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JP4170806B2 - Multilayer coating film forming method, multilayer coating film and article - Google Patents

Multilayer coating film forming method, multilayer coating film and article Download PDF

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JP4170806B2
JP4170806B2 JP2003074291A JP2003074291A JP4170806B2 JP 4170806 B2 JP4170806 B2 JP 4170806B2 JP 2003074291 A JP2003074291 A JP 2003074291A JP 2003074291 A JP2003074291 A JP 2003074291A JP 4170806 B2 JP4170806 B2 JP 4170806B2
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Nippon Paint Co Ltd
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複層塗膜形成方法、複層塗膜及び物品に関する。
【0002】
【従来の技術】
上塗り塗色の多色化とニーズに対応するために、鱗片状のマイカ顔料を含有する塗料により形成されるパール塗膜が年々増えてきている。例えば、着色ベースコート、酸化チタンで被覆された鱗片状雲母粉末を配合してなるホワイトパール調又はシルバーパール調のベースコート及びクリヤーコートをウエットオンウエットで塗装し、塗膜を同時に架橋硬化せしめることを特徴とする複層塗膜形成法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
更に、有機アマイドを含有するカラーベース塗料、光輝材を含有した光輝材含有ベース塗料及びクリヤー塗料を順次塗装し、積層塗膜を形成する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0004】
しかしながら、このような従来から行われている複層塗膜形成方法により塗膜を形成すると、ハイライト位置から見た場合には、外部から入射する光に対し、干渉マイカ顔料は真珠調光沢が発現するが、シェード位置からの見え方では、強烈な補色が発生し、意匠性が低下するという問題点を有している。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−164358号公報(第2頁)
【特許文献2】
特開平11−114489号公報(第2頁)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記現状に鑑み、干渉色による意匠性を極力阻害することなく、シェード部での補色を抑制することができる複層塗膜形成方法及び複層塗膜を有する物品を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、下塗り塗膜及び中塗り塗膜を形成した基材上に、着色顔料を含有するカラーベース塗料、干渉マイカ顔料を含有するマイカベース塗料及びクリヤー塗料を順次塗装する複層塗膜形成方法であって、上記マイカベース塗料は、表面にアルミナ及び/又はジルコニアからなる被膜が形成された平均粒子径0.01〜0.1μmである微粒子酸化チタンを含有するものであり、上記微粒子酸化チタンは、マイカベース塗料中の干渉マイカ顔料100質量部に対して、0.1〜10.0質量部含有されていることを特徴とする複層塗膜形成方法である。
【0009】
本発明は、上記複層塗膜形成方法により形成されることを特徴とする複層塗膜である。
本発明はまた、上記複層塗膜を有することを特徴とする物品でもある。
以下、本発明を詳細に説明する。
【0010】
本発明の複層塗膜形成方法は、下塗り塗膜及び中塗り塗膜を形成した基材上に、着色顔料を含有するカラーベース塗料、干渉マイカ顔料を含有するマイカベース塗料及びクリヤー塗料を順次塗装する方法である。
【0011】
本発明の複層塗膜形成方法において、上記マイカベース塗料は、表面にアルミナ及び/又はジルコニアからなる被膜が形成された平均粒子径0.01〜0.1μmである微粒子酸化チタンを含有するものである。アルミナ及び/又はジルコニアからなる被膜が形成された特定の平均粒子径の微粒子酸化チタンを含有することにより、シェード部での補色を抑制することができる。
【0012】
着色顔料を含有するカラーベース塗料、干渉マイカ顔料を含有するマイカベース塗料及びクリヤー塗料を順次塗装して形成される複層塗膜は、干渉マイカ顔料による光の干渉が起こるため、二色性を有するものとなる。従って、ハイライト位置から見た場合には、二酸化チタン膜の膜厚によって、シルバー、イエロー、レッド、ブルー、グリーン等の干渉色が見られるが、シェード位置からの見た場合には、これらの干渉色の補色が見られることになる。本発明におけるマイカベース塗料は、上記微粒子酸化チタンを含有するものであるため、シェード部での補色を抑制することができる。補色が抑制されという効果が発現するメカニズムは明らかではないが、形成されるマイカベース塗膜中に含まれる微粒子酸化チタンによって、補色に対応する波長の光が散乱、吸収されるためではないかと推察される。
【0013】
上記微粒子酸化チタンは、平均粒子径が下限0.01μm、上限0.1μmである。0.01μm未満であると、隠蔽性が劣る場合が生じる。0.1μmを超えると、シェード部での補色を充分に抑制することができないおそれがあり、また、干渉マイカ顔料による干渉色が阻害されるおそれもある。上記下限は、0.02μmであることがより好ましく、0.03μmであることが更に好ましい。上記上限は、0.07μmであることがより好ましく、0.05μmであることが更に好ましい。
【0014】
上記微粒子酸化チタンは、表面にアルミナ及び/又はジルコニアからなる被膜が形成されたものである。表面にアルミナ及び/又はジルコニアからなる被膜を形成する方法としては特に限定されず、従来公知の酸化チタンの表面処理により行うことができる。酸化チタンの表面処理を行うことにより、酸化チタンのラジカル発生が抑制され、耐光劣化性が向上する効果がある。
【0015】
上記微粒子酸化チタンの市販品としては、表面にアルミナ及び/又はジルコニアからなる被膜が形成された平均粒子径0.01〜0.1μmであるものであれば、特に限定されず、例えば、マイクロチタンMT−500HD(テイカ社製)、タイペークTTO−55D(石原産業社製)等を挙げることができる。これらは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
【0016】
上記マイカベース塗料において、上記微粒子酸化チタンは、上記マイカベース塗料中の干渉マイカ顔料100質量部に対して、下限0.1質量部、上限10.0質量部含有されていることが好ましい。0.1質量部未満であると、シェード部での補色を充分に抑制することができないおそれがあり、10.0質量部を超えると、白度が増加するおそれがある。上記下限は、0.5質量部であることがより好ましく、1.0質量部であることが更に好ましい。上記上限は、9.0質量部であることがより好ましく、7.0質量部であることが更に好ましい。
【0017】
上記マイカベース塗料において、上記微粒子酸化チタンは、顔料濃度(PWC)で、下限0.01質量%、上限1.0質量%含有されていることが好ましい。0.01質量%未満であると、シェード部での補色を充分に抑制することができないおそれがあり、1.0質量%を超えると、白度が増加するおそれがある。上記下限は、0.02質量%であることがより好ましく、0.03質量%であることが更に好ましい。上記上限は、0.9質量%であることがより好ましく、0.8質量%であることが更に好ましい。
【0018】
本発明の複層塗膜形成方法は、先ず、第一工程として、下塗り塗膜及び中塗り塗膜を形成した基材上に、着色顔料を含有するカラーベース塗料を塗装し、カラーベース塗膜を形成するものである。
【0019】
上記カラーベース塗料は、着色顔料、塗膜形成性樹脂及び硬化剤、必要に応じて有機アマイド及び架橋樹脂粒子等が含まれるものである。
上記カラーベース塗料に含有される着色顔料としては、有機系、無機系の各種着色顔料及び体質顔料等を挙げることができる。
【0020】
上記着色顔料としては、例えば、有機系のアゾレーキ系顔料、不溶性アゾ系顔料、縮合アゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、インジゴ顔料、ペリノン系顔料、ペリレン系顔料、ジオキサジン系顔料、キナクリドン系顔料、イソインドリノン系顔料、金属錯体顔料等、無機系の黄鉛、黄色酸化鉄、ベンガラ、カーボンブラック、二酸化チタン等、また体質顔料としては、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、クレー、タルク等が用いられる。
