JP4172421B2 - プラテンを汚すことなく印刷用紙の端部まで行う印刷 - Google Patents
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(1)ドット記録方法、ドット記録制御方法、印刷制御方法、印刷方法。
(2)ドット記録装置、ドット記録制御装置、印刷制御装置、印刷装置。
(3)上記の装置や方法を実現するためのコンピュータプログラム。
(4)上記の装置や方法を実現するためのコンピュータプログラムを記録した記録媒体。
(5)上記の装置や方法を実現するためのコンピュータプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号。
A.実施形態の概要:
B.第1実施例:
B1.装置の構成:
B2.画像の記録領域:
B3.印刷処理の手順:
B4.ドットの形成:
C.変形例:
C1.変形例1:
C2.変形例2:
C3.変形例3:
C4.変形例4:
C5.変形例5:
C6.変形例6:
C7.変形例7:
図1は、本発明の実施の形態における印刷用紙と画像を形成する領域との関係を示した説明図である。図1(a),(b)においては、印刷用紙Pの左上部分がそれぞれ示されている。斜線部分が印刷用紙Pであり、破線の方眼部分が画像の記録領域Rである。破線の各マス目は画素を表している。図1(b)は、画像の記録密度が図1(a)の2倍である場合の、印刷用紙Pと画像を形成する領域Rとの関係を示している。本発明では、プリンタが画像データに基づいてインク滴を吐出して画像を形成しようとする領域Rは、印刷用紙Pの端を超えて設定される。なお、各要素を表す符号は図1(a)と図1(b)とで「1」と「2」を付して区別して表される。しかし、明細書中において、図1(a)の場合と図1(b)の場合とを含めて要素を総称するときには、「1」、「2」の符号を省略する。
B1.装置の構成:
図2は、本印刷装置のソフトウェアの構成を示すブロック図である。コンピュータ90では、所定のオペレーティングシステムの下で、アプリケーションプログラム95が動作している。オペレーティングシステムには、ビデオドライバ91やプリンタドライバ96が組み込まれており、アプリケーションプログラム95からは、これらのドライバを介して、プリンタ22に転送するための画像データDが出力されることになる。画像のレタッチなどを行うアプリケーションプログラム95は、スキャナ12から画像を読み込み、これに対して所定の処理を行いつつビデオドライバ91を介してCRT21に画像を表示している。スキャナ12から供給されるデータORGは、カラー原稿から読み取られ、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の3色の色成分からなる原カラー画像データORGである。
図6は、画像の記録領域Rと印刷用紙Pとの関係を示す説明図である。本実施例では、印刷用紙Pの上端Pfを超えて印刷用紙Pの外側まで画像の記録領域Rを設定する。また、印刷用紙Pの下端Pr、左側端Pa、右側端Pbについても同様に、印刷用紙Pの端を超えて印刷用紙Pの外側まで画像の記録領域Rを設定する。したがって、本実施例においては、印刷時の画像の記録領域Rと印刷用紙Pの大きさ、及び記録領域Rの想定位置と印刷用紙Pの配置の関係は、図6に示すようになる。以下、画像の記録領域を「拡張領域R」と呼ぶ。なお、印刷用紙Pの左側端Pa、右側端Pbの左右の名称については、プリンタ22の左右の名称と対応させたため、印刷用紙Pにおいては、実際の左右と左側端Pa、右側端Pbの名称とが逆になっている。
図12は、アプリケーションプログラムが印刷命令を発した後の、ドライバに対するユーザの手続きを示すフローチャートである。図13および図14は、印刷用紙の材質を指示するウィンドウを示す図である。ユーザが、アプリケーションプログラム95に対して印刷を指示すると、アプリケーションプログラム95は、プリンタドライバ96に対して印刷命令を発する。すると、プリンタドライバ96は、CRT21(図2参照)に、「印刷」のウィンドウを表示する。ユーザが「印刷」のウィンドウから「プリンタのプロパティ」のアイコンをクリックすると、図13に示すようなウィンドウが表示される。
