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JP4186709B2 - Developing roller, manufacturing method thereof, and image forming apparatus - Google Patents

Developing roller, manufacturing method thereof, and image forming apparatus Download PDF

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JP4186709B2
JP4186709B2 JP2003149442A JP2003149442A JP4186709B2 JP 4186709 B2 JP4186709 B2 JP 4186709B2 JP 2003149442 A JP2003149442 A JP 2003149442A JP 2003149442 A JP2003149442 A JP 2003149442A JP 4186709 B2 JP4186709 B2 JP 4186709B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ等の電子写真装置や静電記録装置などの画像形成装置に用いられる現像ローラ及びその製造方法と、この現像ローラを用いた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び先行技術】
複写機、プリンタ等の電子写真方式の画像形成装置では、潜像を保持した感光ドラム等にトナー(非磁性一成分現像剤)を供給し、感光ドラムの潜像に該現像剤を付着させて潜像を可視化する現像方法として、加圧現像法が知られている。
【0003】
この加圧現像法は、トナーを担持した現像ローラを感光ドラム等の静電潜像を保持した潜像保持体(画像形成体)に接触させて、トナーを該潜像保持体の潜像に付着させることにより現像を行うもので、このため上記現像ローラを導電性を有する弾性体で形成する必要がある。潜像保持体と現像ローラ間に微小な間隙を設けてトナーを飛翔させたりアパチャー電極を用いたトナージェット法等にもこのような導電性弾性ローラが用いられている。
【0004】
この加圧現像法を例にとると、例えば図2に示されているように、トナーを供給するためのトナー塗布用ローラ4と静電潜像を保持した感光ドラム(画像形成体)5との間に、上記現像ローラ1が配設され、これら現像ローラ1、感光ドラム5及びトナー塗布用ローラ4がそれぞれ図中矢印方向に回転することにより、トナー6がトナー塗布用ローラ4により現像ローラ1の表面に供給され、このトナーが成層ブレード7により均一な薄層に整えられ、この状態で現像ローラ1が感光ドラム5と接触しながら回転することにより、薄層に形成されたトナーが現像ローラ1から感光ドラム5の潜像に付着して、該潜像が可視化するようになっている。なお、図中8は転写部であり、ここで紙等の記録媒体にトナー画像を転写するようになっており、また9はクリーニング部であり、そのクリーニングブレード10により転写後に感光ドラム5表面に残留するトナーを除去するようになっている。
【0005】
この場合、現像ローラ1は、感光ドラム5に密着した状態を確実に保持しつつ回転しなければならず、このため図1に示されているように、金属等の良導電性材料からなるシャフト2の外周にシリコーンゴム、NBR、EPDM、ECO、ポリウレタン等のエラストマーにカーボンブラックや金属粉を分散させた半導電性の弾性体やこれらを発泡させたフォーム体からなる半導電性弾性層3を形成した構造となっている。更に、トナーに対する帯電性や付着性の制御のため、あるいは現像ローラと成層ブレードとの摩擦力の制御や、現像ローラの弾性体による感光体の汚染防止の目的で樹脂被覆層3aを表面に形成する場合もある。
【0006】
この樹脂被覆層を設ける方法として、溶剤系又は水系の塗料中にローラをディップ又はスプレーした後に熱又は熱風で乾燥硬化する方法が行われているが、長時間の乾燥が必要であるため、量産には長い乾燥ラインが必要である。また、ローラのソリッド層はその用途から微妙な導電性、表面状態が要求されるため、乾燥ライン内の温度分布、風量のバラツキが性能に大きく影響する等、コスト、品質上の問題があった。
【0007】
このような問題点を解決するものとして、紫外線硬化型樹脂を塗布し硬化させて樹脂被覆層を形成した現像ローラが特開2002−310136号公報に記載されている。同号公報には、弾性層を形成する方法として、ウレタン原料液を円筒状の金型内に注入し、発泡させ硬化させて弾性層を形成し、この弾性層に研磨処理を施すことなく弾性層外周面に樹脂被覆層を形成することが記載されている。
【0008】
しかし、紫外線硬化型樹脂を塗布して紫外線照射し樹脂被覆層を成膜する方法においては、紫外線の照射が不十分であった場合に未反応樹脂が残存し、この未反応樹脂が感光体に付着し、汚染させてしまう恐れがある。
【0009】
この問題を解決するものとして、本出願人は、先に、紫外線硬化型樹脂に紫外線を照射し、その後加熱して残存未反応樹脂分を硬化させる方法を提案した(特願2002−358254号)。
【0010】
【特許文献1】
特開2002−310136号公報
【特許文献2】
特願2002−358254号
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
紫外線照射後に加熱処理を施すことにより、残存未反応樹脂分を硬化させて、上述のような残存未反応樹脂分による感光体の汚染をある程度防止することはできるが、十分ではなく、硬化不良により汚染が生じる場合もある。また、加熱に長時間を要し、生産性が損なわれると共に、長時間加熱により、下層の弾性層が熱劣化を受ける恐れもある。
【0012】
本発明は、紫外線の照射により樹脂被覆層を形成する現像ローラにおいて、短時間の処理で未反応樹脂分の残留を無くし、弾性層の劣化を引き起こすことなく感光体の汚染を確実に防止して良好な画像を形成することができる現像ローラ及びその製造方法と、この現像ローラを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の現像ローラの製造方法は、弾性層と、該弾性層の外周面に形成された少なくとも1層の樹脂被覆層を有する現像ローラを製造する方法において、該樹脂被覆層の形成に当たり該弾性層の外周面に紫外線硬化型樹脂を含んだ塗工液を塗布した後、紫外線を照射し、その後マイクロ波加熱して残存未反応樹脂分を硬化させることを特徴とする。
【0014】
本発明の現像ローラは、この製造方法により製造されたものであり、また、弾性層と、該弾性層の外周面に形成された少なくとも1層の樹脂被覆層とを有する現像ローラにおいて、該樹脂被覆層は、紫外線を照射後、マイクロ波加熱により硬化された紫外線硬化型樹脂よりなることを特徴とする。
【0015】
本発明の画像形成装置は、このような本発明の現像ローラを備えたものである。
【0016】
かかる本発明によって提供される現像ローラは、紫外線の照射後に樹脂被覆層中に未反応樹脂が残存していたとしても、この未反応樹脂がマイクロ波加熱により硬化するので、樹脂被覆層中に未反応樹脂分が残留しないようになる。このため、感光体の汚染が防止され、良好な画像が形成される。しかも、マイクロ波加熱であれば、一種の誘導加熱であり、樹脂被覆層を均一に加熱することができる点においても加熱効率に優れ、その上、例えば20秒〜10分という非常に短い時間で残存未反応樹脂分を硬化させることができるため、生産性が損なわれることもなく、また、弾性層に対しダメージが加えられることもない。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明につき更に詳しく説明する。
