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JP4182834B2 - 車載用電子制御装置 - Google Patents

車載用電子制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、車両に搭載される車載用電子制御装置に関し、特に、設置場所の自由度が大きく小型・軽量化可能な車載用電子制御装置に関する。
従来から、車両の駆動や種々のコントロールを電子的に行うための車載用電子制御機器(以下「ECU」と記す)が、車両に搭載されている。
このようなECUは、CPUやコンデンサ等の電子部品を実装したプリント基板を、箱型に形成されたアルミダイキャスト製等のカバーにて覆った箱状体に構成されており、鉄板等で構成される車体に設置されていた。
前述の如く、カバーにて覆われたECUは大型で重いという難点を有していたため、アルミダイキャスト製のカバーに代えて、素子を実装した基板を、高分子層と金属層との複合体から形成した収納体にて覆い、ECUの軽量化・小型化を図る技術が考案されている。例えば、特許文献1に記載される技術である。
特開2001−156468号公報
近年では、電子制御される車載機器が増加するのに伴ってECUの数も増大してきているため、ECUの車両への搭載スペースが不足しつつあり、ECUを車両の客室内における床面や天井面にも直接設置する必要性も生じつつある。
しかし、車両の床面や天井面は曲面に形成されていることが多いため、箱型のカバーで覆われているECUを床面や天井面に直接設置することはできず、ブラケットを介して設置しなければならないので、位置合わせに手間がかかり取り付け工数も多かった。
また、ECUは箱型のケースに覆われ、ブラケットを介して取り付けられており、床面や天井面等の設置面に密着させることができないので、ECUで発生した熱を床面や天井面を通じて車体へ放熱することは期待できず、ECUに別途放熱板を取り付ける必要があった。
前述の特許文献1に記載されているようなECUの場合も同様に、収納体にて覆った硬い板状のプリント基板にて構成されているので、曲面に形成される床面や天井面に直接設置することができなかった。
上記課題を解決する本発明の車載用電子制御装置は、以下の特徴を有する。
即ち、請求項1においては、電子部品や固定用ブッシュ等の各構成部材を、可撓性を有する絶縁性樹脂内に埋設し、該絶縁性樹脂の少なくとも一面に導電性箔を形成し前記絶縁性樹脂の導電性箔形成面側、前記固定用ブッシュを用い、電子部品から発生する熱を車体に放熱させるように、曲面形状とされた車両内面の車体に沿って密着固定して構成されている
これにより、車載用電子制御装置から取り付け面への熱伝達を向上することができ、放熱板を設けることなく車載用電子制御装置の電子部品から発生する熱を効率良く放熱する
ことができ、重量の低減も図れる。
また、発熱量が多い車載用電子制御装置はノイズを発生し易いが、導電性箔はシールド材として作用するため、ノイズを大幅に低減することができる。
さらに、絶縁性樹脂の少なくとも一面を導電性箔で覆うことにより、絶縁性樹脂として表面に粘着性を有するシリコン樹脂等を用いた場合でも、導電性箔形成部分には塵や埃が付着することがない。また、手で触ったときの「べたべた感」がなくなるので、車載用電子制御装置の取り付け時等におけるハンドリング性を向上することができる。
また、可撓性を有する絶縁性樹脂は伸縮性を有しているので、車載用電子制御装置を取り付け面に取り付ける際に、車載用電子制御装置の固定用ブッシュの位置と、取り付け面のボルト穴の位置とが若干ずれていた場合でも、容易に取り付けることが可能である。
また、請求項2においては、前記絶縁性樹脂表面の略全域を、導電性箔にて覆った。
これにより、絶縁性樹脂が外部に露出している部分がなくなるので、絶縁性樹脂として表面に粘着性を有するシリコン樹脂等を用いた場合でも、車載用電子制御装置外面への塵や埃の付着を防止することができるとともに、車載用電子制御装置の取り付け時等におけるハンドリング性をさらに向上することができる。