(i)上端処理:
図17は、印刷用紙の上端(先端)近傍において、各ラスタがどのノズルによってどのように記録されていくかを示す説明図である。ここでは、説明を簡単にするため、1列のノズル列のみを使用して説明する。そして、1列のノズル列は8個のノズルを有するものとする。主走査の際には、各ノズルが一つのラスタの記録を担当する。ここで、「ラスタ」とは、主走査方向に並ぶ画素の列である。そして、「画素」とは、インク滴を着弾させドットを記録する位置を規定するために、印刷媒体上に仮想的に定められた方眼状の升目である。ここでは、各ノズルは3ラスタ分の間隔をあけて配されているものとする。
図19は、下端処理において、各ラスタがどのノズルによってどのように記録されていくかを示す説明図である。図19においては、n+1回目の副走査送りが行われたところから最後のn+17回目の副走査送りをするところまでを示している。本実施例では、図19に示すように、中間処理においてn+8回目までの副走査送りで5ドット、2ドット、3ドット、6ドットの送りをその順に繰り返したのち、下端処理において、最後の9回、すなわちn+9回目からn+17回目までの副走査送りを、1ドットづつの送りで行う。その結果、主走査方向に沿った各ラスタは、一部のものを除いてそれぞれ二つのノズルで記録される。なお、図19においては、印刷ヘッド28上のノズルがドットを記録しうるラスタについて、下から順に付した番号を、図の右側に記載している。以降、下端処理のドットの記録を説明する図面において同様である。
図22は、印刷用紙Pの左右側端部の印刷を示す説明図である。本実施例では、上端処理および下端処理を含め、印刷用紙Pへの画像の記録全体を通じて、印刷用紙Pの左右端部にも余白を設けないように印刷を行う。その際、印刷ヘッド28は、主走査において、一方の端については、全てのノズルが印刷用紙Pの端を越えて印刷用紙Pの外側に位置するところまで送られ、他方の端についても、やはり全てのノズルが印刷用紙Pの他方の端を越えて印刷用紙Pの外側に位置するところまで送られる。そして、ノズルNzが印刷用紙P上にあるときだけでなく、ノズルNzが印刷用紙Pの端を超えた位置であって、かつ、左側溝部26aまたは右側溝部26b上にあるときにも、画像データDにしたがって拡張領域Rにインク滴を吐出する。ここで、画像の記録領域である拡張領域Rの幅Wrは、印刷用紙Pの左右の幅を超える幅を有し、かつ、左側溝部26aと右側溝部26bの外側の側壁同士の間隔を超えない幅である。したがって、画像データDにしたがってそのノズルNzからインク滴を吐出することで、ノズルNzが印刷用紙Pの端を超えた位置であって、かつ、左側溝部26aまたは右側溝部26b上にあるときにも、インク滴を吐出することとなる。
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
第1実施例では、印刷媒体は、普通紙、フォトプリント紙、専用光沢フィルム、専用OHPシートなどととしたが、印刷媒体はこれに限られるものではない。例えば、布地であってもよく、また、CD−Rのような一定の剛性を有するものであってもよい。そして、印刷媒体の形状も、CD−Rのような円形のものであってもよく、長方形に限られるものではない。その場合、プラテン上の溝部はそれぞれの印刷媒体の形状に合わせて設けることが好ましく、拡張領域を構成する各ラスタの画素数も、印刷媒体の形状に合わせて設定することが好ましい。すなわち、印刷媒体は、ドット形成要素を用いて画像を記録することができるものであればどのようなものであってもよい。
第1実施例においては、左側溝部は一つだけ設けられ、印刷媒体の幅に応じて右側溝部が複数設けられた(図5、図20参照)。そして、印刷媒体は、その幅によらず、一方の側端が左側溝部上に来るようにして、ドットを形成された。しかし、右側溝部を一つだけ設け、印刷媒体の幅に応じて左側溝部を複数設けることとしてもよい。また、印刷媒体の幅に応じて、左側溝部と右側溝部の組を複数組持つこととしてもよい。すなわち、印刷媒体の幅とほぼ等しい間隔を開けて設けられる第2の溝部は、印刷装置で使用可能な印刷媒体の幅の種類に対応して、複数設けることができ、そのような第2の溝部は様々な態様で実施することができる。
