JP4174915B2 - Spin etcher - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はスピンエッチャーに係り、特に、多種直径のウェハをエッチングするのに1台で対応できるスピンエッチャーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、IC(Integrated Circuit)のウェハ製造工程において、機械加工に伴う変質層の除去や加工後の洗浄は湿式処理により行われている。一般的には処理液に浸漬するタイプの処置が行われ、引き続き水洗洗浄、回転乾燥が行われる。これに対して均一性や短い処理時間を目的として回転しているウェハに処理液をかけるスピン装置がある。このスピン処理装置(以下、スピンエッチャーという)を用いると、従来の浸漬による湿式処理では得られないようなウェハ全面にわたる均一な処理が可能になることが知られている。また、このスピンエッチャーは、ウェハの表面に形成されたSiO2膜等をHF(フッ化水酸)とHNO3の混合液等のエッチング液で除去するエッチング工程が行われることも一般的に知られている。以下では、シリコンウェハのエッチング工程を中心としてスピンエッチャーについて説明するが、前記のように機械加工に伴う変質層の除去に用いることができる。
【0003】
エッチング工程は円盤の上にウェハを載せて回転させるとともに、ウェハにICのウェハ製造工程において、エッチング用のエッチング液をかけて所定のパターンにSiO2膜等を除去する。このスピンエッチャーはウェハを載せた円盤に吸引させながら回転し、ウェハの上面側からエッチング液をかけ、このエッチング液を遠心力によりウェハの上面に沿って流し、ウェハの上面に生成されているSiO2膜等を除去していた。一方、最近では、ウェハの大直径化(8インチ、12インチ等)に伴い、8インチあるいは12インチ等のそれぞれのウェハの直径に適合したスピンエッチャーを用いて、ウェハは支持ピンに載せられて下面側を支持されるとともに、その支持ピンによりウェハの外径部を保持して回転させエッチングを行う支持ピン方式のスピンエッチャーにより行われている。このエッチングは、前記と同様に、ウェハの上面側からエッチング液をかけ、このエッチング液を遠心力によりウェハの上面に沿って流し、ウェハの上面に生成されているSiO2膜等を除去している。このとき、スピンエッチャーは、ウェハの上側から外側にかけて逆U字形状の中蓋を使用して遠心力により飛ばされるエッチング液を受けている。エッチング終了後のウェハ交換時には、中蓋の上方に配設されているスピンチャンバー部を開くとともに、逆U字形状の中蓋を上方向(図1の従来の二点鎖線に示す)に開き、ウェハを取り外すとともに次にエッチングを行う新しいウェハを装着している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のスピンエッチャーは、1インチから6インチまでは、ウェハを円盤の上に載せて回転させる回転円盤方式を用い、また、8インチ、12インチ等の大直径化のウェハは、それぞれのウェハの8インチあるいは12インチ等の直径に合わせた専用の支持ピン方式の適合した機種のスピンエッチャーを用いている。このため、ウェハの直径に合わせた各直径のスピンエッチャーが必要になり複数台のスピンエッチャーが必要になり、設備費用が増大する。また、特に大直径化に伴い、大型の専用の複数台のスピンエッチャーが必要となり、その設備を設置する広大なスペースが必要になり、益々費用が増大するという問題がある。エッチング終了後のウェハ交換時には、中蓋を水平より上方向に開いてウェハを取り替えるために、ウェハの大型化に伴いスピンエッチャーの上方部が高くなり装置が大型になるとともに、上方に大きな空間が必要となっている。また、中蓋は上方に大きく開くために作業者に苦渋作業を行わせていた。
【0005】
本発明は、上記従来の問題点に着目し、スピンエッチャーに係り、特に、多種直径のウェハをエッチングするのに1台のスピンエッチャーで対応できるようにし、スピンエッチャーの台数を減ずるとともに、狭い設置場所で安価な設備費で対応でき、ウェハの交換作業が容易なスピンエッチャーを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係るスピンエッチャーは、ウェハを回転させながら、ウェハの上側からエッチング液を流してウェハの上面をエッチングするスピンエッチャーであって、ウェハ搭載部にてウェハの外周縁部に複数配置され、ウェハ外周端面に当接して押え込みをなす保持部材を有し、この保持部材は段付き円筒部材の偏芯位置にてウェハの外周を保持する把持部材を備え、前記円筒部材を回転させることによりウェハ直径に合わせて前記把持部材による押さえつけ位置を可変とすることにより、1台のスピンエッチャーで多種直径のウェハに対応可能としたものである。
【0007】
また、本発明に係るスピンエッチャーは、上記構成において、前記ウェハの外周を把持する前記保持部材の内側に小直径ウェハ用の吸引吸着する円盤と噴出ノズル付きの洗浄用円盤とを回転機構部に着脱交換可能としている。
【0008】
さらには、上記構成において、ウェハ搭載部の周囲を囲繞しスピンエッチングにより周縁に飛ばされた液を受ける中蓋をケーシング部にヒンジ結合し、当該中蓋を水平より下方に押し下げ可能として搭載ウェハを中蓋より突出させウェハを交換できるようにすることもできる。
【0009】
【作用】
上記構成によれば、8インチおよび12インチ等の大直径のウェハをエッチングするときには、ウェハ搭載部の周囲に、ウェハ外縁部に当接する保持部材を複数設け、これをウェハ平面に沿って移動可能としている。これはウェハ搭載部の周囲に設けた支持ピンを有する保持部材を軸心周りに回転できるようにした支持ピン移動方式により構成することができる。したがって、保持部材は回動することにより保持位置を直径方向に可変にしてウェハの外縁部を押え込み保持することができる。ウェハの直径に応じて保持部材による押え込み位置を可変としているので、複数種のウェハを1台のスピンエッチャーで対応することができ、数種のウェハに対するスピンエッチング処理が1台で処理できる。
【0010】
また、大直径ウェハを搭載するとともにその外縁の複数箇所を把持してウェハ保持をなすウェハ外縁保持手段と、小直径ウェハ用の吸引吸着手段とを回転機構部に着脱交換可能とすることにより、大直径のウェハをエッチングするときにはウェハ外縁保持手段を用い、一方、1インチから6インチの小直径ウェハをエッチングするときには、大直径のウェハをエッチングするときにウェハの下面を洗浄する清浄水をかける清浄水供給路を吸気源に接続するとともに、ウェハ搭載部を吸引吸着手段に着脱交換する。吸引吸着手段は、例えば、回転円盤で構成し、これに載せられたウェハは前記清浄水供給路を利用して真空引きすることにより吸引し保持して回転させつつエッチング処理できる。小直径ウェハは大直径と同様に、ウェハの上面方向からエッチングするエッチング液が流下されるとともに、ウェハの下面は回転円盤に吸引されて回転させる。これにより、エッチングは、8インチおよび12インチ等の大直径のウェハでは、回動可能な支持ピン方式等のウェハ外縁保持手段で行い、1インチから6インチの小直径のウェハでは、ウェハを吸引する吸引吸着手段に交換して、1台のスピンエッチャーで対応することができる。
【0011】
径方向に移動可能としている保持部材は、回転機構部に設けた操作部を操作して行なわせるようにすればよい。これは把持調整用シリンダを作動させることにより、メカニカルチャック駆動部のスリーブを昇降させ、スリーブに付設されているガイドローラピンを昇降させる。ガイドローラピンは、円盤に接続される円盤用駆動パイプと、把持部材にリンクを介して接続されるメカ用パイプとに設けられたそれぞれの溝に挿入され、円盤用駆動パイプの溝に沿って軸方向に昇降するとともに、メカ用パイプに設けられた屈折した溝に沿って移動し、円盤用駆動パイプに対してメカ用パイプを回動させながら昇降する。このメカ用パイプの回動は、連結用フランジ部、リンク等を介して円盤に対して把持部材を回動させ、把持部材をエッチングするウェハの直径に合わせて所定の位置で停止させる。
【0012】