【0018】
本発明の現像ローラは、例えば図1に示されたローラ1のように、良導電性シャフト2の外周に半導電性の弾性層3を形成し、更に該半導電性弾性層3上に樹脂被覆層3aを形成したたものである。
【0019】
シャフト2としては、良好な導電性を有するものであれば、いずれのものも使用し得るが、通常は鉄、ステンレススチール、アルミニウム等の金属製の中実体からなる芯金や内部を中空にくりぬいた金属製円筒体等の金属製シャフトが用いられる。
【0020】
このシャフト2の外周に形成する半導電性弾性層3は、エラストマー単体もしくはそれを発泡させたフォーム体にカーボンブラック等の電子導電剤や過塩素酸ナトリウム等のイオン導電剤を配合して抵抗値を調整した半導電性の弾性体により形成される。
【0021】
上記エラストマーとしては、シリコーンゴム、EPDM、NBR、天然ゴム、SBR、ブチルゴム、クロロプレンゴム、アクリルゴム、エピクロロヒドリンゴム、EVA、ポリウレタン、及びこれらの混合物等が挙げられるが、特にシリコーンゴム、EPDM、エピクロロヒドリンゴム、ポリウレタンが好ましく用いられる。また、これらエラストマーを発泡剤を用いて化学的に発泡させたり、ポリウレタンフォームのように空気を機械的に巻き込んで発泡させたフォーム体としても用いることができる。
【0022】
本発明では、シャフト2と弾性層3との一体化を行うための成形工程において、反応射出成形法(RIM成形法)を用いてもよい。即ち、弾性層3の原料成分を構成する2種のモノマー成分を筒状型内に混合射出して、重合反応させて、シャフト2と弾性層3とを一体化する。これにより原料の注入から脱型までの所要時間60秒程度で成形工程を行うことができるので、生産コストを大幅に削減することが可能となる。
【0023】
この半導電性弾性層3に配合される導電剤としては、電子導電剤、イオン導電剤等が用いられる。電子導電剤は透明導電剤であってもよい。
【0024】
電子導電剤を例示すれば、ケッチェンブラック,アセチレンブラック等の導電性カーボン、SAF,ISAF,HAF,FEF,GPF,SRF,FT,MT等のゴム用カーボン、酸化処理等を施したカラ−(インク)用カーボン、熱分解カーボン、天然グラファイト、人造グラファイト、アンチモンドープの酸化錫、酸化チタン、酸化亜鉛、ニッケル、銅、銀、ゲルマニウム等の金属及び金属酸化物、ポリアニリン、ポリピロール、ポリアセチレン等の導電性ポリマー、カーボンウイスカー、黒鉛ウイスカー、炭化チタンウイスカー、導電性チタン酸カリウムウイスカー、導電性チタン酸バリウムウイスカー、導電性酸化チタンウイスカー、導電性酸化亜鉛ウイスカー等の導電性ウイスカー等が挙げられる。これら電子導電剤の配合量は、通常上記エラストマー100重量部に対して1〜50重量部、特に5〜40重量部の範囲で好適に用いられる。
【0025】
また、イオン導電剤を例示すれば、テトラエチルアンモニウム、テトラブチルアンモニウム、ドデシルトリメチルアンモニウム、ヘキサデシルトリメチルアンモニウム、ベンジルトリメチルアンモニウム、変性脂肪酸ジメチルエチルアンモニウム等の過塩素酸塩、塩素酸塩、塩酸塩、臭素酸塩、ヨウ素酸塩、ホウ弗化水素酸塩、硫酸塩、エチル硫酸塩、カルボン酸塩、スルホン酸塩などのアンモニウム塩;リチウム、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどのアルカリ金属、アルカリ土類金属の過塩素酸塩、塩素酸塩、塩酸塩、臭素酸塩、ヨウ素酸塩、ホウ弗化水素酸塩、硫酸塩、トリフルオロメチル硫酸塩、スルホン酸塩等が挙げられる。これらイオン導電剤の配合量は、通常上記エラストマー100重量部に対して0.01〜10重量部、特に0.05〜5重量部の範囲で好適に用いられる。
【0026】
なお、上記導電剤は、1種を単独で用いても2種以上を組み合わせて用いてもよく、この場合電子導電剤とイオン導電剤とを組み合わせることも可能である。
【0027】
この半導電性弾性層3は、特に制限されるものではないが、上記導電剤の配合により、その抵抗値を10〜1010Ωcm、特に10〜10Ωcmとすることが好ましい。抵抗値が10Ωcm未満であると電荷が感光ドラム等にリークしたり、電圧によりトナー担持体自身が破壊したりする場合があり、一方1010Ωcmを超えると、地かぶりが発生しやすくなる。
【0028】
この半導電性弾性層3には、必要に応じて上記エラストマーをゴム状物質とするために架橋剤、加硫剤を添加することができる。この場合、有機過酸化物架橋及び硫黄架橋のいずれの場合でも加硫助剤、加硫促進剤、加硫促進助剤、加硫遅延剤等を用いることができる。更にまた、上記以外にもゴムの配合剤として一般に用いられているしゃく解剤、発泡剤、可塑剤、軟化剤、粘着付与剤、粘着防止剤、分離剤、離型剤、増量剤、着色剤等を添加することができる。
【0029】
ポリウレタン又はEPDMを基材として弾性層3を形成する場合には、例えば現像ローラとして使用する際の表面上のトナー帯電量をコントロールする目的でニグロシン、トリアミノフェニルメタン、カチオン染料などの各種荷電制御剤、シリコーン樹脂、シリコーンゴム、ナイロンなどの微粉体を添加することができる。この場合、これら添加剤の添加量は、上記ポリウレタン又はEPDM100重量部に対して、上記荷電制御剤は1〜5重量部、上記微粉体は1〜10重量部とすることが好ましい。
【0030】
半導電性弾性層3の硬度は、特に制限されるものではないが、アスカーC硬度で80度以下、特に40〜70度とすることが好ましい。この場合、硬度が80度を超えると、現像ローラと感光ドラム等との接触面積が小さくなり、良好な現像が行えなくなるおそれがある。更に、トナーに損傷を与え感光体や成層ブレードへのトナー固着などが発生して画像不良となりやすい。逆に、あまり低硬度にすると感光体や成層ブレードとの摩擦力が大きくなり、ジッターなどの画像不良が発生する虞がある。
【0031】
この半導電性弾性層3は、感光体や成層ブレードなどに当接して使用されるため、硬度を低硬度に設定する場合でも、圧縮永久歪をなるべく小さくすることが好ましく、具体的には20%以下とすることが好ましい。
【0032】
半導電性弾性層3の表面粗さは、特に制限されるものではないが、JIS10点平均粗さで15μmRz以下、特に1〜10μmRzとすることが好ましい。表面粗さが15μmRzを超えると一成分現像剤(トナー)のトナー層の層厚や帯電の均一性が損なわれる場合があるが、15μmRz以下とすることにより、トナーの付着性を向上させることができると共に、長期使用時でのローラの摩耗による画像劣化をより確実に防止し得る。適切な表面粗さを得るために、ローラ表面を研摩してもよいが、研摩工程を設けるとローラの生産性が悪くなり、製造コストが上昇する。そこで、弾性体の成形用のモールド表面を適度に粗面化し、成形される弾性体の表面にモールド表面の粗面を転写させて上記の表面粗さとすることが好ましい。この場合、脱型された成形体表面(弾性層3の外周面)にそのまま表面被覆層3aが形成される。
【0033】
本発明の現像ローラには、図1に示したように、上記半導電性弾性層3上に抵抗調整やトナーの帯電量、搬送量を制御するために、紫外線硬化型樹脂を硬化させてなる樹脂被覆層3aを形成する。この樹脂被覆層3aを形成する紫外線硬化型樹脂としてはポリエステル樹脂、ポリエーテル樹脂、フッ素樹脂、エポキシ樹脂、アミノ樹脂、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、アクリルウレタン樹脂、ウレタン樹脂、アルキッド樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、シリコーン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂などが挙げられ、これらの1種又は2種以上を混合して用いることができる。更に、これらの樹脂に特定の官能基を導入した変性樹脂を用いることもできる。
