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JP4182953B2 - 操舵装置およびその作動方法 - Google Patents

操舵装置およびその作動方法 Download PDF

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Description

本発明は、操舵装置およびその作動方法に関する。
従来、この種の操舵装置としては、駆動源としての内燃機関と電動発電機とを備えるハイブリッド自動車に搭載され、内燃機関の回転出力を動力源とする油圧パワーステアリング装置と電動パワーステアリング装置とを併設するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、通常時には油圧パワーステアリング装置により作動し、車両が内燃機関を停止して電動発電機により駆動されるときには電動パワーステアリング装置を利用して作動する。なお、この装置では、電動パワーステアリング装置の異常時には内燃機関を停止して走行する運転モードを禁止している。
特開2004−90686号公報
しかしながら、上述の操舵装置では、油圧パワーステアリング装置と電動パワーステアリング装置を併設するため、中・小型車においては設置スペースや搭載重量などの問題を生じる。
本発明の操舵装置およびその作動方法は、単一の操舵用アクチュエータを用いて操舵装置をより安定的に作動することを目的の一つとする。本発明の操舵装置およびその作動方法は、走行中に車載バッテリから操舵装置への電力が遮断されたときでも操舵装置を作動することを目的の一つとする。
本発明の操舵装置およびその作動方法は、上述の目的の少なくとも一つを達成するために以下の手段を採った。
本発明の第1の操舵装置は、
アクチュエータの駆動により作動する車載用の操舵装置であって、
車載されたバッテリからの電力を用いて前記アクチュエータを駆動する第1駆動手段と、
車軸に連結された回転軸の動力を用いて前記アクチュエータを駆動する第2駆動手段と、
通常時には前記第1駆動手段により前記アクチュエータが駆動され、車両が走行している最中に前記第1駆動手段による前記アクチュエータの駆動が不能な状態に至った非通常時には前記第2駆動手段により前記アクチュエータが駆動されるよう前記第1駆動手段と前記第2駆動手段とを切り替える切替手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の第1の操舵装置では、通常時には操舵装置を作動させるアクチュエータを第1駆動手段により車載されたバッテリからの電力を用いて駆動し、車両が走行している最中に第1駆動手段によるアクチュエータの駆動が不能な状態に至った非通常時にはアクチュエータを第2駆動手段により車軸に連結された回転軸の動力を用いて駆動するよう第1駆動手段と第2駆動手段とを切り替える。これにより、走行中に車載されたバッテリからの電力が遮断されたことなどにより第1駆動手段によるアクチュエータの駆動ができないときでも、車軸に連結された回転軸の回転を利用して第2駆動手段によりアクチュエータを駆動することにより操舵装置を作動することができる。したがって、単一のアクチュエータを用いて操舵装置をより安定的に作動することができる。
こうした本発明の第1の操舵装置において、前記アクチュエータは圧送された作動流体を用いて駆動するアクチュエータであり、前記第1駆動手段は前記バッテリからの電力を用いて前記作動流体を圧送する手段であり、前記第2駆動手段は前記回転軸の動力を用いて前記作動流体を圧送する手段であるものとすることもできる。
また、本発明の第1の操舵装置において、前記アクチュエータは電動機を備え、前記第1駆動手段は前記バッテリからの電力を前記電動機に供給する手段であり、前記第2駆動手段は前記回転軸の動力を用いて発電した電力を前記電動機に供給する手段であるものとすることもできる。この場合、前記回転軸と前記第2駆動手段との接続および該接続の解除を行なう接続解除手段を備え、前記切替手段は前記通常時には前記回転軸と前記第2駆動手段との接続が解除されるよう前記接続解除手段を制御し、前記非通常時には前記回転軸と前記第2駆動手段とが接続されるよう前記接続解除手段を制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、車載されたバッテリからの電力が遮断されたことなどによりアクチュエータが備える電動機に電力供給できないときでも、第2駆動手段が車軸に連結された回転軸の回転を利用して発電し、アクチュエータが備える電動機に電力供給することにより操舵装置を作動することができる。
さらに、本発明の第1の操舵装置において、前記切替手段は前記バッテリから前記第1駆動手段への電力の供給が遮断されたときを前記非通常時として切り替える手段であるものとすることもできる。
本発明の第2の操舵装置は、
電動アクチュエータの駆動により作動する車載用の操舵装置であって、