ウェハ搭載部の周囲にスピンエッチング作業により周囲に飛散する液を受け止めるように中蓋を設けているが、この中蓋を上方への開放方式ではなく、下方への押し下げ方式でウェハ搭載部を露出するように構成している。すなわちエッチング終了後のウェハ交換時は、中蓋を水平位置より押し下げることにより、中蓋の底部の空間からウェハを上部に突き出させて、エッチングを終了したウェハの取り出しと、次にエッチングを行うウェハへの交換作用を容易にしている。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係るスピンエッチャーの好ましい実施の形態を添付図面に従って詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施形態にスピンエッチャーの側面断面図、図2は平面図、図3は正面図、図4は多種直径ウェハ対応スピンエッチャーの一部側面拡大概念図である。
【0014】
図1から図4において、スピンエッチャー1には、下部に排気および排水を収容するとともに、上部にシリコン等のウェハ2をエッチングするウェハエッチング部3が筐体5に配設されている。筐体5には、筐体5を覆うスピンチャンバー部7が開閉自在に取着されている。このスピンチャンバー部7と筐体5との間には、スピンチャンバー部7の開閉力を軽減する開閉シリンダ7aが付設されており開閉を容易にしている。平面視で、筐体5の左右側方(図2の上下に示す)にはウェハエッチング部3に載せられたウェハ2の上面にエッチングのエッチング液を供給するノズル9がアーム11および中空回動軸13を介してスイングアーム駆動部15に揺動自在(支点Pa)および昇降自在に接続されている。ノズル9にはエッチングのエッチング液を供給する可撓管17がアーム11に付設されて接続されている。筐体5の前方には、筐体5に取着されたウェハエッチング部3およびスイングアーム駆動部15を操作する操作パネル部21と、操作パネル部21からの指令を受けてウェハエッチング部3およびスイングアーム駆動部15等を制御する指令を出力する制御盤23が取着されている。また、筐体5の下部には、排気および排水を排出する排気・排水チャンバー25が付設されている。
【0015】
筐体5は、下部筐体31と上部筐体とにより構成されている。下部筐体31は軸受箱形状に構成され、その上面には四角形状の所定厚さの上面板31aが付設されている。上部筐体33は、中空円筒管33aと、中空円筒管33aの底部に固着され、外方に溝35aが設けられた段付き中空凸部材35と、中空凸部材35に挿入され逆U字形状で落下するエッチングおよび清浄水を下方の溝35aに導く逆U字形ガイド部材37と、および、中空円筒管33aの外方に固設される軸受箱部材39とにより構成されている。
【0016】
中空凸部材35には、中央部の円筒孔35bが形成され、後述する回転機構部41が挿入されている。また、外方の溝35aには、エッチング液用配管43が配設され下部筐体31を経て外部に導かれている。また、中空凸部材35の溝35aと中央部の円筒孔35bとの間には、エッチングおよび清浄水を下方の下部筐体31に導くドレン用パイプ45が固設されている。
【0017】
軸受箱部材39には、前記のスピンチャンバー部7が開閉力を軽減する開閉シリンダ7a(図3に示す)を介して開閉自在に取着されている。上部筐体33の中空円筒管33aの外側には中蓋用ブラケット47が固設され、この中蓋用ブラケット47にはウェハエッチング部3を覆う中蓋49が水平位置より下方に上下動自在にヒンジ結合により取着されている。中蓋49は、逆U字形状で、その底部には空間部Qaが設けられており、ウェハ2のエッチング時には、ほぼ水平状態に維持され、エッチングのエッチング液が遠心力により外方に飛ばされるのを受けて下方に落下させている。また、中蓋49は、エッチングが終了し、ウェハ2の交換時には、中蓋用ブラケット47を支点として、図1の鎖線で示すごとく、下方に押し下げてウェハ2を逆U字形状の空間部Qaより上方に突出させ、ウェハ2の交換を容易にしている。中蓋用ブラケット47は中蓋49を支持するとともに、エッチング時の水平位置に揺動を係止するノッチとバネにより構成される係止装置51が設けられている。ウェハ2の交換時の位置では、中蓋49は、図1の二点鎖線で示すごとく、逆U字形ガイド部材37に当接して停止しても良く、また、エッチング時の水平位置と同様に、当接せずに途中で停止するような位置を係止装置51に設けても良い。また、係止装置51は、図示しないがバネとクラッチ板とからなるクラッチ機構、あるいは、カム機構等にしても良い。
【0018】
図1および図4において、上面板31aには、上面板31aを貫通して配設されるウェハエッチング部3とスイングアーム駆動部15が取着されている。ウェハエッチング部3の上方側には、ウェハ搭載部55が配設され、ウェハ搭載部55は、8インチおよび12インチ等の大直径ウェハ2Aをエッチングするときには大直径ウェハ2Aの下面を支持するとともに外径部を保持するウェハ外縁保持部57が配設されている。ウェハ外縁保持部57は、詳細を後述するごとく、大直径ウェハ2Aの外周縁部に複数配置され、ウェハ外周端面に当接して押え込みをなす保持部材65をウェハ搭載部55の外縁部でウェハ平面に沿って移動可能に取り付けられ、ウェハ直径に合わせて保持部材65による押さえつけ位置を可変としている。また、ウェハエッチング部3の下方側には、大直径ウェハ2Aをエッチングするときには清浄水を噴出する洗浄用円盤59Aから、図5に示すように小直径ウェハ2Bをエッチングするときには真空用円盤59Bに組み換えられる吸引吸着部61が配設されている。吸引吸着部61は、詳細を後述するごとく、大直径ウェハ2Aをエッチングするときに用いる清浄水供給路に吸気源を接続し、小直径ウェハ2Bを真空用円盤59Bに真空引きすることにより吸引する。
【0019】
図4から図8において、ウェハ外縁保持部57は、大直径ウェハ2Aよりも大径の円盤63と、その円盤63上の外周部近傍において、同一半径Rcを有する円周上の均等位置に立設して配置され、回動自在に円盤63に取着された所定高さを有する保持部材65と、保持部材65の軸に挿入取着され、円盤63に対して保持部材65を回動するリンク67、69と、両リンク67、69とを連結する連結ボルト71とから構成されている。
【0020】
保持部材65は、所定高さの段付き円筒部材65aと、円筒部材65aの軸芯近傍で、円筒部材65aの上部に挿入取着されて大直径ウェハ2Aを水平に支持する支持ピン73と、円筒部材65aの外周近傍で、円筒部材65aの上部に円筒形状に設けられて大直径ウェハ2Aの外周を保持する把持部材75とから構成されている。保持部材65は、円盤63の孔63aに回動自在に枢密に挿入されるとともに、リンク67の孔67aに係止されて挿入されており、円盤63およびリンク67を挟んでナット77により円盤63に取着されている。保持部材65は、図8に示すごとく、エッチングする大直径ウェハ2Aを、例えば、一点鎖線の8インチから二点鎖線の12インチに換えるとき、リンク67、69の揺動を受けて円盤63に対して回動するが、支持ピン73が円筒部材65aの軸芯近傍に配置されているため、円筒部材65aが回動しても支持ピン73の位置は殆ど変化しないために12インチの大直径ウェハ2Aを支持する。
【0021】
把持部材75は、円筒部材65aの軸芯に対して偏芯して外周近傍に配置されているため、リンク67、69の揺動を受けて円盤63に対して内方あるいは外方に回動し、12インチの大直径ウェハ2Aの外周を保持する。このとき、把持部材75は、円筒形状に設けられているため、保持部材65が回動しても、把持部材75と大直径ウェハ2Aの外周との点接触は変わることがなく大直径ウェハ2Aを傷つけることなく保持できる。
【0022】
図4、図7、および図8おいて、ウェハ搭載部55の下方には、大直径ウェハ2Aをエッチングするときに用いる洗浄用円盤59Aが配設されている。洗浄用円盤59Aは、ウェハエッチング部3の中央部上で、ウェハ外縁保持部57の円盤63から離間して配設されるとともに、所定高さの段付き円筒部材65aより低い位置に配設されている。洗浄用円盤59Aは、大直径ウェハ2Aをエッチングするときに清浄水を噴出する噴出ノズル口79を有している。洗浄用円盤59Aは清浄水を供給する固定パイプ81に挿入されている。噴出ノズル口79は互いに内側(回転中心側)を向くとともに、洗浄用円盤59Aの中心位置より互いに異なる方向に所定距離離間した位置に、所定の傾斜角度を有して配設されており、上方に置かれた大直径ウェハ2Aの裏面に向けて清浄水を噴出している。これにより、大直径ウェハ2Aの裏面は噴出ノズル口79から噴出した清浄水により洗浄され、大直径ウェハ2Aの裏面がエッチングされることがなくなる。