第1実施例では、上流側溝部26fは、印刷ヘッド28上のノズルのうち最上流のノズルを含む上流側の一部のノズル群Nf(図20参照)と向かい合う位置に設けられていた。そして、下流側溝部26rは、印刷ヘッド28上のノズルNzのうち最下流のノズルを含む下流側の一部のノズル群Nr(図5参照)と向かい合う位置に設けられていた。しかし、ノズルと溝部との関係はこれに限られるものではない。たとえば、上流側溝部26fのさらに上流側にノズル群を設け、そのノズル群と向かい合う位置にプラテンの上流側支持部を設けることとしてもよい。そのようにすれば、上流から送られてきた印刷媒体の前端部(上端部)が上流側溝部に落ち込んでしまう可能性が少なくなる。また、同様に、下流側溝部26rのさらに下流側にノズル群を設け、そのノズル群と向かい合う位置にプラテンの下流側支持部を設けることとしてもよい。
第1実施例では、上端処理と下端処理では1ドットづつの定則送りを行った。しかし、上端処理と下端処理の送りはこれに限られるものではなく、ノズル列中のノズル数やノズルピッチに応じて、2ドットや4ドット、5ドットの定則送りや変則送りとすることもできる。すなわち、最大の副走査送り量が中間処理における最大の副走査送り量よりも小さいものであれば、どのような送りであってもよい。ただし、上端処理の副走査送りの送り量が小さいほど、より副走査方向の下流側のノズルで印刷用紙の上端を記録することができる。そのため、より下流側溝部を狭くすることができ、印刷用紙を支えるプラテン上面を広く取ることができる。同様に、下端処理の副走査送りの送り量が小さいほど、より上流側のノズルで印刷用紙の上端を記録することができる。そのため、より上流側溝部を狭くすることができ、印刷用紙を支えるプラテン上面を広く取ることができる。
上記実施例では、上端処理と下端処理の両方を実行していたが、必要に応じていずれか一方のみを実行するようにしてもよい。また、本実施例の印刷装置は、プラテン26の、副走査方向の上流側および下流側にそれぞれ上流側溝部26fと下流側溝部26rを備えていたが、いずれか一方のみを備えるものとしてもよい。
この発明はカラー印刷だけでなくモノクロ印刷にも適用できる。また、この発明は、インクジェットプリンタのみでなく、一般に、複数のドット形成要素アレイを有する記録ヘッドを用いて印刷媒体の表面に記録を行うドット記録装置に適用することができる。ここで、「ドット形成要素」とは、インクジェットプリンタにおけるインクノズルのように、ドットを形成するための構成要素を意味する。
上記実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。例えば、CPU41(図3)の機能の一部をホストコンピュータ90が実行するようにすることもできる。
13…マウス
14…キーボード
21…CRT
22…プリンタ
23…紙送りモータ
24…キャリッジモータ
25a,25b…上流側紙送りローラ
25c,25d…下流側紙送りローラ
25p,25q…上流側紙送りローラ
25r,25s…下流側紙送りローラ
26…プラテン
26a…左側溝部
26b,26b2,26b3…右側溝部
26c…中央支持部
26f…上流側溝部
26m…溝部
26o…プラテン
26r…下流側溝部
26sf…上流側支持部
26sr…下流側支持部
27…吸収部材
27f,27r…吸収部材
28,28o…印刷ヘッド
29a,29b…ガイド
31…キャリッジ
32…操作パネル
34…摺動軸
36…駆動ベルト
38…プーリ
39…位置検出センサ
40…制御回路
41…CPU
42…PROM
43…RAM
44…駆動用バッファ
45…PCインターフェイス
60…印刷ヘッドユニット
61〜66…インク吐出用ヘッド
67…導入管
71…カートリッジ
72…カラーインク用カートリッジ
