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JP4182755B2 - Production method of biodegradable pulverized plant fiber molded product using starch, pulverized plant fiber or organic fertilizer treated with raw garbage - Google Patents

Production method of biodegradable pulverized plant fiber molded product using starch, pulverized plant fiber or organic fertilizer treated with raw garbage Download PDF

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JP4182755B2
JP4182755B2 JP2002526974A JP2002526974A JP4182755B2 JP 4182755 B2 JP4182755 B2 JP 4182755B2 JP 2002526974 A JP2002526974 A JP 2002526974A JP 2002526974 A JP2002526974 A JP 2002526974A JP 4182755 B2 JP4182755 B2 JP 4182755B2
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Description

【0001】
技術分野
この発明は、合成樹脂と同様な成型適性を有する物品成型用組成物を、合成樹脂を使用することなく得ることを目的とした、粉砕した植物繊維を主材とした生分解性粉砕植物繊維成型品の製造方法に関する。
従って、この製造方法で得られた成型品は、土壌中に埋設し、叉は野外に廃棄・放置すると微生物や紫外線により自然分解されるので、環境に負荷をかけることなく、自浄処理される。また、農業生産に伴って排出される籾殻等の植物繊維、廃棄される植物性の生ゴミ等を使用し、環境に負荷をかけない素材として活用し、環境改善分野に属する。
【0002】
背景技術
従来、容器及び包装資材等に広く使われている素材は、合成樹脂が主材である。合成樹脂は、優れた成型適性があり、且つ安価で大量生産ができると共に、その有用性故に世界中で、産業素材を始めとし、日常生活の場でも、塩化ビニル樹脂、ポリエチレン、尿素樹脂に代表される合成樹脂は、食器など生活用品に大量に使用されている。
また、この合成樹脂に自然環境下で分解する機能を付加したものとして、微生物により分解されるプラスチック(いわゆる生分解性プラスチック、愛称グリーンプラスチック等)がある。例えば、澱粉入り低密度ポリエチレンなどが提案され、これを使用したフィルムや包装材料、食品袋などが知られている(日本特許公開公報平3−2229046号、日本特許公開公報平4−146952号、日本特許公開公報平4−325526号)。
【0003】
また、合成樹脂に替わる成型特性を有する素材に、植物繊維を原料として食器、植木鉢など成型して、その表面に防水剤としてニス叉はラッカー等を塗布したものが提案されている。また、植物繊維のパルプで(主として古紙原料)成型した容器などが提案されている。
また、籾殻の粉砕粉を基本原料として、これに含水澱粉を加熱し、糊化して混合攪拌し、加熱ダイで加圧成形し、これにプラスチックフィルムによる、カバー層を形成する提案がされている(日本特許公開公報平7−205120号)。
然し乍ら、大量に使用される合成樹脂は、優れた耐熱性、耐腐食性があり、微生物による分解もされにくく、丈夫で長持ちする特性があるが、これらの製品が土壌中に埋設されたり野外などに廃棄された場合、紫外線や微生物等による分解を受けず、分解、変質、崩壊されず長くに残留し、蓄積されて行き、この特性がかえって環境汚染を生ずる原因となっている。
【0004】
また一部に微生物により分解されるものもあるが、分解には極めて長時間を要し、環境に悪影響を与える問題点は同じである。前記問題点の解決策としての生分解合成樹脂も、大量生産ができなかったり、成型適性が劣っていたり、また従来の合成樹脂製品に比較してコストが高くなるなどで、何れも現時点では、普及し難い問題点があった。
また、これ等合成樹脂製品を焼却処理をすると、高温ガスを発生し焼却炉の損傷を早め、又はダオキシンその他の有害ガスを発生するなど、環境及び人の健康に重大な悪影響を及ぼす問題が発生する。また、塩化ビニルから、いわゆる環境ホルモンの漏出(内分泌かく乱化学物質)等の深刻な環境問題も発生している。
以上のことから、この大量の合成樹脂製品の氾濫及び廃棄・処理問題は、世界共通の早期に解決すべき環境改善課題である。合成樹脂の大量使用は、企業が社会に供給する商品は環境に負荷をかけない叉は少ない製品を提供しなければならないとする、現今の社会的要請にも答えていない。
【0005】
さらに、省資源の観点から、合成樹脂原料は、いわゆる化石燃料であり、これの大量消費は、世界のエネルギー問題及び使用量の総てを海外から輸入している日本国の産業経済政策上の観点からも、好ましくない。
他方、農業生産に伴い発生する余剰物叉は廃棄物の処理問題も社会問題化しつゝある。古来、日本の農業では、農産物の生産、加工処理に伴って発生する籾殻、稲藁などの余剰物叉は廃棄物は、肥料その他の多くの用途を開発して利用し、最終的に微生物により分解され自然に回帰する循環システムが形成され、廃棄物は、発生しない自己完結型の精密な循環システムが採用されていた。しかし乍ら、近年、農村の社会経済環境の変化により、籾殻、稲藁等の活用が殆ど行われなくなり、これらの大半は余剰物叉は廃棄物として、焼却処分されている。
【0006】
そこで、これらの余剰物叉は廃棄物を焼却処分する焼却煙が環境に悪影響を与え、各地の農村で社会問題化しつゝある。また、合成樹脂の使用に替えて、植物繊維のパルプで(主として古紙原料)成型した容器などが提案され、使用されているが、確かに作られた容器は自然分解される製品であるが、これの製造過程において、抄紙の段階で大量の水を使用し、且つ微小な繊維が大量に排水に混入し、これが排水と共に河川に流出して、環境汚染を引き起こす。
また、植物繊維で食器、植木鉢など成型して、その表面に防水剤としてニス叉はラッカー等を塗布したものが提案されているが、ニス叉はラッカーは、特有の臭気を持った素材であり、また人体に有害な物質を含み好ましくないなどの問題点もある。
【0007】
発明の開示
この発明は、前記の課題を解決するため、合成樹脂を使用せずに、これに替わる素材で、土壌中に埋設したり叉は野外に放置すると微生物で分解され、且つ合成樹脂とほぼ同等の成型適性を有する物品成型用組成物を得ることを目的とし、自然由来の粉砕した植物繊維を主材として、ほぼ理想に近い組成物を得たものである。
この発明の製造方法で得られた組成物で物品を成型すると合成樹脂に似た外観を有し、優れた成型適性を有し、土壌中に埋設されたり叉は野外に廃棄された場合、当初に設計した時間の経過により、紫外線や微生物の作用を受けて、急速に分解し崩壊されて、自然に還元され、土中で土壌改良材及び肥料となる組成物で、前記問題点を解決した。
【0008】
即ち、この発明の製造方法で得られた成形品は、混合物の組成物100質量%に対し、粉砕した植物繊維25〜85質量%、小麦粉5〜70質量%、バインダー3〜50質量%を加えて混合し、該混合物の合計質量に対し、30〜35質量%の水を加え、前記混合物を混練して、水分含量を20〜25質量%とした物品成型用組成物を、150℃前後に加熱した金型で、10〜100トンの荷重で加圧してプレス成型したことを特徴とする上記記載の粉砕した植物繊維を主材とした成型品であり、粉砕した植物繊維は、籾殻、稲わら、その他の植物繊維であることを特徴とする上記記載の粉砕した植物繊維を主材とした成型品である。
【0009】
上記粉砕した植物繊維は、大きさが1mm以下である粉砕した植物繊維を主材とした成型品である。
小麦粉は、薄力粉、中力粉又は強力粉の未加熱又は加熱処理したものであることを特徴とする上記記載の粉砕した植物繊維を主材とした成型品でもある。バインダーは、バインダー100質量%に対し、植物油60〜65質量%、アルコール20〜30質量%及び貝殻粉末5〜20質量%を組み合わせて前記成型品とすることができる。さらに、当該成型品の表面に、上塗り材で上塗りした成型品とすることもできる。上塗り材は、バインダー、油脂類及び合成樹脂とすることとができる。
【0010】
そして、成型品の製造方法の発明は、組成物100質量%に対し、粉砕した植物繊維1種以上25〜85質量%を主材とし、該主材に小麦粉5〜45質量%、バインダー3〜50質量%を加えて混合物とし、該混合物の合計質量に対し、30〜35質量%の水を加え、これを混練して、水分含量を20〜25質量%とした物品成型用組成物に調整して、次いで前記組成物の適量を150℃前後に加熱した金型に投入して、前記金型で10〜100トンの荷重で加圧してプレス成型したことを特徴とする粉砕した植物繊維を主材とした成型品の製造方法である。
また、主材の粉砕した植物繊維の水分が多いものは、水分含量5質量%前後に調整して使用する。
粉砕した植物繊維は、大きさ1mm以下にして使用する。粉砕物の大きさが1mmを超えると成型品の肌が荒れ、成型品の強度が弱くなり好ましくない。勿論さらに、細かに粉砕して、粉末状にしても使用できるのは言うまでもない。
とりわけ、粉砕した植物繊維の大きさが、30ミクロン〜40ミクロンのものが、最も好ましく、これを使用した成型品は、地肌の滑らかなブロンズの様な外観及び感触のものが得られる。
【0011】
この粉砕した植物繊維の添加量は、組成物100質量%に対し、25質量%〜85質量%としたが、25質量%より少ないと、成型品の強度が弱くなり、85質量%を超えると植物繊維の量が多すぎて、成型品の強度が弱くなるので、実用的にはこの範囲とするのが好ましい。