【0021】
上記カラーベース塗料の着色顔料として白色系顔料、例えば、二酸化チタン等が主として用いられる。上記白色系顔料の含有量は、下限30質量%、上限75質量%の顔料濃度(PWC)で含有することが好ましい。30質量%未満であると、下地隠蔽性が低下し、75質量%を超えると、外観が低下する。上記下限は、45質量%であることがより好ましく、上記上限は、65質量%であることがより好ましい。白系顔料を上記範囲で含有することで、マンセル値でN7〜N9.5の、いわゆるホワイトカラーベース塗膜を形成することができる。
【0022】
上記カラーベース塗料の塗膜形成樹脂及び硬化剤としては、例えば、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、フッ素系樹脂等の塗膜形成樹脂と、アミノ樹脂及び/又はブロックポリイソシアネート化合物等の硬化剤が用いられる。塗料中におけるこれらの好ましい固形分含有量は、製造時30〜70質量%、塗布時10〜50質量%の範囲である。
【0023】
上記カラーベース塗料に含有される有機アマイドは、チクソトロピー性を付与するための粘性制御剤として一般に知られているものを挙げることができる。具体的には、脂肪酸アマイドが挙げられ、市販品として入手可能なものとしては、粉末状態のものやペースト状態のものが知られている。このペースト状態のものは、一般にキシレンやアルコール等の溶剤によって希釈されている。
【0024】
上記脂肪酸アマイドの一例としてジアマイドやポリアマイドを挙げることができる。ジアマイドは、ジアミンに水酸基含有脂肪酸を反応させることにより得られる化合物である。また、ポリアマイドは、多塩基カルボン酸とジアミンと水酸基含有脂肪酸を反応させて得られる化合物である。数平均分子量(Mn)は1000〜2000のものが一般的である。
【0025】
上記カラーベース塗料中の有機アマイドの含有量は、塗料中の樹脂固形分100質量部に対して、下限0.1質量部、上限10質量部であることが好ましい。0.1質量部未満であると、艶感や色感等の塗膜外観が低下する場合がある。10質量部を超えると、塗膜に肌荒れが生じ、塗膜性能が低下する場合がある。上記下限は、0.3質量部であることがより好ましく、0.5質量部であることが更に好ましい。上記上限は、5質量部であることがより好ましく、3質量部であることが更に好ましい。
【0026】
一方、本発明においてカラーベース塗料に用いる架橋樹脂粒子としては、粘性制御剤として一般に知られているものが使用できるが、例えば、NAD(NonAqueous Dispersion)と言われる樹脂粒子を使用することができる。この例として、色材、48巻(1975)第28頁〜第34頁中に記載されているNAD塗料に用いられる樹脂粒子を挙げることができる。また、特開昭53−133236号公報に開示されている重合性樹脂粒子を、本発明における架橋樹脂粒子として用いることができる。
【0027】
上記架橋樹脂粒子のなかでも、塗膜化した場合に光沢、発色性に影響を及ぼさないものが好ましく、極性基の相互作用を利用する非架橋又は架橋型の樹脂又は粒子が更に好ましい。最も好ましいのは、両性イオン基を有するポリエステル樹脂の存在下にモノマーを重合させて得られるものである。
【0028】
このような架橋樹脂粒子としては、有機溶剤に不溶で、平均粒子径が0.02〜0.5μmのものを挙げることができる。0.5μmを超えると、安定性が低下する。また、上記架橋樹脂粒子は、両イオン性基を分子内に有する単量体を多価アルコール成分のひとつとして合成したアルキド樹脂又はポリエステル樹脂等の乳化能を有する樹脂と、重合開始剤との存在下に、水性媒体中でエチレン性不飽和モノマーを乳化重合させることにより得られるものが好ましい。
【0029】
上記乳化重合の方法により得られる上記架橋樹脂粒子は、一般にエマルション樹脂に含有され、塗膜化したときに性能を低下させるような低分子乳化剤又は保護コロイドを含まず、しかも分子内に2個以上のラジカル重合可能なエチレン性不飽和基を有するモノマーを共重合することにより架橋されているので、塗膜の耐水性、耐溶剤性及び光沢等が優れている。
【0030】
上記カラーベース塗料中における架橋樹脂粒子の含有量は、樹脂固形分100質量部に対して、下限2質量部、20質量部であることが好ましい。架橋樹脂粒子の含有量が少なすぎると、艶感や色感等の塗膜外観が低下する場合がある。また架橋樹脂粒子の含有量が多すぎると、塗膜に肌荒れが生じ、塗膜性能が低下する場合がある。上記下限は、4質量部であることがより好ましく、6質量部であることが更に好ましい。上記上限は、17質量部であることがより好ましく、15質量部であることが更に好ましい。
【0031】
本発明において、カラーベース塗料に架橋樹脂粒子を含有させる場合、有機アマイドと架橋樹脂粒子との配合割合は、有機アマイド/架橋樹脂粒子の固形分の比率で、1/50〜1.5/1であることが好ましく、より好ましくは1/20〜1/1である。配合割合における有機アマイドの量が少ないと、塗膜外観における艶感や色感等が低下する場合がある。また、配合割合における有機アマイドの量が多すぎると、塗膜性能が低下する場合がある。
【0032】
また、有機アマイドと架橋樹脂粒子の合計の含有量は、カラーベース塗料中の樹脂固形分100質量部に対し、下限2質量部、上限30質量部であることが好ましい。2質量部未満であると、塗膜外観における艶感や色感が低下する場合があり、30質量部を超えると、塗膜に肌荒れを生じ、塗膜性能が低下する場合がある。上記下限は、4質量部であることがより好ましく、6質量部であることが更に好ましい。上記上限は、20質量部であることがより好ましく、16質量部であることが更に好ましい。
【0033】
また、本発明において、カラーベース塗料には、所望により、その他の添加剤を含有させることができる。上記添加剤としては、例えば、シリコーン及び有機高分子のような表面調整剤、紫外線吸収剤、ヒンダードアミン、ヒンダードフェノール等を挙げることができる。
【0034】
上記カラーベース塗料中の全顔料濃度(PWC)は、下限3質量%、上限70質量%であることが好ましい。70質量%を超えると、塗膜外観が低下する。上記下限は、4質量%であることがより好ましく、5質量%であることが更に好ましい。上記上限は、65質量%であることがより好ましく、60質量%であることが更に好ましい。
【0035】
本発明に用いられるカラーベース塗料は、一般には溶液型のものが好ましく用いられ、溶液型であれば有機溶剤型、水性型(水溶性、水分散性、エマルション)、非水分散型のいずれでもよい。
【0036】
本発明に用いられる塗料組成物の製造方法は、後述するものを含めて、特に限定されず、顔料等の配合物をニーダー又はロール等を用いて混練、分散する等の当業者に周知の方法を用いることができる。
【0037】
上記カラーベース塗料を、上記下塗り塗膜及び中塗り塗膜を形成した基材上に塗装する場合には、意匠性を高めるためにエアー静電スプレー塗装による多ステージ塗装、好ましくは2ステージで塗装するか、又は、エアー静電スプレー塗装と、通称「μμ(マイクロマイクロ)ベル」、「μ(マイクロ)ベル」、「メタベル」等と言われる回転霧化式の静電塗装機とを組み合わせた塗装方法により塗膜を形成することができる。
【0038】
本発明におけるカラーベース塗料による塗装時の塗膜の膜厚は所望の用途により変化するが、多くの場合30〜60μmが有用である。30μm未満であると、下地が隠蔽できず膜切れが発生するおそれがあり、60μmを超えると、鮮映性が低下したり、塗装時にムラ、流れ等の不具合が起こることがある。また、カラーベース塗膜の乾燥膜厚は、通常、20〜40μmである。20μm未満であると、平滑性、隠蔽性の不具合が発生するおそれがあり、40μmを超えると、ムラ、流れ等の不具合が起こることがある。
【0039】
上述のようにカラーベース塗料が塗装された後、未硬化の状態でマイカベース塗料を塗装することもできるが、上記カラーベース塗膜を硬化させる場合には、硬化温度は、下限100℃、上限180℃であることが好ましい。100℃未満であると、硬化が充分でない場合があり、180℃を超えると、塗膜が固く脆くなる場合がある。上記下限は、120℃であることがより好ましく、上記上限は、160℃であることがより好ましい。このような範囲に設定することで高い架橋度の硬化塗膜を得られる。硬化時間は、硬化温度により変化するが、120〜160℃で10〜30分が適当である。
【0040】
本発明の複層塗膜形成方法は、第二の工程として、上述のように形成されたカラーベース塗膜上に、干渉マイカ顔料を含有するマイカベース塗料を塗装し、マイカベース塗膜を形成するものである。
【0041】
本発明の複層塗膜形成方法において、マイカベース塗膜の形成にはマイカベース塗料が用いられる。
上記マイカベース塗料は、上述の微粒子酸化チタン以外に、干渉マイカ顔料、塗膜形成性樹脂及び硬化剤、必要に応じて架橋樹脂粒子等を含有するものである。
【0042】
上記干渉マイカ顔料は、マイカ顔料の表面に、金属酸化物をコーティングしたもので、コーティング層の厚みによって、様々な干渉色を有するものである。