車載されたバッテリからの電力を前記電動アクチュエータに供給する第1電力供給手段と、
発電電力を前記電動アクチュエータに供給する第2電力供給手段と、
通常時には前記第1電力供給手段から供給される電力により前記電動アクチュエータが駆動され、車両が走行している最中に前記第1電力供給手段から供給される電力による前記電動アクチュエータの駆動が不能な状態に至った非通常時には前記第2電力供給手段から供給される電力により前記電動アクチュエータが駆動されるよう前記第1電力供給手段からの電力供給と前記第2電力供給手段からの電力供給とを切り替える切替手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の第2の操舵装置では、通常時には操舵装置を作動させる電動アクチュエータを車載されたバッテリから第1電力供給手段を介して供給される電力により駆動し、車両が走行している最中に第1電力供給手段から供給される電力による電動アクチュエータの駆動が不能な状態に至った非通常時には第2電力供給手段の発電電力により電動アクチュエータを駆動するよう第1電力供給手段からの電力供給と第2電力供給手段からの電力供給とを切り替える。これにより、走行中に車載されたバッテリからの電力が遮断されたことなどにより第1電力供給手段から電動アクチュエータに電力供給ができないときでも、第2電力供給手段の発電電力を電動アクチュエータに供給して操舵装置を作動することができる。したがって、単一のアクチュエータを用いて操舵装置をより安定的に作動することができる。
本発明の第1の操舵装置の作動方法は、
アクチュエータの駆動により作動する車載用の操舵装置の作動方法であって、
通常時には車載されたバッテリからの電力を用いて前記アクチュエータを駆動することにより前記操舵装置を作動し、車両が走行している最中に前記バッテリからの電力を用いたアクチュエータの駆動が不能な状態に至った非通常時には車軸に連結された回転軸の動力を用いて前記アクチュエータを駆動することにより前記操舵装置を作動する
ことを要旨とする。
この本発明の第1の操舵装置の作動方法では、通常時には車載されたバッテリからの電力を用いてアクチュエータを駆動することにより操舵装置を作動し、車両が走行している最中にこのバッテリからの電力を用いたアクチュエータの駆動が不能な状態に至った非通常時には車軸に連結された回転軸の動力を用いてアクチュエータを駆動することにより操舵装置を作動する。これにより、走行中に車載されたバッテリからの電力が遮断されたことなどによりアクチュエータの駆動ができないときでも操舵装置を作動することができる。したがって、単一のアクチュエータを用いて操舵装置をより安定的に作動することができる。
本発明の第2の操舵装置の作動方法は、
電動アクチュエータの駆動により作動する車載用の操舵装置の作動方法であって、
通常時には車載されたバッテリからの電力を前記電動アクチュエータに供給することにより前記操舵装置を作動し、車両が走行している最中に前記バッテリから前記電動アクチュエータに電力の供給が不能な状態に至った非通常時には車軸の動力を用いて発電した電力を前記電動アクチュエータに供給することにより前記操舵装置を作動する
ことを要旨とする。
この本発明の第2の操舵装置の作動方法では、通常時には車載されたバッテリからの電力を電動アクチュエータに供給することにより操舵装置を作動し、車両が走行している最中にこのバッテリから電動アクチュエータに電力の供給が不能な状態に至った非通常時には車軸の動力を用いて発電した電力を電動アクチュエータに供給することにより操舵装置を作動する。これにより、走行中に車載されたバッテリからの電力が遮断されたことなどにより電動アクチュエータに電力供給ができないときでも操舵装置を作動することができる。したがって、単一のアクチュエータを用いて操舵装置をより安定的に機能することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の第1実施例としての操舵装置60を搭載するハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、走行用の動力を車軸に連結された駆動軸32に出力する動力出力装置21と、車両が備える機器に電力を供給するバッテリ50と、動力出力装置21が接続された高圧系の電力ライン54とバッテリ50との電気的な接続および遮断を行なうシステムメインリレー(以下、SMRという)51と、運転者のステアリング操作に基づいたステアリングトルクを最終的に駆動輪39a,39bに出力する操舵装置60と、高圧系からの電力を電圧を変換して操舵装置60などが接続された低圧系の電力ライン55に供給するDC/DCコンバータ56と、車両全体をコントロールする電子制御ユニット70とを備える。