【0034】
また、この樹脂被覆層3aの力学的強度、耐環境特性を改善するために架橋構造を導入することが好ましい。
【0035】
紫外線硬化型樹脂としては、特に限定されるものではないが、(メタ)アクリレートオリゴマーを含む(メタ)アクリレート系樹脂組成物が好適である。
【0036】
かかる(メタ)アクリレートオリゴマーとしては、例えば、ウレタン系(メタ)アクリレートオリゴマー、エポキシ系(メタ)アクリレートオリゴマー、エーテル系(メタ)アクリレートオリゴマー、エステル系(メタ)アクリレートオリゴマー、ポリカーボネート系(メタ)アクリレートオリゴマー等、また、フッ素系、シリコーン系のアクリルオリゴマーなどを挙げることができる。
【0037】
上記(メタ)アクリレートオリゴマーは、ポリエチレングリコール、ポリオキシプロピレングリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコール、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、多価アルコールとε−カプロラクトンの付加物等の化合物と、(メタ)アクリル酸との反応により、あるいはポリイソシアネート化合物及び水酸基を有する(メタ)アクリレート化合物をウレタン化することにより合成することができる。
【0038】
ウレタン系(メタ)アクリレートオリゴマーは、ポリオール、イソシアネート化合物と水酸基を有する(メタ)アクリレート化合物とをウレタン化することによって得られる。
【0039】
エポキシ系(メタ)アクリレートオリゴマーの例としては、グリシジル基を有する化合物と(メタ)アクリル酸との反応生成物であればいずれでもよいが、中でもベンゼン環、ナフタレン環、スピロ環、ジシクロペンタジエン、トリシクロデカン等の環状構造を有し、かつグリシジル基を有する化合物と(メタ)アクリル酸の反応生成物が好ましい。
【0040】
更に、エーテル系(メタ)アクリレートオリゴマー、エステル系(メタ)アクリレートオリゴマー及びポリカーボネート系(メタ)アクリレートオリゴマーは、各々に対するポリオール(ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール及びポリカーボネートポリオール)と(メタ)アクリル酸との反応によって得ることができる。
【0041】
樹脂組成物には、必要に応じて粘度調整のために重合性二重結合を有する反応性希釈剤を配合する。このような反応性希釈剤としては、アミノ酸や水酸基を含む化合物に(メタ)アクリル酸がエステル化反応及びアミド化反応で結合した構造の、例えば、単官能、2官能または多官能の重合性化合物等を使用することができる。これらの希釈剤は、(メタ)アクリレートオリゴマー100重量部当たり、通常10〜200重量部用いることが好ましい。
【0042】
この樹脂被覆層3aには、その導電性を制御する目的で導電剤を配合することができ、導電剤としては、上記半導電性弾性層3に用いられる導電剤として例示したものと同様のものを例示することができるが、樹脂被覆層を形成するための樹脂が紫外線硬化型樹脂であるため、樹脂に配合する導電剤はイオン導電剤又は透明導電剤であることが好ましい。
【0043】
このイオン導電剤の配合量は樹脂100重量部に対し20重量部以下、特に0.01〜20重量部、とりわけ1〜10重量部であることが好ましい。
【0044】
この透明導電剤としては、ITO、酸化スズ、酸化チタン、酸化亜鉛などの金属酸化物の微粒子;ニッケル、銅、銀、ゲルマニウム等の金属の微粒子;導電性酸化チタンウィスカー、導電性チタン酸バリウムウィスカー等の導電性ウィスカー;などが例示される。この透明導電剤の配合量は、樹脂100重量部に対し100重量部以下、特に1〜80重量部、とりわけ10〜50重量部が好適である。
【0045】
紫外線硬化型樹脂よりなる樹脂被覆層を形成するための塗工液には、重合開始剤を配合することが好ましい。重合開始剤としては、公知のものを使用することができ、例えば、4−ジメチルアミノ安息香酸、4−ジメチルアミノ安息香酸エステル、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、アセトフェノンジエチルケタール、アルコキシアセトフェノン、ベンジルジメチルケタール、ベンゾフェノンおよび3,3−ジメチル−4−メトキシベンゾフェノン、4,4−ジメトキシベンゾフェノン、4,4−ジアミノベンゾフェノン等のベンゾフェノン誘導体、ベンゾイル安息香酸アルキル、ビス(4−ジアルキルアミノフェニル)ケトン、ベンジルおよびベンジルメチルケタール等のベンジル誘導体、ベンゾインおよびベンゾインイソブチルエーテル等のベンゾイン誘導体、ベンゾインイソプロピルエーテル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオフェノン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、キサントン、チオキサントンおよびチオキサントン誘導体、フルオレン、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチルペンチルホスフィンオキシド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルホスフィンオキシド、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノプロパン−1,2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(モルホリノフェニル)−ブタノン−1等が挙げられる。これらは1種を単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
【0046】
なお、かかる重合開始剤の配合量は、(メタ)アクリレートオリゴマー100重量部当たり0.1〜10重量部が好ましい。
【0047】
本発明においては、上記成分以外に、必要に応じて、上記の重合開始剤による重合反応を促進するためにトリエチルアミン、トリエタノールアミン等の第3級アミン、トリフェニルホスフィン等のアルキルホスフィン系重合促進剤、p−チオジグリコール等のチオエーテル系光重合促進剤などを添加してもよい。これらの化合物の添加量は、通常(メタ)アクリレートオリゴマー100重量部当たり0.01〜10重量部の範囲が好ましい。
【0048】
なお、この樹脂被覆層3aには、その他必要に応じて種々の添加剤を適量添加することができる。
【0049】
この樹脂被覆層3aを上記半導電性弾性層3上に形成する方法としては、上記樹脂成分及び添加剤を含有する組成物よりなる塗工液を上記半導電性弾性層3の表面に塗布し、紫外線を照射し、さらにその後マイクロ波加熱して未反応樹脂を硬化させる方法が採用される。この塗工液は溶剤を含まないものであることが好ましい。
【0050】
この塗工液を塗布する方法としては、スプレー法、ロールコーター法、ディッピング法などにより行うことができる。
【0051】
紫外線照射条件には特に制限はなく、樹脂被覆層の厚さや用いる紫外線硬化型樹脂の種類によっても異なるが、通常積算光量100〜500mJ/cmとなるように行われる。
【0052】