上記干渉マイカ顔料としては、通常メタリック塗料に用いられるものを挙げることができる。形状は特に限定されないが、例えば、鱗片状のものが好ましく、平均粒径(D50)が2〜50μmであり、かつ、厚さが0.1〜3μmであるものが適している。
【0043】
上記干渉マイカ顔料は、マイカ顔料の表面に、TiO、SnO、ZrO、Fe、ZnO、Cr、V等及びそれらの含水物等の金属酸化物をコーティングしたマイカ顔料で、真珠箔状、金属様かつ玉虫色効果を有する上に、金属酸化物種とそのコーティング層の厚みが奏する色感をもたらすものである。なかでも、二酸化チタン、酸化鉄等の金属酸化物を均一に被覆したものが、好適に用いられる。
【0044】
例えば、グリーンの干渉色を有する干渉マイカ顔料として、メルクジャパン社製「イリオジン ウルトラ 7235 W2」(商品名)、ブルーの干渉色を有する干渉マイカとして、メルクジャパン社製「イリオジン ウルトラ 7225 W2」(商品名)、エローの干渉色を有する干渉マイカとして、メルクジャパン社製「イリオジン ウルトラ 7205 W2」(商品名)等を挙げることができる。また、上記干渉マイカ顔料として、干渉光を有するアルミナフレークを用いることもできる。
【0045】
上記マイカベース塗料において、上記干渉マイカ顔料の顔料濃度(PWC)は、一般的に18.0質量%以下である。18.0質量%を超えると、塗膜外観を低下させる場合がある。上記干渉マイカ顔料の顔料濃度の下限は、0.01質量%であることが好ましい。また、上限は、17.0質量%であることがより好ましく、16.0質量%であることが更に好ましい。
【0046】
上記マイカベース塗料は、上記干渉マイカ顔料以外のマイカ顔料を含有してもよい。上記干渉マイカ顔料以外のマイカ顔料としては、例えば、ホワイトマイカ顔料として、メルクジャパン社製「イリオジン 103 W2」(商品名)、日本光研社製「パールグレイスSME 90−9」(商品名)等を挙げることができる。
【0047】
上記マイカベース塗料に含有される塗膜形成性樹脂としては特に限定されず、例えば、上述のカラーベース塗料の記載で挙げたものを使用できる。なお、上記マイカベース塗料を水性型塗料で用いる場合には、米国特許第5151125号、同5183504号等に具体的に説明されている塗膜形成性樹脂を用いることができる
【0048】
また、上記マイカベース塗料は、塗装作業性を確保するために、架橋樹脂粒子が添加されていることが好ましい。上記マイカベース塗料に使用される架橋樹脂粒子としては、例えば、上述のカラーベース塗料の記載で挙げたものを使用することができる。
【0049】
上記マイカベース塗料中の架橋樹脂粒子の添加量は、塗料組成物の樹脂固形分100質量部に対して、下限0.01質量部、上限10質量部であることが好ましい。0.1質量部未満であると、粘性制御効果が得られず、層間でなじみや反転をおこす原因となる。10質量部を超えると、外観が低下するおそれがある。上記下限は、0.02質量部であることがより好ましく、0.03質量部であることが更に好ましい。上記上限は、8質量部であることがより好ましく、6質量部であることが更に好ましい。
【0050】
上記マイカベース塗料の全固形分量は、下限10質量%、上限60質量%であることが好ましい。上記下限は、15質量%であることがより好ましく、上記上限は、55質量%であることがより好ましい。
【0051】
本発明で用いるマイカベース塗料の塗料形態としては、有機溶剤型、水性型(水溶性、水分散性、エマルション)、非水分散型のいずれでもよく、また必要により、硬化触媒、紫外線吸収剤、酸化防止剤、表面調製剤等を用いることができる。
【0052】
上記マイカベース塗膜は、上述のように形成された硬化したカラーベース塗膜上に、上記マイカベース塗料を塗装するか、又は、未硬化のカラーベース塗膜上に、ウエットオンウエット塗装で、マイカベース塗料を塗装することによって形成することができる。
【0053】
上記マイカベース塗料は、上記カラーベース塗料と同様に、μμベル、μベル等の回転霧化式の静電塗装機により塗装することができ、形成されるマイカベース塗膜の乾燥膜厚は、10〜30μmであることが好ましい。
【0054】
本発明の複層塗膜形成方法は、第三の工程として、上述のようにして形成されるマイカベース塗膜上に、クリヤー塗料を塗装することによりクリヤー塗膜を形成するものである。
上記クリヤー塗料は、塗膜形成性樹脂及び硬化剤等を含有するものである。
【0055】
上記クリヤー塗料の塗膜形成性樹脂としては特に限定されず、例えば、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂等の塗膜形成性樹脂を利用することができ、これらはアミノ樹脂及び/又はブロックイソシアネート樹脂等の硬化剤と組み合わせて用いられる。透明性又は耐酸エッチング性等の点から、アクリル樹脂及び/又はポリエステル樹脂とアミノ樹脂との組み合わせ、又は、カルボン酸・エポキシ硬化系を有するアクリル樹脂及び/又はポリエステル樹脂等を挙げることができる。
【0056】
上記クリヤー塗料中の固形分含有量は、下限20質量%、上限60質量%であることが好ましく、上記下限は35質量%であることがより好ましく、上記上限は55質量%であることがより好ましい。また、塗装時の固形分含有量は、下限10質量%、上限50質量%であることが好ましく、上記下限は20質量%であることがより好ましく、上記上限は50質量%であることがより好ましい。
【0057】
上記クリヤー塗料は、通常、マイカベース塗料を塗装後、未硬化の状態で塗装する、いわゆるウエットオンウエットで塗膜が形成されるため、ここで生じる層間のなじみや反転、又は、タレ等の防止のため、上述した架橋樹脂粒子を含有することが好ましい。
【0058】
上記クリヤー塗料の架橋樹脂粒子の含有量は、クリヤー塗料組成物の樹脂固形分100質量部に対して、下限0.01質量部、上限10質量部であることが好ましい。0.1質量部未満であると、粘性制御効果が得られず、タレ等の不具合をおこす原因となる。10質量部を超えると、外観が低下するおそれがある。上記下限は、0.02質量部であることがより好ましく、0.03質量部であることが更に好ましい。上記上限は、8質量部であることがより好ましく、6質量部であることが更に好ましい。
【0059】
本発明で用いるクリヤー塗料の塗料形態としては、有機溶剤型、水性型(水溶性、水分散性、エマルション)、非水分散型、粉体型のいずれでもよく、また必要により、硬化触媒、表面調製剤等を用いることができる。
【0060】
上記クリヤー塗膜は、通常、上述のように形成された未硬化のマイカベース塗膜上に、ウエットオンウエット塗装で、クリヤー塗料を塗装することによって形成される。なお、硬化したマイカベース塗膜上に塗装してもよい。
【0061】
上記クリヤー塗膜は、上記マイカベース塗膜に含まれる光輝性顔料に起因する凹凸、チカチカ等を平滑にし、保護するために形成される。塗装方法として具体的には、先に述べたμμベル、μベル等の回転霧化式の静電塗装機により塗膜形成することが好ましい。
【0062】
上記クリヤー塗料により形成されるクリヤー塗膜の乾燥膜厚は、一般に、下限10μm、上限70μmが好ましい。10μm未満であると、下地の凹凸が隠蔽できないおそれがあり、70μmを超えると、塗装時にワキ、タレ等の不具合が起こることもある。上記下限は、20μmであることがより好ましく、上記上限は、50μmであることがより好ましい。
【0063】
上記クリヤー塗膜の塗装後、塗膜を硬化させる硬化温度は、下限100℃、上限180℃であることが好ましい。100℃未満であると、硬化が充分でないおそれがあり、180℃を超えると、塗膜が固く脆くなるおそれがある。上記下限は、120℃であることがより好ましく、160℃であることが更に好ましい。硬化時間は、硬化温度により変化するが、120℃〜160℃で10〜30分が適当である。
【0064】
なお、積層された塗膜を3コート1ベークで、硬化させてもよい。この場合、上記カラーベース塗料、上記マイカベース塗料を水性型塗料で用いる場合には、良好な仕上がり塗膜を得るために、それぞれ形成した後に塗膜を60〜100℃で2〜10分間加熱しておくことが望ましい。
【0065】
本発明で形成される複層塗膜の膜厚は、通常、下限30μm、上限300μmである。30μm未満であると、膜自体の強度が低下するおそれがあり、300μmを超えると、冷熱サイクル等の膜物性が低下するおそれがある。上記下限は、50μmであることがより好ましく、上記上限は、250μmであることがより好ましい。
【0066】
本発明の複層塗膜形成方法において、被塗物は、下塗り塗膜及び中塗り塗膜を形成した基材である。
上記基材としては特に限定されず、例えば、木、金属、ガラス、布、プラスチック、発泡体等、特に金属表面、鋳造物に有利に用いることができるが、カチオン電着塗装可能な金属製品に対し、特に好適に使用できる。
【0067】
上記金属製品としては特に限定されず、例えば、鉄、銅、アルミニウム、スズ、亜鉛等、これらの金属を含む合金を挙げることができる。具体的には、乗用車、トラック、オートバイ、バス等の自動車車体及び部品を挙げることができる。これらの金属は予めリン酸塩、クロム酸塩等で化成処理されたものが特に好ましい。
【0068】
本発明の複層塗膜形成方法において、上記下塗り塗膜を形成する電着塗料としては、カチオン型及びアニオン型を使用できるが、カチオン型電着塗料組成物が防食性において優れた複層塗膜を与える。