動力出力装置21は、ガソリンなどの炭化水素系の燃料により動力を出力するエンジン22と、エンジン22の出力軸と駆動軸32とに接続されたプラネタリギヤ30と、プラネタリギヤ30に接続されたモータMG1と、同じくプラネタリギヤ30に接続されたモータMG2とを備える。動力出力装置21は、エンジン22からの動力をプラネタリギヤ30と二つのモータMG1,MG2とによりトルク変換して駆動軸32に出力するよう電子制御ユニット70により制御されている。モータMG1やモータMG2は、いずれも発電機として駆動することができると共に電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として構成されており、高圧系の電力ライン54に接続されたインバータ41,42から電力を供給されて駆動する。なお、エンジン22やモータMG1,MG2の制御についての詳細な説明は本発明の中核をなさないので省略する。
バッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52によって管理されている。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号が入力されており、必要に応じてこれらの信号に関する情報を電子制御ユニット70に送信する。SMR51は、図示しない複数の切替リレーにより構成されており、イグニッションがオフされたなどの所定の場合にバッテリ50と高圧系の電力ライン54とを遮断するよう電子制御ユニット70により管理されている。
操舵装置60は、ステアリングホイール61になされたステアリング操作に基づくステアリングトルクをインターミディエイトシャフト69aやステアリングギヤ69bを介して最終的に駆動輪39a,39bに出力する油圧式パワーステアリング装置64と、低圧系の電力ライン55からの電力により駆動されると共にリザーブタンク65に貯留された作動オイルを圧送する電動オイルポンプ66と、駆動軸32の動力により駆動されると共に同じくリザーブタンク65に貯留された作動オイルを圧送する機械オイルポンプ67と、電動オイルポンプ66からの作動オイルと機械オイルポンプ67からの作動オイルとのいずれを油圧式パワーステアリング装置64に供給するかを切り替える切替バルブ68と、装置全体をコントロールするパワーステアリング用ECU(以下、PSECU63という)とを備える。PSECU63は、図示しないCPUを中心とするマイクロコンピュータとして構成されており、その入力ポートにはステアリング操作を検出するトルクメータ62からのステアリング操作信号などが入力されており、その出力ポートからは油圧式パワーステアリング装置64への制御信号や切替バルブ68の図示しないアクチュエータへの駆動信号などが出力されている。また、PSECU63は、電子制御ユニット70と通信を行なっている。なお、図中、二点鎖線で示す操舵装置60の範囲における実線矢印は作動オイルの流れを示す。
電子制御ユニット70は、CPU72を中心としたマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶したROM74と、一時的にデータを記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートや通信ポートを備える。電子制御ユニット70には、SMR51の接続状態やイグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81のポジションを検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速を検出する車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。電子制御ユニット70からは、DC/DCコンバータ56へのスイッチング制御信号などが出力ポートを介して出力されている。
次に、こうして構成された第1実施例のハイブリッド自動車20において、油圧式パワーステアリング装置64への作動オイルの供給源を切り替える際の動作について説明する。図2は、PSECU63により実行される切替ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、所定時間(例えば数msec)毎に繰り返し実行される。
切替ルーチンが実行されると、PSECU63の図示しないCPUは、まず、車速VやSMR51の接続状態,DC/DCコンバータ56の状態などのデータを入力する処理を実行する(ステップS100)。ここで、車速Vは、車速センサ88からの信号を電子制御ユニット70から通信により入力するものとした。また、SMR51の接続状態やDC/DCコンバータ56の状態は、これらを管理している電子制御ユニット70から通信により入力するものとした。こうしてデータを入力すると、車速Vに基づいて車両が走行中であるか否かを判定すると共に(ステップS110)、電動オイルポンプ66の作動が不能であるか否かを判定し(ステップS120)、車両が走行していないときや電動オイルポンプ66の作動が可能なときには、切替バルブ68による切り替えは不要と判断し、本ルーチンを終了する。ここで、電動オイルポンプ66の作動が不能であるか否かの判定は、実施例では、SMR51が遮断された状態であるか否かの判定やDC/DCコンバータ56が正常に作動できるか否かの判定によって行なうものとした。