また、絶縁性樹脂内の電子部品から発生する熱の放熱面積が大きくなり、放熱効果を高めることができるとともに、防水性も確保できる。
さらに、絶縁性樹脂の周囲が略全てシールド材である導電性箔で覆われることとなるため、ノイズ低減の効果を向上させることができる。なお、必要に応じて、前記導電性箔の外側に二重、三重に又はそれ以上に重ねて導電性箔を形成して絶縁性樹脂の周囲を覆うことにより、一層のノイズ低減が図れる。
また、請求項3においては、前記ブッシュには、半径方向外側へ突出するフランジ部が形成される。
これにより、固定用ブッシュと絶縁性樹脂との接触面積を増やして剥離を防止することができる。
また、絶縁性樹脂内の電子部品からの発熱の、固定用ブッシュから導電性箔への伝達性を向上させて、放熱効率を高めることができる。
また、請求項4においては、前記絶縁性樹脂は、シリコン樹脂である。
これにより、車載用電子制御装置を、ブラケット等を用いることなく、取り付け面に直接取り付けることができるので、取り付け時の位置合わせや工数を削減するとともに、車載用電子制御装置の設置スペースを減少することができる。
従って、曲面に形成される車両の床面や天井面への車載用電子制御装置の設置を、容易に行うことができる。
本発明によれば、車載用電子制御装置の電子部品から発生する熱を効率良く放熱することができ、重量の低減も図れる。
また、導電性箔のシールド効果によりノイズを大幅に低減することができる。
さらに、車載用電子制御装置の取り付け時等におけるハンドリング性を向上することができる。
また、車載用電子制御装置の取り付けが容易となる。
そして、固定用ブッシュと絶縁性樹脂との接触面積を増やして、固定用ブッシュの絶縁性樹脂からの剥離を防止することもできる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を、添付の図面を用いて説明する。
図1及び図2に示すように、ECU1は、CPUやコンデンサ等の電子部品5・5・・
・や固定用ブッシュ6・6・・・等といった構成部品を、可撓性を有する絶縁性樹脂2内に埋設して構成されている。また、ECU1を車載機器やバッテリ等と接続するためのコネクタ7を備えている。
各電子部品5・5・・・及びコネクタ7は、互いにリード線やフレキシブルコネクタ等の接続手段により電気的に接続されている。
絶縁性樹脂2には、例えばシリコン樹脂が用いられており、該絶縁性樹脂2の外形は略直方体状に形成されている。
なお、本実施形態では、絶縁性樹脂2としてシリコン樹脂を用いているが、これに限るものではなく、可撓性を備えていて屈曲又は変形可能なものであれば、アクリル系樹脂、エポキシ樹脂、フッ素樹脂、及びABS樹脂等、適宜任意の樹脂を用いることができる。
また、絶縁性樹脂2の、図1、図2における下面および側面には、導電性部材を箔状に形成したアルミニウム箔等の導電性箔3が形成されている。
略直方体状に形成される絶縁性樹脂2の成形は、例えば以下のように行うことができる。
まず、図3に示すように、上面を開放した箱状体9の底面及び内側面に導電性箔3を敷き詰めた後に、該箱状体9内に、電子部品5・5・・・、固定用ブッシュ6・6・・・、及びコネクタ7といったECU1の構成部品を載置する。
この場合、各電子部品5・5・・・、固定用ブッシュ6・6・・・、及びコネクタ7は、箱状体9内に載置する前または載置した後に、必要に応じて互いに電気的に接続する。
各構成部品を箱状体9内に載置した後は、図4に示すように、硬化前のペースト状の絶縁性樹脂2を、箱状体9内に充填する。本実施形態では、絶縁性樹脂2の充填をディスペンサ11にて行っているが、他の方法により充填することを妨げるものではない。
絶縁性樹脂2の箱状体9内への充填は、図5に示すように、電子部品5・5・・・、及び固定用ブッシュ6・6・・・等が必要充分に絶縁性樹脂2にて覆われるように行う。但し、固定用ブッシュ6・6・・・の上面と下面とには絶縁性樹脂2がかからないようにして、該固定用ブッシュ6・6・・・の貫通孔が塞がれないようにする。