小麦粉は、薄力粉、中力粉及び強力粉で、一般に市販されている製品を採用、未加熱のもの叉は加熱処理してα化したものを使用する。この小麦粉の添加量は、組成物100質量%に対し、5質量%〜70質量%としたが、5質量%より少ないと、原料の接着固定が弱くなり、70質量%を超えると小麦粉の量が多すぎて、原料の接着固定が弱くなるので、実用的にはこの範囲にするのが好ましい。
【0012】
次に、バインダーの添加量は、組成物100質量%に対し、3質量%〜50質量%としたが、3質量%より少ないと、原料の接着固定が弱くなり、50質量%を超えるとバインダーの量が多すぎて、原料の接着固定が弱くなるので、実用的にはこの範囲にするのが好ましい。
この発明方法の組成物の主材は、その他の植物原料でも良いが、農業生産に伴って排出される籾殻、藁等の余剰物叉は廃棄物を使用して安価な組成物が提供できる。また、生ゴミを処理した有機肥料を使用することができる。従って、手近に入手可能な安価な素材を主材に採用することができる。
この発明方法で得られる成型品が、土壌中に埋設したり、野外に放置された場合、微生物による分解及び紫外線による崩壊を受けるが、これに要する時間は、主材の粉砕した植物繊維の種類、性質及び粉砕された主材の大きさ、添加する小麦澱粉の質と量、バインダーの量など、三種類の主材の夫々が組成物全体に占める割合、成型圧力、成型物の肉厚などの諸要素の組合わせによって決まるのから、成型品の用途に応じてこれ等の配合、素材の組合わせを予め設計して組成物及び成型品を作ることができるので、極めて合理的である。
【0013】
この発明の主材には、原料コストが高くなるので主として余剰又は廃棄物である、植物繊維素材を広く使用することが好ましい。主材しては例えば、次のものがある。
粉砕した植物繊維は、穀物粉、米ぬか、籾殻、わら、麦がら、そばがら、コーヒー豆の抽出残渣、緑茶、煎茶、ほうじ茶、紅茶、ウーロン茶などの茶葉の抽出残渣(いわゆる茶がら)、イグサ、おが屑、海苔、おから、豆乳かす、酒粕、焼酎粕、豆がら、枝豆がら、茸の培地残渣、木材チップ、木炭、トウモロコシの芯、刈り取った雑草、ケナフ、野菜くず、樹木の剪定廃棄物等例示した他、その他の植物原料であれば何れのものも使用できる。前記の植物由来の主材を粉砕機で粉砕し水分調整して使用できる。
また、植木鉢は植物の寿命に合わせて、例えば1年草の場合は1年で分解される設計とすることができるので合理的である。
また、さらに前記の粉砕した異なる種類の植物繊維を2種以上を混合したものを主材とし、これを成型して成型品とすることもできる。
【0014】
前記の内、とりわけ、脱籾したまゝの籾殻は、保水力、吸湿性が劣り、籾殻を効率よく破砕、粉砕手段が求められるが、現状では有効な手段は見当たらず、籾殻は限られた用途にしか利用されていない。然し乍ら、この発明では、別途籾殻の粉砕手段を得て、籾殻を細かく粉砕して、吸湿性を向上させ、この発明の組成物の主材として使用可能にした。
主材の植物繊維の粉砕は、産業界で通常使用される種々のタイプの粉砕機で十分対応できる。然し、籾殻等のように繊維叉は材質が固く、通常の粉砕機で、粉砕し難いものは、専用の粉砕機を使用するのが効率上好ましく、且つ成型品の品質維持の上からも望ましい。
この組成物による成型品は、粉砕した植物繊維の大きさ、小麦粉の添加量、及びバインダーの配合比率を調整し、成型品の用途に合わせて、微生物による分解及び崩壊までに要する時間を設計し、自在に調整できる。
【0015】
また、おから、お茶類の抽出残渣など、多量に水分を含有した主材は、一旦脱水して、水分含量を5質量%前後に調整して、使用する必要がある。この脱水した水分は、別途タンク等に貯溜して置き、主材、小麦粉及びバインダーの混合物を混練して組成物を作る際に、加水にこれを使用すれば排水処理する必要がなく無駄がない。
この主材から一旦脱水した水分を、再度使用すると、主材の有する色素及び香りなどを失うことなく、成型品に移行させることができる効果もある。
バインダーは、バインダー100質量%に対し、植物油(60〜65質量%)とアルコール(20〜30質量%)及び貝殻粉末(5〜20質量%)から構成され、成型品の諸条件を勘案してバインダー全体で100質量%となる様に配合の上使用する。植物油は、コーンオイル、菜種油、紅花油、ヒマワリ油、大豆油、胡麻油、オリーブ油、椿油などの食用油が使用できる。アルコールは、穀物をアルコール発酵させて、70〜75度のアルコール純度が高いものを使用する。酸化防止剤としての貝殻粉末は、はまぐり、あさり、牡蠣がら、その他の貝殻を10〜15ミクロンに細かく粉砕したものを使用する。この貝殻粉末は、アルカリ性を呈し、成型品の酸化防止効果を有して、成型品の寿命延ばす効果がある。従って、成型品の使用目的及び用途に従って貝殻粉末の添加量を調整して、成型品の崩壊するまでの時間を調整することができる。成型品の寿命を、生産段階から決定するので、無駄が無く合理的である。
【0016】
バインダーは、混練の際に小麦粉に添加混合して使用する。バインダーのアルコール分は、混練の際に加える水と共に、組成物が含有する水分として、組成物のプレス成型に適した柔軟性、展延性及び可塑性を与える働きをする。またこのアルコールは、加熱加圧して成型する工程で他の水分の一部と共に速やかに蒸散する。また、バインダーを添加した組成物は、油分を含んでいて成型の際、成型品の表面に油分が浮き上がって油膜を形成するので、金型の型離れを良くする作用をする。
さらに型離れを良くする必要がある場合は、金型にあらかじめ植物性油を噴霧叉は塗布することにより、一層型離れを良好にすることができる。
さらに、混練の際に添加する水分は、粉砕した植物繊維、小麦粉、バインダーの合計した質量に対して、30〜35質量%を添加して5分〜10分間均一に混練すると、摩擦により発熱して水分が蒸発するので、組成物の最終水分含有量を20〜25質量%前後に調整する。
この組成物による成型品は、プレス成型直後はやや軟らかな状態であるが、金型から取り出した後1分程で、成型品の品温が低下すると硬化して、合成樹脂製品と同様な防水性、硬さ及び外観を呈するようになる。
【0017】
また、成型品は、そのまま通常の合成樹脂の成型品と同様に、そのまま成型品の用途に使用することができ、防水性も設計に従って備えている。例えば、食器叉はコップなどを成型した場合は、熱い食品を盛り付け叉は湯を注いで使用することができる。日常的な使用に全く支障がない。この組成物による成型品の耐水性は、バインダーの標準的な強度を有する植木鉢等を成型して、植えた植物に水遣りなどをしても6ヶ月間は完全な防水効果が持続し、さらにあらかじめ設計すれば防水効果の持続期間を延長することができるのは勿論である。
さらに、成型品は、装飾品等で格別に光沢及び防水効果さらにを付与する必要がある場合、上塗り剤で上塗りをすることも可能である。この上塗り剤は、前記バインダーを使用する。成型後、品温が常温に下がった時点で、成型品の全面に極薄く塗布叉は噴霧する。
また光沢を付与できて、防水効果を有する食蝋、蜜蝋などであれば上塗り剤に使用できる。また、必要であれば油脂類及び合成樹脂を上塗り材として使用も可能である。
【0018】
この成型品の耐熱温度は、主材の違いによって異なるが籾殻を主材とした肉厚2mmの食器(茶碗)の場合、95℃(±5度)で、耐加重圧は1cm2当り、3kgである。成型品は、耐熱温度を超えると変形が始まる。しかし、実用的には十分な耐熱温度である。また成型品の硬度は、組成物、小麦粉の添加量、バインダーの添加量及びバインダーの組成、水分等の諸条件で異なるのは当然であるが、この組成物による成型品は、何れの主材を使用しても、表面は滑らかであり、合成樹脂の成型品と全く区別がつかない程の、滑らかな肌触り及び外観を呈している。
この組成物による成型品は、例示すると、植木鉢、食器類、トレー、各種の容器、緩衝材など現在合成樹脂でプレス成型されているものであれば、殆どのものがこれに代替させることができる。
また、野外で使用されて、使い捨てにされるもの例えば、キャンプ用食器、ナイフ、フォーク、スプーン、箸類等にも使用でき、主材の選択叉は成型圧力の調整等を行ない、短期間に崩壊する設計にすれば、使用した後、野外に廃棄されても環境を汚染する恐れがない。また、ゴルフのティー等に使用すれば、紛失したり又は折れて廃棄されたものも、時間の経過により、分解するのでゴルフ場の整備管理の手間が掛からない。前記に例示した外、用途及び組成物の性質を考慮して、広い範囲の分野でこの組成物を使用した成型品を提供できる。
この組成物による成型品は、土中に埋設しない限り、分解を急速に開始しない。空気中に置いて通常の使用状態であれば、長期間当初の原型を保ち続ける特性がある。
【0019】
さらに、この組成物による成型品は長時間水分を吸収すると、ぶよぶよした状態となるが、これを乾燥すれば再度もとの固い状態に復帰する性質がある。従って、食器等の成型品で、不要となり廃棄する場合は、成型物に水分を吸収させて押し潰し叉は破砕して、そのまま通常の家庭排出ゴミとして、捨てることもできる。
また、この組成物で歩道用舗装タイルを成型して、使用すると、通気性及び通水性があって、歩道用舗装タイルとして実用に供することができる。但し、この場合は、下面がコンクリートなどで覆われ、土に接しないことが必要である。土に接して使用すると、この歩道用舗装タイルは土に接た部分から分解が始まり、長持ちしない。
【0020】
この成型品を植木鉢とした場合、保水性及び通気性に優れていて、植物の育成促進する効果がある。育苗鉢、花卉鉢の購入者が、移植する場合は、植木鉢毎、そのまま更に大きな鉢に入れたり叉は土中に埋設すればよく、手間が省ける。しかも、育成した根をいじらずに済み、移植による根の損傷発生がなく、且つ土中に埋設した植木鉢は、根の成長に伴い植木鉢自体が崩壊するように設計しておけば、植物の育成阻害が起きない。育苗、花卉の育成は、数ヶ月毎に大きな鉢に植え替えを必要とするものがあり、この場合,大きな鉢に其の侭、鉢毎植え替えて行けばよく移植の手間が省けて、育苗鉢、花卉鉢の生産用には理想的な効用を与える。また、土中に埋設された植木鉢は、成型品の設計時間に従って、時間の経過と共に自然分解するので、植物の育成を阻害することがない。
分解され、崩壊した植木鉢の主材及びその他の素材は、植物繊維なので、微生物の棲家となり又は微生物の繁殖を促進し、更に分解が促進され、最終的にはばらばらに分解され、土壌改良材及び植物の肥料となる。さらに、肥料分となる有機肥料を主材に混合すれば、肥料のいらない植木鉢とすることもできる。