【0023】
吸引吸着部61は、図5に示すごとく、1インチから6インチ等の小直径ウェハ2Bをエッチングするときには、洗浄用円盤59Aから付け替えられる真空用円盤59Bからなる。真空用円盤59Bは、後述する固定パイプ81に回転自在に挿入されるとともに、円盤63の所定位置の孔63bに挿入されており、円盤63より回転力を受けて円盤63と共に回転している。真空用円盤59Bは、配管83との間にOリング85が配設され、真空用円盤59Bの上に載せられた小直径ウェハ2Bを吸引して接触させて共に回転している。これにより、一台のスピンエッチャー1は、1インチから6インチ等の小直径ウェハ2Bは真空用円盤59Bに吸引された回転円盤方式を用いており、また、8インチ、12インチ等の大直径化のウェハ2は、支持ピン73と回動する把持部材75とからなる支持ピン移動方式を用いており、一台のスピンエッチャー1により小直径ウェハ2Bから大直径ウェハ2Aまでエッチングを行うことができる。
【0024】
図6には吸引吸着部61の他の実施形態である第1真空用円盤59Dを示す。第1真空用円盤59Dは、図4および図7に示す、大直径ウェハ2Aをエッチングするときに用いるウェハ外縁保持部57(円盤63、保持部材65、リンク67、69および連結ボルト71)、洗浄用円盤59A、メカ用連結ボルト111、および、取着ボルト113が取り外された所の回転機構部41に装着されている。第1真空用円盤59Dは、小直径ウェハ2Bを吸着する真空用円筒盤60と、真空用円筒盤60を取着する取着ピン62と、および、真空を維持する複数のOリング64a、64b、64c、64dとからなっている。真空用円筒盤60は、シリンダ部材60aとブロック部材60bとにより一体に溶接され、その内部には真空室Caが設けられている。真空室Caはブロック部材60bおよび配管83を経て図示しない真空ポンプに接続されている。シリンダ部材60aには、吸着用孔60cがあけられ小直径ウェハ2Bを吸着している。シリンダ部材60aの上面Eaは大直径ウェハ2Aを支持する支持ピン73の高さと同じ位置に形成されている。これにより、小直径ウェハ2Bのエッチング時にも、大直径ウェハ2Aのエッチング時とほぼ水平状態の位置で、エッチングのエッチング液が遠心力により外方に飛ばされるのを受けて下方に落下させている。ブロック部材60bには取着用穴60dがあけられており、取着ピン62が挿入される。ブロック部材60bは、円盤用駆動パイプ107の上側端面に当接する位置まで回転機構部41に挿入されている。
【0025】
取着ピン62は、一端部62aが後述するメカチャック用駆動パイプ97(以下、メカ用パイプ97という)のねじ孔にねじ込まれるとともに、他端部62bはブロック部材60bの取着用穴60dに挿入されている。取着ピン62は、メカ用パイプ97の回転トルクを受け、真空用円筒盤60を回転している。複数のOリング64a、64b、64c、64dのそれぞれは、円盤用駆動パイプ107とブロック部材60b、固定パイプ81と円盤用駆動パイプ107、固定パイプ81とブロック部材60b、および、配管83とブロック部材60bとの間に配設され、真空室Caの真空を維持している。これにより、真空室Caの真空は、シリンダ部材60aの吸着用孔60c上に載置された小直径ウェハ2Bを吸着している。小直径ウェハ2Bはシリンダ部材60aに吸着されるとともに、回転されエッチング液を受けてエッチングされる。
【0026】
図7において、ウェハエッチング部3の中央部は上面板31aに取着され、上面板31aの下方に配置されたメカニカルチャック駆動部87の作動を上面板31aの上方に配置されたウェハ搭載部55に伝達する回転機構部41が配設されている。上面板31aには、ウェハエッチング部3の回転機構部41が取着されている。回転機構部41は、下側の一端側に設けられたフランジ付き中空円筒形状よりなる固定用パイプ91が上面板31aに設けられた孔31bに枢密に挿入され、スピンドル用ボルト93で固定されている。固定用パイプ91の両端部の内径には、第1軸受95、95が嵌入取着され、ウェハ外縁保持部57に連結されているメカ用パイプ97を回動自在に支持している。
【0027】
メカ用パイプ97は、一端部上側にウェハ外縁保持部57に連結するメカ用フランジ部97aが形成され第1軸受95により支持されている。他端下側の第1軸受95には、メカ用パイプ97の外径に形成されたねじ97aと螺合する係止部材99が取着され、メカ用パイプ97は軸方向に締め付けられ固定されている。また、メカ用パイプ97の外径には、詳細は後述するメカニカルチャック駆動部87のスリーブ101が挿入されている。メカ用パイプ97の両端部の内径には第2軸受103と一対の第3軸受105とが嵌入取着され、ウェハ外縁保持部57の大径の円盤63に連結されて円盤63を回転駆動する円盤用駆動パイプ107を回動自在に支持している。メカ用パイプ97のメカ用フランジ部97aの上面は、ウェハ外縁保持部57の保持部材65に連結する連結用フランジ部109がメカ用連結ボルト111により固着されている。
【0028】
連結用フランジ部109は、中空円筒の一端側に一部の底109aを有するとともに、同じ一端側の外方に連結用円盤109bを有して構成されている。連結用フランジ部109の底109aは、前記のメカ用フランジ部97aにメカ用連結ボルト111で固着されている。連結用フランジ部109の連結用円盤109bは、ウェハ外縁保持部57のリンク69に連結ボルト71で揺動自在に取着されている。また、メカ用パイプ97の下側で、メカ用パイプ97を支持する第1軸受95と、円盤用駆動パイプ107を支持する一対の第3軸受105との間の外径部には、詳細は後述するメカニカルチャック駆動部87のスリーブ101が挿入されている。
【0029】
図4および図7において、円盤用駆動パイプ107は、一端の上側がウェハ外縁保持部57の大径の円盤63に当接するとともに、取着ボルト113により円盤63に固着されている。円盤用駆動パイプ107の他端側には、ベルト用カップリング115がキー117を介して挿入され、ベルト119の回転駆動力を受けて円盤用駆動パイプ107を回転させている。また、ベルト用カップリング115の下側には、円盤用駆動パイプ107の回転位置および回転速度を検出する回転センサー121が付設され、締付ナット123により軸方向に締め付けられ固定されている。
【0030】
円盤用駆動パイプ107の上端部近傍および下端部の内径には、固定パイプ81を保持する一対の第4軸受125と、第5軸受127とが嵌入取着されている。固定パイプ81は、段付き中空パイプにより構成され、上側の段付き部は第4軸受125に当接して位置決めされるとともに、下側の第5軸受127は固定パイプ用締付ナット129により軸方向の締め付けられ固定されている。また、固定パイプ81の下側端部は、上面板31aに取着された固定用ブラケット131に保持されている。
【0031】
固定パイプ81の上側端部の孔81aには、前述の大直径ウェハ2Aをエッチングするときには大直径ウェハ2Aをエッチングするときには清浄水を噴出する洗浄用円盤59Aが挿入され、また、小直径ウェハ2Bをエッチングするときには、小直径ウェハ2Bを吸着する真空用円盤59Bが挿入される。
【0032】
固定パイプ81の内側には、配管83が貫通挿入されており、配管83は前述の大直径ウェハ2Aをエッチングするときには洗浄用円盤59Aに清浄水を流し、また、小直径ウェハ2Bをエッチングするときには、図示しない真空ポンプに接続され真空用円盤59Bと小直径ウェハ2Bとの間の空気を吸引する通路となり、真空用円盤59Bに載せられた小直径ウェハ2Bを吸着する。このため、配管83は図示しない電磁切換弁に接続され制御盤23からの指令により切り替わり、大直径ウェハ2Aをエッチングするときには図示しない清浄水を供給する給水源に接続し、小直径ウェハ2Bをエッチングするときには、図示しない真空ポンプ等の吸気源に接続される。
【0033】
ウェハチャック回転駆動部135は、図1、図4、図9および図10に示すように、ウェハエッチング部3の下方に配置されるとともに、上面板31aの下方に取着され、回転機構部41を介してウェハ外縁保持部57の円盤63を回転する。
【0034】