紫外線を照射した後のマイクロ波加熱処理は、周波数300MHz以上、好ましくは2450MHz程度のマイクロ波により、20秒〜30分、特に1分以上、とりわけ2分以上で10分以下、とりわけ5分以下程度行うのが好ましく、このようなマイクロ波加熱処理により、弾性層3にダメージを与えることなく残存未反応樹脂分を均一に加熱硬化させることができる。
【0053】
この樹脂被覆層3aの厚さは、特に制限されるものではないが、通常1〜100μm特に3〜100μmとりわけ5〜100μm程度とすることが好ましい。厚さが1μm未満であると、耐久時の摩擦により十分に表面層の帯電性能が確保することができなくなる場合があり、一方100μmを超えると、現像ローラ表面が硬くなり、トナーにダメージを与えて感光体等の画像形成体や成層ブレードへのトナーの固着が発生して画像不良となる場合がある。
【0054】
本発明の現像ローラは、電気抵抗を10〜1010Ω特に10〜10Ωとすることが好ましい。この場合抵抗値が10Ω未満であると、階調性コントロールが著しく困難となり、また感光体等の画像形成体に欠陥があった場合バイアスリークが生じることもある。一方、抵抗値が1010Ωを超えると、例えばトナーを感光体等の潜像保持体に現像する場合、現像バイアスが現像ローラ自体の高抵抗のために電圧降下をおこし、現像に十分な現像バイアスが確保できなくなって、十分な画像濃度が得られなくなってしまう。なお、この抵抗値の測定は、例えば平板又は円筒状の対極に現像ローラの外周面を所定圧力で押し当て、シャフトと対極との間に100Vの電圧を印加して、その時の電流値から求めることができる。
【0055】
このように、現像ローラの抵抗値を適正かつ均一に制御することはトナーが移動するための電界強度を適正かつ均一に保つ点で重要である。
【0056】
本発明の現像ローラは、トナーを用いる画像形成装置に組み込むことができ、具体的には図2に示すように、トナーを供給するためのトナー塗布用ローラ4と静電潜像を保持した感光ドラム5との間に、本発明の現像ローラ1を感光ドラム5と接触又は近接した状態で配設し、トナー塗布用ローラ4によりトナー6をこの現像ローラ1に供給し、これを成層ブレード7により均一な薄層に整え、更にこの薄層からトナーを感光ドラム5に供給し、該感光ドラム5の静電潜像にトナーを付着させて潜像を可視化することができる。なお、図2の詳細については、従来技術において説明しているのでその説明を省略する。
【0057】
【実施例】
以下に、実施例及び比較例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるものではない。
【0058】
実施例1,2
サンニックスFA952(三洋化成工業株式会社製ポリエーテルポリオール、OH価=37)100部、SRX274C(東レダウコーニングシリコン株式会社製製泡剤)1部、TOYOCAT NP(東ソー株式会社製アミン触媒)2.8部、TOYOCAT EP(東ソー株式会社製アミン触媒)1.5部及びサンフォームIC−716(三洋化成工業株式会社製トリレンジイソシアネート)59部を機械的に撹拌して発泡させた。
【0059】
内径16mm、長さ250mmの、表面をフッ素加工した金属製円筒型の片側開口部から、外径6.0mm、長さ240mmの金属製シャフトを配置し、上記の発泡ポリウレタン原料をRIM成形用発泡機から注入した。
【0060】
次いで、発泡ポリウレタン原料が注入されたモールドを80℃のオーブン中で20分間キュアした後脱型し、外径が12mm、弾性層部分の全長が210mmの弾性層を有するローラ本体を得た。
【0061】
このようにして製作したローラ本体の外周面に、表1に示すウレタン系紫外線硬化型樹脂組成物を、表1に示す厚みになるようにロールコータで塗布した後、ウシオ電機(株)製ユニキュアUVH−0252C装置を用いてローラを回転させながら、照射強度260mW/cm,積算光量500mJ/cmで紫外線を照射したところ、塗膜は瞬時に硬化して弾力性のある樹脂被覆層が形成された。次いで、このローラを周波数2450MHzのマイクロ波加熱を表1に示す時間行って、樹脂被覆層中の未反応樹脂を熱硬化させた。
【0062】
得られたローラは、表1に示す特性を有し、現像ローラに適したものであった。
【0063】
実施例3
弾性層をウレタンエラストマーとしたこと以外は実施例1と同様にして現像ローラを製作した。このローラも、表1に示す特性を有し、現像ローラに適したものであった。
【0064】
比較例1
紫外線照射後のマイクロ波加熱処理を行わなかったこと以外は実施例1と同様にして現像ローラを製作した。この場合、表2の通り、感光性ドラムに対し未反応樹脂に由来する汚染が少し認められた。また、アセトン抽出により若干の樹脂が抽出された。
【0065】
比較例2
紫外線照射後、マイクロ波加熱処理の代りにオーブンにて120℃で30分の加熱処理を行ったこと以外は実施例1と同様にして現像ローラを製作した。この場合、表2の通り、感光性ドラムに対し未反応樹脂に由来する汚染が少し認められた。また、アセトン抽出により若干の樹脂が抽出された。
【0066】
比較例3
紫外線照射を行わず、120℃の加熱処理のみを60分行ったこと以外は実施例1と同様にして現像ローラを製作した。この場合、表2の通り、基材(弾性層)にダメージが与えられると共に、感光性ドラムに対し未反応樹脂に由来する汚染が少し認められた。また、アセトン抽出により若干の樹脂が抽出された。
【0067】
【表1】

Figure 0004186709
【0068】
【表2】
Figure 0004186709
【0069】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、樹脂被覆層に未反応樹脂が無く、感光性ドラムの汚染が防止されると共に、弾性層のダメージも無い現像ローラ及びこれを用いた画像形成装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】現像ローラの断面図である。
【図2】画像形成装置の構成図である。
【符号の説明】
1 現像ローラ
2 シャフト
3 半導電性弾性層
3a 樹脂被覆層
6 トナー[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a developing roller used in an image forming apparatus such as an electrophotographic apparatus such as a copying machine or a printer, an electrostatic recording apparatus, a manufacturing method thereof, and an image forming apparatus using the developing roller.
[0002]
[Prior art and prior art]
In electrophotographic image forming apparatuses such as copying machines and printers, toner (nonmagnetic one-component developer) is supplied to a photosensitive drum or the like holding a latent image, and the developer is attached to the latent image on the photosensitive drum. A pressure development method is known as a development method for visualizing a latent image.