一方、車両が走行している最中に電動オイルポンプ66の作動が不能と判定されたときには、機械オイルポンプ67からの作動オイルが油圧式パワーステアリング装置64に供給されるよう切替バルブ68を駆動し(ステップS130)、本ルーチンを終了する。これにより、油圧式パワーステアリング装置64から継続してステアリングトルクを出力することができ、ステアリング操作が急に重くなるような不都合を回避することができる。
以上説明した第1実施例のハイブリッド自動車20によれば、車両が走行している最中にSMR51が遮断されたなどの原因により電動オイルポンプ66の作動が不能となったときには、切替バルブ68を駆動して機械オイルポンプ67からの作動オイルを油圧式パワーステアリング装置64に供給するから、油圧式パワーステアリング装置64から継続してステアリングトルクを出力することができ、走行中にステアリング操作が急に重くなるような不都合を回避することができる。
第1実施例のハイブリッド自動車20では、図示しないアクチュエータにより切替バルブ68を駆動するものとしたが、電動オイルポンプ66からの作動オイルと機械オイルポンプ67からの作動オイルとを引き込み、引き込んだ作動オイルの圧力差で切替バルブ68を駆動する差圧駆動機構を用いるものとしてもよい。この場合、電動オイルポンプ66の作動が不能になったときには電子制御ユニットなどの処理を行なうことなく自動的に機械オイルポンプ67に切り替えることができる。
第1実施例のハイブリッド自動車20では、SMR51が遮断された状態のときやDC/DCコンバータ56が正常に作動できない状態のときに電動オイルポンプ66の作動が不能であると判定するものとしたが、これに限られず、如何なる方法により電動オイルポンプ66の作動が不能であることを判定するものとしてもよい。例えば、電動オイルポンプ66への作動要求がされているにも拘わらず電動オイルポンプ66の吐出圧が変化しないことや電動オイルポンプ66への電流値が変化しないことにより電動オイルポンプ66の作動の不能を判定するものとしてもよい。
図3は、本発明の第2実施例としての操舵装置90を搭載するハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。第2実施例のハイブリッド自動車120は、図示するように、操舵装置60に代えて操舵装置90を搭載する点を除いて第1実施例のハイブリッド自動車20と同一のハード構成をしている。したがって、第2実施例のハイブリッド自動車120のハード構成のうち第1実施例のハイブリッド自動車20と同一のハード構成については同一の符号を付し、その説明は省略する。
操舵装置90は、クラッチ95を介して駆動軸32にその回転軸が接続されて発電する発電機96と、DC/DCコンバータ56からの電力や発電機96からの電力により駆動する電動式パワーステアリング装置94と、装置全体をコントロールするパワーステアリング用ECU(以下、PSECU93という)とを備える。電動式パワーステアリング装置94は、ステアリングホイール91になされたステアリング操作に基づくステアリングトルクをインターミディエイトシャフト69aやステアリングギヤ69bを介して最終的に駆動輪39a,39bに出力する。PSECU93は、図示しないCPUを中心とするマイクロコンピュータとして構成されており、その入力ポートにはステアリング操作を検出するトルクメータ92からのステアリング操作信号などが入力されており、その出力ポートからは、電動式パワーステアリング装置94への制御信号やクラッチ95への駆動信号などが出力されている。また、PSECU93は、電子制御ユニット70と通信を行なっている。
こうして構成された第2実施例のハイブリッド自動車120では、図2の切替ルーチンに代えて図4の切替ルーチンを実行する。切替ルーチンが実行されると、PSECU93の図示しないCPUは、まず、車速VやSMR51の接続状態,DC/DCコンバータ56の状態などのデータを入力し(ステップS100)、車速Vに基づいて車両が走行中であるか否かを判定すると共に(ステップS110)、DC/DCコンバータ56から電動式パワーステアリング装置94への電力供給が不能であるか否かを判定し(ステップS120B)。車両が走行していないときやDC/DCコンバータ56から電動式パワーステアリング装置94への電力供給が可能なときには電力供給の切り替えは不要と判断し、本ルーチンを終了する。ここで、DC/DCコンバータ56から電動式パワーステアリング装置94への電力供給の不能の判定は、実施例では、SMR51が遮断された状態であるか否かの判定やDC/DCコンバータ56が正常に作動できるか否かの判定によって行なうものとした。