【0021】
この組成物は、農業生産の余剰物叉は廃棄物を主材とするので、原料コストが安くて済み、十分実用に耐え得るコストで成型品を提供することが可能である。
この組成物による成型品は、使用した主材の含有する色素がそのまま、自然の色合いで製品の地肌の色となるので、色素を添加する必要がなく、まして人工色素を添加しなくて済み、より自然に負荷をかけない製品ができる。この組成物では、希望する色の主材を選択して、所望の色の成型品を得ることができる。また、その主材の有する特有の香りも同時に保持し、長期に亘ってその香りを楽める。人工香料及び人工着色料を使用しないので、時間が経過しても色の退色が少なく、香りの発散が長期に亘って持続する。例えば、コーヒー抽出残渣を主材とすれば、成型品の地肌はコーヒー色を呈し、香りはコーヒーの香りがし、この香りが長期間に亘って発散し続ける。また、誕生月の花言葉による、花を主材として成型品を作れば、誕生日プレゼントとして趣向を満足させることができる。勿論、これ等の組成物に色素を添加し、成型品の地色を好みの色にでき、さらに成型品表面に印刷を施し、彩色した成型品とすることもできる。
また、この発明に使用する主材は、粉砕した植物繊維で、いわゆる有機物で、これを焼却しても、合成樹脂のように、高温を発して焼却炉を傷めたり、有害ガスを発生する恐れがない。
【0022】
さらに、この発明の組成物は、主材とする植物を枯らしたり、乾燥する必要なく、育成した植物を刈り取り、そのまゝ粉砕した後、水分調整し、これを主材にできる。
【0023】
(分解試験)
籾殻の粉砕物を主材とした組成物で成型した4号植木鉢(肉厚1.5mm)を土中に埋設して、分解状態につき、実施試験を行った。4号植木鉢を畑の土中に埋設したが、3ヶ月で分解を開始し、6ヶ月で略分解し、8ヶ月で完全に原型がなくなり、粉々に分解した。
この発明の組成物の成型品が分解するメカニズムの詳細は、明らかではないが、添加した小麦澱粉が水分を吸収して植物繊維間の結合が弱くなり、これに土中の土壌菌が繁殖して籾殻粉砕物同士を接着している澱粉の結合を壊してしまい分解されると推測される。
【0024】
この組成物による成型品の応用叉は利用分野について例示する。
農業用資材・園芸用品分野に利用できる。例えば育苗鉢、仕上げ鉢、化粧鉢等を成型すると、この植木鉢は、これを購入した消費者は、鉢植えのまゝ畑又は庭に埋設することができ、手間が掛からず便利である。
【0025】
食器及び食品流通容器にも利用できる。例えば粉砕した籾殻の組成物で成型した(標準的な肉厚のもの、標準的な組成物の場合)湯飲み、オードブル皿、トレー、弁当では、容器の平均の耐熱温度は、95℃(±5℃)、平均の耐加重圧は、1cm2当り、3kgであり、この加熱及び荷重の範囲内では変形、しわ、漏れ、浸透が発生しない。これらの食器等は使い捨てではなく、使用後通常の食器と同様に洗浄すれば、繰返し使用ができるこの食器の成型品は、有害物を一切含まず且つ有害物質の溶出がないので、極めて人体に安全なものである。
【0026】
産業用製品包装及び緩衝資材としても利用ができる。例えば、工業用部品の梱包、商品包装梱包材、家電、通信機器、精密機器部材の緩衝材(クッション材)等で、発泡スチロール及び高分子素材の気泡タイプの緩衝材が多く使用されるが、この組成物で成型した形に製品等を収納する形態を採れば、これに替えて使用ができ、合成樹脂の使用を減らすことができる。この成型品は表面が滑らかなので、成型品屑などの埃が発生しないので、精密機器の梱包、緩衝材としても好ましいものである。
【0027】
また、板状に成型して、合成樹脂製又は木材で作製されているものを代替することができる。
例えば、床材(フローリング材)、手鏡用枠、額縁、時計の外枠、各種の木箱、玩具、眼鏡ケース、卒塔婆、棺おけ等に使用すれば、森林資源保護の見地から、木材原料の節減に寄与できる。木箱は板状の形成品を接着剤で接着して組立てて、木材と同様な使用が出来る。また、爪楊枝を成型品とすることもでき、お香及び線香の増量材叉は成型材としても十分利用できる。
この組成物の成型方法は、雄型、雌型で構成され、加熱加圧した金型を使用し、雌金型内側に所定個数の蒸気排気叉は水分排出孔を設けてある。蒸気排気叉は水分排出孔は、雌金型の内側は小さく外側に向かって大きくなる様に設けてある。プレス成型機で加熱加圧しながら、組成物の水分及びアルコールを蒸散叉は排出しつつ成型する。
【0028】
標準的な成型工程は、成型物の形状、主材、水分含量など諸要素、その他組成物の性質を勘案して加圧温度とプレス圧力とを制御して、組成物を入れた雌型へ雄型を10トン〜100トンの荷重で押し込む要領で、1回から10回前後、断続的に加圧プレスを繰返しながら、徐々に少しずつ段階的に圧力を掛けて成型する。また、成型工程と平行して、組成物が含有する水分及びアルコールを蒸散する。必要であれば、加熱温度、プレス圧力など適宜変更して行なうが、加熱温度は、組成物が熱で変性しない限度とし、プレス圧力は、成型品が破壊されない限度内に止める。
【0029】
この組成物のプレス成型の特色は、通常行なわれている粉末状の素材を使用する乾粉式成型と、多量に水分を含んだ素材を使用する湿式成型との、中間的な成型方法であり、組成物の水分含量が20〜25質量%のものを、断続的なプレス操作で成型する点である。この物品成型用組成物は、金型によるプレス成型するので、組成物は粘性と可塑性を備えたことが必要であり、主として組成物中の小麦粉が粘性を与え、バインダー及び含有する水分が可塑性を与えるが、加熱加圧成型の過程で、小麦粉が糊化し、アルコール及び水分は排出叉は蒸散するが、これらの諸作用が成型を容易にする。プレス加工は、多数の金型を並べて使用し、一度に多数の成型品を一括して成型するとよい。
【0030】
組成物の組成、プレス圧力、加熱温度及び成型工程等を、あらかじめ試作し、夫々の条件設定して行なう必要がある。この成型工程は、データーをコンピューターに入力して自動制御すれば、より精密に且つ効率よく作業ができる。
このプレス成型の際、バインダーの含有する油分が、成型品の表面に油膜を形成するので、成型後の成型品の型離れを良くする効果があって、成型品の取り出し中に成型品を壊す取り出し事故をなくし、生産歩留まりを向上する。
何れにしても、多岐に亘る諸要素を総合的に勘案して、配合及び水分調整を行ない、粘性と可塑性を備えないと、成型工程で成型物が穴があいた箇所ができたり、欠損部が発生したり、また組成物を多量に使用する肉厚の成型物としなければならなくなる。従って、主材、その他の原料配合により、予め試作を行い、製造条件設定して置く必要がある。
【0031】
また、この組成物で成型した成型品は、不要となった場合、これを集めて粉砕し、この発明の組成物の主材として繰返し再利用することができる。いわゆるリサイクルに適した素材であり、環境問題の観点からも理想的な組成物、成型品であると言える。
前記のとおり、この成型品は総て天然由来の素材で構成することが可能であり、環境に負荷を掛けない、これからの環境重視の考え方にマッチした理想的な成型品を提供することができるものである。
【0032】
この発明によれば、合成樹脂による成型品に替えて、この組成物による成型品を使用すれば、土壌中に埋設したり叉は野外に放置しても、微生物及び紫外線で分解され、崩壊するので、環境に負荷をかけず、環境問題の解決に大きく寄与する効果がある。また廃棄物から合成樹脂の成型品を減らすことがでる。生分解性合成樹脂よりも簡便に且つ低コストで、同様な機能を有する素材が得られる。組成物の主材の色及び香りがそのまま、成型品となるので、好みに応じた主材を選択して色及び香りを楽しむことができ、好みを満足させることができる。この為、人工色素を使用しなくて済む。
【0033】
また、成型品の使用目的によって、分解叉は崩壊するまでの期間を設計して調整できるので、極めて合理的である。
また、農業生産に伴う余剰物叉は廃棄物を主材として使用し、廃棄処理を不要にするので、当に一石二鳥の効果がある。有害物質を含まない原材料を使用するので、人の健康を害するおそれがない。また、不要となった場合この成型物を焼却処分しても有害物質の発生がなく、分解後は土中で土壌改良材及び肥料となる効果がある。生ゴミを処理した有機肥料で植木鉢を作れば、肥料の要らない鉢物ができる。
【0034】
この発明の成型品は、耐熱性があり、95℃(±5℃)の温度にも変質・変形することがなく、耐加重圧は1cm2当り、3kgで、且つ成型適性があるので、合成樹脂に替わる素材として実用性がある。この成型品の食器は、有害物を一切含まず且つ有害物質の溶出がないので、人体にとり極めて安全である。この発明の組成物を使用すれば、化石燃料の消費量を減少させ、合成樹脂の焼却による大気汚染を防止し、エネルギー問題及び環境汚染問題の解決に寄与でき、大きな社会的な効用が期待できると言うことができる。この組成物による成型品は、不要となった場合、これを粉砕して組成物の原料として再利用できるので、リサイクルに適した原料としての効用がある。この組成物を使用して環境に負荷をかけない、リサイクリルに適した、環境に配慮した成型品を提供することがでる。現今の社会のニーズに合致し、文字通り一石二鳥の効用を社会に齎し、無公害のものを自然に有効還元し、現今のエコ思想にも合致した理想的な組成物である。この組成物は、所謂動植物界の有機物質の窒素循環にも適合し、人類を含む動植物の自然界の秩序にも好ましい。
【0035】
発明を実施するための最良の形態
試験例
馬鈴薯澱粉を主材にして、下記の配合の物品成型用組成物1を調製した。小麦粉20gとバインダー15gとを先ず混練した後、この混練物を馬鈴薯澱粉55gに添加して混合し、前記素材の総質量に対して、水35質量%を加水しながら混練機で均一に5分間混練した。混錬中に発生する熱により、加えた水分は蒸散させて、水分含有率約20質量%程度になるように調製する。馬鈴薯澱粉を主材とする組成物1を100g得た。
得られた組成物1は、やゝ湿った状態で、手で握るとこぼれ落ちる状態である。小麦粉は一般に販売されている、強力粉を使用した。