[0003]
In this pressure development method, a developing roller carrying toner is brought into contact with a latent image holding body (image forming body) holding an electrostatic latent image such as a photosensitive drum, so that the toner becomes a latent image on the latent image holding body. The development is carried out by adhering, and for this reason, it is necessary to form the developing roller with a conductive elastic body. Such a conductive elastic roller is also used in a toner jet method or the like in which a minute gap is provided between the latent image holding member and the developing roller to fly the toner or an aperture electrode is used.
[0004]
Taking this pressure development method as an example, for example, as shown in FIG. 2, a toner application roller 4 for supplying toner and a photosensitive drum (image forming body) 5 holding an electrostatic latent image, The developing roller 1 is disposed between the developing roller 1, the developing roller 1, the photosensitive drum 5, and the toner application roller 4 rotate in the direction of the arrow in the drawing, whereby the toner 6 is moved by the toner application roller 4. 1, the toner is adjusted to a uniform thin layer by the stratification blade 7, and the developing roller 1 rotates in contact with the photosensitive drum 5 in this state, whereby the toner formed in the thin layer is developed. The latent image is attached to the latent image on the photosensitive drum 5 from the roller 1 to be visualized. In the figure, reference numeral 8 denotes a transfer portion, where a toner image is transferred to a recording medium such as paper. Reference numeral 9 denotes a cleaning portion, which is transferred onto the surface of the photosensitive drum 5 by the cleaning blade 10 after transfer. Residual toner is removed.
[0005]
In this case, the developing roller 1 must be rotated while securely holding the developing roller 1 in close contact with the photosensitive drum 5, and as shown in FIG. 1, a shaft made of a highly conductive material such as metal is used. 2 is provided with a semiconductive elastic body 3 in which carbon black or metal powder is dispersed in an elastomer such as silicone rubber, NBR, EPDM, ECO, polyurethane, or a foamed body in which these are foamed. It has a formed structure. Further, a resin coating layer 3a is formed on the surface for the purpose of controlling the chargeability and adhesion to the toner, controlling the frictional force between the developing roller and the layering blade, and preventing the photoreceptor from being contaminated by the elastic body of the developing roller. There is also a case.
[0006]
As a method of providing this resin coating layer, a method of drying and curing with heat or hot air after dipping or spraying a roller in a solvent-based or water-based paint is performed. Requires a long drying line. In addition, the roller solid layer requires subtle electrical conductivity and surface condition depending on the application, so there were problems in cost and quality, such as temperature distribution in the drying line and variation in air flow greatly affecting performance. .
[0007]
As a solution to such problems, JP-A-2002-310136 discloses a developing roller in which an ultraviolet curable resin is applied and cured to form a resin coating layer. In this publication, as a method of forming an elastic layer, a urethane raw material liquid is poured into a cylindrical mold, foamed and cured to form an elastic layer, and the elastic layer is elastic without being polished. It describes that a resin coating layer is formed on the outer peripheral surface of the layer.
[0008]
However, in the method of applying a UV curable resin and irradiating with UV light to form a resin coating layer, unreacted resin remains when UV irradiation is insufficient, and this unreacted resin remains on the photoreceptor. There is a risk of adhesion and contamination.
[0009]
In order to solve this problem, the present applicant has previously proposed a method of irradiating ultraviolet curable resin with ultraviolet rays and then heating to cure the remaining unreacted resin (Japanese Patent Application No. 2002-358254). .
[0010]
[Patent Document 1]
JP 2002-310136 A
[Patent Document 2]
Japanese Patent Application No. 2002-358254
[0011]
[Problems to be solved by the invention]
By applying heat treatment after the ultraviolet irradiation, the remaining unreacted resin can be cured to prevent the photoreceptor from being contaminated to some extent by the remaining unreacted resin as described above. Contamination may occur. In addition, the heating requires a long time, the productivity is impaired, and there is a possibility that the lower elastic layer is subjected to thermal deterioration due to the long-time heating.
[0012]
The present invention eliminates residual unreacted resin in a short period of time in a developing roller that forms a resin coating layer by ultraviolet irradiation, and reliably prevents contamination of the photoreceptor without causing deterioration of the elastic layer. It is an object of the present invention to provide a developing roller capable of forming a good image, a method for manufacturing the developing roller, and an image forming apparatus including the developing roller.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
The developing roller manufacturing method of the present invention is a method for manufacturing a developing roller having an elastic layer and at least one resin coating layer formed on the outer peripheral surface of the elastic layer. A coating liquid containing an ultraviolet curable resin is applied to the outer peripheral surface of the layer, and then irradiated with ultraviolet rays, and then heated by microwaves to cure the remaining unreacted resin.
[0014]
The developing roller of the present invention is manufactured by this manufacturing method, and in the developing roller having an elastic layer and at least one resin coating layer formed on the outer peripheral surface of the elastic layer, the resin The coating layer is made of an ultraviolet curable resin cured by microwave heating after being irradiated with ultraviolet rays.
[0015]
The image forming apparatus of the present invention includes such a developing roller of the present invention.
[0016]
In the developing roller provided by the present invention, even if unreacted resin remains in the resin coating layer after irradiation with ultraviolet rays, the unreacted resin is cured by microwave heating, so that the unreacted resin does not remain in the resin coating layer. The reaction resin content does not remain. For this reason, contamination of the photoconductor is prevented and a good image is formed. And if it is microwave heating, it is a kind of induction heating, and it is excellent also in the heating efficiency also in the point which can heat a resin coating layer uniformly, and also in a very short time, for example, 20 seconds-10 minutes. Since the remaining unreacted resin can be cured, the productivity is not impaired and the elastic layer is not damaged.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in more detail.
[0018]
In the developing roller of the present invention, a semiconductive elastic layer 3 is formed on the outer periphery of a highly conductive shaft 2 as in the roller 1 shown in FIG. 1, for example, and a resin is formed on the semiconductive elastic layer 3. The coating layer 3a is formed.
[0019]
Any shaft can be used as long as it has good electrical conductivity. Usually, a metal core made of a metal such as iron, stainless steel, or aluminum is hollowed out. A metal shaft such as a metal cylinder is used.
[0020]
The semiconductive elastic layer 3 formed on the outer periphery of the shaft 2 has a resistance value obtained by blending an electroconductive agent such as carbon black or an ionic conductive agent such as sodium perchlorate into an elastomer alone or a foam body obtained by foaming the elastomer. It is formed by a semiconductive elastic body with adjusted.
[0021]
Examples of the elastomer include silicone rubber, EPDM, NBR, natural rubber, SBR, butyl rubber, chloroprene rubber, acrylic rubber, epichlorohydrin rubber, EVA, polyurethane, and mixtures thereof. In particular, silicone rubber, EPDM, Epichlorohydrin rubber and polyurethane are preferably used. Moreover, these elastomers can also be used as foamed bodies that are chemically foamed using a foaming agent, or foamed by mechanically entraining air like polyurethane foam.
[0022]
In the present invention, a reaction injection molding method (RIM molding method) may be used in the molding step for integrating the shaft 2 and the elastic layer 3. That is, two types of monomer components constituting the raw material component of the elastic layer 3 are mixed and injected into a cylindrical mold and polymerized to integrate the shaft 2 and the elastic layer 3. As a result, the molding process can be performed in about 60 seconds from the injection of the raw material to the demolding, so that the production cost can be greatly reduced.