90…ホストコンピュータ
91…ビデオドライバ
95…アプリケーションプログラム
96…プリンタドライバ
97…解像度変換モジュール
97a…ラスタ数決定部
97b…画素数決定部
98…色補正モジュール
99…ハーフトーンモジュール
100…ラスタライザ
A…矢印
D…画像データ
DT…ドット形成パターンテーブル
EAT…拡張領域テーブル
Ip…インク滴
LUT…色補正テーブル
Nf…ノズル群
Nm…ノズル群
Nr…ノズル群
Nz…インクジェットノズル
ORG…原カラー画像データ
P…印刷用紙
PD…印刷データ
Pa…印刷用紙の左側端(部)
Pb…印刷用紙の右側端(部)
Pf…印刷用紙の上端(部)
Pr…印刷用紙の下端(部)
R…拡張領域(記録領域)
R26…中央支持部の範囲
Rap…拡張領域の外左端部
Rbp…拡張領域の外右端部
Rf…拡張領域の上端部
Rfp…拡張領域の外上端部
Rfq…拡張領域の内上端部
Rr…拡張領域の下端部
Rrp…拡張領域の外下端部
Rrq…拡張領域の内下端部
k…ノズルピッチ
Claims (4)
- インク滴を吐出する複数のドット形成要素が設けられたドット記録ヘッドを用いて印刷媒体にドットの記録を行うドット記録装置において、前記ドット記録ヘッドを前記印刷媒体に対して動かして主走査を行い、前記複数のドット形成要素のうちの少なくとも一部を駆動してドットの記録を行い、前記主走査の方向に沿って設けられた支持部によって前記ドット記録ヘッドと向かい合うように支持された前記印刷媒体を、前記主走査の方向と交わる方向に搬送して、前記印刷媒体の端部に余白を設けることなく、印刷データに基づいてドットの記録を行うドット記録方法であって、
前記印刷媒体の前記主走査方向における一方の端を第1の端、前記第1の端に対してもう一方の端を第2の端、前記印刷媒体の搬送方向における下流側の端を第3の端、上流側の端を第4の端とする場合に、前記印刷データにおいて、前記第1、第2、第3および第4の端を超える広さを有する記録領域を設定する工程であって、
前記記録領域のうち前記主走査方向において前記印刷媒体の搬送に誤差がない場合の位置の前記印刷媒体の前記第1の端を超えて前記第1の端から前記記録領域の端までの寸法、
前記記録領域のうち前記主走査方向において前記印刷媒体の搬送に誤差がない場合の位置の前記印刷媒体の前記第2の端を超えて前記第2の端から前記記録領域の端までの寸法、および
前記記録領域のうち前記印刷媒体の搬送方向において前記印刷媒体の搬送に誤差がない場合の位置の前記印刷媒体の前記第3の端を超えて前記第3の端から前記記録領域の端までの寸法よりも、
前記記録領域のうち前記印刷媒体の搬送方向において前記印刷媒体の搬送に誤差がない場合の位置の前記印刷媒体の前記第4の端を超えて前記第4の端から前記記録領域の端までの寸法を大きくするように設定する工程を備えるドット記録方法。 - インク滴を吐出する複数のドット形成要素が設けられたドット記録ヘッドを用いて端部に余白を設けることなく印刷媒体にドットの記録を行うドット記録部に供給する印刷データを生成するドット記録装置であって、
前記ドット記録部は、
前記ドット記録ヘッドを前記印刷媒体に対して動かして主走査を行い、前記複数のドット形成要素のうちの少なくとも一部を駆動してドットの記録を行い、
前記主走査の方向に沿って設けられた支持部によって前記ドット記録ヘッドと向かい合うように支持された前記印刷媒体を、前記主走査の方向と交わる方向に搬送し、
前記ドット記録装置は、
前記印刷媒体の前記主走査方向における一方の端を第1の端、前記第1の端に対してもう一方の端を第2の端、前記印刷媒体の搬送方向における下流側の端を第3の端、上流側の端を第4の端とする場合に、前記印刷データにおいて、前記第1、第2、第3および第4の端を超える広さを有する記録領域が設定され、