バインダーは、バインダー100質量%に対し、植物油60質量%、アルコール30質量%及び牡蠣がら粉末10質量%の構成である。植物油は、コーンオイルを使用し、アルコールは、穀物を発酵させた75度のアルコールを使用した。酸化防止剤としての貝殻粉末は、牡蠣がら、10ミクロンに細かく粉砕したものを使用した。
このバインダーの添加量の多寡により、強度、用途及び分解に要する時間を調節することができる。バインダーの添加量を多くすると、成型品の分解時間が長くなり、少なくすれば分解時間は短くなる関係にある。また、バインダーの添加量と主材の添加量との割合によっても分解時間が変化するのは言うまでもない。
【0036】
実施例1
ウーロン茶の抽出残渣を主材とした物品成型用組成物1を調製する実施例について説明する。
ウーロン茶の抽出残渣は、75質量%〜85質量%前後の多量の水分を含有しているので、先ず脱水機で脱水をし、水分含有量を10〜15質量%にし、更に加熱処理して水分含量5質量%程度にする。脱水した水は別途タンクに貯留して置く。これを粉砕機で大きさ30ミクロン〜40ミクロンに粉砕する。
小麦粉20gに試験例のバインダー15gとを先ず混練した後、この混練物を、前記粉砕したウーロン茶抽出残渣55gに混合し、前記タンクに貯留して置いた脱水した水を加水に使用する。前記素材の総質量に対して、水30〜35質量%を加水しながら混練機で均一に7分間混練した。混錬中に攪拌により発生する摩擦熱により加えた水分は蒸発するので水分含有率約25質量%程度となるように調製する。粉砕したウーロン茶抽出残渣を主材とする組成物1を100g得た。
得られた組成物1は、やゝ湿った状態で、手で握るとこぼれ落ちる状態である。
【0037】
実施例2
おからを主材とした物品成型用組成物1を調製する実施例について説明する。
先ず、豆腐や豆乳を製造に伴って排出されるおからは、75質量%〜85質量%前後の多量の水分を含有している。脱水機で脱水をし、水分含有量を10〜15質量%にし、更に加熱処理して水分含量5質量%にする。これを粉砕機で大きさ30ミクロン〜40ミクロンに粉砕する。
小麦粉20gに試験例のバインダー15gを混練した後、この混練物に脱水したおから55gに混合し、前記素材の総質量に対して、水30〜35質量%を加水しながら混練機で均一に8分間混練した。混錬中に攪拌により発生する摩擦熱により加えた水分は蒸発するので、混練中に水分含有率約25質量%程度になるように調製する。おからを主材とする組
成物1を100g得た。得られた組成物1は、やゝ湿った状態で手で握るとこぼれ落ちる状態である。
【0038】
実施例3
籾殻を主材とした物品成型用組成物1を調製する実施例について説明する。
粉砕機で大きさ30ミクロン〜40ミクロンに粉砕した籾殻を主材とし、下記の配合とした。
配合表
粉砕した籾殻 700g
小麦粉 50g
バインダー 5g
小麦粉50gに実施例1のバインダー5gを先ず混合した後、この混合物を、粉砕した籾殻700gに混合し、この素材の総質量に対して、水30〜35質量%を加水しながら混練機で均一に10分間混練した。混錬中に攪拌により発生する摩擦熱により加えた水分は蒸発するので、混練中に水分含有率約20質量%程度となるように調製する。おからを主材とする組成物1を1kg得た。得られた組成物1はやゝ湿った状態で、手で握るとこぼれ落ちる状態である。
【0039】
実施例4
この発明の物品成型用組成物1による成型品について説明する。組成物1による食品容器と4号植木鉢の成型品について説明する。試験例、実施例1、2で得られた組成物1で食品容器を成型し、3で得られた組成物1を使用して、4号植木鉢(肉厚2mm)を150℃に加熱した金型を使用してプレス成型機で加熱成型した例である。
試験例で得られた澱粉を主材とする組成物1を50g使用して、直径145mm、厚さ2mmの食器のお椀を成型したところ、セラミック状の真白な地肌の成型物となった。この成型品の水分含量10質量%である。成型直後は、やや柔軟性を持っているが品温が常温になると硬化する。
この組成物1による成型品は、表面は滑らかであり、合成樹脂の成型品と全く区別がつかない程の、滑らかな肌触り、外観及び硬さを有していて、比重は1.5である。お椀の水分含量は10質量%前後であった。
【0040】
実施例1で得られた粉砕したウーロン茶の抽出残渣を主材とする組成物1を50g使用して直径120mm、厚さ2mmの食器の丸皿を製造したところ、薄茶の地肌の丸皿が得られ、かつ成型品はウーロン茶の香りが強くした。
この組成物1による成型品は、表面は滑らかであり、合成樹脂の成型品と全く区別がつかない程の、滑らかな肌触り及び外観を呈していて、比重は1.4である。丸皿の水分含量は10質量%前後であった。
実施例2で得られたおからを主材とする組成物1を50g使用して、口径60mm、厚さ1.5mmのカップ型の納豆包装容器を製造した。
この組成物1による成型品は、地肌は白色をしていて、表面は滑らかであり、合成樹脂の成型品と全く区別がつかない程の、滑らかな肌触り及び外観を呈していて、比重は1.5である。
実施例4で得られた籾殻粉砕物を主材とする組成物1を100g使用して4号植木鉢(肉厚2mm)を製造した。
この組成物1による成型品は、地肌は薄い黄色をしていて、表面は滑らかであり、合成樹脂の成型品と全く区別がつかない程の、滑らかな肌触り及び外観を呈していて、比重は1.4である。4号植木鉢の水分含量は10質量%前後であった。
この植木鉢は、通常の植木鉢としての使用方法を採れば、分解するまでの時間は、2年間であった。
【0041】
実施例5
図1はこの発明の物品成型用組成物1を使った成型品製造のフローシート図である。この図1、図2に従って、組成物1を使用した4号植木鉢(肉厚2mm)の成型品の成型方法について説明する。
実施例3で得られた籾殻を主材とする100gの組成物1を用いた。
雄金型2、雌金型3を使用し、400トンプレス機を使用した。雌金型3の内壁に、適宜な個数の排水及び蒸気排出孔10を設けてある。組成物は1、スクリューコンベアで所定量をチャンバーへ搬送した後(図示していない)、雌金型3底部3に投入する。雄金型2、雌金型3は150℃前後に加熱してある。
予めセッティングしたコンピュータープログラムに従って、図2(a)の雄金型2が雌金型3内に矢示4の方向へ降下する。プレス荷重は50トンである。次いで図2(b)の矢字5の示す上方に雄金型2を上方に引き上げる。次いで矢示6のように雄金型2を下方向に押し下げプレス荷重50トンで加圧する。図2(c)の矢示7、及び矢示8の加圧工程を断続的に繰り返すことによって、雌金型3の底部の組成物1が押されて、雄金型2及び雌金型3との間隙を伝って上方へ徐々に押し上げられながら、雌金型3に設けられた排水及び蒸気排出孔10から、排水及び排気しながら成型して行く。図2(d)の様に雄金型2を矢示9の方向にプレス荷重50トンで最下端まで押し込むと組成物1は4号植木鉢に成型されて、成型工程は完了する。成型に要した時間は60秒であった。雄金型2を上方に引き上げて、成型品を雌金型3から取り出すと4号植木鉢の成型品が得られた。
【0042】
前記の成型加工は、主材、水分含量など諸要素、その他組成物1の性質を勘案して温度とプレス荷重を50トン制御しながら、徐々に少しずつ、10回断続的に加圧を繰り返して、段階的に60秒の時間をかけて成型して行く。一気に加圧成型すると、成型品の肉厚を薄くする為、組成物の充填量を可能な限り少なくしていて且つ組成物の水分含量が比較的少なく流動性に欠けるので、金型の空隙部に全体に薄く分散され難くい。この結果、植木鉢の胴部に孔が開いた箇所や、縁に欠損部が発生するので、この方法は好ましくない。
また、成型工程と平行して、組成物1に含有されている水分及びアルコールを、雌金型3に設けられた排水及び蒸気排出孔10から、排出叉は蒸散させる。成型品の最終水分含量10質量%前後となる様に調整しながら成型する。
プレス成型工程で、組成物1が加熱した雄金型2及び雌金型3によって、150℃前後に加熱されるので、小麦澱粉がα化(糊化)されて、籾殻の粉砕物の接着剤として機能する。
このプレス装置では、多数の成型金型を並列して使用すれば、1時間当り36トンの籾殻を主材とした組成物1の成型が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の成型品製造工程のフローシート図。
【図2】 金型による成型品の成型工程(a)〜(d)を示す縦断説明図で、(a)プレス前の雌型金型に組成物を充填した状態を示す図。
(b)プレスを開始した状態を示す図。
(c)プレス成型途中の状態を示す図。
(d)プレス成型を終了した状態を示す図。
[0001]
Technical field
The present invention is based on pulverized plant fibers for the purpose of obtaining a composition for molding an article having the same moldability as a synthetic resin without using a synthetic resin. Of biodegradable pulverized plant fiber molded products It relates to a manufacturing method.
So this Obtained by manufacturing method Molded products are buried in the soil, or when they are discarded or left in the field, they are naturally decomposed by microorganisms and ultraviolet rays, so they are self-cleaned without any environmental load. In addition, it uses plant fibers such as rice husks that are discharged with agricultural production, plant waste that is discarded, etc., and is used as a material that does not affect the environment.