ウェハチャック回転駆動部135のウェハチャック用ブラケット部137は、モータ用ブラケット139が門形形状に構成され、上面板31aの下方に取着されている。モータ用ブラケット139には、ACサーボモータ141が取着されるとともに、長孔143を有しているモータ用プレート145が一方向に調整可能に取着されている。モータ用プレート145とモータ用ブラケット139との間には、ベルト119の張りを調整する調整ボルト装置147が付設され、調整ボルト147aの長さを調整することにより、モータ用プレート145をモータ用ブラケット139に対して一方向に移動し、ベルト119の張りを調整している。
【0035】
ウェハチャック回転駆動部135のACサーボモータ141は、モータ用プレート145の孔に挿入されて取着されるとともに、ACサーボモータ141のサーボモータ用出力軸141aにはベルト駆動用カップリング149が貫装されている。ベルト119は、ACサーボモータ141に貫装されたベルト駆動用カップリング149と、円盤用駆動パイプ107にキー117を介して付設されたベルト用カップリング115との間に掛けられており、ACサーボモータ141の回転は円盤用駆動パイプ107を介してウェハ外縁保持部57の円盤63および回転センサー121に伝えている。
【0036】
メカチャック駆動部151は、図4、図9、図10、図11、および図12に示すように、ウェハエッチング部3の下方に配置されるとともに、上面板31aの下方にモータ用ブラケット139と並列して取着され、回転機構部41を介してウェハ外縁保持部57の保持部材65は回動され、保持部材65の把持部材75をウェハ2の直径方向に可動可能にしている。
【0037】
メカチャック駆動部151のメカチャック用ブラケット部153は、コ字形状とその一端側(モータ用ブラケット139側)の側面に固設された三角形状のメカチャック用ブラケット153aと、コ字形状の先端部近傍位置に挿入された二股リンク用ピン153bと、三角形状の位置に挿入されたシリンダ用ピン153cとにより構成されている。
【0038】
シリンダ用ピン153cには、把持調整用エアシリンダ155が揺動自在に取着されている。二股リンク用ピン153bには、側面視でL字形形状に、かつ、平面視でL字形形状の一端側が平板に、他端側が二股フォークに形成された二股フォークリンク157が揺動自在に取着されている。二股フォークリンク157の一端側の平板は、把持調整用エアシリンダ155のロッドにロッドピン155aにより揺動自在に連結されている。他端側の二股フォークリンク157には一対の回転自在のローラピン159がローラ用ナット161により取着されている。
【0039】
ローラピン159は、図7に示すように、メカ用パイプ97を支持する第1軸受95と、円盤用駆動パイプ107を支持する一対の第3軸受105との間の外径部に挿入され上下動自在であるメカニカルチャック駆動部87のスリーブ101の溝101aに枢密に挿入されている。スリーブ101には、円周上の均等位置に複数個の穴101bが形成され、その中にばね163が挿入されている。ばね163は、スリーブ101と、メカ用パイプ97に係止された係止部材99との間に挿入され、スリーブ101を下方に押圧している。
【0040】
図11および図12において、スリーブ101には、水平方向で対向する位置にスリット溝101cが形成され、そのスリット溝101cにガイドプレート165が挿入されるとともに、ガイドプレート165には回転自在のガイドローラピン167がガイドローラ用ナット169により取着されている。
【0041】
ガイドローラピン167は、回転自在のローラピンがメカ用パイプ97に設けられたメカ用ガイド溝97bと、円盤用駆動パイプ107に設けられた円盤駆動用ガイド溝107aとの両方の溝に枢密に挿入されている。メカ用ガイド溝97bは、図12の一点鎖線で示すように、く字形状に屈折してメカ用パイプ97に設けられて、また、円盤駆動用ガイド溝107aは、円盤用駆動パイプ107の軸芯に沿って点線で示すように直線形状に設けられている。
【0042】
ガイドローラピン167が把持調整用エアシリンダ155およびばね163の力により押し下げられると、ガイドローラピン167は円盤駆動用ガイド溝107aの直線形状に沿って下方向に移動するとともに、く字形状に屈折したメカ用ガイド溝97bを矢印方向Naに沿って回転させながら下方向に移動する。これに伴い、ガイドローラピン167は、円盤用駆動パイプ107に対してメカ用パイプ97をメカ用ガイド溝97bの屈折した量に応じて矢印方向Naに回動させる。メカ用パイプ97は、回動に伴って、連結用フランジ部109、リンク67、69を介して円盤63に対して保持部材65を回動する。保持部材65はエッチングするウェハ2の直径に合わせて把持し、所定の位置で停止する。把持調整用エアシリンダ155がガイドローラピン167を押しあげると保持部材65は、ウェハ2の直径の把持を解除する。
【0043】
スイングアーム駆動部15は、図2に示すように、アーム11および中空回動軸13を揺動自在(支点Pa)および昇降自在に駆動して、ウェハエッチング部3に載せられたウェハ2の上面にエッチングのエッチング液を供給している。
【0044】
図13から図15において、スイングアーム駆動部15のアーム用ブラケット部171は、八角形状の中空平板173と四角形状の軸受箱175との間を丸棒177で連結した枠組形状により構成されるとともに、軸受箱175の一方側側面部にはアーム11を揺動する電動モータ181を取着するモータ用プレート175aが固設されている。アーム用ブラケット部171は上面板31aの下方に取着されている。また、軸受箱175の他方側側面部にはアーム昇降用エアシリンダ179が取着されている。電動モータ181は、前記のように、モータ用プレート175aに取着されるとともに、電動モータ181の電動モータ用出力軸181aには駆動ギヤ182が付設されている。
【0045】
中空四角形状の軸受箱175の上下方向の両端部には、第7軸受183が嵌入取着され、中空形状の被駆動ギヤ185を回転自在に支持している。被駆動ギヤ185は、一端側の上側に駆動ギヤ182と噛み合う歯車が削成されるとともに、中空の内方に中間カップリング187が挿入され、固定ボルト188により、被駆動ギヤ185と一体化されている。中間カップリング187は、その内方に孔用インボリュートスプライン187aが削成されている。上記において、被駆動ギヤ185と中間カップリング187とは、一体で形成してその内方に孔用インボリュートスプライン187aを設けても良い。
【0046】
中空回動軸13の下端部には上側係止用中空回動軸189が挿入されボルト189aにより締め付けられて一体化されている。この上側係止用中空回動軸189の上下方向の中間部には、軸用インボリュートスプライン189bが削成されている。この上側係止用中空回動軸189は、中間カップリング187に挿入されており、上側係止用中空回動軸189の軸用インボリュートスプライン189bが中間カップリング187の孔用インボリュートスプライン187aに係合している。これにより、電動モータ181の回転は、駆動ギヤ182、被駆動ギヤ185、中間カップリング187、上側係止用中空回動軸189、および、中空回動軸13を介してアーム11を揺動する。被駆動ギヤ185の下側には、ノズル9が付設されているアーム11の回動位置を検出する回動位置用センサー200が付設されている。中空回動軸13および係止用中空回動軸189の内側には可撓管17が配設されておりエッチング液をノズル9からウェハ2に流下している。
【0047】
中空回動軸13は、被駆動ギヤ185の上側で、アーム昇降用エアシリンダ179のアーム用ロッド179aに取着された連結アーム191により連結されている。連結アーム191には、第8軸受193が挿入取着され、中空回動軸13を回動自在に支持している。連結アーム191は、中空回動軸13との連結部の上側で上側係止用中空回動軸189に微小なスキマを有して配設されており、アーム昇降用エアシリンダ179の伸長に伴い中空回動軸13に当接して上昇させている。また、連結アーム191は、中空回動軸13との連結部の下側では下側係止ナット195に微小なスキマを有して配設されており、アーム昇降用エアシリンダ179の縮小に伴い中空回動軸13に当接して下降させている。下側係止ナット195は上側係止用中空回動軸189にボルトにより締め付けられて一体化されている。すなわち、連結アーム191は、連結アーム191に挿入されている第8軸受193が上側では上側係止用中空回動軸189に、下側では下側係止ナット195に対して微小なスキマを有して挟まれている。また、連結アーム191に挿入されている第8軸受193は、上側係止用中空回動軸189を回動自在に支持している。