【0069】
本発明の複層塗膜形成方法において、上記中塗り塗膜は、下地欠陥を隠蔽し、上塗り塗装後の表面平滑性を確保(外観向上)し、塗膜物性(耐衝撃性、耐チッピング性等)を付与するためのものである。この中塗り塗膜を形成するには中塗り塗料が用いられ、この中塗り塗料は、有機系、無機系の各種着色顔料、体質顔料等、塗膜形成性樹脂及び硬化剤等を含む。
【0070】
上記中塗り塗料に用いられる着色顔料としては、例えば、上述のカラーベース塗料で記載したものが用いられる。更に、アルミニウム粉、グラファイト粉等の扁平顔料を添加してもよい。
【0071】
上記中塗り塗料は、標準的には、カーボンブラックと二酸化チタンを主要顔料としたグレー系中塗り塗料が用いられる。更に、セットグレーや各種の着色顔料を組み合わせた、いわゆるカラー中塗り塗料を用いることもできる。
【0072】
上記中塗り塗料に用いられる塗膜形成性樹脂としては特に限定されず、例えば、上述のカラーベース塗料で記載したものが用いられる。顔料分散性、作業性の点から、アルキド樹脂及び/又はポリエステル樹脂とアミノ樹脂との組み合わせが好ましい。
【0073】
上記下塗り塗膜が形成された基材上へ中塗り塗料が塗装された後、未硬化の状態でも用いることができるが、上記中塗り塗膜を硬化させる場合には、硬化温度は、下限100℃、上限180℃であることが好ましい。100℃未満であると、硬化が充分でないおそれがあり、180℃を超えると、塗膜が固く脆くなるおそれがある。上記下限は、120℃であることがより好ましく、上記上限は、160℃であることがより好ましい。これにより、高い架橋度の硬化塗膜を得られる。硬化時間は硬化温度により変化するが、120〜160℃で10〜30分が適当である。
【0074】
上記複層塗膜形成方法により形成される複層塗膜は、干渉色による意匠性を極力阻害することなく、シェード部の補色を抑制することができるものである。このような複層塗膜も本発明の1つである。また、上記複層塗膜を有する物品も本発明の1つである。
【0075】
本発明の複層塗膜形成方法は、表面にアルミナ及び/又はジルコニアからなる被膜が形成された平均粒子径0.01〜0.1μmである微粒子酸化チタンを含有するマイカベース塗料を用いるものであるため、干渉色による意匠性を極力阻害することなく、シェード部の補色を抑制することができる複層塗膜を形成することができる。従って、上記複層塗膜形成方法は、優れた外観等を有する複層塗膜を形成することができる方法であり、自動車車体及び部品等に好適に適用することができるものである。
【0076】
【実施例】
以下本発明について実施例を掲げて更に詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。また実施例中、「部」は特に断りのない限り「質量部」を意味する。
【0077】
製造例1 カラーベース塗料の製造
下記に示す配合で、ホワイトカラーベース塗料を製造した。
チタンR−61 21.00部
(堺化学工業社製二酸化チタン)
TAROX合成酸化鉄LL−XLO 0.10部
(東洋インキ社製酸化鉄)
B−34 6.00部
(堺化学工業社製硫酸バリウム)
熱硬化性アクリル樹脂 30.30部
(日本ペイント社製、水酸基価45、酸価15、数平均分子量21000、固形分50%)
ユーバン20N60 10.80部
(三井化学社製ブチル化メラミン樹脂、固形分60%)
アクリル系表面調整剤 0.20部
架橋樹脂粒子 16.00部
(日本ペイント社製構造粘性付与剤、固形分20%)
n−ブタノール 2.70部
キシロール 4.00部
合計 91.10部
【0078】
製造例2 マイカベース塗料1の製造
下記に示す配合(PWC8%、干渉マイカ顔料100部に対し、微粒子酸化チタンを1.25部含有する)で、マイカベース1塗料を製造した。
シラリックT60−10WNTクリスタルシルバー 1.34部
(メルクジャパン社製 干渉マイカ顔料、平均粒径18μm)
シラリックT60−23WNTギャラクシーブルー 1.34部
(メルクジャパン社製 干渉マイカ顔料、平均粒径18μm)
マイクロチタンMT−500HD 0.03部
(テイカ社製微粒子酸化チタン、平均粒径0.03μm)
熱硬化性アクリル樹脂 43.00部
(日本ペイント社製、水酸基価45、酸価15、数平均分子量21000、固形分50%)
ユーバン20N60 15.40部
(三井化学社製ブチル化メラミン樹脂、固形分60%)
SIPERNAT 22LS 1.54部
(デグサ社製のコロイダルシリカ、固形分20%)
アクリル系表面調整剤 0.20部
架橋樹脂粒子 14.00部
(日本ペイント社製構造粘性付与剤、固形分20%)
n−ブタノール 4.20部
キシロール 4.13部
トルエン 12.82部
合計 98.00部
【0079】
製造例3 マイカベース塗料2の製造
マイクロチタンMT−500HDの配合量を0.09部にした以外は、製造例2と同様にしてマイカベース塗料2を調製した。
【0080】
製造例4 マイカベース塗料3の製造
マイクロチタンMT−500HDの配合量を0.15部にした以外は、製造例2と同様にしてマイカベース塗料3を調製した。
【0081】
製造例5 マイカベース塗料4の製造
マイクロチタンMT−500HDを配合しなかった以外は、製造例2と同様にしてマイカベース塗料4を調製した。
【0082】
実施例1 複層塗膜形成方法
リン酸亜鉛処理した厚さ0.8cm、20cm×30cmのダル鋼板に、カチオン電着塗料「パワートップU−50」(日本ペイント社製)を、乾燥膜厚が20μmとなるように電着塗装し、160℃で30分間焼き付けた。次に、得られた電着塗膜上に、グレー色の中塗り塗料「オルガP−2グレー」(日本ペイント社製、ポリエステル・メラミン樹脂系塗料)を、乾燥膜厚が30μmとなるようにスプレー塗装し、140℃で20分間焼き付け中塗り塗膜を作成した。
【0083】
得られた中塗り塗膜上に、上記製造例1のカラーベース塗料を、乾燥膜厚が30μmとなるように、静電塗装し、140℃で20分間焼き付けカラーベース塗膜を作成した。
【0084】
更に、上記製造例2のマイカベース塗料1を、乾燥膜厚が15μmとなるように、同様に静電塗装した。次に、7分間のセッテイングの後、更にウエットオンウエットで、クリヤー塗料「スーパーラック O−1810クリヤー」(日本ペイント社製、酸・エポキシ硬化型アクリル樹脂系塗料)を、乾燥膜厚が30μmとなるように、回転霧化型静電塗装した。140℃で20分間焼き付け、評価用塗膜を作成した。
【0085】
実施例2
マイカベース塗料1の代わりに、マイカベース塗料2を用いた以外は、実施例1と同様にして評価用塗膜を作成した。
【0086】
実施例3
マイカベース塗料1の代わりに、マイカベース塗料3を用いた以外は、実施例1と同様にして評価用塗膜を作成した。
【0087】
比較例1
マイカベース塗料1の代わりに、マイカベース塗料4を用いた以外は、実施例1と同様にして評価用塗膜を作成した。
【0088】
〔評価〕
(b値)
それぞれの評価用塗膜のハイライト部、シェード部のb値を、エックスライトMA68II(エックスライト社製マルチアングル分光測色計)によって測定した。観察条件D65光源10°視野で、測定角15°、25°、45°、75°、110°で測定した。結果を表1に示した。
【0089】
(目視)
それぞれの評価用塗膜のシェード部の補色を以下の基準により、目視で評価した。
○:ハイライトの干渉色に対するシェード部での補色を感じない。
△:ハイライトの干渉色に対するシェード部での補色を若干感じる。
×:ハイライトの干渉色に対するシェード部での補色を非常に強く感じる。
【0090】
【表1】

Figure 0004170806
【0091】
表1から、マイクロチタンMT−500HD(微粒子酸化チタン)の配合量の増加とともに、シェード部での補色(黄味)が低減する傾向があることが明らかとなった。また、マイクロチタンMT−500HDを配合しても、ハイライト部での干渉色は、ほとんど阻害されることがなかった。目視による評価でも実施例により得られたものは、シェード部での補色(黄味)が抑制されていることが明らかとなった。
【0092】
【発明の効果】
本発明の複層塗膜形成方法は、上述の構成よりなるので、干渉色による意匠性を極力阻害することなく、シェード部の補色を抑制することができるものである。従って、自動車及び部品等に好適に適用することによって、シェード部での補色を抑制することができ、新規な塗色を設計できることが示唆された。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の複層塗膜の構造を示す断面図の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 クリヤー塗膜
2 マイカベース塗膜
3 カラーベース塗膜
4 中塗り塗膜
5 下塗り塗膜
6 基材(鋼板)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for forming a multilayer coating film, a multilayer coating film, and an article.