[0002]
Background art
Conventionally, synthetic resin is the main material widely used for containers and packaging materials. Synthetic resins have excellent moldability, are inexpensive and can be mass-produced, and because of their usefulness, are represented by vinyl chloride resin, polyethylene, and urea resin worldwide, including industrial materials, and in everyday life. Synthetic resins are used in large quantities in household goods such as tableware.
In addition, plastics that are decomposed by microorganisms (so-called biodegradable plastics, nicknamed green plastics, etc.) are added to this synthetic resin with a function of decomposing under natural environment. For example, low-density polyethylene containing starch has been proposed, and films, packaging materials, food bags and the like using this have been known (Japanese Patent Publication No. Hei 3-2229046, Japanese Patent Publication Hei 4-146952, Japanese Patent Publication No. 4-325526).
[0003]
In addition, it has been proposed that a material having molding characteristics replacing synthetic resin is formed by using vegetable fiber as a raw material, such as tableware and flower pots, and the surface is coated with varnish or lacquer as a waterproofing agent. In addition, containers made of plant fiber pulp (mainly used paper raw materials) have been proposed.
In addition, it has been proposed that ground rice husk powder is used as a raw material, hydrous starch is heated, gelatinized, mixed and stirred, pressure-molded with a heating die, and a plastic film is formed on the cover layer. (Japanese Patent Publication No. 7-205120).
However, synthetic resins used in large quantities have excellent heat resistance and corrosion resistance, are not easily decomposed by microorganisms, and are durable and long-lasting. However, these products are buried in the soil, outdoors, etc. When it is disposed of, it is not decomposed by ultraviolet rays, microorganisms, etc., and remains for a long time without being decomposed, altered or destroyed, and accumulates. This characteristic causes environmental pollution.
[0004]
Some of them are degraded by microorganisms, but the degradation takes a very long time, and the same problems that adversely affect the environment are the same. The biodegradable synthetic resin as a solution to the above-mentioned problems cannot be mass-produced, is inferior in molding suitability, and has a higher cost than conventional synthetic resin products. There was a problem that was difficult to spread.
In addition, if these synthetic resin products are incinerated, problems such as generating high-temperature gas and causing early damage to the incinerator, or generating harmful gases such as daoxin, will cause serious adverse effects on the environment and human health. To do. Also, serious environmental problems such as leakage of so-called environmental hormones (endocrine disrupting chemical substances) have occurred from vinyl chloride.
From the above, the flooding and disposal / disposal problems of this large amount of synthetic resin products are environmental improvement issues that should be solved early in the world. The mass use of synthetic resins does not respond to the current social demands that products supplied to society by society must provide products that do not place an environmental burden or are few.
[0005]
Furthermore, from the viewpoint of resource conservation, synthetic resin raw materials are so-called fossil fuels, and the large consumption of this is due to the industrial economic policy of Japan, which imports all of the world's energy problems and usage from overseas. From the viewpoint, it is not preferable.
On the other hand, the treatment of surplus or waste generated from agricultural production is also becoming a social problem. Since ancient times, Japanese agriculture has developed and used surplus or waste such as rice husks, rice straw, etc. that are generated during the production and processing of fertilizers. A circulation system that decomposes and returns naturally was formed, and a self-contained precise circulation system that does not generate waste was adopted. However, in recent years, due to changes in the socio-economic environment in rural areas, rice husks, rice straw, etc. are hardly used, and most of these are incinerated as surplus or waste.
[0006]
Therefore, these surplus or incineration smoke that incinerates waste has an adverse effect on the environment and is becoming a social problem in rural areas. In addition, instead of using synthetic resin, containers made of plant fiber pulp (mainly used paper raw materials) have been proposed and used, but surely made containers are products that are naturally decomposed, In the manufacturing process, a large amount of water is used at the paper making stage, and a large amount of fine fibers are mixed into the wastewater, which flows into the river together with the wastewater, causing environmental pollution.
In addition, it has been proposed to mold tableware, flower pots, etc. with plant fibers and apply varnish or lacquer as a waterproofing agent on the surface, but varnish or lacquer is a material with a specific odor. In addition, there are also problems such as undesirable inclusion of substances harmful to the human body.
[0007]
Disclosure of the invention
In order to solve the above-mentioned problems, the present invention is an alternative material that does not use a synthetic resin, but is decomposed by microorganisms when buried in soil or left outdoors, and is almost equivalent to a synthetic resin. For the purpose of obtaining a composition for molding an article having moldability, a composition that is almost ideal is obtained by using pulverized plant fibers derived from nature as a main material.
This invention Obtained by the manufacturing method When an article is molded with a composition, it has an appearance similar to that of a synthetic resin, has excellent moldability, and is embedded in the soil or discarded in the field. The above-mentioned problems have been solved with a composition that is rapidly decomposed and destroyed by the action of microorganisms and is naturally reduced and becomes a soil conditioner and fertilizer in the soil.
[0008]
That is, this invention Articles obtained by the manufacturing method Is Of mixture To 100% by mass of the composition, 25 to 85% by mass of pulverized plant fibers, 5 to 70% by mass of flour, and 3 to 50% by mass of binder are added and mixed, and 30 to 35% by mass with respect to the total mass of the mixture. Of water and kneading the mixture to a moisture content of 20-25. mass % Of the above-mentioned pulverized plant fiber characterized in that it is press-molded with a mold heated to around 150 ° C. with a load of 10 to 100 tons, and the main component is the pulverized plant fiber described above It is a molded product, and the pulverized plant fiber is rice husk, rice straw, or other plant fiber, and is a molded product mainly composed of the pulverized plant fiber described above.
[0009]
the above The pulverized plant fiber is a molded product mainly composed of pulverized plant fiber having a size of 1 mm or less.
Wheat flour is also a molded product mainly composed of the above-ground pulverized plant fiber, which is a non-heated or heat-treated flour, medium flour or strong flour. A binder can be made into the said molded article combining 60-65 mass% of vegetable oil, 20-30 mass% of alcohol, and 5-20 mass% of shellfish powder with respect to 100 mass% of binders. Furthermore, it can also be set as the molded article which top-coated with the topcoat material on the surface of the said molded article. The top coating material can be a binder, fats and oils, and a synthetic resin.
[0010]
And The invention of the method for producing a molded product is based on 25 to 85% by mass of one or more pulverized plant fibers based on 100% by mass of the composition, and 5 to 45% by mass of flour and 3 to 50% of binder. Add 30% by mass to make a mixture, add 30-35% by mass of water to the total mass of the mixture, knead to give a moisture content of 20-25 mass %, Then an appropriate amount of the composition was put into a mold heated to around 150 ° C., and pressed with a load of 10 to 100 tons with the mold. This is a method for producing a molded product using pulverized plant fibers as a main material.
In addition, the pulverized plant fiber of the main material having a high water content is 5% water content. mass Adjust to around%.
The pulverized plant fiber is used with a size of 1 mm or less. If the size of the pulverized product exceeds 1 mm, the skin of the molded product becomes rough, and the strength of the molded product becomes weak. Of course, it is needless to say that it can be finely pulverized and used as a powder.
In particular, it is most preferable that the size of the pulverized plant fiber is 30 to 40 microns, and a molded product using this has a smooth bronze-like appearance and feel.
[0011]
Although the addition amount of this pulverized vegetable fiber was 25 mass%-85 mass% with respect to 100 mass% of compositions, when less than 25 mass%, the intensity | strength of a molded article will become weak and it will exceed 85 mass%. Since the amount of the plant fiber is too large and the strength of the molded product is weakened, it is preferable to set this range in practical use.
Wheat flour is a weak flour, medium flour, and strong flour. Shi The non-heated or heat-treated one is used. The addition amount of this flour was 5% to 70% by mass with respect to 100% by mass of the composition. However, if it is less than 5% by mass, the adhesive fixing of the raw material becomes weak, and if it exceeds 70% by mass, the amount of flour Since there are too many, the adhesion fixation of a raw material will become weak, and it is preferable to make it into this range practically.
[0012]
Next, the additive amount of the binder is 3% by mass to 50% by mass with respect to 100% by mass of the composition. However, if the amount is less than 3% by mass, the adhesive fixing of the raw material becomes weak, and if it exceeds 50% by mass, the binder is added. This amount is preferably within this range, because the amount of is too much and the adhesive fixing of the raw material becomes weak.
This invention Method The main component of the composition may be other plant materials, but an inexpensive composition can be provided by using surplus or waste such as rice husks, straws, etc. discharged with agricultural production. Moreover, the organic fertilizer which processed raw garbage can be used. Therefore, an inexpensive material that is readily available can be used as the main material.
This invention Obtained by the method When the molded product is buried in the soil or left in the field, it will be decomposed by microorganisms and decayed by ultraviolet rays. The time required for this will depend on the type, nature and nature of the pulverized plant fibers. Combination of various factors such as the proportion of the three main ingredients in the composition, molding pressure, thickness of the molding, such as the size of the main ingredient, the quality and quantity of the wheat starch to be added, and the amount of binder Therefore, it is extremely reasonable because the composition and the molded product can be made by designing the combination and combination of materials in advance according to the usage of the molded product.
[0013]
As the main material of the present invention, it is preferable to widely use plant fiber materials, which are mainly surplus or waste, because the raw material costs are high. Examples of main materials include the following.
The ground plant fiber is cereal flour, rice bran, rice husk, straw, wheat straw, buckwheat, coffee bean extract residue, green tea, sencha, roasted tea, tea, oolong tea and other tea leaf extract residue (so-called tea tea), rush, sawdust , Nori, okara, soy milk cake, sake lees, shochu, beans, edamame, potato medium residue, wood chips, charcoal, corn core, cut weeds, kenaf, vegetable scraps, tree pruning waste, etc. In addition, any other plant material can be used. The plant-derived main material can be used after pulverizing with a pulverizer and adjusting the water content.
In addition, the flower pot is reasonable because it can be designed to be decomposed in one year in the case of annual grass, for example, in accordance with the life of the plant.
Further, a mixture of two or more kinds of the above-mentioned different types of pulverized plant fibers may be used as a main material, which may be molded into a molded product.
[0014]
Among them, in particular, the dehulled rice husk is inferior in water retention and hygroscopicity, and there is a need for efficient crushing and crushing means for the rice husk, but no effective means are found at present, and rice husk is limited. It is used only for the purpose. However, in the present invention, a rice husk pulverization means was separately obtained, and the rice husk was finely pulverized to improve the hygroscopicity, so that it could be used as the main material of the composition of the present invention.