[0023]
As the conductive agent blended in the semiconductive elastic layer 3, an electronic conductive agent, an ionic conductive agent, or the like is used. The electronic conductive agent may be a transparent conductive agent.
[0024]
Examples of the electronic conductive agent include conductive carbon such as ketjen black and acetylene black, rubber carbon such as SAF, ISAF, HAF, FEF, GPF, SRF, FT, and MT, and a color treated with oxidation ( Ink) carbon, pyrolytic carbon, natural graphite, artificial graphite, antimony-doped tin oxide, titanium oxide, zinc oxide, nickel, copper, silver, germanium and other metals and metal oxides, polyaniline, polypyrrole, polyacetylene, etc. Conductive whiskers such as conductive polymer, carbon whisker, graphite whisker, titanium carbide whisker, conductive potassium titanate whisker, conductive barium titanate whisker, conductive titanium oxide whisker, and conductive zinc oxide whisker. These electronic conductive agents are preferably used in an amount of usually 1 to 50 parts by weight, particularly 5 to 40 parts by weight, based on 100 parts by weight of the elastomer.
[0025]
Examples of ionic conductive agents include perchlorate, chlorate, hydrochloride, bromine such as tetraethylammonium, tetrabutylammonium, dodecyltrimethylammonium, hexadecyltrimethylammonium, benzyltrimethylammonium, and modified fatty acid dimethylethylammonium. Ammonium salts such as acid salts, iodates, borofluoride salts, sulfates, ethyl sulfates, carboxylates, sulfonates; alkali metals such as lithium, sodium, potassium, calcium, magnesium, alkaline earths Examples include metal perchlorates, chlorates, hydrochlorides, bromates, iodates, borofluorides, sulfates, trifluoromethyl sulfates, sulfonates, and the like. The compounding amount of these ionic conductive agents is usually suitably used in the range of 0.01 to 10 parts by weight, particularly 0.05 to 5 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the elastomer.
[0026]
In addition, the said electrically conductive agent may be used individually by 1 type, or may be used in combination of 2 or more types, In this case, it is also possible to combine an electronic conductive agent and an ionic conductive agent.
[0027]
The semiconductive elastic layer 3 is not particularly limited, but its resistance value is 10 by mixing the conductive agent. 3 -10 10 Ωcm, especially 10 4 -10 8 It is preferable to set to Ωcm. Resistance value is 10 3 If it is less than Ωcm, the charge may leak to the photosensitive drum or the like, or the toner carrier itself may be destroyed by the voltage. 10 If it exceeds Ωcm, ground cover is likely to occur.
[0028]
A cross-linking agent and a vulcanizing agent can be added to the semiconductive elastic layer 3 as necessary in order to make the elastomer into a rubber-like substance. In this case, a vulcanization aid, a vulcanization accelerator, a vulcanization acceleration aid, a vulcanization retarder, etc. can be used in any case of organic peroxide crosslinking and sulfur crosslinking. In addition to the above, peptizers, foaming agents, plasticizers, softeners, tackifiers, tackifiers, separating agents, mold release agents, extenders, and coloring agents commonly used as rubber compounding agents. Etc. can be added.
[0029]
When the elastic layer 3 is formed using polyurethane or EPDM as a base material, various charge controls such as nigrosine, triaminophenylmethane, and cationic dyes are used for the purpose of controlling the toner charge amount on the surface when used as a developing roller, for example. Fine powders such as an agent, silicone resin, silicone rubber, and nylon can be added. In this case, the addition amount of these additives is preferably 1 to 5 parts by weight for the charge control agent and 1 to 10 parts by weight for the fine powder with respect to 100 parts by weight of the polyurethane or EPDM.
[0030]
The hardness of the semiconductive elastic layer 3 is not particularly limited, but is preferably 80 degrees or less, particularly 40 to 70 degrees in terms of Asker C hardness. In this case, if the hardness exceeds 80 degrees, the contact area between the developing roller and the photosensitive drum becomes small, and there is a possibility that good development cannot be performed. Further, the toner is damaged, and the toner adheres to the photosensitive member or the layered blade. On the other hand, if the hardness is too low, the frictional force with the photoconductor and the layered blade increases, which may cause image defects such as jitter.
[0031]
Since the semiconductive elastic layer 3 is used in contact with a photoreceptor or a layered blade, it is preferable to reduce the compression set as much as possible even when the hardness is set to a low hardness. % Or less is preferable.
[0032]
The surface roughness of the semiconductive elastic layer 3 is not particularly limited, but is preferably 15 μmRz or less, particularly 1 to 10 μmRz in terms of JIS 10-point average roughness. If the surface roughness exceeds 15 μmRz, the layer thickness of the toner layer of the one-component developer (toner) and the uniformity of charging may be impaired. However, by adjusting the surface roughness to 15 μmRz or less, toner adhesion can be improved. In addition, image degradation due to roller wear during long-term use can be prevented more reliably. In order to obtain an appropriate surface roughness, the roller surface may be polished. However, if a polishing step is provided, the productivity of the roller is deteriorated and the manufacturing cost is increased. Therefore, it is preferable that the mold surface for molding the elastic body is appropriately roughened, and the rough surface of the mold surface is transferred to the surface of the molded elastic body to obtain the above surface roughness. In this case, the surface coating layer 3a is formed as it is on the surface of the removed molded body (the outer peripheral surface of the elastic layer 3).
[0033]
As shown in FIG. 1, the developing roller of the present invention is obtained by curing an ultraviolet curable resin on the semiconductive elastic layer 3 in order to adjust resistance, control the toner charge amount, and transport amount. The resin coating layer 3a is formed. As the ultraviolet curable resin for forming the resin coating layer 3a, polyester resin, polyether resin, fluorine resin, epoxy resin, amino resin, polyamide resin, acrylic resin, acrylic urethane resin, urethane resin, alkyd resin, phenol resin, melamine Resins, urea resins, silicone resins, polyvinyl butyral resins and the like can be mentioned, and one or more of these can be used in combination. Furthermore, modified resins in which specific functional groups are introduced into these resins can also be used.
[0034]
Moreover, it is preferable to introduce a crosslinked structure in order to improve the mechanical strength and environmental resistance characteristics of the resin coating layer 3a.
[0035]
Although it does not specifically limit as ultraviolet curable resin, The (meth) acrylate type resin composition containing a (meth) acrylate oligomer is suitable.
[0036]
Examples of such (meth) acrylate oligomers include urethane (meth) acrylate oligomers, epoxy (meth) acrylate oligomers, ether (meth) acrylate oligomers, ester (meth) acrylate oligomers, and polycarbonate (meth) acrylate oligomers. And fluorine-based and silicone-based acrylic oligomers.