【0048】
このとき、昇降用エアシリンダ179が昇降すると、上側係止用中空回動軸189の軸用インボリュートスプライン189bと、中間カップリング187の孔用インボリュートスプライン187aとが軸方向にスライドして、中空回動軸13および上側係止用中空回動軸189とが昇降する。また、電動モータ181の回転力は、駆動ギヤ駆動ギヤ182から被駆動ギヤ185、および、上側係止用中空回動軸189の軸用インボリュートスプライン189bが中間カップリング187の孔用インボリュートスプライン187aとを介して上側係止用中空回動軸189および中空回動軸13を回動する。中空回動軸13の回動は、ノズル9が付設されているアーム11を揺動する。これにより、従来では、昇降用エアシリンダ179が昇降すると、上側係止用中空回動軸189および中空回動軸13の昇降に伴い電動モータ181も昇降していたのが、本案では上側係止用中空回動軸189および中空回動軸13のみが昇降するため、電動モータ181の重量を保持する必要がなくなり昇降用エアシリンダ179を小型にできる。また、昇降用エアシリンダ179が小型化されるため、供給する空気量を少なくできるとともに、供給量を同じにすると、アーム11の昇降を速くすることができる。
【0049】
図2において、操作パネル部21は、エッチングするウェハ2の直径8インチ、あるいは12インチのいずれかを選択し、把持調整用エアシリンダ155に伸縮を指令するする直径用選択スイッチ201と、小直径ウェハ2Bあるいは大直径ウェハ2Aのいずれかを選択し、図示しない電磁切換弁に切換指令を出力する直径用切換スイッチ203と、ウェハチャック回転駆動部135のACサーボモータ141の回転速度を選択する回転速度設定スイッチ205と、スイングアーム駆動部15の電動モータ181に回動を指令するスイングアーム回動用スイッチ207と、スイングアーム駆動部15のアーム昇降用エアシリンダ179に伸縮を指令するアーム昇降用スイッチ209、および、エッチング用のエッチング液を噴出と流量を指令を出力するエッチング液用スイッチ211等が付設されている。
【0050】
制御盤23は、操作パネル部21からの指令を受けて、把持調整用エアシリンダ155、図示しない電磁切換弁、ACサーボモータ141、電動モータ181、あるいは、アーム昇降用エアシリンダ179等に作動指令を出力している。
【0051】
上記のごとく構成したスピンエッチャーの実施の形態の作用は、次の通りである。
先ず、エッチングされるウェハ2が大直径ウェハ2Aである場合について説明する。図7に示すごとく、ウェハ搭載部55の吸引吸着部61は、清浄水を噴出する噴出ノズル口79を有する洗浄用円盤59Aが固定パイプ81の孔81aに挿入され固定されている。次に、直径用選択スイッチ201により、大直径ウェハ2Aが直径8インチあるいは12インチのいずれかであるかを選択し、把持調整用エアシリンダ155に伸縮を指令する。図11および図12に示すように、メカニカルチャック駆動部87の把持調整用エアシリンダ155は選択された大直径ウェハ2Aに合わせて伸縮し、二股フォークリンク157を介して、スリーブ101を昇降させ、スリーブ101に付設されているガイドローラピン167を昇降させる。ガイドローラピン167の昇降の作動は、円盤用駆動パイプ107に対してメカ用パイプ97をメカ用ガイド溝97bの屈折した量に応じて回動させる。回動に伴って、連結用フランジ部109、リンク67、69を介して円盤63に対して保持部材65を回動する。保持部材65はエッチングするウェハ2の直径8インチあるいは12インチのいずれかであるかに合わせて所定の位置で停止させる。
【0052】
次に、中蓋49は、中蓋用ブラケット47を支点として水平より下方に押し下げてウェハ2を載置する保持部材65を中蓋49の逆U字形状の空間部Qaより上方に突出させる。作業者は選択されたウェハ2を保持部材65に載置して、ウェハ2の下面を支持ピン73により支持するとともに、ウェハ2の外径を把持部材75により保持した後、中蓋49を、押し上げ水平位置に戻す。次には、スイングアーム回動用スイッチ207およびアーム昇降用スイッチ209が操作されて、スイングアーム駆動部15を作動させ揺動および昇降を行なって、ノズル9をウェハ2の上面に移動する。このとき、中蓋49は、水平より下方に押し下げられているため、アーム11を揺動しても干渉することがなくなり、同時に作動することがてき、作動を速くすることができる。エッチング液用スイッチを作動してエッチング液を流すとともに、ウェハ外縁保持部57の円盤63を回転させてウェハ2を回転する。ウェハ2が回転したら、アーム11を揺動させながらエッチング液を流し、ウェハ2をエッチングする。エッチングが終了してウェハ2を交換する時には、中蓋用ブラケット47は下方に押し下げられウェハ2を逆U字形状の空間部Qaより上方に突出させているため、次にエッチングするウェハ2の交換が容易に行える。
【0053】
次に、エッチングされるウェハ2が小直径ウェハ2Bである場合について説明する。図5に示すごとく、ウェハ搭載部55の吸引吸着部61は、1インチから6インチ等の小直径ウェハ2Bをエッチングするときには、洗浄用円盤59Aから真空用円盤59Bに付け替える。直径用切換スイッチ203で小直径ウェハ2Bを選択し、制御盤23からの指令により電磁切換弁は切り替え、配管83を図示しない真空ポンプに接続させて、真空用円盤59Bと小直径ウェハ2Bとの間の空気を吸引し、真空用円盤59Bに載せられた小直径ウェハ2Bを吸着する。
【0054】
次に、中蓋49は、中蓋用ブラケット47を支点として水平より下方に押し下げてウェハ2を載置する真空用円盤59Bを中蓋49の逆U字形状の空間部Qaより上方に突出させる。作業者は選択されたウェハ2を真空用円盤59Bに載置して、ウェハ2の下面を真空用円盤59Bにより支持した後、中蓋49を、押し上げ水平位置に戻す。次には、スイングアーム回動用スイッチ207およびアーム昇降用スイッチ209が操作されて、スイングアーム駆動部15を作動させ揺動および昇降を行なって、ノズル9をウェハ2の上面に移動する。エッチング液用スイッチを作動してエッチング液を流すとともに、ウェハ外縁保持部57の円盤63を回転させてウェハ2を回転する。ウェハ2が回転したら、アーム11を揺動させながらエッチング液を流し、ウェハ2をエッチングする。エッチングが終了してウェハ2を交換する時には、中蓋用ブラケット47は下方に押し下げられウェハ2を逆U字形状の空間部Qaより上方に突出させているため、次にエッチングするウェハ2の交換が容易に行える。
【0055】
また、上記実施例では、アーム11は、スイングアーム回動用スイッチ207およびアーム昇降用スイッチ209が操作されて、スイングアーム駆動部15を作動させ揺動および昇降を行なっているが、スイングアーム回動用スイッチ207とアーム昇降用スイッチ209とは一つのスイッチで兼用しても良い。また、アーム11は、アーム11に把持ハンドル215(図2に示す)を付設して作業者により、ウェハ2の上方の所定位置に移動するようにしても良い。また、一方の把持ハンドル215が操作されると、その操作が回動位置用センサー189により検出され、一対の他方のアーム11を同じように作動するようにしても良い。また、上記実施例では、エアシリンダを用いたが、油圧シリンダあるいは油圧モータでも良い。
【0056】
次に、第2実施形態について説明する。
第1実施形態では、把持調整用エアシリンダ155が大直径ウェハ2Aに合わせて伸縮し、ガイドローラピン167を昇降させて円盤用駆動パイプ107に対してメカ用パイプ97をメカ用ガイド溝97bの屈折した量に応じて回動させ、連結用フランジ部109、リンク67、69を介して円盤63に対して保持部材65を回動している。しかし、第2実施形態では、図7および図8に示すように、保持部材65には基準位置Saを記して置く。これに対して、図8に示すように、円盤63には、8インチ用ウェハの回動位置Ka、および12インチ用ウェハの回動位置Kbを記している。また、反対に、円盤63に基準位置Saを、保持部材65に8インチ用ウェハの回動位置Ka、および12インチ用ウェハの回動位置Kbを記しても良い。