[0002]
[Prior art]
In order to meet the needs of multicolored top coat colors and needs, the number of pearl coating films formed from paints containing scaly mica pigments is increasing year by year. For example, a white pearl-like or silver pearl-like base coat and clear coat composed of a colored base coat and scaly mica powder coated with titanium oxide are applied with wet-on-wet, and the coating film is simultaneously crosslinked and cured. Has been proposed (for example, see Patent Document 1).
[0003]
Furthermore, there has been proposed a method in which a color base paint containing an organic amide, a glitter material-containing base paint containing a glitter material, and a clear paint are sequentially applied to form a laminated coating film (see, for example, Patent Document 2).
[0004]
However, when a coating film is formed by such a conventional method for forming a multilayer coating film, the interference mica pigment has a pearly luster with respect to light incident from the outside when viewed from the highlight position. Although it appears, there is a problem that, when viewed from the shade position, intense complementary colors are generated and the design properties are lowered.
[0005]
[Patent Document 1]
JP-A-8-164358 (2nd page)
[Patent Document 2]
JP-A-11-114489 (2nd page)
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
In view of the above situation, the present invention provides a multilayer coating film forming method and an article having a multilayer coating film capable of suppressing complementary color in a shade portion without hindering the design properties due to interference colors as much as possible. It is intended.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The present invention relates to a method for forming a multilayer coating film in which a color base paint containing a color pigment, a mica base paint containing an interference mica pigment, and a clear paint are sequentially applied onto a substrate on which an undercoat film and an intermediate coat film are formed. The mica base coating contains fine titanium oxide having an average particle diameter of 0.01 to 0.1 μm and having a coating film made of alumina and / or zirconia on the surface.The fine particle titanium oxide is contained in an amount of 0.1 to 10.0 parts by mass with respect to 100 parts by mass of the interference mica pigment in the mica base paint.A method for forming a multi-layer coating film.
[0009]
The present invention is a multilayer coating film formed by the above-described multilayer coating film forming method.
The present invention is also an article characterized by having the multilayer coating film.
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
[0010]
The multi-layer coating film forming method of the present invention is such that a color base paint containing a colored pigment, a mica base paint containing an interference mica pigment, and a clear paint are sequentially applied onto a substrate on which an undercoat film and an intermediate coat film are formed. It is a method to do.
[0011]
In the method for forming a multilayer coating film according to the present invention, the mica-based paint contains fine titanium oxide having an average particle diameter of 0.01 to 0.1 μm on the surface of which a film made of alumina and / or zirconia is formed. It is. By including fine particle titanium oxide having a specific average particle diameter on which a film made of alumina and / or zirconia is formed, complementary color in the shade portion can be suppressed.
[0012]
A multi-layer coating film formed by sequentially applying a color base paint containing a colored pigment, a mica base paint containing an interference mica pigment, and a clear paint has dichroism because light interference occurs due to the interference mica pigment. It will be a thing. Therefore, when viewed from the highlight position, interference colors such as silver, yellow, red, blue, and green can be seen depending on the film thickness of the titanium dioxide film. A complementary color of the interference color will be seen. Since the mica base paint in the present invention contains the fine particle titanium oxide, it is possible to suppress complementary colors in the shade portion. The mechanism of the effect of suppressing complementary color is not clear, but it is presumed that light of the wavelength corresponding to the complementary color is scattered and absorbed by the fine titanium oxide contained in the formed mica base coating film. Is done.
[0013]
The fine particle titanium oxide has an average particle size of a lower limit of 0.01 μm and an upper limit of 0.1 μm. When the thickness is less than 0.01 μm, the concealability may be inferior. If it exceeds 0.1 μm, the complementary color at the shade portion may not be sufficiently suppressed, and the interference color by the interference mica pigment may be inhibited. The lower limit is more preferably 0.02 μm, still more preferably 0.03 μm. The upper limit is more preferably 0.07 μm, still more preferably 0.05 μm.
[0014]
The fine particle titanium oxide has a coating film made of alumina and / or zirconia formed on the surface. The method for forming a film made of alumina and / or zirconia on the surface is not particularly limited, and can be performed by a conventionally known surface treatment of titanium oxide. By performing the surface treatment of titanium oxide, the generation of radicals of titanium oxide is suppressed, and the light deterioration resistance is improved.
[0015]
The commercial product of the fine particle titanium oxide is not particularly limited as long as it has an average particle diameter of 0.01 to 0.1 μm on the surface of which a film made of alumina and / or zirconia is formed. MT-500HD (manufactured by Teika), Type TTO-55D (manufactured by Ishihara Sangyo Co., Ltd.) and the like can be mentioned. These may be used alone or in combination of two or more.
[0016]
In the mica base paint, the fine particle titanium oxide is preferably contained in a lower limit of 0.1 part by mass and an upper limit of 10.0 parts by mass with respect to 100 parts by mass of the interference mica pigment in the mica base paint. If the amount is less than 0.1 parts by mass, the complementary color in the shade part may not be sufficiently suppressed. If the amount exceeds 10.0 parts by mass, the whiteness may increase. The lower limit is more preferably 0.5 parts by mass and even more preferably 1.0 part by mass. The upper limit is more preferably 9.0 parts by mass, and even more preferably 7.0 parts by mass.
[0017]
In the mica-based paint, the fine particle titanium oxide is preferably contained at a lower limit of 0.01% by mass and an upper limit of 1.0% by mass in terms of pigment concentration (PWC). If it is less than 0.01% by mass, the complementary color in the shade part may not be sufficiently suppressed, and if it exceeds 1.0% by mass, the whiteness may increase. The lower limit is more preferably 0.02% by mass, still more preferably 0.03% by mass. The upper limit is more preferably 0.9% by mass, and still more preferably 0.8% by mass.
[0018]
In the multi-layer coating film forming method of the present invention, first, as a first step, a color base paint containing a color pigment is applied on a substrate on which an undercoat film and an intermediate coat film are formed, thereby forming a color base film. To do.
[0019]
The color base paint includes a color pigment, a film-forming resin and a curing agent, and an organic amide and crosslinked resin particles as necessary.
Examples of the color pigment contained in the color base paint include various organic and inorganic color pigments and extender pigments.
[0020]
Examples of the colored pigment include organic azo lake pigments, insoluble azo pigments, condensed azo pigments, phthalocyanine pigments, indigo pigments, perinone pigments, perylene pigments, dioxazine pigments, quinacridone pigments, and isoindoids. For example, calcium carbonate, barium sulfate, clay, talc, and the like are used as inorganic pigments such as linone pigments, metal complex pigments, inorganic chrome yellow, yellow iron oxide, bengara, carbon black, titanium dioxide, and the like.
[0021]
A white pigment such as titanium dioxide is mainly used as the color pigment of the color base paint. The content of the white pigment is preferably contained at a pigment concentration (PWC) having a lower limit of 30% by mass and an upper limit of 75% by mass. When it is less than 30% by mass, the base concealing property is deteriorated, and when it exceeds 75% by mass, the appearance is deteriorated. The lower limit is more preferably 45% by mass, and the upper limit is more preferably 65% by mass. By including the white pigment in the above range, a so-called white color base coating film having a Munsell value of N7 to N9.5 can be formed.
[0022]
Examples of the film-forming resin and curing agent for the color base paint include coating resins such as acrylic resins, polyester resins, alkyd resins, and fluorine resins, and curing agents such as amino resins and / or block polyisocyanate compounds. Used. These preferable solid contents in the paint are in the range of 30 to 70% by mass during production and 10 to 50% by mass during application.
[0023]
Examples of the organic amide contained in the color base paint include those generally known as viscosity control agents for imparting thixotropy. Specific examples include fatty acid amides, and those available as a commercial product are known in powder form and paste form. This paste is generally diluted with a solvent such as xylene or alcohol.
[0024]
Examples of the fatty acid amide include diamide and polyamide. Diamide is a compound obtained by reacting a diamine with a hydroxyl group-containing fatty acid. Polyamide is a compound obtained by reacting a polybasic carboxylic acid, a diamine, and a hydroxyl group-containing fatty acid. The number average molecular weight (Mn) is generally 1000 to 2000.