The pulverization of the main plant fiber can be satisfactorily performed by various types of pulverizers commonly used in industry. However, if the fiber or material is hard, such as rice husk, etc., it is preferable to use a dedicated pulverizer that is difficult to pulverize with an ordinary pulverizer, and also desirable from the standpoint of maintaining the quality of the molded product. .
Molded products made with this composition are adjusted by adjusting the size of the pulverized plant fiber, the amount of flour added, and the blending ratio of the binder, and designing the time required for decomposition and disintegration by microorganisms according to the use of the molded product. Can be adjusted freely.
[0015]
In addition, main ingredients containing a large amount of water, such as okara and tea extraction residues, are once dehydrated to a water content of 5 mass It is necessary to adjust to around% and use it. This dehydrated water is stored separately in a tank or the like, and when making a composition by kneading the mixture of the main material, flour and binder, if it is used for hydration, there is no need for wastewater treatment and no waste. .
If the water once dehydrated from the main material is used again, there is an effect that it can be transferred to a molded product without losing the pigment and scent of the main material.
The binder is composed of vegetable oil (60 to 65% by mass), alcohol (20 to 30% by mass) and shell powder (5 to 20% by mass) with respect to 100% by mass of the binder, considering various conditions of the molded product. 100 total binder mass It is used after blending so that it becomes%. As the vegetable oil, edible oils such as corn oil, rapeseed oil, safflower oil, sunflower oil, soybean oil, sesame oil, olive oil and coconut oil can be used. Alcohol is obtained by subjecting grains to alcohol fermentation and having a high alcohol purity of 70 to 75 degrees. As the shell powder as an antioxidant, a shellfish, clams, oysters, and other shells finely ground to 10 to 15 microns are used. This shell powder exhibits alkalinity, has an antioxidant effect on the molded product, and has an effect of extending the life of the molded product. Therefore, the time until the molded product collapses can be adjusted by adjusting the amount of shell powder added according to the purpose and application of the molded product. Since the lifetime of the molded product is determined from the production stage, it is reasonable without waste.
[0016]
The binder is added to and mixed with the flour during kneading. The alcohol content of the binder functions as water contained in the composition together with water added during kneading to give flexibility, spreadability, and plasticity suitable for press molding of the composition. In addition, this alcohol quickly evaporates with a part of other moisture in the process of molding by heating and pressing. In addition, the composition to which the binder is added contains an oil component, and at the time of molding, the oil component floats on the surface of the molded product to form an oil film, thereby improving the mold release.
Further, when it is necessary to improve the mold release, the mold release can be further improved by spraying or applying vegetable oil to the mold in advance.
Furthermore, the water added during kneading is 30 to 35% by mass with respect to the total mass of the pulverized plant fiber, flour and binder, and when kneaded uniformly for 5 to 10 minutes, heat is generated due to friction. Moisture evaporates, so the final moisture content of the composition is 20-25 mass Adjust to around%.
Molded products made of this composition are in a slightly soft state immediately after press molding, but in about 1 minute after taking out from the mold, they harden when the product temperature of the molded product decreases, and are waterproof like synthetic resin products. It will exhibit the properties, hardness and appearance.
[0017]
Further, the molded product can be used as it is for a molded product as it is in the same manner as a normal synthetic resin molded product, and has waterproofness according to the design. For example, when a dish fork or cup is molded, hot food can be served or poured with hot water. There is no hindrance to daily use. The water resistance of the molded product with this composition is such that a water pot etc. with a standard strength of the binder is molded, and even if the planted plant is watered, the waterproof effect is maintained for 6 months. Of course, if designed, the duration of the waterproof effect can be extended.
Furthermore, the molded product can be overcoated with a top coating agent when it is necessary to add a special gloss and waterproof effect to a decorative product or the like. The top coat uses the binder. After molding, when the product temperature falls to room temperature, it is applied or sprayed very thinly on the entire surface of the molded product.
In addition, edible wax, beeswax, etc. that can give gloss and have a waterproof effect can be used as a top coat. In addition, if necessary, oils and fats and synthetic resins can be used as the top coat material.
[0018]
The heat-resistant temperature of this molded product varies depending on the main material, but in the case of tableware with 2 mm wall thickness (tea bowl) made of rice husk as the main material, it is 95 ° C (± 5 degrees) and the load-proof pressure is 3 kg per 1 cm2. is there. The molded product begins to deform when it exceeds the heat resistance temperature. However, in practice, the temperature is sufficient. The hardness of the molded product is naturally different depending on various conditions such as the composition, the added amount of wheat flour, the added amount of the binder, the composition of the binder, and the moisture. Even if is used, the surface is smooth, and it has a smooth touch and appearance that is indistinguishable from a molded product of synthetic resin.
As for the molded product by this composition, for example, almost anything can be substituted for this as long as it is currently press-molded with synthetic resin such as flower pots, tableware, trays, various containers, cushioning materials, etc. .
It can also be used in the field and made disposable, such as camping tableware, knives, forks, spoons, chopsticks, etc., selecting the main material or adjusting the molding pressure, etc. in a short time If it is designed to collapse, there is no risk of polluting the environment even after being used and disposed of outdoors. Also, if used for golf tees, etc., those lost or broken and discarded will be disassembled with the passage of time, so there is no need for maintenance and management of the golf course. In addition to the examples described above, in consideration of the application and the properties of the composition, a molded article using the composition can be provided in a wide range of fields.
Molded articles made from this composition do not begin to decompose rapidly unless they are embedded in the soil. If it is placed in the air and in normal use, it has the characteristic of maintaining the original pattern for a long time.
[0019]
Further, a molded article made of this composition becomes a stubborn state when it absorbs moisture for a long time, but has a property of returning to its original hard state again when it is dried. Therefore, when a molded product such as tableware becomes unnecessary and is discarded, the molded product can be crushed or crushed by absorbing moisture, and can be discarded as normal household waste.
Further, when a sidewalk pavement tile is molded from this composition and used, it has air permeability and water permeability, and can be practically used as a sidewalk pavement tile. However, in this case, it is necessary that the lower surface is covered with concrete and does not contact the soil. When used in contact with soil, this sidewalk pavement tile starts to disassemble from the portion in contact with the soil and does not last long.
[0020]
When this molded product is used as a flower pot, it is excellent in water retention and air permeability, and has the effect of promoting plant growth. When purchasers of nursery pots and flower pots transplant, every plant pot can be placed in a larger pot as it is or buried in the soil, saving labor. Moreover, plant pots that do not have to be messed with the roots that have been cultivated, do not cause root damage due to transplantation, and are embedded in the soil should be designed so that the plant pots themselves collapse as roots grow. No inhibition occurs. Some seedlings and flower buds need to be replanted in large pots every few months. In this case, it is sufficient to replant the pots and pots in large pots to save the trouble of transplanting. Ideal for the production of pots and flower pots. Moreover, since the flower pot buried in the soil is naturally decomposed with the passage of time according to the design time of the molded product, the plant growth is not hindered.
The main material and other materials of the plant pots that have been decomposed and disintegrated are plant fibers, so that they become microbial homes or promote the growth of microorganisms, further promote decomposition, and eventually decompose into loose, soil improvement materials and It becomes a fertilizer for plants. Furthermore, if the organic fertilizer used as a fertilizer is mixed with a main material, it can also be set as a flower pot which does not require fertilizer.
[0021]
Since this composition uses surplus or waste of agricultural production as the main material, the raw material cost is low, and a molded product can be provided at a cost that can sufficiently withstand practical use.
Molded products with this composition, the dye contained in the main material used, as it is, it becomes the color of the background of the product in a natural shade, so there is no need to add a dye, and no artificial dye is added, Products that do not place a load more naturally. In this composition, a main product having a desired color can be selected to obtain a molded product having a desired color. Moreover, the peculiar scent which the main material has is also hold | maintained simultaneously, and the scent can be enjoyed for a long time. Since an artificial fragrance and an artificial colourant are not used, the color fading is little over time, and the fragrance is sustained for a long time. For example, if a coffee extraction residue is used as the main material, the background of the molded product has a coffee color and the aroma has a coffee aroma, and this aroma continues to diverge over a long period of time. In addition, if you make a molded product with flowers as the main material based on the language of the birth month, you can satisfy the taste as a birthday present. Of course, pigments can be added to these compositions to change the background color of the molded product to a desired color, and the surface of the molded product can be printed to give a colored molded product.
The main material used in the present invention is pulverized plant fibers, which are so-called organic substances. Even if they are incinerated, there is a risk of generating high temperatures and damaging incinerators or generating harmful gases like synthetic resins. There is no.
[0022]
Further, the composition of the present invention can be used as a main material after the grown plant is cut and pulverized as it is without dying or drying the main plant.
[0023]
(Disassembly test)
A No. 4 flower pot (wall thickness: 1.5 mm) molded with a composition mainly composed of pulverized rice husks was embedded in the soil, and an implementation test was conducted for the decomposed state. The No. 4 flower pot was buried in the soil of the field, but it started to decompose in 3 months, almost decomposed in 6 months, completely lost its shape in 8 months and decomposed into pieces.
Although the details of the mechanism by which the molded product of the composition of the present invention decomposes are not clear, the added wheat starch absorbs moisture, weakens the bond between plant fibers, and soil fungi in the soil propagate there. Thus, it is presumed that the starch bond that bonds the crushed rice husks is broken and decomposed.
[0024]
Examples of applications and fields of use of molded products by this composition will be described.
It can be used in the field of agricultural materials and gardening supplies. For example, when a nursery pot, a finishing pot, a cosmetic pot, etc. are molded, this flower pot can be embedded in a potted cocoon field or garden by a consumer who purchases the flower pot, which is convenient and does not take time.
[0025]
It can also be used for tableware and food distribution containers. For example, in the case of hot water drinks, hors d'oeuvres, trays, and bento boxes molded with a comminuted rice husk composition (standard thickness, standard composition), the average heat resistance temperature of the container is 95 ° C. (± 5 ° C), the average load-proof pressure is 3 kg per 1 cm 2, and deformation, wrinkle, leakage and penetration do not occur within this heating and load range. These dishes are not disposable and can be used repeatedly if they are washed in the same way as normal dishes after use. The molded products of these dishes do not contain harmful substances and do not elute harmful substances. It is safe.