【0057】
次に、作動について説明する。作業者により保持部材65は把握され、エッチングするウェハの大きさに合わせて回動され、ウェハの大きさに合わせて基準位置Saと8インチ用ウェハの回動位置Ka、あるいは、基準位置Saと12インチ用ウェハの回動位置Kbとを合わせる。これにより、保持部材65に付設されている把持部材75は回動し、エッチングするウェハ2の直径8インチあるいは12インチのいずれかであるかに合わせてウェハを保持する所定の位置でナット等で固着する。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のスピンエッチャーでは、大直径ウェハをエッチングするときにはエッチングするウェハの直径に合わせて径方向に可動可能に回動する保持部材を設けている。また、小直径ウェハをエッチングするときには、大直径ウェハをエッチングするときに清浄水を噴出する洗浄用円盤から真空用円盤に付け替えられ小直径ウェハを吸引する吸引吸着部を設けているため、1台のスピンエッチャーで小直径ウェハから大直径ウェハに対応することができる。このため、複数台のスピンエッチャーが不必要となり、設備費用が減少する。また、特に大直径化に伴い、大型のスピンエッチャーが必要になるが、1台のスピンエッチャーで良いため、設備を設置するスペースが狭くできるとともに、維持費も低減できる。
【0059】
中蓋は水平より下方に押し下げてウェハを中蓋の空間より突出させ、ウェハを取り外した後に、次にエッチングするウェハと交換することができるため、スピンエッチャーの上方部が低く出来るので装置を小型にできるとともに、水平位置から下方位置に可動するために狭いスペースで良い。また、水平位置と下方位置のみの可動で良いため、作業者の作業は容易になり、苦渋作業がなくなり作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るスピンエッチャーの側面断面図である。
【図2】本発明の実施形態に係るスピンエッチャーの平面図である。
【図3】本発明の実施形態に係るスピンエッチャーの正面図である。
【図4】本発明の実施形態に係るスピンエッチャーの一部側面拡大概念図である。
【図5】本発明の実施形態に係る小直径ウェハ用のウェハエッチング部の側面拡大側面図である。
【図6】本発明の実施形態に係る小直径ウェハ用の他のウェハエッチング部の側面拡大側面図である。
【図7】本発明の実施形態に係るウェハエッチング部およびメカニカルチャック駆動部の一部側面拡大側面図である。
【図8】本発明の実施形態に係るウェハエッチング部の平面概念図である。
【図9】本発明の実施形態に係るウェハエッチング部およびメカニカルチャック駆動部の下面図であり、図4のY視図である。
【図10】本発明の実施形態に係るメカニカルチャック駆動部の一部正面断面図であり、図4のW視図である。
【図11】本発明の実施形態に係るメカニカルチャック駆動部の一部平面断面図であり、図7のV視図である。
【図12】本発明の実施形態に係るメカニカルチャック駆動部の一部側面図であり、図12のX視図である。
【図13】本発明の実施形態に係るスイングアーム駆動部の一部側面図である。
【図14】本発明の実施形態に係るスイングアーム駆動部の平面図である。
【図15】本発明の実施形態に係るスイングアーム駆動部の断面図であり、図13のZ視図である。
【符号の説明】
1 スピンエッチャー
2 ウェハ
2A 大直径ウェハ
2B 小直径ウェハ
3 ウェハエッチング部
5 筐体
7 スピンチャンバー部
7a 開閉シリンダ
9 ノズル
11 アーム
13 中空回動軸
15 スイングアーム駆動部
21 操作パネル部
23 制御盤
31 下部筐体
31a 上面板
33 下部筐体
41 回転機構部
47 中蓋用ブラケット
49 中蓋
51 係止装置
55 ウェハ搭載部
57 メカチャック部
59A 洗浄用円盤
59B 真空用円盤
59D 第1真空用円盤
61 吸引吸着部
63 円盤
65 保持部材
67、69 リンク
73 支持ピン
75 把持部材
79 噴出ノズル口
81 固定パイプ
85 メカニカルチャック駆動部
91 固定用パイプ
97 メカチャック用駆動パイプ
97b メカ用ガイド溝
101 スリーブ
107 円盤用駆動パイプ
107a 円盤駆動用ガイド溝
109 連結用フランジ部
119 ベルト
135 ウェハチャック回転駆動部
141 ACサーボモータ
151 メカチャック駆動部
155 把持調整用エアシリンダ
157 二股フォークリンク
159 ローラピン
163 ばね
167 ガイドローラピン
179 アーム昇降用エアシリンダ
181 電動モータ
182 駆動ギヤ
185 被駆動ギヤ
187 中間カップリング
187a 孔用インボリュートスプライン
189 上側係止用中空回動軸
189b 軸用インボリュートスプライン
191 連結アーム
195 下側係止ナット
201 直径用選択スイッチ
203 直径用切換スイッチ
205 回転速度設定スイッチ
207 スイングアーム回動用スイッチ
209 アーム昇降用スイッチ
211 エッチング液用スイッチ
Qa 空間部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a spin etcher, and more particularly to a spin etcher that can be used to etch wafers of various diameters.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in a wafer manufacturing process of IC (Integrated Circuit), removal of a deteriorated layer accompanying machining and cleaning after processing are performed by wet processing. In general, a treatment of the type immersed in a treatment liquid is performed, followed by washing with water and rotary drying. On the other hand, there is a spin device that applies a processing liquid to a rotating wafer for the purpose of uniformity and short processing time. It is known that when this spin processing apparatus (hereinafter referred to as a spin etcher) is used, uniform processing over the entire wafer surface, which cannot be obtained by conventional wet processing by immersion, is possible. Further, it is generally known that this spin etcher is subjected to an etching process in which an SiO 2 film or the like formed on the wafer surface is removed with an etching solution such as a mixed solution of HF (hydrofluoric acid) and HNO 3. It has been. In the following, the spin etcher will be described focusing on the etching process of the silicon wafer. However, as described above, the spin etcher can be used to remove the deteriorated layer accompanying machining.