前記記録領域のうち前記主走査方向において前記印刷媒体の搬送に誤差がない場合の位置の前記印刷媒体の前記第1の端を超えて前記第1の端から前記記録領域の端までの寸法、前記記録領域のうち前記主走査方向において前記印刷媒体の搬送に誤差がない場合の位置の前記印刷媒体の前記第2の端を超えて前記第2の端から前記記録領域の端までの寸法、および前記記録領域のうち前記印刷媒体の搬送方向において前記印刷媒体の搬送に誤差がない場合の位置の前記印刷媒体の前記第3の端を超えて前記第3の端から前記記録領域の端までの寸法よりも、前記記録領域のうち前記印刷媒体の搬送方向において前記印刷媒体の搬送に誤差がない場合の位置の前記印刷媒体の前記第4の端を超えて前記第4の端から前記記録領域の端までの寸法が大きくなるように設定されている、ドット記録装置。 - インク滴を吐出する複数のドット形成要素が設けられたドット記録ヘッドを用いて印刷媒体にドットの記録を行うドット記録装置において、前記ドット記録ヘッドを前記印刷媒体に対して動かして主走査を行い、前記複数のドット形成要素のうちの少なくとも一部を駆動してドットの記録を行い、前記主走査の方向に沿って設けられた支持部によって前記ドット記録ヘッドと向かい合うように支持された前記印刷媒体を、前記主走査の方向と交わる方向に搬送して、前記印刷媒体の端部に余白を設けることなく、印刷データに基づいてドットの記録を行うドット記録方法であって、
前記印刷媒体の前記主走査方向における一方の端を第1の端、前記第1の端に対してもう一方の端を第2の端、前記印刷媒体の搬送方向における下流側の端を第3の端、上流側の端を第4の端とする場合に、前記印刷データを、前記第1、第2、第3および第4の端を超える広さの領域に記録する工程であって、
前記領域のうち前記主走査方向において前記印刷媒体の搬送に誤差がない場合の位置の前記印刷媒体の前記第1の端を超えて前記第1の端から前記領域の端までの寸法、
前記領域のうち前記主走査方向において前記印刷媒体の搬送に誤差がない場合の位置の前記印刷媒体の前記第2の端を超えて前記第2の端から前記領域の端までの寸法、および
前記領域のうち前記印刷媒体の搬送方向において前記印刷媒体の搬送に誤差がない場合の位置の前記印刷媒体の前記第3の端を超えて前記第3の端から前記領域の端までの寸法よりも、
前記領域のうち前記印刷媒体の搬送方向において前記印刷媒体の搬送に誤差がない場合の位置の前記印刷媒体の前記第4の端を超えて前記第4の端から前記領域の端までの寸法を大きくするように記録する工程を備えるドット記録方法。 - インク滴を吐出する複数のドット形成要素が設けられたドット記録ヘッドを用いて端部に余白を設けることなく印刷媒体にドットの記録を行うドット記録部に供給する印刷データを生成するドット記録装置であって、
前記ドット記録部は、
前記ドット記録ヘッドを前記印刷媒体に対して動かして主走査を行い、前記複数のドット形成要素のうちの少なくとも一部を駆動してドットの記録を行い、
前記主走査の方向に沿って設けられた支持部によって前記ドット記録ヘッドと向かい合うように支持された前記印刷媒体を、前記主走査の方向と交わる方向に搬送し、
前記ドット記録装置は、
前記印刷媒体の前記主走査方向における一方の端を第1の端、前記第1の端に対してもう一方の端を第2の端、前記印刷媒体の搬送方向における下流側の端を第3の端、上流側の端を第4の端とする場合に、前記印刷データを、前記第1、第2、第3および第4の端を超える広さの領域に記録し、
前記領域のうち前記主走査方向において前記印刷媒体の搬送に誤差がない場合の位置の前記印刷媒体の前記第1の端を超えて前記第1の端から前記領域の端までの寸法、前記領域のうち前記主走査方向において前記印刷媒体の搬送に誤差がない場合の位置の前記印刷媒体の前記第2の端を超えて前記第2の端から前記領域の端までの寸法、および前記領域のうち前記印刷媒体の搬送方向において前記印刷媒体の搬送に誤差がない場合の位置の前記印刷媒体の前記第3の端を超えて前記第3の端から前記領域の端までの寸法よりも、前記領域のうち前記印刷媒体の搬送方向において前記印刷媒体の搬送に誤差がない場合の位置の前記印刷媒体の前記第4の端を超えて前記第4の端から前記領域の端までの寸法を大きくするように記録する、ドット記録装置。
-
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