[0026]
It can also be used as industrial product packaging and cushioning materials. For example, in the packing of industrial parts, product packaging and packing materials, household appliances, communication equipment, precision equipment cushioning materials (cushion materials), etc., foamed foam and cushioning materials of polymer materials are often used. If the form which accommodates a product etc. in the shape shape | molded with the composition can be used instead, it can be used and the use of a synthetic resin can be reduced. Since this molded product has a smooth surface, dust such as molded product debris is not generated. Therefore, the molded product is also preferable as a packing for precision equipment and as a cushioning material.
[0027]
Further, it is possible to replace those made of synthetic resin or made of wood by molding into a plate shape.
For example, if it is used for flooring materials (flooring materials), hand mirror frames, picture frames, clock outer frames, various wooden boxes, toys, eyeglass cases, stadium walls, firewood, etc., it will save wood raw materials from the standpoint of protecting forest resources. Can contribute. A wooden box can be used in the same way as wood by assembling a plate-shaped product with an adhesive. The toothpick can also be used as a molded product, and can be used as a material for increasing incense and incense or as a molding material.
The molding method of this composition is composed of a male mold and a female mold, uses a heat-pressed mold, and a predetermined number of steam exhausts or moisture exhaust holes are provided inside the female mold. The steam exhaust or water exhaust hole is provided so that the inner side of the female mold is small and increases toward the outside. While heating and pressurizing with a press molding machine, the composition is molded while evaporating or discharging moisture and alcohol.
[0028]
The standard molding process is to control the pressurization temperature and press pressure in consideration of various factors such as the shape of the molded product, the main material, moisture content, and other properties of the composition, and to the female mold containing the composition. The male mold is pushed by a load of 10 tons to 100 tons, and is molded by gradually applying pressure step by step while intermittently repeating the pressure press from 1 to 10 times. Moreover, the water | moisture content and alcohol which a composition contains are evaporated in parallel with a shaping | molding process. If necessary, the heating temperature, the pressing pressure, and the like are appropriately changed. The heating temperature is set to a limit at which the composition is not denatured by heat, and the pressing pressure is limited to a limit at which the molded product is not destroyed.
[0029]
The feature of press molding of this composition is an intermediate molding method between dry powder molding using a powder material that is usually performed and wet molding using a material containing a large amount of moisture, The moisture content of the composition is 20-25 mass % Is molded by intermittent press operation. Since the composition for molding an article is press-molded with a mold, the composition needs to have viscosity and plasticity. Mainly, the flour in the composition gives viscosity, and the binder and moisture contained therein have plasticity. Although, in the process of heat and pressure molding, the flour is gelatinized and alcohol and water are discharged or transpiration, but these various functions facilitate the molding. In the pressing process, a large number of molds are used side by side, and a large number of molded products may be molded at once.
[0030]
The composition of the composition, the pressing pressure, the heating temperature, the molding process, and the like must be prototyped in advance and set under respective conditions. This molding process can be performed more precisely and efficiently if it is automatically controlled by inputting data into a computer.
During this press molding, the oil contained in the binder forms an oil film on the surface of the molded product, which has the effect of improving mold release of the molded product after molding, and breaks the molded product during removal of the molded product. Eliminate pick-up accidents and improve production yield.
In any case, comprehensively considering various elements, mixing and moisture adjustment, if there is no viscosity and plasticity, there is a place where the molding has a hole in the molding process, or there is a defect part It is necessary to make a molded product with a large thickness that generates or uses a large amount of the composition. Therefore, it is necessary to make a prototype in advance and set the manufacturing conditions by mixing the main material and other raw materials.
[0031]
Further, when the molded product molded with this composition becomes unnecessary, it can be collected and pulverized and reused repeatedly as the main material of the composition of the present invention. It is a material suitable for so-called recycling and can be said to be an ideal composition and molded product from the viewpoint of environmental problems.
As described above, this molded product can be composed of all natural materials, and can provide an ideal molded product that does not place a burden on the environment and matches the future concept of environmental consideration. Is.
[0032]
According to this invention, if a molded product made of this composition is used instead of a molded product made of a synthetic resin, it is decomposed and broken down by microorganisms and ultraviolet rays even if it is buried in the soil or left outdoors. Therefore, there is an effect of greatly contributing to the solution of environmental problems without burdening the environment. Moreover, synthetic resin moldings can be reduced from waste. A material having the same function can be obtained more easily and at a lower cost than a biodegradable synthetic resin. Since the color and scent of the main material of the composition is a molded product as it is, the main material according to preference can be selected to enjoy the color and scent, and the preference can be satisfied. For this reason, it is not necessary to use an artificial pigment.
[0033]
In addition, since the period until disassembly or collapse can be designed and adjusted according to the purpose of use of the molded product, it is extremely reasonable.
In addition, surplus or waste associated with agricultural production is used as the main material, eliminating the need for disposal, so there is an effect of two birds with one stone. Because raw materials that do not contain harmful substances are used, there is no risk of harming human health. Moreover, when it becomes unnecessary, even if this molded product is disposed of by incineration, no harmful substances are generated, and after decomposition, there is an effect of becoming a soil conditioner and fertilizer in the soil. If you make a flower pot with organic fertilizer that has been treated with raw garbage, you can make a pot without fertilizer.
[0034]
The molded product of the present invention has heat resistance, does not change or deform even at a temperature of 95 ° C. (± 5 ° C.), has a load resistance pressure of 3 kg per 1 cm 2, and is suitable for molding. It is practical as an alternative material. The molded tableware is extremely safe for the human body because it contains no harmful substances and does not elute harmful substances. If the composition of this invention is used, the consumption of fossil fuel can be reduced, air pollution by incineration of synthetic resin can be prevented, and it can contribute to the solution of energy problems and environmental pollution problems, and a great social utility can be expected. Can be said. When the molded product made of this composition is no longer needed, it can be crushed and reused as a raw material for the composition, so that it has an effect as a raw material suitable for recycling. By using this composition, it is possible to provide an environmentally friendly molded article suitable for recyclyl that does not place an environmental burden. It is an ideal composition that meets the needs of today's society, literally deceives the effect of two birds with one stone to society, effectively reduces pollution free, and meets the current ecological philosophy. This composition is compatible with the so-called nitrogen cycle of so-called organic matter in plants and animals, and is also preferred for the natural order of animals and plants including mankind.
[0035]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Test example
Using potato starch as a main material, an article molding composition 1 having the following composition was prepared. First, 20 g of wheat flour and 15 g of binder are kneaded, and the kneaded product is added to and mixed with 55 g of potato starch, and uniformly mixed with a kneader for 5 minutes while adding 35% by mass of water to the total mass of the material. Kneaded. The heat generated during kneading causes the added water to evaporate, resulting in a moisture content of about 20 mass Prepare to be about%. 100g of the composition 1 which uses potato starch as a main ingredient was obtained.
The obtained composition 1 is in a slightly moist state and spills out when it is grasped with a hand. As the flour, a strong flour, which is generally sold, was used.
The binder is composed of 60% by weight of vegetable oil, 30% by weight of alcohol and 10% by weight of oyster powder with respect to 100% by weight of the binder. As the vegetable oil, corn oil was used, and as the alcohol, 75 degree alcohol obtained by fermenting grains was used. As the shell powder as an antioxidant, oysters finely ground to 10 microns were used.
Depending on the amount of the binder added, the strength, application and time required for decomposition can be adjusted. When the amount of the binder added is increased, the decomposition time of the molded product becomes longer, and when it is decreased, the decomposition time becomes shorter. Needless to say, the decomposition time varies depending on the ratio between the added amount of the binder and the added amount of the main material.
[0036]
Example 1
The Example which prepares the composition 1 for article | item shaping | molding which uses the extraction residue of oolong tea as a main material is demonstrated.
Since the extraction residue of oolong tea contains a large amount of water of about 75% to 85% by weight, it is first dehydrated with a dehydrator, and the water content is adjusted to 10-15. mass %, And further heat treatment, moisture content 5 mass %. Store the dehydrated water in a separate tank. This is pulverized to a size of 30 to 40 microns with a pulverizer.
First, 15 g of the binder of the test example is kneaded with 20 g of wheat flour, and the kneaded product is mixed with 55 g of the pulverized oolong tea extraction residue, and dehydrated water stored in the tank is used for hydration. It knead | mixed uniformly for 7 minutes with the kneader, adding water 30-35 mass% with respect to the total mass of the said raw material. Since the water added by frictional heat generated by stirring during kneading evaporates, the water content is about 25 mass Prepare to be about%. 100g of the composition 1 which makes a main material the pulverized oolong tea extraction residue was obtained.
The obtained composition 1 is in a slightly moist state and spills out when it is grasped with a hand.
[0037]
Example 2
The Example which prepares the composition 1 for article | item shaping | molding which uses okara as a main material is demonstrated.
First, okara discharged with production of tofu and soymilk contains a large amount of water of about 75% to 85% by mass. Dehydrated with dehydrator, water content 10-15 mass % And further heat-treated to a moisture content of 5% by mass. This is pulverized to a size of 30 to 40 microns with a pulverizer.
After kneading 15 g of the binder of the test example with 20 g of wheat flour, the kneaded product is mixed with 55 g of dehydrated okara and uniformly added in a kneader while adding 30 to 35 mass% of water to the total mass of the material. Kneaded for 8 minutes. Since the water added by frictional heat generated by stirring during kneading evaporates, the water content is about 25 during kneading. mass Prepare to be about%. Group mainly made from okara
100 g of composition 1 was obtained. The obtained composition 1 is in a state of spilling when it is held in a slightly moist state with a hand.
[0038]
Example 3
The Example which prepares the composition 1 for article | item shaping | molding which uses a rice husk as a main material is demonstrated.
A rice husk crushed to a size of 30 to 40 microns with a pulverizer was used as a main material, and the following composition was used.