[0003]
In the etching process, the wafer is placed on a disk and rotated, and in the IC wafer manufacturing process, an etching etchant is applied to the wafer to remove the SiO 2 film and the like in a predetermined pattern. This spin etcher rotates while being sucked by a disk on which the wafer is placed, and an etching solution is applied from the upper surface side of the wafer, and this etching solution is caused to flow along the upper surface of the wafer by centrifugal force, and SiO generated on the upper surface of the wafer. Two films were removed. On the other hand, recently, as the diameter of the wafer is increased (8 inches, 12 inches, etc.), the wafer is placed on the support pins by using a spin etcher suitable for the diameter of each wafer such as 8 inches or 12 inches. This is performed by a support pin type spin etcher in which the lower surface side is supported and the outer diameter portion of the wafer is held by the support pins and rotated to perform etching. In this etching, as described above, an etching solution is applied from the upper surface side of the wafer, this etching solution is caused to flow along the upper surface of the wafer by centrifugal force, and the SiO 2 film or the like generated on the upper surface of the wafer is removed. Yes. At this time, the spin etcher receives an etching solution that is blown away by centrifugal force using an inverted U-shaped inner lid from the upper side to the outer side of the wafer. When exchanging the wafer after completion of etching, the spin chamber disposed above the inner lid is opened, and the inverted U-shaped inner lid is opened upward (shown by the conventional two-dot chain line in FIG. 1). The wafer is removed and a new wafer to be etched next is mounted.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, the conventional spin etcher uses a rotating disk system in which a wafer is placed on a disk for rotation from 1 inch to 6 inches, and wafers with a large diameter of 8 inches, 12 inches, etc. A spin etcher of a model suitable for a dedicated support pin system adapted to the diameter of the wafer such as 8 inches or 12 inches is used. For this reason, a spin etcher having a diameter corresponding to the diameter of the wafer is required, and a plurality of spin etchers are required, thereby increasing the equipment cost. In particular, as the diameter increases, a large number of dedicated spin etchers are required, and a vast space for installing the equipment is required, which increases the cost. When replacing the wafer after the etching is completed, the upper part of the spin etcher becomes higher and the apparatus becomes larger as the wafer size increases, so that the wafer is replaced by opening the inner lid upward from the horizontal. It is necessary. In addition, the inner lid is greatly opened upward, causing the worker to perform a difficult work.
[0005]
The present invention pays attention to the above-mentioned conventional problems, and relates to a spin etcher. In particular, it enables a single spin etcher to cope with etching of wafers of various diameters, reduces the number of spin etchers, and provides a narrow installation. An object of the present invention is to provide a spin etcher that can be handled at a low cost and can be easily replaced at a place.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a spin etcher according to the present invention is a spin etcher that etches the upper surface of a wafer by flowing an etchant from the upper side of the wafer while rotating the wafer. A plurality of holding members arranged on the outer peripheral edge and abutting against the outer peripheral end surface of the wafer to hold down, the holding member includes a holding member that holds the outer periphery of the wafer at the eccentric position of the stepped cylindrical member, By rotating the cylindrical member, the pressing position by the gripping member can be changed according to the wafer diameter, so that a single spin etcher can cope with wafers of various diameters.
[0007]
In the spin etcher according to the present invention, in the configuration described above, a rotating mechanism unit includes a disk for sucking and sucking a small-diameter wafer and a cleaning disk with an ejection nozzle inside the holding member that holds the outer periphery of the wafer. Detachable and replaceable.
[0008]
Furthermore, in the above configuration, an inner lid that surrounds the periphery of the wafer mounting portion and receives the liquid blown to the periphery by spin etching is hinge-coupled to the casing portion, and the inner wafer can be pushed downward from the horizontal so that the mounted wafer can be pushed down. The wafer can be exchanged by protruding from the inner lid.
[0009]
[Action]
According to the above configuration, when etching a wafer having a large diameter such as 8 inches and 12 inches, a plurality of holding members that contact the outer edge of the wafer are provided around the wafer mounting portion and can be moved along the wafer plane. It is said. This can be constituted by a support pin moving method in which a holding member having support pins provided around the wafer mounting portion can be rotated around the axis. Therefore, by rotating the holding member, the holding position can be changed in the diameter direction and the outer edge portion of the wafer can be pressed and held. Since the pressing position by the holding member can be changed according to the diameter of the wafer, a plurality of types of wafers can be handled by a single spin etcher, and the spin etching process for several types of wafers can be performed by a single unit.
[0010]
In addition, by mounting a large-diameter wafer and grasping a plurality of locations on the outer edge to hold the wafer and holding the wafer outer edge holding means, and a suction suction means for small-diameter wafers can be attached to and detached from the rotating mechanism part, When etching a large diameter wafer, the wafer edge holding means is used. On the other hand, when a small diameter wafer of 1 to 6 inches is etched, clean water for cleaning the lower surface of the wafer is applied when the large diameter wafer is etched. The clean water supply path is connected to the intake air source, and the wafer mounting section is exchanged with the suction suction means. The suction suction means is constituted by, for example, a rotating disk, and the wafer placed thereon can be etched while being sucked, held and rotated by evacuation using the clean water supply path. As in the case of the large diameter, the small diameter wafer is caused to flow an etching solution for etching from the upper surface direction of the wafer, and the lower surface of the wafer is sucked by the rotating disk and rotated. As a result, etching is performed by a wafer outer edge holding means such as a support pin type that can be rotated for large diameter wafers such as 8 inches and 12 inches, and the wafer is sucked for small diameter wafers of 1 inch to 6 inches. It is possible to cope with a single spin etcher by replacing the suction suction means.
[0011]
The holding member that is movable in the radial direction may be operated by operating an operation unit provided in the rotation mechanism unit. By operating the grip adjustment cylinder, the sleeve of the mechanical chuck driving unit is raised and lowered, and the guide roller pin attached to the sleeve is raised and lowered. The guide roller pins are inserted into respective grooves provided in the disk drive pipe connected to the disk and the mechanical pipe connected to the gripping member via a link, and along the grooves of the disk drive pipe. While moving up and down in the axial direction, it moves along the refracted groove provided in the mechanical pipe, and moves up and down while rotating the mechanical pipe relative to the disk drive pipe. The mechanical pipe is rotated by rotating the gripping member with respect to the disk via the connecting flange portion, the link, and the like, and stopping the gripping member at a predetermined position in accordance with the diameter of the wafer to be etched.
[0012]
An inner lid is provided around the wafer mount so as to catch the liquid scattered around by the spin etching operation, but the wafer mount is exposed by pushing down the inner lid instead of opening it up. It is configured to do. That is, when exchanging the wafer after the etching is completed, the inner lid is pushed down from the horizontal position so that the wafer is protruded upward from the space at the bottom of the inner lid, and the wafer after etching is removed and the wafer to be etched next The exchange action is easy.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of a spin etcher according to the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
1 is a side sectional view of a spin etcher according to a first embodiment of the present invention, FIG. 2 is a plan view, FIG. 3 is a front view, and FIG. 4 is a partial enlarged side view of a spin etcher for multi-diameter wafers.