一方、車両が走行している最中にDC/DCコンバータ56から電動式パワーステアリング装置94への電力供給が不能と判定されたときには、クラッチ95を接続して発電機96からの発電電力を電動式パワーステアリング装置94へ供給して(ステップS130B)、本ルーチンを終了する。これにより、電動式パワーステアリング装置94から継続してステアリングトルクを出力することができ、ステアリング操作が急に重くなるような不都合を回避することができる。
以上説明した第2実施例のハイブリッド自動車120によれば、車両が走行している最中にSMR51が遮断されたなどの原因によりDC/DCコンバータ56から電動式パワーステアリング装置94への電力供給が不能となったときには、クラッチ95を接続して発電機96を駆動して発電電力を電動式パワーステアリング装置94に供給するから、電動式パワーステアリング装置94から継続してステアリングトルクを出力することができ、走行中にステアリング操作が急に重くなるような不都合を回避することができる。
第2実施例のハイブリッド自動車120では、発電機96をクラッチ95を介して駆動軸32に接続するものとしたが、クラッチ95を設けないものとしてもよい。この場合、発電機96は駆動軸32に連れ回されることになる。
第1実施例のハイブリッド自動車20や第2実施例のハイブリッド自動車120では、エンジン22と2つのモータMG1,MG2とプラネタリギヤ30とにより構成された動力出力装置21を備えるものとしたが、操舵装置60や操舵装置90を備えるものであれば、如何なる構成の動力出力装置を備えるものとしてもよい。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、自動車産業などに利用可能である。
本発明の第1実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 本発明の第2実施例としてのハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。 実施例のPSECU63により実行される切替ルーチンの一例を示すフローチャートである。 実施例のPSECU93により実行される切替ルーチンの一例を示すフローチャートである。
符号の説明
20,120 ハイブリッド自動車20、21 動力出力装置、22 エンジン、30 プラネタリギヤ、32 駆動軸、39a,39b 駆動輪、41,42 インバータ、50 バッテリ、51 SMR、52 バッテリECU、54,55 電力ライン、56 DC/DCコンバータ、60,90 操舵装置、61,91 ステアリングホイール、62,92 トルクメータ、63,93 PSECU、64 油圧式パワーステアリング装置、65 リザーブタンク、66 電動オイルポンプ、67 機械オイルポンプ、68 切替バルブ、69a インターミディエイトシャフト、69b ステアリングギヤ、70 電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、94 電動式パワーステアリング装置、95 クラッチ、96 発電機。

Claims (3)

  1. 電動アクチュエータの駆動により作動する車載用の操舵装置であって、
    車載されたバッテリからの電力を前記電動アクチュエータに供給することにより該電動アクチュエータを駆動する第1駆動手段と、
    車軸に連結された回転軸の動力を用いて発電した電力を前記電動アクチュエータに供給することにより該電動アクチュエータを駆動する第2駆動手段と、
    前記バッテリから前記第1駆動手段への電力が供給されている通常時には前記第1駆動手段により前記電動アクチュエータが駆動され、車両が走行している最中に前記バッテリから前記第1駆動手段への電力の供給が遮断されたことにより前記第1駆動手段による前記電動アクチュエータの駆動が不能な状態に至った非通常時には前記第2駆動手段により前記電動アクチュエータが駆動されるよう前記第1駆動手段と前記第2駆動手段とを切り替える切替手段と、
    を備える操舵装置。
  2. 請求項記載の操舵装置であって、
    前記回転軸と前記第2駆動手段との接続および該接続の解除を行なう接続解除手段を備え、
    前記切替手段は、前記通常時には前記回転軸と前記第2駆動手段との接続が解除されるよう前記接続解除手段を制御し、前記非通常時には前記回転軸と前記第2駆動手段とが接続されるよう前記接続解除手段を制御する手段である
    操舵装置。
  3. 電動アクチュエータの駆動により作動する車載用の操舵装置の作動方法であって、
    車載されたバッテリからの電力が供給されている通常時には前記バッテリからの電力を前記電動アクチュエータに供給することにより前記操舵装置を作動し、車両が走行している最中に前記バッテリからの電力の供給が遮断されたことにより前記バッテリから前記電動アクチュエータに電力の供給が不能な状態に至った非通常時には車軸の動力を用いて発電した電力を前記電動アクチュエータに供給することにより前記操舵装置を作動する
    操舵装置の作動方法。
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