[0025]
The content of the organic amide in the color base paint is preferably 0.1 parts by mass and 10 parts by mass with respect to 100 parts by mass of the resin solid content in the paint. If it is less than 0.1 parts by mass, the appearance of the coating film such as gloss and color may be deteriorated. If it exceeds 10 parts by mass, the coating film may become rough and the coating film performance may deteriorate. The lower limit is more preferably 0.3 parts by mass, and still more preferably 0.5 parts by mass. The upper limit is more preferably 5 parts by mass, and still more preferably 3 parts by mass.
[0026]
On the other hand, as the crosslinked resin particles used in the color base paint in the present invention, those generally known as viscosity control agents can be used. For example, resin particles called NAD (NonAqueous Dispersion) can be used. Examples of this include resin particles used in NAD paints described in Coloring Materials, Vol. 48 (1975), pages 28 to 34. Moreover, the polymerizable resin particles disclosed in JP-A-53-133236 can be used as the crosslinked resin particles in the present invention.
[0027]
Among the crosslinked resin particles, those which do not affect the gloss and color developability when formed into a coating film are preferable, and non-crosslinked or crosslinked resins or particles utilizing the interaction of polar groups are more preferable. Most preferred is one obtained by polymerizing a monomer in the presence of a polyester resin having a zwitterionic group.
[0028]
Examples of such crosslinked resin particles include those that are insoluble in an organic solvent and have an average particle size of 0.02 to 0.5 μm. When it exceeds 0.5 μm, the stability is lowered. In addition, the crosslinked resin particles include a resin having an emulsifying ability such as an alkyd resin or a polyester resin synthesized with a monomer having a zwitterionic group in the molecule as one of the polyhydric alcohol components, and a polymerization initiator. Below, what is obtained by emulsion-polymerizing an ethylenically unsaturated monomer in an aqueous medium is preferable.
[0029]
The crosslinked resin particles obtained by the emulsion polymerization method are generally contained in an emulsion resin, do not contain a low-molecular emulsifier or protective colloid that degrades performance when formed into a coating film, and two or more in the molecule. Since it is crosslinked by copolymerizing a monomer having an ethylenically unsaturated group capable of radical polymerization, the water resistance, solvent resistance and gloss of the coating film are excellent.
[0030]
The content of the crosslinked resin particles in the color base paint is preferably 2 parts by mass and 20 parts by mass with respect to 100 parts by mass of the resin solid content. If the content of the crosslinked resin particles is too small, the appearance of the coating film such as gloss and color may be deteriorated. Moreover, when there is too much content of a crosslinked resin particle, rough skin will arise in a coating film and coating film performance may fall. The lower limit is more preferably 4 parts by mass, and still more preferably 6 parts by mass. The upper limit is more preferably 17 parts by mass and even more preferably 15 parts by mass.
[0031]
In the present invention, when the cross-linked resin particles are contained in the color base paint, the blending ratio of the organic amide and the cross-linked resin particles is 1/50 to 1.5 / 1 in terms of the solid content of the organic amide / cross-linked resin particles. It is preferable that there is, and more preferably 1/20 to 1/1. When the amount of the organic amide in the blending ratio is small, glossiness or color feeling in the appearance of the coating film may be lowered. Moreover, when there is too much quantity of the organic amide in a compounding ratio, coating-film performance may fall.
[0032]
Further, the total content of the organic amide and the crosslinked resin particles is preferably 2 parts by mass and 30 parts by mass with respect to 100 parts by mass of the resin solid content in the color base paint. If it is less than 2 parts by mass, the gloss and color sensation in the appearance of the coating film may be reduced. If it exceeds 30 parts by mass, the coating film may be roughened and the coating film performance may be reduced. The lower limit is more preferably 4 parts by mass, and still more preferably 6 parts by mass. The upper limit is more preferably 20 parts by mass, and still more preferably 16 parts by mass.
[0033]
In the present invention, the color base paint may contain other additives as desired. Examples of the additive include surface conditioners such as silicone and organic polymers, ultraviolet absorbers, hindered amines, hindered phenols, and the like.
[0034]
The total pigment concentration (PWC) in the color base paint is preferably a lower limit of 3% by mass and an upper limit of 70% by mass. When it exceeds 70% by mass, the appearance of the coating film is deteriorated. The lower limit is more preferably 4% by mass, and still more preferably 5% by mass. The upper limit is more preferably 65% by mass, and still more preferably 60% by mass.
[0035]
In general, the color base paint used in the present invention is preferably a solution type, and any organic solvent type, aqueous type (water-soluble, water-dispersible, emulsion) or non-water-dispersed type may be used as long as it is a solution type. .
[0036]
The method for producing the coating composition used in the present invention is not particularly limited, including those described later, and is a method well known to those skilled in the art such as kneading and dispersing a compound such as a pigment using a kneader or a roll. Can be used.
[0037]
When the color base paint is applied on the substrate on which the undercoat film and the intermediate coat film are formed, it is applied in multiple stages by air electrostatic spray coating, preferably in two stages, in order to improve the design. Or, a combination of air electrostatic spray coating and a rotary atomizing electrostatic coating machine known as "μμ (micro micro) bell", "μ (micro) bell", "meta bell", etc. A coating film can be formed by the method.
[0038]
In the present invention, the thickness of the coating film applied with the color base paint varies depending on the desired application, but in many cases, 30 to 60 μm is useful. If the thickness is less than 30 μm, the underlying layer cannot be concealed and the film may be cut off. If the thickness exceeds 60 μm, the sharpness may be deteriorated, or defects such as unevenness and flow may occur during painting. Moreover, the dry film thickness of a color base coating film is 20-40 micrometers normally. If the thickness is less than 20 μm, there may be a problem in smoothness and concealment, and if it exceeds 40 μm, problems such as unevenness and flow may occur.
[0039]
After the color base paint is applied as described above, the mica base paint can be applied in an uncured state. However, when the color base coating film is cured, the curing temperature is a lower limit of 100 ° C. and an upper limit of 180 ° C. It is preferable that If it is less than 100 ° C, curing may not be sufficient, and if it exceeds 180 ° C, the coating film may become hard and brittle. The lower limit is more preferably 120 ° C., and the upper limit is more preferably 160 ° C. By setting in such a range, a cured coating film having a high degree of crosslinking can be obtained. Although hardening time changes with hardening temperature, 10 to 30 minutes are suitable at 120-160 degreeC.
[0040]
In the multilayer coating film forming method of the present invention, as a second step, a mica base coating film containing an interference mica pigment is applied on the color base coating film formed as described above to form a mica base coating film. Is.
[0041]
In the multilayer coating film forming method of the present invention, a mica base coating is used for forming a mica base coating film.
The mica-based coating material contains an interference mica pigment, a film-forming resin and a curing agent, and, if necessary, crosslinked resin particles in addition to the above-described fine particle titanium oxide.
[0042]
The interference mica pigment is obtained by coating the surface of the mica pigment with a metal oxide, and has various interference colors depending on the thickness of the coating layer.
Examples of the interference mica pigment include those usually used in metallic paints. Although the shape is not particularly limited, for example, a scaly shape is preferable, and the average particle diameter (D50) Of 2 to 50 μm and a thickness of 0.1 to 3 μm are suitable.
[0043]
The interference mica pigment is formed on the surface of the mica pigment with TiO.2, SnO2, ZrO2, Fe2O3ZnO2, Cr2O3, V2O5And mica pigments coated with metal oxides such as their hydrates, which have a pearly foil shape, metal-like and iridescent effect, and also provide a color feeling that the metal oxide species and the thickness of the coating layer exhibit. . Especially, what coat | covered metal oxides, such as titanium dioxide and iron oxide, uniformly is used suitably.
[0044]
For example, “Iriodin Ultra 7235 W2” (trade name) manufactured by Merck Japan as an interference mica pigment having a green interference color, and “Iriodin Ultra 7225 W2” (product by Merck Japan) as an interference mica having a blue interference color. Name), an interference mica having an interference color of yellow, “Iriodin Ultra 7205 W2” (trade name) manufactured by Merck Japan Ltd. can be exemplified. In addition, alumina flakes having interference light can also be used as the interference mica pigment.
[0045]
In the mica base paint, the interference mica pigment has a pigment concentration (PWC) of generally 18.0% by mass or less. If it exceeds 18.0% by mass, the appearance of the coating film may be lowered. The lower limit of the pigment concentration of the interference mica pigment is preferably 0.01% by mass. Further, the upper limit is more preferably 17.0% by mass, and further preferably 16.0% by mass.
[0046]
The mica base paint may contain a mica pigment other than the interference mica pigment. Examples of mica pigments other than the above-mentioned interference mica pigment include, for example, “Iriodin 103 W2” (trade name) manufactured by Merck Japan, “Pearl Grace SME 90-9” (trade name) manufactured by Nippon Koken Co., Ltd. Can be mentioned.