[0037]
The (meth) acrylate oligomer includes polyethylene glycol, polyoxypropylene glycol, polytetramethylene ether glycol, bisphenol A type epoxy resin, phenol novolac type epoxy resin, polyhydric alcohol and ε-caprolactone adduct, and the like ( It can be synthesized by reaction with (meth) acrylic acid or by urethanizing a polyisocyanate compound and a (meth) acrylate compound having a hydroxyl group.
[0038]
A urethane type (meth) acrylate oligomer is obtained by urethanizing a polyol, an isocyanate compound, and a (meth) acrylate compound having a hydroxyl group.
[0039]
Examples of the epoxy-based (meth) acrylate oligomer may be any reaction product of a compound having a glycidyl group and (meth) acrylic acid. Among them, a benzene ring, a naphthalene ring, a spiro ring, a dicyclopentadiene, A reaction product of a compound having a cyclic structure such as tricyclodecane and having a glycidyl group and (meth) acrylic acid is preferred.
[0040]
Further, ether (meth) acrylate oligomers, ester (meth) acrylate oligomers and polycarbonate (meth) acrylate oligomers react with polyols (polyether polyols, polyester polyols and polycarbonate polyols) and (meth) acrylic acid for each. Can be obtained by:
[0041]
In the resin composition, a reactive diluent having a polymerizable double bond is blended as necessary for viscosity adjustment. As such a reactive diluent, for example, a monofunctional, difunctional or polyfunctional polymerizable compound having a structure in which (meth) acrylic acid is bonded to a compound containing an amino acid or a hydroxyl group by an esterification reaction or an amidation reaction Etc. can be used. These diluents are usually preferably used in an amount of 10 to 200 parts by weight per 100 parts by weight of the (meth) acrylate oligomer.
[0042]
The resin coating layer 3a can be mixed with a conductive agent for the purpose of controlling its conductivity. The conductive agent is the same as that exemplified as the conductive agent used in the semiconductive elastic layer 3. However, since the resin for forming the resin coating layer is an ultraviolet curable resin, the conductive agent blended in the resin is preferably an ionic conductive agent or a transparent conductive agent.
[0043]
The blending amount of the ionic conductive agent is preferably 20 parts by weight or less, particularly 0.01 to 20 parts by weight, particularly 1 to 10 parts by weight based on 100 parts by weight of the resin.
[0044]
Examples of the transparent conductive agent include fine particles of metal oxides such as ITO, tin oxide, titanium oxide, and zinc oxide; fine particles of metals such as nickel, copper, silver, and germanium; conductive titanium oxide whiskers and conductive barium titanate whiskers. And the like, and the like. The blending amount of the transparent conductive agent is preferably 100 parts by weight or less, particularly 1 to 80 parts by weight, particularly 10 to 50 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the resin.
[0045]
It is preferable to mix a polymerization initiator in the coating liquid for forming a resin coating layer made of an ultraviolet curable resin. As the polymerization initiator, known ones can be used. For example, 4-dimethylaminobenzoic acid, 4-dimethylaminobenzoic acid ester, 2,2-dimethoxy-2-phenylacetophenone, acetophenone diethyl ketal, alkoxyacetophenone Benzophenone derivatives such as benzyldimethyl ketal, benzophenone and 3,3-dimethyl-4-methoxybenzophenone, 4,4-dimethoxybenzophenone, 4,4-diaminobenzophenone, alkyl benzoylbenzoate, bis (4-dialkylaminophenyl) ketone Benzyl derivatives such as benzyl and benzylmethyl ketal, benzoin derivatives such as benzoin and benzoin isobutyl ether, benzoin isopropyl ether, 2-hydroxy-2-methyl Piophenone, 1-hydroxycyclohexyl phenyl ketone, xanthone, thioxanthone and thioxanthone derivatives, fluorene, 2,4,6-trimethylbenzoyldiphenylphosphine oxide, bis (2,6-dimethoxybenzoyl) -2,4,4-trimethylpentylphosphine oxide Bis (2,4,6-trimethylbenzoyl) -phenylphosphine oxide, 2-methyl-1- [4- (methylthio) phenyl] -2-morpholinopropane-1,2-benzyl-2-dimethylamino-1- (Morpholinophenyl) -butanone-1 and the like. These may be used individually by 1 type and may use 2 or more types together.
[0046]
In addition, as for the compounding quantity of this polymerization initiator, 0.1-10 weight part is preferable per 100 weight part of (meth) acrylate oligomers.
[0047]
In the present invention, in addition to the above components, if necessary, tertiary amines such as triethylamine and triethanolamine, and alkylphosphine polymerization promotion such as triphenylphosphine to accelerate the polymerization reaction with the above polymerization initiator. Agents, thioether photopolymerization accelerators such as p-thiodiglycol may be added. The amount of these compounds added is usually preferably in the range of 0.01 to 10 parts by weight per 100 parts by weight of the (meth) acrylate oligomer.
[0048]
In addition, an appropriate amount of various additives can be added to the resin coating layer 3a as necessary.
[0049]
As a method of forming the resin coating layer 3a on the semiconductive elastic layer 3, a coating liquid made of a composition containing the resin component and additive is applied to the surface of the semiconductive elastic layer 3. A method of irradiating ultraviolet rays and then heating the microwaves to cure the unreacted resin is employed. It is preferable that this coating liquid does not contain a solvent.
[0050]
As a method for applying this coating solution, a spray method, a roll coater method, a dipping method, or the like can be used.
[0051]
There are no particular restrictions on the UV irradiation conditions, and it usually varies depending on the thickness of the resin coating layer and the type of UV curable resin used, but usually the integrated light quantity is 100 to 500 mJ / cm. 2 It is done to become.
[0052]
The microwave heat treatment after irradiating with ultraviolet rays is performed at a frequency of 300 MHz or more, preferably about 2450 MHz, for 20 seconds to 30 minutes, particularly 1 minute or more, especially 2 minutes or more, especially 10 minutes or less, especially about 5 minutes or less. It is preferable to perform this, and the microwave heat treatment can uniformly cure the remaining unreacted resin without damaging the elastic layer 3.
[0053]
The thickness of the resin coating layer 3a is not particularly limited, but is usually preferably about 1 to 100 μm, particularly 3 to 100 μm, especially about 5 to 100 μm. If the thickness is less than 1 μm, the charging performance of the surface layer may not be sufficiently secured due to friction during durability. On the other hand, if the thickness exceeds 100 μm, the developing roller surface becomes hard and damages the toner. In some cases, toner adheres to an image forming body such as a photosensitive member or a stratified blade, resulting in an image defect.
[0054]
The developing roller of the present invention has an electric resistance of 10 3 -10 10 Ω especially 10 4 -10 8 It is preferable to use Ω. In this case, the resistance value is 10 3 If it is less than Ω, gradation control is extremely difficult, and bias leakage may occur if there is a defect in the image forming body such as a photoreceptor. On the other hand, the resistance value is 10 10 If it exceeds Ω, for example, when developing toner on a latent image holding member such as a photoreceptor, the developing bias causes a voltage drop due to the high resistance of the developing roller itself, and it becomes impossible to secure a developing bias sufficient for development, A sufficient image density cannot be obtained. The resistance value is measured by, for example, pressing the outer peripheral surface of the developing roller against a flat plate or cylindrical counter electrode with a predetermined pressure, applying a voltage of 100 V between the shaft and the counter electrode, and obtaining the current value at that time. be able to.