絶縁性樹脂2の充填が終了した後は、該絶縁性樹脂2を硬化させる。例えば、絶縁性樹脂2が熱硬化型樹脂である場合は、箱状体9を所定時間加熱して絶縁性樹脂2を硬化させ、絶縁性樹脂2が2液性等の常温硬化型樹脂である場合は、硬化するまでの所定時間そのままの状態で放置しておく。
絶縁性樹脂2が硬化した後は、図6に示すように、該絶縁性樹脂2を箱状体9から取り出す。この場合、導電性箔3は、絶縁性樹脂2の外面に付着しているので、絶縁性樹脂2と一体的に箱状体9から取り出される。
これにより、電子部品5・5・・・や固定用ブッシュ6・6・・・等といった構成部品を絶縁性樹脂2内に埋設し、コネクタ7を付設したECU1が得られる。
なお、本実施形態では、絶縁性樹脂2の成形時に箱状体9を型材として用いたが、箱状体9を用いることなく、絶縁性樹脂2を覆う導電性箔3自体を型材として用いることも可能である。
また、電子部品5・5・・・や固定用ブッシュ6・6・・・等を埋設する絶縁性樹脂2として、発泡樹脂を用いることも可能である。発泡樹脂を用いることで、通常のシリコン樹脂等を用いた場合に比べて、ECU1の重量を低減することができる。
以上のように絶縁性樹脂2を成形することで構成されるECU1は、可撓性を有する絶縁性樹脂2内に、電子部品5・5・・・や固定用ブッシュ6・6・・・等の構成部品を埋設しているので、電子部品5・5・・・等の構成部品に無理な負荷をかけることなく屈曲することができる。
例えば、図7に示すように、ECU1は、平面だけでなく、曲面形状の取り付け面10にも、直接取り付けることができる。
ECU1を取り付け面10に取り付ける際には、絶縁性樹脂2に埋設した固定用ブッシュ6・6・・・にボルト9等の締結部材を貫通させ、ECU1の導電性箔3が形成された面と取り付け面10とが当接するように、締結部材を取り付け面10に締め付ける。
すると、ECU1の絶縁性樹脂2は可撓性を有しているので、取り付けられたECU1は取り付け面10の曲面形状に沿って屈曲し、ECU1下面の導電性箔3が取り付け面10に全体的に密着することとなる。
このように、ECU1を取り付け面10に沿って密着状態で取り付けることで、ECU1から取り付け面10への熱伝達を向上することができ、放熱板を設けることなくECU1の電子部品5・5・・・から発生する熱を、効率良く取り付け面10側へ放熱することができ(例えば図7における2点鎖線のように放熱される)、重量の低減も図れる。
また、発熱量が多いECU1はノイズを発生し易いが、導電性箔3はシールド材として作用するため、ノイズを大幅に低減することができる。
さらに、絶縁性樹脂2の下面等を導電性箔3で覆うことにより、絶縁性樹脂2として表面に粘着性を有するシリコン樹脂等を用いた場合でも、導電性箔3形成部分には塵や埃が付着することがない。また、手で触ったときの「べたべた感」がなくなるので、ECU1の取り付け時等におけるハンドリング性を向上することができる。
また、ECU1は、ブラケット等を用いることなく、取り付け面10に直接取り付けることができるので、取り付け時の位置合わせや工数を削減するとともに、ECU1の設置スペースを減少することができる。
従って、ECU1を車両に設置する場合でも、曲面に形成される床面や天井面への設置を容易に行うことが可能となる。
なお、各電子部品5・5・・・及びコネクタ7は、リード線やフレキシブルコネクタ等の接続手段により電気的に接続されているが、ECU1の屈曲等に影響を与えない程度の狭い範囲でなら、板状のプリント基板により各電子部品5・5・・・及びコネクタ7を接続することも可能である。
また、可撓性を有する絶縁性樹脂2は伸縮性を有しているので、ECU1を取り付け面に取り付ける際に、ECU1の固定用ブッシュ6・6・・・の位置と、取り付け面のボルト穴の位置とが若干ずれていた場合でも、容易に取り付けることが可能である。