[0047]
The film-forming resin contained in the mica base paint is not particularly limited, and for example, those mentioned in the description of the color base paint can be used. When the mica-based paint is used as a water-based paint, a film-forming resin specifically described in US Pat. Nos. 5,151,125 and 5,183,504 can be used.
[0048]
Moreover, it is preferable that the said mica base coating material is added with crosslinked resin particles in order to ensure coating workability. As the crosslinked resin particles used in the mica base paint, for example, those mentioned in the description of the color base paint can be used.
[0049]
The addition amount of the crosslinked resin particles in the mica-based paint is preferably 0.01 parts by mass and 10 parts by mass with respect to 100 parts by mass of the resin solid content of the coating composition. If the amount is less than 0.1 parts by mass, the viscosity control effect cannot be obtained, which may cause familiarity and inversion between layers. If it exceeds 10 parts by mass, the appearance may be deteriorated. The lower limit is more preferably 0.02 parts by mass, and still more preferably 0.03 parts by mass. The upper limit is more preferably 8 parts by mass, and still more preferably 6 parts by mass.
[0050]
The total solid content of the mica-based paint is preferably 10% by mass as the lower limit and 60% by mass as the upper limit. The lower limit is more preferably 15% by mass, and the upper limit is more preferably 55% by mass.
[0051]
The paint form of the mica base paint used in the present invention may be any of an organic solvent type, an aqueous type (water-soluble, water-dispersible, emulsion), and a non-water-dispersed type. If necessary, a curing catalyst, an ultraviolet absorber, Antioxidants, surface preparation agents, and the like can be used.
[0052]
The mica base coating is prepared by applying the mica base coating on the cured color base coating formed as described above, or by wet-on-wet coating on the uncured color base coating. It can be formed by painting a paint.
[0053]
Similar to the color base paint, the mica base paint can be applied by a rotary atomizing electrostatic coating machine such as μμ bell or μ bell, and the formed mica base coating film has a dry film thickness of 10 It is preferable that it is -30 micrometers.
[0054]
In the multilayer coating film forming method of the present invention, as a third step, a clear coating film is formed by coating a clear coating material on the mica base coating film formed as described above.
The clear paint contains a film-forming resin and a curing agent.
[0055]
The film-forming resin of the clear coating is not particularly limited, and for example, a film-forming resin such as an acrylic resin, a polyester resin, an epoxy resin, and a urethane resin can be used. These include an amino resin and / or Used in combination with a curing agent such as a blocked isocyanate resin. From the viewpoint of transparency or acid etching resistance, a combination of an acrylic resin and / or a polyester resin and an amino resin, or an acrylic resin and / or a polyester resin having a carboxylic acid / epoxy curing system can be used.
[0056]
The solid content in the clear coating is preferably a lower limit of 20% by mass and an upper limit of 60% by mass, the lower limit is more preferably 35% by mass, and the upper limit is more preferably 55% by mass. preferable. Further, the solid content at the time of coating is preferably a lower limit of 10% by mass and an upper limit of 50% by mass, the lower limit is more preferably 20% by mass, and the upper limit is more preferably 50% by mass. preferable.
[0057]
The above clear coating is usually applied in an uncured state after the mica base coating is applied, so that a coating film is formed by so-called wet-on-wet. Therefore, it is preferable to contain the above-mentioned crosslinked resin particles.
[0058]
The content of the crosslinked resin particles in the clear coating is preferably 0.01 parts by mass and 10 parts by mass with respect to 100 parts by mass of the resin solid content of the clear coating composition. If it is less than 0.1 parts by mass, the viscosity control effect cannot be obtained, which causes problems such as sagging. If it exceeds 10 parts by mass, the appearance may be deteriorated. The lower limit is more preferably 0.02 parts by mass, and still more preferably 0.03 parts by mass. The upper limit is more preferably 8 parts by mass, and still more preferably 6 parts by mass.
[0059]
The clear paint used in the present invention may be any of organic solvent type, aqueous type (water-soluble, water-dispersible, emulsion), non-water-dispersed type, and powder type, and if necessary, a curing catalyst, surface A preparation agent or the like can be used.
[0060]
The clear coating film is usually formed by applying a clear coating material by wet-on-wet coating on the uncured mica base coating film formed as described above. In addition, you may apply | coat on the hardened mica base coating film.
[0061]
The clear coating film is formed in order to smooth and protect the unevenness, flickering, and the like caused by the bright pigment contained in the mica base coating film. Specifically, as a coating method, it is preferable to form a coating film by the above-described rotary atomizing electrostatic coater such as μμ bell or μbell.
[0062]
As for the dry film thickness of the clear coating film formed with the said clear coating material, generally a minimum of 10 micrometers and an upper limit of 70 micrometers are preferable. If the thickness is less than 10 μm, the unevenness of the base may not be concealed, and if it exceeds 70 μm, problems such as cracking and sagging may occur during coating. The lower limit is more preferably 20 μm, and the upper limit is more preferably 50 μm.
[0063]
After the application of the clear coating film, the curing temperature for curing the coating film is preferably a lower limit of 100 ° C. and an upper limit of 180 ° C. If it is less than 100 ° C, curing may not be sufficient, and if it exceeds 180 ° C, the coating film may be hard and brittle. The lower limit is more preferably 120 ° C, and still more preferably 160 ° C. Although hardening time changes with hardening temperature, 10 to 30 minutes are suitable at 120 to 160 degreeC.
[0064]
The laminated coating film may be cured by 3 coats and 1 bake. In this case, when the color base paint and the mica base paint are used as a water-based paint, in order to obtain a good finished paint film, the paint film is heated at 60 to 100 ° C. for 2 to 10 minutes after being formed. It is desirable to keep it.
[0065]
The film thickness of the multilayer coating film formed in the present invention is usually a lower limit of 30 μm and an upper limit of 300 μm. If it is less than 30 μm, the strength of the film itself may be reduced, and if it exceeds 300 μm, film properties such as a cooling cycle may be reduced. The lower limit is more preferably 50 μm, and the upper limit is more preferably 250 μm.
[0066]
In the multilayer coating film forming method of the present invention, the article to be coated is a substrate on which an undercoat film and an intermediate coat film are formed.
The substrate is not particularly limited. For example, it can be advantageously used for metal surfaces, castings, such as wood, metal, glass, cloth, plastics, foams, etc. On the other hand, it can be particularly preferably used.
[0067]
It does not specifically limit as said metal product, For example, the alloy containing these metals, such as iron, copper, aluminum, tin, zinc, can be mentioned. Specific examples include automobile bodies and parts such as passenger cars, trucks, motorcycles, and buses. These metals are particularly preferably those subjected to chemical conversion treatment with phosphate, chromate or the like in advance.
[0068]
In the method for forming a multilayer coating film of the present invention, as the electrodeposition paint for forming the undercoat film, a cation type and an anion type can be used, and the cationic electrodeposition coating composition is excellent in corrosion resistance. Give a membrane.
[0069]
In the method for forming a multi-layer coating film of the present invention, the intermediate coating film conceals underlying defects, ensures surface smoothness after top coating (improves appearance), and physical properties of the coating film (impact resistance, chipping resistance). Etc.). In order to form this intermediate coating film, an intermediate coating composition is used, and this intermediate coating composition contains various organic and inorganic color pigments, extender pigments, a film-forming resin, a curing agent, and the like.
[0070]
Examples of the color pigment used in the intermediate coating material include those described in the above color base coating material. Further, flat pigments such as aluminum powder and graphite powder may be added.
[0071]
As the above intermediate coating material, a gray intermediate coating material mainly containing carbon black and titanium dioxide is used. Furthermore, a so-called color intermediate coating composition in which set gray or various colored pigments are combined can also be used.
[0072]
The film-forming resin used for the intermediate coating is not particularly limited, and for example, those described in the above color base coating are used. From the viewpoint of pigment dispersibility and workability, a combination of an alkyd resin and / or a polyester resin and an amino resin is preferable.
[0073]
After the intermediate coating material is applied onto the substrate on which the undercoat coating film is formed, it can be used even in an uncured state. However, when the intermediate coating film is cured, the curing temperature has a lower limit of 100. It is preferable that it is 0 degreeC and an upper limit is 180 degreeC. If it is less than 100 ° C, curing may not be sufficient, and if it exceeds 180 ° C, the coating film may be hard and brittle. The lower limit is more preferably 120 ° C., and the upper limit is more preferably 160 ° C. Thereby, a cured coating film having a high degree of crosslinking can be obtained. The curing time varies depending on the curing temperature, but 10 to 30 minutes at 120 to 160 ° C. is appropriate.
[0074]
The multilayer coating film formed by the above-described multilayer coating film forming method can suppress the complementary color of the shade portion without hindering the design property due to the interference color as much as possible. Such a multilayer coating film is also one aspect of the present invention. An article having the multilayer coating film is also one aspect of the present invention.