Recipe
700g of ground rice husk
50g flour
5g binder
First, 5 g of the binder of Example 1 was mixed with 50 g of wheat flour, and then this mixture was mixed with 700 g of pulverized rice husks. For 10 minutes. Since water added by frictional heat generated by stirring during kneading evaporates, the water content is about 20 during kneading. mass Prepare to be about%. 1 kg of composition 1 mainly composed of okara was obtained. The resulting composition 1 is slightly moist and spills when held by hand.
[0039]
Example 4
The molded article by the article molding composition 1 of the present invention will be described. The molded product of the food container and No. 4 flower pot by the composition 1 will be described. A gold container in which a food container was molded with the composition 1 obtained in the test example and examples 1 and 2 and a No. 4 flower pot (thickness 2 mm) was heated to 150 ° C. using the composition 1 obtained in 3. This is an example in which a mold is used for heat molding with a press molding machine.
When 50 g of the composition 1 based on starch obtained in the test example was used and a tableware bowl having a diameter of 145 mm and a thickness of 2 mm was molded, a molded product with a ceramic white background was obtained. The moisture content of this molded product is 10 mass %. Immediately after molding, it is somewhat flexible but hardens when the product temperature reaches room temperature.
The molded product of this composition 1 has a smooth surface, a smooth touch, appearance and hardness that are indistinguishable from a synthetic resin molded product, and has a specific gravity of 1.5. . The water content of the porridge is 10 mass %.
[0040]
Using 50 g of the composition 1 containing the pulverized oolong tea extract residue obtained in Example 1 as the main material, a round dish of 120 mm in diameter and 2 mm in thickness was produced. In addition, the scent of oolong tea was strong in the molded product.
The molded product made of the composition 1 has a smooth surface, exhibits a smooth touch and appearance that is indistinguishable from a synthetic resin molded product, and has a specific gravity of 1.4. The water content of the round plate is 10 mass %.
A cup-shaped natto packaging container having a diameter of 60 mm and a thickness of 1.5 mm was produced using 50 g of composition 1 mainly composed of okara obtained in Example 2.
The molded product of the composition 1 has a white background, a smooth surface, a smooth touch and appearance that is indistinguishable from a synthetic resin molded product, and has a specific gravity of 1 .5.
A No. 4 flower pot (thickness 2 mm) was produced using 100 g of composition 1 based on the ground rice husks obtained in Example 4.
The molded product of this composition 1 has a pale yellow background, a smooth surface, a smooth touch and appearance that is indistinguishable from a synthetic resin molded product, and has a specific gravity of 1.4. The moisture content of No. 4 flower pot is 10 mass %.
If this flowerpot was used as a normal flowerpot, the time until decomposition was 2 years.
[0041]
Example 5
FIG. 1 is a flow sheet diagram for the production of a molded product using the article molding composition 1 of the present invention. A method for forming a molded product of No. 4 flower pot (thickness 2 mm) using the composition 1 will be described with reference to FIGS.
100 g of the composition 1 mainly composed of rice husks obtained in Example 3 was used.
A male mold 2 and a female mold 3 were used, and a 400-ton press was used. An appropriate number of drainage and steam discharge holes 10 are provided on the inner wall of the female mold 3. The composition is transferred to the bottom 3 of the female mold 3 after a predetermined amount is conveyed to the chamber by a screw conveyor (not shown). The male mold 2 and the female mold 3 are heated to around 150 ° C.
The male mold 2 shown in FIG. 2A is lowered into the female mold 3 in the direction of arrow 4 according to a computer program set in advance. The press load is 50 tons. Next, the male mold 2 is pulled upward in the upward direction indicated by the arrow 5 in FIG. Next, as indicated by an arrow 6, the male die 2 is pushed downward and pressurized with a press load of 50 tons. The composition 1 at the bottom of the female mold 3 is pushed by intermittently repeating the pressurizing steps indicated by arrows 7 and 8 in FIG. 2 (c), so that the male mold 2 and the female mold 3 are pressed. The resin is molded while being drained and exhausted from the drainage and steam discharge holes 10 provided in the female mold 3 while being gradually pushed upward through the gap. As shown in FIG. 2D, when the male die 2 is pushed in the direction of arrow 9 to the lowest end with a press load of 50 tons, the composition 1 is molded into a No. 4 flower pot, and the molding process is completed. The time required for molding was 60 seconds. When the male mold 2 was pulled upward and the molded product was taken out from the female mold 3, a molded product of No. 4 flower pot was obtained.
[0042]
In the molding process, the pressure is gradually and gradually repeated 10 times gradually while controlling the temperature and the press load by 50 tons in consideration of the main material, various elements such as water content, and other properties of the composition 1. Then, molding takes 60 seconds step by step. When molding is performed at once, the thickness of the molded product is reduced, so that the filling amount of the composition is made as small as possible and the moisture content of the composition is relatively small and lacks fluidity. It is difficult to be dispersed thinly throughout. As a result, a place where a hole is opened in the trunk portion of the flower pot or a defective portion is generated at the edge, so this method is not preferable.
In parallel with the molding process, the moisture and alcohol contained in the composition 1 are discharged or evaporated from the drainage and steam discharge holes 10 provided in the female mold 3. Final moisture content of molded product 10 mass Mold while adjusting to around%.
In the press molding process, the composition 1 is heated to about 150 ° C. by the heated male mold 2 and female mold 3, so that the wheat starch is gelatinized and glued into the crushed rice husk. Function as.
In this press apparatus, if a large number of molding dies are used in parallel, the composition 1 containing 36 tons of rice husk per hour as the main material can be molded.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a flowchart of a molded product manufacturing process according to the present invention.
FIG. 2 is a longitudinal sectional view showing molding steps (a) to (d) of a molded product by a mold, and (a) a state showing a state in which a composition is filled in a female mold before pressing.
(B) The figure which shows the state which started the press.
(C) The figure which shows the state in the middle of press molding.
(D) The figure which shows the state which complete | finished press molding.

Claims (8)

混合物の組成物100質量%に対し、粉砕した植物繊維25〜85質量%を主材とし、該主材に小麦粉5〜70質量%、及び、植物油、アルコール及び貝殻粉末からなるバインダー3〜50質量%を加えて混合物とし、該混合物の合計質量に対し、30〜35質量%の水を加え、これを混練して、水分含量を20〜25質量%とした物品成型用の組成物を、金型で、加熱、加圧してプレス成型したことを特徴とする合成樹脂性成形特性を有する生分解性粉砕植物繊維成型品の製造方法。 Based on 100% by mass of the composition of the mixture , pulverized plant fibers of 25 to 85% by mass are used as a main material, and the main material contains 5 to 70% by mass of wheat flour, and 3 to 50% of a binder made of vegetable oil, alcohol and shellfish powder. % To give a mixture, 30 to 35% by mass of water is added to the total mass of the mixture, and this is kneaded to give a composition for molding an article having a water content of 20 to 25% by mass. A method for producing a biodegradable pulverized plant fiber molded article having synthetic resin molding characteristics, characterized in that it is press-molded by heating and pressing with a mold. 粉砕した植物繊維からなる主材が、1mm以下に粉砕した籾殻及び/又は稲わらであることを特徴とする請求項1記載の合成樹脂性成形特性を有する生分解性粉砕植物繊維成型品の製造方法。  2. The production of a biodegradable pulverized plant fiber molded article having synthetic resinous molding characteristics according to claim 1, wherein the main material comprising the pulverized plant fiber is rice husk and / or rice straw pulverized to 1 mm or less. Method. 粉砕した植物繊維からなる主材が、30〜40ミクロンに粉砕した籾殻及び/又は稲わらであることを特徴とする請求項2記載の合成樹脂性成形特性を有する生分解性粉砕植物繊維成型品の製造方法。  The biodegradable pulverized plant fiber molded article having synthetic resin-like molding characteristics according to claim 2, wherein the main material comprising pulverized plant fibers is rice husk and / or rice straw pulverized to 30 to 40 microns. Manufacturing method. バインダーは、バインダー100質量%に対し、植物油60〜65質量%、アルコール20〜30質量%及び貝殻粉末5〜20質量%を組合わせ混合したものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の合成樹脂性成形特性を有する生分解性粉砕植物繊維成型品の製造方法。  The binder according to claim 1, wherein the binder is a combination of 60 to 65% by weight of vegetable oil, 20 to 30% by weight of alcohol and 5 to 20% by weight of shell powder with respect to 100% by weight of the binder. A method for producing a biodegradable pulverized plant fiber molded article having a synthetic resinous molding characteristic as described above. 小麦粉は、薄力粉、中力粉又は強力粉の未加熱或いは加熱処理したものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の合成樹脂性成形特性を有する生分解性粉砕植物繊維成型品の製造方法。  5. The biodegradable pulverized plant fiber molded article having synthetic resin-like molding characteristics according to any one of claims 1 to 4, wherein the wheat flour is a non-heated or heat-treated powder of weak flour, medium flour or strong flour. Manufacturing method. 請求項1記載の物品成型用組成物を、加熱加圧してプレス成型した後、その外壁に上塗り材で上塗りしたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか記載の合成樹脂性成形特性を有する生分解性粉砕植物繊維成型品の製造方法。  6. The synthetic resin molding property according to claim 1, wherein the composition for molding an article according to claim 1 is press-molded by heating and pressurizing, and then the outer wall is overcoated with an overcoat material. A method for producing a biodegradable pulverized plant fiber molded article. 上塗り材として、請求項4記載のバインダーを用いることを特徴とする請求項6記載の合成樹脂性成形特性を有する生分解性粉砕植物繊維成型品の製造方法。  7. The method for producing a biodegradable pulverized plant fiber molded article having synthetic resinous molding characteristics according to claim 6, wherein the binder according to claim 4 is used as the top coating material. 物品成型用組成物の、金型を用いた加熱、加圧プレス成型を、150℃に加熱した金型で、10〜100トンの加重で加熱、加圧してプレス成型することを特徴とする請求項1記載の合成樹脂性成形特性を有する生分解性粉砕植物繊維成型品の製造方法 Heating and pressure press molding of a composition for molding an article using a mold, press molding by heating and pressurizing at a load of 10 to 100 tons with a mold heated to 150 ° C. A method for producing a biodegradable pulverized plant fiber molded article having the synthetic resinous molding characteristics of Item 1 .
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