なお、ECU1を取り付ける際の締結部材にセルフタップスクリューを用いると、取り付け面に締結穴を形成することなくECU1を設置することができるため、ECU1の設置位置を自由に設定することができる。
また、ECU1は、締結部材を用いることなく設置することもできる。
例えば、図8に示すように、車両の運転席部における床面21にECU1を設置することができる。この場合、ECU1を、締結部材で締結することなしに床面21に載置し、上からフロアマット22を覆い被せることで設置する。
通常、アルミカバーにて覆われているECUであれば、床面21に載置しただけでは、載置位置が移動したり、「カタカタ」といった音が発生したりする不具合がある。
しかし、本発明のECU1であれば、可撓性を有する柔軟な絶縁性樹脂2にて本体部分が構成されているので音が発生することがない。また、絶縁性樹脂2としてシリコン樹脂を用いた場合には、樹脂表面に粘着性があるため、フロアマット22の裏面に絶縁性樹脂2上面が付着して位置ずれを防止することができる。
なお、絶縁性樹脂2の上面だけでは付着力が不足する場合は、導電性箔3にパンチング孔を形成する等して、導電性箔3に覆われた部分の一部から絶縁性樹脂2表面を露出させ床面21に付着させて、粘着力を増すこともできる。
また、図9に示すように、本発明のECU1においては、導電性箔3を絶縁性樹脂2の下面及び側面だけでなく上面にも形成して、絶縁性樹脂2の略全面を導電性箔3にて覆うこともできる。
このように全面を導電性箔3で覆うことにより、絶縁性樹脂2が外部に露出している部分がなくなるので、絶縁性樹脂2として表面に粘着性を有するシリコン樹脂等を用いた場合でも、ECU1外面への塵や埃の付着を防止することができるとともに、ECU1の取り付け時等におけるハンドリング性をさらに向上することができる。
また、絶縁性樹脂2内の電子部品5・5・・・から発生する熱の放熱面積が大きくなり、放熱効果を高めることができるとともに、防水性も確保できる。
さらに、絶縁性樹脂2の周囲が略全てシールド材である導電性箔3で覆われることとなるため、ノイズ低減の効果を向上させることができる。なお、必要に応じて、前記導電性箔3の外側に二重、三重に又はそれ以上に重ねて導電性箔3を形成して絶縁性樹脂2の周囲を覆うことにより、一層のノイズ低減が図れる。
また、絶縁性樹脂2に埋設される固定用ブッシュ6・6・・・は、その両端面(図1における上下面)が絶縁性樹脂2に覆われていなくて露出しているため(絶縁性樹脂2と固定用ブッシュ6・6・・・との界面が外部に露出しているため)、ECU1を屈曲した際等に、固定用ブッシュ6・6・・・が絶縁性樹脂2から剥離することを防止するため、該固定用ブッシュ6・6・・・に次のような形状に形成することができる。
つまり、図10に示すように、固定用ブッシュ6外周面から、半径方向外側へ全周にわたって突出するフランジ部6aを形成し、固定用ブッシュ6と絶縁性樹脂2との接触面積を増やして剥離を防止することができる。
なお、図10では固定用ブッシュ6の下端部(導電性箔3形成側端部)にフランジ部6aを形成している。
このように、導電性箔3形成側端部にフランジ部6aを形成することで、固定用ブッシュ6と導電性箔3との接触面積を増加させることができるため、絶縁性樹脂2からの剥離防止の効果に加えて、絶縁性樹脂2内の電子部品5・5・・・からの発熱の、固定用ブッシュ6から導電性箔3への伝達性を向上させて、放熱効率を高めることができる。
また、図11に示すように、固定用ブッシュ6におけるフランジ部6aの外側縁部から軸心方向へ延設される延設部6bを形成して、固定用ブッシュ6と絶縁性樹脂2との接触面積をさらに増加させることで、剥離防止の効果を向上することができる。
また、図12に示すように、フランジ部6aを、固定用ブッシュ6の上端部、下端部、及び上端と下端の間の中間部に、それぞれ形成することもできる。
このように、フランジ部6aを複数形成することで、絶縁性樹脂2との接触面積を増加させて、剥離防止の効果を向上することができる。