[0075]
The multi-layer coating film forming method of the present invention uses a mica base paint containing fine particle titanium oxide having an average particle diameter of 0.01 to 0.1 μm on which a film made of alumina and / or zirconia is formed. For this reason, it is possible to form a multilayer coating film capable of suppressing the complementary color of the shade portion without hindering the design property due to the interference color as much as possible. Therefore, the multilayer coating film forming method is a method capable of forming a multilayer coating film having an excellent appearance and the like, and can be suitably applied to automobile bodies and parts.
[0076]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, although an Example is hung up and demonstrated in more detail, this invention is not limited only to these Examples. In the examples, “parts” means “parts by mass” unless otherwise specified.
[0077]
Production Example 1 Production of color base paint
A white color base paint was produced with the formulation shown below.
Titanium R-61 21.00 parts
(Titanium dioxide manufactured by Sakai Chemical Industry Co., Ltd.)
TAROX synthetic iron oxide LL-XLO 0.10 parts
(Iron oxide manufactured by Toyo Ink)
B-34 6.00 parts
(Barium sulfate manufactured by Sakai Chemical Industry Co., Ltd.)
Thermosetting acrylic resin 30.30 parts
(Nippon Paint Co., Ltd., hydroxyl value 45, acid value 15, number average molecular weight 21000, solid content 50%)
Uban 20N60 10.80 parts
(Butylated melamine resin manufactured by Mitsui Chemicals, solid content 60%)
Acrylic surface conditioner 0.20 parts
Cross-linked resin particles 16.00 parts
(Nippon Paint Co., Ltd. structural viscosity imparting agent, solid content 20%)
n-butanol 2.70 parts
Xylol 4.00 parts
91.10 copies in total
[0078]
Production Example 2 Production of mica base paint 1
A mica base 1 paint was produced with the following composition (PWC 8%, containing 1.25 parts of fine titanium oxide with respect to 100 parts of interference mica pigment).
Silacic T60-10WNT Crystal Silver 1.34 parts
(Interference mica pigment manufactured by Merck Japan Ltd., average particle size 18 μm)
SILALIK T60-23WNT Galaxy Blue 1.34 parts
(Interference mica pigment manufactured by Merck Japan Ltd., average particle size 18 μm)
Micro titanium MT-500HD 0.03 parts
(Taica fine particle titanium oxide, average particle size 0.03 μm)
43.00 parts thermosetting acrylic resin
(Nippon Paint Co., Ltd., hydroxyl value 45, acid value 15, number average molecular weight 21000, solid content 50%)
Yuban 20N60 15.40 parts
(Butylated melamine resin manufactured by Mitsui Chemicals, solid content 60%)
SIPERNAT 22LS 1.54 parts
(Degussa colloidal silica, solid content 20%)
Acrylic surface conditioner 0.20 parts
Cross-linked resin particles 14.00 parts
(Nippon Paint Co., Ltd. structural viscosity imparting agent, solid content 20%)
4.20 parts of n-butanol
Xylol 4.13 parts
12.82 parts of toluene
Total 98.00 copies
[0079]
Production Example 3 Production of mica base paint 2
Mica base paint 2 was prepared in the same manner as in Production Example 2 except that the amount of microtitanium MT-500HD was changed to 0.09 part.
[0080]
Production Example 4 Production of mica base paint 3
Mica base paint 3 was prepared in the same manner as in Production Example 2, except that the amount of microtitanium MT-500HD was changed to 0.15 part.
[0081]
Production Example 5 Production of mica base paint 4
A mica base paint 4 was prepared in the same manner as in Production Example 2, except that the microtitanium MT-500HD was not blended.
[0082]
Example 1 Method for forming a multilayer coating film
Cathodic electrodeposition paint “Power Top U-50” (manufactured by Nippon Paint Co., Ltd.) is electrodeposited onto a 0.8 cm thick, 20 cm × 30 cm thick steel plate treated with zinc phosphate so that the dry film thickness is 20 μm. And baked at 160 ° C. for 30 minutes. Next, on the obtained electrodeposition coating film, a gray intermediate coating “Orga P-2 Gray” (manufactured by Nippon Paint Co., Ltd., polyester / melamine resin-based coating) is applied so that the dry film thickness becomes 30 μm. Spray coating was performed, and an intermediate coating film was baked at 140 ° C. for 20 minutes.
[0083]
On the obtained intermediate coating film, the color base coating material of Production Example 1 was electrostatically applied so that the dry film thickness was 30 μm, and baked at 140 ° C. for 20 minutes to prepare a color base coating film.
[0084]
Further, the mica base paint 1 of Production Example 2 was similarly electrostatically coated so that the dry film thickness was 15 μm. Next, after setting for 7 minutes, with a wet-on-wet, clear paint "Super Lac O-1810 Clear" (manufactured by Nippon Paint Co., Ltd., acid / epoxy curable acrylic resin paint) with a dry film thickness of 30 μm A rotary atomization type electrostatic coating was applied. An evaluation coating film was prepared by baking at 140 ° C. for 20 minutes.
[0085]
Example 2
A coating film for evaluation was prepared in the same manner as in Example 1 except that the mica base paint 2 was used instead of the mica base paint 1.
[0086]
Example 3
A coating film for evaluation was prepared in the same manner as in Example 1 except that the mica base paint 3 was used instead of the mica base paint 1.
[0087]
Comparative Example 1
A coating film for evaluation was prepared in the same manner as in Example 1 except that the mica base paint 4 was used instead of the mica base paint 1.
[0088]
[Evaluation]
(B value)
The b value of the highlight part and shade part of each coating film for evaluation was measured by X-Rite MA68II (multi-angle spectrocolorimeter manufactured by X-Rite). Observation condition D65 Measurement was performed at a measurement angle of 15 °, 25 °, 45 °, 75 °, and 110 ° with a 10 ° visual field. The results are shown in Table 1.
[0089]
(Visually)
The complementary color of the shade part of each evaluation coating film was visually evaluated according to the following criteria.
○: A complementary color in the shaded part with respect to the interference color of the highlight is not felt.
Δ: Slightly complementary color in shaded area with respect to highlight interference color.
X: A complementary color in the shade portion with respect to the interference color of the highlight is felt very strongly.
[0090]
[Table 1]
Figure 0004170806
[0091]
From Table 1, it became clear that the complementary color (yellowishness) in the shade portion tends to decrease as the blending amount of microtitanium MT-500HD (fine particle titanium oxide) increases. Further, even when microtitanium MT-500HD was blended, the interference color in the highlight portion was hardly inhibited. It was revealed that the complementary color (yellowishness) in the shade part was suppressed in the visual evaluation even in the visual evaluation.
[0092]
【The invention's effect】
Since the multilayer coating film forming method of the present invention has the above-described configuration, the complementary color of the shade portion can be suppressed without impeding the design properties due to the interference color as much as possible. Therefore, it was suggested that the complementary color in the shade portion can be suppressed and a new paint color can be designed by suitably applying to automobiles and parts.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing an example of a cross-sectional view showing the structure of a multilayer coating film of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Clear coating
2 Mica base coating
3 Color base coating film
4 Intermediate coating film
5 Undercoat film
6 Base material (steel plate)

Claims (3)

下塗り塗膜及び中塗り塗膜を形成した基材上に、着色顔料を含有するカラーベース塗料、干渉マイカ顔料を含有するマイカベース塗料及びクリヤー塗料を順次塗装する複層塗膜形成方法であって、
前記マイカベース塗料は、表面にアルミナ及び/又はジルコニアからなる被膜が形成された平均粒子径0.01〜0.1μmである微粒子酸化チタンを含有するものであり、前記微粒子酸化チタンは、マイカベース塗料中の干渉マイカ顔料100質量部に対して、0.1〜10.0質量部含有されていることを特徴とする複層塗膜形成方法。
A multi-layer coating film forming method in which a color base paint containing a color pigment, a mica base paint containing an interference mica pigment, and a clear paint are sequentially applied on a substrate on which an undercoat film and an intermediate coat film are formed,
The mica base paint state, and are not containing fine particles of titanium oxide an average particle diameter 0.01~0.1μm the coating comprising alumina and / or zirconia formed on the surface, the fine particles of titanium oxide is mica to interference mica pigment 100 parts by weight of the base paint, a multilayer coating film forming method characterized that you have been contained 0.1 to 10.0 parts by weight.
請求項記載の複層塗膜形成方法により形成されることを特徴とする複層塗膜。A multilayer coating film formed by the multilayer coating film forming method according to claim 1 . 請求項記載の複層塗膜を有することを特徴とする物品。An article comprising the multilayer coating film according to claim 2 .
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