[0055]
As described above, it is important to appropriately and uniformly control the resistance value of the developing roller in order to keep the electric field strength for moving the toner appropriately and uniformly.
[0056]
The developing roller of the present invention can be incorporated in an image forming apparatus using toner. Specifically, as shown in FIG. 2, a toner coating roller 4 for supplying toner and a photosensitive member holding an electrostatic latent image are provided. The developing roller 1 of the present invention is disposed in contact with or close to the photosensitive drum 5 between the drum 5 and the toner application roller 4 supplies the toner 6 to the developing roller 1. Thus, a uniform thin layer is prepared, and toner is supplied from the thin layer to the photosensitive drum 5, and the latent image can be visualized by attaching the toner to the electrostatic latent image on the photosensitive drum 5. The details of FIG. 2 have been described in the prior art, and will not be described.
[0057]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, the present invention will be described more specifically with reference to examples and comparative examples, but the present invention is not limited to the following examples.
[0058]
Examples 1 and 2
1. Sanix FA952 (Sanyo Kasei Kogyo Co., Ltd. polyether polyol, OH number = 37) 100 parts, SRX274C (Toray Dow Corning Silicone Foam) 1 part, TOYOCAT NP (Tosoh Corporation amine catalyst) 8 parts, 1.5 parts of TOYOCAT EP (amine catalyst manufactured by Tosoh Corporation) and 59 parts of Sunfoam IC-716 (Sanyo Chemical Industries Co., Ltd. tolylene diisocyanate) were mechanically stirred and foamed.
[0059]
A metal shaft having an outer diameter of 6.0 mm and a length of 240 mm is arranged from one side opening portion of a metal cylindrical shape having an inner diameter of 16 mm and a length of 250 mm and whose surface is fluorinated, and the foamed polyurethane raw material is foamed for RIM molding. Injected from the machine.
[0060]
Next, the mold in which the foamed polyurethane raw material was injected was cured in an oven at 80 ° C. for 20 minutes and then demolded to obtain a roller body having an elastic layer having an outer diameter of 12 mm and an elastic layer portion having a total length of 210 mm.
[0061]
After applying the urethane ultraviolet curable resin composition shown in Table 1 to the outer peripheral surface of the roller body thus produced with a roll coater so as to have the thickness shown in Table 1, Unicure manufactured by Ushio Electric Co., Ltd. While rotating the roller using the UVH-0252C apparatus, the irradiation intensity is 260 mW / cm. 2 , Integrated light quantity 500mJ / cm 2 When the film was irradiated with UV light, the coating film was instantly cured, and an elastic resin coating layer was formed. Next, this roller was subjected to microwave heating at a frequency of 2450 MHz for the time shown in Table 1 to thermally cure the unreacted resin in the resin coating layer.
[0062]
The obtained roller had the characteristics shown in Table 1 and was suitable for a developing roller.
[0063]
Example 3
A developing roller was produced in the same manner as in Example 1 except that the elastic layer was a urethane elastomer. This roller also had the characteristics shown in Table 1 and was suitable for the developing roller.
[0064]
Comparative Example 1
A developing roller was produced in the same manner as in Example 1 except that the microwave heat treatment after the ultraviolet irradiation was not performed. In this case, as shown in Table 2, the photosensitive drum was slightly contaminated with the unreacted resin. Some resin was extracted by acetone extraction.
[0065]
Comparative Example 2
After the ultraviolet irradiation, a developing roller was produced in the same manner as in Example 1 except that the heating treatment was performed in an oven at 120 ° C. for 30 minutes instead of the microwave heating treatment. In this case, as shown in Table 2, the photosensitive drum was slightly contaminated with the unreacted resin. Some resin was extracted by acetone extraction.
[0066]
Comparative Example 3
A developing roller was produced in the same manner as in Example 1 except that ultraviolet irradiation was not performed and only the heat treatment at 120 ° C. was performed for 60 minutes. In this case, as shown in Table 2, the base material (elastic layer) was damaged, and the photosensitive drum was slightly contaminated with unreacted resin. Some resin was extracted by acetone extraction.
[0067]
[Table 1]
Figure 0004186709
[0068]
[Table 2]
Figure 0004186709
[0069]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, there is provided a developing roller having no unreacted resin in the resin coating layer, preventing contamination of the photosensitive drum, and causing no damage to the elastic layer, and an image forming apparatus using the developing roller. Provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a developing roller.
FIG. 2 is a configuration diagram of an image forming apparatus.
[Explanation of symbols]
1 Development roller
2 Shaft
3 Semiconductive elastic layer
3a Resin coating layer
6 Toner

Claims (6)

弾性層と、該弾性層の外周面に形成された少なくとも1層の樹脂被覆層を有する現像ローラを製造する方法において、
該樹脂被覆層の形成に当たり、該弾性層の外周面に紫外線硬化型樹脂を含んだ塗工液を塗布した後、紫外線を照射し、その後マイクロ波加熱して残存未反応樹脂分を硬化させることを特徴とする現像ローラの製造方法。
In a method for producing a developing roller having an elastic layer and at least one resin coating layer formed on the outer peripheral surface of the elastic layer,
In forming the resin coating layer, a coating liquid containing an ultraviolet curable resin is applied to the outer peripheral surface of the elastic layer, and then irradiated with ultraviolet rays, and then heated by microwave to cure the remaining unreacted resin. A method for producing a developing roller.
請求項1において、マイクロ波加熱時間が20秒〜30分であることを特徴とする現像ローラの製造方法。2. The method for producing a developing roller according to claim 1, wherein the microwave heating time is 20 seconds to 30 minutes. 請求項1又は2において、該塗工液は無溶剤であることを特徴とする現像ローラの製造方法。3. The method for producing a developing roller according to claim 1, wherein the coating liquid is solvent-free. 請求項1ないし3のいずれか1項の製造方法によって製造された現像ローラ。A developing roller manufactured by the manufacturing method according to claim 1. 弾性層と、該弾性層の外周面に形成された少なくとも1層の樹脂被覆層とを有する現像ローラにおいて、
該樹脂被覆層は、紫外線を照射後、マイクロ波加熱により硬化された紫外線硬化型樹脂よりなることを特徴とする現像ローラ。
In a developing roller having an elastic layer and at least one resin coating layer formed on the outer peripheral surface of the elastic layer,
The developing roller, wherein the resin coating layer is made of an ultraviolet curable resin cured by microwave heating after being irradiated with ultraviolet rays.
現像ローラを有する画像形成装置において、該現像ローラが請求項4又は5に記載の現像ローラであることを特徴とする画像形成装置。6. An image forming apparatus having a developing roller, wherein the developing roller is the developing roller according to claim 4 or 5.
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