送風装置の送風量が第2の送風量設定値より大きい条件を満たす際に前記圧縮機の運転能力を第4の能力以下に規制することを特徴とする空気調和機の制御方法。 - 運転能力可変型の圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器を用いた冷凍サイクル、室内の温度を検出する温度センサ、および室内の湿度を検出する湿度センサを備え、冷房運転を実施する際、室温が設定温度に至るように、前記蒸発器で冷却された空気を送風量可変型の送風装置を用いて室内に供給すると共に前記圧縮機の運転能力を自動制御するようにした空気調和機の制御方法において、
前記圧縮機の運転能力に第1の能力<第2の能力<定格能力となる規制値を設け、所定時間に第1の所定時間<第2の所定時間=第4の所定時間となる所定時間を設け、送風量に第1の送風量設定値<第2の送風量設定値<最大送風量となる設定値を設け、湿度に第1の湿度設定値を設け、
前記送風装置の送風量が第1の送風量設定値より小さい条件を満たす際に前記圧縮機の運転能力を第1の能力以下に規制し、
室温が室温設定値以下を第1の所定時間の間連続して維持しているか、室内の湿度が第1の湿度設定値以上を第2の所定時間の間連続して維持しているかのいずれかの条件を満たしかつ前記送風装置の送風量が第2の送風量設定値より小さい条件を満たす際に前記圧縮機の運転能力を第2の能力以下に規制し、
室温が室温設定値以下を第1の所定時間の間連続して維持しているか、室内の湿度が第1の湿度設定値以上を第2の所定時間の間連続して維持しているかのいずれかの条件を満たしかつ前記送風装置の送風量が第2の送風量設定値より大きい条件を満たす際に前記圧縮機の運転能力を定格能力以下に規制することを特徴とする空気調和機の制御方法。 - 運転能力可変型の圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器を用いた冷凍サイクル、室内の温度を検出する温度センサ、および室外の温度を検出する外気温センサを備え、冷房運転を実施する際、室温が設定温度に至るように、前記蒸発器で冷却された空気を送風量可変型の送風装置を用いて室内に供給すると共に前記圧縮機の運転能力を自動制御するようにした空気調和機の制御方法において、
前記圧縮機の運転能力に第1の能力<第2の能力<第4の能力<定格能力となる規制値を設け、所定時間に第1の所定時間<第2の所定時間となる所定時間を設け、外気温に第1の外気温設定値<第2の外気温設定値となる設定値を設け、送風量に第1の送風量設定値<第2の送風量設定値<最大送風量となる設定値を設け、
前記送風装置の送風量が第1の送風量設定値より小さい条件を満たす際に前記圧縮機の運転能力を第1の能力以下に規制し、
室温が室温設定値以下でかつ外気温度が第1の外気温設定値以下を第1の所定時間の間連続して維持しているか、外気温が第2の外気温設定値以下を第2の所定時間の間連続して維持しているかのいずれかの条件を満たしかつ前記送風装置の送風量が第2の送風量設定値より小さい条件を満たす際に前記圧縮機の運転能力を第2の能力以下に規制し、
室温が室温設定値以下でかつ外気温度が第1の外気温設定値以下を第1の所定時間の間連続して維持している条件を満たしかつ前記送風装置の送風量が第2の送風量設定値より大きい条件を満たす際に前記圧縮機の運転能力を定格能力以下に規制し、
外気温が第2の外気温設定値以下を第2の所定時間の間連続して維持しかつ前記送風装置の送風量が第2の送風量設定値より大きい条件を満たす際に前記圧縮機の運転能力を第4の能力以下に規制することを特徴とする空気調和機の制御方法。
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