なお、フランジ部6aを形成する箇所は、図12に示す上端部、下端部、及び中間部に限るものではなく、任意の箇所に任意の数のフランジ部6aを適宜形成することができる。
さらに、図13に示すように、フランジ部6aの表面に、ひだ形状等の凹凸を形成することで絶縁性樹脂2との接触面積を増加させ、さらに剥離防止の効果を向上することもできる。
また、図14に示すように、絶縁性樹脂2の上下面に導電性箔3を形成した場合は、固定用ブッシュ6の上端部と下端部とにフランジ部6aを形成して、各フランジ部6aを、それぞれ上面側の導電性箔3及び下面側の導電性箔3と接触させるように構成することができる。
これにより、固定用ブッシュ6と導電性箔3との接触面積を大幅に増加させることができるため、絶縁性樹脂2からの剥離防止の効果に加えて、絶縁性樹脂2内の電子部品5・5・・・からの発熱の、固定用ブッシュ6から導電性箔3への伝達性を向上させて、放熱効率を高めることができる。
また、図15に示すように、フランジ部6aにおける導電性箔3との接触面に、くさび形状の突起6cを形成することもできる。
このように形成した突起6cは、ECU1をボルト等で取り付け面に取り付けた際に、導電性箔3に食い込むため、確実に固定用ブッシュ6と導電性箔3とが接触することとなり、固定用ブッシュ6と導電性箔3との間の熱伝導性が向上する。
これにより、電子部品5・5・・・からの発熱が、固定用ブッシュ6を通じて導電性箔3側へ逃げ易くなり、放熱効率を高めることができる。
本発明にかかる車載用電子制御装置を示す側面断面図である。 車載用電子制御装置を示す平面図である。 絶縁性樹脂の成形過程を示す図であって、導電性箔を敷き詰めた箱状体内にECUの構成部品を載置した状態を示す斜視図である。 絶縁性樹脂の成形過程を示す図であって、箱状体内に絶縁性樹脂を充填している状態を示す斜視図である。 絶縁性樹脂の成形過程を示す図であって、箱状体内への絶縁性樹脂の充填が完了した状態を示す斜視図である。 絶縁性樹脂の成形過程を示す図であって、硬化した絶縁性樹脂を導電性箔とともに箱状体から取り出した状態を示す斜視図である。 ECUを曲面形状の取り付け面に取り付けた状態を示す側面断面図である。 締結部材を用いることなく車両の運転席部における床面に設置したECUを示す側面断面図である。 絶縁性樹脂の略全面を導電性箔にて覆ったECUを示す側面断面図である。 フランジ部を形成した固定用ブッシュの第一の例を示す側面断面図である。 フランジ部を形成した固定用ブッシュの第二の例を示す側面断面図である。 フランジ部を形成した固定用ブッシュの第三の例を示す側面断面図である。 フランジ部を形成した固定用ブッシュの第四の例を示す側面断面図である。 フランジ部を形成した固定用ブッシュの第五の例を示す側面断面図である。 フランジ部を形成した固定用ブッシュの第六の例を示す側面断面図である。
符号の説明
1 車載用電子制御装置(ECU)
2 絶縁性樹脂
3 導電性箔
5 電子部品
6 固定用ブッシュ
7 コネクタ

Claims (4)

  1. 電子部品や固定用ブッシュ等の各構成部材を、可撓性を有する絶縁性樹脂内に埋設し、該絶縁性樹脂の少なくとも一面に導電性箔を形成し
    前記絶縁性樹脂の導電性箔形成面側、前記固定用ブッシュを用い、電子部品から発生する熱を車体に放熱させるように、曲面形状とされた車両内面の車体に沿って密着固定して構成されている、
    ことを特徴とする車載用電子制御装置。
  2. 前記絶縁性樹脂表面の略全域を、導電性箔にて覆ったことを特徴とする請求項1に記載の車載用電子制御装置。
  3. 前記ブッシュには、半径方向外側へ突出するフランジ部が形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車載用電子制御装置。
  4. 前記絶縁性樹脂は、シリコン樹脂であることを特徴とする請求項1〜請求項3に記載の車載用電子制御装置。
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