[0014]
1 to 4, the
[0015]
The
[0016]
The hollow
[0017]
The above-mentioned
[0018]
1 and 4, a
[0019]
4 to 8, the wafer outer
[0020]
The holding
[0021]
Since the gripping
[0022]
4, 7, and 8, a cleaning disk 59 </ b> A used when etching the
[0023]
As shown in FIG. 5, the
[0024]
FIG. 6 shows a
[0025]
The
[0026]
In FIG. 7, the central portion of the
[0027]
The
[0028]
The connecting
[0029]
4 and 7, the
[0030]
A pair of
[0031]
In the
[0032]
A
[0033]
As shown in FIGS. 1, 4, 9, and 10, the wafer chuck
[0034]
The wafer
[0035]
The
[0036]
As shown in FIGS. 4, 9, 10, 11, and 12, the mechanical
[0037]
The mechanical
[0038]
A grip
[0039]
As shown in FIG. 7, the
[0040]
11 and 12, the
[0041]
In the
[0042]
When the
[0043]
As shown in FIG. 2, the swing
[0044]
13 to 15, the
[0045]
[0046]
An upper locking hollow
[0047]
The hollow
[0048]
At this time, when the elevating
[0049]
In FIG. 2, the
[0050]
Upon receiving a command from the
[0051]
The operation of the embodiment of the spin etcher configured as described above is as follows.
First, a case where the
[0052]
Next, the
[0053]
Next, a case where the
[0054]
Next, the
[0055]
In the above embodiment, the
[0056]
Next, a second embodiment will be described.
In the first embodiment, the grip
[0057]
Next, the operation will be described. The holding
[0058]
【The invention's effect】
As described above, in the spin etcher of the present invention, when a large-diameter wafer is etched, the holding member that is movably rotated in the radial direction according to the diameter of the wafer to be etched is provided. In addition, when etching a small diameter wafer, a suction suction unit for sucking a small diameter wafer is provided by changing from a cleaning disk that ejects clean water when etching a large diameter wafer to a vacuum disk. With this spin etcher, it is possible to handle from a small diameter wafer to a large diameter wafer. This eliminates the need for a plurality of spin etchers and reduces equipment costs. In particular, as the diameter increases, a large spin etcher is required. However, since one spin etcher is sufficient, the space for installing the equipment can be reduced and the maintenance cost can be reduced.
[0059]
The inner lid is pushed down from the horizontal so that the wafer protrudes from the space of the inner lid, and after removing the wafer, it can be replaced with the wafer to be etched next. In addition, it is possible to use a narrow space in order to move from the horizontal position to the lower position. Further, since only the horizontal position and the lower position are movable, the operator's work becomes easy, and the workability is improved because there is no troublesome work.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side sectional view of a spin etcher according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a plan view of a spin etcher according to an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a front view of a spin etcher according to an embodiment of the present invention.
FIG. 4 is an enlarged partial side view conceptual view of a spin etcher according to an embodiment of the present invention.
FIG. 5 is an enlarged side view of a side surface of a wafer etching portion for a small diameter wafer according to an embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a side enlarged side view of another wafer etching portion for a small diameter wafer according to an embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a partial side enlarged side view of a wafer etching unit and a mechanical chuck driving unit according to an embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a conceptual plan view of a wafer etching unit according to an embodiment of the present invention.
9 is a bottom view of the wafer etching unit and the mechanical chuck driving unit according to the embodiment of the present invention, and is a view seen from Y in FIG. 4;
10 is a partial front cross-sectional view of the mechanical chuck driving unit according to the embodiment of the present invention, and is a view seen from W in FIG. 4;
11 is a partial plan cross-sectional view of the mechanical chuck driving unit according to the embodiment of the present invention, and is a view seen from V in FIG. 7;
12 is a partial side view of the mechanical chuck driving unit according to the embodiment of the present invention, and is an X view of FIG.
FIG. 13 is a partial side view of the swing arm driving unit according to the embodiment of the present invention.
FIG. 14 is a plan view of a swing arm driving unit according to the embodiment of the present invention.
15 is a cross-sectional view of the swing arm drive unit according to the embodiment of the present invention, and is a Z view of FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Spin etcher 2 Wafer 2A Large diameter wafer 2B Small diameter wafer 3 Wafer etching part 5 Housing | casing 7 Spin chamber part 7a Opening / closing cylinder 9 Nozzle 11 Arm 13 Hollow rotating shaft 15 Swing arm drive part 21 Operation panel part 23 Control panel 31 Lower part Housing 31a Top plate 33 Lower housing 41 Rotating mechanism 47 Middle lid bracket 49 Middle lid 51 Locking device 55 Wafer mounting part 57 Mechanical chuck part 59A Cleaning disk 59B Vacuum disk 59D First vacuum disk 61 Suction adsorption Part 63 disk 65 holding member 67, 69 link 73 support pin 75 gripping member 79 ejection nozzle port 81 fixed pipe 85 mechanical chuck driving part 91 fixing pipe 97 mechanical chuck driving pipe 97b mechanical guide groove 101 sleeve 107 disk driving pipe 107a Disc drive guide groove 1 9 Connecting flange portion 119 Belt 135 Wafer chuck rotation drive portion 141 AC servo motor 151 Mechanical chuck drive portion 155 Gripping adjustment air cylinder 157 Fork link 159 Roller pin 163 Spring 167 Guide roller pin 179 Arm lift air cylinder 181 Electric motor 182 Drive gear 185 Driven gear 187 Intermediate coupling 187a Hole involute spline 189 Upper locking hollow pivot shaft 189b Shaft involute spline 191 Connecting arm 195 Lower locking nut 201 Diameter selection switch 203 Diameter change switch 205 Rotation Speed setting switch 207 Swing arm turning switch 209 Arm raising / lowering switch 211 Etching solution switch Qa Space
Claims (2)
ウェハ搭載部にてウェハの外周縁部に複数配置され、ウェハ外周端面に当接して押え込みをなす保持部材を有し、この保持部材は段付き円筒部材の偏芯位置にてウェハの外周を保持する把持部材を備え、前記円筒部材を回転させることによりウェハ直径に合わせて前記把持部材による押さえつけ位置を可変とするとともに、前記ウェハの外周を把持する前記保持部材の内側に小直径ウェハ用の吸引吸着する円盤と噴出ノズル付きの洗浄用円盤とを回転機構部に着脱交換可能とし、前記回転機構部に設けた清浄水供給路を給水源と吸気源に切り替え接続可能としたことにより、1台のスピンエッチャーで多種直径のウェハに対応可能としたことを特徴とするスピンエッチャー。A spin etcher that etches the upper surface of the wafer by flowing an etchant from the upper side of the wafer while rotating the wafer,
A plurality of wafer mounting portions are arranged on the outer peripheral edge of the wafer and have a holding member that abuts against the outer peripheral edge of the wafer and holds it in place. This holding member holds the outer periphery of the wafer at the eccentric position of the stepped cylindrical member. A holding member for rotating the cylindrical member to change the pressing position by the holding member in accordance with the wafer diameter, and suction for a small-diameter wafer inside the holding member for holding the outer periphery of the wafer. The adsorbing disk and the cleaning disk with the ejection nozzle can be attached to and detached from the rotating mechanism unit, and the clean water supply path provided in the rotating mechanism unit can be switched between the water supply source and the intake source to connect one unit. A spin etcher characterized in that it can handle wafers of various diameters.
ウェハ搭載部の周囲を囲繞しスピンエッチングにより周縁に飛ばされた液を受ける中蓋を上部筐体側にヒンジ結合し、当該中蓋を水平より下方に押し下げ可能として搭載ウェハを中蓋より突出させウェハを交換できるようにしてなることを特徴とするスピンエッチャー。 The spin etcher according to claim 1, wherein
An inner lid that surrounds the periphery of the wafer mounting portion and receives the liquid blown to the periphery by spin etching is hinged to the upper housing side, and the inner wafer can be pushed downward from the horizontal so that the mounting wafer protrudes from the inner lid. A spin etcher characterized in that it can be exchanged.
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